“紀州のドン・ファン”の哀しすぎる晩節……55歳年下妻の「夜の告白」と浮上する「自殺説」

今週の注目記事・第1位
「紀州のドン・ファンが本誌に語っていた“秘密”」(「週刊朝日」6/22号)
「新妻Sさん『夜の供述調書』」(「フライデー」6/29号)
「ドン・ファン怪死 家政婦の元夫を直撃&22歳妻の嘘を暴く」(「週刊文春」6/21号)

同・第2位
「新幹線殺人犯実父(52)語る『息子を捨てた理由』」(「週刊文春」6/21号)

同・第3位
「立派だったね、梅田耕太郎さん(享年38)」(「週刊現代」6/30号)

同・第4位
「五輪が危うい『小池百合子都知事』の『学歴詐称』騒動」(「週刊新潮」6/21号)

同・第5位「米朝首脳会談のウラで『消費税15%』背信の“日米合意”」(「週刊ポスト」6/29号)

同・第6位
「裏千家“大番頭”の『ワイロ授受』写真」(「週刊文春」6/21号)

同・第7位
「トヨタとソフトバンクが合併する日」(「週刊現代」6/30号)

同・第8位
「日大事業部『900億円』を操るアメフト部OBの黒幕」(「週刊文春」6/21号)

同・第9位
「巨人の一軍捕手が美女2人呼んで『全裸パーティ』」(「フライデー」6/29号)

同・第10位
「名医に聞いた『わが家の「常備薬」』」(「週刊現代」6/30号)

同・第11位
「『人間性も仕事も全然…俺はビートたけしを認めない!』」(「女性自身」6/26号)

同・第12位
「NEWS小山・加藤・手越と未成年ファンと“乱倫な日常”動画」(「週刊文春」6/21号)

同・第13位
「『大谷翔平』右ひじにメスで蒸し返される『二刀流批判』」(「週刊新潮」6/21号)

同・第14位
「EDを招く薬111種全実名」(「週刊ポスト」6/29号)

同・第15位
「ビタミンDでがんリスクが25%低下」(「週刊文春」6/21号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 大阪、京都で大きな地震が起こった。大阪は震度6弱というから阪神淡路大震災に次ぐ大地震である。

 まだ余震があるというが、熊本大地震の時は2度目のほうが大きかった。日曜日にも関東地方でやや大きな地震があったが、巨大地震発生はいよいよ近づいてきていると思わざるを得ない。遅まきながら、自分の寝ている部屋の片づけを始めた。

 さて、文春からいこう。文春によるとビタミンDを摂るだけでがんのリスクが25%低下するという。それもアンキモやイクラを食べずとも、お天道様の下を15分か20分歩くだけでビタミンDが生成されるというのである。日焼けが嫌な女性は、日陰の端っこで日光浴すればいいそうだ。やってみて損はない。

 このところと現代とポストは薬の話が多い。ポストは「飲んだら勃たない「降圧剤」「胃薬」「鎮痛剤」111種の実名を挙げている。

 これは日本性機能学会が発行している「ED診療ガイドライン」によるそうである。

 この中に、高血圧の薬、アムロジピンというのがある。これは降圧効果が強く、ED薬にも血圧を下げる作用があるため、原則的に併用は禁止されているそうだ。

 私はこの薬を長年飲んでいる。だからダメなのかと、なんとなく納得。このほかにも高コレステロール治療薬、鎮痛剤、うつや不眠症、胃薬にも勃起を妨げるものが数多くあるそうである。

 気になる方は読んでみたらいかがか。

 サッカーW杯が開幕したが、誰にいわせても、日本代表に望みはないようだ。その一番の理由を本田圭佑の「劣化」だという人が多いようだ。

 新潮で釜本邦茂日本サッカー協会顧問は、「いまの本田はW杯のような高いレベルの試合では通用しません」とにべもない。だが本田を評価している西野朗監督は「本田と無理心中するつもりなんじゃないですか」(釜本)。

 本田以上に心配なのは大谷翔平の故障である。右肘内側側副靭帯損傷で、これは「肘の側副靭帯の部分断裂だから、非常にまずいケガですよね」と新潮で大リーグ研究家の友成那智氏は顔をしかめる。

 いまはPRP(多血小板血漿)療法をやり、3週間後に判断するということだが、「治ってもしばらくは本調子になりません。今シーズンは投手としては無理だと思います」(友成)。

 こうなるとやはり二刀流は無理だったという批判が蒸し返される。だが辛口の張本勲氏も、肘だから走ることはできるから、下半身を鍛えろとエールを送る。「100年に一人の逸材」(張本)なのだから。

 先週、未成年に飲酒をさせていたことを文春に報じられ、「NEWS」の小山慶一郎が一定期間の活動停止、その場にいた加藤シゲアキには厳重注意という処分が、ジャニーズ事務所から下された。

 今週はやはり「NEWS」の手越祐也が、昨年12月下旬、六本木のバーで未成年と飲酒していた疑惑を報じている。

 手越といた女性2人は当時19歳と17歳の未成年だったという。文春の取材に両事務所の対応が全く違った。17歳の女性のいた事務所は、本人たちは一滴も飲んでいないといっているので信じるしかないが、18歳未満で深夜に出歩くことは都条例に反すると、あっさりクビにしてしまったのだ。

 ジャニーズ側は当然のことながら「ご指摘のような事実は確認されていない」と突っぱねた。

 文春によると、こうしたタレント連中に女を紹介する「女衒」のような芸能事務所社長や実業家というのがいるそうだが、ジャニーズは一度その実態を調べてみたらどうだろうか。

 次は女性自身から。

「なんであんな人があんなに買われるようになったのか。それはもちろん監督として外国でヘンに認められるようになっちゃったからなんだけど、そんなにすごい人物なのかと思う。まあ、個人の趣味だから大きな声では言えない話なんですけどね。僕はハッキリ言って嫌いです」

 発言の主は脚本家の倉本聰氏(83)。嫌いだという相手はビートたけし。日刊ゲンダイの連載『ドラマへの遺言』で話したことを、女性自身が取り上げている。私も同感である。

 以前にも書いたが、テレビのたけしの出ている番組を見ていても、滑舌が悪くて、私などは聞き取れない。

 映画監督や俳優としてのたけしも、私は買わない。少し評価するのはポストの連載コラムである。

 小説も意外に読める。この男は、やはり活字人間なのだ。直木賞でも目指して小説に本格的に取り組んだら、今のお寒いエンターテインメント小説の分野なら、ひょっとするかもしれない。

 先週に続いて現代は、医者がどんな薬を「常備薬」にしているのかを特集している。

 先週とあまり変わりはないが、風邪の初期には葛根湯エキス顆粒A、胃腸の調子が悪いときはガスター10か大正漢方胃腸薬、腹痛には正露丸がいいという。

 疲れ目の目薬はサンテメディカル12、水虫には1,000円程度で買えるラミシールATクリームがいいそうだ。

 虫刺されなどには、ベトネベートN軟膏AS。冬場の乾燥性皮膚治療薬にはウレパールプラスローション10だそうである。

 ところで先週の水曜日に、有楽町の外国特派員協会で第2回の大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞の授賞式があった。

 受賞者の森功さんに誘われ、久しぶりに出てみたが、懐かしい顔ぶればかりで、同窓会のようであった。

 読者賞の受賞者は元読売新聞の清武英利氏。主催者としてあいさつしたノンフィクション作家の後藤正治氏、坪内祐三氏、作家の江上剛氏、講談社の常務になった渡瀬昌彦さん、個人事務所を始めた加藤晴之さん、山口正臣さんなどと話す。

 森さんの『悪だくみ』(文芸春秋)は、加計学園問題を追ったノンフィクションだが、まだ進行中のものにノンフィクション賞を与えるというのは、私は寡聞にして知らない。

 だが、いいではないか。低迷するノンフィクションを盛り上げるためには、こうした話題作があっていいと思う。

 ところで、最近は大リーグの野球しか見ないが、かつての球界の盟主・巨人の凋落は目を覆いたくなる。

 グラウンドで精彩がないのに、夜の呑み会では仲間たちとバカ騒ぎをして、しばしば顰蹙を買うのだから、なおさら始末が悪い。

 フライデーは、6月11日未明、捕手の河野元貴(27)と、河野の後輩でプロ4年目の篠原慎平(28)が、知人たちと全裸パーティーを開いていたと報じている。

 しかも、その時のバカ騒ぎを動画に撮り、自分のインスタグラムの承認制アカウントに堂々とアップしていたというのだから、大バカ者である。

 巨人軍は2人を謹慎処分にしたが、もっと重い処分にしないとまた次のバカが出てくるのは間違いない。

 さて、日大アメフト部の不祥事で、次々に「伏魔殿」の闇が暴露されてきている。中でも外部委託業務などを一手に担う「日本大学事業部」が、田中理事長たちのカネを産む打ち出の小槌である。

 そこを牛耳るのがアメフト部OBの井ノ口忠男(61)という人物だというのは、多くの週刊誌で報じられている。今回文春は、年間10億円ともいわれる日大の広報予算の大半を握っている井ノ口氏の実姉が経営する広告会社に焦点を当てている。

 看過しがたいのは、宣伝・広報にカネをつぎ込んで、日大の広報は慢性的な予算不足に陥っているが、「そのため今年度から“広報関係業務共同化”の名目のもと、日大の学生から一人二千円、日大グループの高校生は五百円、中学生は三百円を目安に、いわば“人頭税”という形で広報予算を徴収し始めた」(文春)というのである。

 国や地方からの補助金、学生たちの授業料で甘い汁を吸ってきた「黒幕たち」を、このまま放置しておいていいわけはない。日大生よ立ちあがれ!

 このところ、自動車産業の黄昏を云々する本がよく出されている。田中道昭氏というマージングポイント代表が書いた『2022年の次世代自動車産業』(PHPビジネス新書)も、その一冊である。

 その田中氏とソフトバンクの社長室長だった嶋聡氏が現代で、トヨタとソフトバンクが合併する日について語り合っている。

 ここでは、田中氏のこの言葉だけを紹介しておこう。

「田中 ライドシェア(相乗り=筆者注)の会社は航空、鉄道、クルマ、自転車までをすべてITでくっつけようとしている。そうなるとその後は、アマゾンのような生活サービスや保険のような金融もくっついてくる。やがて自転車から飛行機まで月額料金1万円ですべて乗り放題なんてサービスも出てくるでしょう。
 次世代の自動車産業でもトヨタが覇権を握ろうとするなら、このライドシェアに自ら参入しようとするくらいの気構えが必要です。いやトヨタは日本の産業や雇用を守るという使命も背負っている会社なのですから、それ以上のグランドデザインを描かなくてはならない」

 こうなる前に、まだまだやるべきことはある。

 自動運転車の安全性だってまだ確立されていない。90年代、これからはあっという間にIT時代が来て、紙の本などなくなるといっていたのはマイクロソフトであった。

 それから20年経っても、デジタル書籍は紙の本や雑誌を追い抜けない。

 IT至上主義者のいうことなんぞ、話三分の一と思って聞いていればいい。

 ソフトバンクの孫正義の「野望」にやすやすと乗ると、バカを見るのはトヨタのほうであろう。私はそう考えている。

 文春が、茶道の裏千家に、組織を私物化し私腹を肥やしている人間がいると報じている。

 事務方のトップで事務総長のA氏と匿名にはなっているが、目前の袱紗の前でニヤリとしている写真(目線は入っている)が掲載されているから、その世界ではすぐわかる人物なのであろう。

 家元の十六代千宗室に信頼され、「家元宛の手紙を勝手に確認したり、決済印を勝手に押印したり、専横を極めています」(裏千家職員)と、“裏の支配者”になっているというのである。

 最上位の資格を取得する際には、家元の推薦が必要だが、この十数年、A氏がこの推薦の権限を握り、会員に対して、A氏が推薦する代わりに自分にも家元に収める挨拶料と同額を払えと要求しているというのだ。

 こうした家元制度のところではよく聞かれる「醜聞」だが、こうした話が出ること自体、裏千家・千宗室家元の恥ではないのか。

 トランプと金正恩の首脳会談の成否が喧しい。私は、圧倒的に金正恩の優勢勝ちだと思っている。

 時期もやり方も明言せずに「非核化」を認めさせた金に、トランプは早速、米韓軍事演習を止めると明言した。

 トランプにとって、金正恩と会って話しただけで、あとは良きに計らえで十分なのであろう。

 おそらく金は、朝鮮戦争が終結したら平壌にトランプタワーを作りたいとでもいったのではないか。

 そうすれば、アメリカは少なくとも、トランプが在任中は北を爆撃することができなくなる。

 そんな動きに大慌てしているのが安倍首相である。トランプが拉致問題を金に話したといい、金側は、拉致問題は解決済みといわなかったと報じられると、これこそ国民にモリ・カケ問題を忘れさせる好機だと、日朝会談に前のめりになってしまった。

 後先を考えない男である。拉致問題では、お互いに詰めなくてはならない問題が山積している。

 金正恩に会えたはいいが、残念ながらその人たちは今はもういないといわれたら、どうするつもりなのだろう。

 物事は、トランプのように拙速では事を仕損じるのだ。

 その上、ポストによると、トランプは、拉致問題をいったのだからと、これからの非核化についての資金援助を求められているだけではなく、原則防衛費はGDPの約1%から、NATO諸国並みの2%に倍増し、アメリカから戦闘機や空母を買えと要求されているというのである。

 日本はアメリカのATMなのだ。トランプのポチである安倍は、それに異を唱えることもできずに、唯々諾々と従うと、来年消費税を10%に上げても足りず、すぐ15%にするのではないかとポストは見ている。

 それに、たとえ15%に上げることを決めても、それを実施し、アメリカに莫大なカネを払うのは自分ではなく、次の政権だ。

 野党も、メディアも、ここで一度立ち止まって、安倍政権がやってきたことをじっくり検証してみる時期である。

 嘘と誤魔化しの政権運営は、もっときちっとした形で徹底的に批判されなければならない。

 戦後最悪の政権であることを、国民にハッキリわからせるにはどうしたらいいのか。衆知を集めて真剣に考えるときは今しかない。

 今、一人の嘘つき女を新潮が批判している。小池百合子都知事の「学歴詐欺」についてであるが、もともとの出所は今月の文藝春秋だ。ノンフィクション・ライターの石井妙子氏が、小池の売り物である「カイロ大学を首席で卒業」が偽りだと、当時同居していた女性に証言させているのである。

 カイロ大学側は昔から、メディアの問い合わせに「小池は卒業している」と答えているが、これを読む限り、父親が当時、かなり情報相などの要人に食い込んでおり、なんらかの“配慮”があったのではないかと思わせるものがある。

 新潮は説明責任を果たせという。首席というのは大いに疑問だが、カイロ大学が卒業しているという以上、小池がこれについて説明するとは思えない。

 だが、質問された小池は、卒業したことは間違いないが、首席というのは……と口を濁した。

 語るに落ちたのではあるが、これをもって知事から引き下ろすことができるかというと、無理であろう。

 さて、6月9日、東海道新幹線東京発大阪行き「のぞみ265号」車内で無差別乗客殺傷事件が起きた。

 女性2人にいきなり襲いかかり、凶行を阻止しようとした会社員・梅田耕太郎さん(38)が、ナイフで十数カ所を刺されて死亡した。

 逮捕されたのは小島一朗容疑者(22)で、犯行後、「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」と話しているという。

 小島のことは後で触れるとして、女性2人を助けようとして、刺されて亡くなってしまった梅田さんに、日本中から同情と、その勇気を称える声が上がっている。

 現代によれば、梅田さんは地元の小学校始まって以来の秀才といわれ、神奈川県の名門栄光学園を出て、東京大学の工学部に入学したそうである。

 がり勉ではなく高校時代はスポーツにも熱心で、大学でもテニスサークルの活動にも熱を入れていたという。

 その上、子どものころから正義感をもった人間だったと、小学校の頃を知る人間は語っている。

 父親は日本経済新聞の元取締役だったそうだ。東大を出て、大学院に進み、博士課程の特別研究員になっている。

 研究者として将来を嘱望され、プラズマ核融合での成果もあげているそうである。

 その後、京セラからSABIC、そしてBASFジャパンへと職場を移るが、謙虚で経歴をひけらかすこともなかったという。

 結婚した夫人は関西だったので、週末、関西に行っていたが、「一緒に暮らしたい」と同僚に話していたそうである。

 事件の日も、夫人が待つ兵庫に帰る途中だったという。

 栄光学園の教育理念は「Men for others」というそうだ。見ず知らずの他人を助けるために危険を顧みず、殺人者に立ち向かった梅田さんは、この理念を見事に実践したのである。

 惜しい人をなくした、そう思う。

 さて、では殺人者のほうはどんな人間なのか。文春によると、小島は両親、特に父親と折り合いが悪く、公立中学に進学するが、やがて不登校になってしまったそうだ。

 中二の時、新学期なので新しい水筒が欲しいといわれ、姉には新しい水筒、彼には貰い物の水筒を渡したら、夜中に、両親の部屋に押し入って来て、包丁や金槌を投げつけてきたことがあったと、父親が話している。

 これが決定的になり、母親が「父親との相性が悪くて困っている」と、自分が勤めている自立支援NPOに相談し、そこで預かってもらう。中学、定時制高校、職業訓練所に通い、在学中に取得した電気修理技師の資格を活かして、埼玉県の機械修理工場に就職し、独り暮らしを始めた。

 NPOの三輪憲功氏は、手のかからない子で、成績はオール5で4年かかるところを3年で卒業し、他人とトラブルを起こしたこともないと話す。

 機械修理会社の社員も、理解力が高く、人間関係も特に問題はなかったといっている。しかし翌年、小島は退社してしまう。

 再び実家で引き籠り状態になり、家出を繰り返すようになる。その後、社会復帰を目指して昨年11月から障害者支援施設で働き始めるが、1カ月もしないうちに「ホームレスになりたい」という理由で来なくなってしまう。

 昨年末から「自殺をする」といって家を出て、野宿をしながら長野県内を転々としていたそうだ。そして6月9日に凶行に及ぶのである。

 メディアの取材に、父親は息子のことを「一朗君」といって波紋を呼んだ。文春にも、「じゃあどういう言葉が正しいんですか。(記者から)『お父さん』と言われると、最初に出ちゃうのが『生物学上の生みの親』なんですよ」と答えている。

 虐待やネグレクトがあったのかという質問には、

「虐待はありえない。この(夫婦の寝室で暴れた)とき、うちの子がお巡りさんに『虐待を受けている』と言ったんですよ。でも、アザとかケガはないから(警察も信じなかった)。その日が、僕が決断した日ですよ。(息子への)教育を放棄した。彼のやりたいことをやらせましょう。外の空気を吸って自立を証明しろ、と」

 以来、法事などを含めて4回しか会っていないという。「親子関係はない」「父親のことは嫌いだったと思いますよ」「取材を受けることが僕の贖罪です」と、時折笑顔を見せながら父親は話したそうである。

 特異な親子関係といってもいいのかもしれないが、実は、息子は5歳の頃に児童保育所から発達障害ではないかと指摘されていたのだ。

 アスペルガー症候群は発達障害のひとつで、神戸連続殺傷事件を起こした少年Aなど、凶悪犯罪を起こす少年たちに多いなどと巷間いわれている。

 だが、私の友人で、この問題に詳しい草薙厚子氏は『となりの少年少女A』(河出書房新社)で、発達障害の少年少女が犯罪を起こす率は少なく、かえって被害者になる可能性のほうが高いと書いている。

 発達障害というのは「早期発見」と「早期治療」が重要で、家族だけで解決が難しい場合は、専門機関に相談しケアが必要。しかし、児童精神科医の数は全国でも60名程度で、主要大学にすら、こうした分野を担う講座が常設されていないという。

 小島容疑者の父親も、病名を聞いたのは息子が高校生のとき、妻から聞いたが、「なんて病気なの?」と聞いただけで終わっているようである。

 私が聞いているところでは、発達障害の人は優秀な人が多いそうだが、集団生活がなかなか難しい人も多いようだ。だが最近では、企業でも発達障害の人を積極的に受け入れ、活用するところが増えてきている。

 小島容疑者も成績はよかったそうだ。もし、両親が早期に、医師やそうした機関と相談して息子をケアしていれば、このような事件を起こすに至らなかったのではないだろうか。

 今週の第1位も、やはりこの事件である。先週も書いたように、紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏「怪死事件」は、やはり解決まで長引きそうである。

 50億円ともいわれる遺産。結婚して数か月の55歳年下の妻。月に10日ぐらい東京から通っているという60代の家政婦には、覚せい剤で逮捕されたことがある前夫がいる。

 野崎氏が亡くなる前には、彼が可愛がっていた愛犬が突然死んでいるのだが、覚せい剤で殺された可能性もあると、警察が遺体を掘り起こして調べている。

 さまざまな登場人物。「死ぬまでSEXすることが生き甲斐」と豪語していた野崎氏の話題性。

 多くのミステリーファンを巻き込み、謎が謎を呼び、日本中が注目しているが、真犯人は誰なのか、何のために殺したのか、今夜も眠れない。

 文春は、家政婦の前夫にインタビューしている。このX氏、和歌山県警の殺人課の刑事がきたことを認めている。

 社会部記者は、室内外に設置されている約40個の防犯カメラの解析が終わり、妻と家政婦以外の第三者の侵入や覚せい剤混入は考えられないと、捜査幹部はいっているそうだ。だが、捜査は長期化し、夏までかかるだろうともいっているそうである。

 現代の記者は、Sに改めて事件のことを聞いた。

 もちろん彼女は「自分はやっていない」といい、この家は誰でも簡単に出入りできたと、第三者の可能性を示唆しているのだ。

 防犯カメラについては、

「去年、強盗が入ったときも防犯カメラがうまく作動していなかった。GW中も社長の愛人らしき人たちが何人も出入りしていたし、知らないおばさんが家にいて『新しい家政婦です』って名乗られることもあった」

 このへんは、捜査を取材している記者とは見方が違っている。

 37億円ともいわれる相続についても、「正直そんなにないと思う、会社の経理の人も、赤字があるので整理したとしても10億円ぐらいじゃないかといっていた」とSが話している。

 ここでの注目点は、Sが、野崎との夫婦生活は、「夫婦関係というよりも介護」という感じだったと語っていることである。

 紀州のドン・ファンと謳われ、死ぬまでSEXの代表のように自著でも豪語していた野崎氏だが、どうやらその実態は「粉飾」されていたようである。

 週刊朝日オンラインでは、Sの「介護」の実態をこう書いている。

 通夜に出席した親族はこういっている。

「幸助は脳梗塞を2回やり、よちよち歩きの状態でそう先は長くない。身体障害者の手帳も持っており、覚せい剤なんかやるワケない」

 脳梗塞は1度目は軽いときもあるが、2度目は助かっても重い障害が残ることが多い。私の友人のノンフィクションライターも、2度目で手術して、リハビリを続けているが、身体も口も思うようにはならない。

 野崎氏の会社の従業員もこう語る。

「社長は病気のせいで年中、大も小もオムツに漏らす。オムツで吸収しきれなくなり、床やお風呂にこぼすこともあった。そのたび、家政婦や従業員に掃除させた。車を運転していても、ブーって漏らす。だから2階の社長の寝室は臭いがひどく、奥さんは『あんな部屋上がりたくない』『車で漏らして臭かった』と毛嫌いしていた。奥さんは次第に社長と住むのを嫌がり、月100万円の小遣いをもらうと、モデルの仕事が入ったと東京にさっさと帰っていた」

 自著に、バイアグラなんか飲まないでも日に3回は新妻とできると書いていたのは、どうやら彼の“願望”だったようである。

 フライデーのインタビューでもSは、「(野崎氏と)セックスは1回もしていない」と話している。

「昨年末に出会い、2月に入籍しましたが、結婚前からセックスはしたことがありません。社長の名誉のために言いますが、オンナ好きだったことは間違いありません。
 でも私が出会った頃にはもう、社長はできなくなっていたんです。もちろん、ベッドに呼ばれることは何度も何度かありました。ただそれも、『手を握っていて』とか『一緒に寝て』とか『ほっぺにチューして』と言われるだけで、セックスを求められたことはありません。
 一度だけ、『抜いて欲しい』と頼まれたことがあったので、『頑張るね』と言って手でしたことがあるんですが、それでもダメで、『社長、やっぱり歳だよ』と言ったら『そうか』と」

 哀しい話ではないか。身につまされて涙が出る。

 こうしたことを含めて、ここへきてにわかに「自殺」ではないのかという見方もささやかれているようである。

 女とSEXすることだけが生き甲斐だった男が、自分の意のままにならない萎びたムスコをじっと見て、生きていても仕方がないと自ら死を選んだのではないかというのだ。

 今は、注射一本打てば24時間勃起し続けるED薬もあるそうだが、日に3回がノルマ、SEXするために稼いできた男にとって、そんなものまで使ってSEXするのは、これまでの自分の人生を全否定するようなものだったのかもしれない。

 警察は、何十本もあるビール瓶を調べて、覚せい剤が付着していないかと調べているそうである。

 殺人、それも妻と家政婦に絞り込んでいるそうだ。

 意外に単純な事件なのか、それとも二重三重に伏線が張られている複雑な事件なのか。

 全面解決には、まだまだ時間がかかりそうである。

【巻末付録】

 まずは現代から。巻頭は「独占掲載 女優・原節子の『秘蔵写真』」。もちろんヘア・ヌードではない。

 少しバタくさいが美人である。あの頃の監督の小津安二郎、俳優の佐野周二、みないい男である。

 先日、北鎌倉へ遊びに行った。作家・立原正秋の住んでいた梶原という地を、化粧(けわい)坂を登って、行ってみた。

 立原が時々顔を出したそば屋で、往時を知っているおばあさんから立原の話を聞いた。

 小津の映画なら、このそば屋のおかみは原節子だろうな。北鎌倉は今でも、原節子がひょっこり顔を出しそうな、そんな雰囲気が至る所にある。

 後半は「挑発ランジェリー 板野友美」。可愛い子である。「人気アイドルグループ『夢見るアドレセンス』メンバー 京佳」。袋とじは「現役アイドルがうっかり『素人ナンパAV』出演 衝撃映像を“顔出し”徹底検証」。この子は、国民的アイドルにいて、今は一流ファッションモデル誌のモデルとして活躍している、あの子ではないかと検証したというのである。

 それも間違いなく本人だそうだ。私にはまったくわからないが、そのファッション雑誌のグラビアを一緒に付けてくれればいいのに。

 ポストは、前半、「『“独り飯”が寂しいです』ユン・チェヨン」「河合奈保子」。もちろんヘア・ヌードではない。

 後半は「垂涎のヒップライン 窪真理」。お天気お姉さんとして愛され、今は女優だそうだ。

 袋とじは「VRエロ動画入門」。最近はバーチャルリアリティのエロ動画が簡単に見られるらしい。

 だけどゴーグルをつけて、AVを見てというのは、なんだかめんどくさい気がするのだが。

 これを見ながら外を歩いたら、どうなるのかね。

 まあいい。今週も決定打に欠けて、引き分け。
(文=元木昌彦)

“紀州のドン・ファン”の哀しすぎる晩節……55歳年下妻の「夜の告白」と浮上する「自殺説」

今週の注目記事・第1位
「紀州のドン・ファンが本誌に語っていた“秘密”」(「週刊朝日」6/22号)
「新妻Sさん『夜の供述調書』」(「フライデー」6/29号)
「ドン・ファン怪死 家政婦の元夫を直撃&22歳妻の嘘を暴く」(「週刊文春」6/21号)

同・第2位
「新幹線殺人犯実父(52)語る『息子を捨てた理由』」(「週刊文春」6/21号)

同・第3位
「立派だったね、梅田耕太郎さん(享年38)」(「週刊現代」6/30号)

同・第4位
「五輪が危うい『小池百合子都知事』の『学歴詐称』騒動」(「週刊新潮」6/21号)

同・第5位「米朝首脳会談のウラで『消費税15%』背信の“日米合意”」(「週刊ポスト」6/29号)

同・第6位
「裏千家“大番頭”の『ワイロ授受』写真」(「週刊文春」6/21号)

同・第7位
「トヨタとソフトバンクが合併する日」(「週刊現代」6/30号)

同・第8位
「日大事業部『900億円』を操るアメフト部OBの黒幕」(「週刊文春」6/21号)

同・第9位
「巨人の一軍捕手が美女2人呼んで『全裸パーティ』」(「フライデー」6/29号)

同・第10位
「名医に聞いた『わが家の「常備薬」』」(「週刊現代」6/30号)

同・第11位
「『人間性も仕事も全然…俺はビートたけしを認めない!』」(「女性自身」6/26号)

同・第12位
「NEWS小山・加藤・手越と未成年ファンと“乱倫な日常”動画」(「週刊文春」6/21号)

同・第13位
「『大谷翔平』右ひじにメスで蒸し返される『二刀流批判』」(「週刊新潮」6/21号)

同・第14位
「EDを招く薬111種全実名」(「週刊ポスト」6/29号)

同・第15位
「ビタミンDでがんリスクが25%低下」(「週刊文春」6/21号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 大阪、京都で大きな地震が起こった。大阪は震度6弱というから阪神淡路大震災に次ぐ大地震である。

 まだ余震があるというが、熊本大地震の時は2度目のほうが大きかった。日曜日にも関東地方でやや大きな地震があったが、巨大地震発生はいよいよ近づいてきていると思わざるを得ない。遅まきながら、自分の寝ている部屋の片づけを始めた。

 さて、文春からいこう。文春によるとビタミンDを摂るだけでがんのリスクが25%低下するという。それもアンキモやイクラを食べずとも、お天道様の下を15分か20分歩くだけでビタミンDが生成されるというのである。日焼けが嫌な女性は、日陰の端っこで日光浴すればいいそうだ。やってみて損はない。

 このところと現代とポストは薬の話が多い。ポストは「飲んだら勃たない「降圧剤」「胃薬」「鎮痛剤」111種の実名を挙げている。

 これは日本性機能学会が発行している「ED診療ガイドライン」によるそうである。

 この中に、高血圧の薬、アムロジピンというのがある。これは降圧効果が強く、ED薬にも血圧を下げる作用があるため、原則的に併用は禁止されているそうだ。

 私はこの薬を長年飲んでいる。だからダメなのかと、なんとなく納得。このほかにも高コレステロール治療薬、鎮痛剤、うつや不眠症、胃薬にも勃起を妨げるものが数多くあるそうである。

 気になる方は読んでみたらいかがか。

 サッカーW杯が開幕したが、誰にいわせても、日本代表に望みはないようだ。その一番の理由を本田圭佑の「劣化」だという人が多いようだ。

 新潮で釜本邦茂日本サッカー協会顧問は、「いまの本田はW杯のような高いレベルの試合では通用しません」とにべもない。だが本田を評価している西野朗監督は「本田と無理心中するつもりなんじゃないですか」(釜本)。

 本田以上に心配なのは大谷翔平の故障である。右肘内側側副靭帯損傷で、これは「肘の側副靭帯の部分断裂だから、非常にまずいケガですよね」と新潮で大リーグ研究家の友成那智氏は顔をしかめる。

 いまはPRP(多血小板血漿)療法をやり、3週間後に判断するということだが、「治ってもしばらくは本調子になりません。今シーズンは投手としては無理だと思います」(友成)。

 こうなるとやはり二刀流は無理だったという批判が蒸し返される。だが辛口の張本勲氏も、肘だから走ることはできるから、下半身を鍛えろとエールを送る。「100年に一人の逸材」(張本)なのだから。

 先週、未成年に飲酒をさせていたことを文春に報じられ、「NEWS」の小山慶一郎が一定期間の活動停止、その場にいた加藤シゲアキには厳重注意という処分が、ジャニーズ事務所から下された。

 今週はやはり「NEWS」の手越祐也が、昨年12月下旬、六本木のバーで未成年と飲酒していた疑惑を報じている。

 手越といた女性2人は当時19歳と17歳の未成年だったという。文春の取材に両事務所の対応が全く違った。17歳の女性のいた事務所は、本人たちは一滴も飲んでいないといっているので信じるしかないが、18歳未満で深夜に出歩くことは都条例に反すると、あっさりクビにしてしまったのだ。

 ジャニーズ側は当然のことながら「ご指摘のような事実は確認されていない」と突っぱねた。

 文春によると、こうしたタレント連中に女を紹介する「女衒」のような芸能事務所社長や実業家というのがいるそうだが、ジャニーズは一度その実態を調べてみたらどうだろうか。

 次は女性自身から。

「なんであんな人があんなに買われるようになったのか。それはもちろん監督として外国でヘンに認められるようになっちゃったからなんだけど、そんなにすごい人物なのかと思う。まあ、個人の趣味だから大きな声では言えない話なんですけどね。僕はハッキリ言って嫌いです」

 発言の主は脚本家の倉本聰氏(83)。嫌いだという相手はビートたけし。日刊ゲンダイの連載『ドラマへの遺言』で話したことを、女性自身が取り上げている。私も同感である。

 以前にも書いたが、テレビのたけしの出ている番組を見ていても、滑舌が悪くて、私などは聞き取れない。

 映画監督や俳優としてのたけしも、私は買わない。少し評価するのはポストの連載コラムである。

 小説も意外に読める。この男は、やはり活字人間なのだ。直木賞でも目指して小説に本格的に取り組んだら、今のお寒いエンターテインメント小説の分野なら、ひょっとするかもしれない。

 先週に続いて現代は、医者がどんな薬を「常備薬」にしているのかを特集している。

 先週とあまり変わりはないが、風邪の初期には葛根湯エキス顆粒A、胃腸の調子が悪いときはガスター10か大正漢方胃腸薬、腹痛には正露丸がいいという。

 疲れ目の目薬はサンテメディカル12、水虫には1,000円程度で買えるラミシールATクリームがいいそうだ。

 虫刺されなどには、ベトネベートN軟膏AS。冬場の乾燥性皮膚治療薬にはウレパールプラスローション10だそうである。

 ところで先週の水曜日に、有楽町の外国特派員協会で第2回の大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞の授賞式があった。

 受賞者の森功さんに誘われ、久しぶりに出てみたが、懐かしい顔ぶればかりで、同窓会のようであった。

 読者賞の受賞者は元読売新聞の清武英利氏。主催者としてあいさつしたノンフィクション作家の後藤正治氏、坪内祐三氏、作家の江上剛氏、講談社の常務になった渡瀬昌彦さん、個人事務所を始めた加藤晴之さん、山口正臣さんなどと話す。

 森さんの『悪だくみ』(文芸春秋)は、加計学園問題を追ったノンフィクションだが、まだ進行中のものにノンフィクション賞を与えるというのは、私は寡聞にして知らない。

 だが、いいではないか。低迷するノンフィクションを盛り上げるためには、こうした話題作があっていいと思う。

 ところで、最近は大リーグの野球しか見ないが、かつての球界の盟主・巨人の凋落は目を覆いたくなる。

 グラウンドで精彩がないのに、夜の呑み会では仲間たちとバカ騒ぎをして、しばしば顰蹙を買うのだから、なおさら始末が悪い。

 フライデーは、6月11日未明、捕手の河野元貴(27)と、河野の後輩でプロ4年目の篠原慎平(28)が、知人たちと全裸パーティーを開いていたと報じている。

 しかも、その時のバカ騒ぎを動画に撮り、自分のインスタグラムの承認制アカウントに堂々とアップしていたというのだから、大バカ者である。

 巨人軍は2人を謹慎処分にしたが、もっと重い処分にしないとまた次のバカが出てくるのは間違いない。

 さて、日大アメフト部の不祥事で、次々に「伏魔殿」の闇が暴露されてきている。中でも外部委託業務などを一手に担う「日本大学事業部」が、田中理事長たちのカネを産む打ち出の小槌である。

 そこを牛耳るのがアメフト部OBの井ノ口忠男(61)という人物だというのは、多くの週刊誌で報じられている。今回文春は、年間10億円ともいわれる日大の広報予算の大半を握っている井ノ口氏の実姉が経営する広告会社に焦点を当てている。

 看過しがたいのは、宣伝・広報にカネをつぎ込んで、日大の広報は慢性的な予算不足に陥っているが、「そのため今年度から“広報関係業務共同化”の名目のもと、日大の学生から一人二千円、日大グループの高校生は五百円、中学生は三百円を目安に、いわば“人頭税”という形で広報予算を徴収し始めた」(文春)というのである。

 国や地方からの補助金、学生たちの授業料で甘い汁を吸ってきた「黒幕たち」を、このまま放置しておいていいわけはない。日大生よ立ちあがれ!

 このところ、自動車産業の黄昏を云々する本がよく出されている。田中道昭氏というマージングポイント代表が書いた『2022年の次世代自動車産業』(PHPビジネス新書)も、その一冊である。

 その田中氏とソフトバンクの社長室長だった嶋聡氏が現代で、トヨタとソフトバンクが合併する日について語り合っている。

 ここでは、田中氏のこの言葉だけを紹介しておこう。

「田中 ライドシェア(相乗り=筆者注)の会社は航空、鉄道、クルマ、自転車までをすべてITでくっつけようとしている。そうなるとその後は、アマゾンのような生活サービスや保険のような金融もくっついてくる。やがて自転車から飛行機まで月額料金1万円ですべて乗り放題なんてサービスも出てくるでしょう。
 次世代の自動車産業でもトヨタが覇権を握ろうとするなら、このライドシェアに自ら参入しようとするくらいの気構えが必要です。いやトヨタは日本の産業や雇用を守るという使命も背負っている会社なのですから、それ以上のグランドデザインを描かなくてはならない」

 こうなる前に、まだまだやるべきことはある。

 自動運転車の安全性だってまだ確立されていない。90年代、これからはあっという間にIT時代が来て、紙の本などなくなるといっていたのはマイクロソフトであった。

 それから20年経っても、デジタル書籍は紙の本や雑誌を追い抜けない。

 IT至上主義者のいうことなんぞ、話三分の一と思って聞いていればいい。

 ソフトバンクの孫正義の「野望」にやすやすと乗ると、バカを見るのはトヨタのほうであろう。私はそう考えている。

 文春が、茶道の裏千家に、組織を私物化し私腹を肥やしている人間がいると報じている。

 事務方のトップで事務総長のA氏と匿名にはなっているが、目前の袱紗の前でニヤリとしている写真(目線は入っている)が掲載されているから、その世界ではすぐわかる人物なのであろう。

 家元の十六代千宗室に信頼され、「家元宛の手紙を勝手に確認したり、決済印を勝手に押印したり、専横を極めています」(裏千家職員)と、“裏の支配者”になっているというのである。

 最上位の資格を取得する際には、家元の推薦が必要だが、この十数年、A氏がこの推薦の権限を握り、会員に対して、A氏が推薦する代わりに自分にも家元に収める挨拶料と同額を払えと要求しているというのだ。

 こうした家元制度のところではよく聞かれる「醜聞」だが、こうした話が出ること自体、裏千家・千宗室家元の恥ではないのか。

 トランプと金正恩の首脳会談の成否が喧しい。私は、圧倒的に金正恩の優勢勝ちだと思っている。

 時期もやり方も明言せずに「非核化」を認めさせた金に、トランプは早速、米韓軍事演習を止めると明言した。

 トランプにとって、金正恩と会って話しただけで、あとは良きに計らえで十分なのであろう。

 おそらく金は、朝鮮戦争が終結したら平壌にトランプタワーを作りたいとでもいったのではないか。

 そうすれば、アメリカは少なくとも、トランプが在任中は北を爆撃することができなくなる。

 そんな動きに大慌てしているのが安倍首相である。トランプが拉致問題を金に話したといい、金側は、拉致問題は解決済みといわなかったと報じられると、これこそ国民にモリ・カケ問題を忘れさせる好機だと、日朝会談に前のめりになってしまった。

 後先を考えない男である。拉致問題では、お互いに詰めなくてはならない問題が山積している。

 金正恩に会えたはいいが、残念ながらその人たちは今はもういないといわれたら、どうするつもりなのだろう。

 物事は、トランプのように拙速では事を仕損じるのだ。

 その上、ポストによると、トランプは、拉致問題をいったのだからと、これからの非核化についての資金援助を求められているだけではなく、原則防衛費はGDPの約1%から、NATO諸国並みの2%に倍増し、アメリカから戦闘機や空母を買えと要求されているというのである。

 日本はアメリカのATMなのだ。トランプのポチである安倍は、それに異を唱えることもできずに、唯々諾々と従うと、来年消費税を10%に上げても足りず、すぐ15%にするのではないかとポストは見ている。

 それに、たとえ15%に上げることを決めても、それを実施し、アメリカに莫大なカネを払うのは自分ではなく、次の政権だ。

 野党も、メディアも、ここで一度立ち止まって、安倍政権がやってきたことをじっくり検証してみる時期である。

 嘘と誤魔化しの政権運営は、もっときちっとした形で徹底的に批判されなければならない。

 戦後最悪の政権であることを、国民にハッキリわからせるにはどうしたらいいのか。衆知を集めて真剣に考えるときは今しかない。

 今、一人の嘘つき女を新潮が批判している。小池百合子都知事の「学歴詐欺」についてであるが、もともとの出所は今月の文藝春秋だ。ノンフィクション・ライターの石井妙子氏が、小池の売り物である「カイロ大学を首席で卒業」が偽りだと、当時同居していた女性に証言させているのである。

 カイロ大学側は昔から、メディアの問い合わせに「小池は卒業している」と答えているが、これを読む限り、父親が当時、かなり情報相などの要人に食い込んでおり、なんらかの“配慮”があったのではないかと思わせるものがある。

 新潮は説明責任を果たせという。首席というのは大いに疑問だが、カイロ大学が卒業しているという以上、小池がこれについて説明するとは思えない。

 だが、質問された小池は、卒業したことは間違いないが、首席というのは……と口を濁した。

 語るに落ちたのではあるが、これをもって知事から引き下ろすことができるかというと、無理であろう。

 さて、6月9日、東海道新幹線東京発大阪行き「のぞみ265号」車内で無差別乗客殺傷事件が起きた。

 女性2人にいきなり襲いかかり、凶行を阻止しようとした会社員・梅田耕太郎さん(38)が、ナイフで十数カ所を刺されて死亡した。

 逮捕されたのは小島一朗容疑者(22)で、犯行後、「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」と話しているという。

 小島のことは後で触れるとして、女性2人を助けようとして、刺されて亡くなってしまった梅田さんに、日本中から同情と、その勇気を称える声が上がっている。

 現代によれば、梅田さんは地元の小学校始まって以来の秀才といわれ、神奈川県の名門栄光学園を出て、東京大学の工学部に入学したそうである。

 がり勉ではなく高校時代はスポーツにも熱心で、大学でもテニスサークルの活動にも熱を入れていたという。

 その上、子どものころから正義感をもった人間だったと、小学校の頃を知る人間は語っている。

 父親は日本経済新聞の元取締役だったそうだ。東大を出て、大学院に進み、博士課程の特別研究員になっている。

 研究者として将来を嘱望され、プラズマ核融合での成果もあげているそうである。

 その後、京セラからSABIC、そしてBASFジャパンへと職場を移るが、謙虚で経歴をひけらかすこともなかったという。

 結婚した夫人は関西だったので、週末、関西に行っていたが、「一緒に暮らしたい」と同僚に話していたそうである。

 事件の日も、夫人が待つ兵庫に帰る途中だったという。

 栄光学園の教育理念は「Men for others」というそうだ。見ず知らずの他人を助けるために危険を顧みず、殺人者に立ち向かった梅田さんは、この理念を見事に実践したのである。

 惜しい人をなくした、そう思う。

 さて、では殺人者のほうはどんな人間なのか。文春によると、小島は両親、特に父親と折り合いが悪く、公立中学に進学するが、やがて不登校になってしまったそうだ。

 中二の時、新学期なので新しい水筒が欲しいといわれ、姉には新しい水筒、彼には貰い物の水筒を渡したら、夜中に、両親の部屋に押し入って来て、包丁や金槌を投げつけてきたことがあったと、父親が話している。

 これが決定的になり、母親が「父親との相性が悪くて困っている」と、自分が勤めている自立支援NPOに相談し、そこで預かってもらう。中学、定時制高校、職業訓練所に通い、在学中に取得した電気修理技師の資格を活かして、埼玉県の機械修理工場に就職し、独り暮らしを始めた。

 NPOの三輪憲功氏は、手のかからない子で、成績はオール5で4年かかるところを3年で卒業し、他人とトラブルを起こしたこともないと話す。

 機械修理会社の社員も、理解力が高く、人間関係も特に問題はなかったといっている。しかし翌年、小島は退社してしまう。

 再び実家で引き籠り状態になり、家出を繰り返すようになる。その後、社会復帰を目指して昨年11月から障害者支援施設で働き始めるが、1カ月もしないうちに「ホームレスになりたい」という理由で来なくなってしまう。

 昨年末から「自殺をする」といって家を出て、野宿をしながら長野県内を転々としていたそうだ。そして6月9日に凶行に及ぶのである。

 メディアの取材に、父親は息子のことを「一朗君」といって波紋を呼んだ。文春にも、「じゃあどういう言葉が正しいんですか。(記者から)『お父さん』と言われると、最初に出ちゃうのが『生物学上の生みの親』なんですよ」と答えている。

 虐待やネグレクトがあったのかという質問には、

「虐待はありえない。この(夫婦の寝室で暴れた)とき、うちの子がお巡りさんに『虐待を受けている』と言ったんですよ。でも、アザとかケガはないから(警察も信じなかった)。その日が、僕が決断した日ですよ。(息子への)教育を放棄した。彼のやりたいことをやらせましょう。外の空気を吸って自立を証明しろ、と」

 以来、法事などを含めて4回しか会っていないという。「親子関係はない」「父親のことは嫌いだったと思いますよ」「取材を受けることが僕の贖罪です」と、時折笑顔を見せながら父親は話したそうである。

 特異な親子関係といってもいいのかもしれないが、実は、息子は5歳の頃に児童保育所から発達障害ではないかと指摘されていたのだ。

 アスペルガー症候群は発達障害のひとつで、神戸連続殺傷事件を起こした少年Aなど、凶悪犯罪を起こす少年たちに多いなどと巷間いわれている。

 だが、私の友人で、この問題に詳しい草薙厚子氏は『となりの少年少女A』(河出書房新社)で、発達障害の少年少女が犯罪を起こす率は少なく、かえって被害者になる可能性のほうが高いと書いている。

 発達障害というのは「早期発見」と「早期治療」が重要で、家族だけで解決が難しい場合は、専門機関に相談しケアが必要。しかし、児童精神科医の数は全国でも60名程度で、主要大学にすら、こうした分野を担う講座が常設されていないという。

 小島容疑者の父親も、病名を聞いたのは息子が高校生のとき、妻から聞いたが、「なんて病気なの?」と聞いただけで終わっているようである。

 私が聞いているところでは、発達障害の人は優秀な人が多いそうだが、集団生活がなかなか難しい人も多いようだ。だが最近では、企業でも発達障害の人を積極的に受け入れ、活用するところが増えてきている。

 小島容疑者も成績はよかったそうだ。もし、両親が早期に、医師やそうした機関と相談して息子をケアしていれば、このような事件を起こすに至らなかったのではないだろうか。

 今週の第1位も、やはりこの事件である。先週も書いたように、紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏「怪死事件」は、やはり解決まで長引きそうである。

 50億円ともいわれる遺産。結婚して数か月の55歳年下の妻。月に10日ぐらい東京から通っているという60代の家政婦には、覚せい剤で逮捕されたことがある前夫がいる。

 野崎氏が亡くなる前には、彼が可愛がっていた愛犬が突然死んでいるのだが、覚せい剤で殺された可能性もあると、警察が遺体を掘り起こして調べている。

 さまざまな登場人物。「死ぬまでSEXすることが生き甲斐」と豪語していた野崎氏の話題性。

 多くのミステリーファンを巻き込み、謎が謎を呼び、日本中が注目しているが、真犯人は誰なのか、何のために殺したのか、今夜も眠れない。

 文春は、家政婦の前夫にインタビューしている。このX氏、和歌山県警の殺人課の刑事がきたことを認めている。

 社会部記者は、室内外に設置されている約40個の防犯カメラの解析が終わり、妻と家政婦以外の第三者の侵入や覚せい剤混入は考えられないと、捜査幹部はいっているそうだ。だが、捜査は長期化し、夏までかかるだろうともいっているそうである。

 現代の記者は、Sに改めて事件のことを聞いた。

 もちろん彼女は「自分はやっていない」といい、この家は誰でも簡単に出入りできたと、第三者の可能性を示唆しているのだ。

 防犯カメラについては、

「去年、強盗が入ったときも防犯カメラがうまく作動していなかった。GW中も社長の愛人らしき人たちが何人も出入りしていたし、知らないおばさんが家にいて『新しい家政婦です』って名乗られることもあった」

 このへんは、捜査を取材している記者とは見方が違っている。

 37億円ともいわれる相続についても、「正直そんなにないと思う、会社の経理の人も、赤字があるので整理したとしても10億円ぐらいじゃないかといっていた」とSが話している。

 ここでの注目点は、Sが、野崎との夫婦生活は、「夫婦関係というよりも介護」という感じだったと語っていることである。

 紀州のドン・ファンと謳われ、死ぬまでSEXの代表のように自著でも豪語していた野崎氏だが、どうやらその実態は「粉飾」されていたようである。

 週刊朝日オンラインでは、Sの「介護」の実態をこう書いている。

 通夜に出席した親族はこういっている。

「幸助は脳梗塞を2回やり、よちよち歩きの状態でそう先は長くない。身体障害者の手帳も持っており、覚せい剤なんかやるワケない」

 脳梗塞は1度目は軽いときもあるが、2度目は助かっても重い障害が残ることが多い。私の友人のノンフィクションライターも、2度目で手術して、リハビリを続けているが、身体も口も思うようにはならない。

 野崎氏の会社の従業員もこう語る。

「社長は病気のせいで年中、大も小もオムツに漏らす。オムツで吸収しきれなくなり、床やお風呂にこぼすこともあった。そのたび、家政婦や従業員に掃除させた。車を運転していても、ブーって漏らす。だから2階の社長の寝室は臭いがひどく、奥さんは『あんな部屋上がりたくない』『車で漏らして臭かった』と毛嫌いしていた。奥さんは次第に社長と住むのを嫌がり、月100万円の小遣いをもらうと、モデルの仕事が入ったと東京にさっさと帰っていた」

 自著に、バイアグラなんか飲まないでも日に3回は新妻とできると書いていたのは、どうやら彼の“願望”だったようである。

 フライデーのインタビューでもSは、「(野崎氏と)セックスは1回もしていない」と話している。

「昨年末に出会い、2月に入籍しましたが、結婚前からセックスはしたことがありません。社長の名誉のために言いますが、オンナ好きだったことは間違いありません。
 でも私が出会った頃にはもう、社長はできなくなっていたんです。もちろん、ベッドに呼ばれることは何度も何度かありました。ただそれも、『手を握っていて』とか『一緒に寝て』とか『ほっぺにチューして』と言われるだけで、セックスを求められたことはありません。
 一度だけ、『抜いて欲しい』と頼まれたことがあったので、『頑張るね』と言って手でしたことがあるんですが、それでもダメで、『社長、やっぱり歳だよ』と言ったら『そうか』と」

 哀しい話ではないか。身につまされて涙が出る。

 こうしたことを含めて、ここへきてにわかに「自殺」ではないのかという見方もささやかれているようである。

 女とSEXすることだけが生き甲斐だった男が、自分の意のままにならない萎びたムスコをじっと見て、生きていても仕方がないと自ら死を選んだのではないかというのだ。

 今は、注射一本打てば24時間勃起し続けるED薬もあるそうだが、日に3回がノルマ、SEXするために稼いできた男にとって、そんなものまで使ってSEXするのは、これまでの自分の人生を全否定するようなものだったのかもしれない。

 警察は、何十本もあるビール瓶を調べて、覚せい剤が付着していないかと調べているそうである。

 殺人、それも妻と家政婦に絞り込んでいるそうだ。

 意外に単純な事件なのか、それとも二重三重に伏線が張られている複雑な事件なのか。

 全面解決には、まだまだ時間がかかりそうである。

【巻末付録】

 まずは現代から。巻頭は「独占掲載 女優・原節子の『秘蔵写真』」。もちろんヘア・ヌードではない。

 少しバタくさいが美人である。あの頃の監督の小津安二郎、俳優の佐野周二、みないい男である。

 先日、北鎌倉へ遊びに行った。作家・立原正秋の住んでいた梶原という地を、化粧(けわい)坂を登って、行ってみた。

 立原が時々顔を出したそば屋で、往時を知っているおばあさんから立原の話を聞いた。

 小津の映画なら、このそば屋のおかみは原節子だろうな。北鎌倉は今でも、原節子がひょっこり顔を出しそうな、そんな雰囲気が至る所にある。

 後半は「挑発ランジェリー 板野友美」。可愛い子である。「人気アイドルグループ『夢見るアドレセンス』メンバー 京佳」。袋とじは「現役アイドルがうっかり『素人ナンパAV』出演 衝撃映像を“顔出し”徹底検証」。この子は、国民的アイドルにいて、今は一流ファッションモデル誌のモデルとして活躍している、あの子ではないかと検証したというのである。

 それも間違いなく本人だそうだ。私にはまったくわからないが、そのファッション雑誌のグラビアを一緒に付けてくれればいいのに。

 ポストは、前半、「『“独り飯”が寂しいです』ユン・チェヨン」「河合奈保子」。もちろんヘア・ヌードではない。

 後半は「垂涎のヒップライン 窪真理」。お天気お姉さんとして愛され、今は女優だそうだ。

 袋とじは「VRエロ動画入門」。最近はバーチャルリアリティのエロ動画が簡単に見られるらしい。

 だけどゴーグルをつけて、AVを見てというのは、なんだかめんどくさい気がするのだが。

 これを見ながら外を歩いたら、どうなるのかね。

 まあいい。今週も決定打に欠けて、引き分け。
(文=元木昌彦)

眞子さま“箱根湯本へ1泊旅行”で小室圭さんとの別れ決意か? もう6カ月もデートなし……

今週の注目記事・第1位
「スクープ写真 通夜の席で若妻は笑っていた! ドン・ファンが漏らしていた若妻と家政婦への『疑念』」(「週刊現代」6/23号)
「紀州のドン・ファン覚せい剤怪死22歳妻と謎の家政婦」(「週刊文春」6/14号)
「実母も結婚を知らなかった『悲劇の幼妻』プロファイル」(「週刊新潮」6/14号)
「新妻・Sさん『私は警察に疑われている』」(「フライデー」6/22号)

同・第2位
「『私は内田前監督に裏金1500万円を渡した』」(「週刊文春」6/14号)

同・第3位
「NEWS小山慶一郎・加藤シゲアキが未成年女子に『飲み干せ!』音声」(「週刊文春」6/14号)

同・第4位
「眞子さま覚悟を決めたお忍び箱根女子旅」(「女性セブン」6/21号)

同・第5位
「『鉄柱しがみつき男』は慶應卒の元エリート銀行員だった」(「週刊現代」6/23号)

同・第6位
「あの看板女子アナも被害者だった!? テレ朝『セクハラ調査』のブーメラン」(「週刊ポスト」6/22号)

同・第7位
「世論を怖れて不起訴を釈明した『女特捜部長』」(「週刊新潮」6/14号)
「特捜検察が官邸に屈した日 森功」(「週刊ポスト」6/22号)

同・第8位
「元巨人『笠原』が袖を濡らした『Gユニフォーム』接客」(「週刊新潮」6/14号)

同・第9位
「稀勢の里のマンションに連泊したスレンダー美女」(「週刊新潮」6/14号)

同・第10位
「名医20人が自分で買って飲んでいる『市販薬』」(「週刊現代」6/23号)

同・第11位
「食べてはいけない『国産食品』実名リスト 第4弾」(「週刊新潮」6/14号)

同・第12位
「有働アナの後継『桑子真帆』がバースデー離婚の深いワケ」(「週刊新潮」6/14号)

同・第13位
「あなたの知らない『ねこ背』のリスク」(「週刊文春」6/14号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は紀州のドン・ファン事件で持ち切りである。だが、ポストはこの事件にあまり関心がないようだ。

 相変わらず、巻頭は「やってはいけない老後対策」。ドン・ファン事件も扱ってはいるが、ワイドの1本という破格(?)の小ささである。

 もはやポストは、週刊誌であることを自ら捨てたのであろう。いっそ隔週刊誌にして、老人が直面している諸問題に特化した誌面づくりをしたらどうだろう。

 さて、まずは文春から。私はねこ背である。文春によれば、首ねこ背のようだ。ねこ背になりやすい習慣のほとんどが当てはまる。

 座り時間は1日5時間以上、スマホはそれほど使わない、PCとの間は30センチも離れていないが、脚を組むことが多い、10センチより少し高い枕を使っている、ソファにはよく座る。

 ねこ背になると、首や肩などの筋肉に負担がかかり、その結果、筋肉が縮んで硬くなり、筋内繊維の中の血管が圧迫され、血流が悪化する。

 そのために肩こりや腰の部分の背骨である腰椎にも影響が及び、腰痛が起こり、ひどい場合は手足のしびれや痛み、さらには坐骨神経痛になるというのである。

 持病でぎっくり腰がある人は、ねこ背を改善することでよくなるという。私は今年の始めにひどい脊柱管狭窄症になって2カ月歩くことができなくなった。首ねこ背は、首が前に出ているので、誤嚥性肺炎を引き起こす確率が多くなるというから、早速なんとかしなくては。

 改善するには正しい姿勢を意識することが大事。胸を張るようにぐっと背筋を伸ばし、顎を引く。さらに肩を少し後ろに引く。そこからゆっくりと力を抜いて、頭からかかとまで一本の筋が通っているような姿勢を保つ。

 ねこ背は、呼吸も浅くなるから、深呼吸をするといい。早速、背もたれが後ろへ倒れる椅子ではなく、背もたれが動かない椅子に変えてこの原稿を書いている。二度と脊柱管狭窄症の痛さを味わいたくないから。

 私もよく見ているNHKの『ニュースウオッチ9』の桑子真帆アナが、結婚1年で破局していたそうだ。新潮によれば、夫だったフジテレビの谷岡真一アナが出ているのは朝番組だから、すれ違いが多く、またそれをいいことに、谷岡アナは合コンに参加したり、フジテレビ局内に親密な女性がいることを桑子に知られ、夫婦関係が壊れたそうである。

 5月末にサンスポがスクープしたそうだが、見ている限り、桑子の表情は変わらない。いまやポスト有働の最右翼という自信がなせる業か。
 逃がした魚は大きい。谷岡はそう思って後悔しているのだろうか。

 食べてはいけない国産食品を連載(第4弾)している新潮によると、日本人の主食がコメからパンに移ったのは2011年だそうだ。

 だが、パン、それも菓子パンの多くにはトランス脂肪酸という体に悪影響を与えるものが含まれているというのである。ハーバード大学が8万人の女性を追跡した調査では、トランス脂肪酸を最も多く摂取した女性は最も少ない女性と比べると、心筋梗塞を起こす危険性が約3割も高いという。

 さらにはガンへの影響もあるそうだ。アメリカではこの6月18日から、事実上使用禁止になり、7月には台湾、9月にはカナダでも使用禁止になるという。

 トランス脂肪酸が入っているトップ30には、普通の食パンは入っていない。私が好きなフランスパンもないようで、ホッとしている。

 10位は現代の巻頭特集。名医が自分で買って飲んでいる市販薬を上げているが、これはなかなかいい企画である。

 風邪薬や胃腸薬などは私もよく買うが、どれがいいのかよくわからない。薬局は、だいたい儲けの多い薬を表に出し、いま一番売れているなどと書いているが、どうも素直に信じる気にならない。

 だいぶ前に、知り合いの医者に、風邪で喉が腫れたり頭が痛いときには何を飲むのか聞いたことがあった。

 すると、よほどひどくないときはロキソニンを飲んでますね。治りはしないけど、痛みは和らぐし、飲み過ぎなければ胃にも負担がかからないし、重宝していますよ。

 以来、ロキソニンを大量にもらって、腰の痛みなどにも使っている。

 ここでも鎮痛、解熱にロキソニンSがあり、湿布薬にもロキソニンSテープがある。

 風邪薬にはツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A、胃腸薬にはガスター10やパンシロンGなどが載っている。

 花粉症やアレルギーには、アレグラFXやクラリチンEXなどがある。安心して薬を飲みたい方は、読んでみるといい。

 新潮が、7場所連続で休場している稀勢の里横綱が、スレンダー美人を自分のマンションに2連泊させたとグラビアページで報じている。

 小人閑居して不善をなす。諺通りのことをやってくれるね。

 野球賭博で球界を追われた笠原将生(27)元巨人軍投手が、新宿・歌舞伎町のホストクラブで働いていると、やはり新潮が報じている。

 それも巨人当時のユニフォームを着て、バースデーイベントをやっていたというのである。

 グラビアページに客とVサインをしている笠原が写っている。こういう体はドデカいが童顔の男に惚れて通う女性はいるようで、なかなかのモテようである。

 ユニフォームを勝手に使われた巨人のほうは怒り心頭だろうが。

 昨今、だらしない人間がやたらと目立つが、大阪地検特捜部初の女性部長になった山本真千子も同様である。財務省の決算文書改ざんについて、佐川宣寿をはじめとした38人全員をシロにし、不起訴にしてしまった。

 その上、世論を怖れてだろう、異例の釈明会見まで開いたのに、内容は差し控えるというばかり。

 結局、検察というところも、政治的な縛りから逃れられないということを自ら立証して見せただけに終わった。

 新潮で若狭勝元東京地検特捜部副部長がいっている。

「ズルズルと尾を引いていくと、自民党総裁選に影響を及ぼすことになる。それを防ぐための、政治マターの不起訴の匂いがする」

 ポストでノンフィクション・ライターの森功が、やはり「政治判断の捜査終結という以外に言葉が見当たらない」と書いている。

 その理由は、「仮に佐川を逮捕・起訴すれば、少なくとも公判の中で、なぜ犯行に手を染めたのか、誰の指示があったのか、それらを明らかにしなければならない。換言すれば、大阪地検はそれを避けたともいえる」。検察まで安倍に忖度では、この日本、真っ暗闇ではないか。

 昨夜、そう考えていたら、10時過ぎに新潟県知事選の結果が出た。思わず「新潟負けた! 日本も死んだ!」と叫んだ。

 差はわずかとはいえ、自民、公明の支持を受け柏崎刈羽原発の再稼働に動くであろう花角英世を当選させてしまった。

 せっかく、森友学園・加計学園問題で嘘をつき通している安倍を追い詰めるチャンスだっただけにと、地団太を踏んだ。

 新潟の有権者には悪いが、この選挙結果が崩れかけていた安倍政権の息を吹き返させ、もし総裁選で安倍が三選を果たしたら、後々まで悔いの残る「選択」として記憶されることになるかもしれない。

 高額の所得を得ている会社員だけではなく、ほとんどの勤め人が果てしない残業を強いられ、過労死する人間が続出する。カジノ開設により、ギャンブル依存症が日本中にまん延し、借金を抱えて強盗や殺人事件が続発する。近々必ず来る巨大地震で、再び原発事故が起き、日本の半分以上の県で人が住めなくなる。憲法改悪で、徴兵制が復活する。沖縄は核実験場として、アメリカの統治下に置かれる。こんな悪夢が現実になる日が来る。

 先日、『地図から消される街 3.11後の、「言ってはいけない真実」』(講談社現代新書)を書いた青木美希朝日新聞記者と話した。

 彼女は朝日新聞の評判になった連載「プロメテウスの罠」で、手抜き除染の実態などをスクープして3度の新聞協会賞を受賞している。

 この本には、いまだに除染作業が一向に進まないことや、それなのに国と自治体は、避難解除をして避難者たちの気持ちを無視して、帰還させようとしていることなど、当事者の証言で裏付けしている。

 だが帰還率が4.3%しかないところもあり、自治体も帰還者の人数を公表しなくなってしまった。

 子どものために地元を離れ、他郷で暮らす母子避難者たちの多くは、夫婦仲が壊れ、地元民からは「裏切り呼ばわり」され、追い詰められて自殺する者までいる。

 年間1ミリシーベルト以下というのを、なんの根拠もないまま年間20ミリシーベルトまで“大丈夫”だといわれ、帰らない奴は非国民とでもいうように、補助金を打ち切り、避難者たちを見殺しにしている。

 会うなり、彼女にこういった。「これを読むと、怒りというヤワなものではなく、国に対して“殺意”を抱きます」。日本人という生き物は、忘れてはいけないことさえ、簡単に忘れてしまう。

 福島に続き、新潟がそうならないという保証はない。それなのにこういう選択をするのか。絶望はしないが、日本という国がどんどん嫌いになっていく。

 閑話休題。福田前財務省事務次官のセクハラを告発した女性記者が所属していたのはテレビ朝日だったが、そこが問題発覚後に、社内で緊急アンケートを実施したという。

 ポストによれば、そこには、「2人で食事に誘われ、抱きつきやキスを求められる」「お酒の席でホステス的な扱いを受ける」などのセクハラ告発が出てきたと、テレビ朝日の労働組合が『組合ニュース』に掲載した。

 しかも、女性の回答者126人のうち、(社外関係からセクハラを受けた)というのは43人で34%なのに、「社内関係者からセクハラを受けた」という回答を寄せたのは71人で56%にもなったというのである。

 女性の敵は社内だった。独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が25~44歳の女性労働者を対象にしたアンケートによると、セクハラの経験者は28.7%で、社内関係者からのセクハラはテレビ朝日の約半分だという。

 テレビ朝日が多いのか、テレビという職場にはそういう輩がもともと多いのか、女子アナたちの声を聞いてみたいものである。

 さて、6月2日に、千葉県千葉市花見川区のJR総武線幕張本郷駅の駅舎を支える鉄柱から、消防のレスキュー隊員が、鉄柱につかまりパンツ姿でぐったりしている中年男を抱え降ろしている姿が、テレビのニュースで映し出された。

 なんでもこの男、車内の女性客に痴漢行為をして、駅員に駅舎の2階にある事務室に連れていかれたのだが、隙を見て逃げ、ホーム上にある駅舎から飛び降りようとしたが、高さにおののいて果たせず、鉄柱にしがみつき、そのままいたところを発見されたそうである。

 建造物侵入容疑で現行犯逮捕されたのは家田慎也容疑者(51)だという。

 現代はこの男のことを追いかけ、記事にしている。現代の目の付け所はいい。

 それによると、この家田、慶應大学を出て1990年にはみずほ銀行に就職したかつてのエリートだったという。

 だが、その後、どういう理由か分からないが、2008年にみずほを退職してから人生が狂っていったようだ。

 流通大手のイオングループに転職したといっていたらしいが、そこも5年足らずで退社し、整体院グループを経営する会社に就職したが、そこも退社しているそうである。

 そこを退社する前に、JR成田線の車内で熟睡している女性に抱きつき、現行犯逮捕されているが、その時も現場から逃げたという。

 家田には痴漢だけではなく、抱きついた女性から財布を盗むなどの窃盗癖もある。今は古びたマンションの一室でマッサージ屋をやっているそうだが、彼の友人は、開店休業のような状態ではなかったかと話している。

 女房にも愛想を尽かされ、娘を連れて出て行ってしまった。元エリート銀行員の成れの果てというには、あまりにも侘しい人生ではある。

 ところで宮内庁がHPに、最近の秋篠宮眞子さんの婚約延期を巡る報道に対して抗議の文章を発表して話題になっている。

 特に、美智子皇后についての報じ方が間違っていると、強い口調で批判している。

 今週の女性セブンが、6月3日から1泊で、眞子さんが学習院高等科まで一緒だった親友3人と、箱根湯本へ旅行に行ったことを報じている。

 表情は明るく、しかも、帰宅する6月4日には、秋篠宮夫妻が公務のためにハワイへ行く直前だったこともあり、「“外泊許可”が出たというのは、眞子さまとご夫妻の間で、何かしらの“進展”があったのではないでしょうか」(宮内庁関係者)と推測している。

 論調は、眞子さんは小室圭さんと別れる覚悟を決めたというものである。眞子&圭の外でのデートは6カ月もないというが、月に1度は、今でも小室圭さんは秋篠宮家を訪ねて、眞子さんと話しているそうだ。何があっても「結婚する」という覚悟を決めたということもあり得るのではないだろうか。

 このところジャニーズ事務所の所属タレントたちの不祥事が止まらない。今週文春は、カラオケバーで、「NEWS」の小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(30)が、未成年の女性に「酒を飲み干せ!」と一気飲みさせていたことを報じている。

 小山は、明治大学在学中の03年にデビューしたジャニーズきっての知性派アイドルで、14年からは『news every.』(日本テレビ系)でMCを務めている。

 文春によると、この「NEWS」というグループ、これまでも未成年飲酒などの不祥事が続出して、当初9人だったのが現在は4人になってしまっている、いわくつきの中年アイドルグループだそうだ。

 その女性に年を聞いたが、20歳だと伝えられたというが、そんなことはいい訳にはならない。

 事務所は早速、小山については「一定期間の活動自粛」、加藤は「厳重注意」の処分を科すことを発表した。

 ジャニーズ事務所の崩壊近しを思わせる、不祥事ノンストップ現象である。

 今週の文春の巻頭は「私は内田監督に裏金1500万円を渡した」という日大アメフト部OBの告発である。

 このA氏は、内田が監督に就任して間もなくの03年、生活に苦しいアメフト部の学生の面倒を見なければという理由で、裏金の捻出に協力してほしいといわれたそうだ。

 実際その頃は、内田が選手の授業料を立て替えて苦労していたので、彼は「男気」を感じて協力したという。

 Aは当時、並行輸入などの形でスポーツ関連用品を仕入れる会社をやっていた。手口はこうだ。日大運動部の物品納入や合宿所の建設などの窓口になっていたB社を元請けにし、Aが仕入れ業者を選定して、日大に90万円で納入する場合、Aの会社が50万円で仕入れ、B社には80万円で卸して請求書を回す。Aが得る利益の30万円のうちの20万円を裏金にして内田に渡す。

 実際に、Aが示した通帳のコピーがタイトル下に載っている。平成16年に60万円、平成17年に53万円を内田に送金したとある。

 その後、さらなる裏金の要求が内田からあり、そうしたカネを使って田中理事長の覚えがめでたくなり、出世の階を上っていった。

 だが、そのうち、靴やスーツなどが高級ブランドに替わっていって、Aは、自分が渡した裏金は何のためだったのかという思いが湧いてきたというのである。

 実は、昨年10月に日大職員が、アメフト部の内田監督が裏金工作をしており、詐欺罪にあたると、警視庁に刑事告発をしていたのだ。

 内田に都合よく利用されたと気付いたAも、裏金を銀行に振り込んだ記録などを含めて、警察当局に話し、現物も渡したというのである。

 もちろん傷害事件の捜査も進んでおり、内田は、違法タックルなどの指示はしていない、今回の件ははめられた、恨みを持つ者が仕組んだと開き直っているそうだが。

 また、諸悪の根源というべき田中知事長は、第三者委員会の調査結果が出ても、会見を行う気はさらさらなく、早稲田大学が起こしたスーフリ事件などを引き合いに出し、「あれだけの重大事件でも理事長は出てこなかった」(日大関係者)と、今回の事件もとるに足らない事件であるかのような態度だそうだ。

 このほかにも、ノンフィクション・ライターの森功が、日大の常務理事が「裏金3800万円で訴えられている」とレポートしている。

 やはり文春が、誠意なき謝罪と両大学ともに危機管理学部を持っていることを取り上げ、加計学園と日大はソックリだと書いている。

 加計の教職員らの組合が「(愛媛県などに)虚偽の説明をしたことは、自治体や国民への重大な背信行為。教育機関としても許されない」と学園執行部を批判する声明を出した。

 学園職員がこう批判する。

「二人が面会していないなんて、加計の人間なら誰も信じません。嘘をつき通すことは、たった一人のために学生やOB、何十万もの人、故郷を捨てるようなもの。理事長が正直に認めて、安倍さんが辞めなければ学園はもう立ち直れません」

 今年1年を表す漢字は「嘘」で間違いない。

 今週の第1位は、現代、新潮、文春、フライデーが挙って取材を競っている紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏の怪死事件に与えたい。

 中でも現代は、グラビアで通夜の席の若妻が笑っている写真や、棺の写真、野崎氏が死んでいた寝室のソファの写真まで掲載している。

 元現代OBとしては、久々の現代の頑張りは嬉しい限りである。

 野崎氏の死因は、覚せい剤摂取によるショック死。

 警察が55歳年下の新妻や、月に10日ばかり通ってくる60代のお手伝いさんたちにも事情を聴き、妻の東京の住まいにもガサをかけた。

 お手伝いが気をきかせて野崎の家を留守にし、新妻と野崎の2人しかいなかったといわれる。夕食後、相撲中継を見た野崎氏が2階に上がり、8時ごろに物音がしたのを妻が聞いたという。

 その後、お手伝いが戻り、10時ごろ妻が2階に上がると、野崎氏が全裸に近い姿でこと切れていた。

 この状況では、一説には50億円ともいわれる遺産の多くをもらうことになる妻が疑われるのは致し方なかろう。文春で、北海道に住む彼女の母親は、娘が結婚していたことは知らされていなかったと語り、こういっている。

「でも、どう見たって娘が怪しいですよね」

 この事件、新潮が先週スクープして大騒ぎになったが、発売日が違っていれば、現代のスクープになっていたに違いない。

 ドン・ファン氏と極めて親しい記者が現代にいて、死ぬ少し前に、彼と電話で話し、葬儀までを取り仕切っていたことは先週ここで紹介した。

 彼女のことは自分の孫のような妻を可愛がっていたそうだが、2人のこんな会話を記者は聞いたそうである。

「離婚はいつも考えていますよ。前の奥さんは2億円の慰謝料をもらったんでしょ。じゃあ私も最低同額はもらわないとね」

 すると野崎は、「離婚訴訟の裁判ではせいぜい350万円ほどですよ」と答えていたそうだが、この頃から微妙な変化があった可能性はあると、先週、記者は書いていた。

 何しろ、話といえばカネのことばかりだったようだ。

 文春は、お手伝いさん(文春は家政婦)に野崎氏は、死んだら4000万円譲るといっていたという。また、彼女が六本木にダイニングバーをやっていた頃、婚姻関係にあった夫が覚せい剤で2、3回逮捕され、離婚したと報じている。彼女は嘘発見器にかけられた。

 さて、いち早く事件を報じた新潮は、今週は、野崎氏の妻の実名と顔写真、お手伝いの顔写真をグラビアページに掲載している。

 その上、結婚する前の妻は派手好きで、少なくとも2本のAVに出演していた。野崎の会社の従業員たちは、そのAVデータを携帯に入れたまま警察に押収されていたと報じているのである。

 フライデーも渦中の新妻にインタビューしている。目新しいことはない。警察からの聴取は7回。警察は聴取の際、「殺人容疑として捜査している、家にいたのはあなたと家政婦だけなんだから、疑うのは当然だ」といわれた。

 夫が亡くなって1週間後に、13時間も拘束され、嘘発見器にかけられたという。「質問にはすべて“いいえ”で答えて」といわれ、「覚せい剤を食べ物に混ぜましたか」「風邪薬として飲ませましたか」と、覚せい剤に関する質問ばかりを聞かれたそうだ。

 彼女は、「潔白を証明できるならいくらでも捜査に応じる」といい、「結婚すれば毎月100万円渡すといわれたのが嬉しくて結婚した私が、やるわけはない」「私も、当日いたお手伝いさんも絶対に殺していません」と主張している。

 さて、現代にいこう。グラビアページには、後ろに野崎氏の遺影が見える通夜の席で、家政婦と妻が並んで座っている。

 手前には鮨が入った折があり、ウーロン茶が何本か置かれている。まだ通夜の始まる前であろう。

 妻が家政婦に話しかけている。目線があるので、家政婦の様子は分からない。妻のほうは確かに唇が綻んで、笑っているように見える。

 わずか数カ月結婚していただけだから、悲しめというのは無理があるかもしれないが、少なくとも、死者を悼んでいるという雰囲気は感じられない。

 本文へいこう。6月4日、東京にあるマンションから和歌山に帰るS(妻のこと)を、羽田空港で大勢のマスコミが取り囲んだ。

 そこで彼女は、「もういいかげんにして、私は犯人じゃない」といい、スマホで撮影している記者のスマホを取り上げ、地面に投げ捨てたという。

 普段はおっとりしている彼女がこうしたことをするのは、相当イライラがたまっているのではないかと、記者は見ている。

 この事件には大きな謎がいくつかある。覚せい剤を誰がどこから入手したのか。死亡推定時間は21時だが、20時に2階で物音がして22時に遺体を発見しているが、その時は死後硬直で身体がカチカチだったというが、硬直が早すぎないか。

 野崎氏が娘のように可愛がっていた愛犬が突然死んでいるが、これとの関係はどうなのか。

 件の記者によれば、Sと結婚しても、野崎氏は常連の高級交際クラブで女性を紹介してもらって遊んでいたという。

 それはSも承知していて、野崎が愛人から来たメールを見せていたこともあったという。そこには、「アホ、バカ、死ね、この短小包茎!」。

 Sは、北海道札幌の高校在学中からすすきののガールズバーに勤めていた。卒業と同時に独り暮らしを始め、市内の美容専門学校に通いながらホストクラブにはまっていたという証言もあるそうだ。

 海外旅行などにも行っているそうだが、それだけのカネをどうして稼いだのか。私生活には謎が多いようだ。

 また家政婦にも警察は疑いの眼を向け、六本木にある彼女のマンションも家宅捜索している。

 野崎と彼女との付き合いは20年以上になり、10日ほど田辺の家に来て、野崎の世話をしていた。手当は1万円だったのが、最近1万5000円になったそうだ。

 野崎という人物、女とやることにはいくらでもカネを出すが、他にはあまりカネを使わないタイプと見える。

 家政婦の娘と結婚させてくれと、彼女にいっていたそうだが、「あんな助平ジジイはダメって断っているのよ」と苦笑いしながら、記者に話したという。

 先にも触れたが、この家政婦の元夫は覚せい剤で4回も逮捕されているそうである。

 また、愛犬が死んだときは家政婦に対して、「お前が、イブを殺したんだ!」と怒鳴ったそうである。

 だが、記者とSと家政婦で話した時、家政婦はこういったという。

「私を疑わないでね。ホントにやっていないんだから。私が社長を殺しても財産が入るワケでもないし。Sちゃんは入るけどねえ~」

 記者はSに改めて事件のことを聞いた。

 もちろん彼女は「自分はやっていない」といい、この家は誰でも簡単に出入りできたと話す。

 第三者の可能性を示唆するのだ。

 防犯カメラについては、

「去年、強盗が入ったときも防犯カメラがうまく作動していなかった。GW中も社長の愛人らしき人たちが何人も出入りしていたし、知らないおばさんが家にいて『新しい家政婦です』って名乗られることもあった」

 37億円ともいわれる相続については、正直そんなにないと思う、会社の経理の人も、赤字があるので整理したとしても10億円ぐらいじゃないかといっていたと話す。

 ということは、早くも相続がいくらになるのか、聞いているようだ。

 野崎との夫婦生活は、「夫婦関係というよりも介護」という感じだったという。

 記者が、あなたが事件に関係していることは?

「それはないです。でも(家宅捜索で)変なものが出てこないか怖い」

 和歌山県警は、捜査対象を妻と家政婦に絞っているようだ。だが、殺せば自分たちが疑われることは間違いないのに、やるだろうか。

 11日、妻や親族に対する取材について、弁護士から「慎重な対応」を求めるFAXが送信されたとデジタルデイリーが報じている。

 FAXには「『野崎幸助氏の妻から各報道機関による取材・報道に関し、依頼を受け代理人に就任いたしました』という弁護士事務所が送信。特に妻に対する過熱報道に『本人も心を強く痛めて』いる状態であるとし、『夜中に本人の家族の自宅に来て取材を申し入れる等の行きすぎた取材や、憶測に基づく記事・報道による名誉侵害、肖像権の侵害が多数散見されております』」と書かれているという。

 今後の行きすぎた取材については「法的措置も含めて、厳重に抗議」するとしているそうだ。

 野崎氏は元々金貸しで儲けた人だけに、恨みを持っている人間は少なからずいるのではないか。いいミステリーならば、思いもかけない犯人が出てくることになるのだが、この結末いかがなりますやら。

【巻末付録】

 現代は、「実録官能小説 痴情の楽園」。こういうもので興奮する読者がいるのだろうか。私には昔から疑問なのだが。

「過去最大のセクシーショット連発! 佐野ひなこ 最高のボディ」。ヘア・ヌードはないが、なかなか可愛い子だ。

「ドキュメント・グラビア 濡れる女 春菜めぐみ(27)」。袋とじは「『昭和30年代生まれ』に贈る 青春ブロマイドBOOK」。アン・ルイスやフラワー・メグ。懐かしいけどね。

 ポストは、「英誌&本誌が調査 最高のセックスシンボル124人」。1位がガル・ガドッドだって。映画『ワンダーウーマン』でブレイクしたそうだが、私にはちょっと。2位はエミリア・クラーク。映画『ゲーム・オブ・スローンズ』の王女役で注目されたそうだが、これも未見だし、私のタイプではないな。

「女優で時代が甦る 大竹省二と『女』たち」。八千草薫がいいね。袋とじは「ロシアより愛をこめて」。ロシアW杯を記念したロシア女性33人の裸。

 だいぶ前になるが、ロシア(当時はソ連)のモスクワで1週間滞在していた時、ロシアの女性と知り合い、彼女のアパートへ行ったことがあった。

 20代前半の美人。全身抜けるような肌の白さがとても印象に残っている。

 というわけで、今週はどちらも日本代表のサッカーみたいに決め手不足で引き分け。
(文=元木昌彦)

アメフト危険タックル問題があぶり出した「日大」という組織の深すぎる闇

今週の注目記事・第1位
「『紀州のドン・ファン』怪死で疑われた『幼妻』の供述調書-50億円相続人」(「週刊新潮」6/7号)
「若妻は私に『いますぐ2億円の現金を』と要求-紀州のドン・ファン不審死」(「週刊現代」6/16号)

同・第2位
「嘘つきは安倍晋三の始まり-捏造、隠蔽を暴く!」(「週刊文春」6/7号)

同・第3位
「中村知事は本気だ、加計学園の倒産もある『補助金』『撤回計画』」(「週刊現代」6/16号)

同・第4位
「内田逮捕Xデー、日大『暗黒のブランド』」(「週刊文春」6/7号)
「日大の断末魔」(「週刊新潮」6/7号)

同・第5位
「中曽根大勲位、安倍へ『百寿の苦言』-任期が長くても名宰相になれない理由」(「週刊ポスト」6/15号)

同・第6位
「振り出しに戻る米朝その先のシナリオ」(「ニューズウイーク日本版」6/5号)

同・第7位
「市販の『かぜ薬』で認知症になる-イギリスの最新論文に医療界が激震」(「週刊現代」6/16号)

同・第8位
「勝間和代(40)×同棲美女恋人(40)愛と性を語る」(「女性セブン」6/14号)

同・第9位
「日本大学の解剖/田中が内田を切れない事情、70億円を生む株式会社日本大学」(「週刊ポスト」6/15号)

同・第10位
「有名企業の採用担当者に聞く『日大の宮川くん、御社なら採用しますか?』」(「週刊現代」6/16号)

同・第11位
「キムタク一家は芸能界の『王様一族』になるのか」(「フライデー」6/15号)

同・第12位
「食べてはいけない『国産食品』実名リスト・第3弾」(「週刊新潮」6/7号)

同・第13位
「呆れた『京都府議』に費やされる税金-愛人鉢合わせ事件に公費流用!」(「週刊新潮」6/7号)

同・第14位
「ベテラン臨床医が薦める『安くて効く薬』」(「週刊文春」6/7号)

同・第15位
「世界初『マスターベーション』大調査-驚きの結果発表!」(「週刊現代」6/16号)

同・第16位
「夜ふけのなわとび/日大変えたる 林真理子」(「週刊文春」6/7号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 最初はABC公査・雑誌販売部数、2018年7月~12月発売号まで、を紹介しよう。

 文春が家の光に続いて第2位だが、部数は36万部(すべて約)。だが、前年比で97.52%、前年同期比では85%という部数減である。

 あれだけスクープを飛ばしてなぜ、という文春編集部の悲鳴が聞こえてきそうだ。

 現代は25万部で前年比93.43%。新潮が24万部で前年比98.01%。ポストが22万部だが、前年比で103.31%と、部数を伸ばしている。

 フライデーは11万部で、前年比86.40%とかなりの部数減。このままいけば10万部を切るのも時間の問題だろう。

 週刊プレイボーイが9万部だが、前年比は104.50%とやや上向き。週刊朝日は8万部で93.81%。フラッシュが7万部で、90.25%。週刊アサヒ芸能は6万部で100.86%。AERAが5万部で102.51%。サンデー毎日が4万部で78.45%と歯止めがかからない。

 ちなみに文藝春秋も24万部で97.76%と、こちらも大変だ。

 こうした部数減が、松井社長交代騒動の背景にあったのは間違いない。

 私は、出版業は潰れても、出版は残ると考えるが、今年から来年にかけて、大手中堅の出版社の倒産、自主廃業が続出するのではないだろうか。

 さて、まずは文春の人気コラム、林真理子からいこう。林は日大芸術学部出身である。

「今度のことでわかったと思うが、日大というところは、とことん根が腐っている。こうなったら学生諸君、ぜひ起ち上がってほしい。私は経験していないのであるが、七〇年前後に学生運動という大きなムーブメントがあった。その中でも注目を集めたのは『日大闘争』。学生側が大衆団交して、トップに退陣を迫ったのだ。警察も介入して、あの頃は凄い騒ぎだったと記憶している」

 正確には1968年から69年にかけてのことである。

 20億円の使途不明金、定員の3倍もの水増し合格、検閲制度、右翼暴力学生の跋扈を許し、時の政治権力と一体となって、我が物顔に日大を牛耳っていた古田重二良会頭をはじめとする理事たちに、敢然と反旗を翻して学生たちが立ち上がったのが、学生運動史に燦然と輝く50年前の日大闘争であった。

 今回のアメフト事件で、日大の暗部が次々に明らかにされていっているが、大本の理事長の責任を問わなければ、こうした問題が再び起こることは間違いない。

 現代が、世界初のマスターベーション大調査というのをやっている。日本女性でマスターベーションを経験している率は58%だそうだ。

 では、その時、誰を思い浮かべて致すのであろう。現代によれば、芸能人の定番は福山雅治が一番で、ディーン・フジオカも人気があるそうだ。

 海外では、アメリカ、イギリス、ドイツでブラッド・ピットが必ず3位以内に入っているという。

 ブラッド・ピットね、ああいうのが好かれるんだ。フーンてなところか。

 文春にベテラン医師が薦める「安くて効く薬」というのがある。たとえば、高血圧の人9割に効くアムロジピン。糖尿病にはメトホルミン。胃にはH2ブロッカー。頭痛にはアセトアミノフェンだそうだ。

 ちなみに私はアムロジピンを使っている。血圧は上が130、下が80で安定している。

 今週は現代が、認知症になる薬を大特集しているが、どこの週刊誌でも医者モノ、薬、手術モノなど、健康にまつわる特集が多い。

 薬などは、そのたびに、自分が飲んでいる薬は大丈夫かと、薬袋を出して調べているが、煩わしい。

 調剤薬局で薬をもらうとき、週刊誌ではこの薬は認知症になる危険があると報じられましたと、コピーでもつけてもらえないものだろうか。無理だろうな。

 新潮に、女性関係にだらしなく、その上、政務活動費を選挙応援の旅費や愛人との逢瀬の旅行代に使っていたと、元愛人に告発された日本維新の会の谷川俊規京都府議(57)の話が載っている。

 元愛人は、付き合っている頃、谷川府議からDVを受けたとも告白している。日本維新の会京都支部にも谷川の行状を告発する文書を送付し、代表の議員が、谷川府議と面会して、注意したと答えている。

 だが谷川府議のほうは、DVを受けたのは私のほうだと反論。どっちのいい分が正しいのか、府議会で、2人でやりあったらいい。

 同じ新潮は3週連続で「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」という特集を巻頭でやっている。

 たしかに大変な労力をかけて、その食品に使われている危険な食品添加物を調べ、リストアップしている。

 私も時々買っているハムやソーセージ、カップ麺などもある。たしかに冷凍食品などは、味を濃くして、食べ続けると「味覚破壊」が起こり、塩分などを取り過ぎ、高血圧になりやすくなるという指摘は頷ける。

 またカロリーゼロ、ヘルシーなどと書かれているのに、人工甘味料が入っているため、水を飲んだ時より血糖値が上がりやすくなり、糖尿病のリスクが高まるそうだ。また人工甘味料には依存性があるため、中毒のようになるという。

 こうして見てみると、食品添加物や人工甘味料を使っていないものを探すほうが大変ではないかと思えてくる。

 いずれ本になった時、それを持ってスーパーへ行き、一つ一つ調べてみるというのも、老後の楽しみなのかもしれない。

 お次はフライデーから。キムタクと工藤静香の次女、Koki(コウキ)こと光希(15)が注目を集めているようだ。

 いきなり5月28日発売の「ELLE JAPON」7月号の表紙を飾ったのだから、華々しいといえばいえるのであろう。

 スタイルは抜群で、フルートやピアノ演奏もでき、作曲も手掛けているそうだ。

 だが父親のキムタクは、芸能界の厳しさがわかっているため、娘のデビューには二の足を踏んだそうである。

 キムタクも静香も、もうすぐ50。今のうちに次女を売り込んで、老後はのんびりしたいのだろう。そんな嫌みの一つもいいたくなる、小娘フィーバーである。何が「王様一家」だ。キムタクの時代はとうに終わっているのに。

 日大のアメフト部だった宮川泰介(20)の株が、堂々とした記者会見を終えて、値上がりしている。

 すぐにもわが社に入ってほしいという企業が名乗りを上げたが、現代は、有名企業の採用担当者に、御社なら宮川くんを採用するか聞いている。

 腹がすわっている、他人を批判しなかったところがいいという意見は出たが、意外に(?)厳しい意見が多い。

 みずほ銀行の30代行員は、やはり、反則行為という認識があったのに、上から強制されてやってしまったというのでは、積極的に採用したいとは思わない。

 野村證券の幹部も、試合に出たいという自己実現のために、コンプライアンス違反を受け入れてしまう弱さは、慎重に考慮しなければならないとやはり厳しい。

 当然だろう。世の中そう甘くはない。彼がどういうところに就職するのか、週刊誌はフォローしてほしいものである。

 ポストは先週号から日大の研究を連載している。何しろ、日大の16年度の資金収支計算書によると、年間収入は2,740億円、早稲田の1,476億円をはるかに超えるのだ。

 さらに私学助成金や地方自治体からの公的補助の金額も、145億円と早稲田の114億円を凌ぐ。

 これはほかでも取り上げられているが、「株式会社日本大学事業部」は田中理事長が就任2年後に設立されたが、17年12月期決算で、69億円を計上した。

 そのうち大学本体への寄付が4億円もあるのだ。それでも純利益は5,400万円もある。

 この寄付がどういう形で使われているのか、もっと突っ込んでほしいものである。

 女性セブンから。勝間和代という嫌味な中年のおばさんがいる。一時はテレビに出まくっていたのに、最近は売れなくなって姿を見ないなと思っていたら、すげえ美女と一緒に暮らしているそうだ。

 勝間49歳、美女の増原裕子40歳。増原は元タカラジェンヌと同性結婚式を挙げ、渋谷区で「パートナーシップ証明書」を交付された第1号になったという。

 だけど、勝間は2度の結婚離婚を繰り返し、子どももいる。その彼女が「いきなりレズビアン」になり賜いしか?

 共通の友人の紹介で会い、LGBT関連のイベントなどに参加するうちに、勝間の中の何かが芽生えたのだそうである。

 昨年12月に増原が“離婚”したのを機に、勝間は自分の気持ちを打ち明け、交際がスタートしたという。

 3月からは勝間の家に彼女が入り、同棲生活をスタートさせる。一緒に住んでいる三女には、話をしたという。

 こんな美人なら、私も同棲してみたいが、ダメなんだろうな。

 意地悪な見方をすれば、何も話題がなくなった勝間が、話題作りのためではと勘繰りたくなるが、まあ、お幸せに。

 現代が、今年4月末に、イギリスの権威ある医学誌「BMJ」に、抗コリン作用を持つ薬を服用すると、認知症の発症とリンクしていることが明らかになったという論文が発表されたというのである。

 今回の研究は、65歳から90歳の30万人以上のデータを追跡したというから大掛かりなもので、信頼にたりうるのであろう。

 抗コリン作用とは、末梢神経で起き、抗コリン作用が脳内での働きを抑制させてしまうため、認知機能を低下させるのではないかと考えられているという。

 抗ヒスタミン薬など抗コリン作用のある薬を飲み続けると、60~90日ほどで認知機能に問題が出始めるというのだから、大変だ。

 市販されている薬にも、第一世代の抗ヒスタミン薬といわれる、風邪薬や胃腸薬などに抗コリン作用があるものがあり、注意が必要だというのである。

 私もよく使う、新コンタックかぜ総合、かゆみ止めのムヒHDなど、なじみのある薬が並んでいる。

 その他にも、エスタックイブTT、新ルルA錠s、コルゲンコーワ鼻炎ジェルカプセルなどがあり、乗り物酔いの薬にも、併用のリスクがあるというのである。

 薬の成分に、フェンヒドラミン、クロルフェニラミン、ブチルスコポラミンという表記があるかどうか注意したほうがいいと、現代はいっている。

 気になる方は、現代を買って確かめたらどうか。

 米朝会談が予定通りに開かれる。トランプが破談を突然いい出し、金正恩が早速、文在寅大統領を招き会談。金正恩の最側近である金英哲党副委員長がニューヨークへ飛び、ポンペオ米国務長官と会談した。

 動きだけを見ていると、金正恩がトランプの会談中止に慌てているかのように見えるが、ニューズウイーク日本版は、北朝鮮分析サイトの「38ノース」のジョエル・ウィットの言葉を引き「北朝鮮の立場が強くなった」としている。

 それは、金正恩が、会談が取りやめになった場合に備えて、しっかり「プランB」を用意しているというのだ。

 さらに「今の北朝鮮は中国、ロシア、さらには韓国とも良好な関係を築いている。以前のように最大限の圧力をかける路線に戻れると思っているなら、米政府は状況を見誤っていると言わざるを得ない」としている。

 プランBとは、アメリカが手を引いた場合でも、中国とロシアが北朝鮮の後ろにつき、金がよほどひどい行動をとらない限り、中国とロシアは新たな対北朝鮮制裁に同意しないだろう。韓国も北朝鮮に接近し、米朝首脳会談の実現に向けて動く。そう分析している。

 確かに彼のいうとおり、トランプも核廃絶一本やりでは、会談が成立しないことがわかり始め、落としどころをどこにするかを探り始めたようである。何しろ、うまくいけばノーベル平和賞がもらえるかもしれないのだから。

 さて、私は中曽根康弘という男が嫌いだ。国鉄民営化をして、日本の労働組合運動を潰した元凶である。

 もとより、まごうことなきウルトラタカ派である。

 だが、安倍首相と比較してみると、よほどましで信念を持っていたと思わざるを得ない。

 ポストはその中曽根のヨイショ記事をやっているが、あれほどレーガン大統領と蜜月だったといわれていたのに、中曽根は現役中、常にアジアを考えていたという。

 また、殖産住宅の東郷民安は高校時代からの友人だったが、巨額脱税で立件されたときは一切かばうことがなかったという。

 だが、最高裁で有罪が確定した後、「個人的には東郷君は気の毒だ」といった。側近の藤波孝生も、リクルート事件で追及されると、首を差し出した。

 泣いて馬謖を切り、政治の場面展開を図る。

 だが安倍は、政治に私情を持ち込んでいる。後継者づくりにも失敗している。

 中曽根も憲法改正を唱えていたが、「時に非ず」と無理押しすることはなかった。

 タカ派でも国民の声を聞いた中曽根、自分勝手な思い込みで、憲法改正できると思い込む安倍。

 どちらが優れているかは、ポストにいわれなくてもわかる。その中曽根は百寿になった。中曽根の最後の仕事は、安倍を斬ることではないのか。

 日本大学アメフト部の不祥事は、一向に鎮まる気配がない。今週の文春は「内田正人前監督が逮捕されるXデー」とタイトルを打った。

 文春によると、5月28日には捜査に当たっている調布署の事情聴取に、総務部長兼常務理事や大塚吉兵衛学長、田中英寿理事長が立ち会ったのではないかと報じている。

 世間の注目を集めている事件だけに、警察庁の樹下尚刑事局長や警視庁の松岡亮介刑事部長の判断を仰ぐ形になり、アメフトはルールが複雑なため、捜査員にアメフト経験者を入れているという。

 宮川泰介選手が傷害行為の故意犯というのは間違いないが、内田前監督や井上前コーチを傷害罪の共謀共同正犯、または教唆に問えるか判断するために、被害者側には両氏も被疑者として訴えてほしいと促し、井上が宮川に送信した“口止め”ともとれるメールも入手しているそうだ。

 だが、警察庁の幹部は「加害者側の三人を傷害容疑で書類送検し、選手、コーチは起訴猶予、監督は嫌疑不十分で、いずれも不起訴というのが既定路線」と語る。

 だがそれでは、警察と日大との“特別な関係”を邪推されかねないと懸念しているのである。

 それは16年4月2日に行われた日大創立三十周年記念事業の祝賀会に見て取れるという。危機管理学部とスポーツ科学部が開校されたが、そこには野田健元警視総監、警察官僚出身の亀井静香前衆院議員、国松孝次元警察庁長官などが壇上に近いメインテーブルに座っていた。

 さらに、危機管理学部の教授陣には、元四国管区警察局長や元埼玉県警本部長などが顔をそろえ、露骨な警察対策、警察キャリアOBたちの「天下り先」になっていると批判されたのである。

 亀井は、自分が田中理事長に「俺がお前の用心棒になってやるから、お前は用心棒を作る学部を作れ」といって作らせたことを認めているが、日大だから捜査を手加減する理由はないと反論している。

 ちなみに『大学ランキング2018』(朝日新聞出版刊)によると、掲載を始めた06年から、警察官採用ランキングで日大がトップを続けている。採用者数は150~200人で推移していて、2位以下を大きく引き離し、警察には巨大な日大ネットワークが築かれているとしている。

 田中理事長は、青森県北津軽郡金木町の出身。太宰治と同じところだが、田中の尊敬する人物は、同じ町出身の吉幾三だそうだ。

 日大の相撲部に所属し、現役時代は34個のタイトルを獲得、1学年後輩に初の大卒横綱になる輪島がいた。指導者として日大に残った田中は、多くの力士を角界に送り込んだ。

 文春によると転機は96年に誕生した第十代総長の総長選挙参謀を務めてからだという。以来、順調に出世の階をのぼり、08年に理事長の椅子を勝ち取る。

 だが、田中の背後には常に暴力団の影がある。六代目山口組司忍組長や住吉会の福田晴瞭前会長と親密で、「山口組の若頭の高山清司親分とは兄弟の盃を交わしている」と堂々と自慢していたこともあるという。

 司組長とのツーショット写真が海外メディアで大きく報じられたが、「あれは合成写真だ」といい募り、超ワンマン体制を堅持したまま異例の四期目の再選をはたしている。

 一方、日大病院に逃げ込んだ内田前監督だが、田中理事長との間に、修復しがたい亀裂が入ったと文春は報じている。

 関西学院大学に謝罪に出向いた内田だが、この時の言動が不評を買ったため、理事長である自分に波及することを怖れた田中は、5月21日、内田を呼びつけ「辞表を書け」と常務理事を辞めるよう迫ったという。

 だが内田は、「俺を切るんですか」と開き直り、「彼にはこれまで田中氏のために汚れ仕事も厭わずやってきたという自負があり、『(その一部始終を)すべて公にしますよ』などと田中氏に詰め寄ったのです。さすがに田中氏もかなり動揺し、二の句が継げなかったようです」(日大関係者)。

 まるで映画『仁義なき戦い』の山守親分と広能昌三のようではないか。

 新潮によると、田中理事長の懐刀は井ノ口忠男という日大アメフト部のOBで、井ノ口は内田のことなど歯牙にもかけていないという。

 宮川選手が会見を開くことを知ると、宮川を呼びつけ、「監督の指示ではなかった、自分の判断だと言え」と詰め寄り、宮川はかなり悩んだという。

 この人物、大阪でビジネスをする一方、10年に作られた「株式会社日大事業部」の運営を一手に担ったそうである。ここは日大に関する物品の調達、業務委託など多岐にわたる業務を管轄し、その功績が認められ、昨年秋に日大本部の理事に抜擢された。

 そこが扱うものに「日大特製バームクーヘン」というのがある。これを納めているのは、井上前コーチの実家だそうだ。

 しかも、そこが作っているわけではなく、製造業者から買い取り、それを別の販売業者へ卸して日大に収めているというのである。

 権力者の周りに甘い汁を吸おうと群がり、学生たちが払ったカネのぶんどり合戦が仲間内で密かに行われているのだ。

 真の日大改革は、理事長の責任をどこまで追及できるかにかかっている。このまま田中体制が存続していくのか、第二の日大闘争が起こるのか。注視したい。

 中村時弘愛媛県知事は本気で怒っている。現代が小さなコラムで、中村のインタビューを掲載している。

 そこで中村は、「5月31日に学園の事務局長が私の海外出張中に謝罪に訪れましたが、その説明は納得できるものではありませんでした。
 愛媛県は黙ってカネを差し出すほど、お人好しではありません。約31億円もの補助金執行については、今後、再検討せざるを得ない。虚偽説明によって公金を支払うようなことは、県民に説明できませんから」といい切っている。

 なぜこれをもっと大きく扱わないのか。中村知事、補助金打ち切りもあると宣言とでも特筆大書すれば、安倍も加計孝太郎理事長も、真っ青になるのではないか。

 こういうところに文春と現代の、問題に対する感度の違いがあると、私は思う。

 さて、日本中が「嘘つきは安倍晋三の始まり」状態になってきている。厚顔無恥という言葉があるが、安倍首相の言動に何やら異様なものを感じるのは、私だけだろうか。

 森友学園問題では、5月23日に財務省が公表した文書から、昭恵夫人の関与が一層明らかになった。

 加計学園問題では、愛知県の中村時弘知事が公表した文書に、15年2月25日に加計孝太郎理事長が安倍と面会して、獣医学部新設の話をし、安倍が「そういう考えはいいね」といったと記されている。

 だが安倍は、会っていないといい張るだけで、何ら根拠を示さない。

 しかも、今度は加計学園側が、加計理事長は安倍首相と会っていなかったのに、嘘をついたといい出したのだ。

 人をバカにするにもほどがある。名前を騙られた安倍は、怒るどころか、自分のことではないかのようにすっとぼけるだけ。

 文春が書いているように、加計学園には愛媛県と今治市から約93億円の補助金が出て、さらに国からは多額の私学助成金が投入されるのである。

 どう考えても、森友学園より悪質で、詐欺罪に当たると思うのだが、野党の追及も、解散を恐れてのことか、及び腰で安倍を追い込めない。

 安倍が重要法案と位置づけた働き方改革法案も、虚偽のデータをもとに答弁していたことがハッキリしているのに、強行採決してしまった。

 安倍や、追及されてもニタニタ気味の悪い表情で答える麻生など、国民をバカにした「嘘つき」野郎が跋扈しているのに、国民の怒りは広がらず、安倍内閣の支持率も40%近くあるという。

 人間が嘘をつくというのは、何かを隠す必要があるからである。

 なぜみんな嘘をついて平気な顔をしているのか。自分の非を絶対に認めず、自己正当化のために嘘をついて周囲を傷つけるのはなぜか。

 名著『平気でうそをつく人たち』(草思社文庫)を書いたスコット・ペックは、そういう人間は「いつも楽な方法を求めています。正しい道ではなく、安易な道を求めています。苦しまなくてすむ道です。それどころか、安易な道を見つけ出すためならどんなことでもします。自分の魂を売るようなことまで」と書いている。

 大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞した森功の『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)の最後に、森はこう書いている。

 経済特別地域に名を借りた国家戦略特区は、安倍にとって便利な政治システムであり、そこの40年来の親友を誘い込んだというのが、加計学園問題の構図で、

「今治市の獣医学部キャンパスには、百九十二億円という巨大な資金が投じられ、その半分が血税で賄われている。加計学園問題の本質は、忖度政治ではない。教育の自由化や特区という新たな行政システムを利用した権力の私物化、安倍をとりまく人間たちの政治とカネにまつわる疑惑である」

 日大も加計学園も構図はよく似ている。一部の人間たちが日大を私物化している。安倍と安倍の側近たちによる私利私欲のために日本が壊されていく。どちらも早く止めなくてはいけない。

 今週の第1位は、紀州のドン・ファンの「怪死」事件を扱った新潮と現代の記事にした。

 新潮はさすがである。新潮が出た後、新聞が大慌てで後追いをした。警察情報に強い新潮の面目躍如である。

 現代は発売日の関係で、スクープが遅れたが、ドン・ファン氏ときわめて親しい記者が、死ぬ少し前に、電話で話し、葬儀までを取り仕切っていたのである。

 2本を読み比べると、事件の真相がハッキリするが、凡百のミステリーのようにいくのだろうか。読者諸兄はどう考えるだろうか。

 紀州のドン・ファンなどといわれ、これまで4,000人の女性に30億円を貢いできたと、週刊誌などで女性経験を語っていた野崎幸助氏が5月24日、急逝していた。享年77。

 彼の資産は50億円ともいわれ、入会金が100万円を超えるデートクラブに複数加入して、年若い女性との逢瀬を重ねてきた。

 野崎の名前を知られたきっかけは、16年2月、高級デートクラブで知り合った27歳の愛人に、現金600万円と5,400万円相当の貴金属を盗まれたことだった。

 後期高齢者だが、1日3回のセックスを日課にし、それもバイアグラなどにはお世話にならず、せいぜいサプリを飲む程度だったというから、うらやましいほどの絶倫だったようだ。

 だがその彼も年貢を納めようと考えたのか、今年2月に55歳年下のSさん(22)と結婚したばかりだったのである。

 彼女も高級デートクラブに所属していて、知り合ったようだ。

 落語の「短命」のように、夜昼となくセックスに明け暮れて、腹上死でもしたのか。

 新潮によると、野崎氏はその日いつもの昼寝から覚めると、Sさんと一緒にテレビで相撲観戦し、夜6時には2階の寝室に上がったそうだ。

 Sさんは下でテレビを見ていた。住み込みのお手伝いさんも外出していて留守だった。2時間ぐらいして2回で物音を聞いたとSさんは、後に警察に話しているという。

 10時ごろ、Sさんが2階の寝室のドアを開けたところ、野崎氏は寝室のソファに素っ裸のまま座り込み、息絶えていたそうである。すでに死後硬直が始まっていた。

 変死扱いで、司法解剖のために和歌山県田辺市の田辺署が遺体を運び出し、Sさんは署員に4時間も事情聴取された。

 翌日、会社の従業員6人全員が警察に呼ばれ、尿検査、腕などに注射痕がないか調べられたという。いったい何があったのか?

 さらにSさんの事情聴取が行われ、20人以上の捜査員を伴なって明け方まで家宅捜索が行われたという。

 捜査員がSさんに見せた家宅捜索令状には「覚醒剤取締法違反容疑」とあった。司法解剖の結果、遺体から覚醒剤の成分が見つかったというのである。

 野崎氏は、自分でも覚醒剤とは縁がないといい、親しい知人も、覚醒剤に手を出していたとは考えられないと話している。

 覚醒剤は、常用者でないと、少量でも絶命することがあるが、ビールなどに混入していても、ちょっと苦みを感じる程度で、ほとんどわからないという。

 Sさんと一緒に暮らし始めてまだ1カ月半ぐらいしかならない。だが、野崎氏の元妻2人には子どもがいないため、50億円ともいわれる遺産の4分の3がSさんに渡ることになる。

 ミステリーを地でいくような話だが、本人が覚せい剤を入手していないとすれば、疑いの目は、どうしても若い妻に向いてしまう。

 現代の記者に、死ぬ前日、野崎氏から電話がかかってきた。野崎氏は、

「相談があるから、すぐに田辺の自宅に来てほしい」

 記者が何の話、離婚のことですかと聞くと、

「いやいや……会った時話しますから」

 そして亡くなる6時間前にも、

「(思いつめた様子で)どうしても会って話したいことがある」

 記者は、それでは明日そちらに行きますと電話を切った。

 それが最後の電話になった。

 その夜、深夜2時ごろ目が覚めると、野崎氏の会社である酒類販売会社の番頭やお手伝いさんからの着信履歴がいくつも残っていた。

 死んだと聞いて朝一番の飛行機で田辺市に飛ぶ。

 死ぬまでの経緯は新潮にある通り。記者はSさんとも親しかったので、葬儀や通夜の手配を任され、Sに「これからどうするのか」と聞いた。すると、

「遺産は、当面2億円のキャッシュだけでいいです。それをもらったら、私はすぐに東京に帰りますから」

 まだ葬式も終わっていないのに、遺産の話を口にした。

 その後、25日の深夜、約20名の警察官がやって来て、家宅捜索が始まった。

 そこで、遺体から多量の「覚醒剤成分」が検出されたことを知る。

 記者は警察が引き上げた後、Sに聞いた。

「キミが何かやったということはないの?」
「何もないですよ」
「覚醒剤のことは?」
「何も知らない」
「警察に疑われているのはわかってるよね」
「うん。でもやってないし……」

 Sのことは北海道札幌市の出身で、美容専門学校を卒業したというが、野崎氏もSの素性については詳しく知らなかったそうだ。

 彼女もそうした身元については何も話さなかったという。

 記者は、結婚すると聞いた時、Sの身元を調べたほうがいいですよといったが、野崎氏は大丈夫だと、気にしなかったという。

 自分の孫のようなSを可愛がっていたそうだ。だがこんな会話を聞いたそうである。

「離婚はいつも考えていますよ。前の奥さんは2億円の慰謝料をもらったんでしょ。じゃあ私も最低同額はもらわないとね」

 すると野崎氏は、「離婚訴訟の裁判ではせいぜい350万円ほどですよ」と答えていたそうだが、この頃から微妙な変化があった可能性はあると、記者は書いている。

 何しろ、話といえばカネのことばかりだったようだ。

 だが、わずか1カ月半の結婚生活で、約37億円もの遺産を相続することになるという。

 警察も殺人事件で動き出したと報じられている。Sと野崎しかいなかった家で、野崎が突然覚醒剤のショックで死んでしまう。心証的にはSは真っ黒だが、はたしてそうなのか。自分が疑われることが100%わかっているのに、そんなことをするのだろうか。

 それとも第三者の犯行か。覚醒剤の入手先が判明しないと、意外に、捜査は長引くかもしれない。

【巻末付録】

 期せずして両誌ともに、お尻にこだわっている。

 現代は、「他では見られない『お尻の誘惑』倉持由香」。尻職人といわれているそうだ。なんのこっちゃ! 写真は迫力があるが。

「いま、一番の人気者はこの娘です。小倉優香」。袋とじは「元NHKアナから人妻に 古瀬絵理 スイカップの軌跡」。人妻というところに惹かれるがね。

 ポストはいきなり西田幸樹の「なをん。梨木まい」。普通の子ではないそうだ。「秘湯ロマン」という番組の旅人女優だそうだ。この番組は見たことがないが、なかなかいい子だ。テレビを見てみよう。

 後半は「男たちが大好きなお尻」という、お尻好きの系譜。袋とじは「新・七人の美熟女乱れ脱ぎ」。

 お次は吉本新喜劇のマドンナ女優が初めての全裸ヌード。ヌードは全裸なんじゃおまへんか? まあそんなことはどうでもいいが「高橋靖子 51歳のカラダ笑わへん?」。いえいえ、新喜劇にこんな別嬪さんがおったのか。今度見てみよう。

 というわけで、ポストのほうがバリエーション、写真の迫力で優勢勝ちだ。
(文=元木昌彦)

日大アメフト部問題でも独走した「週刊文春」のスクープ力! 内田前監督の“自供テープ”も……

今週の注目記事・第1位
「日大アメフト監督『14分の自供テープ』」(「週刊文春」5/31号)

同・第2位
「『タックル問題』どこ吹く風でアタタタタ、日大ドンが渦中にパチンコ三昧」(「週刊文春」5/31号)

同・第3位
「『内田監督』が1プレーで壊した日大『危機管理学部』」(「週刊新潮」5/31号)

同・第4位
「日本大学の解剖」(「週刊ポスト」6/8号)

同・第5位
「日大『悪質タックル』事件 核心証言、せんぶ書く!」(「週刊現代」6/9号)

同・第6位
「愛媛県知事中村時弘独占90分!」(「週刊現代」6/9号)
「『安倍よくないね!』<見え透いたウソ>に愛媛の怒り」(「週刊文春」5/31号)

同・第7位
「朝日新聞女性記者が上司から無理矢理キス!?」(「週刊文春」5/31号)

同・第8位
「三浦春馬、トップモデルと深夜のデート愛-人気俳優の初々しいプライベート」(「フライデー」6/8号)

同・第9位
「『西城秀樹』傷だらけのプライバシー」(「週刊新潮」5/31号)

同・第10位
「イギリス電『CA監禁凌辱』の男は開成出身」(「週刊新潮」5/31号)

同・第11位
「本音は会いたい大統領」(「AERA」6/4号)

同・第12位
「株主総会直前に大株主が本誌に宣言!『東芝・車谷会長の退陣を要求する』」(「週刊現代」6/9号)

同・第13位
「『中韓』もかくやの『本家』『元祖』大論争-カレーの自由軒に家系ラーメン」(「週刊新潮」5/31号)

同・第14位
「歯科医を疑え!」(「週刊現代」6/9号)
「10年前の歯科治療があなたの体を蝕んでいる!」(「週刊ポスト」6/8号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 先週は日大旋風が吹き荒れた。といってもいい話ではなく、呆れ果てたポン大の面々に日本中からブーイングが巻き起こったのだが。

 その話はあとでするとして、現代とポストは期せずして歯科医問題を特集している。

 ポストは巻頭で、手抜き銀歯や健全な歯まで削る、いい加減な神経治療では全身に細菌感染が広がるなど、10年前の歯科治療があなたの体を蝕んでいるという恐ろしい特集だが、今頃10年も前の歯の話をされてもなというのが、私の正直な感想である。

 現代も、インプラントをすすめられたら、「インプラントを入れて5年後、10年後、他の歯はどうなりますか」と尋ねろ、とりあえず削りましょうといわれたら、「口腔内のデータをください、虫歯の原因、再発予防法を教えてください」と聞けという、ポストと同趣旨の、歯科医を信用してはならないという特集である。

 私も、いくつかの歯医者にかかったが、確かに、歯科医には月とスッポンぐらいの力量の差があると思う。

 こうした不易流行の問題をやるのはポストの得意手だが、現代までなぜと思わざるを得ない。

 だが先日、現代の編集部員からこんな話を聞かされた。

「最近は、ポストに抜かれる週が多いんです。われわれも現代のほうが週刊誌らしいと思うのですが、売れ行きが悪いため、編集長は、ポストの健康ものや相続税特集など、そうした企画を取り入れてやる方向になってきました」

 どちらも20万部そこそこの争いで、そこに最近は新潮が加わったという。文春も決してよくはなく、30万部そこそこだそうである。

 スクープを飛ばしても部数には反映しない。それならポストのように、健康雑誌に特化した企画で、高齢者をターゲットにしたほうが、取材費はかからないし、効率的だというのだ。

 困ったものだ。今のポストは、正直、私には読むところがない。

 やはり月曜日に出るからには、今週はこういうテーマを知っておいた方が仕事にプラスになるよという特集が頭に欲しい。

 いつ出てもいい、月刊誌や季刊雑誌のような特集では、何のための週刊誌か。

 そう思うのだが、どうやらそういう方向にはなっていないようである。

 お次は新潮の本家争いのお話。

 文豪が愛したカレーの店の話もあるが、やはり面白いのは家系ラーメンの元祖争い。横浜の「吉村家」を元祖とするらしい。豚骨醤油スープに極太麺、チャーシュー、ほうれん草、海苔をのせる。

 それに麺は、酒井製麺を使うのが前提なのに、最近雨後の筍のように出てくる家系ラーメンは、そんなことは無視して、自分たちの元締めになっている会社がつくる「工場スープ」を使い、少々の豚骨しか使っていなくて、あとは化学調味料でごまかすやり方に、吉村家は嘆く。

 それに、まがい物を食べて、これが家系か、大したことはないといわれるのが悔しいともいっている。

 私が昔からいっているように、ラーメンなんぞである。一番うまいラーメンは、私が高校生の時、学食で食べたラーメンライスである。

 今の油ギトギト、むせるような煮干しの匂いのラーメンに辟易する。

 たかがラーメン、御託はいい。腹が減った時、何でもない醤油ラーメンがたまらなく食べたくなる。値段は600円ぐらいだろう。

 さて、東芝がまだ揺れている。一番利益を出す半導体メーカーを「日米韓連合」に2兆円で売却するが、そうなると、東芝の株を持っている海外の投資家たちは、株主へ利益を分配せよと声高に叫び始めている。

 東芝の「外国人」株主の割合は、現代によると、71.62%にもなるそうである。

 その中の香港の投資ファンド「アーガイル・ストリート・マネジメント」のキン・チャン最高投資責任者が現代のインタビューに答えている。

 彼は、「今回の売却で、余剰金ができたのですから、株数を増資前の状態に減らし、一株当たりの価値を上げるべきです」と主張している。

 だが、東芝の車谷会長兼CEOは、このカネはM&Aに当てるとしている。

 そうしないなら、6月27日の株主総会で車谷を会長の座から引きずり下ろすと、チャンはすごむのである。

 だが私には、利益が出れば株主を優遇せよという投資家たちのいい分には違和感がある。

 東芝は、会社を切り売りし、社員も大幅に減らし、血を流して存続をしていくのだ。これからの厳しい船出に、投資家たちのわがままを聞く余裕はあるまい。

 生き残れるのか、消えていくのか、これからが正念場である。もう少し長いスパンで、東芝を見てやってくれ。これがトップの本音であろう。

 さて、6月12日にシンガポールで行われるはずだった米朝会談が中止になった。

 トランプ大統領が金正恩に「この手紙をもって、双方にとっては良いことで、世界にとっては不利益ではあるが、シンガポールでの首脳会談は開かれないことをお知らせする」(朝日新聞5月25日付)と通告した。

「米メディアによると、ホワイトハウス高官は、24日に北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外務次官が声明で、北朝鮮に強固な姿勢をとっていたペンス副大統領を『ダミー(まぬけ)』と批判したことが『とどめ』だったと打ち明けた」(同)

 それまで会談に前向きだった金正恩だったが、5月8日に中国・大連を訪れて習近平と2回目の会談を行ってから、アメリカを批判し始め、「一方的に核放棄だけを強要しようとすれば、来たる朝米首脳会談に応じるか再考するほかない」と強硬姿勢に転じていた。

 だが、先週のニューズウイーク日本版は「『交渉の達人』が世界を翻弄する」という大特集を組み、「正恩は合理的な考えの持ち主であるだけでなく、合意に前向きな手だれの交渉人」「(韓国からの=筆者注)米軍撤退要求の取り下げは政策の大転換を意味し、正恩が父親や祖父よりも現実を正しく理解している証拠」として、金正恩の交渉のやり方を褒めていた。

 会談に成功すれば11月にある中間選挙への追い風になるばかりでなく、ノーベル平和賞もあり得るとの声まで上がり、引っ込みがつかなくなったトランプは何がなんでも、この「ディール」をまとめようとするのではないかと見ていたのである。

 米朝関係の主導権を金正恩に握られたことにトランプが反発して、一度会談をご破算にすることで、主導権を取り戻そうとしたのかもしれない。

 朝日新聞によると、書簡には「もし、あなたが心変わりをして、この最も重要な会談を望むというのなら、ためらわずに電話か手紙を送って欲しい」と綴り、対話路線に戻る可能性をほのめかしていた。

 トランプの書簡に金正恩がどう対応するのか。

 金正恩はすぐに動いた。韓国の文在寅大統領を招き、なんとしてでも米朝会談をやるという意思表示をし、トランプへの回答とした。

 AERAも書いているように、本音ではトランプはやりたいのである。

 だから強気に出てみて、妥協するとなったら、すぐ12日にやろうと動き出した。腹の底は見透かされているのである。

 これでまた金正恩ペースになった首脳会談は、おそらく開かれるのであろうが、そうなれば強硬派のポンぺオ国務長官を斬るのではないか。

 どちらにしても、南北朝鮮の蜜月は本物である。制裁解除、朝鮮戦争終結、南北統一へ動き始めるのだろう。

 だが、まだまだ先は長い。まずは文在寅大統領と習近平主席の会談で、中韓関係を良好にする必要がある。日本だけはいつまでも蚊帳の外。安倍では外交さえ動かない。それがハッキリしたことだけは間違いない。

 ところで、文藝春秋のお家騒動は、大山鳴動して鼠一匹で終わったようである。聞いた話だが、松井社長は会長にはならなかったが、松井社長が示した人事案が概ね通ったようである。どうやら事務系の人間が社長に就くようだが、出版社で編集経験がない社長というのは珍しいのではないか。

 日本ではほとんど報じられなかったが、英国ロンドン在住の野村ホールディングスの現地法人「ノムラ・インターナショナル」の幹部だった荻原岳彦(40)に、ロンドンの裁判所が禁固11年という重い判決を下したと、新潮が報じている。

 荻原は、2013年9月13日から4日間、自分のアパートに知人のCA(キャビンアテンダント)を監禁して、殴る蹴るの暴行を加えたうえ、レイプを繰り返していたという。

「しかも、CAをコントロールするための“服従リスト”なるものまで作成。それには“自分が寝る前に、セックスしたいか訊ねること”“先に寝ることは許されない”“朝食、昼食の用意をすること”などが記されていました」(ロンドン在住の日本人ジャーナリスト)

 彼女は、体の傷を携帯で撮り、レイプされていた日付もメモして、監禁が解かれると、それを持って警察に駆け込んだそうである。

 この荻原、開成高校から慶應を出ているが、高2の時、中学の同窓会で、いまハマっているのは、通学の電車で痴漢をすることだといい、うすら笑いを浮かべたと、同窓生が話している。生まれながらのレイプ体質だったようである。

 歌手の西城秀樹が5月16日に亡くなった。私には「YOUNG MAN」のY.M.C.A.くらいしか印象にないが、享年63というのは若すぎる。

 全身で歌い踊る姿は、どう見ても「元気印」人間だったように見えたが、40代後半から2度の脳梗塞を発症し、特に、2011年の2度目の脳梗塞は重く、リハビリも厳しいものだったようだが、週に4~5日、3時間のリハビリをやり続けた。

 彼には、もう一度「YOUNG MAN」や「傷だらけのローラ」を歌って踊れるようになりたいという目標があり、最後のリハビリとなった4月25日も、いつも通り笑顔で帰っていったと、新潮でジャパンリハビリワークアウトの大明竜八総院長が話している。

 だが、その晩意識を失い、病院に搬送されたが意識が戻らなかったという。

 2001年に18歳年下の美紀夫人(45)と結婚し、3人の子どもがいる。

 若い頃からトレーニングは欠かさなかったそうだが、一方で酒は飲み、たばこも1日3、4箱吸っていたそうである。

 それに1984年には髄液が漏れて脳圧が下がる低髄液圧症候群という病気で入院し、一時は面会謝絶になるほどだったという。

 それに糖尿病で、インシュリンで治療していた。コンサートで激しく動き、その後の打ち上げで爆食いすると、血糖値の上がり下がりの幅が大きくなりすぎるそうだ。

 秀樹で忘れられないのは、私も好きだった12歳年上の十朱幸代と交際していることが話題になった時だった。私は激しく秀樹に嫉妬した。

 新潮によれば、松田聖子がこっそり病院に見舞いにきたり、山口百恵からラブレターをもらったことがあったという。

 4月14日、栃木県足利市で開かれた「同窓会コンサート」で5曲歌ったのが最後のステージになった。合掌。

 フライデーから1本。人気俳優の三浦春馬(28)と、トップモデルの三吉彩花(21)の深夜のデート姿をとらえている。

 バーで飲んで、2人は三浦のマンションへと消えたそうだ。これの見どころは、三吉の見事な美脚である。フライデーは「常人離れしたプロポーション」と書いているが、確かに、こんな女性が歩いていたら見とれてしまうだろう。一見の価値あり。

 閑話休題。5月27日、競馬最大の祭典「ダービー」が東京競馬場で行われた。

 皐月賞馬のエポカドーロが逃げて粘り、2冠馬かと思われたが、福永祐一が騎乗するワグネリアンが外から強襲してダービー馬の称号を勝ち取った。

 福永の父親は、福永洋一といい、天才と謳われた名騎手であった。

 1970年から9年連続でリーディングジョッキーになった。だが79年、祐一が2歳の時、落馬して重度の脳障害を負ってしまう。

 たしか80年だったと記憶している。福永のリハビリ生活を私がいた婦人雑誌で取材したことがあった。

 素晴らしい美人の奥さんに介護された、身体が麻痺して動けない話せない洋一の姿が、何ともいえなかった。

 2度とターフには戻れない名騎手の周りで、走り回っていたのが幼い祐一だった。

 あれから長い年月が経ち、母親が反対したにもかかわらず自分も騎手の道を選んだ祐一が、19度目の挑戦で、父親が果たせなかったダービージョッキーになった。

 勝った瞬間、泣き暮れる祐一に、私ももらい泣きした。「親父はこの景色を見たかったんだろうな」。きついリハビリを長年やって、自分の生まれ故郷の「南国土佐を後にして」を口ずさめるようになったという父親に、息子はなんといったのだろう。

 さて、他の新聞よりも朝日新聞が批判されることは多い。今月も新潮45が「朝日の論調ばかりが正義じゃない」という特集を組んでいる。

 私は、長年朝日を読んできたが、朝日の論調が常に正義だとは思わないが、他紙ほど偏っていないとはいえるのではないか。

 だがそうした朝日人の中にも、女性記者に無理やりキスをする輩がいると文春が報じている。

 朝日の現役社員がこう告発している。

「財務省を担当する記者クラブ『財研』に所属し、福田次官問題も取材している女性記者のA子さんが最近、経済部の上司にセクハラをされたというのです」

 A子が、3月下旬に経産省の前担当記者と現担当記者が集まった飲み会の席で、「歓送迎会の後、バーでBさんにキスされた」とこぼしたというのである。

 その歓送迎会が開かれたのは3月20日。A子は幹事の一人で、二次会の後、そのBに誘われ2人でバーへ行ったという。

「そこで無理やりキスをされ、B氏はA子さんの自宅にまで上がりこもうとしてきたそうです」(朝日の中堅社員)

 Bは、4月の人事で経済部次長から、社説も手掛ける論説委員に出世した40代後半の男で、部下の間では「パワハラ体質」としても知られていたというのだ。

 A子からキス強要の件を聞いた同僚は、「会社に訴え出たほうがいい」と進言し、彼女は会社に話したという。

 ところが、この件を聞きつけた丸山伸一経済部長が、なぜか「口外するな」とかん口令を敷いたというのである。

 福田前財務省事務次官のセクハラ発言を厳しく批判していて、社内にはセクハラ防止規定があり、ハラスメント対応の専従チームを置いていると、「自社のセクハラ対策に胸を張っていた」(文春)朝日が、これでは安倍官邸と同じ「隠蔽体質」といわれても仕方なかろう。

 当事者たちを取材すると、みな、広報に聞いてくれというだけ。ではその広報はというと、個別の案件については答えを控えるといいながら、「当事者の立場や心情に配慮し、保護を優先する観点から」質問に答えられない場合があることをご理解くださいと、何やら日大アメフト部の井上コーチのような答えを返してきたそうである。

 Bのセクハラ行為を否定していないところを見ると、そうした事実はあったと考えていいのだろうが、朝日がこの対応とは情けない。

 5月25日、10カ月にわたって不当に拘留されていた籠池夫妻が保釈された。

 タイミングよく、森友問題の交渉記録は破棄していたと佐川理財局長(当時)がいい張っていた文書が国会に提出された。

 前門の虎、後門の狼。安倍晋三・昭恵夫妻がどこで自分たちの嘘を認めるのか。それとも再び、解散総選挙に打って出るのか。総裁選までには「結論」が出そうである。

 籠池夫妻以上に安倍首相が怖いのは、中村時弘愛媛県知事である。

 中村知事が国会に提出した新文書には、2015年3月25日、安倍は加計孝太郎理事長と15分程度会い、今治市に設置する獣医学部の話を聞かされ、「そういう新しい獣医学部の考えはいいね」といったとある。

 当然安倍は野党の質問に、そんな事実は確認できないと突っぱねたが、その後、周辺には「本当に会っていたらどうしようかね」と漏らしたと、文春が報じている。

 その上、ついに加計学園側が自ら墓穴を掘るようなことをしたのである。

 学園が、理事長は首相と会っていない。獣医学部の計画にいいねと言われてもいなかった。それなのに愛媛県には、面会したとウソの報告をした、学部設置への打開策を探るための作り話だったという文書を発表したのだ。

 後で触れる、日大アメフト部の騒動とよく似た構造である。だが、向こうは一大学の醜聞だが、こっちは、加計学園という学校法人が、県をだまして獣医学部を認可させ、おまけに毎年30億円以上にもなる補助金までだまし取ったという「詐欺」事件である。

 ゴメンナサイで済む話ではない。

 安倍首相は、知らぬ存ぜぬで押し通そうとしているようだが、事ここに至っては、加計孝太郎理事長の証人喚問はさけられないはずである。

 森友学園は、籠池が昭恵夫人の名を利用して、国有地を格安で払い下げてもらった。

 加計孝太郎は、安倍の名前を使って県をだまし、獣医学部新設を容認させたのである。安倍はそれを知っていたはずである。何しろ加計孝太郎とは学生時代からの刎頚之友なのだから。

 もし知らないで、加計が勝手にやったことなら、親友と呼ぶにはあまりにもお粗末な人間である。そんな人間を信用し、友と呼んでいたとすれば、安倍は自分の人を見る目のなさを恥じるべきであろう。

 どちらにしても、この問題は、安倍が逃げ切ろうとした土壇場で、加計孝太郎自らが、安倍のためと思っていいだしたことが、安倍の墓穴まで掘ってしまった。

 悪事というのは、思いがけないことから明るみに出るものである。もはや、将棋でいえば、安倍は詰んだ。

 さっさと辞任して、山寺へでも行くがいい。

 さて、こちらもウソにウソを重ね、ついには、大学全体の信用性を地に落してしまった人間たちの物語である。

 これほど危機管理ができていない組織というのは、そう他にあるものではない。

 監督、コーチから、相手をケガさせてこいと命令された選手は、自分のやったことの重大さを意識し、自らが会見を開き、記者たちの前で罪を認め、謝罪した。

 天晴れ日大生! だが、次々に出てくる監督、コーチ、学長、おまけに元共同通信というアホな広報など、よくこれだけダメな奴らがこの大学にいたものだと、呆れ果てるしかない。

 現代で、元山口組の顧問弁護士だった山之内幸夫が、「ヤクザの世界に似通った構図」だと喝破しているが、田中英壽理事長は、住吉会の二代目福田晴瞭会長や六代目山口組の司忍組長とも交友があり、理事長というより「組長」といった方がふさわしい人物のようである。

 さしずめ内田前監督は若頭というところか。

 ヤクザならヤクザらしく、堂々と自分の罪を認め、指でも詰めればいいのに、逃げるばかりで、ついには病院へ入ってしまった。

 ポストによれば、日大の卒業生は100万人以上いて、日本人の1%にも達するほどの数を誇っている。

 来年、創立130周年を迎える日大は、1889年に元長州藩士の司法大臣・山田顕義によって設立された「日本法律学校」だった。

 日大は、東京商工リサーチによると、全国の社長の出身大学ではなんと第1位で、2万2,135人の社長を輩出しているそうである。

 だが、東証1部に限ると、いきなり8位になる。

 日大には芸術学部というのがあり、爆笑問題、宮藤官九郎、篠山紀信、林真理子、三谷幸喜、近藤サトなどを輩出してきている。

 笑えるのは、新潮が報じているが、日大には2016年に日本初を謳って開校した「危機管理学部」があるというのである。

 今回の騒動で、危機管理など皆無と思われたに違いない。

 おそらく、古田体制崩壊以来、日大最大の危機に、やること為すことメディアの反発を買うのでは、この学部の廃止は避けられないのではないか。

 更に笑えるのが、文春が、内田が監督辞任を発表した翌日、パチンコに興じている田中理事長の姿を撮り、グラビアに掲載しているのである。

 フライデー真っ青のスクープ撮。さすが文春である。

 日大というと、われわれの世代ですぐ思い出すのは、1960年代の「日大闘争」である。

 東大闘争のほうが世に知られているかもしれないが、日大闘争こそが、全共闘闘争の原点であり、最大の学生運動であった。

「本当の意味で全共闘を作ったのは日大です。これは文句なしに本当に。単に日大全共闘というのは武装した右翼とのゲバルトに強かっただけじゃないです。
 本当に、あのね、学生大衆の正義感と潜在能力を最大限発揮した、最大限組織した、ボク、あれは戦後最大の学生運動だと思います。今でも、あれ、考えるとナミダ出てきます」

 2015年1月30日に開かれた「日大930の会公開座談会」で、東大紛争のリーダーだった山本義隆・元東大闘争全学共闘会議代表は「日大闘争」をこう評価した。

 日大を私物化し、権勢をふるっていた古田重二良理事長に対して、22億円の使途不明金問題をきっかけに学生が決起し、1968年9月30日に開かれた日大両国講堂での全学集会で、古田を辞任に追い込んだのである。

 古田は柔道部出身で、現在の田中英寿理事長は相撲部出身。ともにカネと強面を表面に出して学内を牛耳ってきた。その田中の後継者といわれているのが、今回、不祥事を起こした日大アメフト部の内田正人前監督である。

 5月6日、日大対関西学院大の定期戦で、味方にパスを出した関学大のQB(クオーターバック)に、日大のDL(ディフェンスライン)が背後から激しいタックルをかけ、QBは全治3週間の大ケガを負った。

 この危険なプレーを指示したのが内田監督ではないかといわれたが、否定したまま雲隠れし、試合から2週間後、ようやく関学大を訪れ謝罪した。

 だが、タックルを指示したのかについては何もいわず、かえって関学大側の怒りを買ってしまったのである。

 すると当のDL選手自身が会見を開き、コーチから「相手のQBを1プレー目で潰せば(試合に=筆者注)出してやる」「相手のQBがケガして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」といわれ、本当にやらなくてはいけないのだと追い詰められ、あのプレーをしたと告白した。

 私も仲間と居酒屋で飲みながらテレビを見ていたが、スポーツマンらしい潔さで、淀むことなく受け答えしている姿に、彼は真実を語っている、そう思った。

 あわてた内田側は、翌日、急遽会見を開いた。だが、内田監督は「信じていただけないと思うが、私からの指示ではない」と再度否定した。

 井上奨コーチも「監督から僕に『QBにけがさせてこい』という指示はなかった。私はDL選手に対して『QBを潰してこい』と言ったのは、真実です」と、監督を庇う発言に終始した。

 この会見が単なる弁明のための会見だったことが明らかだったのは、これをセットした日大広報のバカな対応だった。記者が質問しているのに遮り、「これ以上続けても時間の無駄」だといい放ったのである。

 そこで今週の第1位。文春は、試合後にマスコミの囲み取材で内田が語った本音を掲載しているのである。文春独自の取材ではない。

 その時、どこかの社の人間が録音していたのを借りたか買ったかしたのであろう。

 だが、さすが文春、目の付け所がいい。そこでは「内田が(反則を=筆者注)やれって言ったって(記事に書いても)、ホントいいですよ、全然」と「全面自供」(文春)している。

 また、DL選手の反則プレーを「こんなこと言っちゃ悪いんだけど、よくやったと思いますよ。もっといじめますけどね。だけど、そうじゃなかったら、関学みたいなチームに勝てないでしょ。(中略)だから、そろそろ良くなるんじゃないですかね。法律的には良くないかもしれないけど、そうでしょ」

 また「あれぐらいラフプレーにならないでしょ」とまでいっているのである。内田は会見で、DLが反則したプレーの瞬間は「見ていなかった」と答えている。こんな嘘が通ると思っているのだろうか。

 会見が終わると、内田は体調が悪いと病院へ逃げ込んでしまった。なぜ、パワハラの権化といわれた日本レスリング協会の栄和人強化本部長も、今回の内田も、事が起きると自らは表に出ないで、こそこそと逃げ隠れしてしまうのであろう。

 こんな連中にスポーツマンシップを語る資格など全くない。

 文春はさらに、日大が全額出資している「株式会社日本大学事業部」という会社についても追及している。

 主力業務は大学や病院などの施設の清掃、学内における自動販売機の設置などで、取締役に内田の名前もあるという。

 ここは別名「日大相撲部」といわれていて、田中理事長率いる相撲部の関係者が複数採用されている。利益の大半は日大への寄付として処理されていて、「現体制の集金マシン」(文春)になっているそうである。

 文春はうまい手を使ってスクープにこしらえあげたが、会見で、記者たちから、内田監督はあの時こういっていたではないかという質問がなぜ出なかったのであろう。

 自分たちはしがらみがあって内田に突っ込めないから、文春さん、代わりにやってよということだったのではないか。府抜けは日大の上層部だけではない。

 学生数7万人、国から92億6,000万円もの補助金を受けているマンモス大学が、この惨状である。日大の学生諸君、いまこそ第二の日大闘争を起こし、理事長たちには退陣してもらおうではないか。

【巻末付録】

 今週はポストが頑張っている。まずは「村西とおると『ダイヤモンド映像』のナイスな時代」。AVの帝王といわれた村西が発掘した女優たち。黒木香、桜樹ルイ、田中露央沙など、やはりいいね。

 袋とじは「職業・AV監督 鈴木リズ 初ヘア・ヌード『主演女優はワ・タ・シ』」。なかなかエロいヌードである。

「半分、エロい。」。田中真理、佳那晃子、濱田のり子など。濱田がいいね。

 もう一つの袋とじは伝説の林檎ヌードの「麻田奈美から届いた手紙」。今は結婚して介護の日々だという麻田から、編集部に届いた手紙を掲載。

 このヌードは、母親が勧めて撮らせたそうだ。この頃の自分のヌードを見て、「溌剌として初々しくて、自分でいうのもなんなんですが、かわいい娘ですね。あの頃の麻田奈美は私ではなく、別人だと思ってしまいます」。

 こういう写真を残しておいたあなたは幸せ者だ。

 ポストに比べた気合の入らない現代。「丸山桂里奈 また見せちゃいました」。「牧野紗弓 セクシー×デラックス」。袋とじは「トップアイドルのHカップ裸身を見よ 渡辺万美 圧巻のヘアヌード」。細身に似合わないすごいバスト。バストへチにはたまらないだろう。

 というわけで、今週はポストの大勝。
(文=元木昌彦)

金沢競馬で八百長疑惑勃発!? 暴力団員が語る手口は「夜中に忍び込んで、馬に筋弛緩剤を……」

今週の注目記事・第1位
「『夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた』」(「週刊文春」5/24号)

同・第2位
「中国人が中国で子どもを産んで、なぜ日本が42万円も払うのか?」(「週刊現代」6/2号)

同・第3位
「不邪淫を説く『薬師寺』管主が口説いた40代美貌のホステス」(「週刊新潮」5/24号)

同・第4位
「『23歳電気工事士』が刻んだ性的倒錯の履歴」(「週刊新潮」5/24号)

同・第5位
「「羽生結弦とメドベージェワ『愛の真実』」(「フライデー」6/1号)

同・第6位
「金沢競馬で『八百長疑惑』」(「週刊現代」6/2号)

同・第7位
「大谷翔平の二刀流がソーシア監督に壊される!」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第8位
「闘う愛媛県知事 中村時弘とは何者か?」(「週刊現代」6/2号)

同・第9位
「『エロ親父』福田が怖くて、記者が務まるか」(「週刊現代」6/2号)

同・第10位
「映画監督 是枝裕和」(「週刊現代」6/2号)

同・第11位
「『食事の匂い』に敏感な人はボケない」(「週刊文春」5/24号)

同・第12位
「60歳過ぎてからの『極上の孤独』のすすめ」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第13位
「東海林さだお『あれも食いたいこれも食いたい』」(「週刊朝日」5/25号)

同・第14位
「二階俊博『安倍政権のこれから』を話そう』」(「週刊現代」6/2号)

同・第15位
「日大アメフト部悪質タックル問題 指示疑惑の監督が握る“学内権力”」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第16位
「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」(「週刊新潮」5/24号)

同・第17位
「『究極の食事』実践編」(「週刊文春」5/24号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。

 文春に「究極の食事」というのがある。やはり肉よりも魚がいいそうで、サバやアジを1日60グラム摂取すると死亡率が下がるという。

 魚に野菜や果物、茶色い炭水化物(玄米や全粒粉)、オリーブオイル、ナッツ類がいいそうだ。

 体に悪いのは、赤い肉(豚肉や牛肉、馬肉に加えてハムやソーセージなどの加工肉)、バターだそうだ。

 新潮は、「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」というのを巻頭で大特集。ハムやウインナーには発がん性の添加物が入っているものがあり、今人気のサラダチキンなどにも、腎臓疾患を招く添加物が入ってるものがあるそうだ。

 驚いたのは「ペヤングソース焼きそば 超大盛」は、それだけで1081kcalもあるんだ。これと餃子でも食べれば、1日のカローリーはオーバーするな。

 さて日大アメフト部が関西学院大学との定期戦で、パスを投げ終えた無防備なQBに猛タックルをかけ、全治3週間のケガを負わせた「事件」は、責任者である内田監督が、「反則をやるなら試合に出してやる」と選手に指示していたことが疑われ、関学側は態度を硬化させた。

 だが、この御仁、口と態度は裏腹で、なかなか表に出てこず、出てきたかと思えば、「かんせいがくいん」を「かんさいがくいん」といい間違えるなど、どうも、選手たちがあがめる人物にしては、小物感が漂う。

 それにこの監督、ポストによれば、日大エリートで、体育会の入部人数や保険体育審議会の事実上のトップで、大学内でも実力を持っている人物だという。

 日大のエリートというのもこの程度かと、多くの人が思ったに違いない。

 先の日本レスリング協会の栄というコーチも、パワハラがあったといわれて、こそこそ姿をくらまし、自分から釈明することもなかった。

 狭い世界でふんぞり返っている人間というのは、批判をされることもないから、そうした声が出てくると、普段考えられないほど脅え、表に出てこられない。

 可哀想なのは、こんな連中に怒られたり、命令されてきた選手たちである。

 まさに井の中の蛙。多くの日大OBは嘆き憤っているはずだ。

 さて、現代で田原総一朗が二階幹事長をインタビューしている。だが、失礼だが、田原老いたり、と思わざるを得ない、内容のないインタビューである。

 ここで書き写すほどのことなど何もない。二階は安倍の三選を支持している(本音かどうかはわからないが)。中国や韓国とは仲良くしましょう。それだけだ。

 こんなものを今なぜやらなくてはいけないのか。現代の編集部の意図はわかるが、インタビュアーの人選を間違えている。

 ところで、コラムは週刊誌の顔である。現代ならば伊集院静、文春なら林真理子、新潮は藤原正彦、ポストはビートたけし。

 朝日は東海林さだお。「あれも食いたいこれも食いたい」は今週号で1497回である。今でも名コラムといわれるものに山口瞳の「男性自身」(新潮)がある。テーマは旅から交友録、競馬の話までと幅が広い。

 東海林のコラムは食べ物だけに限定している。それを毎週書き続けるというのは並大抵のものではないだろう。今週も手本にしたいほどの名文である。書き出しはこうだ。

「何をするにしても“いきなり”というのはよくない。いきなりで物事がうまくいったためしがない。
 物事には順序というものがある。何をやるにしてもまず入念に下調べをし、準備を整え、手順を踏み、これまでの前例を調べ、リハーサルを経てから事を行えば大体うまくいく。(中略)
 たとえば結婚。いまはできちゃった婚などという結婚もあるが昔は厳格な手続きが必要だった。まず見合いというものがあった」

 結婚からTOKIOの山口のキスの話へと広がり、財務省・福田次官の「いきなりオッパイ」につながる。

「人はいきなりで失敗する。いきなりで人生に躓く」のだが、いきなりで成功した人もいると、昨今評判の店「いきなり! ステーキ」へと結び付ける。

 結びは「もし『いきなり! ステーキ』が『立ち食いステーキ』だったら……」

 結びで大事なのは「余韻」だと、読売新聞「編集手帳」を担当していた名コラムニスト竹内正明が『「編集手帳」の編集術』(文春新書)で書いている。竹内はコラムの理想形として「之字(のじ)運動」をあげている。

 戦争中海軍が敵の魚雷を避けるために「之」に似たジグザグ航法をとったように、どこに向かっているのか書き出しを読んだだけでは本題がわからない書き方を心がけているというのである。東海林のコラムを読むだけで400円を払う価値がある。

 ポストの60歳過ぎてからの極上の孤独のすすめにいこう。下重暁子の『極上の孤独』や五木寛之の『孤独のすすめ』が売れている。

 五木のほうは読んでみた。ほとんど内容は忘れているが、孤独の話より、老人たちがこれから世直しのために立ちあがれという、老人を鼓舞する内容だったと記憶している。

 孤独というのは、何もわざわざそうしなくとも、ある程度の年齢になれば、嫌でも孤独になる。

 両親の死、友人たちの死、愛犬の死、結婚していた相手が亡くなることもある。

 下重がいっているように、わざわざ一人になれる空間を作らずとも、嫌というほど孤独は周りに充満し、押し潰されそうになる。

 昔は粋がって「群衆の中の孤独」などと嘯いていたが、そんな群衆と遭遇することもなくなる。

 孤独を楽しめと、みなさんおっしゃる。それは、すぐ隣に家族がいて、外に出れば仕事仲間や飲み仲間がいるからいえることではないのか。

 私はまだ幸いにして「真の孤独」というものを味わったことがない。だがそれもあと数年のうちに味わうことになるのだろう。

 妻の朝丘雪路が認知症(なぜ認知症で死ぬのだろう?)で死んで、亭主の津川雅彦は、「先に死んでくれてありがとう」といった。認知症の介護で相当辛い思いをしたのであろう。

 だが、その言葉の行間に、オレのほうが先に逝きたかった、一緒に死ねばよかったという悔悟の念を見てしまうのだが。

 孤独なんて、自分から進んで味わいに行くことはない。だが、私はこうした企画が好きである。

 いまは死についての本を乱読している。余生を悔いのない送り方をしたい。そんな、誰もなし得ないことを夢見て、毎日を無為に過ごしているが、これはこれで楽しいものではある。

 さて匂いに敏感な人は呆けないとよくいわれる。文春によると、アルツハイマー型やレビー小体型の認知症では、物忘れなどの症状が出る前に、嗅覚機能が衰える傾向があるという。

 したがって、朝食に、パンの焼ける匂いやコーヒー、ご飯とみそ汁の匂いをきちんと嗅いで、脳を刺激することが大事だそうである。

 スクープにもいろいろな形がある。今週号の文春のゴーンの元妻の告白もスクープだが、現代のグラビア「映画監督 是枝裕和」もある意味でのスクープだと、私は考える。

 この時点では、是枝監督が第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞するニュースは入ってきていない。

 彼の『万引き家族』が、今村昌平監督『うなぎ』以来21年ぶりに受賞したのである。日本映画のパルムドールは5作目になる。

 私はこの映画は見ていないが、『誰も知らない』『そして父になる』は見ている。『そして父になる』は子どもを取り違えられた夫婦の物語だったと思うが、福山雅治の父親役に違和感があり、映画に入り込めなかった。

 是枝は、政治的な発言もする行動的な映画監督である。今度の映画も、年金不正受給を題材にしているらしい。

 日本を代表するとまではいわないが、まだ55歳。さらなる高みを目指してもらいたい。

 やはり現代に、元朝日新聞女性記者・川村昌代(51)が、エロ親父の福田元財務省事務次官が怖くて、記者が務まるかと、勇ましい発言をしている。

 これは、福田のセクハラ発言に嫌気がさし、2人で会ったとき、その場の会話を録音して、新潮へ持ち込んだテレビ朝日の女性記者を批判しているように読める。

 川村も福田を取材したことがあり(15年も前のこと)、同じようなことをいわれたが、体を触られることもなかったし、その後も携帯に電話すると、出てくれたと“自慢”しているが、私には、ちょっと違うのではないかと思えるのだ。

 15年も前の福田と、次官まで上り詰めた福田とは、彼が同じような物言いをしても、受け取る女性のほうは、「馬鹿いってんじゃないよ」とはいえないだろう。

 私の少ない官僚との付き合いの経験でいわせてもらうと、官僚という生き物は、自分がいかに官僚らしくないかをアピールしたがる輩が多い。

 ここでも厚労省の官僚が、新人を連れて来て、彼らが上半身裸になり、おっぱいにマヨネーズをつけて舐めあった話が出てくる。

 こういうところも、官僚ならではの、男らしさの表現なのであろう。だが、見せられる女性記者の中には「気持ち悪い」というものもいたそうだが、私にも「悪趣味」としかいいようがない。

 女性記者の中には「女を売り物」にしてネタを取ろうという者もいる。だが、基本は、取材対象者と取材記者である。

 いってはいけない、やってはいけない常識というものがある。それを福田は越えたというしかない。

 川村がいうように、「向こうの懐に入って、こっちの懐にも入ってきてもらうような付き合いができないとネタなんて取れませんよ」というのはわかる。

 われわれ雑誌記者もそう思って取材してきた。だが、財務省という大変な権力を持っている役所のナンバー1が、記者に対して不埒なセクハラ発言をするということも、ビッグニュースである。

 自衛のためだったといっているが、セクハラは許さないというのも、記者魂の一つだと、私は考える。

 昔ながらの記者道を説いても、そんなことはみんなわかっている、しかし、取材している人間がいかに外道かを伝えることも、記者の大事な役割であるはずだ。

 さて同じ現代に、安倍首相に「ダメ」を出し続ける中村時弘愛媛県知事というのはどんな人間かを解説した記事がある。

 1960生まれ。父も松山市長を務めていた。慶応大学から三菱商事。だが、5年目に三菱を辞し、母親の強い反対を押し切り、87年に県議会議員選挙に出て当選する。

 90年に衆院選に無所属で出馬する。ここには自民党の現職が2人いたので、自民党の公認をもらえず、派閥のドンであった安倍晋太郎に演説をしてもらおうとしたが、ドタキャンされてしまう。

 安倍一族とはこうした因縁があった。その後、日本新党で当選するも、96年には落選。

 99年に松山市長選に出て当選。3期務めて県知事になる。彼は「既存のものを壊すのが大好き」がモットーだという。

 県知事が総理と対峙し、総理の嘘を暴く姿は、多くの国民の支持を集めている。本人に国会へ来て証言をしてもらいたいものだが、自民党側ががんとして認めない。

 大谷翔平の進撃が止まらない。20日、エンゼルスの大谷はアナハイムでのレイズ戦に先発して7回2/3を6安打2失点、9三振を奪って4勝目(1敗)を挙げた。

 ホームランもすでに6本。ベーブ・ルースの記録、10勝ホームラン10本は、夏までに達成しそうな勢いである。

 だが、ポストによると、エンジェルスの名将・ソーシア監督は、中6日で使ってきた投手・大谷を、5月下旬から6月上旬にかけての16連戦に、中5日で使おうとしていると報じている。

 大谷は、右肘の内側の副靭帯に損傷があったり、決め球のスプリットは肘への負担が大きいため、故障発生という悪夢が起きうるかもしれない。

 大谷を支持する人間も、いまだに疑問符をつけている人間にも、心配なのはケガや故障である。

 これから過酷な夏が始まる。なんとか元気にシーズンを乗り切ってもらいたい。そうすれば記録はおのずからついてくるはずである。

 さて、昨日のオークスは、1番人気のアーモンドアイが強い競馬をして二冠馬になった。

 だが競馬には不可解なレースがつきもの。ましてやローカルの競馬では、八百長ではないかとみられるレースが、今なおあると現代が報じている。

 5月8日、金沢競馬場で行われた第2レース。9頭立てだ。人気の4番が大きく出遅れた。

 結果、1着6番人気、2着4番人気、3着は最低人気の馬で決着。払い戻しが場内アナウンスされるとざわついた。

 三連複5万9410円 三連単4万6600円

 1着から3着までを順番どおりに当てる3連単のほうが、配当が低いという不可解なことが起きたのである。

 2レースなのに、他のレースより600万円ほど多く馬券が売れていた。

 それ以外にも首を傾げるレースが時々あり、八百長ではないかとネットなどで騒がれているそうだ。

 私も昔、名古屋の競馬場で、八百長を仕組んだという暴力団員に話を聞いたことがある。

 彼は、前日の夜、厩舎に入り込み、人気の馬に筋肉弛緩剤のようなものを注射したといった。

 それで八百長は成立した? 彼は苦笑いして、それでも競馬だからどれが来るか分からず、結局馬券では損をしたといった。

 騎手が引っ張って出遅れさせることは難しくない。だが、その後の馬がどうなるのかは神のみぞ知る。

 結局、全通り買わなくては当たらないことが多いのである。金沢のケースはわからないが、競馬の八百長は、野球よりも何倍も難しい。

 だから私は、競馬には八百長はないと考えている。

 文藝春秋でお家騒動。松井社長のやり方を批判するメールが部署長宛に出されている。

 そこには、松井が社長に就任して以降、強引な手法が取られることが多くなったという声が、役員や執行役員の中からも出てくるようになったという。

 新聞の広告のサイズから、単行本の部数、雑誌の編集方針に至るまで強引に決めてしまうやり方に、現場はやる気を失っているというのである。

 7月に松井社長は交代するそうだが、最初は会長になり、これまで通りに物事を進めていくといい出したが、さすがに7人の取締役のうち3人が職を賭して説得し、止めさせたという。

 要望書は、以下の3点を求めているそうである。進んでいる次期執行部の人事を白紙に戻すこと。松井社長は人事にタッチしないこと。次期執行部は執行役員を含めた役員会で互選することなどだ。

 文春の気風は自由闊達だと、私は思っている。しかし、どうやら松井体制になってから、そうではないようだ。それは、文春も出版不況の中で喘いでいるからであろう。

 この要望書はこう結ばれているそうである。「文藝春秋がこの閉塞感から脱してもう一度活気を取り戻すことができれば、現在の社業の厳しい状況にも、きっと明るい兆しが見えてくると信じてやみません」

 こういう声が社内から出てくるのも、文春のよさだと思うが、5月30日の決算役員会はどうなるのだろう。

 さて、羽生結弦(23)は、今や日本一のアイドルといってもいいだろう。

 だがフライデーによると、ロシアのフィギアの女王、メドベージェワ(18)も、羽生のことを好きでたまらず、7歳の時から指導を受けていたコーチとの関係を断ち切り、羽生が師事しているブライアン・オーサーに変え、祖国を捨ててカナダに練習拠点を移すのである。

 ロシアのフィギア関係者の間では「愛する羽生に近づきたいからではないか」ともっぱらの噂だという。

 平昌五輪の時、ライバルのザギトワが羽生とリンク上で抱き合ったときは、ものすごい形相で睨みつけていたそうだ。

 いい話だ。こうした国際カップルが誕生し、その子どもがリンクの上で華麗な花を咲かせる。だがひと言。ロシア人は、若いときは飛び切り美人だが、中年になると太る人が多い。そのことだけは頭に入れておいたほうがいい。

 やはり事件ものでは新潮に一日の長がある。新潟県で起きた大桃珠生(たまき・7歳)ちゃんを誘拐して殺害し、証拠隠滅のために、亡骸を線路に置き去りにするという残虐非道な事件の犯人として、小林遥(23)容疑者が逮捕された。

 小林は、捜査本部へ移送され、署内に入る時一瞬ニヤリとした表情が、テレビを見ていた視聴者の怒りを増幅させた。

 こういう事件でありがちな、高校を出て電気配線工事の会社にいたが、勤務態度はいたって真面目で、無断欠席は一度もなかったそうである。

 新潮によると、両親と姉、弟の5人暮らしで、近所では「おとなしくて真面目」だった。

 中学時代はロボットコンテストに夢中で、アニメオタクだったらしい。だが、捜査関係者によると、「彼はこれまで何回か検挙され、1月末には児童ポルノで書類送検されました。新潟のほか山形でも、児童がらみで摘発されていて、つい先月も別の子への青少年健全育成条例違反で書類送検されたばかりです」。社員旅行でも、他の社員が連れてきた女児にまとわりついていたという。

 この地域は、62年頃から家が建ち始め、新潟地震で液状化を免れたため家を失った人たちが越してきて住宅地になった。30年ぐらい前は「小針銀座」といわれたこともあったが、高齢者が多くなり、今では「年金通り」と呼ばれているそうだ。空き家も多く、無計画に宅地造成されたため、入り組んだ袋小路が多いという。

 そういうこともあり、逮捕までに1週間もかかったそうだが、先の捜査関係者がいっているように、最初から小林は行動確認の対象だった。

 こうした事件が起きると、必ず、性犯罪常習者をGPSで監視しろ、住民にそうした要注意人物がいることを知らせておくべきだという意見が出てくる。

 だが今でも日本は立派な超監視社会である。この上、プライバシーを警察に売り渡すのは、御免蒙りたい。

 今回も、事件後から小林がマークされ、防犯カメラの映像には小林のクルマが写っていて、逮捕に至った。事前に防げなかったのかという思いはわかるが、もし、あなたの数十メートル先に性犯罪者が住んでいるとわかったら、あなたはどうするのか?

 その人間の行動確認を毎日するのか、それともそこから引っ越すのか。日本のような村社会で、異物がいることがわかれば、その村はそれを村八分にするか、その村は崩壊する。そんな重苦しい気持ちになるなら、知らないほうがいい。私はそう思う。

 薬師寺というと、高校生の時、修学旅行で行ったことを思い出す。高田好胤が副住職の時だった。坊さんでこんなに面白い話の出来る人がいることに驚き、時を忘れて聞き入った。

 好胤の法話は「青空法話」と呼ばれていて、18年間続け、聞いた生徒は600万人以上といわれる。

 その後、高田は管主になったが、今週の新潮に出てくる管主は好胤さんとは比べ物にならない。

 このおっさん、16年に管主に就任した村上太胤(たいいん・71)。お相手の女性はクラウディア・カルディナーレを思い起こさせる独身美女(44)。勤めは銀座のクラブのようだ。

 知りおうたのは17、8年前だというが、3年前に村上に連絡したところ、何度もメールが来た。

 15年8月に大阪へ買い物旅行へ行くと伝えると、管主は前のめりになって、「ちなみにホテルは確保してます。いやでなければ人畜無害の私と一緒で」。ボルボのセダンで迎えに来たそうである。

 その後、バーやお茶屋を回って、ホテルで男女の関係になってしもうたそうだ。

 その後、村上の奥さんにも仲を知られるが、不倫関係はズルズルと続いていた。

 ここから急に、村上管主への直撃が始まるのだが、彼女はあまりのしつこさに嫌気がさしたのだろう。

 始めは「冗談でしょ」といっていたが、その後、観念したのか、インタビューに答えているが、これが高田好胤真っ青の面白さである。

――具体的なお手当てとかは。

太胤 そんなの払うわけがない。愛人なんて本当に思ったこともないし、あの、お店でね、「係りの、当番の女性や」としか。

――一般的にこれを何と呼びますかね。

太胤 まぁ飲み友達ぐらいの、という言い方は変ですかね。

――飲み友達と性行為するんですか、管主は。

太胤 何と言うのか。ちょっと言葉が(出ない)。

――これは不倫になりませんか。

太胤 相手の方が結婚していたら不倫なんでしょ。よくわかんないけど。

 毎回、避妊具は付けていないようだがと聞くと、

太胤 そういう時は、自分で外に出して処置しておりますから。

 彼女にいわせると、31回ほどHをしたが、時間は20分ほどで、事が済むといびきをかいて寝てしまうそうだ。

 薬師寺の管主にふさわしくない人物であることは間違いないようである。

 ところで、ノンフィクション作家の魚住昭が『現代ビジネス』で講談社の野間家をテーマにした連載を開始した。

 タイトルは『大衆は神である』。これまでありそうでなかった出版界の裏面史を、魚住が書くのである。

 実は、私も、魚住から頼まれて、私が知っている講談社について話をしている。彼は、社史『講談社が歩んだ五十年史』を編纂する際に関係者への聞き取りを行った膨大な速記録が残っていることを知り、すべて読んだそうだ。

 私も、以前ここで触れたように、講談社の一番よかった時代は戦中である。雑誌のシェアは8割だったといわれている。

 講談社の雑誌は、戦地にいる兵士たちへの慰問袋の中に必ず入っていた。

 大衆雑誌として、他を寄せ付けない圧倒的な人気があったのはもちろんだが、陸軍や海軍からの要請で、戦争を美化し、兵士たちの戦意を鼓舞する内容の雑誌も数多く出していたのである。

 戦争協力会社としての講談社は、戦後厳しく指弾された。一説には、GHQが講談社を戦犯会社に指定せず、その力を利用するために残したといわれる。講談社は生き残り、今日に至っているのである。

 その他にもいくつかあるが、魚住は「講談社にとって都合の良い話ばかりではありません。しかし、それもきちんと書いていきたいと思っています」と、『現代ビジネス』の連載前に語っている。

 第1回を読む限り、岩波書店や、夏目漱石など、明治から大正、昭和にかけての出版人や文人も多く登場する群像劇になるようだ。いいところに眼をつけたと思う。楽しみである。

 さて、現代は先週、中国人がビザを入手して国保を手に入れ、日本で手術や高額な薬を手に入れている実態があると報じた。今週はその2弾。

 今週は荒川区を取り上げている。荒川区の人口は約22万人。そのうち外国人は約8.8%の1万9,000人。

 そのうち中国人は3.2%の7,066人だそうだ。だが、最近では外国人の増え方が日本人より多いという。

 平成29年度の荒川区の出産育児一時金の支払いが、全体で264件なのに、そのうち外国人が105件もあったそうだ。

 それも中国人が61件。また、中国人の27件が、海外で出産し42万円をもらっているのである。

 いかにもおかしいが、海外出産でも、病院の出生証明書さえ出せば、払うのだという。

 こうしたことが、膨らみ続ける医療費をさらに膨らませ、崩壊に追い込まないか。早急に実態を調べるべきであるこというまでもない。

 今週の第1位は、文春の世界的スクープにあげたい。

 文春の巻頭特集は「夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた」と、ゴーンと30年夫婦だったリタ前夫人が激白している。

 ゴーン(64)といえば、日産自動車をV字回復させ、ルノーのCEOにまで上り詰めた、その世界では生きるレジェンドである。

 レバノン系ブラジル人のゴーンとレバノンで生まれ育ったリタが結婚したのは1985年。フランスのミシュラン・タイヤの研究開発室長だったゴーンが、南米ミシュランのCOOに就任した時だった。

 その後ルノーからヘッドハンティングされ、徹底したコストカットで利益を生み出し、99年に日産のCOOとして来日した。

 そんな夫を、リタは「カルロスはとても頭が良い反面、普通の感情が欠落しているような男性」だと評している。

 彼女も日本でレバノン料理店を開き、仲睦まじい夫婦だと思われていたが、内実はまったく違っていたというのである。

 リタの不信感が芽生えたのは10年の1月。夫はITが苦手だそうで、パソコンなどの不具合があった時は彼女が直していた。

 そんな時、「カルロスと女性の怪しげなメールを見つけてしまった……。夫は私の知らない米国人女性やドバイ在住の日本人女性、そして後に再婚するキャロルと“不倫”をしていたのです」。その上、夫の姉が「リタが精神病だという診断を出してもらうよう、リタの医師に相談しては」というメールを送っていたことも知ることになる。

 私にも経験がある。カミさんにパソコンを見られ、メールで某女との仲を知られたことがあった。絶対、カミさんに財布とパソコンは触らせてはいけない。

 だが、それ以前から夫婦仲は崩壊していたようである。05年にはブラジルで乗馬をしていた時、崖の近くで、夫が彼女の馬を脅し、落馬しかけたことがあったという。

 彼女が、メールを見た、不倫をしていたのねと告げると、夫は「お前は嘘つきだ。気が狂っている」と罵倒し、夫婦で飲んでいた睡眠剤を多めに飲むことを「促され」たという。

 どうやら強制的に飲まされたのではないようだが、昏睡状態になり、知り合いの医者が訪ねて来てくれて、救われたそうである。

 その後も、電話で優しい言葉をささやいたりする一方で、「君は自殺したいといつも言っている。部屋に弾の入った銃があるから、私や子どもに迷惑をかけずにいっそ人生を終わらせたらいい」と、いうことがあったという。

 夫婦仲が悪くなった真の原因が何なのか、読む限り詳らかではないが、外の世界で剛腕を見せつけ権力者への階段を上がっていくうちに、夫婦間の溝は大きく広がり、修復不能なところまでいってしまった。

 離婚を考えた夫人は、弁護士から録音を取るようにいわれた。それを夫に告げた時、「いつでもお前を滅ぼすことができるんだ」「早く殺すべきだった」とわめきながら彼女に襲いかかり首を絞めたという。

 12年には複数のクルマにつけ回され、事故で脇腹を骨折し、3カ月もの間安静にしていなければならなかった。

 その後、フランスで離婚の手続きが始まった。当然ながら、財産分与で揉めるが、何とか15年6月にフランスでの離婚が成立する。

 そしてゴーンは約1年後に、50歳のキャロルと再婚する。だが、ゴーンの故郷のブラジルでは、今年の3月に役所へ離婚申請したばかりだから、2人はまだ結婚状態にあり、重婚状態だとリタは主張する。

 それはともかく、ゴーンは、離婚が成立する前からさまざまなレセプションにキャロルを連れて行ったが、登録されていた名前は「リタ」だったそうである。

 世界でも指折りの大富豪の家庭内DVを赤裸々に語った前夫人の告白は、衝撃的なものだ。欧米のメディアなら、大々的に取り上げ真偽をゴーン自身に質すだろうが、日本のマスメディアはどうするのだろう。

 見て見ぬふりか。ゴーン側の弁護士は、ゴーンは品行方正で、長年にわたりリタに苦しめられてきた。彼女は精神的に不安定で妄想に取りつかれていて、どんな作り話でも平気でするといいながら、彼女の虚偽の告白をもとに記事を掲載すれば、法的措置を取らざるを得ないといっている。

 レバノンまで記者を飛ばした文春のスクープは、事実なら、世界のゴーンの信用を一気に失墜させるほど破壊力のあるものである。ゴーンはどう動くのか、それとも黙殺するのだろうか。注目である。

【巻末付録】

 現代もポストも気合が入っていないので、さらっとやる。現代は、「甦る『イエローキャブ』軍団 弾ける水着、大集合」。かとうれいこや雛形あきこか、懐かしいね。

「永岡怜子 神々しいヘアヌード」。袋とじは毎度おなじみ「覗かれた壇蜜」。

 ポストは、千本以上もAVに出た「千本女優 忘れられない最高のSEX」。「早見優 井上晴美」。もちろんヘア・ヌードではない。

 袋とじは「女性器を『整形』するオンナたち デザイナーズ・ヴァギナ」。よくわからん。見たい方は買ってください。

 というわけで今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

金沢競馬で八百長疑惑勃発!? 暴力団員が語る手口は「夜中に忍び込んで、馬に筋弛緩剤を……」

今週の注目記事・第1位
「『夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた』」(「週刊文春」5/24号)

同・第2位
「中国人が中国で子どもを産んで、なぜ日本が42万円も払うのか?」(「週刊現代」6/2号)

同・第3位
「不邪淫を説く『薬師寺』管主が口説いた40代美貌のホステス」(「週刊新潮」5/24号)

同・第4位
「『23歳電気工事士』が刻んだ性的倒錯の履歴」(「週刊新潮」5/24号)

同・第5位
「「羽生結弦とメドベージェワ『愛の真実』」(「フライデー」6/1号)

同・第6位
「金沢競馬で『八百長疑惑』」(「週刊現代」6/2号)

同・第7位
「大谷翔平の二刀流がソーシア監督に壊される!」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第8位
「闘う愛媛県知事 中村時弘とは何者か?」(「週刊現代」6/2号)

同・第9位
「『エロ親父』福田が怖くて、記者が務まるか」(「週刊現代」6/2号)

同・第10位
「映画監督 是枝裕和」(「週刊現代」6/2号)

同・第11位
「『食事の匂い』に敏感な人はボケない」(「週刊文春」5/24号)

同・第12位
「60歳過ぎてからの『極上の孤独』のすすめ」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第13位
「東海林さだお『あれも食いたいこれも食いたい』」(「週刊朝日」5/25号)

同・第14位
「二階俊博『安倍政権のこれから』を話そう』」(「週刊現代」6/2号)

同・第15位
「日大アメフト部悪質タックル問題 指示疑惑の監督が握る“学内権力”」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第16位
「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」(「週刊新潮」5/24号)

同・第17位
「『究極の食事』実践編」(「週刊文春」5/24号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。

 文春に「究極の食事」というのがある。やはり肉よりも魚がいいそうで、サバやアジを1日60グラム摂取すると死亡率が下がるという。

 魚に野菜や果物、茶色い炭水化物(玄米や全粒粉)、オリーブオイル、ナッツ類がいいそうだ。

 体に悪いのは、赤い肉(豚肉や牛肉、馬肉に加えてハムやソーセージなどの加工肉)、バターだそうだ。

 新潮は、「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」というのを巻頭で大特集。ハムやウインナーには発がん性の添加物が入っているものがあり、今人気のサラダチキンなどにも、腎臓疾患を招く添加物が入ってるものがあるそうだ。

 驚いたのは「ペヤングソース焼きそば 超大盛」は、それだけで1081kcalもあるんだ。これと餃子でも食べれば、1日のカローリーはオーバーするな。

 さて日大アメフト部が関西学院大学との定期戦で、パスを投げ終えた無防備なQBに猛タックルをかけ、全治3週間のケガを負わせた「事件」は、責任者である内田監督が、「反則をやるなら試合に出してやる」と選手に指示していたことが疑われ、関学側は態度を硬化させた。

 だが、この御仁、口と態度は裏腹で、なかなか表に出てこず、出てきたかと思えば、「かんせいがくいん」を「かんさいがくいん」といい間違えるなど、どうも、選手たちがあがめる人物にしては、小物感が漂う。

 それにこの監督、ポストによれば、日大エリートで、体育会の入部人数や保険体育審議会の事実上のトップで、大学内でも実力を持っている人物だという。

 日大のエリートというのもこの程度かと、多くの人が思ったに違いない。

 先の日本レスリング協会の栄というコーチも、パワハラがあったといわれて、こそこそ姿をくらまし、自分から釈明することもなかった。

 狭い世界でふんぞり返っている人間というのは、批判をされることもないから、そうした声が出てくると、普段考えられないほど脅え、表に出てこられない。

 可哀想なのは、こんな連中に怒られたり、命令されてきた選手たちである。

 まさに井の中の蛙。多くの日大OBは嘆き憤っているはずだ。

 さて、現代で田原総一朗が二階幹事長をインタビューしている。だが、失礼だが、田原老いたり、と思わざるを得ない、内容のないインタビューである。

 ここで書き写すほどのことなど何もない。二階は安倍の三選を支持している(本音かどうかはわからないが)。中国や韓国とは仲良くしましょう。それだけだ。

 こんなものを今なぜやらなくてはいけないのか。現代の編集部の意図はわかるが、インタビュアーの人選を間違えている。

 ところで、コラムは週刊誌の顔である。現代ならば伊集院静、文春なら林真理子、新潮は藤原正彦、ポストはビートたけし。

 朝日は東海林さだお。「あれも食いたいこれも食いたい」は今週号で1497回である。今でも名コラムといわれるものに山口瞳の「男性自身」(新潮)がある。テーマは旅から交友録、競馬の話までと幅が広い。

 東海林のコラムは食べ物だけに限定している。それを毎週書き続けるというのは並大抵のものではないだろう。今週も手本にしたいほどの名文である。書き出しはこうだ。

「何をするにしても“いきなり”というのはよくない。いきなりで物事がうまくいったためしがない。
 物事には順序というものがある。何をやるにしてもまず入念に下調べをし、準備を整え、手順を踏み、これまでの前例を調べ、リハーサルを経てから事を行えば大体うまくいく。(中略)
 たとえば結婚。いまはできちゃった婚などという結婚もあるが昔は厳格な手続きが必要だった。まず見合いというものがあった」

 結婚からTOKIOの山口のキスの話へと広がり、財務省・福田次官の「いきなりオッパイ」につながる。

「人はいきなりで失敗する。いきなりで人生に躓く」のだが、いきなりで成功した人もいると、昨今評判の店「いきなり! ステーキ」へと結び付ける。

 結びは「もし『いきなり! ステーキ』が『立ち食いステーキ』だったら……」

 結びで大事なのは「余韻」だと、読売新聞「編集手帳」を担当していた名コラムニスト竹内正明が『「編集手帳」の編集術』(文春新書)で書いている。竹内はコラムの理想形として「之字(のじ)運動」をあげている。

 戦争中海軍が敵の魚雷を避けるために「之」に似たジグザグ航法をとったように、どこに向かっているのか書き出しを読んだだけでは本題がわからない書き方を心がけているというのである。東海林のコラムを読むだけで400円を払う価値がある。

 ポストの60歳過ぎてからの極上の孤独のすすめにいこう。下重暁子の『極上の孤独』や五木寛之の『孤独のすすめ』が売れている。

 五木のほうは読んでみた。ほとんど内容は忘れているが、孤独の話より、老人たちがこれから世直しのために立ちあがれという、老人を鼓舞する内容だったと記憶している。

 孤独というのは、何もわざわざそうしなくとも、ある程度の年齢になれば、嫌でも孤独になる。

 両親の死、友人たちの死、愛犬の死、結婚していた相手が亡くなることもある。

 下重がいっているように、わざわざ一人になれる空間を作らずとも、嫌というほど孤独は周りに充満し、押し潰されそうになる。

 昔は粋がって「群衆の中の孤独」などと嘯いていたが、そんな群衆と遭遇することもなくなる。

 孤独を楽しめと、みなさんおっしゃる。それは、すぐ隣に家族がいて、外に出れば仕事仲間や飲み仲間がいるからいえることではないのか。

 私はまだ幸いにして「真の孤独」というものを味わったことがない。だがそれもあと数年のうちに味わうことになるのだろう。

 妻の朝丘雪路が認知症(なぜ認知症で死ぬのだろう?)で死んで、亭主の津川雅彦は、「先に死んでくれてありがとう」といった。認知症の介護で相当辛い思いをしたのであろう。

 だが、その言葉の行間に、オレのほうが先に逝きたかった、一緒に死ねばよかったという悔悟の念を見てしまうのだが。

 孤独なんて、自分から進んで味わいに行くことはない。だが、私はこうした企画が好きである。

 いまは死についての本を乱読している。余生を悔いのない送り方をしたい。そんな、誰もなし得ないことを夢見て、毎日を無為に過ごしているが、これはこれで楽しいものではある。

 さて匂いに敏感な人は呆けないとよくいわれる。文春によると、アルツハイマー型やレビー小体型の認知症では、物忘れなどの症状が出る前に、嗅覚機能が衰える傾向があるという。

 したがって、朝食に、パンの焼ける匂いやコーヒー、ご飯とみそ汁の匂いをきちんと嗅いで、脳を刺激することが大事だそうである。

 スクープにもいろいろな形がある。今週号の文春のゴーンの元妻の告白もスクープだが、現代のグラビア「映画監督 是枝裕和」もある意味でのスクープだと、私は考える。

 この時点では、是枝監督が第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞するニュースは入ってきていない。

 彼の『万引き家族』が、今村昌平監督『うなぎ』以来21年ぶりに受賞したのである。日本映画のパルムドールは5作目になる。

 私はこの映画は見ていないが、『誰も知らない』『そして父になる』は見ている。『そして父になる』は子どもを取り違えられた夫婦の物語だったと思うが、福山雅治の父親役に違和感があり、映画に入り込めなかった。

 是枝は、政治的な発言もする行動的な映画監督である。今度の映画も、年金不正受給を題材にしているらしい。

 日本を代表するとまではいわないが、まだ55歳。さらなる高みを目指してもらいたい。

 やはり現代に、元朝日新聞女性記者・川村昌代(51)が、エロ親父の福田元財務省事務次官が怖くて、記者が務まるかと、勇ましい発言をしている。

 これは、福田のセクハラ発言に嫌気がさし、2人で会ったとき、その場の会話を録音して、新潮へ持ち込んだテレビ朝日の女性記者を批判しているように読める。

 川村も福田を取材したことがあり(15年も前のこと)、同じようなことをいわれたが、体を触られることもなかったし、その後も携帯に電話すると、出てくれたと“自慢”しているが、私には、ちょっと違うのではないかと思えるのだ。

 15年も前の福田と、次官まで上り詰めた福田とは、彼が同じような物言いをしても、受け取る女性のほうは、「馬鹿いってんじゃないよ」とはいえないだろう。

 私の少ない官僚との付き合いの経験でいわせてもらうと、官僚という生き物は、自分がいかに官僚らしくないかをアピールしたがる輩が多い。

 ここでも厚労省の官僚が、新人を連れて来て、彼らが上半身裸になり、おっぱいにマヨネーズをつけて舐めあった話が出てくる。

 こういうところも、官僚ならではの、男らしさの表現なのであろう。だが、見せられる女性記者の中には「気持ち悪い」というものもいたそうだが、私にも「悪趣味」としかいいようがない。

 女性記者の中には「女を売り物」にしてネタを取ろうという者もいる。だが、基本は、取材対象者と取材記者である。

 いってはいけない、やってはいけない常識というものがある。それを福田は越えたというしかない。

 川村がいうように、「向こうの懐に入って、こっちの懐にも入ってきてもらうような付き合いができないとネタなんて取れませんよ」というのはわかる。

 われわれ雑誌記者もそう思って取材してきた。だが、財務省という大変な権力を持っている役所のナンバー1が、記者に対して不埒なセクハラ発言をするということも、ビッグニュースである。

 自衛のためだったといっているが、セクハラは許さないというのも、記者魂の一つだと、私は考える。

 昔ながらの記者道を説いても、そんなことはみんなわかっている、しかし、取材している人間がいかに外道かを伝えることも、記者の大事な役割であるはずだ。

 さて同じ現代に、安倍首相に「ダメ」を出し続ける中村時弘愛媛県知事というのはどんな人間かを解説した記事がある。

 1960生まれ。父も松山市長を務めていた。慶応大学から三菱商事。だが、5年目に三菱を辞し、母親の強い反対を押し切り、87年に県議会議員選挙に出て当選する。

 90年に衆院選に無所属で出馬する。ここには自民党の現職が2人いたので、自民党の公認をもらえず、派閥のドンであった安倍晋太郎に演説をしてもらおうとしたが、ドタキャンされてしまう。

 安倍一族とはこうした因縁があった。その後、日本新党で当選するも、96年には落選。

 99年に松山市長選に出て当選。3期務めて県知事になる。彼は「既存のものを壊すのが大好き」がモットーだという。

 県知事が総理と対峙し、総理の嘘を暴く姿は、多くの国民の支持を集めている。本人に国会へ来て証言をしてもらいたいものだが、自民党側ががんとして認めない。

 大谷翔平の進撃が止まらない。20日、エンゼルスの大谷はアナハイムでのレイズ戦に先発して7回2/3を6安打2失点、9三振を奪って4勝目(1敗)を挙げた。

 ホームランもすでに6本。ベーブ・ルースの記録、10勝ホームラン10本は、夏までに達成しそうな勢いである。

 だが、ポストによると、エンジェルスの名将・ソーシア監督は、中6日で使ってきた投手・大谷を、5月下旬から6月上旬にかけての16連戦に、中5日で使おうとしていると報じている。

 大谷は、右肘の内側の副靭帯に損傷があったり、決め球のスプリットは肘への負担が大きいため、故障発生という悪夢が起きうるかもしれない。

 大谷を支持する人間も、いまだに疑問符をつけている人間にも、心配なのはケガや故障である。

 これから過酷な夏が始まる。なんとか元気にシーズンを乗り切ってもらいたい。そうすれば記録はおのずからついてくるはずである。

 さて、昨日のオークスは、1番人気のアーモンドアイが強い競馬をして二冠馬になった。

 だが競馬には不可解なレースがつきもの。ましてやローカルの競馬では、八百長ではないかとみられるレースが、今なおあると現代が報じている。

 5月8日、金沢競馬場で行われた第2レース。9頭立てだ。人気の4番が大きく出遅れた。

 結果、1着6番人気、2着4番人気、3着は最低人気の馬で決着。払い戻しが場内アナウンスされるとざわついた。

 三連複5万9410円 三連単4万6600円

 1着から3着までを順番どおりに当てる3連単のほうが、配当が低いという不可解なことが起きたのである。

 2レースなのに、他のレースより600万円ほど多く馬券が売れていた。

 それ以外にも首を傾げるレースが時々あり、八百長ではないかとネットなどで騒がれているそうだ。

 私も昔、名古屋の競馬場で、八百長を仕組んだという暴力団員に話を聞いたことがある。

 彼は、前日の夜、厩舎に入り込み、人気の馬に筋肉弛緩剤のようなものを注射したといった。

 それで八百長は成立した? 彼は苦笑いして、それでも競馬だからどれが来るか分からず、結局馬券では損をしたといった。

 騎手が引っ張って出遅れさせることは難しくない。だが、その後の馬がどうなるのかは神のみぞ知る。

 結局、全通り買わなくては当たらないことが多いのである。金沢のケースはわからないが、競馬の八百長は、野球よりも何倍も難しい。

 だから私は、競馬には八百長はないと考えている。

 文藝春秋でお家騒動。松井社長のやり方を批判するメールが部署長宛に出されている。

 そこには、松井が社長に就任して以降、強引な手法が取られることが多くなったという声が、役員や執行役員の中からも出てくるようになったという。

 新聞の広告のサイズから、単行本の部数、雑誌の編集方針に至るまで強引に決めてしまうやり方に、現場はやる気を失っているというのである。

 7月に松井社長は交代するそうだが、最初は会長になり、これまで通りに物事を進めていくといい出したが、さすがに7人の取締役のうち3人が職を賭して説得し、止めさせたという。

 要望書は、以下の3点を求めているそうである。進んでいる次期執行部の人事を白紙に戻すこと。松井社長は人事にタッチしないこと。次期執行部は執行役員を含めた役員会で互選することなどだ。

 文春の気風は自由闊達だと、私は思っている。しかし、どうやら松井体制になってから、そうではないようだ。それは、文春も出版不況の中で喘いでいるからであろう。

 この要望書はこう結ばれているそうである。「文藝春秋がこの閉塞感から脱してもう一度活気を取り戻すことができれば、現在の社業の厳しい状況にも、きっと明るい兆しが見えてくると信じてやみません」

 こういう声が社内から出てくるのも、文春のよさだと思うが、5月30日の決算役員会はどうなるのだろう。

 さて、羽生結弦(23)は、今や日本一のアイドルといってもいいだろう。

 だがフライデーによると、ロシアのフィギアの女王、メドベージェワ(18)も、羽生のことを好きでたまらず、7歳の時から指導を受けていたコーチとの関係を断ち切り、羽生が師事しているブライアン・オーサーに変え、祖国を捨ててカナダに練習拠点を移すのである。

 ロシアのフィギア関係者の間では「愛する羽生に近づきたいからではないか」ともっぱらの噂だという。

 平昌五輪の時、ライバルのザギトワが羽生とリンク上で抱き合ったときは、ものすごい形相で睨みつけていたそうだ。

 いい話だ。こうした国際カップルが誕生し、その子どもがリンクの上で華麗な花を咲かせる。だがひと言。ロシア人は、若いときは飛び切り美人だが、中年になると太る人が多い。そのことだけは頭に入れておいたほうがいい。

 やはり事件ものでは新潮に一日の長がある。新潟県で起きた大桃珠生(たまき・7歳)ちゃんを誘拐して殺害し、証拠隠滅のために、亡骸を線路に置き去りにするという残虐非道な事件の犯人として、小林遥(23)容疑者が逮捕された。

 小林は、捜査本部へ移送され、署内に入る時一瞬ニヤリとした表情が、テレビを見ていた視聴者の怒りを増幅させた。

 こういう事件でありがちな、高校を出て電気配線工事の会社にいたが、勤務態度はいたって真面目で、無断欠席は一度もなかったそうである。

 新潮によると、両親と姉、弟の5人暮らしで、近所では「おとなしくて真面目」だった。

 中学時代はロボットコンテストに夢中で、アニメオタクだったらしい。だが、捜査関係者によると、「彼はこれまで何回か検挙され、1月末には児童ポルノで書類送検されました。新潟のほか山形でも、児童がらみで摘発されていて、つい先月も別の子への青少年健全育成条例違反で書類送検されたばかりです」。社員旅行でも、他の社員が連れてきた女児にまとわりついていたという。

 この地域は、62年頃から家が建ち始め、新潟地震で液状化を免れたため家を失った人たちが越してきて住宅地になった。30年ぐらい前は「小針銀座」といわれたこともあったが、高齢者が多くなり、今では「年金通り」と呼ばれているそうだ。空き家も多く、無計画に宅地造成されたため、入り組んだ袋小路が多いという。

 そういうこともあり、逮捕までに1週間もかかったそうだが、先の捜査関係者がいっているように、最初から小林は行動確認の対象だった。

 こうした事件が起きると、必ず、性犯罪常習者をGPSで監視しろ、住民にそうした要注意人物がいることを知らせておくべきだという意見が出てくる。

 だが今でも日本は立派な超監視社会である。この上、プライバシーを警察に売り渡すのは、御免蒙りたい。

 今回も、事件後から小林がマークされ、防犯カメラの映像には小林のクルマが写っていて、逮捕に至った。事前に防げなかったのかという思いはわかるが、もし、あなたの数十メートル先に性犯罪者が住んでいるとわかったら、あなたはどうするのか?

 その人間の行動確認を毎日するのか、それともそこから引っ越すのか。日本のような村社会で、異物がいることがわかれば、その村はそれを村八分にするか、その村は崩壊する。そんな重苦しい気持ちになるなら、知らないほうがいい。私はそう思う。

 薬師寺というと、高校生の時、修学旅行で行ったことを思い出す。高田好胤が副住職の時だった。坊さんでこんなに面白い話の出来る人がいることに驚き、時を忘れて聞き入った。

 好胤の法話は「青空法話」と呼ばれていて、18年間続け、聞いた生徒は600万人以上といわれる。

 その後、高田は管主になったが、今週の新潮に出てくる管主は好胤さんとは比べ物にならない。

 このおっさん、16年に管主に就任した村上太胤(たいいん・71)。お相手の女性はクラウディア・カルディナーレを思い起こさせる独身美女(44)。勤めは銀座のクラブのようだ。

 知りおうたのは17、8年前だというが、3年前に村上に連絡したところ、何度もメールが来た。

 15年8月に大阪へ買い物旅行へ行くと伝えると、管主は前のめりになって、「ちなみにホテルは確保してます。いやでなければ人畜無害の私と一緒で」。ボルボのセダンで迎えに来たそうである。

 その後、バーやお茶屋を回って、ホテルで男女の関係になってしもうたそうだ。

 その後、村上の奥さんにも仲を知られるが、不倫関係はズルズルと続いていた。

 ここから急に、村上管主への直撃が始まるのだが、彼女はあまりのしつこさに嫌気がさしたのだろう。

 始めは「冗談でしょ」といっていたが、その後、観念したのか、インタビューに答えているが、これが高田好胤真っ青の面白さである。

――具体的なお手当てとかは。

太胤 そんなの払うわけがない。愛人なんて本当に思ったこともないし、あの、お店でね、「係りの、当番の女性や」としか。

――一般的にこれを何と呼びますかね。

太胤 まぁ飲み友達ぐらいの、という言い方は変ですかね。

――飲み友達と性行為するんですか、管主は。

太胤 何と言うのか。ちょっと言葉が(出ない)。

――これは不倫になりませんか。

太胤 相手の方が結婚していたら不倫なんでしょ。よくわかんないけど。

 毎回、避妊具は付けていないようだがと聞くと、

太胤 そういう時は、自分で外に出して処置しておりますから。

 彼女にいわせると、31回ほどHをしたが、時間は20分ほどで、事が済むといびきをかいて寝てしまうそうだ。

 薬師寺の管主にふさわしくない人物であることは間違いないようである。

 ところで、ノンフィクション作家の魚住昭が『現代ビジネス』で講談社の野間家をテーマにした連載を開始した。

 タイトルは『大衆は神である』。これまでありそうでなかった出版界の裏面史を、魚住が書くのである。

 実は、私も、魚住から頼まれて、私が知っている講談社について話をしている。彼は、社史『講談社が歩んだ五十年史』を編纂する際に関係者への聞き取りを行った膨大な速記録が残っていることを知り、すべて読んだそうだ。

 私も、以前ここで触れたように、講談社の一番よかった時代は戦中である。雑誌のシェアは8割だったといわれている。

 講談社の雑誌は、戦地にいる兵士たちへの慰問袋の中に必ず入っていた。

 大衆雑誌として、他を寄せ付けない圧倒的な人気があったのはもちろんだが、陸軍や海軍からの要請で、戦争を美化し、兵士たちの戦意を鼓舞する内容の雑誌も数多く出していたのである。

 戦争協力会社としての講談社は、戦後厳しく指弾された。一説には、GHQが講談社を戦犯会社に指定せず、その力を利用するために残したといわれる。講談社は生き残り、今日に至っているのである。

 その他にもいくつかあるが、魚住は「講談社にとって都合の良い話ばかりではありません。しかし、それもきちんと書いていきたいと思っています」と、『現代ビジネス』の連載前に語っている。

 第1回を読む限り、岩波書店や、夏目漱石など、明治から大正、昭和にかけての出版人や文人も多く登場する群像劇になるようだ。いいところに眼をつけたと思う。楽しみである。

 さて、現代は先週、中国人がビザを入手して国保を手に入れ、日本で手術や高額な薬を手に入れている実態があると報じた。今週はその2弾。

 今週は荒川区を取り上げている。荒川区の人口は約22万人。そのうち外国人は約8.8%の1万9,000人。

 そのうち中国人は3.2%の7,066人だそうだ。だが、最近では外国人の増え方が日本人より多いという。

 平成29年度の荒川区の出産育児一時金の支払いが、全体で264件なのに、そのうち外国人が105件もあったそうだ。

 それも中国人が61件。また、中国人の27件が、海外で出産し42万円をもらっているのである。

 いかにもおかしいが、海外出産でも、病院の出生証明書さえ出せば、払うのだという。

 こうしたことが、膨らみ続ける医療費をさらに膨らませ、崩壊に追い込まないか。早急に実態を調べるべきであるこというまでもない。

 今週の第1位は、文春の世界的スクープにあげたい。

 文春の巻頭特集は「夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた」と、ゴーンと30年夫婦だったリタ前夫人が激白している。

 ゴーン(64)といえば、日産自動車をV字回復させ、ルノーのCEOにまで上り詰めた、その世界では生きるレジェンドである。

 レバノン系ブラジル人のゴーンとレバノンで生まれ育ったリタが結婚したのは1985年。フランスのミシュラン・タイヤの研究開発室長だったゴーンが、南米ミシュランのCOOに就任した時だった。

 その後ルノーからヘッドハンティングされ、徹底したコストカットで利益を生み出し、99年に日産のCOOとして来日した。

 そんな夫を、リタは「カルロスはとても頭が良い反面、普通の感情が欠落しているような男性」だと評している。

 彼女も日本でレバノン料理店を開き、仲睦まじい夫婦だと思われていたが、内実はまったく違っていたというのである。

 リタの不信感が芽生えたのは10年の1月。夫はITが苦手だそうで、パソコンなどの不具合があった時は彼女が直していた。

 そんな時、「カルロスと女性の怪しげなメールを見つけてしまった……。夫は私の知らない米国人女性やドバイ在住の日本人女性、そして後に再婚するキャロルと“不倫”をしていたのです」。その上、夫の姉が「リタが精神病だという診断を出してもらうよう、リタの医師に相談しては」というメールを送っていたことも知ることになる。

 私にも経験がある。カミさんにパソコンを見られ、メールで某女との仲を知られたことがあった。絶対、カミさんに財布とパソコンは触らせてはいけない。

 だが、それ以前から夫婦仲は崩壊していたようである。05年にはブラジルで乗馬をしていた時、崖の近くで、夫が彼女の馬を脅し、落馬しかけたことがあったという。

 彼女が、メールを見た、不倫をしていたのねと告げると、夫は「お前は嘘つきだ。気が狂っている」と罵倒し、夫婦で飲んでいた睡眠剤を多めに飲むことを「促され」たという。

 どうやら強制的に飲まされたのではないようだが、昏睡状態になり、知り合いの医者が訪ねて来てくれて、救われたそうである。

 その後も、電話で優しい言葉をささやいたりする一方で、「君は自殺したいといつも言っている。部屋に弾の入った銃があるから、私や子どもに迷惑をかけずにいっそ人生を終わらせたらいい」と、いうことがあったという。

 夫婦仲が悪くなった真の原因が何なのか、読む限り詳らかではないが、外の世界で剛腕を見せつけ権力者への階段を上がっていくうちに、夫婦間の溝は大きく広がり、修復不能なところまでいってしまった。

 離婚を考えた夫人は、弁護士から録音を取るようにいわれた。それを夫に告げた時、「いつでもお前を滅ぼすことができるんだ」「早く殺すべきだった」とわめきながら彼女に襲いかかり首を絞めたという。

 12年には複数のクルマにつけ回され、事故で脇腹を骨折し、3カ月もの間安静にしていなければならなかった。

 その後、フランスで離婚の手続きが始まった。当然ながら、財産分与で揉めるが、何とか15年6月にフランスでの離婚が成立する。

 そしてゴーンは約1年後に、50歳のキャロルと再婚する。だが、ゴーンの故郷のブラジルでは、今年の3月に役所へ離婚申請したばかりだから、2人はまだ結婚状態にあり、重婚状態だとリタは主張する。

 それはともかく、ゴーンは、離婚が成立する前からさまざまなレセプションにキャロルを連れて行ったが、登録されていた名前は「リタ」だったそうである。

 世界でも指折りの大富豪の家庭内DVを赤裸々に語った前夫人の告白は、衝撃的なものだ。欧米のメディアなら、大々的に取り上げ真偽をゴーン自身に質すだろうが、日本のマスメディアはどうするのだろう。

 見て見ぬふりか。ゴーン側の弁護士は、ゴーンは品行方正で、長年にわたりリタに苦しめられてきた。彼女は精神的に不安定で妄想に取りつかれていて、どんな作り話でも平気でするといいながら、彼女の虚偽の告白をもとに記事を掲載すれば、法的措置を取らざるを得ないといっている。

 レバノンまで記者を飛ばした文春のスクープは、事実なら、世界のゴーンの信用を一気に失墜させるほど破壊力のあるものである。ゴーンはどう動くのか、それとも黙殺するのだろうか。注目である。

【巻末付録】

 現代もポストも気合が入っていないので、さらっとやる。現代は、「甦る『イエローキャブ』軍団 弾ける水着、大集合」。かとうれいこや雛形あきこか、懐かしいね。

「永岡怜子 神々しいヘアヌード」。袋とじは毎度おなじみ「覗かれた壇蜜」。

 ポストは、千本以上もAVに出た「千本女優 忘れられない最高のSEX」。「早見優 井上晴美」。もちろんヘア・ヌードではない。

 袋とじは「女性器を『整形』するオンナたち デザイナーズ・ヴァギナ」。よくわからん。見たい方は買ってください。

 というわけで今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

眞子さま&小室圭さんに固執する「週刊新潮」に名物編集長が疑問符「巻頭でやる必要があるのか」

今週の注目記事・第1位
「日本の医療費が中国人に食い物にされている」(「週刊現代」5/26号)

同・第2位
「警察を敵に回した『被害者調書』」(「週刊新潮」5/17号)
「TOKIO山口達也(46)に女子高生を“献上”したNHKの大罪」(「週刊文春」5/17号)

同・第3位
「石原さとみの新恋人は“意識高い系”カリスマIT社長」(「週刊文春」5/17号)

同・第4位
「今から入れる理想の特養老人ホーム『安くて』『親切な』全国58施設」(「週刊現代」5/26号)

同・第5位
「『タフガイ脱獄囚』が耐えられなかった『スパルタ獄窓記』」(「週刊新潮」5/17号)

同・第6位
「安倍昭恵さん“誘拐殺人犯”との記念写真」(「フライデー」5/25号)

同・第7位
「ついに始まった!『高級マンション』投げ売りから暴落へ」(「週刊現代」5/26号)

同・第8位
「安倍首相『ウソの上塗り』で強行突破」(「週刊文春」5/17号)

同・第9位
「刑務所専門求人誌の募集要項」(「週刊ポスト」5/25号)

同・第10位
「麻生財務相の地元で浮上した『麻生グループ』への土地無償貸与問題」(「週刊ポスト」5/25号)

同・第11位
「密使はなんと、あの元総理だと!?」(「週刊現代」5/26号)

同・第12位
「生誕100年『田中角栄』」(「週刊新潮」5/17号)

同・第13位
「乱闘騒ぎの真因は……『自民党副幹事長』がひた隠しにするオンナ」(「週刊新潮」5/17号)

同・第14位
「日本一老けない牛乳は鳥取にあり!」(「週刊文春」5/17号)

同・第15位
「『眞子さま』と『小室圭くん』に『美智子皇后』のご意見」(「週刊新潮」5/17号)

同・第16位
「新小結『遠藤』の嫁取りに急浮上した『永谷園』の令嬢」(「週刊文春」5/17号)

同・第17位
「『首相官邸』御用達だけど忖度されない高級料亭の倒産危機」(「週刊新潮」5/17号)

同・第18位
「保健所が指導 林文科相『セクシー個室ヨガ』は違法だった!」(「週刊文春」5/17号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は数だけはたくさんある。早速いこう。

 文春は林文科相が公用車を使って昼日中、セクシーヨガにいそいそと通っていたとスクープしたが、ヨガの経営者が、うちはそんないかがわしいところではないと抗議していた。

 だが、ここの美人インストラクターたちは、みんな指圧や針きゅうの免許を取っていなかったことがバレて、保健所に注意され、急遽、リラクゼーション整体に衣替えしたそうだ。

 だが経営者は、文春が報じてくれたおかげで、キャバクラヨガというのが知れ渡り、会員は1,000人を超え、GWも予約でいっぱいだったという。

 転んでもただは起きない。女性はしぶといね。

 次は新潮。徳島の料亭を東京に進出させて、安倍首相も足を運んだことがある高級料亭「青柳」が、倒産の危機にあるというのだ。

 私も新橋にある時は何度か通ったが、名物の鯛めしが、ご飯が柔らかかったのに嫌気がさし、以来行っていない。

 現在は麻布台にあるそうだが、そこへ魚を卸している会社が、滞っているカネを払えと提訴したというのである。

 裁判は3月に結審して、今後は月々40万円を返済するという形で和解したそうだ。

 当の青柳の店主・小山裕久(69)も、その事実を認め、「なんとかしなきゃと、僕の給料は月10万ぐらいと社内で一番安くしています。意欲はまだまだ衰えていません」と語っている。

 大相撲が始まった。今場所の注目力士の一人は小結の遠藤(27)であろう。イケメンだが、15年に左膝靭帯と半月板損傷という大ケガで、思うような相撲が取れなくなってしまった。

 ようやくここまで上がってきたが、真面目で遊ばず、カネも使わないそうだ。人気では相撲界一の遠藤だから、縁談の話は山ほどあるのだろう。

 中でも太いタニマチの永谷園の永谷喜一郎社長には美人の三姉妹がいる。上2人はすでに嫁いでいるが、三女の真絵(まい)が遠藤と同じ年で、芸能活動をしているそうだ。

 この2人の仲を取り持とうという動きがあると新潮が報じている。遠藤が横綱になれば、貴乃花以来の相撲人気になることは間違いない。

 期待の星が公私ともに輝く日が来るのか。楽しみである。

 新潮が、また秋篠宮眞子さんと小室圭さんの近況を報じている。先に、今年のGW中の御料牧場への静養に、眞子さんは参加しないと新潮は報じたが、今回が平成最後の集まりになることもあって、眞子さんも参加したという。

 ただそれだけの記事だ。巻頭でやる必要があるのだろうか。私には疑問だ。

 文春の「日本一老けない牛乳」を紹介しよう。牛乳の品質には、牛が元気であるかどうかが大きく関わっているそうだ。

 品質を決めるのは「体細胞数」で、これが少ないほど良質だという。そして鳥取県の牛は例年、これが少ない事では群を抜いているそうである。

 牛乳のベスト3は、鳥取県、福岡県、宮崎県。乳脂肪にはビタミンAや、カルシウム、たんぱく質も豊富だから、飲んだほうがいいのはわかるが、残念ながら私には、どうも体質的に合わないようだ。

 老けないチーズというのもある。ベスト3は、パルメザン、モッツァレラ、エダム。老けないアイスというのもある。井村屋のあずきバー、ハーゲンダッツのバニラ、森永乳業のMOW バニラだそうだ。

 今朝、スーパで、10個入り200円のバニラアイスを買ってしまったが、こういうのは老けるのが早いのでしょうな。今更どうってことないけどね。

 新潮が報じている自民党の國場幸之助副幹事長(45)が起こした乱痴気騒ぎは、田中角栄が聞いたら「馬鹿もん」といって怒鳴りつけることだろう。

 4月29日午前2時過ぎ、沖縄の那覇市松山の飲食街で、客と口論になった國場は、殴られ転倒して、右足首骨折という重傷を負った。

 警察にその男は、「女性と口論になっていたので仲裁に入った」と話したという。

 地元では、飲んでいたガールズバーの女性と國場が痴話げんかをしていて、客に見とがめられたという「風評」が流れているそうだ。

 それだけの重傷を負ったのに、被害届を出さなかったのも、事を公にしないで穏便に済ませたかったのではと、自民党県連関係者が話している。

 当の國場は、もちろん否定しているが。

 さて、田中角栄が生まれて今年で100年になるそうだ。それがどうした? と私などは思ってしまうのだが、新潮はそうではない。

 角栄は「金と女に流儀があった」と特集を組んでいる。角栄のカネを配る際の流儀は「圧倒的な差を見せつけろ」だった。他の議員が一升瓶を寄付したら、こちらはケースや樽ごと配る。

 これは私も頷けるが、「金は受け取る側が実は一番つらい。だから、くれてやるという姿勢は間違っても見せるな」という哲学があったというのだ。

 本妻、神楽坂の芸者だった辻和子、金庫番だった佐藤昭と3人の女性がいたが、それ以外にもかなりの女性がいたといわれる。角栄の遊びの哲学はこうだ。

「外で遊んでもいいから、母ちゃん(妻)を大事にしろ。ただし、その遊びは本当の遊びじゃダメだ。女ともめるのは、一生懸命汗をかかなかったからだ。母ちゃんにも女にも汗をかけ」

 どんな女とも一生懸命SEXしろということである。なかなかできないことではある。

 米朝会談がシンガポールで6月12日に行われる。観測では、そこに中国、韓国も参加して、朝鮮戦争終結を宣言するといわれている。

 だが、拉致問題に固執する安倍首相は、お呼び出ないようだ。

 そこで、なんとしても金正恩と首脳会談をし、拉致問題を少しでも前進させ、支持率を上げたい安倍は、現代の近藤大介次長によると、総理特使として、サメの脳みそをもつといわれる森喜朗元総理を送ろうと考えているというのである。

 そんなバカな、と私は思うが、近藤によれば、1997年に与党訪朝団の団長として北朝鮮に行ったことがあり、北からの一定の信頼があるというのである。

 それも肩書は、東京オリンピック組織委員会会長にするというのだ。

 そりゃあ、目立ちたがり屋の森は嫌だとはいわないだろうが、このところの金正恩を見る限り、頭脳も心臓も、安倍や森とは数段違うように思える。

 また向こうへ行って、金にWho are you? なんていうんじゃないだろうか。それが心配だ。

 このところ精彩のないポストから1本。麻生太郎が、福岡県で、スーパーやガソリンスタンド、病院などを持つ「株式会社麻生」の大株主で、県への影響力も絶大だということはよく知られている。

 飯塚市に建つている「子ども発達支援センター」もグループの一つだそうだが、その土地には麻生グループの病院が建ち、支援センターも併設しているそうだ。

 市との協定で、その敷地を7年間無償で借りている。その後、時価で買い取る契約を結んだそうだが、今年3月に土地の買取期限が来ると、病院の敷地は買い取ったものの、支援センターの敷地、時価1,000万円を、さらに5年間無償貸与を延長するよう市に要求したそうだ。

 わずか1,000万円が、麻生グループに払えないわけがないだろうと、野党議員が騒ぎ、市議会でも質問しているが、市のほうはそれを認めると答えて、物議をかもしている。

 ポストによれば、森友学園と同じ構図だというが、なんともみみっちい話ではある。

 同じポスト。受刑者が出所した後、娑婆に出て困るのは就職先である。

 前科者として冷たい目で見られ、働くところもなく、また犯罪を起こして刑務所に舞い戻る人間も多い。

 そのために、刑務所は高齢化が進み、認知症にならないための対策にも力を入れているそうである。

 そこで、出所者の社会復帰を支援するための「刑務所専門の求人誌」が今春創刊されたというのだ。

 その名も「Chance!!」。全国の刑務所や少年院などに合計800部が配布された。求人の多くは中小、零細企業だが、中には社員400人を超える外食産業もあるという。

 給与体系も一般のものと同じで、中には月給60万円の職場もあるという。募集要項には、「採用できない罪状」というのがあり、殺人、強盗、強姦、覚せい剤などはNGだそうだ。

 この雑誌の創刊目的は、前科のある人間はなかなか就職が難しいので、それならば最初からオープンにしてしまおうというものだ。

 福利厚生の充実ぶりをアピールしている拓実建設の柿島拓也社長は、「うちにいるメンバーも最初苦労しますが、仕事にやりがいを感じてくれば、人並み以上に頑張ってくれる面もあります」と話している。

 こういう取り組みがますます広がることを期待したい。どうかね人材派遣大手のパソナも、こういう人たちへ手を差し伸べては。

 ガンバれ! 二度と刑務所などへ戻らぬように前科者諸君!

 さて、ようやく柳瀬唯夫元秘書官(現経済産業審議官)が衆院・参院予算委員会に参考人として招致された。

 だが予想されたことだが、疑惑は疑惑のまま残った。柳瀬は、加計学園の獣医学部新設をめぐり学園側と3回会ったことは認めたが、「首相案件」といったことはなく、会ったことを安倍には伝えていないといい張った。

 野党側も、首相秘書官がそのことを安倍に伝えていないなどとは考えられない、そもそも秘書官とはなどと、一般論でしか攻めきれず、柳瀬から今治市に首相案件といったという証言は引き出せなかった。

 だが文春では、官邸関係者が「そもそも事務の秘書官が業者に会うことなどありえない。普通ならアポも入らない。加計側と秘書官が面会していることになれば、公正中立な行政に疑いも出てくるのは当然として、これまで、官邸側は『我々は獣医学部は加計という認識ではなく、愛媛県・今治市という認識だった』と説明してきました。それとの整合性がとれなくなるのです」と話している。

 さらに、愛媛県の面会文書にある、「本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい」などとの整合性が問題になるはずだ。

 まだまだ嘘で固めた安倍官邸のいい訳の齟齬がそこここに出てきているが、安倍官邸は文春によると、「今国会の柱と位置づける働き方改革関連法案は強行採決でも成立させ、会期延長はせずに国会を閉じ、自民党総裁選に備える方針」(政治部記者)だという。

 悪辣さではTOKIOの山口達也以上だ。

 先週聞いた話だが、中野を地盤としている自民党議員が、選挙のためのパーティを開くそうだが、彼は安倍首相ときわめて親しい。

 その彼が、私の友人に、「安倍は本気だ。選挙は近い」と話した。国会の終わるタイミングで、前回のように、突然解散・総選挙を仕掛けてくる可能性はかなり高そうだ。

 だが、そうなれば、国民が「安倍政治にNO!」ということができる。目にもの見せてやろうじゃないか。

 新潮に、東京の湾岸エリアにニョキニョキ建っているタワーマンションのことが出ている。

 もともとタワマンは、狭い土地に多くの居住者を押し込め、間取りが同じだから、材料費も安くなる、ディベロッパーが儲かる建物なのである。

 もっとも古いタワマンは、さいたま市に1976年に竣工した21階建て463戸の与野ハウスだそうだ。

 だが当然ながら、建物も古くなり、大規模な修繕が必要になる。築12年から15年で1回目の修繕。築24年が2回目、36年が3回目の修繕の目安。古くなるごとに修繕費が値上がりしていくが、それに見合う修繕引当金を住民に割り当てているところは少ないという。

 また、修繕費を負担するためには、住民の合意が必要だが、これがなかなかまとまらない。

 そこへいくと、私の家は築50年を過ぎたボロ家で、都心とは思えないほど木が生い繁っているが、人様の家に迷惑をかけなければ、このまま住み続けられる。

 熊谷守一の住んでいた家は池袋の近くで、鬱蒼としていた庭を一日中眺めていて、熊谷は飽くことがなかったというが、私も同じである。

 雨が降るのを眺め、雑草の間から覗く青空を見上げ、色とりどりに咲く草花を眺めていると、カネも名誉も女もいらないと思えてくる

 もっとも、すべて持っていないから単なる強がりではあるが。

 現代では、実名リスト付きで、高級マンションが投げ売りや暴落していると報じている。

 まだマンションは、東京オリンピックまでは大丈夫だといわれてきたが、そうではないようだ。

 それも2億、3億という、投資目的で買われた億ションが、次々に売り出され、その多くが購入したと同じ価格か、それを下回っているのだ。

 もう少しすれば、大幅な値引き合戦になるというのだが、どちらにしても、私のような下流老人には縁がないがね。

 フライデーは、安倍昭恵首相夫人が、昨年9月に開催された被災犬の「チャリティーディナー」に出席した際、野間裕司という男とのツーショット写真を載せている。

 この男、たいへんな凶悪犯なのである。4月上旬に愛知県名古屋市の20代の男を誘拐したとして5人が逮捕された。その後、死体損壊容疑で再逮捕されたが、遺体をドラム缶で焼却するという残忍極まりないやり方だった。

 この事件の主犯が昭恵と写っていた野間(30)だった。彼は表向き人材派遣会社をやっているそうだが、実際の生業はいかさま賭博を行う「ゴト師」で、東京や横浜の違法カジノに出入りして日に1,000万稼ぐこともあったという。

 被害者はネットカジノの売り上げを巡って揉めていた。ジャーナリストの小川泰平にいわせると、野間はモンスターで、重機で人間をぺしゃんこにしたことがあると自慢していたそうだ。

 野間とトラブルになって行方不明になった人間が他にもいるのではないかと、県警は余罪についても捜査しているという。

 まさかこんな人間と親しいことはないのだろうが、写真に写っている昭恵の表情はにこやかで、もしやと思わせるものがあるが。

 さて、松山刑務所から脱走した平尾龍磨(27)が、ようやく捕まった。4月24日には、向島から、水温15度ぐらいの海を泳いで、本州側に渡っていた。

 相当なタフガイかと思うが、逃げた理由は「刑務官にイジメられた、受刑者間でトラブルになった」と、よくわからないことをいっているそうだ。

 松山刑務所の大井作業場は開放型施設。平尾は、上の受刑者からは、ゴマすりの得意なバシリだったといわれている。

 満期は2020年の1月だったが、真面目な勤務態度で、仮釈を含めてあと半年ぐらいで出所できたはずだった。

 だが、今回の逃亡罪、住居侵入罪、窃盗罪などを入れると、懲役14年を喰らう可能性があると新潮が報じている。

 バカな男がバカなことをしたものだ。

 現代の「理想の特養老人ホーム 全国58施設」を4位にした。いい老人ホーム特集はこれまでたくさんあったが、今回は入りにくいといわれている特養の特集である。

 特養なら、月に20万円以下でも入れる。年金で入れるのだが、これまでは入居希望者が多く、50万人以上が待っているといわれていた。

 だが現代が、特養の認証機関やケアマネージャー、研究者などに協力してもらって、評価の高い施設をあげたというのである。

 しかも、これまでの待機者数は、重複していた人がかなりいたこともあり、また、入所の要件が、「要介護3以上の65歳以上の人」というように厳しくなったため、4月時点では30万人を切っているという。

 都心を除けば、大都市近郊エリアでは空床の目立つところもあるそうだ。

 しかも、入居するにあたっては、どこに住んでいるかは問われない。

 いい特養の条件は、食事が選べる、家族も泊まれる、看取りの希望を叶えてくれるというものだそうである。

 私の住んでいる近くでは、杉並区高井戸に「南陽園」というのがある。ここは売店や理容・美容サロンもあり、レストランがある。それに敷地内に病院もあるから、万が一の時も安心だ。

 府中市には「わたしの家 府中」というのがある。ここへ入って、土曜、日曜には府中競馬場へ行くというのもいいな。

 興味のある方は買って、保存しておくといい。

 私は石原さとみ(31)という女優が好きだ。映画『シン・ゴジラ』で米国特使を演じた石原さとみがとてもよかった。英語は早口過ぎて聞き取れなかったが。

 最近は私が乗る地下鉄の広告でもよく見る。着物姿で金魚すくいをするときの笑顔。ソフトクリームを舐めながら下町を歩く無邪気な笑顔。3年連続「なりたい顔ナンバーワン」に輝いただけのことはある。

 こんな女と一晩でいいからしっぽり濡れたいと思う男は多いだろうが、文春によれば、そんな果報な男がいて、沖縄の離島や石垣島の高級リゾートホテルに石原と連泊していたというのである。

 この男は、IT企業「SHOWROOM」社長の前田祐二(30)だそうだ。この企業は、人気アイドルやモデル、アーティストがネット上でライブ中継をし、視聴者は気に入った出演者を応援するために「ギフト」という有料アイテムを贈る。仮想空間で投げ銭が出来るそうだ。

 2人の薬指には指輪があったというから、結構真剣なのかもしれない。でも、何でIT野郎とお笑い芸人ばかりがモテるのだろう。

 私は20年近くIT関連の仕事をしてきたが、一度もモテた記憶はない。

 劇団四季の浅利慶太は、四季の新劇団員に、これだけは覚えておけと毎年いっていた。「ここは不平等だ」と。男女の仲も不平等だね。

 今週の第2位。TOKIOの山口達也事件とはいったいなんだったのか。「強制わいせつ」行為というのはキスだけだったのか。ジャニーズ事務所はなぜ、山口や他のメンバーをテレビの前に晒して、責任者が出てこなかったのかなど、疑問は多く残っている。

 事務所は、世論の批判が予想外に大きかったことで慌て、山口を突然「契約解除」にして、首にしてしまった。

 NHKがこの事件をスクープしてから、いったい何があったのか。週刊新潮と週刊文春がどう報じるのかを楽しみにしていたが、さてどうだったか。

 まず新潮から見てみよう。冒頭、山口と他のメンバーが会見した後、被害女性への心無いバッシングが多く、中でもデヴィ夫人は自身のブログで、「女の子達は山口達也氏の所だから行ったんでしょう。Kissされたら、トイレに行ってうがいして『ちょっと失礼』と言って2人で帰ってくれば良かったわけじゃないですか。(中略)事をここまで大きく広げるなんて」と書いている。

 ジャニーズ事務所や事務所の息がかかったテレビの人間を含めて、強制わいせつを「キス程度」に矮小化しようとし、それに無邪気に反応した人間が多かったということだろう。

 では2月12日に起きた事実はどうだったのか。新潮で捜査関係者がこう話している。

「朝の番組を終えた山口は日中から、まずビールで喉を洗って酒を飲み始めました。それで被害女性に自分から連絡し、“部屋に来い”と誘ったのです。彼女はそもそも山口のことが好きではなかったんですが、仕方なくそれに従わざるを得なかった。ただ、“1人で行ったら絶対に強姦される”と危険な空気を察知して、知人の少女に頼み込み、何とか付いてきてもらうことにしたんです」

 少し補足説明をすると、文春によれば、彼女はNHK・Eテレ『Rの法則』のR’s(アールズ)と呼ばれるメンバーの一人だった。

 R’sは、街に出てリサーチし、それを基にスタジオでトークをする。十代のジャニーズJr.や女性タレントもいて、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音と交際していて、未成年飲食行為が発覚したほのかりんもいたし、AKBのメンバーも入っていたという。

 彼らにとっては、11年のスタート時からMCを務める山口は絶大な権力者で、彼に逆らうと番組から降ろされるという恐怖感を抱いていたそうだ。

 新潮を続けよう。2人は夜の8時前に山口のマンションに着いた。山口の部屋はお香の匂いで充満していた。山口は「なんで1人で来なかったんだ」と被害女性に詰め寄った。彼女たちには未成年にもかかわらず甘めの缶酎ハイなどを勧めたという。

 酩酊してはいなかったが、気が触れているように異様なハイテンションで、アルコール以外の何かを服用していたのではないのかと、捜査関係者が語っている。

 そうしているうちに、

「山口が被害女性に近づき、キスをしようとしたのです。彼女は嫌がって顔を背けるんだけど、その際、山口の唇が彼女の頬に触れた。それをきっかけに山口は顔面を舐めまわし、さらに腕や腰、胸に触り、ソファに押し倒そうとしました。その間、“やらせろ”とか卑猥な言葉を投げ続けエスカレートしていったから、強姦寸前でした」

 すきを見てトイレに駆け込み、母親に連絡。山口も諦めたのか「ヤレないんなら帰れよ」といった。被害者は母親が来る間も恐怖で震えていたという。

 それから母親と麻布署へ行き、舐められた顔面から山口の唾液を採取してDNA鑑定に回し、被害届が出され、警視庁の捜査1課マターになった。

 その後、3月中旬から山口の聴取を始めた。酒に酔って覚えていないという山口に、2回目の聴取の時にポリグラフ(ウソ発見器)にかけ、被害者から採取されたDNAが山口のものだという事実を突きつけても、山口は否認し続けたという。

 そこで警察は、このまま否認するなら身柄を取ると「逮捕」をにおわせると、相手がいっているならそうなんだと思うと、ようやく認めたそうである。

 その際、警察は被害女性に、「ジャニーズ側には連絡しないほうがいい」といっていた。向こうがあれこれ妨害や圧力をかけてくる可能性があるからだという。

 警察側も、ジャニーズ事務所の「やり口」は熟知していたようだ。

 その後も知らん顔で仕事を続けていた山口だが、時々ふさぎ込むことがあり、マネジャーが質すと、この一件を告白した。それが4月16日だった。

 4月20日に警視庁は強制わいせつ容疑で山口を書類送検したが、これには「厳重処分」という意見書が付されていたという。

 これは弁護士の郷原信郎によると、「“起訴されて当然だ”と警察が判断しているという意味」だそうである。

 その後、23日に被害者との間で和解が成立。翌24日に被害届が取り下げられたが、新潮によれば、「被害者側は金銭の受け取りを拒否している」そうだ。

 文春によると、『Rの法則』という番組はもともとトラブルが多かったという。

 スタジオの外では出演者たちによる未成年飲酒が常態化していた。さらに「番組では表向き出演者同士の連絡先交換は禁止」になっていたにもかかわらず、元R’sのメンバーだった女性が、「『Rの法則』のスタッフに言われて、山口さんと連絡先を交換した」と証言している。

 NHKはこの番組の打ち切りを発表したが、こうした都合の悪い内情がさらに出てくるのを封じ込めたのではないのか。

 私は前回でも書いたが、こうした酒癖、女癖の悪い山口を放置しておいたジャニーズ事務所側の管理監督責任が問われなければならないはずだ。

 私は、現在も社長の座にいるジャニー喜多川(86)、その姉のメリー喜多川(91)にその責任はあると思うし、現に、マスコミ各社へ送ってきたFAXの文言の主体はジャニー喜多川社長である。

 だが新潮も文春も、メリーの娘のジュリー景子副社長(51)に今回の責任があると指摘している。

 ジュリーは近々社長になることが決まっているし、TOKIOは彼女が事務所を手伝うようになって、これだけは責任を持って育てると宣言していたグループだったそうである。

 だがジュリーの思いとは逆に、湯水のようにカネをつぎ込んでもTOKIOは売れなかった。ようやく7年後にヒット曲を出したが、彼らの売り上げは大したことなく、ファンクラブ会員数も200万人以上といわれる嵐に比べ、10万人程度といわれているようだ。

 だが、デビュー以来24年続けて紅白に出演している。それは、TOKIOを出さなければほかのグループも出さないと事務所側がいっていたからだ。

 その手塩にかけたグループに起きた破廉恥スキャンダル。新潮によれば、彼女は被害者の所属事務所のトップに土下座せんばかりに謝罪したという。

 だが、彼女が表に出て、テレビの前で謝罪することはなかった。TOKIOのメンバーが涙ながらに開いた会見にも姿を見せなかったそうだ。

 ジュリー社長が実現すれば、事務所を辞めると宣言しているタレントは少なくないという。

 今回のことでジャニーズ帝国の弱点が露呈してしまった。売れる美少年を発掘する「異能」を持った叔父と、辣腕経営者の母親が引退すれば、ジャニーズ事務所には七光りだけでやってきたジュリーしかいなくなるが、その能力に大きな疑問符が付いたのである。

 今週の第1位は、久しぶりに現代の特集。これは今の日本が抱える大問題である。嫌中国というような感情論ではなく、早急に、政府が手を付けないと大変なことになる。

 日本の医療費は膨らみ続けているが、その医療費を中国人が「食い物にしている」と現代が報じたのだ。

 日本語が全く話せない70代の中国人の患者が、息子と来院し、脳動脈瘤の手術をした。

 本来なら100万から200万円はかかるのに、件の患者は健康保険証をもっていたため、高額療養費制度を使って、自己負担は8万円程度だったという。

 この患者は、日本で働いていたのでも、留学していたわけでもない。

 こうしたことが大量に行われているとすれば、日本の医療費の構造を根本から見直さなくてはいけないはずだ。

 どうしてこうしたことが起きるのか。法務省によれば、17年6月時点で、日本の在留外国人の総数は247万人。

 そのうち中国人は71万人になる。東京23区内でもっとも外国人が多いのは新宿区で、国民健康保険に加入している人は10万3,782人で、外国人は2万5,326人。

 4人に1人が外国人なのだ。もちろん正規に就職している外国人労働者もいる。

 だが、例えば、留学ビザを取得すれば、以前は1年間の在留が条件だったが、12年から3カ月に短縮され、資格を持つと国保に加入する義務がある。

 これなら、日本で日本語を学びたいといって申請すれば70歳でも80歳でも、取得することができるのだ。

 新宿の住民がよく利用する国立国際医療センターは、明らかに観光なのに保険証を持っている「不整合」なケースが年間少なくても140件ほどあるという。

 C型肝炎や肺がんの高価な治療薬でも、医療費助成制度を使えば、月額2万円が上限になる。

 また、日本で事業をするといって3カ月在留すれば、国保に入ることができる。

 資本金500万円以上の会社を設立しなければならないが、500万円を一時的に借りて、ビザ申請のためのペーパーカンパニーを立ち上げれば、経営・管理ビザがもらえる。

 中国にいる知人が病気になったら、その会社の社員にして就労ビザを取得させることもできる。

 そうしたことを斡旋するブローカーも中国には多くいるそうだ。

 厚労省は、偽装滞在の疑いがあれば、入国管理局に報告するよう、各自治体や医療機関に通達を出しているというが、そんなことで取り締まることはできないはずだ。

 私は、嫌中国派ではないが、不法にビザを取得し、ただでさえ膨らみ続ける医療費を、中国人に使われるのは到底納得できない。

 この報道をきっかけに、不正を排除するためにどうするのか、政府も役所もメディアも動くべきである。

【巻末付録】

 小保方晴子が文春の巻頭カラー「原色美女図鑑」に出ている。撮影は篠山紀信。相変わらず「夢見る夢子さん」のような表情で、何を考えているのかわからない。

 今回は『小保方晴子日記』(中央公論新社)を出したことがきっかけ。日記は寝る前に、「普通なら忘れたい出来事を一生懸命書いたのは、きっとこれを振り返る日が来ると信じたいから」だという。

 自殺した笹井芳樹先端医療センター教授について、どう書いているのだろう。そこだけでも読んでみたい気がする。

 ポストの袋とじ「日本マル秘ヌード写真館」が、意外といっては申し訳ないが、面白かった。明治時代でも、椅子に腰かけ大股開きして、ヘアの黒々と見えるヌードが多く出されていた。

 今のヘア・ヌードが幼く見えてくる。現代の袋とじは「暴走する素人コスプレ『見られたい女子』の一考察」だが、見るべきものはない。今週は、ヌードではないが文春の小保方スクープ撮が一枚上で、ややポストが現代を上回ったという程度か。

 もういい加減に、ヘア・ヌードグラビアを毎週やるのはやめたほうがいい。これでは部数増にも、部数減を食い止めるのにも役立ってはいない。最後に「ヘア・ヌードよさようなら」とでも銘打って、一冊丸ごとやって終わりにしたら。
(文=元木昌彦)

眞子さま&小室圭さんに固執する「週刊新潮」に名物編集長が疑問符「巻頭でやる必要があるのか」

今週の注目記事・第1位
「日本の医療費が中国人に食い物にされている」(「週刊現代」5/26号)

同・第2位
「警察を敵に回した『被害者調書』」(「週刊新潮」5/17号)
「TOKIO山口達也(46)に女子高生を“献上”したNHKの大罪」(「週刊文春」5/17号)

同・第3位
「石原さとみの新恋人は“意識高い系”カリスマIT社長」(「週刊文春」5/17号)

同・第4位
「今から入れる理想の特養老人ホーム『安くて』『親切な』全国58施設」(「週刊現代」5/26号)

同・第5位
「『タフガイ脱獄囚』が耐えられなかった『スパルタ獄窓記』」(「週刊新潮」5/17号)

同・第6位
「安倍昭恵さん“誘拐殺人犯”との記念写真」(「フライデー」5/25号)

同・第7位
「ついに始まった!『高級マンション』投げ売りから暴落へ」(「週刊現代」5/26号)

同・第8位
「安倍首相『ウソの上塗り』で強行突破」(「週刊文春」5/17号)

同・第9位
「刑務所専門求人誌の募集要項」(「週刊ポスト」5/25号)

同・第10位
「麻生財務相の地元で浮上した『麻生グループ』への土地無償貸与問題」(「週刊ポスト」5/25号)

同・第11位
「密使はなんと、あの元総理だと!?」(「週刊現代」5/26号)

同・第12位
「生誕100年『田中角栄』」(「週刊新潮」5/17号)

同・第13位
「乱闘騒ぎの真因は……『自民党副幹事長』がひた隠しにするオンナ」(「週刊新潮」5/17号)

同・第14位
「日本一老けない牛乳は鳥取にあり!」(「週刊文春」5/17号)

同・第15位
「『眞子さま』と『小室圭くん』に『美智子皇后』のご意見」(「週刊新潮」5/17号)

同・第16位
「新小結『遠藤』の嫁取りに急浮上した『永谷園』の令嬢」(「週刊文春」5/17号)

同・第17位
「『首相官邸』御用達だけど忖度されない高級料亭の倒産危機」(「週刊新潮」5/17号)

同・第18位
「保健所が指導 林文科相『セクシー個室ヨガ』は違法だった!」(「週刊文春」5/17号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は数だけはたくさんある。早速いこう。

 文春は林文科相が公用車を使って昼日中、セクシーヨガにいそいそと通っていたとスクープしたが、ヨガの経営者が、うちはそんないかがわしいところではないと抗議していた。

 だが、ここの美人インストラクターたちは、みんな指圧や針きゅうの免許を取っていなかったことがバレて、保健所に注意され、急遽、リラクゼーション整体に衣替えしたそうだ。

 だが経営者は、文春が報じてくれたおかげで、キャバクラヨガというのが知れ渡り、会員は1,000人を超え、GWも予約でいっぱいだったという。

 転んでもただは起きない。女性はしぶといね。

 次は新潮。徳島の料亭を東京に進出させて、安倍首相も足を運んだことがある高級料亭「青柳」が、倒産の危機にあるというのだ。

 私も新橋にある時は何度か通ったが、名物の鯛めしが、ご飯が柔らかかったのに嫌気がさし、以来行っていない。

 現在は麻布台にあるそうだが、そこへ魚を卸している会社が、滞っているカネを払えと提訴したというのである。

 裁判は3月に結審して、今後は月々40万円を返済するという形で和解したそうだ。

 当の青柳の店主・小山裕久(69)も、その事実を認め、「なんとかしなきゃと、僕の給料は月10万ぐらいと社内で一番安くしています。意欲はまだまだ衰えていません」と語っている。

 大相撲が始まった。今場所の注目力士の一人は小結の遠藤(27)であろう。イケメンだが、15年に左膝靭帯と半月板損傷という大ケガで、思うような相撲が取れなくなってしまった。

 ようやくここまで上がってきたが、真面目で遊ばず、カネも使わないそうだ。人気では相撲界一の遠藤だから、縁談の話は山ほどあるのだろう。

 中でも太いタニマチの永谷園の永谷喜一郎社長には美人の三姉妹がいる。上2人はすでに嫁いでいるが、三女の真絵(まい)が遠藤と同じ年で、芸能活動をしているそうだ。

 この2人の仲を取り持とうという動きがあると新潮が報じている。遠藤が横綱になれば、貴乃花以来の相撲人気になることは間違いない。

 期待の星が公私ともに輝く日が来るのか。楽しみである。

 新潮が、また秋篠宮眞子さんと小室圭さんの近況を報じている。先に、今年のGW中の御料牧場への静養に、眞子さんは参加しないと新潮は報じたが、今回が平成最後の集まりになることもあって、眞子さんも参加したという。

 ただそれだけの記事だ。巻頭でやる必要があるのだろうか。私には疑問だ。

 文春の「日本一老けない牛乳」を紹介しよう。牛乳の品質には、牛が元気であるかどうかが大きく関わっているそうだ。

 品質を決めるのは「体細胞数」で、これが少ないほど良質だという。そして鳥取県の牛は例年、これが少ない事では群を抜いているそうである。

 牛乳のベスト3は、鳥取県、福岡県、宮崎県。乳脂肪にはビタミンAや、カルシウム、たんぱく質も豊富だから、飲んだほうがいいのはわかるが、残念ながら私には、どうも体質的に合わないようだ。

 老けないチーズというのもある。ベスト3は、パルメザン、モッツァレラ、エダム。老けないアイスというのもある。井村屋のあずきバー、ハーゲンダッツのバニラ、森永乳業のMOW バニラだそうだ。

 今朝、スーパで、10個入り200円のバニラアイスを買ってしまったが、こういうのは老けるのが早いのでしょうな。今更どうってことないけどね。

 新潮が報じている自民党の國場幸之助副幹事長(45)が起こした乱痴気騒ぎは、田中角栄が聞いたら「馬鹿もん」といって怒鳴りつけることだろう。

 4月29日午前2時過ぎ、沖縄の那覇市松山の飲食街で、客と口論になった國場は、殴られ転倒して、右足首骨折という重傷を負った。

 警察にその男は、「女性と口論になっていたので仲裁に入った」と話したという。

 地元では、飲んでいたガールズバーの女性と國場が痴話げんかをしていて、客に見とがめられたという「風評」が流れているそうだ。

 それだけの重傷を負ったのに、被害届を出さなかったのも、事を公にしないで穏便に済ませたかったのではと、自民党県連関係者が話している。

 当の國場は、もちろん否定しているが。

 さて、田中角栄が生まれて今年で100年になるそうだ。それがどうした? と私などは思ってしまうのだが、新潮はそうではない。

 角栄は「金と女に流儀があった」と特集を組んでいる。角栄のカネを配る際の流儀は「圧倒的な差を見せつけろ」だった。他の議員が一升瓶を寄付したら、こちらはケースや樽ごと配る。

 これは私も頷けるが、「金は受け取る側が実は一番つらい。だから、くれてやるという姿勢は間違っても見せるな」という哲学があったというのだ。

 本妻、神楽坂の芸者だった辻和子、金庫番だった佐藤昭と3人の女性がいたが、それ以外にもかなりの女性がいたといわれる。角栄の遊びの哲学はこうだ。

「外で遊んでもいいから、母ちゃん(妻)を大事にしろ。ただし、その遊びは本当の遊びじゃダメだ。女ともめるのは、一生懸命汗をかかなかったからだ。母ちゃんにも女にも汗をかけ」

 どんな女とも一生懸命SEXしろということである。なかなかできないことではある。

 米朝会談がシンガポールで6月12日に行われる。観測では、そこに中国、韓国も参加して、朝鮮戦争終結を宣言するといわれている。

 だが、拉致問題に固執する安倍首相は、お呼び出ないようだ。

 そこで、なんとしても金正恩と首脳会談をし、拉致問題を少しでも前進させ、支持率を上げたい安倍は、現代の近藤大介次長によると、総理特使として、サメの脳みそをもつといわれる森喜朗元総理を送ろうと考えているというのである。

 そんなバカな、と私は思うが、近藤によれば、1997年に与党訪朝団の団長として北朝鮮に行ったことがあり、北からの一定の信頼があるというのである。

 それも肩書は、東京オリンピック組織委員会会長にするというのだ。

 そりゃあ、目立ちたがり屋の森は嫌だとはいわないだろうが、このところの金正恩を見る限り、頭脳も心臓も、安倍や森とは数段違うように思える。

 また向こうへ行って、金にWho are you? なんていうんじゃないだろうか。それが心配だ。

 このところ精彩のないポストから1本。麻生太郎が、福岡県で、スーパーやガソリンスタンド、病院などを持つ「株式会社麻生」の大株主で、県への影響力も絶大だということはよく知られている。

 飯塚市に建つている「子ども発達支援センター」もグループの一つだそうだが、その土地には麻生グループの病院が建ち、支援センターも併設しているそうだ。

 市との協定で、その敷地を7年間無償で借りている。その後、時価で買い取る契約を結んだそうだが、今年3月に土地の買取期限が来ると、病院の敷地は買い取ったものの、支援センターの敷地、時価1,000万円を、さらに5年間無償貸与を延長するよう市に要求したそうだ。

 わずか1,000万円が、麻生グループに払えないわけがないだろうと、野党議員が騒ぎ、市議会でも質問しているが、市のほうはそれを認めると答えて、物議をかもしている。

 ポストによれば、森友学園と同じ構図だというが、なんともみみっちい話ではある。

 同じポスト。受刑者が出所した後、娑婆に出て困るのは就職先である。

 前科者として冷たい目で見られ、働くところもなく、また犯罪を起こして刑務所に舞い戻る人間も多い。

 そのために、刑務所は高齢化が進み、認知症にならないための対策にも力を入れているそうである。

 そこで、出所者の社会復帰を支援するための「刑務所専門の求人誌」が今春創刊されたというのだ。

 その名も「Chance!!」。全国の刑務所や少年院などに合計800部が配布された。求人の多くは中小、零細企業だが、中には社員400人を超える外食産業もあるという。

 給与体系も一般のものと同じで、中には月給60万円の職場もあるという。募集要項には、「採用できない罪状」というのがあり、殺人、強盗、強姦、覚せい剤などはNGだそうだ。

 この雑誌の創刊目的は、前科のある人間はなかなか就職が難しいので、それならば最初からオープンにしてしまおうというものだ。

 福利厚生の充実ぶりをアピールしている拓実建設の柿島拓也社長は、「うちにいるメンバーも最初苦労しますが、仕事にやりがいを感じてくれば、人並み以上に頑張ってくれる面もあります」と話している。

 こういう取り組みがますます広がることを期待したい。どうかね人材派遣大手のパソナも、こういう人たちへ手を差し伸べては。

 ガンバれ! 二度と刑務所などへ戻らぬように前科者諸君!

 さて、ようやく柳瀬唯夫元秘書官(現経済産業審議官)が衆院・参院予算委員会に参考人として招致された。

 だが予想されたことだが、疑惑は疑惑のまま残った。柳瀬は、加計学園の獣医学部新設をめぐり学園側と3回会ったことは認めたが、「首相案件」といったことはなく、会ったことを安倍には伝えていないといい張った。

 野党側も、首相秘書官がそのことを安倍に伝えていないなどとは考えられない、そもそも秘書官とはなどと、一般論でしか攻めきれず、柳瀬から今治市に首相案件といったという証言は引き出せなかった。

 だが文春では、官邸関係者が「そもそも事務の秘書官が業者に会うことなどありえない。普通ならアポも入らない。加計側と秘書官が面会していることになれば、公正中立な行政に疑いも出てくるのは当然として、これまで、官邸側は『我々は獣医学部は加計という認識ではなく、愛媛県・今治市という認識だった』と説明してきました。それとの整合性がとれなくなるのです」と話している。

 さらに、愛媛県の面会文書にある、「本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい」などとの整合性が問題になるはずだ。

 まだまだ嘘で固めた安倍官邸のいい訳の齟齬がそこここに出てきているが、安倍官邸は文春によると、「今国会の柱と位置づける働き方改革関連法案は強行採決でも成立させ、会期延長はせずに国会を閉じ、自民党総裁選に備える方針」(政治部記者)だという。

 悪辣さではTOKIOの山口達也以上だ。

 先週聞いた話だが、中野を地盤としている自民党議員が、選挙のためのパーティを開くそうだが、彼は安倍首相ときわめて親しい。

 その彼が、私の友人に、「安倍は本気だ。選挙は近い」と話した。国会の終わるタイミングで、前回のように、突然解散・総選挙を仕掛けてくる可能性はかなり高そうだ。

 だが、そうなれば、国民が「安倍政治にNO!」ということができる。目にもの見せてやろうじゃないか。

 新潮に、東京の湾岸エリアにニョキニョキ建っているタワーマンションのことが出ている。

 もともとタワマンは、狭い土地に多くの居住者を押し込め、間取りが同じだから、材料費も安くなる、ディベロッパーが儲かる建物なのである。

 もっとも古いタワマンは、さいたま市に1976年に竣工した21階建て463戸の与野ハウスだそうだ。

 だが当然ながら、建物も古くなり、大規模な修繕が必要になる。築12年から15年で1回目の修繕。築24年が2回目、36年が3回目の修繕の目安。古くなるごとに修繕費が値上がりしていくが、それに見合う修繕引当金を住民に割り当てているところは少ないという。

 また、修繕費を負担するためには、住民の合意が必要だが、これがなかなかまとまらない。

 そこへいくと、私の家は築50年を過ぎたボロ家で、都心とは思えないほど木が生い繁っているが、人様の家に迷惑をかけなければ、このまま住み続けられる。

 熊谷守一の住んでいた家は池袋の近くで、鬱蒼としていた庭を一日中眺めていて、熊谷は飽くことがなかったというが、私も同じである。

 雨が降るのを眺め、雑草の間から覗く青空を見上げ、色とりどりに咲く草花を眺めていると、カネも名誉も女もいらないと思えてくる

 もっとも、すべて持っていないから単なる強がりではあるが。

 現代では、実名リスト付きで、高級マンションが投げ売りや暴落していると報じている。

 まだマンションは、東京オリンピックまでは大丈夫だといわれてきたが、そうではないようだ。

 それも2億、3億という、投資目的で買われた億ションが、次々に売り出され、その多くが購入したと同じ価格か、それを下回っているのだ。

 もう少しすれば、大幅な値引き合戦になるというのだが、どちらにしても、私のような下流老人には縁がないがね。

 フライデーは、安倍昭恵首相夫人が、昨年9月に開催された被災犬の「チャリティーディナー」に出席した際、野間裕司という男とのツーショット写真を載せている。

 この男、たいへんな凶悪犯なのである。4月上旬に愛知県名古屋市の20代の男を誘拐したとして5人が逮捕された。その後、死体損壊容疑で再逮捕されたが、遺体をドラム缶で焼却するという残忍極まりないやり方だった。

 この事件の主犯が昭恵と写っていた野間(30)だった。彼は表向き人材派遣会社をやっているそうだが、実際の生業はいかさま賭博を行う「ゴト師」で、東京や横浜の違法カジノに出入りして日に1,000万稼ぐこともあったという。

 被害者はネットカジノの売り上げを巡って揉めていた。ジャーナリストの小川泰平にいわせると、野間はモンスターで、重機で人間をぺしゃんこにしたことがあると自慢していたそうだ。

 野間とトラブルになって行方不明になった人間が他にもいるのではないかと、県警は余罪についても捜査しているという。

 まさかこんな人間と親しいことはないのだろうが、写真に写っている昭恵の表情はにこやかで、もしやと思わせるものがあるが。

 さて、松山刑務所から脱走した平尾龍磨(27)が、ようやく捕まった。4月24日には、向島から、水温15度ぐらいの海を泳いで、本州側に渡っていた。

 相当なタフガイかと思うが、逃げた理由は「刑務官にイジメられた、受刑者間でトラブルになった」と、よくわからないことをいっているそうだ。

 松山刑務所の大井作業場は開放型施設。平尾は、上の受刑者からは、ゴマすりの得意なバシリだったといわれている。

 満期は2020年の1月だったが、真面目な勤務態度で、仮釈を含めてあと半年ぐらいで出所できたはずだった。

 だが、今回の逃亡罪、住居侵入罪、窃盗罪などを入れると、懲役14年を喰らう可能性があると新潮が報じている。

 バカな男がバカなことをしたものだ。

 現代の「理想の特養老人ホーム 全国58施設」を4位にした。いい老人ホーム特集はこれまでたくさんあったが、今回は入りにくいといわれている特養の特集である。

 特養なら、月に20万円以下でも入れる。年金で入れるのだが、これまでは入居希望者が多く、50万人以上が待っているといわれていた。

 だが現代が、特養の認証機関やケアマネージャー、研究者などに協力してもらって、評価の高い施設をあげたというのである。

 しかも、これまでの待機者数は、重複していた人がかなりいたこともあり、また、入所の要件が、「要介護3以上の65歳以上の人」というように厳しくなったため、4月時点では30万人を切っているという。

 都心を除けば、大都市近郊エリアでは空床の目立つところもあるそうだ。

 しかも、入居するにあたっては、どこに住んでいるかは問われない。

 いい特養の条件は、食事が選べる、家族も泊まれる、看取りの希望を叶えてくれるというものだそうである。

 私の住んでいる近くでは、杉並区高井戸に「南陽園」というのがある。ここは売店や理容・美容サロンもあり、レストランがある。それに敷地内に病院もあるから、万が一の時も安心だ。

 府中市には「わたしの家 府中」というのがある。ここへ入って、土曜、日曜には府中競馬場へ行くというのもいいな。

 興味のある方は買って、保存しておくといい。

 私は石原さとみ(31)という女優が好きだ。映画『シン・ゴジラ』で米国特使を演じた石原さとみがとてもよかった。英語は早口過ぎて聞き取れなかったが。

 最近は私が乗る地下鉄の広告でもよく見る。着物姿で金魚すくいをするときの笑顔。ソフトクリームを舐めながら下町を歩く無邪気な笑顔。3年連続「なりたい顔ナンバーワン」に輝いただけのことはある。

 こんな女と一晩でいいからしっぽり濡れたいと思う男は多いだろうが、文春によれば、そんな果報な男がいて、沖縄の離島や石垣島の高級リゾートホテルに石原と連泊していたというのである。

 この男は、IT企業「SHOWROOM」社長の前田祐二(30)だそうだ。この企業は、人気アイドルやモデル、アーティストがネット上でライブ中継をし、視聴者は気に入った出演者を応援するために「ギフト」という有料アイテムを贈る。仮想空間で投げ銭が出来るそうだ。

 2人の薬指には指輪があったというから、結構真剣なのかもしれない。でも、何でIT野郎とお笑い芸人ばかりがモテるのだろう。

 私は20年近くIT関連の仕事をしてきたが、一度もモテた記憶はない。

 劇団四季の浅利慶太は、四季の新劇団員に、これだけは覚えておけと毎年いっていた。「ここは不平等だ」と。男女の仲も不平等だね。

 今週の第2位。TOKIOの山口達也事件とはいったいなんだったのか。「強制わいせつ」行為というのはキスだけだったのか。ジャニーズ事務所はなぜ、山口や他のメンバーをテレビの前に晒して、責任者が出てこなかったのかなど、疑問は多く残っている。

 事務所は、世論の批判が予想外に大きかったことで慌て、山口を突然「契約解除」にして、首にしてしまった。

 NHKがこの事件をスクープしてから、いったい何があったのか。週刊新潮と週刊文春がどう報じるのかを楽しみにしていたが、さてどうだったか。

 まず新潮から見てみよう。冒頭、山口と他のメンバーが会見した後、被害女性への心無いバッシングが多く、中でもデヴィ夫人は自身のブログで、「女の子達は山口達也氏の所だから行ったんでしょう。Kissされたら、トイレに行ってうがいして『ちょっと失礼』と言って2人で帰ってくれば良かったわけじゃないですか。(中略)事をここまで大きく広げるなんて」と書いている。

 ジャニーズ事務所や事務所の息がかかったテレビの人間を含めて、強制わいせつを「キス程度」に矮小化しようとし、それに無邪気に反応した人間が多かったということだろう。

 では2月12日に起きた事実はどうだったのか。新潮で捜査関係者がこう話している。

「朝の番組を終えた山口は日中から、まずビールで喉を洗って酒を飲み始めました。それで被害女性に自分から連絡し、“部屋に来い”と誘ったのです。彼女はそもそも山口のことが好きではなかったんですが、仕方なくそれに従わざるを得なかった。ただ、“1人で行ったら絶対に強姦される”と危険な空気を察知して、知人の少女に頼み込み、何とか付いてきてもらうことにしたんです」

 少し補足説明をすると、文春によれば、彼女はNHK・Eテレ『Rの法則』のR’s(アールズ)と呼ばれるメンバーの一人だった。

 R’sは、街に出てリサーチし、それを基にスタジオでトークをする。十代のジャニーズJr.や女性タレントもいて、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音と交際していて、未成年飲食行為が発覚したほのかりんもいたし、AKBのメンバーも入っていたという。

 彼らにとっては、11年のスタート時からMCを務める山口は絶大な権力者で、彼に逆らうと番組から降ろされるという恐怖感を抱いていたそうだ。

 新潮を続けよう。2人は夜の8時前に山口のマンションに着いた。山口の部屋はお香の匂いで充満していた。山口は「なんで1人で来なかったんだ」と被害女性に詰め寄った。彼女たちには未成年にもかかわらず甘めの缶酎ハイなどを勧めたという。

 酩酊してはいなかったが、気が触れているように異様なハイテンションで、アルコール以外の何かを服用していたのではないのかと、捜査関係者が語っている。

 そうしているうちに、

「山口が被害女性に近づき、キスをしようとしたのです。彼女は嫌がって顔を背けるんだけど、その際、山口の唇が彼女の頬に触れた。それをきっかけに山口は顔面を舐めまわし、さらに腕や腰、胸に触り、ソファに押し倒そうとしました。その間、“やらせろ”とか卑猥な言葉を投げ続けエスカレートしていったから、強姦寸前でした」

 すきを見てトイレに駆け込み、母親に連絡。山口も諦めたのか「ヤレないんなら帰れよ」といった。被害者は母親が来る間も恐怖で震えていたという。

 それから母親と麻布署へ行き、舐められた顔面から山口の唾液を採取してDNA鑑定に回し、被害届が出され、警視庁の捜査1課マターになった。

 その後、3月中旬から山口の聴取を始めた。酒に酔って覚えていないという山口に、2回目の聴取の時にポリグラフ(ウソ発見器)にかけ、被害者から採取されたDNAが山口のものだという事実を突きつけても、山口は否認し続けたという。

 そこで警察は、このまま否認するなら身柄を取ると「逮捕」をにおわせると、相手がいっているならそうなんだと思うと、ようやく認めたそうである。

 その際、警察は被害女性に、「ジャニーズ側には連絡しないほうがいい」といっていた。向こうがあれこれ妨害や圧力をかけてくる可能性があるからだという。

 警察側も、ジャニーズ事務所の「やり口」は熟知していたようだ。

 その後も知らん顔で仕事を続けていた山口だが、時々ふさぎ込むことがあり、マネジャーが質すと、この一件を告白した。それが4月16日だった。

 4月20日に警視庁は強制わいせつ容疑で山口を書類送検したが、これには「厳重処分」という意見書が付されていたという。

 これは弁護士の郷原信郎によると、「“起訴されて当然だ”と警察が判断しているという意味」だそうである。

 その後、23日に被害者との間で和解が成立。翌24日に被害届が取り下げられたが、新潮によれば、「被害者側は金銭の受け取りを拒否している」そうだ。

 文春によると、『Rの法則』という番組はもともとトラブルが多かったという。

 スタジオの外では出演者たちによる未成年飲酒が常態化していた。さらに「番組では表向き出演者同士の連絡先交換は禁止」になっていたにもかかわらず、元R’sのメンバーだった女性が、「『Rの法則』のスタッフに言われて、山口さんと連絡先を交換した」と証言している。

 NHKはこの番組の打ち切りを発表したが、こうした都合の悪い内情がさらに出てくるのを封じ込めたのではないのか。

 私は前回でも書いたが、こうした酒癖、女癖の悪い山口を放置しておいたジャニーズ事務所側の管理監督責任が問われなければならないはずだ。

 私は、現在も社長の座にいるジャニー喜多川(86)、その姉のメリー喜多川(91)にその責任はあると思うし、現に、マスコミ各社へ送ってきたFAXの文言の主体はジャニー喜多川社長である。

 だが新潮も文春も、メリーの娘のジュリー景子副社長(51)に今回の責任があると指摘している。

 ジュリーは近々社長になることが決まっているし、TOKIOは彼女が事務所を手伝うようになって、これだけは責任を持って育てると宣言していたグループだったそうである。

 だがジュリーの思いとは逆に、湯水のようにカネをつぎ込んでもTOKIOは売れなかった。ようやく7年後にヒット曲を出したが、彼らの売り上げは大したことなく、ファンクラブ会員数も200万人以上といわれる嵐に比べ、10万人程度といわれているようだ。

 だが、デビュー以来24年続けて紅白に出演している。それは、TOKIOを出さなければほかのグループも出さないと事務所側がいっていたからだ。

 その手塩にかけたグループに起きた破廉恥スキャンダル。新潮によれば、彼女は被害者の所属事務所のトップに土下座せんばかりに謝罪したという。

 だが、彼女が表に出て、テレビの前で謝罪することはなかった。TOKIOのメンバーが涙ながらに開いた会見にも姿を見せなかったそうだ。

 ジュリー社長が実現すれば、事務所を辞めると宣言しているタレントは少なくないという。

 今回のことでジャニーズ帝国の弱点が露呈してしまった。売れる美少年を発掘する「異能」を持った叔父と、辣腕経営者の母親が引退すれば、ジャニーズ事務所には七光りだけでやってきたジュリーしかいなくなるが、その能力に大きな疑問符が付いたのである。

 今週の第1位は、久しぶりに現代の特集。これは今の日本が抱える大問題である。嫌中国というような感情論ではなく、早急に、政府が手を付けないと大変なことになる。

 日本の医療費は膨らみ続けているが、その医療費を中国人が「食い物にしている」と現代が報じたのだ。

 日本語が全く話せない70代の中国人の患者が、息子と来院し、脳動脈瘤の手術をした。

 本来なら100万から200万円はかかるのに、件の患者は健康保険証をもっていたため、高額療養費制度を使って、自己負担は8万円程度だったという。

 この患者は、日本で働いていたのでも、留学していたわけでもない。

 こうしたことが大量に行われているとすれば、日本の医療費の構造を根本から見直さなくてはいけないはずだ。

 どうしてこうしたことが起きるのか。法務省によれば、17年6月時点で、日本の在留外国人の総数は247万人。

 そのうち中国人は71万人になる。東京23区内でもっとも外国人が多いのは新宿区で、国民健康保険に加入している人は10万3,782人で、外国人は2万5,326人。

 4人に1人が外国人なのだ。もちろん正規に就職している外国人労働者もいる。

 だが、例えば、留学ビザを取得すれば、以前は1年間の在留が条件だったが、12年から3カ月に短縮され、資格を持つと国保に加入する義務がある。

 これなら、日本で日本語を学びたいといって申請すれば70歳でも80歳でも、取得することができるのだ。

 新宿の住民がよく利用する国立国際医療センターは、明らかに観光なのに保険証を持っている「不整合」なケースが年間少なくても140件ほどあるという。

 C型肝炎や肺がんの高価な治療薬でも、医療費助成制度を使えば、月額2万円が上限になる。

 また、日本で事業をするといって3カ月在留すれば、国保に入ることができる。

 資本金500万円以上の会社を設立しなければならないが、500万円を一時的に借りて、ビザ申請のためのペーパーカンパニーを立ち上げれば、経営・管理ビザがもらえる。

 中国にいる知人が病気になったら、その会社の社員にして就労ビザを取得させることもできる。

 そうしたことを斡旋するブローカーも中国には多くいるそうだ。

 厚労省は、偽装滞在の疑いがあれば、入国管理局に報告するよう、各自治体や医療機関に通達を出しているというが、そんなことで取り締まることはできないはずだ。

 私は、嫌中国派ではないが、不法にビザを取得し、ただでさえ膨らみ続ける医療費を、中国人に使われるのは到底納得できない。

 この報道をきっかけに、不正を排除するためにどうするのか、政府も役所もメディアも動くべきである。

【巻末付録】

 小保方晴子が文春の巻頭カラー「原色美女図鑑」に出ている。撮影は篠山紀信。相変わらず「夢見る夢子さん」のような表情で、何を考えているのかわからない。

 今回は『小保方晴子日記』(中央公論新社)を出したことがきっかけ。日記は寝る前に、「普通なら忘れたい出来事を一生懸命書いたのは、きっとこれを振り返る日が来ると信じたいから」だという。

 自殺した笹井芳樹先端医療センター教授について、どう書いているのだろう。そこだけでも読んでみたい気がする。

 ポストの袋とじ「日本マル秘ヌード写真館」が、意外といっては申し訳ないが、面白かった。明治時代でも、椅子に腰かけ大股開きして、ヘアの黒々と見えるヌードが多く出されていた。

 今のヘア・ヌードが幼く見えてくる。現代の袋とじは「暴走する素人コスプレ『見られたい女子』の一考察」だが、見るべきものはない。今週は、ヌードではないが文春の小保方スクープ撮が一枚上で、ややポストが現代を上回ったという程度か。

 もういい加減に、ヘア・ヌードグラビアを毎週やるのはやめたほうがいい。これでは部数増にも、部数減を食い止めるのにも役立ってはいない。最後に「ヘア・ヌードよさようなら」とでも銘打って、一冊丸ごとやって終わりにしたら。
(文=元木昌彦)

TOKIO・山口達也、FAX通知の「契約解除」よりジャニー喜多川社長は謝罪会見を開くべき!

今週の注目記事・第1位
「山口達也『ジャニーズ』が本当に隠したかったこと」(「週刊現代」5/19号)

同・第2位
「自民党内からも出始めた『そろそろ安倍さん以外でよくない?』」(「週刊現代」5/19号)
「勝つのは親アベ自民かそれとも反アベ自民か」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第3位
「ビートたけしの『21世紀毒談』」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第4位
「解散も安倍3選もすべてブッ潰す!? 財務省『医療費倍増』の嫌がらせ」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第5位
「仕事消滅! メガバンク支店長の『明日』」(「週刊現代」5/19号)

同・第6位
「セクハラ会見の翌日、『テレ朝』報道局デスクが突然死していた!」(「週刊現代」5/19号)

同・第7位
「あなたの町の『偏差値』」(「週刊現代」5/19号)

同・第8位
「横峰さくら『32年目の家族崩壊』」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第9位
「大流行の健康法20 名医が『医学的効果』を格付けした」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第10位
「60過ぎたら害のほうが多い『日用品』」(「週刊現代」5/19号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 長すぎる連休で、カネも体力も使い果たしたサラリーマン諸氏は、今日から始まる普通の生活に向き合うために、どんな「日常への戻り方」を実践しているのだろう。

 二昔前は、月曜に発売される現代やポストを駅やコンビニで買って、それを読みながら日常へ戻っていったというサラリーマンもいた。

 だが、今日発売の両誌を眺めても、そうしたサラリーマンたちの役に立ちそうな特集はあまり見当たらない。

 特に、ポストのほうには、なぜ今これを出すのかと首をひねる特集が多い。老後資産の万が一にどうする、痛みの左右差を放置すると危ない、ED薬の安心買い方ガイド、有名企業の「肩書き」の序列がわからないなど、失礼だが「暇ネタ」のオンパレード。

 昔からいわれている週刊誌の作り方の「王道」は、読者は知らないことには無関心、ちょっと知っていることをもっと詳しく知りたいという「欲求」に応えろというものだ。

 どうでもいいことなのだろうが、TOKIOの山口達也事件などは関心の高いテーマであろう。

 しかしポストは、ワイドの1本でしかない。山口ネタよりED薬の買い方のほうが、読者の関心が高いと思っているのだろうか。

 現代より薄くなってしまったポストをパラパラめくりながら、そんなことを考えた。

 さて、現代の危ない「日用品」から見てみよう。

 現代で、化学ジャーナリストの渡辺雄二が、日本では安全性の疑わしい化学物質の使用は極力避けるという「予防原則」という考え方が浸透していないと話している。

 それにメーカー側も、どれだけ有効かということは実証するが、マイナスの要素についてはきちんと検査しているかどうかわからないと疑問を呈している。

 例えば、歯磨き粉やマウスウォッシュといった口腔ケア用品には、洗浄力を高めるために界面活性剤や着色剤が添加されている。歯磨き粉に入っているフッ素には中枢神経や心臓障害のリスクが指摘されている。

 マウスウォッシュには消炎作用があるサリチル酸メチルが使われているものがあるが、動物実験では、継続的に使用すると骨や軟骨に破壊が認められるという研究結果があるという。

 またウエットティシュに使われている消毒成分のベンザルコニウム塩化物は、皮膚に触れたり、揮発して肺から体内に取り込まれると、肌荒れや皮膚障害、神経障害などを起こす可能性があるとされているから、抵抗力が低下している60代以降は注意した方がいいそうだ。

 シャンプーがフケやかゆみをかえって促進してしまうことがある。ハンドソープに入っているサリチル酸は、アメリカでは効果が認められていないそうだ。

 心配な方は、買ってご覧ください。

 今度はポスト。健康法はいつの時代でも、さまざまな流行がある。この中にもある「紅茶キノコ」などはずいぶん前にも流行った。

「サルノコシカケ」というのががんに効くと、こぞって高いカネを出して買ったときもあった。

 イワシの頭も信心からというように、これが効くと雑誌やテレビで煽ると、付和雷同型の日本人は、我先にと買いに走る。

 それがどのような効能があるのかなど、確かめもしないでだ。

「かかと落し」「ベターッと開脚」「ロングブレスダイエット」「ブルーベリー」「コラーゲン」「糖質制限」「水飲みダイエット」「水素水」などなど、挙げればきりがない。

 この中では、私も毎日やっているかかと落しは「低リスクの国民病予防策」として評価されているようである。

 英語をずっと聞いているだけで英語がうまくなるはずはないのと同じように、簡単に楽ちんで、健康になろうというのは虫が良すぎるのだ。

 私は嫌いだが、過剰にテレビCMを流し、肥満がここまでスリムになったと声高に喧伝する「RIZAP」だが、あそこに登場する人たちは、相当厳しいダイエットをしてあそこまで、やっといったのであろう。

 その過程を明かさないのはおかしいと私は思うのだが、健康法、ダイエットには、厳しい自己規制が求められること間違いない。

 安易なものに飛びつくと、効果がないばかりでなく、危険なこともあるということを知っておくべきである。

 さて、みなさんは横峯さくらという女子ゴルファーを覚えておいでだろうか。

 2009年には6勝を挙げて賞金女王を獲得するなど華々しい活躍をしたこともあった。

 その後14年にメンタルトレーナーの男性と結婚し、「米ツアー挑戦」を表明して渡米したが、その後は鳴かず飛ばず。

 有名だったのは、さくらの父親が議員になったり、女性問題を起こしたりということばかりだった。

 ポストによれば、最近は、両親とも疎遠になり、テレビで見かけることもほとんどなくなってしまった。

 父親にいわせれば、もともとさくらはパターイップスで、上りのパターが打てなかったそうだ。

 それにトレードマークだったオーバースイングも、米国のコーチから直されてしまったという。

 宮里藍が惜しまれて引退したのとは大きく違うようだが、失礼だが、あのようなオーバースイングは若い頃しかできないはずだ。

 早く見切りをつけていた方がよかったのにと、私は思う。

 現代お得意の、徹底比較調査シリーズ。今回は東京を除いた20大都市を、所得、学力、犯罪率、寿命などでランキングしたそうである。

 すると、大阪市が最下位の20位、堺市が19位と、大阪の都市が最下位争いをしているという。

 貯蓄高では1位から3位までは、横浜市、千葉市、神戸市の順。

 文化度(中学3年生が受けた全国学力テストの正答率)では、仙台市、さいたま市、静岡市。

 犯罪率の少ない順では、横浜市、川崎市、浜松市の順。長生きでは男性が熊本市、仙台市、浜松市。

 女性では岡山市、熊本市、福岡市。ということで、偏差値のべスト5は、さいたま市、浜松市、横浜市、川崎市、岡山市の順になるそうだ。

 こういう企画って、知ったからどうなるのか? いつも疑問に思うのだが。

 ところで、岩手日報(5月2日付け)に「盛岡は読書家の街 17年の書籍購入額日本一」という記事がある。

「盛岡市は、昨年の1世帯当たりの書籍購入額が1万3730円(前年比1254円増)と、全国の都道府県庁所在地・政令指定都市の中で最も多かった。総務省の家計調査で分かった。店舗数は減っているが、東北の同規模都市に比べまち全体の店舗面積が広く、本が身近にあるため草の根の読書活動が広がっている。県人作家の芥川賞受賞も追い風に、読書熱はさらにじわりと高まりそうだ。
 2人以上世帯を対象に抽出調査し文庫本や単行本、漫画本、古本などの購入額をまとめた。雑誌や週刊誌、電子書籍は含まない。2位以下は松江市(1万3359円)、大津市(1万3061円)、横浜市(1万2465円)、甲府市(1万1038円)と続く。盛岡市が全国1位になったのは2004年(1万7798円)以来13年ぶり。この5年連続で東北1位だったが全国一に返り咲いた」

 月にすれば1,000円強だが、前年比1,254円増というのがうれしいじゃないか。

 週刊誌は、この「スクープ週刊誌」を読めばだいたい用が済む。月に1冊でもいいから良書を読んでほしい。

 良書ってなんだ? それを見つけるために「読書」するんだよ。

 現代で、4月19日未明にテレビ朝日が記者会見を開き、福田財務省次官のセクハラ問題について、自社の女性記者だと発表したが、その翌日に、同社の報道デスク(49)が亡くなっていたと報じている。

 何やら、セクハラ事件と関係があるように思われるが、そうではなく、さまざまなニュースを追いかけていて、多忙を極めていたそうだ。

 それに彼は、子会社から優秀さを買われて本社の報道局映像センター取材部のデスクに抜擢されたため、そのストレスもあったのではないかといわれているようである。

 どちらにしても、メディアの現場というのは、他の企業のことはあれこれいうが、自分たちの職場は、過重労働は当たり前のブラック職場であり、そのことを自分たちからは口外しない。

 今回、彼の奥さんが社に乗り込んできて、過労死を疑って説明を求めたという。

 それが不十分だったのであろう、通夜の席でも、会社関係の人間が焼香するのを、喪主である奥さんは、頭を下げることなく睨みつけていたそうだ。

 亭主は奥さんに、仕事が多くて疲れるという思いを口にしていたに違いない。

 いつまでこんなことをやっているのか。労働組合は何をしているのか。滅私奉公とはいわないが、最低な労働環境を変えるために、中から声を上げるしかない。

 朝日新聞(4月17付)の(パブリックエディターから)で社会活動家の湯浅誠がこう書いている。

「長時間労働問題をめぐる朝日新聞社の報道姿勢です。約1年前、私は本コラムで自社の働き方も扱うべきだと主張しました(昨年5月30日朝刊『不都合な問題も取り上げて』)。その後、朝日は自社の働き方に触れましたが(同7月9日朝刊『働き方 記者も手探り 朝日新聞は』)、NHK記者の過労死の際には、死因の一つが選挙取材による疲労で、その報道はまさに朝日の記者たちが多忙を極める総選挙取材の最中になされたにもかかわらず、自社の働き方には触れませんでした。
 毎週のパブリックエディター定例会議で、私は頻繁にこのことに言及してきました。そして裁量労働制をめぐる問題が今国会の大きな争点であることは、去年からわかっていました。何か企画が準備されているはずという期待がありました。
 しかし中村GE(中村史郎ゼネラルエディター兼東京本社編集局長=筆者注)は、そうした記事は準備していなかったとのこと。『新聞社は長時間労働の典型のような職場で、働き方改革は切実な問題ですが、朝日新聞社の場合は「裁量労働制だから長時間労働になっている」とは必ずしも言えません』という理由でした」

 湯浅は、「朝日新聞はいま『ともに考え、ともにつくるメディア』をうたっています。そのためには、朝日から読者が見えるとともに、読者から朝日新聞の人たちが見えることも重要です。自己開示しない人たちと『ともに』考えることは難しい」と指摘し、内部から自分たちの問題として、過重労働について書き、訴えるべきだといっている。

 読者と共に考えるということは、そういうことである。今こそ、この問題を自分たちの問題だとしっかり捉え、会社に、世論に訴えていかなければ、ジャーナリズムではない。これはテレビはもちろん、出版も同じである。

 メガバンクが大きく変わろうとしている。現代によれば、私の近くにある三井住友銀行中野坂上支店というのは、ビルの11階にあるそうだ。

 エレベーターで上がると、そこは銀行とは思えない景色が広がっているという。

 窓口業務をする行員もいなければ、書類確認をする事務行員も「いない」というのである。

 そこを訪れた客は、総合受付で用件を伝える。すると担当者が用件別に案内してくれる。

 そこでは用件を伝えれば、行員がパソコンに打ち込んでくれる。つまりほとんどがペーパーレスなのだ。

 それだけではない。これまでは店の奥に引っ込んでいてふんぞり返っていた支店長の部屋もない。

 ロビーに立って、来客に気を配っていた女性が支店長だった。

 こうなってきたのは、AIが行員たちの仕事を奪ってきたからだが、その背景には、企業に1億円融資しても50万円程の利ザヤしか稼げない超低金利時代がある。

 アメリカのバンク・オブ・アメリカが15年に発表した予測では、さまざまな仕事がロボットに代替され、2,500万人が失業するとしている。

 当然ながら、給料も大幅に下がっていく。

 前号で現代がやっていたように、銀行業務や医者、弁護士、税理士などは、AIの得意分野である。

 銀行でいえば、外回りをして、融資案件を見つけ出していくことが支店長たちのメインの仕事になるそうだ。

 そうなれば、自分の預けているカネを引き出すのに、手数料を払うこともなくなるかもしれない。

 銀行の常識は世の中の非常識。早くそうなってほしいものだが。

 お次はポスト。スキャンダルまみれで凋落一途の財務省だが、それならと、財務省が悪だくみを考えているというのだ。

 突然「高齢者の医療費負担を2倍にする」という方針を打ち出した。

 ポストによればこれは、安倍政権に対する嫌がらせで、こうぶち上げれば安倍首相もおいそれと解散はできないだろうし、もしやれば、大幅な議席減になるに違いないからだ。

 解散できなければ3選もない。安倍には消えてもらって、次の総理のときに復権を果たそうというのが財務省の戦略だというのである。

 そううまくいくのだろうか。とはいえ、安倍の3選を阻む力は日増しに強くなっていることだけは間違いない。

 ビートたけしのポストのコラムがこのところ好調である。これしか読むところがないということもあるが。

 今週は山口達也ネタ。

「こんな歳になってまでアイドルでいろっていうのは『一生、偶像がバレないようにしろ』って過酷すぎるミッションなんでね。考えようによっちゃ、これほどの“ブラック労働”はないぜ。現に酒浸りを隠していた結果が、今回の事件に繋がっちまった。それなりにストレスもあったんだろうよ」

 メディアが、「山口メンバー」と呼んだことに触れ、「どうしても何か“敬称”をつけなきゃいけないって言うんなら、いっそのこと『山口組員』って呼んでやった方がよっぽど面白かったんじゃないか」。

 その上で、これからは、アイドルも官僚も「リスク回避教育」を施し、若いうちに、昔の中国の宦官のように、「自分からポコチン取っちゃう官僚やアイドルが出てくる怖~い世の中になりかねないぜ」。

 どうですかこの案は? ジャニー喜多川社長。

 さて、安倍首相への党内からの風当たりが強くなってきている。現代によれば、参議院議員の吉田博美が開いた政治資金パーティに、菅や麻生、岸田、石破、二階俊博まで集まったと報じている。

 吉田は参院のドンといわれて、前の青木幹雄の後を継ぎ、隠然たる力を持っているという。

 安倍首相は何とか、早期解散をして3選を果たしたいというつもりだろうが、もはや手詰まりというのが、永田町の大方の見方のようである。

 もし、解散を強行したとしても、ポストによれば、自民党の中で、安倍と親しいか、反安倍かを選ぶことになって、反安倍派が勝利するはずだという。

 それに、新階級といわれる非正規社員を多く含むアンダークラス、約1,000万人といわれる貧困層は、『新・日本の階級社会』(現代新書)を書いた、橋本健二早稲田大学教授にいわせると、反自民の傾向が強いというから、親安倍自民にとっては厳しいものになるはずだ。

 橋本教授にいわせると、近年、名店といわれる居酒屋が次々に店を閉じていくのも、貧困層がこうしたところで飲むカネさえなくなってきているからだという。

 ビールの売り上げが落ちているのも、酒の中ではやや高いビールを飲めない人たちが増えていることと無関係ではないそうだ。

 文化が継承されてきた居酒屋にも、貧困層の影響が出てきているのだ。

 アベノミクスを打ち破り、貧困や格差をなくせと声高にいう政党が出てくれば、自民党などあっという間に蹴散らすに違いない。

 だが、日本にはバーニー・サンダースが出ない。小泉進次郎にしても世襲議員のボンボンであり、貧困層に対する想像力はそれこそ貧困なものであろう。

 そこにこの国の悲劇がある。貧困層1,000万人プラス高齢者の連合軍で、貧困党でもつくるしかないか。

 さて、TOKIOの山口達也の処遇が決まった。ジャニーズ事務所は、山口を契約解除することを決定した。

 相も変わらず、FAXによる一方的な「お知らせ」で、読む限り、責任は事務所側にあるといいながら、それが単なる建前としか思えないところに、この事務所の長年積み上げてきた「病根」の深さを見るのは私だけではないだろう。

 スポニチは、横山慧の名前で、こう書いている。

「『またTOKIOとしてやっていけたら…』『先のことは考えられませんが、今は飲まない』
 山口が事件発覚翌日の謝罪会見で残した言葉だ。結果的にこれらの発言が、世間からの風当たりを強くしてしまった。TOKIOのメンバーからも『甘さ』を厳しく指摘された。(中略)認識の甘さと責任の重さ、影響力の大きい公人としての自覚のなさが、致命的な結果を招いてしまった」

 しかし、このスキャンダルは、TOKIOだけの問題ではなく、ジャニーズ事務所へ与えた打撃も大きいはずだ。デジタル版のディリースポーツ5月7日は、こう書いている。

「23年にわたりTOKIOとして活躍した山口を育てた立場であることから、異例の“温情措置”も付けられた。『契約を解除することとなりますが、事件の社会的な影響や、現在、山口が置かれている状況などを鑑み、彼を育ててきた立場として、社会に責任を果たすために必要な支援を今後も積極的かつ継続的に行って参る所存でございま』と宣言。解雇ではなく、契約解除とした」

 これは温情からではない。今、アルコール依存症の山口を野に放てば、酩酊して自暴自棄になり何をするかわからない。

 世間からも、病人を見放すのかといわれる。ほとぼりが醒めるまで事務所が監視し、世間が忘れた頃に手放す。

 それはSMAPが解散し、かつての力を失いつつあるジャニーズ帝国を守るために、喜多川姉弟が考えた苦肉の策だ。

 アル中で病院にまで入り、それを女性誌に報じられたのはだいぶ前のことである。

 今度は、1カ月も入院して、退院したその日に焼酎をがぶ飲みし、呼んだ女子高生に「強制わいせつ」をし、告訴されてしまう。

 警察が事情を聞きに来ても、しばらくは事務所に知らせず、知らせた後も、テレビに出続けたのは、50前の中年男がやることではない。

 現代は「警視庁は山口を書類送検する際、検察に対して『厳重処分』という処分意見をつけた。これは起訴を求めるという重い見解だ」と報じている。

 こうした問題男を、長年放置していた事務所側の責任をどうとるつもりなのか。

 そうした問いには、喜多川社長は何も答えていない。芸能マスコミは、聞こうともしない。

 山口は、普通の常識さえ身に着けず、いい年をしてアイドルを演じ、そのはざまを埋めるために酒と女に逃げていたのであろう。

 こうした人間を、アイドルと誤魔化して、散々売りまくり、金儲けしてきた喜多川姉弟は、この責任をどうとるのか。

 自らテレビの前に身を晒し、謝罪会見を開くべきだ。そう思うのだが。

【巻末付録】

 まずは現代から。「週刊現代イチ押し美女 徳江かな 純真と成熟のはざまで」。19歳だそうだ。いいのかね、こんなあられもない格好をさせて。

「お笑い界の『美魔女』が脱いだ! 春やすこ 完熟の裸身」。もう還暦近いのだろう。ようやりはりますな。

 袋とじは「初脱ぎ! 渡辺万美 Hカップ・ヘア・ヌード」。『あまちゃん』にも出てたんやてな? なかなか魅せますな。

 ポストは、巻頭から西田幸樹の「なをん 仲村美海」。ヘア・ヌードはなし。「わきの下の“しげみ”」。女性は裸を見られるよりも恥ずかしい? 袋とじは「完全復刻 ビニ本黄金時代」。「謎の中国人美女が魅せた『初めての裸』アンナさん。26歳。」。このなかでは意外にビニ本が楽しめる。今週は引き分けだな。
(文=元木昌彦)