NHK・桑子真帆は1億5,000万、テレ朝・宇賀なつみは6,000万……人気女子アナ“フリー”のお値段

今週の注目記事・第1位
「日産西川社長<激白120分>『ゴーンは日本人をナメていた』」(「週刊文春」3/7号)

同・第2位
「南野陽子、夫の『横領』『暴行』で女優生命ピンチ」(「週刊文春」3/7号)

同・第3位
「黒いマタニティクリニック、母子突然死と謎の中国人」(「週刊文春」3/7号)

同・第4位
「『ビデオをまわしながら高2の私を』田畑毅に未成年淫行疑惑」(「週刊文春」3/7号)
「警察が『安倍官邸』に忖度する『田畑代議士』準強姦捜査の腰砕け」(「週刊新潮」3/7号)

同・第5位
「井岡一翔と谷村奈南『離婚の真相』-前妻を容赦なく切捨て長身モデル美女と」(「フライデー」3/22号)

同・第6位
「この国ではやる気のない社員が7割、無気力な社員が2割4分」(「週刊現代」3/16号)

同・第7位
「<白熱対決>籠池夫妻×森友スクープ記者『安倍さんからのお詫び文書』」(「週刊文春」3/7号)

同・第8位
「政治部記者覆面座談会『ヤバい安倍政権』」(「週刊ポスト」3/15号)

同・第9位
「人気女子アナ30人『フリーになったらこの値段!』」(「週刊ポスト」3/15号)

同・第10位
「視聴率の新女王戦国絵巻-北川景子、広瀬すずがしのぎ削る、渡米・米倉涼子」(「週刊新潮」3/7号)

同・第11位
「『小室圭さん』の『NY州弁護士』挑戦前倒し作戦」(「週刊新潮」3/7号)

同・第12位
「俳優・新井浩文という物語」(「週刊現代」3/16号)

同・第13位
「世界に輸出される史上最大の『反日キャンペーン』」(「週刊新潮」3/7号)

同・第14位
「逃げる『貴乃花』追う『自民党』という参院選の綱引き」(「週刊新潮」3/7号)

同・第15位
「高血圧『新目標値』130に専門医が異議あり!」(「週刊文春」3/7号)

同・第16位
「日本人開発者が語ったCAR-T細胞の真実-1回5000万円でがん消滅」(「フライデー」3/22号)

同・第17位
「市販の花粉症薬で心筋梗塞になる人」(「週刊現代」3/16号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 トランプと金正恩のトップ会談が不調に終わろうと、トランプの経済制裁で中国の経済が悪化し、全人代が大変なことになっていようと、日本の週刊誌はそんなことにはお構いなしだ。

 週刊誌を読んでいると、この国にとっての国際問題は「嫌韓」「嫌中」しかないようだと思えてくる。

 国内問題で最大のものは花粉症である。私は30年来の由緒正しい花粉症だが、年をとると症状が和らぐものだと思っていたら、そんなことはないようだ。

 おまけに現代によると、花粉症薬でクシャミ鼻水が止まるが、心臓まで止まるというのである。

 それも私のように、降圧剤を飲んでいる人間はなおさら危ないようだ。花粉症に効く薬には血管を狭くする成分が含まれているのだそうだ。

 そうすると当然、血圧が上昇する。となると、狭心症や心筋梗塞になるリスクが増えるということだ。

 記事中に血圧を上昇させる花粉症薬がずらっと並んでいる。恐る恐る眺めてみると、あった! 私が長年飲んでいる新コンタック600プラス(グラクソ・スミスクライン・CHJ)である。

 私はこの薬を、1年中飲んでいる。花粉だけではなくハウスダストや何やらで、年がら年中クシャミが出るからだ。

 もうかれこれ20年ぐらいになるだろうか。以前は「新」はつかなかったが。

 花粉症には薬ではなく、ビタミンDがいいそうだ。これには、外部から入ってきたアレルギー物質に対して、害があるかどうか判断するのを助ける働きがあるそうだ。その上、身体のあらゆる粘膜を強くする働きもあるというのである。

 Dは、魚の内臓に多く含まれる。よし、今夜はシシャモで一杯といくか。

 フライデーに朗報が載っている。日本人が開発したCAR-T細胞療法という最新のがん治療があるそうだ。まだ治療費は1回5,000万円以上と高いが、難治性の急性リンパ性白血病の患者の8割、難治性の悪性リンパ腫の患者の5割が、投与から3カ月以内にがんが消えるというのである。

 CAR-T細胞療法というのは、患者から採取したリンパ球に遺伝子操作を行い、がんに対する攻撃力を高めた細胞を大量に培養して、それを患者の身体に点滴で戻すという治療法だそうだ。

 すると一部の白血病や悪性リンパ腫に多く発現する「CD19」という細胞の表面にあるたんぱくを消滅させてしまうそうである。

 これを使えば池江璃花子の白血病も治るのではないか。

 お次は文春。同誌によると「日本高血圧学会」が5年ぶりにガイドラインを改定するという。

 これまでは上が140、下が90だったが、今回は上が130、下が80になるというのである。より厳しくすれば大量に高血圧患者が増えるから、製薬会社の意を受けてではないかと勘ぐってしまうが、そうではないようだ。

 こうした厳しくするやり方は世界的なものらしく、厳しくするほうが心臓病の発生率が約25%、総死亡率が約27%低下するそうである。

 だが高齢者はこの限りではないようだ。65歳から74歳までの管理目標は140/90未満だそうだから、私はセーフだ。

 血圧はストレスがいけないそうだから、少々高くても気楽に生きることが何よりの薬である。

 ここで貴乃花の話題を少々。参院選に出るのか出ないのか。新潮によれば、本人は出る気はないというが、知名度で100万票は固いといわれる貴乃花だから、自民党からの「出てくれ」という猛攻が続いているという。

 スポーツ議連の座長である遠藤利明元五輪担当相が、数日以内に会うという話があるそうだし、安倍首相や森喜朗とは何度か会っているそうだ。

 遠藤本人は、そんなことをいえる立場にないと否定しているが、本音では、他の党から出てもらっては困るから、感触を探る狙いがあるのではないかと、自民党関係者が語っている。

 もし50万票とれば比例で2人は引き上げられるというから、100万票なら4人か。安倍自民党は心底欲しいだろうな。

 ところで3月1日は、韓国で起きた「3・1独立運動」から100年になった。これについて、新潮で武藤正敏元駐韓大使がこう語っている。

「(大韓帝国初代皇帝の)高宗が亡くなった際に、“彼の息子が日本の皇族と結婚することに抗議して服毒自殺”、あるいは“日本によって毒殺”などの噂が流れました。結果、ナショナリズムが刺激されて『3・1運動』という独立運動が起こったのです。(中略)その後それが朝鮮全土に広がり、200万人もの民衆を巻き込む運動となりました」

 日本の外務省は、日韓関係が悪化している中だからと、渡韓を控えるよう警告している。

 新潮によれば、100周年を機に記念事業が26も計画されているそうだ。主なものは、「3・1」をユネスコ世界記憶遺産へ登録させることを目指す。伊藤博文を暗殺した安重根の遺骨を発掘すする。3月1日から臨時政府樹立記念日とされる4月11日まで「独立のたいまつ」が全国100カ所を回るそうだ。

 いやがうえにも両国で反日、嫌韓の機運が盛り上がってしまうのだろうか。

 先日、映画『金子文子と朴烈』を見た。1923年に起きた関東大震災の後、朝鮮人が井戸に毒を入れたなどというデマが流れ、朝鮮人狩りが起こり、多くの朝鮮人が殺された。

 暴動が広がるのを恐れた政府は、皇太子暗殺を企てたという大逆罪で朴烈と実質的な妻である金子文子を逮捕し、死刑宣告する(後に恩赦と称して無期刑に)。

 反日映画だと一部でいわれたが、内容は、朴と文子の純で激しい恋物語である。拘留中に、睦まじい2人が写った写真が流出し、新聞に掲載される。

 この時、この写真を持ち出し、新聞社に持ち込んだのは、私の知人のアナーキストだった父親だった。彼から「朴烈事件」のことはよく聞いていた。文子は刑務所に移送してすぐに自殺(?)してしまうのだが、朴は太平洋戦争が終わるまで生きながらえ、出所して大勢の支持者たちに迎えられたことを、これを見て初めて知った。

 不幸な過去を背負った日韓の間の壁は、ベルリンの壁よりも高くて固い。この壁を壊すために何が必要なのかを考えながら、館を後にした。

 さて、「強制わいせつ」容疑で逮捕されていた在日コリアン三世の俳優・新井浩文(40)が保釈された。

 現代は、彼の生い立ちからの「物語」を特集している。青森県弘前市で生まれ、高校を中退して上京するまでの19年間をここで過ごした。

 88才になる祖母がこう新井のことを話している。

「本当にやさしい子なんです。事件のことはいまだに信じられない。自慢の孫です」

 拘留中は弁護士をしている孫が、新井の面倒を見てくれたという。

 新井の母親は医療事務の資格を取り病院に勤めていたが、今は外資系の保険会社で営業をしているそうだ。

 だが、新井の父親のことになると表情を曇らせた。かなり前から一緒には住んでいなかったようだ。

 そんな母親と妹と暮らしていた新井は、内気で家にこもりマンガを読んだりゲームをしたりしていたそうだが、小学校4年生から始めた卓球には熱心に取り組み、高校時代は全国大会にも出場したという。

 だが、高3になり、日本映画学校(現・日本映画大学)へ進学したかったが、遅刻や欠席が多かったため、教師が推薦を断り、それをきっかけに中退してしまう。

 彼も、自分が在日コリアンだとは同級生にもいわなかったそうだ。

 鬱屈を抱えながら上京した新井は、屋台で知り合った映画プロデューサーの荒戸源次郎(故人)と知り合い、女優の大楠道代の付き人になり、映画界へ足を踏み入れるのだ。

 だが、天性のものなのだろう、あっという間に俳優として売れっ子になっていく。

 2001年に窪塚洋介主演の映画『GO』で、在日コリアンの役をやると、05年には『ゲルマニウムの夜』で早くも単独主演を果たし、以来、テレビドラマに映画にと、陰のある役を演じ続けたのである。

 今回の事件で俳優生命が危ぶまれるが、新井を応援する俳優たちが多くいて、心配してくれているそうだ。

 現代は、「もう、俳優としては再起不能だろう」というが、私はそうは思わない。

 人を殺したわけではない。小さなとはいわないが、この事件で彼のすべてを葬ってしまうのはかわいそうだ。

 何年間か雌伏して、個性派俳優として戻ってくればいい。私はそう思う。

 先週、アカデミー賞作品賞を獲った『グリーンブック』を観た。グリーンブックとは、黒人が泊まれるホテルが掲載されている小雑誌である。

 1962年ニューヨーク。有名な黒人のピアニスト、ドン・シャーリーがクラブで用心棒として働いているイタリア人・トニー・リップを運転手として雇う。

 バンド仲間と人種差別が激しい南部を、リップの運転で演奏旅行する。何かというと暴力を振うリップと衝突するシャーリーとのやりとりが見どころ。

 あまりに激しい人種差別を目の当たりにしたリップが、なぜシャーリーが南部を選んだのかに気づき、2人は次第に友情を築いていくハートウォーミングな実話をもとにした映画である。

 ラスト近くで、演奏するはずだった黒人差別の激しい高級ホテルをキャンセルし、街場の酒場で、地元のジャズメンたちと楽しそうに演奏するシャーリー、それを満足そうに見つめるリップの姿。泣けるぜ。

 先週も触れたが、今回のアカデミー賞は黒人への人種差別問題をテーマにした作品が多く取り上げられている。

 この映画のようなひどい人種差別は少なくなったが、いまだに南部を中心に差別主義は残る。

 翻って、日本では韓国や在日コリアンへのヘイトスピーチが鳴りやまず、より大きくなっている。

 付和雷同して韓国人へヘイトスピーチをしている連中は、この映画を観たらいい。差別している人間たちの愚かさと、それに立ち向かい、毅然として揺るがないシャーリーのどちらが人間として上等か。

 さて、眞子&圭の結婚の行方もまだ道半ばである。新潮は今週も、小室圭が前倒しでNY州の弁護士試験を受けるそうだが、なかなか難しいのではと疑問を呈し、天皇陛下のご在位30年を祝う茶会でも、眞子さんと秋篠宮さんが目を合わせなかったと報じている。

 いい加減に、どこの誰ともわからない関係者を動員しての憶測報道は止めたほうがいい。

 新潮によれば、視聴率女王に君臨している米倉涼子(43)だが、今年の夏はアメリカに渡り、ミュージカル『シカゴ』に出演し、その後も日本で凱旋公演をするため、ドラマの世界を留守にするそうだ。

 そこで、その間隙をぬって、ポスト米倉の座を誰が奪うのか注目されているというのである。

 一番手は北川景子だそうだが、彼女も32歳で、本人は妊活を望んでいるそうだから、露出は少なくなるという。

 それ以外では、吉高由里子(30)や広瀬すず(20)、綾瀬はるか(33)の名が上がるが、みな帯に短したすきに長し。

 まだまだ米倉の時代が続きそうである。だが彼女、43歳にもなるんだね、ご苦労様。

 ポストによれば、女子アナの世界も大きな変動がありそうだという。

 TBSでは椿原慶子アナが退職するそうだし、テレ朝は宇賀なつみと小川彩佳アナが辞める。

 小川は、TBSの『NEWS23』に移り、雨宮塔子は降板するといわれる。

 ポストが入手したという某広告代理店が作成した「年間ギャラ調査表」によれば、有働由美子が最高で2億円。高島彩が1億8,000万、滝川クリステルと夏目三久が1億5,000万、加藤綾子、膳場貴子が1億円だそうだ。

 小川彩佳はフリーになれば1億円、宇賀なつみは6,000万円、NHKの桑子真帆は1億5,000万になるという。垂涎とはこのことをいうのだ。

 わたしゃ500万でもいいからどこかないかね。

 同じポストに政治部記者覆面座談会というのがある。

 覆面だから相当な裏話があるかと思ったが、大した話はない。

 二階幹事長が「安倍の四選はある」と仄めかしたのは、安倍の求心力が衰えては、自分の権力基盤も危ういと考えたから。

 総裁選で争った石破茂のことを安倍は、オフレコでは、「石破が党を出たいというなら出ていけばいい、除名してもいいんだ」と口走った。

 安倍は、消費税値上げを止めたいらしいなどなど。

 この中でも、菅官房長官と東京新聞の望月衣塑子記者とのバトルに触れている。

 菅の意向で、官邸報道室が内閣記者会に対して、「事実を踏まえた質問をするよう」要請したことで、新聞労連などが抗議声明を出すなど騒ぎになっている。

 私にいわせれば馬鹿馬鹿しい騒ぎである。もともと、森友学園や加計学園問題で、何も質問しない菅の会見に望月記者が乗り込み、記者ならば聞くのが当たり前の質問をしたことから始まった。

 政治部の連中がやらなければいけないことを、社会部の記者がしただけのことだ。

 以前ここでも書いたが、望月記者のいうように、「記者として当然のことをしたのに、これほど騒がれるのはおかしい」のだ。

 だいたい菅程度の人間に何もいえない、嫌なことはもっと聞けない内閣記者会など解散してしまえばいい。

 新聞社は、新人の記者たちに何を教えているのか。オレたちは権力におもねるのではなく、国民の知る権利にこたえるために存在するのだと教育していないのだろう。

 第一、そういえる先輩、幹部が、新聞社にもテレビ局にもいないからだ。

 新人には肝試しをさせるべきだ。前科三犯のヤクザの前で、1対1で、「お前はこれまでで一番感じた体位はどんなものか」と質問させろ。

 菅の顔が怖くなくなる。政治家なんぞに怯えているのでは記者とはいえない。

「安倍さんは私を嘘つき呼ばわりしていましたが、あなた自身が嘘つきではないのか。森友事件も統計不正も総理大臣が嘘をついている。そのことは、何より子どもたちの教育にとって大きなマイナスだと、そう思います」

 これは文春でNHKを辞めた相澤冬樹と話している森友学園前理事長の籠池泰典の言葉である。

 3月6日に、補助金を巡る詐欺などの罪で起訴された籠池夫妻の初公判が開かれる。

 籠池は、裁判では「国策捜査だったんだということを懸命に訴えていく」と語っているが、裁判の過程で、安倍昭恵との“親密”な関係も明らかにされるはずだ。

 現代によると、世論調査などを手掛ける米ギャラップ社が世界の企業を調査したところ、日本では「やる気のない社員」が7割、「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が2割4分で、「熱意にあふれる社員」はわずか6%しかいないそうである。

 調査した139カ国の中で最下位クラス、日本よりも熱意にあふれる社員が少ないのは、ブータン、イタリア、パキスタンぐらいしかいないという。

 こんなことで驚くことはない。熱意にあふれる社員がゼロではなく6%もいるのだからいいではないかと、私は思う。

 全員がやる気があって熱意がある企業なんて、宗教団体じゃないんだから、気持ち悪いよ。

 どの編集長もそう思っているだろうが、部員が30人いれば、仕事を任せられる人間は2割もいればいい。

 8割は、そいつらの足を引っ張らないようにしていてくれれば、雑誌はつつがなく出せる。

 私がいた頃も、若い奴で「編集長になりたくない」というのが、いっぱいいた。何でかと聞くと、給料はそれほど上がらないのに、責任は重くなり、間違うと名誉棄損で訴えられ、逮捕されるかもしれないから嫌だというのである。

 イタリアと同程度というのがいい。この特集の中でも、かつてソニーの井深大が、「仕事の報酬は仕事である」といったと出てくる。こんなこと、今の若い者にいってごらん。

 仕事もホメ言葉もいらないから、カネをくれというに決まっている。また、熱意などというものは長続きしない。

 そんなあやふやなものに頼っては、仕事もいい雑誌もできはしない。

 日本的組織がダメになってきたのは、そうしたことをわけもなく求めるアホな上司が多いからではないか。

「熱意を持って取り組め」「やる気がない者は去れ」などといえたのは、年功序列、終身雇用が完備していたからこそであった。

 政治から経済までガタガタになってきたこの国で、これまでの「一億火の玉」のようなやり方は通用しない。

 やる奴はやる。やらない奴はやらない。それでも仕事を続けていけるような組織づくりが求められてる。

 いいじゃないか、いい加減。「のんびり行こうよオレたちは~」というCMソングが昔あったな。今こそブータンやイタリアに学ぶ時だ。そう私は思う。

 さて、トランプと金正恩の首脳会談が大失敗に終わったが、この結果は会談前から予想されていたことだった。

 この首脳会談より、アメリカ中の注目を集めたのは、トランプの元顧問弁護士マイケル・コーエンが連邦下院の委員会で行う宣誓証言のほうだった。彼は、トランプの不倫相手のポルノ女優へ口止め料を払ったことや大統領選中にロシアとビジネス取引していたこと、民主党全国委員会のメール漏えいについてもトランプは承知していたと証言した。

 コーエンはトランプを「人種差別主義者」「詐欺師」「いかさま」と呼んだという。

 なんとしてでも、全米の目を外へそらさなくてはと考えたトランプが企んだ「窮余の一策」が米朝会談だったのだ。トランプにとって、会談の成果など二の次だったはずである。

 トランプは金正恩が制裁の全面的解除をいい出したため、会談は不成功に終わったといったが、北朝鮮の外相が深夜に会見を開き、「我々が要求したのは全面的な制裁の解除ではなく、一部の解除だった」(朝日新聞DIGITAL/3月1日04時00分)とバラしてしまった。「嘘」は安倍とトランプの得意技である。

 お次はフライデーから。3階級を制覇した元ボクシング世界王者の井岡一翔(28)は、歌手の谷村奈南(31)と結婚生活わずか1年半で、昨年11月に離婚している。

 その井岡が、30代の元モデルと同棲しているというのである。しかも、彼女は妊娠中だそうだ。予定は今夏だという。

 おせっかいな話だが、もしかすると谷村と別れる前から付き合っていたのではないか。離婚が成立する前に妊娠していたのではないかという「疑問」が湧いてくる。

 事務所の答えは、谷村とは4月から別居していて、井岡は離婚する準備を整えていた。子どもができたとわかったのは、大みそかの世界タイトルマッチの前だという。まあ、お幸せに。

 先週、新潮が被害女性の告白を掲載し、準強姦罪で訴えられた田畑毅自民党衆議院議員だが、なんとか離党で済ませたいと本人も二階派も考えていたようだ。

 だが、今週の文春が、田畑が日銀を辞めて行政書士時代に、当時16歳の女子高生を事務所に連れ込み、貯めこんでいた大人のオモチャを見せ、力任せに覆いかぶさり、無理やり犯す姿を、ハンディカムで撮影していたというさらなる“悪事”を暴露したのである。

 8年前のことだが、さすがに進退窮まった田畑は、文春が出る前日に議員辞職願を衆院に提出した。

 この男の趣味のセックス自撮りが、動かぬ証拠となったというのは、因果応報ということだろう。

 新潮は、この件を捜査中の愛知県警が、田畑が二階派だから二階幹事長に忖度して“腰砕け”になりそうだと報じているが、議員でなくなれば会期中の不逮捕特権もなくなるから、遠慮会釈なくやるのではないか。

 あくどいということでは、文春が追及している埼玉県日高市の「太田マタニティクリニック」も引けを取らないようである。

 今回文春は、切迫流産で入院していた妊婦が、シャワー室で心肺停止状態で発見され、そのまま母子ともに息を引き取ったケース。

 長年不妊治療に取り組み、ようやく授かった赤ちゃんだったが、破水後、長時間たっても陣痛が起こらないため太田クリニックへ転院してきたが、胎児の心肺が急低下し、緊急の帝王切開をしたが、命こそ取りとめたが、植物状態になってしまったケースだ。

 当然備えているべきAED(電気ショックを与え、機能を喪失した心臓を正常なリズムに戻す装置)がなかったり、院長が不在だったために起きた「事故」ではなかったかというのである。

 これを読む限り、このクリニックは真っ黒である。早く真相究明しないと、さらなる犠牲者が出る恐れがある。

 ところで南野陽子(51)には一度だけ会ったことがある。まだ20代の頃だったが、美人というより活発なオネエチャンという印象だった。

 その南野は、1984年に主演したドラマ『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』で一躍スターになり、歌手としても活躍した。

 恋多き女でもある。当時の少年隊の東山紀之とは熱愛だったが、ジャニーズ事務所の猛反対で破局する。

 その後は、文春によれば、ヤクルトの池山隆寛や古田敦也など数多くの男と浮名を流すが、長続きはしなかったという。

 その南野が2010年に出会ったのが、IT関連企業社長を名乗っていたXだった。交際わずか半年でスピード婚する。だが結婚早々から、Xが結婚前に住んでいたマンションの家賃を滞納していたことや、エステなどの事業を営む会社から4億8,000万円を騙し取ったなどのスキャンダルが報じられる。

 結婚4年後には、銀座のクラブのママを愛人にし、子どもを産ませたが、認知を拒否して泥沼の裁判に発展した。

 そして今回、文春が報じたのは、銀座で開業していたクリニックが、事務長に据えていたXが1億8,000万円を騙し取った、告訴するというケースである。

 これだけではない。埼玉県内にある病院(現在は閉院)の元医師が、事務局長として勤務していたXに、口座から約1,170万円も黙って引き出されていたと告訴して、現在係争中だという。

 それ以外にも銀座の病院の従業員に暴力を振った件で、罰金刑が下っているそうだ。南野も、亭主が知人から1億8,000万円を借りる時、作成された証書には、連帯保証人となっている医療法人の株主として南野の本名が記載されているから、こうした金銭トラブルと無関係とはいえないと文春は指摘する。

 文春が彼女を直撃すると、事務所から「私の知る限り、夫にやましいことはありません」と返してきたそうである。

 ここに書かれていることが事実なら、Xというのは相当あくどい人間のようだが、妻が知らないということは考えにくいが。

 今週の第1位は文春の西川廣人日産社長のインタビューである。西川は「ゴーンは日本人をナメていた」といっている。

 ゴーン元日産会長の逮捕以来、インタビューに答えていなかった西川廣人社長兼CEO(65)が、文春に120分間“激白”している。

 日経新聞も同日に西川のインタビューを掲載しているから、西川社長側に思惑があって、新聞1紙、週刊誌1誌を選んだのであろう。

 内容はひとことでいえば「丸ごと自己弁護」である。いくつかあげよう。冒頭に紹介したように、西川は、「日本への敬意があれば、あんな不正ができるはずはありません」と前置きして、ゴーンは日本をナメていたと難じている。

 最後にゴーンと会ったのは昨年9月下旬で、ルノーとの経営統合について話し合ったが平行線に終わったとし、「彼の不正を知ることになったのは、そう言い合っていた矢先のことでした。まさに青天の霹靂だったんです」と、自分が何も知らされていなかったかのように話している。

 内部通報をきっかけに社員の何人かが調査を行い、その結果が西川に報告された。最初の感想は「何なんだ、これは」というものだった、「とにかくワケが分からなかった」というのだ。このような重大事を、彼に知らせないで社内で密かに動いたというのは有り得ないと思う。もしそうだとしたら、よほど西川は社内の信頼がなかったのであろう。

「私はまさか自分のボスが裏でこんな重大な不正行為をしているとは、思いもよらなかった」「私はゴーン氏と個人的に親しいわけではありません。(中略)今回の事件で高級マンション暮らしが取り上げられるまで、どこに住んでいるかも知りませんでした」

 その一方で、ゴーンとは問題意識を共有していたから、「ゴーン氏のほうは私のことを、たぶん『日本人のボスとしても、外国人のボスとしても務まる男だ』と見ていたのでしょう」と、自己顕示することは忘れない。

 ゴーンが約2兆円の有利子負債を抱えていた日産をV字快復させたことについても、「実際の改革を成し遂げたのは、工場、開発、販売……その前線に立つ従業員、それぞれの仕事の現場の力であり、一人のリーダーの力ではない」と斬り捨てる。

 ゴーン・チルドレンの最右翼といわれ、僕(しもべ)のようにゴーンに付き従ってきた自分のことを棚に上げ、これからのルノーと日産とのアライアンスについても、自分がルノーの新会長と話し合い、「(自分なら=筆者注)良い方向に進化させることができる」と語る。

 今回の件で日産の輝きが失われてはならない、より磨きをかけなくてはいけない、「それが、今の私に課せられた使命だと思っています」と、まるで自分に責任などないといわんばかりである。

 世界(岩波書店)3月号で、会計評論家の細野祐二が「日産ゴーン事件の研究」を寄稿している。ここで細野は、有価証券報告書虚偽記載罪など、ゴーンが起訴されている罪状の一つ一つを検証している。

 ここで詳しく紹介する紙幅はないが、ゴーンが先送りした50億円の報酬を、「手にする蓋然性は極めて低かったと判断すべき」だとし、この虚偽記載は根拠がないとしている。

 また、会社私物化についても、海外の高額マンションは日産が購入したものだし、それをゴーンが専属的に使用していたということに過ぎない。そこには損失が発生していないから会計上の役員報酬とはならないそうである。

 特別背任も、ゴーンが故意にやったことで日産の財産上の損害が認定できなくてはならないが、それはなかったから犯罪事実は成立しないとしている。

 さらに、二回目の有価証券報告書虚偽記載罪では、報告書の代表者名は「西川廣人」と記載されれているから、「本件二回目の有価証券報告書虚偽記載罪が成立するとすれば、その主犯は西川廣人現社長になるはずで、ゴーン元会長はその共犯者あるいは幇助犯ということになる。特捜検察は、今回第二回目の逮捕において、正犯容疑者を逮捕することなく共犯あるいは幇助犯容疑者だけを逮捕した」と指摘する。

 だが、特捜検察は、ゴーン容疑者の逮捕容疑のほぼ全てを日産の内部情報に依存しているから、検察と西川は共存関係にあるために、西川を逮捕できない。

「特捜検察は、一民間自動車会社の内紛に刑事司法をもって介入したばかりに、愁霜烈日たるべき法の正義を自ら歪めてしまった」と批判している。

 私には会計法など全く分からないから、細野のいうことの三分の一も理解できないが、少なくとも、西川社長のいい分よりは利があると思うのだが。

【巻末付録】

 もはや現代、ポストともにヘア・ヌードグラビアからは手を引きたいと考えているのだろう。

 惰性でやっているようにしか見えない。そうならば早くすっぱりやめたらどうか。そう思うが、そうなるとデジタル版の写真集がつくれない。誌面から消してデジタルだけにして、雑誌を買った人間がそれを見られるようにすればいいと思うのだが。

 とにかく今週は、まず現代から。

「女優・大原優乃、人気ドラマ「3年A組」に出演中」「藤崎里菜、凄いヌード-説明不要、見ればわかる」、撮影は西田幸樹である。

 袋とじは「物語のあるSEXをあなたに/昼下がりのスナックで・・・」。いつもの物語のあるSEXシリーズ。

 ポストは、いつもながらの“いきなり”「なをん/岡元あつこ、鼓草」。ページをあけるとコレだからね、ビックリ!

 薄い袋とじは「あやみ旬果、浅草ロック座ストリップ動画-おっぴろげ映像におったまげ!」。

 後半の袋とじは「美女11人のおっぱい当てクイズ-原寸大おっぱい生写真プレゼント」。

「日本人のSEXを変えたアレ/1989~1999年 女性誌『an・an』、SEX特集、ダイヤルQ2、イメクラ」

 これも袋とじ「脊山さん!ここまでやっちゃうの?!-『大人のハダカ』披露 元日本テレビアナウンサー・脊山麻理子」。お次は「シン・モグラ四天王、砂浜のキャットウォーク 松川菜々花、遠山茜子、みうらうみ、黒木麗奈」。シン・モグラとはモデル+グラドルのことだそうな。

 偉大なるマンネリ企画の勝者は? ポストのほうがやや気合が入っているから、ポストの勝ち。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

小室圭さん『コイン詐欺』報道の違和感……眞子さまとの結婚はなぜ“妨害”されるのか

今週の注目記事・第1位
「『田畑代議士』を準強姦で告訴した被害女性の独占激白10時間」(「週刊新潮」2/28号)

同・第2位
「鈴木京香、長谷川博己、まんぷく愛の結論」(「週刊文春」2/28号)

同・第3位
「パナソニック津賀一宏社長には何が見えているのか」(「週刊現代」3/9号)

同・第4位
「あなたの虎の子を狙う最新『詐欺手口』」(「週刊新潮」2/28号)

同・第5位
「警察は私を逮捕しようとしてる-家政婦が告白、紀州のドン・ファン怪死事件」(「フライデー」3/8号)

同・第6位
「自治医大付属病院『心臓手術で患者死亡』の重大事故」(「週刊ポスト」3/8号)

同・第7位
「驕れる安倍晋三のフェイクを撃つ」(「週刊文春」2/28号)

同・第8位
「『アルツハイマー』予防に劇的効果の既存薬」(「週刊新潮」2/28号)

同・第9位
「胃がん、口腔がんと舌の“黒ずみ”“しこり”」(「週刊ポスト」3/8号)

同・第10位
「『もう一度この声で…』堀ちえみが涙で歌ったあの曲」(「週刊文春」2/28号)

同・第11位
「次期大統領候補が糸を引く『日本製品不買条例』」(「週刊新潮」2/28号)

同・第12位
「韓国『慰安婦7人 涙の“感謝”映像』はなぜ封印されたのか」(「週刊ポスト」3/8号)

同・第13位
「『秋篠宮家』が模索する『小室家』との金銭解決」(「週刊新潮」2/28号)
「小室圭さん『コイン詐欺』と『宮内庁職員なりすまし』写真」(「週刊文春」2/28号)

同・第14位
「倉重篤郎のニュース最前線」
「サンデー時評」
「眞子さま圭さんご結婚延期問題『私はこう考える』」(「サンデー毎日」3/10号)

同・第15位
「大川隆法<長男>独白6時間『清水富美加との<結婚強制>』」(「週刊文春」2/28号)

同・第16位
「結婚したい男2019」(「週刊文春」2/28号)

同・第17位
「埼玉県浮気ランクで全国1位」(「週刊ポスト」3/8号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。まずはポストから。“だ埼玉”という呼称が定着した感のある埼玉県だが、大手コンドームメーカーの相模ゴム工業が実施した調査によると、「浮気率の高い都道府県ランキング」で堂々1位になったというのだ。

 当然ながらコンドーム装着率でも第1位。なぜなのか? コラムニストの辛酸なめ子がこういっている。

「ヤンキーが多かったり、中学・高校でやたら部活やスポーツが盛んだったりする県民性の影響で、埼玉の人は体力が余っちゃってるんでしょうか」

 東京のベッドタウンだから、浮気の相手は東京人かもしれない。何はともあれ目出度い。

 文春の「結婚したい男」の第1位は竹野内豊、2位が高橋一生、3位が堂本剛。岡田准一や福山雅治が結婚して、ガラッと変わったそうだ。

 同じ文春に幸福の科学という新興宗教団体の教祖・大川隆法の長男が、父親批判をしている特集がある。

 この中でも触れているが、私がフライデー編集長の時、この教団と揉めたことがあり、信者だった歌手の小川知子や直木賞作家の景山民夫(故人)ら教団の人間たちが、講談社の前の通りを連日デモをして歩き、話題になった。

 その当時は、小さな教団だったが、現在、彼らがいっているだけだが、1,000万人を超えたという。

 出版だけではなく、「幸福実現党」と名乗って候補者を立てたり、清水富美加を教団のプロダクションに入れ、芸能活動までしている。

 長男は、東大へ行けという父親の期待に応えられず、見放されたようだ。彼のいう大川隆法のインチキ性は、この言葉を引用すれば足りるだろう。

「『霊言』の現場に立ち会ったことがありますが、父は、『霊』を呼び出す前、その人物についての資料を熱心に確認していますからね」

 彼は父親についてこう話している。

「父は、僕にとって最高の反面教師です。名誉欲や金銭欲にまみれると、人生で一番大事なものを失う──。それを教えてくれたのが他でもない父でした」

 やはり父親というのは偉大だ。

 ところで、講談社が決算を発表した。売上高は1,204億8,400万円(前年比102.1%)、当期純利益は28億5,900万円(同163.6%)、増収増益である。

 だが、担当取締役が、「主たる出版事業では落ち込みに歯止めがかからない製品売上をデジタル・版権分野を中心とした事業収入によりカバーする構造が続いております」といっているように、本業では苦戦しているようだ。

 会見で、海賊版規制についての質問も出たようだ。今度の法改正がストリーミングの海賊版サイトには取り締まりが届かないこと、それに比べ、創作や研究のためのダウンロードやスクリーンショットを規制することになり、表現の自由を犯しかねない危険性について、その発端を作った出版社の責任についてどう思うのか。

 野間省伸社長はこう語ったという。

「法改正によって、表現の自由と作者の創作意欲が阻害されることがあってはならないとして『違法化のためのハードルはあればあるほど良いと思っている』と述べた。違法となる行為の範囲が広がりすぎることに懸念を示した形の発言だ」(朝日新聞DIGITAL2月22日12時00分より)

 講談社がらみでは、2月19日の読売新聞オンラインが、「東京都文京区の自宅で妻を殺害したとして、殺人罪に問われた出版大手『講談社』元編集次長で韓国籍の朴鐘顕(パクチョンヒョン)被告(43)に対する裁判員裁判の初公判が19日、東京地裁(守下実裁判長)であった。朴被告は罪状認否で『妻を殺していない』と起訴事実を否認。弁護側も『妻は自殺した』として無罪を主張した」と報じた。

 朴被告は逮捕以来、一貫して犯行を否認し、黙秘を貫いているという。意志の強い男である。彼がこのような件で逮捕されなかったら、まだまだ売れるマンガを産み続けていただろうに。

 さて、週刊朝日は現代路線を追いかけているが、サンデー毎日はそれとは違う、識者たちの「意見」を多く載せている。

 今週の「ご意見」の中から3つ選んで紹介しよう。

 まずは倉重篤郎の「ニュース最前線」から。今週は藤井裕久元民主党最高顧問が語る、安倍長期政権について。

「長期政権の哀しい末路もある。吉田茂首相は立派なこともやったが、最後はバカヤロー解散で自滅した。佐藤栄作首相も沖縄返還をやったが、長くなりすぎて実際には国民や永田町からは飽きられていた。中曽根康弘首相は大型間接税を入れないとの公約違反、いわばウソで身を持ち崩した。この3例にすべてあてはまるのが安倍政権だ。自滅、飽き、ウソ。そろそろ限界だ」

 次は眞子&圭さんの結婚延期問題。保守論者の小林よしのりがこういっている。

「ご結婚問題では眞子さまの気持ちが最も大切であるはずなのに、その意思がまったく顧みられていない。自由恋愛の勧めをしたのは、父親の秋篠宮殿下だ。それでも『皆から祝福してほしい』と国民の気持ちを忖度する思いはあるだろうから、親としては複雑だろう。
 眞子さまにとって恋愛の機会はそれほど多くないはず。自らつかんだ純愛を破局に追い込もうとする現在の流れは、眞子さまの精神状態がどうなるかとても心配だ。(中略)
 眞子さまはご結婚の意思が固いといわれている。そうなのであれば、国民の勝手な思い込みだけで破局に追い込むことは、奈落の底に突き落とす結果になってしまうのではないだろうか。そこからは、皇族という高貴な身分の人の不幸が見たい、そんな大衆の嫌な心理が垣間見えてくる」

 高村薫は「サンデー時評」で。池江璃花子が白血病になったと聞いて、「がっかり」だといった国務大臣や、10歳の少女の死を防げなかった児童相談所について触れながら、こう書く。

「先の大臣は言うに及ばず、当事者の自覚を欠いた大人たちが若いアスリートの夢を汚し、社会の片隅で助けを求めている子どもを死に追いやる。ずっと昔、いつの間にか戦争始めて若者を戦場へ送ったのも、こういう大人たちではなかったか。この国は、子どもや若者を少しも大事にしていない」

 その眞子&圭の結婚問題だが、文春の記事がひどい。タイトルが「小室圭さん『コイン詐欺』と『宮内庁職員なりすまし』写真」と、まるで小室圭が詐欺を働いているかのようないい方である。

 内容は他愛もないことだ。ツイッターに圭の写真が載っているのだが、それを「彼が宮内庁職員になりすまして、当時イギリスに留学していた眞子さんに会いに行き、帰ってきたところの証拠写真だ」と、悪意のあるツイートをする輩がいるというのである。

 文春が調べたら何のことはない、留学生向けの就職セミナーに出ていた時の写真だった。

 今一つは、コムロコインという仮想通貨のサイトが立ち上がっているというお話。誰かが、小室圭の名をかたって開いた詐欺まがいのサイトだそうである。

 しかし、こうした中傷タイトルが新聞広告やネットで流れ、読みもしない連中の間で「小室圭はけしからん奴」という風評が広がっていくのだ。

 秋篠宮さん、タイトルだけで信用しないでね。

 ところで、第91回アカデミー賞が決まった。今回は音楽をテーマにした映画が2本も作品賞にノミネートされたり、昨年と同じメキシコの映画監督アルフォンソ・キュアロンの『ROMA/ローマ』の評価が高く、話題の多いアカデミー賞だった。

 特に『ROMA』は、Netflixが制作して、劇場公開はしたが短期間で、ネットの会員向け限定にしたため、映画館で見ることができる映画に限るというアカデミーの方針とは違うため、その是非を巡って賛否があった。

 私は、主演男優賞は『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレック、女優賞は『アリー/ スター誕生』のレディー・ガガか、『天才作家の妻 40年目の真実』のグレン・クローズ、作品賞は『ボヘミアン・ラプソディ』だと見ていた。

 いつも思うことだが、映画は時代を映す鏡である。作品賞を受賞した映画の多くには、色濃く時代の匂いや問題点が浮き彫りにされる。

 結果は、主演男優賞にはラミ・マレック、女優賞には『女王陛下のお気に入り』のオリビア・コールマン、作品賞はヨルゴス・ランティモス監督の『グリーンブック』が選ばれた。

『ROMA』は外国映画賞などは受賞したが、やはり、Netflix制作というのがマイナスになったのか、作品賞は逃した。

 だが、作品の完成度は群を抜いているし、モノクロの透き通った画面は見た者に強い印象を残した。

 メキシコの監督が2年連続で話題になり、作品賞の『グリーンブック』は白人と黒人の心の交流を描いたハートウオーミングなものだという。

 メキシコ国境に壁をつくり移民を受け入れないといい、白人と黒人の対立を煽るトランプ大統領へ突きつけた映画人たちの強烈な「皮肉」だと思うのは、私だけだろうか。

 このところ日韓の関係が最悪といわれる。ポストは、外務省が基金を管理し、1990年代に撮影されていた、韓国の慰安婦たちの生の声を収録したドキュメンタリーが、「韓国内でバッシングを受けることを外務省が怖れて」、20年余りの間公開されることなく、封印されてきたと報じている。

 そこでは、慰安婦たちが日本軍から受けた暴力や非情な仕打ちなどについて語っているが、中には日本兵士と結婚の約束を交わした者もいたり、心の交流について語っているというのである。

 また、「日本を悪いとは思っていない。戦争のため、その時に私たちが日本人に変えられ、つかまって行ったのだから恨んでも仕方ない。運命だから、私はそう思う」という声もあるという。

 たしかに、こうした慰安婦の生の声を日韓双方の国民は、今一度じっくり耳を傾けるべきだろう。

 このところの徴用工問題、自衛隊機が威嚇飛行した、ついには、韓国の文喜相国会議長の「天皇陛下に謝罪要求」というトンデモ発言まで飛び出し、日本側の憤りは頂点に達している。

 保守系雑誌の雄である新潮は、毎号のように韓国けしからん特集を組んでいる。今週は、韓国の首都ソウル市の市議会で、「日本製品不買条例」が発議されたと報じている。

 読んでみれば、発議はされたようだが、もちろん通りはしなかった。だが、こうした記事を毎回読まされれば、韓国撃つべしという空気がますます広がっていくはずだ。

 それは韓国側も同じで、「今の韓国では、日本に対してであれば何をやってもいい雰囲気が醸成され、『三・一独立運動の日』が近付いていることもあり、そうした空気がより強まっている」(武藤正敏元駐韓大使)。

 武藤は、市議たちがこうした反日的な振る舞いをするのは、文在寅大統領自らが反日的な行動をしているからだという。上がバカなことをやるから、下はそれを見習ってよりバカなことをする。なるほど、今の安倍政権と同じ構造である。やはり日韓って似た者同士なんだ。

 日本文学研究者のドナルド・キーンが24日、心不全で亡くなった。

 彼は2011年9月、東日本大震災を契機に日本国籍を取得して日本に永住すると公表し、12年に日本国籍を取得している。

「日本国籍を取得したキーン氏の態度の置きどころは、“日本スゴイ”を喜び勇んで広める『愛国者』などではなく、前述の通り『これまで遠慮して言わなかった日本の悪口も、どしどし言うつもりです』というものだった」(「LITERA」2月25日より)

「日本人はときどき忘れてしまうようですが、太平洋戦争が終わってから、戦死した日本人は一人もいません。しかしその間、アメリカ人は戦争で大勢命を落としています。アメリカだけでなく、世界中のあちこちで、多くの人が戦争で死にました。それなのに、日本人は一人も戦死していない。そのことを、決して忘れてはいけないと思います」(同)

 こうした“得難い”日本人が次々に消えていく。久しぶりにキーンの本を読んでみよう。

 ところで堀ちえみの口腔がんは他人ごとではない。私もよく口内炎ができる。幸い、夜、薬を塗れば朝には治るからいいが、激痛が走るほどの痛みは、つらいだろうな。

 ポストは、胃がんや口腔がん、脳卒中などの危険信号は、舌の「黒ずみやしこり」に現れることが多いという。

 舌は「臓器の映し鏡」といわれるそうだ。そのほかにも「足裏がジンジン」するのは糖尿病の合併症かもしれない。

 片方だけの瞼が垂れ下がる場合は脳梗塞を疑え。耳たぶにシワができる、曲げると痛いなどというときは、心臓発作のリスクに注意だという。

 自分の身体の異変は、必ずどこかが教えてくれているということであろう。一度、静かなところで、自分の身体の声に耳をすますことである。

 がんも怖いがアルツハイマーも怖いな。新潮に「アルツハイマー予防に劇的な効果がある」既存薬があるという記事。読まなくては。

 大阪市立大学富山貴美研究教授が注目したのは、ハンセン病患者には高齢者になっても認知症を発症する頻度が極めて低いことだった。

 薬を調べると、「リファンピシン」というのがそれだとわかったという。これがアルツハイマーの原因になるアミロイドβの蓄積を抑える作用があるというのだ。

 残念ながら、臨床試験に入るのは2年後だというから、私には間に合わないな。

 文春が、「安倍首相のフェイクを撃つ」という特集をやっている。その中で、トランプ大統領自らが、「安倍がノーベル平和賞に推薦してくれた」とバラしたことについて、安倍が「外交儀礼上よくあること」と弁明したが、結局、トランプに高額な防衛装備備品の輸入を要求されるなど、「都合よく利用されているに過ぎない」(外務省関係者)と難じている。

 今回の厚労省の統計不正問題も、安倍の首相秘書官だった中江元哉が、安倍を忖度して、調査方法を(政権に都合よく)改善しろと要求し、厚労省が、調査対象者の定義も密かに変更し、低賃金の日雇い労働者を外して、賃金の上昇率を上振れさせたことが明らかになってきている。

 自衛隊の新規募集に都道府県の6割が協力を拒否という安倍発言も、事実ではないことがわかり、自衛隊内部からも批判が出ている。

 なぜ、安倍首相はすぐウソだとわかることを口にしてしまうのだろうか。そんなトップを見ていて、安倍チルドレンたちは、「オレたちだってウソをついても、何をしてもいいんだ」と思ったに違いない。かくして永田町はバカと阿呆の跋扈する人間動物園と化したのである。

 さて、このところ大病院の不祥事が多いが、今週のポストは、自治医大付属病院でも起きていると報じている。

 自治医大は5つの系列病院を持つそうである。そこのさいたま医療センターで、昨年7月に起きた。

 持病の胸部大動脈瘤の悪化が判明したAさんが、ここを受診した。

 同センターの医師は早期の手術を勧め、9月に受けることにしたという。

 だが、その後、連絡が来ない。後でわかるその理由は、心臓血管外科手術が外部への告知もなく、手術が止められていたのだ。

 ポストは、一通の文書を入手する。

 それは、自治医大さいたま医療センターの心臓血管外科のB医師が、あるクリニックのC医師に宛てたものだという。

 文書の日付は平成30年8月9日。

「実を申し上げますと、当センター心臓血管外科手術において合併症が発生し、原因究明のためスタッフ一同全力を尽くしております。そのため開心術および重症患者様の手術は中止が妥当と判断しており、この状況が改善するまでに今しばらく時間がかかりそうな状況です」

 さらに取材を進めると自治医大関係者がこういったというのである。

「昨年5月から8月にかけて、心臓血管外科で手術を受けた6人が術後に重大な合併症を発症しました。死亡した患者もいます。一連の事故を受けて、院内で調査が始まりました」

 予期せぬ死亡事故が起きた場合は、所在地の保健医療部もしくは保健所に報告するのだが、していなかったそうだ。

 先のAさんは、他の病院で手術を受けたが、もう少し遅ければ命の危険があったという。

 病院側はいまだに説明責任を果たさない。

 さて、紀州のドン・ファンこと野崎幸助が怪死してから、はや9カ月が過ぎようとしている。和歌山県警の懸命の捜査にもかかわらず、犯人逮捕どころか、目星さえたっていないと報じられてきたが、フライデーが、ドン・ファンの家政婦だった竹田純代(67)に絞ってきたようだと報じている。

 竹田はドン・ファンの若妻と一緒に、野崎が死ぬとき階下にいた。2人は真っ先に疑われたが、その線は消えたと思われていたのだが、竹田がこう憤る。

「いまさらになって、何で私がまた疑われなきゃいけないのよ!(中略)歳で薄くなってきた貴重な髪の毛を100本も抜かれて、毛髪検査までされたんですよ? これ以上、何を探ろうっていうのですか。ホント、和歌山県警には嫌になっちゃいますよ」

 フライデーによると、和歌山県警は捜査1課内に新たに「ドン・ファン怪死事件担当チーム」を結成し、改めて疑わしい関係者を徹底的に洗い始めたそうである。

 いまさらなぜと、私も思うが、県警には、このまま迷宮入りになったら赤っ恥だという焦りがあるという。竹田の元夫には覚せい剤を使用した逮捕歴があり、野崎は覚せい剤を飲まされて殺されたという疑惑があるから、当初からマークされてはいたが、その線は消えていたと思っていたが。

 さらに驚くのは、和歌山だけではなく、大阪府警も出張って来ていて、野崎と親交のあった商店主のところへ訪ねてきて、いろいろ聞いていたというのである。

 容疑をかけられていた若妻は、捜査対象からは外れたようだが、こちらは田辺市から、「裁判所が任命した弁護士の許可なく野崎氏の遺産には一切触れてはならない」という通知書が送られているという。

 それは、野崎が生前、「全財産を田辺市に寄付する」という内容の遺言を残しているからだ。その遺言書が有効か否かを市と遺族で話し合っているため、勝手に遺産を管理している彼女に注意を喚起したようだ。

 果たして、野崎の一周忌までに犯人逮捕となるのだろうか。

 先週も触れたが、騎手の藤田菜七子をいまだに持ち上げるスポーツ紙が多いのはどうしたことだろう。

 現在の彼女の力は「並みの騎手」である。可愛いだけでは一流の騎手にはなれない。

 先週、土曜日(2月23日)の小倉競馬場のメインレース「周防灘特別」でニシノウララという馬に乗った。休み明けだが、あのアーモンドアイに新馬戦で勝ったほどの馬である。

 6番人気だったが、何の見せ場もなく6着に敗れた。今の彼女は、実力のある人気馬でしかほとんど勝てない。

 女性騎手だから仕方ないは勝負の世界では許されない。彼女が他の騎手の何倍かの努力をしているのは知っている。

 だが、今の彼女に必要なのは、欠点を指摘し、直言するスポーツジャーナリズムである。だから私は厳しくいうのだ。

 世に詐欺の種は尽きない。これだけオレオレ詐欺に引っかからないようにしようといわれているのに、年々増え続け、17年の被害総額は約400億円、都内では昨年だけで3,913件も起きているという。

 手口も巧妙になってきて、警察の者ですが、先ほど中国人の窃盗集団を逮捕したら、盗品にあなたのカードが混ざっていた、再発行しないと悪用されるから、隣の金融庁の人間に替わるから暗証番号を教えてくれ。

 外国人のグループがあなたのカードをスキミングして家電量販店で買い物をした、早急に調べる必要があるから、行った人間にすべてのキャッシュカードなどを預けてくれ。

 うまいね~。ほれぼれする。オレだって騙される。しかし、オレには現金はもちろん、カードも10万円までしか使えないから、残念でした。

 新潮によれば、昨年の都内の特殊詐欺の被害者は、76%が70歳以上で、77%が女性だったという。女が騙されやすいというより、家でカネを牛耳っているのは女が多いからだと思う。私の家でも、私の自由になるカネはせいぜい10万円ぐらいだもの。

 KINGと称して、約1万3,000人から460億円も集めた詐欺師、銅子正人(41)が逮捕された。

 新潮によれば、銅子は資産数千億円、ライブで歌を唄い、神主でもあると称して、月に3%の配当をすると口から出まかせをいって、カネを集めたという。

 騙された大半は60代以上の女性で、年金暮らし。それにしても年利36%だぜ。そんなうまい話があればオレが乗りたいよ。

 新潮の記事の中に、こうした詐欺師の常とう句に気をつけろというのがある。「元本保証」「高利回り」「絶対損しません」「友達を紹介してもらうと特典がある」。最近は「仮想通貨に替えませんか」というのもあるそうだ。

 だまされるほどカネがあるのが幸せか、オレオレ詐欺さえ電話をかけてこない貧乏を嘆くべきか。こんな戯れ歌を紹介しておく。

「貧乏をすれどこの家(や)に風情あり質の流れに借金の山」

 私は、現代とポストの違いは、ポストはまだ事件取材やスクープを取ろうとする熱意は失っていないが、現代はもはやそれを諦めてしまったというところにあると思う。

 私は、スクープを追いかけない週刊誌は週刊誌とはいえないと思っている。

 もちろん、スクープには企画もののスクープというのもある。現代の前の「飲んではいけない薬」や、今回の「老親が死ぬ前に相続を」というのも、その一つではある。

 だが、それを延々続ければ、読者は飽きて離れていく。そうした中では、以下のパナソニックの記事は、なかなか良くできていると思う。

 現代によれば、パナソニックの津賀一宏社長(62)という人は、なかなかユニークではっきりものをいう人らしい。

 2月10日(日曜日)の日経新聞朝刊に掲載された、津賀社長のインタビュー記事が、パナソニック内で話題になっているという。

 津賀はこういっている。

「現在の危機感はもう200%、深海の深さだ。今のままでは次の100年どころか10年も持たない」

 津賀は12年に社長に就任して以来、大赤字を垂れ流したプラズマテレビ事業の撤退戦を指揮するなど、老舗の革命児としてトップを張ってきたという。

 その社長が「近いうちに潰れるかもしれない」といったのだから、社内の波紋は大きかったようだ。幹部社員がこういう。

「経営がうまくいっていないことが、活字になって念を押されたような形で、会社よりも自分の将来を不安視する社員が増えました」

 そんなことをいうのなら、オレが社を立て直してやる。そういう松下幸之助のDNAを受け継いだ社員はいないようだ。そこが都賀社長のいう危機感なのだろう。

 津賀はこうもいう。

「米国の店に行ったら消費者がうちのプラズマテレビとティッシュとバナナを同じワゴンに入れて買っていた。『テレビが安いからプールサイドかガレージで使うんや』と。開発者はホームシアターとしてリビングで使ってもらおうと高画質にしているのに。
 アホらしくてやってられるか、と思った。日本メーカーがなぜ世界を席巻する商品を出せていないか。答えは単純だ。日本のお客様の声を聞いてきたから」

 津賀は、テスラ社との騒動の顛末についても、包み隠さず答えている。

「(テスラの問題が落ち着いたのか)知りません。テスラのお守りしてるわけではないですから。大変な一年だった。(中略)イーロンから『もうかってない』とメールが来る。私は『本当は隠してるのとちゃう』『ロス多いからやろ』と返す。せめぎ合いですよ。はっきり言ってうちはもうかってない。こんなはずではない」

 提携相手とのこともこうしてハッキリしゃべってしまうのは、社員としては、困ることもあるのだろう。

 日経記事の真意を聞きに行ってみたら、ご本人も、

「申し訳ないけど、あの記事に関しては、あんまり取り上げられたくないんですよね……」

 それはないんじゃないの社長! 活字になったら、その言葉が独り歩きするのだ。それを知らなかったとすれば、あんたは幸之助に叱られるぞ。

 NHK朝ドラの『まんぷく』はずっと見てなかった。ようやく即席ラーメン誕生になったので、このところ続けて見ている。

 安藤百福(日清食品創業者)が発明したチキンラーメンが発売されたのは昭和33年(1958年)8月25日だそうだ。

 初めて食べたときは、珍しかったがうまくはなかったという記憶がある。『まんぷく』の中でも、発売当初はかなり苦労した様子が描かれているが、爆発的に売れ出したのはTVコマーシャルをやりだしてからだった。

 その後、私の家では、チキンラーメンに野菜を炒めたものを入れて食べるようになった。大学時代、カネのない地方から来た学生は、仕送りが来るまで万年布団に寝たまま、毎日チキンラーメンをそのままボリボリ食べていたものだった。

 その『まんぷく』で主演を務める長谷川博己(41)は、来年の大河ドラマ『麒麟がくる』の主役も決定したという。

 朝ドラと大河の主役連投は極めて異例だそうだ。文春は、その長谷川と長年同棲していた年上女優・鈴木京香(50)が、一時は破局したといわれていたが、『まんぷく』のドラマそのままに人生大逆転、破局説から一転、逆転劇が見られる日は遠くないと報じている。

 2人の交際が発覚したのは2011年のこと。10年に放送されたドラマ『セカンドバージン』(NHK総合)の共演がきっかけだった。

 京香が演じる出版社勤務の女性と年下の金融マン、長谷川との不倫で、過激な性描写が話題を呼んだ。

 だがこの頃、長谷川は無名に近い俳優で、京香は大女優。だが、彼女は長谷川を10年近くにわたって支え続け、鼓舞し続けたという。

 京香は、その前はやはり無名に近い堤真一と付き合い、やがて堤がブレイクし、その後破局を迎えてしまう。

 京香という女性、気さくで可愛らしい一面もあり、シャンパンならいくらでも飲めるという「酒豪」だそうだ。

 岩手県にあるジャズ喫茶の名店にも一人で気軽に顔を出すそうだ。これは一関市にあるジャズ喫茶「ベイシー」のことだろう。私も何度か行ったことがある。

 京香と長谷川は同棲生活を送っていたが、3年前に、長谷川は彼女の近くにマンションを借りたそうだ。そんなことから同棲解消、破局と見られたようだが、文春が1月26日、大阪で仕事を終えた長谷川が、京香のマンションに入っていくのを目撃したのである。

 独身を貫く最後の大物女優が、長年支え、鼓舞して、NHK大河ドラマの主役にまで育てた男と一緒になる。いい話ではないか。

 結婚しなくてもいいから、京香と連れ立って「ベイシー」でジャズを聞きたい。そう思うのは私ばかりではないだろう。

 さて、今週のバカ大賞ではなく、注目記事の第1位はこれだ!

「バカヤロー」と思わず大声を上げそうになった。地下鉄の中で新潮の「田畑毅代議士(46)を準強姦で告訴」の記事を読んでいた時だった。

 人非人とはこういう輩をいうのである。即刻、議員辞職すべきだ。自民党離党だけで済ませては、安倍首相が世界中の笑いものになる。

 この話は新潮と文春が報じているが、新潮は被害に遭った女性の「独占激白10時間」だから、内容的には新潮の圧勝である。

 話に入る前に田畑の経歴はこうだ。1972年埼玉県生まれで、早稲田大学法学部を卒業後に日本銀行へ入行。そこを退職して行政書士になり、2012年に自民党から出馬し、以来、当選3回。いわゆる悪名高い安倍チルドレン「魔の3回生」である。バツイチで現在は独身。

 被害女性は名古屋市在住の20代、中村清美(仮名)。彼女によれば、田畑から昨年夏に突然、「誕生日おめでとうございます」というメッセージが届いたという。

 知らないうちにフェイスブック上の「友達」になっていたそうで、プロフィールには国会議員とあったので、警戒せずに「ありがとうございます」と返信した。

 それ以来やり取りが始まって、秋半ばに田畑から食事の誘いがあったという。焼肉屋で会った第一印象は「マジメで誠実」に見えたようだ。

「キヨちゃんとは仕事じゃなくて、個人的にお付き合いしたい」といわれ、付き合いが始まった。

 年の離れた2人だが大人同士、男女の仲になるのに時間はかからなかったようだ。

 だが、セックスのとき、田畑は避妊具を使わなかったという。「何で?」と聞くと、そういう主義だし、彼女の身体のスケジュールは把握していると答えたそうだ。

 これだけならカップルの痴話げんかで済んだかもしれないが、彼女には看過できないことがあったという。

 いつからか、日常的に盗撮されているのではないかという疑問が湧いてきた。スマホで動画を撮る時の小さな電子音が聞こえてくる。エッチをする前にスマホをテレビの台の上に立たせようと、ゴソゴソしていることもあった。

 そんなことがあり、冬になり、「そろそろ別れたい」、そんな気持ちになっていたクリスマスイブの夜に“事件”が起こるのである。

 どうしても会いたいという田畑の求めに、やむを得ず出かけていった彼女は、居酒屋でハイボールを1杯飲み、次の焼肉屋でグラスのシャンパンを1杯と赤ワインのボトルを1本空けたと新潮は書く。「(彼女は)かなりの酒豪だ」と評しているが、相手の田畑は飲まなかったのか、または飲めないのかについては触れていない。

 疲れと酔いが回り彼女は、記憶がおぼろげになっていったという。

「ハッと気がついたら私の家にいて、しかも全裸で毛布をかけられていたんです。慌てて私は服を着ました。田畑さんは、肌着にトランクス姿だったと思います」(中村)

「この時、既に“行為”は行われていた」(新潮)のだが、その時彼女気付かなかったという。再び、男は身体を求めてきたが、彼女は拒否した。

 田畑が、「LINEで知り合いがあなたの悪口をいっている」というので、その画面を見せてもらい、写真に撮ろうとしたら、田畑が「プライバシーですから」といってスマホを取り上げた。

 そこで彼女がカチンときて、「私にもプライバシーはあるよ。盗撮してるでしょ。消してよ」というと、男は素直に認めたそうだ。

 そこで田畑のスマホを取り上げ、画像フォルダの中を見て驚いた。彼女の鞄の中や携帯の待ち受け画面から、「ブラジャーのタグを写したものや、私と田畑さんがエッチしている過去の動画もありました」(中村)、さらに「今夜」の動画もあったのだ。「全裸で横たわる私の姿が舐めるように写されていて……私の身体から、彼の“した後のもの”が流れるところも撮られていたんです」(同)。それ以外にも、別の女性との行為を撮影したものもあったという。

 気持ちが悪くなった彼女は、トイレに駆け込む。田畑がドアを叩き「開けて~」と叫ぶ。

 怖くなった彼女は、以前から田畑のことを相談していた勤務先の社長と母親に電話し、「盗撮されている」と110番するのだ。

 社長の到着から10分ぐらいして警察官が5人ほど来て、捜査が始まったという。事情を聞かれた彼女は、その後、病院へ連れていかれ、緊急避妊薬を飲み検査を受け、警察と自宅へ戻り、ゴミ箱からティッシュなどが押収された。

 田畑は警察に対して、「自慰のオカズにするために撮った」と話しているそうだ。

 彼女を告訴にまで踏み切らせたのは、その後の田畑のやり方の酷さだった。5~6人の弁護士を並べた文書を送り付け、お詫びの気持ちとして100万円払いたいといってきた。

「札束でほっぺたを引っぱたかれたような気分」(中村)にさせてしまったのである。

 文春は、被害者のインタビューが取れなかった口惜しさからなのか、少しニュアンスが違う。田畑は警察に、「付き合っていたのだから、強姦ではなく痴話喧嘩だ」と主張しているとし、愛知県警刑事部は、「もともと肉体関係があった男女のトラブルということで、捜査一課は立件にはかなり消極的」(捜査関係者)だと見ている。

 もし田畑議員が準強制性交等罪で有罪になれば、初犯でも実刑になる可能性があるそうだ。

 田畑は二階派だが、幹部は「単なる痴話げんか、すぐ示談になる」と火消しに必死だというが、これには選挙区事情がある。田畑が議員辞職すれば、繰り上げ当選するのは岸田派の議員になる。その議員は、先日、特別会員として二階が受け入れた細野豪志と同じ選挙区になるため、二階は田畑の議員辞職は何としても阻止したいというのである。

 もし、安倍自民党がこのような議員を辞職させずに放置しておくならば、国民の堪忍袋は弾けて爆発するに違いない。否、そうでなければ、韓国や中国を批判できなくなると、私は思う。

 豊田真由子、宮崎謙介、中川俊直、今回の田畑といい「魔の3回生」にはろくなものがいない。なぜこんな連中ばかり排出するのか? 結論は「トップがアホだから」ということに尽きると思う。

【巻末付録】

 今週は両誌ともに迫力不足。ポストは「薄井しお里、うすしおの湯-美人アナが初の温泉ロケに挑戦」。袋とじ「西山さゆりYes!なハダカ-『高須クリニック』の美人受付嬢が脱いだ!」「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」

 現代は「橋本環奈、完全未公開ショット!-写真集『NATUREL』が大ヒット」「北向珠夕、旭化成の現役キャンギャルが初登場」。

 袋とじは「たかしょーとプライベートSEX-トップアイドルの無防備な姿を見よ!」。

 高橋しょう子は、残念ながらトップアイドル時代のオーラがなくなり、普通のオンナの子になってしまったようだ。というわけで、今週も引き分けだな。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

 

「スーパーフリー」和田真一郎、15年ぶりの娑婆で「スマホにびっくり」「ステーキに感動」

今週の注目記事・第1位
「刑期を終えた『スーフリ事件』主犯『和田サン』懺悔録」(「週刊新潮」2/21号)

同・第2位
「曾祖母が自伝に綴った『北方領土』収奪の日」(「週刊新潮」2/21号)

同・第3位
「NHK組織大改編で職員72名が提出した『反論意見書』スクープ入手」(「週刊ポスト」3/1号)

同・第4位
「オードリー春日が結婚決めて彼女(ドッグカフェ店員)の実家お泊まり愛」(「フライデー」3/1号)

同・第5位
「五輪どころではない『池江璃花子」の急性白血病』(「週刊新潮」2/21号)

同・第6位
「社長候補の妻が覚醒剤逮捕で『毎日新聞』のよろめく明日」(「週刊新潮」2/21号)

同・第7位
「国も学者も新聞もみんなで人口を減らそうとしていた頃」(「週刊現代」3/2号)

同・第8位
「ジャーナリストの目 岩瀬達哉」(「週刊現代」3/2号)

同・第9位
「片山さつき『美人秘書』のプロフィール-自民党大会で一番注目を集めた女性」(「フライデー」3/1号)

同・第10位
「嵐・ロス極秘旅行と消されたスキャンダル」(「週刊文春」2/21号)

同・第11位
「テレ朝退社小川彩佳アナがTBS『NEWS23』に!?“脱局アナ”たちの椅子取りゲーム」(「週刊ポスト」3/1号)

同・第12位
「世界中でこんまり『片付け』で20億円稼ぐ法」(「週刊文春」2/21号)

同・第13位
「心愛ちゃん虐待鬼父の『暗黒面』」(「週刊文春」2/21号)

同・第14位
「すべて栄養学の根拠あり!30の症状に効く『最強食』」(「週刊文春」2/21号)

同・第15位
「食べると、どんどん老化が進む食べ物60」(「週刊現代」3/2号)

同・第16位
「日本人が道徳を失った『バカ店員動画』への溜息」(「週刊新潮」2/21号)

同・第17位
「黒いマタニティクリニックに埼玉県が立ち入り検査に入った!」(「週刊文春」2/21号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は新潮の大活躍が目立ち、文春の特集に元気がない。ちと心配だね。

 その文春から。先週、文春が報じた違法中絶を行っていたという埼玉県日高市の産婦人科「太田マタニティクリニック」に、埼玉県の医療整備課と狭山保健所が立ち入り検査に入ったという。

 任意で3時間。「担当者が院内で該当するカルテ等を確認したところ、歯抜けになっていた。県は不信感を強め、徹底的に調査を進める方針」だと、県の関係者が話している。

 さて、「ビッグエコー」「すき家」「くら寿司」「バーミヤン」などで、店員がバカな動画をネットに上げ、問題になっている。

 動画になったのは、インスタやTikTokといったアプリが流行し、簡単に編集・投稿できるようになったからだが、新潮で、ネットニュース編集長の中川淳一郎が、こうしたバカッターたちは、「バカなツイートを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはず」といっているが、私は頷けない。

 ワイドショーでは、こうした連中は、安いおカネで働かされ、将来の保証もない鬱憤を、こうした形で晴らしているのだという論争もあるが、これも、私には頷けない。

 また新潮がいうように、今の若者は「恥」や「道徳」を知らないからだと嘆くのも、私には頷けない。

 いつの時代もこうしたバカがいたのだ。時代やネットのせいではない。確かに仲間内でバカをやっているよりも、ネットは便利で拡散してくれて、反響も大きいから、面白さも大きくなるのかもしれないが、それだけ批判も大きいし、下手をすればお縄になることもある。

 ましてや、世の中の不公平に異を唱えるための「行為」などと、この連中は考えたこともないはずだ。

 成人式でなんの理由もなく暴れる連中と同じだ。だが、こうしたバカは、いつの時代どこの国でも、一定程度の割合でいるのだ。ワイドショーのように、世の中の一大事のように伝えるから、模倣する奴が出てくる。バカなことをされた店は許せないだろう。訴えて損害賠償を要求すればいい。メディアは無視することだ。他に報じなければいけないニュースが山ほどあるのだから。

 このところ「食べてはいけない」特集が目立つ。あれはいけないこれはいけない、といわれると、それじゃ何を食べればいいんだよといいたくなる。

 今週の現代は、これを食べるとどんどん老化が進むとい食べものを60あげている。

 私にはもはや関係ないが、老化を進めるのは「AGE」という終末糖化産物、つまりタンパク質と糖が結びつくことで、老化やさまざまな悪影響が出るというのである。

 まあ、だいたい身体に悪いものは美味しいのだ。ここにもあるとんかつ、てんぷら、春巻き、ミックスピザ、サーロインステーキ、カツカレー、うな重、みんな大好き。

 AGEを抑えるにはブロッコリーやカリフラワーなどに含まれているスルフォラファンというのがいいそうだが、レモンやお酢を使うと、AGEを半減させるそうだ。

 気になる方はやってみたら。

 文春では、30の症状に効く「最強食」を紹介している。

 血圧、血糖に効くのは沖縄の柑橘類「シークワーサー」が最強で、これは生活習慣病予防全般にいいそうである。

 やはりお酢というのがいいようだ。血圧が高めなら大匙いっぱいのお酢を飲めばいいという。

 悪玉コレステロールには大豆。認知症予防にはクロマグロがベスト。鬱っぽい症状には牛肉、イライラを抑えたい人はギャバロン茶。

 老眼や白内障、緑内障の進行を遅延させるには黒豆や紫キャベツ。下痢には番茶や紅茶がいいそうである。

 まま、食べるもので血圧や血糖が改善するなら、やってみてもいいかもしれない。

 文春は心愛ちゃんを虐待して死に至らしめたのではないかという容疑で逮捕された栗原勇一郎容疑者(41)の“暗黒部分”をレポートしているが、先週新潮が報じた以上の新しい事実はさほどない。

 勇一郎方の祖父母が聴取に応じて、勇一郎が「あれは暴力ではなく躾だ」という主張とおなじことを強硬にいっているそうだ。

 だが新しい事実が次々に出てきているようだ。「司法解剖で心愛さんの肺から水が検出された」「廊下や浴室で寝かしていた」などなど。同じ逮捕された妻のなぎさ(32)は、夫の虐待を止めることなく、自らも殴っていたといもいわれる。

 勇一郎は外ではいい父親を演じていたようだが、「DVや虐待の加害者が外面がいいというのはよくあるケースです。この父親は精神病ではなく、サイコパスや反社会性パーソナリティ障害に近いのではないでしょうか。妻や子供を自分の付属品、一部だと思い、何をしても許されると考え、言うことを聞かないことが許せない。そいう理屈で精神的、物理的に支配下に置いている」(精神科医の岩波明)という。

 心愛ちゃんの遺体は安置されたままで、葬儀の予定はまだないそうだ。

 ところで「片付け」という日本語は、世界語になったそうだ。

 近藤麻理恵(34)、通称「こんまり」が書いた『人生がときめく片づけの魔法』がベストセラーになったが、これが世界中で翻訳され、15年には米誌タイムの「世界で最も影響力のある百人」に選ばれるなど、こんまりの知名度は天井知らずである。

 そのこんまりが、アメリカの片づけ下手な家を訪問して、片づけの極意を授けるという番組が、NetFlixで1月から配信されているのだが、全米で大人気になり、英語版は全米のゼストセラーになったのである。

 かくしてこんまりは、20億円も稼ぐと、文春が報じている。

 現在、彼女は夫とロスに住み、2人の娘を育て、片づけコンサルタントで大忙しだという。

 私もNetFlixを見てみた。ゴミの山に埋もれているアメリカ人の屋敷を訪れて、日本語で話しながら、みるみるうちにゴミの山を片づけていく。

 昔の日本には「始末する」という言葉が生きていた。昔の家は狭いため、快適に暮らすためには、モノを貯めずに始末することが当然だった。

 私の祖母や母は、そうやって生きてきた。今は身の始末や物を捨てることもできない輩が多すぎる。

 こんまりが稼げるというのは、自分の始末さえできない、どうしようもない女や男が増えたからである。

 モノのあまりない生活というのは、なかなか快適なものである。私は、1年経って使わないモノはどんどん捨てることにしている。

 だが困るのは、本の始末である。これだけは片づけるそばから増えていく。ああ!

 さて、小川彩佳がテレ朝を辞めたことが話題である。櫻井翔と別れて、一般男性(なんといういい方だろう。小川は一般人ではないのか?)と結婚する予定で、寿退社だといわれたが、どうやらそうではないというのだ。

 視聴率が低迷する『NEWS23』の新キャスター候補に挙がっていると、スポーツ紙が報じた。

 ポストは、報道をこなせる女性アナウンサーが少ないため、小川は喉から手が出るほど欲しいところがあると、書いている。

 確かに、NHKを辞してフリーになった有働由美子アナは、報道の経験がないため、『news zero』で苦戦している。

 カトパンこと、加藤綾子が4月から、夕方の報道番組のメインキャスターをするらしいが、やはり報道の現場経験がない彼女に、不安の声は多いようだ。

 テレ朝では、朝の顔であった宇賀なつみアナも退社し、TBSでも、吉田明世アナ、宇垣美里アナもフリーになるそうだ。

 だが、フリーになっても、早々次のいい仕事が見つかるわけではないようだ。

 女子アナがアイドルであった時代は、もはや遠い過去になっているように思うのだが。

 女性といえば、2月17日の日曜日、JRAのG1レース「フェブラリーS」に藤田菜七子騎手が、女性としては初めて騎乗し話題を集めた。

 今日(2月18日)の朝日新聞の一面に、「初G1 涙出そうに」というタイトルで藤田の写真が載っていた。

 だが待ってくれ。藤田の乗ったコパノキッキングが勝ったのなら、一面扱いでもいいのだろうが、コパノは5着だった。しかも1着のインティに5馬身以上離されてしまっているのだ。ちなみに2着のゴールドドリームはインティと首差である。

 日本のスポーツジャーナリズムは、この騎乗の下手なことを責めることをしない。

 馬主のDr.コパと事前に話し合って、後方からいこうと決めていたというが、賢い騎手なら、ペースが遅いことに気づいて、早めに中団まで上がるのが「常識」である。

 それに今の東京競馬場は、先行馬有利の馬場コンディションである。四角最後方から追い込んで届くはずがない。

 ゴールドに騎乗したルメールは、直線に入ったところで早めに追い出し、インティを首の差まで追いつめた。3着のユラノトとは4馬身もちぎれている。

 これが、前回騎乗したマーフィーなら、こうした判断ミスは犯さなかったはずだ。

 馬が可哀想である。コパノはいい馬である。騎手がルメールかM.デムーロなら勝ち負けに持ち込んでいたかもしれない。

 藤田の騎乗ミスだとなぜ書かないのか。これでは藤田は競馬界のアイドルで終わってしまう。

 これまでの女性騎手にないいいものを持っていることは間違いない。だが、間違いは間違いだと指摘してやらないと、このままでは進歩がない。

 馬主は自分の馬に勝ってもらいたい。今回の藤田の騎乗を見ていて、大方の馬主は、やっぱりと思っているに違いない。

 だいぶ前にも書いたが、イギリスのアスコット競馬場で、武豊の騎乗した日本馬が人気になったが、後方のまま惨敗したことがあった。

 次の日の新聞は、武の騎乗がひどすぎると酷評した。私もレースを見ていてそう思った。

 競馬に限らず、日本ではスポーツジャーナリズムが育たない。勝てば大喜びし、負けても、「泣くな、明日がある」式の情緒的なスポ根ドラマにして、何が足らずに負けたのかの分析など、紙面の片隅に追いやられてしまう。

「藤田菜七子にG1は5年早かった」と、なぜ書かないのか。こうした真っ当な評価と、どこを直さなければいけないのかを直言しなくては、彼女は伸びない。ましてや競馬にはオレたちの命から二番目に大切なおカネがかかっているのだ。

 私はハナから藤田の馬を蹴っ飛ばしたからいいが、これだけはいっておきたい。

 文春の「嵐」のロス極秘旅行に触れておこう。2月6日、「嵐」の5人と、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長(52)がロス行きの飛行機に乗り込んだそうだ。

 ファーストクラスを借りきっての豪華旅行。すべてを合わせると1,000万円以上するという。

 ロスではグラミー賞の授賞式などを見たそうだ。ロスというのは、ジャニー、メリー喜多川が幼少期を過ごした、ジャニーズの聖地だそうだが、今回のようなVIP待遇は異例中の異例だそうである。

 来年末で活動を休止する「嵐」だが、ジュリー直々に、休止をしても事務所を離れないでくれと頼んだのだろうか。引退すると宣言している大野智(38)を、みんなで説得したのだろうか。

 文春は、5人の過去の女性関係や、現在、付き合っている女性たちを上げて、「活動休止後、結婚を含めた五人の私生活はさらに自由なものになるでしょう」(プロダクション関係者)といっている。

 私は、もはや中年オジサングループである「嵐」の再結成だけはないと思っているのだが。

 さて、これはぜひ買って見てもらいたいな。フライデーに、あの“疑惑のデパート”といわれる片山さつきの公設第二秘書・中嶋規恵(31)という別嬪の女性が載っているのだ。

 こういうのが写真誌の強みである。

 昔タレント活動をしていたそうだが、片山と並ぶと、一層彼女の美しさが際立つだろうな。

 片山が嫉妬して、クビにしないか心配だが。

 現代に「ジャーナリストの目」というコラムがある。何人かの持ち回りで、今回はフリージャーナリストの岩瀬達哉。

 第三者委員会という存在のおかしさを論じているが、その通りである。

 厚生労働省の統計不正問題でも、厚労官僚たちは早く幕引きを図ろうと、外部委員からなる「特別監察委員会」を立ち上げた。

 だが外部委員とは嘘で、大半が官房長など身内によるお手盛り調査で、「組織的な隠ぺいは認められない」という中間報告を出し、火に油を注いだ形になってしまった。

 岩瀬は、2020年の東京オリンピックの開催を決めるIOC総会の前後に、東京の招致委員会から約2億3,000万円のコンサルタント料が、シンガポールにあるコンサルタント会社に流れ、そのカネで複数のIOC委員を買収して招致を買い取った疑惑を例にとっている。

 このケースのときも、JOCの中に第三者委員会ができ、「違法と解される余地はない」と結論付けたのである。

 だが、企業法務に詳しい弁護士やジャーナリストでつくる「第三者委員会報告書格付け委員会」は、調査報告書の体を成していないと、最低ランクに位置付けた。

 フランスの司法当局も、JOCの竹田会長を容疑者として、予審判事の手続きを開始している。

 このように、第三者委員会を立ち上げ、そこで、疑惑を追及されている関係者と利害のある人間を据えて、都合の良い結論を出し、終わりにしようというのは、安倍政権が得意とするところである。

 ジャーナリズムは、もっと声を上げなくてはいけないこと、いうまでもない。

 ところで週刊誌が総“現代化”している。文春は「これで大丈夫! 『葬儀』の手続き」、朝日が「夫や妻と死別後の手続き」、サンデー毎日が「穏やかに逝く心得」と、現代かと見紛うような特集ばかりである。

 理由は簡単だ、売れるからである。日販ウェブメディア「ほんのひきだし」にその“証拠”が載っている。

 今年1月の雑誌月間売上冊数のトップは小学館の「コロコロコミック」2月号、第2位は集英社の「週刊少年ジャンプ」、第3位は宝島社の「otona MUSE」2月号と常連が並んでいる。

 だが、文春を抑えて堂々、現代が第10位に入ったというのだ。1月7日発売の合併号で、巻頭特集は「老親とあなたに降りかかる『面倒』を解決! 死ぬ前に用意しておくこと」だ。昨年同時期と比較しても130%に迫る売れ行きだったそうである。

 現代はそこから「最期の手続き大特集」を続け、今週号は「大反響! みんな読んでる本家本元」と謳って「間違いだらけの『死後手続き』」が第9弾になる。

 死ぬ前から始まって、死んだ後の手続きまで懇切丁寧に解説してくれているが、次はどうするのか? 「老親の三回忌にしなければいけないこと大特集」でもやるのだろうか。

 堺屋太一が亡くなったが、彼が名付けた「団塊世代」がみな高齢者になり、これから数年間は死亡ラッシュになることは間違いない。

 ここ数日の朝日新聞の死亡欄の充実ぶりは凄い。寒さが厳しい、インフルエンザの流行など、いろいろ要因はあるだろうが、例年以上に多い気がする。

 もうすぐ冥界に旅立つ年寄りを抱えている家庭が、現代を買ってきて、夫婦で密かに読んでいるのだろうか。

 現代は15日に、「完全保存版 おとなの週刊現代」(定価980円)を発売した。内容はこれまでやってきた「死後の手続きはこんなに大変です」の集大成。

 今週号が480円だから、2週我慢して別冊を買えばいいと、私は思ってしまうのだが。

 これほど相続問題がクローズアップされるのは、残された者たちに深刻な老後への不安があること間違いない。

 現代は、戦後、「みんなで人口を減らそうとしていた頃」があったじゃないかと特集しているが、たしかに国もメディアも、「子供は二人まで」にして人口を抑制せよと、挙国一致体制で減らしてきたのである。

 その上、バブル崩壊、新自由主義導入で、多くの非正規の若者たちを生み出し、結婚して子どもを産み育てることさえままならなくなってしまった。

 このままいけば、膨大な貧しい中高年が日本中に溢れ、年金介護を含めた社会保障制度が崩壊するかもしれない。いまのうちに少しでもカネを貯めなくては、豊かな老後ではなく、そこそこの老後さえ送れないという“恐怖”から、一銭でも多く親から相続したいという空気が蔓延しているからであろう。

 アベノミクスの失敗で現代が儲かる、という図式なのかもしれない。皮肉なものだ。

 毎日新聞が大変なことになっている。社長候補とまでいわれている増田耕一常務(63)の妻が、覚せい剤所持容疑で逮捕されたというのである。

 増田常務は、50過ぎまで独身だったそうだが、10年ほど前に20歳若い女性と結婚したそうだ。

 発端は、兵庫県警が麻薬密売組織の捜査をしている過程で、購入者として増田の妻の名前が上がり、夫と暮らしているマンションをガサ入れしたところ、ブツが発見されたというのだ。

 増田常務は知らなかったようだが、このままいくと「今の役職に留まるのは難しいのでは」(毎日の幹部社員)といわれているそうだ。

 だが、夫が全く関与していないのなら、妻とは別人格、他人なのだから、可哀想な気がする。まあ、妻の所業も把握していなかった人間に大新聞のかじ取りは出来ないということになるのだろうが。

 先週はスポーツ界で大きな話題があった。一つは女子テニス世界1位に輝いた大坂なおみが、彼女を育ててくれたサーシャ・バインコーチとの契約を解消したというニュースである。

 あれだけ親しそうに見えた“イケメン”コーチとの間に何があったのか。

 二つ目は水泳の池江璃花子(18)が、白血病だと診断されと、自身のツイッターで公表したのである。

 これらのニュースは文春、新潮の締め切り直前だったので、どうするかと思っていたら、文春はどちらも触れていないが、新潮は池江について1ページだが掲載していた。大坂についても触れているが、これは北方領土と絡んだ話で、コーチとのことではない。

 まず池江から。白血病というと、夏目雅子や本田美奈子のような痛ましいケースを連想するが、池江のは「年齢を考えれば、急性リンパ性白血病である可能性が高いでしょう。白血病は若いほど治りやすく、逆に年を取っていると治りにくくなる病気です」(医療ガバナンス研究所の上昌広理事長)

 少し安心するが、治療は点滴による抗がん剤治療が主になり、一時的に造血機能が低下するそうだ。そのために身体の免疫機能が極端に低下するから感染症のリスクが高まる。

 衛生環境が保たれた無菌室での生活を余儀なくされ、治療は約半年かかるという。さらに、「池江さんの場合はアスリート。とくに競泳は水の中のスポーツであり、黴菌に触れる機会も多い」(上理事長)ので、免疫力が低下した池江が競技に復帰するためには、2年ぐらいかかるそうである。

 しかも、体力が極端に落ちてしまうため、再び世界的アスリートとして伍していくには、かなりの苦労があるでしょう」(同)。

 池江の祖母は、「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして。私より先にいっちゃうなんて、いやだから」と話している。池江はまだ若い。きっと、頑張り屋の彼女だから、見事病気を克服して再び世界の大舞台で華麗な泳ぎを見せてくれるに違いない。

 お次はフライデーから。お笑い芸人のオードリー春日(春日俊彰・40)が、長年独身を貫き、カネを貯めることに打ち込んできたが、ついに結婚しそうだという。

 相手は、都内下町に住む女性で、彼女も同じ年だそうだ。彼女は都内のドッグカフェで働く一般女性で、知り合ったのは5年前になるという。

 2月1日の前夜、彼女の実家を訪れ、一夜を過ごしているから、親も公認なのだ。

 彼女の自宅前で直撃した彼女の父親は、挨拶は済ませていると語り、春日のことは「別に普通だよ。無口な人だからね。そりゃ、テレビとは違うよ!」といっている。

 お笑い芸人や喜劇役者は、外で笑わせる分、家では無口なものだ。典型は渥美清だろう。親の前でも無口なのは、気を使わないからだろう。結婚は間違いないようだ。

 次はポストから。NHKが組織を大改編しようとしているそうだ。

 だが、文化・福祉番組部の職員(海外留学中の部員を除く)全員が、制作局局長に「要望書」を出したというのである。

 そこでは、「現状の説明では納得がいかない」「番組全体の多様性が失われる」と書かれているそうだ。

 この部は、ドキュメンタリー番組の「ETV特集」や、LGBTや障がい者の悩みなどを取り上げる「ハートネットTV」など良心的な番組が多い。

「ETV特集」では、憲法九条や日本の戦争責任、女性の権利などを取り上げている。

 有名なのは、2001年に放送した「ETV2001 問われる戦時性暴力」という中で、慰安婦問題を扱う女性国際戦犯法廷を取りあげたことだ。

 当時幹事長代理だった安倍晋三が、放送日前にNHK幹部と面会し「一方的ではなく、公正で客観的な番組にするよう」番組内容の変更を求めたことが、後に明らかになる。

 そうしたこともあって、安倍首相とNHKの現場の間に確執があり、これまでも、安倍は自分に近い人間を経営委員に送り込み、ついには籾井勝人という人間を会長にまで据えたのである。

 政治部長をやった小池英夫を報道局長にし、やはり政治部の岩田明子を贔屓にして、NHK全体を自分に忖度する人間たちで固め、最後の仕上げが、この大改編ということになるのではないか。

 歴史的にも、田中角栄に近かった島桂次、竹下派をバックにした海老沢勝二など、NHKは「自民党政治」と近い人間が会長についてきた。

 そうした中で、権力と距離をとり、権力をチエックするNHKの人間もいたのだが、それを根こそぎなくそうというのは、許してはならない暴挙である。

 文化・福祉番組部の職員たちと会社側の話し合いは続いているという。他のメディアも、ジャーナリストたちも、成り行きを注視しなくてはならないはずだ。

 さて、大坂なおみがコーチとの契約を解除したことが話題になっている。

 全豪オープンを勝って女子テニス界の頂点に立ったのになぜ? 金銭トラブルか、はたまた男女間の縺れかと、外野席は喧しい。

 聞くところによると、大坂の前の世界ランク1位にいたシモナ・ハレプ選手も、全豪オープンの途中でコーチを解任していたというから、よくあることのようだが。

 その大坂と北方領土問題? どいう関係があるのだろうか。

 安倍首相は、2月7日の「北方領土の日」に、これまでは「四島の帰属問題の解決を」といっていたのに、今回は「領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針のもと、交渉を進めていく」とあいさつした。

 これがプーチン側に「配慮」した発言だと捉えられているそうである。

 今のところ、四島はおろか二島も帰ってこないという見方が多いようだが、実は、大坂家は北方領土問題の「当事者」だというのだ。

 大坂の祖父の鉄夫(74)の母親は大坂みつよという。彼女は2004年に94歳で亡くなっているが、11人の子供を産み、北海道根室の漁業関係者の間では、「大坂のかあさん」と呼ばれていた豪傑だったそうである。

 みつよが生まれた実家は根室で雑貨屋を営んでいたが、倒産して差し押さえられたため、一家は逃げるようにして歯舞群島の一つである勇留(ゆり)島に移住した。それが1921年のことだったそうだ。

 彼女が書いた自伝によると、電気もなく戸もない貧しい生活だったという。だが、彼女には、家を差し押さえられたことがずっと気持ちの中にあり、「今に見ておれ、きっと仇をとってやる」と思っていた。

 生計を支えるために、櫓を押して海に出て、海老とかカレイ、コマイなどの小魚類を獲っていたそうだ。

 そんな日を送る中、敗戦を迎える。戦争に負けたと知ると彼女は、一家心中まで考えたという。それは、日ソ中立条約を一方的に破棄して、ソ連が北方領土に侵攻してきたからだった。

 島の住民約500人も恐怖に脅えていた。男は殺され、女は全部妾にするといわれていたからだ。

 敗戦の翌年の4月、海の氷が溶けだした頃、大坂一家は夜陰に紛れてボロ舟を出し、必死に根室へ向かって漕ぎだしたそうだ。

 これだけの修羅場を経験してきたみつよは、男勝りで利かん気で度胸満点の女性だったという。根室へ引き上げてからは漁業で成功をおさめ、彼女の主導で旅館業やヘルスセンターを建てるなど、強気で事業を拡大していった。

 その彼女は、北方領土返還運動などで根室に来る大臣や代議士に対して、「毎年毎年『島よ還れ』って叫んでも一向に島は帰って来そうもない。本当に島が戻ってくるのならいいけどただ物見遊山に来るのなら先生方来なくていいよ」といったそうだ。

 この前向きで、目標を目指して突き進む強さは、なおみに受け継がれていると、なおみの大叔母にあたる河野良子(71)が語っている。

 みつよが生きていたら、今の安倍首相の弱腰を何といっただろう。

 ところで安倍首相がトランプ米大統領に対して、「北朝鮮問題でノーベル平和賞に推薦」したことが、トランプの口から明かされた。

 予算委員会で野党が首相を追及したが、相変わらずのすっとぼけた答えに終始している。

 今年も「ウソは安倍首相の始まり」という状態が続いているが、一国の首相の器でないことが次々に暴露され、多くの国民はいい加減にせいと、思っているはずだ。

 文化審議会著作権分科会が、インターネット上にある漫画や写真、論文などあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることを全面的に違法とする方針について了承した。

 政治家や官公庁のスキャンダル資料が内部告発者によってインターネット上に公開されていた場合でも、これをダウンロードして資料にすると違法だそうである。

 こんなバカなことを許すきっかけになったのは、マンガの海賊版がインターネット上に氾濫し、そのためにマンガの売上が落ちたと、政治に泣きついたマンガ出版社経営者たちの目先のことしか考えない浅慮のためである。

 権力側に口実を与えれば、自分たちの都合のいいように変えられること、自明の理である。

 日本マンガ学会の会長、竹宮恵子も、「厳密には著作権侵害があるかもしれない。でも、摘発されずに黙認されてきたからこそ、漫画文化が発展してきた側面がある」として、「法改正するなら、違法の範囲を慎重に絞ってほしい」といっている。

 マンガだけのためだったはずが、他のあらゆるものに網をかけ、違法という名のもとに、言論を封じていこうというのは、断じて認めるわけにはいかない。

 出版社は即刻、「これは我々の考えている規制とはかけ離れている。言論を委縮させるような法改正は望んでいない」と声明を出すべきだ。

 さて、今週の新潮は充実している。1位も新潮のこれだ!

 2003年に輪姦事件を起こした早稲田大学のサークル「スーパーフリー」の主犯、和田真一郎(44)の独占手記である。

 スーパーフリーは、六本木のディスコなどでイベントを開き、二次会で女性に酒を飲ませて酔わせ、みんなで輪姦するという悪質な犯行を繰り返していた。

 参加していたのは、早稲田大学以外に東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学などの学生で、そのうち14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。

 和田は14年の懲役刑を受け、千葉刑務所を満期出所したのは昨年の6月29日だったという。

 15年ぶりで娑婆に出た彼は、スマホにびっくりし、ステーキの味に感動したという。

 現在は、刑務所にいる間に、「就労支援」制度で受け入れてくれた会社社長のところで、名前を変えて仕事をしているそうだ。家族とは一切連絡をとっていないという。

 刑務所内では、仕事が終わると読書三昧。その上、簿記の1級や危険物取り扱いの甲種・乙種、2級のボイラー技士免許などの資格も取得した。

 もともとは、中央大学の経済部に入学したが、「イノシシが出没するような八王子」が嫌で、たいして勉強をせずに早稲田大学の政経学部に合格したというから、地頭はよかったのであろう。

 早稲田に入り、スーフリの先輩に声をかけられて入ったそうだ。最初の飲み会で、2、3年生の先輩が6~7人、1年生が5~6人に対して、女の子が40~50人もいたそうだ。

 彼は、これぞキャンパスライフだとすっかり舞い上がってしまった。

 スーフリは82年にできたが、月に1回の飲み会が主な活動だったというから、女を目当てのためだけの会だったようである。

 先輩が抜け、和田が会長になるが、中心メンバーは男3人だけだったという。

 スーフリが変貌したのは、和田が六本木のディスコ「ヴェルファーレ」でバイトを始めてからだ。そこを辞めて、98年4月に六本木のクラブでイベントを開いたところ500人以上が集まり、大成功したことから、イベント中心に回りだした。

 そのあたりから「サークル内で輪姦が常態化していった」そうだ。その流れで大勢で1人の女性を犯したが、後々トラブルになることはなかったという。

 サークルの中には「ギャルズ」と呼ばれる常連の子もいて、そういう行為を知っていたり、被害に遭った後に常連になった子もいたそうだ。和田は輪姦へ移行した理由を、こう語っている。

「私が“セックスできる女性を独占するのは他の参加者に悪い”“自分だけがおいしい思いをするのはズルい”という、狂った感覚に囚われていたからです。被害に遭った女性からすればたまったものではありませんが、ちょうど後輩や友達に食事をおごるような気分に近かった」

 やった女をメモしている奴もいたという。和田の場合はセックスした女は200~300人という。

 そうした悪事が、被害に遭った女性が被害届を出したことで明るみにでるのである。

 当然ながら、和田は被害者の女性たちへの謝罪、損害賠償を求められれば、分割払いでも払うといっている。だが、どこまでが本心なのか、これを読んでも伝わってこない。

 服役中に、性犯罪者は再犯の可能性が高いために、「再犯防止プログラム」を受講させられるという。同じ罪を犯した同士で議論したり、出所後にどう自分を抑えていくかを考えるそうである。

 だが中には、「出たら被害者だと称する女をぶっ殺してやる」と平然と口にする受刑者もいたという。

 残りの人生を社会の片隅でひっそり送っていく覚悟だと語っている。女性を欲望のはけ口としか見なかった男の当然の末路といえばそれまでだが、同じ早稲田大学の先輩としては、なんともやりきれない思いがしてならない。

【巻末付録】

 ポストからいこう。巻頭は「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」。いつ見てもいいね。だが、巻頭からというのはいささか? だが。

「男も女も幸せになる大江戸性愛四十八手-気持ちよくて体にいい性愛術」。袋とじは「河合奈保子<デジタル写真集>PHOTO・BOOK全集」。といってもヌードはないよ。

「女性が憧れる奇跡のカラダを持つ人気モデル<七菜乃>の未発表写真公開」「私たち二足のわらじグラドルです!-手に職をつけたグラビアアイドル」。

 現代へいこう。

「わちみなみ、100点満点グラビア-福岡の名門・修猷館高校卒のアイドル」。袋とじは「渡辺万美、はじめての濡れ場シーン-映画『こえをきかせて』で迫真演技」

 ポストでは吉沢明歩が抜群にいい。現代は「バンビ」だな。ともに譲らず、今週は引き分けだ。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

「スーパーフリー」和田真一郎、15年ぶりの娑婆で「スマホにびっくり」「ステーキに感動」

今週の注目記事・第1位
「刑期を終えた『スーフリ事件』主犯『和田サン』懺悔録」(「週刊新潮」2/21号)

同・第2位
「曾祖母が自伝に綴った『北方領土』収奪の日」(「週刊新潮」2/21号)

同・第3位
「NHK組織大改編で職員72名が提出した『反論意見書』スクープ入手」(「週刊ポスト」3/1号)

同・第4位
「オードリー春日が結婚決めて彼女(ドッグカフェ店員)の実家お泊まり愛」(「フライデー」3/1号)

同・第5位
「五輪どころではない『池江璃花子」の急性白血病』(「週刊新潮」2/21号)

同・第6位
「社長候補の妻が覚醒剤逮捕で『毎日新聞』のよろめく明日」(「週刊新潮」2/21号)

同・第7位
「国も学者も新聞もみんなで人口を減らそうとしていた頃」(「週刊現代」3/2号)

同・第8位
「ジャーナリストの目 岩瀬達哉」(「週刊現代」3/2号)

同・第9位
「片山さつき『美人秘書』のプロフィール-自民党大会で一番注目を集めた女性」(「フライデー」3/1号)

同・第10位
「嵐・ロス極秘旅行と消されたスキャンダル」(「週刊文春」2/21号)

同・第11位
「テレ朝退社小川彩佳アナがTBS『NEWS23』に!?“脱局アナ”たちの椅子取りゲーム」(「週刊ポスト」3/1号)

同・第12位
「世界中でこんまり『片付け』で20億円稼ぐ法」(「週刊文春」2/21号)

同・第13位
「心愛ちゃん虐待鬼父の『暗黒面』」(「週刊文春」2/21号)

同・第14位
「すべて栄養学の根拠あり!30の症状に効く『最強食』」(「週刊文春」2/21号)

同・第15位
「食べると、どんどん老化が進む食べ物60」(「週刊現代」3/2号)

同・第16位
「日本人が道徳を失った『バカ店員動画』への溜息」(「週刊新潮」2/21号)

同・第17位
「黒いマタニティクリニックに埼玉県が立ち入り検査に入った!」(「週刊文春」2/21号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は新潮の大活躍が目立ち、文春の特集に元気がない。ちと心配だね。

 その文春から。先週、文春が報じた違法中絶を行っていたという埼玉県日高市の産婦人科「太田マタニティクリニック」に、埼玉県の医療整備課と狭山保健所が立ち入り検査に入ったという。

 任意で3時間。「担当者が院内で該当するカルテ等を確認したところ、歯抜けになっていた。県は不信感を強め、徹底的に調査を進める方針」だと、県の関係者が話している。

 さて、「ビッグエコー」「すき家」「くら寿司」「バーミヤン」などで、店員がバカな動画をネットに上げ、問題になっている。

 動画になったのは、インスタやTikTokといったアプリが流行し、簡単に編集・投稿できるようになったからだが、新潮で、ネットニュース編集長の中川淳一郎が、こうしたバカッターたちは、「バカなツイートを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはず」といっているが、私は頷けない。

 ワイドショーでは、こうした連中は、安いおカネで働かされ、将来の保証もない鬱憤を、こうした形で晴らしているのだという論争もあるが、これも、私には頷けない。

 また新潮がいうように、今の若者は「恥」や「道徳」を知らないからだと嘆くのも、私には頷けない。

 いつの時代もこうしたバカがいたのだ。時代やネットのせいではない。確かに仲間内でバカをやっているよりも、ネットは便利で拡散してくれて、反響も大きいから、面白さも大きくなるのかもしれないが、それだけ批判も大きいし、下手をすればお縄になることもある。

 ましてや、世の中の不公平に異を唱えるための「行為」などと、この連中は考えたこともないはずだ。

 成人式でなんの理由もなく暴れる連中と同じだ。だが、こうしたバカは、いつの時代どこの国でも、一定程度の割合でいるのだ。ワイドショーのように、世の中の一大事のように伝えるから、模倣する奴が出てくる。バカなことをされた店は許せないだろう。訴えて損害賠償を要求すればいい。メディアは無視することだ。他に報じなければいけないニュースが山ほどあるのだから。

 このところ「食べてはいけない」特集が目立つ。あれはいけないこれはいけない、といわれると、それじゃ何を食べればいいんだよといいたくなる。

 今週の現代は、これを食べるとどんどん老化が進むとい食べものを60あげている。

 私にはもはや関係ないが、老化を進めるのは「AGE」という終末糖化産物、つまりタンパク質と糖が結びつくことで、老化やさまざまな悪影響が出るというのである。

 まあ、だいたい身体に悪いものは美味しいのだ。ここにもあるとんかつ、てんぷら、春巻き、ミックスピザ、サーロインステーキ、カツカレー、うな重、みんな大好き。

 AGEを抑えるにはブロッコリーやカリフラワーなどに含まれているスルフォラファンというのがいいそうだが、レモンやお酢を使うと、AGEを半減させるそうだ。

 気になる方はやってみたら。

 文春では、30の症状に効く「最強食」を紹介している。

 血圧、血糖に効くのは沖縄の柑橘類「シークワーサー」が最強で、これは生活習慣病予防全般にいいそうである。

 やはりお酢というのがいいようだ。血圧が高めなら大匙いっぱいのお酢を飲めばいいという。

 悪玉コレステロールには大豆。認知症予防にはクロマグロがベスト。鬱っぽい症状には牛肉、イライラを抑えたい人はギャバロン茶。

 老眼や白内障、緑内障の進行を遅延させるには黒豆や紫キャベツ。下痢には番茶や紅茶がいいそうである。

 まま、食べるもので血圧や血糖が改善するなら、やってみてもいいかもしれない。

 文春は心愛ちゃんを虐待して死に至らしめたのではないかという容疑で逮捕された栗原勇一郎容疑者(41)の“暗黒部分”をレポートしているが、先週新潮が報じた以上の新しい事実はさほどない。

 勇一郎方の祖父母が聴取に応じて、勇一郎が「あれは暴力ではなく躾だ」という主張とおなじことを強硬にいっているそうだ。

 だが新しい事実が次々に出てきているようだ。「司法解剖で心愛さんの肺から水が検出された」「廊下や浴室で寝かしていた」などなど。同じ逮捕された妻のなぎさ(32)は、夫の虐待を止めることなく、自らも殴っていたといもいわれる。

 勇一郎は外ではいい父親を演じていたようだが、「DVや虐待の加害者が外面がいいというのはよくあるケースです。この父親は精神病ではなく、サイコパスや反社会性パーソナリティ障害に近いのではないでしょうか。妻や子供を自分の付属品、一部だと思い、何をしても許されると考え、言うことを聞かないことが許せない。そいう理屈で精神的、物理的に支配下に置いている」(精神科医の岩波明)という。

 心愛ちゃんの遺体は安置されたままで、葬儀の予定はまだないそうだ。

 ところで「片付け」という日本語は、世界語になったそうだ。

 近藤麻理恵(34)、通称「こんまり」が書いた『人生がときめく片づけの魔法』がベストセラーになったが、これが世界中で翻訳され、15年には米誌タイムの「世界で最も影響力のある百人」に選ばれるなど、こんまりの知名度は天井知らずである。

 そのこんまりが、アメリカの片づけ下手な家を訪問して、片づけの極意を授けるという番組が、NetFlixで1月から配信されているのだが、全米で大人気になり、英語版は全米のゼストセラーになったのである。

 かくしてこんまりは、20億円も稼ぐと、文春が報じている。

 現在、彼女は夫とロスに住み、2人の娘を育て、片づけコンサルタントで大忙しだという。

 私もNetFlixを見てみた。ゴミの山に埋もれているアメリカ人の屋敷を訪れて、日本語で話しながら、みるみるうちにゴミの山を片づけていく。

 昔の日本には「始末する」という言葉が生きていた。昔の家は狭いため、快適に暮らすためには、モノを貯めずに始末することが当然だった。

 私の祖母や母は、そうやって生きてきた。今は身の始末や物を捨てることもできない輩が多すぎる。

 こんまりが稼げるというのは、自分の始末さえできない、どうしようもない女や男が増えたからである。

 モノのあまりない生活というのは、なかなか快適なものである。私は、1年経って使わないモノはどんどん捨てることにしている。

 だが困るのは、本の始末である。これだけは片づけるそばから増えていく。ああ!

 さて、小川彩佳がテレ朝を辞めたことが話題である。櫻井翔と別れて、一般男性(なんといういい方だろう。小川は一般人ではないのか?)と結婚する予定で、寿退社だといわれたが、どうやらそうではないというのだ。

 視聴率が低迷する『NEWS23』の新キャスター候補に挙がっていると、スポーツ紙が報じた。

 ポストは、報道をこなせる女性アナウンサーが少ないため、小川は喉から手が出るほど欲しいところがあると、書いている。

 確かに、NHKを辞してフリーになった有働由美子アナは、報道の経験がないため、『news zero』で苦戦している。

 カトパンこと、加藤綾子が4月から、夕方の報道番組のメインキャスターをするらしいが、やはり報道の現場経験がない彼女に、不安の声は多いようだ。

 テレ朝では、朝の顔であった宇賀なつみアナも退社し、TBSでも、吉田明世アナ、宇垣美里アナもフリーになるそうだ。

 だが、フリーになっても、早々次のいい仕事が見つかるわけではないようだ。

 女子アナがアイドルであった時代は、もはや遠い過去になっているように思うのだが。

 女性といえば、2月17日の日曜日、JRAのG1レース「フェブラリーS」に藤田菜七子騎手が、女性としては初めて騎乗し話題を集めた。

 今日(2月18日)の朝日新聞の一面に、「初G1 涙出そうに」というタイトルで藤田の写真が載っていた。

 だが待ってくれ。藤田の乗ったコパノキッキングが勝ったのなら、一面扱いでもいいのだろうが、コパノは5着だった。しかも1着のインティに5馬身以上離されてしまっているのだ。ちなみに2着のゴールドドリームはインティと首差である。

 日本のスポーツジャーナリズムは、この騎乗の下手なことを責めることをしない。

 馬主のDr.コパと事前に話し合って、後方からいこうと決めていたというが、賢い騎手なら、ペースが遅いことに気づいて、早めに中団まで上がるのが「常識」である。

 それに今の東京競馬場は、先行馬有利の馬場コンディションである。四角最後方から追い込んで届くはずがない。

 ゴールドに騎乗したルメールは、直線に入ったところで早めに追い出し、インティを首の差まで追いつめた。3着のユラノトとは4馬身もちぎれている。

 これが、前回騎乗したマーフィーなら、こうした判断ミスは犯さなかったはずだ。

 馬が可哀想である。コパノはいい馬である。騎手がルメールかM.デムーロなら勝ち負けに持ち込んでいたかもしれない。

 藤田の騎乗ミスだとなぜ書かないのか。これでは藤田は競馬界のアイドルで終わってしまう。

 これまでの女性騎手にないいいものを持っていることは間違いない。だが、間違いは間違いだと指摘してやらないと、このままでは進歩がない。

 馬主は自分の馬に勝ってもらいたい。今回の藤田の騎乗を見ていて、大方の馬主は、やっぱりと思っているに違いない。

 だいぶ前にも書いたが、イギリスのアスコット競馬場で、武豊の騎乗した日本馬が人気になったが、後方のまま惨敗したことがあった。

 次の日の新聞は、武の騎乗がひどすぎると酷評した。私もレースを見ていてそう思った。

 競馬に限らず、日本ではスポーツジャーナリズムが育たない。勝てば大喜びし、負けても、「泣くな、明日がある」式の情緒的なスポ根ドラマにして、何が足らずに負けたのかの分析など、紙面の片隅に追いやられてしまう。

「藤田菜七子にG1は5年早かった」と、なぜ書かないのか。こうした真っ当な評価と、どこを直さなければいけないのかを直言しなくては、彼女は伸びない。ましてや競馬にはオレたちの命から二番目に大切なおカネがかかっているのだ。

 私はハナから藤田の馬を蹴っ飛ばしたからいいが、これだけはいっておきたい。

 文春の「嵐」のロス極秘旅行に触れておこう。2月6日、「嵐」の5人と、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長(52)がロス行きの飛行機に乗り込んだそうだ。

 ファーストクラスを借りきっての豪華旅行。すべてを合わせると1,000万円以上するという。

 ロスではグラミー賞の授賞式などを見たそうだ。ロスというのは、ジャニー、メリー喜多川が幼少期を過ごした、ジャニーズの聖地だそうだが、今回のようなVIP待遇は異例中の異例だそうである。

 来年末で活動を休止する「嵐」だが、ジュリー直々に、休止をしても事務所を離れないでくれと頼んだのだろうか。引退すると宣言している大野智(38)を、みんなで説得したのだろうか。

 文春は、5人の過去の女性関係や、現在、付き合っている女性たちを上げて、「活動休止後、結婚を含めた五人の私生活はさらに自由なものになるでしょう」(プロダクション関係者)といっている。

 私は、もはや中年オジサングループである「嵐」の再結成だけはないと思っているのだが。

 さて、これはぜひ買って見てもらいたいな。フライデーに、あの“疑惑のデパート”といわれる片山さつきの公設第二秘書・中嶋規恵(31)という別嬪の女性が載っているのだ。

 こういうのが写真誌の強みである。

 昔タレント活動をしていたそうだが、片山と並ぶと、一層彼女の美しさが際立つだろうな。

 片山が嫉妬して、クビにしないか心配だが。

 現代に「ジャーナリストの目」というコラムがある。何人かの持ち回りで、今回はフリージャーナリストの岩瀬達哉。

 第三者委員会という存在のおかしさを論じているが、その通りである。

 厚生労働省の統計不正問題でも、厚労官僚たちは早く幕引きを図ろうと、外部委員からなる「特別監察委員会」を立ち上げた。

 だが外部委員とは嘘で、大半が官房長など身内によるお手盛り調査で、「組織的な隠ぺいは認められない」という中間報告を出し、火に油を注いだ形になってしまった。

 岩瀬は、2020年の東京オリンピックの開催を決めるIOC総会の前後に、東京の招致委員会から約2億3,000万円のコンサルタント料が、シンガポールにあるコンサルタント会社に流れ、そのカネで複数のIOC委員を買収して招致を買い取った疑惑を例にとっている。

 このケースのときも、JOCの中に第三者委員会ができ、「違法と解される余地はない」と結論付けたのである。

 だが、企業法務に詳しい弁護士やジャーナリストでつくる「第三者委員会報告書格付け委員会」は、調査報告書の体を成していないと、最低ランクに位置付けた。

 フランスの司法当局も、JOCの竹田会長を容疑者として、予審判事の手続きを開始している。

 このように、第三者委員会を立ち上げ、そこで、疑惑を追及されている関係者と利害のある人間を据えて、都合の良い結論を出し、終わりにしようというのは、安倍政権が得意とするところである。

 ジャーナリズムは、もっと声を上げなくてはいけないこと、いうまでもない。

 ところで週刊誌が総“現代化”している。文春は「これで大丈夫! 『葬儀』の手続き」、朝日が「夫や妻と死別後の手続き」、サンデー毎日が「穏やかに逝く心得」と、現代かと見紛うような特集ばかりである。

 理由は簡単だ、売れるからである。日販ウェブメディア「ほんのひきだし」にその“証拠”が載っている。

 今年1月の雑誌月間売上冊数のトップは小学館の「コロコロコミック」2月号、第2位は集英社の「週刊少年ジャンプ」、第3位は宝島社の「otona MUSE」2月号と常連が並んでいる。

 だが、文春を抑えて堂々、現代が第10位に入ったというのだ。1月7日発売の合併号で、巻頭特集は「老親とあなたに降りかかる『面倒』を解決! 死ぬ前に用意しておくこと」だ。昨年同時期と比較しても130%に迫る売れ行きだったそうである。

 現代はそこから「最期の手続き大特集」を続け、今週号は「大反響! みんな読んでる本家本元」と謳って「間違いだらけの『死後手続き』」が第9弾になる。

 死ぬ前から始まって、死んだ後の手続きまで懇切丁寧に解説してくれているが、次はどうするのか? 「老親の三回忌にしなければいけないこと大特集」でもやるのだろうか。

 堺屋太一が亡くなったが、彼が名付けた「団塊世代」がみな高齢者になり、これから数年間は死亡ラッシュになることは間違いない。

 ここ数日の朝日新聞の死亡欄の充実ぶりは凄い。寒さが厳しい、インフルエンザの流行など、いろいろ要因はあるだろうが、例年以上に多い気がする。

 もうすぐ冥界に旅立つ年寄りを抱えている家庭が、現代を買ってきて、夫婦で密かに読んでいるのだろうか。

 現代は15日に、「完全保存版 おとなの週刊現代」(定価980円)を発売した。内容はこれまでやってきた「死後の手続きはこんなに大変です」の集大成。

 今週号が480円だから、2週我慢して別冊を買えばいいと、私は思ってしまうのだが。

 これほど相続問題がクローズアップされるのは、残された者たちに深刻な老後への不安があること間違いない。

 現代は、戦後、「みんなで人口を減らそうとしていた頃」があったじゃないかと特集しているが、たしかに国もメディアも、「子供は二人まで」にして人口を抑制せよと、挙国一致体制で減らしてきたのである。

 その上、バブル崩壊、新自由主義導入で、多くの非正規の若者たちを生み出し、結婚して子どもを産み育てることさえままならなくなってしまった。

 このままいけば、膨大な貧しい中高年が日本中に溢れ、年金介護を含めた社会保障制度が崩壊するかもしれない。いまのうちに少しでもカネを貯めなくては、豊かな老後ではなく、そこそこの老後さえ送れないという“恐怖”から、一銭でも多く親から相続したいという空気が蔓延しているからであろう。

 アベノミクスの失敗で現代が儲かる、という図式なのかもしれない。皮肉なものだ。

 毎日新聞が大変なことになっている。社長候補とまでいわれている増田耕一常務(63)の妻が、覚せい剤所持容疑で逮捕されたというのである。

 増田常務は、50過ぎまで独身だったそうだが、10年ほど前に20歳若い女性と結婚したそうだ。

 発端は、兵庫県警が麻薬密売組織の捜査をしている過程で、購入者として増田の妻の名前が上がり、夫と暮らしているマンションをガサ入れしたところ、ブツが発見されたというのだ。

 増田常務は知らなかったようだが、このままいくと「今の役職に留まるのは難しいのでは」(毎日の幹部社員)といわれているそうだ。

 だが、夫が全く関与していないのなら、妻とは別人格、他人なのだから、可哀想な気がする。まあ、妻の所業も把握していなかった人間に大新聞のかじ取りは出来ないということになるのだろうが。

 先週はスポーツ界で大きな話題があった。一つは女子テニス世界1位に輝いた大坂なおみが、彼女を育ててくれたサーシャ・バインコーチとの契約を解消したというニュースである。

 あれだけ親しそうに見えた“イケメン”コーチとの間に何があったのか。

 二つ目は水泳の池江璃花子(18)が、白血病だと診断されと、自身のツイッターで公表したのである。

 これらのニュースは文春、新潮の締め切り直前だったので、どうするかと思っていたら、文春はどちらも触れていないが、新潮は池江について1ページだが掲載していた。大坂についても触れているが、これは北方領土と絡んだ話で、コーチとのことではない。

 まず池江から。白血病というと、夏目雅子や本田美奈子のような痛ましいケースを連想するが、池江のは「年齢を考えれば、急性リンパ性白血病である可能性が高いでしょう。白血病は若いほど治りやすく、逆に年を取っていると治りにくくなる病気です」(医療ガバナンス研究所の上昌広理事長)

 少し安心するが、治療は点滴による抗がん剤治療が主になり、一時的に造血機能が低下するそうだ。そのために身体の免疫機能が極端に低下するから感染症のリスクが高まる。

 衛生環境が保たれた無菌室での生活を余儀なくされ、治療は約半年かかるという。さらに、「池江さんの場合はアスリート。とくに競泳は水の中のスポーツであり、黴菌に触れる機会も多い」(上理事長)ので、免疫力が低下した池江が競技に復帰するためには、2年ぐらいかかるそうである。

 しかも、体力が極端に落ちてしまうため、再び世界的アスリートとして伍していくには、かなりの苦労があるでしょう」(同)。

 池江の祖母は、「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして。私より先にいっちゃうなんて、いやだから」と話している。池江はまだ若い。きっと、頑張り屋の彼女だから、見事病気を克服して再び世界の大舞台で華麗な泳ぎを見せてくれるに違いない。

 お次はフライデーから。お笑い芸人のオードリー春日(春日俊彰・40)が、長年独身を貫き、カネを貯めることに打ち込んできたが、ついに結婚しそうだという。

 相手は、都内下町に住む女性で、彼女も同じ年だそうだ。彼女は都内のドッグカフェで働く一般女性で、知り合ったのは5年前になるという。

 2月1日の前夜、彼女の実家を訪れ、一夜を過ごしているから、親も公認なのだ。

 彼女の自宅前で直撃した彼女の父親は、挨拶は済ませていると語り、春日のことは「別に普通だよ。無口な人だからね。そりゃ、テレビとは違うよ!」といっている。

 お笑い芸人や喜劇役者は、外で笑わせる分、家では無口なものだ。典型は渥美清だろう。親の前でも無口なのは、気を使わないからだろう。結婚は間違いないようだ。

 次はポストから。NHKが組織を大改編しようとしているそうだ。

 だが、文化・福祉番組部の職員(海外留学中の部員を除く)全員が、制作局局長に「要望書」を出したというのである。

 そこでは、「現状の説明では納得がいかない」「番組全体の多様性が失われる」と書かれているそうだ。

 この部は、ドキュメンタリー番組の「ETV特集」や、LGBTや障がい者の悩みなどを取り上げる「ハートネットTV」など良心的な番組が多い。

「ETV特集」では、憲法九条や日本の戦争責任、女性の権利などを取り上げている。

 有名なのは、2001年に放送した「ETV2001 問われる戦時性暴力」という中で、慰安婦問題を扱う女性国際戦犯法廷を取りあげたことだ。

 当時幹事長代理だった安倍晋三が、放送日前にNHK幹部と面会し「一方的ではなく、公正で客観的な番組にするよう」番組内容の変更を求めたことが、後に明らかになる。

 そうしたこともあって、安倍首相とNHKの現場の間に確執があり、これまでも、安倍は自分に近い人間を経営委員に送り込み、ついには籾井勝人という人間を会長にまで据えたのである。

 政治部長をやった小池英夫を報道局長にし、やはり政治部の岩田明子を贔屓にして、NHK全体を自分に忖度する人間たちで固め、最後の仕上げが、この大改編ということになるのではないか。

 歴史的にも、田中角栄に近かった島桂次、竹下派をバックにした海老沢勝二など、NHKは「自民党政治」と近い人間が会長についてきた。

 そうした中で、権力と距離をとり、権力をチエックするNHKの人間もいたのだが、それを根こそぎなくそうというのは、許してはならない暴挙である。

 文化・福祉番組部の職員たちと会社側の話し合いは続いているという。他のメディアも、ジャーナリストたちも、成り行きを注視しなくてはならないはずだ。

 さて、大坂なおみがコーチとの契約を解除したことが話題になっている。

 全豪オープンを勝って女子テニス界の頂点に立ったのになぜ? 金銭トラブルか、はたまた男女間の縺れかと、外野席は喧しい。

 聞くところによると、大坂の前の世界ランク1位にいたシモナ・ハレプ選手も、全豪オープンの途中でコーチを解任していたというから、よくあることのようだが。

 その大坂と北方領土問題? どいう関係があるのだろうか。

 安倍首相は、2月7日の「北方領土の日」に、これまでは「四島の帰属問題の解決を」といっていたのに、今回は「領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針のもと、交渉を進めていく」とあいさつした。

 これがプーチン側に「配慮」した発言だと捉えられているそうである。

 今のところ、四島はおろか二島も帰ってこないという見方が多いようだが、実は、大坂家は北方領土問題の「当事者」だというのだ。

 大坂の祖父の鉄夫(74)の母親は大坂みつよという。彼女は2004年に94歳で亡くなっているが、11人の子供を産み、北海道根室の漁業関係者の間では、「大坂のかあさん」と呼ばれていた豪傑だったそうである。

 みつよが生まれた実家は根室で雑貨屋を営んでいたが、倒産して差し押さえられたため、一家は逃げるようにして歯舞群島の一つである勇留(ゆり)島に移住した。それが1921年のことだったそうだ。

 彼女が書いた自伝によると、電気もなく戸もない貧しい生活だったという。だが、彼女には、家を差し押さえられたことがずっと気持ちの中にあり、「今に見ておれ、きっと仇をとってやる」と思っていた。

 生計を支えるために、櫓を押して海に出て、海老とかカレイ、コマイなどの小魚類を獲っていたそうだ。

 そんな日を送る中、敗戦を迎える。戦争に負けたと知ると彼女は、一家心中まで考えたという。それは、日ソ中立条約を一方的に破棄して、ソ連が北方領土に侵攻してきたからだった。

 島の住民約500人も恐怖に脅えていた。男は殺され、女は全部妾にするといわれていたからだ。

 敗戦の翌年の4月、海の氷が溶けだした頃、大坂一家は夜陰に紛れてボロ舟を出し、必死に根室へ向かって漕ぎだしたそうだ。

 これだけの修羅場を経験してきたみつよは、男勝りで利かん気で度胸満点の女性だったという。根室へ引き上げてからは漁業で成功をおさめ、彼女の主導で旅館業やヘルスセンターを建てるなど、強気で事業を拡大していった。

 その彼女は、北方領土返還運動などで根室に来る大臣や代議士に対して、「毎年毎年『島よ還れ』って叫んでも一向に島は帰って来そうもない。本当に島が戻ってくるのならいいけどただ物見遊山に来るのなら先生方来なくていいよ」といったそうだ。

 この前向きで、目標を目指して突き進む強さは、なおみに受け継がれていると、なおみの大叔母にあたる河野良子(71)が語っている。

 みつよが生きていたら、今の安倍首相の弱腰を何といっただろう。

 ところで安倍首相がトランプ米大統領に対して、「北朝鮮問題でノーベル平和賞に推薦」したことが、トランプの口から明かされた。

 予算委員会で野党が首相を追及したが、相変わらずのすっとぼけた答えに終始している。

 今年も「ウソは安倍首相の始まり」という状態が続いているが、一国の首相の器でないことが次々に暴露され、多くの国民はいい加減にせいと、思っているはずだ。

 文化審議会著作権分科会が、インターネット上にある漫画や写真、論文などあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることを全面的に違法とする方針について了承した。

 政治家や官公庁のスキャンダル資料が内部告発者によってインターネット上に公開されていた場合でも、これをダウンロードして資料にすると違法だそうである。

 こんなバカなことを許すきっかけになったのは、マンガの海賊版がインターネット上に氾濫し、そのためにマンガの売上が落ちたと、政治に泣きついたマンガ出版社経営者たちの目先のことしか考えない浅慮のためである。

 権力側に口実を与えれば、自分たちの都合のいいように変えられること、自明の理である。

 日本マンガ学会の会長、竹宮恵子も、「厳密には著作権侵害があるかもしれない。でも、摘発されずに黙認されてきたからこそ、漫画文化が発展してきた側面がある」として、「法改正するなら、違法の範囲を慎重に絞ってほしい」といっている。

 マンガだけのためだったはずが、他のあらゆるものに網をかけ、違法という名のもとに、言論を封じていこうというのは、断じて認めるわけにはいかない。

 出版社は即刻、「これは我々の考えている規制とはかけ離れている。言論を委縮させるような法改正は望んでいない」と声明を出すべきだ。

 さて、今週の新潮は充実している。1位も新潮のこれだ!

 2003年に輪姦事件を起こした早稲田大学のサークル「スーパーフリー」の主犯、和田真一郎(44)の独占手記である。

 スーパーフリーは、六本木のディスコなどでイベントを開き、二次会で女性に酒を飲ませて酔わせ、みんなで輪姦するという悪質な犯行を繰り返していた。

 参加していたのは、早稲田大学以外に東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学などの学生で、そのうち14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。

 和田は14年の懲役刑を受け、千葉刑務所を満期出所したのは昨年の6月29日だったという。

 15年ぶりで娑婆に出た彼は、スマホにびっくりし、ステーキの味に感動したという。

 現在は、刑務所にいる間に、「就労支援」制度で受け入れてくれた会社社長のところで、名前を変えて仕事をしているそうだ。家族とは一切連絡をとっていないという。

 刑務所内では、仕事が終わると読書三昧。その上、簿記の1級や危険物取り扱いの甲種・乙種、2級のボイラー技士免許などの資格も取得した。

 もともとは、中央大学の経済部に入学したが、「イノシシが出没するような八王子」が嫌で、たいして勉強をせずに早稲田大学の政経学部に合格したというから、地頭はよかったのであろう。

 早稲田に入り、スーフリの先輩に声をかけられて入ったそうだ。最初の飲み会で、2、3年生の先輩が6~7人、1年生が5~6人に対して、女の子が40~50人もいたそうだ。

 彼は、これぞキャンパスライフだとすっかり舞い上がってしまった。

 スーフリは82年にできたが、月に1回の飲み会が主な活動だったというから、女を目当てのためだけの会だったようである。

 先輩が抜け、和田が会長になるが、中心メンバーは男3人だけだったという。

 スーフリが変貌したのは、和田が六本木のディスコ「ヴェルファーレ」でバイトを始めてからだ。そこを辞めて、98年4月に六本木のクラブでイベントを開いたところ500人以上が集まり、大成功したことから、イベント中心に回りだした。

 そのあたりから「サークル内で輪姦が常態化していった」そうだ。その流れで大勢で1人の女性を犯したが、後々トラブルになることはなかったという。

 サークルの中には「ギャルズ」と呼ばれる常連の子もいて、そういう行為を知っていたり、被害に遭った後に常連になった子もいたそうだ。和田は輪姦へ移行した理由を、こう語っている。

「私が“セックスできる女性を独占するのは他の参加者に悪い”“自分だけがおいしい思いをするのはズルい”という、狂った感覚に囚われていたからです。被害に遭った女性からすればたまったものではありませんが、ちょうど後輩や友達に食事をおごるような気分に近かった」

 やった女をメモしている奴もいたという。和田の場合はセックスした女は200~300人という。

 そうした悪事が、被害に遭った女性が被害届を出したことで明るみにでるのである。

 当然ながら、和田は被害者の女性たちへの謝罪、損害賠償を求められれば、分割払いでも払うといっている。だが、どこまでが本心なのか、これを読んでも伝わってこない。

 服役中に、性犯罪者は再犯の可能性が高いために、「再犯防止プログラム」を受講させられるという。同じ罪を犯した同士で議論したり、出所後にどう自分を抑えていくかを考えるそうである。

 だが中には、「出たら被害者だと称する女をぶっ殺してやる」と平然と口にする受刑者もいたという。

 残りの人生を社会の片隅でひっそり送っていく覚悟だと語っている。女性を欲望のはけ口としか見なかった男の当然の末路といえばそれまでだが、同じ早稲田大学の先輩としては、なんともやりきれない思いがしてならない。

【巻末付録】

 ポストからいこう。巻頭は「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」。いつ見てもいいね。だが、巻頭からというのはいささか? だが。

「男も女も幸せになる大江戸性愛四十八手-気持ちよくて体にいい性愛術」。袋とじは「河合奈保子<デジタル写真集>PHOTO・BOOK全集」。といってもヌードはないよ。

「女性が憧れる奇跡のカラダを持つ人気モデル<七菜乃>の未発表写真公開」「私たち二足のわらじグラドルです!-手に職をつけたグラビアアイドル」。

 現代へいこう。

「わちみなみ、100点満点グラビア-福岡の名門・修猷館高校卒のアイドル」。袋とじは「渡辺万美、はじめての濡れ場シーン-映画『こえをきかせて』で迫真演技」

 ポストでは吉沢明歩が抜群にいい。現代は「バンビ」だな。ともに譲らず、今週は引き分けだ。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

眞子さま&小室圭さん、どうなる!? 週刊誌はなぜ「どうしても別れさせたい」のか……?

今週の注目記事・第1位
「痣は見えない部分に集中、DV離婚も復縁、鬼父の本性を暴く」(「週刊文春」2/14号)

同・第2位
「新聞テレビが報じない『金銭トラブル』の代償-茨城「女子大生殺人事件」(「週刊新潮」2/14号)

同・第3位
「『赤ちゃんを水に浸け、窒息させた』黒いマタニティクリニック」(「週刊文春」2/14号)

同・第4位
「ZOZO『前澤社長』の背伸びがバレた!-テナント離脱、業績下方修正!」(「週刊新潮」2/14号)

同・第5位
「逆襲のゴーン!中東の販売代理店が日産を訴える理由-日産・検察連合と死闘」(「週刊新潮」2/14号)

同・第6位
「片山さつき事務所新疑惑『二千万円口利き』」(「週刊文春」2/14号)

同・第7位
「貴乃花、初めて語る宮沢りえ婚約と破局」(「週刊文春」2/14号)

同・第8位
「元『ももクロ』の有安杏果(23歳)精神科医(48歳)と『禁断の愛』」(「フライデー」2/18号)

同・第9位
「樹木希林さん(享年75)さすが!『死ぬ前手続き』家族を幸せにする相続術」(「女性セブン」2/21号)

同・第10位
「<選び方ガイド>腰痛、ひざ痛…その痛み、原因は靴にあり」(「週刊文春」2/14号)

同・第11位
「食べてはいけない『スーパーの超加工食品』」実名リスト」(「週刊新潮」2/14号)

同・第12位
「アウトレイジ・ビヨンド<金網>-強制性交等の容疑で逮捕された新井浩文」(「週刊新潮」2/14号)

同・第13位
「花粉症を根治する」(「AERA」2/18号)

同・第14位
「『美智子さま』」が思いを込めたさよなら代わりの『眞子さま三公務』」(「週刊新潮」2/14号)
「『婚約中止』秋篠宮さまのご決意」(「週刊文春」2/14号)

同・第15位
「『盟友』『政敵』10人が『細野豪志』」へ贈る言葉」(「週刊文春」2/14号)

 今週は現代とポストが合併号でお休み。早速いこう。

 細野豪志(47)という政治家は節操のない人間である。民主党政権時代、要職を歴任し、安倍首相のことを自著で「安倍総理の思想は、保守というより国家主義への回帰」だと批判していたのに、野党に居場所がなくなると、自民党の二階派に潜り込んでしまったのだ。

 かつての仲間はもちろん、自民党内からも、地元選挙区の後援者からも批判されているが当然だろう。思えば、日本一美しいといわれた山本モナとのキス写真がフライデーに載ったころが、この男の絶頂期だったな。

 さて、小室圭が出した文書が大きな波紋を広げている。私は、それでも眞子と圭は結婚すると考えているが、週刊誌は、なんとしてでも別れさせたいようだ。

 新潮は美智子皇后が眞子さんに対して、「もうあの人とはさよならしなさい」といわんばかりに、眞子さんの公務を三つにしたというのである。

 公務は、ひとたび担当すれば、結婚が近いからといった理由で別の皇族にバトンタッチすると、行事の主催者に礼を欠くことになるから、難しいようだ。

「皇室はこぞって破談を前提に物事を進めている」(さる宮内庁関係者)

 しかし、その新潮でさえ、「お気持ちは完全に小室さん側に傾いたままです」(秋篠宮家の事情に通じる関係者)と書かざるを得ないのだ。

 文春は、秋篠宮が「婚約中止」を決意したと報じている。だがどこを読んでも秋篠宮の肉声はなく、毎度毎度の関係者のオンパレードで、伝聞・推定、だとしたらというものである。

 ひとつ気になるのが、小室家側の代理人、上芝直史という弁護士のメディアへの発言である。

 金銭トラブルについて「元婚約者の方の理解を得られるよう、前のめりに対応していきたい」。圭は眞子も文書の内容を知っているといったようだが、皇室利用ではないかという批判が出ているがという疑問には、「『婚約者』というのがどういう意味か分かりませんけど、ご本人たちは結婚しようと思っているわけでしょ。それだけの話じゃないですか」と語っているようだが、言葉の使い方、内容ともに意味不明である。

 中でも眞子と圭が様々なトラブルの中で、結婚の意思を貫こうとしているのに、「それだけの話」と突き放すのは、私には理解不能である。

 テレビでも上芝弁護士は、元婚約者とはまだ接触できていないような発言をしていたが、自分に課された役割を十分理解していないのではないかと、心配になる。

 お次はAERAの花粉症の特集。今年もつらい季節が来る。

 1日1回、スギ花粉の抗原エキスを舌の下に入れて飲み込む「舌下免疫療法」が有名だが、これも治る人と治らない人がいる。

 だが、研究が進み、効果が出ない人が事前にわかるようになってきたという。

 これからは、「舌下免疫療法」が効いた人の口腔内からとった細菌を分析することで、花粉症に効く新薬を開発することが期待できるというが、今すぐというわけにはいかない。

 漢方で根治しようという医者もいる。体の毒素を排出する「十味敗毒湯」がいいそうだが、花粉症には保険適用外だそうだ。

 その他には「小青龍湯」や「苓甘姜味辛夏仁湯」がいいそうだし、こちらは保険適用可だ。

 スギ花粉米を食べて、カラダの中の抗体を慣らして免疫力をつけるということも行われているという。

 また生まれる前からアレルギー体質になるのを防ぐ研究も進められているそうだ。

 だがどれも、今そこにある花粉症には間に合いそうもない。仕方ない。また目薬と鼻炎薬のお世話になろうか。

 さて、俳優の新井浩文(40)が、自宅に呼んだ女性マッサージを押さえつけ、無理やり行為に及んだとして、強制性交の容疑で逮捕された。

 私は新井をたけし監督の『アウトレイジ・ビヨンド』のチンピラ役しか見ていないが、なかなかいろいろな役ができるバイプレーヤーで、公開を控えていた映画も2本あったという。

 この事件で映画が公開されない可能性が高く、他のものも入れると賠償金は5億円を超えると新潮が報じている。逮捕されて知ったのだが、彼は在日韓国人三世だそうだ。

 するとネットでは、新井をヘイトする書き込みが溢れたそうだ。中には「性犯罪は韓国人のお家芸」などというバカというしかないものまであるという。

 なぜ、韓流ドラマは歓迎するのに、在日の人たちには罵詈雑言を浴びせるのか。やったことは許せないが、ああいう陰を持った役を演じられる役者はなかなかいない、貴重な俳優だったはずだ。

 最近は韓国や中国の旅行者を笑いものにするワイドショーも多いが、ほんの少し前、日本人旅行者が欧米人の笑いものになっていたことを忘れたのだろうか。

 日本人の行動様式は「恥の文化」だといったのはベネディクトだが、今や死語である。

 新潮のスーパーにある食べてはいけない「超加工食品」特集の第三弾。

 項目を並べてみよう。

▼なぜ摂取量10%増加で「罹患率」が12%も上昇するのか!?
▼再点検すべき「ハンバーグ」「パン」「サラダ」「チキンナゲット」「ピザ」
▼便利だから危ない「チルド商品」ワースト51
▼インド産「添加物」に「ダイオキシン」「除草剤」成分
▼「糖質オフ」商品に砂糖の1万倍甘い「人工甘味料」
▼「サッポロ一番」「どん兵衛」「緑のたぬき」……避けたい「インスタント麺」72ランキング
▼「ノンフライ」増加の背景に発がん性物質「アクリルアミド」

 私は、この記事を作るためにどれだけの人間が関わったのかを考える。ご苦労なことだ。

 私は、現場の編集者時代、こうした地道な取材ができなかった。根がないのである。

 スーパーに並んでいる商品を片っ端から調べる。間違えればメーカーから必ず訴えられる。

 この記事はd-マガジンでは読めない。そうだろうと思う。

 これが一冊にまとまったら買おうと思っている。

 ところで、この年になってようやく、靴で歩きが変わるということが実感できた。

 大きすぎてもダメだが、足の指が靴先に当たり過ぎると、爪が変形してしまう。靴選びはなかなか大変である。

 今週の文春に、腰痛、膝の痛みは靴に原因があると、ロコモ・ジャーナリストのかじやますみこが書いている。

 足の専門医の「足のクリニック 表参道」の桑原靖院長は、「高齢化がさらに進むと、足の問題はさらに重要になる。普段から足の健康に気を配り、“足の耐用年数”を伸ばす必要がある」と話している。

 当然のことだが、靴は、足や身体を支え、足を守り、歩行をサポートするものである。合わない靴は万病の元だという。

 ではどんな靴を選べばいいのか。

*かかとが柔らかい靴は避ける。
*軽すぎるより、ある程度重みのある靴を選ぶ。
*足のサイズを測り、ぴったりの靴を探す。そのためには足のサイズを測れ。
*ひもやベルトで甲を固定できるデザインを選び、できればインソールを入れる。出来ればオーダーメイドのインソールがいいそうだ。

 私のインソールは100均だからだめかな。

 さて、死ぬ前に遺言書を書け、相続でもめないためにはこれとこれをやれと、週刊誌は挙って大特集を組んでいる。

 だが、その多くが無味乾燥なノウハウばかりで、読む気を削ぐものばかりだ。

 だが今週の女性セブンは一味違う。樹木希林のやり方に見習えというのである。

 読んでみた。樹木は、ああ見えても大金持ちだから、われわれ下々とは違うが、読み物として面白い。

 現代やポストも、こうした読んで面白くてためになる記事作りをすべきであろう。

 長いが引用してみよう。

「ローン返済が終わってからは義理で仕事をしていたの。目指すものもなければ、役作りの努力もしないタイプ。ずうずうしい人間です」

 これは『樹木希林 120の遺言』(宝島社)の中の樹木の言葉だ。

「極力服を買わず、手土産も断るなど『物を持たない生活』にこだわった樹木さん。そんな彼女が、ローン組んででも持つことにこだわったのが不動産だった」とセブンはいう。芸能関係者がこう話す。

「樹木さんは若い頃から不動産が趣味でした。女優を始めて間もない21才で初めて東京・大田区に戸建てを購入し、その後も売買を続けていましたね。“女優になっていちばんよかったのは、住宅ローンを早く返せたこと”と言い、目の病気で入院した際は、“お見舞いの品はいらないから、不動産屋のチラシを持ってきて”と頼むほどだったそうです」

 さらに芸能界関係者はこういっている。

「樹木さんは口癖のように、“芸能人は生活の保証がないから、お金があるうちに不動産を買うべき”と言っていました。娘の也哉子さん(42才)、本木雅弘さん(53才)夫妻にも、“年金のつもりで家賃収入をいただきなさい”と勧めて、本木さんは都内に高級マンションの一室を購入。後にこのマンションは、洗脳騒動があった元オセロの中島知子さん(47才)が住んだことで有名になりました」

 セブンが調べた限りでは、亡くなる前、8軒もの不動産を所有していたという。

 都内の高級住宅地にある地下1階、地上3階建ての戸建て。78年に新築し、也哉子さんと一緒に住んでいたが、現在は飲食店に貸し出しているそうだ。

 都内の一等地で約400平米の土地に建つ戸建て。01年に新築したバリアフリー対応の2世帯住宅。樹木はここで最期を迎えた。

 そこから車で10分ほどの距離にあるマンションは、樹木の個人事務所である「希林館」が所有し、夫の内田裕也(79才)が住んでいるという。

 その他にも都内に戸建て3軒、マンション2棟を所有しているそうである。8つの不動産と土地を合算すると、総額は優に10億円を超えるという。

 先の芸能関係者は、「これだけ巨額の遺産がありながら、樹木さん亡き後、遺族の相続はもめることなく驚くほどすんなり決まったそうなんです」と話す。

 樹木の遺産の法定相続人は配偶者の内田、娘の也哉子、婿養子として養子縁組を結んだとされる本木だが、このうち、夫の内田は相続の全てを放棄することに同意したとみられるという。

 樹木の死後、都内にある3つの戸建ては、相続により名義が樹木から也哉子に変更され、マンションは本木や孫の所有となっているそうだ。

 相続コーディネーターの曽根恵子は、樹木が遺言書を作っていた可能性を指摘している。

「通常の相続では、亡くなった後10か月の申告期間中に不動産などの財産評価を行って相続税を算出し、遺産分割協議を行います。樹木さんの場合は早いうちに遺産相続が終わっていたようで、生前に相続先を指定する遺言書を書いていたと思われます」

 さらに曽根は、「配偶者が相続する場合、1億6000万円まで非課税という配偶者控除があり、大幅に節税できます。それでも今回、内田さんが不動産の相続を放棄したとみられるのは、樹木さんの意思を尊重し、『2次相続』の対策を考えたのかもしれません」という。

 2次相続とは、最初の相続で残された配偶者が亡くなった際、子供に降りかかる2回目の相続のことで、「親が高齢なほど、2次相続を迫られる時期が早まる可能性があります。こうした場合、1次相続の段階で残された配偶者が財産を増やさないようにする方が家族全体の負担は少ない。樹木さんも、将来也哉子さん一家が2次相続で多額の税で苦しむことがないように、内田さんを含めてご家族で話し合い、マンションに住み続けられるようにして、内田さんが樹木さんの遺言書の内容を受け入れられるようにしたのではないでしょうか」(曽根)。

 内田家の知人は、「樹木さんは生前、“私が死んでも、夫には遺産を残さないわよ”と言っていました。理由は“あの人、お金があったら一晩で全部使っちゃうから”と。いかにも樹木さんらしい愛情の表れです。とはいえ、自分がいなくなった後の内田さんのことを心配していましたから、相続税がかからない配偶者控除額の範囲で、預貯金を遺産として渡したんじゃないでしょうか」。

 やはり樹木希林は女優としても然りだが、人生の達人でもあったということがよくわかる。

 フライデーから1本。ももクロというところにいた有安杏果(ありやすももかと読む・23)という女性が、48歳の精神科医と「禁断の愛」の真っ最中だという。

 彼女は昨年1月に「普通の女の子の生活を送りたい」と至極真っ当なことをいって、芸能活動を休止したそうだ。

 フライデーによれば、有安は「ももクロ」内の立ち位置に悩んでいて、この精神科医からアドバイスを受け、その後付き合い出したのではないかという。

 そして今年1月に突然ソロ活動を始めると宣言したが、事務所の所在地は件の精神科医のクリニックと同じ場所。フライデーが目撃したところでは、2人は半同棲中だそうである。

 年上だろうと誰だろうといいが、精神病理学者の野田正彰は、「医師として許しがたい行為だ」と難じる。

 たしかに野田がいうように、精神科医が特に注意すべきは、「患者との適切な距離をとる」ことだろう。よく、精神科医にカウンセリングしてもらっているうちに、医者のことが好きになる話を聞く。もし、この男が、彼女のカウンセリングをしているうちに、彼女と恋仲になってしまったとしたら、医者としての倫理に反する行為である。

 文春の貴乃花の連載が、宮沢りえとの婚約と破局という最大の山場になった。

 今でもよく覚えている。私はフライデーの編集長だった。久米宏の『ニュースステーション』(テレビ朝日系)をなんとなく見ていた。月曜日だった。

 突然久米が、貴花田と宮沢りえが婚約したといったのである。編集部員たちに「貴とりえが婚約したそうだ」と怒鳴った。部屋にいた何人かはテレビの前に集まり、何人かが取材先に電話をかけ始めた。

 11月場所終了後に婚約記者会見を開くと、貴花田の父親が発表した。挙式は来年5月末。媒酌人は元巨人軍の王貞治。

 11月12日にホテルニューオータニ「鳳凰の間」で行われた会見は、平日の昼下がりにもかかわらず、視聴率合計で40%を超えたそうだ。

 貴花田はこの時、大関とりに挑む関脇だった。しかし、奇妙なことに、この年の暮れから2人の破局説が流れるのである。

 婚約会見からわずか61日しか経っていなかった。1月場所を終えた直後の1月27日、両者の話し合いが行われ、婚約解消が決定。

 その夜、宮沢りえ一人で記者会見を開いた。貴乃花は午後11時から藤島部屋で報道陣に、「自分の愛情がなくなりました」と答えた。記者からの「横綱を狙う者の品格としていかがなものか」という質問に、「無責任ですね。これから身につけたいと思います」と話すだけだった。

 このスピード婚約破棄の理由は何か? フライデーも取材に東奔西走したが、真相は「よくわからない」ままだった。

 文春の連載で、その一部でも明かされるかと期待した。だが文春も、

「破局に至る背景には様々な要素が積み重なっていたことだろう。ただひとつ言えるとすれば、純粋に惹かれ合った若い二人は、結婚というステップを前に、初めてそれぞれが背負っている宿命の大きさを突きつけられたのだ」

 何を今さらである。こんなわけのわからない解説を読みたくて文春を買ったわけではない。

 貴乃花は相も変わらず煮え切らないいい方しかしていない。こうだ。

「それぞれが進むべき道が違い過ぎたわけですが、背負っているものはとても似ていました。ともに一家の柱になるべくして生まれてきて、十代からひたすらにその道を歩んできた。お互いがその喜びも孤独も理解できますし、似たような境遇に共鳴、共感したところがあります」

 巷間いわれているのは、りえが結婚して芸能界を引退し、相撲部屋の女将さんになるのを、りえママが許さなかった。貴乃花の父親も、結婚したら引退して部屋の女将さんになることが当然だと譲らなかったというものだ。

 貴乃花も、ここでこういっている。

「もし(宮沢が芸能界を引退して)職を捨てることになれば、その生き方ができなくなるわけです。お互い、親から生まれてきた身です。二人が名もない花だったら、それぞれの本意を大切にして、花を咲かせることができたのかもしれませんけどね……」

 そんなことは付き合い始めてすぐにわかることだ。お互いの親も会っていて、話もしている。本当に好きなら、親を説得し、結婚するための努力を2人はするべきだったはずだ。

 今でもお互いが口に出せない、もっと深刻な要因があったのではないか。

 秋篠宮眞子と小室圭の2人には、貴乃花と宮沢りえのケースは参考になるはずだが。

 ところで貴乃花の参議院選出馬がささやかれている。新潮によれば、2月2日、名古屋のホテルで会費2万円のパーティを開いたという。

 この日は元愛弟子の貴ノ岩の断髪式だったが、そちらは欠席した。フライデーによれば出席者は約200人。

 本人は政界転出を否定しているが、公示直前まで出馬を明言せず、ギリギリで表明するというは立候補者の常とう手段だ。

 自民党からというのが有力だが、フライデーによれば、女性候補を多数擁立しようと考えている立憲民主党は元妻の河野景子に接触しているという。参議院選という土俵で元夫婦が激突すれば、盛り上がることは間違いない。

 さて、文春のトップ記事。疑惑の宝庫といわれる片山さつき議員にまたまた「2000万円口利き疑惑」が浮上したというのである。

 要約すると、徳島県のイチゴ業者が、事業をやるために2000万円の融資を日本政策融資公庫に頼んだが断られた。

 そこで2014年、議員会館の片山事務所で公設秘書と会い、口利きの依頼をしたら、「(片山氏は)旧大蔵省出身だから、電話一本で融資が決まる」との触れ込みで、融資が決まり、成功報酬として融資額の2割の200万円を渡したと、業者の融資に関わった関係者が話しているというのである。

 この話には永田町の十全ビルに拠点を持つ実業家が関わっているそうだが、彼は相手側に片山事務所の名刺を見せているという。

 これに関わっていたのが片山の公設秘書、磯脇賢二という人物だったそうだ(後に事務所から離れた)。

 この融資話は最初、やはり「融資不可」とされてしまうのだが、三度目の申請でようやく融資を受けられたという。

 だが、あまりにも決定した時期が遅いため、実業家に支払いを拒否したところ、民事訴訟を起こされたそうだ。口利き料をもらえなかったと民事訴訟を起こすのは前代未聞であろう。

 磯脇は文春に対して、徳島の件でその人間と会ったこと、件の実業家から謝礼として65万円をもらったことを認めている。片山事務所の弁護士は、この件は片山とは関係がなく、磯脇個人でやったことだと答えている。

 とまあ、これまでの口利き疑惑も含めると、片山事務所を舞台に口利きビジネスが頻繁に行われ、それは片山議員も暗黙の了解をしていた、または上前をはねていたのではないかと思えてくるのだが。

 ところで、昨年末、内閣記者会の加盟社に上村秀紀・総理大臣官邸報道室長の名前で、東京新聞の望月衣塑子記者の発言を規制しろといわんばかりの文書を送っていたことがわかった。何をバカなことをと思うが、それに対するメディア側の反論が弱々しい。

 東京新聞も、政治部から「望月は迷惑だ」という声が出ているというが、今や彼女は菅官房長官にきつい質問ができる唯一の新聞記者といってもいい。望月がんばれ!!

 カルロス・ゴーンが塀の中に落ちて2カ月半が経つ。これから裁判へ向けての協議が始まるそうだが、新潮を読むと、ルノー関係者を通じて、ゴーン側の「反撃」が始まっているようである。

 ベイルートにあるゴーンの邸宅について、日産側は18億円超を負担した、日産の私物化だという報道が流れた。だが、ゴーンはルノーなど世界的超大企業のトップで、あの地はイスラエルと戦闘をしている過激派組織ヒズボラが拠点を構えているので、誘拐などの危険がある。したがってホテルなどを利用することはできず、そのための費用もそうとうかかっている。

 また検事には、自分が来た時の日産本社のオフィスにはピカソなどがかかり、都内の一等地に社長公邸があった。ゴーンは、自分はそれらを処分したのだが、自分がやっていることはそれほど異常なのか? と聞くと、以来、豪邸などを購入したことが特別背任にあたるという話をしなくなった。

 レバノンやオマーンの販売代理店の社長は、ゴーンのマネーロンダリングに加担したかのように報じられ、怒り心頭で、日産に対して告訴も辞さないといっているという。

 日経や海外メディアと接見を始めたゴーンだが、釈放されたらどんなことをいわれるかと日産の連中も検察も怯えているのかもしれない。この事件はこれからが本番だ。

 前澤友作ZOZO社長の評判がよくない。新潮では、会計評論家の細野祐二が、新規のプライベートブランド事業がうまくいかなくなって、昨年から急激に財務体質が悪くなっていると指摘している。また136億円という純利益は見せかけで、実際は14億円の赤字だともいっている。

 私はこうした数字は全く分からないが、前澤社長が突然、ツイッターを止めて社業に専念するといい出したのは、この指摘が的外れではないことを物語っているように思う。

 IT業界はごくごく一部を除けば毎日が下克上の世界である。女優と浮名を流している時ではない。

 文春が違法な中絶を行っていると告発している「黒いマタニティクリニック」の話を紹介しよう。

 埼玉県日高市にある産婦人科クリニックがそれで、無休、24時間体制でお産をサポートすると謳い、地域では一番人気のある病院だそうだ。院長は太田克行医師(77)。

 ここに長年勤務していたA子さんが、こう語る。

「母性保護法では、満二十二週以降の中絶は禁止されています。ところが太田クリニックでは、週数オーバーの妊婦さんの違法な中絶が頻繁に行われていました。中には三十三週や三十四週の中絶もありました」

 彼女は院長に何度も反対をしたそうだが、逆に院長から、「そうだよ、これは犯罪だよ。だから誰にも言っちゃダメだよ」と脅されたという。

 元スタッフのB子さんも、都合の悪い資料は診察が終わると院長が自宅に持ち帰り、カルテを改ざんし処理していたと証言している。

 元助産師のC子さんは、院長の手で月に1~2回ほど中絶手術が行われていて、よそでは堕ろせないものも、太田はみな受け入れていたと語り、こんなおぞましいことを証言している。

 24、5週前後になると30センチぐらいになっていて、男か女かもはっきりわかり、生きている。院長はそういう手術の時は水を張った「ベースン」というたらいをそばに置き、赤ん坊が泣かないうちに、うつぶせにして水に浸けていたというのだ。

 文春の取材班は、2015年にここで中絶をした患者を探し出し、彼女についての資料を入手する。その患者は25週5日だったにもかかわらず、資料には21週1日と記載されていた。

 患者からヒアリングし母子手帳を見て、日誌には正しい週数が記されているが、院長の指示により、中絶ではなく「死産」とされ、死産証書は母体保護法に抵触しないように改ざんされるというのである。

 こうした違法行為をなぜやるのか。もちろん週数が増えれば料金上がるからだが、ここには違法中絶用の「闇料金表」が存在していて、先の患者には54万円請求したそうだ。

 それだけではない。自己都合の中絶は自由診療になるから保険は適用されないが、死産の場合は病気扱いで保険が適用される。

 ここでは、高額な闇料金を取りながら、事務処理上は死産とするから、保険適用の領収書を別途作成して、診療報酬を二重取りしていたというから、これが事実なら国に対する不正請求で、これも犯罪である。

 さて、こうした告発に太田院長はどう答えるのか。

 当然ながら、違法な中絶はしていないが、22週以降の死産の手術はやっていると話す。

 先の患者のケースは、中絶希望できたが、突然破水して死産に替わった。高額なカネを要求したのはこちらのミスだということに、文春からいわれて気がついたので、返金するといい出した。

 そして、「全部デタラメですよ。私に恨みを持って辞めた人が、復讐したくて言っているんですよ。病院の宣伝になるかもしれない。お好きなように(書いてください)」。

 ずいぶん、院長を恨んでいる人間が多くいるようだ。

 ここを管轄している埼玉県母体保護法指定医師審査委員会の小室順義委員長は文春に対して、こうした情報はこれまで把握していなかったが、「近く、太田院長に聞き取りを行いたいと思っております」と答えている。

 医師らが対象になる業務上堕胎罪の時効は5年、診療報酬詐取の時効は7年だそうだ。どういう結論を審査委員会が出すのか、必ず報告してもらいたいものである。

 次も新潮の、これまたなんともやりきれない記事。

 1月31日未明に、茨城県神栖市の空き地から、翌月19歳になる菊池捺未さんの遺体が掘り起こされた。

 逮捕された廣瀬晃一容疑者(35)とは、ネットの掲示板上で出会った。昨年11月20日に、お茶の水にある日本薬科大学の授業が終わって電車を乗り継ぎ、JR鹿島線の鹿島神宮駅までやってきたというのだ。

 そこから待ち合わせに指定されたコンビニ近くでタクシーを降りた。友人にはLINEで「男の人に会いたいといわれている」と伝えていたという。

 捜査関係者によると、廣瀬がそこにきて、目隠しをして彼女を自分のアパートへ連れていった。

 2人でしばらく過ごした後、廣瀬は数キロ離れた畑まで彼女を連れていって置き去りにしたそうである。だが彼女は、そこから歩いて廣瀬のアパートの近くまで戻り、近くの家でアパートの場所を聞き、「東京から来たのだけど、お金がなくて帰れない」「男の人ととの間でお金の問題があって」などと泣きながら話していたという。

 アパートに舞い戻った菊池さんは、再度その家を訪れて「解決しました」と告げていた。

 だが、廣瀬のクルマに乗せられた彼女の携帯電話の位置情報は、午後11時ごろ、10数キロ離れた遺体発見現場で途切れたままになってしまうのである。

 廣瀬は性犯罪などで2度の検挙歴があるそうだ。昨年4月には千葉県に住む女子高生に現金を渡してみだらな行為に及んだとして、罰金50万円の有罪判決を受けている。

 この時も、その少女と知り合ったのは携帯電話のSNSだった。

 新潮によれば、廣瀬が菊池さんに提示した金額は30万円だったそうだ。だが廣瀬は働いておらず、そんな金額が払えるはずはなかったのだろう。

 菊池さんの執念が悲劇を招いてしまったようだ。私には、ネットで知り合っただけの見ず知らずの男の部屋に、なぜ若い女性が訪ねて行くのかが理解できない。

 男は狼にも殺人者にもなるのだから。

 今週の第1位も、心が苦しくなる切なくてやりきれない事件の記事である。

 心愛と書いて「みあ」と読む。これだけを見れば、この娘の父親は、この子が生まれたことを心から喜び、愛しくて名付けたのだろうと思ってしまう。

 だが、心愛ちゃんはわずか10歳で、名付けた父親の暴力によって命を絶たれてしまうのである。

 鬼の父親は栗原勇一郎、41歳。妻のなぎさ(31)も、「夫の暴行を止めることもなく、消極的な幇助があったとみなされ」、傷害容疑で逮捕されてしまうのだ。

 文春によれば、心愛ちゃんは千葉県野田市の自宅の浴室であおむけに倒れ、心肺停止していたという。

「勇一郎は心愛ちゃんを長時間立たせたり、冷水でシャワーを浴びせたりしたほか、首近辺を鷲掴みにして髪を引っ張るなどした。(中略)胃にはほとんど内容物がなかった」(捜査関係者)

 栗原は沖縄で「沖縄観光コンベンションビューロー」に勤務していた当時、なぎさと知り合い結婚した。だが、外では温厚でコミュニケーション能力も高いといわれていたようだが、家庭内では暴力がひどく、それが原因で妻は精神科に通院することになり、娘を連れて実家に戻ってしまう。離婚が成立したのだが、栗原が復縁を懇願し、その後復縁するのである。

 だが沖縄で一緒に暮らしている間も、妻や娘に対して暴力を振い続けていた。やがて栗原一家は野田市に引っ越す。

 転校先の小学校のいじめに関するアンケートに心愛ちゃんは、「お父さんに暴力を受けています。先生、どうにかなりませんか」とSOSを発信。柏児童相談所は彼女を保護するのだが、父親が野田市教育委員会に怒鳴り込んでくる。

 無理やり書かせたに違いない「アンケートを見せてもいい」という心愛ちゃんの手紙を見せて脅し、震え上がった担当者は、無責任にもそれを渡してしまうのである。

 栗原は娘を転校させ、児相にこれも脅して書かせた心愛ちゃんの「父親の暴力は嘘」という書面を見せ、娘を自宅に連れ戻してしまうのだ。

 責任感の欠如した学校、教育委員会、児童相談所の連中は、その後の彼女をフォローすることはなかった。助けられる小さな命があったのに。

 新しい学校で、心愛ちゃんは自ら立候補して学級委員長を務め、いつも満面の笑みで元気に挨拶していたという。父親への恐怖と服の下のあざを隠しながら。(※文中一部敬称略)

(文=元木昌彦)

 

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元名物編集長・元木昌彦氏から、亡き岡留安則氏へ「噂の真相は嫌いだった──」

今週の注目記事・第1位
「小室圭さん『マスコミは文書を誤読している』」(『週刊文春』2/7号)「『紀子さま』が『小室圭さん』釈明文書にきつすぎるお言葉」(「週刊新潮」2/7号)

同・第2位
「広河隆一は私を二週間毎晩レイプした」(「週刊文春」2/7号)

同・第3位
「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト 第2弾」

同・第4位
「がんになりやすいスーパーで売っている『異性化糖』『増量剤』『隔離剤』が入った食品 実名100」(「週刊現代」2/16・23号)

同・第5位
「偽りだらけの安倍晋三」(「週刊文春」2/7号)

同・第6位
「“老人ホーム女帝(70)”のドケチと強欲」(「週刊文春」2/7号)

同・第7位
「嵐を崩壊させた大野『屈辱謝罪』と二宮“匂わせ婚”」(「週刊文春」2/7号)

同・第8位
「『運転しながらPC仕事』スバル“絶望工場”」(「週刊文春」2/7号)

同・第9位
「全豪優勝に冷や水!『大坂なおみ』色白アニメに怒った人々」(「週刊新潮」2/7号)

同・第10位
「『ボヘミアン・ラプソディ』大ヒットでバレた監督の性犯罪」(「週刊新潮」2/7号)

同・第11位
「『最後の手続き』この4つは押さえておきたい」(「週刊現代」2/16・23号)

同・第12位
「藤田菜七子が競馬の歴史を変える-フェブラリーSでG1騎乗が決定」(「フライデー」2/15号)

同・第13位
「チコちゃんに叱られちゃうかな」(『週刊現代』2/16・23号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 現代が500円になった。現代、ポストは今週発売は合併号だが、ポストは480円だ。
 いよいよ週刊誌が500円時代に突入した。2冊買うと980円。もう一冊週刊大衆を買おうと思って棚から一度持ち上げたが、止めた。

 980円なら牛丼は2杯食べられる。夜食用にスーパーでバラ寿司と鳥のから揚げ、ビール2缶買ったが1000円でおつりがきた。

 それに先にも書いたが、ポストには読みたい記事がほとんどない。「年金」「親が死んだときの葬式と相続」は私には関心がない。

「新元号こうなる」は、何人かに新元号を予言させているが、こんなのやってどうするのか? それより、新元号に安倍首相の安を入れるのではないかという噂が流れているようだ。

 とんでもない。たしかに安全、安心は国民の願いだが、安倍の安は不安の安である。

 そんなバカなことはないと思うが、在職中、国民を騙し、不安を駆り立てることしかしてこなかった安倍のことだから、こうなったら自分のことを忘れさせないために、強引に安の字をつけるよう命名者たちに“忖度”させることもやりかねない。

 そういう視点から、元号問題特集を組めば、読みたかったが。

 樹木希林の生前の言葉が何冊も出て売れている。しかしポストの便乗記事はいただけない。もっと他に気の利いた言葉はなかったのかね。

 唯一読んだのは「大江戸・性愛四十八手」という記事だけだった。

 目新しくはないが、「椋鳥」(男性主導のシックスナイン)、「鵯越えの逆落し」(女性が仰向けになる体位)、「しがらみ」(女性が足を閉じる)など、言葉の面白みが、想像力をかきたてる。

 ということで、ポストは注目記事ゼロとなった。編集部の一層の奮起を促したい。

 ポストの四十八手の中に「雁が首」というのがある。現代のフェラチオと同様だというが、現代に、「フェラチオっていつからするようになったの?」と「チコちゃんに聞く」というのがある。

 それによれば、記録が残っているのは古代エジプトからだそうだ。エジプト神話に、大地の神と天空の神の間に生まれたオシリスが弟に殺されてしまう。

 心を痛めた妹は、バラバラにされた兄の身体を集めてくっつけたが、どうしてもペニスだけが見つからない。

 そこで粘土でそれをつくり、つけて、生命力を吹き込むために妹がペニスを咥え、精気を与えたという記述があるそうだ。

 紀元前1450年頃に出された『死者の書』、古代インドの『カーマ・スートラ』にも「口唇による性交」の技法が描かれているという。

 しかし、NHKの人気番組をこういうSEX記事に使って怒られないのだろうか。

 読みながら、それが気になった。

 お次はフライデー。騎手・藤田菜七子が2月17日に行われるGⅠ「フェブラリーS」に、JR女性騎手として初めて出ることが決まった。

 藤田は、1月27日に行われた「根岸S」で勝ったコバノキッキングに騎乗するのだが、この馬の馬主で、他にも多くの馬を所有するDr.コパこと小林祥晃が、「菜七子騎手は、競馬の歴史を変えるかもしれません」と話している。

 当日は大きな盛り上がりを見せるだろうが、私は、藤田が勝つ可能性はほとんどないと思っている。

 たしかにコバノは強い馬だ。9戦7勝の4歳馬。根岸Sはマーフィ騎手騎乗のため2番人気になり、余裕をもって差し切り勝ちした。

 だがマーフィもいっているように、この馬のベスト距離は1,200mぐらいだろう。1600mは長い。それにマーフィと藤田では腕が違い過ぎる。今度はGⅠだから相手関係も強くなる。競馬界もDr.コパも、話題になればいいと考えているのだろうが、生半可のGⅠ騎乗は藤田のためにもならない。

 まだ未熟なのに、一流騎手とやれば屈辱感だけが残ることになりかねない。まだ3年早い。アイドルもどきの人気が、彼女の仇になる。そう思っているのだが。

 現代は今週のトップ記事は老親の死後手続きを詳述した特集だが、完全に開き直って、リードにこう書いている。

「週刊ポスト、週刊文春、週刊朝日も後追いして大反響」

 たしかに新潮も含めて、現代の高齢世代特集路線を後追いしている。だが、毎週毎週、似たり寄ったりの大特集を飽きもせずにやっているのは、現代とポストぐらいのものである。

 おまけに現代は、この手の増刊を2月15日に完全保存版として出すそうだ。

 ニュースも事件も、スクープにも手を出さず、ひたすら高齢者とその子供たちへの相続や葬式についての特集ばかりに精魂込めているのは、私には、異様に感じられる。

 この状態があと数年続けば、編集部員は年金、相続、葬式には詳しいが、事件や報道を手掛けたことのない人間ばかりになる。

 それっておかしくないか? それに、近々、平週号でも500円になるだろう。それなら2週我慢して本を買おうかとなるはずだ。

 それとも、もうすぐ60周年を迎えるそうだから、それを機に月刊誌へ移行するつもりなのだろうか。

 特集の中で少し気になったのが、老親が入っている生命保険についてのところだ。

 生命保険などは、請求しなければ、生保側から教えてくれることなどないし、請求期限は3年だから、あっという間に紙切れ同然になる。

 気になったのは、クレジットカードに医療保険などの付帯保険が付いている場合、問い合わせて名義変更を行えば、契約が引き継げるし、解約して解約返戻金を受け取ることができるというのである。

 よくは分からないが、私もいくつかカードを持っているし医療保険が付いているから、今度カード会社に問い合わせしてみよう。

 ところで今年のアカデミー賞レースはおもしろい。作品賞も主演男優・女優賞も音楽をテーマにした「ボヘミアン・ラプソディ」「アリー/スター誕生」から出るのではないか。

 前評判は「ROMA/ローマ」が高い。私はNetFlixで観たが、2作品と比べるとパッとしない(映画館のスクリーンで見ると印象が違うという声もあるが)。

「ボヘミアン」は人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマだが、ラミ・マレックの演技に酔いしれた。今でもエンディングの時に歌う「ママー」という声が耳の奥に残っている。

「アリー」は3度目の映画化だが、レディ・ガガの演技と歌唱力は、2作目の主演でアカデミー賞歌唱賞を獲ったバーブラ・ストライサンドを超えたと思う。

「ボヘミアン」は興行収入が約850億円、日本だけでも100億円を超えたという。だが好事魔多しである。監督のブライアン・シンガー監督(53)が過去に行った性的虐待が暴露されてしまったのだ。

 2003年当時、シアトル在住の17歳の少年をレイプしたとして、訴訟を起こされていて、事態を知った20世紀フォックスに、映画を8割がた撮り終えたところで解雇されてしまっていたと、新潮が報じている。

 彼が在籍していた南カリフォルニア大学は、卒業名簿から名前を消してしまったというから、作品賞は難しいかもしれない。

 全豪オープンを勝ち、世界1位になった大坂なおみだが、順風満帆な彼女に降りかかった災難が、日清のPR動画騒動だ。

 日清の創業者・安藤百福をモデルにしたNHK朝ドラ「まんぷく」が好調らしいが、その日清がYouTubeに上げたカップヌードルのPR動画に、クレームが殺到し、削除されてしまったのである。

 問題の動画は、大坂と錦織のアニメキャラが登場するものだが、「問題視されたのは大坂の肌の色である。ほぼ白で錦織と変わらない」(新潮)。英語で「ホワイトウォッシュ」という。「有色人種に対する白人の優位性を前提とした発想で、人種差別を助長する演出手法だと見做されている」(同)

 まだこんなバカなことをやっているのかと批判が起こり、ニューヨーク・タイムズまでが取り上げた。

 日清の広報は「大坂のマネジメント会社にも確認してもらっている」というが、そうではなかったようだ。

 だが、当の大坂は大人の対応を見せた。私の肌は褐色です。それはとても明らかなことです。ただ彼らがホワイトウォッシュを狙ってやったとは考えていないといい、「でも次に、彼らが私のことをモデルに描く時には、(事前に)私に話すべきだって絶対にそう思っています」(同)

 もし大坂が白人だったら、ここまで日本人が盛り上がっただろうか。キュートでカッコいい褐色の少女だから、われらがアイドルになったのだと思う。いい加減に黄色人種の白人コンプレックスは解消すべきであろう。

 このところ朝日新聞がおかしい。 

 先週の現代は、朝日新聞のウェブサイト「テリング」で女性記者が「“パパ活”ルポ 女としての値踏みをされてみた」というのを書いて、まるでデートクラブの宣伝みたいだと社内でも問題にされて、削除されたと報じた。

 2月1日の第二社会面に、「道新出版物から引き写し 本誌記者、事実上の盗用」という見出しと、中村史郎東京本社編集局長の「お詫び」、25面に「本誌記事 取り消しの経緯」が載っている。

 要は、北海道版で、ギリヤーク尼ヶ崎という大道芸人の連載をした。それをまとめる際に写真集から引用したのだが、それは北海道新聞が過去に連載していたものだった。記者はそれに気づかず、そこの文章を何カ所か使って記事を作成してしまったというのである。

 資料から引用する際のイロハだが、天下の朝日の記者がこの程度か。

 続いて、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手が1月25日、都内の日本外国人特派員協会で記者会見し、高校野球のあり方について苦言を呈した。

「高校の部活に大きなお金が動いたり、教育の場と言いながらドラマのようなことを作ったりすることもある。新聞社が高校野球を主催しているので……。(メディアの側にも)子供たちにとって良くないと思っている方がたくさんいると思う。高校野球が悪というか、全てを否定しているわけではないですが、子供たちのためになっていないという思いを(メディアが)なかなか伝えきれていないのが現状だと思います」(文春オンライン01/27より)

 よくぞいった筒香! 高校野球を見世物にしてカネを稼ぐのはいい加減にしてくれといいたいのであろう。

 この発言にまずいと思ったのか、1月31日の朝日新聞がこう報じた。「今夏の第101回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、選手の負担を減らすために休養日が増えることになった。30日、大阪市内で開かれた第1回運営委員会で、暑さ対策を採り入れた大会日程が承認された」。遅すぎると思うがね。

 竹田恒和JOC会長とマスコミの新年会が行われたが、「朝日新聞だけがボイコットした」と新潮が報じているが、この決断だけはよしとするが。

 私は自動車には今も昔も全く関心がない。だがこのところ不祥事が続発しているスバルという会社は、他に比べるとましだと思っていたが、そうではなかったようだ。

 文春によると、17年以降、無資格者による検査や燃費試験のデータ改ざん、膨大なサービス残業で自殺する社員、パワーステアリング機能が停止する不具合で群馬県の製作所が操業を停止していたが、公表しなかったなど、次々に不祥事が起きているという。

 新に、自殺した社員の遺族が記者会見して残業代の未払いを指摘したため、スバルが調べたところ15年から17年にかけて、7億7000万円もの残業代未払いがあったことがわかったそうである。

 元開発エンジニアはこう嘆く。

「社員は皆、スバルの安全性に自信を持っている。そのためなら残業も厭わない社員も本来はたくさんいる。でも、会社は残業を正当に認めず、パワハラ的に強いてきた。操業停止などの問題が起きたら隠蔽する。それで安全なクルマがつくれるのでしょうか」

 ところで小林喜光経済同友会代表幹事の「平成の30年間、日本は敗北の時代だった」という発言に全面的に同意する。

「国家の未来図が描かれないままの政治が、与野党含めて続いてしまったためです。今さえよければ、という本音の中で、国民も政治家も生きてきた」(朝日新聞1月30日付)。日本全体が挫折状態にあるのに、挫折と感じないで、この辺でいいやと思っているうちに、世界から置いていかれてしまった。

 さらに深刻なのは少子高齢化が加速していることだ。前田正子甲南大学教授は、2017年には人口が約40万人減少している。これは毎日約1100人が日本から消えていることになる。そして日本は『無死高齢化』(岩波書店)という、これまで人類が経験したことがない時代に入っていくといっている。

 人が溢れている東京にいては、この深刻な事態は可視化できないのだ。もはや手遅れだが、労働力としての外国人受け入れなどという生ぬるいやり方ではなく、国の形を変えるぐらいの政策を考えなくては、日本は消滅する。

 先週発売の文春、新潮には「嵐解散でジャニーズ帝国崩壊」の見出しが躍るに違いないと思っていた。

 だが、予想に反して、文春は「嵐を崩壊させた大野『屈辱謝罪』と二宮“匂わせ婚”」というタイトルで、記事中の見出しに「ジャニーズはもってあと五年」とあるだけ。

 新潮は触れてもいない。新潮はこの話題よりも「小室圭の釈明文書」のほうに気があるようだ。

 もはやジャニーズというのは、私が思っているような大きなものではなく、週刊誌にとっては「終わった人」という感じなのだろうか。

 文春は、リーダーの大野の持つキャラクターが活動休止(私は実質的な解散だと思う)を招いたとみている。大野の知人が、彼は目立つのが好きなタイプではなく芸能人には向いていなかった、「アイドルであり続けることに“疲れた”というのが彼の偽らざる本音」だと話す。

 元々大野は、得意なダンスを極めたいというのが目標で、ジャニー喜多川が大野の歌とダンスの才能を見出し、嵐のメンバーに加えることを決めた後も、どうやって逃げ出そうかと考え続けていたそうだ。

 大野は絵を描きたいという夢があり、以前、自作アートの個展を開いた時、1000万円近いギャラが振り込まれたことを自慢していたという。

 大野も10歳年下の元女優と交際していることがフライデーで報じられたりと、女性との噂があったが、事務所側は結婚はもちろん、交際していることさえ彼に否定させてきた。

 二宮和也も、元キャスターの伊藤綾子との熱愛が報じられた。周囲は反対したが、文春は昨年、2人が南の島で婚前旅行を楽しんでいたことを報じ、「二宮君が彼女と結婚したがっていることは事務所では周知の事実です」(二宮を知る元タレント)。だが、藤島ジュリー景子副社長は、解散でもしなければ結婚は許さないという方針で、二宮は絶望し、「もう待てない」といい出してメンバーと険悪な関係になったこともあったという。

 櫻井翔も、テレ朝の小川彩佳との結婚を真剣に考えていたのだが、事務所の反対で交際が進展しないため、連日連夜酒に溺れていたこともあったそうだ。

 アラフォーに近い男たちを恋愛禁止で縛るという事務所のやり方への憤懣が、解散への引き金の一つになったことは間違いないのだろう。

 独立計画がとん挫したSMAPがテレビでやらされた謝罪会見は、「公開処刑」のようだといわれた。今回の嵐の会見が和気藹々に見えたのは、アイドルという呪縛から逃れられる、自由に恋愛できるという開放感があったからではないか。

 ジャニー喜多川が嵐解散について聞かれ、「昔は、嵐くらいの年齢で歌ったり踊ったりすると笑われたものです」と答えている。今でも、アラフォーの5人が若作りをして歌い踊る姿は、私には異様に見えるが。

 解散後、大野以外にピンで活躍できるのは、俳優として需要がある二宮のほかはいないと見られているようだ。

 しかし、一番厳しいのは、年間売上300億円に達すると見られる超ドル箱がいなくなるジャニーズ事務所である。

 嵐が解散する来年の12月末までに、2000億円を稼ぐといわれるそうだ。嵐の後継には「関ジャニ∞」を猛プッシュしていて、事務所の命運は彼らにかかっているそうだが、SMAPや嵐の穴を埋めることは難しいだろう。

 さて、老人を食い物にする輩は多いが、文春が報じている首都圏で37の有料老人ホームを運営していた「未来設計」の創業者・伊藤英子(70)というのも、そのひとりである。

 2000年2月に会社を設立した伊藤は、企業の社員寮や福利厚生施設だった建物を賃借して、老人ホームとして活用する手法で事業を拡大していったという。

 だが、毎晩、幹部クラスを引き連れて五つ星レストランで豪遊する、財布やバッグ、洋服は高級ブランドで飾り立てるなどして、社員からは「まるでイメルダ夫人のようだ」といわれていたそうだ。

 しかも、自分だけは年収約3億円も取っているのに、施設などに必要な備品は買わないなど、徹底してケチっていたというのだ。

 だが、彼女の浪費癖もあったのだろうか、長年にわたって赤字経営だったにもかかわらず、黒字に見せかけていたことが発覚してしまった。

 社会部記者によると、11年ごろから債務超過に陥っていたそうで、31億円ほど残っているはずの一時金は12億円程しかなく、入居者の遺族らに返還するべき一時金が滞っているそうだ。

 ようやく国会が始まったが、毎度おなじみの安倍首相の謝罪と論点はずしの答弁が続いている。

 文春は、「偽りだらけ安倍晋三」として、まず、日露首脳会談を上げる。プーチン大統領が訪日したのは1回だけで、安倍は10回も訪露しているのは、ロシアに媚びている外交だと難じ、こうしたやり方がロシア側をつけ上がらせたという。

 北方領土四島を返せといい続けてきたのに、ここへきて、平和条約締結を目指す、二島返還でもといい換えてきたのは、佐瀬昌盛防衛大学名誉教授によると、

「安倍さんは『(二一年九月までの)任期内で歴史に名を残さなければ』と功を焦っているように映ります。二島を取り戻し、残る二島は経済交流でお茶を濁す“二島プラスアルファ”という案もあると聞きます。国際政治の場では一度降りた電車には二度と乗れない。一度合意してしまえば、それ以上のものは望めないのです」

 また、厚労省の統計不正問題が浮上した。勤労統計を、昨年1月に算出方法を変えていたのに、変更前と単純比較していたため、旧来のものより数値が高く出ることになった。

 昨年6月に名目賃金が前年同月比で3.6%増を記録したと速報したが、安倍首相にとって都合のいいデータにするために、不正を行ったのではないかと見られているのである。

 文春によると、安倍首相は元々厚労族だが、次官候補といわれていた香取照幸が、GPIF改革を巡り、安倍のお小姓の塩崎恭久と激しく対立したため、小国の大使に出されてしまった。「以来、厚労省に“物言う官僚”は現れず、官邸にすり寄った二田一男氏や蒲原基道氏らが次官になったのです」(厚労省幹部)。その結果、彼らの時代に不祥事が続発したというのである。

 腐臭漂う安倍政権だが、立憲民主党を筆頭とする野党にも、この政権を何が何でも追い落としてやるという気概も迫力も感じない。困ったものだ。

 樹木希林の残した言葉本のように、出版界は二匹目、三匹目のドジョウを狙うのは恥ずかしくもなんともない。

 現代が、新潮の「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」が消費者の間で大問題になっていると持ち上げながら、同じ企画をやっている。

 こちらはスーパーで売っているがんになりやすい「異性化糖」「増量剤」「隔離剤」が入っている食品を100、実名を挙げている。

 聞きなれない異性化糖というのは、ぶどう糖と果糖の混合液で、あらゆる食品に使われているが、多くの研究から肥満や高血圧、糖尿病などの原因だとわかり、過剰摂取は危険だと、アメリカ・ボストン在住の大西睦子内科医がいっている。

 増量剤はハムやソーセージに使われ、これと一緒にリン酸塩も一緒に使われるという。

 これも大西医師は、リン酸塩を過剰に摂取するとカルシウムの吸収を阻害し、骨がもろくなり骨粗しょう症の原因になるそうである。

 隔離剤というのは酸化防止剤の一種で、毒性の強さから食品衛生法で厳密に使用料が限られているそうだ。

 缶詰や瓶詰に含まれていて、染色体異常やがん発症のリスクがあるという。

 私がよく食べている「老舗の味 鎌倉 塾生ロースハム」(鎌倉ハム)には増量剤が入っているそうである。

 やはり「シャウエッセン」(日本ハム)というソーセージには発色剤が使われているとある。

 ハムやソーセージ、ベーコンなどは日常よく食べるものだから、できる限り添加物など使ってほしくはないが、そうなると値段が高くなるのだろう。

 どこかに安くてうまくて安全なものはないだろうか。

 次は“本家”新潮の「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」第2弾。

 ここではAGE牧田クリニックの牧田善二院長のこの言葉を引用しておこう。

「アクリルアミドは、WTOや厚労省が発がん性を認めています。高温で加熱した食品に大量に含まれ、揚げた炭水化物、特にポテトチップスなどのスナック菓子やフライドポテト、ビスケット、ドーナッツなどにたくさん入っています。油で調理して時間が経過した食品には、過酸化脂質という発がん物質もあって動脈硬化の原因にもなる。こうした点から、ポテトチップスは最悪の食品と言えます」

 どうしよう。ポテトチップスって好きなんだが。

 新潮と現代にお願いだが、今度は「これは食べても安心食品200」というのをやってくれないか。

 少し高くても、安心が買えるのなら、我慢できると思うから。

 文春が、写真家・広河隆一(私は、彼がフォト“ジャーナリスト”だとはもはや思わない)のさらなるレイプ行為を告発している。

 2000年代後半の秋、ジャーナリストに憧れていた当時20代の女性が広河の講演「女性差別」を聞きに行き、終了後に広河から声をかけられたという。

 広河に誘われ、彼の事務所でアルバイトをするようになった。通い出してすぐに居酒屋に誘われ、帰り際に「俺の女にならないか」といわれたそうだ。

 その後、広河から海外取材に同行してほしいと告げられる。性的なことへの心配はあったが、現地妻がいる、向こうでドイツ人ジャーナリストと合流するなどといわれ、承諾する。

 だが、現地のホテルへ着くと、部屋は一つしかとっていなかった。その時、広河のいい方が実に汚い。

「取材先の男性スタッフたちが、君を貸してほしいといっている」。彼らとセックスするか、僕と一つになるかと迫ったというのである。

 知らない国で誰にも助けを求められない彼女を、帰国の途に就くまでの2週間、バイアグラを常用して広河は毎夜、レイプしたそうである。

 帰って来てからも、広河はセックスを求め、こういい放ったという。

「女性は嫌がると妊娠しやすくなるから気をつけろ。戦地に妊婦が多いのはレイプが行われているからだ」

 9か月後、彼女が事務所を辞めて、広河の性的虐待から逃れるが、しばらくは人を信じることができず、うつのように無気力な状態が続いたそうだ。

 今は、その後に結婚した優しい夫と子どもに救われているという。

 彼女は、広河を告発した文春の記事を読んで、被害を受けた女性たちの話に涙が止まらず、思い切って文春編集部に電話したそうだ。

 性的虐待もパワハラも、やった人間は忘れていても、被害を受けたほうは忘れることはできない。それにしても、ここまで非道なことをやっていたのか。もはやジャーナリストを名乗る資格はない、人間失格であろう。

 ところで岡留安則元『噂の真相』編集長が肺がんのため亡くなった。享年71。

2004年に『噂真』を休刊して以来、沖縄に居を構えていたが、16年に脳梗塞を発症し、その後、肺がんが発見され、那覇市内の病院で息を引き取ったそうだ。

「マスコミが書けない皇室や警察、検察、政治家のスキャンダル、大物作家のゴシップなどを暴露してきた雑誌だ」(LITERA2月2日より)

 朝日新聞も報じ、佐高信たちが追悼文を書き、岡留の死を悼んでいる。

 業界ゴシップ誌だった『噂真』の名を一躍有名にしたのは、1999年に『噂真』5月号が放った「則定衛高検検事長が愛人ホステスを公費出張に同伴し偽名で宿泊、愛人と別れる際には慰謝料をパチンコ業者に肩代わりさせた」というスキャンダルを報じたことからだろう。

 朝日新聞が、『噂真』発売前に一面を使って、『噂真』によればと報じ、業界誌から天下の『噂真』へと格上げされた。

 彼は「東京アドエージ」出身で、そこを退社して『マスコミ評論』を創刊する。だが、うまくいかず、一人で『噂真』を立ち上げる。

 当初の頃の『噂真』は、ひと言でいえば、どうしようもない三文雑誌だった。

 出版業界の噂話を、取材もしないで載せて省みなかった。私も、現場にいるころよく書かれた。

 私は買って読んだことはないが、他人にいわれて読んでみると、的外れな伝聞記事で、よくこんなものを載せるものだと、変に感心したことがあった。

 私が主宰していた『マスコミ情報研究会』というのもよく取り上げられていた。政治家と癒着している、不透明なカネが流れているのではないかという推測記事だったが、困ったのは、そのどうしようもない記事を信用して、私を詰問してくる講談社の上の人間がいたことだった。

 どんな根も葉もないことでも、活字になると、それを事実ではないと証明することはなかなか難しい。

 その経験から、活字にする以上は、その内容に責任をもつべきだという、至極当然なことを『噂真』から学んだ。

 現代編集長時代、ゴールデン街のバーで偶然、岡留と会った。彼から、たまには飲みましょうよと声をかけられたが、「お前さんの雑誌や編集のやり方は嫌いだ。オレが編集長でいる間は付き合わない」と答えた。

 だが、創刊何周年だか忘れたが、オレに『噂真』について書いてくれと頼んできたことがあった。

「『噂真』はろくでもない雑誌で嫌いだ」と書いても載せるかというと、「かまわない、そのまま載せる」というので送ったら、そのまま掲載されていた。

 岡留と付き合いが始まったのは、編集長を降りてからである。

 年末になると、花田紀凱さんと岡留と3人で、今年を振り返ってという趣旨の座談会に何度か出たことがある。

 素顔の彼は、シャイで人たらしの好人物であった。

 私は、『噂真』が反権力だとか、真っ当なジャーナリズムを志向していたとは思わない。この雑誌の強みは「破れかぶれ」なところだった。世の中に開き直っていたといってもいいだろう。

 そうでなければ、真偽のほども分からない危ない情報を、誌面の左右の端に「一行情報」として載せるなど狂気の沙汰である。

 私は何度か、これは止めた方がいいといったことがある。間違いなく訴えられたら負けるものばかりだった。

 雑誌が絶頂期に休刊を決定したのも、個人情報保護法などが成立すれば、告訴の山になるから、それを恐れてのことだったはずである。

 沖縄でゴルフ三昧だと聞いたので、CSの彼の冠番組へ呼ばれたとき、遊びに行くからゴルフをやろうといった。

 いつでも来てください。日に焼けた顔をニヤリとさせた。

 結局、行く機会がないうちに、脳梗塞で倒れたと人伝に聞いた。

 亡くなったから、奴は凄いジャーナリストだったと持ち上げる気は、私にはない。

 だが幸せな人生だったのではないかとは思う。ゴールデン街も若者の町に変貌し、そこを愛した作家やジャーナリストたちも消えていった。寂しくなる。

 さて、今週の1位は小室圭が公開した文書を巡る文春と新潮の記事。これでもう眞子との結婚はない、いや、これは圭の決意表明だとやたら喧しい。

 新潮は、この文書に対して、秋篠宮紀子さんは、「今さら何でしょうか。遅すぎます」「内容も、よく意味がわかりません」と憮然としていたと報じている。

 さらにこの文書は、小室母子による秋篠宮家分断工作ではないか、眞子さまのお気持ちを掴んでいる限りは何とかなるという小室の胸中が見てとれると、手厳しい。

 文春はどうか。ここでは小室の代理人を務めている上芝直史弁護士が、かなり長くインタビューに答えている。

 この文書は、元婚約者にむけたものでも、反論でもないのに、メディアによって「完全に誤読」されているという。

 昨年11月に秋篠宮のいった「相応の対応」へのすべてではないが、その一環だそうだ。

 したがって、今後、元婚約者との間で互いに納得ができれば、結婚へ向けてハードルが下がると認識していると話す。

 眞子さんはこの件を知っているのかという問いには、

「眞子さんは、圭さんが発表した文書の存在と内容、そしてこうした形(マスコミを通じて)で、皆さんにお届けするというのを知っていらっしゃった」

 結婚の意志については、

「小室さんは少なくとも『結婚する』という意思は変わっていないし、眞子さんから『それは違う』ということも聞いていない」

 文書の内容、文面については、眞子さんと同意があったということ。これを秋篠宮と紀子さんに伝えていたかどうかは、断定できないが、私は何らかの形で伝えていたと見る。

 いくつかの週刊誌報道では、元婚約者には「解決金」というような名目で、圭さんの大学の入学金や留学費用など約300万円程度を支払うのではないかといわれる。

これに対して元婚約者は、金銭トラブルの発端を作った週刊女性でこう話している。

「本音は全額を返金してほしいですが、最悪、生活費は諦めてもいいと思っています。ただ、ICUの入学金と授業料、アメリカ留学費用、アナウンススクールにかかった費用は、小室家が生活をしていくのに関係のないお金なので、必ず返してほしいです。

 お金を返してもらえるなら例えば“和解金”という名目などでも納得して、この件は打ち止めでかまいません。

 少なくとも、相手側は1歩踏み出してきたし、私も弁護士と相談しながら今後、協議を進めていくつもりです」

 いろいろいわれるが、まずは解決へ一歩踏み出したことは間違いない。

【巻末付録】

 今週は現代、ポストともに合併号だから、気合だけは入っているようだ。

 最初は現代から。

「女優という人生/酒井和歌子とその時代-時を経ても変わらず楚々として」。酒井ね、よかったな~。「妄想カラー『私はネコになりたい』-ネコに生まれてよかったニャア!」

「NHK朝ドラ女優・小芝風花、すっかり大人になりました」。連ドラの「あさが来た」に出ていたんだそうだ。

 袋とじは毎度おなじみになったananを真似た「60歳からの『愛とSEX』-ゆるーく愛して、長ーく愛して」。いいね、こんな子が横にいるだけで幸せだろうな。

 次はポスト。

「河合奈保子、モルディブのマーメイド-写真集電子書籍化第6弾」。電子書籍は税込1620円で108ページだそうだ。お買い得かな。

「私は見た!グラビアアイドルスター誕生の瞬間」。写真家たちが撮った小池栄子、橋本マナミ、井上和香たちのデビューの頃。「ポスト平成の新星たち-次の時代を担うスター候補は彼女だ! 石神澪、関根優那、緒方咲、安位薫」もついてるよ。

袋とじは「奇跡の42歳・岩本和子、いけない日常-週刊ポストデジタル写真集発売記念」

「2大巨匠が愛したロマンポルノの女たち」。神代辰巳監督と田中登監督の作品紹介。

 袋とじ「ヘアヌードゆき祭り-白肌が美しい11人のゆきさんが全員全裸で大集合!」。雪のように肌の白い女たちが勢ぞろい。

「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」「大島優香さん、40歳。平成最後の美熟女-熟れ熟れ写真集独占公開」「森咲智美、『過激水着』を自作するオンナ-刺激的すぎて閲覧注意!」

 今週はポストのほうが量、質共に優っていると思う。この精力を記事のほうにも使ってほしいものだ。

(文=元木昌彦)

「女性をモノ扱い」で謝罪も……SPA!の「ヤレる大学ランキング」を、元名物編集長はどう読んだ?

今週の注目記事・第1位
「紅白出場 純烈メンバー『凄惨DV』と『三千万』使い込み」(「週刊文春」1/17号)

同・第2位
「子供が欲しいCAに結婚詐欺した『東大教授』謝罪文」(「週刊新潮」1/17号)

同・第3位
「東京医大裏口をガイドした『赤枝代議士』の言い分」(「週刊新潮」1/17号)

同・第4位
「安倍秘書官の“天下り先”」(「週刊ポスト」1/18・25号)

同・第5位
「『福田淳一前財務次官』を救った『弁護士資格認定制度』」(「週刊新潮」1/17号)

同・第6位
「JAL現役パイロット『オーストラリア飲酒隠蔽』を告発する」(「週刊文春」1/17号)

同・第7位
「裁判所は“VIP待遇”連発 ゴーンが獄中ですがる『仏陀の教え』」(「週刊文春」1/17号)

同・第8位
「NGT山口真帆 暴行事件号泣告白でも残された謎」(「FLASH」1/29号)

同・第9位
「ベガスに新婚旅行の『佳つ乃』お相手はあの『有名企業』御曹司」(「週刊新潮」1/17号)

同・第10位
「放置したから『元旦テロリスト』に化けたイカレ男の履歴書」(「週刊新潮」1/17号)

同・第11位
「貴乃花 我が相撲道」(「週刊文春」1/17号)
「元貴乃花親方独占直撃インタビュー 一家離散を嘆く」(「フライデー」1/25号)

同・第12位
「街場の2019年論」(「サンデー毎日」1/27号)

同・第13位
「MEGA地震予測が緊急警戒宣言『南関東大地震に繋がるこれだけの理由』」(「週刊ポスト」1/18・25号)

同・第14位
「米津玄師『引きこもり』を『若者の教祖』に育てた10歳年上『彼女』」(「週刊文春」1/17号)

同・第15位
「低コストで9割の人に効果という『がん光免疫療法』」(「週刊新潮」1/17号)

同・第16位
「『頻尿』に克つ」(「週刊文春」1/17号)

同・第17位
「稀勢の里に援軍」(「週刊ポスト」1/18・25号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビア総点検!

 今年は年初から、「SPA!」(扶桑社)の「ヤレる大学ランキング」が、若い女性たちに批判され、もしかすると休刊に追い込まれるか、という騒ぎにまでなっている。

 これについては後で少し詳しく、私の考えを書いてみたいと思っている。

 まずは、予想通り、初場所初日から連敗して、あっという間に引退が現実のものになりそうな稀勢の里から。

 場所前に発売のポストによると、是が非でも日本人横綱を絶やしたくない親方連中が、「八百長してでも残せないか」と、力士たちに声をかけているというのだ。審判部が決めるという序盤の対戦相手が注目であった。

 確かに初日の相手は御嶽海だったから、一気に押し込まれることはない。いい相手を選んだと思ったが、なんのことはない、左の回しにこだわり過ぎているうちに棒立ちになり、押し出されてしまった。

 2日目は平幕だが体の大きな逸ノ城だから、誰の目から見ても勝ち味はなかった。

 ここで引退させるべきなのを、これを書いている時点では、3日目も出るそうだ(3日目も栃煌山に敗退)。

 身体もできていないが、精神的に相当追い込まれているのだろう。早く楽にしてやった方がいい。

 文春が「頻尿に勝つ」をやっている。このところ朝のワイドショーでも、相続や尿漏れの話題が多くなってきた。これからのネタ元は文春、新潮から現代、ポストに移るのか。

 頻尿とは、たいして溜まっていないのにトイレに行かないと不安になるのをいうそうだ。また、朝起きてから就寝までの間に8回以上排尿があるのを頻尿、寝てから朝起きるまでに1回でもトイレに行くことを夜間頻尿というそうだ。

 私はどれくらい行くだろう。日曜日、家で競馬をやっているときには、頻繁にトイレに行くので、カミさんに尿漏れ用のパンツでも買ったらといわれる。これは緊張からではないか。たいして馬券を買うわけでもないのに、人間が小さいからだが、文春によると、「膀胱は心の鏡」というそうだ。やっぱり。

 トレーニングには、肛門に力を入れて5秒、次に5秒緩めるという運動がいいらしい。

 こちらは新潮の健康もの。低コストで9割のがん患者に効く「がん光免疫療法」についての特集をやっている。

 オプジーボでも肺がんの奏効率は約20%だというが、これはなんと93.3%だというのである。

 開発したのは米国立衛生研究所で主任研究員を務める小林久隆医師(57)。これはライトや光ファイバーで患部に近赤外線を照射するだけだという。

 テレビのリモコンにも近赤外線が使われているから、もしかすると、リモコンを自分に向けて照射するといいかも?

 これができると、がんを予防する意味がなくなると、小林医師はいう。夢のような治療法だが、数年以内には「がんは慢性疾患のひとつになる」そうだ、待ち遠しい。

 次は文春から。米津玄師(けんし・27)という歌手を紅白で初めて知った。地元徳島の大塚国際美術館からの生中継で「Lemon」を熱唱し、高視聴率を叩きだしたそうだ。

 文春によれば、高校卒業後、大阪の美術専門学校に通ったが1年で中退し、自宅に引きこもりながらネットで自分の音楽を発信し、ネット音楽界のカリスマになったという。

 今の時代ならではの歌手なのであろう。池袋で行った自作CD販売に来ていた、「ユニバーサル・ミュージック」の元女性社員と半同棲生活をしているそうだ。

 ポストから。このところ東京でも、身体に感じる地震が起きている。

 揺れるたびに、いよいよ来たかと心も揺さぶられる。

 ポスト御用達のMEGA地震予測が1月3日の熊本地震(震度6弱)を的中させたとして、今後の最も警戒を要するゾーンは、首都圏・東海ゾーンと南海・東南海ゾーンだという。

 地震予測は当たるも八卦だが、近々必ず起こることは間違いない。警戒しておくに越したことはないはずだ。

 サンデー毎日で、内田樹氏が「2019年の予測」をやっている。今年は3つの大きな流れがあるという。

 一つは統一地方選で、新しいタイプの立候補者が出てくるという。市井の名も知られていない人だが、これまで自分の手の届く範囲で「公共的」な仕事をしてきた人が、その恩恵に浴した人たちから「あなたのような人が議会に出て、現状を変えてほしい」と負託を受けて登場するというのである。

 安倍政権最大の功績は、国会の威信低下・機能不全に力を尽くしてきたことであるとし、現在の立法府の空洞化に対抗するために、こうした「公共的」な人たちが出てくるという。

 二つ目は、7月の参院選で自民党が大敗する。これは説明を要しないであろう。

 三つめは、国際社会はますます無秩序化していくそうだ。これはトランプ大統領だけではなく、メルケルの力が消えたドイツ、EU離脱問題で大揺れのイギリス、大衆のデモが吹き荒れるフランス、中国、韓国はいうには及ばず、第二次大戦後最大の混乱期といってもいいだろう。

 内田氏は、こういう時に必要なのは、「わずかな入力の変化を察知して、能動的に『驚く』人だけが『驚かされる』リスクを低減できる」のだという。

 鈍感でいてはならない。こまめに驚き、驚くことを楽しめというのである。

 ところで、石破茂氏が文春の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に出て、安倍首相批判をチョッピリしている。

「たとえば以前、『こんな人たちに負けるわけにはいかない』なんていう発言もありましたが、“こんな人”も日本国民なんですよね。敵、味方を分けるんじゃなく、色んな意見を取り込んだうえで、できるだけ全ての人に公平、公正にやってるんだよ、ということを分かってもらわなきゃいけない。あるいは自由な議論が行われているか、常に点検して、そうじゃないと思われているならば、直していかなきゃいけませんよね」

 これが石破の精一杯のいい方なのだろうが、かったるいね。

 さて、貴乃花の連載を文春が始めた。父親・貴ノ花が大好きで、これだけ叩かれても裏切られても生きてこられたのは、自分は父親の分け身で、親父の代わりに生きなくてはと思っているからだと話している。あまりに真っ当過ぎて、読み物として面白味はない。

 フライデーも、独占インタビューと打っているが、こちらは「独占立ち話」。東大で昨年12月から、大学院生に相撲界の組織改革についての講義を受け持っているというので、その講義から出てきたところを直撃したようだ。

 一度、貴乃花の講義を聴講して、何を話しているのかを教えてくれないか。そっちの方が興味がある。

 元日の早朝、原宿の竹下通りにクルマを乗り入れ、8人をはね、そのうち19歳の大学生は硬膜下血腫で意識不明の重体という事件が起きた。

 犯人は日下部和博(21)。彼は普段から奇行が多く、逮捕されても「死刑制度に反対するためにやった」と話しているそうだ。

 もはや措置入院が必要なレベルだったのではないかと思われるが、近隣住民は逆恨みなどが怖くて、警察に通報できなかったのではないかと新潮は見ている。

 バカは隣の火事より怖いのだ。私だったらどうしていただろう。

 新潮に伝説の祇園芸者といわれた佳つ乃の近況が載っている。

 そうか佳つ乃も、もう54になるのか。郷ひろみや奥田瑛二と浮名を流したらしいが、私が覚えているのは、作家の伊集院静氏と競馬場へ来た時のことだ。

 素晴らしい着物姿で、ゴンドラ席の赤じゅうたんを歩く姿が、目に残っている。

 祇園遊びはしたことがないが、あんないい女と2人で酒を飲めたらいいだろうなとしみじみ思った。

 彼女が自分のブログで、12月12日に、「今迄、男性に頼らずに1人で頑張ってきましたが、お互いに心から信頼し支え合える生涯のパートナーに出会えて幸せどす」。

 新潮によると、この果報者は、任天堂の創業者の御曹司、長男の山内克人氏59歳だという。

 うらやましい話だが、一生安楽に暮らせるだけの株を、父親から譲り受けたらしい。

 まだ一緒には暮らさないで結婚もしないそうである。

 落語には紺谷高尾という噺がある。貧しい紺屋の職人が、吉原の花魁道中で高尾太夫という絶世の美女に会い一目ぼれする。

 男の棟梁が、3年我慢してカネを貯めたら、高尾に会わせてやるというので、一心不乱にカネを貯め、一晩だけ高尾と閨を共にする。

 そのとき、自分は貧しい職人で、今度会いに来られるのは3年後だと、高尾に打ち明けるのだ。

 高尾はそれを聞いて、年が明けたら、主と一緒になるといい、約束の日に、彼の家にやってくるという人情噺だ。

 だが、今はそんな話は、夢のまた夢なのだろう。佳つ乃が、すてきな下流老人と所帯を持つ。やってくれたらやっぱり祇園の女は粋だね、そういってやりたかったが、いくつになっても、やっぱりカネのある所へいってしまうのか。ちょっぴり寂しいね。

 NGT48というのは新潟を中心に活動するグループだそうだ。そこに山口真帆(23)という青森からやってきた子がいる。

 その山口が、12月8日の午後9時ごろ、帰宅したマンションの入り口で男2人に襲われ、顔を掴まれるなどの暴行を受けた。

 男らは逮捕されたが、12月28日に不起訴となったそうだ。

 山口は、1月8日に、「殺されたらどうするんだって思う。生きている感じがしない」と暴行被害を号泣しながら告発し、ツイッターには、あるメンバーが彼女の帰宅時間や家の住所、そこへ行けとそそのかしたと、犯人に協力したのがいると訴えたという。

 FLASHによると、昨夏には、荻野由佳(19)が、レッスンの帰りに襲われ、クルマに連れ込まれそうになったことがあったという。

 グループの運営会社は、メンバーが帰宅時間を教えていたことは認めているという。

「グループの運営会社『AKS』(東京)は14日未明、今村悦朗・NGT48劇場支配人を交代させる人事を公式サイトで明らかにした。AKSでは今後、第三者委員会を設置し、問題の経緯などについて調査を進めるという」(朝日新聞DIGITAL1月14日)

 いつものように、秋元康は表には出ず、NGT48の運営幹部を叱責しただけだそうだ。

 手の届くアイドルといって、握手会などでファンとじかに接するやり方は、もともと危ういものであったはずだ。

 たびたび、これに類似した事件が起きているのに、根本からやり方を見直すことなく、だらだらと続けてきた秋元の非は明らかではないのか。

 アイドルになるためには、何でもOKという子たちを集めれば、嫉妬や妬みが必ず生まれ、大きな悲劇に結び付くこと間違いない。

 なぜこれだけの被害を受けたのに、男たちは不起訴なのか。彼らに山口の帰宅時間を教えたメンバーの責任はどうなるのか。

 こんな危なっかしいやり方は早く止めたほうがいい。

 話は変わるが、兼高かおるが亡くなった。享年90。

 私の世代は、彼女の日曜朝の「兼高かおる世界の旅」(59年から「兼高かおる世界飛び歩き」、60年から同タイトルになり99年まで続いた)で、生身の外国を知った。ニューヨーク、ロンドン、パリははるかに遠い異国だった。

 寿屋(現サントリー)の「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」(作家の山口瞳がつくった)というキャンペーンが流行語になったのは61年である。

 流暢な英語を操り、世界中の街を自由に歩き回る兼高の姿は、長嶋茂雄以上に、日本人に夢と希望を与えてくれた。

 日本人に自由渡航が許されたのは64年(昭和39年=東京オリンピックの年)4月1日からだ。私も多くの国を旅したが、どこにも兼高の足跡が残っていた。彼女が海外旅行の素晴らしさを教えてくれたのだ。一度会ってみたかった。

 カルロス・ゴーン容疑者が8日、勾留理由の説明を受ける手続きの場で、「自分は無実だ」と主張し、注目を浴びた。ゴーンの弁護側は勾留の取り消しを請求したが、東京地裁はこれを却下した。

 欧米のマスメディアからは、日本の「人質司法」への批判が高まり、フランスでは推定無罪の原則があるのだから、ルノーのCEOからゴーンを降ろす必要はないという声も、閣僚から上がっている。

 今回、ゴーン容疑者の主張から明らかになったのは、容疑の核心の一つである、16億円を不正送金したといわれるサウジアラビアの実業家に対して、検察側は接触もしていなかったという「事実」である。

 あまりにも杜撰な検察側のやり方に、「国策捜査」だという批判が高まるのは必至だろう。

 文春は、ゴーン容疑者は拘置所で熟読しているという3冊の本をあげている。彼は熱心なカトリック教徒だが、今読んでいるのはチベット仏教の米国人尼僧による啓発書で、「恐れや痛みを受け入れること」「全ての始まりには終わりがあること」などと書かれているそうだ。

 もう一冊は、孤児で過去に性暴力を受けた男性主人公を中心に、同性愛や暴力、友情、絶望が書かれている、日系米国人の人気作家ハニヤ・ヤナギハラの『小さな人生』、それに、タイなどで修業した米国人僧侶の書いた『仏陀の教え』だそうだ。

 絶望、諦観、寛容と、揺れ動いているゴーンの心を表しているような本だと思うのは、穿ち過ぎか。

 ところでフランスの捜査当局が、JOCの竹田会長の東京五輪招致めぐる贈賄容疑の正式な捜査に着手したことが報じられ、騒然となっている。

 ゴーン逮捕への報復ではないかというウワサまで飛び交っているが、これは以前から報じられていたことで、急に出てきた話ではない。

 いろいろな見方があるようだが、この件には電通が深く関与しているという話もあり、広がりによっては、東京オリンピック開催にも影を落とすかもしれない。

 JALといえば、今や酒飲みの副操縦士や、機内でシャンパンを飲んでいたCAなどが次々に出て、交通省航空局から事業改善命令が出されたことが話題だ。

 だが文春で、JALの社員が、パイロットが当局のアルコール検査にひっかかり、乗務を禁止されたケースがほかにもあると告発している。

 告発者は、JALには独特の文化があり、機長以下全員が口裏合わせをして社内検査をパスすることもあるので、「外国当局から指摘されない限り、飲酒パイロットを発見できない状況でした」といっている。

 この春、私もハワイへ行くが、JALはやめとこうかな。

 お次は新潮から。巻頭の「御代替わり7つの謎」は紹介するところがないが、あの福田淳一前財務次官が、弁護士資格を認定されたという。

 民間企業では顧問弁護士にという引きがあるようだが、新潮ではないが、社内のセクハラ問題などが出てきたらどうするのだろう。

 次はポストから。安倍首相の秘書官を務め、加計学園問題では、愛媛県職員に「本件は首相案件」といったといわれる柳瀬唯夫が、昨年、経産審議官を退任したのは知られているが、柳瀬が12月1日に、東芝の関連会社の東芝クライアントソリューションに再就職していたと、ポストが報じている。

 柳瀬は、経産省内では、原発推進派として知られていたし、東芝とアメリカの原発メーカー・ウェスチングハウスの買収も後押しした。

 だが、福島第一原発事故が起きて、結果、東芝は破綻に追い込まれたのだ。

 その柳瀬が、なぜ、東芝の関連にいったのか。それに、彼が入った直後に、社名から東芝の文字が消え、ダイナブックという社名に変更したのだ。

 どうやら手厚く遇されるようだが、ポストがいうように、「これも首相案件」ではないのか。

 ところで東京医大というのは、私の家から近いし、カミさんの父親が入院していたので、昔から知っているが、度し難い病院のようだ。

 昨年7月に、文科省の局長が、息子を裏口入学させてもらう見返りとして、助成金を支給することが明るみに出て、東京地検に逮捕・起訴された。

 これだけではなく、贈賄側の臼井正彦・理事長(当時)らは、特定の受験生の得点に加算するなどの便宜をはかる見返りとして、大学側への寄付金を受け取ってきたのである。

 新潮によれば、去年の12月29日に、この件についての第三者委員会の最終報告書がひっそりと大学のHPに上げられたという。

 そこには、第二次試験の試験問題が受験生に漏れていた疑いがある。2006年から男子の受験生を優遇してきた。臼井は特定の受験生の親から、「もし入学が許されたら寄付を3000万円用意する」という手紙を受け取っていたという。

 さらに問題は、裏口入学の依頼者は、ある国会議員に対し、受験生の氏名及び受験番号を記したFAXを送っていて、臼井氏がそれを保管していたそうだ。

 当然、この国会議員は誰だと、メディア各社が取材に走り、同大学出身で同窓会の役員を務める赤枝恒雄元自民党代議士であることがわかった。

 赤枝元代議士は悪びれることなく、私学と国立は違う、二次試験で恣意的に合格者を選んだってなにも悪くない、口利きは1年に1人か2人ぐらいだったと新聞に答えている。

 新潮に対しては、誰が受かったのか覚えていない、同窓会関係者は臼井理事長に嫌われていたから、ほとんど蹴っ飛ばされている、寄付金は1000万円は入れてくださいと同窓生にはいってきたと話している。

 私大にはよくある話だが、毎年、推薦枠を作り、入れてやった学生の親たちから高額な寄付金を取ることが常習化していたことは間違いない。そこにハイエナのように政治家がたかる。

 現代やポスト編集部に頼みたい。「行ってはいけない病院ワースト100」というのをやってくれないか。裏口、多額の寄付金が常習化しているということは、そこにいる医者の質も知れたものだと思う。医療過誤で死なないための病院選びは、患者がぜひ知りたいマスト特集だと思うが。

 さて、SPA!が掲載した「ヤレる女子大学生ランキング」に、女性たちから非難の声が上がり、編集部が「読者に訴求したくて煽情的な表現を使ってしまった」と謝罪した。

 私は、新聞広告で見たような気がしたが、それほど気にはならなかったので、当該の記事を読んでいなかったし、これほどの「大事件」になるとは思っていなかった。

 私のところにも毎日新聞から取材が来たので、記事を読み、考えてみた。

 たしかにホメられた表現ではない。だが、SPA!はもともとサブカル系雑誌で出発し、この手の話をこれまでも山ほどやってきた雑誌である。おそらく読者のほとんどは男だろう。

 編集部に「女性蔑視」「女性をモノ扱い」しているという強い偏見は、おそらくなかったのではないか。編集部の肩を持つわけではないが、そうした意識があったら、こうしたタイトルは付けないと思うからだ。

「女性とヤリたい」といういい方自体は昔からあったと思うが、人口に膾炙したのは1994年に発売されたホイチョイプロダクションの『東京いい店やれる店』がベストセラーになったころからであろう。

 私は現代の編集長だったが、やられたとおもった。直截で男心を掴む強いタイトルだった。

 一緒に一夜を過ごしたいと焦がれている女性を、どういう店に連れていけば、その気にさせることができるのか。

 男にとってはある種、人生最大の賭けのようなものである。決して女性をモノ扱いしているのではない。この手の話は、小説でも映画でも腐るほど描かれてきた。

 いくつになっても、男にとって女性は憧れの対象なのだ。もちろんどんな女性でもいいというわけではないが。

 男同士の間では、「あの子ヤレるかな」という会話は最大の関心事といってもいい。編集部は、その層へ向けて発信することを考えて企画を立て、彼らの関心を引くような強いタイトルをつける。

 だが現代は、ネットで記事のコピーがあっという間に拡散される時代である。今回署名に賛同した女性たちで、雑誌を買って読んでいた人は少ないのではないか。

 このタイトルはけしからん、女性をなんだと思っているのだという「正論」の旗手が現れれば、同調者はあっという間に膨れ上がる。

 そこに、大メディアが乗っかり、SPA!をつるし上げろ、休刊に追い込めという空気が作り出される。

 私には既視感がある。70年代の初め、ウーマンリブ運動が盛んになった時、ピンクのヘルメットをかぶって、中絶禁止法に反対し、ピル解禁を要求する女性解放連合、略称「中ピ連」の代表だった美人の活動家がいた。

 彼女たちは不倫している男の会社に押し掛け、つるし上げるなどの過激なやり方がマスメディアに取り上げられ、一躍スターになった。

 だが当時のピルは副作用が大きく、また、彼女が製薬会社と関係があるなどというウワサが流れ、運動は下火になり、彼女も姿を消してしまった。

 今回の騒ぎを見ていて、あの当時のことがふっと頭をよぎったのである。

 今回、編集部の最大の過ちは、読者のことしか考えずにタイトルをつけてしまったことであろう。

 大学から抗議が来るということは考えに入れたかもしれない。だが名誉棄損で告訴されるようなことにはなるまいと、高を括っていたのであろう。

 だが、矢は思わぬところから飛んできた。海外生活の長い女性にとっては見逃すことのできない記事だった。

 過去の記事も蒸し返され、女性を蔑視している雑誌だとの烙印を押されたのである。

 同様の批判は、ヘア・ヌードを毎週掲載している現代やポストにも向けられるかもしれない。

 かつてのように、不倫している芸能人ばかりではなく、大企業のサラリーマンや大学教授、政治家、役人のところに彼女たちが押し掛けるということが起きるかもしれない。

 安倍政権はあらゆる分野で女性が活躍してほしいといっておられる。「中ピ練」で失敗した教訓を生かし、女性蔑視、差別、格差を是正するため、この運動を、一雑誌編集部の問題で終わらせるのではなく、日本が真っ当に女性を尊敬し、崇める国にするきっかけにして欲しいものである。

 私は今、現代編集長でなくてよかったと、つくづく思っている。

 今週のスキャンダルその1。その主人公は、英国の大学を出て、一昨年9月に45歳の若さで「東大教授」になったピカピカのエリートである。名を坪井貴司(46)という。

「広域科学専攻・生命環境科学系の教授にふさわしい」と、東大教養学部のHPに記されているそうだ。

 新潮によれば、彼は大学時代の同級生の女性に「今はバツイチで独身。いい人がいたら紹介してくれ」と再三せがみ、大手航空会社の美貌の40代CAを紹介してもらったそうである。

 彼女のほうは、結婚して子どもを産みたいと切望していた。坪井とは「結婚を前提としたお付き合い」だと信じていたが、実は坪井は既婚者であった。そのことを隠して、不倫へとひた走ってしまったというのだ。

 だが、こんなことが長く続くわけはない。ついに教授は、自分は妻子持ちだということを打ち明けることになる。驚き不実を詰られたのだろう、坪井教授は彼女に「謝罪文」を書くのである。

 内容は、妻子持ちであることを隠して付き合ったことを詫び、今後彼女が結婚して家庭を持ち、子どもをもうけるまで全面的にサポートしていくとある。

 だが、その後、坪井教授と連絡が取れなくなり、誠意を示さないままだという。

 新潮が話を聞きに坪井の家を訪ねると、どういうわけか、彼の妻が出てきて「答える」というのである。妻いわく、「私は夫が世のため人のためになると確信しています」。さらに、CAを紹介した女性から「精神的打撃と友人の信頼を喪失」したと損害賠償請求訴訟を起こされているため、係争中なので出すわけにはいかないというのである。

 妻の鑑である、と私は思う。こんな女房がいたら私の人生ももう少しましなものになっていたと思う。妻のいい分は、夫は彼女にいい寄られて困っていた、相手のプライドを傷つけまいとしているうちに事態が進んでしまった、謝罪文は切羽詰まって書かされたものだというのである。

 亭主の東大教授という高級ブランドを守り抜くという強い意志が窺える。だが、いい年をした男が、押し入れに隠れて、女房に尻拭いしてもらうというのでは、あまりにも情けない。自らが一人の女性の生きる環境を壊して、学生にどの面下げて、何を説こうというのか。

 さて、16年の文春砲はベッキーの不倫で幕を開け、17年はなかったが、去年は「フジ秋元優里アナ『荒野のW不倫』」、2号目で「小室哲哉“裏切りのニンニク注射”」というスクープをかっ飛ばした。

 今年は昨年の紅白に初出場した5人組「純烈」メンバーの「凄惨DV」と「3000万円使い込み」スキャンダルが初荷である。

 紅白といえば、紅組司会をやった広瀬すずの評判が悪い。何しろ欅坂46の曲が終わる際に「乃木坂46のみなさん有難う」とやってしまったのだから、救いようがない。

「純烈」は平均年齢40歳。2007年にデビューしたが、鳴かず飛ばずでレコード会社からクビにされた。それでもへこたれずに健康ランドやスーパー銭湯を回り「夢は紅白 親孝行」をキャッチコピーに、オバちゃんたちのアイドルになり、悲願の紅白出場を果たしたのだ。

 彼らが歌った「プロポーズ」を紅白で初めて聞いた。われわれ世代には懐かしい「昭和ムード歌謡」である。黒沢明とロス・プリモスや鶴岡雅義と東京ロマンチカのほうはがはるかにうまいが、オバちゃんに受ける理由はわかる。

 このメンバーの1人、友井雄亮(38)は、10代の頃は関西ジャニーズJr.に在籍していたそうだ。その後、俳優に転身して『仮面ライダーアギト』などに出演したがパッとせず、フリーになり、映画で共演した女優と結婚し女児をもうけたが、08年に離婚している。

 離婚する前の年に「純烈」に参加したが、独り身になった友井は、芸能関係者の30代A子と同棲生活を始めた。

 近隣住民は、昼間は仲睦まじそうに見えたが、夜になると彼の怒鳴り声や彼女の「怖い、怖い」という悲鳴が聞こえてきたそうで、警察が来ることもあったという。

 浮気を繰り返す友井に、A子が不満を漏らすと、怒鳴る、殴るなどの暴力を振っていたが、ついにはA子に大けがを負わせ、さらに、子どもはつくらないという約束だったのに、妊娠させ、その上、流産させてしまったというのである。

 文春が入手した16年5月に作成された「誓約書」(友井の署名と指印がある)には、「(A子の=筆者注)その傷ついた体と心に輪をかけるように『逆によかったやん』といたわる事もせず、ひどい言葉で深く傷つけてしまいました」とあり、今後一切、A子と接触しないよう約束すると書いてあるそうだ。

 さらにA子と同棲している時期に、関西在住の元恋人で40代のB子とも付き合い、彼女を東京に呼び寄せ、将来は一緒になる約束を交わし、B子は近所の一軒家を購入することを決めていたそうである。

 だが、競馬好きの友井は、彼女の口座から競馬代など、3年間で3000万円を越えるカネを黙って引き出していたという。

 ポップスが歌謡曲といわれていた頃には履いて捨てるほどよくあった話だが、スーパー銭湯のアイドルのままだったら、文春も取り上げなかっただろう。紅白に出たが因果だと、友井は悔やんでいるかもしれない。

 文春が発売された2日後、友井は謝罪会見をし、芸能界を引退するといった。

「週刊文春(1月17日号)で複数の女性とのDVトラブルを報じられたメンバーの友井雄亮(38)が11日に会見し、体が床に直角になるくらい、深々と頭を下げた。友井は文春報道を認め、『純烈を脱退し、芸能界を引退します』と涙を流した。
 メンバー5人が全員揃った会見ではなく、友井1人ぼっちの会見だった。
 友井は疑惑の持ち上がったA子さんへのDVに関しては『もともと怒りっぽい性格なんですけど、そこに抑える自分の強さがなかったんだと思います』と認めた。
 本誌が会見でどんなDVだったのか問いかけると、『殴ったり、蹴ったり、相手を思いやる気持がなかった。また傷を痛めて、ひょっとしたら入院したということになったのかもわかりません』などと、抑えられないかったDVへの衝動を語った。
『A子さんに関しても、B子さんに関しても、やっぱり、これから先もなんですけれども、負わしてしまった傷だったり、精神的なものだったりということは一生終わらないことだと思ってます』と反省した。
 また、同棲していたB子さんの貯金3000万円を使い込み、うち半分以上は競馬に使っていたという。
『1日に30万円すった日もありました』と、負けを取り返そうとしてさらに泥沼にハマったことを明かした」(AERAdot.1月12日より)

 潔いようにも思えるが、以前にも、引退同然のことをしているから、ここで少し世間の冷たい視線から逃れて、ほとぼりが醒めてから、また戻ろうと考えているのではないのか。

 オバちゃんたちの引退しないでおくれという署名が3万人近く集まったという。こういう「情け」が、こうした人間をつけ上がらせ、同じ過ちを犯すことになりかねない。

 これから彼は、全国銭湯女湯懺悔の旅でも始めたらどうか。オバちゃんたちの背中を流す三助でもやれば、ご祝儀が結構集まるかもしれない。

【付録】

 今酒はポストだけだが、合併号だけに盛りだくさんではある。

「大江麻理子『40歳は“不惑ワクワク”です』-スペシャルインタビュー」。もちろんヌードではない。

「池岡星香<魅せた!>はじめての美尻-お天気お姉さんが美ボディを披露」「なをん/和久井雅子-人は平成最後の愛人と云う」

 袋とじは鳥居清永の「傑作春画『袖の巻』<全12図>復刻プロジェクト」。陰毛の描き方には彫師も摺師も力量が試されるそうだが、なるほどな。

「『妻の名は塔子』シリーズでおなじみ<並木塔子>が雑誌の上で動き出す!」。お馴染みになってきたARである。

「女優だから、濡れた/昭和と平成で濡れ場はどう変わったか?」。袋とじ「一般女性11人女性器測定会-衝撃の測定結果は袋とじの中で!」。こういう企画をいつまで続けるのか。もうとっくに飽きられていると思うが。

「ヌード世界一周-見るだけで旅するグラビア」「河合奈保子、グアムの風に吹かれて-お宝写真集がデジタル補正で甦る!」「アグネス・ラムから届いた手紙<秘蔵写真発掘>」

 これだけグラビアを作り込む力を、特集に注いだらと、いつも思うのだが。ご苦労さん!
(文=元木昌彦)

小室圭さん&眞子さま狂想曲! 破談? 皇籍離脱? 「そんなバカな」なお正月週刊誌報道

今週の注目記事・第1位
「人生100年分のお金を守るためにできること」(「週刊ポスト」1/11号)

同・第2位
「ニトリ会長とジム・ロジャーズ 日米の大金持ち2人はこう考える」(「週刊現代」1/19・26号)

同・第3位
「7月参院選で自民大惨敗!」(「週刊ポスト」1/11号)
「ダブル選挙で衆院自民は40議席超減らす!」(「サンデー毎日」1/20号)

同・第4位
「小室家の逆襲『秋篠宮邸へ突撃』」(「FLASH」1/22号)
「眞子さまに残された“恋愛結婚”への最終手段」(「週刊女性」1/15・22号)

同・第5位
「日産が消滅する日」(「フライデー」1/18号)

同・第6位
「2020年の大統領選を占えば」(「ニューズウイーク日本版」1/1・8号)

同・第7位
「ホンマは『おもろない』大阪人」(「週刊ポスト」1/11号)

同・第8位
「ASKAが愛人Tさんと別れられない理由」(「フライデー」1/18号)

同・第9位
「死ぬ前に用意しておくこと」(「週刊現代」1/19・26号)

同・第10位
「『生まれ変わり』の謎」(「週刊ポスト」1/11号)

【特別付録】2018年度のスクープBEST10
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 明けましておめでとうございます。

 今年も週刊誌のおもろいエッセンスを抜き出してお届けしようと思います。

 今週は文春、新潮が合併号でお休み。週刊誌らしいスクープはないけど、読み応えのある記事をピックアップしてみました。

 まずは、お正月らしいというか、ポストの「生まれ変わり」についての記事。

 私は、こういう話を信じないほうだが、自分は生まれ変わった、前世にはこういうことがあったと「証言」している人は多くいるそうだ。

 ジャーナリストの森田健氏は、中国奥地に実在するという「生まれ変わりの村」を訪ねて、村人たちの証言を集めた『生まれ変わりの村』(河出書房新社)を4巻も出している。

 米バージニア大学の医学部には「知覚研究所」というのがあり、そこの教授が、前世の記憶を持つ子どもたち、世界40カ国、2,600例を収集しているそうだ。

 そこで客員教授を務めた中部大学の大門正幸教授によると、日本にもいて、関西地方に住む男の子・トモ君は3歳11カ月の時、突然、「ニンニクを剥きたい」といい出したそうだ。

 母親が理由を尋ねると、自分はイギリスの料理屋の息子だったといい、普段は右利きなのに左手で器用にニンニクを剥きだしたという。

 トモ君が4歳の時、列車事故のニュースを見ていて、イギリスのサウスオールでも列車事故があったといった。

 父親が調べてみると、1997年9月にロンドンで列車事故が起こり、7人が死亡していた。トモ君が生まれる2年も前のことだった。

 だが、こうした前世のことを覚えているのは6歳から7歳までで、8歳ぐらいになると、かなりの部分の記憶を喪失してしまうそうである。

 自分の前世はなんだったのだろうと考えると、今度死んだら何に生まれ変わるのだろうと考えられるから、死生観が変わるのだろう。

 そろそろ、次は何に生まれ変わろうか、神や仏にお祈りしてみようか。私は、今度生まれ変わってもやはり編集者になりたいと思うのだが。

 ところで今朝(1月7日)の朝日新聞朝刊の宝島社の全面広告をを見ただろうか。

 湾岸戦争の時、イラクがまいた油によって、油まみれになった水鳥の写真が大きな話題を呼んだ。

 この写真の真偽は不明なようだが、戦争の理不尽さをよく表していた。水鳥の横にこう書いている。

「嘘つきは戦争の始まり」

 去年は樹木希林が水の中に横たわっている写真が話題になったと思うが、宝島いいね!

「ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。(中略)嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ」

 トランプ大統領、プーチンロシア大統領、金正恩たちは、嘘をつき続け、国民を騙している。

 その筆頭にいるのが安倍首相である。去年「嘘は安倍の始まり」という言葉が流行った。これは安倍政権への直截な批判である。

 新聞の全面を使って安倍批判。出版社はこうでなくちゃ。宝島は女性誌ばかりで、ジャーナリズム系の雑誌はない。だが、新聞を使って、宝島もこう思うということをハッキリ宣言するのは、俺たちもジャーナリズムだぜという気持ちがあるからであろう。

 それに比べ、せっかくジャーナリズム系雑誌を発行している講談社や小学館が、新年明けの号で、「死ぬ前に用意しておくこと」(現代)「人生100年分のお金を守るためにできること」(ポスト)というのでは、もったいなくはないか。

 週刊誌は、部数はどうあれ出版社の「顔」である。その顔がどっちを向いているのか、何を考えているのか、新聞広告や中づり、表紙で国民に訴えることができるのだ。

 それをしない週刊誌は、役割を放棄していると断じざるを得ない。

 次にいこう。新年早々、暗い気持ちになる現代の巻頭特集である。

 内容はどうということはない。親が亡くなったら「死亡診断書は1通しかもらえないから、コピーしておけ」「健康保険や介護保険はすぐ止めろ」「年金は急いで止めないと罪に問われる」「死亡保険金は請求しないともらえない」「相続で申告ミスをすると加算税、滞納税がセットでやってくる」などなど。

 私は、両親が亡くなった時に、こうしたことを経験しているから、どうということはないが、早く知っておくに越したことはないだろう。

 だが、新年早々、こうした記事を読みたいか? 私は嫌だね。

 これもどうでもいい記事の代表のようなものだが、フライデーが、全国ツアーを始めたASKAが、以前、一緒に覚せい剤に溺れていた愛人と暮らしていると報じている。

 フライデーも案じているが、覚せい剤を使っていた人間が、それを断ち切るのは至難である。

 ましてや、一緒にやっていた女と切れずに同棲しているとなれば、再び薬に手を出す確率ははるかに高くなる。

 そうならないように願うが、ASKAの「本気度」が試されているはずだ。

 お次は大阪人について書いた井上章一氏の本を取り上げたポストの記事。

 彼は、ほんまは大阪人というのは物静かで思慮深い人たちだというのである。

 だが、大阪人はがめつい、おもろいというイメージがなぜついてしまったのか。井上氏によると、大阪の「おもろいおばはん」が生まれたのは、83年に放送が開始されたテレビ大阪の番組『まいどワイド30分』に関係があるという。

 ここのコーナー「決まった! 今夜のおかず」で登場させた主婦たちは、制作側がおもしろいと判断した主婦だけを取り上げたというのだ。

 これが大人気になり、東京のキー局も目をつけ、「大阪人=おもしろい」というイメージができたというのである。

 菊田一夫が書いた大ヒット舞台、『がめつい奴』に出てくる荒っぽい大阪弁で強欲な人々も、大阪=荒っぽい=がめついという大阪人の代表だと、世に流布してしまったという。

 また、大阪人は熱烈な阪神ファンというのも、メディアがつくり出したものだそうだ。

 それまではほとんどが巨人ファンだったのに、69年からサンテレビが阪神戦の完全中継に乗り出してから変わったという。

 ノーパン喫茶やストリップ、ラブホの回転ベッドなども大阪発といわれ、大阪人は助平やというイメージができてきたが、ノーパン喫茶の発祥の地は京都で、ストリップは東京発で、昭和20年代は「本場の東京から来た!」のが売りだったそうだ。井上氏はこういう。

「大多数は東京人ともなんら変わらない普通の人々なのに、大阪的なイメージを求められ、それに抗うことなく応じ続ける様は、東京という王に仕える道化師にも映ります。道化師は自分の愚かさを誇張します。それが王に仕える道だからです」

 なるほどな~。せやけど、大阪弁が全国区になったのは、やはりおもろいからやろ。あんなに吉本の芸人が大量に毎年出てきて、東京で稼げるのも、大阪弁の持っているおかしさ、親しみやすさだと思う。いいじゃないの幸せならば。

 ところで、年末発売した文春のスクープ、写真家・広河隆一氏のセクハラ報道は大きな反響を呼んでいる。

 ここで、彼がやってきた写真誌「DAYS JAPAN」の故事来歴に触れておきたい。

「DAYS JAPAN」を講談社が創刊したのは1988年だった。大版でカラーページをふんだんに使ったビジュアルな雑誌である。創刊号には広瀬隆氏と広河隆一氏による「四番目の恐怖」が掲載された。チェルノブイリ、スリーマイル島、ウィンズケール、青森県六ヶ所村での「放射能汚染」の危険を伝えている(Wikipediaより)。広河氏はその後も「地球の現場を行く」を連載している。

 当時、創刊号は広告が1億円入ったと聞いた。当時としては大変な額である。出だしはよかったが、だんだん、広瀬隆の個人雑誌の風を呈してきて(反原発的論調)、部数は伸び悩んでいたと記憶している。

 ある号で、タレントや文化人たちの講演料を掲載した。だが、歌手のアグネス・チャンからクレームがついた。高すぎるというのだ(もちろんタダではない)。

 当時アグネスは、講談社と関わりのある仕事をしていて、面識のある社長に、直接談じ込んだと聞いている。社長のほうから、この件を早く処理しなさいという声がかかったのだろう、編集長はもちろん、担当の専務も動き、謝罪することになった。

 だが、その謝罪の仕方が過剰だった。私の記憶では、誌面で大々的にお詫びをしただけではなく、新聞広告にも詫び文をかなりのスペースで載せたと思う。

 私を含めた部外の人間からは、書いた金額がやや多かっただけで、なぜここまで謝るのかという声が上がった。社長も、これほどのお詫びを求めたのではないと、編集部のやり方に異を唱えたのである。

 結局、今度は社長の一言で、雑誌は休刊、専務は責任を取って辞任、編集長は退社、編集部は解散となってしまった。わずか2年足らずで「DAYS JAPAN」は消えてしまうのである。

 だいぶ後になって、広河氏が「DAYS JAPAN」という雑誌名を買い取り、フォトジャーナリズム雑誌として復刊するという話を聞いた。

 編集部へ行って、旧知の彼と話をした。広河氏はこの雑誌名に大変な愛着があり、なんとか復刊したいと考えていたという。わずかな賛助金を出し、できることがあれば協力しようと申し出たように思う。

 1年ばかり、私のもとに雑誌を送ってくれた。こうした雑誌を出し続けるのは大変だろうと、陰ながら応援していたのだが、残念なことになった。

「DAYS JAPAN」という不幸な雑誌は、広河氏の不届きな性暴力といってもいいセクハラで、息の根を止められたのである。

 ニューズウイーク日本版が、「2019年の世界を読み解く」という特集をやっている。

 そこに、2020年のアメリカ大統領選を占うというのがあるが、共和党はトランプしかいないが、民主党も今のところ有力な候補者がおらず、このままいくとヒラリー・クリントンとの再戦になるという見方をしている。

 トランプは、ロシア疑惑で追い詰められ、起訴を免れる大統領職を退くことは、その翌日起訴され、刑務所入りも現実になりかねない。

 何がなんでも立候補するのは間違いないようだが、ヒラリーが再出馬すれば、勝つ確率は相当高いと見る。

 アメリカの有権者にとって、ヒラリーを落選させたという後悔の念が強いだろうから、私もそうなると思うが、日本にとってはやりにくい相手になるはずだ。そのときは安倍首相はいない。ポスト安倍は、誰がなっても難しい舵取りになる。

 カルロス・ゴーン容疑者がいよいよ釈放されることになりそうだ。

 シャバに戻ったゴーンが何を仕掛けてくるのか、西川社長を始め日産の連中は戦々恐々だろうが、それよりも心配なのは、売り上げが落ちている日産の今後であると、フライデーが報じている。

 今の危機は、ゴーンのようなカリスマ的経営者がいないことが原因で、西川社長はその任ではないという声が多いようだ。

 アメリカの市場で日産車が売れない。18年11月には、前年同月比でマイナス18.7%という最悪の数字だった。

 このままいけば、ルノーにとっても日産の価値が落ち、シャープや東芝のように部門ごとに切り売りされてしまうかもしれないそうである。

 日産にとっては、ゴーンが有罪になろうが、もはや関係ないということなのだろう。

 ゴーン容疑者の逆襲ともども、注目である。

 さて、小室圭さんが正月休みにも帰らなかったことで、週刊誌はさまざまな憶測を報じている。

 中でもFLASHは、小室圭さん側が、眞子さんとの結婚は諦めたからと会見して、秋篠宮家とどんなやりとりがあったのか、眞子さんとどんな付き合いをしてきたのかを、全部ばらし、その上、暴露本を出すのではないかと心配していると報じている。

 そんなバカなと私は思うが、同誌は「破談にするならカネをくれ」といい出すのではないかとまで書いている。

 週刊女性は、これとは真反対で、眞子さんの圭さんを思う気持ちに変わりはなく、この愛を成就させるために、皇籍を離脱し、民間人になって圭さんと添い遂げるという見方をしている。

 これも、そんなバカなであるが、小室圭さん側がなんのリアクションもしないことから、こうした臆測がささやかれるのだ。

 一度、圭さんは帰国して、眞子さんと一緒の姿でも見せれば、世論はガラッと変わるのだろうが。

 今年は地方選、参議院選が行われる。また、憲法改悪を目論む安倍首相は、衆院選挙を一緒にやるダブル選挙を目論んでいるともいわれ、予断を許さない。

 ポストは、自民党選対本部の関係者が、「議席の大幅減は避けられない」と見ていると報じている。

 大勝した6年前の参院選は1人区で29勝2敗で65議席を獲得したが、今回は50議席台前半がやっとだという。

 そうなれば、憲法改正に消極的な公明党は頼りにならないから、安倍の悲願は潰えることになる。

 サンデー毎日も、選挙プランナーの三浦博史氏が、ダブル選挙でも、参議院の自民党は、14議席減らして110議席。

 衆議院はもっと悲惨で、48議席減の235議席に終わるという。どちらにしても先の見えた安倍政権はじり貧で、惨敗すれば選挙後に安倍降ろしが始まるに違いない。やはり公明党の安倍離れが致命的だろう。

 ところで、ネット通販のZOZOの前澤友作社長というのは度し難い人のようだ。

 剛力彩芽とどうこうというのは勝手にしろというだけだが、6日に、Twitterでリツイートした100人に各々100万円ずつ計1億円をプレゼントするというバカげたやり方には虫唾が走った。

 この男は、何か勘違いしているとしか思えない。たかがIT成り金のくせに、貧しいヤツにカネを恵んでやる、オレは100億、200億なんぞカネだと思っていないという卑しい思い上がりが鼻につく。

 所詮あぶく銭、どう使おうといいが、難民たちの集落でカネをばらまくようなやり方は、必ず大きな反発を招くはずだ。

 私も下流老人だからカネは欲しい。だが、恵んでやるという思い上がりをあからさまに持った人間からは、びた一文だってもらいたくはない。

 こんな行為を持ち上げるメディアはどうしようもないが、IT成り金たちも、みなこうした類の人間だと思われたくなければ、前澤のようなやり方を批判するべきではないのか。こういう手合いを拝金野郎というのだ。

 さて、株価が下落している。予想されたことではあったが、みな大慌てだろう。

 現代によると、こうした事態を、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長は、昨年1月に現代で予測していたというのだ。

 日本経済の失速がハッキリしてくるのは18年の10月から12月ぐらいで、日経平均は2万円を切るといっていた。

 根拠の一つは米中の景気の停滞だ。両国共に景気拡大がストップし、それが日本へ波及する。

 彼が注視しているのは、住宅の売れ行きだという。景気が良かったときは、毎年120万戸が売れていた。それが一昨年から減りだし、昨年も95万戸に届かなかったのではないか。

 警鐘を鳴らすのは彼だけではない。投資の神様といわれるジム・ロジャーズ氏も、1カ月前に持っている日本株をすべて売ったという。

 それに、こんな状況なのに、安倍首相は10月に消費税増税を行うという。クレイジーな政策で信じられないそうだ。

 自分が日本人だったら、すぐに日本から逃げ出しているとまでいっているのである。

 もやはこの国の景気減速、株価の低迷は避けられないようだ。元号が改められてもこの状況が変わりはしない。

 今週1位に上げたのは、ポストのおカネの話だ。何より恐ろしいのは、この数字である。

 ポストによれば、10月に消費税が10%に引き上げられると、厚労省の標準モデル年金に近い月額22万円(夫16万円、妻6万円)の世帯の場合、物価が増税幅と同じ2%上昇すれば、実質的に年間5万2,800円の減額になるというのである。

 由々しき事態だ。年金は、物価や賃金に応じて支給額を調整する制度があるが、マクロ経済スライドの導入で、この機能が働かないのだ。

 それに、ポイント還元などの負担軽減策もあるにはあるが、複雑すぎて、年寄りには何がなんだかわからない。

 経済ジャーナリストの荻原博子氏は、安倍首相は本音では消費税増税をやりたくないという。それはそうだろうが、破れかぶれでやってしまうことは十分考えられる。

 家は老朽化、年収は下落、年金は目減りでは、あと数年、どう生きていったらいいのだろう。居酒屋で飲むのもままならない。

 落語には「因果と丈夫」という言葉がよく出てくるが、病気になったらもはや地獄。生まれ変われたら、兆万円長者の家に生まれ、カネの苦労なしに編集者をやってみたいと思う。

【特別付録】2018年度のスクープ大賞BEST10

 昨年1年間のスクープの中から10本を選んでみた。

第10位
「日本の医療費が中国人に食い物にされている」(「週刊現代」5/26号)

 これは嫌中記事ではない。日本の医療制度の“欠陥”を指摘した現代が放ったスマッシュヒットである。

 安倍政権は、唐突に出入国管理法改正案を提出し、強引に成立させてしまった。労働力不足を外国人労働者で補うというのだが、受け入れるためには、こうした医療問題を含め、山積しているさまざまな問題を早急に解決しなければならないはずだ。外国人を単なる“労働力”としか考えないのであれば、待遇のひどさや低賃金への不満から、多くが自殺や就労放棄をしている外国人実習生たちと同じになること間違いない。

第9位
「『滝川クリステル』も見限った『ピースワンコ』の捨て犬虐待」(「週刊新潮」9/20号)

 昨年春に我が家に18年もいた老犬・モエが亡くなった。彼女が亡くなって、私のような年寄りには犬が最高の友だちであることを、嫌というほど知らされた。今でも月命日には、写真に花をあげ、モエの思い出にふける。犬と暮らしたことがある人間ならば、そんな気持ちはよくわかるだろう。その犬を食い物にしているNPOがいると、新潮が告発したのだ。この号だけを買った犬好きも多かったのではないか。

第8位
「デパートのアダルトグッズ店に殺到した『バイブ女子』の本音」(「週刊ポスト」10/5号)


「世界初『マスターベーション』大調査-驚きの結果発表!」(「週刊現代」6/16号)


「刑務所専門求人誌の募集要項」(「週刊ポスト」5/25号)

 風俗は、週刊誌が果たすべき役割の重要な柱である。後世の人が、2018年に普通の人たちはどんなことをして楽しんでいたのかを知るためには、週刊誌を引っ張り出して読むのが一番いい。

「週刊誌は時代の目撃者であれ」。それは政治や事件だけではない。庶民の暮らしを書き残しておくことも重要であるはずだ。

第7位
「山口達也が女子高生連れ込んでチューした犯行現場-強制わいせつで書類送検」(「フライデー」5/18号)

 18年も、芸能界発のスキャンダルも多かった。中でもジャニーズ事務所のタレントたちが世を騒がせた。中でも、このTOKIOの山口スキャンダルは、破壊力満点だった。

 紅白歌合戦の常連で、NHK・Eテレの情報番組の司会をやっていた山口が、アル中で、女子高生に強制わいせつ容疑で書類送検されたというのだから。

 これはフライデーの独自スクープではない。警察沙汰になったため、NHKが速報を流し、すべての週刊誌、テレビ、大新聞までが報じた。だが、相も変わらず、ジャニーズ事務所に忖度して、テレビや新聞までが「山口メンバー」と訳の分からない肩書をつけて呼んでいたが、これは間違いなく、ジャニーズ事務所の終わりの始まりを象徴する事件であった。

第6位
「靖国神社トップ『皇室批判』の波紋」(「週刊ポスト」10/12・19号)

 ポストの見事なスクープである。小堀邦夫宮司はこの発言の責任をとって辞任した。当然であろう。平成が終わり、新しい元号になるとき、靖国神社をこのまま放置せず、どうするのかを考える時だと思う。私は、大東亜戦争の戦犯たちの遺骨は、別に移すべきだと思うのだが。

第5位
「『黒田課長』のつつましい夕食」(「週刊新潮」3/1号)

 この人の名は黒田慶樹さん(48)といって、東京都建設局の担当課長である。妻はサーヤこと黒田清子さん。尊いお方と結婚して早12年が経つ。

 妻が、昭和天皇の四女池田厚子さんから伊勢神宮の祭主を引き継ぎ、神事とその準備で忙殺され、家を空けることが多いそうで、夕食は一人で取ることが多いようだ。

 何も付け加えることがない。何万語を費やしても一葉の写真には適わない。写真週刊誌にこういう写真が毎週出ていたら、今ひとたび100万部も夢ではないだろう。

第4位
「『イッテQ』は宮川大輔『祭り企画』をデッチあげた」(「週刊文春」11/15号)

 テレビの歴史はヤラセ、デッチアゲの歴史でもある。視聴率がよければ、それを維持しようと、ありもしないことをデッチアゲ、バレると下請けのせいにする。

 第一報では強気だった日テレ側も、第二弾「『イッテQ!』手越祐也カリフラワー『祭り』にもデッチ上げ証言」(「週刊文春」11/22号)が出ると、あっさり降参した。文春の取材力を軽視していたのではないか。

 番組を止めるのかと思ったら、祭りコーナーだけを休止して、存続させてしまった。昨今、長年視聴率首位を走ってきたフジテレビが信じられないような凋落ぶりである。対応を間違えると、日テレもフジの二の舞になる。

第3位
「女子レスリング伊調馨『悲痛告白』」(「週刊文春」3/8号)

 18年ほど、スポーツ界の醜聞が多く飛び出した年はないだろう。

 その最初が、国民栄誉賞を受賞した伊調が告発した、栄監督のパワハラだった。その後、日大アメフト部の傷害事件、日本ボクシング協会を私している山根会長のパワハラと暴力団との深い関わり、体操界を揺るがした塚原夫妻のワンマンぶりなど、次々に明るみに出てくるのである。

 こうした問題は、週刊誌の独壇場である。中でも文春の取材力には何度も驚かされた。

 スポーツ界のスキャンダルは、大新聞やスポーツ紙は事件化しなければ書かない。

 これらのスキャンダルも、週刊誌が追及しなければ、ここまで追い込めなかったであろう。

 栄監督も粘り腰を見せたが、FLASHが栄はキャバクラで豪遊していたと報じたため、辞任に追い込まれた。週刊誌畏るべし。

 伊調は復帰した天皇杯全日本レスリング選手権で17年ぶりに負けはしたが、決勝戦では見事に勝利して復活をアピールした。

第2位
「ろくでもない『財務事務次官』のセクハラ音源」(「週刊新潮」4/19号)

 18年最大の大物を辞任に追い込んだ新潮の天晴れなスクープである。

 こんなことをいったことはないと、シラを切り続けた福田を、「セクハラをしらばっくれた『福田次官』の寝言は寝て言え!」(「週刊新潮」4/26号)と追い詰めた。

 スキャンダル記事のお手本である。

第1位
「小室哲哉“裏切りのニンニク注射”」(「週刊文春」1/25号)


「『小室哲哉は許せない』KEIKO 親族怒りの告発」(「週刊文春」7/12号)

 この2本の記事がすごい。第1報の後、小室が泣きながら会見を開き、これからは妻と一緒に生きていくといったため、「小室が可哀想だ」と、文春への批判の声があちこちから上がった。

 文春も戸惑ったに違いない。だが、文春は半年かけて、小室のいい分が本当かどうか検証したのである。これってなかなかできないことだ。

 故郷に帰って順調に回復してきているKEIKOの元気な姿を写真に撮り、会見後、小室が一度も帰って来ていないという親族の証言をとり、小室の嘘を完膚なきまでに暴いた。

 文春は、何の根拠もなく汚された“誇り”を、再取材することで見事晴らして見せたのである。

 文春を敵にしたら怖い。多くのすねに傷を持つ芸能人や文化人を震え上がらせたに違いない。スキャンダルの大きさでは新潮の福田事務次官の記事が勝るとは思うが、週刊誌の矜持を見せてもらったということで、こちらを1位にした。

【残念なスクープ記事たち】

 1年間、週刊誌は挙って秋篠宮眞子さんと小室圭さんについて報じた。週刊女性に端を発したスキャンダルだが、どこの誰ともわからない元婚約者の話と、宮内庁や秋篠宮家の関係者の談話ばかりで、真実性に乏しいと思わざるを得ない。

 新潮の爆笑問題・太田光の日大裏口入学問題は、話は面白いが、どこまで裏をとった話なのか疑問が残った。

 同じく新潮の、「タモリの最後の愛人」の記事は、新潮ともあろうものが当事者取材もなく、腰が引けた内容だった。事務所からの圧力があったのだろうか。

 やはり新潮。「『地面師マネー』に汚染された警視庁の『黒い警視』!?」(「週刊新潮」11/1号)は、事実だとすれば重大な問題だが、私にはこれを事実だと判断する何ものもない。

 文春は「貴乃花親方を引退に追い込んだ相撲協会の吊し上げ」(「週刊文春」10/4号)など、貴乃花に密着して、彼のいい分を十二分に取り上げてきたが、残念なことに、突然の引退発表、景子夫人との離婚をスクープできなかったため、マイナス点。

【番外編】

 ベスト10には入れなかったが、面白く読んだ記事を上げておきたい。

 さわやかなスクープとでもいおうか。

「角界一の色男『勢』がガチンコで接吻した『美人ゴルファー』」(「週刊新潮」7/5号)

 公になっているデータの中からどれを選んでくるのか、編集者の視点がいい。
「製薬会社から謝礼貰って原稿執筆する医師350人全実名」(「週刊ポスト」8/10号)

 この動画を見て、彼女の違反のひどさを実感させられた。

「吉澤ひとみ『ドラコレ』に記録されたひき逃げ動画」(「フライデー」9/28号)

 タイトルもうまい。

「バドミントン『桃田賢斗』と『美貌選手』の『夜這いシャトル』事件」(「週刊新潮」10/18号)

 産経新聞の情報公開請求で、片山が2015年9月に関東信越国税局に何らかの問い合わせの電話をしていたことが判明した。

「片山さつき大臣国税口利きで百万円、証拠文書入手!」(「週刊文春」10/25号)

だが、政治家としては小物だな。

【巻末付録】

 まずはポストから。「晴れ着の年女たち-亥年生まれの女優・アイドルが初春を華やかに寿ぐ 岡田奈々、榊原郁恵、石川ひとみ、林寛子、高田美和」「亥年生まれグラドル11人のセクシー新年会-ビキニで抱負と野望を大宣言 相原美咲、比留川マイ、久松かおり、百川晴香、彩川ひなの」。

「斉藤由貴、多様性の女-変幻自在の活躍を続ける女優が語った仕事と家庭」。もちろんヌードではない。

 今流行のAR袋とじ「たかしょー&三上悠亜が雑誌の上で動き出す!」。こういうのやってみようという気が起きないのだ。老いたのか!

 お懐かしや袋とじ「謎の美女YURI『幻の写真集』があった!」。あの頃はよかったな。

「美熟女ランナー松山まなか鍛え抜かれたヘアヌード-マラソンで2時間59分」「シリーズ初脱ぎ/まだ誰にも見せたことのない本当の私。伊賀まこさん21歳」。

 この中では伊賀まこが意外にいい。ポストは合併号でもないのに大盤振る舞い。480円。

 現代は、「小祝さくら、2019年の誓い-大人気美女ゴルファーを撮り下ろし」。まあどうということはないね。

「白石麻衣-売り上げナンバーワン「写真集の女王」が初登場」。初めて見る白石麻衣。やっぱり売れる子は違う。

「人妻・熊田曜子のエロス-色気がますますアップ」これもAR袋とじで「2019年、最初の衝撃!『たかしょー』とSEXできる」。これで500円。

 SEXYという意味では白石には不満ありだ、仕方ないけど。今週はSEXY度でポストがやや優勢勝ちか。
(文=元木昌彦)

小室圭さん&眞子さま狂想曲! 破談? 皇籍離脱? 「そんなバカな」なお正月週刊誌報道

今週の注目記事・第1位
「人生100年分のお金を守るためにできること」(「週刊ポスト」1/11号)

同・第2位
「ニトリ会長とジム・ロジャーズ 日米の大金持ち2人はこう考える」(「週刊現代」1/19・26号)

同・第3位
「7月参院選で自民大惨敗!」(「週刊ポスト」1/11号)
「ダブル選挙で衆院自民は40議席超減らす!」(「サンデー毎日」1/20号)

同・第4位
「小室家の逆襲『秋篠宮邸へ突撃』」(「FLASH」1/22号)
「眞子さまに残された“恋愛結婚”への最終手段」(「週刊女性」1/15・22号)

同・第5位
「日産が消滅する日」(「フライデー」1/18号)

同・第6位
「2020年の大統領選を占えば」(「ニューズウイーク日本版」1/1・8号)

同・第7位
「ホンマは『おもろない』大阪人」(「週刊ポスト」1/11号)

同・第8位
「ASKAが愛人Tさんと別れられない理由」(「フライデー」1/18号)

同・第9位
「死ぬ前に用意しておくこと」(「週刊現代」1/19・26号)

同・第10位
「『生まれ変わり』の謎」(「週刊ポスト」1/11号)

【特別付録】2018年度のスクープBEST10
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 明けましておめでとうございます。

 今年も週刊誌のおもろいエッセンスを抜き出してお届けしようと思います。

 今週は文春、新潮が合併号でお休み。週刊誌らしいスクープはないけど、読み応えのある記事をピックアップしてみました。

 まずは、お正月らしいというか、ポストの「生まれ変わり」についての記事。

 私は、こういう話を信じないほうだが、自分は生まれ変わった、前世にはこういうことがあったと「証言」している人は多くいるそうだ。

 ジャーナリストの森田健氏は、中国奥地に実在するという「生まれ変わりの村」を訪ねて、村人たちの証言を集めた『生まれ変わりの村』(河出書房新社)を4巻も出している。

 米バージニア大学の医学部には「知覚研究所」というのがあり、そこの教授が、前世の記憶を持つ子どもたち、世界40カ国、2,600例を収集しているそうだ。

 そこで客員教授を務めた中部大学の大門正幸教授によると、日本にもいて、関西地方に住む男の子・トモ君は3歳11カ月の時、突然、「ニンニクを剥きたい」といい出したそうだ。

 母親が理由を尋ねると、自分はイギリスの料理屋の息子だったといい、普段は右利きなのに左手で器用にニンニクを剥きだしたという。

 トモ君が4歳の時、列車事故のニュースを見ていて、イギリスのサウスオールでも列車事故があったといった。

 父親が調べてみると、1997年9月にロンドンで列車事故が起こり、7人が死亡していた。トモ君が生まれる2年も前のことだった。

 だが、こうした前世のことを覚えているのは6歳から7歳までで、8歳ぐらいになると、かなりの部分の記憶を喪失してしまうそうである。

 自分の前世はなんだったのだろうと考えると、今度死んだら何に生まれ変わるのだろうと考えられるから、死生観が変わるのだろう。

 そろそろ、次は何に生まれ変わろうか、神や仏にお祈りしてみようか。私は、今度生まれ変わってもやはり編集者になりたいと思うのだが。

 ところで今朝(1月7日)の朝日新聞朝刊の宝島社の全面広告をを見ただろうか。

 湾岸戦争の時、イラクがまいた油によって、油まみれになった水鳥の写真が大きな話題を呼んだ。

 この写真の真偽は不明なようだが、戦争の理不尽さをよく表していた。水鳥の横にこう書いている。

「嘘つきは戦争の始まり」

 去年は樹木希林が水の中に横たわっている写真が話題になったと思うが、宝島いいね!

「ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。(中略)嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ」

 トランプ大統領、プーチンロシア大統領、金正恩たちは、嘘をつき続け、国民を騙している。

 その筆頭にいるのが安倍首相である。去年「嘘は安倍の始まり」という言葉が流行った。これは安倍政権への直截な批判である。

 新聞の全面を使って安倍批判。出版社はこうでなくちゃ。宝島は女性誌ばかりで、ジャーナリズム系の雑誌はない。だが、新聞を使って、宝島もこう思うということをハッキリ宣言するのは、俺たちもジャーナリズムだぜという気持ちがあるからであろう。

 それに比べ、せっかくジャーナリズム系雑誌を発行している講談社や小学館が、新年明けの号で、「死ぬ前に用意しておくこと」(現代)「人生100年分のお金を守るためにできること」(ポスト)というのでは、もったいなくはないか。

 週刊誌は、部数はどうあれ出版社の「顔」である。その顔がどっちを向いているのか、何を考えているのか、新聞広告や中づり、表紙で国民に訴えることができるのだ。

 それをしない週刊誌は、役割を放棄していると断じざるを得ない。

 次にいこう。新年早々、暗い気持ちになる現代の巻頭特集である。

 内容はどうということはない。親が亡くなったら「死亡診断書は1通しかもらえないから、コピーしておけ」「健康保険や介護保険はすぐ止めろ」「年金は急いで止めないと罪に問われる」「死亡保険金は請求しないともらえない」「相続で申告ミスをすると加算税、滞納税がセットでやってくる」などなど。

 私は、両親が亡くなった時に、こうしたことを経験しているから、どうということはないが、早く知っておくに越したことはないだろう。

 だが、新年早々、こうした記事を読みたいか? 私は嫌だね。

 これもどうでもいい記事の代表のようなものだが、フライデーが、全国ツアーを始めたASKAが、以前、一緒に覚せい剤に溺れていた愛人と暮らしていると報じている。

 フライデーも案じているが、覚せい剤を使っていた人間が、それを断ち切るのは至難である。

 ましてや、一緒にやっていた女と切れずに同棲しているとなれば、再び薬に手を出す確率ははるかに高くなる。

 そうならないように願うが、ASKAの「本気度」が試されているはずだ。

 お次は大阪人について書いた井上章一氏の本を取り上げたポストの記事。

 彼は、ほんまは大阪人というのは物静かで思慮深い人たちだというのである。

 だが、大阪人はがめつい、おもろいというイメージがなぜついてしまったのか。井上氏によると、大阪の「おもろいおばはん」が生まれたのは、83年に放送が開始されたテレビ大阪の番組『まいどワイド30分』に関係があるという。

 ここのコーナー「決まった! 今夜のおかず」で登場させた主婦たちは、制作側がおもしろいと判断した主婦だけを取り上げたというのだ。

 これが大人気になり、東京のキー局も目をつけ、「大阪人=おもしろい」というイメージができたというのである。

 菊田一夫が書いた大ヒット舞台、『がめつい奴』に出てくる荒っぽい大阪弁で強欲な人々も、大阪=荒っぽい=がめついという大阪人の代表だと、世に流布してしまったという。

 また、大阪人は熱烈な阪神ファンというのも、メディアがつくり出したものだそうだ。

 それまではほとんどが巨人ファンだったのに、69年からサンテレビが阪神戦の完全中継に乗り出してから変わったという。

 ノーパン喫茶やストリップ、ラブホの回転ベッドなども大阪発といわれ、大阪人は助平やというイメージができてきたが、ノーパン喫茶の発祥の地は京都で、ストリップは東京発で、昭和20年代は「本場の東京から来た!」のが売りだったそうだ。井上氏はこういう。

「大多数は東京人ともなんら変わらない普通の人々なのに、大阪的なイメージを求められ、それに抗うことなく応じ続ける様は、東京という王に仕える道化師にも映ります。道化師は自分の愚かさを誇張します。それが王に仕える道だからです」

 なるほどな~。せやけど、大阪弁が全国区になったのは、やはりおもろいからやろ。あんなに吉本の芸人が大量に毎年出てきて、東京で稼げるのも、大阪弁の持っているおかしさ、親しみやすさだと思う。いいじゃないの幸せならば。

 ところで、年末発売した文春のスクープ、写真家・広河隆一氏のセクハラ報道は大きな反響を呼んでいる。

 ここで、彼がやってきた写真誌「DAYS JAPAN」の故事来歴に触れておきたい。

「DAYS JAPAN」を講談社が創刊したのは1988年だった。大版でカラーページをふんだんに使ったビジュアルな雑誌である。創刊号には広瀬隆氏と広河隆一氏による「四番目の恐怖」が掲載された。チェルノブイリ、スリーマイル島、ウィンズケール、青森県六ヶ所村での「放射能汚染」の危険を伝えている(Wikipediaより)。広河氏はその後も「地球の現場を行く」を連載している。

 当時、創刊号は広告が1億円入ったと聞いた。当時としては大変な額である。出だしはよかったが、だんだん、広瀬隆の個人雑誌の風を呈してきて(反原発的論調)、部数は伸び悩んでいたと記憶している。

 ある号で、タレントや文化人たちの講演料を掲載した。だが、歌手のアグネス・チャンからクレームがついた。高すぎるというのだ(もちろんタダではない)。

 当時アグネスは、講談社と関わりのある仕事をしていて、面識のある社長に、直接談じ込んだと聞いている。社長のほうから、この件を早く処理しなさいという声がかかったのだろう、編集長はもちろん、担当の専務も動き、謝罪することになった。

 だが、その謝罪の仕方が過剰だった。私の記憶では、誌面で大々的にお詫びをしただけではなく、新聞広告にも詫び文をかなりのスペースで載せたと思う。

 私を含めた部外の人間からは、書いた金額がやや多かっただけで、なぜここまで謝るのかという声が上がった。社長も、これほどのお詫びを求めたのではないと、編集部のやり方に異を唱えたのである。

 結局、今度は社長の一言で、雑誌は休刊、専務は責任を取って辞任、編集長は退社、編集部は解散となってしまった。わずか2年足らずで「DAYS JAPAN」は消えてしまうのである。

 だいぶ後になって、広河氏が「DAYS JAPAN」という雑誌名を買い取り、フォトジャーナリズム雑誌として復刊するという話を聞いた。

 編集部へ行って、旧知の彼と話をした。広河氏はこの雑誌名に大変な愛着があり、なんとか復刊したいと考えていたという。わずかな賛助金を出し、できることがあれば協力しようと申し出たように思う。

 1年ばかり、私のもとに雑誌を送ってくれた。こうした雑誌を出し続けるのは大変だろうと、陰ながら応援していたのだが、残念なことになった。

「DAYS JAPAN」という不幸な雑誌は、広河氏の不届きな性暴力といってもいいセクハラで、息の根を止められたのである。

 ニューズウイーク日本版が、「2019年の世界を読み解く」という特集をやっている。

 そこに、2020年のアメリカ大統領選を占うというのがあるが、共和党はトランプしかいないが、民主党も今のところ有力な候補者がおらず、このままいくとヒラリー・クリントンとの再戦になるという見方をしている。

 トランプは、ロシア疑惑で追い詰められ、起訴を免れる大統領職を退くことは、その翌日起訴され、刑務所入りも現実になりかねない。

 何がなんでも立候補するのは間違いないようだが、ヒラリーが再出馬すれば、勝つ確率は相当高いと見る。

 アメリカの有権者にとって、ヒラリーを落選させたという後悔の念が強いだろうから、私もそうなると思うが、日本にとってはやりにくい相手になるはずだ。そのときは安倍首相はいない。ポスト安倍は、誰がなっても難しい舵取りになる。

 カルロス・ゴーン容疑者がいよいよ釈放されることになりそうだ。

 シャバに戻ったゴーンが何を仕掛けてくるのか、西川社長を始め日産の連中は戦々恐々だろうが、それよりも心配なのは、売り上げが落ちている日産の今後であると、フライデーが報じている。

 今の危機は、ゴーンのようなカリスマ的経営者がいないことが原因で、西川社長はその任ではないという声が多いようだ。

 アメリカの市場で日産車が売れない。18年11月には、前年同月比でマイナス18.7%という最悪の数字だった。

 このままいけば、ルノーにとっても日産の価値が落ち、シャープや東芝のように部門ごとに切り売りされてしまうかもしれないそうである。

 日産にとっては、ゴーンが有罪になろうが、もはや関係ないということなのだろう。

 ゴーン容疑者の逆襲ともども、注目である。

 さて、小室圭さんが正月休みにも帰らなかったことで、週刊誌はさまざまな憶測を報じている。

 中でもFLASHは、小室圭さん側が、眞子さんとの結婚は諦めたからと会見して、秋篠宮家とどんなやりとりがあったのか、眞子さんとどんな付き合いをしてきたのかを、全部ばらし、その上、暴露本を出すのではないかと心配していると報じている。

 そんなバカなと私は思うが、同誌は「破談にするならカネをくれ」といい出すのではないかとまで書いている。

 週刊女性は、これとは真反対で、眞子さんの圭さんを思う気持ちに変わりはなく、この愛を成就させるために、皇籍を離脱し、民間人になって圭さんと添い遂げるという見方をしている。

 これも、そんなバカなであるが、小室圭さん側がなんのリアクションもしないことから、こうした臆測がささやかれるのだ。

 一度、圭さんは帰国して、眞子さんと一緒の姿でも見せれば、世論はガラッと変わるのだろうが。

 今年は地方選、参議院選が行われる。また、憲法改悪を目論む安倍首相は、衆院選挙を一緒にやるダブル選挙を目論んでいるともいわれ、予断を許さない。

 ポストは、自民党選対本部の関係者が、「議席の大幅減は避けられない」と見ていると報じている。

 大勝した6年前の参院選は1人区で29勝2敗で65議席を獲得したが、今回は50議席台前半がやっとだという。

 そうなれば、憲法改正に消極的な公明党は頼りにならないから、安倍の悲願は潰えることになる。

 サンデー毎日も、選挙プランナーの三浦博史氏が、ダブル選挙でも、参議院の自民党は、14議席減らして110議席。

 衆議院はもっと悲惨で、48議席減の235議席に終わるという。どちらにしても先の見えた安倍政権はじり貧で、惨敗すれば選挙後に安倍降ろしが始まるに違いない。やはり公明党の安倍離れが致命的だろう。

 ところで、ネット通販のZOZOの前澤友作社長というのは度し難い人のようだ。

 剛力彩芽とどうこうというのは勝手にしろというだけだが、6日に、Twitterでリツイートした100人に各々100万円ずつ計1億円をプレゼントするというバカげたやり方には虫唾が走った。

 この男は、何か勘違いしているとしか思えない。たかがIT成り金のくせに、貧しいヤツにカネを恵んでやる、オレは100億、200億なんぞカネだと思っていないという卑しい思い上がりが鼻につく。

 所詮あぶく銭、どう使おうといいが、難民たちの集落でカネをばらまくようなやり方は、必ず大きな反発を招くはずだ。

 私も下流老人だからカネは欲しい。だが、恵んでやるという思い上がりをあからさまに持った人間からは、びた一文だってもらいたくはない。

 こんな行為を持ち上げるメディアはどうしようもないが、IT成り金たちも、みなこうした類の人間だと思われたくなければ、前澤のようなやり方を批判するべきではないのか。こういう手合いを拝金野郎というのだ。

 さて、株価が下落している。予想されたことではあったが、みな大慌てだろう。

 現代によると、こうした事態を、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長は、昨年1月に現代で予測していたというのだ。

 日本経済の失速がハッキリしてくるのは18年の10月から12月ぐらいで、日経平均は2万円を切るといっていた。

 根拠の一つは米中の景気の停滞だ。両国共に景気拡大がストップし、それが日本へ波及する。

 彼が注視しているのは、住宅の売れ行きだという。景気が良かったときは、毎年120万戸が売れていた。それが一昨年から減りだし、昨年も95万戸に届かなかったのではないか。

 警鐘を鳴らすのは彼だけではない。投資の神様といわれるジム・ロジャーズ氏も、1カ月前に持っている日本株をすべて売ったという。

 それに、こんな状況なのに、安倍首相は10月に消費税増税を行うという。クレイジーな政策で信じられないそうだ。

 自分が日本人だったら、すぐに日本から逃げ出しているとまでいっているのである。

 もやはこの国の景気減速、株価の低迷は避けられないようだ。元号が改められてもこの状況が変わりはしない。

 今週1位に上げたのは、ポストのおカネの話だ。何より恐ろしいのは、この数字である。

 ポストによれば、10月に消費税が10%に引き上げられると、厚労省の標準モデル年金に近い月額22万円(夫16万円、妻6万円)の世帯の場合、物価が増税幅と同じ2%上昇すれば、実質的に年間5万2,800円の減額になるというのである。

 由々しき事態だ。年金は、物価や賃金に応じて支給額を調整する制度があるが、マクロ経済スライドの導入で、この機能が働かないのだ。

 それに、ポイント還元などの負担軽減策もあるにはあるが、複雑すぎて、年寄りには何がなんだかわからない。

 経済ジャーナリストの荻原博子氏は、安倍首相は本音では消費税増税をやりたくないという。それはそうだろうが、破れかぶれでやってしまうことは十分考えられる。

 家は老朽化、年収は下落、年金は目減りでは、あと数年、どう生きていったらいいのだろう。居酒屋で飲むのもままならない。

 落語には「因果と丈夫」という言葉がよく出てくるが、病気になったらもはや地獄。生まれ変われたら、兆万円長者の家に生まれ、カネの苦労なしに編集者をやってみたいと思う。

【特別付録】2018年度のスクープ大賞BEST10

 昨年1年間のスクープの中から10本を選んでみた。

第10位
「日本の医療費が中国人に食い物にされている」(「週刊現代」5/26号)

 これは嫌中記事ではない。日本の医療制度の“欠陥”を指摘した現代が放ったスマッシュヒットである。

 安倍政権は、唐突に出入国管理法改正案を提出し、強引に成立させてしまった。労働力不足を外国人労働者で補うというのだが、受け入れるためには、こうした医療問題を含め、山積しているさまざまな問題を早急に解決しなければならないはずだ。外国人を単なる“労働力”としか考えないのであれば、待遇のひどさや低賃金への不満から、多くが自殺や就労放棄をしている外国人実習生たちと同じになること間違いない。

第9位
「『滝川クリステル』も見限った『ピースワンコ』の捨て犬虐待」(「週刊新潮」9/20号)

 昨年春に我が家に18年もいた老犬・モエが亡くなった。彼女が亡くなって、私のような年寄りには犬が最高の友だちであることを、嫌というほど知らされた。今でも月命日には、写真に花をあげ、モエの思い出にふける。犬と暮らしたことがある人間ならば、そんな気持ちはよくわかるだろう。その犬を食い物にしているNPOがいると、新潮が告発したのだ。この号だけを買った犬好きも多かったのではないか。

第8位
「デパートのアダルトグッズ店に殺到した『バイブ女子』の本音」(「週刊ポスト」10/5号)


「世界初『マスターベーション』大調査-驚きの結果発表!」(「週刊現代」6/16号)


「刑務所専門求人誌の募集要項」(「週刊ポスト」5/25号)

 風俗は、週刊誌が果たすべき役割の重要な柱である。後世の人が、2018年に普通の人たちはどんなことをして楽しんでいたのかを知るためには、週刊誌を引っ張り出して読むのが一番いい。

「週刊誌は時代の目撃者であれ」。それは政治や事件だけではない。庶民の暮らしを書き残しておくことも重要であるはずだ。

第7位
「山口達也が女子高生連れ込んでチューした犯行現場-強制わいせつで書類送検」(「フライデー」5/18号)

 18年も、芸能界発のスキャンダルも多かった。中でもジャニーズ事務所のタレントたちが世を騒がせた。中でも、このTOKIOの山口スキャンダルは、破壊力満点だった。

 紅白歌合戦の常連で、NHK・Eテレの情報番組の司会をやっていた山口が、アル中で、女子高生に強制わいせつ容疑で書類送検されたというのだから。

 これはフライデーの独自スクープではない。警察沙汰になったため、NHKが速報を流し、すべての週刊誌、テレビ、大新聞までが報じた。だが、相も変わらず、ジャニーズ事務所に忖度して、テレビや新聞までが「山口メンバー」と訳の分からない肩書をつけて呼んでいたが、これは間違いなく、ジャニーズ事務所の終わりの始まりを象徴する事件であった。

第6位
「靖国神社トップ『皇室批判』の波紋」(「週刊ポスト」10/12・19号)

 ポストの見事なスクープである。小堀邦夫宮司はこの発言の責任をとって辞任した。当然であろう。平成が終わり、新しい元号になるとき、靖国神社をこのまま放置せず、どうするのかを考える時だと思う。私は、大東亜戦争の戦犯たちの遺骨は、別に移すべきだと思うのだが。

第5位
「『黒田課長』のつつましい夕食」(「週刊新潮」3/1号)

 この人の名は黒田慶樹さん(48)といって、東京都建設局の担当課長である。妻はサーヤこと黒田清子さん。尊いお方と結婚して早12年が経つ。

 妻が、昭和天皇の四女池田厚子さんから伊勢神宮の祭主を引き継ぎ、神事とその準備で忙殺され、家を空けることが多いそうで、夕食は一人で取ることが多いようだ。

 何も付け加えることがない。何万語を費やしても一葉の写真には適わない。写真週刊誌にこういう写真が毎週出ていたら、今ひとたび100万部も夢ではないだろう。

第4位
「『イッテQ』は宮川大輔『祭り企画』をデッチあげた」(「週刊文春」11/15号)

 テレビの歴史はヤラセ、デッチアゲの歴史でもある。視聴率がよければ、それを維持しようと、ありもしないことをデッチアゲ、バレると下請けのせいにする。

 第一報では強気だった日テレ側も、第二弾「『イッテQ!』手越祐也カリフラワー『祭り』にもデッチ上げ証言」(「週刊文春」11/22号)が出ると、あっさり降参した。文春の取材力を軽視していたのではないか。

 番組を止めるのかと思ったら、祭りコーナーだけを休止して、存続させてしまった。昨今、長年視聴率首位を走ってきたフジテレビが信じられないような凋落ぶりである。対応を間違えると、日テレもフジの二の舞になる。

第3位
「女子レスリング伊調馨『悲痛告白』」(「週刊文春」3/8号)

 18年ほど、スポーツ界の醜聞が多く飛び出した年はないだろう。

 その最初が、国民栄誉賞を受賞した伊調が告発した、栄監督のパワハラだった。その後、日大アメフト部の傷害事件、日本ボクシング協会を私している山根会長のパワハラと暴力団との深い関わり、体操界を揺るがした塚原夫妻のワンマンぶりなど、次々に明るみに出てくるのである。

 こうした問題は、週刊誌の独壇場である。中でも文春の取材力には何度も驚かされた。

 スポーツ界のスキャンダルは、大新聞やスポーツ紙は事件化しなければ書かない。

 これらのスキャンダルも、週刊誌が追及しなければ、ここまで追い込めなかったであろう。

 栄監督も粘り腰を見せたが、FLASHが栄はキャバクラで豪遊していたと報じたため、辞任に追い込まれた。週刊誌畏るべし。

 伊調は復帰した天皇杯全日本レスリング選手権で17年ぶりに負けはしたが、決勝戦では見事に勝利して復活をアピールした。

第2位
「ろくでもない『財務事務次官』のセクハラ音源」(「週刊新潮」4/19号)

 18年最大の大物を辞任に追い込んだ新潮の天晴れなスクープである。

 こんなことをいったことはないと、シラを切り続けた福田を、「セクハラをしらばっくれた『福田次官』の寝言は寝て言え!」(「週刊新潮」4/26号)と追い詰めた。

 スキャンダル記事のお手本である。

第1位
「小室哲哉“裏切りのニンニク注射”」(「週刊文春」1/25号)


「『小室哲哉は許せない』KEIKO 親族怒りの告発」(「週刊文春」7/12号)

 この2本の記事がすごい。第1報の後、小室が泣きながら会見を開き、これからは妻と一緒に生きていくといったため、「小室が可哀想だ」と、文春への批判の声があちこちから上がった。

 文春も戸惑ったに違いない。だが、文春は半年かけて、小室のいい分が本当かどうか検証したのである。これってなかなかできないことだ。

 故郷に帰って順調に回復してきているKEIKOの元気な姿を写真に撮り、会見後、小室が一度も帰って来ていないという親族の証言をとり、小室の嘘を完膚なきまでに暴いた。

 文春は、何の根拠もなく汚された“誇り”を、再取材することで見事晴らして見せたのである。

 文春を敵にしたら怖い。多くのすねに傷を持つ芸能人や文化人を震え上がらせたに違いない。スキャンダルの大きさでは新潮の福田事務次官の記事が勝るとは思うが、週刊誌の矜持を見せてもらったということで、こちらを1位にした。

【残念なスクープ記事たち】

 1年間、週刊誌は挙って秋篠宮眞子さんと小室圭さんについて報じた。週刊女性に端を発したスキャンダルだが、どこの誰ともわからない元婚約者の話と、宮内庁や秋篠宮家の関係者の談話ばかりで、真実性に乏しいと思わざるを得ない。

 新潮の爆笑問題・太田光の日大裏口入学問題は、話は面白いが、どこまで裏をとった話なのか疑問が残った。

 同じく新潮の、「タモリの最後の愛人」の記事は、新潮ともあろうものが当事者取材もなく、腰が引けた内容だった。事務所からの圧力があったのだろうか。

 やはり新潮。「『地面師マネー』に汚染された警視庁の『黒い警視』!?」(「週刊新潮」11/1号)は、事実だとすれば重大な問題だが、私にはこれを事実だと判断する何ものもない。

 文春は「貴乃花親方を引退に追い込んだ相撲協会の吊し上げ」(「週刊文春」10/4号)など、貴乃花に密着して、彼のいい分を十二分に取り上げてきたが、残念なことに、突然の引退発表、景子夫人との離婚をスクープできなかったため、マイナス点。

【番外編】

 ベスト10には入れなかったが、面白く読んだ記事を上げておきたい。

 さわやかなスクープとでもいおうか。

「角界一の色男『勢』がガチンコで接吻した『美人ゴルファー』」(「週刊新潮」7/5号)

 公になっているデータの中からどれを選んでくるのか、編集者の視点がいい。
「製薬会社から謝礼貰って原稿執筆する医師350人全実名」(「週刊ポスト」8/10号)

 この動画を見て、彼女の違反のひどさを実感させられた。

「吉澤ひとみ『ドラコレ』に記録されたひき逃げ動画」(「フライデー」9/28号)

 タイトルもうまい。

「バドミントン『桃田賢斗』と『美貌選手』の『夜這いシャトル』事件」(「週刊新潮」10/18号)

 産経新聞の情報公開請求で、片山が2015年9月に関東信越国税局に何らかの問い合わせの電話をしていたことが判明した。

「片山さつき大臣国税口利きで百万円、証拠文書入手!」(「週刊文春」10/25号)

だが、政治家としては小物だな。

【巻末付録】

 まずはポストから。「晴れ着の年女たち-亥年生まれの女優・アイドルが初春を華やかに寿ぐ 岡田奈々、榊原郁恵、石川ひとみ、林寛子、高田美和」「亥年生まれグラドル11人のセクシー新年会-ビキニで抱負と野望を大宣言 相原美咲、比留川マイ、久松かおり、百川晴香、彩川ひなの」。

「斉藤由貴、多様性の女-変幻自在の活躍を続ける女優が語った仕事と家庭」。もちろんヌードではない。

 今流行のAR袋とじ「たかしょー&三上悠亜が雑誌の上で動き出す!」。こういうのやってみようという気が起きないのだ。老いたのか!

 お懐かしや袋とじ「謎の美女YURI『幻の写真集』があった!」。あの頃はよかったな。

「美熟女ランナー松山まなか鍛え抜かれたヘアヌード-マラソンで2時間59分」「シリーズ初脱ぎ/まだ誰にも見せたことのない本当の私。伊賀まこさん21歳」。

 この中では伊賀まこが意外にいい。ポストは合併号でもないのに大盤振る舞い。480円。

 現代は、「小祝さくら、2019年の誓い-大人気美女ゴルファーを撮り下ろし」。まあどうということはないね。

「白石麻衣-売り上げナンバーワン「写真集の女王」が初登場」。初めて見る白石麻衣。やっぱり売れる子は違う。

「人妻・熊田曜子のエロス-色気がますますアップ」これもAR袋とじで「2019年、最初の衝撃!『たかしょー』とSEXできる」。これで500円。

 SEXYという意味では白石には不満ありだ、仕方ないけど。今週はSEXY度でポストがやや優勢勝ちか。
(文=元木昌彦)

小室圭さん、眞子さま、雅子さまの次は“紀子さまバッシング”へ──週刊誌の異様な執着

今週の注目記事・第1位
「世界的人権派ジャーナリストの性暴力を告発する」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第2位
「貴乃花全激白10時間『長男優一に花田を名乗る資格なし』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第3位
「朝礼から職員が逃げ出して『紀子さま』朝令暮改の度が過ぎます」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第4位
「『貴ノ岩』が腹を割って本音4時間!『貴乃花親方に見届けてほしかった』」(「週刊新潮」12/27号)

同・第5位
「ハレンチ大臣 外務省美人官僚と100万円瀬戸内不倫クルーズ撮った」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第6位
「工藤静香“娘ゴリ押し”でキムタク『家庭内独居』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第7位
「爪に火をともして『南青山』住人が『児童相談所』反対の言い分」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第8位
「告発続々 アパマン社長『罵声ノルマ』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第9位
「かるた永世クイーン(54)披露宴から新郎棋士(32)が逃げ出した」(「週刊文春」12/27号)

同・第10位
「貴乃花の遺産『貴景勝』美人母の『芦屋ビル』『大豪邸』が競売にかけられるまで」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第11位
「山口百恵 苦境の長男に『いい日旅立ち』カラオケ歌唱指導」(「週刊文春」12/27号)

同・第12位
「貴乃花一家離別を招いた河野景子(54)・優一(23)異様な『母子密着』」(「週刊文春」12/27号)

同・第13位
「『島田紳助』『M-1上沼騒動』を叱る」(「週刊新潮」12/27号)

同・第14位
「雅子さま(55)V字快復 愛子さま東大より学習院大進学へ」(「週刊文春」12/27号)

同・第15位
「死闘になった『ゴーン』VS.『特捜部』7つの謎」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第16位
「業者告白! 『私が「串カツ田中」更衣室に盗撮カメラを仕掛けた理由』」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第17位
「『自動運転』ベンチャー企業が銀座ホステスに訴えられた『下半身暴走』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第18位
「全336社『大きくなっている会社』『小さくなっている会社』」(「週刊現代」1/5・12号)

同・第19位
「いよいよ始まったAI医療診断」(「週刊ポスト」1/1・4号)

同・第20位
「ついに無冠 棋士仲間が見た羽生善治の“震え”と“衰え”」(「週刊文春」1/3・10号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は、文春と新潮が2号分。よって情報量はたっぷりある。年末年始はこれで楽しんでほしい。

 羽生善治(48)がおかしい。27年ぶりに無冠になってしまった。確かに、将棋でも囲碁でも、棋士は若いほど有利だし、50歳近くまでトップであり続けるのは奇跡なのだろうが、羽生にはそれができる、そう思っていたのだが。

 大山康晴15世名人は、49歳で無冠になったが、56歳の時、王将位を得たそうだから、今一度、羽生にも頑張ってもらいたいものである。

 ポストから。AIが病気の早期発見に使われていることは知られている。胃がんの疑いを検出するのに、AIなら0.02秒ででき、発見率90%以上だという。

 ほくろの画像を取り込むだけで、皮膚がんになる悪性かどうかの判定はたった15秒でできる。その上、専門医の識別率は85%なのに、AIは92%だそうだ。

 この記事の中に、歩く速さをGPSで計測すれば、認知症リスクがすぐにわかるというアプリのことが載っている。無料のアプリで「チャミー」という。AIのGPS情報分析に加えて、スマホに内蔵されているセンサーを使って分速1メートル単位で出せるそうだ。

 歩く速度が落ちてくると、表示マークが黄色、赤と変化し、赤が出たら認知症の初期症状が出ている可能性があり、早めに医師と相談した方がいいという。早速入れてみた。

 居酒屋で飲んでいる時、2時間以上座っていると、アラームが鳴るようにしてくれるといいな。河岸を変えれば少しは歩くから、カラダにいいはずだが、深酒すれば同じだがね。

 現代が「2025年に大きくなっている会社、小さくなっている会社 実名366社」という特集をやっている。

 自動車業界の中では、トヨタ自動車が11点という高い評価を受けているが、日産は三菱と共にゼロである。ちなみにホンダ、マツダ、スズキ、SUBARUは2点。

 ゴーン事件がさらに日産の将来を暗くしたことは間違いない。

 自動運転時代になれば、グーグルにはトヨタでさえ太刀打ちできない。自動車だけではなく、あらゆる業界で、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)と呼ばれる巨大企業が既成の企業を飲み込んでいく。

 現代があげた366社のうちで、10点以上を獲得しているのは、トヨタ以外では、アイリスオーヤマ、ヤフー、セブン-イレブン・ジャパン、グーグル(日本)、アマゾンジャパン、ユー・エス・ジェイ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)、ちなみにオリエンタルランドは9点。

 12月25日、東京株式市場は1,000円超も急落し、2万円を割ってしまった。アメリカがクシャミをすれば日本が悪性のインフルエンザに罹るという構造は、ますます強くなっているようだ。

 安倍政権の悪行はいくつもあるが、ひとつだけといわれれば、私は、アメリカの属国化をますます強めたことだと思う。これだけでも万死に値する。

 新潮に、自動車のベンチャー企業「ZMP」の谷口恒社長(54)が、銀座のクラブのホステスに、ドレスの裾から手を入れ陰部を触れる、覆いかぶさるなどのわいせつ行為をして、そのホステスから訴えられたという記事がある。

 これが事実なら、バカなことをしたものだ。

 私のいる早稲田の近くにも「串カツ田中」はある。さほどうまいとは思わないが、安さもあって結構人はいる。

 そんな田中の神奈川県内の4店舗で、盗撮が行われていたというのである。

 カメラを設置した業者が、知り合いに、彼が運営する田中の店の更衣室の天井にカメラをつけてくれといわれたというのだ。

 他の店で盗難があったため、防犯用だといわれたが、抵抗感はあったが取り付けたという。

 他の3店にも取り付けた。この事実を知った新潮は、その知り合いという人間を直撃したが、疑惑を全否定するだけ。

 串カツ田中の本社に取材を申し込むと、更衣室にカメラを取り付けたことは認めたが、あくまで防犯のためだといい募ったという。

 防犯なら、従業員に知らせるべきなのに、なぜしなかったのか。逃げられないと思ったのか、この盗撮の件を発表したのだが、こうしたことをやる店が、まさかトイレの盗撮などしてはいないだろうな。

 さて、ゴーン前日産会長は新年を東京拘置所で迎えるようだが、拘置所でもクリスマスや新年は特別メニューが出るそうだ。

 新潮で、512日間を拘置所で過ごした元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が、クリスマスの夜はヘーゼルナッツ入りのチョコレートケーキが出たし、大みそかには年越しそば、元日の朝は、おせちの折詰が出たといっている。そんなものゴーン容疑者にはうれしくもないだろうが。

 東京地検特捜部があわてて追加した特別背任容疑は、無理筋だ、否、もともとこれでやろうとしていたのだから、そうとう自信があるはずだと、意見が分かれている。

 新潮によると、特別背任は2つの事案があり、ひとつは10年前にリーマンショックの煽りを受けて、新生銀行で運用していた金融派生商品の取引で18億円の損失が出て、それを日産に付け替えた件。今ひとつは、信用保証に協力した知人のサウジアラビア人の資産家に、謝礼として日産子会社から16億円を支払った件だ。

 ゴーン側は、付け替えたことは認めているが、取締役会に諮っているし、損失も与えていないから問題はない。資産家への謝礼は、現地の子会社が抱えていたトラブル解決を依頼したロビー活動費だったと説明しているという。

 さらに、ゴーンが長女に指示して、リオデジャネイロのマンションから持ち出したのは、ゴーンの犯罪を裏付ける重要書類ではなかったかと、日産関係者は見ているようだ。

 この事件は、安倍首相とフランス・マクロン大統領との関係にまで発展し、G20の際、マクロン氏が会談を求めてきたのを、安倍は忙しいことを理由に、立ち話であしらったと、週刊文春が報じている。

 新潮によると、日産側は特捜部に対して、会社を食い物にしているゴーンの銭ゲバぶりを暴くために、ゴーンが住んでいた海外の豪邸を調査してほしかったのに、それには手をつけず、また、ゴーンの調査報告書を一刻も早く公表したいのに、特捜部がストップをかけていることに不満が噴出しているという。

 さらに日産側が一番恐れているのは、年明けに釈放されるとゴーンが、外国人特派員協会などで世界へ発信する「反撃会見」を開き、「業績を回復した途端、無実の罪を着せて私を追い出そうとする卑怯な裏切り者め」と、日産のこれまでの“悪事”をバラすこともやりかねないことだ。

 それに、ゴーンは今も取締役だから、西川社長の解任動議を提出すると、1人の寝返りで、通ってしまうことになる。そのキーマンは、ゴーンチルドレンの代表といわれる志賀俊之取締役だそうである。

 日仏政府を巻き込んだゴーン逮捕事件の着地点は、まだまだ見えない。

 文春に、業界一の雅子妃ウオッチャー・友納尚子氏が、「雅子さまの病状がV字回復している」と寄稿している。

 それは、11月9日に開かれた秋の園遊会への出席でよくわかったという。

 春の園遊会と同じように着付けなどに時間のかかる和装で出席したことや、約2,000人の招待客という不特定多数の人たちと過ごしたのは、療養生活が始まって以来初めてだったそうだ。

 皇室にとって最も忙しい年末を迎えるが、雅子妃は年明けの一般参賀、読書始めの儀などの諸行事もこなすことを目標にしているという。

 東宮職の一人が、「最近はストレッチを欠かさず、オリーブオイルやアマニ油、えごま油なども飲まれているそうですよ」と話している。

 皇太子と結婚して25年。皇太子へ綴った文書にはこうあったそうだ。

「沢山の喜びも悲しみもありましたが、皇太子殿下には、いつも傍らで私を支えて下さいました」

 沢山の悲しみを味わった雅子妃だが、それは決して失われた時間ではなく、彼女をより強く、より優しくするために必要な時間だったと思う。

 新潮に、引退して7年が経つ、島田紳助(62)がインタビューに答えている。内容は何かと思えば、上沼恵美子(63)騒動についてである。

 紳助は、上沼が海原千里万理という漫才をやっていた時、漫才をカセットに録音して、全部セリフを書きだして勉強していたという。

「当時、上沼さんはまだ17歳やったから、『なんでこんなん若いのに、おもしろいことできるんやろ』って。たくさんのテクニックは使ってないんです。ただ、キーがまったくぶれない。笑いってキーなんですよ。(中略)キーは声の上げ下げですけど、上沼さんは、生まれながらの天才的な声のキーを持っていました」

 今回騒動になった舞台の『M-1グランプリ』を企画し、大会委員長として審査員も務めてきたのが紳助だった。

 その理由を、こう話している。

「芸人を辞めなあかんやつは辞めなあかんってこと。10年やって決勝に上げれんやつは、辞めなあかんのです。芸能界で一番不幸なのは、才能のないのに辞めない子。そんな子らに見切りをつけてもらうためにも、こういう大会が必要だろうと。だから、『3回戦通らんやつにはギャラやるな』と、オレは言ってましたよ。逆に、3回戦通ったら、お笑いのプロライセンスを発行してもええなって、相談してました」

 だが審査員探しには苦労したという。公開で採点するため、リスクを負うがギャラは少ない。上沼には紳助が頼んで入ってもらった。

 点数が出演者から見えるから、その後若手たちが飲んで、審査員の悪口をいうのは「全然オッケーやねん」。「ただ、それは陰で言えって話やろ。SNSにアップするってことは、面と向かって言っているのと同じことやから、明らかにケンカ売ってるわけでしょ」。

 悠々自適、ストレスは全然ないという紳助は、上沼に会ったら、「(芸能界を)辞めたほうがいいっすよ」といいたいそうだ。

 尖った物いいでお笑い界をリードしてきた紳助だが、7年も離れていると、いうことが当たり前で、ちっとも面白くない。もはやお笑い界復帰はないということは、これを読んでもよくわかる。

 ところで、私の好きなローラが、政治的な発言をしたと話題のようだ。LITERA(12月19日)はこう書いている。

「ローラは18日の朝、インスタグラム内のストーリーにこう投稿した。
〈We the people Okinawa で検索してみて。美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう〉
ローラのインスタグラムのフォロワーは520万人で、国内では渡辺直美に次ぐ発信力をもっている。そんなローラが署名を呼びかけたことの影響は計り知れず、実際、18日15時ごろに署名はホワイトハウスが対応することになっている10万を突破。本日20時時点で12万8000を超え、いま現在も増え続けている」

 このところプラスティックを減らそうなどと発言して存在感を示してきたローラだが、やってくれたね。アメリカで暮らし始めて意識が変わってきたのだろう。

 ネットなどで、芸能界から干される、CMに出られなくなるなどのコメントが出ているようだが、いらぬお世話だ。日本の外から沖縄を見れば、おかしいと思わない方がおかしい。

 もっとおかしいのは、沖縄以外に住んでいる日本人が、沖縄の現状に何も異議を申し立てないことだ。トランプによる、日本の属国化はますますひどくなる。今後5年間で防衛予算総額を27兆円台にするそうだが、アメリカに脅されていらぬ装備を次々に買うから歯止めがきかない。世界から見れば、一番戦争を起こしそうな危険な国は日本ではないのか。ローラに続く、俳優、女優、お笑い芸人たちよ出て来い!

 逃げた女房に未練があるのだろうか、貴乃花(46)側から出ていると思われる前のカミさん・河野景子(54)へのバッシングが激しい。

 スポニチと並んで親・貴乃花メディアの週刊文春が、景子と長男の優一(23)が「異様な母子密着」だという特集を組んでいる。

 別れた妻のほうは、自分が主催する話し方教室「言葉のアカデミー」で、「私たちはそれぞれが幸せな道を選択してこういう形になりました」と語り、受講生やスタッフの涙を誘ったそうだ。古巣のフジテレビなどは、彼女の復帰に向けて交渉をしているという。

 その一方で、元夫のほうは、現在無職で、当てにしていた相撲協会からの退職金と功労金は合わせても2,000万円程度しか出ないようだ。その上、元弟子の貴ノ岩が付け人を殴るという暴力沙汰が公になり、引退に追い込まれてしまった。泣きっ面に蜂とはこのことだろう。

 対照的な元夫婦だが、文春によれば、景子が貴乃花と初めて会った時、横綱になっていなかったため、彼女は歯牙にもかけなかったという。

 だが、横綱に昇進が決まると、彼女は急接近し、貴乃花の部屋に泊まっていくようになったという。

 結婚し、貴乃花が引退して貴乃花部屋をつくると、彼女は「相撲協会理事長夫人という未来図を描いていた」(相撲部屋の関係者)そうだ。その夢は叶わないどころか、相撲界からも引退してしまったことで、彼女は夫に“見切り”をつけたのではないのか。

 長男を巡る「子育て」でも考えを異にしていたようだ。花田家に近い関係者は、母親と息子の愛情が非常に強く、父親が間にまったく入れない「一卵性母子」だったという。

 長男・優一は青山学院の幼稚園から小中学校を経て、15歳でアメリカ留学する。その後、靴職人を目指してイタリアのフィレンツェに渡るが、最低でも10年以上の下積みを要する世界なのに、たった3年に満たない修業期間で「靴職人」と名乗った。

 優一の親友が、何をやっても長続きしないと語っているが、母親はそんな長男でも全面的に支援していたそうだ。

 貴乃花は、長男がNBAの選手になりたいといっていた時、「お前が本当にバスケットボールの選手になりたいんだったら、勉強なんてしなくていい。毎日バスケをしていろ。その覚悟がないなら勉強しろ」といっていたという。

 母親が甘やかせた結果か、長男は靴づくりより芸能活動を優先させ、結婚しているのに女と遊び歩き、事務所をクビになり、わずか1年あまりで離婚してしまうのである。

 三田佳子の息子の例を出すまでもなく、親の存在が大きければ大きいほど、息子は親の呪縛から逃れようとあがき反抗するが、それを過ぎると、今度は親の七光を使って生きやすい道を選ぶようになる。

 貴乃花家には2人の娘がいて、現在は留学中だそうだ。娘たちの親権は貴乃花がもっているといわれるが、どんな娘に育っているのか、知りたいものである。

 山口百恵という「伝説の歌手」の家でも、一人前になれない息子のために、お母さんは大変だと、同じ文春が報じている。

 百恵には2人の息子がいる。祐太朗(34)と貴大(33)で、上は歌手、下は俳優だそうだ。弟のほうは映画やドラマで仕事がコンスタントにあるが、兄貴のほうはデビューから10年も経つのに、ヒット曲はゼロ。

 今年の8月に出したアルバムには、百恵が宇崎竜童・阿木燿子夫妻に頼んだ新曲が入っている。ライブでは彼女のヒット曲、「さようならの向こう側」や「いい日旅立ち」などをも歌っているそうだ。

 自宅にはカラオケ設備があり、百恵が長男に歌唱指導をしているという。母親もつらいんだ。

 さて、貴乃花の元弟子・貴景勝は、初場所で大関取りに挑む。彼の父親のリッチぶりや、母親が「綺麗すぎる」と話題になったが、新潮によれば、貴が2歳から中1まで過ごした西宮区苦楽園にある90坪の家は、登記を見ると、1度は競売開始決定になり、父親が社長を務める会社が所有してきた芦屋市内のビルも国や兵庫県などに何度も差し押さえられた挙句、2014年に公売にかけられているというのだ。

 父親は、幼い頃に父を亡くし、高卒で社会に出たが、インスタントラーメンを2食に分けて食べたこともあるという。

 その後、武富士に就職し、最年少支店長になり、パチンコ店勤務を経て不動産産業に転身。

 しかし、買えば上がると調子に乗って買いまくっているうちにバブルが弾けてしまった。やがて税金を払うのもままならなくなったという。

「とは言っても、あの時期、差し押さえを食らうのは、不動産屋の宿命みたいなものでした。夜逃げをしたり、首を吊ったりした人もいましたから、自分はまだマシな方です」(父親の佐藤一哉氏)

 美人妻は会社の事務員だったそうだ。どん底を味わった貴は、精神的に強いのかもしれない。

 文春に、かるた永世クイーンといわれる渡辺令恵(ふみえ)さん(54)と、将棋のプロ棋士・渡辺正和五段(32)の結婚披露宴が開かれたが、結局、新郎は欠席し、そのまま式は進められたと報じている。

 理由はどうやら、2人が喧嘩したからだそうだが、それにしても年上の奥さんにひどいことをするものだ。

 同じ文春から。「紅白に出てほしい歌手、出てほしくない歌手」という企画ものがある。出てほしい歌手のベスト5は、1位からC&K、西城秀樹、米津玄師、沢田研二、中島みゆき。

 出てほしくない歌手の上位5人は、上から、和田アキ子、AKB48、嵐、BTS、TWICEだそうだ。どうでもいいが、横文字の歌手が多くなってきた。私もぺンネームをM&Mにでもすると、もう少し物書きとして売れるかな。

 札幌で大変な爆発事故を起こした不動産仲介業者「アパマンショップ」だが、謝罪したのは店舗を運営する子会社の社長で、APAMAN株式会社の大村浩次社長(53)は雲隠れしたままだ。

 大村は、地元不動産屋に入社した後、1999年に会社を立ち上げた。当時としては画期的だったインターネットを活用した不動産情報サービスをして、たちまち全国区になったそうだ。

 現在、総資産は文春の調べでは、約32億円になるという。だがワンマンで、社員を怒鳴りつけ、1年で150人以上が辞めた時もあったという。

 さらに、社員を強制的に自民党員に加入させることもしているそうだ。これは当然ながら、思想良心、集会結社の自由を侵していること間違いない。

 あれだけの事故を起こしておきながら、出てきて謝れないような人間のいる企業が、この先生き残れるはずはない。

 先週も触れたが、南青山に児童相談所をつくるという港区に、住民が反対している騒動が、ワイドショーなどで取り上げられ、話題である。

 新潮によると、この南青山の反対する人たちの選民意識と差別感情を見てとった一部の人が、これを「南ア」問題といっているそうである。

 反対の理由は、地価が下がる、児相は裁判所や警察のようなもの、子どもが逃げて暴力事件が増えるなどさまざまだが、中にはスーパーの値段が高いから住むのが大変だという、同情しているかのような妙な理由もあるようだ。

 私も書いたが、ここで生まれて育った70代の女性も、「この地域だってもともとはこれほどお店が沢山あったわけではありませんし、私たちに言わせれば、この一帯はどんなに偉そうなことを言っても他所から来た人たちばかりですから」といっている。

 爪に火を灯して働いて、やっと移ってきたのに、児相なんぞができて、ブランド店が他へ移り、地価が下がったらどうしてくれるの、それが本音なのであろう。

 南青山に事務所を持つ大宅映子氏のいい分は正論である。

「児童相談所は、困っている子供たちを救うための場所。それを忌み嫌うことはおかしなことですよ。(中略)南青山には虐待なんか一件もないと思っているのかしら。見たくないのか、見えていないだけでしょう」

 さて、こちらは、父と娘の話である。キムタクの次女にモデルで作曲もすると評判のKoki,(15)という子がいる。

 何しろ、デビューがファッション誌「エル・ジャポン」だったことで、一躍、名が知られ、ブルガリやシャネルとタイアップする派手なデビューだった。

 これをお膳立てしたのは、母親の工藤静香で、事務所も工藤の個人事務所に所属しているそうだ。

 だが、こうして母親が、亭主の名前をバックに、派手なステージママぶりを発揮することに、ネットなどでは批判が多いようだが、家庭内でも、貴乃花の家と同様、否、それ以上、夫婦の間で葛藤があるようだ。

 それに、「静香の母親は近所に住んでいますが、木村の両親とはあまり連絡を取っておらず、疎遠になっています」と、木村家をよく知る人物が語っている。

 長女と次女と工藤との会話は、家では日本語を使わずフランス語か英語だそうだ。だが、キムタクがご帰還になると、水を打ったように静かになるという。どこの家でもある光景だが、キムタクという天下の二枚目がと思うと笑える。

 キムタクは、渡辺謙や真田広之のように、ハリウッド進出を考えているというが、長女には国内の学校で音楽を学ばせ、デビューさせたいという静香の方針のため、アメリカ移住を断念したそうである。

 キムタクも46歳。冒頭、家の近くだろう、2匹の犬を散歩させているキムタクの姿を描写している。家庭で孤立し、昔のように視聴率も稼げなくなったキムタクの“悲哀”がわかるような気がする。

 今週のハレンチ人間は、女癖の悪さで名高いといわれる、福井照自民党衆議院議員(65)で、この間まで内閣特命担当大臣をやっていた御仁だ。

 不倫の相手は、外務省国際協力局地球規模課題総括課の岡垣さとみだという。

 ともに既婚者だから、いわゆるW不倫である。文春に目撃されたのは、12月22日。

 広島県福山駅でハイヤーに乗り、瀬戸内海に停泊しているラグジュアリー客船に乗り込み、宮島沖・大三島沖錨泊3日間、1人50万から100万円の極上の旅を満喫したという。

 男も男だが、こういう“先生”と不倫しようという女の気持ちがわからない。

 福井氏の奥さんは、こうしたことに諦めきっているのか、文春から伝えられても、「そうですか」と呟いただけだったそうだ。

 女の亭主は、この記事を読んで、何と思うのだろう。

 新潮では、貴ノ岩(28)のインタビューをしている。モンゴル出身の彼は、昨年11月に日馬富士の暴行を受け、「頭蓋骨骨折」というケガを負った。その結果、日馬富士は引退するが、その被害者だった貴ノ岩が、冬巡業中の12月5日、付け人の顔面を素手で殴打したことが判明し、自身が引退に追い込まれてしまったのだ。

 貴ノ岩は、引退は協会からの圧力ではなく、自分で決めたという。「責任を取らなきゃあかんな」という気持ちになったそうだが、「正直メディアの報道もキツかった。テレビとネット、両方です。報道のされ方があまりに強くて、それで気持ちが切れてしまったという面はあります」と話している。

 それに、日馬富士騒動で、相撲を取れない時期が長く、そうした相撲の取れない生活に戻るのが嫌だという気持ちも強かったそうだ。

 モンゴルで家族が非難されるのがつらい、モンゴルで誤解されたくないという思いも強く、家族と相談して決めたそうである。

 だが、元師匠の貴乃花がテレビで、「貴ノ岩とは10年どんな状況でも会わない」と発言したことが、ショックだったようだ。

「高校生で日本に出てきて、貴乃花部屋に入って一生懸命頑張ってきました。だからこそ、貴乃花親方には“最後まで見届けてほしかった”というのが正直な想いだし、親方が協会から去ったときは心細く感じました。テレビでのコメントを見て、複雑な気持ちにもなりました。断髪式には貴乃花親方にも来てほしい」

 貴乃花もここまでいわれれば、行かないわけにはいかないだろうと思うが、さてどうする。

 巷間いわれているプロレスへの転身は、「やるつもりはない」、「まずはモンゴルに一度帰って、支えになってくれた家族とゆっくりしたい」と語っている。

 モンゴル嫌いの貴乃花が唯一迎えたモンゴル出身の弟子だったが、自業自得とはいえ、故郷に錦を飾れず、無念の帰還となってしまった。

 このところ秋篠宮へのバッシングというべきものが目立つ。今週の新潮も、大嘗祭をできるだけの身の丈に合った儀式にすればという発言などを、天皇陛下も心配していらっしゃるのではないかと“忖度”している。

 大嘗祭を身の丈にというわりには、住まいを赤坂東邸と併せて一体的に活用するための増改築には、3年間で実に33億円、それを公費で賄われるというのは釈然としないと、宮内庁関係者にいわせている。

 また紀子さんが、職員に厳しく当たることを取り上げている。そこから、悠仁さんが、何かに負けると機嫌を損ねるのは、将来天皇になるための教育がされているのかと、話は広がっていく。

 雅子妃バッシングが一段落したと思ったら、今度は秋篠宮家バッシングか。余計なお世話だと思うがね。

 貴乃花が文春に10時間も語ったという。どうという内容ではないが、ドラ息子の優一への厳しいいい方は、傾聴に値する。

 貴乃花は、息子の芸能活動には一貫して反対だったという。だが、妻だった景子は、甘やかし、無条件にサポートしてきたそうだ。

「職人を語る以上、チャラチャラと表に出ている暇があったら、靴を作って土台をしっかり築くべき。まずは一流の職人になるのが先ですよ。タレントになりたいのなら、中途半端に靴職人の肩書を使っちゃいけない。本当の職人さんに対して失礼です。
 自分に力がないのに、親の名前でメシを喰おうとしているのが現状です。今はチヤホヤされるかもしれないけど、世の中はそんなに甘くない。我が子ながら、恥ずかしくないのかと思います。
 私の靴ですか? もちろん作らせていません。百年早いですよ」

 政界出馬ははっきり否定した。元力士たちのセカンドキャリアを支援する人材派遣のプロダクションを立ち上げたそうだ。

 相撲関連の商材を扱う会社もつくり、後世に残るような相撲の絵本をつくりたいそうだ。

 それに花が好きだから花屋もやってみたいという。

 ホロッとさせるのは、母親にも兄貴にも会いたくないが、「叶うのなら、親父にもう一度だけ、会ってみたいですね」という一言。

「私はずっと、親父の分け身だと思って生きてきました。親父の存在だけが支えでした」

 初代貴ノ花は、小兵ながら大関を張り、相撲にも自分にも厳しかったようだ。その血が次男にも受け継がれているのだろう。

 意外にも、貴乃花は、土俵を下り、相撲界を離れてからが面白いのかもしれない。

 今週の第1位はこれだ。

 私は、広河隆一というフォトジャーナリストを知っている。パレスチナ人の苦難やチェルノブイリ原発事故、薬害エイズ事件で被害者側に立って、写真を撮り、原稿を書き続けてきた。

 土門拳賞など数々の賞を受賞しているし、3・11以降の福島の子どもたちの保養事業にも力を入れているそうだ。

 彼がこの間まで出し続けていた「DAYS JAPAN」という月刊報道写真誌は、もともとは講談社が同名の月刊誌を出していたのだが、ある「事件」が起きて休刊してしまったのを、彼が「もったいない」と、引き継いだ形でやり続けてきたのだ。

 彼も75歳だそうだ。こんな形で、晩節を汚すようになるとは思わなかった。

 文春で、ライターの田村栄治という朝日新聞にいた人が、広河の「性暴力」を告発している。

 彼は、「DAYS JAPAN」で10数年間、毎月1回、編集を手伝ってきたという。

 内容が丸ごと事実ならば、残念だが、彼はフォトジャーナリストを続けていく資格はない。

 被害女性は「DAYS JAPAN」で仕事をしたい、広河という高名な写真家に教えてもらいたいという若い女性たちである。

 それをいいことに、自分の性欲を満たすために、彼女たちを押し倒し、SEXしたというのである。

 11年前の杏子さん(仮名)のケース。都内の大学生だった彼女はフォトジャーナリスト志望で、「DAYS JAPAN」でデータ整理などのアルバイトを始めた。

 1、2カ月後、「君は写真が下手だから、教えてあげよう」と広河にいわれた。指定された京王プラザホテルへ行くと、電話で、「部屋にあがってきて」と指示される。

 彼女は「人権を大事にする偉大なジャーナリスト」と広河を信頼していたという。

 だが、その信頼はあっという間に崩されてしまう。

 部屋に入るなりベッドへ連れていかれ、恐怖で何もいえない、抗えないままSEXされてしまったというのである。

 だが、彼女は、このままで諦めてはだめだ、フォトジャーナリズムを学べるのはここだけだと、仕事を続けた。

 だが、また呼び出され、歌舞伎町のホテルへ連れこまれてしまう。

 ある時は、編集部で2人きりになった時、背後から抱かれ、トイレに連れ込まれそうになったという。

 それを機に、彼女はそこを辞めた。

 同じように、ジャーナリストを目指してやってくる女性を次々に毒牙にかけていたようだ。

 そうしたことが元で、身体が変調をきたし、うつになってしまった女性もいる。

 繰り返し、求めに応じてSEXしたのだから、性暴力とはいえないのではないかという疑問に、齋藤梓目白大専任講師は、当事者に上下関係がある場合、上位の日との誘いを下位の人が断ることは、その世界での生活を失うなどのリスクがあり、難しい。

 一度関係を持つと、断ることがさらに難しくなる。性暴力被害者は、自分を責める気持ちが強く、PTSDや抑うつ感が長期にわたって続く傾向があるから、人生への影響が非常に深刻な被害だという。

 共通するのは、そうしたSEXを強要した彼女のヌードを写真に撮っていることだ。

 田村氏は、そうした女性がほかにも4人いるという。

 広河氏は、田村氏に、出入りしていた女性たちと性的関係を持ったことは「いろんな形である」と認めている。

 しかし、望まない人間を無理やりホテルに連れてはいかないという。

 広河という著名なフォトジャーナリストであるという立場を利用して、性行為やヌード撮影をしたのではないかという問いには、「(女性たちは)僕に魅力を感じたり憧れたりしたのであって、僕は職を利用したつもりはない」。

 女性たちは傷ついているという問いには、「僕のせいじゃないでしょ」。

 人間の尊厳をカメラに写し取ってきたジャーナリストが、彼女たちへの一欠けらの謝罪の言葉もない。

 残念というより、やりきれない思いでいっぱいになる。

【巻末付録】

 今週の現代。ポストはヌードグラビアだけ新年合併号という雰囲気がある。

 できれば、この万分の一でも、記事に注力してくれたらなと思うのだが。

 まずはポストから。「矢田亜希子、白肌の色香-新春特別撮り下ろし」「河合奈保子の『別冊近代映画』が一冊まるごと甦る!!」。

 袋とじは「女性器アーティストが『極秘来日』-日本人女性の秘部を撮った」。やはり袋とじ「奇跡の美熟女・岩本和子が雑誌の上で動き出す!-袋とじAR」。

「8330人の女性器写真は語る/日本人女性外性器の構造と機能の全貌」。これはプレゼント企画だな。「週刊ポスト『眼福ヘアヌードカレンダー2019』」「あの大女優が脱いだ!-スクープ撮り下ろし写真がデジタル写真集で復活!」。

 デジタルではヌードが強いようだ。なかなかの品揃えだ、覗いてみたら。

 現代にいこう。

「女優という人生/竹下景子のすべて-青春時代を思い出すと彼女の顔が」。やはり竹下はいい。とくに、『北の国から』がよかった。

 袋とじは「細川ふみえ、独占ヌード完全初公開-社会現象になったヘアヌードから9年」。

 袋とじではないが「女優・内田有紀の世界へようこそ-色香を増す彼女が5年ぶりのグラビアに」がいい。大人になったものだ。今度はヘア・ヌードで見たいな。

 袋とじ「2019、あなたの初夢週刊現代が叶えましょう-着物でアーレー」。

 グラビアは頑張っている。その努力に頭が下がる。質量ともに互角だ。そこで今週は引き分けにする。
(文=元木昌彦)