上沼恵美子が「嫌な男だった」とメッタ斬りした「有名司会者」は古舘伊知郎で確定!?

 こんなにも長く恨み続けているとは驚くばかりだ。

 5月3日の『快傑 えみちゃんねる』(関西テレビほか)にて、上沼恵美子が過去に共演した「有名司会者」を“口撃”し、話題を呼んでいる。

「番組に出演した元TBSアナで現在はフリーの生島ヒロシが出演。すると上沼は、『生島さんを見て〇〇を思い出した』と述懐し、『嫌な男でしたよ』と斬り捨てました。一緒に司会をしたそのアナウンサーが、ある雑誌の取材で『時間とか全部ぼくが合わしたんだよ。大阪の上沼さんって時間合わせられないから。生放送できないから』と発言していたこと、共演した際には『0.2秒押してます』と言われたこと、東京のパーティーで遭遇した際に『あの女にはエライ目にあったよ』と言っていた話などを挙げ、『あの時は黙ってましたよ、何年か前やから。今は怖いもんなしやで』と怒り心頭だった当時の心境を思い出したようです」(テレビ誌ライター)

 番組では○○を「有名司会者」と伏せていたが、上沼は実名を口にしており、“ケンカ上等”だったようだ。放送後ネット上では、「宮根誠司?」「みのもんた?」などと予想祭りとなったが、週刊誌デスクは「古舘伊知郎で確定ですよ」と言ってこう続ける。

「2人は1994、95年の『NHK紅白歌合戦』で一緒に司会を務めていますが、上沼はこれまでも事あるごとに“古舘ディス”を繰り広げており、3年連続の紅白共演を上沼が拒否したのは有名な話です。04年に古舘が『報道ステーション』(テレビ朝日系)のキャスターに就任した際には、『失敗してほしいな』と話していましたし、ピース・又吉直樹が芥川賞を受賞したことに古舘が疑問を呈すと、『この人は性悪』『芸人を蔑んでいる』などと罵詈雑言を浴びせていたことも。一方の古舘もNHKの番組で共演した桑子真帆アナを『俺との相性は良くない。お前は上沼恵美子か!』と評していましたから、お互いに嫌い合っているのは間違いない」

 それにしても、上沼にかかれば20年以上前のことも「何年か前」に感じるほど、恨みの炎は今も燃え盛っているようだ。

とろサーモン・久保田&スーマラ・武智は「河本状態」に……尾を引く暴言騒動、再浮上は困難か

 昨年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)終了後、同大会で審査員を務めていた上沼恵美子に対して暴言を吐いているところをネットで生配信し、大バッシングを食らった、とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智。騒動から3カ月近くがたとうとしているが、状況はどうなったのだろうか?

「騒動直後に入っていた仕事が軒並みキャンセルになって、そのままお笑い界追放もあるのでは……などとささやかれていましたが、どうにか持ち直し、徐々に仕事を増やしている状態です。ただ、この2人が出てくると、少なからずネット上ではバッシングの声が上がるのも事実です」(テレビ局関係者)

 2月24日には、東京スポーツ新聞社主催『第19回 ビートたけしのエンターテイメント賞』の授賞式が行われ、久保田と武智は「SNS炎上賞」を受賞。しかし、2人とも授賞式は欠席となった。

「たけしさんが直々にイジってくれるのだから、芸人としては、かなりオイシイ状況のはず。にもかかわらず欠席というのは、やはり今回の暴言騒動が想像以上に大きな問題になっていたということでしょう。少なくとも、自分たちから笑いに変えるようなことはできないのだと思われます」(お笑い業界関係者)

 最高のネタであるはずの炎上騒動を仕事につなげるのは、どうやら不可能ということのようだ。

「制作サイドからは、『暴言騒動に触れられないのであれば、久保田と武智を番組に出しても仕方ない』といった声が多く聞こえてきます。このままでは仕事を減らす一方で、落ち目になってしまうでしょう。なんとなく、次長課長の河本(準一)さんを思い出させる展開です」(前出・テレビ局関係者)

 河本は2012年に親族の生活保護不正受給疑惑が浮上。その後、謝罪会見を行い、一部の受給分を返納したことを明かした。しかし、この騒動をきっかけに、河本は仕事を大幅に減らすこととなってしまう。

「河本はネット上で疑惑に対するバッシングが起きると、Twitterで挑発するような投稿をして、火に油を注いでしまった。そういったネット上での不用意な行動も含めて、業界内では要注意人物となってしまったわけです。久保田と武智も、まさに同じようなパターンですね。河本が全然再浮上できないのと同じように、久保田と武智の将来も、なかなか厳しいのではないでしょうか」(同)

 さらに、一部では、上沼の東京進出のウワサも上がっている。

「フジテレビが夕方の時間帯に再放送した関西テレビ『快傑えみちゃんねる』が好評だったことを受け、『上沼東京進出待望論』が一部で盛り上がりつつあるようです。もし、上沼がここにきて東京のお笑い界でも存在感を発揮するようになったら、いよいよ2人の出る幕は奪われてしまうでしょう」(前出・お笑い業界関係者)

 2人の苦悩は、まだまだ続きそうだ。

『快傑えみちゃんねる』関東進出は“瀕死”のフジテレビを救う? 「弱気な試み」の成否は……

 フジテレビが2月初めより、夕方15時50分からの「メディアミックスα」で、関西の人気番組『快傑えみちゃんねる』の放送を始め、25日には同じく関西ローカルの『やすとも・友近のキメツケ!※あくまで個人の感想です』の放送も決定。突然の関西シフトが話題になっている。東京に住んでいると、面白い番組は東京発のものばかりだと思いがちだが、それは大きな誤りだ。テレビ情報誌の記者が語る。

「『快傑えみちゃんねる』は、司会の上沼恵美子と、ひな壇に座った複数のゲストがトークを繰り広げるバラエティ番組です。番組は放送開始から20年以上経過していますが、関西ではずっとゴールデンタイムに放送されており、毎回2ケタの視聴率を取る超人気番組です」

 上沼といえば、『M-1グランプリ』の審査員として知られる“関西の女帝”。関東でもおなじみの顔だが、なぜ突然関東でも放送されることになったのか?

「フジのこの時間帯は、もともとニュース番組が放送されていましたが、視聴率不振が甚だしくて15~16時台の放送が打ち切られ、その後はドラマの再放送が中心でした。しかしフジとしては、ドラマの再放送ではテレ朝の『相棒』に歯が立たないので、新たな視聴者の掘り起こしを狙って、関西の人気番組を持ってきたのでしょう。これが好評なら、関西ローカルで活躍するタレントを関東で使うという手もありますし」

 下手な挑戦をするぐらいなら、実績があるもので勝負するのはよくある話。しかしテレビ界の歴史をひもとくと、フジの試みが成功する確率は低そうだという。キー局の関係者が語る。

「関西の人気番組を東京に持ってこようというプランは定期的に持ち上がりますが、うまくいったためしがありません。その代表が『探偵ナイトスクープ』(朝日放送)です。放送がすでに30年を超える『ナイトスクープ』は、23時台という放送時間にもかかわらず、毎回15%前後の視聴率を取るオバケ番組ですが、関東ではいろいろと時間帯を変えて放送してみたものの、視聴率は関西の半分もいきません。明石家さんまの『さんまのまんま』(関西テレビ)も、関西ではゴールデンでしたが、関東では深夜や日曜の昼間に放送され、扱いは決して良くありませんでした」

 しかも関西ローカルの番組が関東で放送されるのは、タレントにとっても喜ばしいことではないという。芸能事務所関係者が語る。

「関西ローカルのトーク番組に出る多くのタレントは、“少々話を盛ろうが、面白ければOK”というノリで番組に臨みます。関西は“笑わせてナンボ”の世界ですから。しかし、それが関東でも放送されるとなると、軽い気持ちで話したトークの内容が問題視されたり、場合によっては炎上する可能性もあります。正直、フジの試みをありがた迷惑に感じる人もいると思います」

 4月からは夕方のニュースに加藤綾子を投入し、局面の打開をもくろむフジテレビ。その“前座”がコテコテの関西テイストというのも、何か違う気がするのだが……。

上沼恵美子、島田紳助への“復帰ラブコール”に業界騒然!「現場は頭を抱える……」

 昨年末の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)直後の動画配信番組で、後輩芸人から誹謗中傷を浴びたタレントの上沼恵美子が、2011年に芸能界を引退した島田紳助に芸能界復帰を促した。長年、テレビの世界から身を引いている紳助に、このタイミングで復帰を呼びかけたのはなぜか?

 上沼は13日放送の自身の冠番組『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)で、紳助と再三にわたって引退について話し合っていたことを告白。その上で、本格復帰はならずとも、自身の番組に対談形式での“復帰”を呼びかけて「よろしくお願いします」と頭を下げたのだ。

 2人は『M-1グランプリ』の創始者と審査員という間柄。10代から姉妹で漫才コンビを組んでいた上沼が当然、芸歴でも先輩にあたる。

「関西では“女帝”といわれる上沼さんが呼びかけた意味は大きい。これまで復帰を画策していた吉本の幹部以上のパワーがあるでしょうね」と分析するのは、お笑い関係者。

「もし、番組で対談が実現すれば話題にもなるし、当然『M-1』の話にもなる。そもそも、『M-1』の一件で上沼は被害者の立場ではあるが、良くも悪くも注目されたまま。紳助は週刊誌上で上沼へ直接謝罪する旨を表明していましたので、最終的にいい形で着地させるためには共演が必要だと考えたんでしょう」(同)

 一方で、中堅放送作家は「バラエティ番組において、我が強すぎる紳助を毛嫌いするスタッフや芸人が多かったのも、また事実。仮に今回の件で、再びテレビの世界に戻れば、頭を抱える者は多い」と危惧する。

 大御所タレントから投げられたボールに、紳助はどんな反応を示すのか?

指原莉乃、将来の『紅白』司会は確定的? 一方で“上沼恵美子化”の心配も……

 人気アイドルユニット・HKT48の指原莉乃が、今年4月でグループから卒業する。大みそかの『NHK紅白歌合戦』では、バンコクに拠点を持つBNK48とタイ語を交えて「恋するフォーチュンクッキー」を歌唱。「指原放牧」と書かれたプラカードを掲げた総合司会の内村光良による粋なエールも送られた。

 本番前の12月29日に行われた紅白歌合戦リハーサル後の記者会見では、バラエティーから司会業に転じたタレントの上沼恵美子との類似性を指摘されるなど、卒業する指原に質問が集中。将来的に紅白の司会を期待する声も上がっていた。

「指原さんの今の人気やポテンシャルからすると、紅白の司会を務める可能性が十分にあると思います。最近ではMC業が板についてきて、話を回すのが上達しました。トークバラエティー番組で共演する芸人からは『やりやすい』『話の振り方がうまい』『突っ込みが的確』といった称賛の声が相次いでいて、演者側から人気がとても高いですよ」(芸能関係者)

 一方で不安視されているのが、自分の見せ方へのこだわりだという。

「プロ意識が高く、インタビュー写真や、収録撮影の現場で、自分が良く写る顔の向きや位置でないと撮り直しを求めるなど、頑固な一面があります。時に撮影や現場の流れを止めてしまうことがあるのですが、指原さんクラスのタレントには誰も注意することができません。まだ理不尽なワガママを言うことはないようですが、このままエスカレートして、上沼さんのように“女帝”と言われるような存在になってしまうのではないかと懸念されていますよ」(同)

 春からはアイドル業を離れ、タレントとして独り立ちする指原。上沼が歩んだ道をたどるのか、このまま大物タレントとなるのか、どういった活躍をみせてくれるのか、見ものとなりそうだ。

上沼恵美子への暴言余波?『ウチのガヤ』スーマラ出演“全カット”の深刻な裏事情

 25日放送の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)の内容が物議を読んでいる。この日は、高畑充希をゲストに東西ガヤ芸人おもてなし対決SPが放送され、関東芸人と関西芸人が一堂に会した。

 番組には『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で優勝を果たした霜降り明星のほか、若手ながら貫禄のある見た目で話題のギャロップなどが出演した。だが、同じく決勝進出者のスーパーマラドーナは画面に映るものの、まったく触れられなかったのだ。田中一彦は時折画面に映り込むものの、もっとも右端に位置する武智の姿は切り取られていた。

 この編集は、とろサーモンの久保田かずのぶと武智が引き起こしたネット動画による上沼恵美子への“暴言”騒動が尾を引いている結果と見られる。だが時系列を整理すると、さらに複雑な事情がからんでくる。

「この日の放送は霜降り明星が優勝したと言っていますので『M-1』後に収録が行われています。件のネット動画が公開されたのは、『M-1』放送の深夜から早朝にかけてですから、当然収録時に問題は明らかになっていました。発言を問題視するならば、スーパーマラドーナを当日呼ばない対策もできたはずですが、収録に呼ばれたということは、当初は現場でもそれほど深刻にとらえられていなかったのかもしれません」(芸能関係者)

 つまり、収録時は問題なしとされたものの、その後の編集段階でバッサリと切られてしまったということ。確かに番組を見ると、本来ならカットレベルのMr.シャチホコによる「新和田アキ子ゲーム」のグダグダなプレゼンの様子が長くつながれており、不自然な印象を受ける。

「これは現場スタッフの忖度というよりは、『絶対に映すな』といった、より上のレベルからの強い指示があったのではないでしょうか。そうなると、この番組自体というよりは、テレビ局レベルでの“出禁”処分へ発展する可能性もあります」(同)

 ひょっとすると25日の放送はスーパーマラドーナが全国区のテレビで見られる最後の機会だったのかもしれない。
(文=平田宏利)

“女帝”上沼恵美子の怒りは収まらず……あの東スポにも「塩対応」

 ある意味、女帝の内面を映し出すことになってしまったようだ。『M-1グランプリ』暴言騒動の渦中にいるタレント・上沼恵美子が大みそかの『第69回NHK紅白歌合戦』に審査員としてサプライズ出演すると、18日発売の夕刊紙「東京スポーツ」が報じた。

 これに上沼サイドが敏感に反応。デイリースポーツの取材に対し、上沼の所属事務所は「そういうオファーは一切受けておりません。全くないです」と完全否定した。「誤報は否定する」というのは当たり前のことではあるが、今回は暮れの風物詩である『紅白』と、“飛ばし記事”でおなじみの東スポがセットとなっているから、厄介だ。

「紅白の司会や審査員の選考をめぐっては、“飛ばし記事”がつきもの。ある種のコントみたいな部分もあって、オファーなど来ていないのに、事務所側は『お答えできない』とか、『来たら前向きに検討したい』と答えて“希望”を持たせることも多いんです。バーニングプロダクションなんか慣れたもので、昔、藤原紀香に『紅白司会オファー』と書かれた時も、怒るどころか、笑いながら担当記者に『ありえないけど、まぁ、うまくやっといて』で終わりでした」(スポーツ紙記者)

 しかも、今回報じたのは東スポ。上沼が、自身の番組ですり切れるまでネタにできそうな気も……。

「それがまさかの“塩対応”。暴言を吐いた、とろサーモン・久保田かずのぶ、スーパーマラドーナ・武智に対し、上沼さんは『2人には興味はない』とピシャリ言い放っていましたが、実際はいまも相当ピリピリしているのではないでしょうか」(同)

 発売中の「週刊新潮」(新潮社)には、上沼を『M-1』審査員に起用した島田紳助氏のインタビューが掲載されている。紳助氏は上沼がこの件について触れたがらない理由について「ノーコメントが、むしろ怒ってる証拠」と断言。まだまだ女帝の怒りは収まらないようだ。

本当は上沼恵美子より松本人志!? お笑い賞レース決勝進出芸人たちに渦巻く「採点への不満とある疑惑」

 いまだ冷めやらぬ、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の熱狂。といっても、優勝した「霜降り明星」や芸人たちが見せたネタのことではない。放送後に、とろサーモン・久保田かずのぶと、スーパーマラドーナ・武智が行った、審査員の上沼恵美子への暴言騒動へのネット民の熱の入れようである。

「吉本の芸人がイベントに登場すれば、『M-1』のことを聞かれ、久保田や武智の近況を聞かれ、その答えが、またネットニュースになり、コメントが殺到という状態が続いています。一躍、注目の人となった上沼には、NHK紅白歌合戦の審査員に検討されているという記事まで飛び出し、大きく報じられました」(芸能記者)

 もちろん芸人たちの間でも、この問題は依然、ホットな話題となっているようだ。

 有名お笑いコンテストの決勝進出経験のある、芸人Aが、こう話す。

「伝わってくるのは、2人の置かれた状況が、報道以上にヤバい状態にあるという話です。上沼批判は、上沼を審査員に起用した主催の吉本興業への批判にもつながるだけに、2人への処分は相当に重いものになりそう。それだけでなく、スポンサー降板の話にまで発展しそうだという話もありますから、ガチでヤバそうです」

 だが、Aによれば、「元々、審査員への不満は参加芸人の間で渦を巻いていましたよね」という。こう続けてくれた。

「実は、芸人たちの間では上沼さんよりも松本(人志)さんの審査への疑問の声が大きいんです。松本さんは、いつもトップバッターには『基準やから』と85点前後の辛い点をつけますが、後半になると、基準などうやむやになって点数が伸びていく。『もっとウケてもいい』と言いながら辛い点をつけたり、『笑いの量では審査できない』と、ウケていたのに点が辛かったりで、審査がぶれぶれで、結局、好き嫌いでしかないことが見えてきますからね。多くの芸人は、松本さんへの憧れが強いだけに、そうした不当な審査を見ると、『マジか』とストレスをため込むことになるんです」(同)

 だが、上沼の審査があろうがなかろうが、大会への不満は多くの芸人たちの中でパンパンになっていたようだ。

「ネタ順を直前の抽せんにして、公平さをアピールしていますが、最後に吉本が推したい『霜降り明星』と『和牛』を、いい点が出やすいラスト2組に残したことに、疑惑の目を向ける芸人もいますからね」(同)

 来年の『M-1』で笑える気がしなくなってきた……。

“西の女帝”上沼恵美子の出演番組を片っ端から見てみたら、やっぱり面白かった件

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(12月9日~15日)見たテレビの気になる発言をピックアップします。

 今年の『M-1グランプリ』の暴言動画をめぐる騒動。9日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、松本人志がこの件に言及していた。

「彼らは何よりも勉強不足ですよ。上沼さんという人がどれだけの人か、ホントにわかっていない。だから、勉強不足だし、勉強が不足しているということすら勉強できていないと思いますよ。やっぱ、あの人のやってきた功績考えたらすごいし。吉本ではない人で、女性目線で、ボクより先輩で当然尊敬できる人であのポジション座れる女性は、あの人しかいないので」

 上沼の審査員としての姿勢を批判したとろサーモン・久保田とスーパーマラドーナ・武智を、「勉強不足」だと断ずる松本。なるほど確かに、『M-1』の中でも上沼は、叱る人、えこひいきする人、『えみちゃんねる』の人みたいに扱われていて、芸人としての「功績」がわかりにくい感じもある。「功績」を問われる必要がなくなったポジションの人、みたいなところに追いやられているようでもある。

 かく言う僕も、漫才をしていた海原千里時代の上沼を知るわけではない。そもそも、現在放送されている上沼がMCを務める番組を、あまり見たこともない。関西に住んでるのに。

 ということで、上沼が出ている番組を、片っ端から見てみることにした。

■番組の公式レシピ本を「買わなくて結構」と言える境地

 その1。10~14日放送の『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(テレビ朝日系)。番組名の通り、料理を作りながらゲストや料理の先生とのさまざまなおしゃべりが繰り広げられたわけだけれど、中でも屈指は10日放送回での次の発言だろう。

「分量は、みなさんレシピが出ておりますので、おしゃべりクッキングの本が出ておりますので、ぜひともお買い求めくださいまし。……まぁ、みなさんね、物入りですもんね、12月。『そんな料理の本にお金なんか使うてられへんわい!』って、いまテレビの前で叫ばれたと思います。買わなくて結構です。テレビ見てたらいいわけですから」

『おしゃべりクッキング』は1995年のスタートから20年以上の歴史を持つ番組らしい。番組ホームページによると、紹介されたレシピは4,600を超えているとか。

 そんな番組の中心でおしゃべりを続けてきたMCがたどり着いたのが、料理番組の必携品であるレシピ本を、「買わなくて結構」と言ってしまえる境地である。番組の中でもテロップやナレーションで「月刊テキスト ただ今発売中!」とか宣伝されているのに。レシピ本どころか、自身がプロデュースする鍋・フライパンの宣伝をする人もいたりするのに。

 もちろん、「買わなくて結構」なんて冗談なわけだけれど、テレビの前にいる人たちの“庶民感覚”に寄り添う姿勢を突き詰めると、そしてその姿勢を何十年も積み重ねていると、冗談であろうとここまで言えるわけである。料理番組の仕組みの解体である。すごい。

■女性視聴者の声を代弁

 その2。14日放送の『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)。上沼が大平サブローとMCを務める関西ローカルのひな壇系トーク番組。先週は夫婦に関する話が多くを占めていて、たとえば妻から家事の給与を請求されたと話すU字工事・益子が、上沼に論難されたりしていた。

「お金がほしいわけじゃないの。優しさがほしいの。手を差し伸べてほしいのよ。それがないから。それか益子ちゃん、もう月1,800万円ぐらい稼げ。どっちかや」

 益子、アマゾン奥地にいるときより汗かいてたんじゃないか。

 また、仮に妻が来年亡くなるようなことがあったら、20歳ぐらい年下の女性とパートナー関係になりたい、という大平の発言を受け、上沼は次のように喝破する。

「女でそんなこと言うてみいや、どう言われる? 来年(私の)主人が逝ったら、42、3の男の人とお茶をしたり、映画を見たりコンサート行くねんなんて言うて……言うただけで、もう終わりや。な? 男って得やね。何十になったって遊んでも全然平気やんか。なーんか知らんけど、勲章みたいに思うてるやんか」

 こういった発言が、テレビの前の特に女性視聴者に訴えかけるところは大きいのかもしれない。他方で、上沼のこういったトークに対しては男性側からのツッコミもあるだろうし、上沼の男女観はアップデートされていないのではないか、みたいな話もあるかもしれない。

 でも、14日の『しくじり先生』(テレビ朝日系)で、夫・宮崎謙介の不倫を許容した妻・金子恵美(ともに元衆議院議員)に対し、「いい女」「素敵な奥さん」「最高の女性」といった声が周りの男性タレントから飛ぶ、みたいな光景を見たりすると、平成が終わろうとする現時点でも上沼の話芸がカウンターとして効いている理由が、なんとなくわかったりもする。

 ただ1点。U字工事・益子は月に1,800万円は稼げないかもしれないけれど、アマゾンの奥地で銃撃されたり、勾留されたり、猿の味を知って日本に帰ってきたりしているので、そこは少し斟酌してほしい。

■上沼の横でも何も積み重ならない高田純次

 その3。9日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(日本テレビ系)。上沼と高田純次がMCを務める情報番組である。

 冒頭、「ちょっと一言よろしいでしょうか」と言った上沼は、例の「炎上」について話し始める。審査は自分の立場から公正に行ったこと、2人の発言について自分は特に気にしていないこと、興味もないこと、というような内容だ。それを受けて、隣の高田が言う。

「じゃあ、来年からはボクが(審査員として)出るようにしましょうか」

 高田は上沼の横でも、いつものように適当で最高だ。突然キレる高齢者の話題になったときも、こんな感じだ。

上沼「(高田さんはキレるイメージが)全然ない。20年ぐらいお付き合いしてます、高田純次さんと。マネージャーさんを怒ってるとか、スタッフを怒ってるとか全然見たことない」

高田「いやいやボク今ね、痔がキレてるんでね」

 芸能ゴシップや社会問題を扱うトークの中で、一事が万事、この調子。何も積み重ならない。積み重ならないということが積み重なっている感じ。なんだか、上沼の件にせよ何にせよ、ゴシップとかネットでの「炎上」ネタを真顔で話しても詮無い、みたいなことを、先週見たテレビの中でただ一人、徹底的に語り示しているようでもあった。ゴシップを扱う番組に出てるのに。

■「U.S.A.」ダンスへの同調圧力には屈する?

 その4。11日放送の『第18回わが心の大阪メロディー』(NHK総合)。大阪の名曲をお送りする、年に1回の特番である。司会は藤井隆と松坂慶子、そして小田切千アナウンサー。上沼はこの番組に歌手としてゲスト出演していた。

「大阪ラプソディー」を歌い上げる上沼、やしきたかじんとの思い出を語る上沼、松坂に「もし上沼さんの人生をドラマ化するときは、ぜひ私に上沼さんの役をさせていただけませんか?」と問われ、「まぁ、そんな……顔はそっくりですよ?」と軽口を叩く上沼。

 そんな上沼関連の見どころも多々あったのだけれど、個人的に面白かったのは、今年のヒット曲「U.S.A.」を出演者全員が踊るエンディング。番組では「U.S.A.浪花スペシャル」と称されていた。

 広いNHK大阪ホールのステージの中央で、DA PUMPが歌って踊る。ステージの脇で、上沼が踊る。松坂も踊る。藤井、踊る。荻野目洋子、踊る。三山ひろし、踊る。福田こうへい、踊る。May. J、踊る。リトルグリーモンスター、踊る。くいだおれ人形、踊る。Mr.オクレ、指揮棒を振る。海原はるか、髪の毛を振る。天童よしみ、当然踊る。上田正樹、まったく踊らない。

 そう、上田正樹がまったく踊らなかった。ISSAが「みんなで!」と盛り上げても、周囲がいくら盛り上がっていても、上田はずっと手拍子だけだった。

 これから年末年始に向け、「U.S.A.」を踊る芸能人を見かける機会はますます増えるだろう。東野幸治も別の番組で言ってたけれど、今年の『紅白』で五木ひろしが拳を握りながら「いいねダンス」を踊ることがあるとすれば、そのさまは必見だろう。

 2018年の今、テレビを席巻する「U.S.A.」ダンスへの同調の圧。それをはねのける芸能人を見るのは、上田が最初で最後になるかもしれない。関西では誰も逆らえない、みたいに勝手に怖がられている上沼だって、「U.S.A.」には逆らえないのだ。

 いや、それは上沼が屈服しているというよりも、与えられた役割を全うしているということではあるのだけれど。そしてそれは、若手を叱る人、みたいな番組上で与えられた役割と、審査員という役割の間でカメラの前に立つことを求められた、『M-1』での姿に重なったりもする。

 にしても、上田正樹、すごかったな。僕は五木ひろしを見ながら、上田を思い出しているだろう。そして、ちょっと楽しい気分になっているだろう。

 なんだか話がズレてしまったけれど、上沼が出ている番組をひとまず片っ端から見てみたところ、やっぱり上沼は面白かったし、何より、上沼がいなければ見なかったかもしれないテレビ番組も、面白いなと思った。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

 

上沼恵美子、松本人志だけじゃない! 久保田&武智の“暴言”に激怒した超大物

 とろサーモン・久保田かずのぶとスーパーマラドーナ・武智の“M-1暴言騒動”に新展開だ。

 2人は、あろうことか『M‐1グランプリ』(テレビ朝日系)審査員で“関西テレビ界の女帝”こと上沼恵美子を壮絶ディス。“更年期オバハン”扱いしたことで批判が殺到した。

 ダウンタウン・松本人志も、久保田と武智を突き放した。2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で騒動について触れ「上沼さんという人がどれだけの人か、本当にわかっていない。勉強不足だし、勉強が不足しているということすら勉強できていない」と、2人を断罪。松本がここまで見限るのは異例なことだ。

 その裏には、かつての『M-1』審査委員長で、2011年に芸能界引退した島田紳助氏の存在があるという。スポーツ紙のお笑い担当記者の証言。

「上沼さんに審査員をお願いしたのは松本さんと言われていますが、実際は紳助さん。紳助さんは、上沼さんのことを心底尊敬していましたからね。若手時代には、漫才コンビ『海原千里・万里』として活躍していた上沼さんのせりふを一字一句すべて書き出して、話術を研究していたほど。その上沼さんの顔に泥を塗った2人に対しては、芸能界を引退したとはいえ、面白いはずがないでしょう。事実、松本さんの元には、今回の件に関して紳助さんからメールが来ているそうです」

 メールの中身までは不明だが、少なくとも2日の『ワイドナ』放送以前に、松本と紳助氏はやりとりしていたという。

「ワイドナでの松本さんの突き放し方を見る限り、紳助氏から2人に対して相当厳しい意見が飛んだのではないか。2人は上沼、松本だけでなく、紳助氏も敵に回してしまったことになる」(同)

 暴言の代償は大きすぎたようだ……。