山田詠美のエッセイが売れない! 出版社たらい回しの“ポンちゃん問題”の実態

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『熱血ポンちゃんから騒ぎ』(新潮社)

 1985年、26歳の時に『ベッドタイムアイズ』(河出書房新社)で作家デビューし、その2年後には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』(角川書店)で直木賞を受賞した山田詠美。奔放な発言や派手な容姿で話題になりながら、『放課後の音符』『ぼくは勉強ができない』(ともに新潮社)などの人気作を生み、今では芥川賞の選考委員にも名を連ねている。

 自らのニックネーム「ポン」をタイトルにとったエッセイ『熱血ポンちゃん』シリーズは、28歳当時から現在まで続いており、作家としてのポジションは安定しているように見える。しかし、文芸編集者の間では、ここ数年“ポンちゃん問題”と呼ばれるやっかいな案件が持ち上がっているという。