「戸棚の中がグチャグチャ」「クローゼットがすぐ散らかる」「デッドスペースを活用したい」「トイレに収納がない」など、 “片付かない”ちょっとした悩みはありませんか? 収納ライターの伊藤まきが、イライラする“収納の悩み”を“簡単で安く”解決するコツを提案します!
■今週の相談者>>>A・Kさん(38歳)東京都在住
「開けるとゴッチャリ!「引き出し」の「小物収納」を便利にしたい」
[Before]
3LDKの戸建てに、家族2人(夫婦+子ども)で暮らしています。部屋の見える場所は、散らからないのですが……。引き出しや扉など見えない場所がゴチャゴチャです。リビングのテレビボードに、「引出し」が4つあります。いずれも深さがあるので使いにくいのです。家族それぞれが、迷わず出し入れできるようにしたいです。
【伊藤まきの回答】
引き出し内の「小物収納」は、目的のモノを一発で手にとれれば完璧です。家族からの、「ママ、あれドコ〜?」にいちいち答える必要もありません。例えば、下の写真は筆者宅のテレビボードの引き出しです。Aさん宅と同じ深さ14cmの「深型」ですが、モノが埋もれないように「タテ入れ収納」をしているので、モノの存在がひと目でわかります。
[筆者宅例]透明の箱やケースで「タテ入れ」分類

ポイントは、透明の箱や袋に入れること。よく使うモノ、使わないモノが目立つ機能的な収納になるので、不用品も溜まりません。しかも用意するのはすべて、100均なので簡単! ちなみに、「タテ入れ」収納に使っている透明のボックスは、100均の「はがき整理ケース」です。
深型の「引き出し収納」に透明の箱が良い理由を前に、引き出しの「深さ」について説明します。
引き出しの「深さ」で使いやすさが変わる!

例えば、事務デスクの引き出しをイメージしましょう。
一番上の「浅型」には、文房具・印鑑・電卓・領収書など頻繁に使用する小物を収めます。2段目の「深型」には、デジタル小物や私物を収めるケースが多いでしょう。図の浅型[1]は、コスメやカトラリーにも最適です。対して、深型[2]は、小物や書類だと埋もれる欠点があります。でも、モノが埋もれなければ大丈夫! そのコツを説明します。
Aさん宅の引き出しは、「深型」なので透明の箱を使ってひと目で「見える化」できる収納へ変えましょう。また、引き出し1個につき同じ目的を持ったグループ小物をまとめるのもポイントです。ワングループ・ワンボックスで「仕切る」ほど、簡単になります。
[Before]
書類を本棚に「タテ置き」できない場合、写真上のように「重ね置き」になります。紙袋やクリアケースを使って分類しても、積み重ねることで埋もれてしまいます。そういうときは、グループ別にレイヤーを作って分類しましょう。
[イメージ見本]
書類の「重ね置き」収納には、100均のA4書類ケース(サイズ約W24.5×D33×H4cm)がオススメ。Aさん宅の引き出しなら、6個の書類ケースが入りますね。例えば、書類ケースの表面に“住宅関係”と書くだけ。中の書類もクリアケースで分類(ローン、設備など)すれば、書類迷子からも卒業です。
[オススメ]かさばる取扱説明書は、携帯アプリで管理!

家電類の取扱説明書は、携帯アプリの「トリセツ」を使うとスリムになります。多すぎる説明書を一括処分できる、優秀なアプリです。PDFデータなので、紙より早く探せて時短にもなります。
[Before]
[Before]
異なるグループの「小物整理」をするなら、引き出し内を「仕切る」こと!
その前に……。写真上2枚とも、ママの私物が入っています。個人管理のモノは、身支度する場所へ移動しましょう。リビングにある引き出しですから、家族が使う「共有物」だけで完結するのが理想です。
[イメージ見本]
引き出し内を「仕切る」なら、ダイソーのシューズケース・1(約W16×D29×H9.5cm)と2(約W11×D29×H9.5cm)がオススメです。このケースを使って、ゲーム類を分類しましょう。また、ほかの引き出しにあったデジタル家電類もコチラのグループに移動するとまとまります。
[Before]
「皮膚科に通院中で、同じ薬ばかり」とAさん。紙袋に入った処方箋は、中が見えないため在庫量を忘れがちに……。常備薬の多い家庭に訪問すると、使用期限が切れた薬が目立ちます。薬の種類と期限をひと目で把握するには、100均の透明PP袋へ入れ替えることです。
[イメージ見本]
薬の種類、期限、使用量が明記されたメモを切り取って透明PP袋へ詰め替えます。箱に入っている市販薬も同じです。中途半端に残った量も、スリムにすることで「使い切る」ことができます。
[イメージ見本]
仕切りケースは「小物整理の神アイテム」です。今ほど、100均の収納箱がなかった時代は「パーツボックス」と呼ばれていました。当時より、釣具、工具、手芸売り場で販売されていたものです。
[まとめ]
「収納グッズを購入するのは、抵抗がある」という声も聞きます。でも! 透明の箱や袋に入れ替える作業は、結果的に「消費」が減ります。モノの買い過ぎが明確になり、お金、時間、ストレスを奪いません。もちろん、100均で購入しなくてもビニール袋や空き箱でもOK。モノの存在がひと目でわかるように「見える化」することが「小物収納」の狙いです。
――「お片付けSOS相談」は次回、9月30日(月)に更新!
<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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