50歳になった今でも、オレはブランドものが好き。というか、身に着けるもの全てがブランドものじゃないと落ち着かないし、仕事もモチベーションが上がらない。ブランド好きになったきっかけは中学時代で、確か、雑誌「ポパイ」(マガジンハウス)か「ホットドック・プレス」(講談社)を読んで、「これはかっこいい!」と思い「JUN」と「DOMON」の服と靴を買った。服はTシャツで1万円くらい、靴はシルバーのスニーカーで3万円ほどだったかな。父親がバブリーだったから金はあって、買ってもらった。
高校時代は世の中がDCブランド全盛期! オレは肩パットがバーン! と入った、DCの中でも派手すぎて人気がなかった「アーストンボラージュ」「リネアフレスカ」「トキオ・クマガイ」の服を買いまくったな。どれもジャケットで10万円前後したけど、居酒屋のバイトで月に20万はもらってたし、親からも小遣いを5万円単位でマメにもらってたから金はあったんだろう。高校時代は放課後、毎日家に帰ってから肩パット入りの「マグマ大使」のようなジャケットを着て、顔を黒く塗って白い口紅つけて渋谷の居酒屋へバイトに行き、仕事の後は夜の10時過ぎから渋谷と六本木のディスコに行きまくり。専門学校時代は「タケオキクチ」にハマり、会社員でもないのにスーツを着てた。ネクタイをしてみたかったんだよね。
その後、ハワイに3年住んだ時だけブランドから離れたけど、帰国して映画の仕事を始めた頃から海外の高級ブランドを知って、「プラダ」「ジル・サンダー」「ドルチェ&ガッバーナ」「ディースクエアード」で、今に至る! オレは一部だけブランドというのが気分的にイヤで、全身同じブランドじゃないと落ち着かない。なぜそこまでブランドものが好きなのか……? しいて言えば、全身同じブランド! って人をあまり見かけないから、他人と被らないのは良い。別に、他人からブランド好きと思われたいわけでもない。逆に、他人から服のことは聞かれたくないな。「これ高いんじゃない?」「どこで買った?」とかさ。ま、ある意味コレクターだな! とにかく自分がよければ、それでいいというわけだ。
そして、オレのブランド好きはココの服にも及んでる。2年程前からココの服は一式、ほとんど「SISTER JENNI」という女子小学生ブランドで買っていて、たまに「EARTHMAGIC」「RONI」。ココが女子小学生向けファッション雑誌「JSガール」(三栄書房)「ニコ☆プチ」(新潮社)を定期的に読むので、オレもついでに読んでるうちに、女子小学生に人気のブランドをいろいろ知ったわけだ。実際、この雑誌は面白い! オレが知らない、はやってるキャラクターやゲームなどかなり掲載されてるし、新たな発見もある! ま、小学生雑誌を真剣に読んでるオヤジはオレぐらいなんだろうけど……。
「SISTER JENNI」は都内に池袋と新宿にあって、この2店でよく買うオレは店員さんとも顔見知りで常連。一度、ココと買いに行ったこともあるが、まだ服にそんなに興味ないから試着を嫌がるんだよね。なので、服を買う時はオレ1人。8月のセールに、池袋の店に行ったんだけど、スタッフの子とこんな話になった。
「実はSISTER JENNIはこのセールで終わってしまうんですよ」「え! なんで?」「本社の方針だからよくわからないんですが、まあ売れてないってことでしょうね……。池袋、新宿の店ではSISTER JENNIの上の中学生向けブランドJENNI LOVEを展開します。SISTER JENNIは完全に失くすわけではなく、ショッピングモールにある子供服のセレクトショップで、規模はかなり小さくなりますが展開はしていきますので」「そうかーそしたらもうここには来られなくなるなあ」……。
SISTER JENNIは売れてると思ってたのに! こういうとこにも少子化の影響が及んでるってことですかね? 残念すぎる! この秋冬からココの服はどうしたらいいのか? さらに女子小学生雑誌を読み込んでみても、新たなブランド服の情報はなし。そんな中、たまたま新宿を歩いてたらZARAとH&Mがあったので子ども服を見てきた。H&Mはイマイチだったけど、ZARAはシンプルで服の種類も豊富、値段もそんなに高くないからいいかもな。ただ、サイズ感がわからないので、一度ココを連れてって試着しないと。
ココを買い物に連れて行くのが面倒だが、ココの服探しは面白いからオッケー! でも、娘の服ブランドについて話せるパパ友はいないし、そもそも興味を持ってるパパもオレの周りにはいないのが残念! でも、ココの服も自己満足ってことでオレ的にはオッケー!

