ムロツヨシが怖すぎる! 『星降る夜に』ラブラブ&コメディパートとの落差にぐったり

 産婦人科医・雪宮鈴(吉高由里子)と、遺品整理士のろう者・柊一星(北村匠海)のラブストーリーを描くテレビ朝日系火曜ドラマ『星降る夜に』の第7話が2月28日に放送された。主人公・鈴と一星のラブラブ展開が「胸キュン」を誘うドラマとして話題の本作だが、鈴を逆恨みする男・伴宗一郎(ムロツヨシ)が本格的に登場し始めてサスペンス色が強まっている。第7話では、これまで以上に伴の狂気に振り回されるシリアスな…

続きを読む

『星降る夜に』狂気のムロツヨシ登場! サスペンス展開と胸キュンで大忙し

 吉高由里子が主演を務めるテレビ朝日系火曜ドラマ『星降る夜に』の第6話が2月21日に放送された。産婦人科医・雪宮鈴(吉高由里子)と、遺品整理士のろう者・柊一星(北村匠海)のラブストーリーを描く本作。「胸キュンドラマ」としての評判も高いが、その一方でさまざまな親子や友情の愛と絆が描かれ、視聴者の涙を誘うシーンも多い。また、鈴を逆恨みしている謎の人物が嫌がらせをするなどのサスペンス色もあり、単純…

続きを読む

ムロツヨシ&小泉孝太郎「2人旅」、フジバラエティで“今年最高視聴率”のクリーンヒット

 ドラマ、報道、スポーツ、バラエティ、アニメ……テレビにはさまざまなジャンルの番組があるが、老若男女が好むという点で人気が高いのが旅番組。近年大流行の散歩番組まで含めれば、テレビ欄にはかなりの数の旅番組が並んでいるが、9月に放送された『小泉孝太郎&ムロツヨシ 自由気ままに2人旅』(フジテレビ系)が驚異的な高視聴率を記録し、新たな潮流が生まれそうだ。

「小泉とムロが旅をする『…

続きを読む

岸井ゆきのを「ゲスかわ女優」と呼びたくなるムロツヨシとの共演作『神は見返りを求める』

 こんなにも「ゲスかわいい」と思える女優には、そうそうお目には掛かれないだろう。吉田恵輔監督のオリジナル脚本作『神は見返りを求める』で底辺YouTuber・ゆりちゃんを演じる岸井ゆきのは、女の持つゲスな一面をたっぷりと見せてくれる。それでいて、そんな彼女のゲスさに、スクリーンを観ている観客は堪らなく魅了されてしまう。岸井ゆきののことを「世界一のゲスかわ女優」と呼びたい。まぁ、呼ばれても本人は…

続きを読む

黒木華とは「ただの友人」のわけがない? “同マン”ムロツヨシが女優事務所から警戒されるワケ

 9月10日発売の「フライデー」(講談社)が黒木華の密着ショットを掲載した。

 黒木はこの日、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の完成報告イベントに出席。終了後、ムロツヨシの住むマンションに向かったという。

「すわ、同棲かと思わせる記事でしたが、黒木は昨年4月にムロが住むマンションに引っ越してきたそう。そのため、ネット上では『いや、つまり自分の家ってこ…

続きを読む

日テレ『ハコヅメ』が戦略ミス? ドラマ都合の“改変”が「続編」への障害になるか

 日本テレビ系水曜ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』が、最終回に向けて視聴率を上げてきている。9月1日に放送された第7話の平均視聴率は世帯11.8%(関東地区・ ビデオリサーチ調べ/以下同)となり、前回から0.7ポイントアップした。個人の平均視聴率も6.8%となり今期ドラマのなかではトップクラス。安定感すら見せはじめている。

 そんな第7話で、思わぬ活躍を見せたのが藤(戸…

続きを読む

ムロツヨシが『ハコヅメ』の秘密を握る? ドラマ版「伊賀崎」に任された重要な役どころとは

 日本テレビ系水曜ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』の原作アレンジが秀逸だ。

 原作は、漫画雑誌「モーニング」(講談社)で連載中の『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』。基本的に十数ページで1話完結のスタイルを取っているため、ドラマに仕立てるにあたって複数の話が組み合わされている。

 たとえば先週放送した第6話。交通事故で乳児が死亡する衝撃的なエピソードは、原作コミ…

続きを読む

『Iターン』最終回 “サラリーマンの犬”ムロツヨシが見せた覚悟の集大成

 9月27日に『Iターン』(テレビ東京系)の第12話、最終話が放送された。あんなに緊迫していたヤクザの抗争は、組長同士の愛犬自慢という予想外のオチに収束されていく。

第12話あらすじ「犬の散歩があるからこの勝負は持ち越しや」

 撃たれて気を失っていた岩切猛(古田新太)が、地下室で意識を取り戻した。岩切は狛江光雄(ムロツヨシ)に手首を縛るガムテープを噛み切るよう指示し、2人は地下室を脱出。襲ってくる竜崎組の手下たちをなぎ倒していく岩切&狛江の元に、桜井勇一(毎熊克哉)、坊野洋平(阿部進之介)らが合流。岩切は彼らから拳銃を受け取り、追手を桜井らに任せて竜崎剣司(田中圭)の元に向かった。

 事務所では、青葉銀行支店長の瀬戸川達郎(手塚とおる)が痛めつけられている。青葉銀行が竜崎組に流すはずの融資が、関東の極道・藤堂(蟹江アサド)に回っていることを突き止めたのだ。藤堂に拳銃を向ける竜崎。そのとき、岩切と狛江が現れ、撃ち合った岩切と竜崎は両者とも腹に被弾。藤堂は倒れた竜崎から銃を奪い、「この街はもううちのシマだ!」と周囲を威嚇する。すると、狛江は岩切が落とした拳銃を手に取り、その銃口を藤堂に向けた。狛江は震えながら引き金を引くも、寸前で岩切が狛江の腕を上方へ上げたため、弾は天井に命中する。「お前の気持ちはようわかった。けど、あんな外道で手汚すんやない」と狛江を諭す岩切に藤堂は「友情ごっこか?」と笑い、狛江に向けて発砲した。岩切は狛江をかばって盾になるが、さらにその前に立ちはだかった竜崎が右肩に弾を受けた。血を流しながら竜崎は藤堂を殴り飛ばし、藤堂を一発で沈めた。

「てめえのタマ取んのは俺なんだよ。助けたわけじゃねえ!」と言う竜崎。岩切は「犬の散歩があるからこの勝負は次に持ち越しや」と一時休戦を呼びかけた。「そりゃ大事だな」と奥の部屋に入っていく竜崎。武器を持ち出してくるのでは? と岩切組の面々が緊迫していると、竜崎はトイプードルのかわいい子犬を抱え現れる。「コニーちゃんだ。俺も散歩に連れて行かなきゃならねえ」と竜崎。岩切と竜崎はどちらの犬がかわいいかで口論となり、慌てて狛江が仲裁。岩切らはその場を去り、ひとまず休戦となった。岩切はスナック「来夢来都」に狛江を連れていき、狛江と盃を交わしたお酒の瓶を叩き割って舎弟の縁を解消した。

 狛江が会社に戻ると上司の高峰博之(相島一之)が来ており、狛江にクビを宣告。そして、柳直樹(渡辺大知)と吉村美月(鈴木愛理)のクビも通告した。2人の処分に納得がいかない狛江は高峰を張り倒し、「俺の部下をクビにしやがったら、一生追い詰めてやんぞ!」と高峰に詰め寄った。その後、狛江は岩切組に顔を出し、桜井たちとの別れを惜しみつつ、事務所を後にした。

 後日、「本社営業部勤務を命ず」という辞令が出たと狛江に伝えられる。瀬戸川支店長と丸越百貨店販売促進部長・深町智博(木下隆之)が宣告社の副社長に働きかけ、狛江のクビは撤回されたのだ。

 柳と美月もクビがつながり、しかも2人は結婚するとのこと。狛江は2人を祝福した。そして、東京行きの飛行機に乗る狛江。その隣の席に座ったのは、なんと岩切である。「単身赴任じゃ! 東京でもシノギ見つけたろうと思うてな」と言う岩切に引き返すよう懇願する狛江だったが、逆にビンタされてしまう。出発を待つ2人は、息ぴったりに村下孝蔵の「初恋」を口ずさみ合った。

古田と田中の言葉を糧にしたムロの集大成

 このドラマは、サラリーマン・ムロの再生物語だった。上司やヤクザなど強い者の顔色を窺い続けていた彼も、全12話を通じ成長した。その集大成が、最終話だったのだ。

 キーポイントになったのは2つの言葉。まず、田中の元へ向かう際に古田が放った一言だ。

「ケンカも人生も一緒や。一歩引いたら負けぞ!」

 事実、ムロは蟹江に一歩も引かず、(古田が銃口を上へ逸らしたが)本当に引き金を引いている。

 渡辺と鈴木にクビを宣告した相島のことは張り倒し、「会社は関係ねえ。これは俺とお前との勝負だ」と啖呵を切った。10話で田中が言った「お前には“身内を売るくらいなら死ぬ”という覚悟がない」のセリフを思い出す。今のムロは大切な仲間(渡辺と鈴木)のため上司に立ち向かうし、大切な仲間(古田)を思ってヤクザ相手でも一歩も引かない男だ。

 ムロの成長を示す象徴的なシーンが、東京行きの機内で展開された。阿修羅市行きの新幹線で隣席だったビジネスマン(渋川清彦)が、今回も隣に座ってきた。第1話では肘掛けの取り合いにあっさり負けたムロが、今度は完全勝利を収めている。肘ケンカでさえ覚悟を持って臨むということ。ケンカも人生も、一歩引いたら負けなのだ。

 ムロと蟹江が対峙した場面はハイライトだった。あのとき、蟹江はムロにこんな言葉を吐いている。

「お前みたいなぬくぬくしたサラリーマンの犬に引き金引けんのか?」

 この一言、完全に地雷を踏んでいるのだ。監禁される毎熊を発見したのはチワワの昌三さんだった。蟹江の兄弟分・田中は、コニーという愛犬を何より大事にしていた。阿修羅市を2分するヤクザの抗争は、それぞれの組長が抗争より犬の散歩を優先するという形で終結している。犬をバカにする言葉は阿修羅市では禁句である。

田中「コニーちゃんだ。俺も散歩に行かなきゃならねえ」

古田「こりゃまたえらい、随分とかわい子ちゃんやな。けど、わしの昌三には負けるやろ」

田中「ふざけたことぬかしてんじゃねえよ。コニーちゃんのほうがどう見てもかわいいだろうがよ!」

古田「コニーちゃんもかわいいって言うとんがな! せやけど、比較したら昌三のほうが可愛いとちゃうんか! やるんかい、コラ!」

田中 「やろうじゃねえか!」

 撃たれて血だらけなのに、愛犬自慢に興じる両組長。こんなにイカつくても結局、犬には勝てないというオチ。なんなら、2人して一緒に散歩に行けばいい。田中はムロに「身内を売るくらいなら死ぬという覚悟」が大事だと説いた。彼が命を懸けて守っていたのは、このコニーちゃんだったのだ。

 途中、あまりにも展開に救いがなく、観ていてつらくなることさえあった『Iターン』。しかし、10話以降の怒涛のたたみ掛けで十分カタルシスを味合わせてくれた。きっちりの伏線回収でスッキリした上に、こんな愉快なエンドで締めくくるとは。モヤモヤのラストを迎えるドラマが多かった今クール、『Iターン』の残尿感のなさは際立っていたと思う。

 それにしても、聴くと悲しみとノスタルジーを喚起させる「初恋」だったのに、これからはクスッと笑える1曲になってしまわないかと不安である。そういう意味でも、傷跡を残すドラマだった。

(文=寺西ジャジューカ)

『Iターン』大物極道のようなすごみのムロツヨシ、迎え撃つ田中圭が史上最高のカッコ良さ!

 

 9月20日に放送された『Iターン』(テレビ東京系)の第11話。ヤクザの事務所にカチコミに行く、サラリーマンのムロツヨシ。彼が体現したのは、堅気の食えなさ、狡猾さ、そして強さだ。

第11話あらすじ 金属バットを振り回すムロツヨシ

 狛江光雄(ムロツヨシ)は、妻の敦子(渡辺真起子)に電話し、「会社、クビになるかもしれない。でも、家族を不幸にすることはしないから」と伝え、行きつけのホルモン店に向かう。そこへ、狛江に呼ばれた刑事の城島豊(河原雅彦)がやって来た。狛江は「市民の味方である警察がヤクザと手下なんて、情けないですね」と挑発し「正義なんざ、なんの銭にもならんやろが!」という言葉を城島から引き出した。狛江は一部始終をひそかに録音しており、「これを世に出す」と城島にほのめかす。城島が罪をでっち上げて狛江を逮捕しようとしたとき、うしろの席に座っていた男が城島の首にプラスチック爆弾を巻きつけた。その正体は、戦争時だけ招集される元傭兵で、岩切組組員の坊野洋平(阿部進之介)だ。坊野に脅された城島は、竜崎剣司(田中圭)が関東の極道・藤堂(蟹江アサド)と手を組んで阿修羅町を手に入れようとしていること、その手引きをしているのは青葉銀行支店長・瀬戸川達郎(手塚とおる)であることを白状した。

 狛江と坊野は岩切組にこの情報を持ち帰り、岩切猛(古田新太)は翌日の竜崎組へのカチコミを宣言。狛江は金属バットを振り回して覚悟を見せ、カチコミへの参加を岩切に認めさせた。

 当日の朝、目を覚ますと枕元には岩切の姿が。岩切は狛江に「“自宅に酔いつぶれた岩切がいて、もうやってられない”と竜崎に泣きつけ」と命じた。数名の手下を狛江宅におびき寄せることで、竜崎の事務所を手薄にしようという作戦だ。指示通り、竜崎に面会した狛江は「自宅に岩切がいる」と泣きつくが、竜崎に「猿芝居するな」とあっさり見破られてしまう。そのタイミングで、城島から竜崎の携帯に「あの広告屋、岩切を裏切りよったで。今朝、警察に“岩切が自宅で寝てる”って通報があったわ」と連絡が入った。坊野の脅しによる城島からの虚偽報告を信じた竜崎は、数名の組員を狛江の自宅に向かわせた。

 その後、トイレに行くふりをして狛江は非常口から岩切を竜崎組の事務所に侵入させる。その先には日本刀を持った神野晃(般若)が待ち構えていたが、岩切は金属バットで神野を撃退。先に進んだ岩切は竜崎の座るデスクに拳銃を向けたが、そこに座っていたのは竜崎ではなく黒田啓二(田本清嵐)。呆気に取られる岩切に、組員の陰に隠れていた竜崎が発砲。岩切はその場に倒れ込んだ。そこに藤堂と瀬戸川支店長が現れる。早く岩切を撃つよう藤堂は竜崎をけしかけるが、竜崎は岩切と狛江を地下室に連れて行くよう組員に指示。竜崎は藤堂に「俺に命令するな」とすごんだ。一方、地下室に連れて行かれた岩切は「すまんのう、巻き込んで」と狛江に告げ、意識を失った。

 周りに振り回され続け、そのたびに情けない泣き顔になっていたムロが変わり始めている。

 岩切組の情報を要求してくる河原に対し「竜崎組長は情報をいくらで買ってくれるんですか?」と迫る不遜な態度が堂に入っている。首にプラスチック爆弾を巻きつけられた河原に「もう、この件に介入しないでください。……約束できますか?」と釘を刺す際の声のトーン、すごみは、まるで本物の大物極道のよう。ムロの顔つきがどんどん漢になってきているのだ。

 最もムロの強さを感じさせたのは、カチコミの作戦会議をする直前に「作戦よりも大事なことがある」とチワワの昌三さんの散歩を申し出た場面である。流されない意志の強さ。あそこは胆力を感じさせた。

 しかし、昌三さんの前だけでは本音がこぼれるムロ。

「白状してもいいですか? 僕ねえ、実は……すごく怖いんです。これで人生が終わるかもしれない」

 ムロの言葉を聞く昌三さんの顔は、迷える者の声を受け止める度量の大きさを漂わせている。頼もしいのだ。『Iターン』のTwitter公式アカウントは9月20日に昌三さんの画像をアップ。そのハッシュタグには「真のボス」と記されていた。なるほど。

 そういえば、ムロは家族にも電話で弱気を吐き出していた。

「あのなあ、敦子。俺……会社クビになるかもしれない。でもなあ、信じてくれ。家族を不幸にするようなことはしない。アルバイトでもなんでもしてどうにかするよ」

 極道に揉まれ、覚悟することができた堅気のムロ。彼の成長と本音は、強さと弱さは表裏一体だと表している。サラリーマンは弱くもあり、強くもある。何しろ、岩切組と竜崎組が抗争するよう裏で絵を描いていたのは堅気の手塚なのだ。手塚はかつて「銀行も表の顔だけじゃない」と口にしていた。堅気の食えなさ、狡猾さ、したたかさ、そして強さを体現しているのがムロと手塚だ。

「皆さん。僕は明日、人生で最初で最後のカチコミに行きます。正直、今でも膝がブルブル震えています。でも、これはきっと武者震いに違いありません」(ムロ)

 人生で最初も何も、普通の人にカチコミの機会なんて訪れないだろうが、ムロは古田と2人で竜崎組にカチコんだ。

 迎え撃つ田中の頭がキレるのだ。ムロの猿芝居を見抜き、古田が乗り込んでくることを完全に予測。組長席にほかの者を座らせ、別の角度から古田を撃ち抜いて見せた。簡単に人を信用しない性分と洞察力、冷静な性格が田中の特徴だ。

 今夜放送の12話で、ついに最終回。どうやら田中は藤堂と手塚の真意に気づき、この2人とも対立するらしい。簡単に人を信用しない性分と洞察力、冷静な彼の性格が今夜も発揮されるということ。

 となると、「古田 vs 田中」の対立構造が一気に崩れ、予想外の結末に着地する可能性は十分だ。ドラマはすでに原作小説とは違う展開に進みかけており、行く末の予想が立てにくい状況にある。

 毎週、『Iターン』の放送が終わるや、田中圭ファンによる「カッコよかった!」という歓喜のツイートがSNSにあふれかえるのは恒例なのだが、11話の田中はカッコ良すぎた。“萌え”成分の高い演技をする機会が増えた田中。そう考えると「カッコいい!」のリアクションがここまで上がるのは、『Iターン』の竜崎役が初めてな気がする。

(文=寺西ジャジューカ)