「押入れ収納ケース」は買ってはいけない!? 使いやすくて湿気も溜まらない「○○用」が正解!

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-09】カビが発生したぎゅうぎゅうの押入れ(Kさん・37歳)

引き続き、中野区に住むKさん(37歳)の「半間の押入れ」を片付けます。洋服の量を減らした後は、散らからない「収納」を目指します。今回も、「ジモティー」を利用したので費用は0円です!

[Before]部屋の空気が淀んでる!?

 扉を開けると、3段式の連結チェストが鎮座していました。メルカリに出品中だという、着ていないコートも収納を圧迫しています。ムダな空間とモノの山が目立つ、もったいない使い方ですね……。モノが溢れているので、湿気も溜まります。モワ〜ッとした空気が漂い、洋服を選ぶテンションも激落ちです。

奥行きが深くて使いにくい「押入れ収納」を快適化!

 上の図面は、Kさん宅の「押入れ」のサイズです。昔は、布団・着物・五月人形・ひな祭りなど日本の生活道具を収納していた「押入れ」も、ライフスタイルの変化により使いにくい空間へと変わりました。古くは、収納ケースも桐の衣装箱やつづらなど防虫と抗菌を兼ねた、通気性の良い自然素材が使われていましたが、現代ではプラスチックが主流です。風通しの良い部屋なら、こうした収納ケースはまだしも……。Kさん宅もやはり、カビが発生していました。ジメジメした空間を「快適なクローゼット」へと変えるには、どんなコツが必要でしょう?

[Before]風が通らないと、カビが発生します

[After]出し入れを楽にして、定期的な風通しを!

 モノを「ぜんぶ出し」てから、ホコリとカビのもとを一掃します。拭き掃除をしてから、アルコールを吹きかけ扇風機をあてて乾かします。モノを収納する際の一番の湿気対策は、「詰め込まない」こと。キャスター付きの収納ケースまたは、片手で取り出しやすい収納箱へ収めて、風通しを良くします。

 半間の天袋には、使用頻度が低いモノ(季節のモノなど)と保管したいモノ(思い出ボックス)を収めました。隙間にモノを詰め込まないように、手前へ置きます。モノを箱に収めることで、出し入れも楽になり湿気もブロックできます。 除湿剤は、見える場所へ設置して定期的に交換できるように。

[Before]不揃いなハンガーで、出し入れもイライラ

[After]ハンガーを統一するだけで、すべて極楽に!

 ハンガーのサイズがバラバラだと、出し入れが不自由になりストレスも増えます。サイズを統一することで、収納力が増え服の移動も一度で済みます。 壁側サイドは、フックや突っ張り棒を活用して小物(スカーフやベルト)を置くと便利です。ちなみに、クリーニングのビニール袋は“湿気がこもりやすい”ので要注意。 100均の不織布製衣類カバーに変えると、通気性も良く安心です。

[Before]山積みと余白でスペースのムダ使い

 収納ケースでオススメできないのが、押入れ用のサイズ(奥行き80cm)と3段式の連結チェストです。ビフォー写真からも、もったいない使い方だとわかります。押入れのサイズに合わせて収納ケースを揃えると、予算がかかります。とはいえ、収納ケースを使ったほうが「モノの住所」も決まり、湿気対策にもなります。

 といことで今回も、「ジモティー」を使って用意しました。

 ブロック式のクローゼット用収納ケースを、無料でゲットです。少し黄ばんでいたので、「オキシ漬け」をしました。プラスチックに付いた汚れが気になるなら、浴槽に酸素系漂白剤(オキシクリーン)を溶かして漬ければキレイになります。押入れのある生活が続くと限らない方は、ジモティーやリサイクル店を利用して予算を抑えましょう!

奥行きが深い空間は、クローゼット用ケースを「前後」使い

[After]押入れ用ではなく、クローゼット用ケースを利用!

 一般的な押入れの奥行きが80〜85cmに対し、クローゼットは45〜60cmです。押入れのサイズに合わせようとせず、クローゼット用収納ケースを選びます。空間を「前後」に分けて使えば、モノの迷子もなくなります。女性ひとりでも動かせるサイズなので、住み方を変えても融通がききます。また、定期的な出し入れもできるので、ホコリや湿気が溜まる心配もありません

【Point!】洋服は種類別に「タテ」に入れること!

 クローゼットを開けるたび、散らかりが気になるのは「面」が凸凹で色が氾濫しているからです。透明の収納ケースを、画用紙で目隠しして「面」をスッキリ整えます。ラベルも貼って、「モノの住所」もしっかり決めました。

暗い押入れが、快適クローゼットに変身!

[After]

 ビフォー写真に比べ、明るくスッキリした印象へと変わりました。誰が見ても「モノの住所」がわかる仕組みなので、以前のように散らかる心配はありません。大きな空間を便利な収納庫へと変えるときの問題は、予算がかかることです。この先「住まい方が変わる」「モノに縛られたくない」「身軽でいたい」ならお金をかけずに解決すると、手放す決意も簡単になります。次週は、隣の大きな押入れを片付けます!

――次週は、8月4日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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「バッグ収納」のイライラがスッキリ解決! 200円で狭小クローゼットの容量“2倍増”の方法
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押入れクローゼットを制する整理術! 毎朝、着る服に悩まないワードローブ「33着」の掟

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-08】カビが発生したぎゅうぎゅうの押入れ(Kさん・37歳)

 前回に続き、中野区に住むKさん(37歳)のお部屋から、今回は押入れを整理します。押入れの高い収納力をフル活用する前に、まずは不要なモノを減らさなくてはなりません。どれだけ減らせるか、「ワードローブの定数」に触れながら紹介していきます。

[Before]モノの密度が多いほど、ストレスUP!

 ひとり暮らしの量にしては、モノが多すぎます。メルカリで販売中の衣類や来客用の布団など、使っていないモノまで占領していました。この状況をエレベーターや満員電車でたとえると、ストレスフルで呼吸もできません。その証しに、モノの密度により空気や湿気が停滞して“カビが発生”していました。

奥行き80cmの押入れから、詰め込んだモノを「ぜんぶ出し」

 片付けのファーストステップ、押し入れのモノを「ぜんぶ出し」します。すべてのモノを出して見直してみると、何年も使っていないモノや忘れていたモノの量に気付きます。収納ケースごとに1種の衣類(半袖や靴下)が押し込んでありましたが、ワンクールでは着用できない量です。

 Kさんの大好きな帽子を集めた写真です。一つひとつ手に取って「本当に必要か?」を見直す作業をしてもらいます。小物類は、好みが反映されるので同じデザインのモノが目立ちます。しかし、長く持つほど「古びた」印象を帯び、「買った当時の喜び」も色あせます。似たデザインも多いため、大切にしたいほうを選んでもらいました。思い出が残る愛着品は、写真に撮って記録するなどして「必要最小限」まで絞ります。

 気がつくと増えてしまいがちな、冬の服装小物。屋外ライブイベントなどアグレッシブな活動を好むKさんの、オンとオフのチョイスもあって7個の手袋が集まりました。よく見ると、汚れた手袋も目立ちます。こちらも帽子と同様に、丁寧に使っていきたいモノだけを残すこにしました。

 部屋中に転がるバッグを数えると、35個も出てきました。なかには、Kさんのお母さまが80年代に買ったという希少なシャネルバッグも発見! 保存状態が良ければ、ヴィンテージブランドとして高値が付くことも珍しくありません。

 しかも、今どきのスクエアデザインです。なのに、押入れの奥でペタンコに型くずれしていました。外国製のレザー商品は、日本の湿度に弱い欠点があります。定期的なメンテナンスをしないと、内側の生地が傷み表面の輝きが失われます。

35個のバッグより、とっておきのシャネルをひとつ

数を持ってしても、圧倒的なトップブランドの魅力には叶いません。そこで、「バッグの半分を現金に変えて、メンテナンス費用へ回そう」と提案。古い型となると本店でのメンテナンスは難しいのですが、手放すつもりがないのなら修理専門店で復活します。(ブランド価値は失われますが、レザーの補色やクレンジングが可能です)。嬉しいことに、Kさんは即行動に移してくれました。その後、シャネルのメンテナンス費用はもちろん、お母さまの宝石も現代風にリメイクしたと嬉しそうに報告が。

 さて、次は洋服の整理に入ります。ここで質問。女性のワードローブは、いくつあれば足りるのでしょうか? 日本には四季があり、トレンドの移り変わりも猛スピードで変わります。数を持てば、「今日着る服」に迷わずに済むのでしょうか? そんな悩みを解決するヒントがあります。

 少ないモノで豊かに暮らす「ミニマリズム」というライフスタイルが注目になった2010年、アメリカの人気ブロガー・コートニー・カーバーさんが「プロジェクト333」というタイトルで「洋服の定数化」にチャレンジしました。

 内容は、ワンクール(3カ月)に必要なワードロープを33点のみ厳選するというルールです。外出用のワードロープなので、洋服・靴・アクセサリー・バッグに限ります。この33着から、着回し術を磨くのです。ちなみに、日常的に身につける、アクセサリー・下着・家着・運動着は除きます。この案に賛同した多くのユーチューバーが、コーデ術を動画で紹介しています。驚くほどオシャレなので、『Project 333』と検索して参考にしてみてください。

[まとめ]
「大切なのはカラット数ではなく真の輝き」とは、ココ・シャネルの名言です。ダイヤモンドが手元になくても、数より質を大切にする心がしれます。さらに「シンプルさは、すべてのエレガンスの鍵」と語り、色や装飾を排除したブラックドレスを発表。最後に、終の住処として知られるホテル・リッツのクローゼットに残した洋服は、たった2着のシャネルスーツだった逸話も有名です。自分を高めるスタイルは、数ではないことがわかります。

――次週は、7月22日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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散らかる部屋の“NGあるある”を解説! 「お金」に変わる大型家具の“捨て方”ポイント

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-08】ラックに囲まれた悲しき万年床(Kさん・37歳)

 前回に続き、中野区に住むKさん(37歳)のお部屋です。今週は、部屋の四隅を片付けて“万年床”からの卒業を目指します。

 Kさんの寝室が“万年床”である問題は、「突っ張りポールラック」にありました。実はこれ、散らかっている家ほど“あるある”な光景です。大きな押入れがあるのに、洋服が入らないからと「収納家具を増やす」のです。モノを減らさず、家具を増やすと「片付かない仕組み」を生み出します。こうなると、モノが増え続けて掃除が面倒に! さらに、ホコリや日焼けによってモノの劣化も加速します。

散らかる原因を「ジモティー」で排除する!

 「突っ張りポールラック」と「スチールラック」は、フリマアプリのジモティーを使って手放すよう提案しました。Kさん自身も、ゴチャゴチャの原因だと納得しその場で出品です! 必要な方からの申し込みも速く、家にいるだけで現金(1,000円)に変えることができました。ここにあったモノ(洋服、バッグ、帽子)は、次回より押入れへまとめます。

 ラックの横には、懐かしい昭和の“三面鏡”がありました。とても状態が良いため、Kさんに問うと「母が大切にしていた宝モノです。実家を畳むときに、プロの職人に修復依頼しました」とのこと。上質なアンティーク家具ですから、未来の劣化を防ぐためにモノで埋めないようにしました。家具の上に「モノを置かない」と心がけるだけで、サッと掃除ができるようになります。

 ジモティーを使って、モノが散らかる原因(余分な収納家具)を手放しました! 全体の写真に戻って、改めてビフォー&アフター写真を比べてみましょう。

暗い「万年床」から、明るくハッピーな寝室へ!

[Before]三面鏡の前には、万年床が!

[After]布団をたためるスペースが完成!

 これまでは、手の届く範囲に使うモノを置いていました。とても便利な反面、散らかる&掃除が怠る原因になります。家具の上にモノを置かないルールを保つだけで、これだけ印象を変えられます。万年床だった寝室も、旅館のようにこざっぱりと落ち着きました。

 Kさんのお部屋には、十分な収納力を持つ押入れがあります。なのに、スチールラックやポールラックという大きな収納家具がありました。家がゴチャゴチャする圧倒的な原因は、押入れを活用しきれず「モノを増やす」ことから始まります。部屋の中に直置きする家具は、最低限で済ますほど片付きます。

 大きな家具や家電は、手放すにも手間・時間・お金がかかるため、「捨てられない」「捨て方がわからない」「面倒くさい」と諦めて挫折してしまいます。ところが、「お金に変わるモノ」「役に立つモノ」もあるとわかると「手放す決心」が固くなります。

■今回、Kさんが「ジモティー」を使って手放したモノ
・掃除機(無料)
・布団乾燥機(無料)
・キッチンのスチールラック(無料)
・寝室の突っ張りポールラック(現金化)
・寝室のスチールラック(現金化)

大型不要品の「捨て方」

 処分するにも、住人の性格、予算、時間などの都合があります。少しでも現金化したいのか? その日のうちに処分したいのか? など、何にポイントを置くか見極めることも大切です。筆者はいつも、図の4パターンを説明しています。

[選択1]ジモティーへ出品する
お金になるかも度◎◎◎

フリマアプリ『ジモティー』は、地元で欲しい人(安く欲しい・無料で欲しい)と手放したい人(お金にしたい・引き取りに来て欲しい・無料で処分したい)を繋げる手数料無料の掲示板です。ポイントは、出品から2日経っても問い合わせがない場合は「値引き→無料」と変えること。利益より手放すコトを優先にしましょう。

[選択2]リサイクル店へ売る
お金になるかも度◎

有名ブランドの家具、新製品に近いモノだけに値段が付けられると考えましょう。また、手放したいモノの点数が多いときにもオススメです。とはいえ、苦労して持ち込んでも「0円」だったケースもあるので要注意! 無名ブランド、劣化したモノなどに付く金額は期待しないほうが無難です。

[選択3]各自自体へ問い合わせ
処分代の有料度¥

Kさんの場合、東京都・中野区・粗大ごみと検索してHPを確認します。後は、HPに従って申し込みます。処分するモノに「粗大ごみ・有料ごみ処理券」のシールを貼り、指定日に家の前に置くような段取りです。粗大ゴミの種類、サイズによって300〜1500円の有料となります。他人とのやりとりを面倒に感じる人、捨てると決めたらすぐに手放したい人にオススメです。

[選択4]不要品回収業への依頼
処分代の有料度¥¥¥

実家の片付けをはじめ、その日中に片を付けたい時に役立ちます。最近は、「軽トラック積み放題プラン(¥7,000〜)」といった明瞭会計もあります。よく確認して業社を選びましょう。時は金なり! と考える人に最適な方法です。

[まとめ]
片付かない家ほど、備え付けの押入れを見直すだけで解決できます。もしや、「散らかる原因」は、部屋の角にある収納家具かもしれません。押し入れの収納力をもっと活かせないか、部屋の中にある収納家具周りが散らかっていないか……? よく観察されることから、オススメします。

――次週は、7月22日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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ホコリ・ダニ・カビを呼び寄せる! やってはいけない本棚の「モノの置き方」「片付け方」

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-07】ホコリの巣窟と化した万年床と万年“本棚”(Kさん・37歳)

 引き続き、中野区に住むKさん(37歳)のお部屋です。今週から寝室を片付けていきます。まずは、間取りをご覧ください。敷きっぱなしの布団をはじめ、モノの直置きが目立ちます。押入れもパンパンのため、布団を収納する場所もなく“万年床”となってしまったそうです。

 足の踏み場もなく、やはり「モノを減らすこと」が正解です。もちろん表面上ではなく、「すべて出す」からリセットしていきます。まずは、本棚(赤丸ゾーン)を例に「モノの減らし方・置き方」を説明していきます。

動かせない家具が問題の元凶!

↓[Before]本棚の上に、細かいモノを配置↓

 部屋の片隅に置かれた本棚(ディスプレイラック)の天板には、約20年前のMD/CDコンポがありました(懐かしい!)。その周りには、神具、ぬいぐるみ、小物、書類と目的が異なるモノが無造作に置かれています。細かいモノを置くほど、ホコリが増えます。

 本棚にあったモノをすべて移動すると、ホコリがどっさりお目見えです。神具や小物にもホコリが付いていたため、一つひとつ丁寧に落とします。収納家具とはいえ、モノを載せて詰め込むほど動かすのが面倒になります。実は、Kさんの何気ない小物の置き方こそモノが増えて散らかる仕組みなんです。

 数年ぶりに動かしたという本棚の裏側です。通気性も悪いため、湿気とホコリによるカビも発生していました。このような状態になると、ダニも生息するのでアルコール除菌でキレイに拭き上げます。

★ワンポイント★
本棚のモノを全て出しながら、リセット掃除もしましょう。必要なモノを戻すときに、すぐ動かせる状態にしておくと「この先」がグッと楽になります!

 本棚にあった1年以上読んでいない本は、ブックオフで現金化へ。発行日の古い辞書や教科書は、過去の情報なので潔く処分しました。ちなみに「いつか読もうと思っている本」は、ほぼ読みません。読みたい時に中古で買える価格なら保管料より安く済むので手放しましょう。

↓本棚にあった[売る/捨てるモノ]↓

 使わないけれど必要なモノ(思い出のモノ、保管したいモノ)は、ダイソーのフタ付き収納BOX・20L (400円/税抜)に収めます。女性の力でも荷降ろしができるサイズで、雑誌ならA4ワイドサイズまでOKです。これらは、押入れへ保管します。何年も開けなければ、手放す決意が固くなるトリック付きです。

↓本棚にあった[保管するモノ]↓

 

★ワンポイント★
部屋の中にある家具は、使うモノだけを置く場所です。コレクション類は押入れへ。棚の中は、定期的に見直しできるよう詰め込まないようにします。

 では、元の写真(Before)に戻って、「モノの減らし方・置き方」を実践した片付け後(After)と比べてみましょう。

↓①本棚の上段[Before]読まない本まで詰め込み収納↓

↓[After]よく使うモノだけで“住所”を決める!↓

↓本棚の下段[Before]コレクション類がぎっしり↓

↓[After]使用頻度が低めの重たいモノを置く!↓

 本棚に詰め込んだモノを減らして(処分/売る/保管する)、必要なモノ(出し入れの多いモノ)だけを本棚へ戻しました。置く時は、モノの存在が見渡せるように「ワングループ・ワンボックス」にすること! 出し入れが楽になり、掃除も簡単になります。これで、使わないモノも目立つようになります。

★ワンポイント★
棚の中は70%程度のゆとりを持つこと! 120%詰め込もうと考えずに「増える→見直す」を繰り返す仕組みにします。
置き方を変えるだけで、スッキリライフが持続できます。

↓本棚全体[Before]詰め込む、乗せる、飾るでうるさかった本棚↓

↓[After]余白があるほど美しく清潔感もアップした本棚↓

 片付ける前は、フラップ式の扉に大好きなアーティストの表紙をディスプレイしていました。でも、ホコリや日焼けによる劣化で悲しい状態に……。大切なモノだからこそ、保管ボックスまたは扉の中に入れると良いですね。

 また、本棚だからといって読まない本まで詰め込まないこと! 家具の使い方=思い込みを捨てることも大切です。例えば、棚の中にゴミ箱を置くのも便利です。掃除機をかけるときに、どかす手間も省けますし、生活感も排除できます。

100均で売っているコーナーラックで神棚を設置!

 最後に、本棚の上で無造作に置かれていた神具を部屋の高いところへ移動しました。神様をお奉りする神棚は、家のパワースポットになります。不浄で粗末な置き方は、逆の効果を招いてしまいそう! 神様が見守ってくれるように、ホコリをかぶらないように、清潔であるように……。失礼のない場所へお奉りしました。

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ホコリ・ダニ・カビを呼び寄せる! やってはいけない本棚の「モノの置き方」「片付け方」

20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-07】ホコリの巣窟と化した万年床と万年“本棚”(Kさん・37歳)

 引き続き、中野区に住むKさん(37歳)のお部屋です。今週から寝室を片付けていきます。まずは、間取りをご覧ください。敷きっぱなしの布団をはじめ、モノの直置きが目立ちます。押入れもパンパンのため、布団を収納する場所もなく“万年床”となってしまったそうです。

 足の踏み場もなく、やはり「モノを減らすこと」が正解です。もちろん表面上ではなく、「すべて出す」からリセットしていきます。まずは、本棚(赤丸ゾーン)を例に「モノの減らし方・置き方」を説明していきます。

動かせない家具が問題の元凶!

↓[Before]本棚の上に、細かいモノを配置↓

 部屋の片隅に置かれた本棚(ディスプレイラック)の天板には、約20年前のMD/CDコンポがありました(懐かしい!)。その周りには、神具、ぬいぐるみ、小物、書類と目的が異なるモノが無造作に置かれています。細かいモノを置くほど、ホコリが増えます。

 本棚にあったモノをすべて移動すると、ホコリがどっさりお目見えです。神具や小物にもホコリが付いていたため、一つひとつ丁寧に落とします。収納家具とはいえ、モノを載せて詰め込むほど動かすのが面倒になります。実は、Kさんの何気ない小物の置き方こそモノが増えて散らかる仕組みなんです。

 数年ぶりに動かしたという本棚の裏側です。通気性も悪いため、湿気とホコリによるカビも発生していました。このような状態になると、ダニも生息するのでアルコール除菌でキレイに拭き上げます。

★ワンポイント★
本棚のモノを全て出しながら、リセット掃除もしましょう。必要なモノを戻すときに、すぐ動かせる状態にしておくと「この先」がグッと楽になります!

 本棚にあった1年以上読んでいない本は、ブックオフで現金化へ。発行日の古い辞書や教科書は、過去の情報なので潔く処分しました。ちなみに「いつか読もうと思っている本」は、ほぼ読みません。読みたい時に中古で買える価格なら保管料より安く済むので手放しましょう。

↓本棚にあった[売る/捨てるモノ]↓

 使わないけれど必要なモノ(思い出のモノ、保管したいモノ)は、ダイソーのフタ付き収納BOX・20L (400円/税抜)に収めます。女性の力でも荷降ろしができるサイズで、雑誌ならA4ワイドサイズまでOKです。これらは、押入れへ保管します。何年も開けなければ、手放す決意が固くなるトリック付きです。

↓本棚にあった[保管するモノ]↓

 

★ワンポイント★
部屋の中にある家具は、使うモノだけを置く場所です。コレクション類は押入れへ。棚の中は、定期的に見直しできるよう詰め込まないようにします。

 では、元の写真(Before)に戻って、「モノの減らし方・置き方」を実践した片付け後(After)と比べてみましょう。

↓①本棚の上段[Before]読まない本まで詰め込み収納↓

↓[After]よく使うモノだけで“住所”を決める!↓

↓本棚の下段[Before]コレクション類がぎっしり↓

↓[After]使用頻度が低めの重たいモノを置く!↓

 本棚に詰め込んだモノを減らして(処分/売る/保管する)、必要なモノ(出し入れの多いモノ)だけを本棚へ戻しました。置く時は、モノの存在が見渡せるように「ワングループ・ワンボックス」にすること! 出し入れが楽になり、掃除も簡単になります。これで、使わないモノも目立つようになります。

★ワンポイント★
棚の中は70%程度のゆとりを持つこと! 120%詰め込もうと考えずに「増える→見直す」を繰り返す仕組みにします。
置き方を変えるだけで、スッキリライフが持続できます。

↓本棚全体[Before]詰め込む、乗せる、飾るでうるさかった本棚↓

↓[After]余白があるほど美しく清潔感もアップした本棚↓

 片付ける前は、フラップ式の扉に大好きなアーティストの表紙をディスプレイしていました。でも、ホコリや日焼けによる劣化で悲しい状態に……。大切なモノだからこそ、保管ボックスまたは扉の中に入れると良いですね。

 また、本棚だからといって読まない本まで詰め込まないこと! 家具の使い方=思い込みを捨てることも大切です。例えば、棚の中にゴミ箱を置くのも便利です。掃除機をかけるときに、どかす手間も省けますし、生活感も排除できます。

100均で売っているコーナーラックで神棚を設置!

 最後に、本棚の上で無造作に置かれていた神具を部屋の高いところへ移動しました。神様をお奉りする神棚は、家のパワースポットになります。不浄で粗末な置き方は、逆の効果を招いてしまいそう! 神様が見守ってくれるように、ホコリをかぶらないように、清潔であるように……。失礼のない場所へお奉りしました。

――次週は、7月15日(月)に更新!

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片付けのちょっとした“お悩み”に、収納ライターの伊藤まきさんが、目からウロコの解決方法を提案します! アナタの部屋の「困っている場所」の写真を撮って「お悩み詳細」のコメントを添えて、下記よりご応募ください。

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重ね置きは絶対NG、収納ケースもコレはダメ! 散らかるだけの「小物整理」アウト事例

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-06】魔の巣窟、カラーボックスに全ブッコミ(Kさん・37歳)

 今週は、Kさん宅のリビングから「小物の整理法」をご紹介! ここから小物整理のNGケースを解説していきます。そして最後は、全6回の片付けで完成したキッチン〜リビング全体をビフォー・アフターの様子をお届け。部屋の中から雑多感が消えると、どんな気持ちになるのかバーチャル体験してみてください。

 生活雑貨をぎっしり入った、リビングのカラーボックスです。好きなアーティストを特集した雑誌(2006年)をはじめ、コンタクトレンズやコスメ、アクセサリー、謎の小物、薬などがぶっ込んであります。ここに何が埋もれているのか、本人さえ把握できない状態です。

面倒くさいは一瞬! 小物を「ぜんぶ出し」て、分別整理!

 カラーボックス(場所別)を片付ける時は、「ぜんぶ出し」が基本です。収納ボックスの底には、チリゴミが埋もれているので敷物の上で作業をしてください。全てのモノを出したら、グループ別に分けていきます。処分に迷わないモノは、分類しながらゴミ箱へ。グループに分けてからは、その山から必要・不要と分けていきます。多くの小物は、壊れていないため「いつか使うかも!」と思いがちですが、存在を忘れていた時点でアウトです!

 深い収納ボックスから、埋もれていた小物を救出し必要なモノだけグループ別に収めました。

 書類(グループ1)、ガジェット類(グループ2)、トラベル用グッズ(グループ3)、思い出の小物(グループ4)といった内容です。ボックスの中も、透明の袋や空き箱を使って細かく分類し「タテ置き」で収めます。この一手間で、使う時の便利さが増し、あらゆるムダを阻止できます。深さのある収納ボックス(茶)が2つありますが、小物収納には適していません。小物は「重ね置き」するほど、迷子になります。深さのある収納ボックスなら、衣類やタオルなどの布モノがオススメです。

 では、元の写真(Before)に戻って、片付け後と比べてみましょう。

[Before]「重ね置き」で、モノの住所が不定だった頃

↓↓↓↓
[After]よく使うモノに「住所」を定めた今

 カラーボックスに余裕が生まれて、視覚的にもスッキリしました。本来、引き出しや扉のない棚は、モノを詰め込まないのがポイントです。ディスプレイを楽しみながら、7割収納を目指すと美しくなります。ちなみに、カラーボックス用の収納箱を購入すると、出費がかさみます。文房具や薬、ポケットテッシュなど頻繁に出し入れする小物は、引き出し付きの家具へ移動しました。

[Before]古くなった天板のシミが汚い……。

↓↓↓↓
[After]100均のランチマットで、劇的イメチェン

 古くなったカラーボックスも、100均のランチマットを置くだけで生まれ変わりました。カラーボックスの天板はモノを置きやすい高さのため、散らかりやすい危険ゾーンです。生活感を排除したいなら、モノを置かないよう注意しましょう。花を飾るなども◎です。ちょっとした自分ルールを作ることで、スッキリライフをキープできます。

 カラーボックスの小物整理を終えて、キッチン&リビングが一掃できました! 動画撮影による、ビフォーアフターをご覧ください!

 
 
 
 
 
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・ 毎週月曜更新 #サイゾーウーマン ・ #片付けビフォーアフター 片付け前の動画です #before

整理収納アドバイザー|伊藤まき|ito maki|東京さん(@maki_organize)がシェアした投稿 -

 会社から帰って来ても、部屋がゴチャゴチャしていると「仕事が残っている」錯覚に襲われます。例え「気にならない」と自称する人も、ホテルのほうがリラックスできるはずです。しかも、モノの山を放置するほど、掃除の量も増えます。毎日の疲れが取れないと感じたら、散らかる汚部屋が原因かも……。

 ゴチャつく部屋から、色の氾濫、モノの影、出しっぱなしが消えました。モノの凸凹を排除し、面・角・色のバランスを整えるとご覧の通り! Kさんの目標だった「シンプルな部屋」はもちろん、「暮らしを楽にする」ことも叶います。仕事と介護に追われるKさんには、家事の負担を軽くすることも狙いのひとつでした。空間から雑多感が消えるだけで、思考もスッキリします。

 「これからは、あるモノを使い切って貯蓄に回したいと思います」とKさん。今あるモノのストックを減らしながら、よりシンプルな暮らしを目指すそうです。次回からは、昭和の思い出が詰まった押入れを片付けます!

――次週は、7月8日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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☆☆☆収納のお悩み[何歳でもOK!お住まいどこでもOK!]大募集!☆☆☆

片付けのちょっとした“お悩み”に、収納ライターの伊藤まきさんが、目からウロコの解決方法を提案します! アナタの部屋の「困っている場所」の写真を撮って「お悩み詳細」のコメントを添えて、下記よりご応募ください。

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「ジモティー」「メルカリ」を使いこなす! 収納家具は買わずに0円ゲットで“汚部屋”一掃

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-05】青春時代のCDや手放せない(Kさん・37歳)

今週もまた、Kさんの詰め込み型・汚部屋ビフォーアフターです。今回は、リビングルームに溜まった“コスメ”と“テレビ下収納”を片付けます。第1回でKさんの家庭・経済事情を紹介したように、お金をかけずに変えていきます!

 真っ赤なソファー脇に直置きした、美容品の山! カゴにざっくり放り込んでいるので、モノをどかせばホコリが広がります。「この隙間(20cm)にちょうどよい収納がわからず、ついこのままで……。使いにくく、気分も下がります」とKさん。ただし、収納家具を購入する予算はないので、フリマアプリ“ジモティー”を活用して探すことにしました。

ジモティーで、ぴったりの収納家具を0円ゲット!

 地元の「欲しい人と捨てたい人」をつなげるフリマアプリ“ジモティー”を使って、ソファー脇の隙間収納にぴったりの家具を探しました。無料で手に入る“ジモティー”は、匿名でのメール交換で成立する無料サービス。Kさんの場合、車を出してくれる友人がいるため住んでいるエリアに限定せず広範囲で探すことができました。

 ジモティーのメリットは無料でモノがもらえることですが、一方で汚れがついた状態のことも多く、特に、化粧板製の家具には、手垢やホコリの黒ずみが付着していることも……。そんな時は、メラニンスポンジに重曹入り歯磨き粉を付けてこすり洗いをしてみてください。最後にアルコール除菌水で拭き上げると、中古感も弱まり気分良く使えます。もちろん、自分が渡す側になる場合は、掃除済・欠点カ所などを記すと気持ち良い取り引きができます。

 これまでクライアントも、捨てるモノ(粗大ごみ)に予算をかけられない場合は“ジモティー”を利用して処分しています。もちろん、状態が良く使えるモノに限るのはお約束です。とはいえ、後味の悪い相手に出会うリスクもしばしば……。トラブルを回避するポイントは、メールのやりとりを丁寧に交わせる相手か見極めること!

朝の身支度&ビューティケアを使いやすく収納!

 片付け中に出てきた空き箱や保存容器を使って、小物を立てて収めました。引き出しは、上から見渡せると◎です。もちろん、モノを収納する前の「ぜんぶ出し」と「断捨離」も済みです。例えば、ミニタオルは50枚ありましたが、元の数よりだいぶ減らせました。

 アジアンテイストのテレビ台も、友人から譲ってもらったモノだそう。通気性の良い造りですが、隙間からホコリが侵入します。テレビ台の裏側を覗くと、ホコリがどっさりと溜まっていました。一見キレイだから、見落とすのかも!?

テレビ台が重すぎて動かせない!〜通気性が悪い裏側〜

 テレビ台の床はもちろん、家具の溝までホコリがどっさり!筆者的には見慣れた光景ですが、やはり何かが住み憑きそうな気がしてなりません。家具の裏側も定期的にお掃除できるようにすると、風向きの良い家になります。裏側を気にかける習慣が、家具や家の寿命を延ばします。もちろん、心と体の健康も!

 写真は、テレビ下の引き出しの中身! ぎっしりとDVD、CD、MDが詰まっていました。思い出の手紙や、捨て時を見失った書類も山積みです。テレビ台が重く、引き出しが開けづらい理由はコレでした。まるで、時間が止まっています……。

中古CDを手放して“片付け予算”を作ろう!

 Kさんとの作業中には、BGMをかけていただくようにお願いしました。でも、迷わずスマホから音楽が流すKさん。テレビ下のCDとDVDの山は、90年代にヒットした曲が多く使用頻度も低そうです。とはいえ、音楽と思い出はクロスするため、なかなか捨てにくいモノの一つ。ですが、「中古市場に出して片付けのボックス代にしませんか?」、そう提案させていただきました。高値が付く品はメルカリへ、そうでない品はブックオフへ持っていきました。

 もう振返らない過去を手放した金額は、約5,000円です!

 もう聞かない音楽と観ない映像を手放して、本当に大切なモノだけを残しました。でもこれがゴールではありません。時は変わり、音楽や映像の楽しみ方も変わります。これをスタートに1年以上も手にしていないモノとは、定期的に見直す習慣を持ちましょう。そうでないと、集めたい衝動に駆られ所有欲だけ膨らみます。もっと身軽に、持っているモノを生かしましょう!

[まとめ]
モノよりコトにお金をかける世代が増えたことで、モノの処分に使えるフリマアプリもたくさん出ています。時間や手間はかかりますが、使えるから捨てられない、予算を抑えたい、捻出したいという方には手放しやすくなる方法のひとつです。うまく活用して、回転率の良い生活を取り入れてください。

――次週は、7月1日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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買ってはいけない! やってはいけない! キッチンが臭くなるNG収納と対策法5つ

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-04】モノが多い家ほど“あるある”NGの宝庫(Kさん・37歳)

 前回では、キッチンに眠っていた不要なモノを手放しました。今回は、必要なモノを戸棚に戻す作業です。収納時に心がけたい「5つのポイント」を交えながら、ビフォーアフター写真でご紹介します。

 ほぼ3食自炊するというKさん。このキッチンは毎日使う場所なので、「5つのポイント」を取り入れながら、快適なキッチンへと変えていきます。

すべての「調理道具」が見渡せる、コンロ下収納へ!

 以前のコンロ下には、冷蔵庫脇のラックに入りきれなかった食品ストックなどが詰め込んでありました。そのため、鍋やフライパンはコンロ上に出しっぱなしに……。この状態でも、奥のモノが謎ですし、手前のモノをどかす手間が想像できます。これでは、ストレスを感じますね……。

 コンロ下には、調理道具(鍋、ボウル、ザル)を置きました。モノの住所を作り、奥のモノの存在を「見える化」することがポイントです。まだ少し多いかなと思うところですが、この戸棚に入る量を適量として収めました。

 以前のシンク下には、多数のお皿と保存容器がありました。KさんのA型らしさが感じる丁寧な重ね盛り芸です。でも、目的のモノを手にするまでのストレスが想像できます。排水口も近く、プラスチック容器の臭い移りも心配……。

 左側の上段と下段に分けて、食器類の住所を作りました。手前には普段使いを、奥には来客用を収めます。右側はデッドスペースのため、梅酒と洗剤ストックを置きました。背の高いモノを奥にすれば、「見える化」収納になります。

 以前のシンク下は、調味料が詰め放題! 排水口の周りは湿気が多いので、粉モノ、乾物類を置くのは基本NGです。乾物や食品ストックは調味料ワゴンへ収めて、粉モノは冷蔵庫に入れました。

 古い寸胴型の排水口は、臭い移りや湿気が出やすいといわれています。寝室にあった引き出しケースを移動して、問題をブロックしました。調理ツールは、1カ所にまとめがちですが「1軍」とその他に分けると出し入れが楽になります。

 以前の引き出しの中は、写真のようにゴッチャリ! 実はこれ、モノが多い家ほど“あるある”な入れ方です。このままでは、モノを掘るように探さなければなりません。それに、ゴミクズが溜まりやすく不衛生になりがちです。

 カトラリーケースは、一対型を選んではいけません! 住み替えをしたときに、融通が効かず、汚れが溜まりやすい欠点があります。シンプルなトレーケースなら、仕切りがある、組み合わせができる、洗える、違う場所にも使えるなどのメリットばかり。いずれも、100均で揃えることができるので4個用意しました。衛生的にもパワーアップして、キレイをキープする心も芽生えます。

 以前の、シンク上の上戸棚(シンク側)です。滅多に使わないモノと、隙間に詰め込んだラップ類があります。中には、存在さえ忘れていたモノもありました。すべてのモノを取り出すとき、奥のモノが落下してくる危険ゾーンでした。

 使用頻度の低い、ワイングラス、おちょこ、季節のモノ(ガスコンロ、お茶ボトル)、調理家電(トースター、たこ焼き器)などを「見える化」収納に改善。箱を重ねる時は、重たいモノを下にして2つまでとします。軽めのモノなら、3段目に置いても可です。これで、落下の危険も防止できました。

 以前の、シンク上の上戸棚(コンロ側)です。一般的には、ハンドル付きの収納ボックスをオススメされますが、ムダな隙間があると写真のような状態になります。しかも収納力が少ないため、高さのある収納棚ではもったいない! 筆者的には、空間を使い切るファイルボックスをオススメします。

 上戸棚の下段は、とても出し入れがしやすい場所です。手が届く人に限っては、かがむより手を伸ばすほうが楽です。高さをフル利用できるファイルボックス(100均のモノ)を5個用意して、1グループ1ボックスに収めます。たくさん持っていたラップ類も、今使う量だけにしました。同じグループでも、今使うモノ(1軍)とストック(2軍)に分けると、出し入れが1度で済みます。ちなみに、上戸棚に使用頻度の高いモノを置く時は、軽いモノが鉄則です。

[まとめ]
モノの置き方ひとつで、キッチンの快適さが変わります。よく使う場所だからこそ、ヘビロテするモノだけを置くようにしましょう。同じグループでも、1軍、2軍と使用頻度を分けて収納すると出し入れが簡単になります。キッチンが使いにくいと感じたら、収納を見直すチャンスです!

――次週は、6月24日(月)に更新!

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伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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☆☆☆収納のお悩み[何歳でもOK!お住まいどこでもOK!]大募集!☆☆☆

片付けのちょっとした“お悩み”に、収納ライターの伊藤まきさんが、目からウロコの解決方法を提案します! アナタの部屋の「困っている場所」の写真を撮って「お悩み詳細」のコメントを添えて、下記よりご応募ください。

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“汚キッチン”を片付ける5つのポイント! 皿、保存容器や鍋の「要不要」はコレで見極める

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-03】黄ばんだ保存容器が捨てられない(Kさん・37歳)

 前回に引き続き、Kさんの部屋を片付けていきます。いざ片付けようと思っても、ドコから手を付けるべきか迷いますよね? そんな時は、「モノ別」か「場所別」に進めます。

 クローゼットやキッチンのように、毎日使うモノが多い場所ほどスムーズな判断ができます。また、足の踏み場もない家なら、押入れから始めるのもオススメです。そして同じグループのモノを「ぜんぶ出し」して「モノ別」に分けてから「選別」します。

 Kさんのように、整理収納アドバイザーに依頼した場合は「ドコから始めるか」もわかるし「選別」の作業に迷っても答えのヒントが見えます。ですが、1人の作業では、「手放すジャッジ」に迷いが出て手が止まります。それで、片付けられないと諦めてしまうわけです。

「手放すジャッジ」に迷ったら、どうすれば良いの?

 片付けの基本は、1年以上使っていないモノなど「使用頻度」での見極めです。まだ使えるモノや高かったモノ、贈りモノなどの「手放せない壁」にぶつかった時は、世界的な片付けコンサルタント・近藤麻理恵さんの片付けメソッド「ときめき」で考えるとわかりやすいと思います。モノを手に取りときめいたモノを残し、そうでないモノは保留または感謝をして手放すといった方法です。

 とはいえ、「胸キュン」「ときめき」「モノと会話する」などの感性にピンと来ないクール女子も多いはず。まったく謎! という読者には、明暗の法則で検討してみてはいかがでしょうか? モノと向き合うと必ず、ポジティブ(明)とネガティブ(暗)の感情が言葉に出ます。作業中に迷いが出たら、ポジティブな気持ちの宿るモノだけを家に残すことをオススメします。明るいモノだけに囲まれた暮らしは、驚くほど良い効果をもたらしてくれます。

 では実践です! Kさんのキッチンから、多すぎるモノを手放します。

 

 約60コの保存容器が集まりました。まずは、Kさんが不要だと判断できるモノから処分。使いにくいサラダボックス、何かに使えるかもと持っていたジャムビンなどが選ばれました。次に多すぎる量のモノを減らして適量を目指します。それでもKさん「まだ使えるモノ」を手放すのは抵抗がありました。

★保存容器の選び方

保存容器の選別に迷ったなら、「重ねられるタイプ」をオススメします。サイズは、大と小の2サイズのみでOKです。小さなキッチンでも、重ねてコンパクトに収納できます。次に、カレーなどによる保存容器の色うつり、電子レンジによる劣化、場所だけを取るカタチのモノは、ネガティブなので手放していきます。この先は、フリーザーパックで代用すれば収納にもゆとりが出ます。

消耗品のストックも、「無くても困らないモノ」から減らす!

 こちらも「いつか使えるから」と買い溜めたストック品がごっそり。 なかには、無料の粗品など自分で選んでいないモノ(ネガティブ)も含まれていました。1度使ったきりのクッキング用ペーパーやアク取りシートなども、捨てにくいモノのひとつです。目安としては、代用が利くモノ、必要なときに100均で揃えられるモノは「なくても困らないモノ」です。

★消耗品ストックの選び方

必要なときに100均で揃えられるモノ、代用が利くモノ(アク取りシートはアルミホイルでもOK)を減らしました。次に、グループ別に分けて収納ボックスに入る「制限量」を持ちます。溢れたモノは、ストックボックスを用意してほかの消耗品と一緒にまとめて別の場所へ置きました。

 調理道具の多くは、使っていなくても「まだ使えるモノ」なので手放しにくいモノです。まずは、使いやすいモノと使にいくいモノ(ネガティブ)に分けてもらいました。次に、同じ役割とサイズのモノ(琺瑯とテフロン加工の両手鍋)は、使いやすい方を選んでもらいます。どうしても決められないときは、保留ボックスへ入れて置き場所を変えます。1年以上、箱から出さなければ手放す決意が強まります。

★調理道具の選び方

狭いキッチンなら、入れ子式の調理道具がオススメです。ほかに、ひとつで何役も叶う深型フライパン(例えば、レミパン)のような万能タイプを選ぶのもポイントです。卵焼き器やサラダスピナーなど、使用頻度も低くひとつの目的でしか使わないモノは他で代用ができるかを考えていきます。

お皿も使いやすいモノを優先に選びます。2枚買ったのに1枚しかないお皿、重ならない形状のお皿、プリントが禿げたお皿(ネガティブ)も手放しました。和風のデザインが多かったので、半端なモノを手放すことができました。

★お皿の選び方

洋服と同じで、テーブルコーデしやすいデザインを選ぶと食卓もハッピーになります。形状が複雑(四角、仕切り付きなど)なデザインよりプレーンなほうが使いまわしもできます。全てのお皿を並べるとテイストが把握できて、どのお皿が“浮く”のかも一目瞭然に!

同じ役割のモノは「1軍」に絞る!

 6個あった栓抜きは1つに。3個のシャモジも1つに。使わないコースターは4枚に厳選など、同じモノを集めて1個〜定数に絞ります。お箸も組み合わせを確認して、劣化したモノ(ネガティブ)を処分。いつか使えるかもと増えたプラスチック類も手放したい対象です。

★カトラリー類の選び方

同じ役割を持つモノは、「使いやすいモノ」が見極めポイントです。無料の箸やスプーンの保管は、適量を決めて残しても可ですが、なるべくなら手放します。また引き出しに入りきれない、来客用やストック類は他の箱へまとめるのも◎。調理時の出し入れがよりスムーズになります。

[まとめ]
どんなに小さなモノでも、モノに対する気持ちを丁寧に考えることが大切です。家中のモノを減らすことができたとき、自分の思い込みや見栄、執着心などの感情も手放すことができます。

――次週は、6月17日(月)に更新!

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やってはいけない「オシャレ収納」! キッチンが“黒カビ”パラダイスになるNG例

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-03】キッチンのおしゃれ収納が裏目に(Kさん・37歳)

 前回に引き続き、Kさんのキッチンを片付けていきますす。今回も、目に届かない“裏側”を一掃して「汚れにくいキッチン」へと改善していきます。

 部屋をスッキリしたい! と思ったら、片付けだけでは終われません。生活がしやすくて、居心地の良い空間にするには掃除が必要です。Kさんのキッチンを見渡すと、掃除をちゃんとしていると感じました。写真からも、見える範囲は問題ナシですが、扉を開ければモノが窮屈そうに詰め込まれています。また、コンロや調味料の“裏側”を覗くと、知りたくない現実が潜んでいました……。

汚れの巣窟! 「やってはいけない」ディスプレイ収納

 キッチンシンクやコンロ周りに、頻繁に使う調味料や調理ツールを置くのはとても便利です。使いたい道具をワンアクションで出し入れできて、狭いキッチンでも収納力を確保できます。でもちょっと待って! このディスプレイ収納は、「定期的なお手入れ」ができて「大きなキッチン」を持つ人だけに限る収納法です。すべての道具を丁寧に扱う習慣がないと、油とホコリでベッタベタになります。また、ひとつ置くと雪だるま式に増えるのも要注意です。

 シンク上にあるモノを撤去すると、写真のように“黒カビ”が繁殖していました。Kさんのお部屋は、湿気がこもりやすく築年数も古いため入居当時からほぼこの状態に近かったそう。とはいえ、この空間で深呼吸をするのはためらいます。油で汚れたタイルを中性洗剤で洗ってから、片栗粉+塩素系漂白剤でカビ取りパックをしました。

掃除が苦手な人ほど、「直置き禁止」で楽になる!

 シンク上に並べた調味料は、可動式のワゴンに移動して「直置き禁止」にしました。モノの直置きが多いほど、どかしながら掃除をする手間が増えます。しかも、ホコリをかぶったまま油で固着されるので頑固な汚れと化します。掃除が苦手なら、「直置き」を避けるに限ります。

 [Before]で使っていた小物入れも、塩素系漂白剤に漬け置き除菌しました。スポンジやタワシは「空中収納」にすることで、水切れも良くなります。水回りに水滴を残さないように、サッと空拭きできる作業台が理想です。最終的に、空間が広いほど掃除をする回数と手間が激減します。

 「ガスコンロは、入居前からコレでした。汚れが落としにくかったので、10年分の焦げが溜まっています」とKさん。わかっていたけど、現実に向き合えない……。コンロの五徳はもちろん、ガス栓やタイルまで油がギットリとこびりついていました。ここまで増えると、やる気が失われるのは当然です。

 でも、片付けは「再起動」のような人生イベントです。この先のストレスを無くしてスッキリするために、どうか1日だけ気合を入れて挑みましょう。

ガスコンロ下は、恐怖の黒焦げ現場に!?

 恐る恐る、コンロを持ち上げると!? 真っ黒な焦げ跡、青カビ、白カビ、謎の残骸が蓄積されていました。Kさんに限らず、賃貸物件に住む人は「そこまで掃除する必要がない」と考えます。とはいえ、この状態では、座敷わらしも真っ青です。家の空気の流れは、健康面でも大切なので一掃します!

 ガスコンロ周りは、タイルとステンレスなので特別な洗剤を用意する必要はありません。まず、熱湯と中性洗剤で溶かして固まった油を柔らかくしてブラッシング。頑固な黒焦げの固まりは、ステーキナイフで削ぎ落とします。なかなか落ちない場合は、重曹もしくはオキシクリーンを溶かしたぬるま湯をキッチンペーパーに浸して放置します。汚れが頑固なら、クレンザーとタワシを使ったこすり洗いも王道です。傷がつかない程度で終わりにしましたが、もっと落としたいなら紙やすりが最終兵器となります。

「アルミシート」のひと手間で汚れをブロック!

 コンロ下をキレイにした後は、100均のアルミシート(今回はアルミホイルで代用)を敷いて汚れを防止します。また、油ハネガードをしたら、定期的な交換も忘れずに! 例え賃貸でも、退去時の掃除が不要です。このアルミシートは、収納棚や冷蔵庫などに幅広く活用できます。

 Kさん宅のキッチンの“裏側”を掃除して、シンク上にモノを「直置きしない」ルールを持ちました。また、キッチンペーパーやタワシ類も「空中収納」して、「モノの住所」を固定化します。これで、「汚れにくいキッチン」へと変わりました。余白の面積が広いほどに、ホコリや水アカを1度で拭えます。

[まとめ]
 換気扇周りに調理ツールを吊るすフックが人気です。吊るし収納グッズは、100均でも人気で多数の種類が揃いますが、手入れが苦手な人にはオススメしません。まずは、扉内に収める量を自分の適量とすること。吊るす収納が良いとばかりにモノが増えるのも、散らかる原因になります。モノの直置きは、3つまで! など自分ルールを作って、キレイをキープしましょう。

――次週は、6月10日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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片付けのちょっとした“お悩み”に、収納ライターの伊藤まきさんが、目からウロコの解決方法を提案します! アナタの部屋の「困っている場所」の写真を撮って「お悩み詳細」のコメントを添えて、下記よりご応募ください。

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