サンドウィッチマンは“日本の快進撃”を予言していた…ラグビーW杯だけじゃない「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」を聴け!

●今回の番組
「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」
火曜日~金曜日 17時50分~18時 TBSラジオ
https://www.tbsradio.jp/376779

◇ ◇ ◇

 はじめまして。TBSラジオの阿部千聡と申します。

 2007年入社、いろんな部署といろんな番組をグルグルしまして、現在はラジオ番組の制作、それに伴ったイベント制作などを担当しています。

 ラグビーW杯2019日本大会が盛り上がっていますね。準々決勝では残念ながら南アフリカに負けてしまいましたが、JAPANの戦いに本当に感動しましたよね!

 ちょっとだけ自慢しますと、わたくし、この大会が確実に盛り上がることを約2年前からわかっていました(エッヘン)。

 ウソです。

 正しく言うとラグビーW杯を応援するラジオ番組をずっと担当していて、「JAPAN頑張れ!!!」「 W杯盛り上がれ!!!」と願っていて今、その通りになったので心から嬉しい!!! もはやいちファンの気持ちです。

「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」は、高校ラグビー部で出会ったサンドの伊達さん&富澤さんがパーソナリティを務めるラジオ番組。火曜から金曜の夕方5時50分から10分間、毎週ゲストを迎え4回1セットで放送しているんですが、振り返ればサンドのふたりの熱心な気持ちのおかげもあってラグビー界のビッグネームたちが登場しています。

 ちなみに、サンドの伊達&富澤コンビのポジションは、左右のプロップ。ふたりのそのスクラムの位置関係は、そのまま漫才の立ち位置になっているんだそうです。

 プロップってスクラムの最前線で相手とガチっと組んで戦う、まさにチームの屋台骨なんですが、伊達さんは「俺たちがスクラム組んでる後ろで、(ほかのメンバーが)何やってるか、よくわかってなかった」ってよく言うし、「正直、ルールだって全部わかってなかったしね」と、富澤さんは笑うのです。

 ふたりが通っていた市立仙台商業高校のラグビー部は当時決して強くなくて“100点ゲーム”で負けることもあったそうですが、「あん時辛かったよなぁ……」と楽しそうにラジオで語っています。

 ……とまあ、今なら「ラグビー界のビッグネーム」なんて生意気なことを言えるのですが、2017年11月、木曜「たまむすび」の5分コーナーとして番組を始めた時は正直、トライすると何点入るかも、1チームが何人いるのかも怪しい程しか知識がなく、とてつもなく忙しいであろうサンドウィッチマンが番組を引き受けてくれたものの大丈夫かしら……と悩んだものです。行き当たりばったり、思いつきっぱなし、投げっぱなしの悪いクセ。

 でも、自分の知らないことを知るって本当に楽しい!!

 この体験、ラジオ番組に携わっているとよくあることで、好きなこと、興味のあることを夢中で語る人の声はラジオを通してリスナーさんに、深く深く届くと思います。

 例えば、映画!

 まったく知らない監督の全然興味のなかった映画でも、映画評論家の町山智浩さん(※火曜『たまむすび』出演中)のコーナーで紹介されると、町山さんの話に引き込まれ「観に行こう!」と早速上映スケジュールをチェックしている自分がいます。

 落語もそうです。

 落語と言えば「笑点」しか思いつかなかった私が、落語家さんとラジオの仕事をしたのがきっかけで、今は寄席に通ったり、好きな落語家さんの独演会に足を運んだりしています。

 さて、正直ラグビーについては、経験者だけが楽しめるちょっと閉鎖的なスポーツというイメージがあったもんで、企画した身ながらも“そっち側”になれるのか疑心暗鬼でしたが、今となっては食わず嫌いどころか、“パッケージ開けず嫌い”だっただけで、開けてみたら何ていうことはない「あら楽しい」の連発だった訳です。

「We Lobe Rugby」では、現役選手から、監督、指導者、実況アナウンサー、ラグビー好き芸人、スタジアムDJ、ラグビーゆるキャラの中の人etc……とにかく“ラグビーにゆかりのある人”であれば角度を変えて幅広くお招きしていますが、共通しているのは「ラグビーが好きだ」というシンプルな事実。

 リスナーの中には、プレイをする方や熱心な観戦ファンはもちろんですが、中には関連グッズのマニアだったり、選手たちのサイドストーリーにめちゃくちゃ詳しい方もたくさん! 彼らの言葉には、いつもなにかの発見があります!!!

 これまで番組では述べ70名以上のゲストを呼んで来ましたが、中でも印象的だったが今回のラグビーW杯を日本に招致したキーマン、徳増浩司さんの回。“ラグビー愛”ここに極まれり!!!という人物です。

 もともと、福岡で新聞記者をしていた徳増さんがラグビーに魅了されてウェールズに留学しちゃう熱意にも驚きましたし、帰国後、あの茗溪学園を花園常連校の強豪に育てたのも徳増さんなんです。

 もう…え? マンガですか?って感じです。

 何より当時は、ティア1(※ラグビー強豪国/地域)以外の国でW杯を開催できるなんて誰も信じていなかった……。そんな中で徳増さんが勇気をもって掛けた1本の電話が全ての始まりだっていうんですから、こんな話聞いたら益々ラグビーW杯、ひいてはラグビーそのものに興味が沸いて来ませんか?

 そんでもってラグビーW杯を日本に招致した男、徳増さんの話、もっと詳しく聴きたくありませんか?

 聴きたいですよね!!!(強引!) じゃあどこで聴けるのか?

 それは、TBSラジオ「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」ラジオクラウドから!

 インターネットの普及のおかげで、ラジオは皆さんのパソコン、スマートフォンから聴けるのです。TBSラジオの場合、大きく2つ。radikoとTBSラジオクラウドがあります。

 radikoは、パソコンやスマートフォンで無料でラジオが聴けるサービス。インターネット環境があれば、ライフスタイルに合わせて様々なシーンでラジオが楽しめますし、タイムフリー機能で聞き逃した放送を1週間前までさかのぼって聴くことができます。音楽もCMもそのまんま聴けちゃうのがradikoの魅力です。

 TBSラジオクラウドは、TBSラジオの一部音声やオリジナル番組をストリーミング方式で配信するサービスで、全ての番組がやっているわけではありませんが、過去何か月、何年もさかのぼって聴ける番組もあるのでアーカイブ的な役割も果たしています。

 モノは試しです。

 音声コンテンツは、“ながら聴き”が出来ますので、お風呂に入りながら、家事をしながら、趣味の編み物やジグソーパズルをやりながら、場合によっては聴きながら眠りについたっていいんです!!! 

「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」のラジオクラウドで徳増さんの話を聴いた後、W杯の日本戦を見返したら、また泣けちゃうと思うんです。たぶん。ラグビーのいい試合は、何度でも見直せるし、何度でも酒の肴になるんです。

 収録終わりに「予選のアイルランド戦、4年は語れる」と、伊達さんはそんなことを言いながら帰って行きました。

阿部 千聡(あべ・ちさと)
2007年、TBSラジオ入社。ラジオニュースのAD、記者見習いとして配属された後、編成部のトラフィック担当など内勤を経て制作現場へ。「たまむすび」「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」「土曜朝6時 木梨の会。」などを担当。

サンドウィッチマンは“日本の快進撃”を予言していた…ラグビーW杯だけじゃない「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」を聴け!

●今回の番組
「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」
火曜日~金曜日 17時50分~18時 TBSラジオ
https://www.tbsradio.jp/376779

◇ ◇ ◇

 はじめまして。TBSラジオの阿部千聡と申します。

 2007年入社、いろんな部署といろんな番組をグルグルしまして、現在はラジオ番組の制作、それに伴ったイベント制作などを担当しています。

 ラグビーW杯2019日本大会が盛り上がっていますね。準々決勝では残念ながら南アフリカに負けてしまいましたが、JAPANの戦いに本当に感動しましたよね!

 ちょっとだけ自慢しますと、わたくし、この大会が確実に盛り上がることを約2年前からわかっていました(エッヘン)。

 ウソです。

 正しく言うとラグビーW杯を応援するラジオ番組をずっと担当していて、「JAPAN頑張れ!!!」「 W杯盛り上がれ!!!」と願っていて今、その通りになったので心から嬉しい!!! もはやいちファンの気持ちです。

「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」は、高校ラグビー部で出会ったサンドの伊達さん&富澤さんがパーソナリティを務めるラジオ番組。火曜から金曜の夕方5時50分から10分間、毎週ゲストを迎え4回1セットで放送しているんですが、振り返ればサンドのふたりの熱心な気持ちのおかげもあってラグビー界のビッグネームたちが登場しています。

 ちなみに、サンドの伊達&富澤コンビのポジションは、左右のプロップ。ふたりのそのスクラムの位置関係は、そのまま漫才の立ち位置になっているんだそうです。

 プロップってスクラムの最前線で相手とガチっと組んで戦う、まさにチームの屋台骨なんですが、伊達さんは「俺たちがスクラム組んでる後ろで、(ほかのメンバーが)何やってるか、よくわかってなかった」ってよく言うし、「正直、ルールだって全部わかってなかったしね」と、富澤さんは笑うのです。

 ふたりが通っていた市立仙台商業高校のラグビー部は当時決して強くなくて“100点ゲーム”で負けることもあったそうですが、「あん時辛かったよなぁ……」と楽しそうにラジオで語っています。

 ……とまあ、今なら「ラグビー界のビッグネーム」なんて生意気なことを言えるのですが、2017年11月、木曜「たまむすび」の5分コーナーとして番組を始めた時は正直、トライすると何点入るかも、1チームが何人いるのかも怪しい程しか知識がなく、とてつもなく忙しいであろうサンドウィッチマンが番組を引き受けてくれたものの大丈夫かしら……と悩んだものです。行き当たりばったり、思いつきっぱなし、投げっぱなしの悪いクセ。

 でも、自分の知らないことを知るって本当に楽しい!!

 この体験、ラジオ番組に携わっているとよくあることで、好きなこと、興味のあることを夢中で語る人の声はラジオを通してリスナーさんに、深く深く届くと思います。

 例えば、映画!

 まったく知らない監督の全然興味のなかった映画でも、映画評論家の町山智浩さん(※火曜『たまむすび』出演中)のコーナーで紹介されると、町山さんの話に引き込まれ「観に行こう!」と早速上映スケジュールをチェックしている自分がいます。

 落語もそうです。

 落語と言えば「笑点」しか思いつかなかった私が、落語家さんとラジオの仕事をしたのがきっかけで、今は寄席に通ったり、好きな落語家さんの独演会に足を運んだりしています。

 さて、正直ラグビーについては、経験者だけが楽しめるちょっと閉鎖的なスポーツというイメージがあったもんで、企画した身ながらも“そっち側”になれるのか疑心暗鬼でしたが、今となっては食わず嫌いどころか、“パッケージ開けず嫌い”だっただけで、開けてみたら何ていうことはない「あら楽しい」の連発だった訳です。

「We Lobe Rugby」では、現役選手から、監督、指導者、実況アナウンサー、ラグビー好き芸人、スタジアムDJ、ラグビーゆるキャラの中の人etc……とにかく“ラグビーにゆかりのある人”であれば角度を変えて幅広くお招きしていますが、共通しているのは「ラグビーが好きだ」というシンプルな事実。

 リスナーの中には、プレイをする方や熱心な観戦ファンはもちろんですが、中には関連グッズのマニアだったり、選手たちのサイドストーリーにめちゃくちゃ詳しい方もたくさん! 彼らの言葉には、いつもなにかの発見があります!!!

 これまで番組では述べ70名以上のゲストを呼んで来ましたが、中でも印象的だったが今回のラグビーW杯を日本に招致したキーマン、徳増浩司さんの回。“ラグビー愛”ここに極まれり!!!という人物です。

 もともと、福岡で新聞記者をしていた徳増さんがラグビーに魅了されてウェールズに留学しちゃう熱意にも驚きましたし、帰国後、あの茗溪学園を花園常連校の強豪に育てたのも徳増さんなんです。

 もう…え? マンガですか?って感じです。

 何より当時は、ティア1(※ラグビー強豪国/地域)以外の国でW杯を開催できるなんて誰も信じていなかった……。そんな中で徳増さんが勇気をもって掛けた1本の電話が全ての始まりだっていうんですから、こんな話聞いたら益々ラグビーW杯、ひいてはラグビーそのものに興味が沸いて来ませんか?

 そんでもってラグビーW杯を日本に招致した男、徳増さんの話、もっと詳しく聴きたくありませんか?

 聴きたいですよね!!!(強引!) じゃあどこで聴けるのか?

 それは、TBSラジオ「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」ラジオクラウドから!

 インターネットの普及のおかげで、ラジオは皆さんのパソコン、スマートフォンから聴けるのです。TBSラジオの場合、大きく2つ。radikoとTBSラジオクラウドがあります。

 radikoは、パソコンやスマートフォンで無料でラジオが聴けるサービス。インターネット環境があれば、ライフスタイルに合わせて様々なシーンでラジオが楽しめますし、タイムフリー機能で聞き逃した放送を1週間前までさかのぼって聴くことができます。音楽もCMもそのまんま聴けちゃうのがradikoの魅力です。

 TBSラジオクラウドは、TBSラジオの一部音声やオリジナル番組をストリーミング方式で配信するサービスで、全ての番組がやっているわけではありませんが、過去何か月、何年もさかのぼって聴ける番組もあるのでアーカイブ的な役割も果たしています。

 モノは試しです。

 音声コンテンツは、“ながら聴き”が出来ますので、お風呂に入りながら、家事をしながら、趣味の編み物やジグソーパズルをやりながら、場合によっては聴きながら眠りについたっていいんです!!! 

「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」のラジオクラウドで徳増さんの話を聴いた後、W杯の日本戦を見返したら、また泣けちゃうと思うんです。たぶん。ラグビーのいい試合は、何度でも見直せるし、何度でも酒の肴になるんです。

 収録終わりに「予選のアイルランド戦、4年は語れる」と、伊達さんはそんなことを言いながら帰って行きました。

阿部 千聡(あべ・ちさと)
2007年、TBSラジオ入社。ラジオニュースのAD、記者見習いとして配属された後、編成部のトラフィック担当など内勤を経て制作現場へ。「たまむすび」「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」「土曜朝6時 木梨の会。」などを担当。

ラグビーW杯、見るべきはスポーツ番組よりCM? 三井住友銀行ラグビーCMが素晴らしすぎ!

 まだまだラグビーW杯は続くのに、日本の敗戦とともに「W杯終わっちゃったなぁ」とう声を耳にする。まあ、その気持ちもわからないではない。それほど、世界の超人たちと真っ向勝負を挑む日本代表の戦いぶりには心を動かされるものがあった。

 代表選手たちの勇姿をまた見たい! と思っても、トップリーグの開幕は来年1月。「ラグビー代表ロス」になる人もいるのではないか。

 そんなときにオススメしたいのが、歴史を知ることだ。今回、躍進した日本代表の強さの秘密として、2015年W杯からの「継続と変革」について紹介されることは多い。だが、そのもっと原点の部分、連綿と続いてきた「遥かなる挑戦史」まで知ることができれば、今の「強くなった日本ラグビー」の意義深さだって味わい深くなるはず。

 そんな“日本ラグビーの歴史の入り口”としてオススメしたいコンテンツがある。三井住友銀行のラグビー日本代表応援CM「ラグビー日本代表 挑戦と継承」篇(30秒)だ。日本テレビのラグビー中継ではいつも流れていたので、目にした方も多いはず。でも、その練り込まれた作り、深読みしたくなるポイントも知ってほしい作品なのだ。

 このCMの見どころは、ラグビー日本代表の「歴代レジェンド」たちが実際のプレーシーンとともに登場すること。ひとつのボールをパスでつなぎながら砂煙を模した巨大な敵に立ち向かい、一歩ずつ未来へと前進する日本ラグビーの歴史そのものを描いている。

「日本ラグビーは、宿澤のパスを継承する」から始まるメッセージが、まず秀逸。“宿澤”とは、早稲田大学での現役時代、身長162センチながら「小さな大選手」と称された名選手・宿澤広朗のこと。卒業後は住友銀行に入行し、のちに三井住友銀行で役員にまで上り詰めるなど、ビジネスマンとしても名をはせた男……つまりCM主である三井住友銀行のOBでもあるのだ。これほど有意義なOB活用術ってあるだろうか。

 その宿澤のパスが時空を超えて、日本ラグビーフットボール 協会現会長の森重隆へ。さらに、“北の鉄人V7”の松尾雄治へ。続いて、“ミスターラグビー”故・平尾誠二、“世界の翼”大畑大介、代表キャップ数歴代1位の大野均がつなぎ、最後は現・代表である福岡堅樹へ。そして、現在の日本代表選手らを先頭に、歴代の選手全員がトライへと向かっていく。

 冒頭シーンに関して、「なんで宿澤さんから? もっと先人はいるのに」と思った方もいるかもしれない。もちろん、出発点が宿澤なのは三井住友OBだから。でも、それ以外にも理由があると思うのだ。

 というのも、日本代表が初めて世界の強豪から金星を挙げた試合、1989年5月のスコットランド戦で代表監督を務めていたのが宿澤であり、主将を任されたのが平尾誠二だった。この金星で自信をつかんだ日本代表と2人のリーダーによって、2年後の91年W杯で“日本代表W杯初勝利”の快挙も達成。まさに「世界の強豪への挑戦史」の一歩目にいたのが宿澤だったのだ。

 だからこそ、決勝トーナメント進出を決めた13日のスコットランド戦でこのCMが流れた際には、思わず武者震いした。「スコットランド戦」で「宿澤」の名前に触れられるなんて、と。

 ちなみに、ラグビー日本代表といえば「桜のエンブレム」が象徴だ。そして、三井住友銀行といえば、01年、宿澤のいた住友銀行とさくら銀行とが合併してできた銀行である。つまり、銀行は銀行で「さくらの物語」を継承して今がある。そんな思いをラグビー日本代表に託したい……そんな見方だってできそうだ(きっとこれは深読みしすぎだと思うが)。

 このCMの意義深いところは、「語りたくなる」こと。私の周囲のラグビーファンにこのCMを見せたところ、「なぜ吉田義人がいない?」といった声を何人も上げていた。確かに「レジェンド」という意味では、“オールブラックスからトライを決めた男”吉田も外せないひとり。単にCM尺の問題だと思うのだが、「あ、あなたはそっち派なのね」「あの映像って、あの試合のプレーだよね」といったさまざまな会話を通して、「やっぱりみんな、ラグビー大好きじゃん」という再確認ができる。

 そして、最後のメッセージがまた素晴らしい。

「世界の壁は高く、一人の前進は小さい。しかし、その挑戦を重ねない限り、たどり着けない未来がある」

 ラグビーという競技、日本代表という歴史を、これほど端的に教えてくれるコピーはないのではないか。制作陣に脱帽である。

 今回のW杯では、この三井住友銀行のCM以外でも、ラグビーをテーマにしたCMで秀作が多かった。なんなら、ヘタなスポーツ番組よりも、よっぽどラグビーの魅力、伝えるべきポイントを押さえているなぁ、とうなることばかりだった。

 選手たちが今回のW杯で「ラグビーを文化として定着させたい」という重い使命を抱きながらプレーしていたのと同様、「ラグビーの魅力をしっかり伝えたい」と思う人たちが大勢いた証し、といえる。日本代表の勇姿とともに、後世に語り継ぎたい名作CM群にも敬意を表したい。

(文=オグマナオト)

ラグビーW杯、見るべきはスポーツ番組よりCM? 三井住友銀行ラグビーCMが素晴らしすぎ!

 まだまだラグビーW杯は続くのに、日本の敗戦とともに「W杯終わっちゃったなぁ」とう声を耳にする。まあ、その気持ちもわからないではない。それほど、世界の超人たちと真っ向勝負を挑む日本代表の戦いぶりには心を動かされるものがあった。

 代表選手たちの勇姿をまた見たい! と思っても、トップリーグの開幕は来年1月。「ラグビー代表ロス」になる人もいるのではないか。

 そんなときにオススメしたいのが、歴史を知ることだ。今回、躍進した日本代表の強さの秘密として、2015年W杯からの「継続と変革」について紹介されることは多い。だが、そのもっと原点の部分、連綿と続いてきた「遥かなる挑戦史」まで知ることができれば、今の「強くなった日本ラグビー」の意義深さだって味わい深くなるはず。

 そんな“日本ラグビーの歴史の入り口”としてオススメしたいコンテンツがある。三井住友銀行のラグビー日本代表応援CM「ラグビー日本代表 挑戦と継承」篇(30秒)だ。日本テレビのラグビー中継ではいつも流れていたので、目にした方も多いはず。でも、その練り込まれた作り、深読みしたくなるポイントも知ってほしい作品なのだ。

 このCMの見どころは、ラグビー日本代表の「歴代レジェンド」たちが実際のプレーシーンとともに登場すること。ひとつのボールをパスでつなぎながら砂煙を模した巨大な敵に立ち向かい、一歩ずつ未来へと前進する日本ラグビーの歴史そのものを描いている。

「日本ラグビーは、宿澤のパスを継承する」から始まるメッセージが、まず秀逸。“宿澤”とは、早稲田大学での現役時代、身長162センチながら「小さな大選手」と称された名選手・宿澤広朗のこと。卒業後は住友銀行に入行し、のちに三井住友銀行で役員にまで上り詰めるなど、ビジネスマンとしても名をはせた男……つまりCM主である三井住友銀行のOBでもあるのだ。これほど有意義なOB活用術ってあるだろうか。

 その宿澤のパスが時空を超えて、日本ラグビーフットボール 協会現会長の森重隆へ。さらに、“北の鉄人V7”の松尾雄治へ。続いて、“ミスターラグビー”故・平尾誠二、“世界の翼”大畑大介、代表キャップ数歴代1位の大野均がつなぎ、最後は現・代表である福岡堅樹へ。そして、現在の日本代表選手らを先頭に、歴代の選手全員がトライへと向かっていく。

 冒頭シーンに関して、「なんで宿澤さんから? もっと先人はいるのに」と思った方もいるかもしれない。もちろん、出発点が宿澤なのは三井住友OBだから。でも、それ以外にも理由があると思うのだ。

 というのも、日本代表が初めて世界の強豪から金星を挙げた試合、1989年5月のスコットランド戦で代表監督を務めていたのが宿澤であり、主将を任されたのが平尾誠二だった。この金星で自信をつかんだ日本代表と2人のリーダーによって、2年後の91年W杯で“日本代表W杯初勝利”の快挙も達成。まさに「世界の強豪への挑戦史」の一歩目にいたのが宿澤だったのだ。

 だからこそ、決勝トーナメント進出を決めた13日のスコットランド戦でこのCMが流れた際には、思わず武者震いした。「スコットランド戦」で「宿澤」の名前に触れられるなんて、と。

 ちなみに、ラグビー日本代表といえば「桜のエンブレム」が象徴だ。そして、三井住友銀行といえば、01年、宿澤のいた住友銀行とさくら銀行とが合併してできた銀行である。つまり、銀行は銀行で「さくらの物語」を継承して今がある。そんな思いをラグビー日本代表に託したい……そんな見方だってできそうだ(きっとこれは深読みしすぎだと思うが)。

 このCMの意義深いところは、「語りたくなる」こと。私の周囲のラグビーファンにこのCMを見せたところ、「なぜ吉田義人がいない?」といった声を何人も上げていた。確かに「レジェンド」という意味では、“オールブラックスからトライを決めた男”吉田も外せないひとり。単にCM尺の問題だと思うのだが、「あ、あなたはそっち派なのね」「あの映像って、あの試合のプレーだよね」といったさまざまな会話を通して、「やっぱりみんな、ラグビー大好きじゃん」という再確認ができる。

 そして、最後のメッセージがまた素晴らしい。

「世界の壁は高く、一人の前進は小さい。しかし、その挑戦を重ねない限り、たどり着けない未来がある」

 ラグビーという競技、日本代表という歴史を、これほど端的に教えてくれるコピーはないのではないか。制作陣に脱帽である。

 今回のW杯では、この三井住友銀行のCM以外でも、ラグビーをテーマにしたCMで秀作が多かった。なんなら、ヘタなスポーツ番組よりも、よっぽどラグビーの魅力、伝えるべきポイントを押さえているなぁ、とうなることばかりだった。

 選手たちが今回のW杯で「ラグビーを文化として定着させたい」という重い使命を抱きながらプレーしていたのと同様、「ラグビーの魅力をしっかり伝えたい」と思う人たちが大勢いた証し、といえる。日本代表の勇姿とともに、後世に語り継ぎたい名作CM群にも敬意を表したい。

(文=オグマナオト)

ラグビーW杯、日本代表「歴史的ベスト8」に至るまでに起きていたラグビー界の“負の遺産”

 代表チームのみならず、日本ラグビーの真価が問われるのはこれからだろう。

 10月21日、ラグビーW杯日本大会で初の8強入りを果たした日本代表が都内で解散した。総括記者会見では25歳のNO8姫野が「ラグビー界は今後が大事になってくると思う。どんどんラグビーの魅力、素晴らしさを、発信していけるようにやっていきたい」と使命感をにじませれば、リーチ・マイケル主将も「日本代表は、強いまま継続することが大事。日本のファンを感動させられる試合を続けられたらいい」と、今後のラグビー界の発展を祈った。

 自国開催となった今大会は日本中が熱狂する大成功を収めたが、ここに至るまでには「負の遺産」とも言える不祥事も数多くあった。

「明治大学、新日鉄釜石で活躍した『元祖ミスターラグビー』で、現在はスポーツキャスターの松尾雄治は1992年にポーカー賭博で逮捕されています。明治大学OB会を除外され、業界から完全に干されることになりましたが、同じ大学の先輩のビートたけしが手を差し伸べ、オフィス北野に所属させ、復帰を果たしました」(スポーツライター)

 下半身を巡る事件も枚挙に暇がないが、中でも世間の関心を集めたものといえば、97年に大騒動になった帝京大学ラグビー部集団レイプ事件だろう。

「当時19歳の女性が好意を寄せていた大学生に誘われて、カラオケボックスに行った。そこには同じラグビー部の部員が10人以上おり、すでに飲み会が始まっていた。そのうち彼女は皆が飲んでいたのと同じフロアの別室で大学生とSEXを行うのだが、途中で気分が悪くなったと言って男が去った後、複数の男たちが入ってきて、脅され、レイプされるというものでした。被害女性はその後、PTSDに苦しむ人生を余儀なくされています」(前出・スポーツライター)

 また、近い所では今年6月にはトップリーグ、トヨタ自動車のイエーツ・スティーブンと樺島亮太がコカインを所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されている。

 日本代表の活躍を通じて、ラグビーが「紳士のスポーツ」であることを選手、ファンが心に刻み、二度と不祥事が起こらないようになってほしいものだ。

ラグビーW杯で日本代表の躍進を支えた「2019桜のジャージー」の驚くべき性能

 南アフリカとの準々決勝で力尽きるも、国内外から健闘が称えられたラグビーW杯日本代表。その躍進をグラウンドの内外で支えていたのが桜のジャージーだった。

 スポーツ紙記者が言う。

「2019ジャージーでは、『日本人のもつスピリット“武士道の精神”で世界と戦う』という意味を込めて、『兜』がデザインコンセプトに掲げられています。オフィシャルユニフォームは1万3000円しますが、大会組織委員会は20万枚以上が売れたと発表。南アフリカ戦を前に売り切れとなったことが海外メディアで驚きをもって報じられています」

 熱狂的なファンの後押しもさることながら、その性能には試合に勝つための「知恵と技術」が日本中から結集されていたという。

「2015ジャージーはフォワード用とバックス用でシルエットが違いましたが、素材は同じものだった。しかし、2019ジャージーでは選手のパフォーマンス向上を目指して素材を一新。糸から選び直し、約2年かけて50種類に及ぶ素材をテストして新素材を開発。バックス用素材は耐久性が8%アップし、軽量化は7%を実現。フォワード用素材は耐久性が9%アップし、12%もの軽量化を実現しました。フォワードはスクラム時に生地が伸びすぎると、身体がずれて力が分散し、スクラムをしっかり組むことができない。しかし、新素材は絶妙なストレッチバランスでフォワードのパワーをMAX状態に引き出すことができる。またバックス用は動きやすいだけでなく、相手からつかまれにくくなる工夫がされていたんだとか」(スポーツライター)

 選手のみならず、サポートしてくれた全ての人たちが「ONE TEAM」となったことが、“史上初のベスト8”最大の要因と言っても良さそうだ。

ラグビー出身タレントの大ブレイクはあるか? 体育会系特有のノリからの脱却がカギに!?

 日本代表チーム初の決勝トーナメント進出で大きく盛り上がっている、ラグビーワールドカップ2019。ワイドショーやスポーツ番組でのラグビー関係者の出演も増加した。

 その代表格といえば、TBS系ドラマ『ノーサイド・ゲーム』で俳優デビューを果たした廣瀬俊朗だ。

「トークが上手いタイプではないものの、優しげな雰囲気で好感度は高い。解説者向きではないですが、俳優としての可能性はあると思います」(テレビ局関係者)

 ラグビーが大きく盛り上がる前から、ワイドショーのコメンテーターやスポーツ番組のキャスターとして活躍していたのが大畑大介だ。

「日本代表として58試合に出場するなど、経歴も十分。トークも上手く、ルックスも清潔感があって、ワイドショーのコメンテーターにはもってこいの人材。ただ正直なところ、テレビ的な新鮮味があまりないというのもある。これまで通りに活躍するとは思いますが、今後大ブレイクするような雰囲気は、あまりなさそうです」(同)

 一方、テレビ界が密かに注目しているのが、フジテレビ系『バイキング』にラグビー解説者として出演している伊藤剛臣だ。

「こちらも日本代表62キャップの名選手ですが、『バイキング』ではとにかくおとぼけな雰囲気を醸し出していて、いい感じにイジられています。“ルールをわかっていない”なんていうまさかの発言なんかもあって、バラエティー番組のスタッフも面白そうだと注目しているようです」(同)

 しかし、ラグビー出身タレントが、バラエティ番組にフィットするとは思えないという声もある。テレビ番組関係者はいう。

「ラグビー出身タレントは、情報番組やスポーツ番組でも結構積極的にボケてくるイメージがあります。でも、いかんせん“体育会系特有のノリ”であって、お笑い的には微妙なんですよね。ラグビー熱が高まっている時であれば、ウェルカムな空気が出来上がっているので“体育会系特有のノリ”でもありがたがられるけど、バラエティの平場では難しいでしょう。柔道の篠原信一とか、女子サッカーの丸山桂里奈みたいに、吹っ切れた人材でないとなかなか難しいと思います」

 ラグビー人気を一過性のものにならないようにするには、メディアでラグビーの魅力を伝え続ける存在も必要。テレビで活躍できる元選手の登場は、ラグビー界のためにも重要なのだ。

プロ化、五輪、さらに進む外国化…W杯で大健闘の日本ラグビーが今後歩む道

 20日の南アフリカ戦に敗れ、準決勝進出こそ逃したものの、W杯の大会開催国として大きな爪痕を残したラグビー日本代表。前大会では南アから勝ち星を上げて大きな話題となるも、その後盛り上がりを継続出来なかったラグビー界だが、今度こそブームを継続するべく次々とプランは用意されている。

 1次リーグを全勝で突破し、初めて決勝トーナメントに駒を進めた日本チーム。前大会では2度の優勝歴を誇る強豪・南アを撃破し、キッカーの五郎丸歩の「五郎丸ポーズ」が流行語大賞にノミネートされるなど、一気にラグビーへの注目度は上がったが、ブームは短かった。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「前回、南アに勝ってラグビーブームが起きましたが、その後にいくつもの不運が重なりました。観客が急激に増え、対応の悪さがクローズアップされたのもその1つですが、最大の理由は、話題が五郎丸ポーズに集中したことでしょう。五郎丸だけがテレビに呼ばれ、質問が五郎丸ポーズのことばかりになってしまったため、いい加減ウンザリといった雰囲気になり、しかも五郎丸が代表から外れたことで、あっという間にブームが去りました」(スポーツ担当記者)

 女子ソフトボールやなでしこJAPANなどを見ても、日本人は熱しやすく冷めやすいタイプのようだが、ラグビー界としては、もう1度与えられたチャンスは逃せない。その第一歩がプロ化だ。フリーのスポーツライターがいう。

「現在、日本ラグビー界の頂点はトップリーグですが、これはあくまでも社会人チームの強豪が集ったもので、選手の中には会社員も多数存在します。これを完全プロ化しようと旗振り役になっているのが、日本ハムの清宮幸太郎の父親の清宮克幸氏です。そのプランは、今回W杯開催地となった12都市を本拠地とするプロチームでリーグを作り、2021年秋の開幕を目指すもの。トップリーグのチケットは1試合あたり2000枚ほどしか売れていませんが、バスケットボールのBリーグを念頭に、ラグビーもビジネスになると判断しているようです」(スポーツライター)

 Bリーグは1億円プレイヤーも誕生し、認知度は確実に上昇している。さらに来年には五輪というイベントも用意されている。

「前回のリオ五輪から、1チーム7人で行う7人制ラグビー、通称『セブンズ』が五輪の正式競技に採用されています。日本は開催国枠で出場権を確保しており、W杯で活躍した福岡堅樹が出場に興味を示しています。メダルはなかなか厳しい状況ですが、医師を目指していることを公言して話題になった福岡が出場すれば、五輪でも注目されることは間違いないでしょう」(同上)

 一方、代表メンバーの顔ぶれが多数の外国出身選手で占められていることはすっかり常識になったが、その傾向は今後も続くのか?

「大学ラグビーでは昨年ルールが変更になり、外国人出場枠が2から3に増えました。一方で、世界のラグビーの規約も変わり、代表資格を得るためには、当該国居住歴3年が必要でしたが、それが5年に伸びます。こうなると、留学人を受け入れる大学がフルに外国人出場枠を使い(明治、慶応、早稲田などは、外国人枠を使っていない)、そういった選手がどんどん代表に入るのは明らか。今大会では約半数だった外国出身選手は、次の大会ではさらに増えているでしょう」(同)

 世間の関心はラグビーボールのように“どちらに転がるか分からない”だけに、試合よりも難しいのかもしれない。

プロ化、五輪、さらに進む外国化…W杯で大健闘の日本ラグビーが今後歩む道

 20日の南アフリカ戦に敗れ、準決勝進出こそ逃したものの、W杯の大会開催国として大きな爪痕を残したラグビー日本代表。前大会では南アから勝ち星を上げて大きな話題となるも、その後盛り上がりを継続出来なかったラグビー界だが、今度こそブームを継続するべく次々とプランは用意されている。

 1次リーグを全勝で突破し、初めて決勝トーナメントに駒を進めた日本チーム。前大会では2度の優勝歴を誇る強豪・南アを撃破し、キッカーの五郎丸歩の「五郎丸ポーズ」が流行語大賞にノミネートされるなど、一気にラグビーへの注目度は上がったが、ブームは短かった。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「前回、南アに勝ってラグビーブームが起きましたが、その後にいくつもの不運が重なりました。観客が急激に増え、対応の悪さがクローズアップされたのもその1つですが、最大の理由は、話題が五郎丸ポーズに集中したことでしょう。五郎丸だけがテレビに呼ばれ、質問が五郎丸ポーズのことばかりになってしまったため、いい加減ウンザリといった雰囲気になり、しかも五郎丸が代表から外れたことで、あっという間にブームが去りました」(スポーツ担当記者)

 女子ソフトボールやなでしこJAPANなどを見ても、日本人は熱しやすく冷めやすいタイプのようだが、ラグビー界としては、もう1度与えられたチャンスは逃せない。その第一歩がプロ化だ。フリーのスポーツライターがいう。

「現在、日本ラグビー界の頂点はトップリーグですが、これはあくまでも社会人チームの強豪が集ったもので、選手の中には会社員も多数存在します。これを完全プロ化しようと旗振り役になっているのが、日本ハムの清宮幸太郎の父親の清宮克幸氏です。そのプランは、今回W杯開催地となった12都市を本拠地とするプロチームでリーグを作り、2021年秋の開幕を目指すもの。トップリーグのチケットは1試合あたり2000枚ほどしか売れていませんが、バスケットボールのBリーグを念頭に、ラグビーもビジネスになると判断しているようです」(スポーツライター)

 Bリーグは1億円プレイヤーも誕生し、認知度は確実に上昇している。さらに来年には五輪というイベントも用意されている。

「前回のリオ五輪から、1チーム7人で行う7人制ラグビー、通称『セブンズ』が五輪の正式競技に採用されています。日本は開催国枠で出場権を確保しており、W杯で活躍した福岡堅樹が出場に興味を示しています。メダルはなかなか厳しい状況ですが、医師を目指していることを公言して話題になった福岡が出場すれば、五輪でも注目されることは間違いないでしょう」(同上)

 一方、代表メンバーの顔ぶれが多数の外国出身選手で占められていることはすっかり常識になったが、その傾向は今後も続くのか?

「大学ラグビーでは昨年ルールが変更になり、外国人出場枠が2から3に増えました。一方で、世界のラグビーの規約も変わり、代表資格を得るためには、当該国居住歴3年が必要でしたが、それが5年に伸びます。こうなると、留学人を受け入れる大学がフルに外国人出場枠を使い(明治、慶応、早稲田などは、外国人枠を使っていない)、そういった選手がどんどん代表に入るのは明らか。今大会では約半数だった外国出身選手は、次の大会ではさらに増えているでしょう」(同)

 世間の関心はラグビーボールのように“どちらに転がるか分からない”だけに、試合よりも難しいのかもしれない。

格安放映権料でも南ア戦は41.6%の高視聴率! テレビ各局が狙う「ラグビーの次」はあの競技か?

 “第2のラグビーを探せ”がテレビ各局の合言葉となりそうだ。

 日本代表の激闘に沸いたラグビーW杯の平均視聴率は、9月20日のロシア戦18.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)ではじまり、28日のアイルランド戦は22.5%、10月5日のサモア戦は32.8%、13日のスコットランド戦は39.2%と右肩上がり。そして10月20日の南アフリカ戦は41.6%と最高値をマークした。

 日本は惜しくも敗れたが、笑いが止まらないのはラグビーW杯の放映権を持つ日テレ、NHK、J SPORTSの3局だ。テレビ関係者が言う。

「3局の放送権料は合わせて20億円程度。東京五輪525億円、サッカーW杯400億円、男女バレーボールW杯30億円と比較しても、格段にお得だった。とはいえ、日本が負けていればここまで盛り上がることはなかったでしょうから、ある意味、博打に勝ったと言えるでしょうね」

 すでに各局は、これから人気が爆発しそうなスポーツを探そうと躍起になっているという。

「卓球、バドミントン、アメフト、ボーリングなどがその候補でしたが、そこまで数字が取れる注目種目にはなっていない。60代以上の世代に向けてゲートボールはどうか、との声まで上がっています」(前出・テレビ関係者)

 そんななか、大手広告会社が仕掛けようとしている競技がクライミングだという。

「スポーツクライミングは東京五輪新種目となっており、今後、注目度が上がることは確実。国内外に美女クライマーも多く、彼女たちが足を大胆に開脚し、苦悶の表情を浮かべる画はけっこう刺激的なものがある。息遣いまで音声で拾うようすれば、さらに効果的でしょう。過去には浅尾美和の登場でマイナースポーツだったビーチバレーがスポットを浴びたこともあった。アイコンになるような美人クライマーが見つかれば、大化けする可能性はありそうです」(民放プロデューサー)

 果たして、ラグビーに続いて日本を熱狂させてくれるスポーツは!?