今週の注目記事・第1位
「『黒田課長』のつつましい夕食」(「週刊新潮」3/1号)
同・第2位
「『私、絶対結婚するから!』小室母と圭くんが私に送ってきた6通のメール」(「週刊現代」3/10号)
同・第3位
「佐川国税庁長官を緊急査察する!」(「週刊文春」3/1号)
同・第4位
「宮内庁を決意させた『小室家の新興宗教』」(「週刊新潮」3/1号)
同・第5位
「東山魁夷『遺産15億円』骨肉の争奪戦」(「週刊文春」3/1号)
同・第6位
「知らない人からむしり取る 2018年から始まる『こっそり増税』3ヶ年カレンダー」(「週刊ポスト」3/9号)
同・第7位
「年金からこんなに税金を奪われていた!」(「週刊ポスト」3/9号)
同・第8位
「『ポーラ化粧品HD』社長が掠め取った2000億円の株」(「週刊新潮」3/1号)
同・第9位
「特捜検察の元エースが起こした暴走死亡事故写真-レクサスがメチャクチャに」(「フライデー」3/16号)
同・第10位
「この兆候が現れたら高齢者は運転を止めるべし!」(「週刊文春」3/1号)
同・第11位
「籠池泰典逮捕200日“同房者”が明かす『獄中生活』」(「週刊文春」3/1号)
同・第12位
「『安倍総理』が激怒した『麻生財務相』の『黒田日銀総裁』再任リーク」(「週刊新潮」3/1号)
同・第13位
「満員御礼『シニア向けラブホテル』は何が違うのか」(「週刊ポスト」3/9号)
同・第14位
「さようなら大杉漣さん」(「週刊現代」3/10号)
同・第15位
「あのアマゾンが挑む『100円ショップ』品揃えと勝算」(「週刊現代」3/10号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
日曜日(2月25日)、ビートたけしが名付けたという3歳馬、キタノコマンドールが9レースの「すみれステークス」(オープン・芝2200メートル)に出走した。
この馬はDMM.com証券が始めたDMMバヌーシー(競走用馬ファンド)が購入した。父ディープインパクト、母ベネンシアドールで2億円超の超良血馬である。
新馬戦は2番人気で勝利。このレースに勝てばクラシック路線に乗れる一戦。キタノは終始最後方を進んでいたが、直線を向くと鮮やかな末脚を見せて快勝した。
たけしは「凱旋門賞」を狙うと吹いていたが、ひょっとするとと思わせる馬である。
去年は北島三郎、今年はたけしということになるか。注目ではある。
さて、まずは現代のアマゾンの記事からいこう。2月からアメリカのアマゾンでは、Tシャツやスマホケースなどを売り出したという。
すべて10ドル以下だが、2ドル台の商品も多くある。まだ1ドル台はないそうだが、日本の100円ショップに近い業態を、送料無料で実現したのだ。
その背景には、消費者のデフレ志向が進んでいることがある。
アメリカでも「1ドルショップ」の需要が急激に高まり、その市場規模は15年に453億ドル(約4兆8,100億円)にもなった。
そのうち、1ドル台の商品を多く並べて、7,000店舗といわれる日本の100均市場へ殴り込んでくるかもしれない。
そうなれば、デフレ脱却を掲げている安倍政権にはショックだろう。
何しろ、米アマゾン・ドット・コムが公表した前期(2017年12月)のアマゾンジャパンの売上高は、前年比10.2%増の119億700万ドル(1兆3,360億円)になるという。
しかし通販新聞によると、「米アマゾンが公開した日本事業の売上高はアマゾンによる直販分や仮想モール事業における手数料収入など日本のアマゾンの売上高となり、『マーケットプレイス』に出店・出品する他社の売り上げを含んだ日本のアマゾンの流通総額ではない。流通総額は明らかにしていないが、関係筋によると2・2兆円程度となっている模様」。
100均から高額商品まで、もはやアマゾンの快進撃を止められる企業は、日本には存在しないようである。
この記事もコラムの1本だが、その下の「事情通」という欄に、会員制月刊誌「FACTA」が、広告代理店の電通と国際陸上競技連盟のラミーヌ・ディアク前会長と交わした契約書を、フランスのル・モンド紙と組んで入手したと報じている。
この中にある契約書を見れば、東京五輪がカネで買われたことが示されているというのだ。
他誌のスクープだが、これほどの大きなニュースを、なぜ、もっと大きく取りあげないのだろう。
まさか、電通に気を使ってということではないだろうな。
大杉漣が突然亡くなった。享年66。私は漣のファンではなかったが、彼の外連味のないキャラクターは好きだった。
追悼番組、徹子の部屋でまだ40代の漣が出ていた。青年のように若々しく、サッカー好きで、母親が短距離選手だったことで、走るのは速いと語っていた。
上京したのは、フォークシンガーになりたかったためだったという。ハーモニカとギターで歌ったが、なかなかのものだった。
たけしの映画の漣はさほどいいとは思わないが、山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』の彼は、いい味を出していた。
こういういい役者が次々にいなくなる。残念なことだ。
現代が、グラビアで大杉漣の追悼特集をやっている。これを見ていて、漣という役者は、ドラマに出るとその役になり切ることのできる人だが、やはり素顔のままがいい。
丸首シャツ(今はこういういい方はしないのだろう)の上に、文字が書かれたYシャツを羽織って、足でサッカーボールを踏んでいる。
この雰囲気が連らしくて、とてもいい。
ポストに、ラブホテルにシニアが押し寄せているという記事がある。
少し前までのラブホは、若者たちに人気があり、入って酒を飲んだり、大画面でカラオケをやったりしていて、SEXをしなくても楽しめるといわれていた。
だがその若者たちが離れ、その代わりに、シニアたちが年金支給日に、夫婦で来たりするようになっているというのである。
腰の痛い客のために介護用のベッドを導入したり、アルコール飲み放題、ボトルキープもできるラブホまであるという。
重い荷物がある時は、「運びましょうか」と声をかける。エアコンやカラオケの操作がわからなければ、部屋まで行って教えてあげる。
そのうち、腹上死したら、すぐ対応します、というラブホもできるかもしれない。
そういえば、ずいぶんとラブホにはご無沙汰している。一度行ってみたいが、相手がいないのが悔しい。
私のオフィスの壁に「アベ政治を許さない」と勢いのある筆で書いた俳人・金子兜太さんの書(コピーだが)が貼ってある。
時事通信は金子さんが亡くなったと「誤報」を流して大騒ぎになったが、その翌日の死去であった。享年93。
金子さんは現代俳句を牽引してきたといわれるが、私の好きな句に、
「海に青雲(あおぐも)生き死に言わず生きんとのみ」
アメリカの9・11の直後に詠まれたという、
「危し秋天報復論に自省乏し」
「背高泡立草は自滅する花驕るなよ」
時代に敏感な人だった。合掌。
安倍首相のゴーマンな政権運営に綻びが出始めた。麻生財務相が派閥を拡大してキングメーカーになろうとしているようだ。
新潮によれば、黒田東彦日銀総裁が再任されることをスクープしたのは、麻生財務相と親しい記者のいる共同通信だった。
安倍首相が平昌五輪へ出席のため訪韓していたタイミングに出たため、「安倍総理は、越権行為だと激怒した」(大手メディアの経済部記者)そうである。
その上、2019年のG20開催は大阪で内定しているのに、福岡開催案が浮上したのも、福岡が地元の麻生が、話題作りをしたとの見方があるようだ。
ところで籠池泰典森友学園前理事長と妻の諄子は、この極寒の中、大阪拘置所に拘留されたまま、家族との接見も認められない「異常事態」が続いている。
文春は、同房者が、籠池は死刑囚以上の厳戒警備態勢に置かれていると証言している。
籠池が入れられている独居房は、「体が動かせないので気が狂いそうな程ストレスがたまりましたね」(同房者)。
司法も安倍に「忖度」しているのかと文春は結ぶが、こんな非人間的なことがまかり通る日本は、北朝鮮のことを非難できはしない。
文春が、この兆候が現れたら、高齢者は運転を止めるべしという特集をやっている。
免許書やキーをなくす。駐車場がわからなくなる。車庫入れでこする。会話しながらの運転が負担。
当然の指摘である。それにしても高齢者の事故が多い。
と思っていたら、2月8日にまた起きた。
元東京地検特捜部長、名古屋高検検事長を歴任した石川達紘弁護士(78)が、白金で事故を起こして一人が死んだ。
フライデーによると、午前7時過ぎ、知人の20代の女性(どんな関係なのか?)とゴルフに行くところだった。彼女がトランクにゴルフバッグを積むのを、石川は運転席で待っていた。
だが突然、車が急発進して200メートルほど暴走し、金物店に突っ込み、歩道を歩いていた37歳の男性が巻き込まれ、死亡した。
ブレーキの痕がないそうだ。「認知機能が低下した高齢者によくあるケースですが、本人はずっとブレーキを踏んでいるつもりだったのではないでしょうか」(交通事故鑑定ラプターの中島博史所長)。
最近、一部の法務省関係者の間では、石川について「記憶が曖昧なところがある」「会話がかみ合わない」とウワサされていたそうである。
検察の切れ者も、年齢には敵わなかったわけだが、重大な過失なので、罰金刑では済まない可能性もあるという。
彼も容疑者に対して何度か「自分が犯した罪は自分で償え」といってきたはずだ。一罰百戒。もし、自動車の不具合が原因でないのなら、執行猶予付きではお天道様が許さないと思うのだが。
お次は新潮が報じている、お家騒動。ポーラ化粧品で知られるポーラ・オルビスHDで起きているそうだ。
かなり生々しい。創業は1929年、静岡で鈴木忍が始めた。代々、鈴木家が社長を務めてきたが、2000年1月に甥にあたる郷史が社長に就いた。
二代目の常司は会長になったが、00年10月に自宅マンションから出火し、やけどを負って入院、1カ月後に死亡してしまう。
甥である郷史社長には直接の相続権はないが、入院中の常司会長から、持ち株はポーラの持っている財団に寄付し、残りは郷史が引き継ぐという趣旨の「死因贈与」を受けたと主張し、夫人の相続は無効だと、裁判を起こした。
結局、郷史社長のいい分は最高裁で認められず、夫人は4分の3を相続した。この間、夫人の影響力を排除したい郷史社長とで100件近い訴訟が繰り広げられたという。
昨年12月30日に、HDの取締役や監査役に郷史社長の“不正を暴く”一斉メールが送信されたそうだ。
それによると、会長が急逝した直後に、会長が所有するポーラ不動産株を郷史社長に1株1円で譲渡するという「株式譲渡契約書」を、会長が存命である00年6月の取引と偽造したというのである。
その後、ポーラはHDになり、10年暮れには東証1部に上場を果たしている。郷史社長が手にした不動産株を時価総額すると、「実に1943億円に相当する」(新潮)というのだ。
このことを告発しているのは、郷史社長の元側近で、HDのナンバー2も務めた人間であるから、話には信ぴょう性があるようだ。
件の人間がなぜ告発したのかを、HDの幹部は、「彼は『会社のために人に言えない行為をして秘めてきたのに、それが社長個人の権力の源になってしまった』と嘆いていました」と語っている。
企業法務に詳しい高橋弘泰弁護士によると、これが事実なら、有印私文書の偽造及び行使罪に問われるが、時効は5年。だが、不正に取得した株式が、現社長が上場にあたって経営権を掌握する際の主要な原資になっているから、株主への責任は免れない。不正行為の損害賠償請求の除斥期間は20年だから、訴訟を起こされるおそれはあるとしている。
シワ改善化粧品が好調で、売上高は前期比11.8%増の約2,443億円。優良企業の醜い争いである。シワを改善する前に社内を改善したほうがいいようだ。
ポストの年金批判の特集。ポストによれば、20年前に年金受給額が270万円だった人は、手取りが265万円と、引かれる金額はわずかだった。
それが現在は、手取りが233万円になってしまっているというのだ。所得税は増税ではなく、約10%から約5%に引き下げられているのに。
それは高齢者を狙い撃ちで税金の負担軽減措置が削られてきたからだというのである。
老年者控除、配偶者特別控除、年金控除などが廃止や縮小され、課税最低ラインが年収304万円から196万円へと大きく引き下げられたからだ。
これによって、ポストによると、住民税非課税から課税になった人は1,400万人近く増えたそうだ。
確かに真綿で首を絞められるように、じわじわと、気づかないうちに年金は減り、生活が苦しくなっているのである。
ポストは、今年から始まる増税カレンダーを示している。それによれば、エコカー減税の縮小、高額医療費制度の自己負担引き上げ、たばこ税増税、消費税増税、基礎控除の見直しなど、次々に、弱者や高齢者には厳しい、税の取り立てが目白押しである。
これをさせないためにどうするか。安倍首相の退陣しか有効な手立てはないのではないか。
私は東山魁夷の「道」が好きだ。中央に緩やかな上り坂を一本描いただけのシンプルな構図。頂点でやや右に曲がりながら消えていく。丘の上が少し明るくなっているのは、東山にいわせると、「これから歩もうとする道という感じが強くなった」からだそうだ。
「親と兄弟を早く亡くし、戦後までの十年間は苦しかったと思いますが、その懊悩が昇華した『残照』や『道』は、戦後の日本画の方向性を示しました」(美術史家の野地耕一郎)
今年は東山の生誕110周年にあたるそうだが、文春によると、彼の遺産15億円を巡って骨肉の争いが起きているというのだ。
東山は99年に90歳で亡くなり、画家の名家出身のすみ夫人も16年に98歳で亡くなっている。相続争いは夫人の死後に起きた。
東山夫妻には子どもがいないため、法定相続人はすみ夫人の長弟、次弟、甥や姪など7人。
下々のようにカネが目当てではない。甥の斎藤進(64)は、魁夷の死後、東山邸に住み込み、夫人の秘書役を務めてきた。
斉藤は、夫人は財団をつくり、東山の文化を後世に遺そうと考えたとして、夫人の死後、東山邸に「東山魁夷記念一般財団法人」を設立し、一人ひとりに3,000万円ずつ渡して、著作権とコレクションは財団に入れるつもりだといったという。
夫人は脳梗塞で突然倒れ、遺言書を残していない。だが、財団設立についての反対は当時なかったという。
だが、10年以上経って長弟で日本画家の川崎鈴彦から配達証明が送られてきて、財団設立には反対、自宅は市川市に寄付し、預貯金(約7億円といわれる)は相続人で分割するといってきたというのである。
優雅な相続人たちの優雅な争いではあるが、夫人が遺言書を残していれば起きなかったはずだ。遺言は大事だよ~!
眞子さんと圭さんの「婚約延期問題」は、どうなるのだろう。新潮は、金銭トラブルだけではなく、小室家にはそれ以外にもさまざまな「懸念」があると報じている。
その一つは、圭さんの母親・佳代さんの実家が、横浜市に本部を置く新興宗教に入信していたことだ。
信者80万人というから、かなりの宗教団体である。だが。1987年に藤沢市で起きたバラバラ殺人事件がこの教団を一躍有名にしてしまった。
被害者も加害者も元教団の信者だったのだ。この事件をきっかけに、佳代さんの実家も脱会したという。
今一つは、佳代さんが女性の霊媒師に入れ込んでいた時期があったというのだ。それを証言した喫茶店のオーナーは、佳代さんの旦那が亡くなり、旦那の父親も亡くなったため、旦那の方の実家と関係が悪くなったことがあったと話す。
佳代さんから、圭にもらえる財産がある。実家へ行って話してくれないかと頼まれ、行ってあげた。だが、その後、少額のカネの入った封筒を渡され、これ以上首を突っ込まないでくれといわれたと、憤慨している。
新潮は、金銭トラブル以上に、そうしたことが宮内庁を怖れさせ、「破談に向けて進み始めたわけです」(皇室ジャーナリストの山下晋司)と、2人の結婚はないと見ている。
さらに宮内庁は婚約解消に向けたシナリオを進め、破談発表のXデーは「取り沙汰されているのは11月30日、秋篠宮殿下の誕生日会見のタイミングです」(秋篠宮家関係者)
だが、新潮も迷っているようだ。小室家の親族の一人が、延期が発表されてから圭君から電話をもらったが、「報道されているようなことではないんです」といった、「破談ではない、少なくとも当人2人は結婚する気満々だ」と語っている。
では文春はどうか。美智子皇后が雅子妃を「叱った」というスクープをものにし、宮内庁に事情通のディープスロートがいると思われる文春だが、先週も今週も、この問題を深堀していないのはどうしてなのだろう。
今週は「雅子さまと紀子さま愛娘たちとの“距離感”」という、かったるい(失礼)記事をやっている。
愛子さんが御用地の丘で母親と雪遊びをした。雅子さんが香川県で開催された育樹祭に行かれた時、「うちの愛子がイチゴが好きなの」とイチゴを摘んで持ち帰った。
読んでる方が、それはわかったから眞子・圭さん問題をどう見ているのかとイライラしてくる。
忖度すれば、雅子さんが昨年12月9日の誕生日に、「私にとっても、いつも楽しい時間をご一緒してきた眞子様には、心からのお幸せをお祈りしております」と祝福していた文章を紹介しているから、完全破局とは見ていないのかもしれない。
だいぶ前に、女性誌とともに美智子皇后バッシングを続け、皇后が失語症になってしまったことがあったが、その二の舞は避けたいと考えてのことだろうか。
講談社の決算が発表された。売上高は1,179億5,700万円で前年比100.6%。内訳は雑誌558億9,800万円(同89.1%)で、週刊誌などの雑誌が146億9,900万円(同85.9%)、コミックが411億9,900万円(同90.2%)。書籍は176億8,700万円(同101.8%)。
野間省伸社長は増収減益だが、「出版業界全体の売り上げが前年比6.9%のマイナスという逆風の中にあって、前年とほぼ同水準の結果を出せたことは一定の成果だと考えております。また、紙製品の売り上げが減少する中で、電子書籍や版権ビジネスなどの事業収入が紙での減収分を上回る増収を記録し、事業収入の割合は収入総額の30%を超えるところまで成長しました」と語っている。
広告収入が前年比マイナス0.2%。それも「その他」が前年比541.9%だから、デジタル広告の収入が飛躍的に伸びているのであろう。明るい材料ではある。
だが、不動産収入の31億3,400万円を入れて、税引前当期純利益が36億7,800万円(同78.5%)、当期純利益が17億4,800万円(同64.4%)だから、全体的に見れば胸を張れる業績ではないだろう。
森武文副社長が取締役相談役に、鈴木哲常務が顧問。古川公平と渡瀬昌彦を常務に昇格させ若返らせたのは、野間社長の危機感の表れと、デジタルシフトをさらに拡大していくという決意表明ではないだろうか。講談社は来年110周年を迎える。
森友問題で虚偽答弁を続けた佐川宣寿前理財局長が、安倍首相から「官僚の鑑」だと持ち上げられ国税庁長官へと大出世したが、確定申告のこの時期、佐川の罷免を求める署名が2万人に達し、霞が関の財務省本庁舎前には、佐川を辞めさせろというデモ隊が押しかけている。
佐川長官の方は、先週のポストが追いかけたところ、家には帰らず、公用車に乗ってホテル住まいだという。
追い打ちをかけるように文春が、佐川が建てた1億円豪邸について追及している。
佐川の家は世田谷区の閑静な住宅街にあるという。購入したのは03年9月だが、この土地は「競売物件」だったため、相場よりはるかに格安で手に入れたと文春は報じている。
当時佐川は塩川正十郎財務相の大臣秘書官を務めていたが、杉並区の官舎住まいで、世田谷で暮らした形跡はない。
財務省OBは、競売物件の購入が内規等で禁止されているわけではないが、と前置きして、
「財務官僚が競売物件や差し押さえの背景について情報を仕入れやすいのは事実。まして佐川氏は時の財務大臣秘書官でした。そうした立場を利用して、相場より安い物件を手に入れたように見えてしまう。だから、普通は競売物件だった土地を買ったりしません。佐川氏の行為は、財務官僚としての倫理観に欠けていると言わざるを得ない」
森友学園への国有地売却問題についての国会答弁で、「資料はすべて破棄した」と厚顔無恥にいい続けた人間に、倫理観などあるわけはないが。
しかも、2月9日には、財務省側が森友との契約に関するやり取りが記された文書を公開したのである。
そこには、当局が学校法人を訪問して、国の賃付料の概算額を伝えると記されているのだ。
安倍や菅が「佐川を証人喚問には絶対呼ばない」といっても、国民は佐川の証人喚問をせよという声が大勢を占めているのだ。
佐川長官は就任以来、メディアの前には姿を見せず、就任記者会見もいまだにやっていないのだから、自分のついた「ウソ」の重さをわかっていないわけではない。
安倍はこの問題から逃げ切ろうと画策しているようだが、野党に追い込まれると政治部デスクは見ている。
「野党は佐川氏の招致を、政府が二月末の衆院通過を目指す予算案の“取引材料”にしようと考えています。政局を左右する重大なポイントになってきました」
国税庁長官の任期は1年だそうだから、あと4カ月持ちこたえれば、その後のおいしい天下り生活が待っていると佐川は考えているのかもしれないが、「国税の歴史に泥を塗った」(落合博美元朝日新聞編集委員)という烙印は一生消えるものではない。
さて、再び眞子さんと圭さんの「これから」だが、現代は巻頭で眞子さんは「私、絶対に結婚するから」といっていると報じている。
現代によれば、婚約延期を発表した1週間後、秋篠宮邸では家族会議が開かれたという。
テーブルには、さまざまな週刊誌のコピーが置かれていた。
紀子さんは、時に「だから、いったじゃないの!」と声を荒らげられることもあったと、秋篠宮家の関係者が話している。
だが、眞子さんは、母親に対して一切、妥協しなかったという。
「『私、絶対に結婚するから!』と、一歩も引かないご様子だったそうです。これまでの秋篠宮夫妻の説得で、なんとか延期発表まではこぎ着けたものの、『結婚を考え直す』という考えは、眞子さまにはまったくない」
その一途な気持ちに、秋篠宮夫妻は結婚を認める方向だと、秋篠宮夫妻をよく知る人物が語っている。
そのためには、圭さんが、将来どうして生活していくのかを示すこと、母親の金銭問題を解決することが前提になる。
それは親として当然の要求だろう。
現代で、母親の佳代さんと婚約していたという男性が、今度はメールを持ち出して、佳代さんが「当分の生活費をお借りしたい」「とりあえず10万円程」と書いてきているから、彼女のほうも「贈与」ではなく「借りる」ことを前提だった証拠だと、いい募っている。
女性セブンに、結婚延期と発表された翌日、自宅から出てきた小室圭さんの写真が載っている。
「満面の笑みを浮かべていた」(セブン)。圭さんは案外打たれ強いのかもしれない。それとも眞子さんとの愛情は、そんな世間の逆風なんかで挫けはしないという自信からだろうか。
母親の金銭トラブルは、大人同士の愛憎のもつれからで、彼はそのことを知っていたとしても、われわれが礫を投げるほどの大罪ではない。
ましてや週刊誌が、小室家の宗教云々や亭主の自殺を暴き立て、バッシングするのは行き過ぎであろう、そう私は思う。
美智子皇后のバッシングの時は、皇后が失語症になり、書きたてた週刊誌は詫びを出した。
今回は、まだ社会をろくに知らない若者である。こうした報道で万が一破局になったとすれば、彼らはどれほど傷つき、今後の人生に暗い影を落とすのか、考えているのだろうか。
天皇家も秋篠宮家も2人を温かく見守り、結婚するかしないかは当人たちに任せればいい。私は2人を応援したいと思っている。
さて、今週の第1位は新潮のグラビアに捧げる。ぜひ買って見てもらいたい。今年は始まったばかりだが、今年度ナンバー1のショットではないだろうか。
やや頭が禿げ上がって、生活に疲れた中年男が、一膳めし屋で一人食事をしている。一枚の写真がすべてを語るとは、こういう写真のことをいうのだ。天晴れである。
私も時々、こうした店で食事を取ることがある。じっと見ていると私ではないかと思えてくる。よく似ている。
この人の名は黒田慶樹さん(48)といって、東京都建設局の担当課長である。妻はサーヤこと黒田清子さん。尊いお方と結婚して早12年が経つ。
妻が、昭和天皇の四女・池田厚子さんから伊勢神宮の祭主を引き継ぎ、神事とその準備で忙殺され、家を空けることが多いそうで、夕食は一人で取ることが多いようだ。
昨年の10月20日に行われた美智子皇后の83歳の「お祝い御膳」には、妻の清子さんだけが出席し、黒田さんは残業を理由に欠席したそうだ。
もしや別居生活? だが新潮の問いかけにも「取材はご遠慮いただいている」と、丁寧だがきっぱり拒否したそうである。
秋篠宮眞子さんと結婚予定の小室圭さんが、この写真を見たらどう思うのだろうか。聞いてみたいものだ。
【巻末付録】
今週はあまり書くことがない。現代は「誘惑の美裸身 美馬怜子」「秋田朝日放送のGカップアナ 塩地美澄」。袋とじは毎度毎度の「壇蜜 エロスの軌跡」。
ポストは、「パンストの文化史」「ほのか『かわいすぎるビールの売り子』が初めて魅せた大人の色香」「レースクイーン『サーキットの華』の50年」。
袋とじは「ザ・自販機本」。昔はずいぶんお世話になりましたね。
というわけで、今週はどちらも気合が入っていないため、引き分け。
(文=元木昌彦)