ご近所トラブルを目撃! 夜中の12時~4時まで警察署で事情聴取されたよ

 前回は、我が家と大家さんの“ご近所トラブル未遂”について書きましたが、今回は警察沙汰になった衝撃体験をお伝えします。

 うちは一戸建ての2・3階部分を借りているんですが、隣の一軒家にはじいさんが一人で住んでます。3年ほど前、夜11時ごろに突然チャイムが。「こんな夜になにごとだろう」と思ってインターホンに出ると、1階に住む大家さんが「ちょっと外に出られます?」と言うじゃないですか。行ってみると、隣のじいさんと大家さんが話し合ってる。聞くと、じいさんが「風呂から戻ったら、部屋中にプラスチック片がバラ撒かれてる。あなたが撒いたんじゃないのか?」と意味不明なことを言い出した!

 「え? プラスチック片? なんですかそれ?」と聞き返しても、「うちはすべての窓のカギも閉めて、雨戸も閉めてる。どうやって部屋に侵入したんだ!」と、完全にオレが犯人だと思い込んでる! 相手はヤバい人みたいで、大家さんもビビってる! ここでオレが逆ギレしたら何をしでかすか……。 冷静に「いやいや、そんなにしっかりと防犯してたら、誰もお宅に入れないですよ。絶対に勘違いですって」と言い聞かせました。じいさんは納得してなかったようですが、なんとか帰ってもらえた。大家さんとは「かなり妄想が強いみたいだから、 お互いに気をつけましょう」と言って、その場は終了しました。

 そんなことがあって、先日のまたまた夜11時ごろ。オレは近くの自動販売機に飲み物を買いに行こうと家を出ました。そしたら突然、隣のじいさんが金属バットを振り回しながら出てきた。「こんな夜に素振りでもやるのか?」と思いながら自動販売機に着くと、いきなり「バリバリ! ガシャガシャーン!!」と自宅の方から破壊音が。急いで家に戻ると、先ほどのじいさんがバットを持ったままダッシュで家の中に入って行くじゃないですか!

 自宅に着くと、うちにとってはじいさん宅とは反対側の、ばあさんが一人で住んでいる家の窓ガラスがすべて粉々に割れてる! 同時に大家さんや近所の人たちも外に出てきた。オレは決定的な瞬間こそ見ていないが、「これは確実にじいさんが金属バットで割ったな」と確信して、みなさんに見たことを説明しました。心配になって、みんなでばあさんの家のチャイムを鳴らしたが、出てこない。そうこうしていたら、偶然にも自転車で巡回中の警察官が通りかかったんです。

「あ、おまわりさん! もう通報がいきました?」
「いや、たまたまです」
「そしたら、ちょっとこっち来てくださいよ。これ見てくださいよ! 」
「うわ! どうしました、これ? ひどいな!」
「隣のじいさんが、金属バットで割ったんですよ。オレは、金属バットを持って出ていくじいさんを目撃しました」

 おまわりさんはじいさんの家に行き、チャイムを鳴らしました。が、何度鳴らしても出てこない。居留守を使ってる! おまわりさんが無線で応援を頼み、すぐにパトカー3台と刑事3~4人、警官が5人ほど到着し、みなさん、オレに「何があったんですか?」と聞いてくる。別の刑事さんは、大家さんや近所の人たちに、じいさんとばあさんの間にトラブルがあったのかを聞いてます。そしたら、最近はじいさんがばあさんへ、水をパンパンに入れた袋の中に回覧板を入れて渡してることが発覚しました。

 刑事さんたちがじいさんの家のチャイムを鳴らして、「出てこーい! 警察だぞ!」と怒鳴っても無反応。被害者のばあさんも出てこないので、警察の方で別居している家族に連絡するも、誰も電話に出ないそう。1時間ほどたって騒ぎに気付いたのか、ばあさんが2階の窓から顔を出した! おまわりさんたちが「よかった! とにかく下に降りてきてください!」というと、「何事でしょうか…… 私は何もしてません」と完全に寝ぼけてます。

 ばあさんは割られたガラスを見て、「うわー、これでもう3回目ですよ」と衝撃発言! おまわりさんが「3回も割られたんですか?」と聞き返すと、「そうですよ。犯人が誰かわからないんです」という。オレが隣のじいさんのことを伝えると、「やっぱりそうなんですか……」と思い当たるフシがありそうな感じ。刑事さんがオレに「警察署で事情聴取にご協力願いたいのですが」と言うので、「当然行きますよ」と警察署までパトカーで行きました。

 署に着いたのが深夜12時過ぎで、取調室で刑事さんに目撃状況を詳しく説明していると、あっという間に夜中3時! 「そろそろ眠いんですが……」「もうちょっとです! 一度上司に内容確認してきます」。そして戻ってきて「すみません! 2箇所だけ修正です」と言ってそこからまた1時間……ようやく終わったのが朝方4時ですよ! マジで長い! 帰り際、「協力費」として5,000円をもらいました。「これでおばあさんが器物破損で被害届出してくれたら、おじいさんを逮捕できます」とのこと。

 翌朝8時、 自宅のチャイムが鳴って出ると、昨日の刑事さんが立ってました。オレはマジで眠いんですけど……。「この写真の中に、隣のおじいさんはいますか?」 と、20人くらいの高齢男性の写真を見せられ、「この人です!」と指すと、「正解です。ありがとうございました」。そしてじいさんを家から引きずり出して、逮捕していました。

 被害者のばあさんからは、「あなたのおかげで犯人がわかって、本当に感謝です」とお菓子の詰め合わせをいただく。しかし、じいさんは1カ月ほどで自宅に戻ってくるみたいで、復讐されないかマジで不安です。小学4年生の娘ココは、ようやく一人で留守番ができてきたんだけど、完全に無理になりました。隣のおばあさんは「次は殺されるかも……」と言ってるし。

 じいさんが3回も窓を割った動機ですが、なんと! ばあさんも身に覚えがないそう。完全にじいさんの被害妄想らしい。大家さんも含め、隣近所のみなさんと協力して、じいさんを監視することになりました。何をしでかすかわからない隣人が、治安がいいといわれてる目黒区にいることは衝撃ですよ!

住み始めて10年、騒音を巡る「ご近所トラブル」が勃発! 良好関係を維持したいので“奥の手”を使いました

住み始めて10年、騒音を巡る「ご近所トラブル」が勃発! 良好関係を維持したいので奥の手を使いましたの画像1

 妻くらたまと結婚してから住み始めた今の自宅は、もう10年近く暮らしています。もともとは大家さんと息子さん夫婦が住む3階建ての一戸建てだったんですが、息子さん夫婦が海外転勤となったため、2~3階を借りてるわけです。1階には大家さんご夫婦が住んでいたのですが、最近、高齢の旦那さんが亡くなったため、 娘さん夫婦と高校生くらいの女の子が一緒に住むようになりました。

 先日契約を更新した際、仲介の不動産屋さんから「大家さんのご家族が戻ってくるので、引っ越しを検討してもらえますか?」と打診されました。ただ、引っ越しすれば敷金・礼金などの費用もかかるし、同じような間取りと家賃の物件があるのかわからないし、希望物件が見つからなければ引っ越したくないんだよね。なによりも娘ココの問題があります。今小学4年生なので、小学校を卒業するまでは同じ学校に通わせたい!

 そのことを不動産屋さんに伝えると、「わかりました。大家さんにもそう伝えます。ただ条件が合えば引っ越しも可能ということですね?」と念押しされたので、「そうです」と伝えた。すると、しばらくしてまた不動産屋さんが「大家さんが引っ越しを考えてくれるというのであれば、引っ越し費用の一部を負担してもいいと言ってます!」と電話してきたので、「では、そちらで物件を探してくださいよ。いい物件があれば見に行くので」と伝えました。

 まあ、大家さんご家族としては、引っ越してほしいんだろうなぁ。でも突然言われてもすぐにできることじゃない。あと2年の間に探すしかないか。見つからなかったら、また更新させてもらいたいけど……。

 そんなことを考えていたら、また最近、不動産屋さんから電話がありました。「大家さんのご家族から“テレビの音がうるさくて眠れない”とクレームが入ってまして。ちょっと音を小さくしてくれませんか」というじゃないですか。

「え? 10年近く住んでますけど、今まで一度もそんなことを言われなかったし、うちも小学生の娘がいるので、極端に音量を大きくしてるはずはないんですが」

「確かに今まで、騒音のクレームはなかったですね。ただ、ちょっと気をつけてもらえると……」

「まあ、わかりました」

 というわけで、テレビの音をなるべく小さくしてみたんです。ところが1週間後にまた不動産屋さんから電話が!

「“まだテレビの音がうるさい”とクレームが入りまして……」

「ええ?  また? なんで?  下に大家さんのご家族が住み始めてから、音量を上げたことはないのに! それどころか、前回のクレーム受けて、音を小さくしてるんですよ」

「それでも響くみたいです……」

「わかりました、どうにかしてみます!」

 オレとしても、大家のおばあさんとはよく話すし、大事にはしたくないわけです。でも2回もクレームが入るんだから、よっぽどうちのテレビの音がうるさいんだろうな。しかしこれ以上ボリュームを下げると、音が聞こえない。どうしたものか……。改めてテレビ周りを調べてみました。そうしたら、テレビとつないでいるスピーカーを直接床に置いてることが発覚! だから下に響くのか! 早速100円ショップでレンガ風発泡スチロールを購入し、その上にスピーカーを置いてみました。これだったら響かないだろう!

 その2~3日後の夜10時過ぎに、突然自宅のインターホンが鳴りました。「何事?」と思いながら出てみる。「あのー……下の者なのですが、テレビの音が響くので、ボリューム下げてもらっていいですか?」と、高校生くらいの女の子が立っている。多分、大家さんのお孫さんだろう。「え? まだ響きますか?」「そうなんです」「わかりました……」。すぐさま音量を下げたんですが、もうこうなるとテレビが全然聞こえない! こりゃ一体どうしたらいいものか。

 翌朝、仕事に行こうとすると、大家のおばあさんが出てきました。「昨日はうちの孫がすみません。どうやら音にかなり神経質みたいで。もし、防音できる物を購入していただけるなら、費用はこちらで出しますので言ってください。ご迷惑かけます」とご丁寧な提案がありました。もう仕方がない、スピーカーを取り外して、テレビからの音声だけにしよう! これだったら大丈夫だろう! そして案の定、この“奥の手”により、クレームはなくなりました。よかったよかった。

 ご近所トラブルって、こういう感じで始まっていくんだろうな。でもそこは話し合えば解決すると思うんですよね。ところが、 話し合いでも解決できそうにないご近所トラブルもあるということを実感する出来事がありました。その話は次回で!

住み始めて10年、騒音を巡る「ご近所トラブル」が勃発! 良好関係を維持したいので“奥の手”を使いました

住み始めて10年、騒音を巡る「ご近所トラブル」が勃発! 良好関係を維持したいので奥の手を使いましたの画像1

 妻くらたまと結婚してから住み始めた今の自宅は、もう10年近く暮らしています。もともとは大家さんと息子さん夫婦が住む3階建ての一戸建てだったんですが、息子さん夫婦が海外転勤となったため、2~3階を借りてるわけです。1階には大家さんご夫婦が住んでいたのですが、最近、高齢の旦那さんが亡くなったため、 娘さん夫婦と高校生くらいの女の子が一緒に住むようになりました。

 先日契約を更新した際、仲介の不動産屋さんから「大家さんのご家族が戻ってくるので、引っ越しを検討してもらえますか?」と打診されました。ただ、引っ越しすれば敷金・礼金などの費用もかかるし、同じような間取りと家賃の物件があるのかわからないし、希望物件が見つからなければ引っ越したくないんだよね。なによりも娘ココの問題があります。今小学4年生なので、小学校を卒業するまでは同じ学校に通わせたい!

 そのことを不動産屋さんに伝えると、「わかりました。大家さんにもそう伝えます。ただ条件が合えば引っ越しも可能ということですね?」と念押しされたので、「そうです」と伝えた。すると、しばらくしてまた不動産屋さんが「大家さんが引っ越しを考えてくれるというのであれば、引っ越し費用の一部を負担してもいいと言ってます!」と電話してきたので、「では、そちらで物件を探してくださいよ。いい物件があれば見に行くので」と伝えました。

 まあ、大家さんご家族としては、引っ越してほしいんだろうなぁ。でも突然言われてもすぐにできることじゃない。あと2年の間に探すしかないか。見つからなかったら、また更新させてもらいたいけど……。

 そんなことを考えていたら、また最近、不動産屋さんから電話がありました。「大家さんのご家族から“テレビの音がうるさくて眠れない”とクレームが入ってまして。ちょっと音を小さくしてくれませんか」というじゃないですか。

「え? 10年近く住んでますけど、今まで一度もそんなことを言われなかったし、うちも小学生の娘がいるので、極端に音量を大きくしてるはずはないんですが」

「確かに今まで、騒音のクレームはなかったですね。ただ、ちょっと気をつけてもらえると……」

「まあ、わかりました」

 というわけで、テレビの音をなるべく小さくしてみたんです。ところが1週間後にまた不動産屋さんから電話が!

「“まだテレビの音がうるさい”とクレームが入りまして……」

「ええ?  また? なんで?  下に大家さんのご家族が住み始めてから、音量を上げたことはないのに! それどころか、前回のクレーム受けて、音を小さくしてるんですよ」

「それでも響くみたいです……」

「わかりました、どうにかしてみます!」

 オレとしても、大家のおばあさんとはよく話すし、大事にはしたくないわけです。でも2回もクレームが入るんだから、よっぽどうちのテレビの音がうるさいんだろうな。しかしこれ以上ボリュームを下げると、音が聞こえない。どうしたものか……。改めてテレビ周りを調べてみました。そうしたら、テレビとつないでいるスピーカーを直接床に置いてることが発覚! だから下に響くのか! 早速100円ショップでレンガ風発泡スチロールを購入し、その上にスピーカーを置いてみました。これだったら響かないだろう!

 その2~3日後の夜10時過ぎに、突然自宅のインターホンが鳴りました。「何事?」と思いながら出てみる。「あのー……下の者なのですが、テレビの音が響くので、ボリューム下げてもらっていいですか?」と、高校生くらいの女の子が立っている。多分、大家さんのお孫さんだろう。「え? まだ響きますか?」「そうなんです」「わかりました……」。すぐさま音量を下げたんですが、もうこうなるとテレビが全然聞こえない! こりゃ一体どうしたらいいものか。

 翌朝、仕事に行こうとすると、大家のおばあさんが出てきました。「昨日はうちの孫がすみません。どうやら音にかなり神経質みたいで。もし、防音できる物を購入していただけるなら、費用はこちらで出しますので言ってください。ご迷惑かけます」とご丁寧な提案がありました。もう仕方がない、スピーカーを取り外して、テレビからの音声だけにしよう! これだったら大丈夫だろう! そして案の定、この“奥の手”により、クレームはなくなりました。よかったよかった。

 ご近所トラブルって、こういう感じで始まっていくんだろうな。でもそこは話し合えば解決すると思うんですよね。ところが、 話し合いでも解決できそうにないご近所トラブルもあるということを実感する出来事がありました。その話は次回で!

クラブ活動を頑張ってるチームメイトに「ダサい!」、生意気な言葉の裏にある“かもしれない”彼女たちの心理

 小学4年生の娘ココが、2年生のころから通い始めたバドミントンクラブ。土曜日の練習時間は正午~18時と長いので、以前は30分おきにおやつタイムがあり、みんなでおやつをポリポリ食べたり好き勝手に練習してたりとゆるゆるな雰囲気でした。が、4月からかなり厳しくなってきて、おやつタイムもなくなってしまいました。時間が長いので、1時間おきには休憩はするけどね。

 というのも、5・6年のチームがかなり力をつけ、都の大会で上位に進出することが続き、クラブで初めて関東大会にも出場したんです。そのため4年生に対しても「みんなで関東大会目指そう!」という雰囲気に変わってきました。

 コーチが厳しくなったもう一つの理由は、練習試合での出来事。5月にココたち4年生は練習試合に出て、そこそこ勝つことができた。ココも3回戦まで進んだものの、負けて号泣していました。ほかの子もがんばって、みんな1回は勝つことができたけど、負けたらやはり号泣! 試合内容と負けて泣いている姿を見て、コーチは「悔し涙を流すということはやる気もあるし、がんばればもっと強くなれる」と思ったらしいのです。

 そんなわけで4月からは毎週土曜日の練習に加え、水、木、金の18時~21時も練習となりました。ココはよっぽどバドミントンが好きなのか、夜の練習はほとんど参加してます。ちなみに4年生は女子10人、男子は2人。

 この中で、土曜日は参加するものの、なぜか夜の練習や試合にも出ない女子が数人います。その子たちに「なんで試合に出ないの? 夜の練習もみんな来てるから、来てみれば?」と聞いてみました。そしたら「私たちは遊びでバドミントンをやってるし、試合なんかダサい! やらないし出ないよ!」というじゃないですか……。試合に勝つために練習でがんばることを「ダサい」と言うのか……。一瞬「生意気」と思ったんですが、この「ダサい」という言葉の裏には彼女たちなりの事情があるのかも。

 というのも、この数人以外のメンバーは夜の練習にも積極的に参加し、かなり上達している。なので、毎週土曜日に4年生メンバーで練習試合をすると、この数人がまったく相手にならなくて、力の差は歴然。彼女たちにとっては、もともとゆったりとしたクラブの雰囲気が好きだったのに、周りは上達していくから面白くなく、それに拗ねて「頑張るのはダサい!」と言っているのかも。

 また、ココたちはユニフォームのほか、シューズ、短パン、スカート、ラケットなどを入れる専用バッグをすべてヨネックスで統一しています。他校との試合に行った時に、ヨネックスを持っているチームは強そうに見えたので、バドミントン用品店のセール時にまとめ買いをしたのです。スポーツは見た目も重要でしょ? でもそれも彼女たちを孤立させたのかも。誰もがやる気があるわけじゃないし、ヨネックスに興味がないのかも知れないし、そもそもユニフォームにこだわりがないのかも。

 このように「遊びでゆったりやりたい子」と「試合に出て勝ちたいと練習に励む子」の二極化が見えはじめてきました。それでも練習中もみんなでワイワイ楽しそうにやってるけどね。先日、ゆったりやりたい子のママに会ったときに「みんな、夜の練習に来てるから、〇〇ちゃんも来たらいいのに」と話しかけたんですよ。そしたら「は? あなたコーチなの?」と返されてしまった……。しかし、よくこういった人をイラつかせる嫌味なセリフが思いつくよなぁ。ある意味天才だと思う。

 このママに話しかけると、毎回後悔することになるんです。子どもたちの練習中、長い間そばにいるのに無視するわけにもいかず、気を使って話しかけると玉砕というのがいつものパターン。この時ばかりはホント気が滅入ったので、今後自分から話しかけるのはやめようと決めました。

 子どもたちはずっと一緒にやってきたメンバーなので、モチベーションの違いで仲違いしないといいなあ。ココの当面の目標は、来年の関東大会出場! そのためにがんばってますよ。

クラブ活動を頑張ってるチームメイトに「ダサい!」、生意気な言葉の裏にある“かもしれない”彼女たちの心理

 小学4年生の娘ココが、2年生のころから通い始めたバドミントンクラブ。土曜日の練習時間は正午~18時と長いので、以前は30分おきにおやつタイムがあり、みんなでおやつをポリポリ食べたり好き勝手に練習してたりとゆるゆるな雰囲気でした。が、4月からかなり厳しくなってきて、おやつタイムもなくなってしまいました。時間が長いので、1時間おきには休憩はするけどね。

 というのも、5・6年のチームがかなり力をつけ、都の大会で上位に進出することが続き、クラブで初めて関東大会にも出場したんです。そのため4年生に対しても「みんなで関東大会目指そう!」という雰囲気に変わってきました。

 コーチが厳しくなったもう一つの理由は、練習試合での出来事。5月にココたち4年生は練習試合に出て、そこそこ勝つことができた。ココも3回戦まで進んだものの、負けて号泣していました。ほかの子もがんばって、みんな1回は勝つことができたけど、負けたらやはり号泣! 試合内容と負けて泣いている姿を見て、コーチは「悔し涙を流すということはやる気もあるし、がんばればもっと強くなれる」と思ったらしいのです。

 そんなわけで4月からは毎週土曜日の練習に加え、水、木、金の18時~21時も練習となりました。ココはよっぽどバドミントンが好きなのか、夜の練習はほとんど参加してます。ちなみに4年生は女子10人、男子は2人。

 この中で、土曜日は参加するものの、なぜか夜の練習や試合にも出ない女子が数人います。その子たちに「なんで試合に出ないの? 夜の練習もみんな来てるから、来てみれば?」と聞いてみました。そしたら「私たちは遊びでバドミントンをやってるし、試合なんかダサい! やらないし出ないよ!」というじゃないですか……。試合に勝つために練習でがんばることを「ダサい」と言うのか……。一瞬「生意気」と思ったんですが、この「ダサい」という言葉の裏には彼女たちなりの事情があるのかも。

 というのも、この数人以外のメンバーは夜の練習にも積極的に参加し、かなり上達している。なので、毎週土曜日に4年生メンバーで練習試合をすると、この数人がまったく相手にならなくて、力の差は歴然。彼女たちにとっては、もともとゆったりとしたクラブの雰囲気が好きだったのに、周りは上達していくから面白くなく、それに拗ねて「頑張るのはダサい!」と言っているのかも。

 また、ココたちはユニフォームのほか、シューズ、短パン、スカート、ラケットなどを入れる専用バッグをすべてヨネックスで統一しています。他校との試合に行った時に、ヨネックスを持っているチームは強そうに見えたので、バドミントン用品店のセール時にまとめ買いをしたのです。スポーツは見た目も重要でしょ? でもそれも彼女たちを孤立させたのかも。誰もがやる気があるわけじゃないし、ヨネックスに興味がないのかも知れないし、そもそもユニフォームにこだわりがないのかも。

 このように「遊びでゆったりやりたい子」と「試合に出て勝ちたいと練習に励む子」の二極化が見えはじめてきました。それでも練習中もみんなでワイワイ楽しそうにやってるけどね。先日、ゆったりやりたい子のママに会ったときに「みんな、夜の練習に来てるから、〇〇ちゃんも来たらいいのに」と話しかけたんですよ。そしたら「は? あなたコーチなの?」と返されてしまった……。しかし、よくこういった人をイラつかせる嫌味なセリフが思いつくよなぁ。ある意味天才だと思う。

 このママに話しかけると、毎回後悔することになるんです。子どもたちの練習中、長い間そばにいるのに無視するわけにもいかず、気を使って話しかけると玉砕というのがいつものパターン。この時ばかりはホント気が滅入ったので、今後自分から話しかけるのはやめようと決めました。

 子どもたちはずっと一緒にやってきたメンバーなので、モチベーションの違いで仲違いしないといいなあ。ココの当面の目標は、来年の関東大会出場! そのためにがんばってますよ。

共働き夫婦、最大のピンチ! 小4娘の夏休み、平日をどうするかで親が大慌て

 7月下旬から、小学4年生の娘ココは夏休みに突入しました。以前も書きましたが、4年生になって学童保育クラブを卒業したため、夏休み中の平日、特に午前中~習い事が始まる夕方までのスケジュールが真っ白。それを埋めるべくネットでイベントを調べたり、ママ友に聞いたりしたのですが、これといった解決策が見つからないまま夏休みに入ってしまった……。一応、明治神宮のお泊まり体験、科学実験教室の合宿などの単発イベントの予定は入れたんですが。

 しかし、小学生の夏休みは1カ月以上もある! ココに「毎日児童館でもいい?」と聞くと、「やだ。児童館には友達が誰も来ない」ときっぱり。1人で留守番してるのもいやだというし、それはオレも心配だし……。悩んでいてもしかたないので、ココを説得して、夏休み中は朝から児童館に行ってもらうことに。

 最大の問題は、ココが児童館から1人で習い事に行くことができるのかということ。ココはバレエやダンスなどいろんな習い事に通っているのですが、学校があるときはお友達と一緒に通っています。しかし夏休み中は、専業主婦のお母さんを持つその子たちとは別行動になるため、時間を見計らって児童館から1人で行くことに。夏休み前の土曜日、1人で行けるかを確かめるため、ココを先頭にオレは後ろから自転車で追う形で実験してみました。

 まず自宅から児童館に行き、そこからバレエ教室へ。ここまでは順調です。その後は、ダンス教室への道順をチェックしました。ダンス教室は4月から毎週月曜に通ってるわけで、もう3か月以上たちます。ココは「余裕でわかる!」と豪語していましたが、確認しないと信じられない。とある交差点でダンス教室へは左に曲がるのすが、ココは右に曲がった。「違う!」と言いたかったが、あえてココに「自分の思う道を行ってみなよ」と行かせました。ココは教室と逆方向に向かって走っていったものの、途中で「わからなくなった……」と泣き始めてしまいました。

 それを見たオレも、心配のあまり、珍しくキレてしまいました。「毎週通っているのに、なんで道がわからないだ! 夏休みは父ちゃんもママも仕事でいないんだよ! 1人で習い事に行けないなら辞めてしまえ!」と怒鳴ってしまったんです。ココはびっくりして号泣。その後、何度も同じところを通って、曲がるところの目印などを教えました。

 ココが家に着いても泣いてるので、妻が「どうしたの?」とココに聞いてました。オレが「道がわからないから怒鳴ってしまったよ」と伝えると、「道がわからないのは当然でしょう、毎回送り迎えしてるんだから! あんたが甘やかしてるからココも道を覚えないの! そんなことで怒鳴らないで!」と逆に怒られてしまった。確かに甘やかしてるという自覚はある。甘やかしてきたオレが悪いのに、突然キレてごめんよ、ココ……。

 そして夏休み初日。この日、妻はテレビの生放送で早朝に家を出ました。オレも朝8時には家を出る。ココは9時半から小学校のプールに行って一度帰ってきたのち、14時から英語教室です。妻が11時には帰ってくるので、お昼は家で食べることをココに説明しました。留守番自体ココは生まれて初めて。その1時間半の間に宅急便が来たらどうしよう? カギはどうする? と考えてると、あっという間に8時になってしまった。

 ココに「9時半になったら、プール道具を持って歩いて学校に行く。プール終ったら、うちに帰ってくる。できる?」「できるよ! あ、でもカギとかクーラーとか電気は?」「うーん……。カギは開けといていいし、クーラーも電気も付けっぱなしでいいから」と言い付けて、オレは仕事に出かけました。ココを家に残して出かけるのは本当に心配です。帰ってきてから聞いたら、問題なくできたというから安心しました。

 しかし、先日愛知県で、朝8時~正午に1人で留守番してた小学2年の女の子が、何者かに頭を殴られて意識不明の重体になったという事件が起きました。マジかよ……。不安でたまらず、ココを留守番させるのはやめて、平日は朝9時から弁当を持って児童館に行き、そこから習い事に通うことに。

 とはいえ、ココは移動などの時間配分がわかっていないので、ノートを1冊与えて、夏休み期間中の毎日のスケジュールを細かく書き、「これを毎日見て、予定を覚えといて」と渡しました。そうしたらココは自分でメモ用紙に、「明日の自分へ」というタイトルで翌日の予定を書いてリュックに入れてました。夏休みの平日は、イヤでも児童館で過ごすしかない。それが一番安全ですからね。かわいそうだけど、あと半月ほどがんばってくれ!

小学4年生の保護者会、オレの切断マニアの話から男児母たちが「包茎問題」で大盛り上がり!

 先日、娘ココが4年生になって初めての保護者会が行われました。平日朝10時からということもあり、参加してるママ20人はほどで、当然パパはオレだけ。まあ、いつものことですが……。

 進級の際にクラス替えがあったので、ママたちを見渡すと知らない顔も多い。それもあってか、クラス委員のママから「自己紹介」と「最近ハマってるもの、面白かったこと」というトークテーマが出され、一人ひとりが順番に話していく流れになりました。1年生の時からずっとこれじゃん! 他になにかないのかね……。学童保育クラブの保護者飲み会での自己紹介は、「出身地、年齢、仕事、年収」をお題にしたので、かなり盛り上がりました。年収はだれも言わなかったけど。学校の保護者会でもこれを聞けば、同業や同じ出身地の人とか、覚えやすいと思うんだけどな~。今度、クラス委員のママに提案してみよう。

 とりあえず「最近の面白かったこと」を聞いていると、「海でタコを獲った」「子どもがロボット作りにハマってる」など、ほのぼのとした話が多いんです。なのでオレは、「先日、とある撮影で世の中のヤバい人たちと会ったんですよ。例えば、手や足の指をファッションの延長で切断してしまった女性とか」と話し始めてみました。そうしたらみなさん、「 えー! 自分で切るんですか?」「痛くないんですか?」と興味がありそう。なので「いや、自分では切断できません。病院に行って切るんです。でも病院は“治療する場所”なので、ケガしてない指は切ってもらえない。だから、その人は事前に指に針金を巻いて腐らせ、“治療”として切断してもらうんです」と説明していたら、一人のママが「気持ち悪い! 聞いていられない!」と外に出てしまいました。ヤバい、かなりドン引きしてる! 朝から話す内容じゃなかったか? と焦っていたら、他のママさんたちはまたまだ聞きたそう。

 オレは調子に乗って、「切断マニアより面白かったのは、包茎サークルというマニアの集まり。そこの会員にも会って取材してきました」と別のネタに。「包茎を見せ合うんですか?」「なにそれ」とみなさんは爆笑。そうしたら、オレの話から派生して、別のママさんが「そういえばうちの子は最近おチンチンがかゆいらしく、小児科に連れて行っても特に異常なしと言われたんです。上のお兄ちゃんの時は、おチンチンの皮を少し切ってくれたんだけど、 最近は皮を切るのやってないみたい。みなさんはどうしてます?」と、男子の包茎についての話に!

 小学生男子の包茎か……うちは娘ということもあってオレは悩んだことすらない。が、小学4年にもなると 、確かに早熟な男子はオナニーを始める時期で、問題になってくるのかもしれない。ママさんたちの話を聞いていると、「思いっきり引っ張って亀頭を出そうとすると、息子が痛がって泣くからできない」とか「うちの息子はすぐに剥けた」など、息子のチンチン話で盛り上がってるじゃないですか! いやー面白い!

 この話を、このコラム担当で息子がいるSさんに伝えたところ、「悩むママが気軽に問い合わせる窓口がない。健診の際に診て、アドバイスしてくれたらいいのに」というじゃないですか。病院へ行って、医師にいきなり 「包皮を切ってください」とは言いにくいそう。なるほど……。それはもうパパの出番だよな!

  保護者会では、とあるママが「息子の包皮が剥けないから、もうそのままにしとく」と困っていた。オレが「じゃあ、息子さんに包茎サークルの連絡先を教えておきますよ!」と言ったら、みなさん大爆笑。包茎ネタで保護者会が盛り上がったのでよかった!

 包茎で思い出したんですが、 学校から保護者向けに「性教育講座」 の参加申し込み書が来ました。妻くらたまに「出る?」 と聞いたら、「わかってるから出ない」というので、欠席にしてしまったんだよな。現在の小学校の性教育について、このコラムで紹介できたのに失敗ですね……。その流れで、Sさんから「ココちゃんといつまで一緒にお風呂に入るつもりですか?」と質問されました。 オレはぜんぜん気にしてなかったけど、確かにそういうことを考える時期にきてるのかもなぁ。まずは周りがどうしているか、リサーチしてみます!

『アメリ』以来の手ごたえ! パリ人肉事件の加害者を追った映画『カニバ』を手掛けることになった一部始終

 去年6月、当時オレが勤めていた映画配給会社「レスペ」が映画事業から撤退することになり、オレはクビになってしまった。会社都合でのクビなので、失業保険が8カ月支払われていたんですが、それもこの3月で終了。クビから1年たちました。

 実は今、映画の宣伝と劇場ブッキングの仕事をいくつかもらい、なんとかフリーランスで食いつないでます。その流れで、このコラムを掲載している「サイゾーウーマン」の運営会社「サイゾー」の社内を間借りすることに。

 というのも去年、某映画界の巨匠から「おまえにしかできない映画がある」と電話があり、その映画の本編がメールで送られてきました。見たら、衝撃しかなかった……! というのもその映画は、パリ人肉事件の佐川一政氏に密着したドキュメンタリー『カニバ』だったんです。

 確かにこの作品を手掛けるならオレしかいないし、オレがやらなければ! というのも、1992年頃、オレは『八仙飯店之人肉饅頭』という香港映画を買い付け、劇場では上映せずに、セル/レンタルビデオだけで展開しました。この映画は、マカオにある飲食店の従業員が店主一家を殺害し、遺体をバラバラにして肉まんの具として客に振る舞ったという事件をモチーフにした映画で、劇場上映が難しい内容。そのため、佐川氏に宣伝アドバイサーをお願いしたんです。

 この頃、佐川氏は殺人犯なのに、文化人としてテレビや雑誌にバンバン出ている人気者だったんですよね。その佐川氏の協力もあって、『人肉饅頭』は爆発的大ヒット! その後、続編でもないのに、『人肉天婦羅』『香港人肉竹輪』と買い付けた映画の邦題に勝手に「人肉」と付けてビデオリリースしたら、どれも大ヒットしたわけ。

 個人的にも、一緒に焼き肉食べた記憶がある。佐川氏には『人肉饅頭』の恩もあるし、たぶん日本の配給会社で佐川氏と個人的に連絡が取れるのはオレだけだと思うし、『カニバ』の日本での上映はオレが絶対にやる! と決めたんです。

 早速、買い付けに動こうと思いきや、当時所属していた配給会社からは許可が下りず……。他の配給会社にお願いしても、「何か問題が起こったら責任が取れない」と言われて断念。唯一、某配給会社が「一緒にやろう」と言ってくれたので期待していたら、そこも「DVDレンタルが見込めないからNG」とのこと……。結局、20社ほどにお願いしたけど、すべて断られてしまった! そこまで断られると、オレも「これはもう日本公開は完全に無理か……」とあきらめていました。

 そんな時にサイゾーが運営してる、超常現象や都市伝説を扱うニュースサイト「TOCANA」の編集長と会うことに。たまたま『カニバ』の話題になった時に、「それ、うちがやりますよ!」と言ってくれたわけなんです。マジで決断力あるよな! 後日、サイゾーの社長とTOCANA編集長と意思確認して、買い付けることになったわけ。

 ちなみに『カニバ』はフランス映画。2015年にフランス・アメリカの撮影クルーが来日し、佐川氏とその実弟に1カ月間密着し、人肉事件の話から、弟さんの驚きの性癖告白などを収めている、全編衝撃の連続です。邦題は『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』に決定! 「38年目の真実」とは弟さんのことでもあるんですが、そこらへんはぜひ劇場で見てください。

 オレは「TOCANA編集部 配給宣伝担当」の名刺を作ってもらい、劇場営業をやることに。運良く、ヒューマントラストシネマ渋谷の担当が『カニバ』を見てくれていて、すぐに「上映OK!」と言ってくれたのは助かりました。その後も全国の劇場に連絡し、なんとか10館以上の上映は決定。でも20館ほどは「東京の客の入りを見てから判断したい」と言っています。確かに「見たい/見たくない」がここまでハッキリ分かれる作品は珍しいですね。

 それにしても、たった1人で劇場の営業と宣伝をこなすのは、30年近く映画の仕事してるオレでも初めて。アシスタントは絶対必要だと思ってたが、意外にもオレ1人でどうにか回ってます。宣伝の細かいところは、TOCANA編集部のスタッフたちも協力してくれてますし、編集長も手伝ってくれているからね。配給会社にいた時は小さい規模の映画でもスタッフ3~4人でやっていましたが、1人でも配給の仕事ができると実証できたのはオレとしても驚きました。宣伝も外注してないし、人件費を相当削ることができたんです。

 ちなみに『カニバ』は劇場公開と同時に、ネット配信も決まりました。7月12日の劇場初日には、渋谷ロフト9でのニコニコ動画オフィシャル生放送でトークライブも決まり、映画出演者の取材も終え、マスコミ試写は2回しかやらなかったけど、2回とも満席で10人くらいは入れずに帰ってしまったほど。試写に入れなくて帰るなんて、オレが関わった範囲だと映画『アメリ』(2001)ぶりだよ! これはもしかして『カニバ』は社会現象になるほどヒットするかも?

 そんなわけで連日『カニバ』をメインに仕事しているのですが、自宅に置いていた『カニバ』のチラシを小学4年生の娘ココが見つけて、「なに、この『人肉』って?」と聞いてきました。「人間の肉を食べてしまった男がいて、その人の映画だよ」「えー? 人間が人間を食べた? キモイ映画! 最悪だね! もっと友達に自慢できるような映画をやってよ」!

 な、なるほど……。確かに人肉映画の仕事をしているなんて、友達に言えないよな。でもTOCANA配給第2弾の映画もすでに買い付けたんですが、これもまたココが友達に言えないような映画なんだよな。ココも、ホラー映画を「キモイ」じゃなく「笑える!」と言える感覚に育つといいんだけどな~。

映画カニバ

『アメリ』以来の手ごたえ! パリ人肉事件の加害者を追った映画『カニバ』を手掛けることになった一部始終

 去年6月、当時オレが勤めていた映画配給会社「レスペ」が映画事業から撤退することになり、オレはクビになってしまった。会社都合でのクビなので、失業保険が8カ月支払われていたんですが、それもこの3月で終了。クビから1年たちました。

 実は今、映画の宣伝と劇場ブッキングの仕事をいくつかもらい、なんとかフリーランスで食いつないでます。その流れで、このコラムを掲載している「サイゾーウーマン」の運営会社「サイゾー」の社内を間借りすることに。

 というのも去年、某映画界の巨匠から「おまえにしかできない映画がある」と電話があり、その映画の本編がメールで送られてきました。見たら、衝撃しかなかった……! というのもその映画は、パリ人肉事件の佐川一政氏に密着したドキュメンタリー『カニバ』だったんです。

 確かにこの作品を手掛けるならオレしかいないし、オレがやらなければ! というのも、1992年頃、オレは『八仙飯店之人肉饅頭』という香港映画を買い付け、劇場では上映せずに、セル/レンタルビデオだけで展開しました。この映画は、マカオにある飲食店の従業員が店主一家を殺害し、遺体をバラバラにして肉まんの具として客に振る舞ったという事件をモチーフにした映画で、劇場上映が難しい内容。そのため、佐川氏に宣伝アドバイサーをお願いしたんです。

 この頃、佐川氏は殺人犯なのに、文化人としてテレビや雑誌にバンバン出ている人気者だったんですよね。その佐川氏の協力もあって、『人肉饅頭』は爆発的大ヒット! その後、続編でもないのに、『人肉天婦羅』『香港人肉竹輪』と買い付けた映画の邦題に勝手に「人肉」と付けてビデオリリースしたら、どれも大ヒットしたわけ。

 個人的にも、一緒に焼き肉食べた記憶がある。佐川氏には『人肉饅頭』の恩もあるし、たぶん日本の配給会社で佐川氏と個人的に連絡が取れるのはオレだけだと思うし、『カニバ』の日本での上映はオレが絶対にやる! と決めたんです。

 早速、買い付けに動こうと思いきや、当時所属していた配給会社からは許可が下りず……。他の配給会社にお願いしても、「何か問題が起こったら責任が取れない」と言われて断念。唯一、某配給会社が「一緒にやろう」と言ってくれたので期待していたら、そこも「DVDレンタルが見込めないからNG」とのこと……。結局、20社ほどにお願いしたけど、すべて断られてしまった! そこまで断られると、オレも「これはもう日本公開は完全に無理か……」とあきらめていました。

 そんな時にサイゾーが運営してる、超常現象や都市伝説を扱うニュースサイト「TOCANA」の編集長と会うことに。たまたま『カニバ』の話題になった時に、「それ、うちがやりますよ!」と言ってくれたわけなんです。マジで決断力あるよな! 後日、サイゾーの社長とTOCANA編集長と意思確認して、買い付けることになったわけ。

 ちなみに『カニバ』はフランス映画。2015年にフランス・アメリカの撮影クルーが来日し、佐川氏とその実弟に1カ月間密着し、人肉事件の話から、弟さんの驚きの性癖告白などを収めている、全編衝撃の連続です。邦題は『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』に決定! 「38年目の真実」とは弟さんのことでもあるんですが、そこらへんはぜひ劇場で見てください。

 オレは「TOCANA編集部 配給宣伝担当」の名刺を作ってもらい、劇場営業をやることに。運良く、ヒューマントラストシネマ渋谷の担当が『カニバ』を見てくれていて、すぐに「上映OK!」と言ってくれたのは助かりました。その後も全国の劇場に連絡し、なんとか10館以上の上映は決定。でも20館ほどは「東京の客の入りを見てから判断したい」と言っています。確かに「見たい/見たくない」がここまでハッキリ分かれる作品は珍しいですね。

 それにしても、たった1人で劇場の営業と宣伝をこなすのは、30年近く映画の仕事してるオレでも初めて。アシスタントは絶対必要だと思ってたが、意外にもオレ1人でどうにか回ってます。宣伝の細かいところは、TOCANA編集部のスタッフたちも協力してくれてますし、編集長も手伝ってくれているからね。配給会社にいた時は小さい規模の映画でもスタッフ3~4人でやっていましたが、1人でも配給の仕事ができると実証できたのはオレとしても驚きました。宣伝も外注してないし、人件費を相当削ることができたんです。

 ちなみに『カニバ』は劇場公開と同時に、ネット配信も決まりました。7月12日の劇場初日には、渋谷ロフト9でのニコニコ動画オフィシャル生放送でトークライブも決まり、映画出演者の取材も終え、マスコミ試写は2回しかやらなかったけど、2回とも満席で10人くらいは入れずに帰ってしまったほど。試写に入れなくて帰るなんて、オレが関わった範囲だと映画『アメリ』(2001)ぶりだよ! これはもしかして『カニバ』は社会現象になるほどヒットするかも?

 そんなわけで連日『カニバ』をメインに仕事しているのですが、自宅に置いていた『カニバ』のチラシを小学4年生の娘ココが見つけて、「なに、この『人肉』って?」と聞いてきました。「人間の肉を食べてしまった男がいて、その人の映画だよ」「えー? 人間が人間を食べた? キモイ映画! 最悪だね! もっと友達に自慢できるような映画をやってよ」!

 な、なるほど……。確かに人肉映画の仕事をしているなんて、友達に言えないよな。でもTOCANA配給第2弾の映画もすでに買い付けたんですが、これもまたココが友達に言えないような映画なんだよな。ココも、ホラー映画を「キモイ」じゃなく「笑える!」と言える感覚に育つといいんだけどな~。

映画カニバ

学童卒所後の「平日放課後」が落ち着いたと思ったら、次は「夏休み中の平日」問題!? 小4保護者の苦悩は続く……

 娘ココが小学4年生になって、2カ月が過ぎました。3年生までの学童保育クラブが終わり、平日の放課後は習い事を入れ、金曜日はずっと児童館にいてもらうことでなんとか埋めることができています。

 習い事はいろいろやっているんですが、なかでもココが一番楽しそうなのは、バドミントンクラブ。毎週土曜日は正午~18時、今年に入ってから金曜日19~21時の練習も加わり、 さらに6月は水曜日も19~21時の練習が始まります。ココはハードな練習も今のところは問題なくこなしてる。本人が楽しければいいけど、オレからすると週3回の練習はあり得ないね。

 そんな感じで放課後と土日は習い事でスケジュールがパンパンなのですが、 気付いたらそろそろ夏休みじゃないか! 昨年までは学童があったけど、夏休みの1カ月あまり平日をどうしようかと悩んでます。

 タイミングよく、ママ友から「明治神宮でのお泊まり体験あるけど、一緒にどう?」とLINEがきました。1泊2日で、明治神宮内の大広間に泊まるらしく、お祭り体験、みそぎ体験、クイズラリー、雅楽鑑賞など、普段できない体験が盛りだくさん。食費込みで1万円は安い! ココに聞くと「友達と一緒なら泊まる」というので、応募してみました。定員70人で応募者多数の場合は抽選なので、まだ行けるかわからないけど。

 さらに習い事の一つ、科学実験教室から夏休み中に4年生以上が参加できる実験合宿の案内がきたので、こちらも応募。1泊2日で、教室がある五反田のホテルのツインルームに2人1部屋で宿泊。子どもだけでホテルに宿まるのはココも未体験だから新鮮かも。子どもだけだと少々心配ですが、先生たちが見守りしてくれるから大丈夫でしょ! 実験も「ドライアイスをゼロから作る」「魚や虫の解剖」「天体観測」など、普段できない内容のよう。

 ちなみにこちらは1泊2日で4万円! マジ高いけど、友達も一緒だし、参加することしました。 妻くらたまからは、「神社が当選した場合、費用が5万円になるから、 半分は出して!」「え、オレはまだフリーランスで、定期収入ないから……」「金がないのに、服とかカバンを買ってるからじゃん! いいかげんにして!」と怒られた。意外にもオレが新しい服を買ってことを見抜かれてたんだ……。びっくりですよ! 結局2万円はオレが出すことに。

 宿泊体験は基本的には親が参加できないので、ココがどう過ごすのか気になるけど仕方ない。最近は土日もオレ抜きで友達と遊ぶことが多くなってきたし。だんだん親離れしてくる時期になってきてるんでしょうね。親と過ごすより友達と遊びたいんだろう。ココが楽しければオレは全然オッケー!

 しかし夏休みの平日8~17時、これをどうやって埋めるのか。重要な問題ですよ。ほかの共働き夫婦はどうしてるのか。知り合いの5・6年生の共働き夫婦に聞いてみたら、「4年生の夏休みは自宅にカギを渡して、自由に遊ばせていたと思う。 朝は児童館に行き、そこで友達と合流して、そのままプールか公園で遊んで、夕方に習い事に行く。親は仕事帰りに習い事まで迎えに行く」とのこと。なるほど、 要は鍵っ子か。ココはまだ1人でどこかに遊びに行くのはできないと思う。

 民間学童という手もあると思って探してみると、自宅から2駅先に「キッズベースキャンプ」というところがあった。ネット上には昨年の夏休みプランが残っていたので見てみると、入会金3万円で、保育料は16日間預けられて6万円後半。微妙に高い! これを払うなら、どこか旅行に行った方がいいなあ。

 というわけで民間学童はあきらめ、夏休みの平日は、朝に児童館へ連れて行き、そこで友達と遊んで過ごす! プールに行ってもいいけど、その場合は友達のママと一緒に行ってもらう。習い事には1人で行けるよう、今から道順を教える。という形に決定。現時点では頼みの綱は児童館のみ。ほかに宿泊体験がないか、探してみるよ。というか、誰か面白そうな宿泊体験あれば教えてくださいよ!