今週の注目記事・第1位
「不快感を隠されなかった『秋篠宮』会見の高すぎる『納采ハードル』」(「週刊新潮」12/6号)
「小室さんから辞退を『誕生日会見でも語られなかった』秋篠宮さまの真意」(「週刊文春」12/6号)
「眞子さま(27)『結婚断行』に秋篠宮さまの『白旗宣言』」(「女性セブン」12/13号)
同・第2位
「カルロス・ゴーン20の疑問/『100億円の老後』は水泡に帰したか?」(「週刊新潮」12/6号)
「日産『極秘チーム』ゴーン追放『一年戦記』」(「週刊文春」12/6号)
「日産と検察 元特捜部長石川達紘が明かす」(「週刊現代」12/15号)
「剛腕ゴーンが落ちたクーデターの闇」(「ニューズウイーク日本版」12/4号)
同・第3位
「貴乃花<独占告白>景子夫人との離婚 すべてを語った」(「週刊文春」12/6号)
「『河野景子』に男の影を疑った『貴乃花』へ長男からも『離婚報告』」(「週刊新潮」12/6号)
「元貴乃花親方、銀座で美女と深夜デート-花田家一家離散は当然の結果だった」(「フライデー」12/14号)
同・第4位
「国税は芦屋・六麓荘の超富裕層たちの何に目をつけたのか」(「週刊現代」12/15号)
同・第5位
「連続告発、私は片山さつきを許せない」(「週刊文春」12/6号)
同・第6位
「<恐怖の年末>直前『ヤマト・佐川は本当に変わったのか』」(「週刊文春」12/6号)
同・第7位
「『原巨人のFA』を堀内恒夫が採点する」(「週刊ポスト」12/14号)
同・第8位
「高千穂6人殺人、バツイチ次男を駆り立てたW不倫」(「週刊文春」12/6号)
同・第9位
「イチローのす々め 大谷翔平『姉さん女房をもらえ』」(「FLASH」12/11号)
同・第10位
「中国資本の支度金60億円に飛びついた大塚家具『かぐや姫』の嫁入り」(「週刊新潮」12/6号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
今週はポストに読むべき記事がほとんどない。ここは秋篠宮の誕生日会見やゴーン逮捕のその後という話題に、ほとんど関心がないようだ。
現代のほうがまだましだが、それでもゴーンや秋篠宮の特集は目立たない小さなタイトルである。そうした話題より、相続や検査結果の話題のほうがランクが上にあるようだ。
ということで早速いこう。
3年で売り上げが4割も落ちている瀕死の大塚家具だが、ここへきて中国の家具販売大手「居然之家」から、秋波が送られてきたという。
だが新潮によれば、大塚家具側もここと販売交渉をしていることは認めているが、業績が回復しなければ、否応なしに経営に介入してくるから、かぐや姫は逡巡しているようだ。
「居然之家」は日本のブランドと高品質の家具を中国の富裕層へ売ろうというのだが、そのためには再び父親のやっていた高級路線へ回帰する以外に道はない。
悩んでいるようだが、他に道はないようである。
新人王獲得で、来季のさらなる活躍が期待される大谷翔平だが、ここへきて「お嫁さん」のウワサが絶えないようだ。
そのひとりが、元ロンドン五輪女子バレー日本代表の狩野舞子だそうだ。2人が同じブランドのブレスレットをつけていたり、ドジャー・スタジアムで大谷の試合を狩野が観戦している姿が写真に撮られている。
大谷より年上のようだが、イチローを始め、ダルや田中も、奥さんは年上である。
大リーガーで成功する秘訣は年上女房にあり。イチローも大谷に、そう勧めているそうだ。
大谷は否定しているが、火のないところに、であろうか。まだ、結婚するのは早いと、私は思うのだが。
さて、日本の神話の舞台として名高い、宮崎県高千穂町の山間の集落で起きた「家族皆殺し事件」は、犯人と思われる次男も自殺しているようで、犯行動機はよくわからない。犯行現場は、首が切断されるなど、まさに地獄絵のようだとフライデーが報じている。
激しい夫婦喧嘩の末、仲裁に呼んだ男性までが殺されるという悲惨な事件は、なぜ起きたのか。溺愛していた娘まで殺すという強い殺意はどこから生じたのであろう。
全員が亡くなっているため、事件の全容解明は難しいと思わざるを得ないが。
今年も金にあかして広島の丸をはじめ、他球団のFA宣言した選手を獲りまくっている原巨人だが、またまた同じ失敗をするのではないか。
元巨人監督の堀内恒夫氏は、「これは補強とはいえない」と手厳しい。
その典型が、来季は捕手だらけになるという補強の仕方。阿部慎之助を捕手に戻し、大城もいるし、宇佐美もいる。そこに炭谷まで1億5,000万円も払って獲得した。
堀内氏はもっと補強すべきところがあるという。私も同感だが、菅野しかいない投手陣の補強をなぜしないのか。
また、堀内氏は「外人選手はギャンブル」だといいきる。日本の野球に合うかどうか、やってみなければわからないし、巨人の外国人選手獲りの下手さは実証済みである。
何を考えているのかわからないチームが、いい成績を上げることはできない。史上最弱といわれる巨人の優勝は来季もなさそうだ。
さて、宅配大手のヤマト運輸や佐川急便の「働き方改革」で、Amazonも宅配料を値上げしたり、雑誌なども合わせ買い対象にするなど、われわれ利用者には大きな負担になってきている。
では、ヤマトや佐川のドライバーたちの待遇はどれほどよくなったのだろうか。文春は、現役ドライバーたちの座談会をやっている。
そこで聞こえるのは、何も変わっていないということである。休憩時間については、佐川のドライバー氏が「昼休憩が1日で10~15分取れればいい方」だと話している。
退勤前の点呼で、今日はどれぐらい休憩をとったのかと聞かれ、正直に答えようものなら、「今から休憩を取ってから帰れ」といわれるそうだ。笑える話である。
未払いの残業代を払うといったが、満額もらえたのはほとんどいないようだ。
聞き捨てならないのは、値段が高いクール宅急便だが、生産性が落ちるため、お歳暮やお中元の時期は、常温室に積んで運んでいるという。一度溶けたものを車両の冷凍庫に入れて、再び凍らせることもあるそうだ。何のためのクール代なのか。
人を増やさないので、依然としてサービス残業はなくならないという。何のための値上げだったのか。
お次は、やや飽きが来た片山さつき大臣の話である。今週の文春の中でおもしろいのは、ここである。またまたまた政治資金流用疑惑が露呈したというのだ。
「きぐるみアザラシバスボール」「ヒルアロン酸ウェットティッシュ」「開運だるま貯金」。これらを政治資金で爆買いしていたというのである。
これってみんな百円ショップで売っているモノである。中でも「バスボール」などは10個も買って、それを「お土産用袋代」「消耗品代」として記載していたというのだ。
みみっちいというなかれ。覚えておいでだろうか。片山の元夫君、舛添要一元都知事が、公用車を乗り回して別荘に毎日帰宅したり、海外で贅沢三昧していたことを文春が追及したとき、最初のうちは、それほど都民の中に怒りは湧かなかった。
怒りに火がついたのは、自宅近くの店で家族で食べた飲食代や、マックまで公費で落していたことが暴かれ、都民の怒りが爆発したのである。
百均で勝ったモノぐらい、自分のカネで買えよ。元夫婦はみみっちいところまで似た者同士だったのである。もうダメだね。
お次は現代。兵庫県芦屋市の六麓荘は、日本屈指の高級住宅地として知られている。かつては、光世証券創業者で「北浜の風雲児」として知られた巽悟朗氏や、ダイエー創業者の中内功氏などが住んでいたことで知られる。
現在も小林製薬の小林一雅会長や日本管財の福田武会長、UCCの上島一族など、日本の財界のトップたちが住んでいるそうである。
まさに桁違いの超富裕層ばかりが暮らすこの街に、世間の注目がにわかに集まったのは、11月20日のことだという。
朝日新聞朝刊に掲載された記事がきっかけだった。
「芦屋の資産家ら 申告漏れ30億円 大阪国税局指摘 富裕層への監視強化」
昨年7月からの約1年間で、少なくとも50人以上が総額30億円超の申告漏れを指摘されたことがわかったというのである。
この町の人口は650人。単純に計算すれば人口の10%近くが申告漏れを指摘されたというのだ。住人たちの心中は穏やかではないだろうと現代は推察する。
この意図はどこにあるのか。元東京国税局職員で、税理士の高木重利氏はこういう。
「7~8年前からでしょうか。国税庁は富裕層への課税強化のための調査研究を一気に進めています。たとえば、名古屋国税局管内の昭和税務署では、対富裕層のスペシャリストである『国際担当統括国税調査官』を配置し、富裕層の資産運用の実態を調査する手法を蓄積してきました。そのノウハウをどんどん広げるかたちで、東京や大阪にも、次々と『調査チーム』ができています」
それだけではない。
「総資産3億円以上等の条件にあてはまる人に提出が義務付けられる『財産債務調書制度』や、やはり5000万円超の国外資産の保有で義務付けられる『国外財産調書制度』など、富裕層の課税逃れに目を光らせるためのシステムが次々と整備されてきています。今までよりも、かなり緻密に資産状況を把握できる土壌が生まれているのです」
まあ、われわれのような下流老人には関係ない話だが。
さて、九州場所は貴景勝の優勝で盛り上がった。貴の母親の美しさも話題になった。これで貴乃花も鼻高々かと思っていたら、その翌日、突然の離婚発表である。
以前から、不仲はささやかれてはいたが、このタイミングで発表するかよ、と思った人は多いのではないか。
元妻・景子さん(54)はフジテレビの美人アナ。1995年、貴乃花が横綱だった時に結婚した。
新潮によると、以前から幾度も離婚の危機があったが、今回の決め手になったのは、やはり、9月末に相撲協会を退職したことだった。それも、このことを妻には全く相談していなかったという。
元後援者がこう話す。
「直情径行な言動を繰り返しては周囲と軋轢を生む夫に愛想が尽きていたんです。(中略)とりわけ最近は、パーティーなど公式な行事には顔を出し、おかみさん然と振る舞うものの、部屋そのものには寄り付かなかった。親方の身の回りは荒れ放題だったそうです」
自分の事務所を立ち上げ、講演活動などに熱心だったという妻に、男ができたのではないかと、嗅ぎまわるようになったという。
2人には息子と娘2人がいるが、靴職人の息子は母親ベッタリで、それがもとで、息子の嫁との折り合いが悪く、離婚の危機にあるそうだ。
文春では、貴乃花のインタビューを掲載している。離婚届を出したのは10月25日だそうだ。やはり、景子さんの相撲以外の仕事に対しての不満があったようだ。
「彼女は『仕事がある限りはやり続ける』ということで。相撲部屋のおかみさんであれば、師匠である私と一緒に、弟子たちを我が子以上の気持ちで支えていかなきゃいけない。その意見を聞いて、そうじゃないんだよなと感じたのは事実です」(貴乃花)
またこうも話す。
「今まで以上に本腰を入れて、これから先の人生を歩んでいこうとする時に、私の生き方についてこられない人をムリについてこさせる権利は、私にはありません。彼女には彼女の人生を歩んでもらった方がいいだろうと。夫婦卒業は、互いのケジメなんです」
いいこというじゃん。「円満な夫婦なら離婚なんてしません。気づけば、円満ではなくなっていたということです」といい、離婚ではなく「卒婚」だという。
私もそういってみたいな。そういう亭主が、私を含めて多くいることだろう。円満でなくても、カミさんが自分を振り向かなくても、離婚できずにいる世の亭主たちよ、立ちあがってこういおうではないか。「卒婚しよう」と。
フライデーは、「元貴乃花」といういい方は何かしっくりこないが、景子さんと離婚したばかりのモテ男が、銀座で美女とデートしている姿をバッチリ、フライデーが撮っている。
長男も靴もつくらずに女性と遊び歩いているそうだ。似たもの親子である。
ところで「ゴーン・ショック」の余震が収まらない。ルノー本社のあるフランスだけではなく、世界中のメディアが、逮捕後のゴーン容疑者の動向を注視している。
中でも、長期拘留に対しての批判が多い。米紙ウォールストリート・ジャーナルはこうした扱いは「詐欺や私的金融取引を行った前歴のない世界企業トップにではなく、暴力団の構成員にこそふさわしい」(朝日新聞DIGITAL・11月28日)。
ゴーン逮捕のスクープを報じた朝日新聞でさえ、取り調べに弁護士が立ち会えない、否認し続ければ釈放しない「人質司法」への批判が強まっていると報じている。
メディア間での温度差の違いも出てきている。検察のリーク情報でゴーン批判を強めている朝日に対して、11月27日の読売朝刊は、1面トップで「退任後報酬認めたゴーン容疑者『違法ではない』」と報じた。
報酬の開示義務がなくなる退任後に受け取ることにした時点で、「過少記載を立証できる」と強調する検察のいい分に対して、「後払い分は日産社内で積み立てられておらず、ゴーン容疑者の退任後、日産に蓄積された利益の中から支払われる予定だった」と確定してはいなかったと、開示義務違反に問えるか疑問を呈した。
それに対して、朝日(11月29日付)は、やはり一面で、「報酬合意文 秘書室で秘匿」と報じ、「約10億円を退任後に受領するという文書を、毎年、日産と交わしていた」合意文書を特捜部は入手していて、日産秘書室の幹部は「将来の支払いは確定している」と証言していると“反撃”した。
また、ゴーン氏の逮捕の正当性には疑問があるとする声も、郷原信郎弁護士や古賀茂明氏などから上がっている。
そうした中、文春と新潮が大特集を組んできた。文春は、ゴーン追放を仕掛けた日産の「極秘チーム」を実名で報じている。
ルノーとの経営統合に舵を切ったゴーンに危機感を持った日産は、ゴーンの不正に関する情報収集を始めた。そのひとりはマレー系英国人で弁護士資格を持つハリ・ナダ氏。彼は代表取締役になったとき、ゴーンのインド事業の私物化などで、ゴーンのやり方に疑問を持つ。
リーマンショックなどで減益になったため、ゴーンはインドのホバー社と独占代理店契約を結ぶ。この会社の社長の娘はゴーンの長女と同じ学校で、家族ぐるみの付き合いだった。しかし、売れ行きがよくないために関係が悪化し、6年後の14年には契約を解除している。
こうした情報を彼は、菅官房長官とも親しい川口均専務執行役員に届けている。今津英敏監査役は、オランダに設立された子会社「ジーア・キャピタルBV」の資金がバージン諸島に置く孫会社に流れ、ブラジルとレバノンにあるゴーンの高級住宅の購入や改装費に充てられていたことを知る。
彼らは実行役のO氏を説得して「ある資料」を手に入れる。だが、これを検察に告発すると、O氏やハリ・ナダ氏は法的責任を問われる。そこで元検事の熊田彰英弁護士、名取俊也弁護士に相談する。
そして6月から始まる司法取引制度を利用しようと決まった。文春によると、西川廣人社長に調査結果がもたらされたのは8月頃だという。もともとゴーン・チルドレンだった西川社長だったが、ゴーンの私物化のすべてを知らされ、検察の捜査に全面協力する決意を固めたというのである。
今回の捜査の責任者・森本宏東京地検特捜部長は、強気の捜査姿勢で知られるそうだ。「今後は直近三年分の有報の虚偽記載(約三十億円)で再逮捕し、最大四十日間の拘留期間でさらに調べを進め、業務上横領や特別背任に繋げたい意向です」(検察関係者)。
新潮は「20の疑問」という特集。いくつか見てみよう。特別背任が成立すれば、10年以下の懲役か1,000万円以下の罰金だが、これがなくても合計約80億円の報酬を記載していないことになり、動機が悪質だと認定されれば、実刑の可能性もあるという。早くも「有罪」認定である。
レバノンに17億円の豪邸と報じられているが、経済力世界80位のレバノンにそんな豪邸があるのか? という疑問には、元レバノン大使の天木直人氏が、写真を見る限り10億円なら納得できるし、このような豪邸はいくつもあると話している。
ベルサイユ宮殿で再婚相手との結婚パーティーを催したというが、そんなことは可能なのか? そこは宮殿とは別で、離宮がある大トリアノン宮殿の部屋の一つだという。一般でも利用することはでき、ゴーン夫妻の場合は参加者は120名ぐらいだったから、場所代食事代合わせて500万円から600万円ぐらいだそうだ。ゴーン容疑者からすれば、小銭であろう。
ルノーの大株主であるフランス政府が、これから口を出してくるが、黙らせるには? 日産が今後、フランス政府やルノーから干渉されないためには、現在日産が所有しているルノー株15%を、25%に買い増すか、両社の関係を従来通り維持し、人事などの重要事項に関しては、お互い干渉しないという覚書を結べという。
ゴーンの夢は、2022年に控えるブラジル大統領選に出馬することだったといわれる。特別背任などで実刑になれば出馬は不可能だが、仮に、灰色無罪、または執行猶予がつけば、出馬の可能性はあるのではないか。これは私の個人的な意見だが。
大スポンサーである日産に気を使って、テレビはこの事件を扱うのに消極的だ。だが、私の目から見て、この逮捕事件にはまだまだ裏があるに違いないと考える。
もし検察が、証拠が不十分なのに逮捕・長期拘留して「自白」を当てにしているとしたら、手ひどいしっぺ返しを世界中から受けることになる。
検察にのめり込み過ぎる朝日新聞は、今一度客観的にこの事件を見直したほうがいい。
それに、ゴーンを検察に売り渡した日産幹部たちの「罪」も、同時に、直視すべきである。私は、ゴーン容疑者が無罪だというのではない。だが、今のゴーンバッシングは、ヒステリックに過ぎる。このままでは、韓国、中国に続いて、嫌仏という空気が蔓延しかねない。心配である。
ゴーン逮捕でまだ語られていないのが「日本版・司法取引」である。私の記憶では、ロッキード事件で田中角栄前総理が逮捕されたとき、日本でも大きな話題になった。賄賂を渡したほうが司法取引で罪を問われないのはおかしい、司法取引で得られた証言を日本の裁判で採用するのはやめるべきだなど、侃々諤々の議論が巻き起こった。
ゴーン逮捕の衝撃が大きすぎて、まだそこまで考えが回らないのだろうが、ニューズウイーク日本版は、これからは司法取引を前提としたコンプライアンス・クーデターが日本で本格化する可能性があると指摘、だが、「企業のコンプライアンス違反を口実とした『クーデター』には、捜査機関との司法取引で都合の良い虚偽の自白が行われるリスクもある。日本企業はこの『両刃の剣』を使いこなせるのだろうか」と疑問を呈している。
現代で元東京地検特捜部長の石川達紘氏(79歳)が事件について語っている。
元特捜のエースとして名高い石川氏は、元自民党副総裁で政界のドン・金丸信の脱税事件を指揮し、現在は弁護士に転じている。
「ゴーン氏は、いろんなところで日産のカネを使っているんだから、問題があることは間違いない。有価証券報告書の虚偽記載についても、起訴は難しいという意見が出ているようだけれど、問題がある以上、検察は徹底的にやっていくしかない」
だが、この件で犯罪を立証していくのは難しいともいう。
デリバティブ取引の損失を日産に付け替えたとする事案は、公訴時効を過ぎている。石川氏はだが、という。
「たしかにこのこの件は時効だ。しかし過去に会社の資産を個人的に動かしたという背景があることは、特別背任を立証していく上で、貴重な情報になっていく。
状況証拠をつかんでいくということかな。海外のペーパーカンパニーを使って、会社の資産を自宅に換えていたという話もあるけれど、海外の案件で落としきるのは無理だろう。
大事なのは、国内でそうしたカネの動きがあったかどうかをなんとか押さえていくことだ。たとえ帳簿的には問題がなかったとしても、実質的に会社の資産がゴーンの所得となっていることを示していく」
今後、東京地検特捜部が狙っていくのは、不動産や金融資産を含め、書類上は日産や孫会社以下のペーパーカンパニーが所有していたとしても、実質的にはゴーン氏のものだったことを立証してことになると見ている。
しかし検察内部からも「逮捕は勇み足だったのではないか」という弱音が漏れ始めているそうだ。
日産関係者も、「ゴーン氏が逮捕され、色々な事実が明らかになっても『これほどまで検察が決定的な証拠を押さえていないなんて、びっくりだ』と嘆息しているそうである。
今週の第1位は秋篠宮が誕生日会見で発言した内容の詳細をスクープしていた新潮に捧げる。それ以外にも、関連報道として、文春、女性セブンの記事も、加えておきたい。
秋篠宮の22日に行われた誕生日会見が、30日に解禁になった。一部では、眞子さんの結婚問題について破局を匂わせる発言があったため、誕生日まで解禁を延ばしたのではないかという憶測が流れた。
だが、そうではなかった。天皇の代替わりに行う皇室行事「大嘗祭」に、「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、政府は公費を支出するべきではないという考えを示したのである。
1990年に行われた「大嘗祭」では、宮廷費約22億5,000万円が使われたという。秋篠宮は、天皇家の私費にあたる「内廷会計」で賄うべきだ、つまり質素にやるべきだと宮内庁の山本信一郎長官らに「かなりいった」が、聞き入れてもらえなかったと話している。
宮内庁はまったく知らされていなかったため、大慌てのようだ。政教分離の観点からも重大発言だが、そうしたことを全く考えずに前例を踏襲して公費を支出することを決めた、安倍政権への異議申し立てでもある。
テレビや新聞の写真で見る53歳になった秋篠宮の表情には凄みが出てきた。天皇皇后や皇太子がいえないことを私がいう。そうした覚悟をした男の顔である。
今週の新潮も文春も、こうした発言の要旨は入手していたようだが、眞子さんと小室圭さんの結婚問題についてしか触れていない。両誌や女性誌は、秋篠宮の「このままでは納采の儀を行うことはできません」という発言だけを取り上げて、「千代田のお城から『さようなら小室圭さん』」(新潮)、「小室圭さんから辞退を 秋篠宮さまの真意」(文春)と、婚約破棄が決まったかのような騒ぎである。
11月30日の各局のワイドショーも、再び小室さんの母親の元婚約者による一方的な発言を取り上げ、小室家側の非をあげつらう論調だった。
私には、どうして秋篠宮夫妻の発言が「2人の結婚は許さない」ということになるのか、さっぱりわからない。
さらに秋篠宮は、週刊誌の一連の記事の何本かを読んでいると語っている。先週の女性誌では、眞子さんの結婚問題で自暴自棄になった秋篠宮が、毎晩やけ酒を飲んでいると書いたところもあった。私がそばに居たら、「殿下、こういったものはお読みにならないほうが」というだろう。
名前も顔も出さず、一方的に小室母子を非難する元婚約者と名乗る男性の話だけが独り歩きしている。これまでの週刊誌報道のほとんどは、「それが事実だとすれば」という前提で、話が組み立てられている。
いつもの週刊誌なら、件の男性の話の裏付けを取り、なぜ、圭さんの婚約が決まりそうになった時期に、この話を蒸し返し、週刊女性に持ち込んだのか、その背景を取材するはずだが、不可思議なことに、今回はそれをほとんどしていないのはなぜなのか。
眞子さん圭さんについての週刊誌報道を見てきたが、一つだけ確かなことがある。どれを読んでも、眞子さんの圭さんに対する思いが変わったと書いたところは、私が知るかぎり、どこにもないということだ。
2人に厳しいセブンでさえも、宮内庁関係者がこう語っている。
「秋篠宮さまの胸の中には、積極的に眞子さまを翻意させようという気はないようです。“心変わりしないなら、そのうちに金銭トラブルについて周囲が納得をし、結婚すればいい”という諦観さえ抱いているように見えます」
また眞子さんの知人は、
「(眞子さんは=筆者注)結婚の延期や、それについての報道をまったく意に介していないような雰囲気で、どちらかというと、“もうすぐ結婚します!”という幸せオーラを漂わせていることには、驚きもありました」
といっているのである。
以上のようなことを前提にして、秋篠宮夫妻の会見を読んでみた。私には、どうして秋篠宮さんの発言が「2人の結婚は許さない」ということになるのか、さっぱりわからないのである。
ここで秋篠宮さんはこういっているのだ(11月30日のNHK NEWS WEBを参考にしました)。
「私は最近はそれほど、娘と話す機会がない」として、「私は今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」と、結婚したいのなら、週刊誌などで報じられている「金銭問題」について、きちんと世間に向けて話せといっているのである。
また母親の紀子さんは、
「昨年の夏から、さまざまなことがありました。そして、折々に、私たちは話合いを重ねてきました。そうした中で、昨年の暮れから、だんだん寒くなっていく中で、長女の体調がすぐれないことが多くなりました。(中略)これからも、長女への思いは変わることなく、大切に見守りたいと思っております」
うっすら涙を浮かべているようにも見えた。
天皇家を含めた皇族は、世相を映す鏡である。娘が好きになった男の母親にやや問題があり、そうしたところへ嫁がせていいのだろうかと思い悩む両親。
そうしたことで親子の仲もぎくしゃくして、話す機会もあまりなくなっている娘と、どう付き合っていいかわからない両親の心の内を吐露しているのだ。
これは眞子さんへ向けた両親からのメッセージである。
言外に窺えるのは、眞子さんが圭さんとの結婚に強い思いを抱いているということ。それを理解したうえで、それほどまでに思っているのなら、2人で相談して、世間に対して理解をしてもらう方策を考えなさい。私たちは決してお前を見放しはしませんよ。
眞子さんの両親から、これほど強いメッセージをもらったのなら、眞子さんと圭さんのやることは一つしかないはずだ。
記者会見を開き、自分たちの強い思いと、週刊誌などで書かれている「金銭問題」について納得のいく説明をし、少しでも世間に理解をしてもらうよう努めることである。
27歳にもなった男と女が、それぐらいのことができなくてどうする。
といっても、眞子さんはやんごとなきお方の娘さんであり、失礼だが、世間というものをまだよくわからないはずだ。
圭さんは父親に死なれ、母子家庭で育ち、世間の冷たさや怖さをそれなりに知っていると思う。
ここは大学を一時休学してでも、自から週刊誌記者たちの前に出て、2人の結婚への強い意志と、ささやかれている金銭問題をどう処理するつもりなのを、2017年9月3日にやった婚約内定会見の時と同じように、正々堂々と申し開きするべきである。
圭さんの母親も隠れてばかりいないで、息子の一生に一度の大勝負のために、行動を起こす時だ。
それを秋篠宮夫妻も、眞子さんも待ち望んでいる。秋篠宮夫妻の言葉の中に、その思いがにじみ出ている、私はそう思う。
それができずに、NYの象牙の塔に閉じこもり、沈黙を通すのなら、小室圭という男は、眞子さんの結婚相手にはふさわしくない。眞子さん&圭さんの味方を任ずる私でも、そう断じざるを得ない。
【巻末付録】
現代から。「大島優子、1年ぶり!完全プライベート・ショット」。AKB卒業から4年が経つのか。女優としての存在感が出てきた。
「石橋杏奈、連ドラ『ドロ刑』に出演中-女優として躍進中の彼女に注目」。たしかに正統派美女である。
袋とじは「ゆきぽよ 初めての袋とじで美尻を見せた!」。『サンデージャポン』で大人気のギャルモデルだそうだ。エキゾチックな顔と肢体である。まあ、頑張りなはれ。
ポストにいこう。「『ピンク四天王』とポルノ映画の時代/剥き出しの情を描く時裸は欠かせない」。AV監督のサトウトシキ、瀬々敬久、佐藤寿保、佐野和宏らが語っている。
袋とじは「平成最後の『AV・OPEN』開幕!-栄冠に輝いたヌード美女が大集合」。AV女優の高橋しょう子、三上悠亜など。
「シリーズ初脱ぎ/優月心菜さん。23歳。-その大きな瞳に吸い込まれる」。なかなか大胆な女性だ。「美熟女の卵 三十路グラドル艶名鑑」はそれなりに。
というわけで、今週もこれというのはない。で、引き分けだ。
(文=元木昌彦)
