活火山のようにソースの海から突き出たパスタの正体とは!?

 暑い毎日、いかがお過ごしでしょうか。

 こう暑いと、肝試しでもして、背筋に冷気を感じてみるのもいいかなと思ってしまう日々ではないでしょうか。

 先人の中には、「暑い日には熱いものを食え」と言う人もいますが、そんなセリフは、まだまだ余裕のある人が言う言葉ではないでしょうか。

 そんな余裕綽々な人にオススメな画像がコレだ。

 おわかりいただけただろうか?

 鉄皿で泡立つソースは、火山から流出した溶岩と完全に一致している。

 こうするとよくわかるが、鉄皿の溶岩の海から天に向かって突き出た山は、今まさに噴火中のハワイのキラウエア火山ではないか。

 見るものを震え上がらせるこの恐ろしい料理を見て、「なんだ、ただのパスタじゃないか」と思った方もいるに違いない。しかし、もう一度よく見ていただきたい。

 はたして、ミートソースやナポリタンのパスタに、これほど大量のソースをかけるだろうか?

 はたして何ソースなのか? 撮影者は、ソースの中を探ってみることにした。すると、こんなに大きな肉の塊が発見されたのだ。紛れもなく牛の肉である。溶岩が噴出し、逃げ遅れた牛を巻き込んだものと思われる。しかして、そのソースとは!?

 このパスタ料理、実は、カレースパゲティーでした!

 モッチモチの食感のパスタと、深いコクのカレーソースがめちゃマッチング! 活火山のような山盛りの盛り付けとともに同店の名物料理となっているのです。

 山盛りパスタを食べながら、他の人がどんな料理を注文しているのかチラ見していたら、やはりパスタを注文する客は多く、そして、カレースパゲティーだけでなく、ミートソースも同じ様に活火山系なのでした。

 ちなみにこれは以前訪れた時、終了していたカレーパスタの替わりに食べたグラタン。

 まったく普通に美味しかったです……。

 看板が小さく、なかなか見つけられないこともあるので要注意ですが、このお店です。ランチタイムは混雑必至。

 カレースパゲティー、うもうございました。

大井町 ハピネス「カレースパゲティー」900円

SNS映え  ☆☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆

(写真・文=よしよし)

活火山のようにソースの海から突き出たパスタの正体とは!?

 暑い毎日、いかがお過ごしでしょうか。

 こう暑いと、肝試しでもして、背筋に冷気を感じてみるのもいいかなと思ってしまう日々ではないでしょうか。

 先人の中には、「暑い日には熱いものを食え」と言う人もいますが、そんなセリフは、まだまだ余裕のある人が言う言葉ではないでしょうか。

 そんな余裕綽々な人にオススメな画像がコレだ。

 おわかりいただけただろうか?

 鉄皿で泡立つソースは、火山から流出した溶岩と完全に一致している。

 こうするとよくわかるが、鉄皿の溶岩の海から天に向かって突き出た山は、今まさに噴火中のハワイのキラウエア火山ではないか。

 見るものを震え上がらせるこの恐ろしい料理を見て、「なんだ、ただのパスタじゃないか」と思った方もいるに違いない。しかし、もう一度よく見ていただきたい。

 はたして、ミートソースやナポリタンのパスタに、これほど大量のソースをかけるだろうか?

 はたして何ソースなのか? 撮影者は、ソースの中を探ってみることにした。すると、こんなに大きな肉の塊が発見されたのだ。紛れもなく牛の肉である。溶岩が噴出し、逃げ遅れた牛を巻き込んだものと思われる。しかして、そのソースとは!?

 このパスタ料理、実は、カレースパゲティーでした!

 モッチモチの食感のパスタと、深いコクのカレーソースがめちゃマッチング! 活火山のような山盛りの盛り付けとともに同店の名物料理となっているのです。

 山盛りパスタを食べながら、他の人がどんな料理を注文しているのかチラ見していたら、やはりパスタを注文する客は多く、そして、カレースパゲティーだけでなく、ミートソースも同じ様に活火山系なのでした。

 ちなみにこれは以前訪れた時、終了していたカレーパスタの替わりに食べたグラタン。

 まったく普通に美味しかったです……。

 看板が小さく、なかなか見つけられないこともあるので要注意ですが、このお店です。ランチタイムは混雑必至。

 カレースパゲティー、うもうございました。

大井町 ハピネス「カレースパゲティー」900円

SNS映え  ☆☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆

(写真・文=よしよし)

夏季限定! ハンバーガーみたいなカツカレーみたいな『冷たいエスニックタンタンまぜ麺』

 久しぶりに池袋北口へ仕事で向かうと、いつも駐めていたパーキングがドンキになっているではないか! そして、そのすぐ近くで見つけたのが、この看板だった。

夏季限定!ハンバーガーみたいなカツカレーみたいな『冷たいエスニックタンタンまぜ麺』の画像2

 

「なになに、『冷やし印度タンタン』? なんじゃそら!?」

 その数日前、渋谷で冷やしカレーカツ丼(記事参照)を食べたばかりで、“冷やしカレー”の意外な旨さを知ってしまった筆者の舌は、容赦なくおねだり汁(よだれ)を口内にほとばしらせてくるのでした。

 お昼時から外れているせいか、店内に先客は一人だけ。躊躇する間もなく自販機にコインを挿入していました。

 初めて入った店なのに、狭い店内からは、なぜか「元インドカレー屋?」というエスニックな雰囲気が伝わってくる。先客の美人のお姉さんも、よく見たらアジア系のお顔立ち。ちょっと楽しそうな店ではないですか。

 そして、10分ほどで着丼したのはコレ!

 看板の写真とほぼ同じ見た目の、正直、ラーメンだかカレーだか、なんだかよくわからない丼。

 まず、てっぺんに乗っかってるオレンジ色の薄いおせんべみたいなのは何やろ? と、パリッとひと口。

「ふ~ん、わからん……」

 なので別皿によけておき、続いて、「多分麺のはずだけど、どんなかな~」と、丼の底を探ってみると……、

 結構歯ごたえありそうな感じのコワモテの麺が顔を覗かせてくれるのでした。

 冷やし麺というと、それだけでかなり硬めという印象ですが、筆者は某博多ラーメンのチェーン店で替え玉をした際、硬めの麺のおかげで翌日腹痛を起こしたことがあり、ちと不安ではありました。

 さらにさらに、丼の中をよく見ると、丼の黄色に紛れているけど、同系色の旨そうなものが!

 紛れもなく豚肉です。薄手のトンカツというよりは、排骨の雰囲気で、エスニックな雰囲気に一役買っています。

 さて、いよいよ実食だが、はたしてどうやって食えばいいものか。汁なしのラーメンなので、ここはまぜ麺のようにまぜまぜしてズルズルっと。

 が、しかし……。

「ん? 味濃くね?」

 丼の底の方にカレースープというかタレが溜まっていて、その部分を食べると、香辛料のスパイシーな味と香りが強く出てくる。これは、まぜ麺定番の、「混ぜれば混ぜるほど美味しくなる」という言葉を信じて、よ~くまぜて食べる方が味が均一になって美味しく食べられそう。

 そしてさらには、最初に別皿に取り分けておいた、あのおせんべいをパリパリっと砕いてトッピング~!

 実はこのおせんべい、後から調べたら、インドやパキスタンで食されている「パーパド」と呼ばれるもので、付け合わせやデザートとして供されるものらしい。なので、食べ方としては正解だったようだ。

 そしてもうひとつ。このお店、元は「カレーは飲み物。揚」というカレー店で、最初に筆者が感じたエスニックな空気は、気のせいではなかったようだ。

 そしてこの「冷やし印度タンタン」は、夏季限定商品。いつまで提供されるのかは、誰にもわからない……。

 

池袋 カレーつけ麺。ちゃんぽん麺。壬生「冷やし印度タンタン」990円

SNS映え  ☆☆
不思議度  ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

今年も来たぞ、この季節が! ♪冷やしかつ丼~始めましたぁ~

 毎年6月になるとやってくるもの。それは、梅雨空と冷麺の季節。ラーメン屋の軒先に、「冷し中華始めました~」なんて暖簾が揺れてるのを見ると、やがて訪れる圧力のある“夏”を感じてしまうんですなぁ。

 そして、今年もやってきたのが、この冷めたい珍級グルメなのでした。

 どど~ん! 冷やしかつ丼。

「ええ~っ、冷たいかつ丼なんて、うまいわけないですや~ん!」

 しかも、カレー味です。

 冷たいかつ丼も冷たいカレーライスも、旧式日本人にとっては未知の味だが、この味を知ったら、もはや新ニッポン人と称して構わない。

 そう、初体験の味なのだ!!

 山形の郷土食として有名な冷やしラーメンのように、だし汁には氷が浮かんでいる。そこに半身を浸かっているのは、サックサクに揚げられたロースカツである。

 それを背後で見守るのは、トマトにオクラ、ナス、かぼちゃという、チーム夏野菜。見た目も、「トンカツなのに涼しそう!」と思わずにはいられない佇まいではないか!

 冷たいトンカツとはいかなる? と、つまみあげてひと口頬張ってみると……

“サクッ、サックサじゅわぁ~~……”

 今まで冷水浴していたとは思えないサックサクの衣の食感と、まだ温かい豚肉から湧き出る豚油の風味と柔らかさが、口の中に広がってくるのだ。

「マァジで? なんでこんなにサックサク?」

 カレー味のだし汁を吸っているにもかかわらず、不思議な食感に驚くに違いない。

 そして、肝心のだし汁はというと、カレー風味ではあるが、もちろんカレーライスのような油はなく、スパイシーな和風だしという感じだ。

 だが、けっこう辛い!

 どんぶりの底に沈んだ米と一緒にだし汁をレンゲにすくってすすり上げると、鼻から香辛料の風味が抜けていく。さらさらの冷たい米を食べながら感じた既視感は、宮崎の冷汁だった。

 なるほど、冷たいだし飯文化は、すでに日本にあったのだ。しかし、2口、3口と食べ進めると、次第に舌がシビレてきた。冷たさではなく辛さだ。

「ヒー、辛~い!」

 その時のためにスタンバッテいるのがチーム夏野菜の面々。煮びたしのナスは意外に大きくて、甘辛い汁がたっぷり。オクラも歯ごたえバツグンだった。

 食後に予想外の辛さにシビレきった舌を癒すのは、ビールよりデザートがベター。コーヒーゼリーのほろ苦さとバニラアイスの甘さが一段と際立つ瞬間だ。

 ちなみに、カレー味でないノーマル冷やしかつ丼はこれ。共に、トンカツは、ロース、ヒレ、特上ヒレがある。トンカツは、食感と暖かさがなくならないうちに食すのがオススメだ。

 天井からいくつもぶら下がるまあるい照明が、大きな風鈴に思える季節。夏はもうすぐ。冷やしかつ丼は9月末までだ。

渋谷 かつ吉「冷やしカレーかつ丼」1,600円

SNS映え  ☆☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

うどんの概念覆す薄くて平べったくてつるつるシコシコ!! なっからうんめぇ桐生名物のアノうどん

ヒトの本能が拒否する奇々怪界なご当地グルメ

 先日、ローカル線の取材で群馬県に行って来たんですが、その時、桐生でヤツに出会ってしまいました。

 メニューに写真は載っていたんですが、普段見慣れているアレとはあまりにもかけ離れた姿だったので、脳みそが自動的に「調理中のアレ」と判断したようで、注文した時は全く違和感を感じていなかったんです。

 ほら、ヒトが見たこともない異星人を初めて見た時、具体的に例えられるものが見当たらず、脳みそが勝手に「なかったこと」にしてしまうというアレと同じです。

 スマホに見入っていた筆者が、「お待たせしました~」という店員さんの声で頭を上げた時、目に飛び込んで来たのは、乳白色でブヨブヨに波打った得体の知れない物体。一瞬、「ウワッ、脳みそ!?」と思ってしまったのでした(笑)。

 そう、メニューに載っていた写真は、調理途中ではなく完成品のコレだったってことです。まぁ、当たり前っちゃあ当たり前だわな。

 ひととおり驚いた後、落ち着いたところで、箸でつまんでうどんを持ち上げてみると……結構重い。

 うどんとつけ汁が別になっているのも、筆者の予想を大きく外れていた点だ。てっきり、丼に入って来るものと思っていたのだ。

 麺にこれだけのボリュームがあるのなら、つけ汁もそれなりに濃厚でないと物足りないだろう。上空からつけ汁の丼を見下ろすと、もやしとワカメの隣には、分厚いチャーシューみたいな豚肉が鎮座しているではないか。こってり好きには最高のアイテムに違いない。

 黒い丼に黒いつけ汁、その中に白くてペラッペラのうどんをくぐらせ、一息にすすりあげると……

「ズベラゴッソ!」

 上品にたふたふとたゆたうひもかわうどんは、下品で大きな音を立てて口の中に吸い込まれて行くのでした!

 食感はまさにつるつるシコシコ!! 薄くて滑らかな麺が濃い目の醤油ベースのつけ汁を纏って、口の中いっぱいに侵入して来る。

 薄いが幅があるので、素早く咀嚼しないと、口の中で幕になって窒息しそうだ。すすりあげてはうどんをたぐり、たぐってはすすりあげる……。

 たまに肉やもやしでインターバルをとりながら、すすり&たぐりを繰り返す。が、ペラッペラの薄皮みたいなうどんは、すすってもたぐっても、なかなか最後の一枚が見えてこないのだ!

 ということで、すみません、ひもかわうどん、何枚あったのか数えてませんでした…。最後の2枚を残して超まんぷく。親切そうな店主に残してしまったことを謝って店を後にし、後半の取材に向かうのでした。

 ひもかわうどん、超うもうございました。

桐生 第二宮島庵 境野支店「肉汁ひもかわうどん」950円

SNS映え  ☆☆☆!
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

「コンビニ戦争」は、すでに始まっている!? ばくだん有するファミマ軍が優勢か

《飽食から美食に変わったニッポングルメ。ラーメンだってカレーだってスイーツだって、おいしくて当然の時代! でも、目でも楽しめたらもっとおいしくない!? そんな変なグルメ、おもしろグルメを探訪する! B級グルメなんて恐れ多い。珍級グルメ、いただきま~す!!》

 最近、コンビニがきな臭くなってきているのを感じないか? というのは……オムライスに味噌カツ、ポーク玉子にチャーハン、鶏から、チキン南蛮……。

 どう、腹へってきた?

 チキンライスに炙り焼きソーセージ、炙りサーモン、カツカレー……。

 どうだどうだ、もう口の中はヨダレで充満しているんじゃないの~!?

 ベーコンエッグに、エビマヨ、ツナマヨ、ベーコンマヨに海苔弁まで……。

 もう、ハラのグー音とヨダレで恥ずかしいくらいだろ!? もうおわかりのように、これは、コンビニの棚に並ぶ変わり種おにぎりの種類である。

 さるかに合戦の昔から、おにぎりといえば、梅干し、おかか、塩むすびが定番で、日本が誇る携行食であり、楽しみなお弁当でもあった。それがいつの間にか、ファミレスのメニュー並みに種類が豊富になり、もはや「コンビニ変わり種おにぎり戦争」と言えるほどの事態に発展しているのだっ!!

 そこで経緯を調べてみると、意外なことがわかった。どうやら、コンビニおにぎり戦争の発端は、高知県から始まったようだ。

 高知県には昔から「ばくだんおにぎり」という大きなおにぎりを食べる食文化があり、そのばくだんおにぎりを、コンビニの「スリーエフ」が店内で調理して販売していたという。現在ではスリーエフはローソンに変わり、高知県内のローソン限定で販売されていたものが、全国の各コンビニに広まったようだ(諸説あり)。

 筆者のイメージでは「ばくだんおにぎりといえば、サークルKサンクスが放ったばくだんむすび牛カルビ&豚生姜焼&鶏唐揚や、ばくだんおにぎり唐揚げと豚生姜マヨなどが争いの発端かと思っていただけに予想外ではあった。

 現在では、セブンイレブンがロースかつ丼おにぎり(期間限定)や旨辛鳥唐揚げおむすびという丼系で応戦すれば、サークルKサンクスを手中に収めたファミリーマートからは、苔弁風おむすびおかか入りや、味噌カツおむすびというマジ弁当風でさらなる追撃がなされた。

 そこに、ちょい高級おにぎりで様子見を決め込むと思われていたローソンが、ここにきてガパオライスおにぎりや、ありそうでなかったもっと大きなおにぎりカツカレーおにぎり特大で参戦してきたのだ。

 元はローソン軍から始まった戦だけに、負けられない戦いがここにあるに違いない。

 果たしてコンビニおにぎり戦争はいつまで続くのか。そして、どこまでにぎってしまうのか。コンビニのおにぎりコーナーから目が離せない……。

(写真・文=よしよし)

「コンビニ戦争」は、すでに始まっている!? ばくだん有するファミマ軍が優勢か

《飽食から美食に変わったニッポングルメ。ラーメンだってカレーだってスイーツだって、おいしくて当然の時代! でも、目でも楽しめたらもっとおいしくない!? そんな変なグルメ、おもしろグルメを探訪する! B級グルメなんて恐れ多い。珍級グルメ、いただきま~す!!》

 最近、コンビニがきな臭くなってきているのを感じないか? というのは……オムライスに味噌カツ、ポーク玉子にチャーハン、鶏から、チキン南蛮……。

 どう、腹へってきた?

 チキンライスに炙り焼きソーセージ、炙りサーモン、カツカレー……。

 どうだどうだ、もう口の中はヨダレで充満しているんじゃないの~!?

 ベーコンエッグに、エビマヨ、ツナマヨ、ベーコンマヨに海苔弁まで……。

 もう、ハラのグー音とヨダレで恥ずかしいくらいだろ!? もうおわかりのように、これは、コンビニの棚に並ぶ変わり種おにぎりの種類である。

 さるかに合戦の昔から、おにぎりといえば、梅干し、おかか、塩むすびが定番で、日本が誇る携行食であり、楽しみなお弁当でもあった。それがいつの間にか、ファミレスのメニュー並みに種類が豊富になり、もはや「コンビニ変わり種おにぎり戦争」と言えるほどの事態に発展しているのだっ!!

 そこで経緯を調べてみると、意外なことがわかった。どうやら、コンビニおにぎり戦争の発端は、高知県から始まったようだ。

 高知県には昔から「ばくだんおにぎり」という大きなおにぎりを食べる食文化があり、そのばくだんおにぎりを、コンビニの「スリーエフ」が店内で調理して販売していたという。現在ではスリーエフはローソンに変わり、高知県内のローソン限定で販売されていたものが、全国の各コンビニに広まったようだ(諸説あり)。

 筆者のイメージでは「ばくだんおにぎりといえば、サークルKサンクスが放ったばくだんむすび牛カルビ&豚生姜焼&鶏唐揚や、ばくだんおにぎり唐揚げと豚生姜マヨなどが争いの発端かと思っていただけに予想外ではあった。

 現在では、セブンイレブンがロースかつ丼おにぎり(期間限定)や旨辛鳥唐揚げおむすびという丼系で応戦すれば、サークルKサンクスを手中に収めたファミリーマートからは、苔弁風おむすびおかか入りや、味噌カツおむすびというマジ弁当風でさらなる追撃がなされた。

 そこに、ちょい高級おにぎりで様子見を決め込むと思われていたローソンが、ここにきてガパオライスおにぎりや、ありそうでなかったもっと大きなおにぎりカツカレーおにぎり特大で参戦してきたのだ。

 元はローソン軍から始まった戦だけに、負けられない戦いがここにあるに違いない。

 果たしてコンビニおにぎり戦争はいつまで続くのか。そして、どこまでにぎってしまうのか。コンビニのおにぎりコーナーから目が離せない……。

(写真・文=よしよし)

鬼平の街で味わう江戸の味“うどん王国”埼玉で出会った「ウナギみたいなうどん」って!?

《飽食から美食に変わったニッポングルメ。ラーメンだってカレーだってスイーツだって、おいしくて当然の時代! でも、目でも楽しめたらもっとおいしくない!? そんな変なグルメ、おもしろグルメを探訪する! B級グルメなんて恐れ多い。珍級グルメ、いただきま~す!!》

 東京では、例年より1週間も早く桜が咲き、花粉も大量に舞い散る春がやって来ました。しかし、まだまだ肌寒い日は多く、そんな日には、あったかいうどんが食べたくなる季節です。

 ということで、食べに行ってきたのは、首都圏の「うどん王国」埼玉。「うどん県」と言ってしまうといろいろ問題がありそうなので、とりあえず「王国」としておくが、アチラのうどん県同様、コチラの埼玉にも、県内あちこちにさまざまなうどんがある。

 その中でも、今回食べた珍級うどんは、コレ!! 

 ネギが邪魔でよくわからないけど、汁の少ないぶっかけ系に見えるでしょ。でも、なんかちょっとおかしいと思わない? だって、麺が、こんな、こんな……。

 こ~んなふうに……

 一本になっちゃっているのだ!!

 一本うどんといえば、以前、京都の北野天満宮前にある「たわらや」の一本うどんの記事を書いたが(記事参照)、あちらはちゃんと、すまし汁に浸かった汁うどんだった。それに対し今回のは、汁というよりタレに浸かってるし、たわらやのうどんより断面が長方形で、太さも若干太目となっている。

 そして、さらに違うのが、うどんの命ともいえる、のど越しと食感だ。本来、のどで味わううどんに対し、この一本うどんは、噛み締めて味うタイプ。極端に言うと「うどん」というより九州地方にある「だんご汁」のだんごを細くした練り物という方が合っているかもしれない。

 そして、見てわかるとおり、すすりあげて食べることはまず不可能だ。写真のように箸でつまみ揚げるのにも、けっこうな握力が必要なほどの質量があるからだ。ゆえに、たぐってはムシャムシャと咀嚼して食べるのが正解。そしてその歯ごたえとのど越しは、たわらやがギリ、うどんで、こちらはギリ、だんごなのだ(筆者調べ)。

 そして、濃い目のタレは甘しょっぱく、そこに半熟卵とネギを絡めて食べる、関東風すき焼き風味。「シメのうどんを一本にしてみました」的な、日本人が好きなど真ん中の味付けとなっている。

 

 掘れば掘るほど変わったうどんが出て来る王国・埼玉。次はどんなうどんと巡り会えるのか?

 五鉄一本うどん、うもうございました。

 

羽生 五鉄「一本うどん」800円

SNS映え  ☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

 

柔らかい丸木橋とオムレツの美味しい関係 角煮カツ丼がうますぎた!

 

 カツの形、卵の調理法、その盛り付け、どれを取っても未体験のカツ丼の味は!?

《飽食から美食に変わったニッポングルメ。ラーメンだってカレーだってスイーツだって、おいしくて当然の時代! でも、目でも楽しめたらもっとおいしくない!? そんな変なグルメ、おもしろグルメを探訪する! B級グルメなんて恐れ多い。珍級グルメ、いただきま~す!!》

 ソースに味噌、卵とじ、野菜炒めにデミソース……といえば、もちろん、日本が世界に誇るカツ丼である。日本全国にいろいろなカツ丼があるが、先日ついに“近未来の究極カツ丼”に出会ってしまった!!

 それはまるで、荒れ果てた荒野にできた小さなクレーターにかけられた丸木橋。そこに、丸くて黄色いフワフワした謎の物体が、天から舞い降りて来たような……。今までのカツ丼の概念を根本から覆す逸品だった。

 

 

 丸木橋にしか見えないのは、柔らかく煮込んだ豚の角煮を揚げたトンカツ。舞い降りた黄色くて丸い物体Xは、タマゴをたっぷり使ったオムレツである。そして、黒いクレーター丼の中にはホカホカの白いご飯が。チラ見えする茶色い謎の液体は、玉ねぎソースである。どうよ、近未来的ドラマが空想できるでしょ?

 まずはホンの数秒、丸木橋とオムレツの不思議な関係性を奇想しながら注意深く観察していただきたい。すると気がつくのが、オムレツの上にさりげなく添えられたミツバとゆずの皮である。これを任意の場所に移動してから、いよいよ、実食の作業に取り掛かろう。

 

 冷めないうちに是非とも行なっていただきたいのが、丸木橋にかかったオムレツの背骨に沿って軽く箸を入れることだ。その瞬間、半熟タマゴがトロ~~っと溢れ出て、丸木橋からまるでナイアガラの滝の様に丼一面に広がるだろう。これはまるで伊丹十三監督作品『タンポポ』に登場したあのオムレツではないかっ!

 そのまま食べるより、もちろん、丸木橋のカツにトッピングして食べるのがオススメである。が、一口目はカツ本来の味を賞味するべく、箸でつまみ上げようとしたとき、煮込まれた肉の柔らかさゆえ、丸木橋が崩落した! 引力に負けてちぎれてしまったのだ。箸でも簡単に切れるトンカツとは……。

 

 

 箸に残った橋の端をおもむろに頬張ると、カリッとした芳ばしい食感の次に、ジュワ~っと濃厚な肉汁が口内を満たす。人類はなぜ今まで、角煮とカツのコンビネーションを思いつかなかったのか?

 そして、2番目の楽しみであるトロトロオムレツをカツにトッピングにして二口目を。ああ、なんという多幸感。衣の歯ざわりと肉汁のジュワトロ、オムレツのトロトロが究極のトリニティーを完成させるのだった。

「でも、こってりすぎてくどくない?」

 

 

 カツ丼好きにとって、ある種、禁句でもある。が、しかし、読者諸氏は忘れてはいないだろうか、オムレツの上に乗っていたミツバとゆずの皮を。濃厚な味に舌が負けて来た時こそ、その2つのアイテムをカツにトッピングすれば、洞窟の中の分かれ道を別の道へと進んだ時のような異次元の風味と味わいが体験できるのだ。

 そして、さらに忘れてならないのが、ごはんにかけられている玉ねぎソースである。濃厚な味付けの具に爽やかなソースが仲介役となり、白ご飯と見事なマッチングをみせるだろう。

 しかし、さらに恐ろしいことを発見してしまった。なんと、この角煮カツ丼にはダブルがあり、二本の丸木橋を体験できるという……。

 近未来すぎるカツ丼、うもうございました。

 

秋葉原 炉端バル さま田「とろとろ玉子の角煮カツ丼」700円/ダブル950円(ランチのみ)

SNS映え  ☆☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

ファンタジーとリアルの間に漂う揚げ物屋で「アイスのからあげ」を食す!

 

《飽食から美食に変わったニッポングルメ。ラーメンだってカレーだってスイーツだって、おいしくて当然の時代! でも、目でも楽しめたらもっとおいしくない!? そんな変なグルメ、おもしろグルメを探訪する! B級グルメなんて恐れ多い。珍級グルメ、いただきま~す!!》

 

 アイスクリームのからあげって食べた事ある? 筆者は以前からずっと、アイスの天ぷらやからあげを食べてみたかった。

 思えば、「アイスクリーム」はグルメものにはしばしば登場するが、“変わり種グルメ”ではあまり見かけない希少な食材である。このコーナーでも、筆者の記憶にあるのは、北千住にあった「菊や」(惜しまれつつ閉店)のアイスクリームラーメンくらいではないか。

 そんな、憧れの「アイスのからあげ」が食べられる店が藤沢にあると聞き、静岡にハンバーグを食べに行った帰りに寄ってみることにした。

 藤沢駅から2駅、小田急線善行(ぜんぎょう)駅を降りると、その店は駅前ロータリーの入り口の角に、黄色いのぼりをはためかせ、燦然と輝いていた。

 駅出口から徒歩1分。店が近づくにつれて店の全貌が見えてくる。表に丸いテーブルがひとつ出ているので、外でも食べられるようになっている。

 そして、店の前に到着した時、“外でも”が“外で”だということに気づかされた。つまり、お持ち帰りがメインで、すぐに食べたい人は、店前のテーブルで食べることができるようだ。

 店前には、からあげにトンカツ、エビフライ、たこ焼きなど、美味しそうなおかずや弁当のメニューが、写真付きや写真なしでたくさん貼り出されている。雰囲気は、少し派手なお弁当屋さんである。腹ペコでここに立ったなら、途端に腹の虫の大合唱が始まるだろう。

 が、果たして「アイスのからあげ」は本当にあるのか? 張り紙を端から目を走らせて目的のメニューを探してみるのだが……ない。

「こ、これは、ガセネタだったか!?」

 そうも思ったが、そんな変わったメニューがあってもおかしくない雰囲気の店ではある。直接店員に聞こうと、店の奥に声をかけると、「ハ~イ」という声とともに、親切そうな丸いメガネのおっちゃんが登場した。

「アイスのからあげってあるんですか?」

 願いを込めて聞いてみた。すると、

「ありますよ。雪見だいふくとモナカ、どっちがいいですか?」

 あった! 本当に。しかも2種類!! 漠然と、おしゃれなアイス屋さんで出される、丸くすくったアイスの唐揚げを想像していたが、市販のアイスだったか、そう来たか……。

 筆者が選んだのは、雪見だいふくの方。しかし、季節は冬。これだけあるメニューの中で、いきなり「じゃあ、雪見だいふくのほうで」というのも違和感しかない。まずは様子見で、鶏皮の素揚げを頼んでみると、これが、パリッパリのサックサクで、超~うまい! なんでカルビーは鶏皮チップスを出さないのかという、まさに“爆誕”レベルなのだ。ホットなシーズンならビールは必須だろう。

 その鶏皮をカリカリつまみながら、次は何にしようか考えあぐねた末に頼んだのが、イカゲソの唐揚げだった。これもまた、「サク・コリ・プッルン!」という三重奏の食感と、海の香りが楽しめる逸品。こんな店がウチの近くにあったら、毎晩でも通いてーゼ……。

 そして、いよいよ、その時はきた。

「すみませーん、あと、アイスの唐揚げ。雪見だいふくの方で」

 おっちゃんに、そうお願いした。

 約3分後、「ハイ、お待たせ……」と、受け取ったのは、コロッケのような、小さなカレーパンのような、小さくて丸い物体だった。上に生クリームがちょこんと乗っかっている。

「……ワイルドに食べてね」

 おっちゃんに言われたとおり、かぶりついてみた。

「なんだこれわわわ!?」

 歯を立てた瞬間の、生クリームの甘さと衣のサクサクした食感は、人生の中でも未知の領域だった。

「あ~、イカフライでやめときゃよかった……」

 後悔したが、間に合わない。そのまま噛み下ろすと、甘さのあとに一瞬だけ、皮である求肥の柔らかさを感じ、それから固めのアイスの食感と冷たい甘味が伝わってきた。

「う、う~ん?」

 今までクリームの甘さと揚げ衣というコンビネーションを体験したことがなかったのでチト気になる味ではあるが、まずくはない。まさに、「珍級(ツウ好み笑)」な味なのだった。

 店主に聞くと、店を始めて40年。変わり揚げを始めたのは30年前だという。当時は、昼間は子ども、夜は会社帰りのサラリーマンで賑わい、夜は酒も出した。しかし、飲酒運転で帰る客がいて酒の提供はやめ、駅前にマックができると子どもたちも遠ざかったという。

 なぜかファンタジーで、宮崎駿のアニメに出てきそうな、駄菓子屋みたいな揚げ物屋。次はモナカのほう、いってみっか……。

 

善行 ビーバー「あげアイス ユキミ」200円

SNS映え  ???
味     ☆☆
珍級度   ☆☆☆!!

(写真・文=よしよし)