『アド街』名物あのコーナーが消滅寸前!? テレ東の看板番組にも訪れる“時代の流れ”

 毎週1つの街をピックアップし、その街のあらゆる情報を紹介する『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)は、今年で放送28年目を迎える。

 現在は、初代MCの愛川欽也さんからバトンを受け継いだ井ノ原快彦がMCを務めているが、そろそろ30周年も見えてきたタイミングで、番組にある変化が訪れた。街の女性たちのファッションを紹介する名物コーナー「○○コレクション」がなくなりそうなのだ。<…

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テレ東・アド街ック天国「印西」特集、住みよさアピールの陰で完全スルーされた“不都合な事実”

 今年で放送25年目を迎えたテレビ東京の人気長寿番組『出没!アド街ック天国』が、9月7日放送回で印西(千葉県印西市)をピックアップ。ところが、その内容が不誠実だと大ブーイングが上がっている。

 『アド街』は毎回1つの街を取り上げ、その魅力を伝える情報番組。印西は首都圏在住者でもあまり聞き慣れない地名だが、知られざる実力派タウンだ。首都圏の不動産事情に詳しい経済ジャーナリストがいう。

 「今回取り上げられた印西は、船橋市、白井市、印西市にかけて広がる千葉ニュータウンの中核を成すゾーンです。千葉ニュータウンは、首都圏では多摩ニュータウン、港北ニュータウンと並ぶ大きさを誇るニュータウンで、東洋経済新報社が発表している『住みよさランキング』の関東編で、印西は2012年から6年連続1位に輝き、最新ランキングでも2位に入りました。一戸建てが2000万円台で手に入ることもあって人気は高く、郊外の多くの自治体が人口減少に転じるなか、印西市の人口はここ10年で15%近く増加しています」(経済ジャーナリスト)

 一帯には巨大なホームセンターやスーパーが立ち並び、印旛沼や里山、計画都市ならではの巨大な公園なども多数存在。成田空港へも30分以内だ。しかし、番組を見た鉄道ライターは、“最大の懸念事項”にまったく触れなかったことに憤る。

「印西という街自体は住みやすいかもしれません。都心から1時間程度で通える範囲では、住宅価格が一番安いのもあのあたりです。ただ、問題は交通費です。印西には鉄道の選択肢が北総鉄道しかありませんが、北総鉄道は運賃が猛烈に高いことで有名で、都内まで出るのに片道1,000円以上掛かります。あまりに運賃が高いので、沿線の住民が高額運賃の不当性を訴える裁判を起こしたほどです。親子2人が都内まで通えば、定期代は月7万円近く掛かります」

 物を売りたいなら、とにかく長所ばかりアピールするのは商売の鉄則だが、ネットには「北総線の運賃全く触れられてなくて笑った」「印西市が住みやすいとか、北総線の運賃を見てみろ」「北総線の運賃だけで住みにくさトップになるポテンシャル」と、番組内容を揶揄する声が殺到。印西のアピールには一役買ったが、看板番組の信頼性には大きな傷が付いたようだ。

テレビのお色気シーンはどこまで許されるのか? 弁護士に聞いてみた

「ドラマのこのシーンってありえるの?」「バラエティーのあのやり方ってコンプライアンス的にどうなの?」……テレビを見ていて感じた疑問を弁護士に聞いてみる、テレビ好きのための法律相談所。

<今回の番組>
『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系/3月4日放送)

<今回の疑問>
お色気シーンの許容範囲はどこまで?

 3月4日に放送された「出没!アド街ック天国」が話題になっている。新潟の越後湯沢温泉をテーマに、いくつかの温泉を紹介した際に、グラビアアイドルのきわどい入浴シーンがたびたび映し出された。ネットでは、「セクシーすぎる神回」、「放送事故」などと騒がれているが、そもそもテレビにおける、お色気シーンの許容範囲とはどこまでなのだろうか。アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士に話を聞いた。

■女性の下着を放送したとして問題とされたケースも

 まず、テレビ番組で、性器を露出するようなわいせつな映像を放送することは、当然、「わいせつ物陳列罪」という犯罪が成立する可能性がある、と岩沙弁護士は述べる。しかし、一方で、具体的な基準は明確ではないという。 「放送法は、『公安及び善良な風俗を害しない』ように編集しなければならないと定めるにとどまり、具体的にどこまでなら放送して問題ないかということまで定めていません。したがって、その判断は各放送局に任せられているというのが実情です。そこで、NHK及び民報各局が参加するBPO(放送倫理・番組向上機構)という組織が放送基準というものを作っています」

 性表現については、以下のような基準があるという。

「(1)性に関する事柄は、視聴者に困惑・嫌悪の感じを抱かせないように注意する(2)全裸は原則として取り扱わない。肉体の一部を表現するときは、下品・卑わいの感を与えないように特に注意する。(3)出演者の言葉・動作・姿勢・衣装などによって、卑わいな感じを与えないように注意する、とされています。

 全裸は原則取り扱ってはならないということが決まっていますが、逆に全裸じゃなければいいのかというと、そうでもありません。『下品・卑わいの感』を与えるものは基準違反となり、実際、女性の下着を放送したとして問題とされたケースもあります。特に、ゴールデンタイムということであれば青少年も視聴するでしょうから、青少年の健全な育成のために十分な配慮が必要となります。そのため、ことさら性的な内容を強調するものについては、やはり問題となる可能性が高いものと思われます。

 ただ入浴シーンである以上、女性の裸が一部映ってしまうことはやむを得ないものです。そのため、故意に胸等をアップにしたり、局部等が見えないのであれば、放送内容として許容されるのではないかという考え方もあり得ます。もっとも『下品・卑わいの感』というのが抽象的であるため、基準に違反するかは時代によって常に変化しています」

■下ネタもお色気シーンも、性に関する表現であるということについては何ら変わりない

 また、2015年には深夜のバラエティー番組で、セクシー女優がおむつ姿の芸人のボディマッサージを行った際に、芸人が男性器を反応させた描写があったため、BPOの審議対象となり、番組が打ち切りとなることもあった。お色気シーンと下ネタで規制の違いはあるのだろうか?

「下ネタもお色気シーンも、性に関する表現であるということについては何ら変わりません。放送内容として適切かという判断において、特段大きな違いはないでしょう。しかしながら、お色気シーンはバラエティーに限らずドラマ等でも用いられるものです。ドラマにおけるお色気シーンは、場合によっては、そのドラマに欠かせないものかもしれません。そういう意味では、下ネタとお色気シーンでは使われる場面が違うこともあるでしょうから、同じような行為が映し出されても、下ネタはダメだけどお色気シーンは問題ない(又はその逆)ということもあるかもしれません」

 岩沙弁護士は、「お色気シーンと下ネタの内容と見せ方で、どのような場面で使われたのかを総合的に考えて判断されることになる」と補足する。

 一昔前に比べると、深夜でも過激なお色気番組は減ってきている。性表現に関する基準が時代によって変化しているからこそ、番組による性表現の取り扱い方も変わり、視聴者を惑わせるのかもしれない。

<疑問大募集>
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「テレビ東京らしからぬ!」森口尚史の出演番組が放送中止に非難の声

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テレビ東京公式サイトより

 iPS細胞を使った治療をめぐる虚言騒動で話題になったタレント・森口尚史。先日、森口の出演を予定していたバラエティ番組が、放送中止となったことが明らかになった。すでに森口はiPS細胞を使った治療について、大半は嘘だったと認めているため、バラエティ出演に対して批判が殺到したようなのだ。しかし、問題の番組を制作したのがテレビ東京だったことから、テレ東の「はやりものに便乗しない」「他局に足並みを揃えない」という“スピリット”を支持する関係者の間では、別の意味で話題になっている

 問題の番組は、1月26日のお昼12時30分から放送予定だった『現状打破TV』。iPS細胞の実用化を待望する者などから、森口の出演に対して疑問や批判が殺到したことにより、放送を自粛したとみられている。また報道では、テリー伊藤が同番組の演出を担当していたこと、また森口がCDリリースの権利を賭け、TM NETWORKの「GET WILD」を木根尚登に披露する内容だったとも伝えられている。