――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介します。
第91話『マスク不足の影響をモロに受ける現場』




どこ行ってもマスク不足〜!
日雇い現場もただ事ではありません……!
早く落ち着くと良いですね。
――毎週、木曜日に最新話を更新。次回92話は3月26日(木)の更新予定です。
――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介します。




どこ行ってもマスク不足〜!
日雇い現場もただ事ではありません……!
早く落ち着くと良いですね。
――毎週、木曜日に最新話を更新。次回92話は3月26日(木)の更新予定です。
――独身、一人暮らし、彼氏なしのアラサー・いとうぽよん。平日は仕事に追われ、会社と家を往復するだけの毎日。 せっかくの休日も、ダラダラ過ごしているうちに終わり、気づけば月曜日……。そんな退屈な日々に嫌気がしたある日、彼女の前に“天使”が現れた――。その名は、「ジップ」。
このお話は、1匹のワンちゃんとの出会いによって、最高な生活を手に入れたアラサー独身女の日常をゆる〜く描いた実話である。




私が帰宅するときも玄関で喜びの舞踊ってくれる。
いつか二足歩行し出すんじゃないだろうか……。
――毎週、金曜日に最新話を更新。次回25話は3月20日(金)の更新予定です。
――独身、一人暮らし、彼氏なしのアラサー・いとうぽよん。平日は仕事に追われ、会社と家を往復するだけの毎日。 せっかくの休日も、ダラダラ過ごしているうちに終わり、気づけば月曜日……。そんな退屈な日々に嫌気がしたある日、彼女の前に“天使”が現れた――。その名は、「ジップ」。
このお話は、1匹のワンちゃんとの出会いによって、最高な生活を手に入れたアラサー独身女の日常をゆる〜く描いた実話である。




私が帰宅するときも玄関で喜びの舞踊ってくれる。
いつか二足歩行し出すんじゃないだろうか……。
――毎週、金曜日に最新話を更新。次回25話は3月20日(金)の更新予定です。
――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介します。




深夜のテレビショッピング、面白いですよね〜。
寝なきゃいけないのについついだらだら見ちゃう。
気になった商品と翌日、日雇い倉庫で出会ったりすると運命感じちゃったり……!
――毎週、木曜日に最新話を更新。次回91話は3月19日(木)の更新予定です。
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――「結婚失敗!」エピソード4は、来週金曜日に公開予定!
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――独身、一人暮らし、彼氏なしのアラサー・いとうぽよん。平日は仕事に追われ、会社と家を往復するだけの毎日。 せっかくの休日も、ダラダラ過ごしているうちに終わり、気づけば月曜日……。そんな退屈な日々に嫌気がしたある日、彼女の前に“天使”が現れた――。その名は、「ジップ」。
このお話は、1匹のワンちゃんとの出会いによって、最高な生活を手に入れたアラサー独身女の日常をゆる〜く描いた実話である。

私みたいなやつぁタラ食っとけってんだ!!
――毎週、金曜日に最新話を更新。次回24話は3月13日(金)の更新予定です。
80年代~90年代、『不思議のたたりちゃん』や『不気田くん』を筆頭に、名作ホラー漫画を多数生み出した犬木加奈子さん。そんな犬木さんは現在、児童虐待をテーマにした『サバイバー~破壊される子供たち~』(まんが王国)を連載中だ。かつてはたたりちゃんと同じ小学生、そして現在は最新作の加虐親と同世代となったいちファンが、ホラー全盛期から現在の活動までをファン目線で聞いた。
――『サバイバー』の反響はどうでしょうか?
犬木加奈子さん(以下、犬木) わたしは大学で漫画の講義をしていますが、その教え子から、「お母さんが『この漫画に出てくるような、ご飯を詰め込んで吐いてしまう子どもを見たことがある。様子がおかしかったから、あの子はもしかしたら虐待を受けていたのかもしれない』と言っていた」と聞きました。それ以外では、わたしのところには感想などは届きませんねえ。言葉にするのが憚られるというか、ヘタなことを言えないのかもしれないですね。
担当編集 サイト上のコメント欄(まんがレポ)には読者からコメントを書いていただいていますが、「面白かった」という表現が使いづらいのかもしれませんね。外部でのインタビュー記事には、おのおのの考えを綴った多くのコメントがついていたので、問題提起的に反響はあったのかなと思いました。
犬木 一番最初にインタビューを受けたとき、「この漫画は、『面白い』と言っていいのか、難しいですよね」と言われて、「ん?」と思ったんですよ。わたしは一応漫画家なので、漫画は本来、「面白くなければいけない」というのが大前提にあるんです。だから、漫画として面白いと思ってもらわなければいけないし、学生たちにも「『ははは』と笑うだけが“面白い”じゃないからね」と教えています。でも、現実をテーマにして、実際に事件が立て続いていて、良識のある人は「面白い」と言うには口が重くなっちゃいますよね。
――主なターゲット層は、「親になったかつての読者」でしょうか?
犬木 そうですね。10年以上描いていなかったから、わたしのことを覚えてくださっているのはかつてのファンの方々だと思うんです。そんな彼女たちはちょうど子育て世代に入っているのかなと、そこに向けようと思いました。
――かく言うわたしも「子育て中のかつてのファン」です。実際に、『サバイバー』を読み自分の育児を顧みるいい機会になりました。実は今朝も、4歳の子どもが「おなかが痛い」と言ってご飯を食べなくて、たまに嘘をつくので今回もそれじゃないかと思って怒って食べさせようとしていたんですよね。そうしたら、さっき保育園から「遊んでいるときに吐いた。胃腸炎の疑いがある」というお迎え要請電話がありまして……すごく反省しています。
犬木 具合が悪かったのね。でもそれはしょうがない! 深く考えすぎて、傷つかないほうがいいですよ。「いい経験をしたな」と思って、ね。親って、そうやって子どもに育てられていくんですよね。わたしも子どもがいるからわかりますが、たいがいの子どもは好きで嘘はつかないですよ。本当に体調が悪いときもあるし、何かしらの原因がある。大人のように、「人を欺いてやろう」って感覚でつく嘘ではないと思います。だんだん小ずるくはなってきますけどね。
――もっと信じないといけませんね……。先生のお子さんは、先生の漫画を読まれるんでしょうか?
犬木 子どもは今35歳なのですが、幼稚園くらいのときに『たたりちゃん』を描いていました。でも「お母さんの漫画は怖いからイヤだ!」と言って、読んでくれなかったですね(笑)。普通に「りぼん」(集英社)や『美少女戦士セーラームーン』(講談社)とかばかり読んでいました。
――一方でお母さんは、わたしをはじめ全国の子どもから愛されていたと(笑)。昔からのファンとしては、今も『たたりちゃん』の頃から、先生はテーマが一貫しているなと思いました。どちらも“いじめ”が共通しています。
犬木 人間の最高の喜びや達成感って、「人間が人間を支配するとき」だと思うんです。そのときの心地よさって、すごいんだと思います。いじめは子どもに限らず、全世代に共通してありますよね。子どもに「いじめはよくない」と言いながら、お母さんたちは“ママ友いじめ”をしているでしょう?
わたし、町内会の組長さんなんですが、あっ、組長さんっていうのは町内会長の下で、ゴミ集積場に看板をかけたりいろいろやるんですが、もう……びっくりするの! いろんな人がいるんだってことがわかって! わたしが庭掃除をしていると、ご近所のうわさをブワ――ッ! って言いにくる一部奥様がいて。だからわたしがこういう漫画を描いていることが知れ渡ったら、何を言われるか……。
――そういった日常も漫画のネタになりそうです。
犬木 よく「ご近所のことを描いているんでしょう?」なんて聞かれますが、漫画に反映したことはないんですよ。でも、いつか使えるかもしれませんね(笑)。
――ファンとしては、先生のリアルな日常を知ることができてうれしいです! ところで、『サバイバー』の気になるラストはどうなるのでしょうか。現実をベースにしていますし、『たたりちゃん』のように仕返しして……とはならないかと思いますが。
犬木 リアルを追求している漫画ですが、せめて物語の中だけはスカッとするものがほしいですよねえ。
――主人公に救いがあるのでしょうか?
犬木 『サバイバー』のラストは、本当に悩みました。最終的に、救いもあり、読者に対して投げかける要素もあり……という感じで描きましたが、できていましたか?
担当編集 はい! 最終巻の配信日は3月15日です。
――心待ちにしています!
(有山千春)
――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介します。




突然、女子力スイッチ入るときありますよね〜。
夜中のテンションでラブリーデコ軍手作ったのに、翌朝それが完全な無駄な行為だったことが判明しました……!
地味にショック〜!
――毎週、木曜日に最新話を更新。次回90話は3月12日(木)の更新予定です。
柿ノ種まきこ/@kakinotane_makiko
日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
https://www.instagram.com/kakinotane_makiko/
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80年代~90年代、全国の子どもたちのハートをわしづかみにしたホラー漫画家・犬木加奈子さん。『不思議のたたりちゃん』や『不気田くん』をはじめとする、一度見たら忘れられない恐怖心煽るタッチで描かれる、哀しく優しいドラマが展開される作品はどれも、大人になった今でも胸を打つ。そんな犬木さんは現在、児童虐待をテーマにした『サバイバー~破壊される子供たち~』(まんが王国)を連載中だ。かつてはたたりちゃんと同じ小学生、そして現在は最新作の加虐親と同世代となったいちファンが、ホラー全盛期から現在の活動までを、ファン目線で聞いた。
――『不思議のたたりちゃん』には、小学生の頃たいへんお世話になりました! たたりちゃんの、哀しくも優しいあのキャラクターは、どうやって生み出されたんでしょうか?
犬木加奈子さん(以下、犬木) 「ヒット作を出さないと」と焦っていた頃、それまではなかったいじめ自殺に関する報道を頻繁に目にしたことが、着想のきっかけでしたね。
――1986年に起きた、担任までいじめに加担し生徒が自殺した「中野富士見中学いじめ自殺事件」でしょうか。
犬木 同時に、知り合いの漫画家から、「わたしなんか、給食の鍋を頭からかぶせられたことがあったよ」なんて聞いて、そういういじめって、物語のなかの話だと思っていたので「実態はもっと凄惨なのか」とびっくりしたんです。
犬木 わたし自身も学生時代は、自ら積極的に話しかけて友達の輪に入っていけるような、社交的なタイプではありませんでした。だからおのずと、1人でいることが多かったんです。そのときの、“教室にひとりでいる”あの感覚って、いたたまれないんですよねえ。「2人組をつくってください」と言われたときに、ポツンと1人になってしまうのも同じ感覚です。いじめられていたわけではないから、親や先生に言えないですし。
ちょうど学校の図書館や教室の棚に、漫画が置かれ始めていた頃だったので、「教室で、いじめられている子やわたしのように馴染めない子が、読んでくれるといいな」「現実にはおとなしくて言い返すことさえできない子たちの心が、少しでも晴れるといいな」と思ったことが、『たたりちゃん』を描くきっかけになりました。
特に休み時間ってつらいじゃないですか。だからその時間だけでも、「たたりちゃん=わたし」が、友達代わりになれればいいなと思ったんです。過去の自分に向けて描き始めたような思いもありましたね。
――友達代わり……だからたたりちゃんって、寄り添うような優しさがあったんですね。いじめられて「たたり~!」と言いスカッと勧善懲悪かと思いきや、いじめる側に対する優しさもあって、単純な“スカッと”ではないところが、大人になった今読んでも面白く読める一因です。
犬木 見え透いている、いかにも作り物のような世界に、昔から不信感を抱いていましたからねえ。「めでたし、めでたし」ではない物語が好きだったんです。だからデビュー当時は、「犬木の漫画は後味が悪い」とはよく言われましたね。
たたりちゃんは、「たたり~!」をやったあと、反省するんです。それはまさに、当時描きながら悶々としていた自分の姿だと思います。読者の方たちに「仕返しが正義だ」と、物事を短絡的に見てほしくないなと思っていましたから。「仕返しなんて本当はいけないことだよね。わかってる、わかってるんだけどさ……」というたたりちゃんのやるせなさが、読者に響いたのかもしれませんね。
――読者からはどんな反響がありましたか?
犬木 連載で回を重ねるごとに、子どもたちからのファンレターが段ボールで届くようになりました。漫画に対する感想のほかには、「わたしは隣の席のみきちゃんとけんかをしてしまって」など、事細かに自分の悩み事が5、6枚にわたって綴られている手紙も多くて、「子どもたちは話を聞いてくれるお姉さん的存在を求めているのかな」と気づいたんです。それからは、“お姉さん”を貫くために年齢不詳にしました。実際には彼女らの母親と同世代でしたが、それだと子どもたちは、説教を食らっていると感じてしまうかもしれないから、ね。
――連載雑誌は王道の少女漫画誌『少女フレンド』(講談社)ですが、『たたりちゃん』は異彩を放っていました。
犬木 だからわたし、コンプレックスが強いんですよねえ。清く明るい“お少女漫画”のほうが、普通にイメージがいいですからね。『たたりちゃん』のネーム持ち込みも、「講談社で連載は無理だろうな」と思い、最初はほかの出版社に持ち込んだんです。でも軒並み「これはちょっと」と敬遠気味でした。当時のわたしは、『サスペンス&ホラー』(講談社)の連載陣であり89年の創刊時から表紙を描いていて、他社からも毎日のように仕事の依頼がある状況で、なにがなんだかわからないほど忙しくて、「このわたしが描いてあげるのに、どうして断られるの!?」と、思い上がっていたんです(笑)。
当時のわたし、すごかったんですよ(笑)。担当編集さんから、「講談社の本の中で、5本の指に入る売り上げ」だと言われたこともありました。『サスホラ』の創刊号なんて、実売率が99%だったそうです。
――99%!? 何万部くらい売れていたんでしょうか?
犬木 創刊号が20万部で、そこから積み上げていったようですね。最終的には、当初は「ホラー誌では描きたくない」と言っていた少女フレンドの作家陣たちも、「サスホラで描きたい」と言うようになったそうです。その後、各出版社こぞってホラー誌を作っていましたよね。
犬木 そんな背景もあり、『少女フレンド』で『たたりちゃん』の企画が通ったんですよね。なにより、企画を通してくれた担当編集さんのおかげですね。
――当時、なぜそんなにホラー誌が売れたんでしょうか?
犬木 1955年、ホラー漫画が一斉に消えた時代がありました。悪書追放運動として一斉に漫画がバッシングされ、水木しげる先生でさえ仕事に困っていた時代です。今でいう“コンプライアンス”ですね。そうしたなか、『サスホラ』創刊の80年代後半あたりから、ようやく大手出版社でホラー漫画が解禁になり始めました。それで、子どもたちが一斉に飛びついたんですね。子どもって好奇心の塊だから、怖い話が大好きなんですよ。それでホラー漫画ブームが来たのかなと思います。
――当時、犬木先生の元に、「これはけしからん!」という声は届きましたか?
犬木 なかったですね。そうそう、最近インタビューをしていただく機会があるんですが、必ずインタビュアーの方に「コンプライアンス的な締め付けはありませんでしたか?」って聞かれるんですよ。
――最新作『サバイバー』を連載中ですが、それに関するインタビューですね。児童虐待をテーマにした作品で、子どもへの暴力やネグレクトの末の凍傷での足指欠損など、リアリティのある描写が満載です。こちらはどういったきっかけで描くことになったんですか?
犬木 数年前まで漫画家としての活動を10年以上休養していましたが、その間、図書館で興味を引く本を読みまくっていました。すると児童虐待に関する本に行き着き、読み漁り、平和で淡々とした日常を送るわたしたちには想像を絶する“異常な空間”があるのだと、衝撃を受けたんです。
そんなときに連載のお話をいただきました。それで担当編集さん(※インタビュー同席)に、「いま児童虐待に関する本を読んでいて、これをテーマにしたい」と相談し、前向きに考えてくださったんです。でも、企画が通るまでに時間がかかりましたよね? しかも、ネームを1、2本描き終えた頃、千葉県の児童虐待死事件が起きたんです。
これまで、「虐待は経済的に恵まれない家庭で起こりそう」という思い込みがあったかと思いますが、『サバイバー』で虐待をするのは歯医者を営む父親にしました。「知的水準が高く裕福な家でこそ起こっている問題だ」ということを、世の中の人に知ってほしかったという思いがあったから。そんななか、千葉の事件の父親が、まさにそれで。「わたしの漫画ともろかぶっている」と思いながら、過激表現のレギュレーションに引っかかるのではないかとビクビクしながら描いていました。
担当編集 連載相談をしたのが2018年10月で、決定が19年のはじめですね。その直後、1月25日に野田小4女児虐待事件が報道されて。でも『サバイバー』はまったく引っかかりませんでした。
犬木 そうだったんだ!
担当編集 レディコミのように「エンタメとして面白く見せる」という意図ではなく、社会派ヒューマンドラマとして「リアルを見せる」ものだったので。
――“下世話”な切り口ではない、ということですね。
犬木 好奇心そそるグロテスクな面だけを見せると“不謹慎”になるけど、そうではないですからね。
担当編集 先生は、過去の実在事件を細かに調べていて、虐待を受けた子どもの“その後”を受け入れる施設が少ないことを問題視していました。生き残った子がその後どうなるのかって、報道もされませんしね。それが今回の『サバイバー』のひとつのテーマでもあります。非現実的要素を入れず、リアル視点で描いていただいているので、問題はありませんでした。配信前は、会社のほうからはかなり言われましたけどね。
犬木 ごめんなさい!
担当編集 「東証一部に上場している会社が、こういったテーマって、どうなの?」みたいな……。
――どういうことでしょう?
担当編集 電子書籍の販促のカギはバナー広告です。「虐待をテーマにすると、広告出稿先のレギュレーションに引っかかるのではないか?」という懸念があったようなんですよ。実はそれで一度、連載会議でボツになったんです。でも、自分が責任を持つ形で半ば強制的に企画を通したという経緯があります。
犬木 わたしっていつもそうなんです! こんなわたしに作品を描かせてくださって! だからいつも担当さんには頭が上がらないのよねえ。
――先生の漫画は、世に出す意義がありますもん!
(後編は3月5日公開)
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