
『ホーリープラント~聖なる暮らし』
/明窓出版
――タレント本。それは教祖というべきタレントと信者(=ファン)をつなぐ“経典”。その中にはどんな教えが書かれ、ファンは何に心酔していくのか。そこから、現代の縮図が見えてくる……。
大好きだったアイドルや憧れの女優が、芸能活動を投げ出すように辞めてしまったら、どんな気持ちになるだろうか。芸能活動をしていた過去やそれを応援していたあなたを否定するような発言をしたらどう思うだろうか。高樹沙耶改め益戸育江の著書『ホーリープラント~聖なる暮らし』(明窓出版)を読んで、そんなことを考えさせられた。
益戸(当時は高樹)は、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)シリーズで小料理屋の女将役を演じていた。ところが2011年、突然降板。理由は、「原発事故によりメディアに失望したから」だと本書でつづっている。今は石垣島で大麻草研究家の森山繁成氏と事実婚生活を送っているらしい。森山氏が代表を務める「大麻草検証委員会」の幹事には、益戸も名を連ねる。言い換えれば、益戸は“大麻教”の教祖夫人になったのである。