「ダラダラするだけの休日」に罪悪感……「風呂に入りなさい」プウ美ねえさんが助言

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

<今回のお悩み>
「無理にでも外へ出かけるべきなのでしょうか」
 会社が休みの日、何もしないまま過ごしてしまうことがあります。昼過ぎに起きて、コンビニへ食べるものを買いに行き、テレビを見ながらダラダラして、眠くなったら寝る……そうこうしているうちに、夜になり、「明日からまた仕事だ」と思うと、途方もない罪悪感に苛まれるのです。だったら、無理にでも外に出かけるべきなのでしょうか。それとも、罪悪感を覚えること自体が間違っているのでしょうか。プウ美ねえさんはどう思いますか(はなさん、30歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 貴重な自由時間を無為にすごしたという罪悪感でしょうか。時間的、体力的にハードなお仕事をしていると、休みの日は自然に活動的な気分転換をしたくなるというはなしも聞きます。おねえさんには想像もできません。もしかしたら、貴女もそんなにはつらくないお仕事をされていて、そこそこ毎日を楽しんでおられるのではないでしょうか。そうであれば、そのままでよい気もするのです。

 お悩みというのは主観的なもので、「もっとつらいひとのことを考えてみなさい」という回答はするのもされるのも好きではありませんが、あえてちょっとだけ。ほんとうに激務で、休日は寝るだけで精一杯、という状態を想像してはいかがでしょうか。とくに体の不調もなく、コンビニでの買い物やテレビ鑑賞を楽しめることが大変プレシャスに感じられますよ。また、無理をして買い物や旅行やセックスをしてもむなしく、反動が来やすいものです。何もせずゆるやかに過ごせるあなたは、ぐっと大人らしく落ち着いています。あなたが男性でタイプだったらおねえさんは寄り添って過ごしたいものです。

 おねえさんも、おつとめしていたことがあります。平日と休日で気持ちの切り替えを強要されるかんじが苦手でした。いまやどれだけ寝つづけても、どれだけダラダラしてもなにも感じません。そもそも罪の意識を感じたからといって、喜ぶひとはいないのです。それよりも早く仕事を上げろと編集者さんが言うだけです。

【今月のエプロンメモ】
もしも手っとりばやく休みの手応えを感じたかったら、風呂に入りなさい。湯をためて長風呂するのです。銭湯へ行ってもよろしい。そしてマッサージを受けなさい。ごくごく簡単に、休みを満喫したという実感がもてます。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『世界でヤろう!! おひとりホモ☆』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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SNSで「どうせ私は嫌われてる」と卑屈発言する友人……プウ美ねえさんが対処法をアドバイス

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<今回のお悩み>
「私に対しての抗議?」友人の卑屈発言に嫌気
 私の友人の話なのですが、卑屈な発言が目立ち、嫌になります。リアルで付き合いのある友達複数人が見ているSNSで「どうせ私は嫌われてるから」「誰も遊びに誘ってくれない」「私の何がダメなのだろう」「私はどうせひとりぼっち」などとツイートしており、見るたびに嫌気が差してしまいます。

 最初のうちは「嫌われてないよ」などと励ましていましたが、どんどん「私に対して抗議してるのか」と思うようになり、嫌な気持ちに。卑屈な発言が多い人って、周りに何を求めているのでしょうか。長い付き合いの友達なので、これで関係を切ってしまうのも心苦しく思っています。アドバイスお願いいたします。(あこめさん、34歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 もしただの知人ではない、好きな友達が「私は嫌われている」なんて言い出したら、おねえさんは遊びに誘います。卑屈なことを聞こえよがしに言うひとは、かまわれたくて、愛されたいだけです。文字だけの「嫌われてないよ」なんてリプライは励ましでもなんでもなく、そのかたをさらなる孤独に突き落としかねません。実際に誘ってハグでもして「一緒にいると楽しいよ」と伝えてはいかがでしょう。おねえさんも好きな友達と会う時は「会ってくれてありがとう」と声で伝えています。もちろん、サシで会いたくないような相手なら、切ってよろしい。そして実際に会ってもなお卑屈なら「そういう態度は不快だよ」と言えばいいだけです。それでも変わらなければ去りましょう。あなたが去ってもおそらくそのかたは平気なはずです。卑屈さは、それ以上貶められない場所に自分を位置づけて傷つきを防ぎ、心を安定させる行為なので、重大なSOSが混じっていない限りふつうに接して大丈夫なものです。

 微妙なのは、お友達がSNSの中でだけ卑屈な発言をしているときです。その場合、問題は勝手に不快になっているあなたの側にあります。暗部を目にしたからといって「ほんとうは嫌なひとだ」などと全体を評価しなくてもよいのですよ。おねえさんには、実生活で仲がよくてもあえてSNSで繋がっていない知人がたくさんいますし、その逆もいます。もし付き合いが長いだけの、ただの知人同士としてなごやかに関係を続けたいなら、こんどから、わざと読み忘れるようにしてごらんなさい。「忙しくて見る時間がなかった」と言えばよろしい。

【今月のエプロンメモ】
昔なら鍵付きの日記帳にかいていたようなことを、ブログやSNSでありていに晒す世の中になりました。心のほころびは誰にでもありますから無闇にフタをしたり嫌悪したりせず、じょうずに見たり見ないフリをしたりして、寛容な世の中になればいいと願うものです。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『世界でヤろう!! おひとりホモ☆』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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「一人暮らしの寂しさ」に悩むアラフォーに、プウ美ねえさんが教える生活の知恵

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「楽しい一人暮らし生活を送りたい」
 プウ美ねえさんこんにちは。いろいろありまして、昨年、十数年ぶりに一人暮らしを始めました。最初は新鮮で楽しかったのですが、徐々に寂しさを感じるようになりました。楽しい一人暮らし生活を送るためのちょっとしたアドバイスをお聞きしたいです(メルシーさん、39歳)  

【プウ美ねえさんの回答】
 寂しさもいろいろです。しばらく友達に会ってないなとか、惚れたひとが選んでくれないとか、世界中に忘れられているとか。対処は……そうですね、生きることはだいたい寂しいものだとわきまえて、時間をかけて慣れるとか。「好きなものを食べ、好きな所に行ける」「身なりに構わなくても、趣味に没頭しても怒られない」「他人のために金を使わなくてよい」という一人の利点を喜ぶか。あとはおねえさんのように枕に顔をうずめて絶叫するとか、出血しないていどに柱に頭を打ちつけて痛みで気持ちを………あぁ……、すみません。「楽しい一人暮らしのためのちょっとしたアドバイス」でしたね。おねえさんはちょっとしたことで解決できるようなライトな寂しさを経験したことがないのです。ほんとうに申し訳ありません。気を取り直して、アドバイスを。

 積極的に人と関わる精神力がおありなら、飲み屋、発展場、ハプバーに行けばよいでしょう。人と関わることでよけいに寂しさを感じるおねえさんのようなタイプのばあいは、無心になれる趣味がよいのです。手芸や運動、音楽やドラマ鑑賞などです。おすすめなのは料理と掃除です。「自分で自分の生活をきりもりしている」実感があると、寂しさの悲劇的な影はだいぶん薄くなるのです。挑戦した料理が成功したとき、一人で家電の設置や操作ができたとき、苦手な害虫の駆除ができたとき、誰かに頼れないこと由来の寂しさは消えます。動物や植物は、もともとお好きで世話が上手ならよいですが、寂しさを紛らわす目的で飼うのはおすすめしません。かれらは人間のストレスをよく吸うので、寂しさをうったえ続けるとハゲたり枯れたりします。

【今月のエプロンメモ】
寝床と、お風呂を念入りに掃除してごらんなさい。その2つがすっきり清潔だと、セックスフレンドを呼びやすく、リピーターもぐっと増えます。ご相談文章からは恋人がいるのかいないのか、どんないろいろがあったのかわかりませんが、新しい関係をみつけるためにも清潔な家はとても役立ちます。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
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「親友の不倫をやめさせたい!」アラサー女子の葛藤に、プウ美ねえさんが提案

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<今回のお悩み>
「親友がろくでもない男と不倫しています」
 高校時代からの親友(独身)が、ろくでもない既婚者の男に引っかかっています。相手の男は離婚する気は毛頭なく、親友の体目当てとしか思えません。親友にきつく当たることもあるそうです。さっさと縁を切れといっているんですが、親友は相当惚れ込んでいて、「もう関係をやめる」と言いつつ、ずるずるホテルに行っているようです。しかも「奥さんがいなかったら私と一緒になってくれていたはず」「彼は奥さんの手前、私に本気にならないように、わざと暴言を吐いて距離をつくっている」「奥さん死んでくれないかな」などと言い出す有様です。「あの男はあなたのことを愛してないよ」と言いたいのですが、傷つけるような気がして言えません……。どうしたら親友の目を覚まさせることができますか。(ケチャップ、29歳) 

【プウ美ねえさんの回答】
 確実な答えがあるところから考えましょう。いまおねえさんが考えられるのは、あなたが、あなたの気持ちをどうしたいかです。

A 彼女ののぞむようにしてほしい
B 自分ののぞまない彼女でいてほしくない
C ぐちをききたくない

A→ほうっておく
 その男がろくでもないのは確かですがそれによって親友さんが不幸かというと、そうとも言い切れません。恋はその中に没入して振り回される人こそがいちばんの勝者だからです。既婚者との恋を何十年も楽しむ人もいます。

B→正論を説く
 不倫もひとの家庭を壊す行為ですが、たとえば彼女が泥棒だったり、快楽殺人犯だったり、動物虐待の趣味があったらどこまで許せますか。見捨てる権利もあなたにはあります。「そんな男なら他にも女がいるかもね」「私があんたの不倫相手と寝たらどうおもう?」などと言えばぐっと反省を促すことができるでしょう。おそらくなごやかな友情は続けられません。

C→他の男を紹介する。遊びにつれだす。がまんできる範囲でそばにいつづける
 ひとことで目を覚まさせる魔法の言葉はありません。不倫についての話を聞かされたら、みじかくそっけなく、端的に返答しましょう。「奥さんがいなかったら……」「いるから仕方ないね」「暴言を吐くの」「そんな人間は最低だね」「奥さん死んでほしい」「夫と不倫相手を残して死ぬ妻はいないよね」。 おそらく彼女の話は繰り返されているでしょうから、その都度何度でも同じことを言ってごらんなさい。薄紙を剥ぐように恋狂いが解けて「友達を心配させた自分は最低だ、この恋はやめよう」と思うか、「せっかく不幸な恋を楽しんでいるのに」と心を閉ざすか、彼女がどう反応するかはわかりません。

【今月のエプロンメモ】
Cを選んだ場合、将来彼女が不倫を悔やんだり反省したりしたときに「だからあれほどいったでしょ」という素敵なセリフを言う権利があなたに生まれます。それはずっとそばにいた人間にしか言えません。友達づきあいは時に面倒なものですが、昔話を共有できるのが魅力です。ふんばりどころですね。

【今月のエプロンメモ】
いつか穏やかな関係になるかもしれないし、そのあとまた絶交の危機がおとずれるかもしれない。ひとの関係は、流動的だということを覚えておきましょう。親子だって絶対ではありません。「あの人は味方」「あいつは敵」などと決めつけず余裕をもつことが、ひとづきあいを楽しむコツです。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
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「親友の不倫をやめさせたい!」アラサー女子の葛藤に、プウ美ねえさんが提案

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「親友がろくでもない男と不倫しています」
 高校時代からの親友(独身)が、ろくでもない既婚者の男に引っかかっています。相手の男は離婚する気は毛頭なく、親友の体目当てとしか思えません。親友にきつく当たることもあるそうです。さっさと縁を切れといっているんですが、親友は相当惚れ込んでいて、「もう関係をやめる」と言いつつ、ずるずるホテルに行っているようです。しかも「奥さんがいなかったら私と一緒になってくれていたはず」「彼は奥さんの手前、私に本気にならないように、わざと暴言を吐いて距離をつくっている」「奥さん死んでくれないかな」などと言い出す有様です。「あの男はあなたのことを愛してないよ」と言いたいのですが、傷つけるような気がして言えません……。どうしたら親友の目を覚まさせることができますか。(ケチャップ、29歳) 

【プウ美ねえさんの回答】
 確実な答えがあるところから考えましょう。いまおねえさんが考えられるのは、あなたが、あなたの気持ちをどうしたいかです。

A 彼女ののぞむようにしてほしい
B 自分ののぞまない彼女でいてほしくない
C ぐちをききたくない

A→ほうっておく
 その男がろくでもないのは確かですがそれによって親友さんが不幸かというと、そうとも言い切れません。恋はその中に没入して振り回される人こそがいちばんの勝者だからです。既婚者との恋を何十年も楽しむ人もいます。

B→正論を説く
 不倫もひとの家庭を壊す行為ですが、たとえば彼女が泥棒だったり、快楽殺人犯だったり、動物虐待の趣味があったらどこまで許せますか。見捨てる権利もあなたにはあります。「そんな男なら他にも女がいるかもね」「私があんたの不倫相手と寝たらどうおもう?」などと言えばぐっと反省を促すことができるでしょう。おそらくなごやかな友情は続けられません。

C→他の男を紹介する。遊びにつれだす。がまんできる範囲でそばにいつづける
 ひとことで目を覚まさせる魔法の言葉はありません。不倫についての話を聞かされたら、みじかくそっけなく、端的に返答しましょう。「奥さんがいなかったら……」「いるから仕方ないね」「暴言を吐くの」「そんな人間は最低だね」「奥さん死んでほしい」「夫と不倫相手を残して死ぬ妻はいないよね」。 おそらく彼女の話は繰り返されているでしょうから、その都度何度でも同じことを言ってごらんなさい。薄紙を剥ぐように恋狂いが解けて「友達を心配させた自分は最低だ、この恋はやめよう」と思うか、「せっかく不幸な恋を楽しんでいるのに」と心を閉ざすか、彼女がどう反応するかはわかりません。

【今月のエプロンメモ】
Cを選んだ場合、将来彼女が不倫を悔やんだり反省したりしたときに「だからあれほどいったでしょ」という素敵なセリフを言う権利があなたに生まれます。それはずっとそばにいた人間にしか言えません。友達づきあいは時に面倒なものですが、昔話を共有できるのが魅力です。ふんばりどころですね。

【今月のエプロンメモ】
いつか穏やかな関係になるかもしれないし、そのあとまた絶交の危機がおとずれるかもしれない。ひとの関係は、流動的だということを覚えておきましょう。親子だって絶対ではありません。「あの人は味方」「あいつは敵」などと決めつけず余裕をもつことが、ひとづきあいを楽しむコツです。

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「反抗期の娘、愛し続けられるか不安」プウ美ねえさんが“母子関係のこじれ”に思うこと

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<今回のお悩み>
「日に日に、義妹に似てくる娘に困惑」
 私には中2の娘がいます。不登校気味ですが、私自身も学校が楽しくはなかったので、励ましつつ、無理せぬように見守っています。年頃から、母親の言動がいちいち気に障るようで、たびたび言葉の暴力を奮われていますが、母としては一過性のものだと甘んじて受ける覚悟でいました。

 ところが、最近その娘の姿形に、義妹が重なってくるのです。義妹は、私が生涯出逢った人中ワースト3に入るほど反りの合わない人で、親戚とは言え、自ら会う気には中々なれず、疎遠にしています。もちろん、娘のことはとても愛しています。ですが、反抗を繰り返し、口汚く私を罵り、日に日に義妹に似てくる娘を、愛し続けることができるのか? いつか心が折れてしまうかもしれないと思うと不安です。(紅あずまさん、42歳)  

【プウ美おねえさんの回答】
 お嬢様はいま大人同士の関係を学ぶ年頃です。イライラをぶつけたらどうなるか、思ったことを全部言ったらどうなるか、一生懸命研究しておられるのです。この時期にあばれておかないと、プウ美おねえさんのように面倒な人間になります。つとめて、なまぬるくそばにいましょう。おねえさんは野生動物が好きです。しかし飼い慣らしたいとは思いませんし、そばにいって糞や泥にまみれるのもごめんです。距離がだいじです。

 義理の妹さんとお嬢様がかさなる時は、お嬢様だけの美点を探してごらんなさい。若さとか、あなたや彼女の父君に似ているところを見ましょう。おねえさんの母親は明るい善人ですが、 意見があわずお互いイラつく存在でした。つかみあいの喧嘩もしました。 大人になってからは数年間会うのをやめましたが、その間によいところだけを思い出すことで楽になりました。いまでは会うたびに「元気でいてくれてありがとう」と言葉で伝えあう仲です。相性を乗り越えて愛せることを学べて、感謝しているものです。あなたは義理の妹さんと「距離を置く」という最善の選択ができたのですから、きっとうまくやれます。

 親の立場にこだわりすぎると、若い人を操縦したくなります。でも親は先に死ぬものです。永遠に面倒はみられません。子の親離れを喜びましょう。気分をかえて素で接してみてはどうですか。学校嫌いという共通項を思い出してガールズトークなどよいものです。無意味なガングロメイクで淡々と接し、お嬢様を不安にさせるのも一興でしょう。素手のタイマンもよいかもしれません(かならずレフェリーをつける)。お嬢様にも、あなたにも発見があるはずです。

【今月のエプロンメモ】
いつか穏やかな関係になるかもしれないし、そのあとまた絶交の危機がおとずれるかもしれない。ひとの関係は、流動的だということを覚えておきましょう。親子だって絶対ではありません。「あの人は味方」「あいつは敵」などと決めつけず余裕をもつことが、ひとづきあいを楽しむコツです。

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「ネコに好かれたい」とお悩みの方へ……プウ美ねえさんが説く「猫様の忠実な下僕」となる方法

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<今回のお悩み>
「彼氏が飼ってるネコに嫌われています」
 プウ美ねえさん初めまして。プウ美ねえさんはネコがお好きだそうですが、どうしたらネコに好かれますか? 最近できた彼氏が大のネコ好きで、ネコ(女の子)を飼っているのですが、めちゃくちゃ嫌われてます。何度も引っかかれそうになってますし、いつも怖い顔でこちらを見てきます。どうにか仲良くなりたいです。接し方のコツを教えていただけますか。(さかなちゃん、25歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 何度も引っかかれそうになっているというのは、急激に距離をつめすぎなのかもしれません。猫好きのひとは、猫がいやがることをきらいますから、一度でも機嫌をそこねたら距離をおくものです。あなたが本当に猫が好きで仲良くなりたいのかどうか、すこしの疑問をかんじつつお答えいたしますね。

 はじめは遠くに座って、なわばりに侵入したことに慣れてもらうべきだったのです。顔を見つめてはいけません。それは威嚇のサインです。つねに目をそらすか、もし目があったらゆっくりとまばたきするのが猫との初対面マナーです。怖い顔であなたを見るのは、おそらく警戒し、怯えているからです。そもそも猫は、「ただそばにいさせていただく」「美しい姿を見せていただく」「おすこやかであらせられることをことほがせていただく」ための存在です。「好かれる」などの恩寵を人間ごときが期待してはなりません。猫は何千年もかけて人間を下僕に改良した高位の存在であり、人間が野生の猫をペットにしたのではないということを肝に銘じてください。お近くをどすどす歩いたり、大きな声や甲高い声で呼ぶのも厳禁です。それは神域で騒ぐのと同じ行為です。

 忠実な下僕は、猫様の御前ですべてをさらします。彼らにとって猫様は「涙のしみこんだ枕」や「母親のおっぱい」と同様です。ですから、おねえさんは獣医以外の人間に猫様を触らせません。他家の猫様も抱きません。彼氏さんは接近を許したかもしれませんが、この際、一方的な好意だけで突っ走っては仲良くなれない、ということを知るべきです。彼氏の友達や家族といった人間に対しても同様です。それをお猫様から、謙虚に学んでごらんなさい。

【今月のエプロンメモ】
無害な下僕にたいしては、お猫様のほうから近づいてくださることもあります。第2の下僕となれるよう、あなたは毎日、お猫様のお便所をお掃除なさい。そしてお猫様のおそばにいられるように、人間のオスとの関係をなるべく長くお続けなさい。お猫様に栄光あれ。善意の下僕に平和あれ。ニャーメン。

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「私は淫乱なのではないか」と心配に……W不倫中の女性に、プウ美ねえさんが一言

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<今回のお悩み>
「この人とエッチしたら……と考える自分がいます」

 プウ美ねえさん、こんにちは。現在職場の同僚とW不倫しています。しかし最近、同じ職場の上司から食事に誘われるようになりました。誘いに乗るつもりはない一方で、「この人とエッチしたらどんな感じだろう?」と考える自分がいます。これは決してモテるという自慢などではありません。相手も私も高く見積もっても、中の下のオジさん、オバさんです。ただ、夫・彼氏以外の人とのエッチを想像する自分が淫乱なのではないかと心配なのです。近頃は、いっそ淫乱だと認めて、自分を解放してしまおうかとまで思ってしまいます。私はどうすれば良いでしょうか?(うりぼうさん、45歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 「私は淫乱か?」という問いに答えはありません。淫乱とは関係のほどあいが過ぎることですが、いまの日本に姦通罪はなく、なにをもって「ほどあい」とするかは、環境や、個人の考えで変わるからです。

 複数のセックス相手をもつことは、まわりを悲しませず、各人が納得しているかぎり問題ないことでしょう。もちろんここではお互いが幸せになることを理性的・衛生的に、平和にめざすセックスについて話しています。そのような前提ならば、性的におおらかであることはほぼほぼ美点です。いっぽうで、他人の夫であるW不倫の相手を、さりげなく「彼氏」と呼んだりするのは、おねえさん個人の感覚だとひどく乱暴で「度を超した」行為にみえます(安心してください、いまはお仕事で、お金をいただいてあなたの文章を読んでいるので、心は安らかです)。このように、淫乱の線引きはいろいろなのです。ですから、これについては、あなたが自分で折り合いをつけるしかありません。もちろん、それを公表するひつようも、ありません。

 おねえさんのまわりには、セックス好きがたくさんがいます。すてきなひとも、みぐるしいひともいます。彼らを見て「ここがいやだな」と思った点を考えてみました。嘘や裏切りなどは、おねえさんに被害が及ばないかぎりどうでもよいことです。興ざめなのは、たいして面白くもない、オチのない恋愛関係・セックス行為の報告をされることでしょうか。だれとやったとか、いく人でやったとか、自分が淫乱かどうか心配だとか。たとい仲が良かったとしても、そんなことをヒネリもなく聞かされたら、ウンザリするものです。ぜひ、周囲のひとにも喜びのおすそわけをしてほしいものです。

【今月のエプロンメモ】
だまって、好きなだけおたのしみなさい。ご自分の責任で。

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「夫と、女性の恋人がいます」二股をかける女の葛藤……プウ美ねえさんが一喝!

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<今回のお悩み>
「イスラム教の一夫多妻を参考にしていますが、これは浮気ですか?」
 浮気の定義を教えてください。既婚かつ女性の恋人がいます。夫と恋人にも話をし、2人を好きなままで今の関係を続けたいと正直に話し、夫には「人を好きという気持ちは、自分にはどうしようもない」と理解と承諾をもらい、一緒に暮らしています。恋人とは遠距離ですが「夫には承諾をもらったが、2人の関係はどうするか?」と相談し、恋愛の関係を続けることにいたしました。

 イスラム教の一夫多妻を参考に、夫と恋人を平等に扱うように接しています。ですが、日本人としてどうしても、浮気をしている気がしてしょうがありません。今の状況は浮気でしょうか。(アップルマンゴーさん、36歳) 

【プウ美ねえさんの回答】
 民法上の浮気はすでに定義されています。いまの法律では同性との肉体関係が想定されていないので、アップルマンゴーさんのしていることは、法的な不貞行為にはあたらないようです。

 それにしても、恵まれた状況なのにどうしてこんなに沈んだ文面なのでしょう。ご夫君と恋人の納得ぷりに満足していないのですか? おふたりは単純にあなたと過ごす時間を削られるのですから、手放しに喜べなくて当然です。それとも、軸であるあなたが「ひとり勝ち」になるのが後ろめたいのでしょうか? ほんらい三つ巴で愛し合えるホモの3Pですら、和やかに遂行するには気配りと体力そして体の柔軟性が必要で、全員が協力しあわないとすぐプレイが破綻します。まして、別々にくらす男女ふたりと、同時に愛を育むのは大変なことでしょう。でも、それもはじめから想定できたことですね。

 もし遠距離恋人が男性だったら、ご夫君は承諾しなかったかもしれないし、もし未婚だったら、恋人さんはあなたを独占したがったかもしれません。けれど実際には合意を得られたのです。まずはおおいに感謝すべきです。おねえさんだったら、ウジウジしながら二股なんかかけられたくありません。「イスラム教ならばこう」なんて他人の考えにたよるのはやめて、「自分ひとりの責任で、誰になんと言われても彼らを愛し続ける」と胸をはってください。それがご夫君、恋人にとっても一番重要なはずです。そしてふたりから愛されることを、うんと喜び楽しんでください。自慢しない程度に。

【今月のエプロンメモ】
イスラム教の一夫多妻制度は「それぞれの妻にたいしてついやす時間・金品に差異をつけてはならない」という厳しいもので、よほどの大金持ち以外実践がむずかしいと聞いたことがあります。おねえさんだったら、嫉妬されにくそうな「下から2番目に若い妻」くらいの位置におさまりたいものです。

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「中年女性に深入りされて困惑」女同士の“距離感”問題に、プウ美ねえさんがピシャリと助言!

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<今回のお悩み>
「隙がありすぎるからターゲットにされる?」
 初めまして。現在32歳の女です。私は「人に対して距離感の近い中年の女性を過敏にさせる空気」を出しているようで、それを消す方法があれば教えていただきたいです。職場などで年上の女性がいきなり抱きついてきたり、やたらプライベートなことを聞いてくることが時々あります。そして自分ではやんわりいなしているつもりなのですが、大体相手が突然攻撃的になり、最終的にめちゃくちゃ嫌われます。夫からは隙がありすぎるからターゲットにされるのだと言われるのですが、私のようなぼやぼやした人間が、興味のない女性から深入りされることも怒られることもなく、ただ日々を平穏に過ごしたいと思うのは厚かましい願望なのでしょうか。(M・Yさん、32歳) 

【プウ美ねえさんの回答】
 このようなご相談をされるということは、きっと1人や2人の事ではないのでしょう。あなたがどんな雰囲気なのか、そして中年の女性達はあなたに何を求めているのか、たいへん興味がわいています。子分にしたいのか? 可愛い妹のように庇護したいのか? それともあなたに共通点を見出して仲間として近づいてきたのか? こっそりお仕事場に潜入して、観察したいくらいです。

 残念ながら、好かれることをやめる方法はありません。ヒトが変わるような出来事を経ないかぎり、その空気は変わらないでしょう。ただし、攻撃されないようにすることはできます。「あなたに興味がない」と、いちばん最初の接触ではっきり伝えることです。職場でカドのたたない言い方としては「ごめんなさい、体に触らないでください」「プライベートなことは言えません」などが適当です。小声でもいいのです。真顔を。真顔が、とても効果的です。

 人間関係に正解はありません。立ち入らず距離をとるのが心地よい人もいれば、べったり構い合うのが当然、という人もいます。後者に対し「今度お茶でもしましょうね」「うふふ仲良くしてくださいね」などとやんわりいなしていると、彼らはじれて「今度っていつだよ!」「ぜんぜん仲良くし足りねぇわよ!」と怒りだします。攻撃的になるのは「ワルモノにならずに好意を拒否するなんてムシがいいんだよ! お前も傷つけ!」という気持ちからです。侵入をくいとめたければ、最初に強い気持ちと顔を見せなさい。イイヒトのまま全員と心地よい距離を保つなんて、不可能です。

【今月のエプロンメモ】
おねえさんはいつも、ヤリたい男に直球で好意を伝えます。それをドタキャン、既読スルー、フェイドアウト、ニヤニヤ笑いなどでいなされると傷つくものです。はじめに「タイプじゃないです」と言われると思いにストッパーがかかり憎むまでにいたりません。むしろ相手の勇気と正直さを尊敬できます。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『世界でヤろう!! おひとりホモ☆』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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