
(C)安彦麻理絵
ついこの間まで、カ~ッと強い日差しが照りつけてたのに、ここ数日で急に涼しくなってきた。ようやく秋。振り返れば、今年の夏はなんだかどこにも行かないで、毎日毎日「ブス一色」。ブス本エッセイの執筆で、私は首までドップリと、汗だくになりながら「ブス漬け」の日々を送っていた。まさに、ブスが熱い夏。……ああ、思い起こせば、昨年の夏は4人目の赤子を産んだばかりでバタバタだった。それが、1年後には、「ブス仕事」でバタバタ。「ブスが暴れてる」とか「ブスを手玉に取る」など、そんなブスフレーズを炸裂させて、ブスまみれになっていたら、気が付けば秋になっていた。
――ブスと私。
そんなふうに「女の中に潜むブス」と、こんなにも激しく対峙した事などなかったかもしれない……原稿を書いてる間中、我々(ブスと私)は、何度もつかみ合いの取っ組み合いを繰り返し、拳でお互いの頬を殴りつけ、鼻血まみれになった……しかし、最終的には「お前、なかなかやるじゃねぇか」の展開にたどり着き、「貴様と俺」的な関係を築く事ができたように思う。