女だけどニューハーフバーで働いてみたレポート なぜお客さんにバレなかったか?

第5回 ニューハーフバー「朝までカマ騒ぎ」

 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。

 夜の街には、行ってみるのにちょっと勇気のいる個性的な店もありますよね。そういう店で私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。

 今回レポートする店はニューハーフバー。ニューハーフとは、男性の体で生まれ、女性の格好やメイク、言動をして夜のお店で働く人たちのことを指した職業用語です。私は女性の体で生まれたのでニューハーフではないですが、今回、特別に小田急線・向ヶ丘遊園駅そばのニューハーフバー「朝までカマ騒ぎ」で働けることになりました。

■容姿端麗で親しみやすいトークのキャストたち

 まずアポを取り、面接を兼ねてお店に飲みに行きました。店内は、高級クラブのような雰囲気。黒服の男性に誘導されて席に座ると、すぐに2人のキャストが登場。決してお世辞ではなく、2人ともめちゃくちゃ可愛い! 男性の体で生まれてきたとは思えないほど女性的な見た目である上に、銀座や六本木のクラブで働けそうな洗練されっぷり。あとから一緒に座ってくれた2人も、店内を歩くキャストたちも皆きれいで、ギャル系、アイドル系、モデル系と、さまざまなジャンルのコたちが揃っていました。

 「キャストのレベルが高い」といううわさは聞いていたのですが、正直、そういうコたちは六本木や歌舞伎町のような繁華街に集まると思っていたので、予想以上の容姿にびっくり。隣に座ったキャストに聞いたところ、性転換手術はしていないコも多いけど、ほとんどは女性ホルモンの注射や服薬はしているとのことでした。年齢は23~56歳と幅広い!

 キャストたちは私が面接も兼ねて店に来たことは知らない様子で、普通にお客さんとして接客してくれました。以前、純女(女性の体で生まれた女性)が働くキャバクラに行ったことがあるのですが、基本的に男性のお客さん優先で、女性客に対しては適当な接客をしているキャストに会うこともありました。しかし、このお店で出会ったキャストたちはみな愛想が良く、私が興味を持ちそうなジャンルのトークを探ってくれて、会話で楽しませてくれます。私が「女のコが大好きなんだ!」と言っても動じず、顔を近づけてきて「私たちの誰がタイプ?」と聞いてくれたり、「ホントきれいよねぇ」と私の容姿を褒めてくれたりして、すっかり上機嫌にさせてくれるので、一緒に飲みに行った方から「エロいおっさんみたいな表情になってるー!」と茶化されました(笑)。ちなみにこちらのお店、お客さんの3割が女性で、特に30歳前後の女性が多いそうですよ。

■ほんわかアットホームな雰囲気

 しばらくして、店のオーナーが到着。そう、楽しんでいて忘れるところでしたが、私は面接を兼ねて来たのです! オーナーにご挨拶し、お店で1日働かせてほしいとお願いすると、すぐに快諾していただけました。

 オーナーによると、ここはオープンしてから5年になる店だそう。

「キャストはオープン当時から在籍しているコたちもいて、現在の在籍人数は11人。平日は6人くらい、週末はほぼ全員が出勤しています。お客さんは比較的近くに住んでいる方が多いのですが、繁華街の店にも飲みに行く方たちから、都内に比べて安いのにキャストのクオリティが高いし、何よりあったかい雰囲気がイイと、よく言っていただきます」

 オーナーと相談して働く日を決めると、私のそばにいたキャストが「今度は一緒に働けるのね!」と喜んでくれました。帰り際、見送ってくれた彼女に聞いた、この店に来た理由が印象的でした。

「繁華街のニューハーフ系のお店で働いていたことがあるんだけど……お店同士の付き合いが多くて、働いている私たちも他店のコのバースデーに顔出ししないと、うまくやっていけないの。お店の中でも派閥があったりして、力があるおねえさんに気に入られなきゃとか……そういうギスギスした感じに疲れちゃってここに来てみたの。ここは近くにニューハーフ系のお店がないから、付き合いで他店に顔出さなきゃってこともないし、派閥もないから居心地イイ」

 なるほど。オーナーが話してくれた「あったかい雰囲気」は、キャスト同士がギスギスしていないからなのだろうなと思いました。ギスギスしていると、お客さんも感じるものですよね。

■千葉から働きに来ているキャストも

 いよいよ私が働く日。いつもより濃いめにメイクして、ヘアセット専門の店でセットしてもらってから、お店に向かいました。お店の更衣室で自前のドレスに着替えて、すでに出勤しているキャストのコたちに「いちかです。よろしくお願いします」とご挨拶。座っていると、キャストの1人が私にお茶を持ってきてくれ、「あそこにあるソフトドリンクは、どれでも自由に飲んでイイんだよ」と教えてくれました。

 その優しさに和んだ私は、出勤してきたキャストのコたちに「どうしてここのお店で働くことにしたんですか?」とか「どこから通ってるんですか?」とか、質問してみました。みんな、気さくに答えてくれました。「居心地がいいから」という回答が多くて、住んでいるところはバラバラ。中には「千葉のほうから、週末だけ働きに来ている」というコもいましたね。

 また逆に、美容に関心が高いからだと思いますが「どこのメーカーの化粧品を使っているの?」とか、私が付けているまつ毛エクステについて「何mmの長さの、どういう種類のを付けているの?」とか、質問攻めされました。

 それから、私が「自分は女性の体で生まれたけど、働かせてもらいに来ました」と言ったら、「お客さんにいちかちゃんのこと、女のコだよね? って言われたらどうしよう?」と聞かれたので、私は「みなさんがやりやすいように答えてもらって大丈夫ですよ。私自身はとりあえず何も言わないで働いて、聞かれたら無理に嘘つくつもりはなくて……その場のノリでいきます」と答えました。

■お客さんからは、女と思われなかった

 営業開始時間になると、すぐに1組目のお客さんたちが来て、さっそく席につかせてもらうことに。席につくと「女のコだよね?」とは聞かれず、「クオリティ高いね」と言われ、私がニューハーフである前提で話し始めました。2組目のお客さんも同様でした。

 2組目を見送ったあと、キャストの1人から「いちかちゃん、初出勤と思えないほど堂々としていて肝が据わっているよね」と褒めてもらいました。堂々としていたために、キャストたちから浮かず、お客さんから女のコだって思われなかったのではないでしょうか。

 そして3組目、常連らしい3人組のお客さんだったのですが、そのうちの1人の男性客が私に「女のコだよね!?」と聞いてきたので、私は握った両手を顎の下に置いたぶりっ子ポーズで「はい、女のコですぅ~」と答えました。すると一緒にいた女性客が「女のコなわけないでしょ! (女のコなら)こんなポーズしないでしょ」と言い、男性客も「いや~女のコだと思ったよ。すごいねぇ」と言っていて、やはりここからは私がニューハーフという前提で話が進んでいきました。

 4組目のお客さんは新規の男性2名でした。そのうちの1人から「聞いていいのかわからないけど……手術はしているの?」と聞かれました。「手術は……したことありません」と正直に答えると「そ、そっかホルモン注射だけか。ごめんね、聞いちゃって……」とかなり申し訳なさそうに言われたので、ちょっと胸が痛くなりましたが……そのまま会話が続いてしまいました。

 結局この日、オーナーに紹介してもらった1人だけにしか、私が女という話をお客さんにしませんでした。

■ベテランキャストの真心がこもった接客

 ベテランキャストのふうさんを目当てに来ている、常連客の席についたときのことです。彼らは男性2名、女性1名で来ていました。ふうさんはちょっといじわるなことを言って女性客をいじり、彼女のほうも負けじと、ふうさんをいじり返していました。「ブス」なんて言い合ったりして。

 でも、ふうさんは女性客が好きなお菓子を知っていたようで「これでも食べてなさい」と言って、たくさん席に持ってきて渡したり、飲みゲーム(ゲームに負けた人が飲む)をしたときは彼女がなるべく負けないようにしたりと、さりげなく気遣っているのです。彼女も男性客たちに対して「しょうがないから、ふうさんの◯日のバースデーパーティーに来てあげましょ」と誘ったりして、ふうさんに対する気遣い、そして信頼を感じました。

 お客さんに対してわざといじわるなことを言う「下げの接客トーク」は、よほど接客がうまい人でなければ通用しません。接客がなっていない人が同じことをしたら、ただの失礼なキャストと見なされ、場の雰囲気を壊してしまいます。「下げの接客トーク」は、お客さんの様子をしっかり感じ取れて、言うタイミングを考えられて、より真心を込めた「上げの接客」ができてこそ、言葉遊びとして生かせるのだと思います。だからこそ、ふうさんのすごさを感じました。

 朝5時近く、そろそろ閉店ということで、ふうさんが素晴らしい歌声を1曲披露して、お客さんたちがみんなお帰りになりました。

 キャストたちには、営業中の合間や帰り際に「これから何曜日に出勤するの?」と聞かれ、私は「とりあえず今日だけの約束で……でも、働けなくても、また遊びに来ます! みんなに会いに!」と約束。働いたあとで疲れているだろうにみんな笑顔で「お疲れさま!」と言ってくれて、中には出口まで私を見送ってハグしてくれたキャストのコもいました。男性客で「このお店に来ると癒やされる」とおっしゃっていた方がいましたが、遊びにではなく、働きに来てみた私も癒やされてしまいました。また1人でも遊びに行きます。みなさんもいかがでしょうか?

朝までカマ騒ぎ
神奈川県川崎市多摩区登戸2663東洋ビル4階
044-933-0678
営業時間 平日22~4時、金・土・祝前日22~5時
定休日 日曜
システム 30分1680円(指定リストにあるビール、焼酎、ウイスキー、ブランデー、カクテルが飲み放題。税・サービス料別)

一ノ瀬文香(いちのせあやか)
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属タレント。コメンテーター、アクション女優。お酒は弱いのに飲み屋が大好き。特に新宿二丁目や三丁目、ゴールデン街あたりに、16年以上前からよく出没している。六本木の高級クラブFの元ホステス(5年間)や、二丁目のミックスバーで雇われママをしていたことも。現在も二丁目のミックスバー“プチ!NATURAL”のプロデュースをしていたりと、水商売のプロでもある。2009年に週刊誌でレズビアンをカミングアウトし、15年にはミュージカル女優と挙式。プロフィール

女だけどニューハーフバーで働いてみたレポート なぜお客さんにバレなかったか?

第5回 ニューハーフバー「朝までカマ騒ぎ」

 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。

 夜の街には、行ってみるのにちょっと勇気のいる個性的な店もありますよね。そういう店で私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。

 今回レポートする店はニューハーフバー。ニューハーフとは、男性の体で生まれ、女性の格好やメイク、言動をして夜のお店で働く人たちのことを指した職業用語です。私は女性の体で生まれたのでニューハーフではないですが、今回、特別に小田急線・向ヶ丘遊園駅そばのニューハーフバー「朝までカマ騒ぎ」で働けることになりました。

■容姿端麗で親しみやすいトークのキャストたち

 まずアポを取り、面接を兼ねてお店に飲みに行きました。店内は、高級クラブのような雰囲気。黒服の男性に誘導されて席に座ると、すぐに2人のキャストが登場。決してお世辞ではなく、2人ともめちゃくちゃ可愛い! 男性の体で生まれてきたとは思えないほど女性的な見た目である上に、銀座や六本木のクラブで働けそうな洗練されっぷり。あとから一緒に座ってくれた2人も、店内を歩くキャストたちも皆きれいで、ギャル系、アイドル系、モデル系と、さまざまなジャンルのコたちが揃っていました。

 「キャストのレベルが高い」といううわさは聞いていたのですが、正直、そういうコたちは六本木や歌舞伎町のような繁華街に集まると思っていたので、予想以上の容姿にびっくり。隣に座ったキャストに聞いたところ、性転換手術はしていないコも多いけど、ほとんどは女性ホルモンの注射や服薬はしているとのことでした。年齢は23~56歳と幅広い!

 キャストたちは私が面接も兼ねて店に来たことは知らない様子で、普通にお客さんとして接客してくれました。以前、純女(女性の体で生まれた女性)が働くキャバクラに行ったことがあるのですが、基本的に男性のお客さん優先で、女性客に対しては適当な接客をしているキャストに会うこともありました。しかし、このお店で出会ったキャストたちはみな愛想が良く、私が興味を持ちそうなジャンルのトークを探ってくれて、会話で楽しませてくれます。私が「女のコが大好きなんだ!」と言っても動じず、顔を近づけてきて「私たちの誰がタイプ?」と聞いてくれたり、「ホントきれいよねぇ」と私の容姿を褒めてくれたりして、すっかり上機嫌にさせてくれるので、一緒に飲みに行った方から「エロいおっさんみたいな表情になってるー!」と茶化されました(笑)。ちなみにこちらのお店、お客さんの3割が女性で、特に30歳前後の女性が多いそうですよ。

■ほんわかアットホームな雰囲気

 しばらくして、店のオーナーが到着。そう、楽しんでいて忘れるところでしたが、私は面接を兼ねて来たのです! オーナーにご挨拶し、お店で1日働かせてほしいとお願いすると、すぐに快諾していただけました。

 オーナーによると、ここはオープンしてから5年になる店だそう。

「キャストはオープン当時から在籍しているコたちもいて、現在の在籍人数は11人。平日は6人くらい、週末はほぼ全員が出勤しています。お客さんは比較的近くに住んでいる方が多いのですが、繁華街の店にも飲みに行く方たちから、都内に比べて安いのにキャストのクオリティが高いし、何よりあったかい雰囲気がイイと、よく言っていただきます」

 オーナーと相談して働く日を決めると、私のそばにいたキャストが「今度は一緒に働けるのね!」と喜んでくれました。帰り際、見送ってくれた彼女に聞いた、この店に来た理由が印象的でした。

「繁華街のニューハーフ系のお店で働いていたことがあるんだけど……お店同士の付き合いが多くて、働いている私たちも他店のコのバースデーに顔出ししないと、うまくやっていけないの。お店の中でも派閥があったりして、力があるおねえさんに気に入られなきゃとか……そういうギスギスした感じに疲れちゃってここに来てみたの。ここは近くにニューハーフ系のお店がないから、付き合いで他店に顔出さなきゃってこともないし、派閥もないから居心地イイ」

 なるほど。オーナーが話してくれた「あったかい雰囲気」は、キャスト同士がギスギスしていないからなのだろうなと思いました。ギスギスしていると、お客さんも感じるものですよね。

■千葉から働きに来ているキャストも

 いよいよ私が働く日。いつもより濃いめにメイクして、ヘアセット専門の店でセットしてもらってから、お店に向かいました。お店の更衣室で自前のドレスに着替えて、すでに出勤しているキャストのコたちに「いちかです。よろしくお願いします」とご挨拶。座っていると、キャストの1人が私にお茶を持ってきてくれ、「あそこにあるソフトドリンクは、どれでも自由に飲んでイイんだよ」と教えてくれました。

 その優しさに和んだ私は、出勤してきたキャストのコたちに「どうしてここのお店で働くことにしたんですか?」とか「どこから通ってるんですか?」とか、質問してみました。みんな、気さくに答えてくれました。「居心地がいいから」という回答が多くて、住んでいるところはバラバラ。中には「千葉のほうから、週末だけ働きに来ている」というコもいましたね。

 また逆に、美容に関心が高いからだと思いますが「どこのメーカーの化粧品を使っているの?」とか、私が付けているまつ毛エクステについて「何mmの長さの、どういう種類のを付けているの?」とか、質問攻めされました。

 それから、私が「自分は女性の体で生まれたけど、働かせてもらいに来ました」と言ったら、「お客さんにいちかちゃんのこと、女のコだよね? って言われたらどうしよう?」と聞かれたので、私は「みなさんがやりやすいように答えてもらって大丈夫ですよ。私自身はとりあえず何も言わないで働いて、聞かれたら無理に嘘つくつもりはなくて……その場のノリでいきます」と答えました。

■お客さんからは、女と思われなかった

 営業開始時間になると、すぐに1組目のお客さんたちが来て、さっそく席につかせてもらうことに。席につくと「女のコだよね?」とは聞かれず、「クオリティ高いね」と言われ、私がニューハーフである前提で話し始めました。2組目のお客さんも同様でした。

 2組目を見送ったあと、キャストの1人から「いちかちゃん、初出勤と思えないほど堂々としていて肝が据わっているよね」と褒めてもらいました。堂々としていたために、キャストたちから浮かず、お客さんから女のコだって思われなかったのではないでしょうか。

 そして3組目、常連らしい3人組のお客さんだったのですが、そのうちの1人の男性客が私に「女のコだよね!?」と聞いてきたので、私は握った両手を顎の下に置いたぶりっ子ポーズで「はい、女のコですぅ~」と答えました。すると一緒にいた女性客が「女のコなわけないでしょ! (女のコなら)こんなポーズしないでしょ」と言い、男性客も「いや~女のコだと思ったよ。すごいねぇ」と言っていて、やはりここからは私がニューハーフという前提で話が進んでいきました。

 4組目のお客さんは新規の男性2名でした。そのうちの1人から「聞いていいのかわからないけど……手術はしているの?」と聞かれました。「手術は……したことありません」と正直に答えると「そ、そっかホルモン注射だけか。ごめんね、聞いちゃって……」とかなり申し訳なさそうに言われたので、ちょっと胸が痛くなりましたが……そのまま会話が続いてしまいました。

 結局この日、オーナーに紹介してもらった1人だけにしか、私が女という話をお客さんにしませんでした。

■ベテランキャストの真心がこもった接客

 ベテランキャストのふうさんを目当てに来ている、常連客の席についたときのことです。彼らは男性2名、女性1名で来ていました。ふうさんはちょっといじわるなことを言って女性客をいじり、彼女のほうも負けじと、ふうさんをいじり返していました。「ブス」なんて言い合ったりして。

 でも、ふうさんは女性客が好きなお菓子を知っていたようで「これでも食べてなさい」と言って、たくさん席に持ってきて渡したり、飲みゲーム(ゲームに負けた人が飲む)をしたときは彼女がなるべく負けないようにしたりと、さりげなく気遣っているのです。彼女も男性客たちに対して「しょうがないから、ふうさんの◯日のバースデーパーティーに来てあげましょ」と誘ったりして、ふうさんに対する気遣い、そして信頼を感じました。

 お客さんに対してわざといじわるなことを言う「下げの接客トーク」は、よほど接客がうまい人でなければ通用しません。接客がなっていない人が同じことをしたら、ただの失礼なキャストと見なされ、場の雰囲気を壊してしまいます。「下げの接客トーク」は、お客さんの様子をしっかり感じ取れて、言うタイミングを考えられて、より真心を込めた「上げの接客」ができてこそ、言葉遊びとして生かせるのだと思います。だからこそ、ふうさんのすごさを感じました。

 朝5時近く、そろそろ閉店ということで、ふうさんが素晴らしい歌声を1曲披露して、お客さんたちがみんなお帰りになりました。

 キャストたちには、営業中の合間や帰り際に「これから何曜日に出勤するの?」と聞かれ、私は「とりあえず今日だけの約束で……でも、働けなくても、また遊びに来ます! みんなに会いに!」と約束。働いたあとで疲れているだろうにみんな笑顔で「お疲れさま!」と言ってくれて、中には出口まで私を見送ってハグしてくれたキャストのコもいました。男性客で「このお店に来ると癒やされる」とおっしゃっていた方がいましたが、遊びにではなく、働きに来てみた私も癒やされてしまいました。また1人でも遊びに行きます。みなさんもいかがでしょうか?

朝までカマ騒ぎ
神奈川県川崎市多摩区登戸2663東洋ビル4階
044-933-0678
営業時間 平日22~4時、金・土・祝前日22~5時
定休日 日曜
システム 30分1680円(指定リストにあるビール、焼酎、ウイスキー、ブランデー、カクテルが飲み放題。税・サービス料別)

一ノ瀬文香(いちのせあやか)
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属タレント。コメンテーター、アクション女優。お酒は弱いのに飲み屋が大好き。特に新宿二丁目や三丁目、ゴールデン街あたりに、16年以上前からよく出没している。六本木の高級クラブFの元ホステス(5年間)や、二丁目のミックスバーで雇われママをしていたことも。現在も二丁目のミックスバー“プチ!NATURAL”のプロデュースをしていたりと、水商売のプロでもある。2009年に週刊誌でレズビアンをカミングアウトし、15年にはミュージカル女優と挙式。プロフィール

乙女ゲームや2.5次元の世界が現実に! 王子様のような男装ガイドと秋葉原デートできる店

<p> 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。<br />  夜の街には、行ってみるのにちょっと勇気のいる個性的な店もありますよね。そういう店で私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。</p>

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<p> 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。<br />  夜の街には、行ってみるのにちょっと勇気のいる個性的な店もありますよね。そういう店で私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。</p>

「二丁目デビュー」するなら初心者が集まる女の楽園へ 「夜のお店で働いてみた」レポート

<p> 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。<br />  夜の街には、行ってみるのにちょっと勇気のいる個性的な店もありますよね。そういう店で私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。<br />  今回紹介するのは新宿二丁目にある鉄板女酒場「どろぶね」。もともと私がお客さんとして楽しませてもらっているお店です。</p>

「二丁目デビュー」するなら初心者が集まる女の楽園へ 「夜のお店で働いてみた」レポート

<p> 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。<br />  夜の街には、行ってみるのにちょっと勇気のいる個性的な店もありますよね。そういう店で私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。<br />  今回紹介するのは新宿二丁目にある鉄板女酒場「どろぶね」。もともと私がお客さんとして楽しませてもらっているお店です。</p>

SMバーに女1人で行く楽しみとは? 縛りや鞭打ち体験だけじゃない魅力

<p> 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。<br />  夜の街には、行ってみるのにちょっと勇気のいる個性的なお店もありますよね。そういうお店で私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。<br />  今回紹介するのは新宿二丁目にあるSMバー「アマルコルド」。もともと私がお客さんとして楽しませてもらっているお店です。<br /> </p>

新宿二丁目の女装バーは女性も入りやすい【一ノ瀬文香の「夜のお店で働いてみた」レポート】

<p> 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。<br />  夜の街には、SMバーやニューハーフバーなど、行ってみるにはちょっと勇気のいるお店がいろいろありますよね。そういう個性的なお店がどんな世界なのか、興味はありませんか? そこで私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。</p>

地方はセクシュアル・マイノリティへの偏見が強い 名古屋の成人式に苦情電話も

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LGBT成人式@名古屋の実行委員とゲスト

 レズビアンやゲイなどセクシュアル・マイノリティ(LGBT)がありのままの姿で成人の節目を迎えようという「LGBT成人式」が3月19日、愛知県名古屋市の中区役所ホールで開催された。このLGBT成人式は当事者の実行委員によって運営されており、2011年に初開催された東京のほか、大阪や札幌、盛岡、静岡など、今年度は過去最多の11カ所で行われている。

■就職活動中、カミングアウトせざるを得ないと感じた

 名古屋の実行委員によると、この日の参加者は100人。入場無料で、セクシュアリティや年齢を問わず参加できることから、中には親と一緒に参加した小学生もいたという。

 式では、来賓の挨拶、参加者の演説やパフォーマンス、東ちづる、乙武洋匡、IVANといった著名人からのメッセージ映像の上映と、ゲストによるトークショーが行われた。

 トークショーのテーマは「LGBTと就職」で、地元のケーブルテレビでキャスターとして働く高倉唯さん、NPO法人「PROUD LIFE」代表理事の安間優希さん、タレントの一ノ瀬文香さんが、就職や職場でのカミングアウトなどについて、それぞれの経験を語った。

 マスコミを希望していたレズビアンの高倉さんは、就職活動中、面接官に志望理由を話すとき、カミングアウトせざるを得ないと感じたという。

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高倉唯さん

「マスコミはいろんなことに目を向けて取り上げないといけないから、『LGBT(の問題)をやりたいのならNPOに就職したほうがいいんじゃないか』と言われました。そこでLGBTだけでなく、いろいろな社会的マイノリティに目を向けないといけないと気づいたんです。就活しながら成長していきました」(高倉さん)

 現在は女性として生活している安間さんは、就職した時は男性だった。当時はまだ性同一性障害特例法もない時代だったが、性別への違和感が強くなり、自分の希望する性で生きていきたいという気持ちが募って、途中から女性として仕事をするようになった。

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安間優希さん

「(自分の性別について話すことは)恥ずかしいことだと思っていました。市役所で市会議員の秘書のような堅い仕事をしていたのですが、いろいろせめぎ合いがあるところで、敵の弱みを握ってやろうという人がいる中、『あそこの奴はオカマだ』ということになったら、格好の餌食だから絶対言えないと思っていました」(安間さん)

 徐々に性同一性障害を人権の問題として捉えるようになるとともに、男性の身体への違和感が強くなり、公表しないといけないと思うようになったという。

「カミングアウトは37~38歳の時。上司の議員に話をしました。いろいろな反応がありましたが、『仕事は今まで通りやってくれればいい』という人が多かったです」(安間さん)

 一ノ瀬さんが世間にレズビアンであることを公表したのは09年。

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一ノ瀬文香さん

「当時は、ほかにレズビアンで芸能活動している人がいなかったので、マイナスだとは思っていました。でも、いずれ(状況は)良くなると信じていたんです。(LGBTをテーマにした)漫画の原作や映像の企画書を自分で出して、セルフプロデュースしていました。そういう仕事をした経緯があって、自信がついたことで今があるんです」(一ノ瀬さん)

■地方は偏見や差別が強い傾向

 高倉さんと安間さんは、セクシュアル・マイノリティであることを公表して名古屋で活動しているが、カミングアウトをすることで人間関係が円滑になったり、信頼関係が生まれたりすると感じている。

 一方で、名古屋という土地柄、職場で公表できないとか、なかなか自分をさらけ出せないという人も少なくないようだ。関係者は、「名古屋は東京と比べて、LGBTへの偏見や差別が強い傾向がある」と語る。実際、今回の成人式についての記事が新聞に掲載されると、「病気が蔓延するからやめろ」という苦情電話があったという。

 2月には、埼玉のLGBT成人式の主催団体が、埼玉県と県教育委員会、県議会にイベントの後援を申請し、却下されるという一件もあった。

 昨年から自治体での同性パートナーシップ制度への取り組みが拡大しつつあり、セクシュアル・マイノリティについてメディアで取り上げられる機会も増えたが、地方の隅々へ理解が浸透するまでにはまだ時間がかかりそうだ。

女だって女に癒やされたいときがある レズビアン風俗体験記

<p> 女のコ大好き! レズビアンでタレントの一ノ瀬文香です。癒やしを求める女性たちのために、今回は新たな癒やしを提案したいと思います。それは、“レズビアンデリヘル”というもの。デリヘルとは、ホテルや自宅などへの出張という形で、性的サービスを提供してくれるお店ですが、レズビアンデリヘルもその一種。ここでは、女性が女性のお客さんに性的サービスを行ってくれます。<br />  「自分は異性だけが性の対象」と思っていても、実は潜在的に性別関係なく性の対象になり得る要素を持っているという方は多いと感じます。そんな方々のために、気持ち良く癒やされちゃうレズビアンデリヘル体験をレポートしますので、ご覧ください!<br /> </p>