またまた立憲民主党議員に強制わいせつ疑惑!「タクシーの中で、無言でズボンのチャックを下ろし……」

今週の注目記事・第1位
「騙し討ち『大増税』選挙で勝った途端に何でもありか!」(「週刊ポスト」11/17号)

同・第2位
「ジョセフ・ナイ米元国防次官補『安倍よ、トランプよ 金正恩を舐めてはいけない』(「週刊現代」11/18号)

同・第3位
「立憲民主党初鹿明博に強制わいせつ疑惑」(「週刊文春」11/9号)

同・第4位
「小泉進次郎の訴えを完全スルー いまだ報じられない『新聞に軽減税率』問題」(「週刊現代」11/18号)

同・第5位
「座間9人バラバラ殺人“10人目の被害者”が明かす『私を愛した殺人鬼』交際52日全記録」(「週刊現代」11/18号)

同・第6位
「稀勢の里 白鵬を襲う『横綱引退場所』の因縁」(「週刊ポスト」11/17号)

同・第7位
「CM女王ローラ『突然の独立宣言文書』で芸能界大混乱-契約企業は26社!」(「フライデー」11/17号)

同・第8位
「あの東進ハイスクール大人気講師が教え子と禁断愛」(「週刊文春」11/9号)

同・第9位
「大ブーム 女子中高生のカラコンが危ない!」(「週刊文春」11/9号)

同・第10位
「日の本にも芸能界『セクハラ文書』」(「週刊新潮」11/9号)

同・第11位
「『安倍総理』のお腹が痛い『トランプ』『アッキー』気まずい関係」(「週刊新潮」11/9号)

同・第12位
「老化の原因物質『オステオポンチン』を減らせば、どんどん若返る」(「週刊現代」11/18号)

同・第13位
「『最高の睡眠』への実践レッスン」(「週刊文春」11/9号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 日曜日(11月5日)に来日したトランプ米大統領に対して、日本では反対デモが起きなかった。

 日本にいるアメリカ人100人程度が渋谷ハチ公前で反トランプ集会を開いたそうだが、2万人以上を動員した警察に怯えたのだろうか。

 安倍首相をはじめ、日本人には、オレは占領時代にこの地へ降り立ったマッカーサーのように見えているのだろうと、内心、トランプは思っているのではないか。

 トランプの“忠臣”のように傅く安倍の姿をテレビで見ながら、日本がいまだアメリカの植民地であることを、われわれは改めて思い知らされた。

 この話はあとで触れるとして、まずは文春の「最高の睡眠」からいこう。

 西野精治スタンフォード大学教授は、日本は睡眠薬天国だが、他の薬と違って脳に直接作用するから、医学的にまだわからないこともあるので、私は飲まないようにしていますと話している。

 エエッ! 私は毎晩飲んでいる。先週は水曜日にゴルフがあったので、普段は半分しか飲まないハルシオンを前の晩1錠も飲んでしまったら、ゴルフをやりながら眠くてしょうがなかった。

 そのせいではないがスコアはガタガタ。気を付けよう!

 私は寝る前に必ずトイレに行くが、睡眠前の「べからず」というのがある。体温を上げたり緊張を高めることはやってはいけない。

 入浴は就寝90分前に。アルコールは少量。寝る前にスマホやパソコンを見るのはダメ。液晶のブルーライトには覚せい作用があるからだそうだ。

 私は現役時代から夜型で、今でも2時近くまで起きていて、DVDを見たり、録画してあるビデオを見たりしている。

 友人たちに聞くと、10時過ぎには寝てしまうから、朝の3時ごろには目が覚めるという連中が多い。

 私の起床はいつも8時ごろである。早起きは三文の徳と昔からいうから、たまには早寝早起きをしてみようか。

 この頃の週刊誌は、どれも健康雑誌に模様替えしたのではないかと思えるほど、健康情報に割くページが多い。

 新潮でも「若嶋津を危機に晒した『サウナ健康法』の正しい活用術」という特集をやっている。

 現代には「オステオポンチン」という聞きなれない物質が老化に大きく関係しているという特集がある。

 なんでも、この物質を人為的に減らす技術を開発することができれば「若返りも可能」(慶應義塾大学医学部循環器内科の佐野元昭准教授)だそうである。

 これまでの研究で、この物質が少ない人は老化が進みにくいということがわかってきたという。

 アルツハイマーも、この物質を少なくすれば抑制できるというのだ。

 では、増やさない食べ物は何か? 一番いいのはサバ、サンマ、イワシなどの青魚類。

 ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの根菜類を加熱して食べる。シイタケやエノキ、マイタケなどのキノコ類やキャベツ、トマトも植物繊維が多くていいそうだ。

 クルミやアーモンド、飲み物では濃い目の緑茶がいいそうである。ダメ元でやってみようか。

 トランプ来日に際して、安倍首相夫人・昭恵とトランプとの関係が心配だと新潮が報じていた。

 ドイツで開かれたG20サミットの際、夕食会で2人が隣り合わせたが、1時間45分の間、昭恵は何ひとつ話さなかったと、トランプが米紙のインタビューでバラしてしまったのだ。

 トランプが悪意で話を“盛った”可能性もあるが、森永製菓のお嬢さんは、海千山千の不動産屋とは気が合わなかったのではないかと、いろいろ取りざたされている。

 挨拶さえしなかったというのは信じがたいが、昭恵の友人はこう話している。

「昭恵さんは、聖心女子専門学校の英語科卒。でも語学力は低く、外国人と英語で会話なんて、簡単なものでも無理ですよ」

 晩さん会はどうなったのか? どうやら安倍首相は気を使ってトランプと昭恵を近づけないように見えた。

 昭恵にはトランプ夫人をつけ、トランプは自分がもてなす。そんな風に見えたのだが、どうだったのだろうか。

 ワイドショーで報じるところがあったのか。知りたいものである。

 アメリカでは、大物プロデューサー・ワインスタインによってセクハラを受けたという女優たち80人以上が告発して大騒動になっている。

 この事件を矮小化するために手を貸したと、ワインスタインの秘蔵っ子、タランティーノ監督が謝罪し、彼を擁護する発言をしていた社会派監督のオリバー・ストーンも、自身のセクハラを元モデルに暴露されるなど、ハリウッド界はこれまで「公然の秘密」として、メディアが暴露しようとしても潰されてきた映画界の闇が、ようやく明るみに出ようとしている。

 新潮でも書いているが、日本でも映画・芸能界はもちろんのこと、政界からメディアまで、権力を笠に着てセクハラや強制わいせつが行われてきた。

 伊藤詩織が山口敬之の「レイプ」を告発したが、ジャーナリストの彼女が中心となって「映画、芸能プロ、政界、メディア」のセクハラを告発する団体を作ったらいいと思う。

 ところで五木寛之の『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ)が売れているようだ。五木は私より13歳上だから、80代半ばである。

『蒼ざめた馬を見よ』や『海を見ていたジョニー』など、青春の華やかさと寂しさを描いて時代の寵児になった。

 現代に『青春の門』を連載した時は、部数が数万部増えたといわれる。だがその後、筆を折り、書かなくなった時期もあった。

 その後は、小説よりもエッセイや翻訳ものを出して、五木ワールドをつくっている。

 私は、新潮に連載しているエッセイが好きで毎回読んでいるが、人生の何でもない些事を取り上げ、読ませる力はなかなかのものである。

 五木もこの歳になって枯れてきたのかと読んでみたが、最初は老いた人間の生き方などに触れてはいるが、途中から、嫌老時代をどう生き抜いていくかという、かなり挑発的な内容になる。

 現在は世代間の争いといわれているがそうではない。2つの層の「階級闘争」へと発展していくに違いないというのである。

 嫌老が憎悪に変わる。若者階級と老人階級との闘争への、現在は入り口に過ぎない。

 そのために老人は自立せよ。働き、税金を納め、自分たちを憎悪の対象にしつつある階級との戦争に備えよと檄を飛ばす。

 いつになっても五木寛之はカッコイイね。でも、そういわれても何の能力も体力もない、私のような世捨て人老人は、どう生きたらいいのだろう。

 それが間違いだともいう。いかに生きるかではなく、いかに死ぬかを考えろ! そのためには一人一人の老人が宗教を持てという。

 まあ、それなりに刺激のある本ですが、私には「孤独に生きる」方法をもっと教えてほしかった。

 第9位。ここ数年、カラーコンタクトをする女子中学生や高校生が増えてるという。略してカラコン。

 文春によると、カラコンを買う際、眼科医の検査を受けずに購入して、不具合で目を傷つけ、失明につながる眼病を発症しているケースもあるという。

 カラコンをするのは、黒目の部分を大きくしてお人形さんのような目になりたいという願望からで、最近は明るいブラウン系が人気だそうだ。

 だが、ほとんどが韓国製や中国製だという。多くのカラコンが、酸素透過性の低い素材を使っているため、角膜に必要な酸素が入ってこないことになる。

 気を付けよう暗い夜道とカラコン購入。

 さて、東進ハイスクールという名は私でも知っている。そこの人気英語講師・西きょうじ(54)が、かつての生徒と不倫関係にあったと文春が報じている。

 そのA子は、スクールを出てから17年ぶりにFaceBookで西を見かけ、「私、教え子なんですけど、覚えていますか?」と送った。

 すると覚えていると返事が来て、「食事でもしましょう」と誘ってきたそうだ。

 昨年11月上旬に会い、2人でワインを飲みながら思い出話をした。その後、西の別宅に誘われ、愛の告白メッセージが携帯に届くようになる。

 そして西の「そろそろヤラせてよ」という懇願に負けて関係を持つ。避妊もせず、一晩に5回も6回も迫ってきたというから、絶倫センセイなのだ。

 妻とは離婚したいといいながら、ずるずる関係を続けるセンセイに、彼女の方から別れを告げたという。

 東進ハイスクールには「公序良俗に反する行為をした場合は契約を解除する」という契約があるそうだ。

 西は文春の取材に対して、一線は越えていない?

「はい……。この記事が出たら東進も百%クビになる。ここで積み重ねてきたキャリアが崩れるとは」と、カリスマ講師はガックリ。

 私の好きなローラ(27)が、突然独立宣言して芸能界は大混乱だとフライデーが報じている。

 事務所のやり方がおかしい、奴隷的だと主張してきた彼女だが、10月20日付で日本を代表するクライアントのところに「独立宣言」ともとれる文書を送りつけたというのである。

 そこには新事務所の担当者と新たに就任した弁護士2人の名前があったという。

 文中には「契約解除はやむを得ない」「所属事務所とローラは無関係となる」といった一方的な内容が書かれてあるそうだ。

 新事務所の名は愛犬の名前「MOKA BEAR」からとったようだ。設立は7月中旬。代表取締役は双子の兄。

 現在ローラがイメージキャラクターになっているのは26社。ライオン、サントリー、ユニクロ、楽天など大企業だが、それらのスポンサー企業が混乱しているという。

 そのうちの1社は、新しい事務所の人間から電話がかかって来て、「契約のことで話がある、これからはウチに連絡をください」という内容で、たどたどしい日本語だったと話している。

 それに芸能界や広告のルールを知らない人間だと、感じたという。

 事務所側は、今年6月以降、法的に有効な形での合意は何もされていないのに、このやり方は納得できないといっている。

 その上、撮影現場に兄や母親が付いてきてしまうそうだ。

 大手企業の関係者が、タレント事務所とわれわれ企業との間には広告代理店やいろんな会社が関わっている、そこを飛び越えられても困ると嘆いている。

「こちらも企業イメージがあります。これ以上ゴタゴタが続くようなら、来季の契約は考え直さないといけませんね」

 ローラ最大の危機である。私に頼んで来れば、いい方向で収めてあげるのに。来ないだろうけどね。

 11月12日から大相撲の九州場所が始まる。いまのところ4横綱が勢ぞろいするといわれているが、ポストによれば、この場所は横綱にとっては「不吉」なのだそうだ。

 武蔵丸、双羽黒、三重ノ海が引退している。稀勢の里の師匠である隆の里も、85年の九州場所で5日目に休場し、翌年の初場所で初日に黒星を喫して引退している。

 曙は優勝したが、両膝のけがが悪化して、初場所を全休。そのまま引退した。

 朝青龍は11連勝のあと4連敗し、翌場所中に泥酔騒動を起こし、引退勧告を受けた。

 貴乃花も九州場所をケガで全休。翌年初場所で引退表明している。

 ポストによると、その上、若手の台頭が著しく、4横綱にとっては厳しい場所になりそうである。

 白鵬、稀勢の里、鶴竜、日馬富士、誰が引退してもおかしくないが、本命は白鵬か。

 これまでとは違う意味で、楽しみな九州場所ではある。

 さて、過去にも数々の猟奇事件があった。神戸児童連続殺傷事件、女子高生コンクリート詰め殺人、八つ墓村、津山三十人殺しなどがすぐに浮かぶ。

 だが、神奈川県座間市で起きた9人の頭部切断事件は、文字通り背筋を凍らせるだけでなく、これから来るであろう暗い時代の予兆のような事件に思えてならない。

 これまでも自殺サイトで知り合った男女たちが集団自殺を図ろうとしたり、今夏、大阪の会社員が自殺サイトで知り合った男女3人を殺す事件などが起きているが、今回のはどこか違うように思う。

 事件発覚のきっかけは、東京都八王子市の女性(23)が10月21日から行方不明になり、彼女の兄が高尾署に届け出たことからだった。

 女性はTwitterで「一緒に死んでくれる人を探している」などと投稿していたそうだ。

 アパートの狭い部屋で、切り取った頭部などを入れ、猫のトイレ用の砂をかけたいくつものクーラーボックスとともに暮らしていた白石隆浩容疑者(27)とは、どんな人物なのか。

 週刊誌の格好のテーマだが、残念ながら新潮、文春ともに締め切りの関係で間に合わなかった。

 かろうじてフライデーが突っ込んでいるが、目新しい話はない。

「白石さんの家は両親と彼と妹さんの4人家族です。隆浩君は子どものころから悪いウワサなどもなく、素直な良い子というイメージしかありません」(近隣住民)

 こうした大事件が起きるたびに、週刊誌というサイクルは時代に合っていないと思う。

 テレビのワイドショーが事件を連日放送し、ネットメディアも毎日のように報じている。週刊誌も何らかの策を講じなくてはいけない。

 私なら、取材記者たちを動かして原稿にし、ネット上で情報を日々更新する。すべて無料で読める。週刊誌でしかやれない切り口で報じ、それを編集して次号に掲載すればいい。

 文春にはデジタル版(有料)がある。そうした試みをやっているかと思って覗いてみたが、やっていないようだ。それならば、今日からでも始めるべきだと思う。

 今日(11月6日)発売の現代が、白石容疑者が逮捕される直前まで、メールなどでやり取りしてきた女性が、インタビューに応じている。

 この女性、ワイドショーにも話しているから、取り立てて目新しい話はない。

 彼女は9月6日の夜、Twitterで「死にたいので一緒に死ねる方募集します」とツイートしたら、「首吊り士」というアカウントの白石から反応があったという。

「一緒にどうですか。車と薬を持っています」

 そこからダイレクトメッセージでやり取りし、無料トークアプリでメッセージや電話をするようになった。

 彼女はこれまでもSNSを通じて何人かとやり取りしてきたが、白石が一番熱心だったという。

 その後、「会いたい」「一緒に住みたい」という内容に変わり、彼女のほうも来年あたり実際に会い、同棲しようという気持ちになっていたそうだ。

 10月下旬ごろ、白石が電話で「人を殺したことがある」と打ち明けたことがあったという。

 数日後に、他にも殺しているともいったそうだ。10月20日にはロープの写真が送られてきたので、嫌悪感を示すと「お願いだから嫌いにならないで」という返信が来た。

 SNSを通した疑似恋愛に持ち込むのが白石容疑者の得意技だったのか。

 だが10月後半になると「俺におカネを渡してくれたら殺してあげる」「全財産を全部俺にちょうだい」と変化し、彼女が家に来たら「飲み物に睡眠薬を入れて、眠っている間に縄で殺ろうと思う」などとエスカレートする。

「私も病んでいたので、『もう殺されたい』って感じでした」

 通話をしている時に、電話口から女性の声のような音が聞こえてきたという。

 印象的なのは、白石が彼女にいった以下のような言葉である。

「俺は普通の子はダメなんだよね。精神的に弱い子がいい。元カノは多重人格みたいな病んだ子ばかり。俺が病んでいるから、そういう子を引き寄せちゃうんだよね」

 ポストによれば、公判で「自殺志願者に頼まれて殺した」と主張して認められた場合は、最高でも懲役7年程度。

「自殺した死体を切り刻んだだけ」と主張すると、認められた場合は3年以下の懲役だそうだ。

 どちらにしても、尋常な精神ではないから、心神耗弱だと主張して認められる可能性もあるのではないか。その場合は、精神病院へ強制入院させても、すぐに出てきてしまう。

 この手の犯罪では例を見ない凶悪事件だが、白石容疑者は事件の動機や手口をどう語るのだろうか。

 殺された人たちは、なぜ彼の元へ引き寄せられたのか。事実は小説より奇なりである。

 さて、小泉進次郎の軽減税率発言が波紋を呼んでいる。

 総選挙中にも「軽減税率を見直せ。特におかしいのは新聞だ。新聞社は社説で消費税増税を求めているのに、自分たちは負担しない。ぜんぜん筋が通らない」といっているが、その新聞はほとんどこの発言を取り上げないか沈黙したままである。

 電気やガス、水道が軽減税率を適用されないのに、なぜ新聞は、適用されるのか。

 こうした当然の疑問に答えようとしない新聞は、社会の木鐸などという資格はない。

 現代によれば、これは読売新聞のナベツネがごり押ししたのはよく知られているが、これを主導したのは公明党だったという。

 聖教新聞や公明新聞を持つ支持母体の創価学会が強力に反対し、そこをナベツネが利用したというのである。

 法政大学の小黒一正教授によると、871万部を公称する新聞社で、消費税が2%軽減されれば、月ぎめ購読料金で計算すれば、ざっと月に7億円、年間84億円が浮くことになるそうだ。

 こんなことをやっているから、新聞社は権力と本気で対峙しようと思う記者がいても、逆らえなくなるのだ。

 自分の所の利益だけを考え、読者を蔑ろにするから、新聞は「建前反権力、本音は親権力」だといわれてしまうのである。

 ナベツネの罪は大きいといわざるを得ないが、それに追随する他の新聞社も同罪である。

 アサヒ芸能に、小池の「排除発言」を引き出したジャーナリストの横田一が寄稿している。そこで横田は、「小池氏が排除発言を白紙撤回する猶予は、立憲民主党が結成されるまでの3日間あった」といっている。

「その間にリベラル派を受け入れる寛容さを見せていれば、まったく違う結果が待っていただろう。『排除されない』と議員の前で話した前原氏よりも小池氏のほうが『正直』だった。その反面、『私が排除を言う分には許される』と、小池氏は自分の人気を過信した」としている。

 安倍首相の4度目の首相就任会見をテレビで聞いていて、その内容のなさに愕然とした。お前は国民をバカにしているのかと、テレビに向かって吠えた。

 そんなたわ言をハイそうですかと聞き、突っ込んだ質問もできない官邸の記者たちに怒りが湧くどころか、哀れとさえ思えた。

 菅官房長官への厳しい突っ込みで一躍有名になった東京新聞の望月衣塑子記者の『新聞記者』(角川新書)を読んだ。

 内容は新聞記者の取材合戦の秘話よりも、彼女の人生を振り返っている部分が多いが、面白いところが2カ所あるので紹介しよう。

 望月の某スクープが大きな広がりを見せたが、ある大臣から訴えられ、東京地検に事情聴取される。完黙したこともあり、会社側は不起訴になるのだが、会社は彼女を整理部へ異動させてしまう。

 その時、テレビや他の新聞がうちに来ないかと声をかけてくる。中でも読売新聞が高く評価してくれたので、心が傾き、父親に「背中を押してほしいと思い」会って、そのことを話す。

 彼女の父親は業界紙の記者だったが、ジャーナリストとして一本筋が通った人だったようだ。その父親が「お父さん、読売だけは嫌なんだよ」と娘に、切なそうに訴えたという。私の父親も読売だった。読売に入るという選択肢もあったが、講談社を選んだ。いまでもその選択は間違っていなかったと思っている。

 菅への質問で注目を浴びた望月だが、その報復は、手を上げている彼女を指名しないことだった。だが、それ以外にも驚くべきことがあった。

「8月下旬、菅長官側は幹事社を通じて菅番の担当記者に、会見時間を短縮したいとの趣旨を打診してきたという。番記者側は『時間制限はできない』と突っぱね、要求は呑んでいないというが、『あと〇人』『あと〇問』と官邸の広報官が質問を打ち切っているのを認めているのが現状だ。
 これは、メディアの自殺行為ではないか」

 呆然として涙があふれそうになったと書いている。

 この記述に私は呆然とした。まだそんなことをいっているのか。記者クラブが言論を歪め、国民の目から政府の不都合な真実を隠しているのは自明の理ではないか。

 甘いといっては失礼だが、それだからこそ、望月の菅に対する執拗な質問が多くの国民に支持されたのではないか。

 今や記者クラブを含めた記者たちは、権力にたてつくのではなく、権力側の番犬に成り下がっている。これは常識であろう。

 泣いている場合ではない。東京新聞というローカルな新聞だからこそできることがある。安倍首相も嫌々ながら国会の延長を認めた。森友・加計学園問題追及は野党だけに任せてはおけない。

 社会部の精鋭をこの時期だけ政治部に移し、菅官房長官の会見でとことん質問させるのだ。菅が顔を歪め、もうまいったというまで追及するのだ。そうすれば世論が味方に付き、他紙もやむを得ず追随せざるを得なくなる。

 安倍政権は水漏れ状態だ。ちょっとでも穴が広がれば崩壊する。そうやって新聞記者たちは、権力に対する番犬としての矜持をとり戻せ。そう彼女にいいたい。

 文春は先週、立憲民主党で初当選した青山雅幸議員のセクハラ疑惑を報じ、福山幹事長が青山の党員資格停止処分を発表した。

 だが政治部記者にいわせると、枝野代表と大学のサークルが一緒だった「お友だち」だから、年明けの通常国会では会派に入れるといわれているそうである。

 今回、文春砲に疑惑を追及されたのは、東大法学部卒で議員秘書、都議を経て民主党から出馬し初当選、現在当選3回の初鹿明博議員(48)。

 私生活では自ら「宝物」といっている妻と3人の子どもがいる。だが、女性にはだらしないようで、昨年12月には新潮で「不倫未遂」を報じられている。

 舞台女優と個室で食事をした際、女性の胸を触り、自分もズボンを脱ぎ始めた。歌舞伎町のラブホへ連れ込もうとして失敗したという。

 今回は「性暴力事件」だというから穏やかでない。被害者は佐藤陽子(仮名)で、初鹿の支援者の一人だった。

 15年5月、港区内で初鹿議員を囲む懇親会が開かれた。二次会を終えた時点で議員は呂律が回っていなかったと佐藤はいう。

 深夜お開きになり、初鹿と3人でタクシーに乗った。1人が途中で降りる。するといきなり議員はキスを迫ってきた。佐藤はショックのあまりフリーズしていると、初鹿は無言のままズボンのチャックを降ろし、彼女の顔を引き寄せたというのだ。

 昨年12月に議員から謝罪を受け、初鹿はこういったそうだ。「嫌じゃなかったと思った。ひどいことしたのかな。反省しています」。

 佐藤は、事があった直後に被害届を警察に出そうと考えたが、「立場のある方」だと見送ったという。今回文春の取材を受けて、「セクハラや性暴力の被害者にとって、心の傷は長く残り、加害者から謝罪を受ければ終わるわけではありません。(中略)それをわかって頂きたくて、お話ししたのです」。さらに「重大な問題だと再認識しました。改めて提出を検討します」と話している。

 当の青山議員は「記憶にない」と繰り返すばかりだが、長谷川裕雅弁護士によると、国会議員という支配的な立場にあり女性は拒否不能だったと判断されるから、準強制わいせつ罪に当たり、タクシー内で性器を露出するのは公然わいせつ罪にも当たる可能性があるという。

 さて、ジョセフ・ナイといえば、ハーバード大学の著名な国際政治学者で、カーター政権で国務副次官、クリントン政権では国家情報会議議長などを歴任した大物である。

 現代は彼に北朝鮮問題についてインタビューしている。

「金正恩のことを挑発行動を繰り返すだけの、まるで正気ではない独裁者だという人がいます。しかし、私はそうは思わない。金正恩は自暴自棄になっているわけではなく、計算づくで行動しているのです」

 北朝鮮にとって核開発は手にしている唯一の外交カードだから、このカードを捨てるはずがない。

 この20年間、アメリカは北朝鮮に核開発を断念させるために約1,540億円を投じてきたが、それをできなかった。

「金正恩を舐めてはいけない。十分な軍事力を持てたとの確信を得れば、武力を使って、韓国との『再統一』を宣言する可能性だってあります」

 トランプが先制攻撃を考えていても、北朝鮮には核兵器抜きでも報復攻撃能力があるから、失われる命があまりにも多く、リスクが高すぎるから、できないという。

 また北朝鮮もそうしたリスクを知っているから、核による自滅的な行動はとらないとナイはいう。

 では解決策はあるのか。

「真の解決策を見出すのは難しいですが、私としては、次に金正恩が長距離弾道ミサイル実験を行ったときに、中国を動かして、北朝鮮に対する食糧・燃料の供給を止めさせる──。これがもっとも効果的で、現実的なように思えます」

 アメリカも、北朝鮮とどう対峙しようとすればいいのか、揺れているようだ。

 トランプと習近平の首脳会談がどうなるのか。お互いどんな思惑で、どんな声明を出すのか、まずは注目したい。

 今週の第1位は、選挙で大勝した自民党が、消費税増税前に進めている「大増税」にメスを入れたポストの記事に上げたい。

 今度の選挙で、当分、選挙はない。ポストによると、来年の18年は、大型選挙のない「空白の1年」になるという。

 選挙の心配がなければと、財務省がやろうとしているのが「所得税改革」だ。

 なぜなら、2年後に消費税を10%に値上げすると、所得税を増税するとはいい出しずらくなるからだ。

 所得税増税のターゲットはいつもサラリーマンである。まずは「給与所得控除」の廃止・縮小が盛り込まれるという。

 現在、年収632万円の会社員には約180万円の給与所得控除が認められている。だが財務省は、本当の必要経費は「年間約25万円」と試算しているというのである。

 こうなると、ワイシャツ1枚、1,000円床屋さえ、年に何回しか行けないことになる。

 しかも180万円の所得控除が25万にまで縮小されると、所得税・住民税の合計額が一挙に約45万円増えるという。

 財務省はこうすれば、所得税の税率を1%も上げずに、控除額を縮小させるだけで税金が増える、打ち出の小づちなのだ。

 当然、年金生活者の懐からも奪っていく。年金収入には120万円の「公的年金等控除」が認められ、夫婦2人なら年収208万円以下は実質的に非課税になっている。

 これが廃止されると、月額15万円の年金を受給している高齢者は、所得税・住民税が年間18万円にアップするそうだ。

 高齢者抹殺計画と呼んでもよかろう。そのほかにも、日本から外国に行く旅行者から1人1,000円を徴収する「出国税」や、住民税に数百円を上乗せする「森林環境税」、電子たばこへの課税なども考えている。

 現在は40歳から払う介護保険料を20歳以上からとることも検討しているそうだ。その上、消費税が上がれば便乗値上げが必ずある。

 安倍政権に投票した物好きな有権者も、彼に白紙委任した覚えはないはずだ。

 トランプ米大統領の長女、大統領補佐官のイバンカ(36)に、彼女が立ち上げた基金「女性起業家資金イニシアチブ」へ、安倍首相は気前よく5,000万ドル(約57億円)を出すことを表明した。

 誰のカネだと思っているのだ。そのカネを恵まれない家庭に配ったほうがよほど役に立つ。

 外遊しては、その国へ大金を寄付する安倍に、もっと日本人は怒りをぶつけるべきだ。

 無駄な総選挙に600億円、トランプの来日に使われた莫大な警備費。一日借り切ったゴルフ場への支払い。

 安倍政権は無駄の塊である。こんな政権はいらない。つくづくトランプ来日のバカ騒ぎを見ていて、そう思う。

【巻末付録】

 今週も見るべきものは少ない。ポストは、PRESTIGEというAVメーカーの「超絶美女列伝」。袋とじはAmazonなどがやっている電子書籍販売サイトからダウンロードできるデジタル写真集「解禁グラビア写真集の興奮」。「インスタで尻を見せたがる女たち」

 現代は、「アジアで人気の『たわわ娘』篠崎愛」。「鈴木心春 22歳の『恥ずかしい無毛ヌード』」。袋とじは、またまた出ました!「ピーター・リンドバーグ 世界的巨匠が撮り下ろした完全未公開ヘアヌード 石田えり」。56歳のえりが講談社から出す(12月16日発売)写真集から選んだものだ。

 私が彼女の写真集を手掛けたのはたしか1992年だった。あれから四半世紀以上が経つ。懐かしいが、あの時のような大ベストセラーになることはないだろう。

 NHKの『ニュースウオッチ9』で、えりのインタビューをやっていた。「いくつになっても挑戦したい」との言やよし。

 これでいけば、80歳、90歳のヘアヌード写真集が出るかもしれない。見たくはないけどね。

 今週は、熱意の感じられないポストを石田えりの熱い思いが圧倒した。現代の勝ち!
(文=元木昌彦)

またまた立憲民主党議員に強制わいせつ疑惑!「タクシーの中で、無言でズボンのチャックを下ろし……」

今週の注目記事・第1位
「騙し討ち『大増税』選挙で勝った途端に何でもありか!」(「週刊ポスト」11/17号)

同・第2位
「ジョセフ・ナイ米元国防次官補『安倍よ、トランプよ 金正恩を舐めてはいけない』(「週刊現代」11/18号)

同・第3位
「立憲民主党初鹿明博に強制わいせつ疑惑」(「週刊文春」11/9号)

同・第4位
「小泉進次郎の訴えを完全スルー いまだ報じられない『新聞に軽減税率』問題」(「週刊現代」11/18号)

同・第5位
「座間9人バラバラ殺人“10人目の被害者”が明かす『私を愛した殺人鬼』交際52日全記録」(「週刊現代」11/18号)

同・第6位
「稀勢の里 白鵬を襲う『横綱引退場所』の因縁」(「週刊ポスト」11/17号)

同・第7位
「CM女王ローラ『突然の独立宣言文書』で芸能界大混乱-契約企業は26社!」(「フライデー」11/17号)

同・第8位
「あの東進ハイスクール大人気講師が教え子と禁断愛」(「週刊文春」11/9号)

同・第9位
「大ブーム 女子中高生のカラコンが危ない!」(「週刊文春」11/9号)

同・第10位
「日の本にも芸能界『セクハラ文書』」(「週刊新潮」11/9号)

同・第11位
「『安倍総理』のお腹が痛い『トランプ』『アッキー』気まずい関係」(「週刊新潮」11/9号)

同・第12位
「老化の原因物質『オステオポンチン』を減らせば、どんどん若返る」(「週刊現代」11/18号)

同・第13位
「『最高の睡眠』への実践レッスン」(「週刊文春」11/9号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 日曜日(11月5日)に来日したトランプ米大統領に対して、日本では反対デモが起きなかった。

 日本にいるアメリカ人100人程度が渋谷ハチ公前で反トランプ集会を開いたそうだが、2万人以上を動員した警察に怯えたのだろうか。

 安倍首相をはじめ、日本人には、オレは占領時代にこの地へ降り立ったマッカーサーのように見えているのだろうと、内心、トランプは思っているのではないか。

 トランプの“忠臣”のように傅く安倍の姿をテレビで見ながら、日本がいまだアメリカの植民地であることを、われわれは改めて思い知らされた。

 この話はあとで触れるとして、まずは文春の「最高の睡眠」からいこう。

 西野精治スタンフォード大学教授は、日本は睡眠薬天国だが、他の薬と違って脳に直接作用するから、医学的にまだわからないこともあるので、私は飲まないようにしていますと話している。

 エエッ! 私は毎晩飲んでいる。先週は水曜日にゴルフがあったので、普段は半分しか飲まないハルシオンを前の晩1錠も飲んでしまったら、ゴルフをやりながら眠くてしょうがなかった。

 そのせいではないがスコアはガタガタ。気を付けよう!

 私は寝る前に必ずトイレに行くが、睡眠前の「べからず」というのがある。体温を上げたり緊張を高めることはやってはいけない。

 入浴は就寝90分前に。アルコールは少量。寝る前にスマホやパソコンを見るのはダメ。液晶のブルーライトには覚せい作用があるからだそうだ。

 私は現役時代から夜型で、今でも2時近くまで起きていて、DVDを見たり、録画してあるビデオを見たりしている。

 友人たちに聞くと、10時過ぎには寝てしまうから、朝の3時ごろには目が覚めるという連中が多い。

 私の起床はいつも8時ごろである。早起きは三文の徳と昔からいうから、たまには早寝早起きをしてみようか。

 この頃の週刊誌は、どれも健康雑誌に模様替えしたのではないかと思えるほど、健康情報に割くページが多い。

 新潮でも「若嶋津を危機に晒した『サウナ健康法』の正しい活用術」という特集をやっている。

 現代には「オステオポンチン」という聞きなれない物質が老化に大きく関係しているという特集がある。

 なんでも、この物質を人為的に減らす技術を開発することができれば「若返りも可能」(慶應義塾大学医学部循環器内科の佐野元昭准教授)だそうである。

 これまでの研究で、この物質が少ない人は老化が進みにくいということがわかってきたという。

 アルツハイマーも、この物質を少なくすれば抑制できるというのだ。

 では、増やさない食べ物は何か? 一番いいのはサバ、サンマ、イワシなどの青魚類。

 ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの根菜類を加熱して食べる。シイタケやエノキ、マイタケなどのキノコ類やキャベツ、トマトも植物繊維が多くていいそうだ。

 クルミやアーモンド、飲み物では濃い目の緑茶がいいそうである。ダメ元でやってみようか。

 トランプ来日に際して、安倍首相夫人・昭恵とトランプとの関係が心配だと新潮が報じていた。

 ドイツで開かれたG20サミットの際、夕食会で2人が隣り合わせたが、1時間45分の間、昭恵は何ひとつ話さなかったと、トランプが米紙のインタビューでバラしてしまったのだ。

 トランプが悪意で話を“盛った”可能性もあるが、森永製菓のお嬢さんは、海千山千の不動産屋とは気が合わなかったのではないかと、いろいろ取りざたされている。

 挨拶さえしなかったというのは信じがたいが、昭恵の友人はこう話している。

「昭恵さんは、聖心女子専門学校の英語科卒。でも語学力は低く、外国人と英語で会話なんて、簡単なものでも無理ですよ」

 晩さん会はどうなったのか? どうやら安倍首相は気を使ってトランプと昭恵を近づけないように見えた。

 昭恵にはトランプ夫人をつけ、トランプは自分がもてなす。そんな風に見えたのだが、どうだったのだろうか。

 ワイドショーで報じるところがあったのか。知りたいものである。

 アメリカでは、大物プロデューサー・ワインスタインによってセクハラを受けたという女優たち80人以上が告発して大騒動になっている。

 この事件を矮小化するために手を貸したと、ワインスタインの秘蔵っ子、タランティーノ監督が謝罪し、彼を擁護する発言をしていた社会派監督のオリバー・ストーンも、自身のセクハラを元モデルに暴露されるなど、ハリウッド界はこれまで「公然の秘密」として、メディアが暴露しようとしても潰されてきた映画界の闇が、ようやく明るみに出ようとしている。

 新潮でも書いているが、日本でも映画・芸能界はもちろんのこと、政界からメディアまで、権力を笠に着てセクハラや強制わいせつが行われてきた。

 伊藤詩織が山口敬之の「レイプ」を告発したが、ジャーナリストの彼女が中心となって「映画、芸能プロ、政界、メディア」のセクハラを告発する団体を作ったらいいと思う。

 ところで五木寛之の『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ)が売れているようだ。五木は私より13歳上だから、80代半ばである。

『蒼ざめた馬を見よ』や『海を見ていたジョニー』など、青春の華やかさと寂しさを描いて時代の寵児になった。

 現代に『青春の門』を連載した時は、部数が数万部増えたといわれる。だがその後、筆を折り、書かなくなった時期もあった。

 その後は、小説よりもエッセイや翻訳ものを出して、五木ワールドをつくっている。

 私は、新潮に連載しているエッセイが好きで毎回読んでいるが、人生の何でもない些事を取り上げ、読ませる力はなかなかのものである。

 五木もこの歳になって枯れてきたのかと読んでみたが、最初は老いた人間の生き方などに触れてはいるが、途中から、嫌老時代をどう生き抜いていくかという、かなり挑発的な内容になる。

 現在は世代間の争いといわれているがそうではない。2つの層の「階級闘争」へと発展していくに違いないというのである。

 嫌老が憎悪に変わる。若者階級と老人階級との闘争への、現在は入り口に過ぎない。

 そのために老人は自立せよ。働き、税金を納め、自分たちを憎悪の対象にしつつある階級との戦争に備えよと檄を飛ばす。

 いつになっても五木寛之はカッコイイね。でも、そういわれても何の能力も体力もない、私のような世捨て人老人は、どう生きたらいいのだろう。

 それが間違いだともいう。いかに生きるかではなく、いかに死ぬかを考えろ! そのためには一人一人の老人が宗教を持てという。

 まあ、それなりに刺激のある本ですが、私には「孤独に生きる」方法をもっと教えてほしかった。

 第9位。ここ数年、カラーコンタクトをする女子中学生や高校生が増えてるという。略してカラコン。

 文春によると、カラコンを買う際、眼科医の検査を受けずに購入して、不具合で目を傷つけ、失明につながる眼病を発症しているケースもあるという。

 カラコンをするのは、黒目の部分を大きくしてお人形さんのような目になりたいという願望からで、最近は明るいブラウン系が人気だそうだ。

 だが、ほとんどが韓国製や中国製だという。多くのカラコンが、酸素透過性の低い素材を使っているため、角膜に必要な酸素が入ってこないことになる。

 気を付けよう暗い夜道とカラコン購入。

 さて、東進ハイスクールという名は私でも知っている。そこの人気英語講師・西きょうじ(54)が、かつての生徒と不倫関係にあったと文春が報じている。

 そのA子は、スクールを出てから17年ぶりにFaceBookで西を見かけ、「私、教え子なんですけど、覚えていますか?」と送った。

 すると覚えていると返事が来て、「食事でもしましょう」と誘ってきたそうだ。

 昨年11月上旬に会い、2人でワインを飲みながら思い出話をした。その後、西の別宅に誘われ、愛の告白メッセージが携帯に届くようになる。

 そして西の「そろそろヤラせてよ」という懇願に負けて関係を持つ。避妊もせず、一晩に5回も6回も迫ってきたというから、絶倫センセイなのだ。

 妻とは離婚したいといいながら、ずるずる関係を続けるセンセイに、彼女の方から別れを告げたという。

 東進ハイスクールには「公序良俗に反する行為をした場合は契約を解除する」という契約があるそうだ。

 西は文春の取材に対して、一線は越えていない?

「はい……。この記事が出たら東進も百%クビになる。ここで積み重ねてきたキャリアが崩れるとは」と、カリスマ講師はガックリ。

 私の好きなローラ(27)が、突然独立宣言して芸能界は大混乱だとフライデーが報じている。

 事務所のやり方がおかしい、奴隷的だと主張してきた彼女だが、10月20日付で日本を代表するクライアントのところに「独立宣言」ともとれる文書を送りつけたというのである。

 そこには新事務所の担当者と新たに就任した弁護士2人の名前があったという。

 文中には「契約解除はやむを得ない」「所属事務所とローラは無関係となる」といった一方的な内容が書かれてあるそうだ。

 新事務所の名は愛犬の名前「MOKA BEAR」からとったようだ。設立は7月中旬。代表取締役は双子の兄。

 現在ローラがイメージキャラクターになっているのは26社。ライオン、サントリー、ユニクロ、楽天など大企業だが、それらのスポンサー企業が混乱しているという。

 そのうちの1社は、新しい事務所の人間から電話がかかって来て、「契約のことで話がある、これからはウチに連絡をください」という内容で、たどたどしい日本語だったと話している。

 それに芸能界や広告のルールを知らない人間だと、感じたという。

 事務所側は、今年6月以降、法的に有効な形での合意は何もされていないのに、このやり方は納得できないといっている。

 その上、撮影現場に兄や母親が付いてきてしまうそうだ。

 大手企業の関係者が、タレント事務所とわれわれ企業との間には広告代理店やいろんな会社が関わっている、そこを飛び越えられても困ると嘆いている。

「こちらも企業イメージがあります。これ以上ゴタゴタが続くようなら、来季の契約は考え直さないといけませんね」

 ローラ最大の危機である。私に頼んで来れば、いい方向で収めてあげるのに。来ないだろうけどね。

 11月12日から大相撲の九州場所が始まる。いまのところ4横綱が勢ぞろいするといわれているが、ポストによれば、この場所は横綱にとっては「不吉」なのだそうだ。

 武蔵丸、双羽黒、三重ノ海が引退している。稀勢の里の師匠である隆の里も、85年の九州場所で5日目に休場し、翌年の初場所で初日に黒星を喫して引退している。

 曙は優勝したが、両膝のけがが悪化して、初場所を全休。そのまま引退した。

 朝青龍は11連勝のあと4連敗し、翌場所中に泥酔騒動を起こし、引退勧告を受けた。

 貴乃花も九州場所をケガで全休。翌年初場所で引退表明している。

 ポストによると、その上、若手の台頭が著しく、4横綱にとっては厳しい場所になりそうである。

 白鵬、稀勢の里、鶴竜、日馬富士、誰が引退してもおかしくないが、本命は白鵬か。

 これまでとは違う意味で、楽しみな九州場所ではある。

 さて、過去にも数々の猟奇事件があった。神戸児童連続殺傷事件、女子高生コンクリート詰め殺人、八つ墓村、津山三十人殺しなどがすぐに浮かぶ。

 だが、神奈川県座間市で起きた9人の頭部切断事件は、文字通り背筋を凍らせるだけでなく、これから来るであろう暗い時代の予兆のような事件に思えてならない。

 これまでも自殺サイトで知り合った男女たちが集団自殺を図ろうとしたり、今夏、大阪の会社員が自殺サイトで知り合った男女3人を殺す事件などが起きているが、今回のはどこか違うように思う。

 事件発覚のきっかけは、東京都八王子市の女性(23)が10月21日から行方不明になり、彼女の兄が高尾署に届け出たことからだった。

 女性はTwitterで「一緒に死んでくれる人を探している」などと投稿していたそうだ。

 アパートの狭い部屋で、切り取った頭部などを入れ、猫のトイレ用の砂をかけたいくつものクーラーボックスとともに暮らしていた白石隆浩容疑者(27)とは、どんな人物なのか。

 週刊誌の格好のテーマだが、残念ながら新潮、文春ともに締め切りの関係で間に合わなかった。

 かろうじてフライデーが突っ込んでいるが、目新しい話はない。

「白石さんの家は両親と彼と妹さんの4人家族です。隆浩君は子どものころから悪いウワサなどもなく、素直な良い子というイメージしかありません」(近隣住民)

 こうした大事件が起きるたびに、週刊誌というサイクルは時代に合っていないと思う。

 テレビのワイドショーが事件を連日放送し、ネットメディアも毎日のように報じている。週刊誌も何らかの策を講じなくてはいけない。

 私なら、取材記者たちを動かして原稿にし、ネット上で情報を日々更新する。すべて無料で読める。週刊誌でしかやれない切り口で報じ、それを編集して次号に掲載すればいい。

 文春にはデジタル版(有料)がある。そうした試みをやっているかと思って覗いてみたが、やっていないようだ。それならば、今日からでも始めるべきだと思う。

 今日(11月6日)発売の現代が、白石容疑者が逮捕される直前まで、メールなどでやり取りしてきた女性が、インタビューに応じている。

 この女性、ワイドショーにも話しているから、取り立てて目新しい話はない。

 彼女は9月6日の夜、Twitterで「死にたいので一緒に死ねる方募集します」とツイートしたら、「首吊り士」というアカウントの白石から反応があったという。

「一緒にどうですか。車と薬を持っています」

 そこからダイレクトメッセージでやり取りし、無料トークアプリでメッセージや電話をするようになった。

 彼女はこれまでもSNSを通じて何人かとやり取りしてきたが、白石が一番熱心だったという。

 その後、「会いたい」「一緒に住みたい」という内容に変わり、彼女のほうも来年あたり実際に会い、同棲しようという気持ちになっていたそうだ。

 10月下旬ごろ、白石が電話で「人を殺したことがある」と打ち明けたことがあったという。

 数日後に、他にも殺しているともいったそうだ。10月20日にはロープの写真が送られてきたので、嫌悪感を示すと「お願いだから嫌いにならないで」という返信が来た。

 SNSを通した疑似恋愛に持ち込むのが白石容疑者の得意技だったのか。

 だが10月後半になると「俺におカネを渡してくれたら殺してあげる」「全財産を全部俺にちょうだい」と変化し、彼女が家に来たら「飲み物に睡眠薬を入れて、眠っている間に縄で殺ろうと思う」などとエスカレートする。

「私も病んでいたので、『もう殺されたい』って感じでした」

 通話をしている時に、電話口から女性の声のような音が聞こえてきたという。

 印象的なのは、白石が彼女にいった以下のような言葉である。

「俺は普通の子はダメなんだよね。精神的に弱い子がいい。元カノは多重人格みたいな病んだ子ばかり。俺が病んでいるから、そういう子を引き寄せちゃうんだよね」

 ポストによれば、公判で「自殺志願者に頼まれて殺した」と主張して認められた場合は、最高でも懲役7年程度。

「自殺した死体を切り刻んだだけ」と主張すると、認められた場合は3年以下の懲役だそうだ。

 どちらにしても、尋常な精神ではないから、心神耗弱だと主張して認められる可能性もあるのではないか。その場合は、精神病院へ強制入院させても、すぐに出てきてしまう。

 この手の犯罪では例を見ない凶悪事件だが、白石容疑者は事件の動機や手口をどう語るのだろうか。

 殺された人たちは、なぜ彼の元へ引き寄せられたのか。事実は小説より奇なりである。

 さて、小泉進次郎の軽減税率発言が波紋を呼んでいる。

 総選挙中にも「軽減税率を見直せ。特におかしいのは新聞だ。新聞社は社説で消費税増税を求めているのに、自分たちは負担しない。ぜんぜん筋が通らない」といっているが、その新聞はほとんどこの発言を取り上げないか沈黙したままである。

 電気やガス、水道が軽減税率を適用されないのに、なぜ新聞は、適用されるのか。

 こうした当然の疑問に答えようとしない新聞は、社会の木鐸などという資格はない。

 現代によれば、これは読売新聞のナベツネがごり押ししたのはよく知られているが、これを主導したのは公明党だったという。

 聖教新聞や公明新聞を持つ支持母体の創価学会が強力に反対し、そこをナベツネが利用したというのである。

 法政大学の小黒一正教授によると、871万部を公称する新聞社で、消費税が2%軽減されれば、月ぎめ購読料金で計算すれば、ざっと月に7億円、年間84億円が浮くことになるそうだ。

 こんなことをやっているから、新聞社は権力と本気で対峙しようと思う記者がいても、逆らえなくなるのだ。

 自分の所の利益だけを考え、読者を蔑ろにするから、新聞は「建前反権力、本音は親権力」だといわれてしまうのである。

 ナベツネの罪は大きいといわざるを得ないが、それに追随する他の新聞社も同罪である。

 アサヒ芸能に、小池の「排除発言」を引き出したジャーナリストの横田一が寄稿している。そこで横田は、「小池氏が排除発言を白紙撤回する猶予は、立憲民主党が結成されるまでの3日間あった」といっている。

「その間にリベラル派を受け入れる寛容さを見せていれば、まったく違う結果が待っていただろう。『排除されない』と議員の前で話した前原氏よりも小池氏のほうが『正直』だった。その反面、『私が排除を言う分には許される』と、小池氏は自分の人気を過信した」としている。

 安倍首相の4度目の首相就任会見をテレビで聞いていて、その内容のなさに愕然とした。お前は国民をバカにしているのかと、テレビに向かって吠えた。

 そんなたわ言をハイそうですかと聞き、突っ込んだ質問もできない官邸の記者たちに怒りが湧くどころか、哀れとさえ思えた。

 菅官房長官への厳しい突っ込みで一躍有名になった東京新聞の望月衣塑子記者の『新聞記者』(角川新書)を読んだ。

 内容は新聞記者の取材合戦の秘話よりも、彼女の人生を振り返っている部分が多いが、面白いところが2カ所あるので紹介しよう。

 望月の某スクープが大きな広がりを見せたが、ある大臣から訴えられ、東京地検に事情聴取される。完黙したこともあり、会社側は不起訴になるのだが、会社は彼女を整理部へ異動させてしまう。

 その時、テレビや他の新聞がうちに来ないかと声をかけてくる。中でも読売新聞が高く評価してくれたので、心が傾き、父親に「背中を押してほしいと思い」会って、そのことを話す。

 彼女の父親は業界紙の記者だったが、ジャーナリストとして一本筋が通った人だったようだ。その父親が「お父さん、読売だけは嫌なんだよ」と娘に、切なそうに訴えたという。私の父親も読売だった。読売に入るという選択肢もあったが、講談社を選んだ。いまでもその選択は間違っていなかったと思っている。

 菅への質問で注目を浴びた望月だが、その報復は、手を上げている彼女を指名しないことだった。だが、それ以外にも驚くべきことがあった。

「8月下旬、菅長官側は幹事社を通じて菅番の担当記者に、会見時間を短縮したいとの趣旨を打診してきたという。番記者側は『時間制限はできない』と突っぱね、要求は呑んでいないというが、『あと〇人』『あと〇問』と官邸の広報官が質問を打ち切っているのを認めているのが現状だ。
 これは、メディアの自殺行為ではないか」

 呆然として涙があふれそうになったと書いている。

 この記述に私は呆然とした。まだそんなことをいっているのか。記者クラブが言論を歪め、国民の目から政府の不都合な真実を隠しているのは自明の理ではないか。

 甘いといっては失礼だが、それだからこそ、望月の菅に対する執拗な質問が多くの国民に支持されたのではないか。

 今や記者クラブを含めた記者たちは、権力にたてつくのではなく、権力側の番犬に成り下がっている。これは常識であろう。

 泣いている場合ではない。東京新聞というローカルな新聞だからこそできることがある。安倍首相も嫌々ながら国会の延長を認めた。森友・加計学園問題追及は野党だけに任せてはおけない。

 社会部の精鋭をこの時期だけ政治部に移し、菅官房長官の会見でとことん質問させるのだ。菅が顔を歪め、もうまいったというまで追及するのだ。そうすれば世論が味方に付き、他紙もやむを得ず追随せざるを得なくなる。

 安倍政権は水漏れ状態だ。ちょっとでも穴が広がれば崩壊する。そうやって新聞記者たちは、権力に対する番犬としての矜持をとり戻せ。そう彼女にいいたい。

 文春は先週、立憲民主党で初当選した青山雅幸議員のセクハラ疑惑を報じ、福山幹事長が青山の党員資格停止処分を発表した。

 だが政治部記者にいわせると、枝野代表と大学のサークルが一緒だった「お友だち」だから、年明けの通常国会では会派に入れるといわれているそうである。

 今回、文春砲に疑惑を追及されたのは、東大法学部卒で議員秘書、都議を経て民主党から出馬し初当選、現在当選3回の初鹿明博議員(48)。

 私生活では自ら「宝物」といっている妻と3人の子どもがいる。だが、女性にはだらしないようで、昨年12月には新潮で「不倫未遂」を報じられている。

 舞台女優と個室で食事をした際、女性の胸を触り、自分もズボンを脱ぎ始めた。歌舞伎町のラブホへ連れ込もうとして失敗したという。

 今回は「性暴力事件」だというから穏やかでない。被害者は佐藤陽子(仮名)で、初鹿の支援者の一人だった。

 15年5月、港区内で初鹿議員を囲む懇親会が開かれた。二次会を終えた時点で議員は呂律が回っていなかったと佐藤はいう。

 深夜お開きになり、初鹿と3人でタクシーに乗った。1人が途中で降りる。するといきなり議員はキスを迫ってきた。佐藤はショックのあまりフリーズしていると、初鹿は無言のままズボンのチャックを降ろし、彼女の顔を引き寄せたというのだ。

 昨年12月に議員から謝罪を受け、初鹿はこういったそうだ。「嫌じゃなかったと思った。ひどいことしたのかな。反省しています」。

 佐藤は、事があった直後に被害届を警察に出そうと考えたが、「立場のある方」だと見送ったという。今回文春の取材を受けて、「セクハラや性暴力の被害者にとって、心の傷は長く残り、加害者から謝罪を受ければ終わるわけではありません。(中略)それをわかって頂きたくて、お話ししたのです」。さらに「重大な問題だと再認識しました。改めて提出を検討します」と話している。

 当の青山議員は「記憶にない」と繰り返すばかりだが、長谷川裕雅弁護士によると、国会議員という支配的な立場にあり女性は拒否不能だったと判断されるから、準強制わいせつ罪に当たり、タクシー内で性器を露出するのは公然わいせつ罪にも当たる可能性があるという。

 さて、ジョセフ・ナイといえば、ハーバード大学の著名な国際政治学者で、カーター政権で国務副次官、クリントン政権では国家情報会議議長などを歴任した大物である。

 現代は彼に北朝鮮問題についてインタビューしている。

「金正恩のことを挑発行動を繰り返すだけの、まるで正気ではない独裁者だという人がいます。しかし、私はそうは思わない。金正恩は自暴自棄になっているわけではなく、計算づくで行動しているのです」

 北朝鮮にとって核開発は手にしている唯一の外交カードだから、このカードを捨てるはずがない。

 この20年間、アメリカは北朝鮮に核開発を断念させるために約1,540億円を投じてきたが、それをできなかった。

「金正恩を舐めてはいけない。十分な軍事力を持てたとの確信を得れば、武力を使って、韓国との『再統一』を宣言する可能性だってあります」

 トランプが先制攻撃を考えていても、北朝鮮には核兵器抜きでも報復攻撃能力があるから、失われる命があまりにも多く、リスクが高すぎるから、できないという。

 また北朝鮮もそうしたリスクを知っているから、核による自滅的な行動はとらないとナイはいう。

 では解決策はあるのか。

「真の解決策を見出すのは難しいですが、私としては、次に金正恩が長距離弾道ミサイル実験を行ったときに、中国を動かして、北朝鮮に対する食糧・燃料の供給を止めさせる──。これがもっとも効果的で、現実的なように思えます」

 アメリカも、北朝鮮とどう対峙しようとすればいいのか、揺れているようだ。

 トランプと習近平の首脳会談がどうなるのか。お互いどんな思惑で、どんな声明を出すのか、まずは注目したい。

 今週の第1位は、選挙で大勝した自民党が、消費税増税前に進めている「大増税」にメスを入れたポストの記事に上げたい。

 今度の選挙で、当分、選挙はない。ポストによると、来年の18年は、大型選挙のない「空白の1年」になるという。

 選挙の心配がなければと、財務省がやろうとしているのが「所得税改革」だ。

 なぜなら、2年後に消費税を10%に値上げすると、所得税を増税するとはいい出しずらくなるからだ。

 所得税増税のターゲットはいつもサラリーマンである。まずは「給与所得控除」の廃止・縮小が盛り込まれるという。

 現在、年収632万円の会社員には約180万円の給与所得控除が認められている。だが財務省は、本当の必要経費は「年間約25万円」と試算しているというのである。

 こうなると、ワイシャツ1枚、1,000円床屋さえ、年に何回しか行けないことになる。

 しかも180万円の所得控除が25万にまで縮小されると、所得税・住民税の合計額が一挙に約45万円増えるという。

 財務省はこうすれば、所得税の税率を1%も上げずに、控除額を縮小させるだけで税金が増える、打ち出の小づちなのだ。

 当然、年金生活者の懐からも奪っていく。年金収入には120万円の「公的年金等控除」が認められ、夫婦2人なら年収208万円以下は実質的に非課税になっている。

 これが廃止されると、月額15万円の年金を受給している高齢者は、所得税・住民税が年間18万円にアップするそうだ。

 高齢者抹殺計画と呼んでもよかろう。そのほかにも、日本から外国に行く旅行者から1人1,000円を徴収する「出国税」や、住民税に数百円を上乗せする「森林環境税」、電子たばこへの課税なども考えている。

 現在は40歳から払う介護保険料を20歳以上からとることも検討しているそうだ。その上、消費税が上がれば便乗値上げが必ずある。

 安倍政権に投票した物好きな有権者も、彼に白紙委任した覚えはないはずだ。

 トランプ米大統領の長女、大統領補佐官のイバンカ(36)に、彼女が立ち上げた基金「女性起業家資金イニシアチブ」へ、安倍首相は気前よく5,000万ドル(約57億円)を出すことを表明した。

 誰のカネだと思っているのだ。そのカネを恵まれない家庭に配ったほうがよほど役に立つ。

 外遊しては、その国へ大金を寄付する安倍に、もっと日本人は怒りをぶつけるべきだ。

 無駄な総選挙に600億円、トランプの来日に使われた莫大な警備費。一日借り切ったゴルフ場への支払い。

 安倍政権は無駄の塊である。こんな政権はいらない。つくづくトランプ来日のバカ騒ぎを見ていて、そう思う。

【巻末付録】

 今週も見るべきものは少ない。ポストは、PRESTIGEというAVメーカーの「超絶美女列伝」。袋とじはAmazonなどがやっている電子書籍販売サイトからダウンロードできるデジタル写真集「解禁グラビア写真集の興奮」。「インスタで尻を見せたがる女たち」

 現代は、「アジアで人気の『たわわ娘』篠崎愛」。「鈴木心春 22歳の『恥ずかしい無毛ヌード』」。袋とじは、またまた出ました!「ピーター・リンドバーグ 世界的巨匠が撮り下ろした完全未公開ヘアヌード 石田えり」。56歳のえりが講談社から出す(12月16日発売)写真集から選んだものだ。

 私が彼女の写真集を手掛けたのはたしか1992年だった。あれから四半世紀以上が経つ。懐かしいが、あの時のような大ベストセラーになることはないだろう。

 NHKの『ニュースウオッチ9』で、えりのインタビューをやっていた。「いくつになっても挑戦したい」との言やよし。

 これでいけば、80歳、90歳のヘアヌード写真集が出るかもしれない。見たくはないけどね。

 今週は、熱意の感じられないポストを石田えりの熱い思いが圧倒した。現代の勝ち!
(文=元木昌彦)