『俺のスカート、どこ行った?』ラスボス的存在の永瀬廉、ついに“いい人フラグ”が立つ?

 5月18日に『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第5話が放送された。1話、2話……と高かった期待感に反し、かなり残念な内容だったこのドラマ、前回辺りからどんどん面白くなっている気がする。

 若林優馬(長尾謙杜)が拾ったスマホを職員室まで届けに来た。ちょうどその時、スマホを失くしたという別のクラスの生徒・山上愛理(田辺桃子)が職員室に来ていた。「見つけてくれてありがとう」とお礼を言われた若林は、愛理に一目ぼれ。東条正義(道枝駿佑)に、愛理のことを知っているか尋ねる。

 そこに原田のぶお(古田新太)が通りかかり、若林の恋を後押しするために「私があんたをプロデュースしてあげる」と言いだした。

 原田に促され、若林は愛理から連絡先を聞き出すことに成功。数日後、若林は愛理からデートに誘われる。しかし実は、愛理は明智秀一(永瀬廉)のことが好きで、明智とつながりたくて若林に連絡していたのだった。明智を呼び出した愛理は「友だちが勝手に連絡しちゃって」と言い訳。愛理の浅はかさを見抜いた明智は愛理を冷たくあしらい、相手にしなかった。

 そして、若林と愛理のデート当日。原田は若林に「お前は遊ばれていたんだ」と伝えてしまう。若林に本心を聞かれた愛理は、またも責任転嫁した。

「わざとじゃないの。なんていうか、ノリみたいなので。私、本当はダメだなって思ってたんだけど。だから、明智君にも言っといてほしいんだ。本当はダメだって思ってたこと」

 そんな愛理に、原田は「あんたの軽率な言動が1人の人間を傷つけた。相手の気持ちを想像できないと心がどんどんブスになるわよ」と言い放った。

 今は距離のある明智と東条の関係性だが、今回、2人の信頼関係がまだ崩れていないことがわかった。明智の紹介を愛理から迫られた東条は「いいよ」と返答。しかし、「でも明智、そういう女の子の、人を見下す感じのやつ嫌いだから気をつけて」と付け加えるのだ。今は仲良くできなくても、東条の明智への信頼は揺るいでいない。

 案の定だった。LINEで愛理に呼び出された明智。初めは至って普通だったが、人を呼んでおいて若林の悪口を言う愛理の人間性を見抜き、どんどん冷めた雰囲気になっていく。“人を見下すのが嫌いな明智”がそこにはいた。呼び出しには応じた。話も聞いた。そして、一気に目が死んでいく明智の対応。「明智ならばすぐに見抜くだろう」と信頼したからこそ、東条もあえて明智のLINEを愛理に教えたのだろう。

 ただこじらせているのではなく、芯のある青年だった明智。つまりこれは、今後の展開に向けた“明智、実はいい人フラグ”になるかもしれない。

フラれても友だちは増えていた若林

 からかわれていると知っても、あえて待ち合わせ場所に向かった若林。愛理の口から本当のことを聞きたかったのだ。なかなかできることではない。1話で屋上から飛び降りた若林。一度死んだ身でもあり、死ぬ気で頑張っている。結果、彼はフラれた形になった。でも、若林のことを気にかけるクラスメイトは大勢いる。いじめられっ子だったのに、いつの間にかクラスの人気者だ。フラれたけれど、代わりにたくさんの友だちができていた。

 ぼっちが学校生活で最もつらい時間のひとつに、昼休みが挙げられる。原田は、昼食の時間を常にクラスの生徒と共にする。決して、ぼっちをぼっちにさせない。彼なりの教育方針なのだろう。

 愛理から呼び出された明智。彼が本当に悪人だったら愛理の好意を利用し、原田と若林を陥れてもおかしくなかった。でも、そういう人間じゃない。クラスのラスボス的立ち位置にいる明智だが、実は今までに悪いことをまったくしていないのだ。

 ショーパブに入ろうとするチア部の動画、カンニングする光岡慎之介(阿久津仁愛)を目撃するなど、決定的な材料は今まで何度も手に入れていた。なのに、なんだかんだ一度も活用していない。原田を辞めさせようとしていること以外、彼は結構いい奴だ。

 じゃあ、なんであんなに大人に突っかかるのか? 5話エンディングで、明智のスマホに妙な連絡が届いた。

「おい 秀一 父親を無視するなよ」

 どうやら彼は、父親との根深い確執があるようだ。だから、大人に不信感を抱いている。

 家に帰ると涙するくらい、ギリギリのメンタルでいる明智。その状態で学校生活とアルバイトに励んでいる。彼こそ、真っ先に原田に相談してほしいくらいなのだが……。原田を中心にクラスが明るくなればなるほど、明智の闇が際立っていくのが皮肉だ。

(文=寺西ジャジューカ)

『俺のスカート、どこ行った?』なにわ男子・道枝駿佑と長尾謙杜の和解に視聴者興奮!

 5月18日夜10時から第5話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は初回10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話9.7%、第3話7.9%、第4話8.6%と推移している。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第4話では豪林館学園高校の生徒たちが職業体験を行うことに。原田が受け持つ2年3組の生徒たちは希望の仕事を提出したが、東条(道枝駿佑)だけは白紙。原田が仕事場の希望を尋ねても、東条は「何でもいい」と素っ気ない反応を見せたため、「魚住探偵事務所」に振り分けられることに。
 
 探偵事務所に向かった原田と生徒たちは、探偵事務所所長・魚住(前野朋哉)と依頼を待っていると、魚住の祖母・豆子(稲川実代子)から“人探し”をしてほしいと連絡が入る。定食屋で自分が食べきれなかった分を食べてくれた上に、代金まで払ってくれた男性を探してほしいというものだった。豆子の情報から似顔絵を作成すると、そこには2年3組の生徒・駒井(堀家一希)に似た男性の顔が仕上がった。

 その頃、工場で職業体験していた明智(永瀬廉)や駒井たちは、工場長に「見ているだけでいい」と邪魔者扱いされてしまう。工場長の態度に腹を立てた明智は「受け入れた責任は? 本当は受け入れたくなかったんですよね? だから帰ります」と言い放ち、生徒全員で帰ってしまった。

 数日後、明智たちの態度が気に入らない工場長は、クレームを入れるため豪林館学園高校に乗り込んでくる。工場長の言い分は「生徒がミスをしたら、謝らなきゃいけないのは自分。だから見ているように言った」というものだった。そこで原田は、職業体験をサボった生徒たちの代わりに土下座して謝罪した上で、「ミスを受け入れる余裕がない工場長の元へは、行かなくていい」と言い放つ。

 一方、駒井と対面した豆子は、代金を手渡し「ありがとう」と微笑む。そんな豆子や、生徒のために頭を下げた原田に感化された東条は、過去にいじめていた若林(長尾謙杜)に「ごめん」と謝り二人は和解した。

「今回のエピソードでは、“感謝”や“謝罪”の言葉を素直に伝えられるか、という点がテーマになっていました。ラストには東条が『タピろっかな。お前も行く?』と若林を誘うセリフがあり、視聴者からは『2人でタピオカを飲みに行く番外編が見たい!』『タピオカの友情に乾杯!』『きちんと仲直りしている姿に、感動して泣きそう』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第5話では、スマホを拾った若林が職員室を訪れ、持ち主である別のクラスの生徒・愛理(田辺桃子)と出会う。愛理に「見つけてくれてありがとう」とお礼を言われた若林は、彼女に一目惚れ。原田が恋愛成就のため若林をプロデュースするという。

「次回は、恋をした若林に、原田や東条らが一役買うようです。“生徒の恋”は学園ドラマの定番ということもあってか、ネット上には『次回は若林くんにキュンキュンしそう』『4話で和解した東条くんが、どんな感じでサポートするのか楽しみ!』と期待の声が続出しました」(同)

 第1話でコンプレックスからマスクを手放せなかった若林。そんな彼の恋は、原田の“プロデュース力”に懸かっているようだ。

『俺のスカート、どこ行った?』なにわ男子・道枝駿佑と長尾謙杜の和解に視聴者興奮!

 5月18日夜10時から第5話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は初回10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話9.7%、第3話7.9%、第4話8.6%と推移している。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第4話では豪林館学園高校の生徒たちが職業体験を行うことに。原田が受け持つ2年3組の生徒たちは希望の仕事を提出したが、東条(道枝駿佑)だけは白紙。原田が仕事場の希望を尋ねても、東条は「何でもいい」と素っ気ない反応を見せたため、「魚住探偵事務所」に振り分けられることに。
 
 探偵事務所に向かった原田と生徒たちは、探偵事務所所長・魚住(前野朋哉)と依頼を待っていると、魚住の祖母・豆子(稲川実代子)から“人探し”をしてほしいと連絡が入る。定食屋で自分が食べきれなかった分を食べてくれた上に、代金まで払ってくれた男性を探してほしいというものだった。豆子の情報から似顔絵を作成すると、そこには2年3組の生徒・駒井(堀家一希)に似た男性の顔が仕上がった。

 その頃、工場で職業体験していた明智(永瀬廉)や駒井たちは、工場長に「見ているだけでいい」と邪魔者扱いされてしまう。工場長の態度に腹を立てた明智は「受け入れた責任は? 本当は受け入れたくなかったんですよね? だから帰ります」と言い放ち、生徒全員で帰ってしまった。

 数日後、明智たちの態度が気に入らない工場長は、クレームを入れるため豪林館学園高校に乗り込んでくる。工場長の言い分は「生徒がミスをしたら、謝らなきゃいけないのは自分。だから見ているように言った」というものだった。そこで原田は、職業体験をサボった生徒たちの代わりに土下座して謝罪した上で、「ミスを受け入れる余裕がない工場長の元へは、行かなくていい」と言い放つ。

 一方、駒井と対面した豆子は、代金を手渡し「ありがとう」と微笑む。そんな豆子や、生徒のために頭を下げた原田に感化された東条は、過去にいじめていた若林(長尾謙杜)に「ごめん」と謝り二人は和解した。

「今回のエピソードでは、“感謝”や“謝罪”の言葉を素直に伝えられるか、という点がテーマになっていました。ラストには東条が『タピろっかな。お前も行く?』と若林を誘うセリフがあり、視聴者からは『2人でタピオカを飲みに行く番外編が見たい!』『タピオカの友情に乾杯!』『きちんと仲直りしている姿に、感動して泣きそう』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第5話では、スマホを拾った若林が職員室を訪れ、持ち主である別のクラスの生徒・愛理(田辺桃子)と出会う。愛理に「見つけてくれてありがとう」とお礼を言われた若林は、彼女に一目惚れ。原田が恋愛成就のため若林をプロデュースするという。

「次回は、恋をした若林に、原田や東条らが一役買うようです。“生徒の恋”は学園ドラマの定番ということもあってか、ネット上には『次回は若林くんにキュンキュンしそう』『4話で和解した東条くんが、どんな感じでサポートするのか楽しみ!』と期待の声が続出しました」(同)

 第1話でコンプレックスからマスクを手放せなかった若林。そんな彼の恋は、原田の“プロデュース力”に懸かっているようだ。

『俺のスカート、どこ行った?』永瀬廉が誰もいない家でひとり涙……彼の抱える闇とは?

 5月11日に『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第4話が放送された。今回のテーマ……というか、ドラマからのメッセージは“謝罪”だろうか。

 豪林館学園高校にて、さまざまな職場で仕事をする授業「職業体験」が行われた。原田のぶお(古田新太)と里見萌(白石麻衣)は探偵事務所の職業体験を引率することになり、東条正義(道枝駿佑)や若林優馬(長尾謙杜)を含めた生徒たちを連れ、魚住探偵事務所へ向かった。

 事務所で原田たちが任されたのは人探しだった。依頼者は、探偵事務所長・魚住(前野朋哉)の祖母の豆子。食堂で自分が食べきれない分を食べてくれた上に、代金まで払ってくれた人を探して欲しいそうだ。原田たちは豆子の話を参考に似顔絵を描き、それをもとに目的の人を探し始める。

 一方、明智秀一(永瀬廉)は工場で職業体験をしたものの、工場長(岡部たかし)に邪魔者扱いされ衝突していた。他の生徒を連れ工場から引き揚げたことがバレた明智は、寺尾綴校長(いとうせいこう)に呼び出された。そこで工場に戻るよう言われた明智は、「原田が工場長へ頭を下げてくれたら戻る」と言いだす。

 一方、人探しをしていた原田たち。原田の娘の糸(片山友希)が描いた似顔絵は豆子が探している人物にそっくりで、しかもその人物は原田のクラスの生徒・駒井和真(堀家一希)だということに気が付いた。

 翌日、工場行きをボイコットした明智や駒井らに怒り、学校に工場長がやって来た。工場長は「お前らの面倒を見ないといけない俺らは手間が増える」「お前らに仕事させてミスが起きたら俺が責任取らなきゃいけない。だから、リスクを取らないために見てろと言った」と高圧的な態度を取る。原田は「あんたも若いとき、間違ったら上司に頭下げてもらったんじゃないの?」と意見するが、工場長は「じゃあ、お前が謝れ。こいつらの担任だろ?」と原田を挑発。原田は土下座をし、たじろいだ工場長は帰っていった。

 原田は駒井を豆子と会わせ、豆子は食堂で代金を支払ってくれた駒井にお礼をした。

永瀬廉(明智)が大人に挑発的な理由

 職業体験の受け入れ体制を整えていなかった工場側。許可なしに帰ってしまった明智たち。どちらが悪いかは、ここでは問わない。というか、両者まずい。工場側は学生用の仕事を用意するなど、準備しておくのが普通。生徒たちもボイコットによって周囲に迷惑をかけている。どちらにも非があるのだ。

 明智は工場に戻る条件として「原田が工場に謝ること」を提示した。彼は親と同居しておらず、大人に不信感を抱いている。やたらと教師に取る挑発的な態度は、信用できる大人なのか試しているフシがあるのだ。

 ほかの教師は理不尽な工場長にペコペコと頭を下げ、事なかれ主義を露呈した。そんな中、原田だけは自分たちの味方として工場長と対決し、土下座までした。その姿を前に、明智は葛藤する。原田の土下座も本心ではない。彼は誰に謝っていたのか? 工場長のような情けない大人がいる事実を、大人を代表して原田が明智たちに謝罪していたように見えた。

 原田の謝罪を求めた明智だったが、本当に謝罪するなんて計算外だったはず。ほかの生徒は、明らかに原田に惹かれ始めている。大人への不信が根深い明智とは温度差がある。

 東条が明智グループからハブられている。職業体験のグループ分けで、彼はひとりぼっちに。そして、希望職種を記入する用紙は白紙のまま提出した。自分が引率する探偵体験の班に東条を入れ、若林と組ませたのは、原田による教育的配慮だろう。

 3話エンディングで、かつての仲間から机の上の筆箱を落とされた東条。その場面を見て、若林は何もしなかった。東条にいじめられてきた若林にはわだかまりがある。それなのに、フラットな態度で笑顔で話しかけてくる東条。若林はガマンならなかった。

「なんで、普通に喋り掛けられるわけ? 僕、許したつもりないんだけど。『ごめん』の一言も言えないわけ? まあ、言われても何だけど」(若林)

 東条は、頭を下げる原田の姿を見て感化された。そして、若林に謝罪し、土下座しようとした。若林は「工場長みたいな大人になりたくない」と、東条を許した。

 4話にして、明智以外の全員が原田を受け入れた。「誰が最初に原田を辞めさせられるか」というゲームも、もはや有名無実化している。原田の生徒への思いやりが、明智が孤立化するフラグになっているのは皮肉だ。

 前回のエンディング、誰もいない自宅で明智はひとり涙していた。彼の抱える闇はなんなのだろう? 明智もいつか、原田に救われてほしい。

(文=寺西ジャジューカ)

古田新太『俺スカ』爆死で日テレと絶縁!? 番宣不足に不満タラタラ?

 53歳にしてスカートまではいたというのに、本人からすれば「俺の視聴率、どこ行った?」という思いなのだろう。

 古田新太主演のドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の視聴率が低空飛行となっている。同ドラマは、古田演じるゲイで女装家の現代文教師・原田のぶおが、新任で赴任した高校で担任を受け持つ2年3組を型破りな方法で教育していく学園コメディー。初回こそ10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の2ケタスタートとなったが、第2話は9.7%、3話では7.9%と右肩下がり、4話で8.6%と、やや持ち直したものの厳しい状況に変わりはない。

「放送前には古田は『これで低視聴率ならただのミスキャストですよ』と自信満々でしたが、視聴者からは『説教が屁理屈ばっかで心に響いてこなかった』『何言ってるか聞き取りづらい』『設定が狙いすぎて寒い』と脚本や演出への不満が目立ち、『古田新太の無駄遣い』とまで言われています。脇にも乃木坂46・白石麻衣、King & Prince・永瀬廉、なにわ男子・道枝駿佑、長尾謙杜ら若者人気の高い美男美女を揃えているにしては低い数字になってしまっています」(テレビ誌ライター)

“爆死”のニオイが漂い始めていることに、古田もイラ立ちを隠せなくなっているといい、テレビ関係者はこう耳打ちする。

「古田からすれば、女装までしてこの数字ではとんだ赤っ恥。『日テレには二度と出ない!』と激怒しているといいます。怒りの矛先は日テレの宣伝部。しっかりとした番宣をしてもらえていないことに不満を募らせているようです。実は、日テレの番宣予算は際立って少ない。他局ならドラマ1クールで2,000~3,000万円のPR予算があるのですが、日テレは1,000万円がいいところ。実際、放送前にはそれなりに出演者の番宣出演がありましたが、始まった後はほとんどPRの場がなくなっていますからね」

 7月クールにはテレビ東京系ドラマ『Iターン』でムロツヨシとのW主演が決まっている古田。心の中ではすでに『俺スカ』には見切りをつけているのかもしれない。

『俺のスカート、どこ行った?』King & Prince・永瀬廉の突然の涙に「謎すぎる」と視聴者困惑 

 5月11日夜10時から第4話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は初回の10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から、第2話9.7%、第3話7.9%と下降線をたどっている。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第3話では豪林館学園高校のテスト期間が近づくが、原田が受け持つ2年3組の生徒・光岡(阿久津仁愛)の欠席が続いていた。原田は2年3組の生徒から欠席の理由を聞くと、光岡は働く母親の代わりに幼い弟妹の面倒を見ているという。

 テストの当日、校門の近くに立っている光岡を見つけた世界史教師・里見(白石麻衣)は声をかけ、教室に連れて行く。テストを受ける光岡だが、授業を出ていなかったため答えがわからず、カンニングをしてしまう。テスト終了後、原田は弟妹を保育所に迎えに行く光岡に同行し、半ば強引に光岡宅を訪問。光岡には“起業”という夢があるものの、家庭の経済状況から大学進学を諦めた様子を見せる。
 
 後日、里見がテストを採点していると、光岡の回答が隣の生徒と酷使していることに気が付く。原田たちが光岡に事情を聞いたところ、カンニングを認めた。本来であれば学校の規定にのっとり、全教科0点になるところだったが、原田の助言や寺尾校長(いとうせいこう)のはからいもあり、2年3組全員の再テストが決定。巻き添えを食らった生徒から、「成績が下がったらどうするんだ」と不満が飛び出す中、明智(永瀬廉)は原田へ「クラスの平均点が前回より良かったら一つだけ言うこと聞いてくれませんか」とゲームを持ちかける。

 再テストの日を迎えるが、光岡はクラスメイトからの文句を恐れ、教室に現れない。光岡宅に向かった原田はベランダから説得を続け、しまいには「窓や門は壊すためにある!」と窓ガラスに頭突きを入れようとする。原田の勢いに負けた光岡は、学校へ向かいクラスメイトに謝罪。彼らはあっけらかんとした様子で光岡を受け入れ、少しずつクラスの一体感が芽生え始めるのだった。

「第3話では、不登校の生徒・光岡に焦点が当てられましたが、一方で原田への反発心が強い明智の動きも描かれ始めています。明智は校則で禁止されているアルバイトを行い、帰宅直後に一筋の涙をこぼす場面も。視聴者からは『明智くん、急に涙を流すなんてどうしたの!?』『明智くんの私生活、謎すぎる』『明智くんの話を聞いてあげたい』といった声が相次ぎました」(芸能ライター)

 第4話では豪林館学園高校の2年生たちが、職業体験を行うことに。2年3組の生徒たちも、体験してみたい仕事を提出したが、東条(道枝駿佑)は白紙のまま。彼は仲が良かったはずの明智と別行動を取るようになり、原田が仕事場の希望を尋ねても「何でもいい」と素っ気ない反応だった。

「次回は職業体験先で明智が工場長と対立するというトラブルが発生。予告では心配する教師に対してふてぶてしい態度を取るなど、優等生ながら一筋縄ではいかない明智の性格が強調されていました。ネット上では『原田先生と仲良くなるには、まだまだ時間かかりそう』『ここまで大人と衝突するってことは、親と何かあったのでは?』というコメントが寄せられています」(同)

 明智は親友にも話せない、心の闇を抱えているのか? 今後、描かれる彼の素性に注目が集まりそうだ。

『俺のスカート、どこ行った?』は正統派学園ドラマだった! 古田新太が女装する必然性はあるのか……

 5月4日に『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第3話が放送された。

 原田のぶお(古田新太)は、明日に迫ったテストに向け張り切って授業を行っている。しかし、光岡慎之介(阿久津仁愛)が相変わらず欠席のままだった。テスト当日、校門の前で光岡と会った教師・里見萌(白石麻衣)は、彼の手を引いて教室へ連れていき、光岡はテストを受けることに。しかし、不登校が続いていた光岡は問題が解けず、隣の席の女生徒の解答をカンニングしてしまった。

 光岡は父を亡くし、働く母親(須藤理彩)の代わりに幼い弟妹の面倒を見ている。それを知った原田は、保育園へ弟妹を迎えに行く光岡に付いていった。そして、そのまま光岡の家に上がり込み、「全国の母親が幸せになれるようなサービスをつくりたい」という目標を持っていると光岡から打ち明けられた。

 後日、光岡のカンニング行為が学校に発覚する。決まりでは光岡は全教科0点になるが、「私たちが教えなきゃいけないのは、間違えてももう一度挑戦できる社会の優しさ」と原田は異を唱え、光岡のために2年3組全員が再テストを行うこととなった。

 この決定に不満を口にする生徒は多かった。3組の中心人物である明智秀一(永瀬廉)は、原田に「国語のテストでクラスの平均点が前回より高かったら1つだけ言うこと聞いてくれ」と持ちかけた。

 再テスト2日目、クラスメイトに責められることを気にした光岡は登校しなかった。原田は「お前のカンニングを許さない奴もいるだろう。私がミスくらい許せるクラス作ってやる」と、光岡を学校に連れてきた。クラスメイトに謝罪する光岡。しかし、みんなはあまり気にしていない様子である。テスト終了後、光岡はクラスメイトと仲良く下校した。一方、明智は誰もいない家に帰宅し、1人で涙を流していた。

毎週おなじみ原田の名言

 次第に脚本が整理されてきたか、1、2話に比べ今回はかなり見やすくなった印象だ。真っ先に印象に残るのは、毎度おなじみとも言える原田からの名言。カンニング行為が発覚した光岡に、同僚の長井あゆみ(松下奈緒)は「社会に出ると、一度間違えたら大変なことになる。間違いは許されない」と叱った。原田はそれを否定する。

「間違えることが許されないほうが間違えてるのよ。私たちが教えなきゃいけないのは、一度でも間違えちゃいけない社会の厳しさより、間違えてももう一度挑戦できる社会の優しさじゃないかしら」

 最近は、一度の失敗で集中砲火を浴びる芸能人が多い。子どもたちも、その姿をよく見ているはずだ。でも、「それだけの世の中ではない」と生徒に伝えていきたい。それが、原田の教育方針だった。

 クラス内の人間関係に動きが見え始めた第3話。ようやく、このドラマもエンジンがかかってきた感がある。

 何より、明智と衝突した東条正義(道枝駿佑)のハブられ方にリアリティがあった。といっても、明智が先導して東条をのけ者にしているわけではなさそう。周囲が勝手に明智と東条と天秤にかけ、パワーバランスで明智に付いたという感じだ。

 最も印象的だったのは、放課後の1シーンである。明智に声を掛けたクラスメイトが、勢いで東条の机の上にあった筆箱を落とした場面。すでに、視界に東条が入っていない事実を残酷なまでに表している。筆箱を拾う際の東条の表情には、憤りと切なさがにじみ出ていた。初回であれだけ威勢よく原田に突っかかっていたのに、落差がえぐすぎである。

 さらにリアルだったのは、この場面を目にしながら若林優馬(長尾謙杜)が何もしなかったこと。平凡な学園ドラマなら、若林も一緒に筆箱を拾うだろう。そして、仲良くなったりする。でも、若林は逡巡した。東条は自分をいじめていた張本人。自分をいじめの標的にしていた。最近まで的にしていた自分に助けられても……というためらいが彼にはあったはずだ。加えて、明智への恐怖心もある。原田の檄でマスクは取ったものの、ヒーローに変身したわけじゃない。この辺の心理描写はリアルだった。

『マツコ会議』へのバトンタッチは自然

 帰宅した明智は、なぜか1人で泣いていた。サッカーをやめ、夜はアルバイトに励む日々。家で家族は待っていない。成績優秀でスクールカースト最上位にいる明智は、クラスメイトに本当の自分を見せていないのだ。完璧を演じることで自分を守っているようにも見える。明智は闇を抱えている。

 第3話の主役は光岡だった。学校でトラブルを起こしても、家庭では彼は愛に包まれていた。明智とのコントラストはあまりに鮮明だ。

……と、生徒にフォーカスしてこのドラマを見ると、ちゃんと見どころはつかめてくる。つまり、今作はあまりにも正統派な学園ドラマなのだ。『俺のスカート、どこ行った?』というタイトルだが、教師より生徒に注目したほうがストーリーを楽しむことができる。このドラマが、とりわけジャニーズファンに好評なのも当然だろう。

 そうなると、古田新太が女装をする設定の必然性が疑問に思えてくる。風変わりな教師が過激なメッセージを放てば、実はなんでも良かった?

 ただ、このドラマを見て、後に続く『マツコ会議』(日本テレビ系)をそのまま見続けるのは、自然なバトンタッチではあると思う。

(文=寺西ジャジューカ)

『俺のスカート、どこ行った?』突飛な設定には納得も、初回にも増して凡庸な第2話

 4月27日に放送された『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)第2話。豪林館学園高校が学校全体の偏差値を上げるための補習期間に入った。放課後の補習には、担任教師も付き添わなければならない。原田のぶお(古田新太)は、残業代なしで補習に付き合わされると聞いて「ブラック企業じゃん?」と不満たらたら。

 そんな中、チアダンス部顧問の戸塚(平岩紙)が産休に入ったため、代わりに顧問をやってほしいと依頼された原田。部活の顧問をやれば補習担当が免除になり、手当がもらえると聞き、引き受けることに。

 大会が迫り、朝練はもちろん、夜遅くまで猛練習を重ねる部員たちに対し、原田は「練習しすぎよ」「ブラック部活ね」と練習を止めたが、今度の大会でどうしても上位入賞したい部員たちはこっそり自主練を続行。そんな中、川崎結衣(髙橋ひかる)が練習中に足をくじいてしまった。川崎のケガは学校に知られ、チア部は補習期間中の練習休止を命じられる。原田はチア部を御用達のショーパブへ連れて行き、そこで練習をするよう場所を提供した。

 大会当日、川崎は会場へ姿を現さなかった。しかし、副担任の田中みちる(桐山漣)に見つけられ、戸塚が入院する病院へ連れて行かれる。実は、戸塚はシングルマザーになることを隠し、出産しようとしていたのだ。「チアは誰かを応援するもの」と、原田はチア部員たちに戸塚を応援するよう指示。チアをやめるつもりでいた川崎も、原田と部員たちに説得され、戸塚にダンスでエールを送った。

なぜ主人公は女装をしているのか

 このドラマは、風変わりな先生が破天荒なやり方で現代の生徒に接するという方向性。ということは、よく考えると主人公が女装している必要性がないようにも感じられてしまう。風変わりであれば、女装家でも、爆破で生徒を監禁する先生でも、なんでも良かった?

 いや、このドラマは既存のルールに縛られることで生じる生きづらさに物言い、変容させる原田の姿が描かれていくはずだ。残業手当の出ない補修を担当することや、己の生活を犠牲に部活顧問をする勤務体制に教師はなかなか文句が言えない。だからこそ、ダイバーシティを提唱する寺尾綴校長(いとうせいこう)はズケズケ意見を言う原田の存在を欲したのかもしれない。そんな同作の方向性を象徴するのが、主人公の女装姿ということ。

 熱く部活に打ち込む姿勢こそ美徳とされる風潮についても同様。原田は足の痛みを気にする川崎に気づき、練習を終わらせるよう命じた。

「オーバーワークはケガのもと。定時退社が一番なの」(原田)

 日本に息づく美徳とは正反対の姿勢。既存の価値観からの脱却を恐れない原田ならではだった。

 そう考えると、若林優馬(長尾謙杜)と屋上でランチしている場面も腑に落ちる。屋上への立ち入りは禁止になっているが、この人はどこ吹く風。もしかしたら次回から、川崎も、この屋上ランチに加わっているかもしれない。

 そういったドラマの意図を踏まえたとしても、物足りない。ストーリーが凡庸でおとなしいのだ。第2話は特に。

 いじめもあり、崩し難いヒエラルキーも存在していたはずの2年3組。なのに、前回とは打って変わって今回はいい子たちばかりになっていたのだ。第2話でフィーチャーされた川崎だって、ちょっと原田を小馬鹿にしている感があった。それが今回は、部活に懸けるピュアで真面目な明るい子に変身している。執拗に原田に絡んでいた東条正義(道枝駿佑)の性格の悪さも、第2話では見る影もなし。職員室でも、原田はあっさり周囲に馴染んでいるようだ。原田とウマが合わなかった生活指導の長井あゆみ(松下奈緒)は、早くも原田に理解を示し始めている。

 加えて、原田本人までおとなしくなっている。初回では生徒を屋上から飛び降ろさせ、校門をブルドーザーで破壊するなどアナーキー極まりなかったが、今回はせいぜいチア部の練習場所にショーパブを紹介した程度。感動路線なのかコメディ路線なのか、中途半端だ。緊張感がなくなり、凡庸な雰囲気がドラマを覆い尽くすようになってしまった。

 この作品、確かに学園モノのセオリーを抑えてはいるが大きな破綻がないので、見終えた直後の脳裏に「無難」の2文字を浮かべてしまう。突飛な設定はある。クセのある役者もこんなに揃っている。面白くなる要素は十分揃っているはずなのだが……。

(文=寺西ジャジューカ)

『俺のスカート、どこ行った?』規格外の女装家教師登場! に「爽快感はんぱない!!」の声

 4月27日夜10時から第2話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。初回の視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずのスタートを切った。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第1話では新学期を迎えた豪林館学園高校2年3組に、新しい担任としてゲイで女装家の原田が現れる。原田が自己紹介を始めると「なんでそんなキモイ格好なんですか?」とからかい始める生徒たち。“男が女の格好をしているのがキモイ”と決めつけるクラスの中心生徒・東条(道枝駿佑)に、原田は「お前程度のチンケな常識でキモイなんて決めつけないでくれない?」と“LGBT”について説明するが、リーダー格の生徒・明智(永瀬廉)らは反発し、原田を“辞めさせるゲーム”をクラスメイトに提案する。

 一方、教師陣は原田の歓迎会を開催するものの、常識外れの言動が目立つ原田に、生活指導者の長井あゆみ(松下奈緒)は不快感を抱いていく。  

 翌日以降も、原田と生徒の溝は深まるばかり。そこで、“ゲーム”にしびれをきらした東条たちは、日常的に陰湿ないじめを受けている若林(長尾謙杜)を利用することを思いつく。若林に、校舎の屋上から「原田先生を辞めさせろ」と叫ばせ、その様子を動画に記録する。しかし原田は、容姿にコンプレックスを抱える若林に対して「得してるヤツばかり見るな。損してるヤツも見ろ」とアドバイスを送り、「飛べ」と仰天の指示を出す。原田は「私が下で受け止める準備してるから」と言い、見ている生徒を呼び寄せ、校庭に若林をキャッチするための布を用意する。長井らも加わり巨大な布が張られ、「若林、来い」と呼びかける原田。

 原田は、絶叫とともに屋上から飛び降りた若林を無事に受け止め、「やる時はやるじゃん」と微笑みかける。原田に背中を押された若林は、コンプレックスを克服する第1歩を踏み出したのだった。

「寺尾校長(いとうせいこう)は真の多様性を生徒や教師に学ばせるために、原田を迎え入れましたが、その行動は全て規格外。痴漢を拳法で打ちのめし、遅刻により校門を閉ざされた時には、ショベルカーで破壊しました。そんな豪快な原田役を古田がいきいきと演じており、視聴者からは『常識破りというレベルじゃない!』『爽快感がはんぱない!』『新たな傑作学園ドラマが誕生の予感』といった声が続出しています」(芸能ライター)

 第2話では学校全体の偏差値を上げるため、生徒に補習を行うことに。補習は“残業代が出ない”と聞いた原田は、「ブラック企業じゃん?」と不満たらたら。さらに養護教諭の佐川(大西礼芳)から、チアダンス部の顧問をやってほしいと頼まれる。

「次回はチアダンス部の川崎(高橋ひかる)が、過度な練習でケガを負ってしまいます。一方、川崎と幼馴染みの東条が、明智の胸倉を掴んで『真剣に頑張ってる奴らの邪魔をすんな』と怒る場面も。ネット上には『もしや東条君、恋してる!?』『第2話でいきなり東条と明智が仲違いするとは意外』などの声が相次ぎました」(同)

 教師や生徒を苦しめる学校の“ブラック体質”に、原田はどのような喝を入れるのだろうか。

『俺のスカート、どこ行った?』は期待外れ? 古田新太におんぶに抱っこで、目新しさはなし……

 4月20日より、『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)がスタートした。個人的に、今期一番期待していたドラマだ。

 勝手に期待していたこっちが悪い。なんか、思ってたのと違ったのだ。もっと笑わせてくれる、コメディ要素満載のドラマだと予想していた。違う。この作品はLGBTやいじめといった社会問題に、案外真面目に向き合う方向性だった。ゲイで女装家の主人公・原田のぶお(古田新太)が高校の教師に転身。生意気な生徒たちと対峙し、改心させていく内容だ。『今日から俺は!!』『3年A組』に続く、日テレ日曜夜枠のお得意の手法が土曜夜へ移植された感がある。

 つまり、よくあるやつなのだ。ぶっ飛んだ言動で子どもたちに人生を教える先生。今までに『女王の教室』『ごくせん』『伝説の教師』(すべて日本テレビ系)等があったが、最も似たテイストを感じるのは『GTO』(フジテレビ系)である。型破り教師のポジションが元ヤンから女装家に変わった、と説明すればわかりやすい。

 では、設定ではなくストーリーそのものに関してはというと、説教の内容に目新しいところはなかった。自分の顔にコンプレックスを持ち、いつもマスクしている生徒に授けた「顔で得してる奴だけじゃなく、損してる奴を見て楽になれ」という考え方も、ダメな自分、頑張りすぎない自分を責めるのではなく認める昨今の風潮と合致し、ドラマのピークにはなり得ない。どの要素もテンプレ通りだった。こちらのハードルが上がっていたので酷だが、低調な初回だったと思う。

狙い過ぎの設定と白石麻衣のポコチン発言

 とにかく、狙いすぎなのだ。古田新太が女装するだけで「面白そう!」と思うに決まってる。のぶおの歓迎会で同僚の里見萌(白石麻衣)が「ポコチンはどうしてるんですか?」と聞いたくだりもそう。アイドルにスレスレのことを言わせた制作陣がドヤ顔している光景が目に浮かんでしまう。

 脇を固める役者陣も、荒川良々、大倉孝二、いとうせいこうと、妙においしいとこばかりだ。で、ここでもうゴールを決めてしまった感がある。ほかの部分(会話や流れ)にあまりに厚みがなさすぎる。こんな手練を集め、盛り上がりを感じさせない展開に仕上げるのも逆に偉業というか。古田の存在感におんぶに抱っこのドラマになってしまっていた。

 あんまり言いすぎたので、ひとつくらいはフォローしたい。今期のドラマは『きのう何食べた?』(テレビ東京系)、『腐女子、うっかりゲイに告る。」(NHK総合)など、LGBTを扱う作品が多い。もはや、はやりの題材といえる。でも、今作を「安易にはやりに乗っかったドラマ」と無下に切り捨てることはできない。

 のぼるはゲイで女装家。だからこそ、フラットな目線で世を俯瞰することができる。しかも、彼の口から多様性を説く以前に、のぼるの存在がそのままテキストになる。「どんな風に生きてもいい。でも、困難を伴うこともある」ということを、この教師は体現している。

 実はこのドラマ、94年に放送された『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(TBS系)の舞台となった修和学園の校舎をそのまま使用している。あのドラマでは体育教師・宮崎信一(斉藤洋介)に女装趣味があり、その盗撮写真をばら撒かれた宮崎が逆上するというくだりがあった。時代は変わった。かつては女装すると変態扱いだったけれど、今は堂々と教師になることができる。

 第1話のエンディングは、のぼるがブルドーザーで校門を破壊する場面だった。この学校では“5分前行動”が義務付けられており、間に合ったとしても定時の5分前に校門が閉まる決まりになっている。

 時代によってルールは変わる。今は正しいルールに思えても、5年後10年後はわからない。現代のルールは永遠のルールではない。今の正義と価値観は、決して真理とはいえない。既存の価値観に意見し、変化を促すことを恐れないのがのぼるという存在だ。

 伏線をひとつ見つけた。学校ではオネエ言葉で話すのぼるが、帰宅すると自分のことを「わたし」ではなく「俺」と言っているのだ。彼は、本当はノーマルな気がする。この人はなぜ女装し、そして教師になろうとしたのだろう? この先に、何か深いテーマが潜んでいるのだと信じたい。

(文=寺西ジャジューカ)