「クリーマ」「ミンネ」でハンドメイドを販売するママ友、手作りプレゼントの「使っているかチェック」に困惑

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 いつの時代も、子どものために手作りで服や小物を作るママは少なくない。旧来では、趣味の範疇だったハンドメイド雑貨も、現代ではフリマアプリを始め、「Creema(クリーマ)」や「Minne(ミンネ)」などのハンドメイド商品専用アプリを通して、見知らぬ相手にも販売することができるようになった。

 しかし、ママたちのハンドメイドをめぐっては、トラブルの火種がくすぶっている様子。今回は、裁縫が好きなにママ友からの手作りプレゼントに悩む女性のエピソードを紹介する。

裁縫が得意な専業主婦のママ友から手作りマスク、「いらない」と言えずに……

 中国地方で5歳の娘を育てている介護士の香織さん(仮名・38歳)は、「近所で子育てをしているママ友からのプレゼントに困っている」と言う。

「うちの地域は、市街地に近く、リノベーションされた中古マンションが多いこともあって、30~40代のファミリー層がたくさん住んでいます。私も妊娠をきっかけにこの地域に引っ越してきたのですが、近所にママ友がいなくて、最初は心細かったんです……」

 香織さんは、ママ友をつくるために、地元の児童館に通い始めた。そこで知り合った数人のママたちとは、LINEのIDを交換し、メッセージを送り合う仲になったという。

「児童館では、子ども食堂やクリスマス会などが開かれていて、そこで、順子さん(仮名)というママ友ができました。順子さんの娘は、1つ下の私の娘の面倒をよくみてくれ、あっという間に仲良くなったので、母親の私たちもLINEのIDを交換。その後、一緒に公園やファミレスに行く機会が増えたんです」

 順子さんとは、プライベートについても話す仲になったというが、香織さんが地元の専門学校に通い、介護士の仕事を続けていることに対し、「働きゃなきゃいけないなんて大変だよね」と言われたことが、気になっていたそうだ。

「うちの地域は、専業主婦と、スーパーのレジ打ちなどパートタイムで働いているワーママが半々くらい。キャリアウーマン的なワーママが少数なのもあり、専業主婦の方が育児に対して優位な風潮があるんです。順子さんは専業主婦なので、子どもの持ち物を、すべて既製品を使っているようなワーママに対して、ちょっと上から目線なところがあるんです。彼女は日中、得意の裁縫をしているようで、よく自分で作ったものの写真を、LINEで送ってきては自慢していました。例えば、手作りバッグや半袖ワンピースを、自分の娘に持たせたり、着せたりしている写真で、私は『どうやって作ったの? 素敵だね』って返信していたんです」

 そんなある日、順子さんから手作りのマスクを数枚渡されたという。

「順子さんは、幼稚園の卒園記念として手作りマスクを作ったそうです。それが好評だったから、私の娘にも作ったと……。不織布マスクが推奨されている中、ガーゼマスクを使うのには抵抗があります。でも、『いらない』と言えずに、『ありがとう』と言って受け取りましたが」

 これに気をよくした順子さんは、クリーマやミンネなどのハンドメイド商品専用アプリでも、自分の作品を販売しだしたという。

「少人数のママ友のグループチャットに、順子さんが自分の商品のURLを送ってきました。今、ハンドメイドのマスクは、相当凝ったものではないと売れないようで、順子さんの商品も、まだ買い手はついていませんでしたね。ただ、彼女自身、腕に自信があるようなので、アドバイスもしづらくて……。ほかのママ友のみんなも『すごいね』『売れるといいね』と一言だけ返信していました」

 ハンドメイド販売の売り上げは「ほぼゼロなのでは」というが、ユーザーからの「いいね!」にさらに自信をつけたらしい順子さんは、その後も香織さんにプレゼントを渡し続けたという。

「どうやら、私が誕生日だったことを娘から聞いたみたいで、小さな紙袋を渡されました。袋自体は、見たことがあるアクセサリーショップのものなのに、中を開けてみたら手作りのシュシュで拍子抜けしましたね。しかもシュシュのゴムが大きめで、実際には髪を留めることもできないし、生地もペラペラした生地で、正直好みではなかったんです」

 香織さんは、これ以上、手作りのものを渡されるのは困るので、さりげなく「シュシュのゴムが大きかった」と伝えたそうだが……。

「順子さんは、SNSで『喜んでもらえてよかった』『メモ:ゴムは短めにする』とつぶやいていたので、『また作るつもりなのか……』と困惑しました。しかも、ほかのママ友にこの一件をLINEで伝えたところ、順子さんは使わなくなったシーツやまくらカバーから小物をリメイクしていると教えてくれたんです。そんなことを聞いたら、もらったシュシュも使う気にはなれませんよ」

 それでも、相手が手間暇をかけて作ったプレゼントほど、「はっきりと断りづらい」と、香織さんは言う。

「インスタグラムや、ハンドメイドの販売アプリなどでは、たくさんの『いいね!』がつくので、『みんな、私の作品を欲しがっている』って思ってしまうのでしょうね……。私も、ママ友がアップした子どもの写真に『いいね!』を押すような軽い感覚で、手作りアイテムの画像にも『いいね!』していましたが、これからは本当によいと感じた時しか、押さないようにしようと思いました」

 ママ友から手作り品をもらうと、後日、「本当に使っているか」とチェックが入るのも「厄介」だという香織さん。これがきっかけで、ママ友との関係性がややこしくなってしまうこともあるようだ。

「自分で作った品だけに、やっぱり強い思い入れがあるのか、『ちゃんと使ってくれているか』が気になるのでしょうね。でも、『マスクをしているところを見ないね』などと言われると、まるで着用を強制されているみたいで嫌な気分になります。とはいえ、ママ友関係にヒビが入るのもなぁとも思いますし、難しい問題です」

 裁縫という分野で腕前を披露し、評価を得たいと思うママはたくさんいるだろう。しかし、本当に周りから必要とされるまでは、家庭内だけで楽しむくらいにとどめておいた方が、無難なのかもしれない。

コストコ会員ママの買い物に無銭同行!? ガソリン代を払わないママ友のあきれた言い分

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 コストコや業務スーパーなどのまとめ売りに特化した大規模小売店は、主婦たちにとって強い味方だろう。店舗があるのは郊外の場合が多く、車を持つママに同行させてもらい、買ったものをシェアすることが日常茶飯事になっているようだ。しかし、相手の親切心に甘えてばかりだ、トラブルに発展しかねない。

 今回は、ママ友とコストコに行き、モヤモヤしたというママのエピソードを紹介する。

あまり面識のないママの車で、一緒にコストコへ買い物に

 コストコは、全世界に800店舗以上を展開し、日本には30店舗を構えるアメリカ生まれの会員制倉庫型店。食品はもちろん、日用品や衣類、家電まで、大量に仕入れたさまざまな商品を箱積みのまま陳列することで無駄なコストを削減し、その分低価格で販売している。

 テレビや雑誌で取り上げられることも多く、関東近県で8歳の娘を育てている果歩さん(仮名・40歳)は、「コストコの特集を見ると、つい行きたくなる」と語る。

「周囲のママ友の間でもコストコは人気。施設内にはフードコートもあり、安く食事ができるので、レジャー感覚で遊びに行っているようです」

 そんな果歩さんは、子ども同士が小学校に通っているママ友の幸子さん(仮名・41歳)から、「仲が良いママ友からコストコに誘われたので、一緒に行かないか?」と声を掛けられたという。

「幸子さんからLINEのメッセージで、『Aちゃんママの幹恵さん(仮名・39歳)って知ってる?』と連絡があったんです。どうやら子ども同士が同じダンス教室に通っていたため仲良くなったとか。幹恵さんはコストコ会員で、『車も持っているから今度一緒に行かないか?』と誘ってくれたそうなんです」

 幹恵さんとはあまり面識がなかったので悩みつつ、仲が良い幸子さんも一緒だったので、同行することにしたそうだ。

「ロティサリーチキン」や「オキシクリーン」に感動も、ママ友の“シェア提案”が「面倒」

 果歩さんは、コストコでの買い物は「普段のスーパーとは違い楽しかった」と振り返る。

「大量の食品や日用品が揃っていて、どれを買おうか迷ってしまいました。ずっと食べてみたかった人気商品の『ロティサリーチキン』や、洗剤の『オキシクリーン』まで買えて満足でした」

 一方で、買い物時、なんでも「シェアしない?」と聞いてくる幸子さんが「面倒くさかった」とも語る。

「コストコの商品は量が多いため、クロワッサンやヨーグルトの『オイコス』などをみんなで分けようって提案されました。正直、自分が食べたいものを買いたかったのですが、幸子さんから誘われて同行した手前断れず、仕方なくシェアすることに……」

 なお、コストコは会員制で、個人の場合は年会費4,840円の「ゴールドスター」と、9,900円で還元率2%の「エグゼクティブ・ゴールドスター」の2種類を選べるが、果穂さんは「会費を払ってまで買い物に行くのは、我が家にはハードルが高い。図々しいですが、誘われたらまた行きたい」という。

「幹恵さんにどうして会員になっているのか聞いたら、『バーベキューやキャンプが趣味で、大人数でシェアできるようなピザやティラミスを買いたいから』って言うんです。うちは車も持っていないし、ちょっと羨ましく感じましたね」

 果穂さんによると、この日の買い物では、幹恵さんからガソリン代などを請求されなかったそうだ。

「家の前まで送ってもらったんですが、たくさんの荷物を車から降ろすのに夢中で、私もすっかり謝礼を払い忘れていました。後日、幸子さんにLINEでそのことを話したら、『幹恵さんが大丈夫って言っていたから払わなくていいよ』という返信が来て驚きました」

 金銭に関わることはトラブルに発展しやすい。回避するためには、最初に条件や必要経費などを明確にしておくべきだろう。

「ほかのママ友にLINEで意見を聞いたら、『相手はコストコの会費も払っているのだから、ガソリン代として謝礼を払うべきだよ』と返信が来たので、慌てて幸子さんにもう一度、相談したんです。すると『向こうがいらないっていうから、払ったら恥をかかせることになるよ』と返事が。周りのママ友いわく、幸子さんは車を持っていないので、相乗りでコストコやIKEAに乗せて行ってくれそうなママ友に『連れて行って欲しい』とよくお願いしていたそうです。ママ友の優しさに甘えてしまう幸子さんみたいな人もいるんだなと、あきれてしまいました」

 果歩さんは、直接幹恵さんにLINEで連絡したという。

「この前はどうもありがとうございましたというお礼の言葉と一緒に、ガソリン代を払いたいと伝えました。そうしたら、やはり『自分が行きたかったからガソリン代は大丈夫』と返信が来たので、後日、代わりにお菓子でも渡そうと思っています」

 果歩さんによると、大型スーパーではママ友との遭遇率も高いという。

「子どもの帰りが遅い日だったり、晴れた日を狙って行くのですが、同じことをみんな考えているのか顔見知りのママ友と会うこともよくある。ユニクロやアカチャンホンポが入っている大型ショッピングモールでは、平日でも知り合いの姿をよく見かけます。この前、あるママ友がパパとIKEAに買い物に来ていました。『休みを取ってもらって車で来た』と言っていて、車があると日用品もストック買いできるからいいなと思いました」

 果歩さんの夫は夜勤もある警備員のため、平日はほぼワンオペ育児だそう。

「私は週3回ほど近所の弁当屋で働いています。子どもができてからは、家族連れが行くようなお店に行くと、車を持っていたり、パパと一緒に買い物できるママがうらやましく感じるようになりましたね……」

 大型スーパーなどは家族連れが集まりやすいため、それが可視化されるようになったのかもしれない。

「ママ友とのコストコでの買い物は、普段の買い物と違って新鮮で楽しかった。ただ、一人に負担をかけることはモヤっとするので、今度誘われることがあれば、あらかじめ謝礼をどうするか相談して決めておこうと思います」

 子どもを介して知り合うママ友同士は、それぞれの家庭の経済状況や価値観も違う。人付き合いをうまくいかせるには、相手に対する気使いと、自分を押し付けないことが重要なのかもしれない。

錦鯉のネタをまねした子どもがトラブルに!? 学校から「漫才ごっこはさせないで」――テレビやYouTubeの影響に悩むママ

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 子どもは成長と共にさまざまな言葉の意味を覚え、知識を得ていく。テレビやYouTubeで見たタレントや芸人の言葉に影響を受け、下品で乱暴な言葉使いをまねし、自然と周りの子どもたちに伝染していくこともあるだろう。

 今回は、子どもの言動についてどうしつけをするべきか悩む女性のエピソードを紹介する。

ゲーム実況好きの兄の影響で、妹が「くそ」「死ね」と暴言を

 都内で10歳の息子と7歳の娘を育てている英恵さん(仮名・42歳)は、「上の子がYouTubeでゲーム実況の動画を見るので、下の子も一緒になってYouTuberの口まねをするんです」と語る。

 ゲーム実況といえば、つい最近、有名なゲーム実況者の加藤純一が自身の結婚式をYouTubeで生配信し、「スーパーチャット(スパチャ)」と呼ばれる投げ銭システムで2億円もの“ご祝儀”が集まったことが話題となった。

「息子はゲーム実況動画が好きで、自分もゲームをしながらスマホで動画撮影をしたりしています。その様子を見ている娘は、息子やYouTuberの言葉遣いをまねして、『なんだよ』とか『はあ?』などと口が悪くなってきたので注意しました。しまいには『くそ』『死ね』という暴言まで使うようになったので、一時的にYouTubeを見ることを禁止したこともあります」

 スマートフォンの普及により、YouTubeの視聴者層が低年齢化している今、ブラウザの設定などで過激な動画やアダルト系のコンテンツを表示しないよう視聴を制限することもできるが、英恵さんによると、ゲーム実況動画などはこれには当てはまらないようだ。

「年齢制限を設定したところ、子どもが見ていた動画にはほとんど影響がなかったんですよね……。また、子どもたちの間で人気のゲーム『マインクラフト』の実況動画を中心にアップしている、『まいぜんシスターズ』というキャラクターYouTuberユニットがいるんですが、カメのマイッキーは噓つきなキャラで、些細な嘘をつく。子どもにとってはそれが面白いみたいでよくまねをします。子どもに“嘘をついてもいい”というふうに思ってほしくないし、本当は動画を見せたくないんですが、『見てはいけない』と子どもに言っても『どうして?』と反論されてしまい、うまく説明できませんでした」

 そんな英恵さんは、YouTubeを見た子どもにある言葉の意味を聞かれて返事に困ったことがあるという。

「『全力回避フラグちゃん!』というYouTubeアニメがあり、登場人物のセリフに“童貞”という言葉が出てきました。絵の可愛さにつられて娘も見ているんですが、この前は息子から『童貞ってどういう意味?』って聞かれて、返答できず困りましたね。いくら『そんなアニメ見てはダメ』と言ってもスマホやパソコンには再生履歴が残るし、履歴を消したところで検索してしまえば簡単に見ることができるので、なかなか難しいところです」
 
 英恵さんは、子どもにYouTubeを見せないためには、「パソコンやスマホを触らせないようにするしかない」と主張する。

「コロナ禍により自宅で過ごす時間が長くなったため、どこの家庭でも子どものYouTube視聴が習慣化しているようで、ママ友とはLINEのメッセージで『子どものYouTube視聴時間、どれくらいまでなら許してる?』と相談し合っています。仲が良いママ友の家では、テレビと同じように視聴時間を決めているそうですが、テレビのようにタイムテーブルが決まっているわけでもないし、次から次へと動画を見ることができる。視聴をやめるタイミングがはっきりしておらず、『YouTubeを閉じようとすると子どもがぐずる』とみんな悩んでいるようでした」

 もちろん、子どもたちがテレビを全く見なくなったわけではないという。

「周りのママ友は、20~40代と年齢に幅があるので、みんなが共通で見ている番組は、子ども向けのスーパー戦隊シリーズやアニメくらい。ただ、クイズ番組に出ている東京大学出身の伊沢拓司さんや松丸亮吾さんはママの間で人気です。2人は子どもの学習教材でも、よく出てきますよ。でも、子どもたちはリアル鬼ごっこ番組の『逃走中』(フジテレビ系)が好きで、放送中は『ほかの番組を見せてもらえない』とママ友から嘆きのLINEが届いたこともありました」

 ママたちの間では、タメ口で話す若い女性タレントも不評だというが、それよりも芸人同士の振る舞いが気になるそうだ。

「タメ口を使うタレントの代表格ともいえるYouTuber・フワちゃんは、子どもに見せないようにしている親は多い。また、最近はテレビで芸人の漫才を見て、ツッコミがボケを勢いよく叩く様子を子どもたちがよくまねしているので、注意しています。例えば錦鯉のネタで、ボケの長谷川(雅紀)さんが『こんにちはー』と勢いよくあいさつをし、渡辺(隆)さんが『こんばんはだろ』とツッコミを入れながら長谷川さんの頭を叩く流れがあり、子どもたちの間ではやっているんですが、頭を叩く力が強いんです。子どもたちはじゃれあっているつもりのようですが、小学校で男の子同士がトラブルに発展してしまったみたいで、『相手を叩く力が強いので、漫才ごっこはさせないでくれ』と先生から保護者に注意喚起がありました」

 子どもが保育園の頃は、ごっこ遊びなどで男の子たちが戦隊キャラクターをまねて叩き合ったりしても、保育士さんが間に入って止めてくれる。だが小学生になると、行動範囲が広がるため、先生の目も行き届きにくくなるため、学校側も注意しづらいようだ。

 一方で、子どもに見せやすい芸人もいるようだ。

「例えば、あばれる君は、『ポケットモンスター』の情報バラエティ番組『ポケモンの家あつまる?』(テレビ東京系)に出ているので子どもに人気があり、私のような親の視聴者も不快にさせないので子どもにも見せやすいですね」

 しかし、芸人が多数出演する番組では、誰かがいじられキャラに回ることがあり、時たまいじめのように見えてしまうケースも。お笑い番組を見せることに抵抗感を抱いているという英恵さんは、「テレビの影響で、子どもたちが複数人で1人を冷やかすこともあるようなので、保護者としてはヒヤっとしてしまいます」と語る。

 そんな英恵さんは、できる限り暴力的な言葉のYouTubeは見せないように気を付けているそうだ。

「テレビ番組や芸能人と違って、YouTuberはまだまだ世間の評価がわかりづらいため、ママ友と、子どもが見ているYouTube動画についてLINEで情報交換をしています。フィッシャーズほど有名なユーチューバーなら、どういう内容の動画を投稿しているかわかりますし、私も『子どもがまねをしたがる大金を使って買ったおもちゃの開封動画はなるべく見せないようにしている』などと報告しました」

 子どもたちにとって、テレビよりも身近になりつつあるYouTube。動画の再生履歴をもとに、おすすめの動画が自動的に表示されるため、予期せぬ形で悪質な動画にたどり着いてしまうこともあるだろう。視聴時間もさることながら、保護者は子どもが見る動画の内容にも目を光らせているようだ。

おしゃれママから伊勢丹のチョコ! お返しは「ゴディバ」や「モロゾフ」じゃ失礼? ホワイトデーに悩むママの本音

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 もうすぐやってくるホワイトデー。幼稚園や小学校の頃、気になっていた男の子にバレンタインのチョコレートを渡し、お返しをもらったという淡い思い出がある人も多いだろう。バレンタインについて、子ども向けポータルサイト「キッズ@nifty」が昨年12月から今年1月にかけて行ったアンケート調査では、小学生の72%がチョコレートを「あげる予定」と答えている。果たして、令和のバレンタインやホワイトデー事情はどうなっているのだろうか。

 今回は、子どもがもらったチョコのお返しに悩むママのエピソードを紹介する。

娘の友チョコづくりに悲鳴。10人分のチョコを手作り

 関東近県に住む聡美さん(仮名・41歳)は、10歳の娘と8歳の息子を育てている。「男女の兄弟がいると、バレンタインをあげるほうともらうほうで大変」なようだ。

「長女は、お友達同士で贈り合う“友チョコ”の数が10人分と量が多かったんです。しかも、『手作りがいい』と言うので一緒に100円ショップ・セリアでラッピング用品を見たり、イオンモールのお菓子作りコーナーに行きました。“ホワイトデーにお返しがもえる”というよりも、プレゼントし合うことが楽しいみたいです」

 現代のバレンタインは、“好きな男の子にチョコを渡す”というよりも、男女を問わず渡すことが主流になっているようだ。

「小学校は、お菓子やゲーム機など、授業に関係のないものの持ち込みが禁止なので、バレンタインの前にも注意を促すプリントが配られました。でも、高学年になると知恵もついてくるので、こっそりと持ち込んで放課後、学校外で渡す子もいるみたいです。うちは、ママ同士仲が良いお友達に渡す場合は、事前にLINEのメッセージで『チョコを持たせたのでよろしく』という連絡を入れておきました」

 一方で、登校班などで一緒に通学をしている相手の場合、家の場所を知っているため、直接、家までチョコを渡しに来ることケースもあるのだとか。

「バレンタイン当日、突然、息子の同級生のMちゃんが家まで遊びに来たんです。息子に遊ぶ約束をしたのかと聞くと、『していない』と言うので、Mちゃんにどうしたのか聞いてみました。すると、息子のランドセルか学校のロッカーに『チョコを渡すね』という手紙を入れていたというんです。Mちゃんのように、直接男の子の家まで渡しに行ったり、公園で遊んでいるところにチョコを持っていく子もいるようでした」

 聡美さんいわく、「自分の子どもが誰の家に出かけたのか、知らない親もいる」という。

「放課後は塾や習い事に通っている子、学童に行っている子、家や公園で遊んでいる子とバラバラで、ママ同士の交流もあまりないんですよね。パートタイムで働いているママさんも多いので、子どもが学童に入っていなければ、家や公園で子ども同士で過ごすことになりますが、子どもの行動を把握していないママさんもいるみたいです……」

 聡美さんは、チョコをもらう相手によっては、バレンタイン文化を面倒に感じるという。

「親しいママ友の場合は、『子どもにチョコを渡しに行かせてもいい? 』と事前にLINEで聞いてくれるケースが多いんです。私も子どもと一緒にお返しを選んだりして、ある意味、ママ同士の友チョコ交換みたいな面もある。でも、Mちゃんのように、突然家まで渡しに来て親がそのことを把握していないケースもあるので、トラブルになることもあるし、正直面倒というのが本音ですね」

 また、息子にチョコをくれたMちゃんのママの態度にも驚いたそうだ。

「実は、Mちゃんのママとはあまり親しくなかったんです。バレンタインの後に保護者会があったので、『チョコありがとうございました』と話しかけてみたら、『何のことですか?』と言われました。Mちゃんがバレンタインのチョコを買うことまでは知っていたようなのですが、誰にあげたかまでは知らなかったみたいです。親しいママ友に聞いてみたら、Mちゃんは、ほかの男の子や女の子にもチョコを配っていたらしく、みんな突然の訪問に驚いたと言っていました」

 バレンタインは、「ホワイトデーにお返しをする」という文化があるため、やりとりは一方通行では終わらない。親同士も交流があり、チョコを渡し合うあう関係ならば問題はないが、子どもが低学年かつ親が誰にチョコを渡したのか知らない場合、もらった側はホワイトデーの対応が難しいだろう。

「もしも学校でチョコを渡されて先生にバレていれば、うちの子も注意されていたかもしれません。ルール違反がバレて、学校側からバレンタイン自体が禁止されてもかわいそうなので、Mちゃんのママにも注意してもらえるよう言うべきか迷いますね……」

 そんな聡美さんは、女の子の気持ちは大切にしたいと思いつつも、ホワイトデーのお返しに頭を悩ませている。

「ママ友が言うには、Mちゃんは『バレンタインのお返しがもらえる』って言っていたらしいんです。男の子と違って、女の子はしっかりしているというか……(苦笑)。息子がMちゃんからもらったチョコは、コンビニで手軽に買えるような手軽なものだったので、同じようなお菓子を返せばいいと思うのですが、ほかにももらっている子がいると思うと、うちだけ安い物をお返しするわけには……と気になってしまいます」

 また、バレンタインは子ども同士だけでなく、親同士の人間関係にも影響を及ぼすようだ。

「知り合いのママ友は、映画の宣伝の仕事をしているそうで、すごくおしゃれ。バレンタインの時期になにげなくもらったチョコのお菓子も、伊勢丹で買ったという高級なものでした。『可愛くて買っただけから、お礼とか気にしないで』と言われたのですが、すごくきれいな缶に入ったチョコで、お礼をしないわけにはいかず……。自宅から新宿までは快速電車で30分ほどですが、コロナ禍になってから、都心まではなるべく出かけない生活をしているので、どこでどんなお返しの品を買うかにも悩んでいます。近所のイオンで買える高いお菓子といえば、『ゴディバ』や『モロゾフ』くらい。“きっともらったことがあるだろうし、失礼かな”って気後れしてしまうんですよね」 

 バレンタインという行事が一般化した一方、子ども同士でのルールが明文化されていないため、ママたちはその対応に悩むのだろう。ネット上では、コロナ禍によっておうち時間が増えたことにより、「久しぶりに母と娘でチョコづくりをして楽しかった」という声も見られるが、あげる側ともらう側、それぞれに配慮が必要なのかもしれない。

試しに受けた塾のテストで「50点」! クラスの半数が中学受験で“学力差”に焦るママの嘆き

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 進級や入学を目前に控える2~3月は、小学生向けの塾の入塾テストが活況を迎える。「森上教育研究所」の発表によると、首都圏では、2人に1人が中学受験をするようだ。コロナ禍において、学級閉鎖によるリモート授業の影響もあり、より優れた学習環境で学習できる私立学校の人気が高まっているのかもしれない。

 例年、私立中学の入試は2月1日にピークを迎える。入試の模様を伝えるニュースを目にしたママたちが、子どもの学力を測ろうと塾の学力テストを受けさせるケースも多いようだ。今回は、子どもの塾通いについて悩むママのエピソードを紹介する。

クラスの半数が中学受験! 通信教育を受ける子多数も「うちの子は大丈夫」

 都内に住むあかねさん(40歳・仮名)は、小学2年生の男児と6歳の女児を育てている。

「息子は、自主性を育む“モンテッソーリ教育”を取り入れた幼稚園に通わせていました。その頃のママ友とは今もLINEのグループチャットで連絡を取り合っているのですが、中学受験を考えているママも多くて、中には価値観が合わない人もいます」

 息子が通う小学校でも、クラスの半数が中学受験をするそうだ。

「同じサッカークラブに通っている男の子のママには小6の娘もいるのですが、弟は塾にも通っていないし、のびのびと育てているんだと思っていたんです。でも、お姉ちゃんのほうは受験対策のために塾通いしていたと知って驚きました」

 一方であかねさんの息子は、現在は学校の授業以外の勉強をしていないという。

「周りには通信教育の『チャレンジタッチ』や『スマイルゼミ』を利用している子も多く、ステイホーム期間にママ友の間でよく話題に上がりました。きょうだいや友達の“紹介制度”があり、入会者と紹介者それぞれにプレゼントがもらえるようで、『やるなら会員番号を教えるよ』とママ友からLINEが来たことも。でもうちの子は、学校の授業だけきちんと聞いていれば大丈夫だって思っていたんです」

 あかねさんは都内の私大を卒業しているが、小学校の頃は塾通いをしていなかったという。

「私は中部地方の出身ですが、地元では県立高校のほうが進学率も高く、中学から私立に行く子はまれでした。高校まで公立校で大学から私立に通ったこともあり、中学から私立校に行くという感覚がわからないんですよね……。夫は専門学校卒で資格を取得して働いているため、『そんなに早くから勉強させる必要はない』と言っています」

 しかし、あかねさん夫婦の教育方針が揺らぐような出来事があったそうだ。

「2月に入って、ママ友とのグループLINEで学習塾の学力テストが話題に上がったんです。『試しに一緒に受けさせてみない? 』という誘いも受けました。息子と仲のいい男の子のお稽古ごとについては、放課後よく遊んでいることもあり私も把握していたのですが、グループチャット内だけでつながっているようなママ友の子どもについてはよく知りませんでした。でもよく聞いてみると、公文や学研教室に通っている子が多かったんです」

 あかねさんはそこで初めて、自分の息子以外は塾や通信教育など、何らかの形で学校以外でも勉強していることを知ったという。

「学校の宿題さえやっていればいいと思っていたので、ママ友の子が算数を2年も先取りして勉強していると知って驚きましたね。また、小学校の保護者会で知ったのですが、小3から算数の授業を、習熟度によってクラス分けをするとか……。上級生の子どもがいるママからは、一番下のクラスになると夏休みの間に補習もあるとも聞いて、内心焦りました」

 その後、あかねさんの息子は、試しに近所の学習塾で実力テストを受けたそうだ。

「結果は50点と、思っていた以上に点数が悪く、4月から3年生になるのに、塾の先生には『1年からの復習が必要』と言われ、思わずあ然。『わからない単元をそのままにしておくと、高学年に上がった時に勉強がついていけなくなる』とも言われてしまい、体験授業をうけさせてみようとも思いますが、その後、断りにくくなりそうなので迷っています」

 そんなあかねさんは、小学校での勉強のフォローが少ないと感じたという。

「九九の暗記も『家庭で覚えさせてください』と冬休みの宿題として出されましたが、塾で先取り学習をしている塾に通っている子はすでに覚えてたようです。我が家では、お風呂に入りながら何度も復唱させたり、九九のYouTube動画を見せて覚えさせました」

 中学受験というと、男子は開成や麻布、武蔵、女子では桜陰、女子学院、雙葉という“御三家”の名前が挙がりがちだが、当然、それ以外の中堅校を受験させるケースも多いだろう。

「ママ友にLINEで中学受験のことを話したら、私が知らないような私立校や都立の中高一貫校の名前を挙げていました。そのママ友の子どもは塾にも通っているので、どこで情報を手に入れたのか聞いてみたら、『電車の広告で日能研を知った』『四谷大塚からダイレクトメールが届いた』と返事がきて焦りましたね。塾の情報も自分から集めにいかなきゃならないと思うと、どんどん周りにおいていかれているような気分になって……」

 もともとは、子どもを塾通いさせるつもりはなかったというあかねさんだが、周りのママ友と情報交換をし、学校以外の勉強の必然性を感じるように。しかし、「金銭的に余裕がないためためらっている」という。

「私は週に4回ほど梱包のパートをしているのですが、思い切って転職して収入を増やすか検討しています。ただ、下の子はまだ年長でこれから小学校に入学するし、学童に入れないと働きづらくなるので悩みますね」

 家庭ごとにさまざまな事情や価値観があるため、周りを見ると、余計に頭を悩ませてしまうのかもしれない。

「私立受験を考えているママ友とLINEをしたら、東京の中高一貫の女子校出身だということがわかりました。自分が中学受験を経験している人にとっては、子どもの受験は普通の感覚なんですよね。『SAPIX』のような難関中学を目指す塾に通わせるために今から準備しているママさんもいるので、そのうち学校の成績にも大きな差が出てしまうのではないかと不安になっています」

 コロナ禍により、「子どもの教育だけはきちんとしたい」という親の思いからか、熾烈化している様子の中学受験。多くの選択肢があり、それぞれのゴールも違うが、少なくとも小学校での学習に不安が出ないよう、教師と保護者間でコミュニケーションを取る機会が増えることを願うばかりだ。

『あつ森』『マイクラ』に熱中する子どもに夫が激怒! “ゲーム依存”に悩む母親を助けたママ友の言葉

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 昨年、香川県で子どもがゲームやスマホを使う時間を制限する「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」という全国初の条例が施行された。同条例は18歳未満を対象とし、ゲームの利用時間を1日60分、休日は90分までと定め、基本的には家庭内でのルールの徹底を想定している。しかし、ゲーム時間を管理するのは容易なことではない。小さな子どもを持つママたちにとっては、大きな悩みの種になっているようだ。

 今回は、ゲームとの付き合い方をめぐり、夫と意見が相違してしまったという女性のエピソードを紹介する。

ステイホームがきっかけで、子どもがゲームに熱中

 首都圏に住む由香さん(仮名・37歳)は、コールセンターでパートとして働きながら、8歳の息子を育てている。年明け以降、全国各地で感染者数が増加傾向にある中、ママ友とのLINEでは子どものゲームに関する話題が増えたという。

「冬休み中は一時的に感染者が減っていたので、『地元に帰省した』という話もよく聞きましたが、今は感染対策で週末も自宅で過ごす家庭が増えたように感じます。ママ友とのLINEのグループチャットで『子どもたちを公園で遊ばせる?』と誘い合っても、『今、子どもはゲームに夢中なんだよね』と断ることがお互いに多くなりました」

 由香さんいわく、「特に寒い日なんかだと、子ども『外で遊ぶよりもゲームするほうがいい』って言われる」そうで、冬休み中よりも、ゲーム時間が増えたとか。

「周囲では、ステイホーム期間をきっかけに、子どもにNintendo Switch(以下、Switch)を購入したママも多かった。私はまだゲームで遊ばせるのは早いと思っていたのですが、息子が『友達との会話に入っていけなくなる』というので、周りの友達から少し遅れてしまいましたが、去年のクリスマスに私の親からSwitchをプレゼントしてもらいました。今では、学校から帰ってくると、真っ先にゲームの電源を入れて遊び始めます」

 「子どもにゲーム機やソフトを与えて安心していいた」という由香さんだが、ゲーム内で“課金システム”があることに驚いたとか。

「男女関係なく、子どもたちに人気があるのが『あつまれ どうぶつの森』(以下、『あつ森』)という、自分の島を飾ったり、ほかの住民と交流をしながら無人島での暮らしを楽しむソフト。息子がゲームの中で『学校やカフェを作りたい』と言い始めたのですが、どうやらそんな機能はなくて、慌ててママ友にLINEで聞いたら、『ハッピーホームパラダイス』という有料の追加コンテンツをダウンロードしなければならないことがわかりました。ソフトを買ったら終わりではなく、さまざまな機能を使って遊ぶためには、アイテムに課金しなければならないのは、よくできた仕組みだと思いましたね……」

 由香さんによると、今の子どもたちに人気のゲームは独創性が高く、じっくり時間をかけて遊べるものが主流だそうだ。

「『あつ森』のほかにも、さまざまな種類ブロックを組み合わせて武器や建物を作って冒険する『Minecraft(マインクラフト)』(以下、『マイクラ』)というソフトも人気ですね。ストーリーがあったり、レベルやステージなど明確なゴールがないため、いつまでもやり続けることができてしまうんです。息子に『もうゲームはおしまい』と注意しても、なかなか言うことを聞いてくれないので困っています」

実業家・ひろゆきは子どもにゲームを勧めている!?

 また、由香さんは、子どものゲーム事情について、ある人の発言が気になったとか。

「実業家のひろゆきさんがYouTube動画などで子どもに『マイクラ』をプレイさせることを勧めていたんです。ひろゆきさんが言うように、ゲームがきっかけでプログラミングができるようになったり、ほかのことにも興味が持てるようになるといいのですが、今のところ息子はただひたすら遊び続けているだけ。1日何時間まで遊ばせていいのかなど、悩んでしまいます」

 そんな由香さんは、学校から帰宅後、宿題に手を付けずにゲームに熱中している息子について、夫に相談した。

「夫は、『そんなものを買い与えたからだ』の一点張りで、ろくに向き合おうとしてくれませんでした。でも、この間、息子が家に宿題を忘れて学校に行ったため、とうとう夫が怒ったんです。夫は短気な性格なので、息子からSwitchを取り上げて、“捨てるぞ”とキツく叱りました。すると息子が泣き出してしまって、今度は私と夫がケンカになったんです」

 ちなみに、文部科学省が昨年8月に発表した「全国学力・学習状況調査」の生活様式部分の結果によると、小学生の75.9%は平日にテレビゲーム(パソコンや据置・携帯ゲーム機、従来型携帯電話、スマートフォンによるもの)で1時間以上遊んでいるという。それだけに、由香さんと同じく子どもの“ゲーム依存”に悩みを抱えている保護者は多いのではないだろうか。

「夫のようにゲーム自体を取り上げてしまうのはちょっと極端な気もしたので、仲が良いママ友にLINEで『子どもがゲームをやめられない』と相談をしたんです。すると、ママ友の家では“宿題を済ませたらゲームをしてもいい”というルールを設けているとアドバイスしてくれて、とても参考になりました」

 ほかにも、ママ友とのLINEで得た情報があるという。

「Switchには“みまもり設定”があると教えてもらいました。どうやら、遊んだゲームソフトや時間を確認できるほか、1日にプレイできる時間を設定したり、使用できる機能を制限することができるそうなんですが、購入時にユーザー設定を誤ってしまったため、サービスを利用できないことが発覚。なので、“ゲームは宿題を済ませてから”1日1時間“とルールを設定して、自分の部屋ではなく、私の目の届くリビングでプレイさせるようにしています」

 子どもが自分でゲームの利用時間をコントロールできない低学年の間は、親が目を光らせながら管理をしてあげることが必要だろう。由香さんのように工夫を凝らして、子どもの“ゲーム依存”を防いでいきたいものだ。

コロナによる自宅待機の日々で、子どもが登園拒否に! 「ぐずるのは今だけ」と割り切る双子ママ

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 いまだ感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。1月27日には全国34都道府県にまん延防止等重点措置が適用された。「第6波到来」ともいわれている現在、子どもたちの感染も急増しており、感染予防対策の徹底が叫ばれている。

 SNS上では、幼稚園や保育園が休園になってしまい、仕事に支障が出ているママたちの悲鳴も目立つが、自宅隔離や長期欠席の後に子どもたちが登園を拒むケースもあるようだ。今回は、子どもを休ませなければならないママたちの苦悩を紹介する。

幼稚園の保護者に濃厚接触者が。子どもの鼻をぬぐってPCR検査

 千穂さん(仮名・36歳)は、都内の閑静な住宅街で5歳の双子の男児を育児中だ。息子たちは、自宅から少し距離のある幼稚園に通っている。

「子どもが通っている園は体操や造形など情操教育に力を入れていることから人気があり、通園圏に制限がないため、近隣の区から登園している園児もいます。通園バスもあるので、毎朝、バスを待ちながらママたちと立ち話をしたりして交流していました」

 しかし、年が明けてから新型コロナ感染拡大の影響で、登園できない日が続いたという。

「子どもと同じバスを利用した園児の保護者に、陽性の疑いがある人が出たんです。そのため、バスを利用している子どもたちは抗原検査を受けることに。幼稚園から検査キットが配られたのですが、ロング綿棒で鼻の粘膜を採取するタイプだったので、子どもが痛がってなかなか取れなかったんです。ママ友たちと、LINEのグループチャットで『抱っこしながら取った』など、上手に採取する方法を共有し合いました」

 現時点ではまだ、12歳未満はコロナワクチンを接種できないため、親としてはなんとかして子どもの感染を防ぎたいところだろう。

「子どもたちは幼稚園でずっとマスクをして過ごすことが難しいため、一人でも陽性者が出るとみんな濃厚接触者になってしまう。万が一に備え、園からは検査結果が陰性の場合も、濃厚接触者が確定するまでは登園を控えるよう言われたため、子どもを数日休ませました」

 千穂さんは、子どもの手洗いやマスク着用など感染対策に気を使っていたというが、その後、ついに幼稚園の園児から陽性者が出てしまったという。

「1学年2クラスある中規模園なので、お迎えの時間は合同保育になって、子どもたちは1つの部屋に集められます。今は寒い季節なので、外で遊ぶ子どもも少なく、室内は“密状態”になっているようにも感じました。息子たちは濃厚接触者扱いにはならなかったものの、念のため自宅待機することに。ママ友と会う機会もなくなってしまったので、子どもの自宅待機中は、LINEでワークマンのお薦めのグッズを送り合ったり、たわいもない雑談をしていました」

 なお幼稚園では、園児のみならず職員の感染も相次ぎ、その後も休園が続いたとか。

「うちの園は『延長保育サービス』もあったので、パートをしているママさんもいたのですが、今は子どもを預けられないので、パートを休んでいると聞きます。うちも双子なので、登園ができない日は2人分の育児をしなければならなくて、大変ですね……」

 千穂さんによると、度重なる休園や自宅待機は、子どもたちにも影響をある影響を及ぼしているという。

「子どもたちは、自分は元気でも園を休まなければいけないことが不満だったようで、最初のうちは『どうして休まなくちゃいけないの?』 と聞いてきました。でも、自宅待機期間に家でYouTubeを見たりして過ごすことに慣れてしまって、登園日になったら『行きたくない』と泣き出してしまって……。かんしゃくを起こして泣き出すと止まらないので、園バスに乗せるのは諦めて、自転車で園まで送っていったこともあります」

 千穂さんの子どもと同じように、数日休んだ後に登園を拒むケースはあるようだ。

「単純に、ママと離れるのが嫌で泣き叫ぶ子もいるみたいです。そういう子は、先生が抱っこすれば泣き止むこともあるとか。ママ友の娘は、いつも登園時に泣いていたんですが、先生は『年中さんになると、自然と泣かなくなる』とも言っていました。でも、泣く子は5歳になっても泣いているんですよね。うちは双子で、1人が泣くともう1人も泣き始めることがあるので大変。泣き出したほうをあやしながら、もう1人に『ごめんね。ちょっと待ってね』と声をかけています」

 そんな千穂さんは、登園時のぐずりは“今だけ”と割り切っているという。

「ママ友の中に、上の子が小学生のママさんがいるんです。そのママいわく、小学校に入学すると登校時間も厳しくなるし、自然とぐずらなくなるそう。今はママがバス停や園まで送迎をするため、『別れる時が寂しいんだよ』と言われて、なるほどと思いましたね」

 なお、ママ友とのグループLINEでは、子どもの登園拒否のほか、「寝る時間」についても話題に上がるとか。

「園バスで登園していた時は、規則正しい生活を送っていたですが、今は自宅待機になったり、数日休んで登園ということもあり、グループLINEでは“子どもが体力を余らせてなかなか寝つかない”という話題で盛り上がります。登園前日は『明日は幼稚園で●●をするんだね』と、子どもが楽しみになるようなことを話して寝かしつけているというママがいて、私もまねするようになりました」

 まだまだ終わりが見えない新型コロナの感染拡大。以前は当たり前のように通わせていた幼稚園や保育園が利用できない事態も、これからは日常化するのかもしれない。子どもたちの心境の変化にも気を配りながら、健やかに過ごしていきたいものだ。

ヒカキンは「見せても安心」の一方で……子どもの動画視聴に悩むママ、YouTuberの“ガチャ”に物申す!

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 かつて、日本PTA全国協議会は、会員の保護者とその小学5年生、中学2年生の児童を対象に「テレビ番組に関する小中学生と親の意識調査」というアンケートを実施し、結果を公表。「子どもに見せたくない番組」の項目では、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)や、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)といった、お笑い芸人が体当たりで罰ゲームを行ったり、“下ネタ”を連想させるような言葉が飛び交うバラエティ番組がランクインしていた。

 なお、学研教育総合研究所による調査によると、小学生の1日のテレビの視聴時間は、1989年の125分から、2019年は75分と大幅に減少している。“テレビ離れ”が進む現代でも、保護者が子どもに「見せたくない番組」は存在するのだろうか。今回は、子どものYouTube視聴に悩むママのエピソードを紹介する。

「スマホは子どもに見せてはダメ」スマホ育児に先輩ママからのキツい一言

 さん(仮名・38歳)は、都下のベッドタウンで8歳になる男児を育児中だ。さんの息子は、保護者による絵本の読み聞かせなど情操教育に力を入れた幼稚園に通っていた。

「息子は、地元でも人気のある幼稚園に通わせていました。1学年2クラスありましたが、持ち上がり制なので3年間同じクラスだったママとは、小学校に進学した今でも連絡を取り合ったり、仲が良いんです。でも中には、育児に対して持論を押し付けてくる人もいて困っています」

 薫さんの息子と同級生の息子を持つOさん(仮名・42歳)は、幼稚園時代にも、バザーなどの係を率先して行う、リーダー的な存在だった。

「息子同士が仲良しで、同じ小学校に通っています。Oさんには中学1年生の子どももいるので、小学校生活でわからないことがあると、最初のうちはOさんに聞いていました。ママ友のグループチャットで、お遊戯で使うシンプルなTシャツを売っている場所を共有してくれたこともあります。ただ、自分の育児方針を押し付けてくるところがあるのが、少し面倒なんです」

 薫さんはOさんから、子どもにYouTube動画を見せていることを注意されたという。しかし、薫さんの周囲では、いまや幼児から小学生まで「見ていない子どもはいないのではと思うほど、YouTube利用率は高い」そうだ。

「子育て中のママの間では、子どもにスマホを渡して動画を見せている状況を“スマホ育児”と言ったりしますが、中にはスマホ育児を批判してくる人もいて、Oさんもそのうちの1人。彼女は、YouTube自体ほとんど見たことがなく、一方的に『そういうのを見せると子どもが乱暴になる』『動画を見るのは遅ければ遅いほうが良い』と言ってきます」

 とはいえさんによると、電車などで子どもが泣き止まなかった時、スマホで動画を見せることで収まったこともあったという。

「夫の仕事が忙しいので、子どもの食事を作ったり、部屋の片づけをしたりといつもワンオペ状態。子どもがぐずって困った時、YouTubeで子どもがおもちゃで遊ぶ動画や、オリジナルのキャラクターが動く動画などを見れば泣き止んでくれたんです」

 YouTubeというと、中には過激なコンテンツや不正確な情報を拡散しているチャンネルもあるため、ネガティブな印象を持つ保護者も多いかもしれないが、薫さんは「クリエイターによっては子どもに見せても安心」だと語る。

「定番ですが、ヒカキンさんの動画は人を傷つけたりするわけではないので、ママたちの間でも『見せて安心』と言われています。一方で、あるママに教えてもらったYouTuberは、“小学生あるある”をテーマにした動画の中で、サンタクロースはいるかいないかについて取り上げていました。ママ友の息子はその動画を見て『サンタはいないの?』と聞いてきたそうで、困ったと話していましたね。冬休みの時期は、仲が良いママたちだけのグループチャットで『休み中、子どもがずっと動画を見て困る』という悩みや、どのYouTuber、どの動画は安全かという情報を共有し合っていました」

年末年始のテレビ番組は、子どもたちに不評!?

 コロナ禍により、冬休み中も遠出やレジャーなどを見送った家庭は多いだろう。さんいわく、子どもたちは暇なおうち時間でもテレビにはあまり興味を示さず、「子どもが見たがったのは、大みそかに放送された『THE鬼タイジ 大晦日決戦in鬼ヶ島』(TBS系)という鬼ごっこの番組だけでした」と語った。

「テレビをつけていても、アニメ以外は興味がないのかあまり見ないんですよね。去年は『鬼滅の刃』が流行っていたので、ママたちとも『映画見た?』と話題になりました。『鬼滅の刃』は、残虐なシーンもあるため、ママ友間でも『アニメを見せるか迷っている』という声があり、Oさんは上の子には見せるけど、下の子には見せないと言っていました。学校で流行っているものを見せないと、話題にもついていけないし、ちょっとかわいそうだなと思いましたね」

 子どもたちのテレビ離れにより、保護者にとって、かつての「見せたくない番組」はテレビからYouTubeに移行しているようだ。

「テレビはまだ放送時間帯が遅ければ子どもは見ることができませんが、YouTubeはいつでも見られる。大人が注意しないと、どういう内容を見てしまうかわからないんです」

 そんなさんがYouTubeで子どもに見せたくないのは、大金を使って買ったおもちゃの開封やガチャガチャなどを無限に引く動画だという。

「ある有名YouTuberグループが、1回1万円のガチャガチャをメンバーで順々に引いていました。1万円なんて大金なのに、まるで小銭のようにじゃんじゃんお金を使うので、ママ友もLINEで『子どもが「やりたい」と言い出して困る』と言っていましたね。また、特定のYouTuberに限ったことではありませんが、若い子たちの間で“イケてない人物”という意味でも使われている『童貞』という言葉を耳にした子どもが、『どういう意味? 』と聞いてくることがあり、返答に悩んでしまいます」

 YouTubeはテレビと違って、見たい動画を好きなタイミングで視聴できるため、保護者たちは子どもが不適切な動画を見ていないか目を行き届かせることに苦労しているようだ。

「YouTubeは視聴履歴がブラウザに残るせいで、子どもって気に入った動画は何度でも見返すので、Oさんみたいに『YouTubeは見せない』というのは極端ですが、子どもが見られる動画と見られない動画を親が細かく選べるようになればいいなと思います。ブラウザやYouTube側の設定で年齢制限を設け、視聴できる動画を制限することもできますが、それでも動画によっては不十分に感じることもありますから」

 インターネット環境があれば手軽に視聴できるYouTubeだけに、勉強などに役立つ動画視聴なら、子どもの頃から取り入れてもいいだろう。ただ過激さだけが際立つ動画には、保護者側も十分に注意を払うべきといえそうだ。

自分の実家には2年帰れていなのに……「近くの義実家に行く気が失せる」ママの悩み

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 年末年始ともなると、“義実家への帰省”について頭を悩ませるママたちが多いようだ。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、政府は県をまたぐ移動を控えるよう呼び掛けていた。しかし、今年は10月に首都圏をはじめとする19都道府県に発令されていた緊急事態宣言が解除され、新規感染者数も減少していることから、帰省を計画している人も多いだろう。今回は、義実家への帰省に悩むママのエピソードを紹介する。

コロナ禍で2年間、実家への帰省はなし

 明子さん(36歳・仮名)は、都内で5歳になる娘を育児している。愛媛の実家には、ここ2年ほど帰省していないそうだ。

「大学進学で上京をしてから、ずっと東京に住んでいます。気づけば、地元に住んでいた期間と、こっちに来てからの期間が同じくらいになっていました。子どもが赤ちゃんの頃は何度か帰省をしたのですが、コロナ禍以降、実家には帰っていません」

 対して明子さんの夫の実家は千葉県にあるため、コロナ禍でも2カ月に1度は帰省しているという。

「我が家から夫の実家までは、車や電車で片道1時間ちょっと。子連れで帰るのは大変ですが、新幹線に乗るほどの距離ではなく、義母から『今週、こっちに遊びに来ない』という電話がよくかかってくるため、断りきれないんです」

 義両親は近くに住んでいるため娘の誕生日や保育園の行事などに参加できているものの、明子さんの両親は遠方に住んでいるため、娘と会う機会すら少なく、「不満に感じている」という。

「うちの両親はもう高齢だし、地元を出たこともほとんどないので、東京に気軽に来られないのは仕方ないと思っています。でも、娘の誕生日に夫の実家に帰ったり、保育園の行事に義両親が来たりすると、なんだか娘を取られた気分になってしまって……」

 そんな明子さんは、仲が良いママ友との間で、今年の年末年始は実家に帰省するか否か、話題になったという。

「まだコロナ感染への不安が続いているので、ママ友の中には帰省をどうするか悩んでいる人も多いですね。今は感染者数が減っているので、仕事の休みを前倒しにして、ピーク時を避けて人が少ない時に帰省をするというママもいました。私のように、実家には帰省しにくいのに、義実家には帰らなければいけないという人はほかにもいたので、『なんだか不平等だよね』とLINEでメッセージを送り合っています」

 なお、明子さん自身も、実家への帰省を迷っているという。

「私も今年は帰省したかったんですが、地元の感染者数がゼロということもあって、親もあまり歓迎していないんです。何日か実家に滞在したいと考えていたのですが、母親は喘息気味ですし、知らぬ間にコロナをうつしてしまったらと思うと、帰るのをためらいますね」

 明子さんいわく、コロナの影響で、周りのママ友たちも、距離が近いほうの実家との付き合いが濃厚になっているという。

「娘と仲が良い男の子のママによると、コロナ禍ということもあり、七五三のお参りは、近所の神社を訪れて参拝したそうなのですが、関東に住む夫の両親は来られたけれど、地方に住む自分の両親には来られず、写真を送るだけになったらしいんです。そんな話を聞くと、うちも2年後の七五三はどうなるのかと今から不安ですね。『このまま、私の親だけ祝い事に参加できないのかな』って思うと、なんだか義実家に行く気が失せてしまって……」

 明子さんは、義実家への帰省中も、「コロナの感染予防対策で外出を避け、家の中で過ごすことも多くなりがち」と語る。

「義母は外食を嫌うので、お寿司をよくテイクアウトしています。買い出しなどに行く際も、義実家の車に乗って移動するので、義父母とずっと一緒。さらに一度義実家に行くと、長い時間滞在してほしいみたいで、『泊まっていきなさいよ』と毎回引き留められるんです。義母は『またいつ感染者数が増えるかわからないから、今のうちにゆっくりしていってほしい』と言うのですが、気軽に行き来していた頃と比べて、滞在時間が延びていることが苦痛です」

 そんな明子さんは、ママ友数人とランチをした際に、どちらの実家にもこの2年間帰省していないというママから、「今、長距離移動するのは良くない」と言われたそうだ。

「ママ友の中には、コロナが流行してから、近所のドラッグストアやスーパーにしか出かけていないという人もいるんです。仲が良いママ友からは、『地方の実家に帰ろうか悩んでいるって話は、あまりしないほうがいいかもね』とLINEが来て以来、同じ境遇の人にしか話さないよう気を付けています」

 ママ友間では、「旅行に行く」という話題も出しづらいという。そのため、遠方の実家への帰省は隠さざるを得ない状況で、子どもにも「実家に帰る」という話は友達にしないよう、言い聞かせなければならないようだ。

「子どもを介して長距離移動を反対しているママに帰省することがバレたりしたら反感を買いそうですし、バレないように気を使わなければならず、面倒ですね。それに、電車や車で1~2時間の場所に実家があるママ友は、気軽に子どもと一緒に帰省できる一方、私は飛行機や新幹線に乗らないとなかなか実家には帰られないので、うらやましく感じることは多い。私の親も、『会っていない間にどんどん孫が大きくなっちゃう』と寂しがっていますね。同じように義実家への帰省をしなくても良いならいいのですが、義実家には年末に顔を出さねばならず、モヤモヤしてしまいます」

 そんな明子さんは、同じような悩みを抱えるママ友とLINEを送り合っているという。

「ドラマの話や『M-1グランプリ』といったお笑い番組など、帰省には関係ない話題でお互いに気を紛らわせています。今までみたいに自由に出かけられるのであれば、『年末の義実家への帰省はめんどうだね』という話で済んだのですが、コロナ禍で自分の実家には帰られなかったり、『旅行に出かける』とは言いにくい状況もあって、余計にストレスが溜まりますね」

 明子さんは、同じ境遇のママ友と悩みを共有することで、「自分だけではないのだと安心できる」そうだ。コロナ収束までの間は特に、周りのママ友と交流を持ち互いの愚痴を吐き出しながら、なるべくストレスを溜めずに生活していきたいものだ。

手土産に“市販のおやつはNG”のママ友に困惑! 手作りお菓子には何を返しすべき?

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 ママ友付き合いの中では、ちょっとした“手土産”や“差し入れ”を贈り合う機会があるだろう。「ママ友 手土産」というワードでネット検索すると、“お薦めの手土産”を紹介する記事が多数表示され、さまざまな情報を得られる。しかし、何気ない手土産がきっかけで周囲から反感を買うケースもあるようだ。今回は、日常生活の中で起こった手土産をめぐるママ友とのエピソードを紹介する。

「うちはそういうの、食べさせない」健康志向なママ友に困惑

 智美さん(仮名・36歳)は、関東近県にあるベッドタウンで来年8歳になる男児を育児中だ。息子の小学校入学を機に新たな街に引っ越し、ママ友が増えたという。

「息子は今年の春から、自宅から徒歩10分ほどの場所にある小学校に入学しました。同じマンションの子どもたちと一緒に“班登校”をして通っています。地域ごとに“生活委員会”というものもあり、保護者は子どもの登校の見守りや点呼、挨拶の声かけなどを行っているんですが、会員名簿があるため、みんな顔見知りになりました」

 「引っ越したばかりで周りに知り合いもおらず、不安だった」という智美さんだが、同じマンションに住むママが声をかけてくれたそうだ。

「Sさん(仮名・38歳)は、息子と同級生の男の子のママで、入学前の保護者向け説明会で知り合い、すぐにLINEを交換したんです。彼女には5年生の娘もいたので、小学校行事や役員活動について詳しく、メッセージでやりとりしながら、小学校生活でわからないことを教えてもらいました」

 毎朝、ゴミ捨てなどでも顔を合わす機会が多く、すっかりSさんと親しくなったそうだが、彼女には子育てにある“こだわり”があったという。

「甘味料がたくさん使われているようなジュースやお菓子を禁止していたんです。Sさんの部屋に遊びに行った時に、ジュースとデパ地下で買ったお菓子を手土産として持って行ったところ、『うちはそういうの、食べさせないんだ』って言われてしまって……。それ以来、差し入れ選びには気を使っているのですが、Sさんの子どもがうちに遊びに来ると、ジュースを飲みたがったり、お菓子を食べたがったりして困るんです」

 智美さんいわく、健康志向なSさんは、家で食べるおやつはほぼ手作りをしているようで、「うちにも分けてくれるんです」と困惑した表情で語った。

 また、Sさんは地域の生活委員を2回経験していることもあり、ママ友が多いんだとか。

「息子が小学校に入学してからすぐに、地域のママたちのグループチャットにも招待されました。Sさんだけではなく、これからは近所の人とも付き合っていかなければならないので、私はあまり交友関係を広げたくないんですが、せっかく誘ってもらったし、仕方なくグループに参加することにしたんです」

 Sさんの善意を無下にできない様子の智美さん。ママ友トラブルの中でも、「手作りのお菓子やアクセサリーなどをもらって困った」という話はよく聞くが、「相手は良かれと思って行っているため、断りづらい」というのが、受け取り手の本音だろう。

「Sさんの家庭で、市販のお菓子を食べないようにしていること自体はいいと思うのですが、お家に遊びに行くと、『息子と一緒に作ったのよ』と手作りのお菓子を出されるので食べないわけにはいかず、それが苦痛で付き合いを避けたいと感じることもあります。市販のプリンやゼリーの容器を再利用して作っていたり、何かの余り紙でケーキの型も作っているので、なんとなく衛生的にも気持ち悪いんですよね……」

 このように、お互いの価値観の違いがトラブルに発展する大きな原因だろう。

「とはいえもらってばかりでは悪いので、手土産は持参しています。手作りのお菓子に、きちんとした店のお菓子や紅茶をお返しとして渡すのは、なんだかモヤモヤしますね。去年の冬にママ友で集まった際、Sさんが『みんなにクリスマスプレゼント』と言って、カルディの紙袋を取り出したのですが、中身はまさかの手作りのシュシュ。彼女は、ショッパーや余り布をとっておく性格らしく、『可愛いのができたでしょ』と自慢げでした。これには、Sさんと親しいAさんからも『ちょっとついていけないよね……』というLINEが来て、そう感じたのは自分だけではなかったんだと、ホッとしました。内心はみんな、もう差し入れやプレゼントを贈り合うのはやめたいと思ってるんじゃないでしょうか」

ママ友から聞いた解決策は……

 Sさんの言動に悩んでいた智美さんは、同じマンションに住むママ友・Bさんに、LINEで相談したそうだ。

「BさんもSさんから手作りお菓子をもらって困ったことがあるようで、子どもたちを家ではなく公園で遊ばせたらどうかとアドバイスをくれました。また、『夫が甘いものが好きではない』と言えば角が立ちにくいとも言っていて、参考になりました。一人でふさぎこまずに相談してよかったです」

 子どもたちが同じ学校に通っている場合、ママ同士も長い付き合いになるため、できればトラブルは避けたいところだろう。手土産やお礼の品は、相手の負担にならないよう、特に好き嫌いが分かれる手作りの品は、なるべく避けたほうがいいかもしれない。