【マンガ】医者の「紹介状」ってどんなもの? 急な引っ越しで提案されたけれど【第43回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

紹介状のナゾ

 

(つづく)

 

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日・月・火の週3回更新になります。お楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み……私の生理、ビョーキでした!?
第11回~第20回まとめ読み……ピル服用、7カ月の間に起きたこと

【第21回】2度目の生理は…地獄!
【第22回】婦人科でセカンドオピニオン!
【第23回】婦人科で…言葉責め!?
【第24回】2人目の医者は果たして…
【第25回】ナカで動かさないで!
【第26回】「前と同じピル」でも平気なの?
【第27回】3カ月のピル実験!
【第28回】「低用量ピル」が合わない体質!?
【第29回】はじめての漢方は?
【第30回】漢方がマズかった理由
【第31回】「中容量ピル」にいよいよ挑戦!
【第32回】”血栓”は他人事じゃない!?
【第33回】生理痛に無理解な職場
【第34回】「中容量ピル」に変えて3日後
【第35回】足のむくみって……痛いんだ!
【第36回】不正出血がなくなった!
【第37回】職場のストレスが体に出た!
【第38回】「生理」を知らない男性
【第39回】生理を「知る機会」
【第40回】「ブラック企業」と生理
【第41回】ブラック企業、心の支えだったのは
【第42回】月経困難症から、結婚へ

【配信者マンガ】家賃を滞納するとどうなる!?「バックレ配信者」の斜め上すぎる結末!【第22回】

不倫バレ、嫉妬で放火、ニセ札作りに救急車……何度警察のお世話になったって、ぜ~んぶ「配信のネタ」なんです!?

マンガ芸能界の裏側ぶっちゃけていいスか!?で数々の芸能タブーをぶっちゃけてきた
怖いもの知らずのグラドル漫画家・あさの☆ひかりが、今度はなんと「ネット配信者の世界」を大暴露!!

haisinsya-rogo

こっちのお店じゃない


――毎週土曜に、最新話を更新。次回をお楽しみに!

あさの☆ひかり
10月3日生まれ。東京都出身。
グラビアアイドルとして活動したのち、エッセイマンガ家として多数の作品を発表。潜入取材を得意とし、社会の裏側からサブカル、芸能界まで幅広いネタをマンガにしている。

既刊に『芸能界の裏側ぶっちゃけていいスか!? 三十路グラドルのつぶやき』(ぶんか社)『何度か消されかけましたが、こりずに芸能界の裏側ぶっちゃけていいスか!? 』(同)など。

◎あさの☆ひかりTwitter
https://twitter.com/asano_hikali


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第1回~第4回・まとめ読み
第5回~第8回・まとめ読み
第9回~第12回・まとめ読み
第13回~第16回・まとめ読み
第17回~第20回・まとめ読み

第21回……「女王様」から「ゴミ虫」へ!?

【配信者マンガ】家賃を滞納するとどうなる!?「バックレ配信者」の斜め上すぎる結末!【第22回】

不倫バレ、嫉妬で放火、ニセ札作りに救急車……何度警察のお世話になったって、ぜ~んぶ「配信のネタ」なんです!?

マンガ芸能界の裏側ぶっちゃけていいスか!?で数々の芸能タブーをぶっちゃけてきた
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あさの☆ひかり
10月3日生まれ。東京都出身。
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既刊に『芸能界の裏側ぶっちゃけていいスか!? 三十路グラドルのつぶやき』(ぶんか社)『何度か消されかけましたが、こりずに芸能界の裏側ぶっちゃけていいスか!? 』(同)など。

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【タイ移住マンガ】私たち、こうして「バンコク在住」夫婦になりました【最終話】

フツーに日本で生まれ育ち、フツーに日本人男性と付き合っていたはずの80年代生まれ女子・ふっくらボリサットが、いつのまにか「バンコク在住」に至るまでのゆるっと顛末と生活をレポート。

あんまりリゾートじゃないけど、やっぱり東南アジアな気配ただよう、タイの日常へようこそ! 

logo_B_600px

 

痛恨のミス

――毎週金曜日に、最新話を更新。次回はまとめ読みになります。

ふっくらボリサット
80年代、東京都生まれ。南の国の漫画家。2013年からタイ・バンコク在住。FROGGY×note「お金マンガ投稿コンテスト」で佳作受賞。生々しい内容を描いても生々しくなりすぎないのが強み。腹筋の割れた富豪になりたい。筋トレばっかりしています。懐メロが好きな腐女子です。

インスタグラム:https://www.instagram.com/fukkuraborisat/
twitter:https://twitter.com/fukkurabo
ブログ:http://fukkurab.net/


<『ふっくらタイ移住まんが』バックナンバーはこちら>

【第1章】バンコク在住になったワケ

【第2章】タイと日本、それぞれの新生活

【第3章】まさかの「タイ起業」!?

【第4章】初バンコクと、プロポーズ!

■22話……タイ暮らし、早くも不安!
■23話……迷う背中を押したのは……
■24話……渡航日を決めちゃおう!
■25話……大事な「アレ」、忘れてない?
■26話……出発直前にトラブル勃発!?

【タイ移住マンガ】私たち、こうして「バンコク在住」夫婦になりました【最終話】

フツーに日本で生まれ育ち、フツーに日本人男性と付き合っていたはずの80年代生まれ女子・ふっくらボリサットが、いつのまにか「バンコク在住」に至るまでのゆるっと顛末と生活をレポート。

あんまりリゾートじゃないけど、やっぱり東南アジアな気配ただよう、タイの日常へようこそ! 

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痛恨のミス

――毎週金曜日に、最新話を更新。次回はまとめ読みになります。

ふっくらボリサット
80年代、東京都生まれ。南の国の漫画家。2013年からタイ・バンコク在住。FROGGY×note「お金マンガ投稿コンテスト」で佳作受賞。生々しい内容を描いても生々しくなりすぎないのが強み。腹筋の割れた富豪になりたい。筋トレばっかりしています。懐メロが好きな腐女子です。

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【第1章】バンコク在住になったワケ

【第2章】タイと日本、それぞれの新生活

【第3章】まさかの「タイ起業」!?

【第4章】初バンコクと、プロポーズ!

■22話……タイ暮らし、早くも不安!
■23話……迷う背中を押したのは……
■24話……渡航日を決めちゃおう!
■25話……大事な「アレ」、忘れてない?
■26話……出発直前にトラブル勃発!?

【日雇いマンガ】38話『SAY YES……朝には声で感じ合おうよ〜強制参加のナゾ儀式〜』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介します。

第38話『SAY YES……朝には声で感じ合おうよ〜強制参加のナゾ儀式〜』

 うっかり月曜日に新しい現場に行くと、 朝礼に参加させられることも。

 会社独自のかけ声とかあって、雰囲気で合わせますが……かなり動揺してしまいます!

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回39話は年3月21日(木)の更新予定です。

柿ノ種まきこ/@kakinotane_makiko
日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
https://www.instagram.com/kakinotane_makiko/

【11~20話】ヤリマン引退!~マンを持して育児はじめました~【マンガ・まとめ読み】

ヤリマン、一児の母になる!

『挿れるモノ拒まず』で話題のマンガ家・ドルショック竹下が綴る、異色の育児コミックエッセイ。

百戦錬磨のテクニックは、ムスメの世話にも応用できる!?

ママ、ちんちんない!

おっぱいが気になる

妊婦同士の乳輪バトル

目を離すとすぐ舐めちゃう!

「パン」と「マン」

「マンを拭く男」に気をつけろ

 

――最新話は毎週水・木曜日に更新。お楽しみに!

 

ドルショック竹下(どるしょっく・たけした)

体当たり取材を得意とする、体験マンガ家。2016年に女児を出産。近著に『セックス・ダイエット』(ミリオン出版)、電子書籍『挿れるモノ拒まず~旦那がいてもシてみたいんです~』(大洋図書)。


<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み………ヤリマン、母になる!
第11回~第20回まとめ読み……「パイ」と「マンマン」が好き

* * *

【第21回】あれもイヤ、これもイヤ!
【第22回】ブランド品なら「イヤイヤ」しない?
【第23回】脱がせるにもテクがいる
【第24回】おまたパンパン
【第25回】痛いの痛いの「パクリ芸」!?
【第26回】保護者なのにムラムラ!
【第27回】妊婦の性欲、どう発散する?
【第28回】「我が子の才能」が見えてきた!? 
【第29回】ムスメの成長、ヤリマンの成長
【第30回】遊ぶときに着けるアレ
【第31回】娘、ヒワイな呪文を唱える
【第32回】深夜、子連れでラブホ街

43歳で漫画家デビュー! 話題のウェブ漫画『王様ランキング』作者「20代で夢破れ、再び漫画家を目指すまで」

 昨年8月、まったく無名だった作者によるウェブ漫画が、突如として話題となった。耳が聞こえない非力な王子・ボッジを主人公とした感動の成長物語『王様ランキング』だ。

 作者の十日草輔(とおか・そうすけ)は現在43歳。若い頃に漫画家を目指して投稿を続けていたものの挫折、会社勤めをしていたが、40代になってから一念発起して退社。再び漫画家を目指して漫画投稿サイト「マンガハック」で公開したところ、大きな話題を呼んだ。

 そして今年2月、『王様ランキング』の単行本がKADOKAWAから2巻同時発売された。「漫画家になる」という夢を実現させたのだ。

「夢にタイムリミットはない」とはいうが、なかなか思い切れない40代からの夢への挑戦。40代からでも夢を実現させる方法を聞いた。

絵を描くって記憶力なんだ

――子どもの頃に好きだった漫画やアニメは?

十日 「週刊少年ジャンプ」(集英社)です。30年くらい前でしょうか。ジャンプの黄金時代だったと思います。みんなアニメ化されて、今でも語られるモンスター作品ばかりでした。アニメでは、宮崎駿作品とドラえもん映画です。私が9~11歳の頃ですが、当時受けた感動はすごかったですね。『風の谷のナウシカ』(84年)は遠足か何かのバスの中で観て、何日も余韻が抜けなかったし、『天空の城ラピュタ』(86年)は映画館へ見に行って、席を立てなかった。寂しくて寂しくて、ずっと見ていたかったことを覚えています。ドラえもん映画だと、『のび太の魔界大冒険』(84年)、『のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』(85年)、『のび太と鉄人兵団』(86年)、とんでもなくワクワクしました。アニメ以外では、『里見八犬伝』(83年)や『ネバーエンディング・ストーリー』(85年)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85年)などなど、今でも大好きな映画ですね。

――当時は、いろいろと黄金期でしたからね。では、漫画を描き始めたきっかけは?

十日 これらの漫画や映画に触れたのがきっかけだと思います。でも、漫画家になりたいとは口外しませんでした。恥ずかしいことだと思っていたので……。「夢は野球選手とサラリーマン」と答えていました。だから落書き程度で、ちゃんとした漫画は描いていなかったですね。

――野球選手とサラリーマン……。わりと振り幅ありますね(笑)。

十日 初めて描き始めたのは21歳の時です。「自分は絵がうまい」と思い込んでいたんですが、いざ描いてみるとプロの絵とは雲泥の差でビックリしました。21歳のいい大人が本気で思っていたんですよ? 当時は頭おかしかったんでしょうね。ペン入れをしてもうまく描けない。線がガタガタだし、震えているんです。ベタもきれいに塗れない。でも「印刷すればキレイになるんだろう」と本気で思っていました。で、集英社に自信満々に送って撃沈です。

 それから「絵というものは、描けば描くほど上達する」とわかってきて、資料を集めて必死でデッサンしていましたね。何度も何度も描くから、頭が記憶する。この時「絵を描くって記憶力なんだ」と気づいて、「すげえなオレ」って思いました。

 絵って、その対象を覚えて想像で描くんですよね。たとえば、指の関節がいくつあるか覚えて想像力で描く。でも、頭の中のものを絵として実現するわけで、実際のものとはちょっと違う。だから創造力でもあるんです。それに気づいてワクワクしましたね。そして2年かかって、やっとペンでまともな線を引けるようになりました。何事にも慣れや訓練って必要なんだなと、この時わかったんです。

――それなのに、漫画をいったんあきらめた理由は?

十日 もう本当にダメだったんです。まったくダメ。投稿しても、賞にかすりもしませんでした。それで、意を決して編集部に持ち込んだんです。初めは愛想よく相手をしてくれましたが、3度目くらいで「また来たのか……」という、うんざりした表情が見えちゃって……。帰路で夢破れたことに気づいて、目の前が真っ白になりました。

――編集さんも、毎日山のような原稿見てますからね……。

十日 でも、編集の方がなぜああいった表情になったのか、今はわかるんですよ。一生懸命、道を示してくれていたのに、私は作品を修正するでもなく、傲慢に「オレの漫画、面白いだろ」と、斜め上からの作品ばかり描いていたんです。読んでくれる人が何を感じるだろうと考えもせず、楽しませようという気持ちがまったくなかったんですね。

――会社員時代は、どんな仕事をしていたんですか?

十日 製版会社→ウェブコーダー→ウェブデザイナー→ウェブ担当者→ウェブマーケティングという順番です。

――わりとウェブ周りの仕事だったんですね。会社で働きつつも「いつか絵で食べていきたい」という思いはあったんでしょうか?

十日 ありました。会社員時代は、もうずっとかすみがかった世界の中で働いていました。漫画はまったく描いていませんでしたけど、絵日記やイラストを描いてはブログにアップしていました。誰も見ていませんでしたが、絵とのつながりを細い糸でもつないでおきたかったんです。何がきっかけになるかわからないという希望を持ってましたね。未練かもしれませんけど……。

1年間で結果が出なかったら、夢はあきらめる

――そこから、会社を辞めて再び漫画を描こうと思ったきっかけは?

十日 Wacomの液晶タブレットを買ってからだと思います。デジタルで絵を描くということに、すごく可能性を感じました。何より、絵と向き合う距離を縮めてもらって、すごく気軽になれたんです。

――40代でフリーになることに対して、不安はなかったですか?

十日 不安はありましたが、会社を辞めなきゃ始まらなかったし、それ以上にワクワクしてたんです。仕事と漫画の両立は無理でしたね。私はひとつのことしかできないので、働きながら……というのは、まったく考えていませんでした。

――40代から再び漫画家を目指すに当たって、立てた戦略などはありますか?

十日 戦略というか、男41歳独身、1年間で結果が出なかったらキッパリ夢はあきらめるという覚悟は決めていました。

――雑誌などに投稿するのではなく、ネットにアップすることにしたのは?

十日 実は、初めは絵本作家を目指していたんです。昔、絵本では賞をいただいたことがあったので、向いているのかなとも思っていたので。でも「ウェブ漫画」という世界があると知って、すぐ飛びついたんです。雑誌に送ることはまったく頭になかったですね。いい思い出もないですから。ウェブ漫画は誰でも投稿できて、多くの人に読んでもらえる。そんな可能性は、雑誌にはないですからね。

 雑誌に送っても、プロの編集者ひとりにしか読んでもらえない。ウェブ漫画は、その比じゃないですから。うまくいけばプロの目にも留まるかもしれないし、なにより初めは、気楽に練習のつもりだったんです。

――無収入で漫画を描いていることに、不安はなかったですか?

十日 それは初めからわかっていたことなので、不安はありませんでした。貯金もあったし、独身ですから。

――『王様ランキング』で、やっていけると感じたタイミングは?

十日 アップして2カ月で、「出版しませんか?」ってお声がかかった時ですね。結局、その話はダメになっちゃいましたけど、お金を払ってくれる人がいるってわかったのは、すごく自信になりました。あとは、読んでくれた方のコメントにもすごく励まされて、モチベーションを維持することができました。これは漫画を描いてアップした者にしかわからないと思います。本当にうれしいんですよ。

 漫画に限らず、自分が一生懸命頑張ったものを、まったく知らない人に共感してもらえた時のことを想像してみてください。社会では「一生懸命やったって、結果が出なくちゃしょうがない」なんて平気で言う人がいますけど、そんなことはないって強く思いますね!

(取材・文=北村ヂン)

43歳で漫画家デビュー! 話題のウェブ漫画『王様ランキング』作者「20代で夢破れ、再び漫画家を目指すまで」

 昨年8月、まったく無名だった作者によるウェブ漫画が、突如として話題となった。耳が聞こえない非力な王子・ボッジを主人公とした感動の成長物語『王様ランキング』だ。

 作者の十日草輔(とおか・そうすけ)は現在43歳。若い頃に漫画家を目指して投稿を続けていたものの挫折、会社勤めをしていたが、40代になってから一念発起して退社。再び漫画家を目指して漫画投稿サイト「マンガハック」で公開したところ、大きな話題を呼んだ。

 そして今年2月、『王様ランキング』の単行本がKADOKAWAから2巻同時発売された。「漫画家になる」という夢を実現させたのだ。

「夢にタイムリミットはない」とはいうが、なかなか思い切れない40代からの夢への挑戦。40代からでも夢を実現させる方法を聞いた。

絵を描くって記憶力なんだ

――子どもの頃に好きだった漫画やアニメは?

十日 「週刊少年ジャンプ」(集英社)です。30年くらい前でしょうか。ジャンプの黄金時代だったと思います。みんなアニメ化されて、今でも語られるモンスター作品ばかりでした。アニメでは、宮崎駿作品とドラえもん映画です。私が9~11歳の頃ですが、当時受けた感動はすごかったですね。『風の谷のナウシカ』(84年)は遠足か何かのバスの中で観て、何日も余韻が抜けなかったし、『天空の城ラピュタ』(86年)は映画館へ見に行って、席を立てなかった。寂しくて寂しくて、ずっと見ていたかったことを覚えています。ドラえもん映画だと、『のび太の魔界大冒険』(84年)、『のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』(85年)、『のび太と鉄人兵団』(86年)、とんでもなくワクワクしました。アニメ以外では、『里見八犬伝』(83年)や『ネバーエンディング・ストーリー』(85年)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85年)などなど、今でも大好きな映画ですね。

――当時は、いろいろと黄金期でしたからね。では、漫画を描き始めたきっかけは?

十日 これらの漫画や映画に触れたのがきっかけだと思います。でも、漫画家になりたいとは口外しませんでした。恥ずかしいことだと思っていたので……。「夢は野球選手とサラリーマン」と答えていました。だから落書き程度で、ちゃんとした漫画は描いていなかったですね。

――野球選手とサラリーマン……。わりと振り幅ありますね(笑)。

十日 初めて描き始めたのは21歳の時です。「自分は絵がうまい」と思い込んでいたんですが、いざ描いてみるとプロの絵とは雲泥の差でビックリしました。21歳のいい大人が本気で思っていたんですよ? 当時は頭おかしかったんでしょうね。ペン入れをしてもうまく描けない。線がガタガタだし、震えているんです。ベタもきれいに塗れない。でも「印刷すればキレイになるんだろう」と本気で思っていました。で、集英社に自信満々に送って撃沈です。

 それから「絵というものは、描けば描くほど上達する」とわかってきて、資料を集めて必死でデッサンしていましたね。何度も何度も描くから、頭が記憶する。この時「絵を描くって記憶力なんだ」と気づいて、「すげえなオレ」って思いました。

 絵って、その対象を覚えて想像で描くんですよね。たとえば、指の関節がいくつあるか覚えて想像力で描く。でも、頭の中のものを絵として実現するわけで、実際のものとはちょっと違う。だから創造力でもあるんです。それに気づいてワクワクしましたね。そして2年かかって、やっとペンでまともな線を引けるようになりました。何事にも慣れや訓練って必要なんだなと、この時わかったんです。

――それなのに、漫画をいったんあきらめた理由は?

十日 もう本当にダメだったんです。まったくダメ。投稿しても、賞にかすりもしませんでした。それで、意を決して編集部に持ち込んだんです。初めは愛想よく相手をしてくれましたが、3度目くらいで「また来たのか……」という、うんざりした表情が見えちゃって……。帰路で夢破れたことに気づいて、目の前が真っ白になりました。

――編集さんも、毎日山のような原稿見てますからね……。

十日 でも、編集の方がなぜああいった表情になったのか、今はわかるんですよ。一生懸命、道を示してくれていたのに、私は作品を修正するでもなく、傲慢に「オレの漫画、面白いだろ」と、斜め上からの作品ばかり描いていたんです。読んでくれる人が何を感じるだろうと考えもせず、楽しませようという気持ちがまったくなかったんですね。

――会社員時代は、どんな仕事をしていたんですか?

十日 製版会社→ウェブコーダー→ウェブデザイナー→ウェブ担当者→ウェブマーケティングという順番です。

――わりとウェブ周りの仕事だったんですね。会社で働きつつも「いつか絵で食べていきたい」という思いはあったんでしょうか?

十日 ありました。会社員時代は、もうずっとかすみがかった世界の中で働いていました。漫画はまったく描いていませんでしたけど、絵日記やイラストを描いてはブログにアップしていました。誰も見ていませんでしたが、絵とのつながりを細い糸でもつないでおきたかったんです。何がきっかけになるかわからないという希望を持ってましたね。未練かもしれませんけど……。

1年間で結果が出なかったら、夢はあきらめる

――そこから、会社を辞めて再び漫画を描こうと思ったきっかけは?

十日 Wacomの液晶タブレットを買ってからだと思います。デジタルで絵を描くということに、すごく可能性を感じました。何より、絵と向き合う距離を縮めてもらって、すごく気軽になれたんです。

――40代でフリーになることに対して、不安はなかったですか?

十日 不安はありましたが、会社を辞めなきゃ始まらなかったし、それ以上にワクワクしてたんです。仕事と漫画の両立は無理でしたね。私はひとつのことしかできないので、働きながら……というのは、まったく考えていませんでした。

――40代から再び漫画家を目指すに当たって、立てた戦略などはありますか?

十日 戦略というか、男41歳独身、1年間で結果が出なかったらキッパリ夢はあきらめるという覚悟は決めていました。

――雑誌などに投稿するのではなく、ネットにアップすることにしたのは?

十日 実は、初めは絵本作家を目指していたんです。昔、絵本では賞をいただいたことがあったので、向いているのかなとも思っていたので。でも「ウェブ漫画」という世界があると知って、すぐ飛びついたんです。雑誌に送ることはまったく頭になかったですね。いい思い出もないですから。ウェブ漫画は誰でも投稿できて、多くの人に読んでもらえる。そんな可能性は、雑誌にはないですからね。

 雑誌に送っても、プロの編集者ひとりにしか読んでもらえない。ウェブ漫画は、その比じゃないですから。うまくいけばプロの目にも留まるかもしれないし、なにより初めは、気楽に練習のつもりだったんです。

――無収入で漫画を描いていることに、不安はなかったですか?

十日 それは初めからわかっていたことなので、不安はありませんでした。貯金もあったし、独身ですから。

――『王様ランキング』で、やっていけると感じたタイミングは?

十日 アップして2カ月で、「出版しませんか?」ってお声がかかった時ですね。結局、その話はダメになっちゃいましたけど、お金を払ってくれる人がいるってわかったのは、すごく自信になりました。あとは、読んでくれた方のコメントにもすごく励まされて、モチベーションを維持することができました。これは漫画を描いてアップした者にしかわからないと思います。本当にうれしいんですよ。

 漫画に限らず、自分が一生懸命頑張ったものを、まったく知らない人に共感してもらえた時のことを想像してみてください。社会では「一生懸命やったって、結果が出なくちゃしょうがない」なんて平気で言う人がいますけど、そんなことはないって強く思いますね!

(取材・文=北村ヂン)

【マンガ・ヤリマン引退】深夜、ベビーカーでラブホ街……「刺さる視線」の意味に気づいた!【第32回】

ヤリマン、一児の母になる!

『挿れるモノ拒まず』で話題のマンガ家・ドルショック竹下が綴る、異色の育児コミックエッセイ。

百戦錬磨のテクニックは、ムスメの世話にも応用できる!?

子連れでラブホ街

――最新話は毎週水・木曜日に更新。お楽しみに!

 

ドルショック竹下(どるしょっく・たけした)

体当たり取材を得意とする、体験マンガ家。2016年に女児を出産。近著に『セックス・ダイエット』(ミリオン出版)、電子書籍『挿れるモノ拒まず~旦那がいてもシてみたいんです~』(大洋図書)。


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■第1回~第10回まとめ読み……ヤリマン、母になる!

【第11回】ママ、ちんちんない!
【第12回】「おっぱい」が気になるお年頃
【第13回】オトナも母乳を飲んでみたい!
【第14回】妊婦同士の「乳輪バトル」
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【第16回】目を離すとすぐ舐めちゃう!
【第17回】男は狩るモノだと思ってた
【第18回】「パン」と「マン」の響きに動揺
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【第20回】「マンを拭く男」に気をつけろ!
【第21回】あれもイヤ、これもイヤ!
【第22回】ブランド品なら「イヤイヤ」しない?
【第23回】脱がせるにもテクがいる
【第24回】おまたパンパン
【第25回】痛いの痛いの「パクリ芸」!?
【第26回】保護者なのにムラムラ!
【第27回】妊婦の性欲、どう発散する?
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【第29回】ムスメの成長、ヤリマンの成長
【第30回】遊ぶときに着けるアレ
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