【汚部屋片付け】大量カバンの収納術を専門家が写真で解説! 種類分けは「4つ」がポイント

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 今回は、趣味で集めたモノの収納です。誰でも「使わないけれど保管したいモノ」を持っていると思います。大好きなキャラクターの絵柄や旅先の思い出などには、強い思いが詰まっていますよね。というわけで、今回は「バッグコレクション」です。

 こちらが、Dさんのバッグコレクション。まずは、手持ちのバッグをすべて出して、どれだけ持っているかを確認しました。「ひとつひとつ手に取る」ことで、ダメージやデザインの好みを理由に処分するか残すかを決めます。

【種類別】素材、デザイン、目的、使用頻度で分ける

 次は、とことん「種類別に分ける」作業をします。目的や使用頻度をDさんにヒアリングして、保管だけのバッグはボックスにまとめました。

 ほとんどのポーチが小物の収納ケースになっていましたが、中身の見えないポーチに入れておくと在庫管理ができなくなります。そこで、「スリッパ」や「トラベル用品」など、外出用の小物だけをまとめて収納しました。

【ビニール素材のエコバッグ】ジッパー付きとなしに分ける

 軽くて使いやすい「ポリプロピレン素材のバッグ」。買い物から、ランドリー、アウトドアなど多数のシーンで使えます。今回はジッパーの有りなしで仕分けしました。ジッパー付きは、布団やぬいぐるみ、箱物コレクションなどの保管袋として活用できます。

【おしゃれバッグ】季節と使用頻度に分けてクローゼットへ

 オシャレなファッションバッグは、「季節別」「使用頻度別」「素材別」に分類して、クローゼットの上段と下段にまとめました。週に1度以上使うヘビロテ品は、扉用フックを使ってクローゼットと部屋のドアに掛けています。

 ショップバッグ(紙袋、ビニール袋、レジ袋、梱包用品)は、必要な分だけに減らしました。使い勝手が悪いサイズは処分して、メルカリといったフリマアプリなどの発送の際に使う「梱包用グッズ」として保管します。

 なお、フリマアプリで頻繫に出品する人は、「種類分け保管」をしておくと便利。ちょうど良いサイズを探してごちゃごちゃにならないように、時間があればまとめると◎。

紙袋は「収納ケース」に利用できる!

 また、厚紙でできたブランドの紙袋は、引き出しの「仕切りケース」などに活用できます。使いたい場所の高さに合わせて4つの隅をカッターで切り、内側に折り込むだけ。コスメ用の小さな紙袋は、本を詰めてブックスタンドに。薄紙の紙袋は、冷蔵庫の野菜用の収納ケースとして使えます。

【まとめ】ちょうど良いサイズを「すぐ出せる」管理に!

 バッグ収納の大きなポイントは、「種類別に分ける」ことです。使用頻度や用途、大きさ、デザイン、素材など分類してから収納することで、使いたいときに使いたいものが、すぐに取り出せるようになりますよ!

IKEAの「ハンギング収納」徹底解説! 片付け専門家が教える「たたまない」クローゼットの作り方

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 前回の右側クローゼットに続き、今回は「左側のクローゼット」を片付けます。部屋のドアに近いクローゼットなので、「よく着る服」をメインに整えます。今回は、Dさんの強い希望で「洋服をたたまない収納」を作ることに。引き出しを使わない、姿勢を変えない「入れるだけで済む仕組み」です。

【全体:Before】洋服をたたんで、引き出しに仕分ける時間も惜しい

 まずは、左側のクローゼットのBeforeです。「洋服をたたんで、引き出しに仕分ける時間も惜しい」とDさん。できるだけ簡単に、掛けるだけ、入れるだけで済ませる収納にしたいと希望します。

 まずは、クローゼットの空間下段から片付けます!

【下段 Before】空間の使い方は「3つの仕切り方」から選ぶ

 クローゼット下段の空間は「3つの仕切り方」から選びます。(1)プラスチック製の引き出しケースを置く(2)可動棚の棚板やスチールラックで空間を仕切る(3)奥行きを前後で2分割するの3つです。Dさんの希望は「入れるだけ」なので(3)を採用します。

 クローゼットの奥行きは約60cm。手前と奥を2分割すると、奥行き30cmの箱が入ります。この家にあった箱(約H31×W48×D31cm)を使って、Dさんの思い出グッズを収納しました。

【下段 After】奥行きを二分割する(手前側)

 奥の収納ボックスが31cmなので、手前に余った空間は「W68×D29cm」。28cm角のキューブボックスを用意しました。正方型の収納ボックスは、イケア(約D34〜35cm)などでで揃えることができます。

【上段 Before】手前と奥の2分割収納へ

 元々は、両手で出すサイズの箱が入っていましたが、クローゼット上段の空間は手が届きにくいので、「片手で取れる箱」が◎。重さが出ると出しにくいので、こちらも「手前と奥に分ける2分割収納」がおすすめ。

【上段 After】奥行きを四分割する(手前と奥)

 下段と同じ28cm角のキューブボックスを4個使いました。ボックスを1個出すと、収納ボックスをスライドしながら動かすことができます。

 写真の収納ボックスには、「夏のバッグ」(手前に収納)と「衣替え」(奥に収納)が入っています。クローゼット上段には、片手で出せる軽さのモノ(バッグ、帽子、季節の小物、衣替え)を入れましょう。

 クローゼットの中央には、IKEA「SKUBB ハンギング収納 9段」899円(税込/2023年7月ライター調べ)を吊り下げました。これなら、姿勢を変えずに入れるだけの収納が可能。

【全体 After】たたまない「入れるだけ&掛けるだけ」収納

 引き出しを使わない「入れるだけ」「掛けるだけ」のクローゼットです。ハンギング収納は、収納力はあまりありませんが「立った姿勢のまま」出し入れができる簡単な収納です。ハンギング収納のポイントは、持ち物すべてを入れないこと。使用頻度が高く、今シーズンに使うモノだけを入れるようにしましょう。

 そして、ハンギング収納を中央に設置したのにも意味があります。

【解説.1】ハンギング収納の使い方

 横幅70cm未満のクローゼットなので、IKEAのハンギング収納 (W22×D34×H120cm)がちょうど良いサイズです。中央に設置して、右(半袖)と左(長袖)の種類分けをしています。また、ハンギング収納(9段)の仕分けも、使用頻度と種類別に分けて「モノの住所」の明確化を徹底しています。どこでもOKだと散らかってしまうからです。

【解説.2】ハンギング収納の「仕切り方」と「場所決め」

 一番取り出しやすい1段目には、Dさんが毎日必ず使う「着圧ソックス」をまとめました。ストッキングと間違えないように、ダブルクリップでラベリングもしています。家族の服装小物(帽子、手袋など)の収納に使う場合は、身長別に場所を決めます。場所決め後は、ダブルクリップに名前や色分けシールを貼ることで乱れにくくなります。

【解説.3】9段目には、靴下を丸めてポイ!

 IKEA「SKUBB ハンギング収納」は9段目のみ立ち上がりがあるので、ボックスのように投げ入れる収納ができます。そのため、丸めてポイとしまえる靴下入れに。靴下といっても種類が多いので「巾着ポーチ」などを使って、素材、色、長さなどの種類分けをすると探さないで済みます。

 最後に、左右のクローゼット全体のBefore&Afterです。使用頻度が高い洋服(今シーズンに着る服)は、部屋のドア側(左)へ。季節外れの洋服は(右)にまとめています。Dさんの強い要望「引き出しが苦手」「たたみたくない」「しゃがみたくない」もすべて叶い、キレイが続けられる収納になったと喜んでくれました!

【クローゼット収納】片付けのプロが「ニトリのハンガー」選ぶ理由――ビフォアフター徹底解説

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 お家まるごと片付け企画、9回目からは「物置部屋」の整理です。写真は、クローゼットの扉が荷物の山で開けられない状態の頃。なお、押し入れと子ども部屋を片付けたことで山積みのモノは消え、扉が開くようになりました。

 そして、「物置き部屋」のクローゼットを開けたら、まさかの空っぽ! Dさんいわく、収納を考えるのが苦手で「うまく使えない」とのこと。そこで、「後悔しない収納」作りを、クローゼットの右と左に分けて紹介していきます。

【Before】クローゼットの右側

【After】予備の服以外はすべて「掛ける収納」に変更

 クローゼット右側のAfterです。棚板の高さを調節して「掛けるだけの収納」をメインに整えました。引き出し収納ケースは「出し入れが続かない」ということで、ストックの洋服を入れるだけにしました。

 次は、収納方法を細かく解説していきます。

 ハンガーのサイズがバラバラだと、出し入れの際にほかの洋服が引っかかることがよくあります。また、頑丈なハンガーは型崩れしにくいメリットがありますが、かさばるという欠点も。

 ハンガーをスリムなデザインで統一しただけでかさばりが減り、出し入れもしやすくなりました。ハンガーのネックも、長いほどまとめやすくて便利です。型崩れを防ぎたいスーツ類だけ、太めのハンガーを残します。

ニトリ「すべりにくい省スペースハンガー」

 選んだのは、ニトリ「すべりにくい省スペースハンガー」(5本入り)399円(税込/ライター調べ)です。日本人女性の肩幅に合わせたサイズ(38cm)で、滑り止めも付いています。また、洋服を掛けやすい形状でネック部分が長いのも高ポイント。手元を見なくても、掛けやすいデザインです。

「無料」で増え続けるおまけに注意!

 バラバラサイズのハンガーは、クリーニングで無料&無限に増えてしまいます。ハンガーは自分で数を考えて買い揃えることで、洋服の量も管理しやすくなります。

【解説.2】収納グッズはコスパ良く揃える

 収納家具は、モノを減らしてから最後に揃えます。今回は「家にあったモノ」「中古品」「100均」でコスパ良くまとめました。写真の4種類の収納グッズは、すべて「出しやすさ」が異なります。

 クローゼットの扉を開ける動作を除いて、ワンアクションでモノをしまうことができるのが、カラーボックス、スチールラックなどの「オープンラック」です。デニムやトレーナーなど、カジュアルな洋服の収納に◎。また、オープンラックの場合は「蝶番の凹凸」を考えなくても大丈夫です。

【解説.4】使用頻度の低い洋服は「引き出し収納」へ

 引き出し収納は小物や下着なら簡単ですが、洋服は「うまく収める作業」が必要になります。毎日の作業なので、面倒で続かないと思う人も。そんなタイプなら、引き出し収納は使用頻度が低い服を入れるようにしましょう。

【解説.5】透明の「靴ケース」にハンカチを収納

 何度も紹介している、ダイソーの「シューズケース」です。あらゆる規格サイズのモノが不思議なほど収まります。仕事バッグを置くリビングや洗面所に置いてもOK。棚や引き出しの内側にもぴったり入るので便利です。

【解説.6】ふた付の収納ボックスは、1番散らかりやすい

 余っていた箱に「ポーチ類」をまとめました。基本的に、出し入れが多いモノを「ふた付ボックス」に収納することはNG。ふた付は散らかりやすくなるからです。また、中身が見えないので忘れがちになる点もマイナス。今回は「いつか使うかもと迷ったモノ」を入れると◎です。

【解説.7】手が届かない上段は「年に1度」程度のモノを

 余っていたジッパー付き収納バッグに「夏のプールグッズ」をまとめて、クローゼット上段へ。踏み台がないと手が届かない高さなので、使用頻度の低いモノの収納が◎。なお、ビフォーより「棚板」の高さを2段上に調整しています。

 最後に、可動棚のクローゼットについて説明します。

 Dさん宅のクローゼットの場合、穴ピッチ32mm刻みのダボ穴があるので、「クローゼットパイプ」と「棚板」の移動、増設が可能です。ただし、奥行き56cmの棚板を増やすには高い予算が必要……。そこで、例えば中央のダボ穴【B】なら、奥行き30cmなので市販の棚板サイズになります。収納力は半減しますが、本棚のように洋服を収納することもできますよ。

増やせる「Uブラケット」と「ハンガーパイプ」

 ダボ穴から外した「Uブラケット」2個と、67.4cmのパイプです。「Uブラケット」を手に持ってホームセンターへ行けば、同型のサイズが200円以下で購入可能。ただし、パイプのカットと取り扱いは大型店に限られます。また、穴ピッチ(ダボ穴の間隔)32mmなら、自宅からAmazonでカットオーダーもできますよ。

自分好みの「自由なクローゼット」を考える

 マンションに多い横幅の狭い可動棚タイプのクローゼットは、凸凹が多いので一般的なクローゼット用衣装ケース(平均サイズ:W44×D55×H24cm)だと、右側が余ります。観音扉の場合、蝶番のサイズを引いた横幅で考えなければなりません。

 ただし、可動棚タイプのクローゼットのポイントを覚えておくと、自分好みの「自由なクローゼット」を作ることができますよ!

「狭いクローゼット」収納アイデア8選! プロが教える「洋服を捨てない」片付け術

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 お家まるごと片付け企画、8回目は「捨てない片付け」です。狭いクローゼットでも収納方法を変えれば、洋服を捨てなくても使いやすく大変身。うまく入らないからと押し込み収納によってついてしまった洋服のシワも、収納を見直せば改善されますよ!

【全体のBefore】押しつぶされた宝物

 Dさんの「ハワイグッズコレクション」が詰まっているクローゼットです。大好きな世界への扉のはずが、開けるたびに「がっかりする」とDさん。それもそのはず、宝物が押し潰されて苦しそう……。

 今回は、趣味のコレクションを「捨てない収納」でスッキリ美しく収めていきます。

【上段のBefore】クローゼット「上段」が取り出しにくい

 上段には小物がゴチャゴチャと押し込まれていました。まとまりがないので、奥のモノが迷子に。手の届きにくいクローゼット上段を使う場合は、バッグや衣替えの洋服など大きめで軽いモノを入れるようにしましょう。

【上段のAfter】クローゼットポールを最上段に移動

 Dさん宅のクローゼットはダボ穴付きの「可動棚タイプ」なので、棚板を外して、拳ひとつ分の空間を残してクローゼットポールを最上段へ移動しました。長いドレスもこれでスッキリです! 掛ける洋服だけの保管なら、クローゼットパイプを1本増やして2段収納にしてもOK。

 小物を袋にまとめて入れて、重ね置きするほど「散らかる収納」になります。ゴチャゴチャ防止なら、引き出し収納が一番。ただし、床とクローゼットに段差と扉の蝶番がある場合は「単品の衣装ケース」がおすすめ。床からフラットな場合は、チェストやスチールラックも◎です。

【下段のAfter】クローゼット用衣装ケースで引き出し収納に

 クローゼットの下段は、衣装ケースを用意して中身が見える収納に変えました。家が散らかる理由は「見つかりにくさ」「出しにくさ」「戻しにくさ」にあるので、楽な姿勢のまま「見える化」できればまとまりますよ。

 クローゼットの内容を「イベントと趣味の服」に統一して、1枚も捨てずに片付けました。

【クローゼット全体のBefore】中身がチグハグで何が入っているのかわからない

【クローゼット全体のAfter】右側が夫用、左側が趣味のグッズ

 左右ともに、クローゼットのテーマを決めて「モノの住所」を見直しました。すべて「見える収納」なので、誰が見ても何が入っているかわかりやすい。また、洋服ハンガーもすべて「スリムハンガー」に変えたので、かさばりも減りました。なお、2つのクローゼットにかかった予算は、約4,000円です。

右側クローゼットの収納方法はこちら

 最後に、クローゼット収納の「8つのアイディア」をまとめました。

【1】差し込み型「ハンガーパイプ」は移動&追加できる
【2】衣装ケースは「単品組み合わせ型」がおすすめ
【3】コートやワンピースの裾がぐちゃぐちゃにならないよう空間をとる
【4】帽子、バッグ、ネクタイは「扉用フック」を利用する
【5】スリム型ハンガーに統一するとかさばらない
【6】ダボ付きなら棚板を「増やす」「移動する」が可能
【7】蝶番と観音扉の凸に「引き出し」がぶつかるので注意
【8】クローゼットの中身は、妻、夫、子ども用など、個人専用にする

片付けのプロが指摘する「クローゼットのNG収納」! 服の脱ぎ散らかしはコレで解決

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 お家まるごと片付け企画、7回目は「パパのクローゼット」を作ります。都心のマンションに多い「小さな収納庫」なので、同じ悩みを抱える家の参考になると思います。

 都心のマンションに多い、横幅が狭く奥行きが深いクローゼットです。子ども部屋にありますが、子ども用には身長に合わせた「着替えコーナー」を作ったので、大人用として使います。

 まずは、クローゼットの「NG収納」を見てみましょう。

【NG収納.1】中身が見えない箱を積み重ねる

 とても良い場所にあるのに、使用頻度の低いモノを詰め込んでいるのはもったいない使い方です。特に「中身が見えない箱」に入れて、積み重ねてしまうのはNG。

【NG収納.2】箱や袋に詰め込むのが散らかりの元

 散らかりやすいとお悩みの家ほど、箱や袋に「とりあえず入れる」ので、モノが迷子になります。必要な時に探して出すので、ゴチャゴチャに。種類分けして、適切な「モノの住所」を作る作業を繰り返します。

 次に、Dさん宅の「パパの服」に関する問題を確認しましょう。

【問題.1】パパがリビングで着替えをしている

 夫がリビングで着替えたり、仕事のバッグや財布を放置すると悩んでいる家も多いと思います。これは、個人的な空間や収納が足りていないサイン。仕事用の小物(財布やスマホ)をリビングに置く習慣は変えにくいですが、洋服は専用のクローゼットを作れば解決します。

【問題.2】物置部屋にパパの服が散らかっている

 物置部屋にて、パパの洋服が山積みになって散らかっています。もともとは衣装ケースに入っていたものの、床に置くモノが増えて開閉できなくなったので、このような状態になったよう。

【問題.3】パパの洋服が「ひとまとまり」になっていない

 物置部屋のクローゼットも、子ども部屋と同じく2つあります。こちらも使いにくいという理由で目的のない物入れになっており、パパのジャンバーも。それぞれ個人用としてまとめたいので、この部屋はママ用にします。

 あらためて、子ども部屋クローゼットの【Before】です。子どもの身長では、手が届かない高さでもパパにはちょうど良いサイズ。都心のマンションは「収納空間」が少ないので、どこの部屋にあるかよりも、誰にとって使いやすいかを優先的に考えると◎です。

【After】パパ専用の中身に統一

 散らからないためには、家族それぞれが「個人的な空間」を持つことが大切なので、「パパ専用のクローゼット」を用意しました。クローゼット内の、棚板とポールの位置も変更しています。それでは、ポイント別に解説していきます!

【ポイント.1】ハンガーをスリムなものに揃える

 棚ダボの「ハンガーパイプ」は、高さ調整が可能です。パイプを1本増やすのも簡単。ホームセンターなら、1,000円前後の予算で追加できます。サイズが合えば、IKEAのコムプレメントハンガーレール(50cm)が500円(税込)でお得。

 また、横幅が狭い場合はハンガーもスリムに揃えると良いです。シャツが多いので、ニトリ「すべりにくい省スペースハンガー メンズ」を選びました。出し入れが快適になるのはもちろん、かさばりが減ります。

【ポイント.2】ネクタイは扉裏に「引っ掛け収納」

 ネクタイやベルトは、この家にあった小物用ハンガーへ。扉裏にドア用フックをかけてまとめます。量が多い場合は、100均のワイヤーネットを使うと◎。ウォールポケットや粘着フックを使って、「扉裏の収納」も活用しましょう。

【ポイント.3】小物はダイソー「B4収納バスケット」へ

 隣部屋のクローゼットから棚板を移動して、1枚増やしました。男性の服装小物は少量なので「浅型の箱」で十分。このクローゼットは、奥行き58cmなのでA3とB4サイズが入ります。今回はダイソーの「B4収納バスケット」100円(税抜)を4つ揃えました。底面に「家具保護パッド」を貼れば、引き出しのように使えます。

 衣装ケースは、1個500円の新古品を2つ用意しました。体の大きな男性にちょうど良い、深めの衣装ケースです。女性の場合は、これより浅め(高さ24cmぐらい)で揃えます。また、空間をムダなく使い切りたい場合は、横幅60cm(内寸横幅68cm)のクローゼット用衣装ケースが最適。クローゼットの内寸サイズと、洋服の数によって衣装ケースの選び方も変わります。

【ポイント.5】観音扉のクローゼットの「蝶番」に注意

 マンションのクローゼットが使いにくい理由は、赤丸(A)の蝶番にあります。この凹凸(写真の場合:約4cm)に引き出しがぶつかるので「衣装ケース」を設置する場合は注意が必要。Dさん宅のクローゼットを例にしたサイズを次に補足します。

 観音扉の扉タイプで(A)のような蝶番があると、扉と引き出しがぶつかってしまいます。衣装ケースを購入する場合は、必要な隙間サイズを調べてから選びましょう。Dさん宅の場合、横幅の内寸が68cmで4cmの隙間が必要。この空間を使い切りたい場合は、横幅60cmか横幅30cmの組み合わせタイプの衣装ケースがおすすめです。

【まとめ】子ども部屋に「大人用クローゼット」でもOK!

 子ども部屋だからといって、子ども用のクローゼットとして使う決まりはありません。マンションのクローゼットは高さがあるので、大人のほうが管理しやすい造り。Dさん宅の朝の支度もスムーズになり、洋服を脱ぎ散らかすこともなくなりました!

バッグや帽子は「見える化」が◎! プロが教える「片付かない」原因&小物収納のポイント

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 お家まるごと片付け企画の6回目は、子ども部屋の完結編です。増え続ける子どもの雑貨、本、バッグ、帽子を「見える化できる収納」に変えていきましょう!

 荷物が片付かないとお悩みなら、「腰より上」に収納を作ると◎。低予算の「カラーボックス」と「フック」を使います。まずは【Before】写真から、散らかるNGポイントを説明します。

【Before】荷物を置く場所がバラバラで、探し物が多い

 荷物の「床に直置き」「テーブル上に置きっぱなし」が目立ちますよね。この状態だと、片付けてもリバウンドを繰り返すだけ……。問題の解決策は、モノを減らして「戻しやすい場所を作る」こと。平たく置かずに「腰より上」の高い場所にモノの住所を作ると、見えやすいので散らかりにくくなります。

 デスク上ほど、モノを無造作に置きやすい高さはありません。写真の折りたたみ机は季節の飾りモノを置く用なので、ベッド下へ隠しました。ほか、食卓テーブルなら、トレーを用意してモノを置く枠を作る。チェストなら、飾りモノで彩るなどして「チョイ置き習慣」を避ける仕組みに直します。

 モノの住所を高くした【After】と比較してみましょう!

【After】すべての小物を「見える化収納」にチェンジ!

 床への直置きをやめて「腰より上」に、モノの住所を作った【After】です。使ったモノを戻すなら、少し高めの位置にあるとスムーズです。今回は、別の部屋に置いてあった「カラーボックス」を使いました。カラボなら低予算で済みますし、重ねて高さを出すこともできます。バッグと帽子は、フックを使って「吊り収納」でまとめました。

 では、改善ポイントを解説していきます。

 小物と本の整理は、奥行き30cm未満のカラーボックスが◎です。和室に置いてあったカラボを移動して、本棚と小物置き場にしました。

【改善ポイント.2】カラーボックス上は、ひな壇ディスプレイに

 カラーボックスの上に小物を置かないよう、ディスプレイスペースにします。どれもDさん宅にあった箱を利用。100均の木箱を組み合わせたり、ドール用飾り棚やスパイスラックもOKで、小物用の「ひな壇」を作るイメージです。

【改善ポイント.3】ベッド下の収納も使い切る!

 ベッド下に高さがあるので、使用頻度の低いモノを「100均のランドリーバッグ」にまとめました。キャスター付きのベッド下収納ケースのほうが快適な出し入れができますが、「引き出す空間」が足りない場合は、チャック付きバッグで十分。ちなみに、ベッド下の高さが足りない場合は「継ぎ足グッズ」もありますよ。

【改善ポイント.4】帽子は「吊り下げ」収納で縦にスッキリ

 子ども2人分の帽子は「吊り下げ」収納に。Dさん宅の場合、使っていない洋服用のクローゼット扉に「ドア用フック」を掛けて、帽子をまとめました。部屋のドアやクローゼットがない場合は、賃貸でも使える「石膏ボード用ピンフック」を壁に取り付ければOK。

【改善ポイント.5】よく使うバッグは「掛ける」収納

 バッグも帽子と同じく、縦にまとめるほどスッキリします。子どものバッグは、目的別(習い事、学校用、遊び用、行楽用)に。種類が多いので、あまり使わないモノは引き出しの中、よく使うモノは掛ける収納に分けます。大型の家具にフックをつけたり、「石膏ボード用ピンフック」や「ドア用フック」を使用。また、頑丈なカーテンレール、スチールフックなどでも掛ける収納ができます。

 マンションの共用廊下側の「開けない出窓」も、小物でゴチャゴチャでした。こちらもチョイ置きができないように、飾り物を並べます。リビングにあった飾りを全て移動しました。大型品のほうが、掃除をするときの移動する手間も少なく済みます。

【まとめ】2人の子ども部屋だから、着替えコーナーも2つ!

 3回にわたって、子ども部屋の収納法を解説しました。整理したことで「子どもたちの自主性が増した」とDさんも大喜び! なお、この部屋は2人で使っているので「身支度コーナー」も2つ作りました。【Before→After】の動画もチェックしてみてくださいね!

【子ども部屋収納】10の工夫をプロが伝授! 散らからない&お手伝いもしやすく

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 お家まるごと片付け企画の5回目は、子ども部屋の「引き出し収納」。カラーボックスなどでまとめるより、引き出しのほうが「散らかりにくい」「出し入れしやすい」仕組みが作れます。また、引き出しの中がゴチャゴチャしない「10の工夫」も一緒に紹介!

相談「散らからない子ども部屋にしたい」

 両親ともにフルタイムで働いているため、「兄妹で協力して家のお手伝いをしている」とDさん。例えば、洗濯物を畳むのも子どもたちにお任せだそう。でもちょっと、しまう場所に悩んでいる様子がBefore写真から感じ取れますね。

 モノの住所を整えれば、お手伝いもより簡単になります。10の工夫をして、子ども1人で「畳む」「しまう」「出す」「片付ける」「準備をする」ことができる、「散らかりにくい引き出し収納」にしていきましょう!

【子ども部屋収納の工夫.1】快適な出し入れができる「収納家具」を用意する

 引き出しは「スライドレール」が付いているタイプだと、引っ掛かるなどのストレスがなく使えます。今回は、物置部屋にあった「プラスチックチェスト」が子ども部屋のサイズにぴったりだったので、こちらを使うことにしました。

【子ども部屋収納の工夫.2】子ども1人につき1つの「専用コーナー」を作る

 子ども1人につき1つ、自分専用のチェストを用意しましょう。大人でも、専用コーナーがあると気分が上がりますよね。お子さんも同じです。また、洋服以外の収納もOK! チェストは宝物コーナーや、雑貨、服装小物などのまとめ入れにも使えます。

 引き出しの中は「グループ」で分類。服装小物が埋もれないように「仕切り」を使います。100均の「ブックエンド」や「不織布仕切りケース」を使う例もありますが、筆者のおすすめは「靴の空き箱」。ほとんどの引き出しに入るので、簡単に分類できます。

【子ども部屋収納の工夫.4】ダイソーのシューズケースも優秀

 靴の空き箱がない場合は、ペットボトルの段ボールを1/2にカットした箱や、紙袋を内側に折ったボックスなどで代用可能。ただ、作るのが面倒な場合は、ダイソーのシューズケースがおすすめです。いろいろな収納に使い回せるのもメリット。

【子ども部屋収納の工夫.5】「自由な箱」を作る!

 ざっくりと何でも入れていい箱を用意すると、散らかりにくい部屋になります。新しいモノが増えたとき、今まで分類したグループに属さないと「どうしよう?」と悩んで放置してしまうことも。そうならないために、「自由な雑貨入れ」を用意しましょう。

【子ども部屋収納の工夫.6】毎日使う小物は、あえて引き出しに入れない

 カラーボックス用の引き出し収納ケースを分解して、「毎日使う小物」を入れました。引き出し収納はスッキリ見えますが「引く」「出す」「戻す」の3つのアクションが必要になるので、毎日使う小物は1回で手に取れるようにしたほうが◎。

 ハサミ、カッター、ペン(各1本が基本)の3つは、頻繁に使うモノなので出しておくと便利です。今回は、使っていないけれど処分できないマグカップを使いました。必ず使う文具なので、あえて出すことで散らかりにくくなりますよ。

【子ども部屋収納の工夫.8】小物は「ミニチェスト」でスッキリ片付く

 ふた付の箱に入れると「散らかる原因」になるので、100均の箱に入っていた小物を「ミニチェスト」に入れ直しました。また、小さなモノを入れたチェストは大きな家具の上に置くことで、空間的にもスッキリして見えます。

【子ども部屋収納の工夫.9】「グループ収納」で住所をわかりやすく!

 小物は、引き出し1個につき1種の「グループ収納」にすることで、モノの住所をわかりやすくします。ラベルは「短い名前」で簡単にすることもポイントです。

【子ども部屋収納の工夫.10】ベッド下の引き出し収納は、使用頻度が低いモノを

 ベッド下の引き出し収納には、使用頻度の低いバッグとタオルを入れました。ホコリが気になる場合は、大きい布で「ホコリ避け」をすればOK。ちなみに、出し入れするときは「上から見る」姿勢になるので、タテ入れ収納がベストです。

【子ども部屋Before→After】箱の積み重ねをやめて「引き出し収納」に統一

 実は【Before】より【After】のほうが、出しっぱなしのモノが増えています。でも、スッキリ見えますよね? 引き出し収納を使って「高さと面」を揃えた効果です。部屋が散らかるのは「出しづらさ」「戻しにくさ」にあります。積み重ねボックスから引き出し収納に替えるだけで、キレイを保ちやすくなりますよ!

【子ども部屋収納】クローゼット不使用! 狭くても洋服が片付く方法をプロが伝授

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 今回からは「子ども部屋」の片付けによって、Dさんのお悩み「洋服の収納スペースが足りない問題」を解決していきます! 6畳未満の狭い洋室を兄妹で共有しているというDさん宅。都心のマンションに多く見られる間取りなので、収納力不足のヒントになりますよ。

相談「子どもたちの洋服を置く場所が足りない」(クローゼット編)

 写真は兄妹の部屋です。玄関に近い部屋なので「身支度用の物置」として使われていました。また、洋服の収納力が不足しているため、一カ所にまとめられない状態……。というわけで、子ども服を簡潔にまとめた「身支度コーナー」を作っていきます!

 まずは、3つの「お悩み」のヒアリングから確認しましょう。

【悩み.1】小さなチェストが壊れている

 小さめのチェストが壊れていました。洋服を収納するには浅すぎるので、修理して譲渡することに。あるモノを生かすのも大切ですが「使いにくい」と感じたら、処分のサインです。

【悩み.2】子どもが自分で出せる「ハンガー収納」にしたい

 子ども部屋に入りきらない洋服は、子ども部屋の隣にある物置部屋に入れていました。

【悩み.3】クローゼットが子どもには使いにくい

 都心のマンションに多い、横幅が狭く奥行きが深いクローゼットです。段差もあるので、子どもの身長では使いにくい収納。毎日使う洋服は「ワンアクション」で出し入れできるのが◎。そのため、このクローゼットは洋服収納には使いません。

 収納力が足りない場合は、「置き型のクローゼット」を提案します。特に身長が低い小学生には、高さが調整できる「スチールラック」がおすすめ。

【アイリスオーヤマ カラーメタル ワードローブ(2段タイプ)】

 Dさんが選んだのは、アイリスオーヤマの「カラーメタル ワードローブ(2段タイプ)」約6,800円です。2段タイプなので、小学生の身長にもぴったりです。また、中学生で制服を着ることになれば私服の数も減るので、これぐらいの量でも十分。

【収納方法.1】ワードローブラック「上段」の使い方

 ワードローブの上段には、兄妹の秋冬用(衣替えの服)を掛けました。シーズンごとに、上下を入れ替えをするだけでOK。置き型のラックは「埃が気になる」という声もありますが、クローゼットより、管理しやすい点はメリット。埃が気になる場合は、ラック上に板材を被せると◎。ほか、カバー付きのラックや、箱型のクローゼットの選択肢もあり。

【収納方法.2】ワードローブラック「ハンガー」の使い方

 ワードローブラックの下段には、今シーズンの兄妹の洋服をまとめました。2人分の衣類が混ざらないように、ハンガーで種類分けをしています。

 ワードローブラックの付属品に、「ポールフック」が付いていました。後付けパーツとして増やすこともできる便利品。別売りパーツの種類も多く、カスタムできるのがスチール製ラックの魅力です。

【収納方法.4】ラックのサイドに「100均ワイヤーネット」

 ワードローブラックのサイドに、100均の「ワイヤーネット」を掛けてキーホルダー収納を作りました。学校の名札、テーマパークのカードケースなどをS字フックに掛けてまとめます。ほか、帽子掛けやヘア飾り、アクセサリーなども「見える収納」として飾ると◎。

【収納方法.5】ラックまわりに「身支度コーナー」を作る

 ランドセルラックを横へ移動し「身支度コーナー」の、動線が整いました。家に帰ったとき、ランドセルをおろし、上着を脱ぐ動作がスムーズにできる仕組みです。また、ランドセルラックは2種類のカラーボックスを重ねたDさんの自作。底板にキャスターや脚を付ければ、身長に合わせて高さをアップできます。

【After】子どもたちが自主的に「出す戻す」ができる着替えコーナー

 子どもたちの身長にぴったりのハンガーラックが完成しました。主にトップスを掛けているので、身支度の仕上げがここで終わる仕組みです。空間に限りがあるときは「横より縦に置く」ことで、収納力不足問題を解決できますよ!

【汚部屋】雪崩が起こる押し入れを大改造! 片付けのプロが教える5つの収納術

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 前回の「押入れの上段」に引き続き、今回は「押入れ下段」の片付け方法5選。ポイントは「押入れ用衣装ケース」の使い方。和室全体のBefore/After写真も紹介するので、使い勝手の違いがひと目でわかると思います!

相談「4.5畳の寝室の押入れが使いにくい」(押入れ下段編)

Dさん:「押入れに何をしまったらいいのか、わかりません」

 写真は、使わない布団や空き箱を詰め込んでいる押入れです。家の中で一番大きな収納庫を上手に使わないと、「床にモノが散らかる生活」になってしまいます。そのため、モノをしまう場所がないと困ったら、まずは「押入れを空っぽにする」ことから始めてみてください。

【Before】押入れの下段に突っ込んだだけの布団と毛布

 押入れの下段には、布団と毛布がギュウギュウに押し込まれていました。これでは、季節ごとに出し入れしたい毛布がパッと取り出せません。

 茶色の布団袋には、毛布とシーツが入っていました。肌寒い日に毛布を出そうと思っても「大掛かりでストレスフル」と悩むDさん。押入れ下段は、ワンアクションで取り出せる「引き出し式」へと変更します。

 押入れの中身を全部出して、拭き掃除をします。次に、押入れのサイズを測定。なお、押入れの扉前にベッドが置いてあるので、押入れ用ワゴン(ミシンやアイロン、本の収納に便利)やコロ付き収納ケース(衣替えや小物に便利)といった収納グッズは使えません。

【押入れの片付け方.2】家にある収納グッズを活用する

 物置化した洋室に、押入れ用の収納チェスト3段(キャスター付き)が埋もれていたので活用します。押入れ上段も家にあった「カラーボックス2段」を使っています。ちなみに「押入れ用の衣装ケース」は、単品だと1,000円〜、3段連結タイプなら3,500円ぐらいが相場。

 使わないスーツケースに、季節の飾り(クリスマスやハロウィン)を詰め込んでも◎です。

【押入れの片付け方.3】中古の「押入れ用衣装ケース」を購入

 中古ショップでよく販売されている収納グッズといえば、「押入れ用衣装ケース」です。写真のAも、500円で購入! 中古なら激安で揃えられます。

【押入れの片付け方.4】上から見える「タテ入れ収納」で管理が簡単

 衣装ケースは、上から見渡せるように「タテ入れ」で収納。奥行きが60〜65cmと長いので、箱で仕切ることがポイントです。今回は、ペットボトルの段ボールを半分にカットして箱を作りました。仕切り箱を入れることで、崩れにくく取り出しやすいこともメリットです。

 収納スペースが不足したら、写真を整理しましょう。Dさん宅には未整理のアルバムがたくさんあったので、中芯強化段ボール(1個250円)をホームセンターで用意しました。野菜用の段ボールなので、芯が強く頑丈。同じサイズなら「積み重ね収納」もできます。

【ポイント.1】残すか捨てるか、写真の整理をする

 Dさんの学生時代の写真類を、中芯強化段ボールにまとめました。昔はフィルムカメラが主流だったので、ピンボケ写真まで現像されていましたよね。現代の感覚なら消去する写真も多いので、ぜひ時間を作って「写真の整理」からしてみてください。アルバムから外して、紙焼きで残すorデータ化する写真とで分ければ、よりかさばりを縮小できます。

【ポイント.2】文書保存箱は「ふたが外せるタイプ」が優秀

 写真や紙書類の収納には「文書保存箱」も優秀。子どもの思い出グッズなど、長く保管するモノにおすすめです。写真は、アメリカ製「フェローズ」(1個あたり約960円)。国産なら、コクヨ(1個あたり約600円)とキングジム(1個あたり約1,120円)もふた付です。また、上記ブランドより薄型ですが、ダイソー「Standard Products」でも500円で販売されています。

【After】押入れ下段は「大きな箱」で分割収納

 押入れ下段は「衣装ケース」と「段ボール」を使って、分割収納にしました。押入れの奥行きサイズに合わせて収納ケースを固定したので、奥のモノが埋もれる面倒がなくなります。また、隙間にモノを詰め込む癖もブロックできます。

和室全体のBefore/After

 誰が見ても、どこに何があるのかがわかりやすい仕組みに変わりました。これで、出しっぱなしだった季節の家電と飾りも収納が可能に。「ベッドシーツも新しくしました! 床にモノを置かないさっぱりした和室を維持したい」と喜んでいたDさん。これまでよりずっと快適な部屋に大変身しました。

【汚部屋】ぐちゃぐちゃな押し入れを片付ける10の手順――専門家が教える収納のコツとは?

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都板橋区中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 家を片付けようと思っても、どこから手をつければいいか迷いませんか? そんなときは、家の中で一番大きな「押し入れ」から始めましょう。中身をすべて出してから行う「10の片付け手順例」とコツを紹介します!

相談「4.5畳の寝室の押し入れが使いにくい」(押し入れ上段編)

Dさん:「寝室の押し入れがいっぱいで、部屋も狭いので使いにくいです。また、扇風機とひな人形をしまう場所がみつかりません」

 押し入れの扉は観音開きで、ベッドを移動しないと開閉できない状態。扉を外す提案もしましたが「埃そうじが苦手なので、閉めっぱなしにしたい」とDさん。ということで、使用頻度が低いモノを中心に「押し入れの中身を総入れ替え」します。

 ちなみに、使いにくい押し入れは次の2案も手です。

【賃貸の場合】扉を外して、突っ張り棒のカーテンに変える。押し入れの扉は、90Lゴミ袋などで包んで家具の裏やベッドボード裏にしまう。

【持ち家の場合】扉を「吊り引き戸」や「ロールカーテン」に変更する。または、押し入れをクローゼットにリフォームする。

【Before】入居してから、押し入れの中身を入れ替えたことがない

 まずは、押し入れの中身を全部出すことから。何年も入れっぱなしなら、不要品ばかりのことがほとんど。Dさん宅もまた、空っぽの段ボール、入居時に詰めたままの独身時代の荷物、お子さんの幼少期のおもちゃなど「使っていないモノ」ばかりでした。

【押し入れの片付け方.1】中身をすべて出して、拭き掃除をする

 10年ぶりに、空っぽになりました。Dさんが残すモノと捨てるモノの見直しをしている間に、重曹水で拭き掃除をします。空気の入れ替えと、臭い取りなどのメンテナンスですが、空気清浄機をフル回転しているお家だったので、とてもキレイでした。

【押し入れの片付け方.2】木材を保護する「プラ段」を敷く

 押し入れの木材は傷が付きやすいので、ホームセンターで手に入る「養生パネル」を敷きます。1畳ほどのサイズで、200円ぐらい。布団を収納するなら「すのこ」を選択。衣装ケースを詰めてクローゼットにする場合は、「ニードル パンチカーペット」で見映えを変えます。

 空っぽの押し入れにモノをしまっていきますが、収納したいモノから優先的に考えます。Dさんが一番しまいたいのは、「食卓テーブル下」に置きっぱなしの季節の飾り「ひな人形」と「扇風機」だそう。腰を曲げずに出し入れできるように、押し入れの上段を希望。

【押し入れの片付け方.4】よく使うモノは、下段より上段に置く

 年に数回必ず出すモノを、優先的に押し入れの上段へ収納しました。行楽グッズ、スーツケース、季節の飾り、家電、毛布など。ただ、「ひな人形の段ボール」が空間を圧迫しているので、引っ越しの予定や売る気持ちがないのかを確認をして、「パッケージの縮小化」をDさんに提案しました。

【押し入れの片付け方.5】パッケージを「コンパクト化」する

 「ひな人形」の外箱を縮小して、縦入れに変更しました。収納空間に限りがある場合は、外箱を外します。女性1人の力で運べない場合は、大きな箱から小さな箱へと分割収納するのも◎。扇風機は箱に入れたほうが「積み重ね置き」できますが、奥のモノが隠れてしまうのであれば、処分してしまいましょう。

【押し入れの片付け方.6】奥行きを「前後に2分割」する

 小さめのモノは、押し入れの奥行き(D80cm)を「前後に2分割」して収納します。この家にあった「2段のカラーボックス」を使用。右側はボックスを積み重ねています。もっと「崩れない収納」にしたいなら、横幅に合わせたラックを用意すると便利。

 上の写真のカラーボックスも利用します。中身を外して「押し入れの仕切り」に。新たに用意する場合は、スチールラックやカラーボックス2段がおすすめです。

【押し入れの片付け方.8】最上段「天袋」は、片手で引き出せるモノを

 押し入れの最上段「天袋」です。ここには、片手で引き出せる布団ケースや埋もれないサイズのスーツケースを配置。高さが70cmもあるので、カラーボックス1段で空間を二分割にしました。こうすれば、小物(行楽グッズ)も埋もれずに済みます。

【押し入れの片付け方.9】ひと目で見渡せるように、ラベルを付ける

 押し入れの中は、モノが埋もれないように置くことが大事です。また、家族みんながひと目でわかるように「ラベル記入」も忘れずに。Dさんの雑用が増えない仕組みを、あらかじめ用意します。

【押し入れの片付け方.10】大きい空間は「四角」で仕切る

 Dさんの希望する、ひな人形と扇風機を収納できました。季節ごとに出し入れがしやすいよう(1)の空間に余裕を残すと◎。なお、下段に収納したいけど腰を落とさずに取り出したいモノがある場合は、荷台に乗せればOKです。

 凹凸が多い(2)の空間ですが、棚板を設置して小物収納棚を増やすことも可能。すべて「四角いサイズ」で考えると、ムダなく収まります。次回は「押し入れの下段」と全体ビフォーアフターです。