400勝投手の金田正一さん「食事、ビジネス、風俗めぐり」の伝説を改めて振り返る

 通算400勝という金字塔を打ち立てた名投手・金田正一氏が6日、86歳で亡くなった。“カネやん”の愛称で親しまれた金田氏は、球場内はもちろん、球場の外でも数多くの伝説を残している。

 今や20勝投手さえ滅多に出ない日本球界だが、単純計算で20勝を20年続けなければ到達しない「通算400勝」という大記録を打ち立てた金田氏。そのほかにも「4490奪三振」「14年連続20勝以上」「通算イニング5526回2/3」「14年連続300イニング以上登板」など、二度と抜かれることのない記録をいくつも持つ金田氏だが、その陰にたゆまぬ努力があったことは、プロ野球関係者の間では有名だ。スポーツ紙記者がいう。

「豪放磊落なイメージが強い金田氏ですが、アスリートとしての意識の高さは、時代のはるか先を行っていました。『投手の基本は下半身』と、とにかく走り込みを推奨するスタイルを球界に持ち込んだのは金田氏ですし、周りの選手が焼き肉やステーキばかり食べている時代、キャンプにナベカマ一式を持ち込み、厳選した食材を自分で持参して作る『カネやん鍋』を食べていました。当時としては画期的だったサプリメントやミネラルウォーターも愛飲していました。

 ケガ防止も万全で、お酒を飲むと、商売道具の左手をケガしないように、おしぼりやタオルでグルグル巻きにするのが金田流の酒の飲み方。サンダル姿で歩く若手選手を見ると、『そんな格好でケガをしたらどうする!』と一喝するのもおなじみの光景でした」(前出・記者)

 やはり天賦の才だけでは、400勝という数字に達するのは不可能だったようだ。一方、グラウンド外でも伝説は枚挙にいとまがない。スポーツライターが振り返る。

「当時“天皇”と言われ、ON(王貞治・長嶋茂雄)に並ぶ年俸をもらっていた金田氏は、ビジネスにも熱心でした。手掛けた事業はサウナ、タレント事務所、健康食品など多岐にわたり、資産は軽く10億円を超えます。高価な物に目がなく、1,000万円以上する時計など当たり前。1970年代には3,000万円近くするロールスロイスに乗っていました。それを見せびらかして、『○○万円や!』と自慢するんですよ。

 監督時代にはキャンプで“生理休暇”を設けたことでも話題になりました。妻帯者の選手は自宅に帰し、独身の選手は風俗店に連れて行ったのです。遠征時に、バスを仕立てて風俗店に行くこともあり、その時は番記者までご相伴にあずかったそうで、本当に古き良き時代です。カラオケの持ち歌は『カネやん版の仰げば尊し』で、お開きは必ずこの曲。親や先輩などへの感謝を述べてから歌う『仰げば尊し』は絶品で、まさにスターでした」(スポーツライター)

 打ち立てた数々の記録も不滅だが、こんなキャラクターの持ち主も二度と出てこないはず。優等生キャラのアスリートも結構だが、”小粒化”する選手たちをカネやんは天国からどう見ているのか……。

400勝投手の金田正一さん「食事、ビジネス、風俗めぐり」の伝説を改めて振り返る

 通算400勝という金字塔を打ち立てた名投手・金田正一氏が6日、86歳で亡くなった。“カネやん”の愛称で親しまれた金田氏は、球場内はもちろん、球場の外でも数多くの伝説を残している。

 今や20勝投手さえ滅多に出ない日本球界だが、単純計算で20勝を20年続けなければ到達しない「通算400勝」という大記録を打ち立てた金田氏。そのほかにも「4490奪三振」「14年連続20勝以上」「通算イニング5526回2/3」「14年連続300イニング以上登板」など、二度と抜かれることのない記録をいくつも持つ金田氏だが、その陰にたゆまぬ努力があったことは、プロ野球関係者の間では有名だ。スポーツ紙記者がいう。

「豪放磊落なイメージが強い金田氏ですが、アスリートとしての意識の高さは、時代のはるか先を行っていました。『投手の基本は下半身』と、とにかく走り込みを推奨するスタイルを球界に持ち込んだのは金田氏ですし、周りの選手が焼き肉やステーキばかり食べている時代、キャンプにナベカマ一式を持ち込み、厳選した食材を自分で持参して作る『カネやん鍋』を食べていました。当時としては画期的だったサプリメントやミネラルウォーターも愛飲していました。

 ケガ防止も万全で、お酒を飲むと、商売道具の左手をケガしないように、おしぼりやタオルでグルグル巻きにするのが金田流の酒の飲み方。サンダル姿で歩く若手選手を見ると、『そんな格好でケガをしたらどうする!』と一喝するのもおなじみの光景でした」(前出・記者)

 やはり天賦の才だけでは、400勝という数字に達するのは不可能だったようだ。一方、グラウンド外でも伝説は枚挙にいとまがない。スポーツライターが振り返る。

「当時“天皇”と言われ、ON(王貞治・長嶋茂雄)に並ぶ年俸をもらっていた金田氏は、ビジネスにも熱心でした。手掛けた事業はサウナ、タレント事務所、健康食品など多岐にわたり、資産は軽く10億円を超えます。高価な物に目がなく、1,000万円以上する時計など当たり前。1970年代には3,000万円近くするロールスロイスに乗っていました。それを見せびらかして、『○○万円や!』と自慢するんですよ。

 監督時代にはキャンプで“生理休暇”を設けたことでも話題になりました。妻帯者の選手は自宅に帰し、独身の選手は風俗店に連れて行ったのです。遠征時に、バスを仕立てて風俗店に行くこともあり、その時は番記者までご相伴にあずかったそうで、本当に古き良き時代です。カラオケの持ち歌は『カネやん版の仰げば尊し』で、お開きは必ずこの曲。親や先輩などへの感謝を述べてから歌う『仰げば尊し』は絶品で、まさにスターでした」(スポーツライター)

 打ち立てた数々の記録も不滅だが、こんなキャラクターの持ち主も二度と出てこないはず。優等生キャラのアスリートも結構だが、”小粒化”する選手たちをカネやんは天国からどう見ているのか……。

阪神タイガースのCS進出をかけた最終戦、奇跡を演出した中日との“あうんの呼吸”試合が物議に

 プロ野球セ・リーグは9月30日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、CSに進出するチームが決定。阪神が奇跡の6連勝で広島を抜き去り、2年ぶり8度目のCS(クライマックスシリーズ)進出を決めた。しかし最終戦の阪神対中日戦は真剣勝負には程遠い内容で、広島ファンから怒りの声が上がっている。

 広島が最終戦で敗れたため、阪神が残り3戦に全勝すればCS進出となるドラマティックな展開となった今年のペナントレース。阪神は2連勝して最終戦に臨み、広島ファンは固唾を呑んで試合の行方を見守ったが、すでに順位が確定した中日はモチベーションが低く、早々に勝敗への興味を失わせる試合となった。週刊誌のスポーツ担当記者はいう。

「この試合、中日の大野雄大には最優秀防御率タイトルがかかっていました。条件は3回3分1を無失点に抑えればタイトルを獲得できるというもの。大野が先発すると、阪神打線は“暗黙の了解”のごとく凡退を繰り返し、大野がタイトルを確定させてマウンドを降りると、阪神ファンからも歓声が上がりました。その後、中日はランナーが出ても盗塁失敗を重ね、阪神が取った3点のうち2点は暴投によるもの。大野のタイトルと引き換えに勝ちを譲ったと見られても仕方のない試合内容でした」(スポーツ担当記者)

 明確に八百長というわけではないが、限りなく黒に近い灰色だった最終戦。ただ、プロ野球史をひもとけば、今なら大炎上間違いなしの最終戦もあった。40年来のプロ野球ファンのベテランスポーツライターがいう。

「優勝が絡む試合で敗退行為と騒がれた試合でいえば、1982年の大洋対中日の最終戦の『5連続敬遠事件』が有名です。この時、中日は勝つか引き分けなら優勝、負ければ巨人が優勝という状況でしたが、一方では大洋の長崎啓二と中日の田尾安志が首位打者争いをしていました。田尾はヒットを1本打てば、長崎を逆転できる状況でしたが、大洋は田尾とまったく勝負せず、5打席すべて敬遠。出塁した田尾がとこごとく得点に絡んで中日が9対0で圧勝し優勝。長崎はタイトルを獲得しました。球場では、田尾と勝負をしない大洋の投手陣に中日ファンから怒号が飛び交い、優勝を決めたチームのファンが殺気立つ、異様な雰囲気での優勝決定となりました」(ベテランスポーツライター)

 今回の中日戦は怒号が飛び交うような展開ではなかったが、後味の悪さを残したのは紛れもない事実。4位に転落して辞任を発表した広島の緒方監督は、いま何を思う……。

フジ・久慈暁子アナは究極のサゲマン? 同棲報道後に成績急落したヤクルト原樹理の惨状

 フジテレビの美人アナで、クジパンこと久慈暁子と、プロ野球・東京ヤクルトスワローズの原樹理投手との“ほぼ同棲”状態が一部で報じられたのは5月10日のこと。

 共に、仕事の上ではまだ半人前同士とあって、ネット上では「恋愛は自由だけど、今はどちらも本業をもっとがんばった方がいい」といった趣旨の声が大半を占めていたものだ。

 その後、4カ月余が経過して、際だってしまったのが久慈アナのさげまんぶりだ。今季の原は開幕から先発ローテーションに入り、報道された時点では、2勝3敗、防御率4.34とまずまずの成績を残していた。

 ところが、“ほぼ同棲”が報じられて以降、原はKOされることが続き、ようやく3勝目を挙げたのは6月2日。それ以降、原はまったく勝てなくなり、同19日に2軍落ちし、3カ月以上一軍に再昇格できていない。9月21日現在、12試合に登板し、3勝7敗、防御率4.86というズタボロの成績だ。

 原は東洋大学出身で、2015年のドラフト会議でヤクルトから1位指名されプロ入り。即戦力ルーキーとして入団したが、1年目(16年)は2勝8敗、2年目(17年)は3勝11敗と振るわず。それでも、3年目の昨季は6勝(7敗)をマークして、きっかけをつかみ、今季の躍進が大いに期待されていたものだ。

「今季は先発で2ケタ勝利が期待されていて、とても大事なシーズンでしたが、昨季の成績を大きく下回ることになってしまいました。ヤクルトはすでにセ・リーグ最下位が決まっていますが、原は間違いなくA級戦犯の一人。特に久慈アナとの交際が報道された後は1勝4敗で二軍落ちの惨状。これでは、久慈アナは原の足を引っ張っただけで、さげまん女扱いされても致し方ないでしょうね。久慈アナとの交際を快く思っていないヤクルトファンも多いようです」(スポーツ紙記者)

 久慈アナは“プロ野球選手”という肩書きと、年俸4,000万円(推定)の高収入に惹かれて、原との交際をスタートさせたのかもしれないが、アスリートの世界は結果がすべて。成績が振るわなければ、叩かれてしまうリスクがある。

 余計なお世話だが、今後も交際を続けるなら、久慈アナは来季こそ、原がブレークを果たせるよう内助の功を発揮してほしいものだ。

プロ野球で過保護すぎてタイトルが「該当者なし」に? 球数制限ブームで異常事態発生

 プロ野球は終盤戦を迎え、タイトル争いもヒートアップしてきたが、パ・リーグの防御率王争いで異常事態が発生。ルール変更すべきと叫ばれそうな勢いだ。

 各チームとも10試合前後を残す状況で、いまだにセ・パ両リーグとも優勝チームが決まらない2019年のプロ野球。捕手ながら打率トップの西武・森友哉、10代の本塁打記録を更新したヤクルトの村上宗隆、本塁打と打点の二冠を目指す西武・山川穂高など、個人記録も面白くなってきたが、スポーツ紙の成績ランキングを見ると、数字とは別の意味で目を引くのがパ・リーグの投手成績だ。スポーツ紙記者がいう。

「ここ数年、プロ野球界で投手の身体を守る傾向が飛躍的に高まってきたことで、規定投球回に達する選手が急激に減っており、セ・リーグは9人、パ・リーグに至っては4人しか規定投球回に達した投手がいません(9月19日時点)。ちなみに2009年はセ・パ合わせて34人、2017年でも25人ですから、この減り方は異常です」

 規定投球回とは、最優秀防御率のタイトルを獲得する際に必要な投球回のこと。規定投球回=所属球団が1シーズンに行った試合数なので、今年の場合、規定投球回は143回となる。相手に最も点を取られなかった投手に与えられる「最優秀防御率」は、投手の中でも特別なタイトル。その候補が4人しかいないとは、何ともお寒い状況だが、この背景には近年の投手起用術の変化がある。前出の記者が続けた。

「かつては中4日や中5日が当たり前だったプロ野球界ですが、近年は先発投手を6人用意して中6日で回すのがスタンダードなので、先発投手が登板するのは週1回、年25~26回です。1回先発するたびに6イニングは投げないと規定投球回に到達しませんから、時代に対応していないルール設定とも言えるでしょう」

 その背景にあるのは、投手の肩(身体)を保護しようという動きだ。高校野球界では、球数制限に関する侃々諤々の議論が展開されているが、プロ野球界も投手保護の流れは同じ。ただ、古くからのプロ野球ファンの中には、不満を抱く者も少なくないようだ。

 「かつては中5日でも軟弱だと言われていたのに、今や先発が投げるのは週1回です。“投手擁護派”は医者の意見を根拠にしますが、医者は『ダメ』というのが仕事なんですよ。『中4日でOK』『120球投げても大丈夫』と言ってけがされたら、自分のせいにされてしまうんですから。プロ野球界は試合時間の短縮に熱心ですが、レベルの低い投手が先発で投げるから、ちょこちょこ投手を変えることになって、試合が長くなるんです。アスリートという道を選んだのですから、『けがをするから』と泣き言を言うくらいなら、壊れないような身体を作ればいいんですよ」(前出・記者)

 それならいっそのこと、投手はピッチングマシーンにやってもらう方がいい?

中日・松坂大輔、ボロボロでも”現役続行宣言”せざるを得ない複雑すぎる家庭事情

 現在、2軍で調整を続ける中日ドラゴンズの松坂大輔が、現役続行の意思を球団に伝えたことが判明。“平成の怪物”と呼ばれた男の去就が注目されている。

 2014年オフに福岡ソフトバンクホークスに入団し、日本球界に復帰した松坂は、17年11月に同球団を退団。18年1月にテストを受け合格した中日に入団。4月に日本では12年ぶりの勝利を上げると、先発ローテーションの一角として6勝を上げ、カムバック賞に輝いた。しかし今年のキャンプで、ファンとの接触時に肩を傷め、ここまで2試合に登板して防御率は16.88とボロボロの成績。フリーのスポーツライターが言う。

「かつては豪腕で鳴らした松坂ですが、今季のピッチングを見ると、球速が伸びない上に制球も安定せず、2軍戦でも四球を連発しています。昨年、復活した松坂は、春のキャンプで不運なケガをして同情の声が上がりましたが、5月の2軍の練習日にゴルフをしていたことを週刊誌にすっぱ抜かれ、一気に同情論が吹っ飛びました。生え抜きならともかく、中日ではまだ2年目。球団としては昨年すでに元は取ったという感覚でしょうから、戦力外は免れないでしょう」(スポーツライター)

 昨年の松坂の年俸は推定1,500万円。今季は8,000万円に上がったが、まもなく39歳という年齢も考えると、チームが来季契約する可能性は薄い。それでも現役続行を望むのはなぜか? 週刊誌のスポーツ担当記者が言う。

「松坂の嫁は元日テレアナの柴田倫世ですが、夫が日本に戻る際に柴田は帰国せず、3人の子どもとボストンで暮らしています。柴田は子どもにグローバルな教育をしたいという方針で、アメリカに残る道を選んだのです。しかしこの教育方針が悲劇を生みました。好条件で渡米した松坂は、通訳を付ける契約を結んだため、英語が全く上達しませんでした。しかし子どもたちは日本語よりも英語が得意で、放っておくと英語で話してしまい、松坂が理解できないのです。そんな松坂の一番下の子どもはまだ小学生。教育熱心な妻としては、『まだまだ稼いでもらわなくては困る』といったところではないでしょうか」(スポーツ担当記者)

 ちなみに松坂のアメリカ滞在期間は8年間。それでも英語が上達しなかったとは、それだけ野球に集中していたという証明なのか。今は言葉のストレスなく野球に集中できるはず松坂だが、妻の“遠隔操作”もなかなか巧みなようだ。

「姉さん女房の柴田の夫の管理術は巧みで、松坂が日本に戻る際にソフトバンクを選んだのは、松坂が遊びすぎないよう、柴田の実家がある福岡を選んだと言われています。もし引退すれば妻子と暮らすことになるでしょうが、松坂がアメリカに戻るとは考えにくい。今さら柴田が日本に戻る気があるのかどうか……」(スポーツ担当記者)

 かつて「亭主元気で留守が良い」というヒットCMがあったが、シーズン終了後の松坂の身の振り方やいかに?

阪神タイガース・鳥谷敬が戦力外の後味悪さ、”ミスター虎”の晩節を汚したのは誰なのか?

 阪神タイガースの鳥谷敬が、チームから戦力外通告を受けたことが判明した。鳥谷はトラ一筋で、2017年には名球会入りも果たしたチームの顔だが、ここ数年を振り返ると、酷薄な扱いばかりが目に付いて仕方ない。

 鳥谷は2003年にドラフト自由獲得枠で阪神に入団。安定した守備や打撃もさることながら、最大の特長はとにかくケガをしないことで、2004年から2018年まで続けた1939試合連続出場は歴代2位だ。早大時代から彼を知る週刊誌のスポーツ担当記者はいう。

「鳥谷はドラフト当時、“彼を取ったチームは、10年はショートの心配をしなくて良い”と言われていました。そういった宣伝文句は当たらないものですが、鳥谷はあっという間にレギュラーを奪うと、その後15年以上レギュラーの座を守り、打撃でも2017年に2000安打を達成しています。通算出場試合数もチーム歴代トップで、まさに“ミスタータイガース”です」(スポーツライター)

 とはいえ鳥谷の今季の成績は、打率.208で本塁打も打点も0(9月3日時点)。38歳という年齢も考えれば、戦力外通告は致し方ないようにも思われるが、そこに至るには、いくつもの不幸が重なっている。40年来の阪神ファンのスポーツライターがいう。

「鳥谷の悲劇の始まりは、2017年にサードにコンバートされたことです。金本監督(当時)は、自分が期待する北條史也を使いたいため、鳥谷をサードに回し、鳥谷はサードでゴールデングラブ賞を獲得しました。ところが金本は、そのオフにドラフト1位で大山悠輔を取ると、彼をサードで使うために今度は鳥谷をセカンドにコンバートしました。本来ならレギュラーは“奪う”ものですが、金本は1度ならず2度も若手にポジションを与え、鳥谷がその犠牲になったのです」(スポーツライター)

 それで北条や大山が活躍したのなら、それも1つの“時代の流れ”だが、大山も北条も結果的に大して活躍していない。昨年最下位の金本はクビになるが、後任の矢野監督の起用法も不可解だった。

「ポジションを争う木浪がオープン戦で絶好調だったので、彼が開幕戦で使われたのは理解できますが、木浪が絶不調に陥っても、鳥谷は代打でしか使われませんでした。鳥谷は選球眼が非常に良く、四球が多いので、勝負どころで使うよりも、1試合フルに使うことで輝くタイプの選手です。ただ、矢野監督の立場に立てば、鳥谷を代打で使いたくなる気持ちも分かります。阪神には八木、真弓、桧山など、常に“代打の神様”と呼ばれる選手がおり、今年、鳥谷が代打で出てきた時の歓声の大きさは強烈でした。そういう意味では、鳥谷を“代打男”に祭り上げてしまった阪神ファンにも、責任の一端はあるかもしれません」(同上)

 いくつかの不幸が重なったとはいえ、チームの顔が気持ち良くチームを去るレールさえ敷けないのが「ダメ虎」と言われる所以。鳥谷は、戦力外通告を受けた際、「他球団に移籍する」と即答したことが明らかになっており、「こんなチームではやっていられない」というのが本音なのかもしれない。

阪神タイガース・鳥谷敬が戦力外の後味悪さ、”ミスター虎”の晩節を汚したのは誰なのか?

 阪神タイガースの鳥谷敬が、チームから戦力外通告を受けたことが判明した。鳥谷はトラ一筋で、2017年には名球会入りも果たしたチームの顔だが、ここ数年を振り返ると、酷薄な扱いばかりが目に付いて仕方ない。

 鳥谷は2003年にドラフト自由獲得枠で阪神に入団。安定した守備や打撃もさることながら、最大の特長はとにかくケガをしないことで、2004年から2018年まで続けた1939試合連続出場は歴代2位だ。早大時代から彼を知る週刊誌のスポーツ担当記者はいう。

「鳥谷はドラフト当時、“彼を取ったチームは、10年はショートの心配をしなくて良い”と言われていました。そういった宣伝文句は当たらないものですが、鳥谷はあっという間にレギュラーを奪うと、その後15年以上レギュラーの座を守り、打撃でも2017年に2000安打を達成しています。通算出場試合数もチーム歴代トップで、まさに“ミスタータイガース”です」(スポーツライター)

 とはいえ鳥谷の今季の成績は、打率.208で本塁打も打点も0(9月3日時点)。38歳という年齢も考えれば、戦力外通告は致し方ないようにも思われるが、そこに至るには、いくつもの不幸が重なっている。40年来の阪神ファンのスポーツライターがいう。

「鳥谷の悲劇の始まりは、2017年にサードにコンバートされたことです。金本監督(当時)は、自分が期待する北條史也を使いたいため、鳥谷をサードに回し、鳥谷はサードでゴールデングラブ賞を獲得しました。ところが金本は、そのオフにドラフト1位で大山悠輔を取ると、彼をサードで使うために今度は鳥谷をセカンドにコンバートしました。本来ならレギュラーは“奪う”ものですが、金本は1度ならず2度も若手にポジションを与え、鳥谷がその犠牲になったのです」(スポーツライター)

 それで北条や大山が活躍したのなら、それも1つの“時代の流れ”だが、大山も北条も結果的に大して活躍していない。昨年最下位の金本はクビになるが、後任の矢野監督の起用法も不可解だった。

「ポジションを争う木浪がオープン戦で絶好調だったので、彼が開幕戦で使われたのは理解できますが、木浪が絶不調に陥っても、鳥谷は代打でしか使われませんでした。鳥谷は選球眼が非常に良く、四球が多いので、勝負どころで使うよりも、1試合フルに使うことで輝くタイプの選手です。ただ、矢野監督の立場に立てば、鳥谷を代打で使いたくなる気持ちも分かります。阪神には八木、真弓、桧山など、常に“代打の神様”と呼ばれる選手がおり、今年、鳥谷が代打で出てきた時の歓声の大きさは強烈でした。そういう意味では、鳥谷を“代打男”に祭り上げてしまった阪神ファンにも、責任の一端はあるかもしれません」(同上)

 いくつかの不幸が重なったとはいえ、チームの顔が気持ち良くチームを去るレールさえ敷けないのが「ダメ虎」と言われる所以。鳥谷は、戦力外通告を受けた際、「他球団に移籍する」と即答したことが明らかになっており、「こんなチームではやっていられない」というのが本音なのかもしれない。

張本勲、実は「球数制限」容認派だった! 『伊集院光とらじおと』で明かした本音

 101回目の夏もしっかり盛り上がりを見せた高校野球。その熱と比例するように、球児の「球光数制限」の是非についての議論も例年以上にヒートアップした。

 時節柄、そして科学的にも、「球数制限」論者に一定の理があるのはごもっとも。一方、球界年長者ほど、球数制限には異を唱えがち。そこで世代間ギャップが起きる。象徴的だったのが張本勲とダルビッシュの(一方通行な)舌戦だろう。

 まずは、7月28日放送のTBS系『サンデーモーニング』で、球界のご意見番・張本氏が大船渡高(岩手)の160キロ右腕、佐々木朗希投手が県大会決勝戦で出場しないまま敗れたニュースについて「最近のスポーツ界でこれが一番残念」「投げさせるべき」とコメント。これに対してダルビッシュは「シェンロンが一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う」(原文ママ)とつぶやくと、「いいね」の数は一気に10万超え。

 さらに8月20日、朝日新聞デジタル版で球数制限に異論を唱えた野球評論家・江本孟紀氏に対し、「だれかこの記事プリントアウトして江本さん、張本さんに渡してください」と、少年野球の投手にケガが多いという記事をツイートで紹介したことも話題を呼んだ。

 ブレないダルの姿勢には変わらぬ称賛の声が集まる一方、「シーズン中に何やってんだよ」「球界の年長者にもう少し敬意を」「ましてや張本さん、ファイターズOBなのに……」と危惧する野球ファンも少なくない。もっとお互い歩み寄れる部分はあるはず、と。だからこそ、ダルビッシュにはこう伝えたい。

《だれか8月26日のTBSラジオ『伊集院光とらじおと』の張本さん出演コーナーの音源ダルビッシュに渡してください。もしくはradikoのURL》

 というのも、球数制限否定派だと誰もが思っていた張本氏、なんと球数制限容認派であることを、この日のトークで明かしたから。『伊集院光とらじおと』での張本氏の言葉は、まとめるとこうだ。

「球数制限について、条件をつけて決めてもいい。投手を大事にするのはいいこと。でも、大事にするのと甘やかすのは違う。大投手は必死に歯を食いしばって投げ込んで、成長するわけだから」

 さらに、イマドキ世代の若者たちへの指導はどうすべきか? という伊集院の質問に対して、張本はこうも返している。

「私らの年代から、今の年代に降りないと。私らの論理を押し付けたら、笑われますよ」

「(甲子園で準優勝した星稜のエース)奥川(恭伸)君は(甲子園で)512球放っている。去年の(準優勝した金足農業の)吉田輝星は881球。球数をたくさん投げたから壊れる、というのは違うと思う。そこは指導者が考えないといけない。投げさせて投げさせて、よくなる投手もいる。だから、指導者は難しいんです」

 張本氏のこうした言葉を受け、「これを聞いたら、ダルビッシュとの論争にはならないんじゃないか」とコメントしたのは番組MCの伊集院光。誰よりもファイターズを愛する男は、ファイターズOB同士の場外乱闘を、ずっと歯がゆい思いで見ていたのではないだろうか。

 伊集院が張本氏を紹介する際、「僕が子どもの頃は『炎の打者』って呼ばれていたけど、今は『炎の解説者』だからね」と発したように、すっかり炎上解説者としておなじみになってしまった張本氏。ただ、この日のラジオでの内容を踏まえると、『サンデーモーニング』における張本氏の言動は、多少“演じている”部分がある、と思ったほうがいいのではないだろうか(もちろん、素のままの暴言のほうが多いとは思うのだが)。

 実際、筆者はある野球解説者から「張本さんも大変だよね。ああいう役回りで。本当は、球場でご挨拶しても、僕らみたいな後輩にもちゃんと挨拶してくれる優しい人なのに」という言葉を聞いたことがある。

 結局、『サンデーモーニンング』で問題なのは、過剰に「喝!」を迫る関口宏だ。直近25日の放送でも、守備妨害でアウトになった西武・源田壮亮のニュースに対して「あれはしょうがない」とコメントした張本に、執拗に「喝じゃないの? 喝でしょ」と迫る場面があった。そして、こんなことは日常茶飯事。喝さえ言わせておけば数字は伸びる、といった態度には、アスリートへの敬意も、スポーツに対する愛情も感じられない。

 その「スポーツへの敬意」という部分で明らかに勝っていたのが伊集院。敬意をもって接するからこそ、張本の本音が聞き出せたのだ。

 ちなみに、『伊集院光とらじおと』で、「最後にこれからの夢を」とマイクを振られた張本氏は、次のようなコメントを残していた。これもまた、ダルビッシュに届いてほしいと思う、野球界全体を見据えた建設的なものだった。

「野球のルールを変えてもらいたい。日本人に合う、日本の青少年、日本のファンが喜ぶような。アメリカのルールをそのまま持ってこないで、ちゃんと吟味して、日本人にいいルールを作ってもらいたいね。このままじゃ、野球界がダメになりますよ」

(文=オグマナオト)

星稜・奥川の評価急上昇で「163km」大船渡・佐々木とドラフトは1位指名で競合へ

 今年も多くの感動を生んだ夏の甲子園だが、大会MVPを選ぶとすれば、星稜高校(石川)の奥川恭伸で異論はないだろう。

 最速163kmを誇る大船渡高校(岩手)の佐々木朗希が予選で敗れ、目玉となる選手がなかなか見当たらない中、奥川は準決勝まで防御率0.00を継続。決勝こそ敗れたものの、その見事なピッチングは鮮烈な印象を残した。こうなると俄然興味が沸くのが秋のドラフト会議だが、佐々木と奥川にはどれだけ指名が集中するのか?

 大会が始まる前、世間の目が一斉に注がれていたのは佐々木だった。身長190cmの恵まれた体を持つ佐々木は、春のU-18合宿で163kmを計測し、一気に注目の的に。出身地も同じ岩手ということで、“大谷二世”とも呼ばれたが、県大会決勝戦を登板回避し、甲子園の土を踏む夢は叶わなかった。そんな中、甲子園で一気に評価を上げたのが奥川だ。今大会を現地で取材したフリーのスポーツライターがいう。

「世間の目は佐々木にばかり向いていましたが、関係者の間では、大会前から“奥川の方が上”という声もありました。春の選抜では、履正社(大阪)を被安打3、17奪三振という完璧なピッチングで完封しましたし、球速も最速154kmと、佐々木と遜色ありません。今大会の3回戦の智辯和歌山戦では14回で165球を投げきっており、スタミナも十分です。素材では佐々木に軍配があがりますが、完成度では奥川の方が上でしょう」(スポーツライター)

 こうなると、12球団は「163kmの大谷二世」か「完成度の高い甲子園のヒーロー」かの選択を迫られることになるが、果たして何チームが2人を指名するのか? 週刊誌のスポーツ担当記者はいう。

「今年のドラフトは超不作で、大学生や社会人にも目立った選手はいないので、ドラフト1位指名は奥川と佐々木、さらに大学No.1投手と評価される明治大学・森下暢仁の3人に絞られます。まず、佐々木で決まりなのが日本ハムで、こちらは指名を公表済み。さらに楽天も、かつて大谷翔平を指名せず、地元から大ブーイングを浴びた過去があるので、今回は佐々木を指名せざるを得ないでしょう。一方、奥川で決まりなのは中日。奥川は石川県出身で、こちらは北陸中日新聞の販売エリアですから、奥川で間違いありません」(スポーツ担当記者)

 すでに3チームの指名は確実な佐々木と奥川。残りの球団は、どう動くのか。

「佐々木と奥川の”BIG2”を避けそうなのは西武とヤクルトです。西武は競合が嫌いな上、投手陣がボロボロで即戦力が必要なので、森下で行くでしょう。またヤクルトも、今シーズンは酷い成績で立て直しが急務なので、森下で勝負しそうです。それ以外の10球団は佐々木か奥山。佐々木が6~7チーム。残りが奥山といったところでしょう」(同上)

 ちなみに今年のドラフト会議は10月17日。令和初のドラフトは”2強”の激突が見ものになりそうだ。