ママ友LINEグループを「通知オフ」に……「夫婦のいざこざ話」連発のママが面倒くさがられるワケ

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 コロナ禍において、一気に浸透したものといえば、リモートワークであろう。通勤がなくなったおかげで、満員電車などのストレスが軽減されたが、子どものいる家庭では、夫婦間の家事や育児の分担に関し、特に妻側の不満がこれまで以上に募るようになったという。コロナ離婚」という言葉まで生まれた昨今。ママたちのLINEでは、どのような会話が交わされているのだろうか。今回は、その一部を紹介する。

「旦那さんは会社に行っているの? 」探りメッセージにモヤモヤ

 奈々子さん(仮名)は、4歳になる男児を都内の保育園に通わせている。介護士として働いている奈々子さんは、コロナ禍でも子どもを預けて、出勤し続けたという。

「夫は、国や研究機関から依頼された調査を行うシンクタンクに勤めています。個人情報を含むデータを扱うため、緊急事態宣言時も時差通勤などを利用して、週に数回は出社していました。夫婦ともに変わらず働き続けていたので、夫婦ともにリモートワークとなったママ友からのLINEに、どう返信すればよいのか悩んでしまうんです……」

 奈々子さんは、結婚前までは通信販売を行う企業のウェブ部門で働いていた。

「出産後に育児しながらでも働けるように、介護士の資格を取得しました。そのため一時期は、友人たちとも疎遠になっていたんです。でも緊急事態宣言後に、以前、職場で仲が良かった3人で、LINEのテレビ電話機能を使って、久しぶりに近況報告をしました。それぞれ結婚や出産の時期は違いましたが、みんなママとなったので、グループチャットでは子どもの話題で盛り上がるようになったんです」

 奈々子さんはテレビ電話で、「『最近、夫婦仲が良くない』と、つい愚痴ってしまった」という。するとその後、友人Sから、グループチャットではなく直でメッセージが届くようになったそうだ。

「Sちゃんは、さりげなく『旦那さんは会社に行っている? 』と聞いてきたのです。『今は出社をしている』と伝えると、『この前は夫婦仲が良くないって、言っていたけれど、今はどう? 』とか、『休みの日にずっと一緒にいると息が詰まらない?』と、やたらと夫婦仲について知りたがるようになりました」

 このようにコロナ禍では、夫の出社やリモートワークについて、ママ友同士で話題になることが増えたという。

「さりげなく夫婦仲には触れず、子どもについての話題だけを返信すると、そちらは既読ついているのにまったく返信なし。しばらくこちらからも連絡をしなかったら、『SNSを見ているけれど、旦那さんと〇〇に出かけたんだね』などと、夫婦仲について探りを入れるようなメッセが来たんです。思わず、もう一人の友人に、Sちゃんからメッセージが来ていないか聞いてみました。すると、そちらにも旦那さんが出社しているか確認するようなメッセージが届いていたようなのです。どうやらSちゃんの旦那さんは、3月からずっとリモートワークで、年内はずっと在宅勤務。派遣社員で働いていたSちゃんも、コロナで契約が終了になって家にいるため、四六時中夫婦一緒の生活に、ストレスが溜まっているようでした。夫婦仲も悪化しているかもしれませんね」

 リモートワークという想定していなかった事態で、長時間夫が家にいるようになり、一人になれる時間がなくなったというママも少なくないだろう。しかし奈々子さんは、「Sちゃんは同じような境遇の友達と、夫の愚痴を言い合いたかったのかもしれませんが、夫婦仲を探られるのはあまりいい気はしませんよ」とため息をついた。

 幼稚園に4歳になる娘を通わせている彩奈さん(仮名)は、春頃から、ママ友とのグループチャットがよく回るようになったと感じていた。

「娘と同じ幼稚園の仲が良いママ友たちと、数人だけのグループを作っています。ママたちの共通点は、パパが年上なこと。普段からみんなで『年上って頼れるかと思っていたけど、意外と頼りないよね』とか、『子どもの世話を頼むとすぐ疲れたって言うんだよ(笑)』とか、夫のちょっとした愚痴を送り合っていたんです」

 しかし、ママ友の中に、メッセージを送る頻度が多すぎる人がいるため、グループチャットの通知を切ってしまったそうだ。

「ママ友のMさんは、料理上手でSNSへの投稿もマメなタイプ。コロナ禍の前は『うちに食べに来てよ』と、よくママたちを食事に誘っていたのですが、今はそれもできないため退屈なようで、『おはよう』『おやすみ』のような短いあいさつから、今日あった出来事をまとめた長文メッセージまで、グループチャットに送ってくるようになりました」

 ママ友の中では、積極的に夫の話をするタイプと、聞かれるまではまったくしないタイプと分かれるそうだ。玲子さんは後者だが、Mさんは前者であり、「コロナ禍になってからは、旦那さんの話がさらに増え、正直疲れると感じるようになった」という。

「Mさんの旦那さんは過去にバンドを組んでいたことがあって、女性にとてもモテたそうなんです。そのせいか以前から、Mさんは旦那さんの帰りが遅い時、SNSで旦那さんを名指しして『〇〇と一緒にいる人は、〇〇に早く帰るように言ってください』とか、『私がこんなに具合が悪いのに、〇〇は帰って来ない』とか、そういった愚痴を投稿していました。そのことには何の文句もありませんが、旦那さんがリモートワークになり、些細なことでの衝突が増えたそうで、Mさんはグループチャットにまで、『さっきSNSに書いたけれど、今、夫と喧嘩中……』『どうすればいいかな?』などとメッセージを送りだしたんです」

 「Mさんは、自分のSNS投稿を、みんなも見ているという前提なんです」と彩奈さんは指摘する。

「いちいち面倒なので、SNSはチェックしていないのですが、グループチャットで反応しないと、幼稚園のお迎えなどで会った時に気まずいので、『大丈夫?』など一言だけレスするようにしています。でもなにげにこれがストレスなんですよね……」

 コロナ禍で直接人に会う機会が減った今、夫婦のトラブルといった込み入った話を、ついグループチャットに送ってしまうということもあるのかもしれない。

「誰かに聞いてもらいたいという気持ちはわかるのですが、正直、夫婦のいざこざまで送ってこられても返信に困るんです。グループチャットでは、みんなMさんにレスしていますが、仲の良いママ友から『Mさんは、ちょっと面倒だよね』とメッセージが来て、このモヤモヤは私だけではないんだ……とホッとしています」

 一人で夫婦間の悩みを抱え込むよりは、周りに吐き出したほうがいいのだろうが、グループチャットには終わりがないため、そのさじ加減が難しい。コロナの流行は、ママ友付き合いにも大きな影響を及ぼしたようだ。

“詮索好き”のママ友LINEにイライラ! 「液体ミルクよく使ってるの?」「楽でいいわね」上から目線に我慢の限界、距離を置くことに

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 かつて、「マウンティング」という言葉が話題になったことがある。人間関係において「自分のほうが優位」とことさらにアピールすることを指し、ママ友同士の関係でも、高級産院での出産や、海外製の高額ベビーカーの使用を鼻にかけるママから「マウンティングされた」といった話をよく耳にした。しかし、最近では、そういったあからさまなマウンティングの事例を聞くことはほとんどなくなり、代わりに「詮索好きのママ」に悩まされるケースを見聞きすることが増えている。今回は、そんな悩めるママたちの本音を紹介する。

先輩ママ友にSNSをチェックされ……「液体ミルク」の使用にチクリ

 都内に住んでいる千里さん(仮名)は、今年5月に男児を出産したばかり。コロナ禍での出産となり、通常とは違う環境の中での出産は、ストレスも多かったそうだ。

「緊急事態宣言の最中に出産となったため、前倒しで関東近県にある実家に里帰りして、出産しました。そのため、都内に住む夫は立ち合い出産もできず、出産後に子どもに会わせられたのは、退院の日でした」

 千里さんは、「不安が多い中での出産だったので、友人からのLINEメッセージには、とても勇気づけられた」と語る。しかし、中には必要以上に育児についてアドバイスを送ってくるママ友もいるという。

「今、コロナ禍で時間があるせいなのか、元々の友人で先に出産していたママ友Yさんからのメッセージが、とにかく厄介なんです」

 産院の母親学級や地域センターで出会ったママ友は、子どもの月齢が近いため相談もしやすい。しかし、元々の友人がママ友となった場合は、子どもの年齢が違うため、先輩ママが後輩ママに、子育ての助言をするというやりとりが多くなる。しかし後輩ママにとっては、それを疎ましく感じる人もいるようなのだ。

「Yさんは、かつて同じ企業で働いていた同僚でした。現在4歳の男児を育児中のため、ここ数年は疎遠になっていたんです。しかし、私がSNSなどで『#プレママ』というタグをつけて投稿しているのを見たようで、『悩みとかあれば何でも聞いて! 』とメッセージを送ってきました」

 そんなYさんは、何かと詮索好きなタイプだという。

「例えば、私がSNSに、『外出時に液体ミルクを使ったら、とても便利だった』と投稿したのを見たらしくて、『液体ミルクって、どういうもの?』『よく使ってるの?』とメッセージが来て。しかも『私の頃には液体ミルクはなかったのよ。楽でいいわねー(笑)』とも言われ、どう反応してよいのか困惑しましたよ……」

 育児グッズは日進月歩で進化している。育児中に精神的孤独を感じていたママの中には、当時のつらい記憶が強く残るため、便利な育児グッズを使うママに対して、「私の時代はもっと大変だったのに」「今時のママは楽をしている」などと感じる人もいるのかもしれない。

「Yさんは、一緒に働いていた頃からも世話焼きの部分があって、自分がしていることは良いことだという意識が強かったんです……。それゆえに、詮索ばかりしてくるんだと思います。以前も、Yさんからやたらと、『子どもにはどういう服を着せてるの?』というメッセージが来て、面倒くさいなぁと思って返信していたんですが、Yさんのお宅に遊びに行ったら、段ボールの中に明らかに着古した服が入っていて、『お古とか平気? 遠慮せずに持って行ってよ』と言うんですよ。ファストファッションの服ばかりで、正直、まったく欲しくなく、しかも、Yさんの息子さんが寄ってきて、譲るのが嫌なのか『うー』って、うなりだしたんです……。するとYさんは、『これはリサイクルと言って、人の役に立つの』と、上から目線で言うものですから、さすがにカチンときて今は距離を置いています」

 先輩ママからのいらぬお世話だけでも厄介だが、それに伴い詮索されるのは気持ちがいいものではないだろう。「SNSで妊娠自体を隠すことは不自然ですし、Yさんみたいな先輩ママとの接触を避けることはなかなか難しい」と千里さんはため息を吐く。

 いまだに解消されたとは言えない待機児童問題。ママ友同士には、保活をめぐるさまざまな葛藤があるという。

 都内に住む佳乃さん(仮名)は、学習塾の事務をしながら3歳の女児を育児中だ。

「実はうちは小規模保育所に2歳まで通わせていました。ここは0〜2歳までの児童しか入園できないため、満2歳の時に、再度保活をする必要があったんです。ただ、ほとんどの保育園が満員のため転園ができませんでした」

 このように、待機児童解消のための措置とも言える小規模保育所は、退園した後に再度、保育園か幼稚園に入園し直す必要がある。佳乃さんは、同じ小規模保育所に預けていたママ友と、グループチャットで「今度、〇〇の近くに保育園ができるよ」などと、盛んに情報交換をしていたそうだ。

 現在、保育園や幼稚園によっては、満3歳児クラスから基本的には保育料が無償となっているが、佳乃さんは無償の認可保育園には入れず、「出費にはなりますが、認可外保育園に通わせている」そうだ。

「うちの夫はフリーランスで撮影の仕事をしているのですが、仕事の忙しさはまちまち。私は学習塾の事務のバイトをしていて、週3~4勤務なので、認可保育園に入園するための点数が足りなかったようなのです。でも、どうしても認可保育園に転園させたいので、その点数稼ぎのために、今は認可外保育園に預けている感じですね」

 そんな中、あるママ友からグループチャットに、「保育園決まった?」と尋ねるメッセージが入ったという。佳乃さんが「認可外」と伝えると、「旦那さんがフリーランスだから、入れるわけないと思ってた」という返信が来たそうで、「本心だとしても、イラっときましたね……」と漏らす。

「そのママ友も、認可保育園に入園できず、認証保育園に通わせているそうで、補助金は受給できても、完全な無償にはならなかったといいます。そのため、周りの家庭が認可なのか、そうではないのかを詮索するメッセージを、ほかのママ友とのグループチャットにも送っているのだと、別のママ友から聞きました。自分よりも良い思いをしている人が、許せなかったんでしょうね……」

 グループチャットは、同じ境遇のママと情報交換ができるメリットがある半面、相手のほうが恵まれた環境にあると知ってしまい、モヤッとすることもあるだろう。全ての家庭に平等な環境が整うのは難しいが、その大きな不満が、一部のママを“詮索”に駆り立ててしまっているのかもしれない。

ママ友グループで仲間はずれに!? 私以外は『あつ森』内で集合、LINEはゲームの話題ばかり……「寂しい」と漏らす母

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 いまや日常生活に欠かせないアプリとなったLINE。子どもを持つママたちにとっても、重要な連絡ツールだが、気の合うママ同士のグループチャットともなると、雑談も繰り広げられているらしい。今回は、ママたちはどういう雑談で盛り上がっているか、その一部を紹介する。

イケメン俳優ドラマの話題についていけず! 最年長ママの苦悩

 知恵さん(仮名)は、6歳になる男児を都内の認証保育園に通わせている。30代で結婚後なかなか子どもができず高齢出産となった彼女は、現在42歳。子どもを通わせている保育園のクラスでは、一番年上のママだという。

「保育園に子どもを通わせる共働き家庭のママには、同年代がもっといると思ったんです。でも、周りは30代ばかり……。近い年齢のママたちは、自然とグループになっていて、とても仲がよさそうです。私も、子連れでのママ忘年会や花見などに誘ってもらえるのですが、話題についていけず、浮いているのかもしれません……」

 学校や職場での同級生や同期などと違い、ママ友は、子ども同士は同い年でも、歳の差が生じてしまう。普段なら交流のない20代と40代のママ同士の付き合いも避けられない。

「ママ同士のグループチャットでは、子どもが寝た後の時間になると、ドラマの話題で持ちきり。ドラマのスタンプを送って来るママ友もいて、最初は『面白そうだね』と反応していたのですが、正直、興味が持てず。私はドラマを見る時間があったら本を読んだりしたいんです」

 知恵さんは「若手俳優の名前がグループチャットで飛び交うのですが、誰が誰だか区別がつかないんです……」と漏らす。

「仲が良いママ友とのチャットで、『あの俳優の名前と顔が一致しない』と送ったら、わざわざ画像を送ってくれたんです。逆に覚えなくてはならなくて、プレッシャーになりましたね(笑)」

 このように、イケメン俳優のドラマを癒やしとするワーママが多い半面、「話題についていけない」と悩むママも少なくないのかもしれない。

 専業主婦の玲子さん(仮名)には、今年小学校に入学したばかりの女児がいる。同じPTAの役員として知り合ったママ友のTさんからの誘いに困っているそうだ。

「Tさんは、上の子が小5で、下の子がうちと同じクラスにいるんです。今年はコロナ禍でいろいろな学校行事が中止となる中、先輩ママさんとして、私にどんな行事があるのか、詳しく教えてくれました。明るくて面倒見のよい性格のTさんは好きなのですが、仲が良いママ同士で作ったグループチャットで、PTAのママさんバレーに勧誘してくるのは、少々戸惑ってしまいます」

 PTAを母体とするママさんバレー活動は、放課後の小学校の体育館を利用して練習が行われている。地区大会なども開催されるので、本格的な練習を行うチームもあるようだ。

「お誘いのメッセージに、ほかのママ友は『夕方は忙しいから』などと返していて、まったく乗り気ではありませんでした。私も当たり障りなく、断ろうと思っていたところ、Tさんから直で私宛に『練習だけでも見に来てよ』というメッセージが来たため、断り切れなかったんです……」

 その後、とりあえず練習を見に行ったという玲子さん。しかし当日、急きょ練習に参加することになったそう。

「そんなこんなで、次から正式に練習に参加することになってしまったんです。私は初心者なのですが、ほかのみなさんは経験者。Tさんは『ママさんバレーは趣味』というものの、私にとっては、すごくハードな練習なんです。木曜の夜と、隔週の土曜、週2回も練習があり、自分の時間がなくなりました。他学年の子どもを持つママ友ができたのはよかったですが、やっぱり辞めたい。でも、どうしても言い出しづらくて困っています」

 このように、グループチャットで話題に上がる趣味のお誘いは、「たとえ断ろうとしても、それを文章にしなければならず骨が折れる。ほかの人の目も気になりますしね。それに、チャットというのは終わりがないから、その話題がズルズル引き伸びることもあり、面倒です」という。こうしたやりとりはママによっては多大なストレスになるのではないだろうか。

 睦さん(仮名)は、5歳になる女児を幼稚園に通わせている。彼女の最近の悩みは、「Nintendo Switch」が購入できないことだという。

「子ども同士の仲が良いママ友が、『あつまれ どうぶつの森』にハマっているんです。緊急事態宣言が発令された頃、グループチャットでも、『あつ森やってる?』と話題になっていました。私はゲームに興味がないので、『巣ごもりの時期だけの話題』と思ってスルーしていたのですが、周りのママ友にもユーザーが増えだし、今では、『あつ森』のゲームの中で集まって遊んでいるそうなのです」

 子どもを含め、ママ友たちが『あつ森』の中で交流しているため、グループチャットでもゲームの話題が出るそうだ。しかし睦さんはNintendo Switchを持っていないため、話には入れずにいる。

「娘はプレ幼稚園から今の園に通っていて、その時からのお友達とは、お互いの家に遊びに行ったりするなど、とても仲が良いんです。でも今は気軽に会うことができず、うちの子だけゲーム内でも一緒に遊べないのは、なんだか仲間はずれにされたみたいで寂しいですね」

 睦さんは、Nintendo Switchを手に入れるため、何度も家電量販店などの抽選販売にエントリーしたそうだ。

「自分だけではなく、じいじや夫にも協力をしてもらったのですが、全部ハズレ。まだ買えません。この前、仲の良いママ友から『メルカリで売ってるよ。定価より高い値段だったけど、うちは買ったよ』というメッセージがきました。娘のためにいち早く欲しいのですが、さすがに転売から買うのは気が引けるので、また抽選販売を待っています」

 子どもを介して知り合ったママ友。これまでのバックグラウンドの違いから、趣味や価値観なども被らないことが多い。しかし、なかには子どものためと思い、無理に合わせているママもいるようだ。グループチャットは、どうしても公私の区別がつきづらい。相手を尊重しつつ、無理強いをしすぎないようなママ友付き合いが望まれるが……。

ママ友LINEで「子どもがかわいそう」と言われ不愉快に! 夏休みの「預かり保育」に揺れる幼稚園ママ

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 新型コロナウイルス感染症対策に則った生活が続く中、現在、子どもたちの夏休みにもある影響が出ているという。特に感染者数が多い都市部では、県境をまたいだ移動もままならないので、いつも通りの夏休みを送れていないようだ。そんな中、子どもを持つママたちは、LINEのグループチャットを通して、どのような話題で盛り上がっているのだろうか。

例年より短い夏休み、宿題対応にワーママはてんてこまい!

 都内在住の莉乃さん(仮名)は、小学2年生になる息子を育てながら、不動産会社の営業として働いている。4〜5月の緊急事態宣言の発令中、臨時休業日を増やしていたこともあり、この夏はほとんど休みがなく営業する予定だという。

「小学校が夏休みの間も、私は仕事が忙しいため、子どもを学童に預けています。困っているのが、夏休みの宿題で一行日記というのがあるんです。毎日起こった出来事を一行で書くのですが、この夏はどこにも出かける予定もなく、書く内容もなくて」

 今年の夏は全国的に、旅行を控える傾向もあるため、日記の内容にも苦戦しているようだ。また、小学校の夏休みは、自治体によって期間が違い、休みが短い学校では、もうすでに新学期が始まっている。今年は、なかなか夏休み期間が定まらなかったため、遠出をしにくい現状もあるという。

「直前まで、夏休みがどれくらいの期間になるのかわからず、外出の予定が立てづらかったんです。ママ友とのLINEのグループチャットでは、最近『日記に書くことがなくて、わざわざ公園に出かけたよ』とメッセージを送っていますよ。あと、帰省に関しても話題に上がりました」
  
 新型コロナ感染者数が多い地域から、他県に移動するのは、控えようという風潮がある昨今。帰省に関しては、それぞれの家庭によって事情が変わってくるようだ。

「うちの実家は地方で、かつ親が高齢のため、帰省を見送りました。グループチャットでは、祖父母の家の近くに住んでいるママが、『家族で実家に行って来たよ』とメッセージを送ってくるんです。学童で、ほかの子から『おじいちゃん家に行った』という話を聞いた息子は、『僕は、いつじいじに会えるの』と漏らしていて、寂しい気持ちになりました。私と同じような境遇のママと『実家は感染数が少ない地域だから、親から、帰ってくるなと言われてる』『実家が近い人がうらやましい』と、LINEで本音を送り合っています」

 このように、コロナ禍における新しい生活様式は、子どもたちの夏休みの過ごし方に、大きな影響を及ぼしている。

「それから、今年は夏休みが週間ほどしかないのに、ドリルや読書記録など、宿題があまりに多すぎて、それを全てこなすのも大変なんです。日中は学童に預けていますが、そこでは宿題の中身まではみてもらえないので、私がが休みの日にきちんとできているか確認しています。そんな中でも、やっぱり一番のネックは日記ですね。ママ友とも『仕事もあるし、どこかに出かけたりとか無理』『日記に書かせることが何もない、どうしたらいいの』って、グループチャットで愚痴っています」

 コロナ禍に限らず、子どもの日記には少なからず各家庭の生活事情が出てしまう。現代では、共働き家庭が増え、夏休み期間も学童や塾などに通っている子どもも多い。従来のような「何をしたか」のような日記ではなく、子どもがどう感じたかなど、もっと自由なものになっても良いのではないだろうか。

 同じく、都内在住の優佳さん(仮名)は、3歳になる娘を私立幼稚園に通わせている。近くに住む夫の実家が内装業を営んでおり、優佳さんもたまに仕事を手伝っているそうだ。

「繁忙期は、事務的な書類作成などを手伝っています。幼稚園の夏休み期間も、娘を数日、園に預けていたんです。ただ、娘は人見知りが激しいため、私が離れようとするとギャン泣きしてしまうことも……。この前、迎えに行った時には、先生から『あの後も、ずっと泣いていたんです。せっかくの夏休みなので、ママと過ごしたいのかも』と、嫌味を言われてしまいました」

 このように、保育園とは違い専業主婦が多い幼稚園では、夏休みの預かり保育を利用するのも、なんとなく後ろめたさを感じるという。

「ママ友の中には、一度も預かり保育を利用したことがないママもいるので、グループチャットでその話をしたら、『週2も預けているの!?』と驚かれたこともあります。ずっと子どもがいると、役所に行ったり、書類を書いたりするだけでも大変なので、預かり保育は本当にありがたいのですが、『夏休みなのに預けるのはかわいそうじゃない』と言われてしまい、カチンときましたよ。今年は新型でもコロナの影響もあって、7月中に申し込まなければならなかったり、定員人数も少なかったりしたので、利用をあえて控えたママも多かったと思うし、そんな私を特異な存在として見ないでほしいですよ」

 外出などの自粛が強いられている中で、幼児を持つママは、いつも以上にストレスを抱えているケースも少なくないようだ。

「幼稚園に預けると『密』になるからと心配して、夏休みに入る前から、週3回など間引き登園させていたママもいます。そういうママは、夏休み中も出かけずにいるので、グループチャットに『みんな、今日は何した? うちは家でDVDを見て過ごしたよ』とメッセージを入れてくる。グループ内に、まるで、外出をするのは悪いことのような空気が立ち込めることもあり、読んでも反応をしないでいます」

 このように、各家庭で、新型コロナ対応への意識は異なるもの。LINEで会話をすることにより、どうしても相手の生活が見えてしまうため、その家庭のコロナ対策について、つい何か言ってしまいたくなることもあるのかもしれないが、関係にヒビが入るのを危惧して、グッと堪えているママも少なくないだろう。コロナ禍で、気持ちがふさぎがちな毎日の中、LINEが、ママ友同士の支え合いの場として活用されることを切に祈る。

ママ友LINEで「子どもがかわいそう」と言われ不愉快に! 夏休みの「預かり保育」に揺れる幼稚園ママ

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 新型コロナウイルス感染症対策に則った生活が続く中、現在、子どもたちの夏休みにもある影響が出ているという。特に感染者数が多い都市部では、県境をまたいだ移動もままならないので、いつも通りの夏休みを送れていないようだ。そんな中、子どもを持つママたちは、LINEのグループチャットを通して、どのような話題で盛り上がっているのだろうか。

例年より短い夏休み、宿題対応にワーママはてんてこまい!

 都内在住の莉乃さん(仮名)は、小学2年生になる息子を育てながら、不動産会社の営業として働いている。4〜5月の緊急事態宣言の発令中、臨時休業日を増やしていたこともあり、この夏はほとんど休みがなく営業する予定だという。

「小学校が夏休みの間も、私は仕事が忙しいため、子どもを学童に預けています。困っているのが、夏休みの宿題で一行日記というのがあるんです。毎日起こった出来事を一行で書くのですが、この夏はどこにも出かける予定もなく、書く内容もなくて」

 今年の夏は全国的に、旅行を控える傾向もあるため、日記の内容にも苦戦しているようだ。また、小学校の夏休みは、自治体によって期間が違い、休みが短い学校では、もうすでに新学期が始まっている。今年は、なかなか夏休み期間が定まらなかったため、遠出をしにくい現状もあるという。

「直前まで、夏休みがどれくらいの期間になるのかわからず、外出の予定が立てづらかったんです。ママ友とのLINEのグループチャットでは、最近『日記に書くことがなくて、わざわざ公園に出かけたよ』とメッセージを送っていますよ。あと、帰省に関しても話題に上がりました」
  
 新型コロナ感染者数が多い地域から、他県に移動するのは、控えようという風潮がある昨今。帰省に関しては、それぞれの家庭によって事情が変わってくるようだ。

「うちの実家は地方で、かつ親が高齢のため、帰省を見送りました。グループチャットでは、祖父母の家の近くに住んでいるママが、『家族で実家に行って来たよ』とメッセージを送ってくるんです。学童で、ほかの子から『おじいちゃん家に行った』という話を聞いた息子は、『僕は、いつじいじに会えるの』と漏らしていて、寂しい気持ちになりました。私と同じような境遇のママと『実家は感染数が少ない地域だから、親から、帰ってくるなと言われてる』『実家が近い人がうらやましい』と、LINEで本音を送り合っています」

 このように、コロナ禍における新しい生活様式は、子どもたちの夏休みの過ごし方に、大きな影響を及ぼしている。

「それから、今年は夏休みが週間ほどしかないのに、ドリルや読書記録など、宿題があまりに多すぎて、それを全てこなすのも大変なんです。日中は学童に預けていますが、そこでは宿題の中身まではみてもらえないので、私がが休みの日にきちんとできているか確認しています。そんな中でも、やっぱり一番のネックは日記ですね。ママ友とも『仕事もあるし、どこかに出かけたりとか無理』『日記に書かせることが何もない、どうしたらいいの』って、グループチャットで愚痴っています」

 コロナ禍に限らず、子どもの日記には少なからず各家庭の生活事情が出てしまう。現代では、共働き家庭が増え、夏休み期間も学童や塾などに通っている子どもも多い。従来のような「何をしたか」のような日記ではなく、子どもがどう感じたかなど、もっと自由なものになっても良いのではないだろうか。

 同じく、都内在住の優佳さん(仮名)は、3歳になる娘を私立幼稚園に通わせている。近くに住む夫の実家が内装業を営んでおり、優佳さんもたまに仕事を手伝っているそうだ。

「繁忙期は、事務的な書類作成などを手伝っています。幼稚園の夏休み期間も、娘を数日、園に預けていたんです。ただ、娘は人見知りが激しいため、私が離れようとするとギャン泣きしてしまうことも……。この前、迎えに行った時には、先生から『あの後も、ずっと泣いていたんです。せっかくの夏休みなので、ママと過ごしたいのかも』と、嫌味を言われてしまいました」

 このように、保育園とは違い専業主婦が多い幼稚園では、夏休みの預かり保育を利用するのも、なんとなく後ろめたさを感じるという。

「ママ友の中には、一度も預かり保育を利用したことがないママもいるので、グループチャットでその話をしたら、『週2も預けているの!?』と驚かれたこともあります。ずっと子どもがいると、役所に行ったり、書類を書いたりするだけでも大変なので、預かり保育は本当にありがたいのですが、『夏休みなのに預けるのはかわいそうじゃない』と言われてしまい、カチンときましたよ。今年は新型でもコロナの影響もあって、7月中に申し込まなければならなかったり、定員人数も少なかったりしたので、利用をあえて控えたママも多かったと思うし、そんな私を特異な存在として見ないでほしいですよ」

 外出などの自粛が強いられている中で、幼児を持つママは、いつも以上にストレスを抱えているケースも少なくないようだ。

「幼稚園に預けると『密』になるからと心配して、夏休みに入る前から、週3回など間引き登園させていたママもいます。そういうママは、夏休み中も出かけずにいるので、グループチャットに『みんな、今日は何した? うちは家でDVDを見て過ごしたよ』とメッセージを入れてくる。グループ内に、まるで、外出をするのは悪いことのような空気が立ち込めることもあり、読んでも反応をしないでいます」

 このように、各家庭で、新型コロナ対応への意識は異なるもの。LINEで会話をすることにより、どうしても相手の生活が見えてしまうため、その家庭のコロナ対策について、つい何か言ってしまいたくなることもあるのかもしれないが、関係にヒビが入るのを危惧して、グッと堪えているママも少なくないだろう。コロナ禍で、気持ちがふさぎがちな毎日の中、LINEが、ママ友同士の支え合いの場として活用されることを切に祈る。

ママ友LINEで“パパ自慢”? ワーママがSNSで「パパの手作り弁当」写真連投、抵抗感を覚えるワケ

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 インスタグラムをはじめとするSNSでは、「#キャラ弁」「#お弁当の記録」などのハッシュタグがついた、ママたちによる手作り弁当の投稿が数多く見られる。しかしその半面、弁当作りが得意ではないママたちにとっては、こうした投稿にプレッシャーを感じることもあるようだ。今回は、弁当作りをめぐるママたちの“モヤモヤ”を紹介する。

SNSを使って「パパ弁」を自慢してくるママ友にうんざり

 万里加さん(仮名)は、都内にある私立幼稚園に、年中になる息子を通わせている。その幼稚園では、給食配給はなく毎日弁当を持参しなければならないという。

「毎日の献立を考えるだけでも手間なんですが、同じおかずばかり入れると、息子から『〇〇ちゃんの弁当には唐揚げが入っていた』などと言われ、食べたいものをリクエストされるんです。毎朝、きちんと弁当を作った上に、撮影までしてSNSにアップしているママは、本当にマメだなって感心しています」

 「参考にしたい」との思いから、SNSで弁当の投稿をよく見ているという万里加さんだが、仲の良いママ友・Kさんの投稿がつい気になってしまうそうだ。

「Kさんは、出版社に勤務していている実用系書籍の編集者。ママ友とのLINEのグループチャットに、よく『昨日も深夜まで仕事していた』というメッセージが来るので、忙しい毎日を送っているようです。旦那さんはフリーランスのカメラマンだそうですが、新型コロナウイルスの影響から仕事が減ってしまったこともあり、現在は旦那さんが家事を全て担当しているんだとか」

 万里加さんの通っている幼稚園は、専業主婦や週2回程度のパート勤務のママが多く、「フルタイムで働いているKさんとの間に距離を感じる」という。

「仕事が忙しいのなら、保育園に預ければいいのに……と思ってしまうんですが、Kさんは、外国人講師が在籍していたり、園庭で野菜を栽培するといったうちの幼稚園の“教育プログラム”に賛同して、入園を決めたようです。でもその半面、『自分は子育てにそこまで積極的ではない』と、やたらアピールしたがるというか……。例えば、毎日の弁当作りも旦那さんが担当しているらしく、ママ友のグループチャットに、わざわざ『今朝は起きられなかったけれど、パパが代わりに弁当を作ってくれるから』とメッセージを送ってくるんですよ。それからSNSに『#パパのお弁当』といったハッシュタグをつけて、毎日のように写真をアップしている。これって、結局、パパ自慢なんでしょうか」

 また毎日の弁当作りが負担に感じている万里加さんは、Kさんの「#パパのお弁当」投稿を見ると、「弁当作りの大変さがわかっていないんじゃない?」「誰でもできて当たり前と思ってるかもしれない」などと感じてしまうそうだ。

「もしかしたら、私の心が狭いのかな、穿った見方をしているのかな……と不安になり、特に親しいママ友にだけ、個別でメッセージを送りました。そうしたら、『確かにパパアピールすごいよね』『たまには自分で作ればいいのにね』という返信が来てホッとしました。グループチャットで、Kさんがまた『パパがやってくれた』と言い出しても、もう反応はしないでおこうと思いました」

 最近では、男性の育児や家事への参加は珍しいことではなくなっている。しかし、それを積極的にアピールされることに、抵抗感を覚える人は少なからずいるようだ。

 子どものための弁当作りというと、幼児期だけと思われているが、実は小学校に入学してからも必要になる場合があるという。介護施設で働いている奈緒美さん(仮名)は、小1の女児と4歳の男児を育児しているが、現在長女のために毎日弁当作りをしているそうだ。

「娘を学童クラブに預けているんですが、そこは給食室がないため、小学校が夏休みの間は弁当を持たせなければならないのです」

 保育園とは違い、学童ではゴールデンウィークや長期休暇の間は、自宅から弁当を持参するルールになっているという。

「ほかの学童では、有料で購入した弁当を食べることができるみたいです。下の子の育児もあって朝はとにかく忙しいので、うちの学童も宅配弁当の注文ができないか、相談したことがありました。しかし、人数が少ないと頼めないからと、見送りになってしまいましたね」

 幼児期の食育に力を入れている幼稚園などとは違い、学童での弁当は、そこまで栄養を考慮されたものではないようだと奈緒美さん。しかし、共働き家庭にとっては、毎朝の弁当作りの時間捻出は、厳しい状況だという。

「長期休暇中もそうですが、小学校が午前授業だけの日も、学童用に弁当を作らなければならないので、意外と必要な日が多いんです。ママ友とのブループチャットでは、『学童にはおやつの時間があるので、しっかりしたお弁当じゃなくて、簡単なおにぎりだけ持たせている』というママもいたのですが、子どもに聞いてみると『〇○ちゃん家はおにぎりに顔が描いてあった』そうで、『それって簡単どころか、ちょっとしたキャラ弁じゃない!?』とびっくりしましたよ」

 奈緒美さんいわく、弁当作りの大変さは、料理をすること以外にもあるという。

「弁当って作って終わりじゃなくて、水筒の準備もしなきゃならないし、持って帰ってきたら洗わなければいけないじゃないですか。なんだかんだで、いろんな手間が増えるんです」

 SNSなどでは、キャラ弁をはじめ、手の込んだ弁当の画像が数多くアップされている。これらは、毎日の弁当作りに悩むママたちの参考になっている面もあるが、「どれもクオリティが高いため、いらぬ劣等感を抱えてしまうこともある」ようだ。

「うちは弁当箱に、前の晩のおかずと、冷凍食品を詰めるので精いっぱい。娘は学童のスタッフから、『(冷食ばかりで)弁当の中身がいつも同じ』というようなことを言われたことがあるらしく、悲しかったようです」

 共働き家庭が増え、子どもの弁当作りを負担に感じ、冷凍食品を使う親も少なくないが、一方で、周りから冷凍食品の多用を非難されることは珍しくないのかもしれない。奈緒美さんは「子どもの弁当は手間暇かけて作るもの」「楽をしてはいけない」という風潮を感じるそうだ。

「でもインスタに上がっている弁当の投稿を見ていると、投稿用に買ったとしか思えない既製品のおかずも多く、仲の良いママ友とグループチャットで『これ手作りっぽく見せてるけど、買ったやつだよ』『すごいよね。私はこんなことまでできない(笑)』と、送り合っています」

 運動会などの“ハレの日”以外にも、親が子どもの弁当作りをしなければいけない場面は意外に多い。育児と仕事の両立で大忙しのワーママにとっては、SNSで「クオリティの高い毎日のお弁当」投稿が脚光を浴びているのを見るだけで、プレッシャーを感じてしまうようだ。「弁当作りは、もっと楽をしてもいい」……そんな風潮になってほしいと思わずにはいられない。

ママ友LINEで愚痴の嵐! 小学校の“旗振り当番”に不満、「連絡手段は家電」でトラブル勃発!?

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

  子どもを持つことで、それまで知らなかった世界に触れ、戸惑うことは珍しくない。特に子どもが小学校に入ると、PTA活動など、親としての仕事が増え、また、「欠席や遅刻の連絡を知らせるためには、同じ小学校に通う生徒に連絡帳を持って行ってもらう」など、独特のルールに振り回されるケースも多い。今回は、小学生ママたちの戸惑いの声を集めた。

雨の日の旗振り係は憂鬱!? ママ友と愚痴も

 恵さん(仮名)は、今年小学校に入学したばかりの7歳の女児を育児している。昨年、増税前にマンション購入し、それまで馴染みのなかった土地に住み始めた。

「もともと住んでいた地域からは結構離れていたのですが、通勤なども考慮して引っ越しました。住宅街で治安は良いものの、その分、地域活動も盛んで、娘が小学校に入学してから、保護者たちによるパトロール隊という無償の活動があるのを知りました」

 小学生の登下校時、保護者が通学路内の交通量が多いポイントに旗を持って立ち、子どもたちを誘導する当番があるのだという。地域によっては、「旗振り係」「旗振り当番」などと呼ばれているものだ。

「ある日、娘が大きな封筒を持って帰ってきたので、中身を確認したら『旗振り当番』を知らせる書類でした。同じクラスのママ友とやっているLINEグループで、すぐさま『これって、毎朝旗を持って立っているママのことだよね? 』と確認しましたよ。てっきり希望者がやっていると思っていたので、まさか全員が行う必要があるとは思いませんでした」

 恵さんは「もらった書類には、もうすでに担当する日も割り振ってあり、細かなルールも書いてありました。今年はコロナ禍の影響で、説明会などがないまま、既存の役員間で担当が決められてしまったのですが、来年の春頃までの当番がすでに決まっていて、突然のことに憂鬱な気持ちになりましたね」と漏らす。

 地域差はあるだろうが、一般的に小学校では、PTAの役員、委員の業務以外にも、旗振りや、校庭開放日に遊具を準備する係、プール開放日に監視を行う係、夏祭り協力係と、保護者の仕事は多岐にわたる。

「小学校の保護者活動はPTAだけだと思っていたので、想像以上にいろいろな手伝いをしなければいけないことがわかり、驚きました。しかも、うちの小学校のPTA活動はポイント制で、卒業までにポイント稼ぐ必要があるんです。各業務を行うことにより、決められたポイントが付与されていくのですが、旗振り当番は換算されないことも発覚。それでも、『断る』という選択肢はないため、ママ友とのグループチャットで『雨の日に旗振りになったらすごい罰ゲームだよね(笑)』と愚痴り合いました」

 旗振り当番は、住んでいる地域班ごとに担当区分が分けられ、1年間に3〜4回ほど回ってくるそう。そして先日、恵さんは実際に旗振り当番デビューを果たしたという。

「旗振りの集合時間が、子どもの登校時間より少し早かったんです。夫も同じくらいの時間に出勤するため、子どもだけで留守番させて、自分で鍵を締め、登校させなければならず、心配が募りました。そこで、ママ友とのグループチャットで相談したら、あるママが『恵さんの子も一緒に小学校まで連れて行ってあげる』と言って、迎えに来てくれることに。当番の日までは憂鬱でしたが、子どもたちが挨拶をしてくれるのがうれしく、地域活動に参加できてよかったって思いましたね」

 このように、旗振り当番などの活動には、ママ友同士の協力が必要なケースもあるといえる。

 文江さん(仮名)は、小2になる男児と、3歳の女児を育児しながら、銀行の窓口業務の仕事をしている。夫も同業者のため、旗振り当番の日は、文江さんが仕事を半休しなければならないと肩を落とす。

「仕事や下の子がいるという理由での免除はできないそうです。日程もすでに決まっていて、旗などの用具は前の日に当番の人から渡されるので、そのやりとりも必要で……。はっきり言って気が重いです。連絡先に書いてあった旗振り係のリーダーに、直接『難しいです』と伝えたのですが、『みんなやっていることだから』『できないのなら、ほかの人に頼んで代わってもらってください』と一点張り。仲が良いママ友は別の班なので代わってもらえず、自分がやるしかないみたいです……」

 ママ友とのグループチャットで、当番についての話題が上がった時に、立場によるって温度差を感じたという。

「上の子がいるママが『旗振り当番は、年に数回しかないから、PTA役員をやるよりずっと楽』って言うんです。でも、うちは下の子を保育園に早く預けて、それから当番に行かねばならないし、負担が大きいんです。今年はないですが、夏休み期間のプール当番や、校庭開放当番など、数カ月に1回は何かしら学校の手伝いをしている感じですよね」

 仲良しのママ友と作った少人数のグループチャットでも、よく当番の話題が出るという。

「旗振り当番の時、次の人への用具の受け渡しがうまくいかなかったっていう話題が出たんです。あらかじめ同じ地域班メンバーの電話番号リストができているのですが、なかには家電を載せている人もいて、不在のため連絡が取れなかったんだとか。いろいろと細かなトラブルが起きがちなんですよ」

 そんな文江さんだが、「小学校にまつわる保護者の無償活動の全てが嫌なわけではない」と語る。

「旗振り当番や校庭開放当番をすると、普段は関わることがないほかの学年の子どもたちとも触れ合え、また学校生活の雰囲気を感じられるので、楽しい部分もあります。ただ、日程など、こちらの融通が利かないことも多いし、順番によっては、ほとんど面識のない人に突然、連絡しなければならないんです。LINEやSNSの機能などを使って、もっと自由に日付や代わりにできる人を探せるようになればいいのにって、ママ友とよく話しています。学校の業務に関するシステムって遅れてるんですよね」

 学校生活における保護者の負担は減らないどころか、少子化のため負担が増えているようにも見える。ママ友同士が、LINEやSNSなどで交流を深めるる一方、主な保護者の活動は、いまだ電話や書類でやりとりを行うケースも多い。保護者たちの活動がもう少しスムーズになると、ママたちの負担も減るのではないかと思う。

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  子どもを持つことで、それまで知らなかった世界に触れ、戸惑うことは珍しくない。特に子どもが小学校に入ると、PTA活動など、親としての仕事が増え、また、「欠席や遅刻の連絡を知らせるためには、同じ小学校に通う生徒に連絡帳を持って行ってもらう」など、独特のルールに振り回されるケースも多い。今回は、小学生ママたちの戸惑いの声を集めた。

雨の日の旗振り係は憂鬱!? ママ友と愚痴も

 恵さん(仮名)は、今年小学校に入学したばかりの7歳の女児を育児している。昨年、増税前にマンション購入し、それまで馴染みのなかった土地に住み始めた。

「もともと住んでいた地域からは結構離れていたのですが、通勤なども考慮して引っ越しました。住宅街で治安は良いものの、その分、地域活動も盛んで、娘が小学校に入学してから、保護者たちによるパトロール隊という無償の活動があるのを知りました」

 小学生の登下校時、保護者が通学路内の交通量が多いポイントに旗を持って立ち、子どもたちを誘導する当番があるのだという。地域によっては、「旗振り係」「旗振り当番」などと呼ばれているものだ。

「ある日、娘が大きな封筒を持って帰ってきたので、中身を確認したら『旗振り当番』を知らせる書類でした。同じクラスのママ友とやっているLINEグループで、すぐさま『これって、毎朝旗を持って立っているママのことだよね? 』と確認しましたよ。てっきり希望者がやっていると思っていたので、まさか全員が行う必要があるとは思いませんでした」

 恵さんは「もらった書類には、もうすでに担当する日も割り振ってあり、細かなルールも書いてありました。今年はコロナ禍の影響で、説明会などがないまま、既存の役員間で担当が決められてしまったのですが、来年の春頃までの当番がすでに決まっていて、突然のことに憂鬱な気持ちになりましたね」と漏らす。

 地域差はあるだろうが、一般的に小学校では、PTAの役員、委員の業務以外にも、旗振りや、校庭開放日に遊具を準備する係、プール開放日に監視を行う係、夏祭り協力係と、保護者の仕事は多岐にわたる。

「小学校の保護者活動はPTAだけだと思っていたので、想像以上にいろいろな手伝いをしなければいけないことがわかり、驚きました。しかも、うちの小学校のPTA活動はポイント制で、卒業までにポイント稼ぐ必要があるんです。各業務を行うことにより、決められたポイントが付与されていくのですが、旗振り当番は換算されないことも発覚。それでも、『断る』という選択肢はないため、ママ友とのグループチャットで『雨の日に旗振りになったらすごい罰ゲームだよね(笑)』と愚痴り合いました」

 旗振り当番は、住んでいる地域班ごとに担当区分が分けられ、1年間に3〜4回ほど回ってくるそう。そして先日、恵さんは実際に旗振り当番デビューを果たしたという。

「旗振りの集合時間が、子どもの登校時間より少し早かったんです。夫も同じくらいの時間に出勤するため、子どもだけで留守番させて、自分で鍵を締め、登校させなければならず、心配が募りました。そこで、ママ友とのグループチャットで相談したら、あるママが『恵さんの子も一緒に小学校まで連れて行ってあげる』と言って、迎えに来てくれることに。当番の日までは憂鬱でしたが、子どもたちが挨拶をしてくれるのがうれしく、地域活動に参加できてよかったって思いましたね」

 このように、旗振り当番などの活動には、ママ友同士の協力が必要なケースもあるといえる。

 文江さん(仮名)は、小2になる男児と、3歳の女児を育児しながら、銀行の窓口業務の仕事をしている。夫も同業者のため、旗振り当番の日は、文江さんが仕事を半休しなければならないと肩を落とす。

「仕事や下の子がいるという理由での免除はできないそうです。日程もすでに決まっていて、旗などの用具は前の日に当番の人から渡されるので、そのやりとりも必要で……。はっきり言って気が重いです。連絡先に書いてあった旗振り係のリーダーに、直接『難しいです』と伝えたのですが、『みんなやっていることだから』『できないのなら、ほかの人に頼んで代わってもらってください』と一点張り。仲が良いママ友は別の班なので代わってもらえず、自分がやるしかないみたいです……」

 ママ友とのグループチャットで、当番についての話題が上がった時に、立場によるって温度差を感じたという。

「上の子がいるママが『旗振り当番は、年に数回しかないから、PTA役員をやるよりずっと楽』って言うんです。でも、うちは下の子を保育園に早く預けて、それから当番に行かねばならないし、負担が大きいんです。今年はないですが、夏休み期間のプール当番や、校庭開放当番など、数カ月に1回は何かしら学校の手伝いをしている感じですよね」

 仲良しのママ友と作った少人数のグループチャットでも、よく当番の話題が出るという。

「旗振り当番の時、次の人への用具の受け渡しがうまくいかなかったっていう話題が出たんです。あらかじめ同じ地域班メンバーの電話番号リストができているのですが、なかには家電を載せている人もいて、不在のため連絡が取れなかったんだとか。いろいろと細かなトラブルが起きがちなんですよ」

 そんな文江さんだが、「小学校にまつわる保護者の無償活動の全てが嫌なわけではない」と語る。

「旗振り当番や校庭開放当番をすると、普段は関わることがないほかの学年の子どもたちとも触れ合え、また学校生活の雰囲気を感じられるので、楽しい部分もあります。ただ、日程など、こちらの融通が利かないことも多いし、順番によっては、ほとんど面識のない人に突然、連絡しなければならないんです。LINEやSNSの機能などを使って、もっと自由に日付や代わりにできる人を探せるようになればいいのにって、ママ友とよく話しています。学校の業務に関するシステムって遅れてるんですよね」

 学校生活における保護者の負担は減らないどころか、少子化のため負担が増えているようにも見える。ママ友同士が、LINEやSNSなどで交流を深めるる一方、主な保護者の活動は、いまだ電話や書類でやりとりを行うケースも多い。保護者たちの活動がもう少しスムーズになると、ママたちの負担も減るのではないかと思う。

ママ友LINEで「収入」「祖父母サポート」の格差に愕然! 「小1の壁」に直面した母の嘆き

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 ワーママが頭を悩ませる問題「小1の壁」をご存じだろうか。保育園では、遅い時間までの預かりが可能だったが、小学校に入学すると、下校時間が午後3時前と早くなる。そのため、保護者……特に母親は、働き方を変えなければいけないという問題=「小1の壁」にぶち当たるのだ。それ以外にも、平日に行われる保護者会や、PTAの役員活動など、子どもが小学生になると、保護者の負担が増える傾向にあり、これらも「小1の壁」と呼ばれているという。今回は、そんな「小1の壁」に悩むママたちの声を紹介する。

来年の学童に入られなかったら……。時短勤務できないママの悩み

 佳代子さん(仮名)は、都内にある文具メーカーで事務をしており、現在、6歳男児と2歳の女児を都内にある保育園に通わせている。来年、息子が小学校に入学したら、放課後は学童クラブに預け、佳代子さんは「これまで通りに働くつもり」だという。

「小学校に併設されている公営の学童クラブを希望しています。うちの地域では、希望する学童がいくつかあっても、1カ所にしか願書が出せないんです。夫も私も実家は地方、親も高齢とあって頼ることができない。無認可や小規模保育所など、選択肢が多かった保活よりも、学童は全体数が少ないので、無事入れるか不安です」

 学童クラブ、放課後クラブと呼ばれる、小学生の子どもを預かってくれる施設は、保育園よりもまだまだ数が少ない。また、民間運営の学童もあるが、指導員の人数や、施設の大きさ、費用などに幅があるという。

「今年はコロナ禍の影響で、学童の説明会や見学会などが行われるかどうかわからないんです。学童の願書の配布は11月からですが、すでに来年小学校入学予定の子どもを持つママ友たちと、LINEのグループチャットで情報交換をしています。『あそこの学童は、今ちょうど定員に空きがあるから入りやすいかも』とか、『〇〇地域に新しい学童ができるって』というようなやりとりしていますね」

 佳代子さんいわく、学童選びには、「遅くまで預かってくれるか」が重要な基準になるという。

「現在、保育園で午後7時までみてもらっているので、学童でも同じ時間まで預かってほしいですね。コロナ禍の影響で夫の収入がダウンしているのもあって、私が時短勤務に切り替えたり、勤務時間の短い仕事に転職するわけにはいかないんですよ」

 もし無事に希望通りの学童に入れても、保育園に通う下の子がいる場合は、負担が大きくなるので、やはり「憂鬱だ」という。

「来年から、上の子の学童と下の子の保育園、迎えの場所が2カ所になるんです。仕事が終わって、急いで帰ってきて、学童から保育園をはしごしなければいけません。雨が降ったりしたら移動が大変ですよ」

 そんな悩み多き佳代子さんは、「ママ友LINEで小学校入学後の話になると、近所に住む両親に子どもの迎えを頼めるママや、金銭的余裕のある家庭のママとの間に、格差を感じてしまう」と漏らす。

「ママ友から『もし入れなかったら、ばあばの家でみててもらう』というような返信がくると、ため息が出ます。あと、あるママ友に『習い事をさせるか、民間運営の学童に入れるつもり』と言われたときも、へこみましたね。うちだって余裕があれば、民間学童や、小学校まで迎えに来てくれる学習塾に入れたいですよ。保活よりも学童は受け皿が少ないですよね」

 千明さん(仮名)は、美容師として働きながら、今年、小学校に入学した女児を育てている。

「保育園とは違い、小学校はこんなにも負担が多いとは思いませんでした。保育園では、迎えに行った時に、保育で必要なものや行事予定などを保育士さんから口頭で連絡してもらえました。でも、小学校に入ると、配布物にびっしり持ち物が記されていて、ちゃんと目を通さないと、抜けが生じてしまいます。よくママ友とグループチャットで『工作で使う牛乳パックって明日でいいんだよね?』などと確認したりしていますよ」

 また、教育現場がまだまだアナログなのも、親の負担をさらに大きくしているという。

「宿題があれば、私が丸つけをして、毎朝、検温カードにも手書きで体温を記入しています。小1の子を持つ親って、とにかくやることが多くて、子どもが家に帰ってからの時間があっという間なんです」

 千明さんの夫は、美容関係の企業に勤めており、時短勤務で働いている千明さんが、お迎えから家事、育児を担っているそうだ。

「今は美容院もコロナ禍の影響で空いているため、時短勤務しています。入学前は、ママ友とのグループチャットでPTAについて盛り上がっていましたね。『PTAの役員をどのタイミングでやるか』とか、『PTAの広報誌を作る担当は意外と楽だと聞いた』とか、『学年ごとの連絡係を担当する学級委員は大変』とか……。でも、休校措置が長かったのもあり、今年はPTA活動も縮小されることになりました。また、今年は、学校の夏祭りや運動会なども中止だそうです。ホッとする半面、『小1の壁』が先延ばしにされただけで、負担は変わらないんですよね」

 今年は休校期間の振り替えとして、土曜授業が増加しているほか、夏休みの短縮が予定されている。

「小学校の授業があるため、土曜も早く起きなければならず、それがつらいですね。同じ接客業のママ友と『明日も早いから、頑張ろうね』と、金曜の晩に送ったりもします。これで夏休みも短縮となると、本当にゆっくりできる時間が全然ないなぁと、ちょっと憂鬱になりますね」

 千明さんは、毎日慌ただしく過ぎていく中で、ママ友とのグループチャットが息抜きになっているという。

「夕飯を作る暇が全然なく、レトルトやできあいの総菜を買って帰ることも。今は、ママ友に直接会って話すのも難しいため、仲が良いママだけの少人数のグループチャットに、『朝、皿を洗ったと思ったら、また夜も洗い物でいっぱいだよ』というような、何気ないメッセージを送っています。『うちもだよ』という同意をもらえるだけで、ホッとできるんですよね」

 今は、夫婦共働きが普通の時代。しかし、子どもが小学生になると、預け先を探すのも一苦労、日々の学習のサポートやPTA活動などの負担も大きく、手一杯になる人も多いのではないだろうか。今後、夫婦共働きの家庭はますます増えていくとみられるだけに、夫婦での家事・育児分担を進めるとともに、学童や学校側の環境を変えることも必要なのかもしれない。

ママ友LINEで「収入」「祖父母サポート」の格差に愕然! 「小1の壁」に直面した母の嘆き

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 ワーママが頭を悩ませる問題「小1の壁」をご存じだろうか。保育園では、遅い時間までの預かりが可能だったが、小学校に入学すると、下校時間が午後3時前と早くなる。そのため、保護者……特に母親は、働き方を変えなければいけないという問題=「小1の壁」にぶち当たるのだ。それ以外にも、平日に行われる保護者会や、PTAの役員活動など、子どもが小学生になると、保護者の負担が増える傾向にあり、これらも「小1の壁」と呼ばれているという。今回は、そんな「小1の壁」に悩むママたちの声を紹介する。

来年の学童に入られなかったら……。時短勤務できないママの悩み

 佳代子さん(仮名)は、都内にある文具メーカーで事務をしており、現在、6歳男児と2歳の女児を都内にある保育園に通わせている。来年、息子が小学校に入学したら、放課後は学童クラブに預け、佳代子さんは「これまで通りに働くつもり」だという。

「小学校に併設されている公営の学童クラブを希望しています。うちの地域では、希望する学童がいくつかあっても、1カ所にしか願書が出せないんです。夫も私も実家は地方、親も高齢とあって頼ることができない。無認可や小規模保育所など、選択肢が多かった保活よりも、学童は全体数が少ないので、無事入れるか不安です」

 学童クラブ、放課後クラブと呼ばれる、小学生の子どもを預かってくれる施設は、保育園よりもまだまだ数が少ない。また、民間運営の学童もあるが、指導員の人数や、施設の大きさ、費用などに幅があるという。

「今年はコロナ禍の影響で、学童の説明会や見学会などが行われるかどうかわからないんです。学童の願書の配布は11月からですが、すでに来年小学校入学予定の子どもを持つママ友たちと、LINEのグループチャットで情報交換をしています。『あそこの学童は、今ちょうど定員に空きがあるから入りやすいかも』とか、『〇〇地域に新しい学童ができるって』というようなやりとりしていますね」

 佳代子さんいわく、学童選びには、「遅くまで預かってくれるか」が重要な基準になるという。

「現在、保育園で午後7時までみてもらっているので、学童でも同じ時間まで預かってほしいですね。コロナ禍の影響で夫の収入がダウンしているのもあって、私が時短勤務に切り替えたり、勤務時間の短い仕事に転職するわけにはいかないんですよ」

 もし無事に希望通りの学童に入れても、保育園に通う下の子がいる場合は、負担が大きくなるので、やはり「憂鬱だ」という。

「来年から、上の子の学童と下の子の保育園、迎えの場所が2カ所になるんです。仕事が終わって、急いで帰ってきて、学童から保育園をはしごしなければいけません。雨が降ったりしたら移動が大変ですよ」

 そんな悩み多き佳代子さんは、「ママ友LINEで小学校入学後の話になると、近所に住む両親に子どもの迎えを頼めるママや、金銭的余裕のある家庭のママとの間に、格差を感じてしまう」と漏らす。

「ママ友から『もし入れなかったら、ばあばの家でみててもらう』というような返信がくると、ため息が出ます。あと、あるママ友に『習い事をさせるか、民間運営の学童に入れるつもり』と言われたときも、へこみましたね。うちだって余裕があれば、民間学童や、小学校まで迎えに来てくれる学習塾に入れたいですよ。保活よりも学童は受け皿が少ないですよね」

 千明さん(仮名)は、美容師として働きながら、今年、小学校に入学した女児を育てている。

「保育園とは違い、小学校はこんなにも負担が多いとは思いませんでした。保育園では、迎えに行った時に、保育で必要なものや行事予定などを保育士さんから口頭で連絡してもらえました。でも、小学校に入ると、配布物にびっしり持ち物が記されていて、ちゃんと目を通さないと、抜けが生じてしまいます。よくママ友とグループチャットで『工作で使う牛乳パックって明日でいいんだよね?』などと確認したりしていますよ」

 また、教育現場がまだまだアナログなのも、親の負担をさらに大きくしているという。

「宿題があれば、私が丸つけをして、毎朝、検温カードにも手書きで体温を記入しています。小1の子を持つ親って、とにかくやることが多くて、子どもが家に帰ってからの時間があっという間なんです」

 千明さんの夫は、美容関係の企業に勤めており、時短勤務で働いている千明さんが、お迎えから家事、育児を担っているそうだ。

「今は美容院もコロナ禍の影響で空いているため、時短勤務しています。入学前は、ママ友とのグループチャットでPTAについて盛り上がっていましたね。『PTAの役員をどのタイミングでやるか』とか、『PTAの広報誌を作る担当は意外と楽だと聞いた』とか、『学年ごとの連絡係を担当する学級委員は大変』とか……。でも、休校措置が長かったのもあり、今年はPTA活動も縮小されることになりました。また、今年は、学校の夏祭りや運動会なども中止だそうです。ホッとする半面、『小1の壁』が先延ばしにされただけで、負担は変わらないんですよね」

 今年は休校期間の振り替えとして、土曜授業が増加しているほか、夏休みの短縮が予定されている。

「小学校の授業があるため、土曜も早く起きなければならず、それがつらいですね。同じ接客業のママ友と『明日も早いから、頑張ろうね』と、金曜の晩に送ったりもします。これで夏休みも短縮となると、本当にゆっくりできる時間が全然ないなぁと、ちょっと憂鬱になりますね」

 千明さんは、毎日慌ただしく過ぎていく中で、ママ友とのグループチャットが息抜きになっているという。

「夕飯を作る暇が全然なく、レトルトやできあいの総菜を買って帰ることも。今は、ママ友に直接会って話すのも難しいため、仲が良いママだけの少人数のグループチャットに、『朝、皿を洗ったと思ったら、また夜も洗い物でいっぱいだよ』というような、何気ないメッセージを送っています。『うちもだよ』という同意をもらえるだけで、ホッとできるんですよね」

 今は、夫婦共働きが普通の時代。しかし、子どもが小学生になると、預け先を探すのも一苦労、日々の学習のサポートやPTA活動などの負担も大きく、手一杯になる人も多いのではないだろうか。今後、夫婦共働きの家庭はますます増えていくとみられるだけに、夫婦での家事・育児分担を進めるとともに、学童や学校側の環境を変えることも必要なのかもしれない。