「生きるべき? 死ぬべき?」インスタで質問の16歳JKが自殺……教唆した者は死刑の可能性も

 マレーシアのボルネオ島にある都市クチンで5月13日、3階建ての建物から16歳の女子高生が飛び降り自殺した。

 彼女の名前はデビア・エメリアさん。彼女の遺体が発見された夜8時からさかのぼること5時間前、同日午後3時に、デビアさんは自身のインスタグラム上で、こんなコメントとともに、フォロワーたちの投票を募った。

「すっごく重要! DとL、どちらがいいか選ぶのを手伝って」

 DとLはDieとLiveを意味しており、つまりは自分が自殺すべきか否かをフォロワーたちに問いかけたのだ。

 すると、投票した人たちの69%が「D」、つまり「死ぬべきだ」と投票していた。そして、それから数時間後、デビアさんは自らの命を断つことを選んだものと思われる。警察の調べによると、デビアさんにはかつてうつ病にかかっていた時期があり、インスタに投稿する前にはFacebook上で「WANNA QUIT F****** LIFE I’M TIRED」(このくそったれな人生を終わりにしたい。もう疲れた)と投稿していたことも判明した。

 事件後、デビアさんのいとこが自身のSNSでこの話をシェアするとともに、警察官に囲まれているデビアさんの遺体を撮った写真をアップ。「たった今、あんたたちはDに投票して、その結果これが起こった。ハッピーかい?」とコメントした。

 近所の人の話によると、デビアさんは勉強熱心で、いつも片手に本を持っているような子だったという。一方、彼女のうつ病は、シンガポールで働く義父が再婚し、会える頻度が減ったことが原因で始まったようだ。

 その後(投票からすでに24時間以上がたっていた時点で)、インスタグラムのアジア太平洋地域の担当者がデビアさんのアカウントを調べたところ、「L」に投票していた人が88%だったという。ただこれは、彼女の自殺が知れ渡った後、大きく変化した可能性もあるとしている。

 マレーシアの法律では、未成年者に自殺を教唆した者には死刑、または20年以下の懲役と罰金が科されるという、

 同国の国会でもこの件は重大な事件として受け止められており、ある議員は「Dに投票した人たちは自殺教唆で有罪になるかもしれない」と述べている。

 昨今のネット上では、匿名をいいことに、揚げ足取りや罵詈雑言が飛び交い、SNSを故意に炎上させたりするようなことが頻繁に行われている。そんな中で起こった今回の自殺事件。SNS上の匿名発言などにどこまで責任を負わせられるかが、これからのネット社会において議論されていく重要なテーマとなることだろう。

“ダンシング”中国人観光客に、マレーシアのイスラム教徒が激怒!「モスクへの冒涜行為だ」

 現地の習慣や風俗を踏みにじり、やりたい放題の傍若無人な振る舞いで世界各国の観光地から鼻つまみ者扱いされている中国人観光客が、またやらかした。

 現場となったのは、マレーシアのボルネオ島北部にあるサバ州のコタキナバル。市の郊外に市立のモスクがあるのだが、建物の手前に配された池に浮かんでいるようにも見えることから「浮かぶモスク」とも呼ばれ、観光スポットとなっている。

 6月23日、そこに現れたのが2人の中国人女性。何を思ったのか、彼女たちは建物前にある低い壁の上に乗り、いきなり踊りだしたのだ。

 2人の格好は、タンクトップに太もも丸出しの短パン姿。ここがビーチか何かだったら大きな問題にはならなかっただろうが、イスラム教のモスクのすぐ前である。イスラム教では女性は人前で肌を出してはならず、髪の毛でさえスカーフで隠さなくてはならないほど、服装には厳しい。ましてや神聖なモスクでは、男性でさえ短パンでは中に入れないほどである。

 この振る舞いに怒りを感じたのか、何者かが2人の無礼な行いを遠くからビデオ撮影しており、それをネット上にアップ。これを見た現地の市民やイスラム教団体が怒りを表明し、警察は2人を宿泊先のホテルで逮捕した。

 2人はともにダンスのインストラクターで、「ちょっと遊んだだけで悪意はなく、宗教を冒涜するつもりはなかった」と弁明。寛大な処置を懇願したという。

 結局、起訴処分を受けることなく、25リンギット(700円弱)の軽い罰金刑で済んだが、その夜のうちに中国へ強制送還された。

 くだんのモスクは事件を問題視。しばらくの間、観光客の立ち入りを禁止し、場合によっては今後は観光客の入場を制限する可能性もあるとしている。

 一方、在マレーシア中国領事館も、今回の事件が現地社会の反感を買っていると注意を促し、自国の旅行者に対して、現地の法律や習慣、文化を尊重して行動するよう呼びかけている。

 また、ほぼ同じ頃にタイのビーチリゾート・クラビでは、町のシンボルでもあるカニの像に、上に乗ることを禁止する張り紙を無視して中国人観光客が乗っかって記念撮影をし、現地の人たちからヒンシュクを買うという事件も起こっている。

 問題行動を起こすのは一部だけなのだが、こういった輩が後を絶たないため、いつまでたっても中国人観光客のイメージは改善されないのである。

(文=佐久間賢三)