人の輪に馴染めないママ、子どもへの悪影響は? プウ美ねえさんが“悩みからの解放”を説く

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

<今回のお悩み>
「参観日などはいつもポツンです」
 プウ美ねえさん、こんにちは。45歳にしてまだ人間関係に悩んでいます。子どもの頃から人の輪に馴染めず、何となくグループの隅っこにいました。社会人になり、やっとそれから解放されたと思ったら、今は子どもの小学校の保護者会のママさんグループの輪に入れず、参観日などはいつもポツンです。私自身は1人でいることは平気ですが、周りの目が気になります。子どもにも影響しないかと心配です。かといって、グループに入りたいわけでもないのです。どうすれば、この悩みから解放されるでしょうか?
(おたべさん、45歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 参観日はお子さんだけを見て、他のママ達とはケンカさえしなければよろしい。周りの目が気になるというのは想像のしすぎです。他人が何を思ってるかなんて、ぜったいわからないし、決めつけてもいけないのです。「一人でさびしそう」「とっつきにくいわ」かもしれないけれど、あんがい「素敵な洋服」「美人ね」かもしれません。もしかしたら「そっけなくされたら悲しいから声をかけないでおこう」かもしれないのです。本当に1人でいるのが平気ならば堂々としていらっしゃい。もしもポツンに耐えられなかったら誰かに話しかけて、恥をかいてもいいのです。その結果うまくいかなくても、それも全部お子さんに見せてしまいなさい。「お母さんは皆とワイワイすごすのがヘタなの」と正直に打ち明けた時、あなたは悩みから解放されます。そして「そういう大人もいるんだ」と学べることはお子さんにとって非常にラッキーです。お子さんの前で格好つけたりオロオロしたりするほうが、悪影響ですよ。

 親が社交的で、子供がシャイだった場合を考えてごらんなさい。「隅っこでポツンとせず、全員と仲良くしなさい」などと強制されたら、大変な苦痛です。あなたはポツンといる気楽さも、ちょっとした居心地悪さも両方知っているのですから「ポツンとしてる子がいたら強引に仲良くしたり仲間はずれにしたりしないで、やさしく接しなさい」と伝えることができますでしょう? それはかならずや、お子さんの財産になります。

 おねえさんも、全生涯をつうじて圧倒的にポツン側です。今でも、お酒や食べ物やエロ話なしに他人と和することなどできません。でも、それでいいと思っています。無理に大勢と仲良くして疲れることのほうが、よっぽどイヤです。

【今月のエプロンメモ】
あなたはもっと、ポツンな自分を愛してよいのです。大勢でなければ成し遂げられない素晴らしい事もたくさんありますが、群れずに行動できたり、人と違う意見が持てる、というほうがぐっと魅力的です。人目を気にして多数派に交わるフリをするなんて、あなたの時間がもったいないのです。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「懸賞」をエクセル管理、プレッシャーでつらい……プウ美ねえさんが悩める“趣味人”に助言

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<今回のお悩み>
「趣味がだんだん真剣になるにつれ、楽しめなくなる」
 楽しくて始めた趣味なのに、やっていくにつれて、「やらねば……」というプレッシャーでつらくなってしまいます。今までの趣味はこんな感じでした。

◎イラストを描く趣味→どんどん真剣になり、同人誌を描き始め、締め切りに追われつらくなる
◎ネイルアート→こだわるにつれ、毎週1回、長時間の集中メンテナンスが必須でつらくなった
◎歴女→歴史検定や関連の検定を受けはじめ、月一で検定試験。勉強に追われてつらくなる

 最近は懸賞が趣味です。最初の頃は時々出して当たるのがうれしかったのですが、今はしっかりエクセルで一覧にし、管理しています。〆切までに応募しないといけないので、「あの雑誌の〆切までに雑誌を読んで感想を考えなきゃ……」「あのメーカーの〆切までにインスタ写真を撮って投稿しなきゃ……」と、毎日〆切で頭がいっぱいですし、郵便受けを開ける度に何も届いていないと、「あんなに頑張ったのに……」と悲しくなります。その度に懸賞サイトのブログを検索し、自分も1日に10通出さなければと、未熟な自分を叱咤しています。

 自分でもアホらしいと思う部分はあるのですが、趣味を変えるべきなのか、趣味の楽しみ方を変えるべきなのか、どうするべきかわかりません (ぺぺぺさん、35歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 趣味は便利なものです。他人と共通の話題でなごめたり、ボケ防止、生活改善、ストレス発散、仕事に有利なものだってあります。人と違う趣味をもつことで、個性のようなものをアピールすることだってできるしょう。

 熱中して続けるうちにしんどくなるのは、当たり前のことです。人の時間や体力は限られているのです。仕事や食事やセックスだってしなければなりません。ひとつの趣味に没頭してそれを深め、一生飽きずに続けているなんていう人は、たいがいリミッターがはずれているものです。普通のひとは、どんどん趣味をかじって、どんどん飽きればよろしい。おねえさんは飽きたり挫折したり逃げ出したりした趣味が山のようにありますが、まったく恥じていません。好きなことであっても、自分を支配されるなんてまっぴら御免だからです。ぜひぺぺぺさんも趣味のおいしい部分だけをつまみ食いしてごらんなさい。

 趣味の第一の目的は、自分をよろこばせることです。挫折した趣味も再利用して、気持ちよくなりましょう。飲み会やSNSで「昔は同人誌バリバリ作ったなぁ」「あ~ネイルアート? やってたよ」と折りにふれ、ひけらかすのです。「じゃあ絵を描いて」「私の爪きれいにして」などとやっかいな要求をされたときは、「それで心を病みかけたから…」と逃げましょう。画像をチラ見せするていどにとどめて身を引けば「あのひとはなんだか奥深い」というニセの印象を与えられます。本当に仲良くなりたい相手にはすすめませんが、うわべの知り合いならそれくらいのマウント行為もいいものです。

【今月のエプロンメモ】
もしかしたらあなたは今、たいへん優雅な生活をしていることに気づいていないのかもしれません。すくなくとも寝る間もなく働いているとか、多大な借金で苦しんでいる、という状態ではないようにおもわれます。次から次にやりたいことが見つかるということは、非常に幸運なことですよ。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「セックス中どんな顔をすれば……」セフレ7人の女の悩みに、プウ美ねえさんが全力回答!

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<今回のお悩み>
「『すごい顔している』と言われました」
 こんにちは。私は25歳独身彼氏なし。デブスのくせに経験人数は200超え現在セフレは7人。若いが通じるうちに遊んでおこうと今を楽しんでいます。数年前、セフレに「セックス中すごい顔している」と言われました。私はいつも全力でセックスするので、ひどい顔だったのでしょう。それ以来セックス中は顔を隠しています。でもどうしてもセックス中、相手の感じる顔がみたいのです。いい女はセックス中(挿入中)どんな顔をしているのですか?(ちくわさん、25歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 「相手の感じる顔がみたい」……素敵なことですね。触れ合いとおなじように、視線の交わし合いもセックスの大切な要素です。おねえさんはタチをする時には必ずウケのかたの表情を楽しみますし、ウケている時は「相手がどんな顔で挿入しているかな?」と確認します。夢中な顔をしてくれていたら、とても嬉しいものです。ドギィスタイルやバックでする時は、必ず大きな鏡の前などに行っておたがいの表情を見交わすようにしています。

 セックスには相性がありますから、すごい顔で引いたり、引かれたりすることはあります。しかしちくわさんのように全力でセックスしてくれるということはまず第一に素晴らしいことです。ウケ側が冷静すぎたり小手先の態度だったりすると、挿入側はやりがいがないものです。マグロ好きの男性や、女性が攻めるパターンの時はまた別ですが、多くのかたは相手の全力を歓迎するものです。

 声や表情を無理につくるなんてことは、おやめなさい。セックスを職業にしている場合は、一般的に受けのよい所作を身につける必要があります。その場合は動画をたくさん見たりして他人の声や顔を研究する必要があるかもしれません。けれども素人にとって、ありのままの自分を受け入れあうことこそセックスの楽しさ・喜びではありませんか。作り顔のセックスをして嫌われたら「そんなことなら素でやればよかった」とおもうでしょう。

【今月のエプロンメモ】
いま、ちくわさんはどのようにお顔を隠していますか。手でしょうか枕でしょうか。もしもお相手にフェティッシュな趣味がありそうだったら、セクシーなマスクや目出し帽をかぶってはいかがですか。しゃれたアイテムで表情を隠しつつ、お相手の顔も確認できて、おつなものですよ。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「私はゲイが好き」とカミングアウトすべき? プウ美ねえさんが、悩める腐女子に一言

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<今回のお悩み>
「外見で誤解されるのがストレス」
 外見と性格が一致しておらず、誤解されるのがストレスです。見た目は真面目な素朴系なので、男性からは「尽くしてくれそう」といわれ、母と同年代の女性からは「すごく真面目な子だから息子の嫁になってほしい」と言われます。

 ですが、まったくの誤解で、真の私の性格はゲスで超絶暴君な腐女子(彼氏いない歴6年)なのです。『世界一周ホモのたび』(ぶんか社)を読みながらニヤニヤしてる女なのに、何も知らない他人から、「男に尽くしそう」だの「息子の嫁にほしい」だの、好き勝手に誤解されると腹が立ちます。「実はゲイが好きな腐女子なんです」とカミングアウトしてスッキリするか、それとも33歳の大人の女らしく内に秘めたままにするか、意見をくださいませ。(ぱんだ子さん、33歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 ギャップは魅力になります。おっとりしているのにスピード狂、スポーティな外見ながら手芸や工作が得意、いかついお顔で涙もろいなど、迷惑をかけない特性であるかぎりそれは人をひきつけます。それを自覚できているのは、すばらしいことです。

 あなたは、その持ち味をコントロールしなければなりません。あなたが望まない要望をもちかけてくる人に対して仮面のおしとやかさで接するのはストレスでしょうが、好意をもたれているということは、それなりに利点もあるはずです。大人は、“いつでも本当の自分”でいられるとはかぎらないのです。もし本当に疲れてしまったときは、顔中にピアスを入れるとか、トップレスで外出するなどして、簡単に人をよせつけない工夫をしてごらんなさい。

 おねえさんはホモで、アナルリバで、毛むくじゃらの大男と足指をねぶりあうことが大好きで、ゼンタイや下着女装などのコスプレセックス、緊縛や剃毛や撮影など、各種プレイをたのしんでいることを私生活でも仕事上でも公言しています。しかしそれ以外にもまだ、人にはけっして言えない、プレイ仲間同士でしかわかちあえない趣味があるのです(違法な行為ではありません)。けれども、受け入れてもらえない寂しさをこえてもなおやめられない、そんな喜びと出会えたことを幸運だとおもってます。

【今月のエプロンメモ】
腐女子や腐兄のかたの世界はとても豊かで奥深いものだと聞いています。仕事として布教するなら別ですが、理解をもたない人にたいしてむやみにカミングアウトするなんて、もったいないことです。心の中のやわらかな楽しみは、あなた自身がたいせつに守りましょう。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「重大な病気ではないか?」プウ美ねえさんが教えたい、“極度の心配性”がラクになるコツ

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<今回のお悩み>
「体調不良に拍車がかかるマインドをやめたい」
 体調が悪い時に、「何か重大な病気ではないか」というマインドにすぐ落ち込みがちです。精神的な落ち込みが、さらに体調悪化に拍車をかけるので、このサイクルをやめたいのですが。さっさと病院に検査に行くなどの対策は当たり前だと思うのですが、そもそもこの考え方から抜け出したいです。その他に関してはそこまでマイナス思考ではないので、自分でも不思議に思っています。プウ美ねえさん、よろしくお願いします!(あみぷうさん、36歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 将来への建設的な計画や、問題を避けるための準備はたいせつですが、まだ実体がわからない未来の災難を心配して落ち込むのはたのしくないものですね。時間ももったいないです。とはいえ、病気や、お金、家族の将来など、とくに気がかりになってしまうことも、人それぞれにあるものです。

 「いまこの瞬間に悪い事がおこっているか?」を考えてみましょう。歯が痛い時、叱られている時、お手洗いをガマンしている時などはたしかに大変ですが、あしたでも5分後でもなく、本当にいまこの瞬間、つらいかどうかを精査してごらんなさい。どこも痛くない、目の前で怒ったり悲しんだりしている人もいない、それならあなたはもう安心してよいのです。祝福されているのです。「心わずらうことがない瞬間」をつとめて実感して、それを持続させるのが、生きるときのコツです。

 おねえさんは集合住宅で一人暮らしをしているので、火の元や戸締まりの不始末はほかのお宅に迷惑をかけかねません。それを想像すると大変おそろしくなります。ガスの元栓や施錠を確認するために、何度も戻ってしまうこともあります。「心配性ですね」と言われますが、なりたくて不安になっているわけではないので困っておりました。さいきんは閉めた元栓や鍵をかける手元をスマートフォーンで撮影して出かけることしたので、出先で「やかんを火にかけたままじゃなかったかしら」などと想像して不安になることがなくなりました。べんりな時代です。

【今月のエプロンメモ】
きちんとした病院で、最新の検査をうけましょう。よい結果を得られたら、大げさに息を吐いて、たくさん「ほっとする」ようにしてごらんなさい。安心できる領域が広がります。不安で気持ちがちぢこまっているとからだにもよくありません。まめに深呼吸して、からだと気持ちをほぐしましょう。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「大学2年生の彼氏ができました」アラフォー女の“不安”に、プウ美ねえさんがチョット一言

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<今回のお悩み>
「将来結婚できる可能性はないだろうか」
 こんにちは。以前もご相談させていただき、ご丁寧に回答をいただいたのですが(「男性社員へセクハラしているかも」酒癖に悩む女性に伝えたい“本当に恥ずべきこと”)、また悩みができてしまいました……。実は、5月の初めに年下の彼氏ができました。年下といっても半端な年下ではありません。大学2年生です。出会ったときは19歳の未成年でした。20歳になった誕生日に未成年だったことを知らされ、愕然としました。

 ともあれ、20歳近く年下の相手とお付き合いをしており、あまり時間が合わず月数回しか会えないことをのぞけば、順調に交際をしています。この年になるまで、あまり人と長時間過ごすことが得意でなく、交際相手との交際期間も短くなりがちで、結婚はあまり考えたことがありませんでした。にもかかわらず、この大学生の彼氏のことになると、「将来結婚できる可能性はないだろうか」と妄想してしまいます。

 一方で、すぐに飽きられてしまうことを恐れるあまり、自分が先に冷められるようにと考えたり、別の男性と食事に行ったりして気を紛らせたりしてしまいますが、とても紛らせられていません。この先、彼氏から冷たくされるようになるかと思うと恐くてなりません。どのようにお付き合いしていけばいいのでしょうか。(ふじこさん、38歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 彼氏さんができたとのこと、心からおよろこびもうしあげます。しかしまぁ、なんと欲張りなことでしょう。理想の年下男性と月数回もデートできているのに、あまつさえ将来を悲観してなげくとは。人間は、いま持っている幸せだけでは満足しないものなのですね。前回のご相談を思い出してください。「酒の力を借りて男性社員にセクハラする自分が恥ずかしい」というものです。はたから見れば、あなたはその時の何十倍も幸せなはずですよ。

 結婚にあこがれる気持ちはわかります。つねに近くにいることで、さらに強い結びつきを実感できることもあるでしょう。しかしすべてのカップルがそうなるわけではありません。馴れ合ったり感謝を忘れたりして「これなら純粋にお付き合いしてるときのほうがよかった」と思う場合だってあるのです。「結婚していないから不幸せ」なんていう思い込みは捨てるべきです。また「飽きられるのがこわい」とおそれるのは、「彼の気持ちを思い通りにしたい」という不遜な考えが原因です。ひとの気持ちはとてもふたしかで、誰にもそれを縛ることはできません。いちど愛されたら永遠、なんてことはないのです。

 おねえさんが若いころは、まだまだホモの出会いが少なく、タイプの男と愛しあうことは奇跡でした。ですから、フェラチオひと吸い、ファック一発、お食事一回(だいたいそういう順番でした)ごとに「この機会が最後かも」と心して、あじわい尽くしたものです。飽きられたり、冷たく去られたこともあります。けれども、すてきなファックや、楽しいお食事の記憶はおねえさんだけのものです。それは誰にも消せず、ずっと幸せにしてくれます。

【今月のエプロンメモ】
あなたは今後、ふたりが愛しあえて孤独を忘れさせてもらえている幸せを、一瞬一瞬、全力でかみしめてお付き合いなさい。セックスに没頭するもよし、ケンカするもよし、ご自分なりに、ちから一杯満喫なさい。将来なんか誰にもわかりません。そんなものにおびえて、喜びをうすれさせてはいけません。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「家族と絶縁、友達もおらず、ガンも」46歳女性の“7年片思い”にプウ美ねえさんが思うこと

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【今回のお悩み】
「ただ好きと思う初めての人なんです」
 プウ美ねえさん、こんにちは。ずっと1人の男性に片思いしています。大体7年目くらいです。この年齢で7年って、もうとんでもない大失敗をしていることは、自分でもわかって……はいるつもりです。でも本当にはわかっていないのかもしれません。

 友達もほぼおらず(知人はいます)、仕事以外ではほとんど1人で生きてきました。家族とは絶縁状態で、仕事も派遣だし(大きい企業に長期で就業しているので、派遣にしては安定しています)、2年前にはガンになりました(無事に回復しています)。とにかく完全なひとりぼっちですが、それをなんとかしたいから好きなのではなく、「ただ好き」と思う初めての人が彼なのです。

 若い頃は散々だらしなくやりまくり、三十代半ばからいろいろ懲りて何もなく……。40近くして訪れた初恋に舞い上がった私は、本当にイタいこと(長文メールとか、あと恥ずかしくて言えません)をしまくり、年上の独身である彼は、かなり引いたでしょうし、たしなめられたこともあります。欧米だったら「精神的苦痛」とかで訴えられていたと思うくらいのことをしたのに、周囲にばらさず、適当に手を出すとかもしなかった彼は、本当にいい人だと思います。ただ、彼からとても期待してしまう言動が数回あったのも事実で、そこにすがって希望を捨てきれない自分がいるのです。(ひなたさん、46歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 ご快癒おめでとうございます。どんな年齢であろうと、7年もだれかを好きでいられるのは人生の大成功です。失敗なんかではありません。この世でいちばん不幸なことはなにか知っていますか? だれからも好かれないことではありません。だれも好きになれないことです。だれかを好きになる気持ちは人を成長させ、豊かにします。あなたは何かのゴールに辿りつきたくてじれているようですが、おねえさんからみれば、あなたはいまこそ恋愛のただなかにいるのですよ。

 人はわがままで、せっかく好き同士たしかめあった関係を、ここが合わないあそこが嫌いだとケチをつけ、あまつさえ他の人を好きになって投げ出したりします。この世でふたり、奇跡的に愛しあえたことへの感謝をわすれてしまうのです。セックスによる絶頂や、相手を束縛して支配すること、経済的に依存したりすること、そういう「ゴール」だけに満足して感謝をわすれると、愛は消えるのです。

 なぜ恋愛ドラマや、少女漫画が「好き」の瞬間を大切にするかというと、多くの人がその甘やかな気持ちに憧れているからなんですよ。愛情を雑にして、飽きてしまって、やれ3Pだ、野外お見せファックだ、はたまた相手への支配欲がたかまりすぎて、ころして解体して食べてしまおうなんていう少女漫画は、あまりないものです。思いやりを欠いた欲望は、けっきょく空しいものだと、本当は皆知っているのです。あなたの長文メールの内容がどんなものか、しかとわかりませんが(「ころして食べたい」ではないことを祈ります)、それを無視したり嫌悪するのでなく「たしなめる」彼の態度なんて、ちょっと大人で心の広い、少女漫画のいい男そのものではないですか。

【今月のエプロンメモ】
あなたは純粋な「好き」を7年も楽しめていらっしゃる。そして彼にもっと好いてもらいたいという希望すら持てています。しあわせなことです。彼が好きなら、彼が引かずに振り向いてくれるような、もっとすてきなあなたになってごらんなさい。それが、愛が人を成長させるということです。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「65歳のじいさんと張り合ってしまう」プウ美ねえさんと考える、職場でムキにならない方法

epumemo201709

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【今回のお悩み】
「相手を心底憎んでしまいます」
 いつも誰かと張り合ってしまいます。学生時代は友人と、社会人になってからは大体職場の同僚とです。今はアルバイトの65歳のじいさんと、どちらが職場で必要とされているかで、メラメラ闘志を燃やしてしまいます(私は正社員です)。バカバカしいと思いながらもつい張り合ってしまい、相手を心底憎んでしまいます。それも一方的に。これをやめるには、どう気持ちを切り替えればいいでしょうか? プウ美ねえさん、ご教示ください!(よっしーさん、44歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 お気持ちわかります。おねえさんも、よく、ムキになります。小物のくせにすこしでも自分を大きくみせたくて、いつも必死です。闘志というものはうんと優れた目標にたいして燃やせば自分をたかめる材料になるのに、同レベルや、経験の浅い相手にムキになってしまうことも、不思議とよくあることです。ランキングをあげたかったら、友人や同僚ていどではなく、社長クラスに戦いをいどみましょう(責任は、もちません)。

 どんな集団であっても、身内で不必要な小ぜりあいをする人は、あまりありがたくないものです。とくに会社では、同僚や部下をリラックスさせ、働くことを好きにさせる、そういう人が重んじられるのではないでしょうか。ですからあなたも、失礼ながら、社内での意地の張り合いなんかで勝てなくても、ぜんぜん恥じなくてよいのです。他人を打ち負かさなくても、あなたはこんなコラムに投稿するくらい気持ちに余裕のある大きな人です。自分の仕事に全力投球できたからよし、めしがうまくてよし、録画したテレビがおもしろかったからよし、快便でよし、というように、毎日ちいさなことで満足するように心がければストレスもたまらず、しぜんと、おおらかになれます。

 もしも瞬間的に闘志に火がついてしまったときは、いちど意識を離れた場所にとばして、自分たちを舞台上の役者のように見てごらんなさい。どういう態度をとれば職場で必要とされるにふさわしいか、おのずとわかります。いちど意識をとばして冷静さを保つことができたなら、もう一段さきの「相手の気持ちを想像する」こともむずかしくありません。集団の中でこれができる人は最強です。

【今月のエプロンメモ】
そのじいさんも、20歳年長の経験を自負しているかもしれません。じいさんを競争相手ではなく、おなじ職場の戦力として認め、仲間として引き立てあうことができたなら、あなたは20年ぶんの経験値を先取りできるかもしれませんよ。ぜひチャンスをいかしてください。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
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「同級生に見せびらかすBFがいない」16歳の少女に、プウ美ねえさんが老婆心からの助言

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【今回のお悩み】
「同じ年頃の男のコに興味が持てません」
 いつもかなり年上の男性ばかりに恋してしまいます。同じ年頃の男のコにそーゆー興味が持てず、持てないなら持てないでいいのですが、社会通念上、少なくとも持っているフリはしておきたいところ。このままでは逮捕者を出しかねない勢いです。でも同世代の少年を見てもあまり賢そうには思えず、実際に話しても少しもトークが盛り上がりません。それに、夏祭りに連れて歩いて同級生に見せびらかすBFがいなくて悔しくてたまりません。プウ美ねえさん、どうか迷える子ちゃんにアドバイスを!(横溝卵子、16歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 BF……迷える子ちゃん……お言葉遣いのはしばしに16歳らしからぬ落ち着きが感じられます。情緒があってよろしい。

 思いわずらう必要はありません。これから何人も人を好きになるうちに、恋愛対象が変わることもあります。いつかあなたが望むような、見せびらかし甲斐のある恋ができる日がくるかもしれません。また、もしもおさない頃から年配の男性を対象として日ごと自慰にはげんでいたレベルのフケ専なら、それはそれで問題ありません。いまやあなたは結婚できる年齢なのですから「結婚を前提に真摯な交際をしている」と周囲に思わせさえすれば、誰とつきあっても法律にふれないのです。逮捕者もでません。うまくおやりなさい。金銭授受などが見つかると「未成年との淫行」と見なされかねません。

 「社会通念」などは捨ててお置きなさい。そんなものは時代が変われば意味をなさない曖昧なもので、人の可能性や喜びを封じ込める害悪でしかありません。したがうフリを見せる必要もありません。百年前の日本なら、16歳の少女は親にきめられた相手と結婚しているのが「ふつう」だったでしょう。よしんば「時代風俗にかんがみて一般的な結婚や家族」というものがあったとしても、「一般的な恋愛感情」などというものは、どの時代にもないのです。

 おねえさんもずっと年上好きで、最初につきあった男性は倍以上の年齢でした。けれど同年代にまったく興味がなかったわけではありません。同年代は甘やかしてくれないし、むき出しの感情でぶつかってくるし、金もなく、行動範囲もせまいと決めつけて、年上に逃げていたぶぶんがあったのです。この年代が好き、あの年代が嫌い、と頭で決めつけず、心が疼いた相手とたくさんハメておけばよかったと、50ちかくなって考えます。

【今月のエプロンメモ】
後悔をふまえてお説教めいたことを言ってしまいましたが、豊かな未来を拓いてほしいという老婆心からです。いずれにせよ、好きな対象がはっきりしているなら迷わずすすんでごらんなさい。夏祭りに素敵な年上の男性と一緒に歩いたら、それこそ同級生の羨望のまとです。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
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「高橋優と付き合いたいです」プウ美ねえさんと考える、“芸能人への恋心”をどうすべきか?

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【今回のお悩み】
「高橋優と付き合えますか?」
 高橋優が好きすぎて、「もし付き合ったら妄想」でダイエットして激痩せに成功するくらいです。どうすれば彼と付き合えますか?(ぶひょひょさん、33歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 アタックするのみです。明日はきっといい日になるとしんじて、いますぐ写真を添えてファンレターを書き、ほんとのきもちを伝えましょう。交際してもらえるかどうか、可否に○をつけられる返信用葉書を同封すると、ていねいでよろしい。

 おねえさんは、付き合うことが最終的な目標だとおもっていません。それは文字通り、相性や居心地を照らし合わせるたのしい準備期間のはずです。だから、はじめて会ったひとでも素敵だなぁとおもったら「付き合ってみませんか?」と気軽に聞きます。「まだお互いを知らないし、会ったばかりで早すぎるよ」と断わられた場合は、考え方やペースが合わなかったという良い照らし合わせの結果だとわかります。あなたのきもちが本気なら、告白を待つ必要などありません。とっとと行きましょう。もし「有名人なんて大変そう」「うまくいかないかも」という考えがよぎったら、高橋さんはあきらめて、次の男性をさがしましょう。「大変でもいい」「お付き合いなんて、うまくいかなくて当たり前」「それでもアタックしたい」というのが恋です。あなたはすでに激痩せに成功するくらい世界をおもしろく、失礼、あざやかに変える力があるのですから、あと一歩です。

 好きなものに憧れる力は、もっと評価されるべきです。それはだれにも迷惑をかけず、あなたを幸せにします。周囲をなごませ、平和にします。よのなかには「妥当な相手とつがい、社会に認められる家族を作り、経済や心身をささえあわなければ虚しい」という意見もあるかもしれません。しかし、パートナーへの不満にあけくれ、子育てに疲弊し、互いに奪ったり傷つけたりして、周囲を暗くする家族もたくさんあるのです。それよりは、相手のことを思うだけで幸せになれるような、素晴らしき日常をおくるほうがぐっと健全です。現在の日本国憲法では、公共の福祉に反しないかぎり、だれにでも幸福になる権利がみとめられていますから、安心して突き進みましょう。

【今月のエプロンメモ】
おねえさんは、ふられても2回まではアタックするようにしています。1度めは聞きまちがいや、相手がよく考えずに返事した可能性があるからです。「この間の提案だけど、その後どう?」というかんじです。3回以上聞くと、怒られたりするので気をつけましょう。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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