『俺のスカート、どこ行った?』は超正統派学園ドラマだった! 伏線も全回収で、納得の最終回

 

 6月22日に放送された『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の最終回。

「ここから飛び降りて余命をリセットしよう」

 原田のぶお(古田新太)が、「ほかにやりたいことがあるから」という理由で豪林館学園高校を辞めた。原田の不在に寂しさを感じる2年3組の生徒たち。彼らは、原田がやりたいことはなんだったのか話し合い、明智秀一(永瀬廉)は「卒業式をやろう」と提案する。そんな中、東条正義(道枝駿佑)だけは複雑な思いを抱えていた。原田が学校を辞めた本当の理由は体の具合が悪いからではないか? と思っていたのだ。入院中の原田は、東条から「卒業式に来てほしい」と言われ、“なんちゃって卒業式”へ行くことにした。

 式当日、原田は短いメッセージを添えた手作りの卒業証書を生徒1人ひとりに渡した。そして帰ろうとする原田を明智は呼び止め、自分たちで作った原田の卒業証書を渡した。

「あなたは豪林館学園高等学校2年3組の発展において大きく貢献されました。よってここにその功績をたたえ深く感謝の意を表します。2年3組一同より」

 受け取った原田は声を上げて泣いた。

 そして、明智たちは原田を屋上へ連れて行き「ここから飛び降りたら1回死んだも同然。それで余命をリセットしよう」と提案する。布を広げた生徒たちが校庭で待っている。原田は屋上から飛び降り、みんなに受け止められた。泣きながら感謝する生徒たちに見送られ、原田は笑顔で学校を去った。

 1年後、本当の卒業式を迎える2年3組の生徒たち。原田は卒業式に出席するため、学校に向かって全速力で走っていた。

最終話で伏線を全回収

 いろいろな伏線が回収された最終回だった。

 第1話で特に原田に反抗的な態度をとっていた東条は、最終話でも原田に突っかかった。

「勝手にギャーギャー体育館入って来て、メンチ切って来たくせに。勝手に若林のこと変えて、勝手に川崎のこと応援して、勝手に俺と若林を仲直りさせて、勝手に明智のこと救って、勝手に辞めて。やりたいことやるってわがまますぎんだろ! 俺らだって、のぶおとやりたいことできたんだよ。修学旅行行ったり、体育祭だってやってねえじゃん、まだ。お前ばっかやりたいことやって俺らにやらせないの、ふざけんじゃねえよ! 俺はお前のやりたいことってのが理由で学校辞めんの、全然納得いってないから」

 原田の気持ちを察し、大人の態度が取れる明智。一方、気持ちをまっすぐにぶつける東条。どちらも原田を好きなことは変わらない。

 原田の影響は、生徒だけでなく教師にも届いた。自分が校長になるための策略を図り、寺尾綴校長(いとうせいこう)と原田を窮地に追い込んだ矢野伸也(小市慢太郎)は頭を下げ、復職した。

「原田先生ならこうしたと思うんです。キツく叱った後で、しっかり許してたんじゃないかなと」(寺尾)

 若林優馬(長尾謙杜)も、自分をいじめた明智と東条を許した。許し、受け入れてもらえれば、他者を尊重する人間になれるということ。原田が学校に持ち込んだ世界観である。

 ずっと黒い服を着続けていた里見萌(白石麻衣)。「原田先生が辞めてからの学校は退屈」と言った彼女に原田は語りかけた。

「嫌なことも必要なのよ。ほら、差し色って大事じゃない? 白ばっかり、黒ばっかりじゃつまんないでしょ? 一色統一の中にどんな色を差し込むか。楽しいばかりじゃ、つまんないじゃない?」

 卒業式で里見はカラフルなスカーフを差し色に巻いていた。「私の差し色になってください」という原田への告白は玉砕したが、原田のイズムは引き継いだ。ずっと黒一色だったのは、ここに至るまでの伏線だ。

 第1話では若林が屋上から飛び降りたが、最終話では原田が屋上から飛び降りた。飛ぶ直前に生徒全員の名前を1人ずつ呼んだのは、「向き合える相手のことは名前で呼ぶ」という初回の原田の言葉につながっている。若林が飛び降りた後「つまんね~」と吐き捨てた明智が、率先して原田を受け止めようとしている。

「頼ってもいいぜ、ヤバいおじさん」(明智)

 初めて原田を見たとき、明智は原田を“ヤバいおじさん”呼ばわりしていた。「子どもらしく頼ってこい」と原田に言われた明智が、今では頼られることを望んでいた。

“なんちゃって卒業式”の後、やっておきたいノートの「教え子に卒業証書を渡す」に判を押さなかった原田。生きて本当の卒業式に出るという決意の表れだ。

 卒業式当日。学校に向かって走る原田は言った。

「恋しがってんじゃねえよ、この野郎!」

 初回で言った「恋してやろうか?」には生徒への脅しのニュアンスが含まれていたが、いつしか原田はみんなに恋しがられていた。原田がいなかったら若林はマスクをつけたままだったし、光岡慎之介(阿久津仁愛)は不登校を続けていた。明智は父親に搾取され、卒業を迎えられなかっただろう。クラスで明るくリーダーシップを振るう明智の姿には驚きがあった。

 伏線を全回収し、正攻法のハッピーエンドで締めた最終話。これ以上ないほど、正統派の学園ドラマだった。

(文=寺西ジャジューカ)

『俺のスカート、どこ行った?』松下奈緒の正義論が「ネット社会をよく表している!」と話題

 古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第10話が、6月22日夜10時から放送される。視聴率は第8話で7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したものの、第9話で8.9%に上昇した。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第9話では、原田が明智(永瀬廉)とボクシング対決をした時の映像がネットに流出。女装した教師が暴力を振るったとしてマスコミでも取り上げられ、瞬く間に世間の注目を集めてしまう。世間の反応の大きさから、原田はひとまず謹慎することになるが、騒ぎは収まらず寺尾校長(いとうせいこう)は責任を取って辞任を発表した。しかし、古参教師の矢野(小市慢太郎)は、原田の謹慎だけでは世間が納得しないと言い張るのだった。

 生活指導の長井(松下奈緒)は寺尾と共に記者会見を行った後、原田の自宅へ向かう。長井は「どうして先生になりたかったんですか?」と質問。すると原田は、「長いわよ。40年分の話だから」と言い、自分がゲイであることを自覚した中学時代からの半生を語り始める。全てを聞き終えた長井は、「私が原田先生を辞めさせません」と宣言した。

 一方、2年3組では、高槻(眞嶋秀斗)が動画の中で、何かが反射していることに気が付く。コントラストを下げると、みるみる人が現れてその人物は矢野だった。犯人を見つけ出した生徒たちは、原田復帰のための署名活動を始める。動画に被害者として映っていた明智は記者会見を開き、「原田先生が僕を押さえ付けているものではありません。僕が先生を殴ったんです」と殴られた事実はないと主張した。

 長井は集まった署名を矢野に突きつけ、「動画をネットにあげたのも、矢野先生だったんですね」と問い詰める。すると矢野は、若い頃からずっと中心にいる寺尾に嫉妬し、困らせるために軽い気持ちで投稿したという。そんな矢野に生徒たちは「ネットを甘く見すぎじゃね?」と言い、長井は「その席どいてください。じゃないと私たち全員辞めます」と今すぐ校長の椅子から降りるように迫る。その後、寺尾の辞任と原田の謹慎は取り消され、復帰したが、原田は教室に入るやいなや「帰って来て一発目で悪いんですけど、原田のぶお学校辞めます!」と宣言するのだった。

「動画が拡散され、『正義感にあふれた世間が許すはずがない』と自身の復帰を諦めている原田に、長井は『正義の剣は何でも切っていいわけじゃないんです。第一、正義は剣じゃない、盾です!』と力説。このセリフに、ネットユーザーからは『今どきのネット社会をよく表している!』『ものすごく胸に刺さった』『確かに、正義は傷つけるための道具ではないよね』と視聴者から納得の声が上がりました」(芸能ライター)

 第10話では、謹慎から復帰したはずの原田が学校を辞めると言い出す。原田が去った後の学校では、生物教師・古賀(荒川良々)や2年3組の副担任・田中(桐山漣)といった男性教師たちが女装姿で授業をするようになった。一方、2年3組では明智の思いつきで少し早い卒業式を行うことに。入院していた原田も再び生徒の前に姿を現し、2年3組だけの卒業式が始まる。

「最終回が卒業式という展開に『卒業式が1年早くなるとは思わなかった』『絶対に号泣すると思う』『見たいけど見たくない……!』と視聴者も驚愕。原田の病状を心配する声も多く、注目が集まっています」(同)

 果たして2年3組にどんな結末が訪れるのか、最後まで見逃せない。

今夜最終回!『俺のスカート、どこ行った?』ラスボスしょぼすぎ、永瀬廉が古田新太化?

 

 6月15日放送の『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)第9話。

 原田のぶお(古田新太)が明智秀一(永瀬廉)に暴力をふるったという動画がネットで拡散されて炎上。世間の反応の大きさから、寺尾綴校長(いとうせいこう)は責任を取って辞任を発表。そして、原田は謹慎することに。長井あゆみ(松下奈緒)は謹慎中の原田の家を訪ねた。どうして教師になりたかったかを長井に聞かれた原田は、高校時代に男性教師に恋をしたことを明かし、「好きなものを好きだと言える自分になったのは、その先生のおかげ」と話した。それを聞いた長井は「私が原田先生を辞めさせません」と宣言する。

 翌日、生徒たちはくだんの動画に、校長の座を狙う矢野伸也(小市慢太郎)の顔が反射して動画に映っていることに気づき、職員室へ向かった。長井は寺尾の辞任と原田の解雇の撤回を求めるため、署名を集めることにする。また、明智はマスコミを集めて会見を開き、原田に暴力は振るわれていないと説明した。長井らは集まった署名を矢野に見せ、さらに「動画をネットに上げたのは矢野先生だったんですね」と問い詰めた。矢野は寺尾への嫉妬心があったと告白し、失脚。原田と寺尾は学校に復帰した。

 ところが、教室に入るなり、教師を辞めると宣言する原田。「やりたいことがあるならやればいい」と明智は返答した。

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 第9話で登場した名言といえば、これだろう。

原田「斬りやすい悪を、とにかくその正義で斬りまくるのが大好きなの、みんな!」

長井「正義は剣じゃない、盾です!」

 ネット情報が本当に正しいか精査せず、“正義”だと掲げ振り回されることが今のSNSでは多い。今回はその風潮に物申した格好だ。また、この名言を口にしているのが松下奈緒というのがハマッてる。まさに、正論しか言わなそうな顔。勝ち気でまっすぐな役が、彼女は本当によく似合う。それでいて、どこか優しさがにじみ出てしまうのも最高である。

 手に取った剣が“正義”ではないと明らかになった途端、意見をコロッと変えるテレビコメンテーター。この辺のくだりも憎い。『情報ライブ ミヤネ屋』を放送中の日テレだが、いいのだろうか……?

 というか、矢野には拍子抜けしてしまった。捏造動画をアップするなんてガキすぎるし、動画に顔を反射させたミスもスケールがしょぼい。ラスボスとにらんでいたが、彼はラスボスじゃなかった。それより、原田に反発していた生徒(明智ら)や教師(長井)が原田の理解者になっているのが感慨深かったのだ。

 9話のハイライトは明智による記者会見だ。ボクシングの前と後では明智が全然違う。あの頃の死んだ目はどこへやら。

 エンディングで、原田は「学校辞めます!」と宣言した。やりたいことリストに「教え子に卒業証書を渡す」と書き、明智から「逃げんなよ」と言われておきながら、この決断だ。対する明智の反応が良かった。原田を見つめ、言いたいことを飲み込んでから「とめねえよ。やりたいことあるならやればいいんじゃねえの?」。原田を受け止め、理解しようとしている。まさに、原田みたいなのだ。

 原田の謹慎中、2年3組の生徒は自分たちで考え、能動的に行動した。宣告された余命を原田は過ぎている。原田がいなくなっても大丈夫だと、最終回直前に描写していたのか?

(文=寺西ジャジューカ)

『俺のスカート、どこ行った?』“優しさがすれ違う”恋愛に視聴者から「悲しすぎる」の声

 古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第9話が、6月15日夜10時から放送される。視聴率は第7話8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したが、第8話で7.9%に下落。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第8話では、2年3組が全員で文化祭に向けた準備を始める。クレープ屋や漫画喫茶、脱出ゲームなど、さまざまなアイデアが出る中、若林(長尾謙杜)が「のぶおが前に働いていたお店みたいのをやるのはどう?」と提案。男子が女装、女子が男装して接客する店に決定した。

 女装した男子たちを見て、原田と女子生徒は大喜び。ほとんどの男子が慣れないスカートに困惑する中、光岡(阿久津仁愛)は今泉(竹内愛紗)に「イヤリングとかつけたら変かな」と尋ねる。その後、光岡は原田を呼び出し、「本当は女の子の格好したいんだよね」と告白。光岡の想いを受け止めた原田は、「どんな格好をしても、光岡は光岡」と告げる。

 また、学園祭ではお化け屋敷が恒例となっており、毎年あまりの恐ろしさに脱落者が続出するほど本格的なクオリティなのだが、生徒の間では、「好きな人とゴールまで辿りつけたら告白が成功する」という伝説が広まっている。光岡に片思いしている今泉は、お化け屋敷に誘うことに成功。文化祭当日、2人はお化けに翻弄されながら無事にゴールまでたどり着いた。

 お化け屋敷を出てひと段落したころで、今泉は「好きな人いる?」とさりげなく光岡に質問。「あんまり考えたことないけど、『そのままでいいよ』って言ってくれる人かな」と答える光岡に、今泉は「そのままじゃない方がいいって言われるの? 私だったら言わないけどな、絶対。絶対言わないよ」と伝える。今泉の言葉を受けた光岡は「俺、本当は女の子になりたい」とカミングアウト。今泉は、思わぬ展開に動揺するが、「全然変じゃない。何しても光岡は光岡じゃん。光岡のいたいようにいようよ」と笑顔で励ました。その言葉に勇気をもらった光岡は、学園祭の目玉イベントのひとつ「青春の主張」で全校生徒に向かって素直な気持ちを打ち明けた。

「光岡のカミングアウトを2年3組の生徒たちは快く受け入れましたが、一方、今泉は光岡に気を使い、告白を諦めてしまいました。複雑な思いが交差する二人に視聴者からは『光岡くんの笑顔がうれしいけど切ない』『受け入れてあげた今泉さん、とても良い子!』『優しさがすれ違うなんて悲しすぎる』という声が寄せられました」(芸能ライター)

 第9話では、原田が明智とボクシング対決をした時の映像がネットに流出。女装した教師が暴力を振るったとしてマスコミでも取り上げられ、瞬く間に世間の注目を集めてしまう。世間の反応の大きさから、原田は謹慎することになるが、騒ぎは収まらず寺尾校長(いとうせいこう)は責任を取って辞任を発表した。

「8話のラストシーンでは、古文の教師・矢野(小市慢太郎)が原田の映像をネットに投稿している姿が。『矢野先生の狙いは何?』『思わぬところからラスボスが飛び出してきた』『良い人そうに見えていた分、笑顔が怖い……』と、視聴者の間で動揺が広がっています」(同)

 生徒との絆が強くなった矢先の原田の謹慎。果たして原田は2年3組に戻ってくることができるのだろうか。

『俺のスカート、どこ行った?』第8話に見たジャニーズの底力! 女装姿の永瀬廉による、男気あふれる伏線回収

 6月8日放送の『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)第8話。

 文化祭が近づき、どんな出し物をするか話し合う2年3組。若林優馬(長尾謙杜)の提案で、男子生徒が女装して接客するバーをやることが決定した。

 文化祭当日、里見萌(白石麻衣)が保健室を訪れると、体調が悪そうな原田のぶお(古田新太)の姿があった。そんな折、光岡慎之介(阿久津仁愛)は原田に「本当は女の子の格好がしたい」と打ち明ける。原田は「好きなようにやってみたらいい」と光岡の背中を押した。

 文化祭のメインイベント「青春の主張」は、ステージから先生や生徒が主張したいことを思い切り叫ぶイベント。ここに女装して現れた光岡は「これから女の子の格好で学校に来ようと思っている」と告白する。2年3組の生徒は光岡に拍手を送った。

 その後、順番が回ってきた原田は宣告された余命を過ぎていることを明かした。明智秀一(永瀬廉)は原田を追いかけ、賭けをしようと持ちかけた。「俺らが卒業する前にのぶおが死んだら、のぶおの負け。俺らが卒業したら、のぶおの勝ち」。原田はその賭けに乗った。

男子生徒の女装に、ジャニーズの底力を感じる

 今回は、ジャニーズの底力を見た。女装した男子生徒のクオリティが軒並み高かったのだ。全員が驚愕の域。あらかじめ8話のエピソードを念頭に置いたジャニーズが“女装選抜”を用意したと勘繰ったほどだ。女性になりきって愛想を振りまいた、ノリノリの永瀬。能年玲奈似のメイドに変身した、あざと可愛い長尾。そして、なんといって道枝駿佑の美しさである。彼は異常だ。女子よりかわいい。でも、超美人になったのに1人だけまったく男を捨てきれていない。それぞれがそれぞれのキャラクターを表しているのが面白い。

 文化祭で光岡は「女の子の格好がしたい」とカミングアウトした。そういえば光岡、最近はずっと女子生徒たちと一緒だった。女子慣れしていない若林を思い、原田が「女の子の気持ちを教えてやってちょうだい!」と言えば、光岡も女子生徒と共に「はーい!」と手を挙げていた。なるほど。

 光岡に告白しようとしたタイミングで、逆に光岡から「本当は女の子になりたい」と打ち明けられた今泉茜(竹内愛紗)。セクシャリティについては、光岡本人もまだわかっていない。でも、今泉は複雑だ。

「今泉にだから言ったんだけど……」(光岡)

 失恋のような気持ちになった今泉。でも、友だちとして応援しようと彼女は決めた。

 事実、光岡はかわいい。カツラを着けていないのに、とんでもなく女の子である。大勢の前で光岡はカミングアウトした。

「俺は……私は、こういう格好がしてみたかったって、今回の文化祭ではっきり気づいた。この格好で出てきたら、気持ち悪いとか言われるって思ってたけど……。のぶおに相談して、『どんな格好でも光岡は光岡』って言われて。やりたいままでいいんだって、そう思えた。だから私は、これから女の子の格好で学校に来ようと思ってる」

 一瞬、場に重い空気が漂った。静寂を打ち破ったのは明智が発した「いいぞ、光岡!」の声である。いじめっ子だった彼が、誰よりも先にクラスメートを守ろうとした。明智の心に、もう闇はない。

 初めて原田を見たとき、2年3組は受け入れなかった。それが、今は全員が光岡を応援している。原田が来ていなかったら光岡は告白できなかったろうし、クラスは彼を受け入れなかっただろう。原田が口にする「おつかレインボー!(レインボーはLGBTの象徴)」がクラス全員に浸透した。

 余命宣告を受けていると、原田はカミングアウトした。だからこそ、「ありのままでいろ」「やりたいことをやれ」のメッセージを彼は発し続ける。“教師になること”は、原田のやりたいことの1つだった。

 そんな新任教師を追い出そうとしていたのは明智。そして、病気を告白した原田を心配し、一番に駆け付けたのも明智である。

「なあ、のぶお。賭けしようぜ。俺らが卒業する前にのぶおが死んだら、のぶおの負け。俺らが卒業したら、のぶおの勝ち」

 伏線の回収方法が熱すぎる。以前も、明智は原田に賭けを申し出ていた。テストのクラス平均点が高かったら、原田に言うことを聞いてもらうというルール。今回は、原田が勝てば3組が原田のやりたいことをかなえてあげるというルールだ。あのときとは全然違う、優しい賭け。

「逃げんなよ、のぶお」(明智)

「逃げんなよ」とは、つまり「絶対、死なせねえぞ」ということ。

 男子生徒の女装、光岡のカミングアウト、原田の告白、明智からの提案。展開が目まぐるしい、ジェットコースターのような8話だった。

 次回予告によると、矢野伸也(小市慢太郎)がボクシングの動画をSNSに上げ、原田は謹慎に追い込まれるよう。右往左往する教師陣に向かって、明智は言った。

「未成年を頼ってもいいんじゃねえの?」

 かつて、明智は原田から「子どもなんだから大人に頼れ」と言われたことがある。今度は、明智が大人たちに「自分たちに頼れ」と言った。「頼れ」の言葉も伏線だったのか。

(文=寺西ジャジューカ)

『俺のスカート、どこ行った?』「永瀬廉を殴らないで!」ダメ親・板尾創路に視聴者激怒!!

 6月8日夜10時から第8話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は第6話7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第7話8.5%に上昇した。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第7話では明智(永瀬廉)が退学届を提出し、寺尾校長(いとうせいこう)、生活指導の長井(松下奈緒)を含め、原田と話し合うことに。教師たちが明智の父・純一(板尾創路)と話したいというが、「絶対来ないですよ」と明智。原田らが、退学したい理由を尋ねても、何も話そうとしない。

 長井が純一に会うために、家を訪ねると、明智は家を出て父親とは暮らしていないという。脱税をしたことにより仕事を失った純一は、それ以来家族に暴力を振るうように。父親の暴力に耐え切れなくなった母親は家を出て行き、明智は母親が残した200万円で生活をしていたが、そのお金の存在が純一にばれ、返済するよう迫られていた。そして、純一は明智を退学させてまで、働かせようとしていたのだった。

 一方、原田は行方不明になっていた明智の居場所を突き止め、東条(道枝駿佑)と若林(長尾謙杜)に迎えに行くよう頼む。東条たちは明智に、“ある場所”に行くよう説得するが、拒絶されてしまう。その時、原田から明智に「お前の父親は預かった!」という電話がかかってくる。明智たちが原田に指定された場所に到着すると、そこはボクシングリングがある倉庫だった。原田は息子から金を巻き上げようとする純一に怒り、親子での“ボクシング対決”で勝敗を決めると言い出す。

 明智と純一の対決が始まったものの、純一のように暴力を振るう人間にはなりたくないと手を出さない明智。一方的に殴られ続ける明智がダウンしたところで、原田は引き分けを宣言し、第2ラウンドの対戦者として名乗りを上げた。あっさり純一を打ちのめした原田だったが、明智はそれでも心を開かない。そんな明智に、原田は「今まで裏切られた分だけ私を殴りなさい。私は絶対に殴り返さない。私は父親と違って約束を守る」と提案する。

 明智に殴られ続けた原田は、ボロボロになりながらも、「裏切らない大人もいる」ということを教える。そんな姿に心を打たれた明智は泣き出し、ようやく2年3組の担任として原田を受け入れたのだった。一方、帰宅した原田は突然血を吐き「汚しちゃった……」とつぶやいた。

「今回のエピソードでは板尾創路演じる父・純一のクズぶりが、視聴者の間で大きな話題になりました。馬乗りになって明智に暴力を振るう様子に、視聴者からは『明智の家庭の事情が重すぎた』『本当に腹が立つダメ親父ぶり』『永瀬廉を殴らないで!』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第8話では豪林館学園高校の文化祭が近づき、2年3組は出し物について話し合う。そこで若林は、「原田が前に働いていたお店みたいなのはどう?」と提案。採用となった結果、明智や東条ら男子生徒が女装、女子生徒が男装して接客するバーに決まった。

「次回はイケメン揃いの2年3組男子勢が女装するとあって、視聴者の関心が高まっています。予告映像で明智の女装姿も公開されており、ネット上には『女装した永瀬くんが接客するバーなんて、夢のよう……』『2年3組のバーを貸し切りたい!』といった声が続出しました」(同)

 吐血した原田の体調が気になるところが、ようやくまとまった2年3組の面々にも注目したい。

『俺のスカート、どこ行った?』吐血した古田新太が示唆するのは『3年A組』と同じ着地点?

 6月1日に放送された『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第7話。

 明智秀一(永瀬廉)は学校に行かなくなり、退学届を提出した。長井あゆみ(松下奈緒)たちが明智の父・純一(板尾創路)と話したいと言うと、「呼んでも絶対来ないですよ」と答える明智。

 長井は純一に会うため、明智の家を訪ねる。明智は家を出て、父とは暮らしていなかった。純一は自らの過ちをきっかけに仕事を失って以来荒れてしまい、家族に暴力を振るうように。明智の母は家を出ていき、明智は母が彼のために残した200万円を使って生活するしかなかった。そのことを知った純一は、200万円は自分の金だから返せと明智に要求していた。純一は長井に向かって、「金を稼いで返してもらうために。秀一には学校を辞めさせる」と言い放つ。

 原田のぶお(古田新太)は明智と純一、そして2年3組の生徒をある場所に呼び出す。そこにはリングがあり、試合で決着をつけろと原田は提案した。「親子でボクシングで闘って勝ったほうの言うことを聞く」というルールだ。ゴングが鳴っても純一を殴ろうとせず、一方的に殴られる明智。純一から受け続けた暴力の痛みを思い出した明智は「俺、あいつと一緒なのか?」「ごめんな、若林。つらかったよな」と、今までいじめの標的にしていた若林優馬(長尾謙杜)に謝罪した。背後から純一に殴られて気絶した明智に代わり、今度は原田と純一が対戦することに。この試合は原田が圧勝する。

 しかし、明智は学校を辞めると言い張る。素直になれず「どうせ裏切るんだろ? 最後は俺を置いてくに決まってんだよ」と、人間不信の目を原田に向ける明智。原田は「好きなだけ私を殴りなさい。私は絶対に殴り返さない。私がもし気絶したら、その間に学校辞めていいよ」と提案。殴りながら「やり返せよ。お前、俺より強えだろ?」と叫ぶ明智に「世の中には約束を守る大人もいるっていうのをあんたに教えてんのよ!」と返す原田。泣き崩れた明智はクラスメイトたちと和解した。

 その後、自宅に帰った原田は咳き込み、血を吐いた。

 7話は、ラスボスと目されていた明智が主役の回だった。父の仕事が破綻する以前の彼を見ると、サッカーが好きで笑顔を絶やさない素直な少年だったことがわかる。明智が闇を抱えたのは、暴力を振るう父、そして「いつか迎えに来る」と偽り、父の元に息子を置き去りにした母に原因があった。

  一方、明智と純一の血のつながりをうかがわせるシーンも散見された。殴ると見せかけて「冗談だよ」と息子をびびらせた父親。この場面には既視感がある。第1話でクラスメイトを殴ろうとし、すんでで「冗談だよ」とごまかしたことが明智にはあった。

 父子のわだかまりの解決法として、原田はボクシングマッチの場を設けた。

「暴力が好きなあんたらにふさわしいと思わない? あんた(純一)は息子への肉体的な暴行。明智は若林への精神的な暴行」(原田)

 暴力を振るう2人だけに、ボクシングは落としどころとして最適だという論理だ。肉体的暴力を振るわれた明智をただの被害者として扱わず、過去のいじめをウヤムヤにしないこのストーリーを肯定したい。「仲良くなったら過去のことはチャラ」という流れにはしないのだ。

 試合が始まると、明智は殴られっぱなし。1発も打ち返さなかった。「お前もこの父親と一緒なんだ」という指摘は、DVに苦しんできた明智にとって最も身につまされる言葉だった。殴られながら、自分が行ってきた精神的な暴力に気づく明智。この気づきがあるから「ごめんな、若林。すっげえつらかったよな」の言葉が生きてくる。

 ただ、明智の人間不信の根は深い。純一からは「人に頼ったら裏切られるからダメなんだ」と教わってきた。事実、彼は信頼する父と母に裏切られている。

「どうせ、お前も裏切んだろ? 最後は俺を置いてくに決まってんだよ」(明智)

 明智の痛みを受け止めるため、明智は殴られ続けた。「約束を守る大人もいる」と身をもって証明したのだ。

『3年A組』と同じ着地点になるか?

 ラスボスと目されていた明智の問題が解決し、次回からは新展開に突入する。

“やりたいことリスト”を書いたノートを手に、原田は吐血した。以前より、彼は薬を服用している。「ダイエットの薬よ」とごまかしていたが、明らかに怪しい。そういえば、原田は普段からよく保健室で仮眠をとっていた。授業の説明は副担任の田中みちる(桐山漣)に任せ、座っていることも多い。それらはすべて伏線だったのだろうか? だとしたら、これまでの破天荒な授業内容にも納得がいく。原田は命懸けで教師をしていたということ。ただ、この流れだと、菅田将暉主演『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)と同じ着地点になってしまうが……。

 あと、今回のボクシングマッチの盗撮動画をチェックしていた矢野伸也(小市慢太郎)の存在も気になる。バツ16で、校長になる寸前で寺尾綴(いとうせいこう)に取って代わられたベテラン教師だ。役者・小市慢太郎がただのいい人で終わるとは思わなかったが、もしかしてラスボスはこの人なのだろうか? 父子によるボクシング試合を取り上げ、問題にされなければいいのだが……。

(文=寺西ジャジューカ)

『俺のスカート、どこ行った?』乃木坂46・白石麻衣の結婚相手役に「扱いが雑」と視聴者爆笑

 6月1日夜10時から第7話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は第5話8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第6話7.3%とダウンした。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第6話では、豪林館学園高校2年生の進路説明会と授業参観が行われることに。生徒たちが親の話題で盛り上がる中、明智(永瀬廉)だけは浮かない表情を見せる。一方、世界史教師の里見(白石麻衣)は、父・靖夫(小木茂光)の勧めで、医師・財前(戸塚純貴)との結婚話が進んでおり、靖夫との約束で結婚後は教師を辞める予定でいた。

 保健室の養護教員・佐川(大西礼芳)を訪ねた里見は、「教師を続けたい」と本心を漏らすが、ベッドで昼寝をしていた原田に聞かれてしまう。後日、原田は里見に話を聞いてしまったことを謝罪。里見は「助けてくれるんですか?」と原田にすがったものの、「一人で頑張ってみるもんなんだよ」と言い返されてしまう。

 その晩、靖夫と財前の前で婚姻届を書くことになっていた里見だが、原田の言葉を胸に「私、書けない」と婚姻届を真っ黒に書きつぶして反発。しかし、靖夫は「こんなことしても結婚はなくならないからな」と言い、婚姻届を代筆してしまう。

 靖夫のやり方に怒りを覚えた原田は、結婚式当日にウエディングドレス姿で式場に乱入。靖夫に「子どもの幸せくらい、子どもに任せやがれ!」と激怒し、里見の手を取って学校へ戻る。ウェディングドレス姿の原田と里見に、2年3組の面々は呆然。里見は靖夫が見つめる中“幸せ”について授業を始め、「今までたくさん幸せを用意してくれてありがとう。これから私は自分の手で、幸せになろうと思っています」と語りかけるのだった。

「今回のエピソードでは、人気上昇中の若手俳優・戸塚純貴が、里見の婚約者役でゲスト出演。結婚が破談になったシーンで、『俺のこと、ちょっとは好きになってくれた?』と里見に尋ねると、『全然』『少しも』『ないかな』と即答されてしまいました。視聴者からは『好青年の医者役だと思ったら、最後は雑に扱われていて爆笑』『面白すぎる』『おいしい役だったなぁ』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第7話では明智が退学届を提出し、寺尾校長(いとうせいこう)、生活指導の長井(松下奈緒)を含め、原田と話し合うことに。教師たちが明智の父・純一(板尾創路)と話したいというが、「絶対来ないですよ」という。原田らが、退学したい理由を尋ねても、明智は話そうとしない。

「次回は原田に反発する明智と、その父親の関係にスポットが当てられる様子。明智と仲違いしていたクラスメイトの東条(道枝駿佑)も、明智の複雑な家庭事情を知ることになります。ネット上では『大きな山場になりそう……』『原田先生と明智の関係に、変化が起こるのか気になる』といった声が寄せられました」(同)

 なぜ明智は退学届けを提出したのか。彼の“本心”に注目しよう。

『俺のスカート、どこ行った?』”毒親”板尾創路登場で、永瀬廉の闇が明らかに!

 

 5月25日に『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第6話が放送された。

 豪林館学園高校で、2年生に向けての進路説明会が開かれることに。生徒と一緒に保護者にも集まってもらい、その後、希望する保護者が授業参観する予定だ。

 そんな中、父・靖夫(小木茂光)の勧めで見合いをした里見萌(白石麻衣)の結婚が決まりかけていた。結婚相手は、医師の財前拓也(戸塚純貴)。靖夫は自分の病院を継いでもらうため、どうしても里見に医師と結婚してもらいたいと考えている。靖夫との約束で、里見は結婚したら学校を辞めなければならない。しかし、里見は結婚したくないし、教師を続けたいとも思っていた。里見は保健室を訪れ、養護教諭の佐川天音(大西礼芳)に結婚のことを打ち明けた。もう結婚するしかないとあきらめている里見の話を、ベッドで昼寝をしていた原田のぶお(古田新太)が聞いていた。

 里見は、寺尾綴校長(いとうせいこう)と長井あゆみ(松下奈緒)に、結婚と退職を報告する。そんな里見に対し、本当にそれでいいのかと諭す原田。原田の言葉を聞いた里見は、婚姻届へのサインを拒むなど抵抗したが、靖夫は自分が書いて提出すると強硬な態度だった。

 一方、明智秀一(永瀬廉)の父・純一(板尾創路)が授業参観に訪れた。授業後、純一が「こんな授業を受けてても金を稼げるわけではない」と明智に話している場面を原田は聞いてしまう。

 結婚式当日、ウエディングドレス姿で現れた原田は靖夫と口論になり、その様子を見ていた里見は結婚を取りやめたいと宣言。原田は靖夫を連れて里見とともに学校へ戻った。里見はウエディンドレス姿のまま教壇に立ち「あきらめなければ、極上の幸せは自分の手でつかめる。みんなも極上の道を自分の手でつかみ取りましょう」と話した。

 後日、里見の退職願は取り消されたが、明智が学校に退学届を出していた。

 第6話は「親」を描いた回だったように思う。まず、娘を自分が決めた相手と結婚させ、親の望むレールに乗せようとした晴夫。本当は結婚したくない里見を連れ戻した原田も、糸(片山友希)の父親だ。式場から戻った里見の授業を見る原田の表情は、完全に父親のそれだった。

 そして、純一。アルバイトで生計を立てる息子に金をせびりに来た、刑務所帰りの明智の父親だ。明智の部屋を見るとまだサッカーボールやスパイクが置いてあり、本心ではサッカーをやめたくなかったことがうかがえる。彼がサッカーをやめた理由には父親が関わっているが、犯罪のことを東条正義(道枝駿佑)たちには言えない。彼がふさぎ込む理由はそこにあるのではないか? 「家に入れろ」と迫る純一を入れてしまった明智。怯えていたように見える。番組ホームページの7話予告を見ると、純一は家族に暴力を振るっていたようである。

 明智は学校に退学届を出した。「原田を辞めさせる」と言いながら、自分のほうが先に辞めようとしている。

「大人って何もできねえくせに偉そうなこと言いますよね」(明智)

 あの父親が原因でこんな明智になったのだと、容易に想像がつく。

 今回は、親を描く回だった。里見の父親は娘に“そこそこの幸せ”を与えようとし、明智の父親は息子に寄生してすべてをむしり取ろうとしている。同じ毒親なのに、あまりにも対照的だ。

古田新太の死期は近い!?

 次回7話は明智が主役の回だ。ここで、今までを振り返りたい。第2話は部活(バトン部)が、3話は親思いの息子が、4話は情けない大人が、6話は毒親が、今作のテーマだった。実は、どれも明智が抱える問題とリンクしているのだ。大人に不信感を抱く明智。彼の心の闇を原田が晴らしてくれるのだと信じたい。

 原田に関して気になる描写がある。里見をさらいに式場へ行ったとき、彼はウエディングドレス姿だった。彼は“叶えたいこと”をノートにリスト化しており、今回は「ウエディングドレスでヴァージンロードを歩く」という夢を叶えた。里見父子には「1回きりの人生で幸せ遠慮してどうすんのよ!」と檄を飛ばした。

 以前より、彼は何かの薬を常用している。やはり、原田は病を抱えているのではないだろうか。余命を意識する人間だからこそ、こんなメッセージを発しているのでは? だとしたら、今まで原田が発してきた言葉ががぜん重く響いてくるのだが。

(文=寺西ジャジューカ)

『俺のスカート、どこ行った?』なにわ男子・長尾謙杜をもてあそぶ女子高生に視聴者激怒

 5月25日夜10時から第6話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は第4話8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第5話8.5%と微減に留めている。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第5話では、スマホを拾った若林(長尾謙杜)が職員室を訪問。持ち主で別のクラスの生徒・愛理(田辺桃子)と出会い、彼女に一目惚れする。原田は彼の恋心を知り、若林の“プロデュース”を宣言。原田が受け持つ2年3組の面々も、若林の恋愛成就のために協力し始める。 

 原田のプッシュもあり、愛理と遊びに行く約束を取りつけた若林。一方、愛理から呼び出された東条(道枝駿佑)は、明智(永瀬廉)の連絡先を教えてほしいと頼まれる。彼女は若林を利用して明智とつながろうとしたが、使えそうになかったため、東条を呼び出したという。そんな愛理に、東条は“人を見下す感じのヤツが明智は嫌い”だと警告する。

 東条の警告を無視した愛理は、明智を呼び出したが、案の定自分本位な考え方を見抜かれてしまう。追いすがる愛理に明智は「触んな」と言い放ち、彼女を残してその場を立ち去った。そんな中、東条は「若林が遊ばれている」と原田に相談するが、若林のデートを止めようとしない。

 デート当日、ほかの生徒もいる前で、若林に「お前は遊ばれていたんだ」と伝える原田。若林はショックを受けつつも、愛理から真相を聞くためにデートを決行する。若林に核心を突かれた愛理は、悪気はなく友達と“ノリ”で思わせぶりな態度を取っていたことを明かす。

 愛理の言葉を聞いた若林が、その場から立ち去ろうとすると、原田が現れる。自分の思いの全てをさらけ出すようアドバイスされた若林は、愛理に「さっきまで好きでした。今はさっきよりも嫌いで、ちょっとだけ好きです」と伝える。一方、愛理は原田に「相手の気持ちを想像しないと、どんどん心がブスになる」と説教された上に、東条から「ダサ」と厳しい言葉を吐き捨てられる。水族館で涙を流す若林に、原田ら2年3組の面々が寄り添うのだった。

「今回のエピソードでは、若林の恋心を利用する女子生徒・愛理に、視聴者の怒りが爆発。若林に対する身勝手なふるまいが怒りを買いました。ネット上には『愛理みたいな考えの女には、本気でビンタしたい』『笑顔でサラッと人を利用する姿が怖すぎる』『自分の子どもを、愛理のような性格に育てたくない』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第6話では、2年生に向けて進路説明会が開かれることに。説明会は生徒と一緒に保護者にも参加してもらい、希望者が授業参観する予定になっていた。その頃、世界史教師の里見(白石麻衣)は父・靖夫(小木茂光)の勧めで見合いをして、医師・財前(戸塚純貴)と結婚が決まる。

「次回は里見の結婚にまつわるエピソードが、物語を大きく動かすようです。結婚が決まり高校にも退職を報告しますが、里見の『教師を続けたい』という本心に気付いた原田は“待った”をかけます。ネット上でも『里見先生は親の言いなりで結婚するようなキャラじゃない』『原田先生、里見先生にもガツンと言ってほしい』といった声が寄せられました」(同)

 原田は同僚である里見に、どのようなメッセージを送るのだろうか。