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坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)の第3話が2月2日に放送され、平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録しました。
1話の8.3%から徐々に視聴率が上がり、今回、自己最高となる数字となった同ドラマ。他局のリーガルドラマが初回二桁を記録し、どうなることかと思いましたが、少しずつ人気が出てきているのでしょうか?
ではでは、今回もあらすじから振り返っていきましょう!
■病院の隠蔽体質に切り込む!
テレビ局員・有馬聡子(市川実日子)の紹介で、心臓手術中の医療ミスで逮捕された医師・雲仙(平岳大)の冤罪を晴らして欲しいとの依頼を受けた拓(坂口)。雲仙の代わりに依頼人となった看護師・白山(青野楓)は、雲仙ひとりが罪に問われたことに疑問を持ち、遺族のためにも事実関係を明らかにしたいと願っていた。
拓と楓(川口春奈)、穂香(趣里)は内部調査報告書を手に入れ、病院に聞き込み調査へ。しかし、雲仙の同期の医師・磐梯(山本耕史)によってスタッフへの調査を断られてしまう。
内部調査報告書には雲仙の指示ミスによって引き起こされた医療ミスだとの記載があり、愕然とする雲仙。打つ手がないと思われていたが、患者のあるひと言で、医療ミス当日に雷が落ちていたことが発覚。それにより、電気系統に問題が起こり、医療ミスが起こってしまったことを拓は裁判で証明。
有利になったかと思うも判決は、有罪。雲仙には懲役1年執行猶予3年の刑が下された。
負けてしまったが、雲仙は心機一転過疎地で医療の手伝いに赴くことに。さらに、磐梯は病院の改革に乗り出すことに。それを聞いて安心する拓だったが、内心は冤罪を晴らせず、悔しさでいっぱいだった、というのが今回のストーリーでした。
■やっと、ハマり役に出会った坂口健太郎!
坂口演じる、黒川拓という弁護士は変わり者という設定だけに、坂口の演技がユニークなんです。今回は冒頭、給料が入ったことで、食べすぎてしまい、腹痛になってしまうんですが、これが、なんともかわいい(笑)。さすが“イケメンを愛でる”ドラマだけあります!
ですが、回を重ねることに、黒川の冤罪を晴らしたいという真剣度が増すため、変人ではあるけど、敏腕弁護士っぽくも見えてくる。坂口はどこか抜けてる変人役をしたほうが、いいかも。『シグナル』(フジテレビ系)の追われる刑事よりも、いい演技をしていると思いました。
ですが、できればもう少し、裁判シーンでパワフルな演技を見せて欲しいんですよね。今のままだと、淡々としていて、冤罪を晴らしたいという部分が薄まるというか……。もっとメリハリが欲しいなと思ってしまいました。
■やっぱり川口春奈の役は受け付けない!?
前回、頑張れば、川口春奈の当たり役になるかもなんて話をしましたが、やっぱり無理です。だって、ただ単に拓の周りに付きまとって口うるさいだけなんですから。
変人と一緒に行動する相棒といえば、『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)の新垣結衣を思い浮かべるんですが、あの役は正論を口うるさく言うと、変人の堺雅人が反論するというキャッチボールができてるから、成り立ってる。ですが、同ドラマは口うるさい川口を坂口はオール無視。キャッチボールが成り立ってないから、視聴者から「ギャーギャーうるさい」とか「川口の役は不要!」と言われてしまうんですよね。
でも、これは川口が悪いわけじゃなくて、脚本に問題があると思います。もう少し、楓の存在を生かす描き方にして欲しいです。じゃないと、「川口は不要だった」との感想で最終回を迎えちゃいますよ。
■検事の考え方がおかしい!
毎回、裁判シーンがあるんですが、担当検事がなんと毎回同じ。このドラマの世界では小市慢太郎演じる指宿検事しかいないのかと突っ込んでしまうのですが、それはドラマイジメだ、と言われてしまうので、そこまで追及しません。
ですが、今回、死人が出ている医療ミスを問う裁判。なのに、最後に指宿検事は拓に対し「人がなくなっているのに、君がやったことは余計なことだ」というんです。えっ? このセリフおかしくないですか? だって人が死んで誰かが罪を被れば、真相はどうでもいいってことですか? もし、そう思っているのなら、マジでヤバイ検事ですよ(苦笑)。
弁護士がメインとなるために、検事側を悪と描く必要があったとしても、このセリフは言っちゃだめだと思うのですが……。悪人として描く前に、脚本家は倫理とか道徳とか、勉強したほうがいいかもしれません。
ちょっと、厳しい言い方になってしまいましたが、それぐらいこのセリフは気になってしまいました。
以上、3話のレビューでした。
徐々に視聴率があがりつつも、いろいろと穴だらけな同ドラマですが、いつかその穴が埋まるんでしょうか? 次回の放送も楽しみに待ちましょう!
(どらまっ子KOROちゃん)