「米を送ってくださることも……」刑務所ライブ20年“受刑者のアイドル”と、懲役通算12年の元女囚が語る「受刑者と慰問」

 本誌連載「知られざる女子刑務所ライフ」が好評で、『女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)として書籍化もされている元女囚・中野瑠美さんと、刑務所や少年院でのコンサート歴20年以上、その回数は504回にも上る“受刑者のアイドル”Paix²(ペペ)の2人が、受刑者の気持ちや慰問活動の葛藤を話します。

前編はこちら

息子を少年院に行かせてしまった

――懲役12年の瑠美さんが更生されたのは、どのようなきっかけだったのですか?

中野瑠美(以下、瑠美) 私が最後に逮捕された33歳の時ですね。「これで終わりにしよう。もう絶対に逮捕されないようにしよう」と、強く思えたんです。理由はいくつかあるんですが、もうムショはホンマに行きたくないと思ったことのほかに、子どもたちに申し訳ないという気持ちもありました。

 私が懲役に行ったことで、息子も少年院に行くことになってしまったんです。やっぱり「母親がいないと子育ては難しい」というのは、その通りやなと。息子は少年院に行く時に「おかんに会いたい」と言っていたそうです。これはつらかったですね。でも、息子は少年院で鍛えられて帰ってきました。

――少年院は教育が目的なので、規則なども厳しいそうですね。

瑠美 そうですね。しょっちゅう校庭を走らされていますし、勉強もさせられます。ムショは何も考えずに刑務官の指示通りに動いていればいいんですが、少年院はとにかく「自分で」考えさせられるんです。徹底的に自分に向き合うことで、出院(少年院を出ること)後もきちんと生きられるように、ちゅうことですね。自分に向き合って反省する環境にないから、ムショのほうが更生は難しいと思います。

 息子のいた少年院では、運動会でお母さんをおんぶして走る競技がありました。息子におんぶしてもらった時は感動しましたが、お母さんが来ない子も多いんです。私も寂しい思いをさせてしまって、息子のためにもクスリ(違法薬物)はもうやったらアカンなと思いました。いろいろありましたが、最終的には「覚醒剤をやめられて助かったな」と思っています。

 子どもたちにも子どもが生まれているので、孫は9人になりました。

Paix² 9人! すごいですね。

――あらためて、Paix²のお2人のプロフィールをお聞かせください。お2人は、もともとは違うお仕事をされていたんですよね?

Manami はい。私は岡山大学固体地球研究センター(現・地球物質科学研究センター)で、技術補佐員をしていました。

Megumi 私は看護師です。

瑠美 すごい(笑)。そこからの歌手なんですね。

Manami そうですね。歌手をめざしていたんですが、1998年の「日本縦断選抜歌謡祭」の鳥取県大会に出場した時に知り合いました。それで、今のマネジャーに「デュオでやってみてはどうか」と声をかけられたんです。インディーズデビューは2000年4月で、翌年の01年4月に日本コロムビアより「風のように春のように」でメジャーデビューしました。

瑠美 もう結成20年なんですね。

Megumi はい。インディーズ時代の00年9月に地元の鳥取県警倉吉警察署の「一日警察署長」を務めさせていただいた時に、署長さんから「歌がさわやかだから、刑務所の慰問をしてはどうか」とライブを勧められたんです。そこで、同じく地元の鳥取刑務所でやってみようということになりました。

Manami 私たちは鳥取県内ではテレビやラジオにも出ていたので、職員さんとのお話もすぐにまとまりました。

――そこからの「ライブ500回超え」なんですね。100%「ボランティア」だそうで、とても大変だと思います。マネジャーさんと3人で、自動車に機材を積んで全国の施設を回られているんですよね。

Manami はい。15年4月に法務省矯正支援官を委嘱されてからは、プリズン・コンサートに関する交通費などは経費としていただいていますが、採算は合わないですね。

Megumi それでもいろんな方に支えていただいて、ここまで来られました。やりがいはあります。

――出所後に、一般のライブに来てくださる元受刑者さんもいるそうですね。

Manami はい。会場に来られてCDを買ってくださる方もいらっしゃいます。

――そういう方もおられるのですね。きっと立派に更生されているのでしょうね。

Megumi そうですね。また、私たちの音楽活動を知って、お米などを送ってくださることもあります(笑)。「食えてるのか心配」などと、家族のように見守っていただいています。プリズン・コンサートを通じて、人の心の温かかさを知ることもできました。

――温かいですね。でも、今はコロナでライブはできないんですよね。

Manami はい。ようやく21年12月8日に都内でお客様に来ていただくライブを開催することができましたが、プリズン・コンサートは2年も開催できていません。

Megumi それで、この日のライブ映像をDVDにて全国の刑務所や少年院にお送りするための経費をクラウドファンディングで募ったら、なんと200%以上のご支援をいただきました。この場を借りて皆様に御礼申し上げます。
https://camp-fire.jp/projects/view/512360

瑠美 200%はすごいですね。おめでとうございます。

――すばらしいですね。また、プリズン・コンサート以外でもご活躍ですね。出身地・鳥取県の日本酒PRソング「日本酒で乾杯!~ふるさと鳥取ver.~」も歌われています。

Manami 鳥取県の日本酒は、とてもおいしいですよ。21年3月には、インド向けに鳥取県の日本酒を宣伝するための「英語バージョン」も作ったので、ぜひ聴いてみてください。県内13の蔵元が協力して、日本酒のおいしさをアピールしています。

瑠美 おもしろいことやっているんですね。

――更生支援は社会的にも重要と思いますが、刑務所の慰問については「悪者(受刑者)を応援するのはけしからん」という批判もあるようです。

Megumi そうですね、私たちもコンサートを始めて10回目くらいから葛藤がありました。塀の外には「被害者」の方がいて、塀の中には「加害者」の皆さんがいる……。最初は喜んでいただこうと思っていましたが、10回くらいライブをやっていると、「楽しいだけじゃだめだな」と思うようになりました。

Manami 演奏を聴きながら「自分はなぜ刑務所にいるのか」を考えていただけるように、受刑者のご家族からのお手紙を紹介したりしていたんです。そうしたら、「早く社会復帰したい」というような感想文が増えてきましたね。受刑者の方にも温かい気持ちになってほしいですね。

瑠美 懲役も人間やから「居場所」が欲しいんですよね。

Manami 居場所がなければストレスがたまりますし、ストレスが増えればトラブルも増えますね。

Megumi 「当たり前」の生活を送れない人たちの更生を支援するというより、私たちが「収容者と同じ目線に立つ」ことで社会の理解も得られるかなと思います。

Manami 受刑者の皆さんと真剣に向き合うといいますか、「心のスイッチを押す」ことですね。これはうちのマネジャーの言葉なんですが、スイッチを押すのは「愛」なんですよ。

瑠美 私も刑務所で、家族への愛は大事だと思いました。これからは私も入れていただいて、Paix³(ペペペ)でどうですか?(笑)

Paix² ぜひ! ありがとうございます(笑)。

【プロフィール】
中野瑠美(なかの・るみ)
懲役通算12年(すべて覚醒剤事件)の体験をつづったサイゾーウーマンの連載が好評。現在はラウンジ経営者やユーチューバーとしても活躍する。連載記事を2018年に『女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)として刊行。
オフィシャルブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/rumi1209n/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCBAPOeHNGhG5zznedulARog

Paix²(ぺぺ)
鳥取県出身のManami(北尾真奈美)とMegumi(井勝めぐみ)による女性デュオ。「Paix」(発音は「ペ」)はフランス語で「平和」の意味。2人なので二乗して「Paix²」に。アルバムに『しあわせ』(2015年、日本コロムビア)、著書に『塀の中のジャンヌ・ダルク Paix²プリズン・コンサート五〇〇回への軌跡』(20年、鹿砦社)。14年9月に法務省より保護司任命、15年4月に同省矯正支援官を委嘱されるなど矯正支援でも活躍中。
オフィシャルサイト:https://paix2.com/

“極妻への質問”ナンバーワンはアレ! 元極妻が明かす「オットの真珠」の真相

gokutsuma28 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■極妻への質問で一番多いのは……

 突然ですが、もうすぐこの連載が本になります。なんと徳間書店さん。「アサヒ芸能」(同)は夫婦で愛読しておりましたので、感無量です。

 ガチで裏社会にいた私がここで書かせていただくのも、かなりおこがましいのに、さらに単行本……。早すぎる展開にクラクラしますが、面白くてやがて哀しきヤクザ社会について、もっと知っていただきたいというのも本心ですしね。今まで何度かいただいていたテレビ出演のご依頼はご辞退させていただいておりましたが、本の宣伝のために、これからは謹んでお受けしようかしらとも思っております。

 前置きが長くなりました。サイゾーウーマンの編集者さんは女性なのですが、徳間書店さんは男性です。お打ち合わせでいろいろお話ししていると、「極妻への質問で一番多いのは、やっぱり『なんでヤクザと結婚したんですか?』ってことですか?」と聞かれました。

「いえ、むしろそんなふうにストレートにお聞きになる方は少ないですね。サイゾーウーマンでは聞かれましたけどね」
「じゃあ、どんなことを聞かれるんですか?」
「そうですねえ。『やっぱご主人、真珠入れてるんですか?』ですかね」
「えええええ? 結婚より全然どストレートじゃないですか!」
「そうですか?」

 ボケたつもりはなかったのですが、かなり驚かれましたね。

「で? どうなんすか? 姐さんのご主人は?」
「入れてましたとも」

 男性編集者さん、バカ受け。私は何度も聞かれているので、感覚がマヒしていたようです。オット亡きあと、極妻を卒業してけっこう時間がたっているのですが、まだまだ極妻気質は抜けませんね。

 それにしても、男性のシンボルに真珠を入れるというのは、一体どなたがお考えになったのでしょう? 東映の久々のヤクザ映画『孤狼の血』にも、マル暴刑事役の役所広司さんが、口を割らせるためにチンピラのシンボルを切開して真珠を取り出す場面が出てきます。とても痛そうでしたね。

 周囲のヤクザを見てみますと、実際に入れているのは半分くらいではないでしょうか。ムショでこっそり入れる場合と、パイプカッ○をする時についでに入れる場合が多いようです。手術ならともかく、ムショでは消毒もできないでしょうに、なぜやるんですかねえ。

 獄中は、刑務作業以外はあまりにもヒマなので、妄想くらいしかすることがないのだと思います。「外に待っているオンナがいる」とかですね。ホントにいれば面会に来てくれるはずですけど、だいたい来ないようです。

 ムショの真珠は、歯ブラシの柄などを刑務作業用の工具で丸く削って作ります。「真珠」ではなくプラスチックですね。シンボルに傷をつけて、これを埋め込むのですが、麻酔も消毒もナシですし、相当痛いでしょうねえ。化膿したらどうするんでしょうね。

 そういえば今年の「全国矯正展」では、刑務所内で摘発された「禁則品」が展示されていて、ケースにプラスチックらしき青い真珠大の粒が並べられていました。さすがに会場の方に「これがウワサの真珠ですか?」とは聞けませんでした。ちなみに全国矯正展は、毎年行われている刑務作業製品(受刑者が刑務所内の作業で作った、家具や雑貨などの製品)の即売会を兼ねた展示会で、たまにお邪魔しています。いろいろなものがあって、楽しいですよ。

■真珠を入れるのは、百害あって一利なし

 真珠を入れる人はいまだにいるようで、ムショでは2カ月に1回、「真珠や刺青が増えていないかどうか」の全裸検査があるそうです。刺青も入れる人がいるんですよ、獄中で。これも痛いでしょうね。

 シャバの外科医による「タマ入れ」は、ちゃんと麻酔をかけるわけですが、ついでにシリコンなんかも入れるようですね。こうなると、もはやサイボーグです。でも、相方としてはぜんぜん気持ちよくないというか、むしろ痛いだけですよ。ヘタしたら女性が出血することもあるようです。とはいえ、もともとは「女性を喜ばせたい素敵なオレちゃん」的な発想で、悪気はないのです。女性たちも優しいから、文句を言わないんですね。

 これを読んで真珠を入れたくなる殿方は、まずいらっしゃらないと思いますが、普通の女性は真珠入りを見たら逃げます。手術をすればお金はかかるし、痛いし、女性は嫌がるしで、いいことはひとつもありません。それよりも、本物のダイヤモンドでもプレゼントしたほうがいいですね。

松山刑務所の脱走犯は逮捕されて「ほっとした」!?  元極妻が語る、受刑者が逃亡する心理

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■脱走の理由は「人間関係」

 4月30日、愛媛・今治の松山刑務所の作業場から脱走していた受刑者のHさんが20日以上の逃亡の末に逮捕されましたね。ひとまず誰かを殺したり、本人が死んだりしていなかったので、ほっとしています。

 報道によると脱走の理由は「人間関係」で、刑務官のいじめも指摘されているそうですね。松山刑務所は処遇の厳しさで知られる施設ですから、若いHさんには耐えられなかったのかもしれません。逮捕容疑は単純逃走だけのようでしたが、これから窃盗罪や住居侵入罪もつくでしょうから、服役期間も長くなるでしょう。若いんだから、がんばってほしいですね。

■「捕まってほっとした」

 今回に限らず、逃亡犯はむしろ捕まって「ほっとした」と言うことが多いですね。1997年の山口組の若頭射殺事件のヒットマンの1人は、16年にわたる逃亡生活を経て2014年に逮捕されましたが、やはり「ほっとした」と漏らしたと報道にありました。20年近くもどんな思いで逃げていたのかを考えると、「やっぱりヤクザの末路は哀しいなあ」と思ってしまいます。逃げるくらいなら事件を起こさなきゃいいのに……と言うのは簡単なのですが、そこは「ヤクザの諸事情」というやつですね。生きるためには致し方ないこともあるんですよ。

 ていうか、Hさんは13年に逮捕(パク)られるまでに121件もの窃盗や車上荒らしを重ねていたそうですが、それまで警察はナニをしてたんでしょうかね? 今回だって、すぐにパクられると思ったのに、時間がめちゃめちゃかかったのはどういうことなんでしょう?

 Hさんが窃盗を重ねたり、脱走を思いついたりした時に、「やめとけ」と言ってくれる人がそばにいればよかったのですが、そういう人間関係には恵まれなかったのでしょうね。

 もともとヤクザの親分の家とは、人間関係のうまくいかない人たちが集まる「場」でもありました。いわゆる「組事務所」ではなくて、親分のおうちに行けば、組員でなくても食べさせてもらえたんです。それでそのうち組員になって、悪いことをするんですけどね。『山口組三代目 田岡一雄自伝』(徳間書店)にも、戦後の貧しい時期、ごはんを食べに押しかけてくる若者たちのために、三代目の姐さんが苦労して食事を用意するお話が出てきます。

 私が現役(笑)の頃はそんなでもなかったですが、やっぱり若い衆は食べる量が違いますから、当番のコたちといろいろ工夫したものです。ごはんだけではなくて、彼女とケンカした時に仲直りの方法を一緒に考えたりしてました。

 短気なオットやカシラ(若頭、いわゆるナンバー2)に怒鳴られた若いコに、「『出てけ』って言われても、出ていかないで謝ってみて。どうせケロッとしてるわよ」って諭したりと、けっこう姐っぽいこともしてましたね。今思い出しましたけど。

■「和める場」がどんどん減っている

 最近は組事務所が機能しなくなって、姐さんたちもそういうことを言える機会もないし、そもそも若いコたちと顔を合わせないのでしょう。「和める場」がどんどん減っているから、世知辛い事件も起こるのかなと思います。

 そういえばウチじゃないですけど、親分から「出てけ」って言われて出て行った若いコが、行き場がなくてコンビニ強盗をやらかして逮捕された事件もありました。侠(おとこ)の世界ですから、もちろんそういうこともあるのですが、心細い時にそばにいてあげるのが、姐さんの務めなんです。

 まあ、あんまりしゃしゃり出ると、「めんどり(女性、そして極妻のことですね)がうるさい組は長持ちしない」とか「出しゃばり」って言われちゃいますから。こう見えて、(元)極妻もいろいろタイヘンなんですのよ(笑)。

元極妻が語る「脱獄」問題――実は結構ある“報道されない”刑務所での逃亡とは?

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■自力で戻ってきた「脱走者」

 2月末に、千葉の依存症リハビリ施設を脱走した男が「ひょっこり」戻ってきたことが報道されていましたね。男は覚醒剤使用で起訴され、保釈中に施設に収容されていましたが、実家に戻って追い返されたそうです。

 当初の報道は、「シャブで精神を病んだ者が脱走して、何をするかわからない」的な印象でしたが、ご本人は北海道の実家に帰ったものの、親御さんに拒絶されて、また施設に戻っていますから、依存症の度合いはそれほどでもなさそうです。むしろ、検察の対応のずさんさが批判されていましたね。

 こういうことはめったにないのですが、大きく報道されてしまうと、更生施設がご近所から「危ない施設」と思われてしまいそうで心配です。以前も書かせていただいていますが、薬物やアルコール依存は、刑罰では治りません。必要なのは医療と愛情。あとは売人とか薬物とかからの物理的な隔離ですね。そういう「場」としての施設はとっても重要なんですよ。実績があればなおさらです。

■パンツ一丁で逃げ回る日本人はいない?

 こうした更生施設や精神科のある病院は、ご近所さんにとっては「迷惑施設」であることは確かです。あとは少年院や拘置所、刑務所とかもですね。これらの施設は、地元の理解や協力が不可欠ですから、なかなか気遣いがタイヘンだと聞いています。刑務所内で製作している家具や雑貨などの刑務作業製品を即売する「矯正展」は、地元でも好評だそうなので、そういう機会がもっと増えればいいですね。でも、意外に脱走は少ないんですよ。和歌山刑務所から女囚が逃げた事件など、なくはないのですが、すぐに見つかっています。

 有名なのは東京拘置所(1996年)や広島刑務所(2012年)ですが、東拘はイラン人、広島は中国人の事件でした。日本人はお上に逆らわず「神妙にお縄を頂戴する」文化があるからとの説がありますが、確かに今の政府にもほとんど逆らえていませんね。それに、こうした施設では、最近シャバではあまり見かけないゴムやビニール素材の「便所スリッパ」を履かされるので、走って逃げられませんし、監視体制もハイテク機器が駆使されています。

 また、脱走まではいかなくても、全裸の検査を嫌がって場内をパンツ一丁で逃げ回ったりすることは、報道されないだけで、結構あるようです。「こういうのは、たいていガイジンだ」とオットが言っていました。「イヤなものをイヤと言えるのは、たいしたもんだなー。逃げたって、めんどくさいだけだから。今のヤクザは逆らう気力もない」そうですが、どうなんですかね。これからは増えるのでしょうか?

 ちなみに、地震や台風など、大きな災害に乗じて逃げるケースもほとんどないようです。冗談で「壁に穴がないか探した」とかいうのはよく聞きますが、実行には踏み切れないものなのかもしれません。刑務所の慰問で有名な桂才賀師匠は、ある刑務官から「ウチの収容者はみんなマジメなので、(災害時も)脱走しませんでした」と言われたそうですよ。

■ヤクザから巻き上げたお金でヤミ金経営の刑事が逮捕!?

 なお、「脱走の危険」つながりでは、猛獣のいる動物園などに対しても建設反対運動が起こることがあります。個人的には、雪の降る国にライオンを連れてきたり、気温40度近くなる国にホッキョクグマを連れてきたりするのがいいこととは思えないのですが。

 まあ思えばヤクザの事務所だって、バッチリ迷惑施設です。でも警察が把握しているので、意外と安全なんですよ。最近はむしろ警察の方がコワいですよね。ヤクザから巻き上げたお金でヤミ金をやっている刑事さんが近々逮捕(パク)られるかもというウワサも報道されています。

 オットの元若い衆に「ヤミ金やってる刑事って、誰だかわかる?」って聞いたら、「心当たりアリすぎ」だそうです。でも「使い込まずにため込んでいて、それを元手に商売するなんて、なかなかの才能スね。刑事には、もったいないんじゃないスか?」と笑っていました。たいていは、風俗通いや違法カジノなどでスッてしまうそうです。

 脱走がテーマなだけにちょっと脱線してしまいましたが、いずれにしても日本では、脱走はそれほど多くはならない気がします。

元極妻が語る「脱獄」問題――実は結構ある“報道されない”刑務所での逃亡とは?

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■自力で戻ってきた「脱走者」

 2月末に、千葉の依存症リハビリ施設を脱走した男が「ひょっこり」戻ってきたことが報道されていましたね。男は覚醒剤使用で起訴され、保釈中に施設に収容されていましたが、実家に戻って追い返されたそうです。

 当初の報道は、「シャブで精神を病んだ者が脱走して、何をするかわからない」的な印象でしたが、ご本人は北海道の実家に帰ったものの、親御さんに拒絶されて、また施設に戻っていますから、依存症の度合いはそれほどでもなさそうです。むしろ、検察の対応のずさんさが批判されていましたね。

 こういうことはめったにないのですが、大きく報道されてしまうと、更生施設がご近所から「危ない施設」と思われてしまいそうで心配です。以前も書かせていただいていますが、薬物やアルコール依存は、刑罰では治りません。必要なのは医療と愛情。あとは売人とか薬物とかからの物理的な隔離ですね。そういう「場」としての施設はとっても重要なんですよ。実績があればなおさらです。

■パンツ一丁で逃げ回る日本人はいない?

 こうした更生施設や精神科のある病院は、ご近所さんにとっては「迷惑施設」であることは確かです。あとは少年院や拘置所、刑務所とかもですね。これらの施設は、地元の理解や協力が不可欠ですから、なかなか気遣いがタイヘンだと聞いています。刑務所内で製作している家具や雑貨などの刑務作業製品を即売する「矯正展」は、地元でも好評だそうなので、そういう機会がもっと増えればいいですね。でも、意外に脱走は少ないんですよ。和歌山刑務所から女囚が逃げた事件など、なくはないのですが、すぐに見つかっています。

 有名なのは東京拘置所(1996年)や広島刑務所(2012年)ですが、東拘はイラン人、広島は中国人の事件でした。日本人はお上に逆らわず「神妙にお縄を頂戴する」文化があるからとの説がありますが、確かに今の政府にもほとんど逆らえていませんね。それに、こうした施設では、最近シャバではあまり見かけないゴムやビニール素材の「便所スリッパ」を履かされるので、走って逃げられませんし、監視体制もハイテク機器が駆使されています。

 また、脱走まではいかなくても、全裸の検査を嫌がって場内をパンツ一丁で逃げ回ったりすることは、報道されないだけで、結構あるようです。「こういうのは、たいていガイジンだ」とオットが言っていました。「イヤなものをイヤと言えるのは、たいしたもんだなー。逃げたって、めんどくさいだけだから。今のヤクザは逆らう気力もない」そうですが、どうなんですかね。これからは増えるのでしょうか?

 ちなみに、地震や台風など、大きな災害に乗じて逃げるケースもほとんどないようです。冗談で「壁に穴がないか探した」とかいうのはよく聞きますが、実行には踏み切れないものなのかもしれません。刑務所の慰問で有名な桂才賀師匠は、ある刑務官から「ウチの収容者はみんなマジメなので、(災害時も)脱走しませんでした」と言われたそうですよ。

■ヤクザから巻き上げたお金でヤミ金経営の刑事が逮捕!?

 なお、「脱走の危険」つながりでは、猛獣のいる動物園などに対しても建設反対運動が起こることがあります。個人的には、雪の降る国にライオンを連れてきたり、気温40度近くなる国にホッキョクグマを連れてきたりするのがいいこととは思えないのですが。

 まあ思えばヤクザの事務所だって、バッチリ迷惑施設です。でも警察が把握しているので、意外と安全なんですよ。最近はむしろ警察の方がコワいですよね。ヤクザから巻き上げたお金でヤミ金をやっている刑事さんが近々逮捕(パク)られるかもというウワサも報道されています。

 オットの元若い衆に「ヤミ金やってる刑事って、誰だかわかる?」って聞いたら、「心当たりアリすぎ」だそうです。でも「使い込まずにため込んでいて、それを元手に商売するなんて、なかなかの才能スね。刑事には、もったいないんじゃないスか?」と笑っていました。たいていは、風俗通いや違法カジノなどでスッてしまうそうです。

 脱走がテーマなだけにちょっと脱線してしまいましたが、いずれにしても日本では、脱走はそれほど多くはならない気がします。

100人の女が全裸でシャワーの取り合い!?  女子刑務所の入浴は「仁義なき戦い」

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■女性刑務官は離職率が高い

 前回、ムショのお医者さんが足りてないというお話をちらっと書きましたが、ムショで足りないのはお医者さんだけではありません。刑務官も足りないんですね。バッチリ足りてる(ちゅうか多すぎる)のは収容者さんだけです。笑いごとじゃありませんけど(笑)。

 特に、女性刑務官は採用から3年未満で4割が辞めてしまい、実に男性刑務官の3倍近い離職率だそうです。一方で女性の受刑者は増加気味で、そのほとんどが覚せい剤事犯。って私もでしたが。

 この不況で、公務員なんてめっちゃ安定してるのに、すごい辞めっぷりですよね。私やったら絶対に辞めへんなぁ。もし私が刑務官なら、ひたすら働きますよ。いやホンマに。「つかんだら離すな、退職金!」とか言いながら、気合入れて仕事ビシビシしてるでしょうね。

■懲役の方が刑務官に向いてる?

 刑務官だけでなく、警察官も裁判官も同じだと思いますが、学校を出てすぐに現場に出たって、アカンでしょう。特に警察官なんか、こないだまで学生だった人がソッコーで拳銃を持てるんですよ。「勘違いすんなや」って言うほうがムリですよね。

 若い刑務官を見ては、就任前にもっともっといろんなこと体験して痛い目にあって、自分の心を鍛えな、この仕事では生きていかれへんなぁって感じてました。優越感とか制服とか、少しの正義感だけで刑務官を目指すなら、成り立てへん仕事やと思います。せやから、今から刑務官を目指してる人は、ホームレスの炊き出しとか「濃いめ」のボランティアでもやって、心を鍛えたほうがいいですよ。まあそれでもキビしい世界でしょうね。

 でも、まずは、どの受刑者も罪名を取ったら「普通の血の通った人間」というのはわかってほしいですね。1人の人間として扱えるようなら、きっと刑務官て仕事に誇りを持てると思います。「1人の人間なんて、アホ言うな。犯罪者なんか、まともに扱えるかいな」と思う方はまずムリですよ。

 偉そう言うてごめんなさい。犯罪は多くしてきたんですけど、その分たくさんの「先生」(受刑者は刑務官をこう呼びます)を見てきているからこその感想なので、お許しください。刑務官のお仕事は、むしろ懲役経験者の方が向いてると思いますね。懲役(受刑者)の手の内もわかってますしね。

 私らみたいな痛い目にあってきた海千山千の人間には、こんな安定した公務員さんにはお国様がならしてくれへんのですけど、大学出たばかりのお嬢さんにはやっぱり難しいですよ。

 もちろん刑務官といってもいろんな方がいて、いい方もいらっしゃいました。私も服役中に心から惚れて、「この先生のためならがんばろう」って思った刑務官もいてはりましたし。どの業界も、結局は「人格」ですよね。人情味のある方が一番です。

 話が横にそれちゃいましたので、戻しますね。

 報道だと、刑務官が早く辞める理由は「産休や育休が取りにくい」とか、「受刑者への対応の難しさ」となってますが、違います。そういうのもないとは言わないけど、辞める一番の理由は、刑務官同士のいじめだと思います。だって、すごかったですもん。

 刑務官の中に「派閥」があって、ボス的な存在が何人かいて、それぞれの派閥に分かれています。それだけならまだしも、それぞれの派閥に可愛がられている懲役たちがいるんです。これは、すべて「女性」の話です。念のため。オンナの園で起こっていることなんです。ちなみに女性の刑務所には男性刑務官も少しはいて、所長は男性のケースも多いです。そして、男性の刑務所に女性はいないです。いろんな意味で危険すぎますからね。

 そして、懲役の私たちも立場上、どこかの派閥に属さないとあかん雰囲気なんですね。かわいがってくれる先生の派閥に入るんです。つまり刑務官同士の勢力争いが受刑者のプレッシャーになっていました。刑務官は24時間体制ですから、自分の「敵対派閥」の刑務官が当直の日は特にタイヘンでした。誰かと目を合っただけで「今、合図したやろ?」とか、どうでもいいことでチェックされるんです。

 確実に先生が間違っていても「先生、それちゃいますやん?」なんて、口答えしようものなら大騒ぎです。「担当抗弁!」(刑務官にタテついたということです)とか叫ばれて、ほかの刑務官も走ってきます。こんなふうに、ちょっとしたことで「注意処分」を受けてしまったりしました。

 注意処分を受けると、翌朝の業務の引継ぎの時に自分を可愛がってくれている刑務官がハンメ(反目)の刑務官に叱られてしまうんです。なので、かなりピリピリしていました。それに、この注意処分を受けてしまうと、「進級」にかなり響きます。

 実は懲役にもランクがあるんです。マジメにやっていると、手紙や面会の回数、仮釈放の時期などで優遇してもらえるんですよ。さらには、慰問や記念日の集会で配られるお菓子にも影響します。注意処分を受けてしまうと、このお菓子をもらえなくなってしまうんです。

 私も半年間もらえなかったことがあります。こんなバカバカしい派閥争いのおかげで、何度お菓子を食べ損ねたことか……。数えるとキリがないです。今思い出してもガックリきます。懲役の楽しみなんて、お菓子くらいしかありませんから。いずれにしろかなり低レベルな話で、ホンマいい迷惑でしたが、こういうのになじめない新人の刑務官は、よくいじめられていました。

 「先生はこの仕事、向いてないんちゃう?」と何度か話したこともあります。腹を割ってくれる先生はトコトン話してくれるので、自分も情が移ってしまって、本気で(鉄格子挟んでになりますが)たくさん話してきました。「保母さんとかのが向いてるわ。先生は性格がよすぎるから、早く結婚して、こんなとこ辞めてまい」って言ってあげたくなる刑務官も多かったですよ。

 もちろん懲役同士のいじめもありました。特に新入りは「ドベ」と呼ばれて、何かにつけて意地悪をされます。さすがに蹴ったり殴ったりはありませんが、「ヨゴレ」とか「コ○キ」とか言葉の暴力はすごかったです。

 トイレ掃除はドベの仕事なんですが、「便器に手を突っ込んで洗え」と言われた時はびっくりしましたね。でも、そのほうがきれいになるんで、私もドベにはそう言ってました。これは、いじめと違います(笑)。誰もが通る道なんです。

 もう一つ、これもいじめじゃないけど、すごかったのは入浴です。あれはまさに「仁義なき戦い」でした。

 工場の班ごとに90人くらいでいっぺんに入るのですが、15分ですべて済ませなくてはならないので、シャワーの取り合いになります。勝負に負けてシャワーを取られへんかった人は「湯船のお湯」で洗髪です。いろんな人の垢とかがたくさん浮いてる湯船のお湯ですよ。ホンマに今考えたら、いじめというか差別でしかないですよね。感染症とかも心配やないですか。

 今はあちこちの施設で改築が進んでいて、シャワーの数も増えたようですが、私がいた頃は多くはなかったのです。100人近い全裸の女たちの戦いは、修羅場以外の何物でもありませんでしたね。血圧が高い人とかがこの戦場にいてたら、いつか倒れて亡くなる人も出てくると思うので、今後のさらなる改善を望みます。しかし、あれはすごい光景でした。

 やっぱり、刑務所はなるべくなら(笑)、行くところではありません。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

100人の女が全裸でシャワーの取り合い!?  女子刑務所の入浴は「仁義なき戦い」

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■女性刑務官は離職率が高い

 前回、ムショのお医者さんが足りてないというお話をちらっと書きましたが、ムショで足りないのはお医者さんだけではありません。刑務官も足りないんですね。バッチリ足りてる(ちゅうか多すぎる)のは収容者さんだけです。笑いごとじゃありませんけど(笑)。

 特に、女性刑務官は採用から3年未満で4割が辞めてしまい、実に男性刑務官の3倍近い離職率だそうです。一方で女性の受刑者は増加気味で、そのほとんどが覚せい剤事犯。って私もでしたが。

 この不況で、公務員なんてめっちゃ安定してるのに、すごい辞めっぷりですよね。私やったら絶対に辞めへんなぁ。もし私が刑務官なら、ひたすら働きますよ。いやホンマに。「つかんだら離すな、退職金!」とか言いながら、気合入れて仕事ビシビシしてるでしょうね。

■懲役の方が刑務官に向いてる?

 刑務官だけでなく、警察官も裁判官も同じだと思いますが、学校を出てすぐに現場に出たって、アカンでしょう。特に警察官なんか、こないだまで学生だった人がソッコーで拳銃を持てるんですよ。「勘違いすんなや」って言うほうがムリですよね。

 若い刑務官を見ては、就任前にもっともっといろんなこと体験して痛い目にあって、自分の心を鍛えな、この仕事では生きていかれへんなぁって感じてました。優越感とか制服とか、少しの正義感だけで刑務官を目指すなら、成り立てへん仕事やと思います。せやから、今から刑務官を目指してる人は、ホームレスの炊き出しとか「濃いめ」のボランティアでもやって、心を鍛えたほうがいいですよ。まあそれでもキビしい世界でしょうね。

 でも、まずは、どの受刑者も罪名を取ったら「普通の血の通った人間」というのはわかってほしいですね。1人の人間として扱えるようなら、きっと刑務官て仕事に誇りを持てると思います。「1人の人間なんて、アホ言うな。犯罪者なんか、まともに扱えるかいな」と思う方はまずムリですよ。

 偉そう言うてごめんなさい。犯罪は多くしてきたんですけど、その分たくさんの「先生」(受刑者は刑務官をこう呼びます)を見てきているからこその感想なので、お許しください。刑務官のお仕事は、むしろ懲役経験者の方が向いてると思いますね。懲役(受刑者)の手の内もわかってますしね。

 私らみたいな痛い目にあってきた海千山千の人間には、こんな安定した公務員さんにはお国様がならしてくれへんのですけど、大学出たばかりのお嬢さんにはやっぱり難しいですよ。

 もちろん刑務官といってもいろんな方がいて、いい方もいらっしゃいました。私も服役中に心から惚れて、「この先生のためならがんばろう」って思った刑務官もいてはりましたし。どの業界も、結局は「人格」ですよね。人情味のある方が一番です。

 話が横にそれちゃいましたので、戻しますね。

 報道だと、刑務官が早く辞める理由は「産休や育休が取りにくい」とか、「受刑者への対応の難しさ」となってますが、違います。そういうのもないとは言わないけど、辞める一番の理由は、刑務官同士のいじめだと思います。だって、すごかったですもん。

 刑務官の中に「派閥」があって、ボス的な存在が何人かいて、それぞれの派閥に分かれています。それだけならまだしも、それぞれの派閥に可愛がられている懲役たちがいるんです。これは、すべて「女性」の話です。念のため。オンナの園で起こっていることなんです。ちなみに女性の刑務所には男性刑務官も少しはいて、所長は男性のケースも多いです。そして、男性の刑務所に女性はいないです。いろんな意味で危険すぎますからね。

 そして、懲役の私たちも立場上、どこかの派閥に属さないとあかん雰囲気なんですね。かわいがってくれる先生の派閥に入るんです。つまり刑務官同士の勢力争いが受刑者のプレッシャーになっていました。刑務官は24時間体制ですから、自分の「敵対派閥」の刑務官が当直の日は特にタイヘンでした。誰かと目を合っただけで「今、合図したやろ?」とか、どうでもいいことでチェックされるんです。

 確実に先生が間違っていても「先生、それちゃいますやん?」なんて、口答えしようものなら大騒ぎです。「担当抗弁!」(刑務官にタテついたということです)とか叫ばれて、ほかの刑務官も走ってきます。こんなふうに、ちょっとしたことで「注意処分」を受けてしまったりしました。

 注意処分を受けると、翌朝の業務の引継ぎの時に自分を可愛がってくれている刑務官がハンメ(反目)の刑務官に叱られてしまうんです。なので、かなりピリピリしていました。それに、この注意処分を受けてしまうと、「進級」にかなり響きます。

 実は懲役にもランクがあるんです。マジメにやっていると、手紙や面会の回数、仮釈放の時期などで優遇してもらえるんですよ。さらには、慰問や記念日の集会で配られるお菓子にも影響します。注意処分を受けてしまうと、このお菓子をもらえなくなってしまうんです。

 私も半年間もらえなかったことがあります。こんなバカバカしい派閥争いのおかげで、何度お菓子を食べ損ねたことか……。数えるとキリがないです。今思い出してもガックリきます。懲役の楽しみなんて、お菓子くらいしかありませんから。いずれにしろかなり低レベルな話で、ホンマいい迷惑でしたが、こういうのになじめない新人の刑務官は、よくいじめられていました。

 「先生はこの仕事、向いてないんちゃう?」と何度か話したこともあります。腹を割ってくれる先生はトコトン話してくれるので、自分も情が移ってしまって、本気で(鉄格子挟んでになりますが)たくさん話してきました。「保母さんとかのが向いてるわ。先生は性格がよすぎるから、早く結婚して、こんなとこ辞めてまい」って言ってあげたくなる刑務官も多かったですよ。

 もちろん懲役同士のいじめもありました。特に新入りは「ドベ」と呼ばれて、何かにつけて意地悪をされます。さすがに蹴ったり殴ったりはありませんが、「ヨゴレ」とか「コ○キ」とか言葉の暴力はすごかったです。

 トイレ掃除はドベの仕事なんですが、「便器に手を突っ込んで洗え」と言われた時はびっくりしましたね。でも、そのほうがきれいになるんで、私もドベにはそう言ってました。これは、いじめと違います(笑)。誰もが通る道なんです。

 もう一つ、これもいじめじゃないけど、すごかったのは入浴です。あれはまさに「仁義なき戦い」でした。

 工場の班ごとに90人くらいでいっぺんに入るのですが、15分ですべて済ませなくてはならないので、シャワーの取り合いになります。勝負に負けてシャワーを取られへんかった人は「湯船のお湯」で洗髪です。いろんな人の垢とかがたくさん浮いてる湯船のお湯ですよ。ホンマに今考えたら、いじめというか差別でしかないですよね。感染症とかも心配やないですか。

 今はあちこちの施設で改築が進んでいて、シャワーの数も増えたようですが、私がいた頃は多くはなかったのです。100人近い全裸の女たちの戦いは、修羅場以外の何物でもありませんでしたね。血圧が高い人とかがこの戦場にいてたら、いつか倒れて亡くなる人も出てくると思うので、今後のさらなる改善を望みます。しかし、あれはすごい光景でした。

 やっぱり、刑務所はなるべくなら(笑)、行くところではありません。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

塀の中でもクスリの乱用はアリ? 秘められた刑務所医療事情

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■ムショで病気になるとタイヘンです

 「刑務所」の別名って、ご存じですか? 「別荘」や「大学」がわりと知られているかと思いますが、以前は「健康ランド」というのもありました。早寝早起き&酒タバコ(もちろんドラッグも!)厳禁の生活ですから、確かに健康な人、健康になれる人も多いです。

 でも、実際にはきちんとした医療を受けられずに持病が悪化することもありますし、心の病で自殺する人も少なくありません。私の知り合いもそれで亡くなっています(涙)。

 なので、最近もヤクザの親分がムショ内の医療不備について行政訴訟を起こしたり、刑が確定しても、健康状態を理由に執行停止を求め、認められていたりするニュースがありましたが、気持ちや状況はとってもわかります。だって、危なすぎますやん。

 そもそもの問題として、刑務所や拘置所はお医者さんが足らないそうです。自分が医者やったら、そんなややこしいところで働きたいとは絶対に思いませんしね。私が看守なら殴ったろかと思う懲役(受刑者)もたくさんいてましたし、医者であっても同じ立場だと思うんです。たとえEXILEのATSUSHIに勧誘されてもイヤです。

 って私は注射打つのは上手やけど、医師免許ないから無理やねんけどね(笑)。なので、全員とは言いませんが、ムショ医者は「『懲役を懲らしめる』という異常な正義感に燃えている」または「シャバで何かやらかして、おれんようになってムショに来た」のかどちらかだというのが定説です。つまり少し間違えば、同じ懲役やったかも知れへん人ということです。

 そんなですから、ちょっとくらいの発熱や腹痛ではカンタンには診てもらえません。歯医者なんかヘタをしたら「3カ月待ち」です。そんなもん、診てもらう前に折れてるか、キンキンに腫れて大泣き入れてますけどね。

 だいたい3カ月の間ずっと歯が痛かったり、おなかが痛かったりしたら、絶対にアカンやつですよ。そこまで痛みが続かなくても、ちょっとした異常で「ガンやったらどうしよう」とか悩んで、心をやられてしまう人も多いのです。

 私も歯が痛すぎて、「頭に菌が回ったらどないしょう」って不安やったし、ピル(処方してもらえました)でじんましんが止まらんかったとき、「ああついに変な病気にかかってもうた……。もう終わりやな」って、自分で心にピリオド打ちましたもんね。じんましんは、ピルをやめたら半年かかって、ようやく治りましたけど、その間はずーっと不安で心が折れてましたよ。

■飲んだフリをしてため込んだ処方薬でアレを

 男性刑務所では「風邪でも腹痛でもアスピリンしか処方されない」といううわさがありますが、女子刑務所はもう少しマシですし、最近は男性も心臓や肝臓疾患など持病の薬も処方されるようになってきたと聞いています。とはいえ不十分でしょうけどね。

 風邪を引くとお風呂に入れないのもツラかったですね。風邪薬の中には、わざと発熱させて汗をかかせる成分が入ってるものもありますから、さらに熱が上がってしまうこともあります。

 熱が出ると、治るまでの間は入浴も禁止になります。当たり前なんでしょうけど、これには困りました。特に夏場は同じ部屋の人にも迷惑かけることになりますしね。なので、私はちょっと治ってくると薬を止めてもらって、お風呂の方を選んでました。だって部屋で「ヨゴレ」とか言われるのんイヤですもん。

 そして、もう一つ薬の思い出は、「薬のため飲み」です。精神安定剤や便秘薬をためておいてイッキに飲むんです。ワル知恵の働くコたちが安定剤をため込んでブッ飛んだり、ダイエットのために便秘薬を大量に飲んでいました。

 塀の中で薬を飲む時は、薬をため込まないように1回分ずつ渡され、刑務官の前で飲まなくてはなりません。まず口を開けて薬を入れ、舌にのせて確認してもらってから、薬を口の中に入れます。飲んでから口の中をまた見せて、飲んだ後は「らりるれろ」って担当の前で言って、口の中に残してないかを再び確認されます。

 とはいえ私はプロだったので、飲み込まずにうまいことして皆に薬を回していました(笑)。そういうこともやろうと思えばできるんです。私は、塀の中でも「薬屋さん」でした。まあ冗談ですけどね。

 塀の中は運動があまりできないし、食事はご飯が多いので、みんな痩せたがっていました。塀の中でも女は女なんですね。私は薬のため飲みなんて、やってませんけどね(笑)。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

「男っ気ゼロの世界」塀の中で女囚が考えることといったらアレです

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■塀の中の隠語「トイチ」と「ハイチ」とは?

 突然ですが、「トイチ」と「ハイチ」って、ご存じですか?

 歴史の好きなレキジョさんなら、知ったはるかもしれませんね。元はあの「大奥」で使われていた隠語だといわれています。大奥といえば、将軍様以外の男子は禁制の女の園です。最盛期は3,000人くらいいたそうで、待機でヒマしてる女中さんのほうが圧倒的に多いわけです。若い女性が男っ気ナシで隔離されてるんですから、もう欲求不満はたまりまくります。

 そう、ムショと同じですよね。というわけで正解は、「レズ行為」です。トイチとは「ト+一」で「上」、ハイチは「ハ+一」で「下」を意味します。つまり「上」が攻めるほうで「下」が受けるほうということなんです。あと、ビアン(レズビアン)とゲイの隠語として、「タチ=攻め」(男役)、「ネコ=受け」(女役)、「リバ」(両方OK)というのもあります。

■オンナの嫉妬はマジ怖い!

 シャバの人から見れば「ヒマなんだなあ」とか「ナニやってんだか」という感じでしょうが、中ではめっちゃ真剣で、恋のさや当てもしょっちゅうでした。特にかわいくてうぶっぽいコが入ってきた時はタイヘンです。トイチ同士が「(新人の)○ちゃんは私のものよ!」みたいなことで、ものすごいバトルになっていました。その一方で、髪形を気にしたり、眉毛の形を整えたり……。「お前は売れないホストか(笑)」と思いましたよ。

 私が「被害」に遭ったことも何度もあります。お風呂に入っている時、後ろから近づいてきたトイチに胸をわしづかみにされたり、耳をかまれたりしていました。

 私は被害者なのに、担当に見つかって私まで怒鳴り散らされたこともあります。まあ今思えば、案外楽しかったかも(笑)。こういうセクハラというかエッチなことよりも、嫉妬のほうがイヤでした。

 同房者や看守の目を盗んで、イチャイチャしたり「ピンシャリ」(オナニーのこと)したり……。もちろん全員がやっていたわけではありませんが、いつ見つかるかわからないので、スリルがあるから燃えるんでしょうね。

 え? 私ですか? してないですよ……。出所してからの「懲役処女」を楽しみにしていたので、ムダな気持ちはお預けにしてたんです。そりゃたまーにですけど、抱かれる夢も見ましたよ。でもなぜか毎回、挿れる前に朝になって「起床ーーー」の声ですわ。笑い話ですけど、起きた時は真剣にへこみましたね。

■関係は「塀の中」だけ

 若いうちは性欲もありますが、それよりも塀の中での心細さや寂しさで、そういう行為に走るんじゃないかなあと思ったり。だって、塀の中でそういう関係になっても、出所後も付き合うなんてありえないですからね。これは男性も同様で、獄中で知り合って「兄弟」とか呼び合っていても、出所したら音沙汰ナシがほとんどです。

 男同士の行為も珍しくないそうですが、切れ痔になったりして、女子よりも痛そうですね。オカマちゃんが入ってきたりしたら、奪い合いのバトルになって、「もう大変」なのだそうです。

 あとは、たまにですが、「出所したら一緒に悪いことをしよう」と誓い合って、本当にやってしまうケースもあります。有名なのは、某機械メーカー社長宅の強盗放火殺人事件ですね。犯人の2人は、服役中に知り合って計画を練っていたのだそうです。なんと2人は、この事件以外にも、高齢の歯医者さんなど、金持ちのお年寄りばかりを狙った連続強盗殺人事件を起こしていました。今は、2人とも死刑判決が確定しています。普通は出所したら連絡なんか取らないもんですけど、やっぱりムショという閉鎖的な空間にいると、いろいろおかしくなるんだと思います。二度と行きたくないですね。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

有名受刑者は、塀の中では“芸能人”! 世間を騒がせた「あの女性犯罪者」の素顔

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■女子刑務所は殺人犯から万引き常習犯まで一緒

 女子刑務所と男子刑務所との違いはいろいろありますが、やはり女子受刑者の人数が男子の1割くらいしかいないことは最大の特徴でしょうか。やっぱり女子は悪いことしないんですよ……って私はしましたが(苦笑)。

 なので、男子は犯罪傾向とか刑期とかでいくつかに分類されるのですが、女子は初犯と累犯の分類くらいで、基本的に「殺人犯から万引き常習犯まで一緒」です。初犯の時は「もうムショに戻ってこないように」という配慮からか刑務官もけっこう厳しいのですが、再犯になると「また来たのか」「作業教えんでもできるヤツが来てラッキー!」という態度になります。

 私たち受刑者も最初はビクビクしていても、時間がたつと刑務官に対して「うちらあってのアンタらやろ」「ありがたく思え」となっていきます。そして、少ない人数の中ですから、世間を騒がせたあの事件のあの人たちとも一緒になることも多いわけです。

■特別扱いの「芸能人」

 施設によって違う隠語も多いのですが、私が“お勤め”した和歌山刑務所や栃木刑務所などは、有名な犯罪者は「芸能人」と呼ばれていました。たぶんどこも同じじゃないですかね。

栃木には昨年夏までタレントの小向美奈子さんがいらっしゃいましたが、こういうガチの芸能人だけではなくて、整形しながら逃亡を続けた福田和子さんや、夫を殺してバラバラにした三橋歌織さんも有名なのでムショでは芸能人ということになります。

 刑務所や拘置所は、とにかく「事なかれ主義」なので、トラブル発生に敏感です。自殺なんてもってのほかですが、まあたまにありますね。私も初犯の時はいじめられて死にたくなったことはありますし。やっぱりいじめのターゲットになるとキツいですね。みんなストレスがたまっているので、イライラしていて、弱い者をいじめたくもなるのでしょう。女だけの世界なので、態度が鼻につく女や目立つ女も標的になりますね。

 だから、施設側は特に芸能人には気を使うのです。有名な受刑者がいじめを受けたり、自殺されたりしたら、マスコミが黙っていないからです。偉い人たちはマスコミと法務省に弱いんですよ。普通はこのような芸能人さんたちと、ほかの受刑者とは接触させませんが、福田和子さんは、なぜか普通に工場に出てきていました。なかなかの「女親分」的な雰囲気を持っていましたよ(笑)。これは珍しいケースだと思います。

 だいたいの芸能人は、「昼夜独居」といって、ずっと独房で洗濯ばさみを組み立てたりデパートの紙袋に取っ手をつけたりしてます。ほとんど誰とも話さないので、失語症になることも多いそうです。あとは幻聴や幻覚、異常行動などの拘禁反応もありますね。福田さんは病気で獄死されましたが、たまに獄死もあります。酒もタバコも、もちろん薬物もNGで、早寝早起きの生活ですから、シャバにいるよりも健康で長生きできる人もいますが、医療体制にいろいろと問題があって持病が悪化する場合もあるのです。

■あのカルト教祖の妻は房内でもベジタリアン

 そんな中でも、世間を騒がせた受刑者と同房になることもあります。私の心に残っているのは、たとえばSちゃんですね。Sちゃんは夫に保険金をかけて殺し、バラバラにしてキッチンに置いていました。悪臭でご近所から苦情があって発覚したようです。そりゃあ臭いですよね。チン○は串刺しにされていたと報道されていました。

 そんなSちゃんですが、テレビドラマで解剖のシーンなんかがあると、よく「いやん、怖い」なんてよく言ってました。「アンタのほうがよっぽど怖いわ!」とみんな思っていましたが、誰もつっこまなかったと思います。でもSちゃんは房に紛れ込んで来たハエは我先にと容赦なく殺してましたね。しかも半笑いで……。

 それから、昨年、冤罪が証明されて釈放されたAさんは模範囚でした。共犯とされていた男性も模範囚だったそうですよ。無期懲役からの生還ですから、たいしたものですね。

 あとは、例のカルト教団“最大手”のアノ教祖の奥さんもいました。彼女は独居でしたが、いつも朝晩大きな声でお祈りをする声が所内に響いていました。なんかお経みたいなやつですね。ケンカとかで大声を出したらもちろん懲罰ですが、お祈りはいいみたいです。でも、私も真似して座禅を組んで跳び跳ねてたら、私だけは怒鳴られましたけどね(笑)。

 彼女は食べ物も変わっていて、ほとんど野菜しか食べないと調理の担当から聞きました。「特食」といって、このような人たちには宗教上の理由などに配慮した特別な食事メニューが作られていたそうです。

■「極妻」と「愛人」が同じ房になることも

 それから、これは芸能人の話ではないですが、たまにわざとなのか偶然なのか、「極妻」と、その旦那の「愛人」が同じ房になることもありました。こんな時は、私たち周囲のほうがあせるわけですが、たいていは極妻がしっかりしています。「ウチの旦那がえらい目に遭わせたな。迷惑かけて堪忍して」とかなんとか、さすが「姐」の貫禄があります。こんなふうに言われたら「姐さん、すんません……」てなりますよね。ハブとマングースみたいなバトルを見たい人たちは残念でしょうけど。

 アカの他人と24時間一緒ですから、タイヘンなことのほうが多いのですが、面白いこともたくさんありました。

 ちなみに『網走番外地』や『刑務所の中』など男子刑務所が舞台の映画やドラマはたくさんありますが、女子ものはほとんどないですね。あっても梶芽衣子の『女囚さそりシリーズ』くらい。またはポルノとか。以前、テレビで話題だった泉ピン子さんの「女囚」シリーズ『女子刑務所東三号棟』(TBS系)も、ピン子さんだけにピンときませんでした。

 私が監修したらめっちゃ面白くなると思いますけど、いかがでしょう? 映画やテレビの製作の皆さん、いつでも相談のりますよ(笑)。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」