『あなたには帰る家がある』ついに“生霊化”した木村多江! 今度は旅行先に突然現れ……まだまだ続く「綾子事変」! 

 中谷美紀主演のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第5話が放送され、平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。前回から1.5ポイントアップしました。

 前々回は9.1%、前回は6.5%。そして今回が8.0%と、平均視聴率のアップダウンが激しいドラマ。原作によれば次回以降も見どころはたくさんあるので、このまま上昇していくといいのですが……。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

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■しつこい茄子田夫婦に翻弄される真弓!

 前回から茄子家に出向き綾子(木村多江)と直接対決の末、「うちの家族に近づくな!」と宣言した真弓(中谷美紀)は、怒りが収まらないまま帰宅。夕食の準備をしている秀明(玉木宏)に真弓は、綾子の取った行動をすべて話し「あの女はヤバイ」と訴える。

 真弓の言う綾子の様子が知っている綾子とは違うため、半信半疑な顔を浮かべる秀明。しかし、真弓に責められた秀明はとっさに「茄子田家とはもう関わらないし、何かあったら真弓を守る」と宣言する。

 一方、これまでの出来事や真弓の言葉を思い返し、綾子と秀明の関係に気付き始めた太郎(ユースケ・サンタマリア)は、綾子に対して地味な嫌がらせを始める。そんな太郎の様子に綾子は秀明との関係がバレているかもと不安に。これを餌にもう会わないと約束した秀明を無理やり呼び出し、「夫に浮気したと告白したほうがいいのかも」と泣きながら相談するも、焦った秀明は「絶対に言うな」と諭す。

 ある日、自分たちのせいで娘の麗奈(桜田ひより)を不安にさせまいと、秀明は家族旅行に出かけることを提案。これを機に真弓との関係も完全に修復したいと考えていたのだった。

 そして、旅行当日。現地に到着した佐藤家は家族水入らずの時間を楽しむが、途中で偶然を装った茄子田家と遭遇してしまった。

 なんとか、茄子田家と距離を持とうとする佐藤家。しかし翌朝、真弓がジョギングをしていたところに太郎が現れ、秀明と綾子の関係を問い詰める。太郎の尋問に、ただただ涙を溜めて黙るだけの真弓。そんな姿に業を煮やした太郎は、急に走り出した。

 一方、秀明は旅館の入口で真弓の帰りを待っていたところ、突然目の前に綾子が現れ動揺する。そんな中、走ってきた太郎が2人の間に攻め込む。だが、太郎は何も言わぬまま、タクシーに乗り込み去っていってしまったのだった、というのが第5話の内容でした。

■今週も「綾子事変」がキレッキレ!

 4話で真弓の職場にメンチカツを持っていくという暴挙で視聴者を楽しませてくれた綾子ですが、まだまだ「綾子事変」は継続中。今回はなんと、佐藤家の家族旅行にしれっと現れ、さらに温泉でも真弓と出くわし、秀明が「顔のほくろをかわいいってほめてくれたの」と自慢……。もう怒りを通り越して恐怖。ここまでくると、マウンティングでもストーカーでもなく、佐藤夫婦に取り付く“生霊”です。

 また、綾子について語る姑の言葉も、秀明の会社の後輩・森永桃(高橋メアリージュン)の言葉も辛らつ。確かに関わってはいけない女なのですが、どうしてそうなってしまったのかという部分が気になる。きっと救いようのない恋ばかりしてきたんでしょうね……。今後、その部分が解明されることを期待したいところです。

■口は達者だけど、小心者の太郎

 今回、綾子と秀明の関係にやっと気づく太郎。しかし、裏切られた気持ちで怒りがこみ上げている割には、復讐が小さい。

 まず、綾子の大切にしていたピクニックセットの皿をわざと割るんですが、見ていて「やることがちっさ!」と思わず突っ込んでしまいそうに……。夫婦2人きりになって綾子をドヅメすればいいのに……。綾子に何か弱みでも握られているのでしょうか。

 また、旅行先でジョギングをする真弓を待ち伏せして、綾子と秀明の関係を問い詰めるんですが、真弓には厳しく追及する割に、その後、綾子と秀明がいるところに行くと、綾子を見るや否や、何も言わずタクシーに乗って逃げ出す……。もう謎すぎてよくわかりません。次回以降、太郎という男の本当の姿が描かれることに期待したいです。

■原作者も嘆く!? ちょっとさびしい脇役の扱い

 脇役の中で、特に気になるのが高橋メアリージュン演じる森永なのですが、彼女の扱いがとてつもなく雑。原作では秀明に恋をするも、秀明が女性とホテルへ行くところを目撃し、妻子持ちと知って会社を退社。さらに、ホテルに行った相手が浮気相手をいう事実を知ってショックを受け、真弓にその事実を伝えてしまうという、物語に重要な役柄なのですが、ドラマではゆとり教育を受けたキラキラ女子社員で、あまり重要な役柄になっておらず、正直残念です。原作者の山本文緒氏も自身のTwitterで「メアリージュンにも見せ場を!」と発言していましたし、何かしらの思い入れがあるのかも!? もう少し出番を増やしても良いかもしれません。

 そして、今回もう一人気になった人物が。トリンドル玲奈演じる真弓の年下の同僚・小島希望です。1、2話ではそれなりに出番があり、真弓や由紀(笛木優子)とともに行動するようなフラグが立っていたんですが、4話から急に出演がなくなり、いつの間にか公式ホームページの人物相関図からも写真のみならず丸ごと消去……。これについては、ネットでも臆測を呼んでおり、「スタッフとトリンドルの間で何かあったのでは?」と勘ぐる人も。一体なぜ……謎が深まるばかりです。

 以上、第5話のレビューでした。

 次回は、綾子がついに佐藤家に乗り込み、とんでもない行動を実行します。予告を見る限り、原作同様の事件が勃発するよう。物語の山場と言っても過言ではない展開が待ち構えているので、期待して放送を待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)

『あなたには帰る家がある』木村多江の演技が主演・中谷美紀を喰う!? “不倫を楽しむ”姿が怖すぎる! 

 中谷美紀主演のドラマ『あなたには帰る家がある』の第2話が4月20日に放送され、平均視聴率8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.2ポイントダウンしてしまいました。

 同時間帯に日本テレビでは、2017年邦画興行収入ランキング第1位を獲得した映画『名探偵コナン から紅の恋歌』が放送されており、それを考慮すると、この視聴率は良かったのかもしれません。

 では、今回もあらすじから振り返ってみましょう!

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■不審な行動をとる秀明に浮気を疑い始める真弓……

 妻である佐藤真弓(中谷美紀)との13回目の結婚記念日に、顧客である茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)の妻・綾子(木村多江)とホテルで一線を越えてしまった秀明(玉木宏)。真弓は、遅く帰ってくるなり、よそよそしい秀明の様子に疑いを持ち、友人で同僚の由紀(笛木裕子)に相談したところ、「絶対に浮気している」と断言され、不安になってしまう。

 一方、秀明は行きつけのカレーショップで綾子との情事を思い返し、マスターの圭介(駿河太郎)から「今ならまだ引き返せる。忘れろ!」と忠告される。

 秀明が家に帰ると、真弓はウェブサイトで見つけた「夫にする浮気チェックリスト」をさっそく試してみた。すると、ところどころ当たっている節があり、さらに不安に……。しかし、次の日の夜に秀明から久しぶりの夫婦水入らずのデートを提案され、真弓は嬉しさからその不安も吹っ飛ぶ。

 デート当日、真弓との待ち合わせ場所に行こうとする秀明のもとに、綾子から「すぐに相談したいことがあって、来てほしい」との電話がかかってくる。動揺する秀明は真弓とのデートに向かうも「仕事で戻らないといけない」と言い残し、その場を去っていってしまった。

 すぐさま、綾子に指定された喫茶店に向かった秀明。だが実は、太郎が呼べと綾子に命令し、設計図に文句を付けるために呼び出しただけだった。家に帰ると真弓はカンカンに怒っており険悪なムードに。娘の麗奈(桜井ひより)からも「ママの気持ちも考えて!」と注意されてしまう。

 数日後、麗奈の中学生になって初めての陸上大会が行われ、ひとり娘を応援する真弓。すると、そこに「仕事で行けない」と言っていた秀明が現れた。「これからはちゃんとする」との秀明の言葉を聞いて、今までのことを忘れようとする真弓。しかし、家に帰り送られてきた秀明のクレジットカード明細を見て愕然。そこにはホテル代金が書かれており、再び浮気を疑い始めるのだった、というのが第2話でした。

■コミカル演出が逆にスリリングさを引き立たせる!

 前回に引き続き「不倫」という重い題材を扱う分、コミカルな演出が多めでとても見やすいのが同ドラマ。上戸彩主演の不倫ドラマ『昼顔』(フジテレビ系)とは、違ったスリリングな展開が大人の女性の心を鷲掴みしてくれます。

 第2話で言うと、特に真弓が秀明の浮気を疑うも、秀明の「ちゃんとするから」との一言に「まあ、いっか!」と思ってしまうところが、なんとも滑稽で面白い。その後、夫のクレジットカード明細を見て愕然とするという描写が引き立ち、「え~、どうなるの~! 気になる~」という気持ちにさせてくれます。

 しかし、そのコミカル演出が逆に怖さを引き立てる部分も。冒頭で必ず、真弓が優しい口調で秀明の裏切りの行動を説明するというところや、いつも前向きで元気な真弓だからこそ、今後浮気を知って、どういった復讐をするのかと考えると、ゾクゾクとさせてくれます。

 原作では、現実では笑えないようなとんでもないシリアスな展開が待ち構えているのですが、このコミカル演出のおかげで、よりいっそう楽しめそう。

 また、秀明の頭の中が単純すぎて面白い。“浮気相手を思い出して上の空”“浮気相手からの電話にワクワクする”などの「クズ夫」描写に笑ってしまいます。男性からは「夫をバカにしている」「夫はそんなんじゃない!」と怒られそうですが、女性の視点は鋭い。「残念ですが、そういう風に見えているんですよ」とだけ言っておきます(笑)。

■「前科あり!?」と疑いたくなる木村多江の演技に脱帽!

 第2話でもやはり、秀明の不倫相手・綾子役の木村多江の演技は素晴らしかったです。この役のために生まれてきたのかと思うくらいばっちりハマっています。

 真弓目線で見ると、夫の浮気相手ですから嫌いになりそうですが、偏屈な性格の太郎に従って生きている嫁というだけで、かわいそう過ぎて……(涙)。ううっ、嫌いになれない!

 ただ、第2話を見て思ってしまったことは、「綾子よ、もしかして不倫、初めてではないな!?」ということ。まるで経験者のように危険な情事を楽しんでいるように見えたのです。極めつきは第2話最後の「たまにでいいの……。だから、奥さんと呼ばないで。名前で呼んで」という綾子が秀明に向けて言うセリフ。あの幸薄顔でこんなこと言われたら、“ドキッ”としてしまうのも無理はない。ハマってしまう男性の気持ちもわかります。

 原作では綾子のとんでもない秘密についても触れているのですが、その部分を木村がどのように演じきるのか。期待できそうです。

■目を引く小ネタ演出が面白い!

 前回のレビューの際には、触れなかったのですが、同ドラマには小ネタ的な演出が入っています。第1話では、13日の結婚記念日に秀明が綾子とホテルに行くのですが、そのホテルの部屋番号が「1313」。さらに、この部屋のカードキーを秀明が落とすという演出で、視聴者側の不安をますます掻き立ててくれました。

 そして今回は、「笑い」の小ネタが。浮気を疑いだした真弓は、ネットで浮気している夫の行為について調べるのですが、アクセスした先というのが、読売新聞社が運営するウェブサイト「発言小町」。実際このウェブサイトを覗くと、主婦からの質問がたくさん。主婦の強い味方なのでしょう。ネットでも「おお、『発言小町』が登場した(笑)」という主婦からの声が上がっており、笑いを引き出していたようです。

 今後もこういった小ネタ的演出がたくさん出てくるかと思うので、注目してみるのもいいかもしれません。

 以上、第2話のレビューでした。

 第3話は、佐藤家と茄子田家が合同バーベキュー! 秀明や真弓は太郎と仕事上で面識がありますが、真弓と綾子は初対面。その上、真弓は綾子が秀明の浮気相手とは知らず……。さあ、どんな展開になるのでしょうか! 放送をお楽しみに。

(文=どらまっ子KOROちゃん)