松岡修造、選手以上のコンディションで見せた、オリンピック中継の妙技

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『ソチオリンピック2014』(テレビ朝日系)公式サイトより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎いつでも修造!
 オリンピック。それは松岡修造の活動期。今回もテレ朝のメインキャスターを務める彼は、「ソチを呼んでみましょう。どうですか現地は?」と呼びかけると、昼だろうが夜だろうが真夜中だろうが朝方だろうが、いつでも必ず出てくる。24時間スタンバイ。そしてどの選手よりも常に一番いいコンディション。テンションもK点越えだ。モーグル女子の決勝の中継で、CM明け、画面に映り込んだADを、「だ、へッ、たッ」と、野良猫にやるように奇声を上げて追い払っていた。もう演者の域を超え、フロアDの役割まで果たしているのである。そのうち、カメラも中継も編集も全部1人でやり出すかもしれん。五輪以上の大車輪。梅に鶯。柳に燕。牡丹に唐獅子。修造にオリンピック。日本に根差した風景が、ここにある。

「サムラゴウチ」を生み出してしまった、我々の歪んだ欲望とは?

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佐村河内守作曲 交響曲第1番≪HIROSHIMA≫全国ツアー公式サイトより

◎物語必須時代のひずみ
 ことの発端は、あの「サムラゴウチ」っていう、妙に迫力ある苗字にあったのかもしれん。「何かあり気じゃね? オレ」つって。しかし、18年間の澱をぶちまけたゴーストライター氏の表情の清々としていたこと。まあ……この佇まいじゃあ「被災地の為に交響曲をひとつ」って話は来ないよなぁ。「物語」もひっくるめないとモノが売れん時代だから。そうした歪みがサムラゴウチ氏を生み出してしまったと。「ちょっとイイ話」「泣ける話」を追求しすぎる世が悪い。全部私たちが悪いのだ! 違います。悪いのはこの人達ですね。

 話をサムラゴウチ氏に戻すが。芝居がかってるよなぁ。「障害」がもう何か「権利」に見えてくる。そういう人に手を出しちゃイカンって、Nスペは『奇跡の詩人』(NHK)でまだ懲りなかったのか。いや、もしかしてもう1人いるのか? 三部作か?

 世に「イイ話」を過剰に求める風潮がある限り、このテの付け込み詐欺は続くのだ。もう要らないよ。おなかいっぱい。イイ話、カッコ悪いよ。

「万能細胞」発見の女性研究者に予期する、意外なもう1つの才能とは?

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神戸新聞社(kobedigital)YouTubeより

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◎装いも画期的だった!
 画期的発見! 「万能細胞」。弱酸性溶液に浸すだけ。クックパッドか。この偉業を成し遂げたのは、30歳の女性研究者。速報で姿を見たら、巻き髪にパーリーなアイシャドウ。ピアスは開けずパールのイヤリング。カリオストロ伯爵風のデカい指輪。おまけに白衣の代わりに割烹着。……世紀の発見を成し得た科学者というよりは、何かこう『ほんまでっか!?TV』(フジテレビ系)感が強い。イジりやすそうな、また付き合いも良さそうな印象。これからバラエティでひっぱりだこになるんだろうなぁ。「一切出ない」という選択肢もあるのだが。

 しかし、こういうグループ研究での、発見者の「取り分」てどうなるんだろ。バラエティで稼がにゃならんかどうかも含め、新星がスパークしていく、その貴重な推移を見守りたい。

水嶋ヒロが口にした「幸せです」の言葉に感じてしまった、戦慄とある予感

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映画『黒執事』公式サイトより

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◎水嶋ヒロに既視感
 映画『黒執事』のプロモーションで、久々にいろんなテレビ番組に出ていた水嶋ヒロ。別に容姿が著しく衰えたワケでもないし、言っていることも清く正しい正論なのだが。しかし、テレビというのは、そこに映る人の「空気感」を如実に伝えてしまう恐怖のメディア。都知事選の泡沫候補などを見るとわかりやすい。こういう物件が映し出される時の残酷さたるや、ほかのメディアの比ではないのだ。

 「この作品に携われて幸せです」と語る水嶋ヒロは、もう「ヤバー」の洪水。どこがどうと具体的に指摘できないところが、さらに拍車をかける。この状態、何かに似てると思ったら、洗脳騒動の時のX JAPANのToshlと同じだ。口にする言葉が理路整然としている割には、立て板に水で、人にまったく内容が伝らないところなんかもうそっくり。本当に、あそことつながってんじゃないだろうな。アダ名はやっぱり「アゴ男」なんだろうか。「ケツアゴ男」か。

 それより一番気になるのは、小説家を目指していた話が、まるでなかったことのようにキレイさっぱり脳内消去されていた点だ。都合の悪いことはなかったことにしてしまう、この消去力の強さ。動かぬ証拠。たとえどこにも入ってなかったとしても、これは社会的に見て「入信」といえよう。どこだ。どこに入った。案外「教祖・絢香」か。オルグ力強そうだしな。灯台下暗し。ってもう決めつけているわけだが。

「関ジャニ∞・丸山隆平」ゆえに気づきづらい、父再婚劇のただならぬ生臭さ

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ある意味“脱臭剤”な丸ちゃん

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◎ジャニタレお家騒動の展望
「キミが好きだ!」
「そんな……、私はあなたのお父様の花嫁です」
「でも、好きなんだ!!」
――あなたが嫁いだのは、年上の優しい夫。でも彼には、あなたと同世代の息子がいて……。それは、タブーを超えた運命なのか。携帯サイト『父の花嫁』。「花嫁」、で検索。

 って、何か新しい携帯ゲームシリーズの宣伝なのかと思った関ジャニ∞・丸山隆平の父の再婚劇。ま、「関ジャニ丸山」だからそんなに生臭くなかったけど。でももしかして、これを受けてのこのゲーム、実際に動き出してるような気がする。……ジャニーズにまた新ジャンルのビジネス誕生となるか。

綾瀬はるかがSK‐IICMで見せた“挑発”に、ツッコまざるを得ない理由

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SK‐IIオフィシャルサイトより

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◎2014年、綾瀬、行きます!
 すべてが極彩の天然色に彩られた綾瀬はるか。『紅白』(NHK)といい、公開されたグリコの年賀状といい、新年早々スパークし続けてるなぁ。SK‐IIのCMでも「年齢? 気にならない!」つってた。ったりめぇだろ。そこにSK‐IIの手柄は一切感じられん。

 何だろう、この唐突なボケ連打は。業界全体で「今年の綾瀬はるかはボケで行く!」と足並みを揃えたということなのか。目的は? オチは? 誰得か? 全て謎だが、面白いことだけは確か。とことんついて行くことにする。

『ビッグダディ』が失ってしまった、“大家族モノ”の様式美

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林下清志(ビッグダディ)公式ブログより

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◎さよなら、ダディ
 『ビッグダディ』(テレビ朝日系)最終回……絶対だな!? 絶対最終回なんだな!? 言ったからには終わってもらうからな!! ま、テレ朝的には「また次の大家族探します。どうもごちそうさまでした」ってことなんだろうが。「このまんまじゃ終わらせねぇ!」と、当のビッグダディ本人だけが鼻息荒い。「元祖元妻(何だそれ)」推し、「手料理」推しと、これらで何とか突き抜けたいという、はやる気持ちが見て取れる。

 でもなぁ。小バエが群れ飛ぶむさ苦しい台所で、雑な食事を作ってるだけの描写だけではどうにもこうにも。大家族モノの醍醐味は、やっぱり走り回るガキ、荒んだ家、馬車馬のように働く大人たち、この三位一体のマリアージュあってこそ。成長し聞き分けの良くなった子どもたちが静かに映ってるだけじゃあ、最終回を迎えるのは仕方ない。

 料理も元嫁も、一通りの模索が頓挫したらこの人、ファミリーホーム作って里親とかやり出すんじゃないだろうか。「オレにできることは、ビッグダディであり続けることだけ!」なんつって。そのうちひきこもりや不良少年とか集め出して、何か平成の戸塚ヨットスクールみたいなの作ったりしないだろうな。……私たちは今、嫌な萌芽を見ているのかもしれない。

実の父親探しにひと波瀾を予感させる、喜多嶋舞のトンデモないタマ

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『女優・喜多嶋舞 愛/舞裸舞 映画「人が人を愛することのどうしようもなさ」より』/東映ビデオ

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◎香取×ファッションの違和感
 好きが高じて服の本を出した、SMAP・香取慎吾。身に着けたものがその都度話題のおスター・キムタク、洒落者のイメージが定着している稲垣吾郎、古着に一家言ある草なぎ剛、ゆきゆきて、私服な中居正広と、メンバー各々が服に対して独自のベクトルを描く中、何か派手なカッコしてるイメージはあるが、あんまりコンセンサスが取れていない香取。「オレが一番服買ってるのにィィィ!!」という血の叫び。質より量か。「これはイザベル・マランのレディースで」なんつって、金はかかってるだろうがキテレツな印象しかない私服でワードローブを語る香取。もはやガタイのいいドン小西にしか見えない。

優勝賞品と副賞が物語る、『THE MANZAI』が『M‐1』を越えられない理由

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『THE MANZAI』公式サイトより

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◎滑り倒すフジセンス
 『M‐1』の頃は、年末にガッと決まって、その後の正月番組に立て続けに出ることで、何かこう「お笑い界に、新たなスター誕生!」て感じで盛り上がったもんだが。『THE MANZAI』ねぇ。去年優勝したの誰だっけ。

 『M‐1』の頃は「賞金一千万」てのが枕詞となり、売れていない現状との対比もドラマティックだったが。「優勝賞品・フジテレビのレギュラー番組」て。しょぼ。番組名さえハッキリしてない。去年優勝したコンビも何に出てるのか五里霧中だし。芸人にとっちゃ、これ日テレの方が有難いんじゃないか。「副賞は日清のカップ麺10年分で~す」てのもなぁ。相撲で優勝した力士が「米一年分」とかもらってる画ヅラは面白いが。これはスベってるようにしか見えん。「ありがたくねぇ」の印象はスポンサーとしても心外だろうし。

 「サーキットランキング」だの「ワイルドカード」だの「国民ワラテン」だの。変な自我滲み過ぎのルール用語も、浸透する気配まったくナシ。こういうのが浸透しないと、お前ら『M‐1』出ろよ」みたいな「慣用句」にならないんだよなぁ。

 あんなに市民権があったモノが、フジテレビが扱ったとたんコレか。て、フジテレビを持ってくるとオチやすいなー。ホント助かる。来年もヨロシクね。

国民的イベントもどきの量産体制に入った日本テレビ、一方フジテレビは……

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『ロボット日本一決定戦!リアルロボットバトル』(日本テレビ系)公式サイトより

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◎浅さでは負けない日テレ
 『ワラチャン!』に『リアルロボットバトル』に『歌唱王』に『頭脳王』かぁ。欲張るなぁ日テレ。何かウチ発信で国民的イベントになるもん作れねぇかな。とりあえず片っ端から立ち上げてみっか! そんな感じ。アグレッシブといえばアグレッシブだが、浅いといえば限りなく浅い。『鳥人間』はもう旨みないしな。なるべく裁判にならない、リスクの少ないヤツで! そんな血の叫びが聞こえる。

 ま、浅かろうが何だろうが、アグレッシブなだけいい気もするが。フジテレビなんか、もう一切のやる気なし。大みそか、夜7時から、ありものVTRでのスポーツ特番を早々に決定。やる気がないどころか、生きる気すら感じられない。尊厳死か。