算数が苦手な子を救済する魔法!? 「プレジデントFamily」が公文式を大絶賛

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「プレジデントFamily」2013年3月号
(プレジデント社)

 「プレジデントFamily」(プレジデント社)の今月号の特集は「算数がグンと伸びる!」、全編が算数克服と称した“公文アゲ”です。公文式創始者・公文公氏と息子・毅氏との物語「ある父親が与えた奇跡の教材」、小学生がつまずきやすい問題に公文式が答える「小学生の『3つの壁』徹底攻略」、さらに公文式教室に通う(通っていた)デキるお子さんたちの成長ヒストリー「算数でつまずいたら、どうしたらいい?」など、特集の大半が公文式の解説に費やされています。算数で悩んでいる親子に「逆に何でやらないわけ!?」という強制力まで感じてしまう内容です。

 「基本的な問題を繰り返す」「その子の理解度に合わせる」など、公文式の理念はとても素晴らしいものですが、「算数」という主要教科に対して、一教育企業のやり方を「ファイナルアンサー」として提示することへの違和感は否めません。今、なぜ公文なのか……早速中身を見て参りましょう。

プレファミの「頭のいい妻が、学習教室を開いたら」企画を支える選民意識

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「プレジデントFamily」2013年2月号
(プレジデント社)

 三度の飯より東大が好きなお母さんお父さんが集う「プレジデントFamily」(プレジデント社)、今月号の特集は「お金」がテーマ。今は所得の高い家庭ほど東大進学率も高いと言われており、比較的裕福とされるプレファミ読者層でも「今あるカネを東大に向けてどう使うか」ということに強い興味関心があるようです。それにしても「お金が貯まりに貯まる生き方」という特集タイトル、インパクトありますよね~。「貯まる」じゃなくて「貯まりに貯まる」。昭和のネズミ講みたいでイイ響き。キャッチも「冬の時代、この先30年の安心を手に入れる一冊」などと大風呂敷を広げております。それにしても「プレジデント」及び「プレジデントFamily」から漂うこれら“根拠のない自信”は、一体どこから来るものなのでしょうか。これが「年収800万円オーバー」の正義ってやつ?

東大一直線「プレジデントFamily」を成り立たせる、聖母信仰の恐怖

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「プレジデントFamily」2012年12月号
(プレジデント社)

 女性誌レビューにお久しぶりの「プレジデントFamily」(プレジデント社)が登場です。媒体資料によると、読者の平均年齢が男性43.6歳、女性39.5歳、男性の職業は会社員が圧倒的に多く65.8%、女性は52.7%が専業主婦です。さらに半数が戸建を持ち、住居エリアは首都圏が57.7%、世代年収は800万円以上が55%を占めます。スーパーセレブリティとはいかないまでも、そこそこに余裕がある家庭がメイン読者のようです。ヘルメットにゲバ棒振り回しながら「教育! 東大!」と叫ぶような過激なイメージの「プレジデントFamily」ですが、読者プロフィールには「お父さんが読んで、お母さんも読む。お爺ちゃんやお婆ちゃん、子供たちが読んでも面白い。そんな家族の真ん中に置かれる雑誌です」と、まるで一家団欒の中心にあるちゃぶ台のようなことが書いてありました。どっからどうみてもそうは思えませんが、真偽のほどはいかに?