今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
■「親の顔が見たい」はお気の毒
三田佳子さんの次男さんが「アイドル」の「愛人さん」に暴力を振るっていたことが話題ですね。みのもんたさんの時もそうでしたが、息子さんはもう立派な大人でいらっしゃるのに、まだ親御さんが非難されるのはお気の毒としか言いようがないです。
そこで、ヤクザの子育てについてご紹介してみたいと思いました。「親の顔が見たい」と言ったら、ヤクザが来た……というのは、ちょっとコワいですかね(笑)。もちろんヤクザといってもいろいろですから、子育てもいろいろなわけですが、最近は特に格差がすごいなあと実感しています。
だって東大・京大クラスはゴロゴロいますし、「第一希望は東京外大だったけど落ちたから早稲田」みたいな子も少なくありません。さらには弁護士さんになって、親御さんや若い衆の刑事事件で弁護するお子さんもいらっしゃるんですよ。
でも、こういうお子さんたちは決してビシビシしつけられた感じでもなく、お父さん(=リアルヤクザ)ともうまくやれています。うちの子どもたちも勉強はそれほどでもないですが、オットを好きですよ。やっぱり単なるミエではなくて、「自分が勉強できなくてヤクザになるしかなかったから、子どもたちには苦労をさせたくない」という親心から教育熱心になるヤクザは多い気がします。昭和ヒトケタ以上の世代だと、字が読めない人も珍しくありませんでしたしね。
そもそもヤクザになるような家庭環境では勉強もできないことが多いので、たいていは少年院や刑務所で読み書きから覚えさせられることになります。こういう経験をすると、「自分の子どもには、こういう目には遭わせたくない」と思うようになるのでしょう。
そもそも「親分」と呼ばれる人は、学校に行っていないだけで、もともと頭がいいのだと思います。だから読書好きも多いし、お子さんの教育にも熱心なんですね。留学している子どもさんも多いです。海外のVIPのご令息たちとサラっと友だちになって、英語で連絡を取り合っている例も珍しくありません。
一方で、三田さんの次男さん以上に甘やかされている子どもたちがいるのも残念ながら事実です。最近はヤクザもシノギが細くなってますが、以前は三田家のお小遣い(1日15万円)よりも多いお小遣いをあげている親分はたくさんいました。
ほとんど妾宅にいるので、お子さんと顔を合わせることはなく、その後ろめたさもあるのかもしれませんが、多額のお小遣いをあげるだけの関係なんですね。こういう環境だと、ワルガキのまま一生を終えることになります。オットの知り合いの息子さんは、小さな頃から犬や猫を殺したり、クラスメートに大けがをさせたりしていましたが、ついにカタギさんを殺して無期懲役の判決を受けました。それで、「オヤジがヤクザだからオレの罪も重くされた」とか言っちゃうんですから、始末に負えません。
これは極端な例ですが、イジメなどの問題で担任から呼び出しがあっても、夫婦そろって応じず、高校も行かせないで高級外車を買い与え、交通違反は子分に肩代わりさせるのも当たり前。若い衆から覚醒剤をもらう子もけっこういると聞いています。
親がいつまでも生きているわけではないですし、今は多額のお小遣いもあげられなくなっているでしょうから、どうなってしまうんでしょうね。個人的には三田さんの息子さんの更生よりも、ヤクザジュニアのほうが心配です。