押しかけ同居、孫プラン…成人した娘に忍び寄る親の“希望”“心配”という名の要求

 安倍政権がぶちあげた『一億総活躍社会』関連予算の目玉事業の一つとされている「三世代の同居に対応した新築住宅取得促進支援事業」。少子化対策として祖父母世代との同居をすすめるものであるが、ご存知の通り、これを疑問視する意見も多い。親子だからといって良好な関係を維持している家庭ばかりではないし、この祖父母世代が相当なくせ者である場合もあるからだ。小町を眺めても、これじゃ祖父母世代との同居はとても無理だと思うようなトピが多々みられる。

「娘にわたす金額がわからない。」

 トピ主(女性・年齢不明)夫と2人の子どもとの4人暮らし。本当は子どもは4人いるが、長女は結婚し車で2時間ほどの都市部に夫と2人で住んでいる。トピ主一家は、田舎に住んでいるそうだ。ちなみに「子ども」という書き方をしているが、同居している子らはおそらく成人済みである。

「婿の実家が用意した、新築狭小住宅です。都会はあんな小さい家が立ち並んでいるんですね。ビックリしました。15坪もない家ですが3LDKです」

 おっと~、いきなり婿の実家族&娘の新居をdisですか? しかもこれはただのジャブで、本題はとんでもないのだ。トピ主は勝手にその“新築狭小住宅”へ押しかける計画を立てたという。

「私の夫も高齢ですが退職後も働いてましたが、いよいよガタがきはじめました。退職前は社宅暮らしでした。年金は払い込み月数が少ない為、少ないです。私が働こうと思い、働きましたが私も高血圧のため無理でした。今、住んでいるアパートの家賃にさえ、事欠く始末です。同居の娘の入れてくれるお金は食費・光熱費・携帯に消えてしまいます。大家からやいのやいのと催促されてホトホト困っております」
「この際、長女の家でお世話になろうかと思っています。都会で働けると娘たちも喜んでいます」
「勿論、お金は入れます。その額でご相談ですがいかほどが適正価格でしょうか。家事・炊事・洗濯は私が頑張ります。娘夫婦は共働きなので助かると思います。生活保護の受給は考えていません」

 いやいやいやいや、金額うんぬんの話じゃなくて! トピ主は“長女も喜ぶ”と思い込んでいる様子で、長女夫婦へひと月にどれくらい支払うのがよいのだろうか、という相談だ。そもそも娘2人も一緒に引っ越すつもりって……。15坪もない土地に建てた3LDKに、長女夫婦・トピ主夫婦・成人した娘2人の6人で住もうって? 危険な臭いが漂いまくりだ。「びっくり」投票は軽く1万を超えている。今年見たトピの中でもかなりの食い込みっぷりである。

「狭いを難癖つけた家に 家族4人で転がりこんで 家事をするから 感謝されると思い込んでいるストーリー…滑稽です」
「正直(現時点で)田舎で家賃も払えないのでしたら、適正価格が払えるとは思えません。まずはいくら払う気があるのかが前提です」

 と、トピ主一家の支払い能力を疑問視する声や、最初に都会の家を狭いとdisっておきながら……という批判が噴出。「まずは長女夫婦がトピ主一家を受け入れてくれるのか、その意思を確認して内諾をもらってから相談すべきでしょう」と、そもそも許可も得てないのに先走り過ぎという意見も多かった。このトピ主はこれまで、多くのことにおいて娘に相談なしに色々と要求していたのではないか……と伺わせる見事なトピ文ではある。

 この手のトピ主がコメント欄の批判にはひるまないことは小町の通常の流れであり、案の定レスで反論を始めた。

「私的には娘ふたりの今まで入れてたお金 計六万円と夫の分二万円の合計八万円が妥当かなと思っています。私の分は家事をするので免除して貰うつもりです。都会ではこの金額では無理なんでしょうか」

 いや、だから、長女に話もしてないのに勝手に話を進め過ぎなところに皆「ビックリ」してるのに……。てか同居の娘には月3万円もらっていたのであれば、その金額を上げるなりして、それまで通り4人で暮らせば良いのではないか。娘たちも一緒に長女の家に引っ越すのは……長女および長女の旦那および長女の義家族の心境、一切想像できないのか?

 これにも引き続き「先方の意見も聞かず勝手に決めていいことではない」というコメントが並ぶがやはりトピ主は気にしない。「3LDKに6人は無理と書かれている方が多いですが、大丈夫ですよ。社宅は3DKで6人で住んでましたもん」など、我々は条件をクリアできるのである、といわんばかりに主張を続ける。じゃ早く長女に相談しなよ!

 だがトピ主はなかなか長女に相談することなく、延々と自分の希望を語り続ける。

「都会なら娘達も良い男性と巡り合えるかもですし、何より給料が違います」
「長女が私達の事で婿さん(と)揉めるのは不本意ですから、もしそうなれば(同居ではなく)家賃の援助をお願いするのもありかなと思っています」
「長女が離婚になる事はないと思います。長女だけは鳶が鷹産んだといわれる位、容姿端麗・頭脳明晰な子で唯一大学も出ました(自力ですが)そんな子なので婿から熱烈な求愛をされた経緯があります。本心を言えばもっと金持ちで私達ひっくるめて面倒みてくれるような婿ならと思うこともあります」

 ヒィ~怖い。そんな主張の中にもしかし「今のアパートの家賃を二か月間滞納しており連帯保証人の長女に近々連絡がいく」ことや「長女の下の唯一の息子は勝手に婿養子に入り、手切れ金とやら貰って疎遠になったままです」ことなどがサラッと書いてある。てか息子から手切れ金って、このままだと長女からも手切れ金もらうことになるよ!

 そうして引っ張った挙げ句トピ主はようやく長女に話したが……。

「大激怒です…。罵詈雑言を浴びせられました。滞納分の家賃と二か月分先払いで大家さんに月曜日に振り込んでくれる事になりました。二か月の間に市営住宅に移り、私が働けとの事です。来週なら平日休みがとれるようで、長女も市営住宅の申込みに同席するらしいです。ハローワークにもいくつもりみたい。同居が無理なら家賃の援助をとお願いしましたが、ダメでした」
「『アンタ(トピ主)が働けるのに働かず、何故私が家賃はらわなきゃいけないのか。私も○○のようにお金払ってでも縁切りしたい位だ』と他にも言われました」

 だがトピ主は自分が考えてきた勝手な妄想が、長女にとってどれほど困った話かは考えることはないようだ。

「一人で大きくなったように勘違いしてるけど、子供の頃の色んな苦労が思い出されて空しくなりました。私だって言いたい事、我慢してましたが、子供は言いたい事言えるんですもんね。皆さんの仰る通り金額なんて考えるだけ無駄な事でした」
「返済計画書と借用書を来週会うときまでに用意しろとの事…。負担してくれると思っていたら、なんか怒られ損でしたわ。私の体の不調を訴えると『150位で何が高血圧だ、死ぬまで働け』ですと…。鬼のような娘…。」

 家賃を支払ってくれたにもかかわらず、鬼扱いされる長女が心底気の毒である。とっとと縁切りするが吉。

「娘を結婚させる方法」

 トピ主(女性・年齢不明)には25歳で就職3年目になる娘がいる。資格職で年収もよく、旅行、ショッピング、趣味、習い事、友達とのお出かけ等、それなりに若い世代を謳歌しているそうだ。友達もみんな独身で、娘は結婚に全く興味がなく「結婚なんて今の時代、気をつかって、相手に合わせてそんなことしたくない、ママとパパを見てたら結婚は墓場だ」と言うらしい。だがトピ主は企んでいることがある。

「私のプランでは、26歳で結婚28歳で第一子、その後30歳くらいまでに3人(長男、次男、長女)子供を産み終わってほしいのです。いっそのこと、でき婚でも、シンママでも、財産狙いでも構わないと思うくらいです。高齢出産は心配ですから」

 おいおい、なんだかずいぶん他人のライフプラン細かく練ってくるなぁ。そもそも30歳くらいまでに3人……って、25歳のいまから結婚しても間に合うかってスケジュールだよ。

「子育ても、日常生活のサポートもするから、子どもを産むだけでいいからと譲歩するものの、ボーイフレンドはいても、彼はいないです。婚活させるべきでしょうか? 早く孫を確実に抱きたいのです。主人の両親が高齢で、早くしないと祖父母にも可愛がってもらえません。急いで、とにかく結婚、出産。宜しくお願い致します」

 彼氏がいない25歳のスタートで30歳までに3人の子ども、しかも男2人に女1人を産め、とは、仕事でもこんな無理な案件そうそうない。これも先のトピ主と同じく娘にブチ切れられるんじゃないだろうか。コメントでは先のトピ主と同じようなことを言われている。

「子供の人生はあなたの人生ではありません。放っておいてあげなよ」
「トピ主さんは、娘さんに『結婚は墓場』と教えてしまったのでしょ。もう遅いと思います。しかも娘さんを結婚させたい理由が『早く孫を確実に抱きたい』ですもんね。勝手です。『子供を産むだけでいい』という話も酷い」

 そう思うな~。娘の幸せを願っての結婚じゃないところが恐ろしい。孫をなんだと思ってるんだろう。人間だぞ。だが、トピ主はコメントでこのように考えた理由のひとつを明かした。

「『結婚なんてしたくない子供なんて考えられない』と言った意味のことを豪語されていたバリキャリの女性何人かが35歳や40歳位で焦って、あるいは友達が結婚すると聞いて独身の仲間が減り、婚活や、不妊治療をしていらっしゃるのを見たことがあるからです。どうせ結婚するなら、ずるずる伸ばさず良い時期で婚活にしても年齢的に、有利な20代がいいからです。女性の人生としてひと通り、結婚や子供をと考えるのは、娘の幸せにならないのでしょうか?(中略)娘の人生、王道を歩ませたいのです」

 王道。トピ主はトピ文に書いたような人生を“女の王道”と考えているようだ。だが、もう女性も普通に働く時代。体力のある若い頃に出産育児をすることは確かにメリットもあるが、娘さんにも今やりたいことがあるだろう。

 またトピ文で娘さんが「パパとママを見てたら結婚は墓場だ」と言ったことについてもこう釈明した。

「自由で誰にも束縛されず、お金も時間も、好きに自分のペースでできる気楽な独身の生活に比べて、主人の仕事のサポートや親戚に気をつかう私を見て独身よりは、大変かなという意味で、多大なマイナスで言っている訳ではないです」

 本当だろうか……?『墓場』とまで言われたのだからもう少し重く受け止めた方がよいのではないか。娘さんはひょっとしたら結婚自体をするつもりがないのかもしれない。

「娘は恋愛や結婚に関しては、のんびりしているので、心配してるんです」

 と、最後まで諦める素振りは見せなかったトピ主、今後も何かと娘にこの『王道の人生計画』をすすめ、手切れ金を渡されないことを祈るばかりである。

(ブログウォッチャー京子)

感度なしの乳首が、“貼るだけ”の開発方法で性感帯に変わるらしい。

 こんにちは。初雪を迎え、めっきり寒さが増してきましたね。寝起きのトイレで冷たい空気に触れると鳥肌が立ちます。それと同時に乳首も立つ、大根 蘭です。

 みなさん、乳首感じますか? 女性でも、乳首はあまり感じないという方はいるでしょう。なんせ、20代前半頃の私がそうでした。きっとその後の彼が乳首大好き人間だったので、攻められまくったことで開花したのでしょう。では、アナタの彼は乳首感じますか? 男性も、乳首は感じないという方、無反応レベルの方もいますよね。乳首攻めで感じてほしいと願う私としては、「そこはもういいから、その口を早く下半身へ!」な雰囲気だと、物足りなさが残ります。やっぱり攻めた時にビクンッ! と感じてほしい! 声まで漏れてくれると更にグッドなんですけどねぇ。

男性の乳首は「性感帯」ではない

 個人的感情はさておき、乳首愛撫されるのが好き! というのは、私の周りでも女性の方が多いです。でも、それは仕方のないことかもしれません。というのも、本来女性の乳首は何もしなくても性感帯になっていますが、男性の乳首は、性感帯ではないから。ではナゼ男女ともに乳首の仕組みはある程度同じらしいのに、男性は性感帯ではないのか? ……なんと、単純に性的な経験値が足りないから、だそうです。女性の場合、女性ホルモンの効果によって自然に性感の経験値を入手しているため、感じることができるようになっているそうですが、男性はそれが圧倒的に少ないようです。ということは、経験値を上げること……そう! 乳首を刺激していけば、性感帯は必ず発達するようです。乳首で超絶感じている彼の場合、誰かに開発されたか、自分でいじりまくっていた可能性が高い、もしくは演技……ですね。

磁気針テープで乳首開発!

 今は乳首感度のない彼も、快感を得ることが可能だとわかれば開発するしかないでしょ! ということで「乳首開発」スタートです。セックス中に開発するとなると、もう攻め続けていくしかありません。乳首への愛撫を根気よく続け、挿入中も抱きついている時以外、手がフリーの状態だったら、彼の乳首をグリグリいじっていくこと。愛撫は舌に力を入れて、乳首いじりもグリグリと刺激を強めにした方が乳首が快感を覚えるまでに短縮される、という説もあります。

 セックスの時だけに、開発を試みてもそれはそれは長すぎる道のり。それならば、会っていない時も開発を続けましょう! 用意するものは、針があるタイプの磁気テープ。これを乳首の中心に刺して貼っておく……以上! 針を乳首に刺す……って響きだけ聞くと痛そうで男性はビビってしまいそうですが、それほど痛みも伴わないようなので最初はイチャつきで誤魔化しながら、アナタが貼ってあげてはどうでしょう。この磁気針を貼る法則は、基本的に2~4日間、乳首に貼って放置。その後1~3日間、何も付けず放置を繰り返すそうです。乳首開発したい! という女性の方もお試しください。

乳首開発は薄毛にもイイ!?

 これも、以前お伝えした「へそオナニー」のようにすぐに快感を得られるわけではありません。3カ月くらいは、快感というよりもくすぐったい程度のようです。ただひたすら開発に専念させてください! ある時、急にゾクゾクっとした快感がやってくるそうです。ただ、彼女と一緒にいる時以外に、彼がこのペースも守ってルーティンにしてくれるのか……悩みどころです。彼が乳首開発していくことが楽しくなるような理由を話して説得をしてみましょう。

 乳首を開発していくと、性感度向上はもちろんですが、他の部分でも個人差はあれど、多少の変化が現れるようです。それが「肌が滑らかになる」「ハゲにくくなる」という効果。この理由は諸説あるようですが、おそらく乳首をいじることで発生する女性ホルモンが原因ではないかと言われています。薄毛気味で乳首が感じない彼には、病院に相談する前に乳首開発を! 更に、乳首を開発すると内なる性感を認識しやすくなることで射精時の快感も長続きするようになったという経験談もあります。これは、男性にとっても最高のメリットではないでしょうか。

 これから、忘年会シーズン。男性同士の飲み会でテンション上がってカラオケボックスで上半身脱いで騒ぐ! なんてこともあるかと思いますが、磁石針テープで乳首性感開発中の彼には、貼ってる日かどうかの確認を忘れさせないで! 開発中の状態を見られたら、翌日から「ニップルくん」と呼ばれること間違いなしです……お気を付けください。
(大根 蘭)

タワマンパーティで出会った2人とご飯をしてみて、二度と行かないと誓った話

みなさんこんにちは、みほたんです。タワマンパーティで知り合った人とお食事に行ってきました。しかも土曜にひとり、日曜にまたひとりという2daysのスケジュールで。出会いを求めているくせに「知り合った人と後日ご飯へ行くこと」がとにかく面倒で今まで避けてきたのですが、今回は「出会いの場に行ったら行きっぱなしはいかん! ご飯誘われたら行く!」と心に決めていたのです。

まず、1人目の方。今思い返しても何を喋ったか思い出せないくらい内容がなかったのですが、お店選びがちょっとびっくりでした。集合して「水族館か和食か創作か。何がいいですか?」と聞かれまして……。集合場所的にひとつのお店は想像が出来ました。「もしかして水槽のある○○ってところですか?」「あ、行ったことある?」いやいやいや、そこは駄目だ! 超ド定番の合コン店であり、私史上最悪最低だった合コンの会場だったところ。「そこはやめましょう! 和食で!」と一番無難なチョイス……を、したつもりだったのですが。行った先はキャッチのお兄さんに連れていかれそうな個室居酒屋だったのです。「ちなみに創作だったら何だったんですか?」と聞くと、同じビル内の有名居酒屋チェーン店を指されました。「行ったことあるの? 珍しいね!」と言われましたが、めちゃくちゃチェーン店だし、東京どころか関西にもあるし、っていうか学生の時に何回か行ったことがある気が……。

いや、別にチェーン店自体は結構なんですけど、なんかびっくりしてしまいまして。だってあの六本木のド真ん中のパーティで知り合ったっていう事実からかけ離れすぎてて! いや、もうむしろ、逆に居酒屋を知らなさすぎるのでは!? と思うレベルでした。

◎空気を読むことを知らない神経科医

2人目はパーティでも超強烈だったアラフォー男性の「神経科医○○○○」。あ、この空欄には彼のフルネームが入ります。そう、出会ってからずっと「俺、神経科医の○○○○だから」「神経科医の○○○○覚えておいてね」「覚えてる? 神経科医の○○○○だよ!」とアピールされすぎて、すっかり職業とフルネームをセットで覚えてしまいました。

「来週末ご飯行きませんか?」ってLINEが来た時は「ネタになるかも」が半分、「酔ってただけで実はまともかも」が半分、そして「この人、新宿で美味しいフレンチあるから今度行こうって言ってた!」という記憶が後押しして即OKしました。とはいえ、集合場所に指定されたのは渋谷。まぁ、最初からフレンチにありつこうなんて欲張りすぎたな……と気持ちを落ち着かせて待っていたのですが「ちょっと仕事で呼び出しがあったから少し遅れます。先入っておいて!」との連絡が。指定されたお店は、ほどほどに落ち着いているダイニングでメニューもかなりそそられるものばかり。前日のわざとらしい和風装飾の個室居酒屋とは大違いでございます。

30分ほど遅れて彼が到着。メニュー選びもスマートかつこちらの意見も聞いてくれるし、何ら問題ないんですけど……ないんですけど……会話にモヤっとポイントが多すぎる!「このお店初めて来た? 初めてだよね? いいよね、落ち着くよね」とゴリ押ししてきたかと思いきや、隣で20代らしきグループが合コンしているとわかると「まぁ、最近は来ないけどね、若い時はね。若い時は来てたんだよ。最近は来ないけど」などなど、とにかく言葉が過剰すぎる。

「他に医者の知り合いいる?」と聞かれて「東京にはいませんよ」と答えると、「あ、そう?○○○○だけ?」と返ってきて吹き出しそうでした。前回は酔っ払っててあんなに自分のフルネームを連呼しているのかと思ったら、素でした! いや、もう覚えたから! この話、友達にも話しすぎて私の周りの人もあなたのフルネーム覚えてるくらいだから!

そのまま会話が進み、どんどんモヤモヤポイントが増えてきました。この人、会話の端々にネガティブコメントを入れてくるんですよ。例えば「俺は神経科だけど、他にも専門はいろいろあって、美容外科だけはちょっと違うんだよね。あれはお金儲け」とか、元彼が年下の美容師だったって話したら「子供で困ったでしょ? 美容師ってお金ないんじゃない?」とか……!!

自分を上げようとしてるのか何なのか、全部コメントの最後に「俺は違うけど」感を醸し出すのがこれまた腹たつ! まぁ受け流せばいいんですけど、カチンときて全部反論しましたよね。「年下でも大人でしたし、会話も噛み合っていて面白かったですから」そうなんだよ~!! 会話会話!! 会話の噛み合わないあなたよりはよっぽど良かったですよ!!

まぁ、彼も特定の人の悪口を言っているわけじゃないし、悪気はないんだろうけど、面白くないネガティブトークはいらないですよね。「男が年上のほうがうまくいく」とか「美容師はお金ない」とか一辺倒なものの見方しか出来ないところも残念。そもそも私が途中からカチンと来てることに気付いてくださいよ。10歳くらい年上でそれじゃあ年下男子のこと悪く言えないでしょ。

食事が済み、また職場に戻られるそうで颯爽と帰っていかれました。帰り際に「またご飯行こうね! 次会う時は俺たち付き合ってるかもしれないけど」と言い残して……。

ゾッ……。

渋谷の真ん中で震えあがりました。何なんだろう。この2時間弱のどこに上手くいく要素が見えたんだろうか……。

とまぁ、散々私も言いましたけど、奢ってもらったんで大丈夫でーす!! とはいえ、お食事会2daysはなんだか疲れました。そして「誘われたらご飯行く!」と心に決めて間もないですが、「奢りだしとりあえずご飯行ってみよ!」は、もうやめます。イライラしながら会話するくらいなら、割り勘で好きな相手と好きなもん食べますわ! いや、そんな毎日だから発展しないのか。うーん、じゃあ自分が奢ってでも、気に行った可愛い男の子とご飯行きます! そうします!

■ みほたん
自分の恋にはとびっきり不器用な自称恋愛マスター。 これまで恋愛についてあれこれネット上に書き散らかし気付けばアラサーになっていた。趣味はネットサーフィン、特技はネットストーキング。 メンバーそれぞれが難点を持つアイドルOTAFUKUガールズの貧乏担当としても活動中なので、そろそろ玉の輿永久就職をきめるべく日々出会いを探している。

シモネタだらけのアニメ映画『ソーセージ・パーティ』がお下品なのに痛快!

 食と性は互いに通ずるものがあります。どちらも“生”に直結する三大欲求に基づく行為です。睡眠はとても個人的な行為かつ、その頻度や内容における個人差がさほどないのに対して、食と性は誰と、どこで、何をするかなどによってその内容が大きく変わる“ソーシャルな行為”である点も共通しています。

 先日、寿司屋で赤貝が出された瞬間、私は思わず「エロッ!」といってしまい、同席した人に苦笑いをされました。貝類って総じてエロいと感じます、粘膜的な見た目だけでなく、味わいも。肉類もとても官能的なお味のものがありますね。食漫画『花のズボラ飯』や『忘却のサチコ』でも、主人公が満足してるときの表情は、どう見てもエクスタシー顔です。

 ふだん自宅で自炊して食べる食事では、あまりエロスを感じません。ちょっといいお肉を買ったり外食したり、特別感があるときは感度が高まるのか、キャッチする官能レベルも上がります。それって、私が提唱している「生活としてのセックス」ではエロエロムードよりお互いへの思いやりや協力的な態度やときに妥協が必要で、たとえば出会ったばかりとか特別なシチュエーションとか背徳的な関係とか「スペシャル感のあるセックス」では問答無用にエロスイッチがオンになる……というのと似ています。

 そんな食と性を融合させ、さらに笑いと冒険心で味付けした映画『ソーセージ・パーティ』が現在、公開されています。いや~、お下劣で最高!

 舞台はアメリカのスーパーで、主人公であるソーセージのフランクは、外の世界に出て恋人と結ばれる日を夢見ています。愛しいその人は、パンのブレンダ。合体すればおいしいホットドッグに……なのですが、ブレンダの見た目が、まんまオナホール! 昨今の主流である、ふんわり柔らか素材系のオナホにキュートな顔立ちとセクシーな手脚を着けたようなルックスなのです。そこにソーセージが挿入されるんですから、それはもう暗喩でもなんでもなくセックスそのものを表します。英語が苦手な私の耳でもわかるほどお下品なワードが連発されていることもあり(日本語字幕に訳されないにしても)、R15+指定が納得の、B級感あふれるアニメ映画です。

◎食品が表現する多様性

 声優を有名俳優が勤めていたり、数々のヒット映画へのオマージュが散りばめられていたり、映画ファンに歓迎される仕掛けがいっぱいの作品ですが、ただの悪ノリおふざけムービーではないのは、“多様性”がメインテーマに据えられているからです。

 ブレンダに恋するタコス用トルティーヤ、テレサ・デル・タ(女性)がいたり、宗教的に対立する地域の食品同士が行動を共にすることになったり……。だから、あまりにスゴくて笑っちゃうしかないセックスシーン(食品と食品の)をたっぷり見せつけられても、鑑賞後は実に爽快な気分になるのです。

 また、ソーセージのフランクが見た目はチンコだけど脳内は男根主義でないし、オナホ系ボディでむちむちお尻をフリフリ振って歩くパンのブレンダちゃんは、一見頼りなさそうに見えたのに、その実、自分で考えて行動し、恋人や他者に対してNOというべきときははっきり意思表示する自立した女性です。

 食品たちを待つ運命は、実に過酷です。彼らはスーパーの外に出たら幸せになれると思っていたのに、焼いたり切り刻まれたり熱湯で煮られたりして、“神”だと信じていた人間に食べられるのですから。食という、自分以外の命を自分のなかに取り入れる行為は、根源的にとても残酷だということをあらためて思い知ります。それは、性においても同じことがいえます。しかしこの映画では、食品たちのセックスは非常に祝祭感あふれるものとして描かれていました(かなり鬼畜なプレイをしているにもかかわらず!)。

 ここで、今秋発売されたコミック『妄想食品館』も紹介させてください。擬人化された食品同士のセックスを描いた作品です。

チクワがその穴にいろんなものを無理やり挿入され、おせち料理の重箱のなかでは、伊達巻クンとカマボコちゃんが露出プレイをし、ドーナツはチュロスに貫通され、東京土産の定番「ひよこ」はニューヨーク風カップケーキに輪姦されます。いい意味で馬鹿馬鹿しく、作者の食に対する偏愛ぶりもうかがえます。

◎暴力的だと、笑えない。

 しかし、人に消費されるために作られる食品への残酷なまなざしは『ソーセージ・パーティ』に共通していても、ここで描かれるセックスはすべて暴力的で、基本は女性(役)の食品が男性(役)の食品に蹂躙され、それでも最終的には悦ぶ構図になっていることに、気づけば私のなかでは拒否感が発動していました。

 どれもBLを含む同人誌的エロ漫画のフォーマットに乗っかったもので、その文化を愛する人たちにとっては、それを食品擬人化でパロディとしたこと自体が面白いのでしょう。けれど文脈を共有していない私は、パロディというシーズニングによる味付けがわからず、笑いのツボを見つけられないままでした。ゆえに嗜虐性ばかりが際立ち、私の許容範囲を超えてしまったようです。

 そもそも残酷な面のある食と性を笑いに昇華するのは、なんとむずかしいのでしょう。そこにきて『ソーセージ・パーティ』は「カップルで見ても、眉をひそめず笑いとばせる」レベルで、不思議と安心して見られるお下劣作品なのです。あ、つき合いはじめたばかりでまだカラダの関係がないふたりには、オススメできませんけどね。ある程度、こなれた関係のふたりで見てくださいませ

■ 桃子
オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

“下心”で恋に落ちる・紗倉まなだからこそ「セックスは恋愛/結婚の安心要素にはならないと思う」

10月17日に発売された『AERA』(朝日新聞出版)セックス特集号に、こんな考察が掲載されていました。

“今の二十代女子は、『早くいい男をゲットして結婚ができるように、セックスをその武器として好きになってこなしておかなければ大変なことになる』と思っているのではないか”

……ほんとかよ、って感じですし、セックスが好きな理由にこんな肉付けする人って、私の周りでは見たことも聞いたこともなくて、ちょっと不思議に思ったのです。セックスが好きな理由って、そんなに複雑なのでしょうか。

そこで、『私はどうしてセックスが好きなんだろう』なんて考えてみました。でも、嫌いな理由は見つけやすいけど、好きな理由を見つけるのって案外難しいんですよね。人を好きになって「どうして?」って聞かれるのと同じくらい、答えに悩んでしまうのです。気持ちいいから? 愛情を感じるから? 寂しさを身体で埋め合わせることで、自分自身を保つことができるから? ……うん、どれも当てはまる。でも、明確な何かのためにセックスに勤しんでいるわけでもないのだから、結果、やっぱり生まれ持ってそういう行為が好きなんだろうな、という一点に集約されてしまいました。

世間一般の方には、AVという仕事を選んでいる時点で「いわずもがなセックス好きでしょ!」と思われていることでしょう。確かに私は、男性との繊細な肌や唇の接触に安心感を覚えるし、刺激的な「お酒で酔っ払ってワンナイトラブ☆」みたいな破天荒な身体の重ね合わせ方も好きだし、そもそもセックスは息を吸うのと同じくらいに身体に馴染んでいることだから、仕事にもその自分の性質や気質を抵抗なく当てはめられるのだろうな、と思っています。

私の男友達は、実際にセックスするよりも、好きなタイミングでオナニーをするほうがいいっていう、今時の『セックスに対して意欲がない草食系男子(それでも男かよ! って一番悲しくなるやつ)』が多いし、私の一番の親友(23才女性)に限っては「自分で自分の裸を見るのすら嫌だから、お風呂も電気を消して入っているよ」と言うくらい、裸でいることに抵抗があるようで、やっぱり驚いたりします。『人に裸を見られるのが恥ずかしい』ではなく、『自分で見ることすら嫌』とは。体重が増えたり、身体に自信がない時に鏡を見たくないっていう気持ちは、私にも頻繁に芽生えることだから決して理解できないことではないけど、それが“セックス”という人類に共通する生物学的な行為であっても、必ずしも誰もが好きではない、という事実がそこにあるんだと気付かされます。同時に「つくづく天職だなぁ」とも思うんですけどね。

紗倉の嗅覚はエロい人にこそ騒ぐ

私が“セックス”と“好きになる人”の関係性の根強さに気付いたのは、最近のことです。過去を振り返ると不思議にも成立する「好きになる人の法則」があって、それが「絶対的にセックスが好きな人」。

その界隈のファンの方々には申し訳ないけど、私はジャニーズみたいな、顔立ちが整っている男性がとんでもなく苦手で……。それはなんていうか、女性に近しいような圧倒的な美しさをひしひしと感じると、男性としての魅力を感じづらいのです。自分の容姿を馬鹿にされそうで近寄りたくないという恐怖心もあって(とんだ被害妄想)ときめいたりしない……。イケメンで心も綺麗な人もいるだろうけど、私が出会ってきたイケメンたちは、みんなオラオラしてて恐かったし……(白目)。そうやって、異性の容姿に関してこだわらずに過ごしてきた二十三年間です。

じゃあどんな人がいいのか。優しくて、穏やかで、包容力のある人。もちろんそんな素敵な要素はほしいけど、それよりももっと重要な要素が「あ、この人、絶対セックスが好きだわ」。自分の嗅覚が騒ぐような、そんな人がいいんです。かなり昔に『男性は無意識のうちに女性のお尻を安産型かどうかを見抜いて好きになる』みたいな統計を見聞きにしたことがありますが、「うお~、この人エロいなぁ……」ってガン見してしまう下心って、女性にも同じようにあると思うんです。そして、そんな下心をもって、私は人を、異性を好きになります。

心がザワつく「加齢で性欲減退説」

話は変わりますが、『年齢によって性欲の強さが変わる』なんて説も雑誌によく取り上げられていますよね。実験データもあるようですが……そんなこともなくないですか? 性欲が強い人って何だかんだでずっと強いし、性欲がない人は年を重ねようが若かりし頃だろうが、さほどない。

そもそも、前述の通り、男性だからといってセックスが好きとも限らないし、それって「個々に持ち合わせているセックスしたくない理由」をカバーするための逃げ道のような気がしてならないのです。中には年齢とともに性欲減退した方もいると思うのですが、みんなでセックスしたくない理由、興奮しない理由を探した時に、「年齢のせいにしてしまえ!」ってこじつけているようにも感じるのです。責めているわけじゃないけど、セックスしたくない時にそれを切り札にして拒まれるくらいなら、潔く「今日は疲れた」とか「セックスがあんまり好きじゃない」とばっさり言ってくれる人のほうが、「なんだ、私が魅力的じゃないとかそういう理由じゃないのね。安心した」って、好感が持てますよね。

性欲の一致している2人がくっつくのが一番理想で平和的解決法だけど、途中でセックスレスになっちゃったり、刺激が欲しくなって外の海に泳ぎに行ったり(いわゆる浮気……)しちゃうわけで、セックスと恋愛、ましてやセックスと結婚なんて安心要素には繋がらないものなのかもしれませんね。

ちなみに、周りの人に「三十代になると、もっとエロくなるよ、セックスしたくなるよ」とよく言われます(これを言う人は大抵の場合が男性で、女性の口からはあまり聞かないんですけど……)。もしそれが本当で、これ以上好きになってしまったら……日常に支障をきたしてしまう(怖)。ガチンコタイガーウッズ♀だよ……(白目)。セックスを好きな理由を明確にできませんでしたが、嫌いな要素も見当たらないのにーー!!!(滝汗)

子宮委員長の夫が便乗して自己啓発本を出版するも、内容が薄っぺら~い!

2回にわたってお届けしてきました〈子宮系女子新刊祭り〉。

▼自立を謳いながら「女の幸せ=結婚」に縛られつづける子宮系女子の不自由
▼饒舌な子宮いわく、一番の美容法は「誰でもいいからセックスして、マジイキ」…雑すぎる“メソッド”を広める罪!

 ラストとなる今回は番外編として〈子宮系女子のパートナー〉をクローズアップ! 単なるわがままを〈子宮の声=魂の欲求〉であると正当化する女性たちと、深くつながる男性とは? 前回軽くご紹介しましたが、子宮系女子の恩恵を最も受けているであろう、子宮委員長はる氏の夫・岡田哲也氏が、このタイミングでコバンザメのように処女作を発表しましたので、今回はその内容にスポットを当てていきましょう。

 破天荒な子宮委員長はる氏を妻にする男性とは、どのような人物なのでしょうか? 子宮委員長の著作によると、子宮委員長とは風俗嬢時代に客として出会い、その後、父親のわからない子どもを妊娠した彼女と結婚したという設定です。

 結婚後は家事育児家計管理妻のご機嫌取り、要は家庭内のこと全般を担いつつ、自らも自己啓発系のセミナーを開催。ブログには職歴はセラピストで、温泉施設や整体院で〈ボディワークを行っていた〉とありますが、具体的にどんな療法をしていたのかはよくわかりません。処女作には、もともと自己啓発系の業界に身を置いていたというエピソードもありました。

 子宮委員長と結婚した後に開催するグループセッションは、4時間で15万円。一般的なカルト宗教や子宮委員長が開催する60分10万円の〈お宮様セッション〉ほどではありませんが、そこそこお高いお布施です。そんな背景からでしょうか、子宮委員長はる氏の〈黒幕〉は彼であるなんて表現もネット上に登場しておりました。

 しかし……著作を読んだ今「ないない」という感じ。内容が、あまりにもペラッペラ。その薄さは最新技術を駆使してつくられたコンドームのごとし。子宮委員長のおこぼれにあずかっている、という印象でした。

◎妻の威光で出版できた

 カリスマ子宮系女子・子宮委員長の夫・岡田哲也氏の処女作『で、ほんとはどうしたいの?』(ワニブックス)。子宮系女子の謳う〈子宮の声〉を〈肚(はら)の声〉と言い換え、楽に幸せに生きるコツを教えますよという自己啓発本です。

〈肚の声は魂のワクワク。直観的にしたいこと、欲求を知らせるシグナル〉なんだそうです。子宮の声は女性限定ですから、取りこぼしたユーザー=男性も拾っておこうという戦略でしょうか。それにしたって、子宮教をそのまんま流用しすぎ。Amazonのレビューで低い評価をつけている人の意見には「読みにくい」「中身がない」「同じ内容の繰り返し」とありましたが、同書の冒頭にはバッチリ注釈があります。

ちなみにこの本はずっと同じことしか言っていません。でも手抜きではありません。それが何より大切だからです。

 そう言って繰り返し謳われるのは、次の方法です。

・とことん感情と向き合うべし。感情を味わいきった後の感情の動きも観察する。そこに本音が隠れている。
・仕事も買い物も何もかも、すべてのことは魂が「ワクワク」するかどうかで決める。

 この2点で、以上です。シュチュエーションを変えながら具体例が解説されていきますが、中でも「お金はワクワクするものに使うべし! そのバイブレーションが伝わってお金が循環する」という実例が、すごい。

岡田氏が純粋に楽しみに行きたい! という気持ちから長期の海外旅行を計画していたら、これまで援助してくれるそぶりもなかった両親がドバっとお金をくれ、さらに保険や年金の支払い状況を聞かれ、「払ってないよ!」と回答すると父親が全部肩代わりしてくれたそうです。それを、

自分の純粋なワクワクしたバイブレーションが距離を超えて伝わり、なぜか両親までそれを応援したくなるという現実を作ったのだと思っています。

と解説。これがせめて勤務先の上司とか飲み屋で知り合った某社長がポーンとお金を出してくれたという話くらいなら100歩譲って、お金を引き出す力があるのかしら? と思うけど、お、親ですか……。息子が路頭に迷わないよう、ため息交じりに出したのでは。

 さらに「お金へのブロックを外すためにお金を使う」と言い(お金のブロック=無意識にしみついているお金の常識という理解でいいんですかね?)、有料サービスを利用するにも、思い切ってどんどんクラスを上げていくとお金のことが消える瞬間がある、そこにお金の循環を拡大させる何かがあるんだとか。そのまま行ったら、完全にウシジマ君物件です。お金のことが消える瞬間って、単に金銭感覚がマヒしているだけ。

 すべては感情、感覚が最優先で、貯金や収益は幸せとは無関係だから無意味。ワクワクに集中していることで自然に稼げるようになったらそれはOKなんだとか。ちょっとお高いけど、ワクワクするから子宮商法にお金をつぎ込んでね★と聞こえます。ちなみにブランド品を買うにも〈海外セレブが持っているから買う〉のは、社会的なステータスを意識しているからまやかしで、純粋にワクワクするから、好きだからという理由で買うのは魂の喜びなんだとか。よーわかりませんわ。これって単に岡田氏の「セレブに憧れる女だせえ」という価値観であるだけじゃないんでしょうか。

 この調子で子育てやビジネスを語るので、もう手がつけられません。そうそう、ビジネスをはじめるときは、最低限のルールを調べましょう(例・食品衛生責任者とか)という、中学生レベルのアドバイスは一応ありましたよ。

◎本当にゲスいのは、いったい誰?

 恋愛に言及するパートは、完全に子宮系女子のご機嫌とりです(そりゃそうか)。

 〈愛されるゲスな女〉とは〈自分で自分を満たしたうえで行動している人〉で、〈単なる欲求不満おばさん〉は〈自分で自分を満たしていないから外側に向かって吠えている人〉の違いなんだとか。ここで言う〈満たす〉とは、3大欲求のこと。〈好きなものを食べ、体を冷やさず、オナニーや膣マッサージで女性としての部分にしっかり意識を向けて自分を心地よくすること〉なんだとか。はい、子宮系女子のことですね。

 しかし満足していても金に汚なかったり人の不幸が大好物だったりする〈ナチュラルボーン・ゲス〉ってわりと普通にいません? サンプリング足りていないように思えます。しかも、〈外に向かって吠えている人〉のプライベートをどうやって知るのでしょう。これもまた、〈ピーピー吠えてるおばさんって欲求不満だよね~〉という典型的な古臭い先入観の表れです。

〈泣きたいときは泣こう!〉というパートでは、インド映画『きっと、うまくいく』をおすすめ。そして、

ちゃんと泣いてあげる。弱音を吐いてあげる。そうやって自分の内側を表現した後に身体に感じるものをちゃんと感じていってあげる。その繰り返しによってだんだんと本当の意味での強さを手に入れていくんです。

とたたみかけます。浅い……。あ、でも少しだけ、Jポップみたいですね。まだ、涙を流すとセロトニン云々と謳う『涙活(るいかつ)』のほうがマシなレベルかも。

 こんなペラペラで埋め尽くされている363ページという分厚い本でしたが(子宮系女子本のほうがはるかに内容は濃いです)、ブログでは担当編集者からこんなメールが届いたと報告がアップされています。

 岡田哲也さんの初著書『で、ほんとはどうしたいの?』が発売され、もうすぐで一週間になります。はっきりに言って、書店からも追加注文が殺到するほど売れに売れています。
 もうこうなったら「で、ほんとはどうしたいの?」で流行語大賞を狙いたい!
 という声が、僕自身のお腹のほうから聞こえてまいりました。※原文ママ。

 流行語大賞を狙いたいのが肚の声なのか、「売れている」という記述も腹の声なのか、書籍同様よくわからない文章でありました。高額なセミナーもこんな調子なんでしょうか? 子宮委員長の御威光で成り立っている存在のようです。

◎子宮系男子と子宮系女子の夫婦も

 このほか、子宮系女子のパートナーであることを商売に生かしているのは、〈子宮の学校〉を主催する黒川彩子氏の夫。〈Body Designer・子宮ぽかぽかチューナーのくろせんせ〉と名乗り、出張専門の均整院を営んでいます。男性ですが施術の特徴が〈子宮〉という、世にも珍しい〈子宮系男子〉です。

 パートナーという形以外での協力者は、膣に入れるヒーリングジュエリー〈ジェムリンガ〉を販売する須佐厳氏が初期子宮系女子の強力サポーターでしたが、最近では子宮委員長周辺とはすっかりご縁が切れた模様。

 現在のサポーターは心理カウンセラーの心屋仁之助氏や(ゲスやお金系の発言は、氏の影響でしょう)、胎内記憶妄想を世に送り出す産婦人科医・池川明氏、スピ的健康法が大好物なマキノ出版『ゆほびか』の男性編集長も一枚噛んでいるとカウントしてもいいでしょう。

 どなたも「いや~女性は実に元気ダネ!」くらいのライトなノリでお付き合いしているのかもしれませんが、外部から見ているとまるで蠱毒(こどく)。異次元の子宮という入れ物の中で共食いしあい、勝ち残ったものがうさん臭い神になるという。

 子宮系女子にとって男性は快楽と金ですから、蠱毒における子宮系男子はもちろん〈エサ(栄養?)〉。子宮デスマッチは現在子宮委員長が最凶ですが、何となく今回登場した夫の処女作によって多少足を引っ張られるような気がしなくもありません。来年も、まだまだ新展開が期待できそうです。

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

子宮委員長の夫が便乗して自己啓発本を出版するも、内容が薄っぺら~い!

2回にわたってお届けしてきました〈子宮系女子新刊祭り〉。

▼自立を謳いながら「女の幸せ=結婚」に縛られつづける子宮系女子の不自由
▼饒舌な子宮いわく、一番の美容法は「誰でもいいからセックスして、マジイキ」…雑すぎる“メソッド”を広める罪!

 ラストとなる今回は番外編として〈子宮系女子のパートナー〉をクローズアップ! 単なるわがままを〈子宮の声=魂の欲求〉であると正当化する女性たちと、深くつながる男性とは? 前回軽くご紹介しましたが、子宮系女子の恩恵を最も受けているであろう、子宮委員長はる氏の夫・岡田哲也氏が、このタイミングでコバンザメのように処女作を発表しましたので、今回はその内容にスポットを当てていきましょう。

 破天荒な子宮委員長はる氏を妻にする男性とは、どのような人物なのでしょうか? 子宮委員長の著作によると、子宮委員長とは風俗嬢時代に客として出会い、その後、父親のわからない子どもを妊娠した彼女と結婚したという設定です。

 結婚後は家事育児家計管理妻のご機嫌取り、要は家庭内のこと全般を担いつつ、自らも自己啓発系のセミナーを開催。ブログには職歴はセラピストで、温泉施設や整体院で〈ボディワークを行っていた〉とありますが、具体的にどんな療法をしていたのかはよくわかりません。処女作には、もともと自己啓発系の業界に身を置いていたというエピソードもありました。

 子宮委員長と結婚した後に開催するグループセッションは、4時間で15万円。一般的なカルト宗教や子宮委員長が開催する60分10万円の〈お宮様セッション〉ほどではありませんが、そこそこお高いお布施です。そんな背景からでしょうか、子宮委員長はる氏の〈黒幕〉は彼であるなんて表現もネット上に登場しておりました。

 しかし……著作を読んだ今「ないない」という感じ。内容が、あまりにもペラッペラ。その薄さは最新技術を駆使してつくられたコンドームのごとし。子宮委員長のおこぼれにあずかっている、という印象でした。

◎妻の威光で出版できた

 カリスマ子宮系女子・子宮委員長の夫・岡田哲也氏の処女作『で、ほんとはどうしたいの?』(ワニブックス)。子宮系女子の謳う〈子宮の声〉を〈肚(はら)の声〉と言い換え、楽に幸せに生きるコツを教えますよという自己啓発本です。

〈肚の声は魂のワクワク。直観的にしたいこと、欲求を知らせるシグナル〉なんだそうです。子宮の声は女性限定ですから、取りこぼしたユーザー=男性も拾っておこうという戦略でしょうか。それにしたって、子宮教をそのまんま流用しすぎ。Amazonのレビューで低い評価をつけている人の意見には「読みにくい」「中身がない」「同じ内容の繰り返し」とありましたが、同書の冒頭にはバッチリ注釈があります。

ちなみにこの本はずっと同じことしか言っていません。でも手抜きではありません。それが何より大切だからです。

 そう言って繰り返し謳われるのは、次の方法です。

・とことん感情と向き合うべし。感情を味わいきった後の感情の動きも観察する。そこに本音が隠れている。
・仕事も買い物も何もかも、すべてのことは魂が「ワクワク」するかどうかで決める。

 この2点で、以上です。シュチュエーションを変えながら具体例が解説されていきますが、中でも「お金はワクワクするものに使うべし! そのバイブレーションが伝わってお金が循環する」という実例が、すごい。

岡田氏が純粋に楽しみに行きたい! という気持ちから長期の海外旅行を計画していたら、これまで援助してくれるそぶりもなかった両親がドバっとお金をくれ、さらに保険や年金の支払い状況を聞かれ、「払ってないよ!」と回答すると父親が全部肩代わりしてくれたそうです。それを、

自分の純粋なワクワクしたバイブレーションが距離を超えて伝わり、なぜか両親までそれを応援したくなるという現実を作ったのだと思っています。

と解説。これがせめて勤務先の上司とか飲み屋で知り合った某社長がポーンとお金を出してくれたという話くらいなら100歩譲って、お金を引き出す力があるのかしら? と思うけど、お、親ですか……。息子が路頭に迷わないよう、ため息交じりに出したのでは。

 さらに「お金へのブロックを外すためにお金を使う」と言い(お金のブロック=無意識にしみついているお金の常識という理解でいいんですかね?)、有料サービスを利用するにも、思い切ってどんどんクラスを上げていくとお金のことが消える瞬間がある、そこにお金の循環を拡大させる何かがあるんだとか。そのまま行ったら、完全にウシジマ君物件です。お金のことが消える瞬間って、単に金銭感覚がマヒしているだけ。

 すべては感情、感覚が最優先で、貯金や収益は幸せとは無関係だから無意味。ワクワクに集中していることで自然に稼げるようになったらそれはOKなんだとか。ちょっとお高いけど、ワクワクするから子宮商法にお金をつぎ込んでね★と聞こえます。ちなみにブランド品を買うにも〈海外セレブが持っているから買う〉のは、社会的なステータスを意識しているからまやかしで、純粋にワクワクするから、好きだからという理由で買うのは魂の喜びなんだとか。よーわかりませんわ。これって単に岡田氏の「セレブに憧れる女だせえ」という価値観であるだけじゃないんでしょうか。

 この調子で子育てやビジネスを語るので、もう手がつけられません。そうそう、ビジネスをはじめるときは、最低限のルールを調べましょう(例・食品衛生責任者とか)という、中学生レベルのアドバイスは一応ありましたよ。

◎本当にゲスいのは、いったい誰?

 恋愛に言及するパートは、完全に子宮系女子のご機嫌とりです(そりゃそうか)。

 〈愛されるゲスな女〉とは〈自分で自分を満たしたうえで行動している人〉で、〈単なる欲求不満おばさん〉は〈自分で自分を満たしていないから外側に向かって吠えている人〉の違いなんだとか。ここで言う〈満たす〉とは、3大欲求のこと。〈好きなものを食べ、体を冷やさず、オナニーや膣マッサージで女性としての部分にしっかり意識を向けて自分を心地よくすること〉なんだとか。はい、子宮系女子のことですね。

 しかし満足していても金に汚なかったり人の不幸が大好物だったりする〈ナチュラルボーン・ゲス〉ってわりと普通にいません? サンプリング足りていないように思えます。しかも、〈外に向かって吠えている人〉のプライベートをどうやって知るのでしょう。これもまた、〈ピーピー吠えてるおばさんって欲求不満だよね~〉という典型的な古臭い先入観の表れです。

〈泣きたいときは泣こう!〉というパートでは、インド映画『きっと、うまくいく』をおすすめ。そして、

ちゃんと泣いてあげる。弱音を吐いてあげる。そうやって自分の内側を表現した後に身体に感じるものをちゃんと感じていってあげる。その繰り返しによってだんだんと本当の意味での強さを手に入れていくんです。

とたたみかけます。浅い……。あ、でも少しだけ、Jポップみたいですね。まだ、涙を流すとセロトニン云々と謳う『涙活(るいかつ)』のほうがマシなレベルかも。

 こんなペラペラで埋め尽くされている363ページという分厚い本でしたが(子宮系女子本のほうがはるかに内容は濃いです)、ブログでは担当編集者からこんなメールが届いたと報告がアップされています。

 岡田哲也さんの初著書『で、ほんとはどうしたいの?』が発売され、もうすぐで一週間になります。はっきりに言って、書店からも追加注文が殺到するほど売れに売れています。
 もうこうなったら「で、ほんとはどうしたいの?」で流行語大賞を狙いたい!
 という声が、僕自身のお腹のほうから聞こえてまいりました。※原文ママ。

 流行語大賞を狙いたいのが肚の声なのか、「売れている」という記述も腹の声なのか、書籍同様よくわからない文章でありました。高額なセミナーもこんな調子なんでしょうか? 子宮委員長の御威光で成り立っている存在のようです。

◎子宮系男子と子宮系女子の夫婦も

 このほか、子宮系女子のパートナーであることを商売に生かしているのは、〈子宮の学校〉を主催する黒川彩子氏の夫。〈Body Designer・子宮ぽかぽかチューナーのくろせんせ〉と名乗り、出張専門の均整院を営んでいます。男性ですが施術の特徴が〈子宮〉という、世にも珍しい〈子宮系男子〉です。

 パートナーという形以外での協力者は、膣に入れるヒーリングジュエリー〈ジェムリンガ〉を販売する須佐厳氏が初期子宮系女子の強力サポーターでしたが、最近では子宮委員長周辺とはすっかりご縁が切れた模様。

 現在のサポーターは心理カウンセラーの心屋仁之助氏や(ゲスやお金系の発言は、氏の影響でしょう)、胎内記憶妄想を世に送り出す産婦人科医・池川明氏、スピ的健康法が大好物なマキノ出版『ゆほびか』の男性編集長も一枚噛んでいるとカウントしてもいいでしょう。

 どなたも「いや~女性は実に元気ダネ!」くらいのライトなノリでお付き合いしているのかもしれませんが、外部から見ているとまるで蠱毒(こどく)。異次元の子宮という入れ物の中で共食いしあい、勝ち残ったものがうさん臭い神になるという。

 子宮系女子にとって男性は快楽と金ですから、蠱毒における子宮系男子はもちろん〈エサ(栄養?)〉。子宮デスマッチは現在子宮委員長が最凶ですが、何となく今回登場した夫の処女作によって多少足を引っ張られるような気がしなくもありません。来年も、まだまだ新展開が期待できそうです。

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

I LADY. 「新・女子力テスト」とニセ医学 ジョイセフ×電通「粉かけ罰ゲーム動画」の背景

健康に関する質問を女性出演者にぶつけ、正解できないと粉をぶっかける「新・女子力テスト」宣伝動画について、ネット上で議論が展開されています。この動画は、電通ギャルラボとジョイセフにより、女性の心身の健康に関する啓発キャンペーン「I LADY.」の一部としてつくられたもので、 2016年3月3日にジョイセフのYoutubeチャンネルにアップロードされたとのことですが、11月9日になって、Twitter での批判をきっかけに抗議の声があがったようです。

11月21日の早朝に削除されたこの動画は、「新・女子力テスト」という表題のあとに、「日本の女子たちは本当に女子力が高いのか?」と問いかける字幕からはじまり、軽快な音楽にのって「ピンク色が好きだ」「チワワが好きだ」「メイクは女子の命」「必殺のモテ技がある」などの質問と女性出演者の答えがつづきます。後半は「早寝早起きだ」「定期的に体温を測っている」「子宮はリンゴくらいの大きさだ」のような質問になり、このあたりから、回答をまちがえると白い粉が上から大量に降ってくる演出が加わります。終盤になると質問は「自分でコンドームを買ったことがある」「正しい避妊法を3つ答えられる」「自分が妊娠しやすい日がいつか把握している」といった内容になり、かけられる粉の量が増えていきます。最後に「日本女性のリプロダクティブ・ヘルスの知識、先進国の中で最下位レベル」「真の女子力で、幸せをつかめ」という字幕が画面に大きく出て、動画は終わります。

批判が集中したのは、答えをまちがえた女性が粉をかけられる「罰ゲーム」的な演出に対してでしたが、私がこの記事でとりあげたいのは、動画の演出ではなく、この動画が宣伝している「新・女子力テスト」が依拠している知識のことです。

「模範解答」の出典のあやしさ

「新・女子力テスト」の正解は、I LADY. サイト内の「読めば女子力がUPする模範解答」というページにのっています。根拠となる資料の一覧があるのですが、それが実にいいかげんな印象を与えます。資料のほとんどは寝具や健康機器や生理用品の会社の運営するサイトなどで、まともな医学書や医学論文はひとつもありません。インターネット検索でみつけた情報源を適当にならべた感じです。

しかも、この一覧にのっている資料のほとんどには、出典(データの出所である論文などの情報)の記述がありません。つまり、何を根拠としているのかがわからないわけです。「~という研究があります」とだけ書いてあっても、出典がわからなければ、その研究がどれくらい信用できるものか調べようがありません。

例を挙げてみましょう。「新・女子力テスト」の模範解答ページの資料のひとつに、カイロプラクティック治療院のサイトがあります。カイロプラクティックは標準的な医学に基づいているものではなく、代替医療と呼ばれるもののひとつです。この資料では「普通に健康な人に炭水化物過敏症が非常に多く、半分くらいの人が炭水化物をうまく消化できないでいる」「多くの場合、遺伝的(例えば家族に糖尿病の人がいる)な要素があり、さらに炭水化物の摂り過ぎというライフスタイルが症状を悪化させています」と書いていますが、根拠となる出典は何も示されていません。オーソモレキュラー療法のサイトでは、「インスリンの働きが機能しなくなる前段階の、インスリンの働きが乱れる段階で、血糖の乱高下など血糖調整異常が現れる疾患があります」として3枚のグラフをならべていますが、出典がなく、信頼できるデータなのかわかりません。Googleで画像検索してみると、同様の医療情報サイト複数にこのグラフがのっていることがわかります。その種のサイトで使いまわされている画像のようです。

そのほか、美容情報サイト「肌らぶ」(「掲載している記事は、医学的に基づいた推奨・効果を保証するものではない」と「サイト運営ポリシー」に明記してあります) の「妊娠確率をあげるための5つの方法」や、オムロンヘルスケアの サイトの「出産の適齢期は25~26歳」説など、なぜこんな信用のおけない情報を「模範解答」のページにならべようと思ったのか、理解に苦しむラインナップになっています。

「新・女子力テスト」のウエブページには、「監修:国際協力NGOジョイセフ」とあります。 「ジョイセフ」は日本の家族計画や母子保健のノウハウを発展途上国に輸出する目的で1968年から活動している公益法人です。最近では読売新聞社から「読売国際協力賞」をおくられていたりすることもあり、この団体を信用していた人も多いでしょう。その団体が監修したテストの模範解答が上記のような状態だというのは衝撃です。要するに、信用できると思っていた団体が、信用できない情報を根拠に啓発活動をしているということなのですから。啓発教育はジョイセフの中心的な活動のひとつのようですが、発展途上国でもおなじ調子で啓発活動を展開しているのでしょうか? だとしたら、とんでもないことです。

「先進国の中で最下位レベル」の根拠のあやしさ

「新・女子力テスト」の動画の最後のあたりで「日本女性のリプロダクティブ・ヘルスの知識、先進国の中で最下位レベル」という字幕が出ます。このプロジェクトの趣旨を説明したコラム (Web電通報 掲載)によれば、これはイギリスのカーディフ大学の研究グループがおこなった「スターティング・ファミリーズ」国際調査に基づくものだそうです。この調査は2009-2010年におこなわれたもので、日本では、研究グループの代表者が国会議員やマスメディア相手に講演したり (2011年2月)、NHKスペシャル「産みたいのに産めない:卵子老化の衝撃」(2012年6月) に出演するなど、大きくとりあげられてきました。

しかし、この「スターティング・ファミリーズ」は、実はトンデモ調査です。国際比較が可能な調査設計になっていない上に、翻訳の質があまりにも低く、社会調査としての体をなしていません。実際に調査に使われたという調査票をみると、「あなたご自身はどのくらい受胎能力があると思いますか?」と男性に質問する項目があったりと、日本語表現が全体的におかしく、何を質問されているのかが読みとれなかったりします。社会調査の訓練を受けていない人でも、一読すれば、これでは知識以前の問題で点数が低くなってしまうのもあたりまえだとわかるような代物です。

ところが、2011年に日本に持ち込まれてから4年以上の間、この調査は誰からの批判も受けず、信頼のできる調査としてあつかわれてきました。特に日本産婦人科医会はこの調査結果がお気に入りらしく、定例の「記者懇談会」で再三この調査をもちだして、日本人は妊娠に関する知識レベルが低いと主張してきました。2015年9月以降、この調査の問題点が指摘されるようになりましたが、そのあとの第100回記者懇談会 (2016年7月27日)でも、木下勝之会長みずから「日本は男性が16位、女性が17位と、妊娠・不妊に関する 知識レベルが低い」として「少子化克服国民運動」をぶちあげています。調査の質の低さをわかったうえで意図的にやっているのか、論文を読まずに聞いた話を受け売りしているだけなのかは知りませんが、どちらにしても、専門家としてひどすぎる態度です。

ジョイセフは、設立の経緯からして産科・助産団体との関係が深いので、そういう筋からこの調査の情報を聞いていて、「I LADY.」プロジェクトをはじめることにしたのかもしれません。あるいは、このプロジェクトに協力する活動家 (アクティビスト)があとから持ち込んだのかもしれません。しかしどんな経路で入ってきたにせよ、その情報が信用できるものかどうか、チェックしようとは思わなかったのでしょうか。

質の低い社会調査がしばしば濫用され、世論や政策に悪影響をおよぼしていることは、以前から問題になってきました。情報技術が発展し、国際化が進んだ今日では、調査会社と翻訳会社に作業を丸投げすれば、大規模な国際調査でも労力をかけずに実施できてしまいます。その結果から都合のよい部分を抜き出して政府や学会やマスメディアやNGO団体に売り込み、世論を焚きつけて政策を誘導する人たちがいるわけです。そのような政治宣伝に簡単に引っかかってしまう日本社会は、本格的に「ヤバイ」状況にあると思います。

繰り返される問題

一見まともそうにみえる団体が妙な知識にお墨付きをあたえて世論を誘導するという構図は、昨年の高校の副教材に「女性の妊娠のしやすさの年齢による変化」に関する改ざんグラフが掲載された事件と共通するものです。この「妊娠のしやすさ」データの大元は、1950-60年代のアメリカの、特殊な宗教背景のコミュニティを対象とした研究によるもので、新婚の夫婦の間では30歳中ごろまでは妊娠の確率はほとんど変わらないと読みとれるものでした。それが半世紀たって日本の高校副教材に掲載されたときには、22歳をピークとして急激に「妊娠のしやすさ」が低下するグラフに書き換えられていたのです。

このグラフをつくったのは、産婦人科界の重鎮、慶應義塾大学名誉教授の吉村泰典医師でした。吉村医師は内閣官房参与として安倍政権の「少子化社会対策」を支えるブレーンとなっていますが、日本生殖医学会の理事長をつとめていた2013年以降、自身の運営する一般社団法人のサイトや、厚生労働省作成の動画などでこのグラフを使い、「22歳時の妊孕力を1.0とすると、30歳では0.6を切り、40歳では0.3前後」「卵子の数の減少と、一個一個の卵子のクオリティの低下が非常に大きな原因」などという持論の根拠としてきました。そして産婦人科の専門家や団体は、このようなグラフ利用をまったく批判してこなかったどころか、2015年3月に日本産科婦人科学会など9つの学術団体が合同で「学校における健康教育の改善に関する要望書」を内閣府に提出した際に、参考資料として使用していたといいます。

このように、あやしいデータをもとに、日本女性は健康に関する知識が足りないとして、いいかげんな情報をひろめるキャンペーンが次々と展開されているのは、笑えない状況です。キャンペーンの動機はさまざまでしょう。しかし、ポイントは、ここに政府が乗っかって、「少子化社会対策」のための国策として推進していることです。

この状況で、正しい知識を手に入れるのは大変です。最低限の防御策として、「出典表示がいいかげんなものは相手にしない」という原則は有効ではあります。特に、何のデータかわからないようなグラフをのせているウエブページや教材の類は、即座にトンデモ認定してかまいません。もっと根本的な対策としては、学校で習う各教科の基礎知識をきちんと身につけるとか、いろんな分野の本を読んで教養をひろげるとか、図書館などに親しんで資料収集の技術をみがいておくとかいうことも大切です。でも、そうしたことをいくらがんばってみたところで、専門家と政府・メディアが結託して巧妙に偽造した情報を本気で流しはじめたら、それを見破って抵抗することは、素人にはまず不可能です。

それより、まずは知識を啓蒙しようとする団体自身が責任を持って情報を検証し、信頼できる情報に基づいて正しい知識を発信しないといけません。これは、その気があればすぐにできることであり、啓蒙にあたっての責任です。しかし、ジョイセフも産婦人科関連の専門家団体も、その責任を遂行せず、トンデモ情報に基づく啓蒙活動をしています。これでは悪意を持って一般の個人の知識を操作しているといわれても仕方ないでしょう。

「I LADY.」プロジェクトは、この問題の動画以外にも、すでに各地でセミナーなどを開催しており、今後さらに展開して高校教育などにも進出することをもくろんでいるようです。協力している「アクティビスト」のなかに、あやしげな商売に利用している人たちがいるのではないかという疑惑もあります。ジョイセフに対しては、このようなかたちで政治的勢力を拡大する前に、まず足元を見つめて、正しい知識の根本となる科学的なリテラシーを身につけてほしいところです。

田中重人
東北大学大学院文学研究科准教授。社会学・社会調査法を専門とし、「社会階層と社会移動」(SSM) 調査や「全国家族調査」(NFRJ) などの大規模社会調査プロジェクトに参画してきた。研究関心の中心は家族制度とジェンダーの問題であるが、2015年の高校保健副教材問題以降、医学における非科学的データ利用とその世論・政策への影響について調査している。

I LADY. 「新・女子力テスト」とニセ医学 ジョイセフ×電通「粉かけ罰ゲーム動画」の背景

健康に関する質問を女性出演者にぶつけ、正解できないと粉をぶっかける「新・女子力テスト」宣伝動画について、ネット上で議論が展開されています。この動画は、電通ギャルラボとジョイセフにより、女性の心身の健康に関する啓発キャンペーン「I LADY.」の一部としてつくられたもので、 2016年3月3日にジョイセフのYoutubeチャンネルにアップロードされたとのことですが、11月9日になって、Twitter での批判をきっかけに抗議の声があがったようです。

11月21日の早朝に削除されたこの動画は、「新・女子力テスト」という表題のあとに、「日本の女子たちは本当に女子力が高いのか?」と問いかける字幕からはじまり、軽快な音楽にのって「ピンク色が好きだ」「チワワが好きだ」「メイクは女子の命」「必殺のモテ技がある」などの質問と女性出演者の答えがつづきます。後半は「早寝早起きだ」「定期的に体温を測っている」「子宮はリンゴくらいの大きさだ」のような質問になり、このあたりから、回答をまちがえると白い粉が上から大量に降ってくる演出が加わります。終盤になると質問は「自分でコンドームを買ったことがある」「正しい避妊法を3つ答えられる」「自分が妊娠しやすい日がいつか把握している」といった内容になり、かけられる粉の量が増えていきます。最後に「日本女性のリプロダクティブ・ヘルスの知識、先進国の中で最下位レベル」「真の女子力で、幸せをつかめ」という字幕が画面に大きく出て、動画は終わります。

批判が集中したのは、答えをまちがえた女性が粉をかけられる「罰ゲーム」的な演出に対してでしたが、私がこの記事でとりあげたいのは、動画の演出ではなく、この動画が宣伝している「新・女子力テスト」が依拠している知識のことです。

「模範解答」の出典のあやしさ

「新・女子力テスト」の正解は、I LADY. サイト内の「読めば女子力がUPする模範解答」というページにのっています。根拠となる資料の一覧があるのですが、それが実にいいかげんな印象を与えます。資料のほとんどは寝具や健康機器や生理用品の会社の運営するサイトなどで、まともな医学書や医学論文はひとつもありません。インターネット検索でみつけた情報源を適当にならべた感じです。

しかも、この一覧にのっている資料のほとんどには、出典(データの出所である論文などの情報)の記述がありません。つまり、何を根拠としているのかがわからないわけです。「~という研究があります」とだけ書いてあっても、出典がわからなければ、その研究がどれくらい信用できるものか調べようがありません。

例を挙げてみましょう。「新・女子力テスト」の模範解答ページの資料のひとつに、カイロプラクティック治療院のサイトがあります。カイロプラクティックは標準的な医学に基づいているものではなく、代替医療と呼ばれるもののひとつです。この資料では「普通に健康な人に炭水化物過敏症が非常に多く、半分くらいの人が炭水化物をうまく消化できないでいる」「多くの場合、遺伝的(例えば家族に糖尿病の人がいる)な要素があり、さらに炭水化物の摂り過ぎというライフスタイルが症状を悪化させています」と書いていますが、根拠となる出典は何も示されていません。オーソモレキュラー療法のサイトでは、「インスリンの働きが機能しなくなる前段階の、インスリンの働きが乱れる段階で、血糖の乱高下など血糖調整異常が現れる疾患があります」として3枚のグラフをならべていますが、出典がなく、信頼できるデータなのかわかりません。Googleで画像検索してみると、同様の医療情報サイト複数にこのグラフがのっていることがわかります。その種のサイトで使いまわされている画像のようです。

そのほか、美容情報サイト「肌らぶ」(「掲載している記事は、医学的に基づいた推奨・効果を保証するものではない」と「サイト運営ポリシー」に明記してあります) の「妊娠確率をあげるための5つの方法」や、オムロンヘルスケアの サイトの「出産の適齢期は25~26歳」説など、なぜこんな信用のおけない情報を「模範解答」のページにならべようと思ったのか、理解に苦しむラインナップになっています。

「新・女子力テスト」のウエブページには、「監修:国際協力NGOジョイセフ」とあります。 「ジョイセフ」は日本の家族計画や母子保健のノウハウを発展途上国に輸出する目的で1968年から活動している公益法人です。最近では読売新聞社から「読売国際協力賞」をおくられていたりすることもあり、この団体を信用していた人も多いでしょう。その団体が監修したテストの模範解答が上記のような状態だというのは衝撃です。要するに、信用できると思っていた団体が、信用できない情報を根拠に啓発活動をしているということなのですから。啓発教育はジョイセフの中心的な活動のひとつのようですが、発展途上国でもおなじ調子で啓発活動を展開しているのでしょうか? だとしたら、とんでもないことです。

「先進国の中で最下位レベル」の根拠のあやしさ

「新・女子力テスト」の動画の最後のあたりで「日本女性のリプロダクティブ・ヘルスの知識、先進国の中で最下位レベル」という字幕が出ます。このプロジェクトの趣旨を説明したコラム (Web電通報 掲載)によれば、これはイギリスのカーディフ大学の研究グループがおこなった「スターティング・ファミリーズ」国際調査に基づくものだそうです。この調査は2009-2010年におこなわれたもので、日本では、研究グループの代表者が国会議員やマスメディア相手に講演したり (2011年2月)、NHKスペシャル「産みたいのに産めない:卵子老化の衝撃」(2012年6月) に出演するなど、大きくとりあげられてきました。

しかし、この「スターティング・ファミリーズ」は、実はトンデモ調査です。国際比較が可能な調査設計になっていない上に、翻訳の質があまりにも低く、社会調査としての体をなしていません。実際に調査に使われたという調査票をみると、「あなたご自身はどのくらい受胎能力があると思いますか?」と男性に質問する項目があったりと、日本語表現が全体的におかしく、何を質問されているのかが読みとれなかったりします。社会調査の訓練を受けていない人でも、一読すれば、これでは知識以前の問題で点数が低くなってしまうのもあたりまえだとわかるような代物です。

ところが、2011年に日本に持ち込まれてから4年以上の間、この調査は誰からの批判も受けず、信頼のできる調査としてあつかわれてきました。特に日本産婦人科医会はこの調査結果がお気に入りらしく、定例の「記者懇談会」で再三この調査をもちだして、日本人は妊娠に関する知識レベルが低いと主張してきました。2015年9月以降、この調査の問題点が指摘されるようになりましたが、そのあとの第100回記者懇談会 (2016年7月27日)でも、木下勝之会長みずから「日本は男性が16位、女性が17位と、妊娠・不妊に関する 知識レベルが低い」として「少子化克服国民運動」をぶちあげています。調査の質の低さをわかったうえで意図的にやっているのか、論文を読まずに聞いた話を受け売りしているだけなのかは知りませんが、どちらにしても、専門家としてひどすぎる態度です。

ジョイセフは、設立の経緯からして産科・助産団体との関係が深いので、そういう筋からこの調査の情報を聞いていて、「I LADY.」プロジェクトをはじめることにしたのかもしれません。あるいは、このプロジェクトに協力する活動家 (アクティビスト)があとから持ち込んだのかもしれません。しかしどんな経路で入ってきたにせよ、その情報が信用できるものかどうか、チェックしようとは思わなかったのでしょうか。

質の低い社会調査がしばしば濫用され、世論や政策に悪影響をおよぼしていることは、以前から問題になってきました。情報技術が発展し、国際化が進んだ今日では、調査会社と翻訳会社に作業を丸投げすれば、大規模な国際調査でも労力をかけずに実施できてしまいます。その結果から都合のよい部分を抜き出して政府や学会やマスメディアやNGO団体に売り込み、世論を焚きつけて政策を誘導する人たちがいるわけです。そのような政治宣伝に簡単に引っかかってしまう日本社会は、本格的に「ヤバイ」状況にあると思います。

繰り返される問題

一見まともそうにみえる団体が妙な知識にお墨付きをあたえて世論を誘導するという構図は、昨年の高校の副教材に「女性の妊娠のしやすさの年齢による変化」に関する改ざんグラフが掲載された事件と共通するものです。この「妊娠のしやすさ」データの大元は、1950-60年代のアメリカの、特殊な宗教背景のコミュニティを対象とした研究によるもので、新婚の夫婦の間では30歳中ごろまでは妊娠の確率はほとんど変わらないと読みとれるものでした。それが半世紀たって日本の高校副教材に掲載されたときには、22歳をピークとして急激に「妊娠のしやすさ」が低下するグラフに書き換えられていたのです。

このグラフをつくったのは、産婦人科界の重鎮、慶應義塾大学名誉教授の吉村泰典医師でした。吉村医師は内閣官房参与として安倍政権の「少子化社会対策」を支えるブレーンとなっていますが、日本生殖医学会の理事長をつとめていた2013年以降、自身の運営する一般社団法人のサイトや、厚生労働省作成の動画などでこのグラフを使い、「22歳時の妊孕力を1.0とすると、30歳では0.6を切り、40歳では0.3前後」「卵子の数の減少と、一個一個の卵子のクオリティの低下が非常に大きな原因」などという持論の根拠としてきました。そして産婦人科の専門家や団体は、このようなグラフ利用をまったく批判してこなかったどころか、2015年3月に日本産科婦人科学会など9つの学術団体が合同で「学校における健康教育の改善に関する要望書」を内閣府に提出した際に、参考資料として使用していたといいます。

このように、あやしいデータをもとに、日本女性は健康に関する知識が足りないとして、いいかげんな情報をひろめるキャンペーンが次々と展開されているのは、笑えない状況です。キャンペーンの動機はさまざまでしょう。しかし、ポイントは、ここに政府が乗っかって、「少子化社会対策」のための国策として推進していることです。

この状況で、正しい知識を手に入れるのは大変です。最低限の防御策として、「出典表示がいいかげんなものは相手にしない」という原則は有効ではあります。特に、何のデータかわからないようなグラフをのせているウエブページや教材の類は、即座にトンデモ認定してかまいません。もっと根本的な対策としては、学校で習う各教科の基礎知識をきちんと身につけるとか、いろんな分野の本を読んで教養をひろげるとか、図書館などに親しんで資料収集の技術をみがいておくとかいうことも大切です。でも、そうしたことをいくらがんばってみたところで、専門家と政府・メディアが結託して巧妙に偽造した情報を本気で流しはじめたら、それを見破って抵抗することは、素人にはまず不可能です。

それより、まずは知識を啓蒙しようとする団体自身が責任を持って情報を検証し、信頼できる情報に基づいて正しい知識を発信しないといけません。これは、その気があればすぐにできることであり、啓蒙にあたっての責任です。しかし、ジョイセフも産婦人科関連の専門家団体も、その責任を遂行せず、トンデモ情報に基づく啓蒙活動をしています。これでは悪意を持って一般の個人の知識を操作しているといわれても仕方ないでしょう。

「I LADY.」プロジェクトは、この問題の動画以外にも、すでに各地でセミナーなどを開催しており、今後さらに展開して高校教育などにも進出することをもくろんでいるようです。協力している「アクティビスト」のなかに、あやしげな商売に利用している人たちがいるのではないかという疑惑もあります。ジョイセフに対しては、このようなかたちで政治的勢力を拡大する前に、まず足元を見つめて、正しい知識の根本となる科学的なリテラシーを身につけてほしいところです。

田中重人
東北大学大学院文学研究科准教授。社会学・社会調査法を専門とし、「社会階層と社会移動」(SSM) 調査や「全国家族調査」(NFRJ) などの大規模社会調査プロジェクトに参画してきた。研究関心の中心は家族制度とジェンダーの問題であるが、2015年の高校保健副教材問題以降、医学における非科学的データ利用とその世論・政策への影響について調査している。

「発射前の『一緒にイこう』」、「粗チンとの騎乗位」セックス中の“正直面倒”な女の本音

 なかなか言えない「セックスはしたいけど、正直それはしたくない」というプレイ。もともと何でも言える人だったり、言い合える関係性を築けていれば良いのですが、不本意なプレイをこなしている人もいらっしゃいます。そこで、「セックス中に『正直面倒だな』と思っていること」についてご意見を募集いたしました。今回もたくさんの回答、誠にありがとうございます! 早速開票です。

【「正直面倒だな」と思うプレイはありますか?】
はい:89.5%
いいえ:10.5%

【詳細】
■フェラ
・フェラさせるのにクンニしないなんて不公平。そもそもフェラが面倒だし、「おいしい?」って聞かれるけどおいしいわけない(24歳)

・フェラ(69じゃない時)は一方的で「作業」に感じるし、滑稽で気まずい(26歳)

・フェラ強要(自分はクンニおろか責めなし)男に当たるのも一気に萎える(27歳)

・舐めたくないから、本当はクンニされるのが好きなのに「クンニと手マンどっちがいい?」と聞かれて手マンと答えてしまったり。(43歳)

・フェラが得意ではないので「口でイかせて」って言われると面倒くさい。「早く挿れて欲しいな」と可愛く言って回避します(23歳)

■騎乗位
・相手が変わろうが何度トライしようが、突き刺さる痛みだけで何にも気持ち良くなれなくて萎える。もう嫌で嫌で仕方ないからはっきり断ってるにも関わらず、ノリや流れに任せて無理やり騎乗位させようとする男にも醒める。痛みしかないんだから全然慣れないし、男に力じゃ敵わないからまたがって演技するしかない。そんなセックスしかしない男には、心をレイプされてるとしか思えない(45歳)

・相手とはセックスしたいのですが、「乳首を舐めて」とか「騎乗位」とか正直どうしていいのかわからないので面倒です。AVとか見て勉強するけどよくわからないです。夫とはセックス自体面倒です(44歳)

・騎乗位でしかイけないので、騎乗位が好きだと思われてしまい、そろそろ面倒くさい。別に毎回イきたいわけじゃないし疲れる(32歳)

・最近、どう座っても脚が痺れるから(26歳)

・祖チンとの騎乗位(26歳)

■言葉
・「挿れてほしい?」って聞かれるけど「挿れたいのはそっちでしょ」と言いたい(24歳)

・見た目の雰囲気からMっぽくみられがちで(内面はS)、言葉責めで「ドMちゃん」とか言われたりすると醒める。そもそも、その気になってないのに求められるのもかなり面倒くさい。そういう奴に限って、雰囲気作りも、何もかも手抜き(年齢非公開)

・前戯中など「声を聞かせて」と言われること。相手が興奮するためなんでしょうが、あえて声を出そうとすると冷めてしまいます。あとは、手や足を縛ることはくすぐったさしか感じないので面倒です(22歳)

・「挿れて」と言った後に「どこに挿れたいの?」「そこじゃわからないよ?」とか「マンコ」って言うまで粘る人に当たったら地獄。言われた瞬間乾きます(25歳)

・「一緒にイこう!」は意味がわかりません。タイミングなんて合わせられるかよ(22歳)

■潮吹き
・無理矢理潮吹かされるのは辛い(43歳)

・潮吹き自体は好きだったのに、元彼に「潮吹いちゃって♡」と「してやったり感」出されるのが嫌で面倒くさくなった(30歳)

・潮吹き=絶頂と勘違いしているセフレに、何度説明しても納得してくれず「イッたね♡」と言われるのがウザい。馬鹿なんだろうなと思ってます(24歳)

・潮吹いた後に、潮の付いた手を見せて来られた時。反応に困るので正直面倒くさい(23歳)

■その他
・いつも早いのに、早く寝たい時に限って早く終わらない時(34歳)

・手マン。手でやられるよりおちんちんで押し広げられる感覚とか奥まで突かれるのが好きだから「そんなことより早く挿れて!」って思う(23歳)

・いわゆるまんぐり返し。パートナーは辱め系が好きなのでお気に入りのようだけど、どうも間抜けな姿勢で自分はちょっと醒める。性器が晒されすぎてスースー(?)してたいして感じないわ、デブ気味なのでお腹はつかえて苦しいわで(笑)。それなのに、そのままイカせようと頑張られると、正直面倒くさい~! 早めに終わって!(36歳)

・アナルは無理(43歳)

・眠い時にするエッチはすべてが面倒くさい(22歳)

・服を脱ぐこと(23歳)

 好みのプレイって本当に人それぞれですよね。フェラも騎乗位も潮吹きも、好きな人は好きです。ただ、「一緒にイこう」は本当に謎ですよ。「好きな人もいるのはわかるけど、私は嫌」ではなく、同時にイくことが好きな人っていうか、そもそもコントロールできる人ってそんなにいますか? 恭子様?? いずれにせよ、セックスは相手ありきです。お互いが全力で「気持ち良かったー!」と思えるものにしたいですね。相手が勝手にひとりで高まって、自身が置いてけぼりになっていたら、それはただのオナニー補助ですから。