女性の中イキ、「したことがない」のではなく「気付いていない」だけの可能性?

こんにちは。ポルチオ・ボルシチ・ポルチーニ……全部大好き、大根 蘭です。

 中イキしたことありますか? 「イク」といっても刺激する場所は代表的スポットは「クリトリス」「Gスポット」と「ポルチオ」とあります。「中イキ」というのは一般的には、膣の奥・子宮口付近にあるコリッとした突起物のポルチオを刺激されてイクことを指します。それぞれイク感覚は違いますが、ポルチオで感じるオーガズムは「セックスでの最高の快感や強い幸福感が得られる」と言われているほど深~~い快感を体感できるスポットだと思っています。是非、体感していただきたい快感スポットです!

▼ポルチオ刺激で中イキの最高潮!? 深い快感を知る

 「クリトリスの愛撫では何度もイクのに、中イキしたことがない」という意見を聞くことは多く、先日、友人女性とセックス話に花を咲かせていたときも同じ言葉を耳にしました。中イキの素晴らしさを懇々と語っていた私に対して「いいなぁ~。私はこのまま中イキを知らずに生きていくのだろうか」と嘆いておりました。しかし、話を聞いているうちにふと思ったんですよね。「それって、中イキしてない?」と。

◎クリイキの延長線上…だと思っている女性多し

 リサーチしたころ、友人と同じように中イキしている(可能性がある)のに「したことがない」と思っている方々が結構いるんですよね。中でも、中イキをクリイキの感覚と同じような感覚と認識している方、もしくは中イキをしていても「あの不思議な感覚は、中イキとは違うはず」と思い込んでしまっている方が多いように見受けられました。

 私が友人女性に思った「それって、中イキしてない?」と思った理由も、彼女が「中イキではないんだけど」話していた内容が、<膣内に何かが押し寄せてくる感覚><思わず足の指やお尻にギュッと力が入った><すごく気持ちいいけど、とてつもない疲労感><イクッ! という感覚ではなかった>という感想だったため、まさにそれが、中イキではないかと感じたからです。彼女のように中イキでも「イクッ!」的感覚になるはずと思っていることが、中イキに気付いていないだけでは? という方もいるように思うんです。

 クリイキと中イキの感覚は似て非なるもの。私の場合、クリイキはカラダの緊張感、そして解放とともに「イクッ!」(ビクンッ)というわかりやすい反応が出ることが多いかと思います。それに比べ、中イキは「なんかクル~!」と徐々に迫ってくる感覚です。

 ちなみに相手男性の感想を思い出すと、クリイキ後は「すごい締めつけてくる」という言葉で、中イキ後「すごい吸い込まれる」と言われたことがあります。クリイキは“ビクンッ!”と痙攣による締め付け、中イキは“ギュー!”っと絞られている感覚に近いのかもしれません。

◎中イキしていることを自覚するには?

 経験豊富な男性とのセックスでは、挿入中にポルチオ刺激でオーガズムを得た場合は、膣内の動きや愛液の分泌の様子などで、「今、中イキしたな」と相手もわかるといいます。そういう相手に「今のが、中イキだよ」と教えてもらえれば納得出来るのかもしれませんが、自分ではどうすればわかるの? と思いますよね。

 もちろんカラダの反応は個人差があると思いますが、私の場合の詳細は、「イク直前は力み、イッた瞬間に脱力」「膣内が収縮(ヒクヒク)」「体が火照って、額に汗」という3ステップが訪れます。

▼女性が「イク」瞬間に訪れるカラダの変化って実際どんな具合なの?

 中イキでも同じような現象が起きますが、クリイキ時よりも膣内のヒクヒク度合いも大きく、いつもより長いこと収縮している気がします。ちなみに、イク瞬間は、頭が真っ白になって「アンアン」騒ぐというよりはうめき声に近いときもあれば、叫びに近いときもありますが、クリイキのそれとは確実に違います。

 もうひとつ大きな違いは、私はいつもクリイキしたあと、少し落ち着いたらまたネクストラウンドに突入できるのですが、中イキ後はノックアウト。「もう無理です……」としばらくベッドの上で放心状態であることが多いように思います。私自身、はじめての中イキ体験は、訪れる快感からイッたあとも、まさに「不思議な感覚」だったと思います。

◎「気持ちいい」を脳が覚えること

 今までもお伝えしてきたように、膣内はたくさん「性感帯」と言われる場所がありますが、本来、膣は奥にいくほど鈍感な場所です。リラックスした精神状態で触れられたり刺激を受けて「気持ちいい」と感じることで「性感帯」に変えていく場所なんです。

▼膣は鈍感な場所である。Gスット・ポルチオで最初から「イク~」とならない理由

 つまり、自分が性感帯と感じるのも「イッた」と感じるのも自分の脳次第ということ。極端な話、「快感」と感じることで迷走神経などを通して中イキのオーガズムを得ることができます。反対に、どれだけリラックスして最高のテクニックを受けても、自分の脳が「気持ちいい」と気付かなければ、快感に変わることもオーガズムを感じることはない、ということです。目安としましては……、

*快感の強い高まりを感じる

*呼吸が荒くなる、または一瞬呼吸が止まったりする

*手足や腹部、尻などに強い緊張を感じる(力が入る)

 この3つを感じたら「イッた」と自覚し、その刺激やカラダの変化を脳が覚えておくことが重要ポイントです。クリイキとは違う、感じたことのない感覚を「今まで経験したことのない、不思議な感覚」でスルーするのではなく、カラダや膣内の反応をに気付き、記憶することは中イキの快感に気付くステップなのかもしれませんよ~。

「ゴムつけない派」男を制し、安心安全なヤリマンでいたいわたしの戦法

「俺、生じゃないとだめなんだよね。ゴムつけると萎えるから」

元ヤリマンでクラブ遊びばかりしていたわたしは、この手の男をごまんと見てきた。 しかも、お持ち帰りが成立してから言うからたちが悪い。いざセックス! 挿入! の瞬間に言う男がほとんどである。

ええっ? このタイミングで!?

まんこはもうよだれたらして濡れ濡れで早くちんこを欲しがっているし、相手のちんこもビンビンに勃っている状態である。

「いや、ゴムつけないと……」

わたしがそう促しても

「ゴムつけたら百パー萎えるけどそれでもいいの?」

まるでセックスできないぞ、と脅すような言葉が返ってくるのだ。

やれやれ、またか…………。

この手の「俺様ゴムつけない派」な無責任男をイヤというほど見てきたわたしは、ただただ呆れるしかない。

そして、強めにこう言い返すのだ。

「ゴムつけないならヤらない」

その瞬間の、落胆した男の顔はなんとも情けないものである。

「じゃあ、せめて(ちんこの)先っぽだけでいいから挿れさせて! 少しだけでいいからお願い」

こんな事を言うあきらめの悪い男は多い事実。何故、そこまで生にこだわるのだろう。

「生セックスしたい」男に私はマイコンドームを差し出す
「生の方が気持ちいいから」

堂々と本音を言う男もいるが、一瞬の快楽のために、性病になったり妊娠したらどうするのだ? と思う。 ましてや相手は好きでもない男。

「ちんこの先っぽだけ挿れるのも危険やねんで? 粘膜の接触だけで性病がうつることもあるんやから」

「俺、性病ないよ? ちゃんと検査したし」

「じゃあ、もしわたしがあったらどうする?(ないけど)クラブで初めて会った相手と生セックスなんて、かなり危険じゃない?」

自分は性病じゃないと主張できても、相手のことなんてわからない。そもそも性病じゃないと言い張っていても本当にないと信じていいかすらわからない。先ほどのようなセリフを言うと、大抵の男性は生セックスを諦めて、財布からいつ買ったかわからない、よれよれのコンドームを取り出すのである。

(生じゃないとダメって言ってたのに、何故財布にゴム?)

とりあえずオプション的に言っているというか、本音は「生じゃないとダメなわけじゃないんだけど、生でヤれたら嬉しいな」くらいに思っているのだろう。

生派男の中には「俺、大体の性病は経験済みだぜ!」と何故かドヤ顔で自慢してくる男もいたっけ……。怖すぎてゴム越しでもセックスを拒否したが。この超無責任な男は「性病になっても薬飲めば治るから平気」とこれまたドヤ顔で言っていたのが未だに印象的である(オエーッ!)。

ちなみにわたしは、男性がよく財布にしのばせて持ち歩いている、財布の摩擦ですりきれそうなぼろぼろのコンドームは決して使わない。

「財布の中のゴムは摩擦で劣化してるから、箱から出したてのコンドーム使って」

と、ドヤ顔してわたしは新品の箱から取り出したマイコンドームを男に差し出す。

大抵の男は、「なんだ、この女ヤベェ……」といった苦笑いをひくひく浮かべる。

あれだけ生じゃないと勃たないと宣言していた男が、しぶしぶとゴムをつける後ろ姿はまるで試合に完敗したかのような哀愁を背負ってなんだか情けない。

(C)緑丘まこ
コンジローマにクラミジア! 生派男から性病をうつされた友人たち
生セックスの要望以外にも、九割以上の男性がフェラチオやキス、時にはクンニをしたいと求める。

その際も、わたしの説教がはじまるのだ。

「いやいやいや、キスもフェラも粘膜同士の接触だから! ゴムつけてセックスしててもキスやフェラしてたら生セックスするくらいリスクあるから。わたしはヤリマンだけど、ヤリマンだからこそ気をつけてる。あなたも気をつけた方がいいよ」

男はドン引きするが、かまわない。一瞬の快楽より安全安心なセックスを心がけたい。

わたしの友人も、過去に生派男に押され、その場の雰囲気を壊さないため生セックスしてしまった人が何人もいる。クラブでの出会いにもかかわらず。

その結果……

友人A子は「なんか、あそこにぶつぶつができてん。どうしよう……(涙)」と訴えてきた。

わたしに泣きそうになりながら相談した直後、婦人科に行ったA子は、ショックなことを医師に告げられたという。

「尖圭コンジローマですね。これは、切らなきゃいけないかもしれません」

切……切る!? 安易に生セックスして、性病に感染して、まんこを切る? 正確には尖圭コンジローマは、発症すると性器や肛門あたりにいぼができ、その部分を手術で切除しなければならないというのだ。初期段階であると、クリームで治療できる場合もあるというが、どちらにせよおそろしい……。しかも、治療をしても四人に一人がその後再発するという厄介な性病である。

「相手が性器の先っぽを、生でわたしのあそこに何度もこすりつけてきて、少し挿れてきて断れなかってん……。最後はちゃんとゴムつけたのに、まさかこんなことになるなんて……」

A子は落胆していた。

生派男に流され生セックスをしてしまった友人達はクラミジアになるパターンが一番多かった。女性の場合、感染しても自覚症状が出ないことが多く、厄介な性病である。放置しておくと男性は尿道炎や前立腺炎、女性は子宮内膜炎や卵管性不妊症などの重篤な病気に発展することも。

そして、クラミジアなどの性病にかかると、性器が炎症を起こして抵抗力が弱っているため、HIVの感染率が3倍から5倍になるという。

おそろしすぎる。生セックスは本当に危険なのだ。

ピルを服用しているから大丈夫、と自ら生セックスをする女性もいるが、ピルでは性病もHIVも防げない。

性病などを防ぐ方法は、コンドームを着用し、徹底的に粘膜同士の接触を避けることである。コンドームも百パーセントの安全性はない。劣化しているゴムや使用法を誤って使うと破れやすいので要注意である。だから財布の中にあるコンドームは信用できない。

女性は、大抵コンドームを男性任せにしているイメージがある。実際、クラブに一緒に行った友人にマイコンドームを分けてあげて、のちに大感謝されたこともあった。「お持ち帰りされて男の家に行ったらゴムないって言われたから、まこにもらったゴムが役に立ったわ〜」と。

彼氏であっても安易な生セックスはしてはダメ
わたしは、避妊や性病予防を男性任せにして女性に傷ついてほしくない。高校時代、友人の友人が何度も妊娠して中絶したと聞いてショックを受けたことがあった。ない妊娠はもちろん、生セックスが原因で性病にかかって大切なまんこを傷つけてほしくない。

だから、自分を守るために女性にも“マイコンドーム”を是非持つように推奨したい。

恋人だろうと遊びだろうと、生の方が気持ちいいから、とゴムをつけたがらない無責任な男性には是非、「ゴムつけないならヤらない」と強気な姿勢でマイコンドームを差し出そう。もちろん箱に保管していたものを。

わたしの場合、生派な男はコンドームの正しい装着方法も知らなさそうなので、丁寧に装着してあげていた。

【正しいコンドームの扱い方】

・清潔に洗った手で先端をつまんで空気を抜く(破れるのを防ぐため)。
・裏表を確認して装着する!
・必ずペニスの根元まですっぽり隠れるように装着すること(粘膜同士の接触を避けるため)。
・射精したらゴムが外れないようにちんこの根元をおさえながら、すぐにまんこから出す。
・使用後は口を結んで捨てる。再利用は絶対にしないこと!

コンドームを買う時、恥ずかしいと思う女性もいると思うが、堂々としよう。むしろ、リスキーな生セックスをする方が恥なのだから。個人的には、コンビニより薬局で購入する方が値段が安くてオススメである。

わたしは生じゃないならいいや、と断られたことは一度もないが、もし断られたとしたらそれはそれでいいのだ。 望まない妊娠、性病やHIV感染のリスクを背負ってまで生セックスなんてする必要ない。 そして生セックスをするしないは、男女の連帯責任であるとわたしは思っている。

高校時代、友人の友人は「生じゃないと彼氏が嫌がるの」といやいや生セックスをした挙句、妊娠して中絶したが、その場合も男女ふたりの責任であるとわたしは思う。コンドームは女性も買えるのだから。なのに何度も生セックスを繰り返しては妊娠→中絶していたという話を聞いて正直呆れていたし、胸がかなり痛んだ。望んでいてもなかなか授からない人もいるのに。命をなんだと思っているんだ。

だから絶対に絶対にリスクのある生セックスなんてしてはいけない。 ピルを服用している場合も、事前に婦人科、泌尿器科でお互い性病の検査をした上で生セックスをすることをオススメする。自覚症状のない性病もあるのだから。

……と今回はかなり真面目に語ってしまった。 驚くかもしれないが、連日のように違う女性とヤりまくる男性(いわゆるヤリチン)の中には、生セックスのリスクを意識して必ずコンドームを装着する人も多い。

ヤリマン・ヤリチン=性病持ちではないのだ。

わたしがヤリマン全盛期だった頃、「そんなに不特定多数とヤりまくってたら病気こわいわ~」と言ってきた友人がいたが、そういう彼女の方が、結婚する予定もない歴代の彼氏全員と生セックスをしてきた、と言うから驚く。

例えば、彼氏が実際遊び人のタイプに見えなくて彼氏の元カノが遊び人で性病持ちだったらどうするのだろう?

考えすぎだ、という人もいるかもしれないが、大切な事だからそれくらい神経質になるくらいがちょうどいい。彼氏だから、安全という保証はない。

これを機に、声を大にして言いたい。

是非、女性の方も持ちませんか? 自分を守るマイコンドーム。

子宮摘出手術をひとりで受けて、ひとりで退院する。解決すべき課題と医療の進歩

前回は夢子がなんとか子宮摘出手術の予約をもぎ取り、それを祝う子宮摘出パーティを開いてもらったところまで語ったな。

 手術すること自体が決まったのはもちろん、病院が決まって俺はホッとした。それさえ決まれば、無駄な悩みが減るからだ。夢子のやつ、手術は怖くないらしいんだが、入院に関しては必要ないことまであれこれ心配していた。

 入院が決まる前から夢子が恐怖していたことの中でも、代表格は”同室の入院患者にいじめられるのではないか”ということだった。夢子は収入が少ないので、一番リーズナブル価格である大部屋に入院する。5人くらいはルームメイトがいるのだろうか? 夢子には恐怖でしかなかった。やつには根拠のない確信があった。

(私は、同室のレディースに、いじめられる)

 入院関連の不安としては、思い悩んでもどうにもならないことNo.1だとわかってはいても、夢子はクヨクヨし続けた。

 夢子はもともと、1日のうち数時間はひとりっきりで過ごさないと情緒不安定になる体質だ。これは鬱とは関係ない。あまり知られていないかもしれないが、そういう体質の人間は社会に一定数、存在する。生まれついた脳の仕組みでそうなるらしい。

 そんな体質の者であっても、人と交流することは可能だ。ただ、夢子は半年に及ぶ病院探しで弱体化していると自覚していた。普段の体質に輪をかけて内向的傾向が強くなっている上に、鬱やパニックが出やすくなっている。それなのに24時間、人間と共同生活が送れるわけがない。この考えはまだ理解できるんだが、一足跳びに「いじめられる」と思ってしまうのはちょっとアレだなぁ。ま、コンディションがよくないってことだな。

◎快適な入院生活が送れるパジャマとは?

 もう少し具体的な懸案事項もあった。寝間着である。

 入院の時は、看護師さんが患者のケアをしやすいよう前開きのパジャマ、もしくは浴衣のようなものでないといけないという。夢子は前開きのパジャマを持っていない。そういえば、近年そういうタイプのものをあまり見かけない気がする。資金も乏しいことだしネットで安く買おうと、入院先が決まる前からパジャマを検索していた。しかし前開きで低価格なパジャマはほとんどなかった。ボタン代が上乗せされ割高になるからか、安いパジャマは全部スウェットのような形をしている。不況はこんなところにも影響を及ぼすのか。

 ネットショップヘビーユーザーの夢子宅には、頻繁に宅配便配達がある。昨今では、朝早くや寝る間際の配達は珍しくない。そういう場合、ひとり暮らしでは寝間着のまま荷物を受け取ることになる。配達員にパジャマパジャマした格好で応対するのはさすがに気が引けるのだが、お手頃かつ前開きなものは花柄やフリルがついていて「どうも! パジャマのままです!」という主張が強い。

 買ったものを入院の時にだけ着るのは、お金がもったいない。シンプルかつ前開きで安いパジャマはないのか! と探してもシンプルであればあるほど1万円以上する。この現象はパジャマ・パラドックスとでも言うべきか。検索し始めてから4時間くらいは平気で過ぎていた。成果なしである。

◎手術後にすぐ洗濯できるのか?

 この件はいったん脇に置こうと決めるも、違う心配が立ち上がってくる。ブラジャー問題である。ノーブラのパジャマ姿で洗面所に行く際に、乳首が透けてしまうのはイヤだった。だがせっかくパジャマを前開きにしても、その下に着けているブラが後ろ開きでは意味がない。とすると、ブラも前開きのものを購入するべきか? 恐る恐る検索しても想像通りだ。こちらは軽く1万円くらいはする。気がつくと検索を始めてからすでに6時間くらいは経過していた。

 ダメだこいつ、不安すぎて完全に正気を失っている。Googleは不安を解消してはくれないぞ!

 パジャマ、ブラなどについてひとしきり思いを馳せれば避けて通れないのは、そう、洗濯案件である。仮にパジャマとブラを調達できたとしよう。高額だからそれぞれ1セットのみだ。しかし手術後、出血やその他体液で着ているものは思いのほか汚れるかもしれない。入院は2週間の予定だが、洗濯なしで過ごすのは無理なのでは。

 ご存じの通り、夢子には身寄りがない。洗濯もすべてセルフだ。コインランドリーはあるような気がする。だが、手術後すぐにランドリーする気力が自分にあるだろうか。

(あっても、パジャマ1組と下着だけ洗って乾燥するのはお金がもったいないなぁ。あっ、洗濯中は何を着ればいいの? なるべく出費は減らしたいけど、やっぱ1セットずつじゃ無理……?  ああっ私にお金さえあれば!)

 夢子の悩みは尽きない。そこで気づいたが、自分の不安の本質はパジャマやブラのことではなく、お金のことなのかもしれない。パジャマもブラもこれ以上検索しても仕方ない。

そう考えるも、心配事は休むことなく心に去来する。

 夢子が住んでいるのはアパートの2階だ。エレベータなどなく、部屋へと続く急勾配の階段は暗く狭い。コンクリートを流し込んだだけのそれは、俺たちには凶器でしかない代物だ。体調不良だとなんでもない段差でもつまづくものだ。それは夢子も多々経験しているし、すでにこの階段からも何度か落っこちている。今のところ骨折せずに済んでいるので自身の骨密度に感謝する日々だが、手術後はどうだろう? 退院後の落ちた筋力で、この違法建築ぎりぎりの階段を自力で登ることは果たして可能なのか。

 夢子は身震いした。やつの脳裏では今、階段から落ちたまま動けず冷たいコンクリートに横たわる蒼白な女と、地面にゆっくり広がる紅色のコントラストの見事な動画が絶賛上映中だ。それが終わると別アングルでもう一回、お次はばっちりスローモーションで……などと動画はさまざまなバリエーションで展開していく。

◎「親族がいない問題」をどうするか

 脳内ムービーで現実逃避しても、重大な問題がまだ残っている。先ほども言ったように、夢子には頼れる者はいない。そもそもそんな人間でも手術・入院させてもらえるのだろうか?

 支配的かつ虐待的な両親とは物理的・精神的な距離を置かないかぎり、自分の生活が崩壊してしまうので連絡を絶っている。入院のために彼らと再び繋がりを持つつもりはない。

 手術中の緊急事態に備え、親族などが病院で待機する慣習があることを、夢子は漫画で読んで知っていた。やつは人生に役立つ知識はだいたい漫画から得ている。もし「手術中待機係」が絶対必要ならば、便利屋さんにでもお願いするしかないと思った。相場は1時間6000円。手術中ずっと待機してもらうとなると高額になるから、本気でイヤだが仕方ない。

「待機係」案件はこのようにクリアできたとしても、さらに気がかりなのが「親族による同意書サイン」問題だった。

 以前読んだ漫画『グーグーだって猫である』(大島由美子)には、大きな女性科疾患を患った未婚の主人公が入院と手術を経た後、治療を続けながら営む日常生活が描かれている。90年代に描かれた本作では、主人公の手術の際、遠くに住む親戚に出向いてもらって同意のサインをしてもらわなければならなかった。「この制度はなんとかならないのか」と書いてあったと記憶している。

◎入院中のQOLは心配なさそう!

 入院先が決まってしまえば、着るものやコインランドリーの値段、同意書サインの件などは、病院に聞けば済む。パジャマ等々の件でハゲそうなほど気をもんでいた夢子の精神的負担も、少しは軽くなるだろう。

 問い合わせの結果、病院には寝間着とタオルのレンタル制度があることが判明した。レンタルは平日のみ、1日数百円とのこと。夢子の入院期間のうち、平日は10日ほどだ。毎日レンタルしても合計5000~6000円、前開きのパジャマを1着買うより安いではないか。これなら洗濯する元気がなくても大丈夫、コインランドリー代まで浮く! すばらしい制度だ!

 しかも写真で見ると、パジャマの前身ごろは甚平のように二重になっている。これならブラなしでも乳首は透けない! 前開きのブラも買わなくて済む!

 きっと自分だけではなく、これまでに入院した多くの人たちも、パジャマやブラ、洗濯問題に頭を悩ませてきたのだろう。そんな人々が病院に意見を言ってくれたから、このように便利な制度が今は存在するのだ。先人のみなさん、ありがとう。入院前の不安を抱えていたのは、私ひとりじゃなかった、そう思うと、少し心強かった。

 もうひとつ気がかりなことがあった。子宮内膜症などの手術の際、Rを投与する病院が少なからずあると聞いていた。10年ほど前に提案され、最近でもピルの代替薬として勧められたが断ったあのRだ。

 Rのせいで骨量が低下したところにアパートの階段から落ちたら、今度こそ骨折してしまう可能性大だ。ひとり暮らしの女性が骨折から寝たきりになり孤独死する、この国に蔓延するケースに自分がなるかどうかの瀬戸際である。入院の予約を取る際に、医師にこういった。

「私は鬱ですし、ひとり暮らしで骨量低下もすごく心配なので、手術前のRはなしでお願いできませんか」

 恐怖から夢子の眉間にはくっきりとしわが刻まれていた。事前の検診で、医師はすでに子宮の動きを確認していた。これなら内視鏡で摘出できるし、卵巣も腫れていないからきっと複雑な手術にはならないだろうという結果だった。医師は言った。

「そうですか……癒着もありませんし、ご本人がRなしを希望するということでしたらなしにしましょう」

 こりゃ、言ってよかったなぁ、おい! 話のわかる先生でよかったぜ。しかし、何も言わなかったらやっぱりRを投与されていたのか。そう考えるとちょっと怖いな。

◎長年ピルを服用してきた甲斐が!

 癒着がないと言われた時、夢子は誇らしさに胸がはちきれそうだった。

(そりゃそうよ、腹腔内の炎症や癒着を最小限に留めるため、私は10年以上も前から根性で毎日ピルを服用してきたんですもの!)

 子宮内膜症の治療薬としては未認可だった昔から、地を這い泥水をすする思いでピルを確保し、家族を含めた周囲にバレないよう服用してきた。その積年の努力は、今日という日を迎えるためにあったんだ。この瞬間、これまでの苦労が報われたようで夢子はじーんと感動していた。

 手術の予約の時には、付き添いが必要か否かもまっさきに確認した。

「私は身寄りがないので、手術中に待機してくれる付き添い人はいません。手術同意書にサインしてくれる者もいないのですが、大丈夫でしょうか」

「いるにこしたことはないのですが、無理な場合はいなくても大丈夫ですよ」

 医師は手術同意書親戚の署名・押印の欄に、鉛筆でさっと×印を書き込んでくれた。

(ありがたい、病院の制度が進化して未婚・身寄りのない者にも優しい制度になっている!)

 夢子は心底ほっとしながら署名捺印した。医療が10年前とあまり変わっていない、と憤慨したことは記憶に新しいが、変化している点もあってよかったなぁ。

◎人生と体のコントロールを取り戻す

 とはいえ、「何かがあった際の緊急連絡先は必要」とのことだった。

「友人に重荷を背負わせることはしたくないので、もし手術中に何かがあっても私は病院の判断に従います。手術中に死んだ場合のこともすべて委ねます。だからこの連絡先は形式的に書き込むだけにさせてください」

 夢子は何度も念を押してから、友人・キャリーの携帯番号を書類に書き込んだ。

「死んだ場合」と夢子が言った時、医師は少し困った顔をした。こんな時に口にするにはたしかに縁起でもないことかもしれないが、自分のような独り者が死に関して意思を明確にしないままでは、人に迷惑をかけてしまうかもしれない。

 それに、夢子はこれまでずっと希死念慮とともに生きてきた。うっかりビルから飛び降りたり、衝動的に電車のホームに飛び込んだりしないよう注意する日常だったので、「死」については考え慣れている。どう死にたいかを意識して生きてきたからこそ、よりよく生きるための手術することを今回選んだのだ。このまま人生を無駄にして腐ってしまっては、自殺を我慢し続けてきた甲斐がないってもんだ。

 精一杯努力して人生と体のコントロールを取り戻す。そのプロセスの途中で(たとえば手術中などに)死んでしまっても、それはむしろ前向きなことだと解釈しているから後悔はしない、と言い切れる。夢子は、体調に関しては結果にコミットするつもりはく、努力したというプロセスが大切だと考えている。どんな結果になろうと、我々は受け入れる所存だ。

子宮摘出手術をひとりで受けて、ひとりで退院する。解決すべき課題と医療の進歩

前回は夢子がなんとか子宮摘出手術の予約をもぎ取り、それを祝う子宮摘出パーティを開いてもらったところまで語ったな。

 手術すること自体が決まったのはもちろん、病院が決まって俺はホッとした。それさえ決まれば、無駄な悩みが減るからだ。夢子のやつ、手術は怖くないらしいんだが、入院に関しては必要ないことまであれこれ心配していた。

 入院が決まる前から夢子が恐怖していたことの中でも、代表格は”同室の入院患者にいじめられるのではないか”ということだった。夢子は収入が少ないので、一番リーズナブル価格である大部屋に入院する。5人くらいはルームメイトがいるのだろうか? 夢子には恐怖でしかなかった。やつには根拠のない確信があった。

(私は、同室のレディースに、いじめられる)

 入院関連の不安としては、思い悩んでもどうにもならないことNo.1だとわかってはいても、夢子はクヨクヨし続けた。

 夢子はもともと、1日のうち数時間はひとりっきりで過ごさないと情緒不安定になる体質だ。これは鬱とは関係ない。あまり知られていないかもしれないが、そういう体質の人間は社会に一定数、存在する。生まれついた脳の仕組みでそうなるらしい。

 そんな体質の者であっても、人と交流することは可能だ。ただ、夢子は半年に及ぶ病院探しで弱体化していると自覚していた。普段の体質に輪をかけて内向的傾向が強くなっている上に、鬱やパニックが出やすくなっている。それなのに24時間、人間と共同生活が送れるわけがない。この考えはまだ理解できるんだが、一足跳びに「いじめられる」と思ってしまうのはちょっとアレだなぁ。ま、コンディションがよくないってことだな。

◎快適な入院生活が送れるパジャマとは?

 もう少し具体的な懸案事項もあった。寝間着である。

 入院の時は、看護師さんが患者のケアをしやすいよう前開きのパジャマ、もしくは浴衣のようなものでないといけないという。夢子は前開きのパジャマを持っていない。そういえば、近年そういうタイプのものをあまり見かけない気がする。資金も乏しいことだしネットで安く買おうと、入院先が決まる前からパジャマを検索していた。しかし前開きで低価格なパジャマはほとんどなかった。ボタン代が上乗せされ割高になるからか、安いパジャマは全部スウェットのような形をしている。不況はこんなところにも影響を及ぼすのか。

 ネットショップヘビーユーザーの夢子宅には、頻繁に宅配便配達がある。昨今では、朝早くや寝る間際の配達は珍しくない。そういう場合、ひとり暮らしでは寝間着のまま荷物を受け取ることになる。配達員にパジャマパジャマした格好で応対するのはさすがに気が引けるのだが、お手頃かつ前開きなものは花柄やフリルがついていて「どうも! パジャマのままです!」という主張が強い。

 買ったものを入院の時にだけ着るのは、お金がもったいない。シンプルかつ前開きで安いパジャマはないのか! と探してもシンプルであればあるほど1万円以上する。この現象はパジャマ・パラドックスとでも言うべきか。検索し始めてから4時間くらいは平気で過ぎていた。成果なしである。

◎手術後にすぐ洗濯できるのか?

 この件はいったん脇に置こうと決めるも、違う心配が立ち上がってくる。ブラジャー問題である。ノーブラのパジャマ姿で洗面所に行く際に、乳首が透けてしまうのはイヤだった。だがせっかくパジャマを前開きにしても、その下に着けているブラが後ろ開きでは意味がない。とすると、ブラも前開きのものを購入するべきか? 恐る恐る検索しても想像通りだ。こちらは軽く1万円くらいはする。気がつくと検索を始めてからすでに6時間くらいは経過していた。

 ダメだこいつ、不安すぎて完全に正気を失っている。Googleは不安を解消してはくれないぞ!

 パジャマ、ブラなどについてひとしきり思いを馳せれば避けて通れないのは、そう、洗濯案件である。仮にパジャマとブラを調達できたとしよう。高額だからそれぞれ1セットのみだ。しかし手術後、出血やその他体液で着ているものは思いのほか汚れるかもしれない。入院は2週間の予定だが、洗濯なしで過ごすのは無理なのでは。

 ご存じの通り、夢子には身寄りがない。洗濯もすべてセルフだ。コインランドリーはあるような気がする。だが、手術後すぐにランドリーする気力が自分にあるだろうか。

(あっても、パジャマ1組と下着だけ洗って乾燥するのはお金がもったいないなぁ。あっ、洗濯中は何を着ればいいの? なるべく出費は減らしたいけど、やっぱ1セットずつじゃ無理……?  ああっ私にお金さえあれば!)

 夢子の悩みは尽きない。そこで気づいたが、自分の不安の本質はパジャマやブラのことではなく、お金のことなのかもしれない。パジャマもブラもこれ以上検索しても仕方ない。

そう考えるも、心配事は休むことなく心に去来する。

 夢子が住んでいるのはアパートの2階だ。エレベータなどなく、部屋へと続く急勾配の階段は暗く狭い。コンクリートを流し込んだだけのそれは、俺たちには凶器でしかない代物だ。体調不良だとなんでもない段差でもつまづくものだ。それは夢子も多々経験しているし、すでにこの階段からも何度か落っこちている。今のところ骨折せずに済んでいるので自身の骨密度に感謝する日々だが、手術後はどうだろう? 退院後の落ちた筋力で、この違法建築ぎりぎりの階段を自力で登ることは果たして可能なのか。

 夢子は身震いした。やつの脳裏では今、階段から落ちたまま動けず冷たいコンクリートに横たわる蒼白な女と、地面にゆっくり広がる紅色のコントラストの見事な動画が絶賛上映中だ。それが終わると別アングルでもう一回、お次はばっちりスローモーションで……などと動画はさまざまなバリエーションで展開していく。

◎「親族がいない問題」をどうするか

 脳内ムービーで現実逃避しても、重大な問題がまだ残っている。先ほども言ったように、夢子には頼れる者はいない。そもそもそんな人間でも手術・入院させてもらえるのだろうか?

 支配的かつ虐待的な両親とは物理的・精神的な距離を置かないかぎり、自分の生活が崩壊してしまうので連絡を絶っている。入院のために彼らと再び繋がりを持つつもりはない。

 手術中の緊急事態に備え、親族などが病院で待機する慣習があることを、夢子は漫画で読んで知っていた。やつは人生に役立つ知識はだいたい漫画から得ている。もし「手術中待機係」が絶対必要ならば、便利屋さんにでもお願いするしかないと思った。相場は1時間6000円。手術中ずっと待機してもらうとなると高額になるから、本気でイヤだが仕方ない。

「待機係」案件はこのようにクリアできたとしても、さらに気がかりなのが「親族による同意書サイン」問題だった。

 以前読んだ漫画『グーグーだって猫である』(大島由美子)には、大きな女性科疾患を患った未婚の主人公が入院と手術を経た後、治療を続けながら営む日常生活が描かれている。90年代に描かれた本作では、主人公の手術の際、遠くに住む親戚に出向いてもらって同意のサインをしてもらわなければならなかった。「この制度はなんとかならないのか」と書いてあったと記憶している。

◎入院中のQOLは心配なさそう!

 入院先が決まってしまえば、着るものやコインランドリーの値段、同意書サインの件などは、病院に聞けば済む。パジャマ等々の件でハゲそうなほど気をもんでいた夢子の精神的負担も、少しは軽くなるだろう。

 問い合わせの結果、病院には寝間着とタオルのレンタル制度があることが判明した。レンタルは平日のみ、1日数百円とのこと。夢子の入院期間のうち、平日は10日ほどだ。毎日レンタルしても合計5000~6000円、前開きのパジャマを1着買うより安いではないか。これなら洗濯する元気がなくても大丈夫、コインランドリー代まで浮く! すばらしい制度だ!

 しかも写真で見ると、パジャマの前身ごろは甚平のように二重になっている。これならブラなしでも乳首は透けない! 前開きのブラも買わなくて済む!

 きっと自分だけではなく、これまでに入院した多くの人たちも、パジャマやブラ、洗濯問題に頭を悩ませてきたのだろう。そんな人々が病院に意見を言ってくれたから、このように便利な制度が今は存在するのだ。先人のみなさん、ありがとう。入院前の不安を抱えていたのは、私ひとりじゃなかった、そう思うと、少し心強かった。

 もうひとつ気がかりなことがあった。子宮内膜症などの手術の際、Rを投与する病院が少なからずあると聞いていた。10年ほど前に提案され、最近でもピルの代替薬として勧められたが断ったあのRだ。

 Rのせいで骨量が低下したところにアパートの階段から落ちたら、今度こそ骨折してしまう可能性大だ。ひとり暮らしの女性が骨折から寝たきりになり孤独死する、この国に蔓延するケースに自分がなるかどうかの瀬戸際である。入院の予約を取る際に、医師にこういった。

「私は鬱ですし、ひとり暮らしで骨量低下もすごく心配なので、手術前のRはなしでお願いできませんか」

 恐怖から夢子の眉間にはくっきりとしわが刻まれていた。事前の検診で、医師はすでに子宮の動きを確認していた。これなら内視鏡で摘出できるし、卵巣も腫れていないからきっと複雑な手術にはならないだろうという結果だった。医師は言った。

「そうですか……癒着もありませんし、ご本人がRなしを希望するということでしたらなしにしましょう」

 こりゃ、言ってよかったなぁ、おい! 話のわかる先生でよかったぜ。しかし、何も言わなかったらやっぱりRを投与されていたのか。そう考えるとちょっと怖いな。

◎長年ピルを服用してきた甲斐が!

 癒着がないと言われた時、夢子は誇らしさに胸がはちきれそうだった。

(そりゃそうよ、腹腔内の炎症や癒着を最小限に留めるため、私は10年以上も前から根性で毎日ピルを服用してきたんですもの!)

 子宮内膜症の治療薬としては未認可だった昔から、地を這い泥水をすする思いでピルを確保し、家族を含めた周囲にバレないよう服用してきた。その積年の努力は、今日という日を迎えるためにあったんだ。この瞬間、これまでの苦労が報われたようで夢子はじーんと感動していた。

 手術の予約の時には、付き添いが必要か否かもまっさきに確認した。

「私は身寄りがないので、手術中に待機してくれる付き添い人はいません。手術同意書にサインしてくれる者もいないのですが、大丈夫でしょうか」

「いるにこしたことはないのですが、無理な場合はいなくても大丈夫ですよ」

 医師は手術同意書親戚の署名・押印の欄に、鉛筆でさっと×印を書き込んでくれた。

(ありがたい、病院の制度が進化して未婚・身寄りのない者にも優しい制度になっている!)

 夢子は心底ほっとしながら署名捺印した。医療が10年前とあまり変わっていない、と憤慨したことは記憶に新しいが、変化している点もあってよかったなぁ。

◎人生と体のコントロールを取り戻す

 とはいえ、「何かがあった際の緊急連絡先は必要」とのことだった。

「友人に重荷を背負わせることはしたくないので、もし手術中に何かがあっても私は病院の判断に従います。手術中に死んだ場合のこともすべて委ねます。だからこの連絡先は形式的に書き込むだけにさせてください」

 夢子は何度も念を押してから、友人・キャリーの携帯番号を書類に書き込んだ。

「死んだ場合」と夢子が言った時、医師は少し困った顔をした。こんな時に口にするにはたしかに縁起でもないことかもしれないが、自分のような独り者が死に関して意思を明確にしないままでは、人に迷惑をかけてしまうかもしれない。

 それに、夢子はこれまでずっと希死念慮とともに生きてきた。うっかりビルから飛び降りたり、衝動的に電車のホームに飛び込んだりしないよう注意する日常だったので、「死」については考え慣れている。どう死にたいかを意識して生きてきたからこそ、よりよく生きるための手術することを今回選んだのだ。このまま人生を無駄にして腐ってしまっては、自殺を我慢し続けてきた甲斐がないってもんだ。

 精一杯努力して人生と体のコントロールを取り戻す。そのプロセスの途中で(たとえば手術中などに)死んでしまっても、それはむしろ前向きなことだと解釈しているから後悔はしない、と言い切れる。夢子は、体調に関しては結果にコミットするつもりはく、努力したというプロセスが大切だと考えている。どんな結果になろうと、我々は受け入れる所存だ。

「女性のイキ顔を見るためにセックスしてる」と断言する男性とのセックスが、地獄だった

 こんにちは! 白雪魔夢子です。エッチ目的で出会い系サイトをやるなら、テクニックがある男性と出会いたいものです。でも、テクニックのある男性をプロフィールやコメントから選ぶのってけっこう難しいんですよね……。今回は、白雪がそう思うきっかけになった出来事、E氏(30代中ごろ)とのお話です。

『こんにちは! セフレ探し中のEです。僕の性癖はノーマルですが、女性がイクのを見るのが大好きで、その姿を見たくてエッチしているといっても過言ではありません。なので、魔夢子さんがご希望されるプレイもぜひ一緒にできればと思います』

 このファーストメッセージを見た瞬間、白雪は膣キュンしてしまいました……。『女性のイク姿を見るのが好き』っていうことは、何時間もクンニしてくれたり、優しくマッサージとかしてくれちゃうのかしら!?

 期待に胸を膨らませながら、まずはE氏の写真を確認。キラッキラのシャンデリアが下がった高級感漂う室内で、10人は座れそうな円卓の前に立ってにっこりとほほ笑むスーツ姿のE氏がひとりで映っています。まあ、リッチボーイ。

 しかし、すぐ白雪の頭には「?」が浮かびました。人生経験30年越えの白雪は、すぐにその背景にピーンと来てしまったのです……。これ、集団でお高いレストランを予約して、一番乗りしたE氏がひとりで自撮りしただけじゃね? そういう夜にひとりの写真を撮って、プロフィール画像に使用する人か……。その瞬間、ハイテンションだった気持ちがふっと下がりました。

 ま、まあ、でもね! 自撮り大好き人間だろうと、『高級なものに囲まれている僕』をアピールしている男性だろうと、女の子のイク姿を見るのが好きなら良い! E氏が見栄っ張りボーイだろうと、関係ない! 気持ちいいセックスができればオールオッケー!!! 無理やりそう自分を納得させて、白雪は彼にメッセージを返したのです。

◎英雄(?)は色を好むらしい

 近くのセブンイレブンまで迎えに来てもらい、E氏の車に乗り込みました。車は軽のコンパクトな赤い自動車。やはりE氏はリッチボーイではなかったようです。

 待ち合わせしたのが金曜日だったせいか、E氏はホテルに向かう車内でとにかく仕事が疲れたという話ばかりしていました(ちなみにE氏の仕事は市場の事務らしいです)。

E氏「俺さ、基本的に真面目だから週末は疲れ果てるぐらい働き続けちゃうの」
白雪「そうなんだ、すごいね」
E氏「働ければ働くほど、求めたくなっちゃうんだよね……」
白雪「何を?」
E氏「何をって……わかるでしょ? やっぱさ、英雄色を好むっていうのはよく言ったものだよね」

 英雄……? E氏の服装はユニクロと思われるダウンコート(たしか9980円)に黒いジーンズ。履きつぶしたスニーカー。顔立ちは気のよさそうなお兄ちゃんって感じですが、うっすらと無精ひげが生えていて、全体的に薄汚れています。とはいえ、プライドは高そう。さっきの発言も決して冗談で言ったのではないようなので、ここはツッコまずにスルーが得策でしょう。

 その後もE氏は仕事の激務っぷりをアツく語っていましたが、白雪は話半分に聞き流し、E氏はどんなクンニをするんだろう……とまったく別のことを考えていました。

◎イク姿が好きっていうけどさ…

 ホテルに到着すると、E氏は慣れた様子で浴室に行き、歯ブラシを2本持ってきました。「最初に歯磨きしないとね」と言いながら、白雪に1本渡してきたので、素直に磨き、口をゆすいで振り返った瞬間、E氏にいきなり唇を奪われました。う~、歯磨き粉臭の吐息~。そしていきなりディープキス~!! E氏はディープキスが大好きなのか、それとも『女性をイかせる前戯』としてなのか、私の舌を吸ったり、歯の間を舐めたり、とにかくキスが濃厚です。

 でもね、ちょっとタイムタイム!! エロ漫画の長いディープキスを終えて「ぷはあ!」と息を吸うシーンさながら、息つく間もないキス……死にそうになるからやめて!! 白雪は基本的に鼻が詰まり気味なので、上手に鼻呼吸できないんです。もはや、舌の気持ち良さどころじゃありません。酸素をよこせええ……ぷはあ!!

E氏「腰、くだけてない? 大丈夫? ベッドに行こうね」

 え、腰は全然大丈夫。白雪が一生懸命酸素を吸っていると、E氏に半ば強引にベッドに連れていかれました。そして、ベッドに押し倒されるやいなや、今度は履いていたスカートをめくられ、ストッキングを脱がされます。ちょっと待って。いきなりクンニ!? お風呂に入っていないのに!? と白雪が焦っていると、E氏はパンツの間から指を入れてきました。

E氏「声、我慢しなくていいよ。ホテルなんだから、思いっきり感じていいんだよ」

ベッドでかけてくれる言葉は本当に紳士的なんです。でもね、なんか『これじゃない感』がすごい。だって、悲しいほどに気持ちよくない。ディープキスで腰は砕けないし、手マンで声を出さないのは我慢してるわけじゃない。着衣プレイが好きなのかもしれないけど、個人的にはせめてパンツとスカート脱がせてくれよ……というように、E氏の自己満プレイと白雪のツボは何から何まで噛み合わないんです。

 その後もE氏は、白雪のセーターの上からおっぱいを揉みつつ、パンツの横から手を入れ、あそこをまさぐってくるのですが、興奮を高めていくE氏とは対照的に白雪はどんどん冷静になっていきます。

「私が責めるよ」と攻守交替宣言をしても、E氏は「俺のことはいいの! 女の子が気持ちよくなってるのを見るのが好きなんだから!」と頑なに拒否するのです。違うんだよ、E氏の手マンが痛いから早く終わらせたいんだよ。

E氏「イキそうになったらイクってちゃんと言うんだよ?」
白雪「う、うん……」

 その瞬間、悲劇が起こりました。『エッチの時、女の子の反応を見ながら責めるべし』などと書かれているハウツー記事は山ほどありますが、E氏は私の反応が薄いことには気づいたようで、手マンのスピードを急に早めてきたのです。指が膣に擦れて痛え……もう耐えられない……!!

白雪「い、イキそう」

 今すぐ手を止めてほしい白雪は、自分のテク酔っているE氏に「気持ち良くないどころか痛い」と伝えるよりも、イクふりをしたほうが楽だと判断。E氏のようなゆきずりの相手に教えてあげる義理もねえ! 太ももをぴくぴく震わせ、お尻に力をいれてギュっギュと膣を動かしました。

白雪「ィ、いっちゃった……」

 E氏は満足そうな顔で微笑み、「よくやったね」と芸をした犬をほめるかのように、手マンでべたべたの手で白雪の頭を撫でてきました。あ、あのさ……。今度は私が本気で責めていい? 竿を左手で掴んで、亀頭を右手でごしごしごし~~~!!! ってやすりで削ってもいい?

今回の教訓『イクのを見るのが好き、という男には気をつけろ!』

 なにが『イク姿を見るためにエッチしているといっても過言ではない』だ、ボケが!! お前とセックスした女の子は皆、恐怖で演技するしかなかっただけだよ!! と頭の中で暴言を吐きながら家に帰りました。

 皆さんも出会い系サイトで『イクのを見るのが好き』という男性には気を付けてくださいね。最低でもそういう男に出会ったら「どうやってイカせるの?」と聞いてみてください。「クンニ」と答えたら、ギリセーフ。「手マン」と答えたら、その男は地雷の危険性・大です!

河本準一がED告白…4人に1人の男性が悩むED、「勃たない」に直面したとき女性はどうすればいいのか

次長課長・河本準一さん(42)が12月12日発売の「FLASH」(光文社)で、勃起障害(ED)であることを打ち明けています。

 同誌の「おっさん芸人11人 健康あるある症状をガチ問診」という企画に登場した河本さんは2010年と2015年に急性膵炎を発症していて、医師からは「次は(命が)ない」と告げられているといいます。勃起障害は膵臓を患ったことに起因しており、河本さんいわく「最初は精神的なものだと思っていたんですけど、病院で調べてもらったら、膵臓の動きがよくないことが関係している」そうです。

 勃起障害と聞くと、「男性器が完全に勃起しない状態」をイメージしがちですが、「勃起に時間がかかる」「勃起しても途中で萎えてしまう」といった症状もEDである可能性があります。専門的には、勃起障害は「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」と定義されています。

◎EDは女性が原因となる場合もある

 勃起障害の主な原因は、心理的なストレスによるもの(心因性ED)、血管や神経の障害によるもの(器質性ED)、特定の薬剤の服用によるもの(薬剤性ED)の3つです。河本さんの場合は膵臓を患ったことによる器質性EDであることが考えられます。器質性EDは糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病といった、身体の病気などが原因となるものです。したがって、喫煙や過度な飲酒もEDを引き起こす原因として考えられています。

 心因性EDは、現実の日常生活における心身のストレスや心理的諸要因が原因の「現実心因」、心の深層にある性的トラウマなどが原因の「深層心因」の2つに分けられますが、主に「現実心因」はその原因が女性も関わってくることがあります。過労や睡眠不足が原因の場合もありますが、パートナーの女性が「役立たず」と罵ったりする“言葉の暴力”、過去の性体験の失敗や子作りのプレッシャーが原因になることもあるといいます。

 EDは成人男性の4人に1人が悩んでいると言われていて、また年齢に関係なく若い男性でも起こるそうです。自分の彼氏や夫がいつEDになっても、なんらおかしくはありません。

 自分の彼氏や夫がパートナーである自分との性交時になかなか勃たなかったりすると、ショックを受けたり、苛立ちを覚える女性が大半でしょう。その気持ちをぶつけると、さらに彼を傷つけてしまうことになります。彼からEDをカミングアウトされた時もですが、パートナーなのであれば、女性側もEDについて理解し、治療に協力する役割を負うことになるでしょう。

 特に心因性EDである場合、医師からED治療薬を処方してもらったのち、成功体験を積み重ね、トラウマなどを解消するプロセスを経て回復を計ります。言わずもがな、それはパートナーの協力が必要です。

 男性はただ疲れている時でも勃ちにくかったりします。「なんで私で勃たないの!?」と落ち込んだり、カリカリするのではなく、「そういう日もあるよね」と許容することも大事なのかもしれません。

参考:EDネットクリニック.com(https://ed-netclinic.com/)

河本準一がED告白…4人に1人の男性が悩むED、「勃たない」に直面したとき女性はどうすればいいのか

次長課長・河本準一さん(42)が12月12日発売の「FLASH」(光文社)で、勃起障害(ED)であることを打ち明けています。

 同誌の「おっさん芸人11人 健康あるある症状をガチ問診」という企画に登場した河本さんは2010年と2015年に急性膵炎を発症していて、医師からは「次は(命が)ない」と告げられているといいます。勃起障害は膵臓を患ったことに起因しており、河本さんいわく「最初は精神的なものだと思っていたんですけど、病院で調べてもらったら、膵臓の動きがよくないことが関係している」そうです。

 勃起障害と聞くと、「男性器が完全に勃起しない状態」をイメージしがちですが、「勃起に時間がかかる」「勃起しても途中で萎えてしまう」といった症状もEDである可能性があります。専門的には、勃起障害は「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」と定義されています。

◎EDは女性が原因となる場合もある

 勃起障害の主な原因は、心理的なストレスによるもの(心因性ED)、血管や神経の障害によるもの(器質性ED)、特定の薬剤の服用によるもの(薬剤性ED)の3つです。河本さんの場合は膵臓を患ったことによる器質性EDであることが考えられます。器質性EDは糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病といった、身体の病気などが原因となるものです。したがって、喫煙や過度な飲酒もEDを引き起こす原因として考えられています。

 心因性EDは、現実の日常生活における心身のストレスや心理的諸要因が原因の「現実心因」、心の深層にある性的トラウマなどが原因の「深層心因」の2つに分けられますが、主に「現実心因」はその原因が女性も関わってくることがあります。過労や睡眠不足が原因の場合もありますが、パートナーの女性が「役立たず」と罵ったりする“言葉の暴力”、過去の性体験の失敗や子作りのプレッシャーが原因になることもあるといいます。

 EDは成人男性の4人に1人が悩んでいると言われていて、また年齢に関係なく若い男性でも起こるそうです。自分の彼氏や夫がいつEDになっても、なんらおかしくはありません。

 自分の彼氏や夫がパートナーである自分との性交時になかなか勃たなかったりすると、ショックを受けたり、苛立ちを覚える女性が大半でしょう。その気持ちをぶつけると、さらに彼を傷つけてしまうことになります。彼からEDをカミングアウトされた時もですが、パートナーなのであれば、女性側もEDについて理解し、治療に協力する役割を負うことになるでしょう。

 特に心因性EDである場合、医師からED治療薬を処方してもらったのち、成功体験を積み重ね、トラウマなどを解消するプロセスを経て回復を計ります。言わずもがな、それはパートナーの協力が必要です。

 男性はただ疲れている時でも勃ちにくかったりします。「なんで私で勃たないの!?」と落ち込んだり、カリカリするのではなく、「そういう日もあるよね」と許容することも大事なのかもしれません。

参考:EDネットクリニック.com(https://ed-netclinic.com/)

素股は意外と簡単だった! 風俗バイト初日の30000円は多いか少ないか

初めての風俗バイト面接を受け、すぐさまお店のHPに掲載する写真を撮り、偽りの名前と年齢を設定し、即「お客さん」の予約が入りました。

というわけで、大急ぎで店長による“講習”が始まったわけですが……前の彼氏と別れてセフレもいない数カ月を過ごしていたわたしにとって、久々のラブホテル&久々の男の肉体で、正直、高鳴りましたね胸が。

薄暗い照明の部屋に入ると、まずアラームをセットすることを教わりました。

いちばん短い45分のお客さんだったら30分。60分のお客さんなら45分。90分なら75分。最後の15分はシャワーを浴びて身支度を整えるための余白の時間なので、アラーム音が鳴ったらプレイ終了の合図なわけです。

実際の接客では、部屋に入る直前、ドアの外に立ったところでタイマースイッチを入れます。

部屋のドアをノックして室内に入ったらまず、先に中にいるお客さんの名前を確認し、「どこそこから来たありすです~、よろしくお願いします~」と挨拶をして、お仕事バッグ(うがい薬、お客さんの股間を殺菌洗浄するグリンス、ローション、自分用の飲料水、タイマー、スマホなどがIN)をそのへんに置き、軽く世間話をします(あ、このうがい薬やグリンスやローションの費用が「雑費」として給与から1000円引かれます。何だか高い気がするけどそんなこと言えなかった)。

そしてお客さんの服を脱がせ、自分も服を脱いで一緒にシャワーを浴び、お客さんの体をマッサージするように洗ってあげます(特に股間は念入りに)。うがい薬を水に溶かして、目の前でうがいをしてもらい、タオルで体を拭いてあげてベッドへ。

えー、こんなに至れり尽くせりなんですね……。
お客様は王様かな?
1万〜数万円で王様気分を味わえていいですね。
あとスーツ脱がせるの、スムーズにやるのがちょっと難しい。

大抵のお客さんはバスルームで股間を洗う際に勃起完了するそうですが、店長もその時点で勃起しました。そしてお客さんもキャストの女の子の胸をいじったり股間を指で触ってきたりするとのこと。すでにプレイは始まっているわけですね。

ベッドへ移動して見つめ合いながらキス。恋人風プレイを好むお客さんが一番多いとのことで、相手が女の子を責めて感じる姿をいっぱい見たいのか、それともひたすら奉仕させたい気分なのかは、自己判断するしかありません。

店長は「講習だから奉仕パターンで。全身リップ~フェラチオで抜いて」と横になりました。全裸で寝そべる男体の上に乗っかるかたちで、ややしつこいかなというくらいにキス(唇同士)をして、首筋~耳~肩~胸~乳輪~じらして乳首~おへそまわり~そけい部~と唇で愛撫していきます。ていうかこれ、普段のセックスでわりとやってるやつ。いけるいける、余裕余裕。

からの内モモ~睾丸~竿に移行し、唾液多めでしゃぶりながら手コキしてからの、店長の指示でシックスナインの体位になり「これはこれでイイかも~」と思いつつ、最後は素股講習に移りました。

フェラと手コキは普通にしてきたけど、素股は未経験!!!!! というか素股って本当に(ちんぽが)気持ちいいのか、甚だ疑問でした。というのも、太ももの重量感がさほどないので、隙間が出来てしまうんですよね。

そんなガリももには……「手を使えばいい」!!!! 店長は、まずちんぽとまんこにローションをまぶしてから「騎乗位のポーズで、竿を太ももで挟んで亀頭を手のひらで覆い、膣を相手の下半身にこすりつけるように腰を動かす」のだと、勃起しながら教えてくれました。

言われた通りにやってみると、なるほどローションのおかげで腰使いが滑らかにできるし、ちんぽは全体をヌルヌルと女の子の素肌で覆われて「挿入に近い感覚」を得られるとのことで、店長は1~2分で射精に至ることができました。ミッション完了!

このタイミングでアラームが鳴るのが理想的。

一緒にシャワーを浴びてローションを洗い流し、キスやハグでイチャついてから服を着てお仕事終了です。お客さんを部屋に残して、女の子だけ先にホテルを出ます。

よし、これならやれる!

待機部屋は2箇所
いったんホテルを出て、待機部屋を案内されました。

通されたのは、オートロックではないけれど部屋数の多い古いマンションの一室で、カーペットが敷かれたバストイレユニット型のワンルーム。女の子はタバコを吸うのも飲食もここで行い、お客さんに呼ばれたら歯磨きして化粧を直してGO、とのことです。

室内にはテレビも置いてあって一応ついていたのですが、そこにいる2人の女の子はどちらもテレビには目もくれずスマホを操作していました。

もうひとつセパレート型の漫画喫茶のようなつくりになっている待機所も近くにあるそうですが、今日はそっちは女の子がいっぱいなので、集団待機でよろ! と。

でも待機している時間はありませんでした。

18時~と19時半~と21時半~の3本の予約が入っていたからです。

これは初日だからだそうで、お店側から「新人きました! 今日いけます!」とTwitterなどでお知らせしすれば、大抵すぐ予約が埋まるようでした。

60分/恋人コース/山田さん
「お客さん入りました。60分/恋人コース/山田さん/ホテルM 301」

お店のスタッフからのLINEを受け、歯を磨いて化粧を直し、待機部屋を出て指定されたホテルの部屋に入りました。ホテルにつく直前に、お店に「今から入ります」とLINE連絡をして、フロントで「××です~」とデリヘル店名を伝えます。

まあ最初なのでね。緊張しますよね………!

ドアを開けるとそこに立っていたのは、普通~~~~~のおじさんでした。グレーというかカーキというか、いやその2色は全然違う色じゃんと言いたくなるんですがでもどっちともとれる絶妙な(微妙な)色合いのパンツとくすんだ白っぽいシャツを着た山田さんは、見た目年齢からして40代後半くらい。

大変風俗慣れしているご様子で、「初めてなんでしょ? 緊張してる?」と優しげな声色でハグしてきて、マニュアルに一切反することなく、私が洋服を脱がせてシャワールームで体を洗ってキスしてベッドで抜いて……の手順をさせてくれました。なんでしょう、サクラを疑うくらい従順でしたね。

特徴は胸毛。全身、毛は濃いめ。女の子のおっぱいを舐めるのが好き。AVの見すぎか? と思うような寒い囁き(聞き取りにくいよ!)。自称「敏感でイキやす」く、確かに20分ほどおっぱい舐められて10分くらいクンニされて、攻守交替でフェラしたらすぐにイッてしまわれました。口内発射ですが、もちろん精液はティッシュに出して丸めてゴミ箱に捨てます。オプション料金もらってないからね。

60分……というか45分、思ったよりも早く過ぎ去りました。

75分/恋人コース/橘さん
次のお客さんは、30代前半とのことでやや若め。

浴槽にお湯をためて、歯を磨いて待っていました。

風俗利用は人生二度めだとのことで、常連さんではありませんでした。最初の風俗は会社の先輩に連れられて利用したそうで、今回は自主的に一人で予約したそうです。ハマッていくのでしょうか。

大阪出身で、今年1月に転勤になり上京したとのこと。ジャズが好きで自宅に1000枚レコードを所有しているそうですが、それ引越し大変だったでしょうね。

って、そんな世間話をしながら二人でくっついて湯船に浸かっている段階で、めっちゃ触ってくる!!!!! ちんぽを私の股の間にコスりつけてくる!!!!

待て待て、洗ってからねということでソープで洗っている間も膨張は止まりません。ていうかね、太ってるんですよ。入門したての力士みたいな、若々しい太り方で中年太りではないんですけど。太ってる男性と裸で触れ合うの、人生で初めてでした。あとこの人も胸毛がありました。

ベッドへ移動すると、やたらと責め好きの舐め好きなので、二度イッたふりをせざるを得ませんでした。素股からは「挿れたい、ちょっとだけ、ちょっとだけ」とうるさかったのでやんわり笑顔で断ってフェラにより射精。

しつこく挿入したがられて、結構、怖かったです。

75分/恋人コース/佐藤さん
なんか…………今日イチびっくりしたんですが………パイパンのおじさんでした。

年齢を伺ったところ40歳。え、50歳に見えるけど、まあどうでもいいですね。

パイパンといっても「ツルツル」ではなくて「ザラザラ」な感触なので、逆に舐めにくいうえ肌触りが痛くてイヤなものでした。

これまた責め好きで、再びイッたふりをして場をしのぎましたが、男性主導の素股に突入したのは計算外。

お互いの陰部にローションを塗りたくって、バックの姿勢で(私は脚を閉じている)太もも~膣にちんぽをコスりまくる“素股”でした。え、それニュルンって入っちゃうんじゃないの? 「入っちゃうよぉ~~~」と訴えたものの「入りそうで入らないというぎりぎり感を楽しみたい」ということでそのままコスられ続けました。最後まで入らなくて良かったです。

ただ、コスられすぎて痛えよ。しかも射精せずにアラーム音が鳴り、終了。いわく「8割以上イかないで終わるから。いつもこう」だそう。……40歳?

終わりのシャワーを浴びながら身の上話を聞きましたが、20代で18歳のコと結婚して一年もたずに離婚。今は若いコの夢を応援したいんだ~と語る佐藤さん。

「愛するってどういうことか、知ってる? 愛するとは、愛したいという気持ちの炎を燃やし続けること。消えないよう、努力を絶やさないことだよ。愛の反対は『キライ』じゃなくて『無関心』だからね」

なんかそういうお話、どこかで聞いたことあります~(にっこり)。
こうして風俗初日の出勤は、23時過ぎに終了しました。

聞けないままの入店祝金
初対面の他人と笑顔で会話するだけでも人って(誰でも)相当疲弊すると思いますが、それプラス肉体労働だったのでかなり疲れました。とはいえ、同じ時間をプレイなしでひたすら会話だけでしのげるかといったらそのほうが私にはつらい(キャバクラ不向きな理由)ので、これはこれで自分に合っているお仕事と言えるのかもしれません。

待機部屋へ戻って歯磨きしているところへ、店長が給与の入った封筒を持ってやってきました。今日の収入、合計3万円。多いのか少ないのか、わかりません。想像したよりは…………少…ない。

初日なので店長が車で家まで送ってくれるといい、ヘトヘトで終電の混雑に飛び込みたくなかったので、ありがたく乗り込みました。

車中では、デリヘルといっても自宅へ呼ぶお客はごくわずかで、ほとんどが近隣のラブホテルかレンタルルームを利用していること。シティホテルも珍しいこと。店長はこの店舗を含めいくつもの男性向け風俗店を束ねるグループ会社の社員だということ。初日は初モノ好きのお客がつくけれど、何週間かたつと大抵のキャストはお茶をひく(=指名がつかなくて暇になる)ものなので、今のうちに頑張ってリピーターを量産しておくといいよというアドバイスなどをもらい、店長が妻子持ちだけど不倫している話などを聞いているうちに車は自宅付近へ到着しました。

明日以降の出勤についてはお店のLINEに一週間ぶんの予定を送っておくように言われ、御礼を言って車を降りましたが………

忘れた! webサイトに堂々記載されていた「入店祝金10万円」「日給3万8000円保証」について、聞くの忘れた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

次の出勤時にスタッフの人に聞く……ことはビビりな自分に出来るのか? タイミングを完全に逸したのでは。

それでも財布の中に入った3万円はありがたく、コンビニで大好きなあんかけ焼きそばを買って食べ、オナニーして寝ました。

 

つづく。

フェラの前に指先から愛を! 指1本の挨拶から輪っかや包み込みで感度を探る

 セックスの経験がないときから、ちんこの造形は映像や写真などで見慣れているつもりでした。さらに、舐める&咥えるという「フェラ」は、あれほど頭で予行演習していた……にも関らず、実際にリアルちんこが目の前に迫ってくると、凝視できず、口に咥えても力加減がわからない、痛みを与えていないか不安が募りました。誰でも最初は一年生、なんですよね。

 今思えば誰だって最初の数回のフェラは、苦い思い出になりがち。不安に思う必要はありません。っていうかちんこって、見慣れるだけでも少し時間がかかるものです。あ、まんこもグロめな造形だったりしますしね。

◎「触れる」ことは、感度を判断できる行為

 はじめての時や経験が少ないときは、相手へ前戯をする際「舐めなきゃ!」と前のめりになっていませんか? その前に大切なことはなんでしょう。それは……ちんこに「触れる」こと! 見る⇒触れる⇒舐める⇒咥えるの順番で慣れていきましょう! 触れることは自分が慣れるためだけではなく、どのくらいの力加減が気持ちよく感じるのか、相手の反応を確認するにも重要な行為だと思っています。

 とはいえ、自分のカラダには装備されていない部分の感覚を想像したり、ベストな力加減を探るのは難しいものです。男性がどの程度の力加減でオナニーをしているかによっても変わりますし、力強く握って快感を得る男性もいれば、痛がる男性もいる……かなりの個人差があるものです。

 結局は、反応を見ながら(コミュニケーションを取りながら)探っていくしかないですが、まずは自分の乳首やクリに触れられることを想像してみるといいかもしれません。クリを力強く触られ、思い切り舐められ・吸われるのが好きな女性でも、最初はソフトに優しくタッチされたいと思いませんか? 「こうやって触られたたら嬉しい(気持ちいい)」を考えながら、指1本で優しく触れることからはじめてみましょう。

 では!舌や口を使った愛撫の前に、どのようなソフトタッチからスタートして、ちんこに慣れていけばいいのか。イラストとともにお伝えしたいと思います!

◎触るときも、ヌルヌルの状態で!

※男性が立っている(仁王立ち)状態、仰向けで寝ている状態など、フェラする時の体勢で手の使い方も多少変わることもありますが今回は、わかりやすく立った体勢verです。

※男性のカリ先(亀頭)は、女性のクリトリスと言われています。ということは、とっても敏感な場所。ヌルヌルした状態でないと痛みを与えてしまうので、手で触れる前にガマン汁を利用、または唾液をたっぷりを垂らす、ローションを使用するなどして、十分にヌルヌルの状態にすることは必須です!

◎カリ先にご挨拶~カリ背をナデナデ
 まずは、もっとも敏感な「カリ先」を“チョンチョン”とファーストタッチ。軽いタッチで“ビクンッ”と反応するようなら、弱い力でも感じるタイプかもしれません。反応が薄ければ、反応を見ながら“チョンチョン”を少し強くしていってどの程度の力加減で感じるのか探ってみましょう。

 続いて、カリの上の部分「カリ背」に指2~3本で触ります。ここも敏感な部分なので優しく撫でるように触れながら、相手の表情を見ながら力加減を変えてみてください。

◎裏スジをサスサス~カリの包み込み

 続いては、カリ首とサオの接合面となっている「裏スジ」も指先(第一関節くらいまで)の2~3本で軽くさすります。裏スジは、カリ先・カリ背に続いて感じやすい場所でもあるのでこちらも優しいタッチにしましょう。

 優しい“サスサス”の流れでカリ全体を包み込んでみましょう。手のひらでカリ先を軽くこすって刺激を与えます。敏感な男性の場合、この刺激は痛みを感じてしまう可能性があります。その場合、舌や唇の刺激でも痛みを感じてしまうので、この時の反応はフェラで生かすようにしてください。

◎カリ首を輪っか挟み~サオ握り

 指や指の腹を使って撫でるような愛撫を終えたら、挟む・握るの動作で圧を与えてみましょう。カリと竿の境目「カリ首」を、親指と人差し指の股の間(「OK」のジェスチャーを意識)で、軽く挟みながらしカリ首に沿ってクルッとこすってみたり、上下に動かして(カリ付近だけ)みてください。

 持ち上げていた中指・薬指・小指もサオを握ります。サオを握ることでちんこを固定させることができるので、フェラへ突入する直前はこの握りかたがグー! 相手の感じ方やちんこサイズによって指全体で握る、指先で挟むように握る、など握り方の工夫をしてみてください。

 最後の「サオ握り」をしている手を数回上下に動かしたあと「サオ本」へ下ろしていき、固定しましょう。ここまでが、フェラチオまでの前戯として大切な「触れる」行為です。このあとは口を近づけて、カリ先へのチュウからはじめますが、それはまたの機会に。

フェラの前に指先から愛を! 指1本の挨拶から輪っかや包み込みで感度を探る

 セックスの経験がないときから、ちんこの造形は映像や写真などで見慣れているつもりでした。さらに、舐める&咥えるという「フェラ」は、あれほど頭で予行演習していた……にも関らず、実際にリアルちんこが目の前に迫ってくると、凝視できず、口に咥えても力加減がわからない、痛みを与えていないか不安が募りました。誰でも最初は一年生、なんですよね。

 今思えば誰だって最初の数回のフェラは、苦い思い出になりがち。不安に思う必要はありません。っていうかちんこって、見慣れるだけでも少し時間がかかるものです。あ、まんこもグロめな造形だったりしますしね。

◎「触れる」ことは、感度を判断できる行為

 はじめての時や経験が少ないときは、相手へ前戯をする際「舐めなきゃ!」と前のめりになっていませんか? その前に大切なことはなんでしょう。それは……ちんこに「触れる」こと! 見る⇒触れる⇒舐める⇒咥えるの順番で慣れていきましょう! 触れることは自分が慣れるためだけではなく、どのくらいの力加減が気持ちよく感じるのか、相手の反応を確認するにも重要な行為だと思っています。

 とはいえ、自分のカラダには装備されていない部分の感覚を想像したり、ベストな力加減を探るのは難しいものです。男性がどの程度の力加減でオナニーをしているかによっても変わりますし、力強く握って快感を得る男性もいれば、痛がる男性もいる……かなりの個人差があるものです。

 結局は、反応を見ながら(コミュニケーションを取りながら)探っていくしかないですが、まずは自分の乳首やクリに触れられることを想像してみるといいかもしれません。クリを力強く触られ、思い切り舐められ・吸われるのが好きな女性でも、最初はソフトに優しくタッチされたいと思いませんか? 「こうやって触られたたら嬉しい(気持ちいい)」を考えながら、指1本で優しく触れることからはじめてみましょう。

 では!舌や口を使った愛撫の前に、どのようなソフトタッチからスタートして、ちんこに慣れていけばいいのか。イラストとともにお伝えしたいと思います!

◎触るときも、ヌルヌルの状態で!

※男性が立っている(仁王立ち)状態、仰向けで寝ている状態など、フェラする時の体勢で手の使い方も多少変わることもありますが今回は、わかりやすく立った体勢verです。

※男性のカリ先(亀頭)は、女性のクリトリスと言われています。ということは、とっても敏感な場所。ヌルヌルした状態でないと痛みを与えてしまうので、手で触れる前にガマン汁を利用、または唾液をたっぷりを垂らす、ローションを使用するなどして、十分にヌルヌルの状態にすることは必須です!

◎カリ先にご挨拶~カリ背をナデナデ
 まずは、もっとも敏感な「カリ先」を“チョンチョン”とファーストタッチ。軽いタッチで“ビクンッ”と反応するようなら、弱い力でも感じるタイプかもしれません。反応が薄ければ、反応を見ながら“チョンチョン”を少し強くしていってどの程度の力加減で感じるのか探ってみましょう。

 続いて、カリの上の部分「カリ背」に指2~3本で触ります。ここも敏感な部分なので優しく撫でるように触れながら、相手の表情を見ながら力加減を変えてみてください。

◎裏スジをサスサス~カリの包み込み

 続いては、カリ首とサオの接合面となっている「裏スジ」も指先(第一関節くらいまで)の2~3本で軽くさすります。裏スジは、カリ先・カリ背に続いて感じやすい場所でもあるのでこちらも優しいタッチにしましょう。

 優しい“サスサス”の流れでカリ全体を包み込んでみましょう。手のひらでカリ先を軽くこすって刺激を与えます。敏感な男性の場合、この刺激は痛みを感じてしまう可能性があります。その場合、舌や唇の刺激でも痛みを感じてしまうので、この時の反応はフェラで生かすようにしてください。

◎カリ首を輪っか挟み~サオ握り

 指や指の腹を使って撫でるような愛撫を終えたら、挟む・握るの動作で圧を与えてみましょう。カリと竿の境目「カリ首」を、親指と人差し指の股の間(「OK」のジェスチャーを意識)で、軽く挟みながらしカリ首に沿ってクルッとこすってみたり、上下に動かして(カリ付近だけ)みてください。

 持ち上げていた中指・薬指・小指もサオを握ります。サオを握ることでちんこを固定させることができるので、フェラへ突入する直前はこの握りかたがグー! 相手の感じ方やちんこサイズによって指全体で握る、指先で挟むように握る、など握り方の工夫をしてみてください。

 最後の「サオ握り」をしている手を数回上下に動かしたあと「サオ本」へ下ろしていき、固定しましょう。ここまでが、フェラチオまでの前戯として大切な「触れる」行為です。このあとは口を近づけて、カリ先へのチュウからはじめますが、それはまたの機会に。