──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回は続きを読む
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田中圭、NHK紅白歌合戦の審査員抜擢で囁かれる“大河ドラマ”主演の可能性
大晦日にNHKで放送される『第70回紅白歌合戦』の審査員が発表された。現在放送中の朝ドラ『スカーレット』でヒロインを演じる戸田恵梨香、2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』で主人公の明智光秀を演じる長谷川博己、昨年の紅白で司会を努め朝ドラ『なつぞら』でヒロインを務めた広瀬すずといった、NHKと縁が深い俳優と並ぶ一方、『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)や『あなたの番です』(日本テレビ系)で話題となった田中圭も審査員に起用された。
「たしかに、田中圭は昨年から今年にかけて、大きく躍進した俳優の一人。しかし、NHKとの関係性は強くないので、意外な人選ではあります。だからこそ、近い将来、NHKで大きな仕事をするのではないかとも囁かれています」(テレビ局関係者)
これまで朝ドラ『おひさま』(11年)、大河ドラマ『軍師官兵衛』(14年)などにも出演したことがある田中。では、どんなNHK作品に出る可能性があるのか。
「大河ドラマの『麒麟がくる』については、キャストもほぼ確定している状態なので、仮に出演機会があったとしても、出番もそれほど多くはなさそう。それよりも可能性として高いのは2021年放送の『青天を衝け』でしょうね。こちらは吉沢亮の主演が決まっていますが、田中が重要な役どころで出てくることは十分考えられます。さらにいえば、その次の大河の主役抜擢の可能性も少なからずあります」(芸能事務所関係者)
しかし、田中圭が大河の主演を務めるには、まだまだ早いとの声もある。別の芸能事務所関係者は、こう話す。
「田中圭が所属しているトライストーン・エンタテイメントのトップは小栗旬。事務所内の序列的に、小栗旬より先に田中圭が大河の主演を張るというのはちょっと考えにくい。また、同事務所には綾野剛もいて、田中圭と格は同じくらいですが、事務所はむしろ綾野の方を押しているとも言われています。田中圭が大河ドラマの主演を務めるのは、少なくとも小栗や綾野の後では」
また、田中圭の事務所内の扱いは、決していいものではないという。
「田中は大のギャンブル好きで、プライベートは結構やんちゃなタイプ。お金に関してはルーズで、ギャンブルで作った借金を事務所に肩代わりしてもらった過去があるとも言われている。事務所としても、田中圭に対しては素行の部分で多少のリスクを感じているようで、少なくとも大河に強くプッシュするという感じではないはず。もしも何か不祥事でも起こそうものなら、事務所の信用に大きく関わってきますからね。とりあえず今は人気があるから、オファーも断らずこなしていますが、今後事務所が田中圭を継続的にプッシュしていくには、プライベートの改善が必要だと思います」(同)
どうやら人気に引っ張り上げられる形で、紅白の審査員にまで上り詰めたといえる田中圭。本当の意味で、もう一つランクアップするには、内面から変えていく必要があるのかも?
田中圭、NHK紅白歌合戦の審査員抜擢で囁かれる“大河ドラマ”主演の可能性
大晦日にNHKで放送される『第70回紅白歌合戦』の審査員が発表された。現在放送中の朝ドラ『スカーレット』でヒロインを演じる戸田恵梨香、2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』で主人公の明智光秀を演じる長谷川博己、昨年の紅白で司会を努め朝ドラ『なつぞら』でヒロインを務めた広瀬すずといった、NHKと縁が深い俳優と並ぶ一方、『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)や『あなたの番です』(日本テレビ系)で話題となった田中圭も審査員に起用された。
「たしかに、田中圭は昨年から今年にかけて、大きく躍進した俳優の一人。しかし、NHKとの関係性は強くないので、意外な人選ではあります。だからこそ、近い将来、NHKで大きな仕事をするのではないかとも囁かれています」(テレビ局関係者)
これまで朝ドラ『おひさま』(11年)、大河ドラマ『軍師官兵衛』(14年)などにも出演したことがある田中。では、どんなNHK作品に出る可能性があるのか。
「大河ドラマの『麒麟がくる』については、キャストもほぼ確定している状態なので、仮に出演機会があったとしても、出番もそれほど多くはなさそう。それよりも可能性として高いのは2021年放送の『青天を衝け』でしょうね。こちらは吉沢亮の主演が決まっていますが、田中が重要な役どころで出てくることは十分考えられます。さらにいえば、その次の大河の主役抜擢の可能性も少なからずあります」(芸能事務所関係者)
しかし、田中圭が大河の主演を務めるには、まだまだ早いとの声もある。別の芸能事務所関係者は、こう話す。
「田中圭が所属しているトライストーン・エンタテイメントのトップは小栗旬。事務所内の序列的に、小栗旬より先に田中圭が大河の主演を張るというのはちょっと考えにくい。また、同事務所には綾野剛もいて、田中圭と格は同じくらいですが、事務所はむしろ綾野の方を押しているとも言われています。田中圭が大河ドラマの主演を務めるのは、少なくとも小栗や綾野の後では」
また、田中圭の事務所内の扱いは、決していいものではないという。
「田中は大のギャンブル好きで、プライベートは結構やんちゃなタイプ。お金に関してはルーズで、ギャンブルで作った借金を事務所に肩代わりしてもらった過去があるとも言われている。事務所としても、田中圭に対しては素行の部分で多少のリスクを感じているようで、少なくとも大河に強くプッシュするという感じではないはず。もしも何か不祥事でも起こそうものなら、事務所の信用に大きく関わってきますからね。とりあえず今は人気があるから、オファーも断らずこなしていますが、今後事務所が田中圭を継続的にプッシュしていくには、プライベートの改善が必要だと思います」(同)
どうやら人気に引っ張り上げられる形で、紅白の審査員にまで上り詰めたといえる田中圭。本当の意味で、もう一つランクアップするには、内面から変えていく必要があるのかも?
吉沢亮の大河ドラマ大抜擢に新札発行にまつわる陰謀論まで噴出! 早くも“捨て作品”扱いする声
2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主演に起用されることが明らかになった吉沢亮。新一万円札の肖像画になる、実業家・渋沢栄一の生涯を描く。
「吉沢亮の代表作と言えば、NHKの朝ドラ『なつぞら』でのヒロインの幼なじみ役。そのほかにも若手俳優として沢山の作品に出演していますが、代表作と言えるような作品もないし、目立った主演ヒット作もまだない。そういう意味では、かなりの大抜擢です」(ドラマ関係者)
吉沢亮が所属するのは、大手芸能事務所アミューズ。同事務所には、ほかにも大河主演候補が何人もいた。
「星野源、佐藤健、三浦春馬など、吉沢より実績もあって人気もある俳優がいくらでもいる。それなのに吉沢が抜擢されるのは、少々不自然な部分もなくはない。正直、現状では吉沢亮は大河主演の“格”ではないので、所属事務所のアミューズとNHKは、これから必死になって吉沢の“格上げ”を進めていくことになるでしょう」(同)
まさかの吉沢の大抜擢の裏側に、様々な事情を探る見方もある。とあるテレビ局関係者は、こう話す。
「2024年度に発行される見通しの新一万円札については、デザインが微妙だとか、そもそも新一万円札を発行する意味があるのかだとか、異論が出ているのも事実。大河ドラマで渋沢栄一を描くことで、新札のイメージアップを図りたいという、裏の思惑があるのではないかとも。何かと不自然なキャスティングに、業界内では政府の肝いりの案件だという“陰謀論”まで出ています」
さらに、大河ドラマでは戦国時代を描く作品はヒットしやすいが、「近現代を描く作品はコケやすい」というジンクスもある。渋沢栄一は幕末から昭和初期を生きた人物であり、物語のメインは明治時代となる可能性が高い。
「NHKとしては、本当なら戦国時代の作品を作りたかったはず。でも、何らかの事情があって渋沢栄一になってしまった。コケる可能性が高い作品で、人気俳優を浪費したくないという思いもあったのかもしれない。つまり、『青天を衝け』は“捨て作品”になるので、どうせなら若手の吉沢を主演に抜擢して、アミューズに貸しを作ることもできるということではないでしょうか」(同)
吉沢亮の大河抜擢の裏側にどんなカラクリがあったかは不明だが、いずれにしろ、多くの関係者が不安を抱いていることは間違いなさそうだ。
ピエール瀧逮捕で『いだてん』過去放送分も撮り直し!「無駄遣い」「やりすぎ」とNHKへ批判殺到中!
NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演中の俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、NHKは19日、瀧容疑者の代役として俳優の三宅弘城を起用することを発表した。また、放送済みの1〜10話を再撮影する方針も固まっているという。
この報道に対し、視聴者からは「受信料を無駄遣いすんじゃねえよ」「過去分の撮り直しはさすがにやりすぎ」「すごいお金になるんじゃないの?」と否定的な声が多く上がっている。
「放送に間に合う分のシーンを撮り直すのならまだしも、すでに放送された1〜10話まで撮り直すというのは受信料を支払っている身としては確かに納得がいきませんね。これは言うまでもなくDVDとしての商品化とNHKオンデマンドでの配信事業のためですが、もともと番組を観てもいない受信者も多いわけで批判が集まっても仕方ありません。しかし第11回「百年の孤独」の平均視聴率は8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)ということで視聴率はかなり低迷しています。打ち切りを求める声すら上がっていた作品をさらに制作費をかけて撮り直すのは、いささかやりすぎ感は否めません」(芸能ライター)
国民から半強制的に徴収している受信料で運営されていることも、風当たりが強くなる原因となっている。
「受信者からは他にも『番組プロデューサーのキャステイング責任みたいなものはないの?』だったり『ピエール瀧から賠償金を取るんだから、配信やDVD発売はなくてもいいでしょ』などNHKにとってキツい声が多数上がっています。いわば受信者はスポンサーですので、言いたい放題ですね。万が一このまま視聴率が低迷したりトラブルが起こった場合、さらなる炎上が見込まれます。NHKと番組終了まで気の抜けないことになってしまいましたね」(同)
受信者から徴収した受信料で製作しているゆえ「嫌なら観なければいい」と言えないのがNHKのつらいところ。この一件はまだ尾を引きそうだ。
次期NHK大河ドラマ『麒麟がくる』新キャスト発表! 沢尻エリカに岡村隆史……微妙すぎて爆死免れず?
2020年放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。明智光秀を主人公に、戦国時代の英雄たちが天下を狙って戦うさまが描かれる今作だが、主演である長谷川博己以外のキャストが3月8日に発表され、話題を呼んでいる。
光秀に討たれる織田信長を染谷将太、信長の正室・濃姫を沢尻エリカ、光秀の主君である斎藤道三を本木雅弘、道三の嫡男・斎藤義龍を伊藤英明、光秀の母・牧を石川さゆりなど12名が加わり、ほかにも町娘役で門脇麦、農民役でナインティナインの岡村隆史が出演することがわかっている。
今回の発表に、ネット上では「なんだかんだ言っても、楽しみ♪ みるよー」「明智光秀がテーマならちょっと面白そうかな」「楽しみ。楽しみ。変な演出しないでね。へんに主人公に絡めたり、美談にしなくてもいいから」と、歴史の中では“信長を裏切った悪者”というイメージがある光秀にスポットを当てるという異色の大河に期待の声が上がっている。
しかしその一方で、キャストに関しては「染谷将太が信長かー なんか心配になってきた(笑)」「丸顔低身長の信長に違和感しかない」と信長役の染谷がイメージと違うといった声や、「うーん、微妙なキャスティング。沢尻エリカが濃姫かぁ」「信長と濃姫がどうもなぁ って、この二人がイマイチだと、ヤバくない?」といった声も。さらに、ほかのキャストについても「美濃のマムシをモックンがやるのか。何かイメージとは違うな」「石川さゆりさんって演技出来るの?ドラマや映画で見た事ないんだけど」「大河にお笑い芸人枠要らない」と批判的な声が多く見受けられる。
この、キャストが今ひとつ”そろってない感”がある理由について、テレビ局関係者がこう推測する。
「現在放送中の『いだてん』や、春から始まる朝ドラの『なつぞら』に相当な数の豪華キャストがつめ込まれているため、”あまりいい役者が残っていないのでは?”といわれています。大竹しのぶさんや役所広司さん、綾瀬はるかさん。松嶋菜々子さんに広瀬すずさん、岡田将生さんに草刈正雄さんといった面々に出演してもらえないのは痛いですよね……」
2度目の東京オリンピックが行われる節目の年の大河ドラマとなるだけに、NHKももう少し配役を頑張ったほうがいいのでは?
のん、レプロが「再契約は絶対にない」明言も、まだ残る『いだてん』出演へのわずかな可能性!
NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』が大コケにコケている。
「主演の中村勘九郎に華がなく、ストーリーテラーのビートたけしも滑舌が悪くて何を言っているかわからない。2つの時代を行き来しながらのストーリー展開も、早くてわかりづらいなど、とにかく不評です」(テレビ雑誌記者)
人気脚本家の宮藤官九郎が手掛ける注目作品だったが、すでに大河ドラマのワースト記録を更新してしまったという。
「第6話での視聴率2桁割れという負のスピード記録を作ってしまいました。豪華なキャストをそろえながら、この数字ではさすがにマズいと、早くもNHK放送総局長がテコ入れを明言する事態となっています」(同)
テコ入れとなると、期待されるのは、宮藤とゆかりの深い“のん”こと能年玲奈のサプライズ出演である。
「本作は、小泉今日子や橋本愛など、宮藤の脚本で国民的ヒットとなった、2013年のNHK朝ドラ『あまちゃん』キャストの再集結が話題。当然、宮藤はヒロインを務めたのんの出演を熱望していました」(同)
しかし、彼女は所属事務所からの独立問題がこじれ、テレビの仕事ができない状態が続いている。『いだてん』出演には、まずは芸能界、テレビ界に絶大な影響力を持つ大手プロ傘下の元事務所との関係修復が必要ということで、昨年秋に、両者が話し合いを持ったことが明らかになっている。
しかし、一部で「和解へ」と報じられると、元事務所は、「なんら解決には至っていません」とこれを真っ向否定した。
「解決どころか、元事務所は、『いだてん』出たさにのこのこやってきたのんサイドに不信感いっぱいで、話し合いの席で、『むしがよすぎる。再契約は絶対にありえない』とハッキリと伝えたといいます。これでは宮藤も手の出しようがなく、のんの『いだてん』出演は消えました」(放送担当記者)
しかし、あまりの低視聴率に風向きが変わりつつあるというのだ。
「早くも総局長のテコ入れ号令がかかっており、早急に、何らかのカンフルが必要となってきますからね。もうこれ以上下がらないというところまで落ち、なりふり構っていられない状態になれば、ほかの出演者、所属事務所も、のんのサプライズ出演に納得せざるを得ませんからね。現場スタッフの間では、『早く呼べ』の声が日々、高まっているそうです」(同)
視聴率が下がれば下がるほど、復帰の可能性は増すということ。『いだてん』の大コケぶりを、誰より喜んでいるのは、実はのんだったりして。
のん、レプロが「再契約は絶対にない」明言も、まだ残る『いだてん』出演へのわずかな可能性!
NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』が大コケにコケている。
「主演の中村勘九郎に華がなく、ストーリーテラーのビートたけしも滑舌が悪くて何を言っているかわからない。2つの時代を行き来しながらのストーリー展開も、早くてわかりづらいなど、とにかく不評です」(テレビ雑誌記者)
人気脚本家の宮藤官九郎が手掛ける注目作品だったが、すでに大河ドラマのワースト記録を更新してしまったという。
「第6話での視聴率2桁割れという負のスピード記録を作ってしまいました。豪華なキャストをそろえながら、この数字ではさすがにマズいと、早くもNHK放送総局長がテコ入れを明言する事態となっています」(同)
テコ入れとなると、期待されるのは、宮藤とゆかりの深い“のん”こと能年玲奈のサプライズ出演である。
「本作は、小泉今日子や橋本愛など、宮藤の脚本で国民的ヒットとなった、2013年のNHK朝ドラ『あまちゃん』キャストの再集結が話題。当然、宮藤はヒロインを務めたのんの出演を熱望していました」(同)
しかし、彼女は所属事務所からの独立問題がこじれ、テレビの仕事ができない状態が続いている。『いだてん』出演には、まずは芸能界、テレビ界に絶大な影響力を持つ大手プロ傘下の元事務所との関係修復が必要ということで、昨年秋に、両者が話し合いを持ったことが明らかになっている。
しかし、一部で「和解へ」と報じられると、元事務所は、「なんら解決には至っていません」とこれを真っ向否定した。
「解決どころか、元事務所は、『いだてん』出たさにのこのこやってきたのんサイドに不信感いっぱいで、話し合いの席で、『むしがよすぎる。再契約は絶対にありえない』とハッキリと伝えたといいます。これでは宮藤も手の出しようがなく、のんの『いだてん』出演は消えました」(放送担当記者)
しかし、あまりの低視聴率に風向きが変わりつつあるというのだ。
「早くも総局長のテコ入れ号令がかかっており、早急に、何らかのカンフルが必要となってきますからね。もうこれ以上下がらないというところまで落ち、なりふり構っていられない状態になれば、ほかの出演者、所属事務所も、のんのサプライズ出演に納得せざるを得ませんからね。現場スタッフの間では、『早く呼べ』の声が日々、高まっているそうです」(同)
視聴率が下がれば下がるほど、復帰の可能性は増すということ。『いだてん』の大コケぶりを、誰より喜んでいるのは、実はのんだったりして。
大河ドラマ『西郷どん』に「なんで?」噴出! 中園ミホ脚本は「飛躍しすぎ」「関係が雑」?
NHKの大河ドラマ『西郷どん』の視聴率が苦戦している。
「1月7日放送の初回15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下、同)の滑り出しから、14~15%をキープしていたものの、4月に入ってからは下降線をたどり、29日にはついに11.1%とワーストを記録。5月6日放送は12.0%まで数字を戻したものの、依然として低調です」(芸能ライター)
放送から3カ月経過してからの視聴率低下。4月スタートの民放ドラマに視聴者の意識が流れている可能性も考えられるが、それよりも「雑すぎる脚本」を低迷の要因としてを指摘するのは、さる芸能関係者だ。
「鈴木亮平演じる西郷吉之助(のちの隆盛)が、下級武士からどうやって成り上がったのか? その部分の掘り下げが、とにかく浅いのです。17話目(5月6日放送)で、瑛太演じる大久保正助(のちの大久保利通)が吉之助に対し、『おはんは薩摩のために、日本国のために生きねばならん男じゃ』と言っていましたが、この時点では、吉之助は何も成し遂げていないただの恰幅のいい男にすぎないため、SNS上で『日本のために、なぜ西郷が必要?』『なんでそこまで西郷を買ってるの?』『話が飛躍しすぎ』など総攻撃を浴びていました」
また、同話で描かれた、吉之助と僧・月照(尾上菊之助)のシーンにも「なぜ?」の声が噴出している。幕府に追われた2人は、錦江湾に抱き合って入水するが、SNS上は「なんで月照さんと死ななきゃいけないの?」「いつの間に、月照と西郷が共に入水するほどの深い関係になったの?」などと、唐突な展開に戸惑っている様子だ。
こうした「?」の嵐に加え、お茶の間からは「人物の描写が粗い。丁寧に書くようにしてほしい」「人物の立場、気持ちがサッパリわからない」「役者の演技はいいのに、人物の内面が出てきてない」「関係性を重要視していない」という指摘も上がっている。こうした物語の“粗さ”は、やはり脚本家の力量によるのだろうか。
「脚本の中園ミホが、歴史知識に乏しいことも理由として考えられます。彼女自身、今年初頭にアップされた『スポニチアネックス』のインタビューで『歴史に強くない』と明言していることからもわかります。ドラマの前半は、登場人物がそこまで多くなかったため、史実を飛び越え、空想の余地がいくらでもありましたが、人物が増えるにつれ、次第にその余白もなくなってきたのでしょう。今や日本史の年表を、そのままなぞって演じる『再現ドラマ』の様相になってきました」(同)
中園は先のインタビュー内で、「歴史好きな人はもちろんですが、歴史を知らない人にこそ見てほしいなと思います」と語っていた。しかし、歴史を知らない人にこそ、背景にある思想や政局をきちんと描いて見せなければ、物語の流れは理解してもらえないだろう。とはいえ、従来の大河ドラマの重厚さに抵抗感を持っていた層には、こうしたストーリーの軽さが大きなアピールポイントにもなる。
これから物語は、吉之助の島流しを経て、長州藩、会津藩とさらに人間関係が複雑に入り乱れていく。『やまとなでしこ』(フジテレビ系)『花子とアン』(NHK)さらには『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)と、月9、朝ドラ、そしてテレ朝の大ヒットシリーズを手がけてきたヒットメーカー・中園は、果たして大河ドラマでもその名声を保つことができるのだろうか?
(村上春虎)
『西郷どん』鈴木亮平が、近年の大河ドラマ主演らしからぬワケ
大河ドラマ『西郷どん』(NHK)は、上野公園に銅像が作られるほどの国民的英雄となった西郷隆盛こと西郷吉之助の生涯を描いたものだ。
脚本は『やまとなでしこ』(フジテレビ系)や『ハケンの品格』(日本テレビ系)、近年では『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)で知られる中園ミホ。90年代から活躍するヒットメーカーで、NHKでは連続テレビ小説『花子とアン』をヒットさせている。
中園脚本の魅力は、登場人物の行動がシンプルでわかりやすいところだ。大河ドラマ、特に幕末が舞台となると、描くべき時代背景や登場人物が多いため、どうしても物語が複雑になってしまう。うまくいけば、入り組んだ人間模様はそれ自体で面白くなるのだが、作り手側が状況やキャラクターを整理しきれていないと、どんどん物語がわかりにくくなってしまう。ここ数年の大河ドラマが、熱狂的なファンを生むマニアックな方向になっている一方、一般視聴者には敷居が高くなっているのは、このあたりのバランスがうまくいっていないからだろう。
対して、『西郷どん』は毎回見せたいものが明確だ。歴史モノとしての要素はやや控えめながら、中心は西郷吉之助と殿様・島津斉彬(渡辺謙)の主従関係で、西郷が見守る篤姫(北川景子)との恋愛未満の淡い関係や、大久保正助(利通、瑛太)との友情をピンポイントで濃密に描くことで、歴史に興味のない視聴者も人間ドラマとして楽しむことができる内容になっている。
その意味で、近年珍しい正攻法の大河ドラマなのだが、それが成立しているのは、やはり西郷を演じる鈴木亮平の力強い肉体があってのことだろう。
その魅力が一番伝わってくるのはオープニング映像だ。
おそらく薩摩(鹿児島)の日差しを意識して画面の明るさを強くしているのだろうが、近年稀に見るダイナミックな迫力だ。『龍馬伝』(2010)以降、大河ドラマはアーティスティックな映像を求めて、あえて画面の彩度を落としたくすんだ映像を用いることが多く、その作り込み方が年々進化しているものの、作品としては若干見づらくなっていた。
対して本作のアプローチは、明快な色使いの力強いものとなっており、シンプルで確かな迫力を持った『西郷どん』と西郷隆盛の魅力を見事に表現している。
この作品の鈴木を見ていると、男の肉体、特に肌はとても美しいのだ、という作り手の主張が伝わってくる。それが最も現れていたのは、島津斉彬が新しい藩主になったことを記念して行った御前相撲の様子を描いた第5回「相撲じゃ!相撲じゃ!」。鹿児島の強い日差しに照らされる男たちの肌の色味を、本当に綺麗に見せていた。
鈴木が最初に注目されたのは、映画『HK変態仮面』(13)。股間と顔以外は丸出しのヒーローになりきるために、15キロ増量をした後に体を鍛えて体脂肪を減らすことで、鈴木はしなやかで美しい筋肉を作り上げた。役になりきるために体から変える(俳優のロバート・デ・ニーロの名前から取られた)デ・ニーロ・アプローチを愚直に実践している俳優で、連続ドラマ『天皇の料理番』(TBS系、15)では20キロ減量し、病気でやせ細っていく痛々しい姿を見せたかと思うと、映画『俺物語!!』(同)では、30キロ増量し、巨漢の主人公を演じている。
とにかく、演じる役柄ごとに体重が増減し、外見がガラッと変わる。今作でも西郷を演じるに当たって、体重を増量して今まで以上に体を鍛えたことで、大男の風格を見事に体現した。
それにしても『西郷どん』の鈴木を見るまでは、こういう男臭いヒーロー像が成立するとは思わなかった。
16年の『真田丸』で堺雅人が演じた真田信繁(幸村)にしても、昨年の『おんな城主直虎』で高橋一生が演じて反響を巻き起こした小野但馬守政次にしても、近年の大河ドラマの中心にいるのは線の細い知性派の男たちだ。
それこそ、『翔ぶが如く』(1990)で西郷隆盛を演じ、本作でナレーションを担当する西田敏行や、『独眼竜政宗』(87)で伊達政宗を演じ、本作で島津斉彬を演じている渡辺謙までさかのぼらないと出てこない、肉体性を感じさせる主人公ではないかと思う。もしかしたら、瑛太が演じる大久保利通を主役にした方が、現代性があったのかもしれない。しかし、本作はあえて西郷隆盛という昔ながらの日本的な英雄像を打ち出している。
このアプローチが現代に通じるのかはまだわからないが、中園がうまいのは、西郷と大久保たちの間に見え隠れする男の友情に宿る“ほのかな色気”を、隠し味として用いていることだ。
放送前に中園ミホが、『西郷どん』には男性同士の恋愛を描くBL(ボーイズラブ)の要素があると言ったことが物議を醸したが、確かに西郷を中心とした男たちの交流は、篤姫たちヒロインとの関係以上に濃密で魅力がある。
心身ともに西郷になりきった鈴木の肉体美もさることながら、BL的なものを経由することで日本的な英雄をどう現代に蘇らすのか、とても楽しみである。
(成馬零一)