毎年、年末にオリコンが発表する「好きな女性アナウンサーランキング」。昨年12月のランキングでは、NHKを退社してフリーになった有働由美子アナが初の1位を獲得したことが話題になったが、一方で人材難を露呈することとなったのがフジテレビだ。
かつては「アイドル女子アナ帝国」の名を欲しいままにし、人気者を次々に輩出していたが、2017年は9位に滑り込んだ山崎夕貴アナが消え、トップ10から自局アナの名前がなくなってしまった。
「過重労働で倒れたことで退社を決意したカトパンこと加藤綾子の前例があるだけに、特定のアナに仕事を集中させて売り出すことが難しくなっていること、フジ全体の視聴率が悪く、女子アナを売り出せる人気番組がないことなど、さまざまに原因が語られています」(芸能記者)
だが、フジ関係者はこう語る。
「外的な要因ももちろん関係あるかとは思いますが、そもそもこの数年、採用される女子アナは見た目がキレイなだけで人間的魅力が薄いことが人気者になれない原因でしょう」
確かに、オリコンのランキングを見ても、1位の有働はもちろん、2位のテレ朝・弘中綾香、4位の川田裕美(フリー)、9位のTBS・宇垣美里と、初のトップ10入りを果たした3人は、いずれも個性を発揮し、お茶の間の人気者となったアナだ。
「弘中アナは、オードリー若林正恭との毒舌の応酬が面白く、川田アナは運動音痴、宇垣アナは“闇キャラ開眼”で人気、注目度を急上昇させました。対して、最近のフジのアナたちは、久慈暁子にしろ、堤礼実にしろ、その美貌こそ話題になることはあっても、プラスアルファの個性がほとんど見えてこない。フジ時代は、ほとんど仕事を与えられずに塩漬けにされていた高橋真麻が、フリーに転身するや大ブレイクしたように、女子アナ個人の魅力に注目せず、ルックス重視の採用を重ねてきたツケがまわってきたということでしょう」(同)
その不安は、17年にアナウンス室部長の佐藤里佳アナも指摘していた。
「各部署の幹部が集まる戦略会議の中で、〈2018年4月入社新人アナ内定男2女2、毎年現場で推薦した学生が役員の好みでひっくり返る。今年は誰に選ばれたか(現場は)まだわかっていない〉と発言していたことがわかっています。要は、バブルを引きずり続ける軽薄な役員たちが、キャバ嬢を指名するかのように女子アナを採用しているということ。一番の原因は、ここにありそうです」(放送担当記者)
その体質が改められない限り、視聴者に愛される魅力ある女子アナの登場も、そしてフジの再浮上も期待できないだろう。