「CanCam」ブームのアンチだった20代後半女性が、いま“女性誌難民”と化した理由

<p> 「KERA」などの雑誌を愛読していたファッションマイノリティ女子ですが、大学では肩透かしを食らいます。2005~07年頃は、「めちゃモテ」というキーワードを考案した「CanCam」(小学館)の全盛期。同誌の発行部数は80万部近くまで伸び、看板モデルの「エビちゃん」が社会現象となっていました。ツインニットに“ふわ揺れスカート”、ミュール。キャンパスには、「CanCam」から飛び出てきたような女の子があふれていました。</p>

「モテに翻弄され続けた世代」20代後半女性の“女性誌カルチャー”と“くすぶり”の遍歴

<p>「コギャル」「オリーブ少女」「お姉系」「渋原系」など、当時の10~20代の女性が中心になって巻き起こった数々のブームは女性ファッション誌から生まれた。若い頃、自らの世代が作り上げたブームは、年を経てもファッションの礎になるものだ。しかし現在、20代後半の世代には「何を着ればいいのかわからない」女性が少なくないという。それはすなわち、「独自のファッションを代弁する女性誌がない」ということなのではないだろうか。20代後半の世代を「“モテ”という概念に翻弄され続けた世代」と語る、1986年生まれのライター・北条かや氏に、彼女たちの歩んできた女性誌とファッションの変遷を、“モテ”というキーワードを軸に読み解いてもらった。そこに見えてくる、20代後半の女性の姿とは――?</p>