野球元選手たちの不倫メールは“甘い”が鉄則、渡辺美奈代の弁当が工藤静香を公開処刑……週末芸能ニュース雑話

野球元選手たちの不倫ラブメールが甘すぎ!

デスクT さあ、今週は何から行こうか! あゆはあるう?

記者H なんと、今週は浜崎あゆみネタありません。それよりこっちの方が面白いですよ、「週刊文春」(文藝春秋)の記事!

デスクT おお、元メジャーリーグ投手の長谷川滋利氏が元ワンギャルと不倫ね~!

記者H 2007年に長谷川氏の方から、元ワンギャルのA子さんに告白。で、一度は断るも、夫婦関係は破綻しているからと言われて不倫がスタートしたみたいです。

デスクT う~ん。既婚のゲス男が言いそうなセリフだね(笑)。

記者H で、長谷川氏はA子さんのために芸能事務所を立ち上げ、活動をサポート。08年1月にはラブリングとブレスをプレゼントし、「3年後には一緒になろうね」といったそうですよ。

デスクT おお~、さらに言いそうなセリフって感じぃ~。

記者H でも、この後2週間たって長谷川氏のほうから、電話一本で別れを告げたらしく、事務所も機能しなくなってA子さんは芸能界引退に追い込まれたとか。

デスクT うわ~、ゲスの極み男子じゃん。

記者H ねえ~。酷いですよね、これ。ちなみに誌面には不倫メールも掲載されていたんですけど、その内容も……ね(笑)。

デスクT どれどれ~。うわ~、「もうすぐ会えるじゃん。その時は一杯、LOVE LOVEしようね」「よい子にして待っててね」だって(笑)。恥ずかしすぎるわ~。

記者H おじさんごっこですね、これ。

デスクT お~、それそれ! 上から目線でさらに気持ち悪いね。

記者H そうそう、このA子さんの正体探しがネットで絶賛進行中ですよ!

デスクT こういう系の特定ってネット得意よね。で、誰だって?

記者H 候補としては、08年に芸能界を引退、40代前半という条件から宗政美貴ではないか…という声がありましたね。

デスクT そっか~。ワンギャルって多かったし、わかんないや(笑)。てか、今頃ばらされるってことは、相当A子さん激怒してるんだね。

記者H まあ、そうなりますよね~。だって、芸能界引退させられてるし。

デスクT そっか~。それに長谷川も電話一本で別れって。アフターフォローしっかりしないと、こういうことになっちゃうんだよ。不倫するなら、気をつけてほしいわ~。

記者H あ、それと、この長谷川氏の不倫メール暴露によって、ある人にとばっちりが。

デスクT とばっちり? いいね~、その言葉。で、誰に?

記者H 元阪神監督・和田豊氏ですね。

デスクT あ~、「週刊新潮」(新潮社)の! モノマネタレント星奈々との不倫劇だったよね、確か。

記者H そうそう。あれもメールがね。やばかったんですよね!「愛しい奈々!おはよー!チュッ(笑)」 「奈々!俺にもチュッは?(笑)」 「また湯船に浸かって、ちょっと恥ずかしそうな顔のかわいい奈々を見せてね!チュッ」ってね。

デスクT うわ~、どっちも同じレベルで嫌だわ~(笑)。

記者H でも、もっとすごいのが、和田元監督の場合、嫁が星にメールしてきたんですよね。たしか、「本当だったら、すぐにでも熨斗をつけて差し上げたいぐらいですが子供がいるので離婚はしない」「あなたももういい御歳でしょうから、卵子が減少する前に良い相手を見つけて結婚したほうがいい」という内容のメールと家族写真を一緒に。

デスクT 嫁も怖い~(笑)。怖すぎて何も言えない~。

記者H そうですね~(笑)。第三者は何もいえませんが、当時阪神ファンがバックネット裏から「俺にもチュッってしてくれや~」「よっ! 下半身タイガース!」などのヤジを飛ばしていたらしいですよ(笑)。

デスクT 下半身タイガースってうまいね。爆笑問題の太田光がラジオで言いそうな感じ。

記者H あははは。阪神ファンっていいですね。ネタにしてくれるし。

デスクT まあ、長谷川氏も今は野球解説者としてやってるんだから、好感度大事にしないとね。情事もほどほどにね。

ISSAに第1子女児誕生で「パパッサ」呼びに進化!

記者H DA PUMPのメインボーカルISSAに第1子が誕生したようですよ!

デスクT あら、生まれたのね! おめでたいじゃない!

記者H 4月9日配信の「NEWSポストセブン」によると、女の子だったとか。

デスクT 女の子か~。かわいいだろうな~。ISSA、今頃デレデレしてそうだね!

記者H そうですね~。でも、もともとは5月予定だったから、早産だったみたいですね。本当に無事に生まれてよかったですね。

デスクT 本当。奥さんって30代後半のヘアメイクって報じられてたよね。初産だし、結構大変だっただろうね。奥さんもお疲れ様です!

記者H パパになっただけに、ISSAがネットで「パパッサになった」と言われてましたよ~。

デスクT へ~、ネットらしい祝福の言葉だね(笑)。

記者H ISSAといえば、今までの恋愛遍歴が上原多香子(1999年)→柴咲コウ(01~04年)→宮沢りえ(04年)→木船香織(04年)→あびる優(04年)→伊東美咲(05年)→藤井リナ(09年)→福本幸子(11年)→増田有華(12年)とすごかったですけど、本人も40歳になって落ち着いた感じですね!

デスクT 04年がヤバイね(笑)。まあ、結局芸能人より一般人の女性が一番合ってたみたいね。幸せそうで何よりだわ。

記者H てか、こんなに恋愛遍歴重ねていたし、自分の娘が大人になって彼氏連れてきたらどんな表情するんでしょうね~。

デスクT 意外と優しくするんじゃない? ほら、メンバーにも優しいじゃん、ISSAって。

記者H そうかもしれませんけど。娘の彼氏は別でしょ。自分みたいな彼氏だったらどう対応するのかな~って。

デスクT それ、悩むね。婚約してるのに別の女と遊ぶ、みたいなことが起きたらってことよね(笑)。

記者H そうそう。要するに遊び好きの男ってことです。

デスクT 彼氏を正座させて、怒るんじゃない!? 「俺はバレて、1年間謹慎させられて、仕事干されたんだぞ!」「さあ、お前はどうするんだあああああ~!」って攻め込む感じで。

記者H それ、説得力あるようでないような……。

デスクT そっかな~。でも、面白いよね。そんなことになったら。

記者H そうですね~! いつか、娘が彼氏を連れてきたときの話で笑わせてくれるといいな~。

渡辺美奈代、豪華弁当で工藤静香を公開処刑!

デスクT ねえ、これみて。渡辺美奈代の次男のお弁当なんだけど、めっちゃ豪華!

記者H お弁当にローストビーフですか!? すごいな~。やっぱり溺愛してるんですね。

デスクT そうだね~。こんなキレイで豪華なお弁当だったらうれしいよね~。

記者H そうですね~。「息子好きすぎて気持ち悪い」とか、なんだかんだいわれてますけど、いいお母さんですよね。美奈代ちゃんって。

デスクT そうね~。でもさ~、思ったんだけど。ローストビーフって半分生じゃん。お弁当に入れて大丈夫かな? 

記者H まあ、夏ならアウトだけど、今の時期は大丈夫じゃないんですかあ~。

デスクT そっか~。まあ、次男も早弁すれば大丈夫か!

記者H それにしても、彩りといい、キレイですね。わっぱってところもいいですよね、和風な感じで。

デスクT 理想のお弁当って感じ。インスタ映えしてるし、いいね!

記者H あ、そういえば、わっぱで思い出しましたけど、工藤静香も、わっぱ弁当を載せてましたね。

デスクT ああ、そうだね。でもさ、あれって……。

記者H これですね。……比べると、酷いですね(苦笑)。

デスクT そうだね。これは酷い。せめて、ゆで卵は切って入れるべきだよね。

記者H おんなじおニャン子出身でも雲泥の差が……。

デスクT おいしそうに見えないのが残念。ほかのお弁当もヤバイし。これ見て。

記者H 彩りを考えてないところが最高ですよね。しーちゃん弁当って。

デスクT まあ、普通の汚料理も彩りヤバイけどね。

記者H ああ、そうでしたね。

デスクT てか、お弁当で公開処刑って新しい手法だよね!

記者H 確かに! これは公開処刑レベルですもんね!

デスクT おニャン子メンバーの戦いって今も続いているのかもね。

記者H 怖い怖い。女の戦いって根が深いですね……。

野球元選手たちの不倫メールは“甘い”が鉄則、渡辺美奈代の弁当が工藤静香を公開処刑……週末芸能ニュース雑話

野球元選手たちの不倫ラブメールが甘すぎ!

デスクT さあ、今週は何から行こうか! あゆはあるう?

記者H なんと、今週は浜崎あゆみネタありません。それよりこっちの方が面白いですよ、「週刊文春」(文藝春秋)の記事!

デスクT おお、元メジャーリーグ投手の長谷川滋利氏が元ワンギャルと不倫ね~!

記者H 2007年に長谷川氏の方から、元ワンギャルのA子さんに告白。で、一度は断るも、夫婦関係は破綻しているからと言われて不倫がスタートしたみたいです。

デスクT う~ん。既婚のゲス男が言いそうなセリフだね(笑)。

記者H で、長谷川氏はA子さんのために芸能事務所を立ち上げ、活動をサポート。08年1月にはラブリングとブレスをプレゼントし、「3年後には一緒になろうね」といったそうですよ。

デスクT おお~、さらに言いそうなセリフって感じぃ~。

記者H でも、この後2週間たって長谷川氏のほうから、電話一本で別れを告げたらしく、事務所も機能しなくなってA子さんは芸能界引退に追い込まれたとか。

デスクT うわ~、ゲスの極み男子じゃん。

記者H ねえ~。酷いですよね、これ。ちなみに誌面には不倫メールも掲載されていたんですけど、その内容も……ね(笑)。

デスクT どれどれ~。うわ~、「もうすぐ会えるじゃん。その時は一杯、LOVE LOVEしようね」「よい子にして待っててね」だって(笑)。恥ずかしすぎるわ~。

記者H おじさんごっこですね、これ。

デスクT お~、それそれ! 上から目線でさらに気持ち悪いね。

記者H そうそう、このA子さんの正体探しがネットで絶賛進行中ですよ!

デスクT こういう系の特定ってネット得意よね。で、誰だって?

記者H 候補としては、08年に芸能界を引退、40代前半という条件から宗政美貴ではないか…という声がありましたね。

デスクT そっか~。ワンギャルって多かったし、わかんないや(笑)。てか、今頃ばらされるってことは、相当A子さん激怒してるんだね。

記者H まあ、そうなりますよね~。だって、芸能界引退させられてるし。

デスクT そっか~。それに長谷川も電話一本で別れって。アフターフォローしっかりしないと、こういうことになっちゃうんだよ。不倫するなら、気をつけてほしいわ~。

記者H あ、それと、この長谷川氏の不倫メール暴露によって、ある人にとばっちりが。

デスクT とばっちり? いいね~、その言葉。で、誰に?

記者H 元阪神監督・和田豊氏ですね。

デスクT あ~、「週刊新潮」(新潮社)の! モノマネタレント星奈々との不倫劇だったよね、確か。

記者H そうそう。あれもメールがね。やばかったんですよね!「愛しい奈々!おはよー!チュッ(笑)」 「奈々!俺にもチュッは?(笑)」 「また湯船に浸かって、ちょっと恥ずかしそうな顔のかわいい奈々を見せてね!チュッ」ってね。

デスクT うわ~、どっちも同じレベルで嫌だわ~(笑)。

記者H でも、もっとすごいのが、和田元監督の場合、嫁が星にメールしてきたんですよね。たしか、「本当だったら、すぐにでも熨斗をつけて差し上げたいぐらいですが子供がいるので離婚はしない」「あなたももういい御歳でしょうから、卵子が減少する前に良い相手を見つけて結婚したほうがいい」という内容のメールと家族写真を一緒に。

デスクT 嫁も怖い~(笑)。怖すぎて何も言えない~。

記者H そうですね~(笑)。第三者は何もいえませんが、当時阪神ファンがバックネット裏から「俺にもチュッってしてくれや~」「よっ! 下半身タイガース!」などのヤジを飛ばしていたらしいですよ(笑)。

デスクT 下半身タイガースってうまいね。爆笑問題の太田光がラジオで言いそうな感じ。

記者H あははは。阪神ファンっていいですね。ネタにしてくれるし。

デスクT まあ、長谷川氏も今は野球解説者としてやってるんだから、好感度大事にしないとね。情事もほどほどにね。

ISSAに第1子女児誕生で「パパッサ」呼びに進化!

記者H DA PUMPのメインボーカルISSAに第1子が誕生したようですよ!

デスクT あら、生まれたのね! おめでたいじゃない!

記者H 4月9日配信の「NEWSポストセブン」によると、女の子だったとか。

デスクT 女の子か~。かわいいだろうな~。ISSA、今頃デレデレしてそうだね!

記者H そうですね~。でも、もともとは5月予定だったから、早産だったみたいですね。本当に無事に生まれてよかったですね。

デスクT 本当。奥さんって30代後半のヘアメイクって報じられてたよね。初産だし、結構大変だっただろうね。奥さんもお疲れ様です!

記者H パパになっただけに、ISSAがネットで「パパッサになった」と言われてましたよ~。

デスクT へ~、ネットらしい祝福の言葉だね(笑)。

記者H ISSAといえば、今までの恋愛遍歴が上原多香子(1999年)→柴咲コウ(01~04年)→宮沢りえ(04年)→木船香織(04年)→あびる優(04年)→伊東美咲(05年)→藤井リナ(09年)→福本幸子(11年)→増田有華(12年)とすごかったですけど、本人も40歳になって落ち着いた感じですね!

デスクT 04年がヤバイね(笑)。まあ、結局芸能人より一般人の女性が一番合ってたみたいね。幸せそうで何よりだわ。

記者H てか、こんなに恋愛遍歴重ねていたし、自分の娘が大人になって彼氏連れてきたらどんな表情するんでしょうね~。

デスクT 意外と優しくするんじゃない? ほら、メンバーにも優しいじゃん、ISSAって。

記者H そうかもしれませんけど。娘の彼氏は別でしょ。自分みたいな彼氏だったらどう対応するのかな~って。

デスクT それ、悩むね。婚約してるのに別の女と遊ぶ、みたいなことが起きたらってことよね(笑)。

記者H そうそう。要するに遊び好きの男ってことです。

デスクT 彼氏を正座させて、怒るんじゃない!? 「俺はバレて、1年間謹慎させられて、仕事干されたんだぞ!」「さあ、お前はどうするんだあああああ~!」って攻め込む感じで。

記者H それ、説得力あるようでないような……。

デスクT そっかな~。でも、面白いよね。そんなことになったら。

記者H そうですね~! いつか、娘が彼氏を連れてきたときの話で笑わせてくれるといいな~。

渡辺美奈代、豪華弁当で工藤静香を公開処刑!

デスクT ねえ、これみて。渡辺美奈代の次男のお弁当なんだけど、めっちゃ豪華!

記者H お弁当にローストビーフですか!? すごいな~。やっぱり溺愛してるんですね。

デスクT そうだね~。こんなキレイで豪華なお弁当だったらうれしいよね~。

記者H そうですね~。「息子好きすぎて気持ち悪い」とか、なんだかんだいわれてますけど、いいお母さんですよね。美奈代ちゃんって。

デスクT そうね~。でもさ~、思ったんだけど。ローストビーフって半分生じゃん。お弁当に入れて大丈夫かな? 

記者H まあ、夏ならアウトだけど、今の時期は大丈夫じゃないんですかあ~。

デスクT そっか~。まあ、次男も早弁すれば大丈夫か!

記者H それにしても、彩りといい、キレイですね。わっぱってところもいいですよね、和風な感じで。

デスクT 理想のお弁当って感じ。インスタ映えしてるし、いいね!

記者H あ、そういえば、わっぱで思い出しましたけど、工藤静香も、わっぱ弁当を載せてましたね。

デスクT ああ、そうだね。でもさ、あれって……。

記者H これですね。……比べると、酷いですね(苦笑)。

デスクT そうだね。これは酷い。せめて、ゆで卵は切って入れるべきだよね。

記者H おんなじおニャン子出身でも雲泥の差が……。

デスクT おいしそうに見えないのが残念。ほかのお弁当もヤバイし。これ見て。

記者H 彩りを考えてないところが最高ですよね。しーちゃん弁当って。

デスクT まあ、普通の汚料理も彩りヤバイけどね。

記者H ああ、そうでしたね。

デスクT てか、お弁当で公開処刑って新しい手法だよね!

記者H 確かに! これは公開処刑レベルですもんね!

デスクT おニャン子メンバーの戦いって今も続いているのかもね。

記者H 怖い怖い。女の戦いって根が深いですね……。

yuiが第4子女児を出産! 隠されていた第3子の存在が明かされるも、「一体誰の子?」と話題に

 2005年にシンガーソングライター・YUIとして「feel my soul」でデビュー。その後も「Good-bye days」「CHE.R.RY」など数々のヒット曲を生み出し、現在は4人組バンド「FLOWER FLOWER」のボーカルとして活動しているyui。そんな彼女が第4子を出産していたことが報じられ、話題となっている。

 3月3日付の「スポーツ報知」の記事によると、yuiは2月上旬、都内病院にて第4子となる長女を出産していたとのこと。母子ともに健康で、初めての女児ということで「喜びも増しているようです」とyuiの関係者が明かしていたそうだ。

 yuiは2015年4月に建築会社に勤める同世代の男性とできちゃった結婚。同年8月に双子の男児を出産するも、17年8月末に離婚。それから約1年後の18年9月にジムトレーナーを務める現在の夫と交際9カ月で再婚。この再婚を発表した際、妊娠5カ月ということが伝えられており、今回の出産は、その際の子どもとなるのだが……。

「報道では双子を出産し、今回の長女出産ということで、yuiさんのお子さんは3人だと思われていましたが、今回なんと、その前に第3子となる三男がいたことが判明し、話題に。最初は双子ですが、4年で3回の出産とは、びっくりですよ(笑)。それに2回の結婚とも、デキ婚ということで、ネットでは『第二の美奈子!』と言われていますよ(笑)」(芸能ライター)

 そんなyuiの妊娠・出産に世間は驚いている中、隠されてきた第3子に注目が入っているという。

「17年8月に最初の夫と離婚、18年9月に現在の夫と結婚し、今回の出産ということで、今回明かされた第3子が『誰の子どもなのか?』とネットでは話題になっていました。双子を出産した15年8月から女児を妊娠する18年4月までの間ということで、多分最初の夫との間の子どもなんでしょうが、yuiさんの破天荒ぶりが相まってか、現在の夫と結婚するまでの間で付き合った男性の子どもかも? という推測する声も上がっています」(同)

 第3子が誰の子どもなのかは、明かされていないだけに、謎は深まるばかりだが……。今回の出産で幸せを再び手に入れただけに、yuiには幸せになってほしいものだ。

「子どもの父親はキャバクラの客」出産を知らせず、未婚で育てるシングルマザー

『わが子に会えない』(PHP研究所)で、離婚や別居により子どもと離れ、会えなくなってしまった男性の声を集めた西牟田靖が、その女性側の声――夫と別居して子どもと暮らす女性の声を聞くシリーズ。彼女たちは、なぜ別れを選んだのか? どんな暮らしを送り、どうやって子どもを育てているのか? 別れた夫に、子どもを会わせているのか? それとも会わせていないのか――?

第20回 渡辺しずかさん(仮名・24歳)の話(前編)

 8年前、大阪で、2人の幼児の遺体がマンションの一室で発見されるという痛ましい事件があった。風俗嬢の母親はシングルマザーで、子どもを置き去りにして男と遊び回っていたと報じられていた。

 そうした母親はごく一部だろう。シングルマザーの大半はなんとかやりくりして、自分の子どもたちを必死に育てているのではないだろうか。

 この連載では主に30~40代のシンママたちを中心に話を聞いてきた。しかし、風俗や水商売の仕事をしながら子どもを育てている母親の話は聞いていない。そこで私は、そうした女性たちにパイプを持つ、ある男性に、誰か紹介してもらえないかとお願いした。すると男性は後日、「1人だけ話をしてもいいという子がいるよ」と連絡してくれた。その女性は、離婚歴があり、子どもが1人いるキャバクラ嬢。彼女が高校生のときに両親が離婚。以後、父親と暮らしていたという。家庭が荒れる中で、少しやんちゃなこともしたと話を聞いていた。

 20代のその女性は、どのような経緯でシングルマザーになったのか? 現在に至るまでに、紆余曲折を繰り返してきたのだろうか?

■キャバクラ嬢をしながら子育てなんか難しい

 その女性は、ある日の夕方に横浜市内某所の寂れた喫茶店を指定してきた。約束の時間を少し過ぎ、子どもを乗せた自転車で現れたのは、丸顔でおっとりとした雰囲気の、派手さのない、どちらかというと地味な女性だった。

「お待たせしました」

 それが今回、お話を伺う、渡辺しずかさんであった。

 彼女と話していくうち、前出の男性に聞かされていた話と食い違っている点に徐々に気がつくことになる。最初に疑問を感じたのは、職業についてであった。

――キャバクラで働いていると聞きました。

 キャバクラの仕事は、20歳の頃から出産直前までやってました。だけど今はもう辞めてますよ。だって、夜にキャバクラ嬢をしながら子育てなんか難しいですよ。

――キャバクラで働いていた時、仕事はどんな感じだったんですか?

 キレイなヒラヒラのドレスを着て、お客さんと一緒にお酒を飲んだり、お話をしたり、毎晩そんな感じです。お客さんがお酒を頼んでくれたら、その分、マージンがもらえました。割合的にそんなに多くはなくて、5割よりは少なかった。

――店の外でお客さんと会ったり、同伴で出勤したりとか、そんなことはありましたか?

 確かに、お客さんからのお誘いはありましたね。店を通さずに会いたがるお客さんが多いんです。中には気持ちの悪い人もいて、店の外で待ち伏せされたこともあります。それで私、断り切れなくて、誘いに乗ってしまったことも何度かありました。

――ほかには、どんな女性が働いていたんですか?

 シンママの子は何人かいて、その中に、DVを受けて子どもと一緒に逃げたっていう子もいましたね。その子に、どのぐらい話を聞いたか? わざわざそれ以上は聞けないですよ。お店の寮に住んでる子もいましたね。私は住んだことないので、中がどうなってるとか、詳しいことは知らないですけど。

――では、結婚して離婚した男性について、話を聞かせてください。その男性とは、いつ知り合って、いつ結婚されたんですか?

 いえ……。そもそも結婚してません。

――えっ! 離婚歴のあるシングルマザーじゃないんですか……。お子さんの父親は?

 店の外で会っていた、キャバクラのお客さん。たぶんサラリーマンなんだろうけど、はっきりとは知りません。家庭を持っていたかとか、子どもがいるかとか、そういったことは今となってはわからないです。関係を持った日以降、彼に連絡はしていません。

――大事な父親なのでは? 子どもに会わせてもらえず、悲しんでいるかもしれませんよ。

 関わりたくないんです。あんな人に関わり続けるぐらいなら、養育費なんていりません。彼には出産したこと自体、伝えてません。自分に子どもが生まれたことや、その子が育っていることを彼は知りません。

――でも、子どもにとっては、血を分けた親なのでは?

 今後、彼に実の父親として会いにきてほしいとか、そんなことは別に望みませんから。

――……なるほど。では話を変えましょう。妊娠がわかったのはいつですか?

 21歳の頃です。病院に行った時には、もう妊娠9カ月だっていうじゃないですか。それまで、つわりらしいつわりはなかったし、おなかが膨らんでいることにも気がつきませんでした。びっくりしちゃって。実家の家族には、すぐに言いだせなかった。言ったら父親とか兄とかに反対されるって思ってましたから。だけど何日か後に、意を決して打ち明けたんです。そしたら意外なことに、全然反対されませんでした。キャバクラはすぐに辞めて、実家に戻って、出産に備えました。

――赤ちゃんが生まれた時の様子を教えてください。

 おなかが痛いなと思って、お風呂に入ってみたんです。ところが全然痛みがひかない。そこで父親に「おなかが痛い」って伝えたら、「子どもが外に出たがってるんだ。今から病院行ってこい!」って強い調子で言われて、すぐにタクシーに乗って病院に行って診てもらいました。すると、もう子宮口が開いている状態。まもなく分娩室に運ばれちゃって、気がついたらシュッと生まれてきた。それでも病院に着いてから生まれるまでは、4〜5時間かかりましたね。私もともと結婚願望と出産願望、両方あったんですけど、順番が逆になっちゃいましたね(笑)。

――生まれた直後は、どのように過ごしていましたか?

 1週間入院して、その後は、助産所みたいなところで1カ月ぐらい過ごしました。そこでは、助産師とかが授乳の仕方とか、育て方をいろいろ教えてくれたり、赤ちゃんの世話をしてくれたりしました。だから、生まれた直後でも15分おきに母乳を飲ませるとか、眠れなくてつらいとか、そういうことはありませんでした。まあ、そうなっていても大丈夫だったかも。もともと私、我慢強い体質ですから。

――そこを出てからは、どうされたんですか?

 実家に戻りました。先ほど話した父親のほかに、兄が住んでいます。母はいません。

――不仲で離婚されたんですよね。

 いえ、母は、私が高校を卒業した後、がんで亡くなってしまいました。

――事前に聞いていた話と、ことごとく食い違いますね。それはともかく、生い立ちとか家族関係について話してもらえますか? 出身は横浜ですか?

 いえ、神戸です。私がまだ小さい頃、神戸で震災が起こって、それを機に一家で横浜に引っ越したそうです。震災の記憶は全然ないですね。なんで横浜だったのかも聞いてないです。横浜には別に親戚はいませんし、なんででしょうね。父親は昔も今もトラックの運転手なので、単に仕事があったからじゃないですかね。心機一転ってことで。

――出身地も違いましたね。お父さんはどんな人ですか?

 コンビニに食材を運ぶトラックの運転手。夜中に出て行って昼前に帰ってくる。頑固で言い方が強い人。怒鳴ったりはしないけど、怒らせると怖いかな。普段は手は出ないけど、一回、包丁を振り回されたことがあったな。あのときは振り回した挙げ句、投げつけられました。当たりはしなかったけど(笑)。

 そんな父親だから、母は普段、いろいろと我慢していたんだと思います。パートをしてたんですが、私が中学生のとき、がんが発覚しました。それ以来、3年以上、入退院を繰り返しました。

――母親が弱っていくことで、しずかさんが荒れたりはしなかったんですか?

 その間、生活が大変になったとか、気持ちが落ち込んだり、生活が荒れたりしたことはなかったですよ。女の私がやんなきゃって思って、母の代わりにちょくちょく家事をやっていました。

――偉いですね。それで、お母さんが亡くなった時の様子を教えてください。

 保育の専門学校に通っていて、当時は一人暮らしをさせてもらってました。授業かバイトかで外出してて、実家からの連絡に気がつくのが遅れちゃって、母親の死に目には会えませんでした。亡くなったとき、母はまだ40代。母のことを思い出すと、今でも泣きそうになります。その後、学校を中退して、キャバクラで働くようになりました。その点においては、荒れたという言葉にちょっと相応しいのかな。

――ところで、今はどんな生活なんですか?

 住まいは実家なので楽です。だけど、子育て自体は父も兄も手伝ってくれません。ほとんど私一人でやってるので、その分、大変かな。言い方が悪いですけど、男の人は子育てが全然できなくて、叱るだけですよね。

 今、付き合ってる彼氏がいるんですが、彼も父や兄と同様、子どもの面倒が全然見られない。おむつを替えるのですらダメで、見ててもどかしいです。だから「もういい。私自分でやる」って言って私がやっちゃう。

――じゃ、息子さんを、ほぼ1人で育ててきたと。息子さんは2歳とのことですけど、今までかなり大変だったでしょう。

 いや、そうでもないですよ。ずっと完全母乳ですし。保育園には1歳になる手前で預け始めました。こちらは東京とかに比べると、すぐ入れます。保活とかあり得ないです。それで、いま昼間はファストフード店で働いています。

 息子の日々の成長を見るのが、何より楽しみです。息子が初めて立ったときは感動しましたよ。最近は、夜泣きはしなくなりましたし、こちらの言っていることを理解していてすごいなと思います。例えば「ゴミをポイしてきて」って言うと、ちゃんと捨ててきてくれるし、「戸を閉めて」と言うと、カチッとなるまでちゃんと閉めてくれますし。

 とにかく、かわいくてたまらない。顔がまん丸なのでみんなに「ポチャポチャだね」って言われます。私の小さい頃に瓜二つと言っていいぐらいに、よく似ています。

――(写真を見る)かわいいですね。こんな子がいたら、そりゃ楽しいでしょう。それで、今後はどのように考えていますか?

 結婚は、機会があればしたいです。子どもがいても許してくれる人ならぜひ。でも、今の彼氏とはしないと思います。私がしたいと思わないので。

――今後もし、子どもが大きくなって、「お父さんは誰?」と聞かれたらどうしますか?

 「亡くなった」とか「蒸発した」とか、そういうふうに言うと思います。「いる」とは言わないつもりです。

 後編は、渡辺さんを紹介してくれた、風俗業界に顔が利く男性に、風俗へ勤めるシングルマザーの姿について聞く。
(後編へつづく)

「男も世間も、女にラクをさせたくない」性の現場から語る、女性権利“不在”の日本の現状

 今年5月に発売された「日本性科学会」編集による『セックス・セラピー入門 性機能不全のカウンセリングから治療まで』(金原出版)は、性の喜びを得られない人をサポートするための医療従事者向けテキスト。前回、日本性科学会理事長の大川玲子医師に、セックス・セラピーの必要性について伺ったが、性は、健康だけでなく、人権の問題とも大きく関わってくる。今回は、女性の性と権利に詳しい婦人科医の早乙女智子先生に、女性の人権の現状についてお話を伺った。

■出産が楽しくないのは、女性の人権がないがしろにされているから

――早乙女先生は、『セックス・セラピー入門』で女性の性と人権についての章を担当されていますが、人権とは具体的には、どのようなことを指すのでしょうか?

早乙女智子先生(以下、早乙女) 女性が思うように生きられること、つまり女性が思ったことを口にしたり、行動したりできることが人権です。男性も女性もすべての人間が、自由・尊厳・平等に基づき、危害から保護されるのが当然です。世界性の健康学会(WAS)が発表した「セクシュアル・ライツ」という性の権利宣言があるのですが、改めてその中身を振り返る必要性がいま出てきています。女性差別に関しては、男女を入れ替えて考えると、どれもおかしいと気づくことが多い。

――先生から見て、女性の人権がないがしろにされていると感じるのは、特にどのような部分ですか?

早乙女 例えば「出産は楽しいですか?」と聞かれて、「楽しい」と答える女性は10%程度しかいません。一方で、「セックスは楽しいですか?」と聞けば、大半の人が「楽しい」と答えます。セックスは楽しいといえるのに、出産は楽しいといえない。女性の最大のライフイベントなのに、それが楽しくなくて、女性の人生が楽しいわけがありません。産婦人科の世界を見ても、内診の上半身と下半身を分けるカーテンを使っているのは日本だけです。日本では、ただ時間と効率だけを考えて分娩台を使うことが多いですが、それは出産を管理しやすいからです。

――世界では無痛分娩が普通なのに、日本では「無痛分娩だと愛がない」などと言われたりもします。

早乙女 それは日本特有の「女はラクをしてはいけない」という刷り込みです。とにかく男も世間も、女にラクをさせたくない。ラクをさせないっていうのは、人権をないがしろにしているということです。女は出産も育児もして、働いて介護もしろっていうのは、人として扱わなくていいと言っているのと同じことです。

――まさに“産む機械”にされているわけですね……。ただ、女性の中にも、不利な立場に置かれていることに気づかない人がいるように思います。

早乙女 例えば日本では、薬局でピルを手軽に購入可能にする認可がなかなか下りない現状がありますが、これも女性の人権をおろそかにしています。なぜなら、ピルは女性の体を守るためのものだからです。日本は先進国だといっても、ピルに代表される「科学の恩恵を受ける権利」がまるでない。海外では「#MeToo運動」が盛り上がって、女性の権利向上の動きが見られますが、日本ではそれほど大きな動きがありません。日本は本当に厳しい状況です。

――ピルの認可や社会での扱いについては、よく海外と比較されますね。

早乙女 海外で緊急避妊ピルといえば、大学内の自販機で手に入るようなものです。学生には普通のピルも無料で配られる国もあります。女性の体を守るための薬なのに、日本では何十年たっても変わらない。「ピルを飲んでまでセックスがしたいのか」という批判がありますが、自由にしていいものを、なぜしてはいけないのでしょうか。緊急避妊ピルなんて1〜2万円、人工妊娠中絶も10万円以上かかってしまうなど、世界から後れを取っていて、まったくお話にもなりません。

――性教育にも反対派が大勢いたり、「高校生が婦人科に行くなんてふしだら」といった意見がネットでは飛び交ってますが……。

早乙女 性教育をちゃんと受けた真面目な高校生カップルが、受験もあるし、「妊娠したら困るよね」と婦人科に相談に行ったら、「高校生にはピルは出さない」と断られたそうです。高校生のセックスなんて普通のことなのに、大人は見たくないから目をそむけているんです。「性教育を受けて真面目に自分たちで考えて素晴らしい!」という話なのに、医師も世間も遅れすぎています。日本では、妊娠したら女性だけが高校中退させられ、大学にもまともに通えないケースが少なくありません。それなのに妊娠させた男はその後、普通に暮らしていくんです。最近はそうした女子高校生を支援する機運が高まりつつあるものの、あらゆる意味で、社会が女性を貧困に追い込む形になっている。オランダなら、高校生が妊娠しても養子のシステムを提案してくれたりします。結果的に、痛い思いもつらい思いも、女性だけにかぶせようとしているように思います。

――政治家も「産め産め」と騒いで、プライバシーの侵害を頻繁に行っていますが、その現状についてはどう思われますか?

早乙女 そもそも女性も男性も、体のどこにも機能的に問題がなく健康でも、10人に1人は子どもができないということを知らないで政治家は言っている。誰でも子どもができるわけではないことを、国民全体に知らせるべきです。中高生の段階で教えておかないと、いざ子どもを作ろうとしたときに、なぜできないのかと悩んでしまう。10%といえば、結構な確率です。

――政府は、女性が早く子どもを産むように働きかけたりしていますが……。

早乙女 以前、文部科学省が高校生向け保健体育の副教材で発表した「22歳が妊娠しやすいピーク」という数字も、データが改竄されていました。妊娠のしやすさは、33歳くらいまでは年齢に関係なく変わりません。20 代から妊娠を考えても、10 %程度は妊娠しないカップルがいるのが現実。性教育もそうですが、正しい知識がまったく教えられていないのが大きな問題なんです。

――こうした女性をめぐる問題が解消されるどころか、強まっていくのはなぜでしょうか?

早乙女 想像力の欠如です。男女を入れ替えても大丈夫か、という立場で問題を考えないからですね。入れ替えてみて自分が嫌だと感じることを、男女ともに相手にしないことが大事だと思います。相席居酒屋なども、明らかな性差別です。「男性の欲求を満たすため」という目的があるから、女性が無料になっている。女性が男性と同等の賃金をもらっていたら「自分で払います」と断れるのに、中には払えない子もいる。女性は低賃金で貧困層が量産されているから、そういった日常に潜んでいる差別に気づかない。本当に構造的な問題ですね。
(弥栄 遖子)

(後編につづく)

早乙女智子(さおとめ・ともこ)
日本産婦人科学会認定 産婦人科専門医。1986年筑波大学医学専門学群卒業。国立国際医療センター、東京都職員共済組合青山病院、ふれあい横浜ホスピタル勤務などを経て、現在は主婦会館クリニック勤務。「性と健康を考える女性専門家の会」副会長、日本性科学会認定セックスセラピスト。著書は、『LOVE・ラブ・えっち』(保健同人社)、『13歳からの「恋とからだ」ノート』(新講社)など多数。

育児の温度差が「産後クライシス」を生む? 専門家に聞いた、夫を男脳から「父親脳」にする方法

 出産を機に夫婦関係が急激に冷え込んでしまうことを「産後クライシス」と呼ぶ。もともとこの言葉は、2012年9月放送の『あさイチ』(NHK)によって紹介された造語だ。同番組で、産後クライシスは「妻の出産から子どもが2歳ぐらいまでの間に起きる現象」と定義している。

 それを裏付けるかのように、夫婦間の離婚率は、実はこの時期が最も高い。厚生労働省が11年に発表した「全国母子世帯等調査結果報告」によると、夫婦が離婚した時の末の子どもの年齢は0〜2歳が最も多く、その割合は全体の35.1%にも上る。

 幸せなはずの子育て期に、離婚に至るまで夫婦仲が引き裂かれてしまうのは、なぜなのだろうか?

■産後、夫への拒絶感が増す妻たち

 育児工学を専門とする東京未来大学准教授の小谷博子氏は「出産後、妻が夫に愛情を感じられなくなるのは、ホルモンの影響も考えられます」と話す。

「妊娠・子育て中の女性の脳は、ホルモンの洪水に見舞われて、大きく変化します。たとえば、妊娠中から上昇するプロラクチンというホルモンは、動物を勇敢にしたり、敵対感情を引き起こしたりする作用があることが、ラットを使った実験で明らかになっています」

 プロラクチンは血液中で母乳生成を促すホルモンだが、わが子を外敵から守るために、母親を果敢にさせているとも考えられるという。

「本来、夫は一緒に子どもを育てる同志なのですが、妻から“敵認定”されると“外から雑菌を持ち帰ってくる存在”となり、嫌悪感を抱かれるようになります」

 これまで、小谷氏は多くの母親にヒアリング調査を行ってきたが、子どもを育てる女性からは「産後は夫に近寄られるだけでもイヤだ」「夫がいなくても子どもがいれば幸せ」といった声が寄せられたという。

 また、小谷氏によると「プロラクチンは性欲を減退させる作用もある」とのこと。産後はセックスレスになりやすいというが、こうしたホルモンの影響も考えられるのである。

 しかし、ここまで妻に毛嫌いされてしまえば、夫としても面白いはずがない。一線を引かれるような態度に戸惑い、拒絶された寂しさを紛らわすために浮気でもしようものなら、離婚問題に発展しかねない。

 このようなホルモンの作用による夫婦間の「すきま風」にうまく対処できなかったため、その関係性までもが変化してしまうのが「産後クライシス」の正体なのだ。

 では、妻の妊娠・育児期間中、夫はひたすら耐え忍ぶしか道はないのか? 産後クライシスで関係にヒビが入る夫婦とそうでない夫婦について、小谷氏は「夫が妻にとって“敵”となるか、一緒に子どもを育てる“同志”となるかが分かれ目だ」と話す。

 「夫が子育ての同志になる」とは、どういうことだろうか? 実は、子育てモードに入った男性も、脳に変化が表れるのだという。

「たとえば、妻の妊娠中に父親としての自覚に目覚めた男性は、テストステロンという攻撃性を増すホルモンが3分の1に減少することが報告されています」

 ただし、妊娠・出産を経験することで脳が変化する女性とは異なり、男性が「父親脳」になるには、周囲の環境や自らの心がけが必要になってくるという。

「日本ではいまだに男性が育児休暇を取ると白い目で見られることが多いですし、父親が育児に集中できる環境が整っていません。そうした中で夫が父親としての自覚を持てないままでいると、夫婦の意識に大きな差が出てしまうのです」

 男性の脳は職場では戦闘モードになるため、帰宅したらクタクタで、子育てに参加するどころではなく、わが子の泣き声すら煩わしくなってしまう。しかし、妻としては産後の不安定な時期こそ夫の協力を得たい。それなのに、協力どころか「俺の飯は?」なんて言われた日には、腹立たしいことこの上ないだろう。

「さらに、『泣き声がうるさい』などと夫の不満の矛先が子どもに向かってしまうと、妻は『子どもを守らなくては』という意識が働き、夫のことをより外敵と見なしてしまうのです」

■産後クライシスを迎える前に、知っておくべきこと

 夫と妻が“同志”になるためには、小谷氏は「夫も妻の妊娠中から“わが子”と触れ合うことが大切」だと言う。

「たとえば、社会保障が手厚いことで知られるフィンランドは、妊娠中から夫婦で参加できるプログラムが充実していたり、男性の育休取得率も8割になります。こうして、妊娠中から男性が『父親』になれるように促していくことが大切なのです。日本では、まだまだ男女の役割が固定化されたままなので、行政レベルで問題を改善していくしかありません」

 性別役割分担意識の改善は、近年、社会における女性の権利向上といった視点で語られることが多い。だが、家庭内での夫婦の関係性においても、こうした意識改革が必要なのだ。

「“イクメン”といった言葉が話題になるなど、今の日本社会は男女の固定化された役割が変化していく過渡期。そうした中で、妊娠・出産に伴う女性の体の変化についても、多くの夫婦が知っておく必要があるのではないでしょうか」

 父親・母親になるにあたって、お互いの脳の変化についてあらかじめ知識を得ておけば、「産後クライシス」も回避できるのではないだろうか。
(松原麻依/清談社)

「女性なら子どもが好き」という“刷り込み”から自由になるには?

 女友達数人といたら、あどけない子どもが登場。「かわいい~!」と声を上げ、あれやこれやとあやして遊ぶ女性がいる一方、子どもの扱いが苦手、あるいは子ども自体が苦手という女性はどう振る舞えばいいのかわからず、その場の空気に落ち着かなさを感じてしまう。自身も子どもが苦手だというライターの吉田潮さん。8月26日に上梓した『産まないことは「逃げ」ですか?』(KKベストセラーズ)では、女性が抱える子どもを持つこと・持たないことの葛藤や、自身の不妊治療の体験を綴っている。吉田さんに、子どもを持たない女性は世間とどう付き合えばいいのかを聞いた。

■産まないことは自分の人生の決意の表れ

――最近は、「女性なら結婚したら仕事を辞めるべきだ」とか「女性の幸せは専業主婦」といった考え方はだいぶ薄れてきていると思うのですが、著書に書かれていたように、「女性ならば子どもが好き」という世間の刷り込みは、まだ根強く残っている気がします。

吉田潮さん(以下、吉田) これはずっと続くんでしょうね。女性は「産む性」だから「子どもが好き」と思われてしまうのでしょうけど、産んで育てて働けって言われると疲れちゃいますよね。子どもを産むつもりがない人にとって、「子どもが好きじゃない」とは言い出しにくいし、言ってもいいけど、言ったら言ったで説教を食らうこともある。

――自分の中で子どもはいらないと思っている分にはいいけれど、口に出してはいけないような雰囲気がありますね。

吉田 仕方がないと思いつつも、「母性よりもまず先に人権でしょ?」と思っちゃいますよね。少子化なので、産めるのに産まないのはけしからんとか、みんなすぐに主語を国家にしがちです。少子化は深刻な問題なので、言わんとしていることはわかりますが、そうなると殖産興業のような話になってしまいます。人それぞれ事情があるし、産まない決意をしたということは、逃げているわけではなく、自分は自分の人生をこういうふうに生きると決めた決意の表れです。

 男性は「結婚すれば?」とか「子どもを持てば?」とかは言われますが、「子どもは好きじゃないし欲しくない」と言っても、そこまで非難されない。子どもが欲しくない女性はその思いを内に秘めて、子どもの話になるとスーッとフェードアウトする、という癖がついてしまっているのだと思います。「私は産みません、子どもはいりません」とはっきりと言えると、ちょっと気が楽になるんでしょうけど。また、「子どもがいらない」という人同士で結婚することもあります。

――確かにそうですね。

吉田 結局、行き着くところは家族になっても一人ひとりがきちんと自立しているのか、というところだと思うんです。海外だと、パートナーにしなだれかかるようなことはせず、もう少しピンで立っていると思います。でも、日本だと「旦那の稼ぎが少なくてさ……」と文句を言いつつ、夫の収入に依存する人がたくさんいます。病気などで働けない場合は別として、そうやって自分の足で立てないのって不安じゃないのかな? と思います。助け合いは絶対に必要ですが、共依存のような状況は少し違うのではないかなと。

――子どもを産まない人生を満喫する人と、子育てで苦しいこともあるけれど、それ以上に楽しいと思う家族もいます。そのように、「みんな違ってみんな良い」というふうになればいいと思うのですが、子どもを持たない人を責める風潮もありますよね。

吉田 そうですね。それこそお父さんが2人いてもいいとか、お母さんが2人いてもいいとか、いろんな家族の形態のサンプルが出てくれば変わってくると思います。テレビドラマで言うと、2011年に放送された『マルモのおきて』(フジテレビ系)がまさにそれで、亡くなった親友の2人の子どもを、阿部サダヲさん演じる高木護が育てるストーリーです。ドラマはしょせん、絵空事ではありますが、そのような面でも刷り込みは大きいと思います。

――刷り込みに関してですが、「子どもが嫌いな女性はダメだ」と言われているような感覚があります。

吉田 子どもが苦手な女性って、ドラマであまり描かれていないんですよね。一生懸命頑張るお母さんを礼賛しているものが多くて。先日放送が終了した『カンナさ〜ん!』(TBS系)もそうで、渡辺直美さん演じるカンナさんが明るくて、すごく頑張り屋さんなんです。その姿を見ていると、もう少し甘えてもいいんじゃない? って思います。忙しいのに子どものキャラ弁を作ったり、デザイナーの役なので夜中に子どものためにファッションショーをしたり。みんな、母ちゃんへ負担をかけるのが大好きで、母は聖母でなければならないといったイメージがあります。

 こういうドラマを見たら、子育てで大変な思いをしているお母さんたちは「何? 疲れている私に保育園で使う手提げ袋にアップリケを縫えって言うわけ?」って思っちゃう。その負担が積もりに積もっていくと、「子どもがいない人にはわからないわよ」という発言につながってしまうだろうし、「子どもを産まずに自由に生きている人には税金をかければいい」という思考に流れてしまうのも、少しわかる気がします。子育てで報われていない人って多いのでしょうね。

――今後、子どもを持たない女性や子どもが苦手な女性が、世間の刷り込みと付き合っていくためにはどうすればいいと思いますか?

吉田 生きづらさの原因の一つになっているのは主語が「世間」になっているからです。その主語のスイッチを「自分」に取り戻す必要があります。「結婚しなきゃダメ」「子どもを持たないとダメ」と言っているのは、自分ではなく世間や自分の親、義理の親、友達などです。

 もしかしたらワガママと言われるかもしれませんが、それは自分の権利です。私もときどき、自分の無意識な刷り込みにハッと気づくことがあります。私はメス猫を飼っているのですが、ブラッシング中に「もう、目ヤニなんかつけて、女の子なんだからきれいにしなきゃ」とポロッと言ってしまったことがあったんです。でも、「えっ、女の子だから? いや関係ない。うちの飼い猫だからきちんときれいにして目ヤニを取った方がいい」と自分の中で訂正をしました。

 このように、無意識に「男だから・女だからこうあるべき」と思って、その主語が“自分”でない場合が意外と多くあります。ほかにも、結婚をして主語が夫になっている人はたくさんいます。食事や旅行に誘った際、「ちょっと夫に聞いてみるね」と答える人がいますが、「いやいや、夫じゃなくてあなたの気持ちは?」と思うわけです。子どもの世話をどうするかを夫と考えなければならないというのもありますが、それならば「私は行きたいけど、ちょっと予定を調整してみるね」と言えばいい。「夫に聞いてみないと」となったとき、この人は主語が夫なんだなと思ってしまうのはよくありますよね。自分の主語はどこにあるんだろうと考えたとき、「ああ、私は子どもいらなかったわ」と思ったら、その主語を自分に変えればいいだけです。そうすると少し楽になるのではないかと思います。
(姫野ケイ)

吉田潮(よしだ・うしお)
ライター・コラムニスト、イラストレーター。「週刊新潮」(新潮社)で「TVふうーん録」連載中。著書に『幸せな離婚』(生活文化出版)、『TV大人の視聴』(講談社)、『産まないことは「逃げ」ですか?』(KKベストセラーズ)など。

司法試験の勉強中に出産、別居婚の夫が育休2カ月半取ったが……【別れた夫にわが子を会わせる?】

わが子に会えない』(PHP研究所)で、離婚や別居により子どもと離れ、会えなくなってしまった男性の声を集めた西牟田靖が、その女性側の声――夫と別居して子どもと暮らす女性の声を聞くシリーズ。彼女たちは、なぜ別れを選んだのか? どんな暮らしを送り、どうやって子どもを育てているのか? 別れた夫に、子どもを会わせているのか? それとも会わせていないのか――?

第7回 山崎庸子さん(仮名・36歳)前編

「大学卒業後に法科大学院(ロースクール)に行ったり、出産したりということがあって、司法試験を目指すと決めてから合格するまでにトータルで10年以上かかったでしょうか。新司法試験は2度の不合格の後の3度目で合格しました。もともと弁護士業と子育てを両立するつもりでした。先に子宝に恵まれたんです」

 都内某所。とある法律事務所にて、山崎庸子弁護士に話を聞いていた。彼女のもとを訪れたのは、これまでに彼女が担当した離婚事件についての概略を聞きたかったわけではない。山崎さん自身のシングルマザー体験について伺いたかったからだ。

■大学時代の同級生との別居結婚

「出会いは大学生のときでした。彼は大学1年生のときの同級生。お互い、地方から出てきて一人暮らし。そういうカップル、周りにはたくさんいました。最初は友だち付き合いでしたけどね。夫婦別姓のこととか女性の社会進出とか教育問題といった社会問題のスタンスがしっくりくるということもあって、急接近していきました」

 それぞれ大学を卒業し、山崎さんはロースクール、彼は大学院を卒業後に公務員とそれぞれの道へ進むころに結婚する。

「彼は東京で就職しました。一方、私は司法試験合格を目指し、北陸で受験勉強。初めての“遠距離”でした。彼の住む東京ではなく、北陸にしたのは、奨学金がもらいやすかったからです。もし出産したとしても、この地域は待機児童問題とは無縁のようでしたし」

 山崎さんは、ほどなく妊娠。おなかが大きくなっていく中の受験生活であった。

「受験勉強よりも、ママ友づくりに必死だったかもしれません。それがないと子育てのやり方もわからないと思ったんです。私の予定日は2月末。その時期は臨月で、ロースクールの期末試験に向けて勉強しているころ。期末試験を無事に終えられるかな、終えてから産めるかな、とそんな感じでした。

 別居しながらも夫とは夢に向かって一丸となって頑張っていました。それは『庸子が司法試験に合格すれば生活の形が好転する。だからお互い頑張らなきゃ』というものです。私は日に日に大きくなるおなかを抱えながら受験勉強をする生活でした。一方、彼は彼で職場にかけあって、2カ月半という長期の育児休暇を許可されました。男性の育児休暇取得率は今でも数%しか実現していませんからね、まさに先駆けですよね。そんな意識の高い彼が私は頼もしかった」

 山崎さんは司法試験という夢を諦めず出産もする。夫は育休をとって専ら子育てに励む。別居しながらも、2人は共通の夢に向かって挑戦を重ねていた。関係は良好だった。

 円満だった別居生活が揺らぎ始めたのは、いったいなぜなのだろうか?

「発端は九州に住む彼の両親による提案でした。子どもが生まれる2週間前に、夫の父親からいきなり電話がかかってきて、唐突にですよ、『1年間ぐらい育ててやろうか』って言われたんです。無事生まれるかどうかわからず、心配で頭がいっぱいなのに、『なんだ、その“育ててやろうか”っていう上から目線は!』って感じでムカムカしました。臨月を迎えている初産の妊婦で、とにかく感情が高ぶりやすい時期でもありましたから」

 彼の両親の発言の意図は、彼の育児休暇取得のインパクトに起因していた。

「息子が育休を取ることで昇進に響くんじゃないか――と心配していたことが、後でわかっていきました。しかし、そのとき真意がわからなければ後の祭りです。

 とにかく、なんの説明もなしに『育ててやろうか』という電話があまりに強烈でした。それでも、私がやり過ごして、なんとか無事に子どもを産んだらチャンチャン、という感じで解決するのかと思っていました」

 山崎さんが出産したのは、期末試験後のことだった。

「試験を無事に終えた後、ロースクールの近くにある、妊婦検診を受けていた病院で、春休みの期間中に息子は生まれてきてくれました。2008年のことです。新学期に入ってからは、四国に住む私の母や東京の彼に、北陸までわざわざやってきてもらって、産褥期(産後まもなくの回復期)を乗り切りました。

 息子の子育ては全然苦労しませんでした。ニコニコして、よく寝てくれる育てやすい子でしたから。勉強しなきゃいけないので、しょっちゅう母乳をあげられなかったし、あまり母乳が出ないという悩みはありました。なのでミルク頼りではありましたけど」

 新生児を育てながらの受験勉強。サポートがあるとはいえ、そんなにはかどるものだろうか?

「さすがに勉強は進みませんでした。新学期が始まると、週4日連日で学校に行き、後は3連休。学校に行く日にしても、朝から晩まで存分に勉強するというのではなく、お昼くらいで授業を切り上げ、あとは子育てというふうにスケジュールを組んでいました。授業に行った後のおさらいもしません。ただ、試験に落ちない程度には頑張りましたけどね。そんな生活を送っていましたので、受験生活の中でもそのころ、一番成績が悪かったですね。

 出産後も育児をしながら受験勉強を続けることが何とかできていました。ただ、出産前にこじれていた義理家族との関係は、修復することはありませんでした。誕生した長男に会いに来るのか、お祝いをするのかしないのかで、またもめてしまったんです。それで、両家の親同士の関係もひどくなってしまいました。母親同士の電話で、怒号が飛び交ったそうです。後始末どころか、どんどん溝が深まっていきました」

――夫の育休はどうなったのか? 彼の両親との関係がこじれたために、取りやめたりはしなかったのだろうか?

「元の宣言通り、2カ月半、育休を取ってくれました。おむつを替えたり、寝付かせたり、ミルクを作って飲ませたりと子育てに励んでくれました。その間は夫と子ども2人きりの時間もあったのですが、ママがいなくて泣くこともあるので、それこそ私が1人で育児するより、苦労したと思うんです。母親である私は、だっこしておっぱいをあげておけば泣かせずに済むところがありましたが、男性は、そうはいかないからですね。結局、この2カ月半が、夫が長男と同居した唯一の期間となってしまいました。期間限定だとわかっていたからこそ、円満に過ごせるよう、義両親とは距離を置き、家族3人が仲良く過ごすことを目指してお互い必死だったと思います。育休終了後は、別居生活でしたが、月イチのペースで私たちに会いに来ていました」

 夫のそんな奮闘とは別に、2人やそれぞれの家族との関係は、より一層、壊れていく。

「結局、夫の家族は生まれた孫には半年近くも会いに来ませんでした。もちろん、関係修復のために努力はしました。だけど、何をやってもダメで解決の目はまるでなく、育児をしながら受験勉強をしていくために、平穏な生活を守るには、彼の家と関わるのはもうやめようという落ち着き方しかないのだと考えました。

 でも、義父母との関係だけでなく、夫は、私の親との関係まで損なってしまいました。ささいなことがきっかけだったとはいえ、誤解を招くことが重なって、双方歩み寄りができないところまで、追い詰められていったのです。

 その一方で、彼は東京から北陸まで、月に1回は、私たち親子に会いに来てくれました。2カ月半の育休の成果なのか息子は彼に懐いていて、毎月1回くらいしか会わないのに、彼が来たら笑顔をこぼしていて、『パパと息子の絆を断ってはいけないし、保っていかねば』と会わせるごとに思っていました」

 そうした父子との関係とは裏腹に、2人や双方の両親との関係は悪化の一途をたどった。

「一人暮らしで寂しかったのか、彼はお酒に逃げるようになっていました。しかも、酔うと、次々と暴言を吐いてくるのでタチが悪い。困難について話し合うとき、だんまりを決め込んでしまうという癖も相変わらずで、もう辟易という感じでしたね。全てのトラブルに通じますが、だまりこんで解決を先延ばしにするので、ますます修復困難になっていくのです。

 出産から半年後の時点で離婚が頭によぎっていました。離婚の話をしたときの言葉は忘れられません。彼は、『息子のことを覚えて生きるのはつらい、だから息子のことを忘れるために養育費は払わないね』と言うのです。私は乳児を抱えた受験生、要は無職でしたからね。彼と離婚するには一筋縄じゃいかないなと直感しました。だから、離婚という二文字は封印し、円満な別居生活を過ごしていたと思います。

 変な話ですが、北陸での暮らしは、実質的な母子家庭生活ですが、すっかり満喫していました。保育園の運動会等の行事にも参加していましたし、そのころには信頼し合えるママ友もできていました。

 夫婦問題は一時的に凍結して受験勉強に励み、それとともにひと月に1回、彼が会いに来れば、表面的にはそこそこ仲良くして――といった感じで、ロースクールの卒業や受験に向けて頑張りました」

 初受験は、受験会場最寄りのホテルに、母子三世代で泊まり込んでの子連れ受験までしたが、地力が足らず、不合格であった。浪人して再受験することを決め、北陸での生活が続いていた。

(後編へつづく)

結婚は夢物語!? 出産で友達は離れる? 犬山紙子×ハヤカワ五味が語る、女のリアル

 「子どもは欲しいですか?」現代において、これほど女子同士で聞きにくい質問はないのではないだろうか。

 『私、子ども欲しいかもしれない。結婚・出産・育児の“どうしよう”をとことん考えてみました』(平凡社)は、「子どもが欲しい!!」と強く思った瞬間が一度もなかった犬山紙子氏が、自分は子どもを産みたいのかわからず、子どものいない独身・既婚の友人、出産して仕事復帰している友人、子どもを持たない先輩、子育て中の同性愛者など、さまざまな人に、子どもについての考えを聞いて、聞いて、聞きまくってまとめた1冊だ。 

 当たり前だが、人生いろいろ。最終的に産む決断をする人もいれば、産まない選択をする人もいる。そのリアルな本音が詰まっていることに、「まさにこれが知りたかった」と、Twitter上で反応したのが21歳のハヤカワ五味氏。現役大学生であり、胸が小さな人向けの品乳ブラ「feast」などのブランドをもつ会社「ウツワ」代表兼デザイナーだ。Twitterでのやりとりをきっかけに、都内で2人によるメディア向けの公開対談が行われた。いまの20代は結婚・出産をどう考えているのか? 女の友情は結婚・出産で変わるのか? この日語られた内容をレポートする。

■結婚、出産はネガティブなイメージ

 対談は、犬山氏による「20代前半の人たちは、結婚や出産について、どう思っている?」という質問からスタート。それに対してハヤカワ氏は次のように答えた。

「どちらかといえばネガティブなイメージを持っているな、というのは体感としてあります。単純に、自分が食べていくだけで精いっぱいなのに、子どもまで養えるだろうか? という不安。あとは、仕事と両立できるんだろうか? と考えてしまいます。結婚したいなと思ってたとしても、女子からだと話題に出しづらい面もあり、なかなか考えづらく、少し遠くの夢物語的に見てしまう雰囲気がありますね」

 ほとんど30代と変わらぬ不安を、すでに20代が抱いていることに驚かされるが、それに対し、犬山氏が「結婚への不安は、何によってかき立てられているんですか?」と質問すると、ハヤカワ氏からはこんな回答が。

「私たちの世代は親が共働きの場合も多いため、お母さんがすごく働いている家の子は、『私も将来働こう』と思っている子が多い傾向がある気がします。一方で、親とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、仕事でなかなかかまってもらえなかったりで、これと同じことを自分の子どもにしてもいいのか、と思っている人は多いですね」

 共働きがスタンダードでありながら、共働きに疑問も抱いている。専業主婦の母親が多かった30代、40代とは、まったく状況が違い、時代の流れを感じる。ハヤカワ氏の世代は、母親が働くことに関しては、多くの人がポジティブに捉えつつも、寂しかったという自身の経験から不安も感じているようだ。働く女性に対しては、こんな印象も。

「30代後半から40代の世代は、女性の社会進出が叫ばれていた当時、すごく頑張ってくださって、いま私たちが当たり前のように働けるようになった。それは本当にありがたいと思っています。ただ、あくまでイメージですが、いわゆるキャリアウーマンは、すごくすごく大変で、寝ずに仕事ひと筋で頑張ってきた、という印象が強すぎるんですよね。自分がそれになりたいのかな? 憧れるかな? と、ちょっとひっかかる部分はあると思います」

 ハヤカワさんによると、仕事とプライベートの両方を取るのは贅沢と捉える風潮もあるらしく、大学生世代はガンガン仕事をしたい派と、仕事をしたくない専業主婦になりたい派とに大きく二極化しているようだ。けれど、実際に結婚・出産を体験した犬山氏はこう語る。

「夫との関係性や、周りがどれだけ助けてくれるか、という環境によると思うんですけれども、結婚相手を選ぶ段階から、夫がどの程度ジェンダーとか関係なく、役割分担について考えられるのかを見ていれば、案外両立できると思う」

 ハヤカワ氏が感じているという“出産=時間のロス”で、仕事復帰しづらい問題についても、「ネットのネガティヴな情報がそのまま自分にも当てはまるのかと思ってしまって、仕事復帰できるかビビッていたが、『意外とできるじゃん』と思った」と話す。

 対談後、犬山氏に出産後の仕事の効率について聞いてみた。著書の中では、「原稿を書くスピードが1.5倍になった」と書かれている。

「それは、私が銭ゲバだからだと思うんですけど(笑)、子どもを預かってもらう時間には、お金が発生するんですよね。お金がこれだけ発生すると思うと、効率よくやらざるを得ない」

 現在は、数日に及ぶ地方出張こそあきらめるものの、仕事量は出産前とそれほど変わらないと言う。

「出産して、なくなった仕事もあるんですけれど、それはただの実力不足。その代わり新しく始まった仕事もありますし、求められる需要も変わっていきますよね」

 また、独身女性が気になる、結婚・出産による“女の友情”の変化については、遊ぶ頻度こそ減ったものの、自宅に招いて遊ぶことが多いので、ほとんど変わらないという。

「友人が未婚、既婚、子持ちは、あまり関係ないですね。私にはゲーム、ファッション、漫画、ゲスな話、仕事などのLINEグループがもともとあって、そこに子どもの話のグループが加わった感じです」

 ただ、恋愛の話がベースの密な付き合いの場合は、「あれ?」となることがあるかもしれないと、犬山氏は語る。結婚によって友人の関心事が変わったことへの寂しさや不安が原因でギクシャクし、マウンティングが発生してしまうことも。

「『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』(筑摩書房)の本を作る時に、瀧波ユカリ先生と話していて私が思ったのが、マウンティングしてしまう原因が、相手に対して感じる寂しさや不安の時は、愛情を伝えるのが一番だなあ、と。相手の良いところを思い浮かべて、それを伝えて『好きだよ』って言う。それができたら、負の感情のほうにはあまり進まないかと思います」

 また、「もしも、結婚や出産を機に『女の幸せは結婚、出産だから、あんたもそうしな』とか、『いいよね〜あんたは勝ち組だよね〜裏切り者だよね』みたいなことを言われたら、それは呪いなので、付き合い続けるか考えるのもよいと思います。ステージが変わって本性が出たのか、と。付き合う相手、結婚相手もそうですが、友情もメンテナンスが必要だし、ずっと長続きする相手とは長く付き合い、常に一緒にいないほうがいいなと思えば離れる、でいいと思います」とも、ズバリ。

 目の前に子どもがいれば、男と女、モテがどうのこうのよりは、子どもの話が多くなるだろうし、付き合う人が変わっていくのも当然のこと。そこは、時の流れに身を任せるしかないのかもしれない。

 本来、出産はものすごくおめでたいはずなのに、ネット上では、ネガティブな話が蔓延しやすい。犬山氏が「自分の人生がなくなっちゃうのでは――とビビッていたんですが、案外楽しく暮らせております」と語るように、実際のところは、出産後、多くの人が普通に幸せだったりするのかも?

 自慢と事実をしっかりかぎ分け、ポジティブな情報も上手に取り入れながら、自分の人生が楽しくなる選択をしたい。
(上浦未来)

犬山紙子(いぬやま・かみこ)
1981年大阪生まれ。イラストエッセイスト、愛犬家、愛酒家。トホホな生態を持つ美女たちを描いた『負け美女』(マガジンハウス)でデビュー。「週刊SPA!」(扶桑社)や「anan」(マガジンハウス)などで連載中。

ハヤカワ五味(ハヤカワ・ごみ)
1995年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科4年。アパレルブランドfeast、feast secret、LAVISH GIRL、ダブルチャカの株式会社ウツワ代表取締役。エープラス所属。

鈴木貴子に下ネタ、金子恵美より豊田真由子を擁護――「国会議員」の下品すぎる実態

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 久しぶりに明るいニュースが先日公表されました。鈴木貴子衆議院議員(自民党・無所属の会)のおめでたです。7月にはご自身のブログでも明かされていたそうで、以前からおなかのあたりにゆとりのあるワンピースなどを着られていて、特に隠している様子もなかったですね。同僚議員からも「もしかして?」と聞かれて、オープンにお話されていました。9月中旬が出産予定日とのことで、楽しみですね。

■国民からも非難が……

 貴子議員といえば、安倍晋三総理も出席された盛大な結婚披露宴が話題になりました。お父様はあの「新党大地」代表の鈴木宗男氏です。いわゆる“ムネオ疑惑”で有罪が確定していましたが、5月に公民権の回復が報道されています。もっと以前は、テレビなどで元気な「宗男節」をご覧になった方も多いと思います。

 宗男氏は特にロシア外交に強く、今でも北方領土問題などで情報のパイプラインを維持されており、官邸へも出入りされているようです。お父様のバックアップもあり、議員としてがんばっていた貴子議員ですが、やはり妊娠・出産には高いハードルがありました。

 都議選もがんばったせいか、なんと現在は切迫流産の可能性があるそうで、ブログには「がんばりすぎて赤ちゃんに負担をかけてしまった」と反省の弁を綴られています。そんな精神的にも安定が必要な時期に、ネットでのバッシングがとても多いことが気になりました。

「だから女性議員っていうのは……」
「任期中の妊娠はいかがなものか」
「一旦辞職すべきだ」
「職務放棄ではないか」

といった意見が永田町の外からも寄せられているそうです。みなさんはどのように思われますか?

 神澤は、このような心のない発言をするのは永田町の男性陣だけだと思っていたので、とても驚きました。これらの言葉は、国会議員も含め、永田町で働く女性たちが言われてきたことです。その都度、それらの言葉がいかに根拠のないものかを伝えてきましたが、世間にもまだまだ女性への差別意識が残っていることに落胆しました。

 この件に関して、またもや自民党の「魔の2回生議員」の失言が問題にされそうです。マッチョなアスリートの某議員が、地元札幌の高級寿司屋で大きな声で下品な話をしていたそうです。

 なんと「鈴木宗男さんのアソコは巨大だそうだから、貴子議員も大きいんだよ。安産だよ」とかなんとか言っていたそうです。実はもっとスゴイ話も出ていたようですが、ここでは書きたくありません。

 そもそも国会議員が「名店」といわれる寿司屋で大きな声で下ネタって、何なんですかね。しかも宗男氏の地元・北海道ですから、この議員も無傷では済まない気がしますが、これは貴子議員だけの問題ではありません。

 子どもを生み育てることがいかに重要であるかがわかっていないから、現在のような少子化が進んでいるのです。そもそも国会議員がこんな認識では、いつまでたっても少子化に歯止めはかからないでしょう。

■ママが安心して働ける社会に

 以前も少し書かせていただきましたが、子育てをめぐっては、金子恵美衆議院議員の公用車での保育園送迎問題もありました。公用車で保育園に寄ること自体は問題がなかったにもかかわらず、それを擁護する自民党の議員がいなかったのです。

 「このハゲーー!」と秘書に叫んだ豊田真由子議員をかばう長老クラスの議員は少なくなかったのに、金子議員はダメなんて、永田町が歪んでいる証しでしかないですよね。金子議員も「違法ではない」とちゃんと言えばよかったのに、「これからは議員会館まではベビーカーで」とか弁明して、非を認める形になったのは残念でした。

 国会議員に限らず、女性が妊娠・出産・子育てをしながら仕事を続けるには、相当な覚悟と費用が必要です。永田町や霞が関には、ベビーシッターや保育園の費用で1カ月に20万円以上をかけているワーキングマザーたちも珍しくありません。彼女たちは、国民がこのような費用負担をしなくても仕事を続けられる環境づくりをしていこうとがんばっているのです。

 ママでも働き続けることが「普通」という感覚になって、「赤ちゃんがいるのに働いているの? 大変だね」と言ってくる人がいない社会にしたいものです。
(神澤志万)