独裁者から“美肌元帥”へ……金正恩氏「ツルツル美肌」は大胆なステマだった!?

 歴史的な米朝首脳会談で目立ったのが、金正恩朝鮮労働党委員長の美肌ぶりだ。72歳のトランプ大統領に対し、34歳という若さもあるが、照明がテカテカに反射するほどの艶肌は世界中を驚かせた。徹底したスキンケアは、北朝鮮特産の高麗人参を使った基礎化粧品や美顔膜(パック)を使っているのではないかとの見方があり、今回ツルツル肌を露出した背景には「北朝鮮製の化粧品をアピールする目的があったのでは」(日本の北朝鮮研究者)という大胆な臆測まで飛び交っている。

 トランプ大統領との首脳会談で堂々とした態度を貫き、宿泊先のホテル前では笑顔で手を振るなど、妙に愛嬌を振りまいた正恩氏。特に世界を驚かせたのは11日夜、巨大船のようなホテル「マリーナベイ・サンズ」を訪れた際、シンガポールのバラクリシュナン外相の自撮りに応じたシーンだ。外相はその際の画像をインスタグラムやTwitterに投稿、ツルツルした正恩氏の顔面があらわになった。各国メディアが配信した正恩氏の写真からも同様に、意外なほどの美肌が確認された。

「水がきれいで、美肌成分が含まれる高麗人参を使った化粧品は、北朝鮮の特産品として有名だ。正恩氏も愛用しているのではないか」(同)

 北朝鮮の化粧品には「金剛山」「銀河水」「春の香り」といった複数のブランドがあり、日朝を行き来する在日朝鮮人の男性によると「祖国訪問する同胞の女性たちに人気がある。『肌になじみやすく、美白になる』と口コミで評判が広がっている」という。実は男性用化粧品も平壌の外貨ショップで販売されており、正恩氏の息がかかった「銀河水」ブランドだという。「ここ1~2年のことだが、美顔膜が発売され、人気となっている。高麗人参エキスやヒアルロン酸を含んだ製品で、外貨ショップだと日本円で1枚100円ぐらいだ」(同)といい、正恩氏の艶肌はパックのたまものなのかもしれない。

 一方、美肌アピールは国際社会に向けた“ステマ”ではないかとの見方もある。

「北朝鮮には、今回の首脳会談で国際的な制裁が緩和され、貿易が活発になるという読みがある。だが、鉄鉱石などの鉱物の多くは利権を中国に与えており、武器やミサイルといった飛び道具、魚介類を除くと、輸出産品として通用するのは化粧品ぐらいではないか。“美肌元帥”の自撮り解禁には、そういった意図もあったのでは?」(前出研究者)

 確かに、韓国コスメは日本をはじめ、アジア地域を席巻した実績がある。米朝対話の進展次第では、北朝鮮コスメが、美女軍団とパッケージで世界制覇に乗り出す日は近いかもしれない。

女子学生2,000人が猛特訓中! 北朝鮮、5年ぶりの「アリラン祭」で大もうけのシナリオ

 史上初の米朝首脳会談が6月12日に迫る中、北朝鮮・平壌では9月9日の建国記念日に向けた祝典の準備が早くも始まっているという。消息筋によると、建国70周年となる今年は、約10万人を動員する大マスゲーム「アリラン祭」を復活させるというのだ。朝鮮半島の南北だけでなく、米朝会談でも融和をアピールして大勢の観光客を呼び込み、観光客の落とす外貨で経済の立て直しを図るもくろみのようだ。果たして北朝鮮が開かれた観光立国になるのだろうか――。

 大マスゲーム「アリラン祭」は2002年4月、故金日成主席の生誕90周年を記念して平壌のメーデースタジアムで始まった。数年間の中断を経て13年まで続いたが、以降は中止となっている。その理由はわかっていない。

 子どもから青年までがダンスや体操といったパフォーマンスを披露するほか、スタジアムの客席ではパタパタするパネルを持った学生たちが、一糸乱れぬ動きで巨大な革命画を描き出す。アリラン祭を何度も見た経験があるという在日朝鮮人の関係者は「外国人の観光客や賓客、地方から平壌見物に来た人たちがスタンドを埋める。外国人は特等席から3等席まであって、50~300ユーロ(約6,500~3万9,000円)の入場料を支払う必要がある」という。続けて「そりゃ、迫力がスゴい。南北の朝鮮半島統一を演出するシーンがあって涙が出たね。高い入場料を払う価値はあるよ」とベタ褒めだ。

 北朝鮮でしかできないマスゲームの復活について、最近、祖国を訪問したという別の在日朝鮮人男性は、こう証言する。

「平壌市内にある広場で、高校生から大学生ぐらいまでの若い女の子が、ざっと2,000人ぐらいかな。縄跳びや新体操の道具を使って、あのアリランの動きを練習していた。かなりの猛練習だったよ」

 別の消息筋によると、マスゲームは建国記念日が本番で、その後も10月半ばまで1カ月ぐらい公演を行い、外国人観光客を呼び込もうとしているという。米朝会談後、本格的なプロモーションをかけるそうだ。

 久々の開催ゆえ、女子学生たちの世代交代が進み、一から練習しなくてはならない。そのため、勉学も返上して少女たちは日夜、汗を流しているそうだ。けなげな女子学生たちの演技、しかも「衣装はレオタード」(前出関係者)という。

 日本の外務省は国民に渡航自粛を要請しているが、ぜひ見てみたいものだ。

女子学生2,000人が猛特訓中! 北朝鮮、5年ぶりの「アリラン祭」で大もうけのシナリオ

 史上初の米朝首脳会談が6月12日に迫る中、北朝鮮・平壌では9月9日の建国記念日に向けた祝典の準備が早くも始まっているという。消息筋によると、建国70周年となる今年は、約10万人を動員する大マスゲーム「アリラン祭」を復活させるというのだ。朝鮮半島の南北だけでなく、米朝会談でも融和をアピールして大勢の観光客を呼び込み、観光客の落とす外貨で経済の立て直しを図るもくろみのようだ。果たして北朝鮮が開かれた観光立国になるのだろうか――。

 大マスゲーム「アリラン祭」は2002年4月、故金日成主席の生誕90周年を記念して平壌のメーデースタジアムで始まった。数年間の中断を経て13年まで続いたが、以降は中止となっている。その理由はわかっていない。

 子どもから青年までがダンスや体操といったパフォーマンスを披露するほか、スタジアムの客席ではパタパタするパネルを持った学生たちが、一糸乱れぬ動きで巨大な革命画を描き出す。アリラン祭を何度も見た経験があるという在日朝鮮人の関係者は「外国人の観光客や賓客、地方から平壌見物に来た人たちがスタンドを埋める。外国人は特等席から3等席まであって、50~300ユーロ(約6,500~3万9,000円)の入場料を支払う必要がある」という。続けて「そりゃ、迫力がスゴい。南北の朝鮮半島統一を演出するシーンがあって涙が出たね。高い入場料を払う価値はあるよ」とベタ褒めだ。

 北朝鮮でしかできないマスゲームの復活について、最近、祖国を訪問したという別の在日朝鮮人男性は、こう証言する。

「平壌市内にある広場で、高校生から大学生ぐらいまでの若い女の子が、ざっと2,000人ぐらいかな。縄跳びや新体操の道具を使って、あのアリランの動きを練習していた。かなりの猛練習だったよ」

 別の消息筋によると、マスゲームは建国記念日が本番で、その後も10月半ばまで1カ月ぐらい公演を行い、外国人観光客を呼び込もうとしているという。米朝会談後、本格的なプロモーションをかけるそうだ。

 久々の開催ゆえ、女子学生たちの世代交代が進み、一から練習しなくてはならない。そのため、勉学も返上して少女たちは日夜、汗を流しているそうだ。けなげな女子学生たちの演技、しかも「衣装はレオタード」(前出関係者)という。

 日本の外務省は国民に渡航自粛を要請しているが、ぜひ見てみたいものだ。

「南北合同チーム」だけじゃない! 融和ムード続く韓国で強引な“便乗商法”続出

 4月29日~5月6日にスウェーデンで開催された世界卓球選手権の女子団体戦準決勝で、韓国と北朝鮮が急きょ「南北合同チーム」を結成し、世界中から大バッシングを浴びたが、
南北融和ムードが続く韓国国内では最近、少々強引すぎる“便乗商法”が登場している。

 例えば、韓国大手スーパー「ホームプラス」の広告だ。コカ・コーラとスプライトの写真を並べ、「炭酸首脳会談」と題した広告を自社サイトに掲載。さらに、南北首脳会談の夕食会の際、平壌冷麺について「遠くから持ってきた……遠くからってのは、言っちゃまずかったか(苦笑)」と語った金正恩委員長の発言を踏まえて、牛乳パックの横に「消費期限が短いと言ってはいけないな」と印刷したパロディ広告もある。

 また政界でも、南北融和を訴える政治家が続出している。

 特に6月13日に行われる統一地方選挙に出馬する候補者たちは票集めに躍起になっており、“朝鮮半島平和マーケティング”に走る者も少なくない。経済特区の指定や南北を結ぶ鉄道の連結、金剛山観光事業の再開などをマニフェストに掲げたり、中には小中学生の修学旅行先を北朝鮮にするという案まで出ている。

 ただ、そんな融和ムードに違和感を持つ人々も少なくない。

 ネット上には、「ちょっとみんなリアクションがオーバーだよ。どうせすぐ冷めるくせに」「これまでも融和ムードになったことはあったけど、すぐ敵対したじゃないか」「“民衆は犬だ、豚だ”という言葉の意味がわかった」などと、否定的な意見も寄せられている。

 最も動揺しているのは軍人たちだろう。というのも、韓国国防部(日本の防衛省に相当)は最近、各部隊に「板門店宣言」の内容などを解説した新たな指導書を送ったのだ。

 ある軍関係者はこう語る。

「少し前までは“北朝鮮はわれわれの敵だ”と教育されてきました。それなのに、急に北朝鮮と親しく接しろと言われても……。兵士のみならず、教育担当者さえも混乱していますよ」

 南北首脳会談をきっかけに、韓国で高まる融和ムード。急な手のひら返しや強引な便乗には批判も上がっているが、今後も続くのだろうか?
(文=S-KOREA)

●参考記事
・南北共同宣言にも明記。ソン・フンミンも出場濃厚なアジア大会で南北合同チームが結成か
http://s-korea.jp/archives/34378?zo=1

・金正恩氏が商業広告のモデルに!! 北朝鮮の核実験にも“平穏すぎる”韓国
http://s-korea.jp/archives/19853?zo=1

資本主義国にはない味!? 話題の平壌冷麺より「めちゃくちゃうまい」メニューって? 

 大団円となった北朝鮮と韓国の南北首脳会談に続き、史上初の米朝首脳会談が迫っている。韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩党委員長の夕食会では、北朝鮮側から名店「玉流館」の料理人と材料が持ち込まれ、平壌冷麺が振る舞われた。トランプ米大統領にも同様のもてなしが予想される。だが、実は玉流館のメニューには冷麺以外に「もっとうまいものがある」(常連客)という。ジャンクフード好きのトランプ氏でも気に入りそうなメニューとは一体、なんなのか?

 玉流館は平壌の中心部、大同江(テドンガン)のほとりにあり、創業58年の老舗ながらも巨大店として有名だ。3月に訪朝したチョー・ヨンピル、レッドベルベットといった韓国芸術団も、ここで冷麺を食べている。

 当然、北のロイヤルファミリーはたびたび現地指導している。祖国訪問で何度も店を訪れたことがあるという在日朝鮮人の50代男性は「『偉大なる領導者金正日同志が現地指導なさった時、お通しした部屋』という看板が、各部屋に掛けてある。確かに小ぎれいな個室で、ありがた~い感じがした」と振り返る。在日同胞のイルクン(活動家)や外国人観光客はVIPルームに通されるが、店の前には平壌市民が長蛇の列を作っているという。

 米国政府系メディア、ラジオフリーアジアによると、名物の冷麺は1日4,000~5,000食限定で、市内の職場では公平に食券が配布されているという。だが、一部の特権階級が食券をピンハネする影響でヒラの労働者は入手が困難となっており、ダフ屋が30倍を超える高値でふっかけてくるそうだ。

 複数の関係者は「確かにうまい」と証言するが、「リピーターになるほどじゃないね。食べたくてしょうがなくなるって感じでもない。平壌にある別の店と比較しても、極端にうまいとはいえない」(前出男性)という意見も。

 そんな中、全員が口をそろえるのが、「デザートがめちゃくちゃうまい」ということ。

 冷麺を食べた後、口直しで出てくるバニラアイスが「とろけるほどおいしい。牛乳の成分がしっかり出ていて、多分、資本主義国にはない、素材を生かした味」(前出男性)とのこと。

 北朝鮮の甘い誘惑に、果たしてトランプ大統領はどう反応するのか……。

韓国・北朝鮮の南北融和ムードで、マニア垂涎のお宝「ミサイル切手」に要注目!?

 歴史的な南北首脳会談の開催で、朝鮮半島は融和ムードに包まれている。すでに核実験とミサイル発射実験の凍結を表明した金正恩朝鮮労働党委員長が、米国のトランプ大統領との首脳会談で、核・ミサイル放棄に言及する可能性も出てきた。

 現時点ではどこまで本気なのかは怪しいが、表向きのポーズとしてなんらかの“歴史的”な行動に出る可能性もある。そんな中、コレクターの間では、北朝鮮が発行した核・ミサイルを誇示する「不謹慎グッズ」の確保を急ぐ動きが出ている。

 北朝鮮は2017年に、16回のミサイル発射実験を実施。火星12型、同14型、同15型と北極星2号を打ち上げた。このうち、米国まで届くと主張する大陸間弾道ミサイル、火星14型、同15型の発射成功は思わぬところでお祭り騒ぎとなった。

 世界の切手コレクターという東京都内の50代後半男性は、異常なペースで発売された“不謹慎切手”の乱発を振り返る。

「昨年はミサイル高度、飛距離がデザインに入ったものや、金正恩党委員長が命令書にサインするシーンなど、ミサイル関連の切手が10種以上も発行された。全世界でニュースとなっただけに、日本人の立場としては不謹慎な話だが、需要はあったのではないか?」

 北朝鮮の郵政当局は、試験発射から1~2カ月以内という猛スピードで発行し、「付加価値を付けるためにA4判の台紙に挟み込み、日本円に換算して1,000円ぐらいで外国の切手商に売っていた」(前出の切手コレクター)。

 昨年末に出た「国家核武力完成の歴史的大業の実現」シリーズは、火星15型の発射指揮所で笑う金正恩党委員長をデザインに採用。「北朝鮮人民にとって限りなく使いにくいデザインがアツい」(同)という。

 一方、米朝会談で正恩氏が核・ミサイル廃棄に前向きな姿勢を見せた場合、米国に届くミサイルの切手を発禁にして、核・ミサイル放棄をアピールする可能性があるという。コレクターによると、過去にも粛正された幹部が映り込んだ切手がカタログの中から消え去った例があり、仮に発禁となった場合は、オークションサイトで価格が上がる可能性がある。このため入手を急ぐコレクターが出始めているという。

 また、韓国北部を中心に風船やドローンを使ってバラまかれた北朝鮮のビラも、このところ発見数が激減している。

 民間の北朝鮮研究専門家は「宣伝ビラも『伝単』といって集めているマニアがいる。切手よりも入手が難しいので値段が高い。平昌冬季五輪の期間ぐらいまで、韓国のハイキングコースにいくらでも落ちていたようだが、今はめっきりなくなった」。この研究者はインスタグラムやツイッターに韓国人が「北のビラを拾った」と画像をアップするのを注視しているといい、見かけなくなったことについては「ようやく北の当局が宣伝ビラのばらまきは単なる迷惑行為に過ぎなかったと理解した可能性が高い」としている。

 激動する朝鮮半島情勢は、政治家だけでなくマニアも大忙しといったところか?

レッドベルベットの訪朝をきっかけに「短パンはきたい」庶民が急増中! 北朝鮮のアツい“短パン事情”

 平昌冬季五輪に合わせた北朝鮮芸術団の韓国公演の答礼として、韓国が北朝鮮に送り込んだ約160人からなる芸術団の公演が波紋を広げている。唯一のK-POP女性アイドルグループとして参加した「レッドベルベット」メンバーが舞台上でホットパンツを着用し、北朝鮮庶民に過剰な刺激を与えたのだ。北朝鮮の街中では、文化的な装いで出歩くことが義務付けられている。このため、ホットパンツどころか短パンもNGだが、今年は夏に向けて娘っ子からオヤジまでもが短パン志向に動く観測が出ている。

 レッドベルベットのメンバーは4月1日、東平壌大劇場の舞台に登場。金正恩党委員長と李雪主夫人のほか、党幹部らで満席となった会場のステージ上で、ヒット曲「赤い味」を熱唱した。

 朝鮮中央テレビはレッドベルベットの登場部分を丸ごとカットして公演の模様を放送したが、正恩氏の革命活動を報道する映像では、正恩氏とメンバーが握手するシーンをカットするわけにはいかず、セクシーな美脚がバッチリと写り込んだ。

 これだけでも前代未聞だが、韓国紙・東亜日報(電子版)によると、韓国で放送されたノーカットの公演映像が、USBメモリーに記録される形で中朝国境から北朝鮮国内に流入し、猛スピードで拡散しているという。

 レッドベルベットの激しいダンスも、ノーカットで多くの人民が視聴したとみられ、南の流行に敏感な女子たちを中心に、パリッとした服装の風紀に風穴をあけそうだ。

「服装の規制も当然厳しい。盛夏でも市街地ではTシャツ、短パン姿なんて人はいない。大通りには、中学校の風紀委員会みたいな係の人が潜んでいて、イキった格好をした奴に『出直してこい』と注意している」とは、毎年のように祖国訪問するという在日朝鮮人の男性。

 スポーツをする時や特別行事の練習に出掛けるときはTシャツやジャージでもOKだが、「子ども以外で短パンは見たことがない」(同)と、短パン禁止は社会主義ファッションを死守する最後の牙城となっているらしい。

 一方、若い女子はズボンの裾を可能な限りロールアップして短パン風にしているほか、オヤジ層も食事処やイベント会場ではスラックスをまくり上げ、七分丈にしてキメる奴も出ている。純粋な短パンの普及が難しければ、こうした短パン偽装型ファッションが、平壌の2018春夏トレンドとなる可能性は十分あり得る。ファッションをめぐり、校則の厳しい学校で抜け駆けする不良のような、アツい攻防が北朝鮮の都市部で繰り広げられる、そんな夏になりそうだ。

トランプ大統領訪朝の“成否”がかかっている!? 北朝鮮の「ハンバーガー事情」とは

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領の南北首脳会談が、4月27日に軍事境界線にある板門店の韓国側施設で開催されることが決まった。一方で「5月までに開催」とされるトランプ米大統領と金正恩氏の米朝首脳会談の場所は、いまだに定まらない。トランプ氏の訪朝の可能性も残されてはいるが、好物のハンバーガーが「微妙な感じ」(訪朝経験者)なんだとか……。知られざる北のハンバーガー事情とは?

 マクドナルド好きを公言するトランプ氏は、かねてからハンバーガーとダイエットコーラという食生活を続けている。昨年11月の来日時にも日本側が気を使って東京・虎ノ門の名店が作る豪華なチーズバーガー(1,200円)を用意した。

 米朝首脳会談が平壌で開催となった場合、ご機嫌取りのためにもハンバーガーの用意が最重要課題となる。だが、訪朝経験が豊富な日本人男性は「共和国(北朝鮮)のハンバーガーは微妙な味だよ。添加物や調味料が少ないのが影響していると思う」と語る。

 北朝鮮のハンバーガーといえば、平壌発の高麗航空機内食が有名だ。一部のブログなどでは「激マズ」と酷評されているが、「キャベツと肉がペチャっとしてて貧弱だが、激マズってほどじゃない。サンドイッチみたいな味」(同)といい、つまりはハンバーガーらしくないのが最大の特徴だ。

 経済改革で富裕層が増えた平壌では、ファストフード店がいくつかできている。日本人の旅行客がリクエストすれば、案内員が連れて行ってくれるという。

 前出の日本人男性も、市中心部にある店に入ったことがあるという。

「バリューセットみたいなメニューが、公定レートで500円ぐらいだった。レタスとハンバーグが挟まり、割とハンバーガーらしい味。包み紙が国内にないらしく、中国の漢字が書いてあった」といい、高麗航空のハンバーガーよりはグレードが上がるらしい。

 ただ、「日本のハンバーガーのようなジューシーさがない。パティに含まれる牛肉の風味が足りないのではないか」(同)と指摘する。飼料不足の影響で、脂肪分が少ない北の牛肉は、あまりおいしくないそうだ。

 また、コーラも微妙だ。北にもコーラがあるが、正式名称は「ココア風味炭酸甘水」。一応はココアじゃなくてコーラっぽい味はするものの、「昔、駄菓子屋で売っていた謎のコーラ飲料のような味」(同)なんだとか。

 もちろんダイエットコーラの存在も確認されていない。普通の生活では太ることはない北朝鮮の食生活ゆえ、ダイエット食品とは無縁というわけか……。

北朝鮮では“もぐもぐタイム”にイチゴを食べられない!? 悲しい「代用品」とは……

 平昌冬季五輪の女子カーリング日本代表「LS北見」の選手らが“もぐもぐタイム”に食べていた韓国産のイチゴが、日本の品種をパクって生産されたものだという疑惑が浮上し問題になる中、北朝鮮でも、金正恩党委員長のもぐもぐタイムに、イチゴが供されているのが確認された。だが、北ではイチゴが人民に行き渡らず、イチゴ牛乳で我慢するという悲しい実態も最近になって明るみになっている。

 正恩氏の食卓にイチゴが並んだのは、3月5日。訪朝した韓国・文在寅大統領の特使団一行をもてなす夕食会で、特産の養殖チョウザメ料理の上にイチゴが盛られていた。夕食会には、正恩氏のほか妹の与正氏と李雪主夫人も同席しており、ロイヤルファミリーの女子たちがイチゴ好きなのかもしれないと思わせるシーンとなった。

 毎年、北朝鮮を訪れるという在日朝鮮人は「イチゴなんて食べたこともないし、売っているのも見たことがない」と語る。

 北朝鮮の報道でもイチゴを取り上げた記事は少ない。近年、朝鮮中央通信で確認できたのは2011年6月、金日成総合大学と平壌農業大学の研究者らが「収穫量の高い新品種のイチゴを育成した」というもので、報道は糖度11.01度、1粒あたり23グラムと紹介している。日本でいえば「紅ほっぺ」や「あまおう」の糖度に近く、報道が事実であれば、高品質な親苗があることになる。

 ただ、気温の低い北朝鮮ではイチゴの栽培はハウスが必要になるが、燃料不足でボイラーを回してまで贅沢品を栽培する余裕はなく、ロイヤルファミリー用に小規模なハウス栽培があるか、大半は輸入に頼っている可能性が高い。

 一方、「イチゴを食べてみてぇ」という願望が人民の中にあるのは事実だ。そこでイチゴ香料を使った乳飲料が登場し、人民の間で人気を博しているようだ。

 今年1月、日本海沿岸には、北朝鮮東海岸の住民が捨てた「カルシウム牛乳」が漂流してきた。パッケージにはデカいイチゴが2つ。「キョンサン輸出品加工所」という謎のメーカーが製造した500ミリリットルのカルシウム牛乳は粉ミルクとカルシウム粉、イチゴ香料を配合したとラベルに記載がある。

 食べることのできないイチゴへの渇望とカルシウム不足のチャージ……。二兎を追うためにイチゴ牛乳を飲む……。どうやら人民生活は相当苦しそうだ。
(文=金正太郎)

平昌五輪・北朝鮮「美女軍団」は美女だけじゃない!? “ぽっちゃり女子”は豊かな食生活アピールか

 平昌冬季五輪を席巻した北朝鮮の女性応援団を凝視すると、文字通り容姿端麗の美女がいる一方で「この子が美女軍団?」という素人っぽい子も多い。共通しているのは、ぽっちゃりとした感じ……。北朝鮮ウオッチャーをはじめ、関係者の間では、恣意的なのか否かが話題になっている。

 美女軍団は、室内競技のほか、スキー会場にも駆けつけて揃いのサングラス姿を見せるなど、行く先々で話題だ。インスタグラムにはハングルで「#北韓(北朝鮮)応援団」というハッシュタグが出現。応援団をバックにした自撮り写真や、独特の統一感がある応援動画が1,500件近くも投稿されている。

 そんな中、美女軍団の一人ひとりを見ていくと、意外に普通の女の子が混じっているのが確認できる。

 日本人の民間研究者は「そもそも『美女軍団』は、日本や韓国のメディアが勝手に名付けただけ。20代という年齢条件はあるだろうが、『美人』という厳格な基準はないんじゃないか?」と指摘する。

 また、美女軍団を細かく区分けすると、しなやかなダンスを見せる舞踊小隊(約10人)、楽器を扱う音楽中隊(約100人)が存在。残る100人が普通科部隊とみられ、普通科は、手拍子や歌の応援以外の特殊技能は確認されていない。室内競技会場のある江陵オリンピックパークで開かれた吹奏楽のミニコンサートで、普通科部隊は周囲を囲んで手を叩くのみだった。

 舞踊小隊以外の団員は、ちょっとぽっちゃりしている。在日朝鮮人の女性は「昔は小柄で痩せた女性が多かったのに、ふっくらした子が多くて驚いた。食生活は豊かで、美味しいものを食べているという宣伝のため、わざと選んでいるのかしら?」と勘ぐる。

 前出の研究者は「金正恩党委員長の時代になって、ある程度、自由な商売ができるようになり、カネ回りが良くなった。結果、特に平壌では、多くの世帯で、ちゃんとご飯を食べることができる。ちょっとぽっちゃりしていても、それは普通だよ」と指摘。韓国の小顔ブームは、北に伝播していない模様だ。

 さらに共通しているのは、白く美しい歯。今のところ銀歯を入れた子は確認されておらず、美女軍団は予防歯科の躾が行き届いた、いいとこのお嬢さんに間違いない。
(文=金正太郎)