“モンテローザ”の優良居酒屋ベスト3! しゃぶ葉まるパクの「しゃぶ食べ」、鳥貴族を超えた「高田どり」!?

 2月16日に『ニッポン視察団!禁断ランキング!外国人が選ぶ「ニッポンの飲食チェーン店」ベスト30』(テレビ朝日系)が放送となる。

 日本の飲食チェーン店について、外国人にアンケート調査した結果の上位30位を大発表するという。アンケートに挙がった店名は、実に500以上で、ガスト、コメダ珈琲、大戸屋、吉野家、スシロー、牛角、サイゼリヤ、丸亀製麺などなど誰もが知っている有名店が続々紹介するようだ。

 一方、酒飲みにとって最も有名なチェーン店といえば、モンテローザの展開する酒場だろう。白木屋、魚民、笑笑などの居酒屋を全国展開する株式会社モンテーローザだが、なぜだか酒飲みに嘲笑されがちだ。しかし、モンテローザにももちろん素敵な店もある。

 チェーン居酒屋に詳しいライター・松子氏が選んだ、モンテローザの優良店ベスト3をあらためて掲載したい。

※料金などは2021年3月時点の情報です

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 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。これまで、12店舗のモンテローザ系列の酒場で泥酔してきました。基本、味やコスパ面でがっかりの連続でしたが、「モンテローザにしては意外とよかった店」もありました。

 そこで今回は、あらためてモンテローザの優良店3店舗を紹介したいと思います。

モンテローザ優良店:しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ食べ」

 「しゃぶ食べ」は、すかいらーくグループの超人気チェーン店「しゃぶ葉」をパクった、しゃぶしゃぶ食べ放題。このお店、都内でまだ4店舗ほどしか展開していないのですが、モンテローザとは思えないサービスの良さなのです。まあ、パクリ元のしゃぶ葉の優良サービスをそのまま模倣しているのだけなのですが……。

 素晴らしいのは、アルコールの飲み放題。1,200円で100分間、生ビール、黒生ビール、酎ハイ、ウイスキー類、焼酎、日本酒、ワイン、果実酒、カクテルなどがドリンクバースタイルで全て飲み放題なのです。(ただし、店舗によって金額、内容が異なるようです)

 居酒屋の飲み放題コースは店員さんがなかなか酒を運んできてくれない、アルコールが異常に薄い……など、不満が噴出することもしばしば。しゃぶ食べのドリンクバースタイルなら、焼酎やハイボールは自分で濃く作ることが可能、カクテルのアレンジも自由自在。お代わりが面倒なら2〜3杯作ってテーブルに運んでおくも良し、と何でもあり。

 生ビールは自動サーバーなので手間いらずで、もはや酒のテーマパークと化しているのです。

 肝心のしゃぶしゃぶは、肉の質はしゃぶ葉より劣りますが、スープとタレの味が絡まればさほど気になりません。肉以外にも生野菜、鍋に入れる野菜、ポテトサラダやえだまめなどのおつまみ、カレー、肉丼、スイーツなどが食べ放題。

 会計は、最安値の三元豚コース(100分1,690円)に、アルコール飲み放題をつけて合計2,890円(+税)と、その辺の居酒屋で飲み食いするよりもお得感があります。店内はファミレスのような雰囲気なので、1人鍋でも全く恥ずかしくありませんよ。

 「鳥貴族」のパクリ店、「豊後高田どり酒場」。メニューのラインナップから均一価格設定、黄色地に赤い文字というロゴまで徹底的に模倣しています。
人気店をパクるのはモンテローザの常套手段ですが、豊後高田どり酒場がすごいところは、パクっているくせに本家を超えてしまったところなのです。

 豊後高田どり酒場は、酒、料理すべて(バカ盛りなどの例外あり)280円という価格設定。この時点で、298円均一の鳥貴族よりも安く、さらに、高田どりの方が鳥貴族より酒のグラスが大きいのです。

 また、1人から利用できる2時間1,000円(280円のお通しが付く)の飲み放題サービスも実施しています。鳥貴族にも、4人から利用できる“食べ飲み放題”2,980円のサービスがありますが、4人揃わないと利用できず、事前予約制でややハードルが高い。高田どりの飲み放題制度の方が俄然使い勝手が良いのです。

 つまみは、鳥貴族の定番人気メニューである貴族焼、よだれどり、山芋の鉄板焼き、キャベツ盛(おかわり無料)などをパクっていますが、それだけでは終わらない。なんと高田どりにはトリキにはないとりわさや、タタキなどの“肉刺し”があるのです。

 ほかにも、焼鳥屋の定番メニューでありながらなぜかトリキにはない親子丼、さらには、カレーライス、ピザ、キムチチャーハン、トルティーヤチップス、しめ鯖、煮込み、ハムカツ、赤ウインナー、とろろ蕎麦……まで。もはや鶏肉は関係ないカオスなラインナップで、全てトリキより安い280円均一。ちなみにモンテローザ系列の「鶏のジョージ」も高田どりと同じメニューです。

 鳥貴族といえば座り心地最悪の直角で固い木の椅子でおなじみですが、高田どりの椅子にはクッションがあるのも心憎いです。とはいえ、味は圧倒的に鳥貴族の方が美味いのですが、ジャンクなつまみで安く酔いたければ、高田どり、アリだと思います。

 「すしざんまい」のパクリ店、「すしざむらい」。歌舞伎町などに出店しており、すしざんまい同様、価格はやや高め。しかし、これまで魚民や目利きの銀次などモンテローザが手掛ける海鮮系居酒屋の鮮度や味、コスパの悪さに絶望してきた経験から言うと、すしざむらいはモンテローザ系列であることを忘れるくらい、きちんとした居酒屋だと思います。

 寿司は、単品1貫から注文でき、卵焼き、たこ98円、いわし、生サーモン128円、ほたて、甘海老、マグロ赤身198円、いくら258円、生うに、ぼたんえび、大トロ398円(すべて1貫)……と、すしざんまいと似たような価格帯。味も、この値段なら大きな不満はありません。

 つまみも、めひかりの唐揚(380円)やホタテ稚貝の酒蒸し(580円)といった、通好みの品がしっかり用意されていて、気が利いています。アルコール類がすしざんまいより全体的に安いのもありがたく、すしざんまいは生ビール600円ですが、すしざむらいでは490円。日本酒・白鶴も120円ほど安いです。

 激安酒場のような価格帯ではないので、とにかく安く飲みたいときには向いていませんが、モンテローザ系列の中ではずば抜けておいしいと感じました(あくまでモンテローザ系列比較です)。

 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザですが、あえて訪れたいお店もある……。どれも人気店のパクリですが、コロナ禍で飲食店経営が厳しい今こそ、持ち前の厚かましさで生き延びてほしいです!

※2021年3月19日初出の内容を再編集しています 

「から揚げの天才」パクリ店「からあげの鉄人」はサク飲みが正解! デリバリーなら「から好し」「からやま」を選びたいワケ

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、東京都・高円寺や埼玉県・春日部に店舗を構え、テイクアウトやデリバリーに力を入れている唐揚げ専門店「からあげの鉄人」で泥酔してきました。

モンテローザ13軒目:からあげの鉄人

 「からあげの鉄人」はおそらく、ワタミとテリー伊藤がコラボしている唐揚げ専門店「から揚げの天才」のパクリ店(店名は「カラオケの鉄人」のパクリでもありますよね)。から揚げの天才のメインメニューは「デカから」99円(税込みでテイクアウト106円、イートイン108円)ですが、からあげの鉄人のメインは「揚げたてBIGからあげ」98円(税込み108円)。本家より税抜き表示で1円安く設定しているのもモンテローザらしいです。

 また、から揚げの天才の名物メニューのひとつに、テリー伊藤の実家の玉子焼きがありますが、からあげの鉄人でも玉子焼きが全くの同価格、税抜き99円で用意されています。しかし、イートインの税込み価格で見るとテリー伊藤のほうが108円に対し、からあげの鉄人は109円と1円の高い。そもそも、テリー伊藤の実家という付加価値があるから名物にしているのであって、なんでもない玉子焼きならわざわざ提供する必要があるのか疑問です。

 実際に2切れ99円の玉子焼きを食べてみましたが、ただ甘ったるいだけでした。1本650円(税込み715円)で販売されているのですが、購入する人いるのでしょうか……?

 さて、魚民や白木屋などモンテローザ系列の居酒屋で唐揚げが特別おいしいと感じたことはないのですが、唐揚げ専門店のからあげの鉄人の味はいかに……。名物、BIGからあげの「秘伝の特選醤油」と、「天日塩と極出汁」(税込み108円)を食べてみました。

 唐揚げの大きさは子どもの拳のような大きさで想像よりボリューミー。揚げたてなので衣はサクサクで肉質はちゃんとジューシーでした。特に、秘伝の特選醤油味の方はリピートしたくなるほどのおいしさ。

 一方、天日塩と極出汁味は塩気が足りず、物足りなさを感じました。

 ただ、からあげの鉄人はテイクアウト、デリバリーに力を入れているので、揚げたてではなく時間がたった唐揚げを食べる人が多いはず。そこで、一応テイクアウトして時間を置いた唐揚げも試食。

 特選醤油味と、天日塩と極出汁味に加えて、ねぎ塩レモン(税込み141円)も試しましたが、案の定……冷めるとおいしさは激減。衣の粉っぽさが際立ち、特に天日塩と極出汁味は味付けが薄いのでごまかしが利きません。結果、冷めたから揚げは、タレの味が濃い、ねぎ塩レモンが一番マシでした。

 ついでにとり皮(特製スパイス)(税込み218円)もテイクアウトしてみましたが、油っぽく胸焼けしそうになりました。

 店舗で揚げたてを食べるのなら大きな不満はありませんが、時間がたつとあまりにも残念な味に変貌してしまう、からあげの鉄人。また、から揚げの天才にはない手羽先(税込み108円)も食べてみましたが、小さくてややパサパサ。同じ金額ならBIGからあげを頼んだほうがお得感が得られます。

 サイドメニューには、塩ダレキャベツ、ポテトサラダ、ポテトフライ、枝豆が190円(税込み209円)で用意されています。これらは、特別お得感を感じませんでしたが、意外に酒のアテに使えたのがトッピングのタルタルソース(98円、税込み108円)。から揚げに合わせるソースですが、量がたっぷりあるので、チビチビつまめます。

 そして、からあげの鉄人最大の魅力は、アルコールがその辺の居酒屋より安いこと。生ビールは398円(税込み438円)と普通ですが、ジムビームハイボール、極旨レモンサワー、生搾りレモンサワー、梅酒サワー、ウーロンハイが198円(税込み218円)なのです。

 特に、シロップではなく生のレモンを絞る生レモンサワーが198円は太っ腹。また、日本酒、麦・芋焼酎は298円(税込み328円)とそれなりに安いです。

 モンテローザ系列の伝家の宝刀である、お通し・席代がかからないのも魅力で、ハイボール2杯に唐揚げ2個を食べて、592円(税込み652円)。1,000円以下でサクッと利用できるのです。

 コロナ禍での巣ごもり需要で巻き起こった唐揚げ専門店ブームですが、からあげの鉄人は、酒が安く飲めて揚げたてを享受できる店舗利用の方が魅力的。テイクアウトやデリバリーなら別の店のほうが……。

 テイクアウトするなら個人的には、時間がたってもおいしいから揚げが食べられるすかいらーく系列のから好しや、かつや系列のからやまを選びますね。

からあげの鉄人:総評

味 ★★☆☆☆
品数 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
また行きたい度 ★★☆☆☆

 

「から揚げの天才」パクリ店「からあげの鉄人」はサク飲みが正解! デリバリーなら「から好し」「からやま」を選びたいワケ

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、東京都・高円寺や埼玉県・春日部に店舗を構え、テイクアウトやデリバリーに力を入れている唐揚げ専門店「からあげの鉄人」で泥酔してきました。

モンテローザ13軒目:からあげの鉄人

 「からあげの鉄人」はおそらく、ワタミとテリー伊藤がコラボしている唐揚げ専門店「から揚げの天才」のパクリ店(店名は「カラオケの鉄人」のパクリでもありますよね)。から揚げの天才のメインメニューは「デカから」99円(税込みでテイクアウト106円、イートイン108円)ですが、からあげの鉄人のメインは「揚げたてBIGからあげ」98円(税込み108円)。本家より税抜き表示で1円安く設定しているのもモンテローザらしいです。

 また、から揚げの天才の名物メニューのひとつに、テリー伊藤の実家の玉子焼きがありますが、からあげの鉄人でも玉子焼きが全くの同価格、税抜き99円で用意されています。しかし、イートインの税込み価格で見るとテリー伊藤のほうが108円に対し、からあげの鉄人は109円と1円の高い。そもそも、テリー伊藤の実家という付加価値があるから名物にしているのであって、なんでもない玉子焼きならわざわざ提供する必要があるのか疑問です。

 実際に2切れ99円の玉子焼きを食べてみましたが、ただ甘ったるいだけでした。1本650円(税込み715円)で販売されているのですが、購入する人いるのでしょうか……?

 さて、魚民や白木屋などモンテローザ系列の居酒屋で唐揚げが特別おいしいと感じたことはないのですが、唐揚げ専門店のからあげの鉄人の味はいかに……。名物、BIGからあげの「秘伝の特選醤油」と、「天日塩と極出汁」(税込み108円)を食べてみました。

 唐揚げの大きさは子どもの拳のような大きさで想像よりボリューミー。揚げたてなので衣はサクサクで肉質はちゃんとジューシーでした。特に、秘伝の特選醤油味の方はリピートしたくなるほどのおいしさ。

 一方、天日塩と極出汁味は塩気が足りず、物足りなさを感じました。

 ただ、からあげの鉄人はテイクアウト、デリバリーに力を入れているので、揚げたてではなく時間がたった唐揚げを食べる人が多いはず。そこで、一応テイクアウトして時間を置いた唐揚げも試食。

 特選醤油味と、天日塩と極出汁味に加えて、ねぎ塩レモン(税込み141円)も試しましたが、案の定……冷めるとおいしさは激減。衣の粉っぽさが際立ち、特に天日塩と極出汁味は味付けが薄いのでごまかしが利きません。結果、冷めたから揚げは、タレの味が濃い、ねぎ塩レモンが一番マシでした。

 ついでにとり皮(特製スパイス)(税込み218円)もテイクアウトしてみましたが、油っぽく胸焼けしそうになりました。

 店舗で揚げたてを食べるのなら大きな不満はありませんが、時間がたつとあまりにも残念な味に変貌してしまう、からあげの鉄人。また、から揚げの天才にはない手羽先(税込み108円)も食べてみましたが、小さくてややパサパサ。同じ金額ならBIGからあげを頼んだほうがお得感が得られます。

 サイドメニューには、塩ダレキャベツ、ポテトサラダ、ポテトフライ、枝豆が190円(税込み209円)で用意されています。これらは、特別お得感を感じませんでしたが、意外に酒のアテに使えたのがトッピングのタルタルソース(98円、税込み108円)。から揚げに合わせるソースですが、量がたっぷりあるので、チビチビつまめます。

 そして、からあげの鉄人最大の魅力は、アルコールがその辺の居酒屋より安いこと。生ビールは398円(税込み438円)と普通ですが、ジムビームハイボール、極旨レモンサワー、生搾りレモンサワー、梅酒サワー、ウーロンハイが198円(税込み218円)なのです。

 特に、シロップではなく生のレモンを絞る生レモンサワーが198円は太っ腹。また、日本酒、麦・芋焼酎は298円(税込み328円)とそれなりに安いです。

 モンテローザ系列の伝家の宝刀である、お通し・席代がかからないのも魅力で、ハイボール2杯に唐揚げ2個を食べて、592円(税込み652円)。1,000円以下でサクッと利用できるのです。

 コロナ禍での巣ごもり需要で巻き起こった唐揚げ専門店ブームですが、からあげの鉄人は、酒が安く飲めて揚げたてを享受できる店舗利用の方が魅力的。テイクアウトやデリバリーなら別の店のほうが……。

 テイクアウトするなら個人的には、時間がたってもおいしいから揚げが食べられるすかいらーく系列のから好しや、かつや系列のからやまを選びますね。

からあげの鉄人:総評

味 ★★☆☆☆
品数 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
また行きたい度 ★★☆☆☆

 

「串カツ田中」より「俺の串カツ黒田」に行け!? パクリメニューで光るモンテローザらしさ、破格の食べ飲み放題

 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は本場大阪の味「俺の串かつ黒田」で泥酔してきました。(取材した店舗は、モンテローザ系列の炭火焼鳥めでた家とコラボしている店舗でしたが、串かつ黒田のメニューのみを紹介します)

モンテローザ12軒目:俺の串かつ黒田

 「俺の串かつ黒田」は、もちろん人気チェーン「大阪名物伝統の味 串カツ田中」のパクリです。また、店名に「俺の」とついているあたりは、俺の株式会社が経営する「俺のフレンチ」のパクリでしょうか。

 黒田の串かつは田中と比較すると、串かつ(豚)が田中は150円(税込)のところ、黒田は120円(税抜)。また、野菜串が田中は100円(税込)で黒田では90円(税抜)……と、一見お得に感じますが、税込みで見ると黒田は99円と差がなくなってしまいます。

 しかし、黒田の串かつの具は全体的に小ぶり。れんこん串なんて、メニューの写真では円状なのに、実際は半円型とかなりケチくさい……。とはいえ、揚げたてで提供される串かつは、具が多少小さくても味そのものに大きな不満はありませんでした。

 串かつ以外では、大阪の名物料理がいくつか揃っていて、こちらも田中より黒田が安い。人気のかすうどんは田中では710円(税込、以下同)のところ、黒田は649円。肉吸いは、田中が540円に対して、黒田は473円。大阪河内名物のさいぼし(馬肉のくんせい)も田中が650円に対して、黒田は528円です。まあ、田中の肉吸いには豆腐が入っているのに黒田には入っていない、などケチ臭さは拭えないのですが……。

 いか焼(429円)も、いかの量が少なく小麦の割合が多いと感じましたが、いかにも大阪の粉ものらしいジャンクな味で、酒のアテにはぴったりでした。

 個人的に黒田で支持したいと感じた1品は、卵入りポテトサラダ(385円)です。田中のポテトサラダは490円と高め設定のわりに、じゃがいも、ゆで卵などが固形で出てきて、客が自らすりつぶすスタイル。なぜお金を払って、芋つぶしの手間を担わなければならないのか……。泥酔時にめんどくささしかありません。一方、黒田のポテトサラダは田中より安価で、最初からつぶしてある完成形。「そこは田中をパクらなかったんだ」と見直しました。

 また、お通し(275円)のキャベツは食べ放題。お通しカットなどはできないので、せめてお代わりを忘れずに……。

 アルコール類は、キリン一番搾り中ジョッキ429円、角ハイボール385円、ホッピーセット429円、カクテル407円、と田中よりも数十円安い設定。さらに、田中にはスパークリングロゼワインしか置いていないボトルもいくつか用意されています。鏡月のボトル(720ml)が1,078円で、複数で飲む場合は、はじめからボトルを入れたほうが確実にお得です。

 そして、見逃してはならないのは、黒田にあって田中にはないオリジナル串かつ食べ放題コースです。

 黒田の食べ放題コースはいくつかに分かれており、最安値はAコース90分。串かつ13種類と、おつまみ5種類が食べ放題1,078円で、120分1,617円、150分2,156円と時間ごとに価格が変わっていきます。

 また、Aコースでは食べられない高価な牛串やえび、ほたてなども食べ放題になるBコースは90分1,408円〜。これら全てのコースにプラス千円でアルコール飲み放題がつけられます。

 1人から利用できるのもありがたく、90分ひたすら食べ飲み放題して2,178円は破格ではないでしょうか?

 田中でも店舗によっては串の食べ放題が90分1,640円で実施されているのですが、平日18時までの来店で、1日30名限定、などと条件付き。黒田のほうが俄然ハードルが低く安いです。

 串カツ田中のパクリでありながら、モンテローザらしい投げやり感のある食べ飲み放題を実施している串かつ黒田。細かく比較すれば田中のほうが味のクオリティは高いと思いますが、そもそも大阪の粉もの自体がジャンクな食べ物。鮮度や職人の腕に左右される寿司や割烹などと違い、大きな差が出にくいのではないでしょうか。

 さらに、大衆酒場を意識した田中は、椅子がパイプだったりと長時間滞在だと疲れるのですが、黒田の椅子はクッション性があり、店内もゆったりしています。

 田中をやめて黒田に行け! とは言いませんがモンテローザだからと過剰に敬遠しなくてもいいかな……と。

俺の串カツ黒田:総評

味 ★★☆☆☆
品数 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★☆☆
また行きたい度 ★★☆☆☆

鳥貴族を超えた「高田どり」、しゃぶ葉まるパクの「しゃぶ食べ」……行ってよかった“モンテローザ”酒場ベスト3

 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。これまで、12店舗のモンテローザ系列の酒場で泥酔してきました。基本、味やコスパ面でがっかりの連続でしたが、「モンテローザにしては意外とよかった店」もありました。

 そこで今回は、あらためてモンテローザの優良店3店舗を紹介したいと思います。

モンテローザ優良店:しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ食べ」

 「しゃぶ食べ」は、すかいらーくグループの超人気チェーン店「しゃぶ葉」をパクった、しゃぶしゃぶ食べ放題。このお店、都内でまだ4店舗ほどしか展開していないのですが、モンテローザとは思えないサービスの良さなのです。まあ、パクリ元のしゃぶ葉の優良サービスをそのまま模倣しているのだけなのですが……。

 素晴らしいのは、アルコールの飲み放題。1,200円で100分間、生ビール、黒生ビール、酎ハイ、ウイスキー類、焼酎、日本酒、ワイン、果実酒、カクテルなどがドリンクバースタイルで全て飲み放題なのです。(ただし、店舗によって金額、内容が異なるようです)

 居酒屋の飲み放題コースは店員さんがなかなか酒を運んできてくれない、アルコールが異常に薄い……など、不満が噴出することもしばしば。しゃぶ食べのドリンクバースタイルなら、焼酎やハイボールは自分で濃く作ることが可能、カクテルのアレンジも自由自在。お代わりが面倒なら2〜3杯作ってテーブルに運んでおくも良し、と何でもあり。

 生ビールは自動サーバーなので手間いらずで、もはや酒のテーマパークと化しているのです。

 肝心のしゃぶしゃぶは、肉の質はしゃぶ葉より劣りますが、スープとタレの味が絡まればさほど気になりません。肉以外にも生野菜、鍋に入れる野菜、ポテトサラダやえだまめなどのおつまみ、カレー、肉丼、スイーツなどが食べ放題。

 会計は、最安値の三元豚コース(100分1,690円)に、アルコール飲み放題をつけて合計2,890円(+税)と、その辺の居酒屋で飲み食いするよりもお得感があります。店内はファミレスのような雰囲気なので、1人鍋でも全く恥ずかしくありませんよ。

 「鳥貴族」のパクリ店、「豊後高田どり酒場」。メニューのラインナップから均一価格設定、黄色地に赤い文字というロゴまで徹底的に模倣しています。
人気店をパクるのはモンテローザの常套手段ですが、豊後高田どり酒場がすごいところは、パクっているくせに本家を超えてしまったところなのです。

 豊後高田どり酒場は、酒、料理すべて(バカ盛りなどの例外あり)280円という価格設定。この時点で、298円均一の鳥貴族よりも安く、さらに、高田どりの方が鳥貴族より酒のグラスが大きいのです。

 また、1人から利用できる2時間1,000円(280円のお通しが付く)の飲み放題サービスも実施しています。鳥貴族にも、4人から利用できる“食べ飲み放題”2,980円のサービスがありますが、4人揃わないと利用できず、事前予約制でややハードルが高い。高田どりの飲み放題制度の方が俄然使い勝手が良いのです。

 つまみは、鳥貴族の定番人気メニューである貴族焼、よだれどり、山芋の鉄板焼き、キャベツ盛(おかわり無料)などをパクっていますが、それだけでは終わらない。なんと高田どりにはトリキにはないとりわさや、タタキなどの“肉刺し”があるのです。

 ほかにも、焼鳥屋の定番メニューでありながらなぜかトリキにはない親子丼、さらには、カレーライス、ピザ、キムチチャーハン、トルティーヤチップス、しめ鯖、煮込み、ハムカツ、赤ウインナー、とろろ蕎麦……まで。もはや鶏肉は関係ないカオスなラインナップで、全てトリキより安い280円均一。ちなみにモンテローザ系列の「鶏のジョージ」も高田どりと同じメニューです。

 鳥貴族といえば座り心地最悪の直角で固い木の椅子でおなじみですが、高田どりの椅子にはクッションがあるのも心憎いです。とはいえ、味は圧倒的に鳥貴族の方が美味いのですが、ジャンクなつまみで安く酔いたければ、高田どり、アリだと思います。

 「すしざんまい」のパクリ店、「すしざむらい」。歌舞伎町などに出店しており、すしざんまい同様、価格はやや高め。しかし、これまで魚民や目利きの銀次などモンテローザが手掛ける海鮮系居酒屋の鮮度や味、コスパの悪さに絶望してきた経験から言うと、すしざむらいはモンテローザ系列であることを忘れるくらい、きちんとした居酒屋だと思います。

 寿司は、単品1貫から注文でき、卵焼き、たこ98円、いわし、生サーモン128円、ほたて、甘海老、マグロ赤身198円、いくら258円、生うに、ぼたんえび、大トロ398円(すべて1貫)……と、すしざんまいと似たような価格帯。味も、この値段なら大きな不満はありません。

 つまみも、めひかりの唐揚(380円)やホタテ稚貝の酒蒸し(580円)といった、通好みの品がしっかり用意されていて、気が利いています。アルコール類がすしざんまいより全体的に安いのもありがたく、すしざんまいは生ビール600円ですが、すしざむらいでは490円。日本酒・白鶴も120円ほど安いです。

 激安酒場のような価格帯ではないので、とにかく安く飲みたいときには向いていませんが、モンテローザ系列の中ではずば抜けておいしいと感じました(あくまでモンテローザ系列比較です)。

 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザですが、あえて訪れたいお店もある……。どれも人気店のパクリですが、コロナ禍で飲食店経営が厳しい今こそ、持ち前の厚かましさで生き延びてほしいです!

鳥貴族を超えた「高田どり」、しゃぶ葉まるパクの「しゃぶ食べ」……行ってよかった“モンテローザ”酒場ベスト3

 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。これまで、12店舗のモンテローザ系列の酒場で泥酔してきました。基本、味やコスパ面でがっかりの連続でしたが、「モンテローザにしては意外とよかった店」もありました。

 そこで今回は、あらためてモンテローザの優良店3店舗を紹介したいと思います。

モンテローザ優良店:しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ食べ」

 「しゃぶ食べ」は、すかいらーくグループの超人気チェーン店「しゃぶ葉」をパクった、しゃぶしゃぶ食べ放題。このお店、都内でまだ4店舗ほどしか展開していないのですが、モンテローザとは思えないサービスの良さなのです。まあ、パクリ元のしゃぶ葉の優良サービスをそのまま模倣しているのだけなのですが……。

 素晴らしいのは、アルコールの飲み放題。1,200円で100分間、生ビール、黒生ビール、酎ハイ、ウイスキー類、焼酎、日本酒、ワイン、果実酒、カクテルなどがドリンクバースタイルで全て飲み放題なのです。(ただし、店舗によって金額、内容が異なるようです)

 居酒屋の飲み放題コースは店員さんがなかなか酒を運んできてくれない、アルコールが異常に薄い……など、不満が噴出することもしばしば。しゃぶ食べのドリンクバースタイルなら、焼酎やハイボールは自分で濃く作ることが可能、カクテルのアレンジも自由自在。お代わりが面倒なら2〜3杯作ってテーブルに運んでおくも良し、と何でもあり。

 生ビールは自動サーバーなので手間いらずで、もはや酒のテーマパークと化しているのです。

 肝心のしゃぶしゃぶは、肉の質はしゃぶ葉より劣りますが、スープとタレの味が絡まればさほど気になりません。肉以外にも生野菜、鍋に入れる野菜、ポテトサラダやえだまめなどのおつまみ、カレー、肉丼、スイーツなどが食べ放題。

 会計は、最安値の三元豚コース(100分1,690円)に、アルコール飲み放題をつけて合計2,890円(+税)と、その辺の居酒屋で飲み食いするよりもお得感があります。店内はファミレスのような雰囲気なので、1人鍋でも全く恥ずかしくありませんよ。

 「鳥貴族」のパクリ店、「豊後高田どり酒場」。メニューのラインナップから均一価格設定、黄色地に赤い文字というロゴまで徹底的に模倣しています。
人気店をパクるのはモンテローザの常套手段ですが、豊後高田どり酒場がすごいところは、パクっているくせに本家を超えてしまったところなのです。

 豊後高田どり酒場は、酒、料理すべて(バカ盛りなどの例外あり)280円という価格設定。この時点で、298円均一の鳥貴族よりも安く、さらに、高田どりの方が鳥貴族より酒のグラスが大きいのです。

 また、1人から利用できる2時間1,000円(280円のお通しが付く)の飲み放題サービスも実施しています。鳥貴族にも、4人から利用できる“食べ飲み放題”2,980円のサービスがありますが、4人揃わないと利用できず、事前予約制でややハードルが高い。高田どりの飲み放題制度の方が俄然使い勝手が良いのです。

 つまみは、鳥貴族の定番人気メニューである貴族焼、よだれどり、山芋の鉄板焼き、キャベツ盛(おかわり無料)などをパクっていますが、それだけでは終わらない。なんと高田どりにはトリキにはないとりわさや、タタキなどの“肉刺し”があるのです。

 ほかにも、焼鳥屋の定番メニューでありながらなぜかトリキにはない親子丼、さらには、カレーライス、ピザ、キムチチャーハン、トルティーヤチップス、しめ鯖、煮込み、ハムカツ、赤ウインナー、とろろ蕎麦……まで。もはや鶏肉は関係ないカオスなラインナップで、全てトリキより安い280円均一。ちなみにモンテローザ系列の「鶏のジョージ」も高田どりと同じメニューです。

 鳥貴族といえば座り心地最悪の直角で固い木の椅子でおなじみですが、高田どりの椅子にはクッションがあるのも心憎いです。とはいえ、味は圧倒的に鳥貴族の方が美味いのですが、ジャンクなつまみで安く酔いたければ、高田どり、アリだと思います。

 「すしざんまい」のパクリ店、「すしざむらい」。歌舞伎町などに出店しており、すしざんまい同様、価格はやや高め。しかし、これまで魚民や目利きの銀次などモンテローザが手掛ける海鮮系居酒屋の鮮度や味、コスパの悪さに絶望してきた経験から言うと、すしざむらいはモンテローザ系列であることを忘れるくらい、きちんとした居酒屋だと思います。

 寿司は、単品1貫から注文でき、卵焼き、たこ98円、いわし、生サーモン128円、ほたて、甘海老、マグロ赤身198円、いくら258円、生うに、ぼたんえび、大トロ398円(すべて1貫)……と、すしざんまいと似たような価格帯。味も、この値段なら大きな不満はありません。

 つまみも、めひかりの唐揚(380円)やホタテ稚貝の酒蒸し(580円)といった、通好みの品がしっかり用意されていて、気が利いています。アルコール類がすしざんまいより全体的に安いのもありがたく、すしざんまいは生ビール600円ですが、すしざむらいでは490円。日本酒・白鶴も120円ほど安いです。

 激安酒場のような価格帯ではないので、とにかく安く飲みたいときには向いていませんが、モンテローザ系列の中ではずば抜けておいしいと感じました(あくまでモンテローザ系列比較です)。

 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザですが、あえて訪れたいお店もある……。どれも人気店のパクリですが、コロナ禍で飲食店経営が厳しい今こそ、持ち前の厚かましさで生き延びてほしいです!

「すしざんまい」パクリの「すしざむらい」は良心酒場!? モンテローザでまさかの「至福の時間」が訪れた!

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、歌舞伎町や千葉、横浜で3店舗展開している「すしざむらい」で泥酔してきました。

モンテローザ11軒目:すしざむらい

 すしざんまいは、寿司と居酒屋メニューが味わえる、いわば寿司居酒屋。店名を見れば一目瞭然ですが、「すしざんまい」のパクリです。

 モンテローザ系の海鮮居酒屋といえば、元祖は「魚民」、近年では「目利きの銀次」が幅を利かせていますが、正直どちらも海鮮の鮮度や味の割に価格が高く、満足感が低い……。これらの前例から、すしざんまいをパクったすしざむらいも、どうせいつものモンテローザクオリティだろうと全く期待していなかったのですが、意外にも良質酒場でした。

 すしざむらいのメインメニューは寿司。単品1貫から注文でき、玉子焼、たこ98円(税抜、以下同)、いわし、生サーモン128円、ほたて、甘えび、本鮪赤身198円、いくら258円、生うに、ぼたんえび、大トロ398円(すべて1貫)……と、すしざんまいと似たような価格帯です。

 天然本鮪は、赤身から大トロまで5種類。198円の赤身と、298円の中トロを食べてみましたが、ネタが分厚くてケチくさくなく、中トロは脂が甘くておいしかったです。ほかにも128円のいか、198円のかんぱちなどを試してみましたが、どれも値段相応のちゃんとした寿司でした。

 手巻きも食べごたえがあり、パリパリの海苔の食感が酒のアテになります。納豆巻やかっぱ巻は150円、とろたく巻やねぎとろ巻は250円とリーズナブルです。これらを細巻きにするとプラス100円です。

 もちろん、寿司のクオリティはパクリ元のすしざんまいの方が上手と感じましたが、とはいえ、これまで魚民のしょぼい寿司や目利きの銀次の雑な海鮮料理など、モンテローザの海鮮居酒屋にがっかりさせられてきた身としては、すしざむらいはモンテローザ系列であることを忘れるくらい、きちんとした居酒屋に思えました。

 すしざむらいは、比較的安価で本格的な握りが食べられることを売りにしていますが、とはいえ激安酒場のような価格帯ではないので、とにかく安く飲みたいときには向いていません。むしろ、会計をケチって最安値の98円の寿司(玉子焼、たこ、いかげそ、びんとろ)ばかり食べても、すしざむらいのポテンシャルを享受できないので、マグロや128円以上のネタをしっかり食べて、寿司欲を満たすのが正解ではないでしょうか。

 また、居酒屋メニューもちゃんと海鮮に特化したセレクトで驚きました。モンテローザといえば、海鮮居酒屋だろうが普通の居酒屋だろうが、バカの一つ覚えのようにアヒージョやもつ鍋を押し出しているのですが、すしざむらいはストイックに海鮮居酒屋を貫いています。

 しまホッケ炙り焼(680円)や、かにみそ甲羅焼(580円)などは目利きの銀次でも食べられますが、めひかりの唐揚(380円)やホタテ稚貝の酒蒸し(580円)なんかの通好みの品もしっかり用意されていて、モンテローザにしては気が利いているのです。

 中でも酒のアテに最強だったのは、カマの煮付け(680円)。日本酒を飲みながら、味が染みた魚の身をほじりながらチビチビつまむ時間は至福です……。

 さらにありがたいのは、アルコール類がすしざんまいより全体的に安いこと。すしざんまいは生ビール600円ですが、すしざむらいでは490円。日本酒・白鶴も120円ほど安いです。とにかくコスパよく酔いたいなら、鏡月のボトルが1,280円で用意されています。

  すしざむらいは、寿司1貫から頼める自由度の高い酒場。1人カウンターで2〜3貫つまんで帰るもよし、団体なら宴会コースが3,500円(飲み放題付き4,000円)から選べます。タッチパネル注文なので、カウンター寿司屋のような、職人に声をかけて注文しなければならない緊張感もありません。

 多少値ははりますが、魚民でどうでもいいツマミに数千円支払うくらいなら、すしざむらいで寿司を食べたほうが幸福度が高いのではないでしょうか。

すしざむらい:総評

味 ★★★☆☆
品数 ★★★☆☆
雰囲気 ★★★★☆
コスパ ★★☆☆☆
また行きたい度 ★★☆☆☆

「すしざんまい」パクリの「すしざむらい」は良心酒場!? モンテローザでまさかの「至福の時間」が訪れた!

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、歌舞伎町や千葉、横浜で3店舗展開している「すしざむらい」で泥酔してきました。

モンテローザ11軒目:すしざむらい

 すしざんまいは、寿司と居酒屋メニューが味わえる、いわば寿司居酒屋。店名を見れば一目瞭然ですが、「すしざんまい」のパクリです。

 モンテローザ系の海鮮居酒屋といえば、元祖は「魚民」、近年では「目利きの銀次」が幅を利かせていますが、正直どちらも海鮮の鮮度や味の割に価格が高く、満足感が低い……。これらの前例から、すしざんまいをパクったすしざむらいも、どうせいつものモンテローザクオリティだろうと全く期待していなかったのですが、意外にも良質酒場でした。

 すしざむらいのメインメニューは寿司。単品1貫から注文でき、玉子焼、たこ98円(税抜、以下同)、いわし、生サーモン128円、ほたて、甘えび、本鮪赤身198円、いくら258円、生うに、ぼたんえび、大トロ398円(すべて1貫)……と、すしざんまいと似たような価格帯です。

 天然本鮪は、赤身から大トロまで5種類。198円の赤身と、298円の中トロを食べてみましたが、ネタが分厚くてケチくさくなく、中トロは脂が甘くておいしかったです。ほかにも128円のいか、198円のかんぱちなどを試してみましたが、どれも値段相応のちゃんとした寿司でした。

 手巻きも食べごたえがあり、パリパリの海苔の食感が酒のアテになります。納豆巻やかっぱ巻は150円、とろたく巻やねぎとろ巻は250円とリーズナブルです。これらを細巻きにするとプラス100円です。

 もちろん、寿司のクオリティはパクリ元のすしざんまいの方が上手と感じましたが、とはいえ、これまで魚民のしょぼい寿司や目利きの銀次の雑な海鮮料理など、モンテローザの海鮮居酒屋にがっかりさせられてきた身としては、すしざむらいはモンテローザ系列であることを忘れるくらい、きちんとした居酒屋に思えました。

 すしざむらいは、比較的安価で本格的な握りが食べられることを売りにしていますが、とはいえ激安酒場のような価格帯ではないので、とにかく安く飲みたいときには向いていません。むしろ、会計をケチって最安値の98円の寿司(玉子焼、たこ、いかげそ、びんとろ)ばかり食べても、すしざむらいのポテンシャルを享受できないので、マグロや128円以上のネタをしっかり食べて、寿司欲を満たすのが正解ではないでしょうか。

 また、居酒屋メニューもちゃんと海鮮に特化したセレクトで驚きました。モンテローザといえば、海鮮居酒屋だろうが普通の居酒屋だろうが、バカの一つ覚えのようにアヒージョやもつ鍋を押し出しているのですが、すしざむらいはストイックに海鮮居酒屋を貫いています。

 しまホッケ炙り焼(680円)や、かにみそ甲羅焼(580円)などは目利きの銀次でも食べられますが、めひかりの唐揚(380円)やホタテ稚貝の酒蒸し(580円)なんかの通好みの品もしっかり用意されていて、モンテローザにしては気が利いているのです。

 中でも酒のアテに最強だったのは、カマの煮付け(680円)。日本酒を飲みながら、味が染みた魚の身をほじりながらチビチビつまむ時間は至福です……。

 さらにありがたいのは、アルコール類がすしざんまいより全体的に安いこと。すしざんまいは生ビール600円ですが、すしざむらいでは490円。日本酒・白鶴も120円ほど安いです。とにかくコスパよく酔いたいなら、鏡月のボトルが1,280円で用意されています。

  すしざむらいは、寿司1貫から頼める自由度の高い酒場。1人カウンターで2〜3貫つまんで帰るもよし、団体なら宴会コースが3,500円(飲み放題付き4,000円)から選べます。タッチパネル注文なので、カウンター寿司屋のような、職人に声をかけて注文しなければならない緊張感もありません。

 多少値ははりますが、魚民でどうでもいいツマミに数千円支払うくらいなら、すしざむらいで寿司を食べたほうが幸福度が高いのではないでしょうか。

すしざむらい:総評

味 ★★★☆☆
品数 ★★★☆☆
雰囲気 ★★★★☆
コスパ ★★☆☆☆
また行きたい度 ★★☆☆☆

日本一緊張感がない酒場「白木屋」、モンテローザの象徴で“雑に酒を飲む”という至福! 居酒屋ブームの火付け役はいま……

 酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、モンテローザの象徴的酒場、居楽屋「白木屋」で泥酔してきました。

モンテローザ10軒目:白木屋

 白木屋は、1983年に東京・中野南口駅前に1号店をオープンし、93年には100号店を達成。モンテローザグループの起源となった居酒屋、否、“居楽屋”です。なんと、居酒屋の定番メニューである「鶏なんこつの唐揚げ」と「たこわさ」は、白木屋が発祥だそうです。

 そんな居酒屋ブームの火付け役となった白木屋ですが、庶民から愛され求められていたのは一昔前。時代の移り変わりとともに磯丸水産や鳥貴族など、新しい酒場が登場してはブームになり、白木屋のチェーン居酒屋界での地位は下降の一途……。より安く、おいしいものを食べたいというコスパを重視する風潮を無視して、いまだに安いわけでもうまいわけでもない中途半端メニューで勝負しているのだから仕方ないのかもしれませんが。

 白木屋のアルコール類は、一番搾り中ジョッキ398円(税抜、以下同)、レモンサワー420円、ウーロンハイなどの定番サワーが398円……と、大衆的な酒場にしては若干高め。雰囲気のいいおしゃれなお店なら文句言いませんが、鳥貴族の298円均一に慣れている現代人にとってはやや抵抗がある価格帯ではないでしょうか。

 安さを求めるなら、ジムビームハイボール(298円)や、オリジナルむぎ焼酎白木屋(298円)を。この「白木屋」という焼酎は、ロック、水割り、炭酸割り、お湯割り……どの飲み方を選んでも同価格。タッチパネルで選べます。

 複数で飲むならボトルを頼んだほうがお得。安いのは700mlで1,148円の鏡月ボトルですが、酔いたいなら鏡月よりアルコール度数が高く(25度)、720mlで1,698円の泡盛大神が手っ取り早そうです。

  また、期間限定ではありますが、ポテトフライ食べ飲み放題というサービスが120分980円と破格。コスパを重視するならこのサービス一択かと……。また、3種類の唐揚げとハイボール食べ飲み放題も60分999円で開催されています。

 白木屋のつまみは、刺身、焼き鳥、だし巻き卵、ポテトフライ……など居酒屋の王道メニューが中心。価格はアルコール同様、安酒場よりは100円〜200円ほど高めで、オリジナリティや個性をあえて出さないようにしているのか、冒険しているのは、富山ブラックまぜ麺(798円)くらいです。

 1人飲みなら、料理を何品も頼むより、モンテローザ名物のもつ鍋がお得です。1人前(880円)から注文可能で、具はもやしでカサ増しされていますが、ちゃんともつが3〜4個入っていて、一口サイズの豆腐入り。九州醤油仕立てのスープが濃厚で酒のアテになります。

 300円程度で味がいいと感じたつまみは、味付け半熟玉子(298円)。半熟玉子にネギとマヨネーズがトッピングされている定番の品ですが、ネギが食感のアクセントになり、かつ食べごたえもあります。プラス100円で味玉が入ったおつまみ3種盛りも用意されているのですが、残りの2品がキムチとメンマというしょぼさなので(せめてチャーシューがほしい)、半熟玉子単品の方がお得感があります。

 また、子持ちししゃも(298円)も、小ぶりですが熱々のうちに食べればほくほくで美味。マヨネーズがたっぷりついてくるのもありがたく、値段相応の満足度でした。

 無個性なメニューが並ぶ中、唐揚げの卵とじ(398円)は、ちょっと攻めています。しかし、食べてみると濃厚な味付けの卵のせいで唐揚げの良さを台無しにしていて、飾られた三つ葉も枯れていました。

 アルコールの値段がやや高く、料理も系列店の魚民や笑笑同様、残念なクオリティの白木屋。しかも、お通し代に350円も取られます。

 おいしい酒と食事を求めるなら別の店に行った方がいいのは明白なのですが、どうでもいい空間で一切の気負いなく、雑に酒を飲むというのもある種の至福。

 例えば、はやりの店で1人飲みすると、まわりの客がおしゃれな美男美女ばかりだったりして、なんとなく虚しい気持ちになることも。また、しっかりおいしいお店だと、ちゃんと料理と向き合わないと……、インスタ用の写真を撮らないと……、などと心底リラックスできません。

 白木屋には、おしゃれな客も映える料理も皆無。日本一緊張感がない酒場なので、スマホでYouTubeでも見ながら、適当に飲み食いしたい日に最適なのです。

白木屋:総評

味 ★★☆☆☆
品数 ★★★☆☆
雰囲気 ★☆☆☆☆
コスパ ★★☆☆☆
また行きたい度 ★☆☆☆☆

「いきなり!ステーキ」をパクった「カミナリステーキ」は“飲み屋”として優秀だった! 「日高屋」超えの良コスパおつまみに衝撃

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、都内と埼玉県に数店舗あるカミナリステーキで泥酔してきました。

モンテローザ9軒目:カミナリステーキ

 カミナリステーキは言わずもがな、ペッパーフードサービスの「いきなり!ステーキ」のもろパクリ。なぜ「カミナリ」なのかわかりませんが、「いきなり」と語感が似ていれば何でもよかったのでしょう。

 いきなり!ステーキは、ステーキのトッピングのコーンをブロッコリーに変更できるサービスがあったりと、糖質制限ダイエットをしている人たちの強い味方としても人気を博しました。しかし、カミナリステーキは、トッピングはコーン一択。それどころか、カレーやラーメンなど、ダイエットとは真逆の高カロリーメニューだらけなのです。

 ワイルドビーフカレー(680円・税抜/以下同)、ローストビーフ丼(並880円)、富山ブラックまぜ麺(800円)、極太牛白湯塩ラーメン(880円)、ステーキ屋のスタラー丼(880円)……と、糖質・カロリー制限とは無縁の太りそうな食べ物ばかりで勝負しています。

 ただ、そのメニューの節操のなさが功を奏して、酒のアテになるおつまみメニューも豊富。飲み屋としては、いきなり!ステーキよりも使い勝手がいいのです。

 カミナリステーキの牛肉は、特別肉質がいいわけではないので、200g1780円の「ヒレステーキ」を食べても値段相応の満足感が得られません。むしろ、590円の「おつまみ牛カットステーキ」をアテにワインを飲むくらいがちょうどいい。おつまみサイズとはいえ、熱々の鉄板で提供され、ステーキ屋っぽい気分が味わえます。

 アルコールは生ビール(中ジョッキ)が490円、角ハイボール、黒ウーロンハイ、青汁ハイ、フルーツ青汁ハイ、生搾りレモンサワーなどが390円……と、普通の居酒屋価格。

 特にお得感があるのが、ハウスワイン。グラス(120ml)290円です。いきなり!ステーキではグラス1杯495円なので、良心的に感じます。

 ボトルワインは2,000円から用意されていますが、持ち込みも可能。持ち込み料は888円で、こちらも、いきなり!ステーキの持ち込み料(開栓料)より212円安いです。

 複数人でしこたま飲むなら、最初からスーパーで売っている3リットルの激安箱ワインなどを持ち込んだ方が安く済みますね(1本につき持ち込み料がかかるので、いくら安ワインでも何本も持ち込むと損。箱ワイン一つで完結させましょう)。

 ほか、つまみメニューは、「おつまみねぎ塩牛タン炭火焼」(490円)がアタリ。ガーリックチップがいいアクセントになり、酒のアテとして優秀でした。量は少なめですが1人飲みなら問題ないです。

 また、特別期待をしていなかった「おつまみチャーシュー」(450円)が、意外にも良コスパで衝撃。チャーシューがてんこ盛りで、とろとろの味玉付き。チャーシューは、一度鉄板で炙ってから提供されるので、日高屋などのおつまみチャーシューより高級感がある味わいです。ただ、味がかなり濃厚なので、ワインよりは、ビールやサワーのアテに……。

 ほかにツマミにほどよいのが「サラダ/スモール」(170円)。200円以下で生野菜を摂取できるのはありがたく、ドレッシングも2種類用意されています。枝豆が290円で提供されていますが、こちらのスモールサラダのほうが安くて満足度と栄養価が高いです。

 そして、カミナリステーキはモンテローザ系列の伝家の宝刀、お通し・席料がないのも魅力。ステーキ屋だから当然なのですが、グラスワイン1〜2杯&おつまみを食べて1,000円程度で帰れるのは、モンテローザ系列の中では優良店といえるのではないでしょうか。

 ステーキ屋としては微妙ですが、サクッと飲む酒場としての使い勝手はいいカミナリステーキ。人様の店の業態をパクるのは感心しませんが、大量閉店が相次ぐ飲食業界の中でも、どうか生き延びて……と強く願って店を後にしました。

カミナリステーキ:総評

味 ★★☆☆☆
品数 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★☆☆
また行きたい度 ★★☆☆☆