取調室から夫を奪還、「残金50円」の逃走劇――女の“愛ゆえ”の暴走事件

<p> 日本の犯罪史に残る1つの事件に「阿部定事件」というものがある。1936年、仲居をしていた阿部定が、性交中に愛人の男性の首を締めて殺害、その後局部を切り取って逃走したという事件だ。しかし、この恐るべき犯罪者・阿部定にシンパシーを覚える女性は少なくない。そこまでして男を愛し通そうとした彼女に、心を揺さぶられるのだという。男への愛ゆえに、暴走する女――そんな女が巻き起こしてしまった、ある“奪還”事件があった。</p>

自殺者まで出た異様なミスコンブーム――「美人」が戦後日本にもたらした光と影

Photo by Daisuke Matsumura from Flickr ■ミスコンがもたらした、戦後日本の自信回復  終戦から10年経った昭和31年、目覚しい復興が進んでいた。この年の7月に発行された『経済白書』は、「すでに戦後ではない」と宣言した。経済復興と精神的な開放...