出産によって蓋が開いた……小島慶子が語る子育てにおける母親の影響

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「母の価値観に縛られてると気づいた
のは、そこから抜け出してから」と語
る小島慶子さん

 自分の子どもと向き合う際、自分の親との関係は、多かれ少なかれ影響するだろう。親にされて嫌だったことは自分もしたくないと律し、うれしかったことはしてあげたいと思う。無意識のうちに親と似た口調で叱り、ハッとさせられることも少なくない。タレントの小島慶子さんが女性誌「VERY」での連載をまとめた著書『女たちの武装解除』(光文社)には、子育てを機に子どものころから抑圧されていた母親への怒りが爆発、苦しんだ経験が書かれている。親は子どもの幸せを願っている。だが、その思いが時に子どもを苦しめることもある。母親になるということ、子どもとの距離感、そして人が幸せになるとはどういうことか。小島さんに聞いた。

――小島さんは、第2子の出産をきっかけに、母親との関係を見直すことになりました。なぜその時期だったのでしょうか。

アメリカで大ヒンシュクの「授乳人形」、クリスマスに向けて50%オフの強気な展開

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『The Breast Milk Baby』公式HPより

 今年5月、米国大手誌「TIME」の表紙に3歳の男の子がママのおっぱいに吸い付く写真が掲載され、大きな論議を醸した。アメリカでは人前での授乳をタブーとするため、「乳児でない子に授乳することは間違い」ということ以上に、こんなショッキングな写真を表紙にすべきではないという声が多かったといわれている。そんなアメリカで昨年からオンライン販売されている子ども向けの「授乳できるベビードール」に対する風当たりが再び強くなっていると伝えられている。

 アメリカでは10年ほど前まで、出産後数日間分泌される免疫力を向上させたり感染症を予防する初乳以外は、ビタミンK不足になる母乳よりも栄養バランスがよい人工ミルクを与えた方がよいと勧められることが多かった。母乳育児が見直され、推奨されるようになったのは最近のことで、支援センターも増えたため母乳育児者が飛躍的に伸びた、と米国疾病管理予防センターは報告している。しかし、生まれた直後に母乳育児をする母親は全体の76.9%と高いのものの、生後6カ月には47.2%、生後1年になると25.5%に下落。母乳育児は長期間するものではない、離乳食が始まったら人工ミルクにシフトすべき、と考えている母親が今も大半なようである。そんなアメリカの母親たちが、「TIME」誌の「あなたは十分に母親をしていますか?」という大きな文字と共に掲載された、立たせたままの幼児に授乳する写真に敏感に反応したのだった。

「自分の強さを守ること」瀧波ユカリ氏にママ同士の“内政干渉”への防護策を聞く

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『はるまき日記』(文藝春秋)より

 赤ちゃんが1人で布団からずりあがった姿を「ずりあがり寿」と名付けたり、赤ちゃんが自身の耳いじりで恍惚とする姿を「ミミニー」と名付けたり……。『臨死!!江古田ちゃん』(講談社)の作者として知られるマンガ家・瀧波ユカリさんの『はるまき日記』(文藝春秋)は、愛娘に対する愛情を文章の端々に宿しつつ、乳児期の赤ん坊の生態を時には下ネタを交えて描き、子育ての“常識”を逆手に取って「笑い」に昇華した子育てエッセイだ。夫婦で同じ方向を見ながら子育てをする姿勢をうらやましく思う一方、現代においてはネガティブなイメージもある育児をこれほどまでに楽しめる姿を、不思議に思う人も多いのではないだろうか。そこで瀧波さんに子育てへのスタンス、ベースとなる夫婦関係について話を聞いた。