セクシー美女のライブ動画配信に2億円貢いだ! 中国で続発する巨額横領事件と“習近平政権”の影

 最近、中国では「打賞」という新語が流行している。その意味は、ネット上でライブ動画配信を行っている配信者に、視聴者がお金をプレゼントすることを指す。現地では、こうした視聴者からの打賞によって、1日で数千万円を稼ぐ動画配信者の存在も知られている。

 配信者に巨万の富をもたらす一方、視聴者の一部には配信者に夢中になる余り、犯罪によって打賞の資金を確保しようとする者が続出している。

「楚天都市報」(10月28日付)によると、湖北省の大学で会計経理を担当していた男が、大金を横領した容疑で逮捕、起訴された。報道によれば、この男は2015年1月から16年9月にかけて、経理という自身のポストを悪用し、ニセの請求書などを発行するなどして、勤務していた大学から1,600万元(約2億8,000万円)を騙し取り、自らの個人口座に振り込んで横領していた。この男、横領した金の一部は、ネットカジノや宝くじ、株の売買に使っていたが、その大部分の1,300万元(約2億2,000万円)を、ライブ動画配信を行っていた女性に送金し、貢いでいたというのだ。男には横領罪で懲役13年、罰金100万元(約1,700万円)の刑が言い渡された。

 隠し通せるはずのない巨額横領に手を染めるのもどうかと思うが、リスクを冒して手にした大金を、会ったこともないネット上の女性に惜しげもなくプレゼントしてしまう思い切りの良さは、理解に苦しむところだ。

 しかし同様の事件は、今年2月にも起きている。江蘇省鎮江市で、不動産会社で経理を担当していた男が、やはりライブ動画配信を行っていた複数の女性に送金するため、会社の金890万元(約1億5,000万円)を横領していたのだ。男は横領が露見する寸前、ビジネスホテルで自殺を図っていたが未遂に終わり、結局逮捕されている。

 

 ネット上のセクシー美女に入れ込むあまり犯罪を犯してしまう視聴者が続出していることについて、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、こう話す。

「習近平政権下の風紀取り締まりで、風俗はおろか、お色気要素のあるサービス店はほぼ壊滅。細々と続いている風俗もありますが、風俗嬢の質は地に落ちている。セクシー動画配信者に夢中になるのも無理はない」

 欲求不満を抱えた中国の男たちが繰り広げる事件は、今後も続きそうだ……。
(文=青山大樹)

セクシー美女のライブ動画配信に2億円貢いだ! 中国で続発する巨額横領事件と“習近平政権”の影

 最近、中国では「打賞」という新語が流行している。その意味は、ネット上でライブ動画配信を行っている配信者に、視聴者がお金をプレゼントすることを指す。現地では、こうした視聴者からの打賞によって、1日で数千万円を稼ぐ動画配信者の存在も知られている。

 配信者に巨万の富をもたらす一方、視聴者の一部には配信者に夢中になる余り、犯罪によって打賞の資金を確保しようとする者が続出している。

「楚天都市報」(10月28日付)によると、湖北省の大学で会計経理を担当していた男が、大金を横領した容疑で逮捕、起訴された。報道によれば、この男は2015年1月から16年9月にかけて、経理という自身のポストを悪用し、ニセの請求書などを発行するなどして、勤務していた大学から1,600万元(約2億8,000万円)を騙し取り、自らの個人口座に振り込んで横領していた。この男、横領した金の一部は、ネットカジノや宝くじ、株の売買に使っていたが、その大部分の1,300万元(約2億2,000万円)を、ライブ動画配信を行っていた女性に送金し、貢いでいたというのだ。男には横領罪で懲役13年、罰金100万元(約1,700万円)の刑が言い渡された。

 隠し通せるはずのない巨額横領に手を染めるのもどうかと思うが、リスクを冒して手にした大金を、会ったこともないネット上の女性に惜しげもなくプレゼントしてしまう思い切りの良さは、理解に苦しむところだ。

 しかし同様の事件は、今年2月にも起きている。江蘇省鎮江市で、不動産会社で経理を担当していた男が、やはりライブ動画配信を行っていた複数の女性に送金するため、会社の金890万元(約1億5,000万円)を横領していたのだ。男は横領が露見する寸前、ビジネスホテルで自殺を図っていたが未遂に終わり、結局逮捕されている。

 

 ネット上のセクシー美女に入れ込むあまり犯罪を犯してしまう視聴者が続出していることについて、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、こう話す。

「習近平政権下の風紀取り締まりで、風俗はおろか、お色気要素のあるサービス店はほぼ壊滅。細々と続いている風俗もありますが、風俗嬢の質は地に落ちている。セクシー動画配信者に夢中になるのも無理はない」

 欲求不満を抱えた中国の男たちが繰り広げる事件は、今後も続きそうだ……。
(文=青山大樹)

14歳の美少女ロシア人モデルが過労死……中国ファッション業界の“地獄絵図”

 10月27日、中国・上海の病院で、あるロシア人少女が亡くなった。少女は、14歳のヴラダ・ジュバさん。同25日に体の不調を訴えたヴラダさんは、意識を失って病院に運ばれ、そのまま息を引き取ったという。ヴラダさんはロシア在住のファッションモデルで、上海にはファッションショーへの出演など、仕事のために訪れていた。

 ヴラダさんの地元シベリアで発行されている「サイベリアン・タイムズ」紙が27日に伝えたところによると、ヴラダさんは髄膜炎を患っていたが、誰もそれに気づくことなく、彼女はファッションショーのキャットウォークに登場し続けていたという。

 そして、13時間にも及ぶファッションショーにぶっ続けで出演し、次の出番を待っているときに倒れ、意識を失ってしまった。すぐに救急車で病院に運ばれたが、回復することなく2日後に死亡。主な死因は、過労によって引き起こされた髄膜炎の急変だった。

 実はヴラダさんは、倒れる数日前に母親への電話で体の不調を訴えていたのだが、その後に病院に行くことはなかった。今回の中国での仕事は3カ月間の契約だったが、その間の医療保険には加入しておらず、ヴラダさんが「病院に行きたい」と言えなかったからだと同紙は伝えている。また、週3時間という労働契約だったはずなのに、それを大幅に超過して働かされたのも原因だと、中国側を非難している。

 14歳という、まだ中学生の年齢の少女が過労死したこの事件は、ファッション業界での児童労働という問題に大きな波紋を投げかけることになった。というのも、中国では最近、ファッションショーに出演させるモデルとして、ロシア、特にシベリアから、若いモデルをリクルートするケースが増えているのだという。

 さらに2日後の続報で同紙は、ヴラダさんの中国での報酬について言及。ヴラダさんは前回の北京での仕事では、2カ月間で3,000ドル(約34万円)の契約となっており、そのほとんどが飛行機代やホテル代などで消え、収入として残ったのは500ドル(約5万7,000円)、1日当たりにすると、わずか1,000円弱しか得ることができなかったというのだ。

 一方の中国では、この一件は外国メディアの報道を引用する形で一部のメディアが概要を伝えるのみだったが、29日になって中国共産党の機関紙「環球時報」が、外国の報道に反論する形で記事を掲載した。

 ヴラダさんと契約していた中国側のモデル事務所の話によると、ヴラダさんの契約書には労働時間のことは書かれておらず、中国の法律を守って1日8時間の労働しかさせていなかったという。また、定期的に休憩を取っていたとも伝えられた。

 さらに、ヴラダさんは13時間のショーの間に倒れたのではなく、1週間に及ぶ上海でのファッションショーの仕事を終えたあと、23日に別の仕事で浙江省の義烏市に向かい、そこで体の不調を訴えたことから仕事をキャンセルし、上海に戻って病院に運ばれたとしている。また上海のロシア領事館にもこの件は伝えられており、ヴラダさんが亡くなる前日には、領事館員が病院に確認に来ていたとも伝えている。

 原因がどうあれ、14歳というまだ仕事をするには幼すぎる年齢の少女が、一人で外国に行ってモデルとして働いている最中に亡くなってしまった事実に変わりはない。それを送り出す側、受け入れる側ともに、今回の事件を教訓として状況を改善していかなければならないだろう。
(文=佐久間賢三)

AKBグループが中国再進出へ! “関係解消”したSNH48を「本気で潰しにきた」!?

 現地で立ち上げたAKB姉妹グループとの関係を解消していた株式会社AKSが、再び中国に進出する。

 2016年6月、同社は中国の姉妹グループとして発足したSNH48に対し、「契約違反があったため運営を見直す」と関係解消を発表した。「契約違反」とは、SNH48運営が広州や北京で、それぞれGNZ48や、BEJ48などのグループを勝手に創設したことを指しているとされる。

 そんな中、先日AKB48の中国版ミニブログ(weibo)の公式アカウントが、AKB48の新生姉妹グループを中国で創設することを発表した。そこには、次のようにつづられている。以下、翻訳。

「1年の準備期間を経て、AKB48公式の中国姉妹グループを発足させます。新生AKB48中国グループは、上海に本部を置き、日中トップレベルの制作チームによって運営していきます。会えるアイドルという理念と、中国のアイドル文化の特徴を合わせ、これまでAKBグループを育ててきたノウハウや経験を生かしていきたいと思います。また、これからAKB48の多くのメンバーが中国でも活動できるような機会を増やしていき、中国のAKBグループとの交流を活発に行います。ファンの皆さんには、AKB48が作り上げてきた本来のアイドル文化やアイドル精神をお見せします。一期生のメンバー募集を今年の年末より、中国全土で開始いたします。夢を持つ少女の皆さん、AKB48と一緒に、輝く自分を探しに行きましょう!」

 この書き込みは、発表からわずか3日で6,000リツイートを記録。「上海を本部にするって書いてあるし、本気でSNH48を本家が潰しに来たってことだよね?」「ようやく本家が動いたか。今度こそ運営は日本人だけでやるべきだよ。じゃないと、また勝手に独立するよ」「これでいよいよSNH48は本当の意味で、ただのAKBのパクリグループになったわけか」など、その多くはAKBの中国再進出を期待する内容だ。

 一方で、AKBと関係解消したSNH48は、独自の道を歩んでいるようだ。

 AKB傘下だった頃からSNH48のファンだという上海在住の日本人男性は、こう話す。

「SNH48はこれまでAKBグループをモデルにしたアイドル路線を歩んできましたが、ここ最近は人気メンバー・ジュージンイーが、中国国営放送に出演して中国共産党から優秀青年の称号を与えられたり、グループで共産党をたたえる歌を合唱するなど、アイドルとは違った方向に歩みつつあり、ファン離れが急速に進んでいる。同じくGNZ48やBEJ48も苦戦を強いられています。SNH48との関係解消の一件では、『中国ビジネスの洗礼』を受けた格好となったAKSですが、SNH48らの迷走ぶりに、再び勝機を見込んでいるのでしょう」

 日本企業の中国撤退が相次ぐ中、再進出の成功例となるか?
(文=青山大樹)

なんでも作っちゃう中国農民、今度は「1人乗りジャイロコプター」を開発! その苦難の道のりとは……

 ロボットから潜水艇まで、本サイトでは数々の工業製品を“自作”する中国の農民たちの姿をお届けしてきたが、今回、小型航空機の自作に成功した男性の存在が報じられ、中国で話題になっている。

 自ら「農民発明家」と名乗る40歳の趙斌さんは、広東省の潮汕エリアの農家出身で、工業高校で電子工学を学び、卒業後に独立。エレベーターの修理や、下請け工場の経営などを経て、河南省の炭鉱で働くようになったという。そこで彼は、毎日、数時間もかけて泥だらけの悪路を運転して通勤しなければならなかった。このとき「もしヘリコプターがあれば」と考えていたという。

 2006年のある日、友人の家に遊びに行くと、そこに中古の小型ヘリコプターがあった。乗せてもらった趙さんは衝撃を受け、あまりに興奮して眠れない日々を過ごしたという。

 しかし、ヘリコプターを購入できる資金もなく、仕方なく似た構造のジャイロコプターを自作することを決心したのだ。航空機マニアから図面を入手し、廃部品やスクラップ金属などをかき集めた。スロットルレバーはゲーム機のコントローラーから、計器はオートバイから、座席は車から、それぞれ“流用”して組み立てたという。流用できないプロペラやローターは、図面を参考にアルミニウムから削り出して作った。そして肝心のエンジンはというと、なんとモーターボート用のものを流用! 高出力なので、航空機にも転用できると考えたのだ。

 こうして翌07年には自作機が完成し、テスト飛行に成功。このとき、飛行高度は、地上からわずか1メートルだったという。その後も順調に製作を続けていたところ、趙さんを不幸が襲う。14年に、彼の操縦していたジャイロコプターが墜落したのだ。幸い、一命は取り留めたものの、尾骨や腰椎は粉々になってしまった。10回以上の手術をしたが、3年間寝たきりの生活を余儀なくされた。彼の会社にいた設計士の多くが離れていく中、ベッドの上から残った部下たちに指示を出し続け、設計・製造を続けたという。

 今年9月、趙さんは再びジャイロコプターに乗ることができた。彼の会社は11年間でジャイロコプターを含む200機余りの航空機を製造したが、その開発には2,000万元(約3.4億円)の資金が投じられたという。ジャイロコプターに関しては、すでに海外からの受注も数百台あり、1台50万元(約850万円)で販売するという。趙さんは「ジャイロコプターの品質性能は、欧州メーカーのレベルに達している」と自負する。

 1人乗りジャイロコプターというニッチな市場だが、寒村の農民から裸一貫、航空機メーカーの社長にまで成り上がったこの男は、チャイナドリームの体現者なのか、はたまた、だたの奇人なのか……。
(文=五月花子)

 

なんでも作っちゃう中国農民、今度は「1人乗りジャイロコプター」を開発! その苦難の道のりとは……

 ロボットから潜水艇まで、本サイトでは数々の工業製品を“自作”する中国の農民たちの姿をお届けしてきたが、今回、小型航空機の自作に成功した男性の存在が報じられ、中国で話題になっている。

 自ら「農民発明家」と名乗る40歳の趙斌さんは、広東省の潮汕エリアの農家出身で、工業高校で電子工学を学び、卒業後に独立。エレベーターの修理や、下請け工場の経営などを経て、河南省の炭鉱で働くようになったという。そこで彼は、毎日、数時間もかけて泥だらけの悪路を運転して通勤しなければならなかった。このとき「もしヘリコプターがあれば」と考えていたという。

 2006年のある日、友人の家に遊びに行くと、そこに中古の小型ヘリコプターがあった。乗せてもらった趙さんは衝撃を受け、あまりに興奮して眠れない日々を過ごしたという。

 しかし、ヘリコプターを購入できる資金もなく、仕方なく似た構造のジャイロコプターを自作することを決心したのだ。航空機マニアから図面を入手し、廃部品やスクラップ金属などをかき集めた。スロットルレバーはゲーム機のコントローラーから、計器はオートバイから、座席は車から、それぞれ“流用”して組み立てたという。流用できないプロペラやローターは、図面を参考にアルミニウムから削り出して作った。そして肝心のエンジンはというと、なんとモーターボート用のものを流用! 高出力なので、航空機にも転用できると考えたのだ。

 こうして翌07年には自作機が完成し、テスト飛行に成功。このとき、飛行高度は、地上からわずか1メートルだったという。その後も順調に製作を続けていたところ、趙さんを不幸が襲う。14年に、彼の操縦していたジャイロコプターが墜落したのだ。幸い、一命は取り留めたものの、尾骨や腰椎は粉々になってしまった。10回以上の手術をしたが、3年間寝たきりの生活を余儀なくされた。彼の会社にいた設計士の多くが離れていく中、ベッドの上から残った部下たちに指示を出し続け、設計・製造を続けたという。

 今年9月、趙さんは再びジャイロコプターに乗ることができた。彼の会社は11年間でジャイロコプターを含む200機余りの航空機を製造したが、その開発には2,000万元(約3.4億円)の資金が投じられたという。ジャイロコプターに関しては、すでに海外からの受注も数百台あり、1台50万元(約850万円)で販売するという。趙さんは「ジャイロコプターの品質性能は、欧州メーカーのレベルに達している」と自負する。

 1人乗りジャイロコプターというニッチな市場だが、寒村の農民から裸一貫、航空機メーカーの社長にまで成り上がったこの男は、チャイナドリームの体現者なのか、はたまた、だたの奇人なのか……。
(文=五月花子)

 

「ワイセツ画像誤爆」に「売春あっせん」も……台湾で相次ぐ、検察官の“LINEスキャンダル”

 台湾で、検察官が司法改革について議論する「剣青検改論壇」という“お堅い”LINEグループが、突如として話題となった。

「聯合新聞網」(10月13日付)などによると、235名が参加するグループで、1人の男性検察官が、あろうことかワイセツ画像を投稿する“誤爆”を犯したのだ。その画像では、スタイル抜群の全裸女性が、ホテルと思われる一室で携帯電話を手にしている。どうやら自撮りのようだ。

 検察官は投稿から2分後に「不明のファイルを開いたらアップされてしまいました。誠に申し訳ありません」と釈明。その後「どうやって削除したらいいのかわかりません」「本当に申し訳ありません」「誰か削除するのを手伝ってください。あるいは、どうやって削除するのか教えてくれませんか」と矢継ぎ早に投稿。テンパっている様子が見て取れる。

 

 しかし、そんな言い訳を信じる者はおらず、この女性は検察官の愛人だとの見立てがもっぱら。ネット上には「検察官がワイセツ行為」「肖像権の侵害だ」など非難が殺到した。一方で「検察官だって人間だ。アソコの権利も尊重すべき」「検察官や裁判官が皆聖人でなければならないなら、去勢しろというのか」といった同情論も一部で見られた。
 このほかにも、台湾では検察官の不祥事が続いている。「三立新聞網」(8月22日付)などによると、彰化地検の元検察官・蔡曉崙被告(47歳)が2015年12月、17歳の少女に3,500台湾ドル(約1万3,000円)を支払って買春。さらには、LINEグループ「茶餘飯後」で、この少女を5名にあっせんし、「児童及び少年性搾取防止条例」違反で懲役1年10カ月、罰金9万台湾ドル(約34万円)の判決を言い渡された。

 蔡被告は、昨年8月に売春あっせんが行われていたとして、参加メンバーが当局に摘発されたLINEグループ「中區魚訊」に、「小輪子」というアカウント名で参加していた疑いもある。同グループには3,000名以上の男性が参加。小輪子は、「あの魚はなかなかだ」「この商品は良いお茶だ」など隠語を使って、グループ内で売春を行う女性を評価していたという。

 日本国内でも、不倫や不祥事が表沙汰になるケースが相次いでいるLINE。絶対にバレたくない秘密のある人は、十分に注意したほうがよさそうだ。
(文=中山介石)

高級漢方の代名詞「冬虫夏草」の“抗がん作用”はウソだった!? 中国研究チームが衝撃の発表

「冬虫夏草」という漢方をご存じだろうか? その正体は、地中にすむガの幼虫などにキノコの菌が寄生したもので、滋養強壮や抗がん効果があるといわれてきた。中国では古来より漢方薬や薬膳食材として親しまれてきた高級品で、日本でも非常によく知られている。そんな冬虫夏草への信頼を大きく揺るがすデータが、このほど発表された。

「網易」(10月20日付)によると、中国科学院上海植物生理生態研究所の研究チームが、国際的な学術雑誌「Cell」に、驚くべき研究データを発表したという。これまで、オオコウモリガ由来の冬虫夏草に豊富に含まれていたとされる抗がん成分ペントスタチンや、細胞のがん化を抑制するコルジセピンなどの成分が、実際には全く含まれていなかったというのだ。

 

 オオコウモリガ由来の冬虫夏草は、古来から中国の漢方書に記載があり、1950年代から「抗菌成分や抗がん成分が豊富に含まれている」と信じられ、高級漢方として高値で取引されるようになった。今回の研究結果は、中国国内のメディアでも大きく取り上げられており、海外にも多く輸出されていた漢方草だっただけに、そのショックはまだまだ広がりそうだ。

 

「冬虫夏草にはオオコウモリガの幼虫以外にも、セミの幼虫由来のものなど、その種類は1,500種あるとされています。現在、冬虫夏草は市場で、1kg当たり200万円ほどで取引されていますが、その価格は40年前の1万倍になったといわれています。今回の研究では唯一、抗がん成分が確認されたのは、サナギタケ(カイコの幼虫由来)のものだけでした。抗がん効果が期待されている冬虫夏草の研究は、日本国内の大学などでも行われており、今回の報告結果は、少なからず今後の研究にも影響を与えるでしょう。日本でも、国内産をうたう冬虫夏草が生産・販売されていますが、由来となる幼虫の種類を確かめたほうがいいでしょう」(北京市在住の日本人大学講師)

 一方で、中国産漢方薬といえば、数年前から残留農薬による汚染なども指摘されており、ヨーロッパなどの一部の国では、輸入販売が停止となっている。中国でも漢方に対する信頼が揺らいでおり、近年、日本のドラッグストアなどで日本産の漢方薬を大量購入する中国人観光客の姿も目にする。中国で生産・加工販売されている漢方薬を中国人自身が信用していないことを物語っているが、肝心の効能をめぐっても、今後“偽装”が発見される可能性がありそうだ。
(文=青山大樹)

高級漢方の代名詞「冬虫夏草」の“抗がん作用”はウソだった!? 中国研究チームが衝撃の発表

「冬虫夏草」という漢方をご存じだろうか? その正体は、地中にすむガの幼虫などにキノコの菌が寄生したもので、滋養強壮や抗がん効果があるといわれてきた。中国では古来より漢方薬や薬膳食材として親しまれてきた高級品で、日本でも非常によく知られている。そんな冬虫夏草への信頼を大きく揺るがすデータが、このほど発表された。

「網易」(10月20日付)によると、中国科学院上海植物生理生態研究所の研究チームが、国際的な学術雑誌「Cell」に、驚くべき研究データを発表したという。これまで、オオコウモリガ由来の冬虫夏草に豊富に含まれていたとされる抗がん成分ペントスタチンや、細胞のがん化を抑制するコルジセピンなどの成分が、実際には全く含まれていなかったというのだ。

 

 オオコウモリガ由来の冬虫夏草は、古来から中国の漢方書に記載があり、1950年代から「抗菌成分や抗がん成分が豊富に含まれている」と信じられ、高級漢方として高値で取引されるようになった。今回の研究結果は、中国国内のメディアでも大きく取り上げられており、海外にも多く輸出されていた漢方草だっただけに、そのショックはまだまだ広がりそうだ。

 

「冬虫夏草にはオオコウモリガの幼虫以外にも、セミの幼虫由来のものなど、その種類は1,500種あるとされています。現在、冬虫夏草は市場で、1kg当たり200万円ほどで取引されていますが、その価格は40年前の1万倍になったといわれています。今回の研究では唯一、抗がん成分が確認されたのは、サナギタケ(カイコの幼虫由来)のものだけでした。抗がん効果が期待されている冬虫夏草の研究は、日本国内の大学などでも行われており、今回の報告結果は、少なからず今後の研究にも影響を与えるでしょう。日本でも、国内産をうたう冬虫夏草が生産・販売されていますが、由来となる幼虫の種類を確かめたほうがいいでしょう」(北京市在住の日本人大学講師)

 一方で、中国産漢方薬といえば、数年前から残留農薬による汚染なども指摘されており、ヨーロッパなどの一部の国では、輸入販売が停止となっている。中国でも漢方に対する信頼が揺らいでおり、近年、日本のドラッグストアなどで日本産の漢方薬を大量購入する中国人観光客の姿も目にする。中国で生産・加工販売されている漢方薬を中国人自身が信用していないことを物語っているが、肝心の効能をめぐっても、今後“偽装”が発見される可能性がありそうだ。
(文=青山大樹)

中国で龍の骨を発見!? 海外メディアは大騒ぎの一方、中国メディアは“黙殺”の謎……

 中国で驚くべき発見がされたと、 今月17日にイギリスのメディアが一斉に報じた。 河北省張家口市陽原県の農村で同14日、 伝説の動物である龍の骨が発見されたというのである。

 その模様を撮影したビデオを見ると、 出土した骨の長さは全長約50メートル。頭から尻尾まで、 ほぼ完全な形で現れたという。

 映像では、角が生えている頭部から蛇のように細長く肋骨が続き、 途中には短い手足の骨が見える。地面に置かれた骨の周りでは、 多くの地元住民が取り囲むようにしてそれを見ている。

 この映像がネットにアップされるや、すでに1, 000万回を超えるビュー数を記録している。 これに素早く反応したのが、タブロイド紙の「ミラー」や「 デイリー・メール」といったイギリスのメディアだったのだ。

 陽原県からは約200万年前の旧石器時代の遺跡が発見されており 、古代からこの一帯では人々が暮らしていたという。 そんな古い一帯だけに、 もしかしたら本当にここに龍がいたのではないか…… というわけである。

 しかし、頭部をよく見ると、牛か羊の骨のようにも見える。 中国の多くのネット民たちは、 これを映画か何かのための作り物であると断定し、 単なるネタと見ているようだ。 住民の中には頭の部分に乗っかって写真を撮っている者もいて、 これがいたずらである何よりの証拠だとしている。

 イギリスのメディアも、 本当に龍が見つかったものとして報じているわけではないのだが、 肝心の中国メディアのほうはといえば、 普段ならこんなネタでも面白おかしく取り上げるところだが、 このニュースをほぼ黙殺。報じている媒体が見当たらない。

 折しも首都・北京では、5年に1度開催される「 中国共産党全国代表大会」が10月18日から開かれており、 習近平国家主席による権力集中強化が進んでいる。 古代の中国では龍は皇帝の象徴ともされており、 今回の龍の骨発見のニュースは、 時期的にややできすぎの感もある。

 ましてや河北省は、 かつて習主席が勤務していたこともあるゆかりの地で、 今年4月には、 北京に次ぐ副都心として省内に雄安新区を設けることを発表してい る場所でもある。

 今回のニュースが“ネタ”であることは間違いないが、 果たして誰がどんな目的で出してきたのか、 そちらのほうが興味深い。
(文=佐久間賢三)