「高橋優と付き合いたいです」プウ美ねえさんと考える、“芸能人への恋心”をどうすべきか?

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

【今回のお悩み】
「高橋優と付き合えますか?」
 高橋優が好きすぎて、「もし付き合ったら妄想」でダイエットして激痩せに成功するくらいです。どうすれば彼と付き合えますか?(ぶひょひょさん、33歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 アタックするのみです。明日はきっといい日になるとしんじて、いますぐ写真を添えてファンレターを書き、ほんとのきもちを伝えましょう。交際してもらえるかどうか、可否に○をつけられる返信用葉書を同封すると、ていねいでよろしい。

 おねえさんは、付き合うことが最終的な目標だとおもっていません。それは文字通り、相性や居心地を照らし合わせるたのしい準備期間のはずです。だから、はじめて会ったひとでも素敵だなぁとおもったら「付き合ってみませんか?」と気軽に聞きます。「まだお互いを知らないし、会ったばかりで早すぎるよ」と断わられた場合は、考え方やペースが合わなかったという良い照らし合わせの結果だとわかります。あなたのきもちが本気なら、告白を待つ必要などありません。とっとと行きましょう。もし「有名人なんて大変そう」「うまくいかないかも」という考えがよぎったら、高橋さんはあきらめて、次の男性をさがしましょう。「大変でもいい」「お付き合いなんて、うまくいかなくて当たり前」「それでもアタックしたい」というのが恋です。あなたはすでに激痩せに成功するくらい世界をおもしろく、失礼、あざやかに変える力があるのですから、あと一歩です。

 好きなものに憧れる力は、もっと評価されるべきです。それはだれにも迷惑をかけず、あなたを幸せにします。周囲をなごませ、平和にします。よのなかには「妥当な相手とつがい、社会に認められる家族を作り、経済や心身をささえあわなければ虚しい」という意見もあるかもしれません。しかし、パートナーへの不満にあけくれ、子育てに疲弊し、互いに奪ったり傷つけたりして、周囲を暗くする家族もたくさんあるのです。それよりは、相手のことを思うだけで幸せになれるような、素晴らしき日常をおくるほうがぐっと健全です。現在の日本国憲法では、公共の福祉に反しないかぎり、だれにでも幸福になる権利がみとめられていますから、安心して突き進みましょう。

【今月のエプロンメモ】
おねえさんは、ふられても2回まではアタックするようにしています。1度めは聞きまちがいや、相手がよく考えずに返事した可能性があるからです。「この間の提案だけど、その後どう?」というかんじです。3回以上聞くと、怒られたりするので気をつけましょう。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「こんな私でも付き合えますか?」プウ美ねえさんが説く、恋愛を“他人と比べてはいけない”ワケ

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【今回のお悩み】
「付き合おうとすると『気持ち悪い』と感じてしまいます」
 異性から好意を持たれることが気持ち悪いです。好きな人ができて、いざ付き合うことになると「無理! 気持ち悪い!」と感じてしまいます。そのため、今までちゃんとお付き合いをしたことがありません。心の中では、世の中の恋人たちのように恋愛をしたいと思っています。でも、気持ち悪いという感情とどう向き合えばいいのかわかりません。こんな私でも恋愛できるようになるのでしょうか。(くじらおんなさん、22歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 もしも“世の中の恋人と同じような経験値がほしい”という目的なら、やめましょう。ドラマや小説の恋人たちは、普遍的に受け入れられる美しい関係を築きますが、そうでないと商品にならないからです。そんなものは誰かが作った実体のない空想で、じっさいにはカップルの数だけ恋愛の形と価値があるのです。睦み合って満たされたい人もいれば、傷つけ合って喜びをかんじる人もいます。ひとりが寂しいという理由で付き合う人や、一生恋をせず幸せにくらす人だっています。不正解とかイレギュラーはありません。人まねではなく“涌き上がるオリジナルな欲求をぶつけたい”という時だけ恋愛しましょう。

 じつのところ、相手からの好意が気持ち悪いというあなたの感情は、特異なものではありません。好意の侵入をゆるすことで自分が損なわれるように感じたり、重荷になる瞬間は、誰にでもあることです。むりをせず「気持ち悪い」と感じつづけてよろしい。しかし人の気持ちはとてもふたしかですから、変化をおそれませんように。いちがいには言えませんが、好意を受け入れてくれる人のほうが好かれやすいものです。それはだいぶんトクなことです。

 恋愛はおたがいの要求を擦り合せる行為ですから、理想どおりには実現しません。そしてまた、理想が叶わなくても失敗ではないところがおもしろさです。問題ある人との関係が刺激的で楽しかったとか、やさしい人なのにリラックスできなかったなど、よくあります。あなた自身の印象も、人によって変わるものです。幸せの形にこだわらずに、楽しい瞬間のひとつひとつを満喫してごらんなさい。

【今月のエプロンメモ】
 第三者の評価を気にしないこと、気持ちを言葉で表すこと(「気持ち悪がらせないで」など)、それらを心がければ後悔しない恋愛ができるでしょう。もちろん和やかでないエンディングを迎えることもありますが、その場合は漫画家とか、占い師、飲み屋のママなどに転身すればモトが取れます。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「こんな私でも付き合えますか?」プウ美ねえさんが説く、恋愛を“他人と比べてはいけない”ワケ

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【今回のお悩み】
「付き合おうとすると『気持ち悪い』と感じてしまいます」
 異性から好意を持たれることが気持ち悪いです。好きな人ができて、いざ付き合うことになると「無理! 気持ち悪い!」と感じてしまいます。そのため、今までちゃんとお付き合いをしたことがありません。心の中では、世の中の恋人たちのように恋愛をしたいと思っています。でも、気持ち悪いという感情とどう向き合えばいいのかわかりません。こんな私でも恋愛できるようになるのでしょうか。(くじらおんなさん、22歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 もしも“世の中の恋人と同じような経験値がほしい”という目的なら、やめましょう。ドラマや小説の恋人たちは、普遍的に受け入れられる美しい関係を築きますが、そうでないと商品にならないからです。そんなものは誰かが作った実体のない空想で、じっさいにはカップルの数だけ恋愛の形と価値があるのです。睦み合って満たされたい人もいれば、傷つけ合って喜びをかんじる人もいます。ひとりが寂しいという理由で付き合う人や、一生恋をせず幸せにくらす人だっています。不正解とかイレギュラーはありません。人まねではなく“涌き上がるオリジナルな欲求をぶつけたい”という時だけ恋愛しましょう。

 じつのところ、相手からの好意が気持ち悪いというあなたの感情は、特異なものではありません。好意の侵入をゆるすことで自分が損なわれるように感じたり、重荷になる瞬間は、誰にでもあることです。むりをせず「気持ち悪い」と感じつづけてよろしい。しかし人の気持ちはとてもふたしかですから、変化をおそれませんように。いちがいには言えませんが、好意を受け入れてくれる人のほうが好かれやすいものです。それはだいぶんトクなことです。

 恋愛はおたがいの要求を擦り合せる行為ですから、理想どおりには実現しません。そしてまた、理想が叶わなくても失敗ではないところがおもしろさです。問題ある人との関係が刺激的で楽しかったとか、やさしい人なのにリラックスできなかったなど、よくあります。あなた自身の印象も、人によって変わるものです。幸せの形にこだわらずに、楽しい瞬間のひとつひとつを満喫してごらんなさい。

【今月のエプロンメモ】
 第三者の評価を気にしないこと、気持ちを言葉で表すこと(「気持ち悪がらせないで」など)、それらを心がければ後悔しない恋愛ができるでしょう。もちろん和やかでないエンディングを迎えることもありますが、その場合は漫画家とか、占い師、飲み屋のママなどに転身すればモトが取れます。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「結婚してからセックスレスです」プウ美ねえさんが経験談から説く“マネ厳禁”なレス解消法

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【今回のお悩み】
「女としての魅力がなくなったのかと落ち込みます」
 結婚してからセックスレスです。結婚前は毎日と言っていいほどしていました。できちゃった結婚だったため、結婚当初から夫に「おなかにいる子どもに何かあったら怖い」と言われ、レスです。産まれてからは「仕事が忙しくてそんな気になれない」と言われ、レスです。

 ほかのことで気を紛らわせていても、最終的には「女としての魅力がなくなったのか」と落ち込み、このまま一生レスなら離婚したいと思うほどです。セックスして愛情や温もりを感じたいのです。プウ美ねえさんは彼とレスになったことはありますか? その時はどうされたのでしょうか?(みねこさん、30歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 セックスはじぶんの魅力を確認し、愛情をチャージする行為だと思っておられますね? もしかしたら、彼にプレッシャーを与えているかもしれませんよ。

 「ウケ」として愛撫される時、不遜ながらおねえさんも、じぶんを魅力的なのだと思ったりします。しかし「タチ」の時は、相手の魅力と性的興奮はあまり関係がなく、ややブスなほうが景気よくエレクトしたりするのです。また、相手との絆が深いほど、性欲は解放しにくいものです。気楽にセックスを楽しめる相手だったあなたが、大切な彼女、妻、そして子どもの母になったことで、彼のおちんちんが今まで通り暴れられないのかもしれません。「じぶんの魅力が……」などと思い込みで悩まず、冷静に、シンプルに気持ちを伝えましょう。まずはレスを解消する気持ちがあるかどうか、聞くこと。そして「温もりを感じたいので、協力してほしい」と提案してごらんなさい。一方的に要求するのではなく、相手をリラックスさせることがたいせつです。

 おねえさんは、セックスを拒否されることがこの世でいちばんきらいです。恋人とレスになったときは、新鮮さを保つべく、コスプレ、タチウケ交替、他人を交えての3Pを敢行し、相手が眠っている隙に体をもてあそんだりもしました。関係を保つため浮気も公認しましたが、詳細を告白させたりしたため、非常に嫌われて別れました。それ以来、セックスを拒む相手とは、すぐ絶縁するようにしています。そもそも、数時間のいつくしみ合いを面倒がる人をパートナーとして信頼できません。セックスだけが愛の証明ではありませんが、ベッド以外で愛情を実感できていないからこそ、レスが苦しいのです。

【今月のエプロンメモ】
 あせらずにスキンシップを増やし、それ自体を楽しみましょう。一緒に入浴する、おたがいにマッサージをする、手をつないで眠る。おねえさんのような強引な工夫は、相手をつかれさせ、かくじつに優しい気持ちを枯れさせるので、ぜったいにマネしてはいけません。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「同級生の恋愛・結婚話について行けない」プウ美ねえさんの考える“友達”という存在

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【今回のお悩み】
「女性愛者の私。友達付き合いに悩んでいます」

 私は、ここ数年で自分のセクシュアリティに気づいた、女性愛者です。クソ親との間でいろいろあって、現在、家族とは精神的に結別している(つもりな)のですが、友達とはどう付き合っていけばよいかわからず、悩んでいます。

 昨年、数年ぶりに高校時代の友人たちと忘年会で再会。うすうす予想はついていたのですが、彼女らの話題の大半が、男性との恋愛話や、結婚の話題に費やされ、私は気まずい思いで、関心がないふりをして、食事に集中していましたが、案の定、私にもそういう話題を振られて、自分のことを説明することもできず、内心ドギマギしながら別の話題に変えました。

 高校時代だったら、みんなで好きな漫画やアニメの話ばっかりしていて、楽しかったのにな……と、ちょっと寂しい思いがします。相手の人生も、自分の人生も、それぞれに変わっていくことは重々わかっているのに、自分と旧友との間に、ぷっつりと線が引かれてしまったようで、戸惑っています。なにより、問答無用で「あなたも、イイなと思ってる男性、いるでしょ?」という態度で話を振られるのに、緊張して、疲れます。

 ほかの全てのことと同じように、友人関係も、移り変わっていくものなのだとは思いながらも、なんだか寄る辺ない気持ちです。初対面の人になら、(安全そうな相手なら)自分のセクシュアリティを言えるのですが。プウ美ねえさんは、どんなふうに、自分のこれまでの人間関係と折り合いをつけましたか?(hkさん、27歳、FtX)

【プウ美ねえさんの回答】
 折り合いはありません。おねえさんの人生はウソとごまかしでできています。10代まではノンケの自分というウソを演じていました。その後、母親の詮索でホモがばれ、おせっかいな同級生によって下品漫画家であることが周囲にばれましたが、ウソをついてたことが恥ずかしかったので、今は「ウソついてたことを恥じてない自分」を演じています。ウソにウソを塗り重ねた人生です。ウソに慣れすぎて、親の前で、ホモであることを忘れたりします。

 自分をさらけ出せないのは寂しいかもしれませんが、ぎゃくに「ぜんぶ本音のつきあい」なんて、逃げ場がなく窮屈なものです。ノンケの同級生であっても、恋愛に興味がないとか、皆に言えない秘密を抱えているとかで「ぷっつりと引かれた線」をかんじている人がいるかもしれませんよ。27歳の集まりに恋愛話は無難であり必須ですが、その後、しごと、夫や子供、親の介護へとトレンドが変遷して、愚痴や自慢に飽きれば、かならずまた当時の漫画やアニメの話も復活します。その時まで話半分、うすらあいづちでお茶をにごすのもよい手です。

 また、友達とは「つねに自分を肯定して」「たいくつな時に楽しませてくれる」という一方的な存在ではありません。こちらからも損得抜きで「幸せを願い」「不幸をなぐさめ」「ときどき遠くでしかったり」しなければならない、大変めんどうなものです。そんなことを全てのひとに対してできたら、もうこの世で修行する必要はありません。どうぞ昔の仲間だけに執着なさいませんように。セクシャリティをあきらかにしたhkさんを、そのまま受け入れるひとは、これから、たくさん現れます。

【今月のエプロンメモ】
古い友達に久しぶりにあったら、あえて昔話をしないで、まるで初対面のように、いま夢中になっていることや、将来の夢を聞いてごらんなさい。昔ふざけあったときのグルーブを必死で探すよりも、そのひとの面白いぶぶんが再発見できたりして、おつなものです。

「食欲をおさえられない自分が憎い」プウ美ねえさんが考える、我慢しない体重キープ術

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【今回のお悩み】
「本当は太りたくないのに……」
 くだらない相談で恐縮なのですが、太りたくないと思っているのに、おなかがすくと食欲がおさまらず、食べまくってしまいます。40を間近に控え、体重がどんどん落ちづらくなってきました。痩せないこともそうですが、欲求をおさえきれない自分に嫌気が差します。プウ美ねえさん、アドバイスをお願いします。(かすみさん、37歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 くだらないどころか、たいへん多くのことを考えさせられるご相談です。プウ美おねえさんは、したいことをのびのび楽しんでいるひとが好きです。すてきなひとには他にすてきな部分があるから好もしいのであって、禁欲的というだけではちっとも魅力になりません。ですから、かすみさんにも、たいくつな我慢とは無縁な、太らない方法を実践してもらいたいのです。

 まずは、食べること以上に好きなことを一つ選んでごらんなさい。もしもあなたが踊り好きならば、バレエ団に入り、プリマ・バレリーナになるのです。50kgを超えると多くの男性舞踊手がパ・ド・ドゥでのリフトをいやがるので、主演をつとめられなくなります。また、もしもセックスが好きだった場合は、SMの女王様になるのもよい手です。細身好きの豚奴隷に慕われれば、もう太る事はゆるされません。太れば職をうしなう、もしくはそれと同等の不具合がおこる、そういう設定に身を置けば、かならず体重をキープできます。情熱を傾けられることとセットにするのがコツです。

 他人のものを盗みたいとか、殺人をしたいという気持ちをおさえるのはすてきなことですが、無害な食欲や、ただ自分を甘やかしたいなどの欲求を、なぜひとは恥じるのでしょう。意志の強さとはなんでしょう。モテたくてジムに通うひとや、自己満足ために勉強するひとなんかは、怠け心こそおさえていますが、己の欲だっておなじていどに強い。そういう強さより、怪我人を見たらためらわず介抱するひとや、乱交パーティーのしょっぱなにモジモジせず盛り上げられるひと、そんな意志の強さのほうが、ぐっと周囲を明るくするものです。

【今月のエプロンメモ】
具体的な目標と、ごほうびを決めることも有効です。「3回ジムに行けたら、週末ハプバー」「一ヶ月理想体重をキープできたら、高級セクシー下着を買う」などと決めて、目標と欲望のバランスをとると、日々の気分にハリがでます。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「子どもを怒鳴るのが快感に」プウ美ねえさんが、自己嫌悪する母へ伝えたい「親の弱さを知る」意味

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【今回のお悩み】
「子どもが漏らしても軽く流せるような母親になりたい」
 まだ園児である子どもを、しょうもないことで怒鳴り散らす自分が嫌です。元来気は短い方ですが、子どもができてから、さらに怒りっぽくなりました。しかも、大声で怒るとスッキリする自分がいます。怒鳴りながら「ア、コレ、ヨクナイ、ヤメナキャ」と思っているものの、怒鳴り散らす“快感”に負けてしまう感じです。怒った後は子どもに申し訳なくなり、泣いて謝ることもよくあります(殴った後に優しくなる男と行動が一緒)。

 今日は玄関で漏らして泣く子どもに、「なんべん言ったらわかるんやあ! 幼稚園でしてこいって言ってるやんかあ!」と何度もしつこく叫びました。「小さな子どもは、漏らすときゃ漏らす」ということなど百も承知なのに、怒鳴らなければ収まらないのです。子どもが漏らしても「しっこなんか汗と一緒や! ほっときゃ乾く! ガハハ!」と軽く流せるような母親になりたい。よろしくご指導ご鞭撻、お願いいたします。(くるみさん、45歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 あなたが好きだから楽しくすごしたいのに、わたしはなんにも悪くないのに、どうしてあなたはわたしの希望をじつげんしてくれないの。というお気持ちですね。おねえさんに子はいませんが、好きな人との暮しを毎日妄想しているので、わかります。ちかしい人に裏切られて(せいかくには、自分の夢をじゃまされて)、よけいに情けない気持ち。黙って胸におさめたら、胸の内側がトゲトゲで傷つきます。怒鳴ってスッキリするのも、もっともなことです。

 こういう時は、お子さんも他人だということをいっしゅん思い出してはどうでしょう。大変な思いをしてお産みになりましたが、もともと半分は他人です。さらに幼稚園のお友達、先生、たくさんの人の影響をうけて個性もめばえているでしょう。操縦できなくて当たり前、と考えると少しラクかもしれません。この心がまえは友達や、恋人にも応用がききます。また、感情てきな態度をみせあうくらい家族として普通、と開きなおるのも手です。完璧なお母さんとして尊敬されるのもよいですが、大きくなったとき、ご両親の劣化コピーどまりではお子さんが気のどくです。「親を超えたい」と思う瞬間はひつようです。おねえさんは考える力のない子どもで、18歳くらいまで両親が手本で理想、と信じていました。人として大失敗です。その後2人を嫌いになり、今はまた愛していますが、「親にも弱さがあって当然」と気づくのが遅すぎました。

 くるみさんは、この世でいちばん大切なユーモアの才能がおありになる。だから大丈夫です。「しっこなんか汗と一緒」ぜひこの名文を玄関に貼っておき、次回から大声で読んでごらんなさい。はじめは笑えなくても、いつか心から「ガハハ!」と言えるようになります。ガッカリした時、それを「ガハハ」と言おうとした人が「ガハハ」な人になれるのです。しっこの数だけ強くなれますよ。

【今月のエプロンメモ】
プウ美おねえさん48歳も、よく玄関で大小もらします。緊張がゆるむのです。お子さんも、おうちが大好きだからこそ、ほっとしてしまうのです。玄関にカラフルなミニバケツなどを置いておくと、緊急時の助けにもなり、ぐっとしゃれています。(じぶんメモ)

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
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「子どもを怒鳴るのが快感に」プウ美ねえさんが、自己嫌悪する母へ伝えたい「親の弱さを知る」意味

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【今回のお悩み】
「子どもが漏らしても軽く流せるような母親になりたい」
 まだ園児である子どもを、しょうもないことで怒鳴り散らす自分が嫌です。元来気は短い方ですが、子どもができてから、さらに怒りっぽくなりました。しかも、大声で怒るとスッキリする自分がいます。怒鳴りながら「ア、コレ、ヨクナイ、ヤメナキャ」と思っているものの、怒鳴り散らす“快感”に負けてしまう感じです。怒った後は子どもに申し訳なくなり、泣いて謝ることもよくあります(殴った後に優しくなる男と行動が一緒)。

 今日は玄関で漏らして泣く子どもに、「なんべん言ったらわかるんやあ! 幼稚園でしてこいって言ってるやんかあ!」と何度もしつこく叫びました。「小さな子どもは、漏らすときゃ漏らす」ということなど百も承知なのに、怒鳴らなければ収まらないのです。子どもが漏らしても「しっこなんか汗と一緒や! ほっときゃ乾く! ガハハ!」と軽く流せるような母親になりたい。よろしくご指導ご鞭撻、お願いいたします。(くるみさん、45歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 あなたが好きだから楽しくすごしたいのに、わたしはなんにも悪くないのに、どうしてあなたはわたしの希望をじつげんしてくれないの。というお気持ちですね。おねえさんに子はいませんが、好きな人との暮しを毎日妄想しているので、わかります。ちかしい人に裏切られて(せいかくには、自分の夢をじゃまされて)、よけいに情けない気持ち。黙って胸におさめたら、胸の内側がトゲトゲで傷つきます。怒鳴ってスッキリするのも、もっともなことです。

 こういう時は、お子さんも他人だということをいっしゅん思い出してはどうでしょう。大変な思いをしてお産みになりましたが、もともと半分は他人です。さらに幼稚園のお友達、先生、たくさんの人の影響をうけて個性もめばえているでしょう。操縦できなくて当たり前、と考えると少しラクかもしれません。この心がまえは友達や、恋人にも応用がききます。また、感情てきな態度をみせあうくらい家族として普通、と開きなおるのも手です。完璧なお母さんとして尊敬されるのもよいですが、大きくなったとき、ご両親の劣化コピーどまりではお子さんが気のどくです。「親を超えたい」と思う瞬間はひつようです。おねえさんは考える力のない子どもで、18歳くらいまで両親が手本で理想、と信じていました。人として大失敗です。その後2人を嫌いになり、今はまた愛していますが、「親にも弱さがあって当然」と気づくのが遅すぎました。

 くるみさんは、この世でいちばん大切なユーモアの才能がおありになる。だから大丈夫です。「しっこなんか汗と一緒」ぜひこの名文を玄関に貼っておき、次回から大声で読んでごらんなさい。はじめは笑えなくても、いつか心から「ガハハ!」と言えるようになります。ガッカリした時、それを「ガハハ」と言おうとした人が「ガハハ」な人になれるのです。しっこの数だけ強くなれますよ。

【今月のエプロンメモ】
プウ美おねえさん48歳も、よく玄関で大小もらします。緊張がゆるむのです。お子さんも、おうちが大好きだからこそ、ほっとしてしまうのです。玄関にカラフルなミニバケツなどを置いておくと、緊急時の助けにもなり、ぐっとしゃれています。(じぶんメモ)

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「若い男を恋愛対象にするのをやめたい」プウ美姐さんが“オバさん”に伝えたい、「のんけ」の不自由さ

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【今回のお悩み】
「王子様を待ってるうちにババアになってしまった」

 40代のオタクが10代の処女を恋愛対象にするのって、気持ち悪いです。なんで自分の分をわきまえないんだろうって思います。でも、最近気付いたのですが、若い男から見ると、自分も気持ち悪いオバさんなんですね。「馬子さん、この人どう?」ってオッサンを勧められると傷付きます。王子様を待っているうちにババアになってしまった。若い男を恋愛対象として見ることをやめたいですが、心が若い頃で止まっているのに、一足跳びで枯れるのは難しいです。どうすればいいでしょうか?(馬子さん、37歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 いったい、のんけの皆さんは誰のために恋をしてるんだろう、とおねえさんはよく考えます。性格とかお金とか、相手選びの基準はいろいろありますでしょうが、それとは別に、なにか大きな「にほんじんのへいきんてきな趣味」に沿うよう努力させられている気がしてなりません。男の子は小さい頃から近所の悪いお兄さんにエロ本をみせられ「このナオン、こましてぇだろ」とすり込まれます。女の子は隣りのオシャレなおねえさんに「あの映画スタァ、イカすわ」と聞かされて同じように憧れます。そのあいだ、レズの子ホモの子は誰とも恋の話を共有せずに、駄菓子屋のおくさんに惚れたり、用務員さんにときめいたり、好き勝手に恋心を発酵させています。お友達に聞かれれば「隣りのクラスのA子が可愛い」などと返しますが、実際は校長先生に懸想したりもします。10代はさびしかったけれど自由だった、それがいまおねえさんが思う事です。もっとも、いまはインタァネットが普及していますから、若いホモも無意識に「共通のイケメン」を好むよう矯正させられているかもしれません。

 さて、貴女は37歳で独身です。10代の処女が80代の男に恋したり、80代女性が10代の青年を籠絡すれば周囲もおだやかでないでしょうが、37歳が10代を好むのは、きわめて健全で普通なことです。失礼ながら、若さを好むのは心が若いからではなく、そういう趣味なのです。人の数だけ恋の形があることに、そろそろのんけも気づいてよい頃です。「37歳の女性と交際したいなぁ」と熱望しているたくさんの若者達が老いてしまう前に、とっとと行動なさい。

【今月のエプロンメモ】
 おねえさんは体裁や、条件を考えて恋した事がありません。ほぼ外見がよいと思った男にだけアタックしてきました。それは楽しい事でしたが、こと幸せになるためには客観的なバランスも大事だったのかしらと、50近くなった今、すこし思います。けれど、まだ、その答えは出したくありません。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「若い男を恋愛対象にするのをやめたい」プウ美姐さんが“オバさん”に伝えたい、「のんけ」の不自由さ

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

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「王子様を待ってるうちにババアになってしまった」

 40代のオタクが10代の処女を恋愛対象にするのって、気持ち悪いです。なんで自分の分をわきまえないんだろうって思います。でも、最近気付いたのですが、若い男から見ると、自分も気持ち悪いオバさんなんですね。「馬子さん、この人どう?」ってオッサンを勧められると傷付きます。王子様を待っているうちにババアになってしまった。若い男を恋愛対象として見ることをやめたいですが、心が若い頃で止まっているのに、一足跳びで枯れるのは難しいです。どうすればいいでしょうか?(馬子さん、37歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 いったい、のんけの皆さんは誰のために恋をしてるんだろう、とおねえさんはよく考えます。性格とかお金とか、相手選びの基準はいろいろありますでしょうが、それとは別に、なにか大きな「にほんじんのへいきんてきな趣味」に沿うよう努力させられている気がしてなりません。男の子は小さい頃から近所の悪いお兄さんにエロ本をみせられ「このナオン、こましてぇだろ」とすり込まれます。女の子は隣りのオシャレなおねえさんに「あの映画スタァ、イカすわ」と聞かされて同じように憧れます。そのあいだ、レズの子ホモの子は誰とも恋の話を共有せずに、駄菓子屋のおくさんに惚れたり、用務員さんにときめいたり、好き勝手に恋心を発酵させています。お友達に聞かれれば「隣りのクラスのA子が可愛い」などと返しますが、実際は校長先生に懸想したりもします。10代はさびしかったけれど自由だった、それがいまおねえさんが思う事です。もっとも、いまはインタァネットが普及していますから、若いホモも無意識に「共通のイケメン」を好むよう矯正させられているかもしれません。

 さて、貴女は37歳で独身です。10代の処女が80代の男に恋したり、80代女性が10代の青年を籠絡すれば周囲もおだやかでないでしょうが、37歳が10代を好むのは、きわめて健全で普通なことです。失礼ながら、若さを好むのは心が若いからではなく、そういう趣味なのです。人の数だけ恋の形があることに、そろそろのんけも気づいてよい頃です。「37歳の女性と交際したいなぁ」と熱望しているたくさんの若者達が老いてしまう前に、とっとと行動なさい。

【今月のエプロンメモ】
 おねえさんは体裁や、条件を考えて恋した事がありません。ほぼ外見がよいと思った男にだけアタックしてきました。それは楽しい事でしたが、こと幸せになるためには客観的なバランスも大事だったのかしらと、50近くなった今、すこし思います。けれど、まだ、その答えは出したくありません。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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