『いだてん』もはや、なす術なし!? 『イッテQ!』『ポツンと一軒家』が休止でも視聴率8%台の惨状

 図らずも、足袋職人役で出演していたピエール瀧容疑者が麻薬取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたことで注目を浴びる格好となった、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリンムピック噺~』は、もはやなす術がないのか?

 17日、同ドラマの第11話「百年の孤独」が放送されたが、平均視聴率は8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)止まりだった。前週(10日)と同率で、まったく数字を上げることができず、6週連続1ケタ台に沈む惨状だ。

 2015年『花燃ゆ』(井上真央主演)と並び、大河史上ワースト視聴率に終わり、1ケタ台を連発した、12年『平清盛』(松山ケンイチ主演)でさえ、連続1ケタ台は4週が最高で、『いだてん』は、あらゆる大河のワースト記録を塗り替えそうな気配だ。

 第11話では、ストックホルム五輪で、日本代表の三島弥彦(生田斗真)が短距離走に挑む内容だった。同話では、主人公のマラソンランナー・金栗四三役の中村勘九郎と生田が、ほぼ全裸になって、川で水浴びするサービスショット(?)も流されたが、数字には結びつかなかった。

 ここに来て、絶望的とも思えるのが、まさにその第11話の不振だ。この回は、強力な裏番組である、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)がそろって休止。それだけに、『いだてん』は視聴率を回復する絶好の機会だった。前週、『イッテQ!』は16.5%、『一軒家』は17.0%と、共に高い数字を弾き出していた。その両番組の放送がなかったにもかかわらず、『いだてん』はチャンスを生かせなかった。

 17日の同時間帯でオンエアされた、『ザ!鉄腕!DASH!!2時間SP』(日本テレビ系)は16.8%、『ナニコレ珍百景2時間半SP』(テレビ朝日系)は13.1%で、高い視聴率をマークしたが、『イッテQ!』『一軒家』ほど強力ではなかった。

 24日は、『イッテQ!』『一軒家』共に通常放送され、月イチの人気番組『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』(テレビ東京系)がオンエアされるだけに、『いだてん』の苦戦は免れそうにない。

 注目された瀧の代役に、15年後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』でブレークし、バイプレーヤーとして活躍する三宅弘城が決まったが、とても視聴率アップにつながるとは思えない。この先、まだまだ9カ月も放送が続くだけに、なんとか打開策を見いだしてほしいものだが……。
(文=田中七男)

テレ朝『ポツンと一軒家』、日テレ『イッテQ!』に再び勝利も、拭いきれない不安感

 昨年10月にレギュラー番組に昇格して以降、快進撃が続く、テレビ朝日系『ポツンと一軒家』が10日放送回で、再び、日本テレビの高視聴率番組『世界の果てまでイッテQ!』を破った。

 同日、『一軒家』は番組史上最高の17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。対する『イッテQ!』は16.5%にとどまり、2週ぶりに『一軒家』が勝利した。

 2月24日、『一軒家』が16.4%、『イッテQ!』は16.3%で、僅差ながら、初めて『一軒家』が『イッテQ!』を上回った。

 翌週の3日は、『イッテQ!』がイモトアヤコの新企画が始動したとあって、18.8%まで上げた。『一軒家』は15.9%で、『イッテQ!』が雪辱を果たしたものの、10日は『一軒家』が制した。ここ最近の流れを見ると、『イッテQ!』はイモト出演回に関しては、ほかの番組を寄せ付けていないが、イモトの企画がない週は、数字を落としている。

 いずれにしても、今後も両番組によるハイレベルなバトルが繰り広げられそうで、もはやNHK大河ドラマ『いだてん~オリンムピック噺~』が、そこに食い込むことは極めて難しい展開になってきた。

 レギュラー番組がスタートする前の予想をはるかに上回るレベルで、視聴率をグングン上げてきた『一軒家』だが、早くも“ネタ切れ”の不安が拭いきれなくなってきたようだ。

 10日放送回では、和歌山県内の一軒家を探していたところ、営林署が管理する作業小屋であることが判明し、ロケが空振りに終わりそうになった。ところが、地元の人から別の一軒家の情報が得られ、「備長炭を作っている、黒いヤギと犬のいる家」を発見。田舎暮らしがしたくて、移住してきた一家の暮らしぶりが紹介されたが、番組ファンには違和感があったはずだ。

「通常、1時間番組で2軒の一軒家を訪ねるのですが、10日放送分では1軒のみ。番組が長く続けば続くほど、だんだんネタが切れてくるでしょうから、今後1軒のみの紹介で終わってしまうことも増えてくるでしょうね。そうなってきたときに、視聴率がどう動くかが問題ですね。それに、今回のように、現地に行ってみたら、衛星写真で見つけた一軒家に誰も住んでいないこともあるでしょうし、一軒家が見つかっても、住人が不在の場合もあるでしょう。そういったことが多くなってくると、空振りで番組が作れなくなってしまいますから、この番組はそのような不安がつきまとうでしょうね」(テレビ誌関係者)

『イッテQ!』と肩を並べるまでに急浮上してきた『一軒家』だが、この先、いつまでこの勢いが継続できるのだろうか?
(文=田中七男)

NEWS手越祐也のピンク髪に『はじ恋』ファンが大激怒! 交際疑惑タレントも同色に……「匂わせか」と騒然

 NEWSの手越祐也が3月10日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演。髪色をトレードマークの金髪から心機一転、春らしいピンク色にカラーチェンジし、現在話題となっている。

 この日の番組冒頭で、「ピンク色だね」とMCのウッチャンナンチャン・内村光良が手越の髪色について言及。すると、手越は「ステージ衣装とか、わりと派手なのを着ることが多いじゃないですか。鏡にうつった自分を見た時に『俺、衣装に負けてんな』と思って」とカラーチェンジした理由を告白した。

 ファンからも、この日の放送で初めて手越のニューカラーヘアを見たという声がSNS上に殺到。「えーピンクになってる!! かわいい」「先週の短髪に続きやばい」「春っぽくていい!」といった絶賛する声が多く上がっている中、一部のファンからは「まっすーとかぶる!」「衣装が派手だからってデザインしているまっすーを遠まわしにディスってる?」と批判的な声も上がっており、賛否両論となっている様子。

 また、ファン以外に、あのドラマファンから猛烈な批判が、現在起こっているという。

「現在放送されている『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)ファンからも批判が殺到中です。原因はピンク色の髪が登場人物の由利匡平(ゆりゆり)に似ているためで、ネットには『ピンクはゆりゆりだけ!』『ゆりゆり人気にあやかろうとするな!』『手越がピンクにしたらゆりゆりのイメージも悪くなる!』などといった声が。手越さんとしては別にマネしようと思ってしたわけじゃないと思うのですが……。おもいっきりとばっちりを受けている状態です(笑)」(芸能ライター)

 そんなファン内外から大不評となっている手越のニューカラーヘアだが、その一方で、実はある女性タレントも手越と同日にピンクヘアを公開していたことで“匂わせ”ではと勘ぐる声もあるようだ。

「益若つばささんも実は10日に“初ピンクヘア”にしたとInstagramで報告していたんです。2人といえば、まだ益若さんが元夫と結婚していた2010年に都内で行われた祭りに2人そろって訪れていたとの目撃情報が飛び交ったり、益若さんが髪にピンクメッシュを入れた頃に、手越さんも青とピンクのメッシュを入れていたりしていたために、一時は熱愛説が飛び交っていた仲。そのため、今回も『え? 偶然?』『付き合ってる?』と一部ファンがザワついている状態。また、手越さんにはきゃりーぱみゅぱみゅさんとの熱愛のウワサもありましたからね。益若さんときゃりーさんの間で交際する男性が『被りすぎ』とのツッコミも上がっていましたね(笑)」(同)

 手越に日常興味がない一般人からも、「あれ、なんかまた芋っぽくなった」「地黒だから、ピンク系は似合わないのに」と散々な声が上がってしまっている手越のピンク髪。すぐさま、元の金髪に戻したほうがいいかも!?

NEWS手越祐也のピンク髪に『はじ恋』ファンが大激怒! 交際疑惑タレントも同色に……「匂わせか」と騒然

 NEWSの手越祐也が3月10日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演。髪色をトレードマークの金髪から心機一転、春らしいピンク色にカラーチェンジし、現在話題となっている。

 この日の番組冒頭で、「ピンク色だね」とMCのウッチャンナンチャン・内村光良が手越の髪色について言及。すると、手越は「ステージ衣装とか、わりと派手なのを着ることが多いじゃないですか。鏡にうつった自分を見た時に『俺、衣装に負けてんな』と思って」とカラーチェンジした理由を告白した。

 ファンからも、この日の放送で初めて手越のニューカラーヘアを見たという声がSNS上に殺到。「えーピンクになってる!! かわいい」「先週の短髪に続きやばい」「春っぽくていい!」といった絶賛する声が多く上がっている中、一部のファンからは「まっすーとかぶる!」「衣装が派手だからってデザインしているまっすーを遠まわしにディスってる?」と批判的な声も上がっており、賛否両論となっている様子。

 また、ファン以外に、あのドラマファンから猛烈な批判が、現在起こっているという。

「現在放送されている『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)ファンからも批判が殺到中です。原因はピンク色の髪が登場人物の由利匡平(ゆりゆり)に似ているためで、ネットには『ピンクはゆりゆりだけ!』『ゆりゆり人気にあやかろうとするな!』『手越がピンクにしたらゆりゆりのイメージも悪くなる!』などといった声が。手越さんとしては別にマネしようと思ってしたわけじゃないと思うのですが……。おもいっきりとばっちりを受けている状態です(笑)」(芸能ライター)

 そんなファン内外から大不評となっている手越のニューカラーヘアだが、その一方で、実はある女性タレントも手越と同日にピンクヘアを公開していたことで“匂わせ”ではと勘ぐる声もあるようだ。

「益若つばささんも実は10日に“初ピンクヘア”にしたとInstagramで報告していたんです。2人といえば、まだ益若さんが元夫と結婚していた2010年に都内で行われた祭りに2人そろって訪れていたとの目撃情報が飛び交ったり、益若さんが髪にピンクメッシュを入れた頃に、手越さんも青とピンクのメッシュを入れていたりしていたために、一時は熱愛説が飛び交っていた仲。そのため、今回も『え? 偶然?』『付き合ってる?』と一部ファンがザワついている状態。また、手越さんにはきゃりーぱみゅぱみゅさんとの熱愛のウワサもありましたからね。益若さんときゃりーさんの間で交際する男性が『被りすぎ』とのツッコミも上がっていましたね(笑)」(同)

 手越に日常興味がない一般人からも、「あれ、なんかまた芋っぽくなった」「地黒だから、ピンク系は似合わないのに」と散々な声が上がってしまっている手越のピンク髪。すぐさま、元の金髪に戻したほうがいいかも!?

ベッキー『行列』高視聴率も『イッテQ』復帰は無理? 内村光良が「絶対NO!」のワケ

 本人は結婚をみそぎとしたかっただろうが、視聴者、そして“あの人”は許さなかったようだ。

 人気ロックバンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音と“ゲス不倫騒動”を起こしたことで、メディアへの露出が激減していたベッキーだが、2月13日にプロ野球・巨人の片岡治大2軍コーチとの結婚を発表。その直前の10日には、かつて出演していた『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に登場し、視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出した。

「ベッキーは不倫報道前に出演していた『世界の果てまでイッテQ!』(同)への返り咲きを熱望しており、『行列』の数字を受け、日テレ内では“そろそろゴールデン帯に出してみるか”との空気が流れていました。ところが『行列』放送後、局には『不倫したベッキーをなぜ出演させるのか!』という苦情が数百件レベルで来たという報告を受け一転、『まだ早い』という判断になったようですね」(テレビ関係者)

 視聴者からの抗議の件を聞いて青ざめたのが、『イッテQ!』MCの内村光良だという。

「内村は『不倫』というワードに敏感に反応。2年連続で『NHK紅白歌合戦』の総合司会を務めた彼は、今や国民的司会者のポジションを確立している。そんな内村の唯一の“弱点”が、妻である徳永有美を不倫略奪した過去です。ベッキーを『イッテQ』に戻せば、またぞろ自分に火の粉が降りかかってきますから、日テレサイドに“絶対NO”を突き付けたといいます」(同)

 折しも『イッテQ』は2月24日放送にて、裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に視聴率を逆転されてしまったばかり。批判覚悟でベッキーを起用する余裕は、まったくなさそうだ。

『世界の果てまでイッテQ!』が、ついに王座陥落! テレ朝『ポツンと一軒家』の価値ある勝利

 日本テレビが絶対的な強さを見せてきた、日曜ゴールデン帯で異変が生じた。これまで、他局の追随を許してこなかった人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』が、テレビ朝日系『ポツンと一軒家』に敗れてしまったのだ。

 24日放送回で、『イッテQ!』が16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったのに対して、『一軒家』は16.4%を獲得して、0.1ポイント差ながら勝利したのだ。関西地区では、『イッテQ!』が13.3%、『一軒家』が16.8%で大差がついた。

 同日、『イッテQ!』では、ANZEN漫才のみやぞんが韓国の国技テコンドーに挑戦。ケガを乗り越え、回し蹴りなどを習得し、演舞を披露。ロッチ・中岡はQ Tube企画で、スペインでドラマ缶闘牛にチャレンジした模様などがオンエアされた。一方の『一軒家』は岡山と岐阜の一軒家を捜索し、MEGUMIと横山だいすけがゲスト出演した。

 以前は、常時18%前後の視聴率を弾き出し、20%の大台突破も少なくなかった『イッテQ!』だが、昨年11月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、ラオスでの橋祭り企画が“でっち上げ”として報じ、雲行きが変わった。当初日テレはヤラセを全面否定し、現地コーディネート会社に責任転嫁。ところが、同15日発売の同誌がタイでのカリフラワー祭でのヤラセを報道すると、同局の態度は一変。お祭り企画の制作過程における不備を認めて謝罪するに至った。この失態で、視聴者の信頼を損ない、視聴率はグングン降下。同12月には14%台まで落ち込んだ。

 それでも、今年に入ってから、視聴率も持ち直し傾向となり、1月20日には18.5%をマーク。同27日には20.5%で、ヤラセ疑惑報道以来、初の大台超えを記録。その後も18.4%→17.2%→18.3%と好調を維持していたが、24日は16.3%まで落ちて、『一軒家』に敗北を喫した。

『一軒家』は特番を経て、昨年10月よりレギュラー番組に昇格。ここまで12回連続で13%を超え、昨年12月9日には、『イッテQ!』に0.5ポイント差まで迫ったことがあった。前回(10日)はレギュラー後、最高の15.2%をマーク。そして、24日は一気に番組最高の16.4%まで引き上げた。

「24日放送の『一軒家』はスペシャルでもなく、ゲストも数字が取れるような出演者ではなく、ごく通常の番組内容でした。ましてや、ここに来て、巻き返していた『イッテQ!』に勝ったのは、とても価値があります。主たる視聴者層は中高年といわれていますが、単に“ポツンと一軒家”を探すだけではなく、住人になぜそこに住んでいるのかを尋ね、ある意味ドキュメント番組風にもなっている点が好評の要因でしょう。この調子でいくと、大崩れはないでしょうし、日テレにとっては、厄介な裏番組になってしまいました」(テレビ誌関係者)

 日曜午後8時台は、日テレの独走状態だったが、『一軒家』の浮上で、“2強時代”に突入した。この環境下では、NHK大河ドラマ『いだてん~オリンムピック噺~』が、この先、高視聴率を挙げるのは、よほどのウルトラCがない限り難しそうだ。
(文=田中七男)

BPO審議入りの『イッテQ!』今後も不祥事は出てくる? 日テレはフェードアウトを待つしかないのか

 2018年11月、「週刊文春」(文藝春秋)に“やらせ疑惑”を報じられた日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が審議入りすることとなった。番組内において、タイやラオスで定期的に開催されていると紹介された祭りが、実は現地のコーディネート会社が仕込んだものであったかどうかという点について、検証が行われることとなる。

「どういった経緯でその企画が立ち上げられ、撮影されたかがつまびらかにされることとなりそうです。また、番組内のほかの企画についても疑惑があるようで、別の“やらせ騒動”にまで発展する可能性もあるでしょう」(テレビ局関係者)

 文春報道から時間がたち、話題のトピックではなくなった感がある『イッテQ!』のヤラセ騒動。日本テレビとしては、このままフェードアウトすることを望んでいるようだが……。

「BPOの審議入りがほぼ決定的だったとはいえ、とりあえずは何事もなかったように番組を続ける方針でいるとのこと。ただ、事の真相については出演者に対してもまだ明確な説明がなされていないそうで、少々の不信感もあるようです。祭り企画のメインキャストである宮川大輔の降板もありうる状態だと見る向きがあります」(同)

 さらに、番組レギュラーのNEWS・手越祐也が「週刊文春WEB」で未成年と飲酒していたと報じられたことの影響もありそうだ。

「手越はスキャンダル続きなので、下手をしたら降板という話もありそう。ただ、日本テレビとしては、今はとにかく話題にされたくないという状況だと思うので、手越の問題もふわっとした感じで着地させたいと思っているでしょうね。降板という発表をしないまま、いつの間にか出番が減って、そのままいなくなっていた……みたいなこともありえそうです」(同)

 そもそも『イッテQ!』では、体を張った危険なロケなどに対する問題点が指摘されることも多い。

「収録中に出演者がケガをするというケースも、いくつかあったようです。もちろんケガの程度はそれほどではないにしても、いつか大きな事故が起きてしまうのではないかと心配する声も多い。勝手が違う海外でのロケなので、これまでも想定しないようなハプニングがいくつかあったと聞いています。その中には、ほじられたくないような出来事があったかもしれない。そういったことも含めて、とにかく今は静かにしておくしかないというのが関係者の本音でしょう」(同)

 BPOの検証結果次第では、番組終了もありうる『イッテQ!』。当代きっての高視聴率番組は、一体どうなってしまうのだろうか。

鈴木おさむが『イッテQ!』はヤラセではないと擁護! 背景に演出過多だった『めちゃイケ』と『スマスマ』

 ヤラセ疑惑報道の影響もあってか、近頃は視聴率が低調気味の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。そんな中、放送作家の鈴木おさむが、「週刊朝日」(朝日新聞出版)2018年12月14日号に掲載された連載コラム「1970年生まれの団ジュニたちへ」にて、『イッテQ!』のヤラセ疑惑に異論を唱えている。

 今回のヤラセ疑惑での大きな問題点は、実際には行われていないラオスの“橋祭り”なるものを、あたかも恒例行事のように扱った点だ。前述の連載コラムで鈴木は、《実際には存在しないお祭りを作っていたとしたら、それは今の時代はダメなことなのだろう。少なくともあの番組は海外の文化を紹介することが入り口になっているから。》と、その点について問題があると指摘。そのうえで、《ただ、仮に、あのコーナーが世界の各地で「番組が提案したお祭りを開催する企画」だったとして、おもしろさは変わらないし、がっかりする人はいないと思う。》と主張し、単なる“ヤラセ”とは違うものだとの見解を示したのだ。

 そんな鈴木の主張に対し、あるメディア関係者はこう話す。

「バラエティー番組はドキュメンタリーとは違うので、面白くするための演出が必要なのは当然のことです。その点で鈴木さんの主張も一理あるのですが、事実とは異なることを事実のように放送してしまったことは大問題。番組内容が面白いことと、嘘を放送したこととは切り離して考えるべきだと思います。ただ、鈴木さんはどちらかというと“演出過多”な番組作りをしているイメージがありますからね。『イッテQ!』を擁護するのも頷けます」

 鈴木おさむに対する“演出過多なイメージ”とは、一体どういうことなのだろうか?

「鈴木さんが過去に構成を担当していた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)では、芸人たちの発言が事細かに台本に書かれていたと出演者のよゐこ・濱口優が暴露したことがありました。同じく鈴木さんが構成をしていた『SMAP×SMAP』(同)もまた、相当部分が台本だったとも言われています。アドリブの流れの中で面白さを生み出すタイプの番組ではなく、予めしっかりと決めた流れで作り上げる番組が得意な放送作家という印象が強いんです。そういう意味では、『イッテQ!』もまた、鈴木さんのスタイルに近い演出だったのかもしれませんね」(同)

 バラエティー番組を面白くしなくてはならないのは当然のこと。しかし、“ガチ”ではないことを“ガチ”として見せたり、事実とは違うことを事実であるかのように見せたりすることで、糾弾されるのもまた仕方ないことだろう。しっかり作り込むタイプのバラエティー番組は、今後そのスタイルを軌道修正していく必要があるのかもしれない。

テレ朝『ナニコレ珍百景』『ポツンと一軒家』が日テレを捕らえた! 『DASH!!』『イッテQ!』は沈没へ……

 10月までなら考えられなかった事態が起きている。他局をまるで寄せ付けない絶対的な強さを誇っていた、日本テレビの日曜ゴールデン帯が、テレビ朝日に抜き去られる日が目前に迫ってきたようだ。

 9日、日テレの同時間帯の視聴率は午後7時台の『ザ!鉄腕!DASH!!』が12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、8時台の『世界の果てまでイッテQ!』が14.6%、9時台の『行列のできる法律相談所』が12.3%といずれも低調だった。

 一方、テレ朝は7時台の『ナニコレ珍百景』が12.1%、8時台の『ポツンと一軒家』が14.1%と日テレにかぎりなく肉薄。9時から放送された『フィギュアスケートグランプリファイナル2018 女子フリー』は17.4%を取って、特番ながら同時間帯トップに立った。

 そのほかの局では、フジテレビ系で7時から10時24分までオンエアされた『Cygames THE MANZAI 2018 マスターズ』が11.7%で、まずまずの健闘。

 TBS系の『坂上&指原のつぶれない店』2時間スペシャルは7.0%で惨敗。9時からの連ドラ『下町ロケット』(阿部寛主演)第9話は12.6%と伸び悩んだ。

 NHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演)第46話は最終回目前ながら、11.4%と振るわなかった。

 4月から月イチレギュラーに昇格し、着実に8~9%台をマークしていたテレビ東京の『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦~全国一斉!謎の巨大魚ぜんぶ捕る!~』(7時54分~9時54分)は5.2%しか取れず、大惨敗を喫した。

「日テレが下降線をたどった原因は明らか。『DASH!!』は山口達也が脱退したことで人手不足に陥り、TOKIOのメンバーがなかなかそろわないうえ、マンネリ。新企画もパッとしません。『イッテQ!』はいうまでもなく、『週刊文春』(文藝春秋)による“ヤラセ報道”があってから、視聴者の信頼を損ねてしまった。それに伴い、視聴率は一気に落ちてしまいました。ただ、テレ朝の浮上は日テレの自滅だけが要因ではありません。なんといっても、10月からレギュラーに昇格した『一軒家』が大好評で、これが大きいのです。安定した視聴率をマークして、『イッテQ!』と互角に戦い、9日は0.5ポイント差まで迫りました。それに連動するように、レギュラー番組として復活した『珍百景』も予想以上の健闘ぶりを見せ、『DASH!!』を捕らえようとしています。日曜の夜といえば、まったり気楽にテレビを見たいという視聴者も多いわけです。そういった層には、『珍百景』『一軒家』はピッタリ。視聴者のニーズに合った番組を提供する、テレ朝が実力で高視聴率を取っているだけに、日テレを逆転する日も近いと見ていいでしょうね」(テレビ誌関係者)

 日テレの日曜といえば、午後5時30分放送開始の『笑点』から、10時スタートの『おしゃれイズム』まで、他局にチャンネルを替えさせない強さがあったが、それも完全に分断された。『一軒家』の人気はホンモノなだけに、この流れはもはや止めようがないようだ。
(文=田中七男)

『イッテQ!』ヤラセ報道沈静化も、「継続」「終了」で揺れ動く日テレ……終了後の根回しも開始?

「週刊文春」(文藝春秋)の報道で発覚した日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』のヤラセ疑惑。タイのコーディネーター・M社が手がけたラオスでの“橋祭り”が、番組のために作られたものだったとの疑惑に対し、日テレの大久保好男社長はヤラセであったと認めたわけではないが、放送内容に問題があったとして「疑念を生み、大変申し訳ない」と謝罪。番組内でも文章とナレーションで謝罪をした。

 報道が出た当時の同局の様子について、ある関係者はこう話す。

「最初に文春が報じたときは、日テレ局内でもそんなに大きな問題とは思われていなかったみたいですね。スタッフも“まあ、大丈夫でしょ”という感じだった。だから、最初に発表したコメントでは謝罪をせず、弁明という形にとどめたのでしょう」

 しかし、日テレ以外のテレビ局がこのヤラセ疑惑をニュースで取り上げるなど、日本中の関心事となってしまう。

「思ったより世間が騒いでいる現実を目にして、日テレ内部での捉え方も“これはヤバイかも”と変わってきたみたいです。そして、文春が続報を出したところで、一気に流れは変わった。これはスルーできる案件ではないと気づき、それからは『イッテQ!』の話には触れられないような空気になったようですね」(同)

 そうして、大久保社長が正式に謝罪する事態に至ったわけだが、それから時間もたち、続報も出てこず、報道は小康状態といった雰囲気だ。

「謝罪した直後は、“番組終了もやむなし”という空気だったようです。でも、その後の報道があまり出てきていないことから、“どうにかなるかも”といった“継続ムード”も漂い始めているのだとか。確かに、視聴者からの支持は高い番組だし、番組継続を望む声が多いのも事実。日テレとしては、このまま騒がれずにやり過ごして、番組を継続させたいというのが本音でしょう」(同)

 現在、局内ではBPO(放送倫理・番組向上機構)に報告するための調査を行っている途中だという。

「この調査については、さすがにごまかせないという雰囲気ですよ。下手に生ぬるい報告をすれば、また文春砲が飛んでくるかもしれない。もしそうなったら、番組だけでなく、日本テレビ全体の倫理観が問われるわけですからね。そして、もしも調査結果が“どうあがいてもクロ”というものだったら、番組終了は必至。それどころか、かつての『発掘!あるある大事典Ⅱ』(フジテレビ系)のように、検証番組を放送しなくてはならなくなる可能性すらある。厳しい状況であることは間違いありません」(同)

 もしものときに備えて、日テレ内部では根回しも始まりつつあるという。

「番組が終了した場合、出演者たちに対してどう謝罪するか、後継番組に出演してもらうのか、ギャラはどうするのか、などの事後処理はいろいろ大変です。スポンサーの問題や、裁判沙汰になる可能性だってある。そういった場合に備えて、事前に話し合いをしておく必要はあるでしょう」(同)

 まだまだ事態は流動的なようだが、崖っぷちにあることは間違いない『イッテQ!』。近々発表されるであろう“調査結果”が、今後の命運を左右することとなる。