「ただ無性に腹が立つ」家をたたみ見知らぬ土地で暮らす、老老介護の妻

<p> どうでもいいことだが、細川元総理大臣が樹木希林に見える。年を取ると、まったく違うところにいた人が近づいていくものなのだな。おお、怖い。今回は「民生委員」の話。いかにも昭和の雰囲気を漂わせているが、どっこい、超高齢化日本ではこの人たちが大きな役割を果たしている。数年前の“消えた高齢者”問題を暴いたのも、この民生委員だ。</p>

空き家化した義母の家の片づけ、ゴミ屋敷同然の中から出てきたものは……

<p>『親の家を片づける』(主婦の友社)を読んだ。親の介護とか死とかあまり考えたくないものだが、親の家を片づける問題もまた厄介で、億劫だ。昔は、長男がそのまま家を継いでいたから、そんな問題は表面化してこなかったのだろうが、離れて暮らす親が亡くなると、家をどうするかは子どもにとって頭の痛い問題となってくる。</p>

「見てあげられる間だけでも、好きにさせてやりたい」息子を介護する母親の姿

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Photo by shibainu from Flickr

まったく関係ないが、メガネをかけた猪瀬都知事が加藤茶に見える。さて、この連載では何度も“母と息子の関係は特別だ”なんてことを書いてきた。今回はいつもと視点を変えて、母親を介護する息子ではなく、息子を介護する母親の話を取り上げてみようと思う。

<登場人物プロフィール>
山岡 加寿子(68) 中部地方在住。夫、修さんとの3人家族
山岡 修(41) 加寿子さんの長男。要介護5

■泣いても現実は変わらない。笑って暮らそうと決心した

 山岡さんの家には、間口の広い出入り口が2つある。1つは、玄関を兼ねた内職用の荷物出し入れ口。もう1つは息子、修さんの部屋からスロープを通る出入り口。修さんは、週2回この部屋からスロープを伝って入浴のためのデイサービスに出かける以外、外出したことはない。修さんは20歳の時、バイク事故で脊椎に損傷を負って以来、20年以上寝たきりなのだ。

「母より先に死ねたらと思う」母親の年金で暮らす、引きこもりの四十代女性

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Photo by MIKI Yoshihito Flickr

 赤ちゃん取り違え事件にはいろいろ考えさせられた。報道によると、当事者の男性は独身で、現在10歳年上の“兄”の介護をしているのに対して、裕福な家庭で育ったもう一方の男性は、父親の介護をめぐって“弟”たちと不仲になったという。それがきっかけで、“弟”たちは“兄”への違和感が決定的になり、“本当の兄”を探しはじめたらしい。やはり介護が絡むと人間の本性が現れるものだ。あるいは、貧しかったから家族の絆が強くなり、親の遺産があったから兄弟のいさかいが起きたのかもしれない。そんな分析している場合じゃないよな、当事者にとっては。どうか幸せに暮らしてほしい。

<登場人物プロフィール>
松永 由里(48) 北関東で母親と2人暮らし
松永 俊子(79) 由里さんの母親
足立 美紀(51) 由里さんの姉。東京で家族4人で暮らしている

「成長しきれていない危うさが怖い」介護系SNSを退会した管理人が見た世界

<p> 天皇陛下の葬送の方針が発表された。一般人のエンディングも盛んだが、天皇陛下のエンディングも進んでいることに畏敬を覚えた。陛下のご意向で、皇后さまとの合葬も検討されたというが、皇后さまはご遠慮されたとのこと。「すわ、皇后さまも!」と喜んだ妻たちも多かったのではないだろうか。皇后さまが遠慮されたのは「おそれ多い」からである。誤解なきよう。</p>

「家族を守りたかった」脳卒中・認知症の義母の罵声に耐え続けた嫁

<p> 今回、深堀さんにお姑さんの介護の話を聞かせてほしいとお願いしたら、最初「あんまり思い出したくないんですが」という返事が返ってきた。昨今の嫁は強い。思い出したくないと言っても、オーバーな表現なんだろうと思っていたのだが、これがなんともまさに深堀さんが言うとおりの代物だったのだ……。</p>

母に“会いに行く”ことを選んだ息子、「ボケるとも悪か事ばかりじゃなか」

<p> 長崎在住の漫画家・岡野雄一氏のエッセイ漫画『ペコロスの母に会いに行く』(西日本新聞社)が、実写版で映画化された。11月16日に公開されるこの映画を題材に、息子の介護について考えてみた。</p>

「お前が楽をしたいだけちゃうか!」老いた父の言葉が、今も忘れられない娘

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Photo by gavin^_^ from Flickr

 東京オリンピック開催が決まり、浮かれモードの世間だが、同時に「7年後の自分」に思いを馳せる人が多いようだ。7年をずっと先のことと思うか、あっという間だから今と大して変わらないと思うか。年齢によって全然違うだろうと思っていたら、街頭インタビューされていたおじいさんが「前の東京オリンピックの時は35歳だった。今85歳だけど、7年後も見たいね。一生で2度もオリンピックを見られるとは思わなかったよ」と無邪気に喜んでいた。7年後には、92歳。オリンピックを見る!? すごい自信だ。それくらいの気概がないと、長生きはできないってことか。

<登場人物プロフィール>
花井 享子(45) 姑、夫、子ども2人の5人家族。関西在住
大村 敏子(78) 享子の実母。老人ホームに入居している

原発地帯の老人ホーム、そこで働く20代職員はヒロインで“美談”か?

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Photo by ajari Flickr

 私ごとで恐縮だが、美容院に行った。施術の間は、老眼鏡がかけられない。老眼の女性は、パーマとかカラーにかかる3時間という長丁場、何をしているんだろう? 雑誌の写真やイラストだけを眺めている? 見栄を張って裸眼で女性誌を読みまくっていたら、目が疲れました。年を取ると、美容院に行くのも大変。

<登場人物プロフィール>
渡辺 雅子(57)福島県在住。パート勤務。夫、二女と3人暮らし。長女は東京在住
渡辺 舞(27)雅子の二女。福島県の老人ホームで介護スタッフとして働く

■ホームを辞めて一緒に避難しようと説得した

「夫は義母を介護してくれる人が欲しかっただけ?」SNSで再婚した嫁の嘆き

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Photo by  G.C. from Flickr

 それにしても、暑い。「節電節電」はどこへやら。節電していたら、命が危ない。そう思ってエアコンをつけている人も多いと思うが、電力不足が叫ばれていた去年や一昨年と、電力供給体制にそんなに変わりはないはず。原発を動かさなくても、電力は足りるってこと? そういうことこそ、マスコミは報道すべきだと思うんだけれど。

<登場人物プロフィール>
川口 清美(48)再婚して東北に住む。元夫との子ども2人のうち、長男は元夫の元で暮らし、16歳の長女、現夫、義母との4人暮らし
川口 栄一(54)清美の夫。前妻とは10年前に離婚
川口 スミエ(82)栄一の母。在宅で介護を受けている

■「苦労するのは目に見えている」両親も友達も再婚に大反対だった