<p> テレビの世界、特にバラエティ番組において、“自虐キャラ”は必要不可欠な存在と言えるだろう。自虐キャラの大前提は「本業が成功していること」である。数字(視聴率やセールス)を持っている人が自虐的に振る舞うことで、「こんなすごい人なのにフツウっぽい」と視聴者は親近感を得たり、好感を抱くのだろうが、男性タレントと女性タレントでは自虐の方向性が違うことに気づく。</p>
<p> タレントの小島慶子といえば、「女子アナ嫌いの元女子アナ」であることに加え、「母親との関係に悩んだこと」でも知られている。</p>
<p> 夫の悪口を言うのは、既婚女性の一種のレクリエーションである。話すことでストレスが解消されるし、聞く側としても、妻の口から出る夫の悪口はどれも似通っているから、「うちだけじゃない」と妙な安心感を覚えたりする。</p>
<p> 「週刊少年ジャンプ」(集英社)のテーマは、「友情・努力・勝利」だが、女性誌が好きなテーマといえば、「挫折・努力・成功」ではないだろうか。</p>
<p> ちょうど去年の今頃、保田圭の『美ブス婚 最下位娘。の婚活物語』(ワニブックス)のレビューを書いた。国民的アイドルグループ・モーニング娘。の一員でありながら、『うたばん』(TBS系)で、司会のとんねるず・石橋貴明やSMAP・中居正広から、外見について執拗な「かわいがり」を受けているのが不憫だったので、結婚が決まってよかったと本を手に取ったが、読後感は決していいとは言えないものだった。「日本人でもトップ10に入るくらいブスといわれている」をはじめとする自虐は「そんなことないよ」待ちにしか感じられなかったし、モテ女子について「すごい」と持ち上げながらも、その一方で「金に汚い」「ずるい」と感じられるエピソードをはさむあたり、怨念に似たものを感じさせる。</p>
<p> 週刊誌は定期的に、好きな女子アナ・嫌いな女子アナランキング組んで、なぜその女子アナが人気、もしくは不人気なのかを識者にコメントさせるが、それを読んでいると気付くことがある。男性週刊誌と女性週刊誌ではランキングに並ぶ女子アナが違うのはもちろん、コメントで使われる語彙が、まったく違うのだ。</p>
<p> ぶりっ子キャラは、選ばれし人間だけが担える役どころである。まず、ぶりっ子にふさわしいのは、小柄で小動物的な容姿。宝塚の男役出身のような長身で顔のつくりが派手なぶりっ子には会ったことがない。さらに若さも大切である。20代はよくても、30歳をすぎると、男性に対するぶりっ子キャラの効力はなくなるように思う。</p>
<p> 美点に見えて、実はそうでもないのが、恋愛における“一途”な性格だと思う。なぜなら、恋愛上手とは、裏切り上手だから。ライバルの出現、サプライズ、自分、もしくは相手の心変わり――こういった裏切りは、恋愛のマンネリを防ぎ、嫉妬心を喚起して2人の関係を盛り上げる要因にもなるが、一途な人は、私は裏切りませんと白旗を上げているようなものなので、相手に物足りなさや重さを感じさせることもある。つまり、一途な人は「捨てられやすい人」と言えるだろう。</p>
<p> 女子アナってすごい。『新チューボーですよ!』(TBS系)は、彼女たちの底力をまざまざと見せつけられる番組である。この番組は、“巨匠”堺正章がプロのシェフに教えを乞い、料理を作るスタイルだが、1994年の番組開始以来、TBSの人気女子アナ(雨宮塔子、外山惠理、木村郁美、小林麻耶、枡田絵里奈)が歴代アシスタントを務めてきた。しかし、2013年11月に枡田アナが卒業してからは、アシスタントはすみれ、森星とタレントが担当することになり、こうなってみると、女子アナとの実力の差が浮かび上がってくる。</p>
<p> 誰にも迷惑かけてないし、心の中で満足しているんだから、いいと思うんです――美魔女問題は、初代グランプリ美魔女、草間淑江氏の一言で全て解決できると思うのだが、お笑い芸人・小籔千豊はどうしても彼女たちを捨て置けないようである。インスタグラムに「今日のネイルだょ」と題して、自らの素爪をアップするなど、女性を痛烈に皮肉っている。『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)においては、美魔女に対して以下のように主張した。</p>